JP6099400B2 - 内視鏡の曇り防止システムと内視鏡の曇り防止システムの作動方法 - Google Patents

内視鏡の曇り防止システムと内視鏡の曇り防止システムの作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡に発生する曇りを防止する、内視鏡の曇り防止システムと、内視鏡の曇り防止システムの作動方法とに関する。
内視鏡の挿入部が挿入される体腔内は、例えば、温度約35℃〜約37℃、湿度約98%〜約100%という環境下にある。また、挿入部の先端部の内部は、一般的に、体腔内よりも低温である。このため、挿入部の先端部が体内に挿入された際、内視鏡と体内との温度差などにより先端部に配設されているレンズカバー(観察窓)に曇りが生じ、曇りが視野の妨げとなることがある。
このため、近年、このような曇りを防止するために、レンズカバーはヒータによって加熱されている。このヒータは、温度センサが検出するレンズカバーの温度を基に制御されている。
このような曇り防止機能を内蔵した内視鏡は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1において、ヒータや温度センサが故障した場合、加熱は強制的に停止する。
国際公開第2012/039398号
しかしながら、特許文献1において、故障の判定精度が高くなく、使用条件や使用状態において、ヒータや温度センサが故障していないにもかかわらず故障していると誤判定されてしまう虞が生じる。また誤作動を防止するために許容マージンを大きくとると、本来判定される故障が故障と判定されない虞が生じる。
本発明の目的は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、高精度に故障を判定できる内視鏡の曇り防止システムと、内視鏡の曇り防止システムの作動方法とを提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、内視鏡挿入部の先端部の内部に配設され、前記先端部の前記内部に配設されている光学部材に発生する曇りを防止するために、前記先端部の前記内部を加熱する加熱部と、前記先端部の前記内部の温度を計測する温度計測部と、前記温度計測部が計測した前記先端部の前記内部の前記温度を基に、前記加熱部の駆動を制御する制御ユニットと、を具備し、前記制御ユニットは、前記温度計測部で計測した温度変化の計測値と、前記加熱部に対する制御量を基に算出された温度変化の想定値とを比較し、前記計測値と前記想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定し、当該判定結果を所望の範囲外と判定した際に、前記加熱部を停止することを特徴とする内視鏡の曇り防止システムを提供する。
また本発明は目的を達成するために、内視鏡挿入部の先端部の内部に配設されている光学部材に発生する曇りを防止するために、前記先端部の前記内部を加熱し、前記先端部の前記内部の温度を計測し、計測した前記先端部の前記内部の前記温度を基に、加熱の駆動を制御し、計測した温度変化の計測値と、加熱に対する制御量を基に算出された温度変化の想定値とを比較し、前記計測値と前記想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定し、当該判定結果を所望の範囲外と判定した際に、加熱を停止することを特徴とする内視鏡の曇り防止システムの作動方法を提供する。
本発明によれば、高精度に故障を判定できる内視鏡の曇り防止システムと、内視鏡の曇り防止システムの作動方法とを提供することができる。
図1は、本発明に係る内視鏡の挿入部の先端部の内部構造を示す図である。 図2は、ヒータと温度センサとの構造を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る内視鏡の曇り防止システムの構成1,2を示す図である。 図4は、図3に示す構成1,2を含む第1の実施形態に係る内視鏡の曇り防止システムの構成3を示す図である。 図5Aは、正常時における温度センサの温度変化の計測値とヒータによる温度変化の想定値との関係を示す図である。 図5Bは、故障時における温度センサの温度変化の計測値とヒータによる温度変化の想定値との関係を示す図である。 図6Aは、第1の実施形態における曇り防止の動作方法を説明するフローチャートである。 図6Bは、図6Aに示す曇り防止の動作方法を含む第1の実施形態における故障の検出方法を説明するフローチャートである。 図7Aは、第2の実施形態に係る内視鏡の曇り防止システムの構成を示す図である。 図7Bは、第2の実施形態に係る曇り防止の動作方法を含む第2の実施形態における故障の検出方法を説明するフローチャートである。 図8Aは、第3の実施形態に係る内視鏡の曇り防止システムの構成を示す図である。 図8Bは、第3の実施形態に係る温度センサの温度変化の計測値とヒータによる温度変化の想定値との関係を示す図である。 図8Cは、第3の実施形態に係る曇り防止の動作方法を含む第2の実施形態における故障の検出方法を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1と図2と図3と図4と図5Aと図5Bと図6Aと図6Bとを参照して第1の実施形態について説明する。なお一部の図面では、図示の明瞭化のために、部材の図示を省略している。
[内視鏡の先端部10aの構成]
図1に示すように、図示しない内視鏡は、挿入部10を有している。挿入部10の先端部10aは、照明光を導光して観察対象物に照明光を照射するライトガイド20と、観察対象物を撮像する撮像ユニット30と、撮像ユニット30を保持する鏡枠40と、鏡枠40に配設され、撮像ユニット30のレンズ33を駆動してフォーカスやズームを実施する駆動素子50とを有している。
ライトガイド20は、挿入部10と内視鏡の図示しない操作部と内視鏡の図示しないユニバーサルコードとを介して内視鏡の図示しない接続コネクタにまで挿通している。この接続コネクタが図示しない光源装置と接続することで、ライトガイド20は光源装置と接続し、光がライトガイド20に供給される。そしてライトガイド20は、照明光をライトガイド20の先端部から外部に向けて出射する。
撮像ユニット30は、先端部10aの先端面から外部に向けて露出するように先端部10aの内部に配設されているレンズカバー31と、レンズカバー31よりも後方に配設されているレンズ33と、レンズ33よりも後方に配設されている撮像素子35と、撮像素子35と接続し、撮像素子35に電力を供給し、撮像素子35を制御する制御信号を撮像素子35に送信すると共に、撮像素子35で撮像された映像信号を伝送する撮像ケーブル37とを有している。
撮像ケーブル37は、挿入部10と操作部とユニバーサルコードとを介して接続コネクタにまで挿通している。この接続コネクタが内視鏡を制御する図示しない制御装置と接続することで、撮像ケーブル37は制御装置と接続し、撮像素子35を駆動させる電力や制御信号が撮像ケーブル37に供給される。そして撮像ケーブル37は、撮像素子35に電力や制御信号を供給する。また、この接続コネクタが制御装置と接続することで、撮像素子35で撮像した映像信号は制御装置に伝送される。
なお、レンズカバー31が配設されず、レンズ33が先端部10aの先端面から外部に向けて直接露出されていてもよい。以下の説明では、体腔内などに挿入されたときに曇りが防止される先端部10aのレンズカバー31とレンズ33との少なくとも一方を光学部材と称する。光学部材は、例えば、先端部10aの先端面から外部に向けて露出するように先端部10aの内部に配設されていればよい。
駆動素子50は、例えば、モータなどである。駆動素子50は、駆動素子50に電力を供給し、駆動素子50を制御する駆動信号を駆動素子50に送信する駆動ケーブル51と接続している。
駆動ケーブル51は、挿入部10と操作部とユニバーサルコードとを介して接続コネクタにまで挿通している。この接続コネクタが図示しない制御装置と接続することで、駆動ケーブル51は制御装置と接続し、駆動素子50が駆動する電力や制御信号が駆動ケーブル51に供給される。そして駆動ケーブル51は、駆動素子50に電力や制御信号を供給する。
鏡枠40は、例えば円筒状の部材によって形成されており、円筒内に撮像ユニット30を収容している。
また図1に示すように、先端部10aは、ライトガイド20と鏡枠40とを保持する内枠60と、内枠60を覆い、先端部10aの最外層として形成される外枠70とをさらに有している。
内枠60は例えば金属によって形成され、外枠70は例えば樹脂によって形成されている。
[光学部材の曇り]
前述した先端部10aを有する内視鏡は、通常、温度や湿度が管理された環境下、例えば処置室等に設置されている。このため、先端部10aは、使用前において、このような温度や湿度にさらされている。挿入部10が体腔内に挿入された際、例えば、室温と体温との温度差や、体腔内の高湿度環境(湿度約98〜約100%)等によって、レンズカバー31などの光学部材に曇りが発生し、撮像視野が著しく低下してしまう。
[内視鏡の曇り防止システム100の構成1(ヒータ110と温度センサ120)]
このため、図1と図2と図3と図4とに示すように、内視鏡と、内視鏡を制御する図示しない制御装置とは、内視鏡の曇りを防止する内視鏡の曇り防止システム100を搭載している。曇り防止システム100は、例えば鏡枠40に配設され、レンズカバー31などの光学部材に発生する曇りを防止するために鏡枠40を介してレンズカバー31を含む先端部10aの内部を加熱する加熱部に含まれるヒータ110と、例えば鏡枠40に配設され、鏡枠40を介してレンズカバー31を含む先端部10aの内部の熱量情報を計測する温度計測部である温度センサ120とを有している。熱量情報については、後述する。
図2に示すように、例えばヒータ110の背面と温度センサ120の背面とは、熱伝導が高い接着剤131によって鏡枠40の外周面に接合している。なお図1に示すように、ヒータ110と温度センサ120とは、先端部10aの内部に配設されていればよい。また図1と図2とに示すように、ヒータ110と温度センサ120とは、フレキシブル基板133に表面実装技術等によって実装されている。ヒータ110と温度センサ120とは、フレキシブル基板133に実装されるヒータユニット140として形成される。フレキシブル基板133は、フレキシブル基板133を介してヒータ110と温度センサ120とに電力や制御信号を供給及び温度センサ120での検出データを伝送する図示しないケーブルと接続している。このケーブルは、挿入部10と操作部とユニバーサルコードとを介して接続コネクタにまで挿通している。この接続コネクタが制御装置と接続することで、ケーブルは制御装置と接続し、ヒータ110と温度センサ120とが駆動する電力や制御信号がヒータ110と温度センサ120とに供給される。そしてケーブルは、ヒータ110と温度センサ120とに電力や制御信号を供給する。また、この接続コネクタが制御装置と接続することで、温度センサ120で検出された温度データは、制御装置に伝送される。
図1と図2とに示すように、例えば、ヒータ110は、先端部10aの長手軸方向において、温度センサ120と隣り合うように配設されている。例えば、ヒータ110は、温度センサ120に対して所望する間隔離れて配設されている。例えば、ヒータ110は、温度センサ120よりもレンズカバー31(先端部10aの表面)から離れて配設されている。なおヒータ110と温度センサ120との配設位置は互いに逆であってもよいし、ヒータ110と温度センサ120との位置関係は特に限定はされない。
[ヒータ110]
ヒータ110は、例えば、レンズカバー31を体温よりも高く、且つ生体組織に熱傷を起こさない程度の温度に、先端部10aの内部を加熱する。この温度は、例えば、約38℃以上42℃以下となっている。
図2に示すようにヒータ110は、例えば、発熱チップ111を有している。この発熱チップ111は、例えば、セラミック製の基板113と、基板113上に配設される金属抵抗115と、基板113上に配設され、金属抵抗115と電気的に接続しているパッド117とによって形成されている。金属抵抗115は薄膜状やペースト状に形成されており、パッド117は電流導入端子として形成されている。
[温度センサ120]
温度センサ120が計測する先端部10aの内部の熱量情報とは、例えば、ヒータ110の発熱量を基に形成される先端部10aの内部の温度を示す。温度センサ120は、例えば、発熱チップ111と同様にセラミック製の基板を基体としたものや、バルクからなるサーミスタなどによって、形成されている。
[内視鏡の曇り防止システム100の構成2・制御ユニット150]
また図3と図4とに示すように、曇り防止システム100は、温度センサ120が計測した先端部10aの内部の熱量情報を示す温度を基に、ヒータ110の駆動を制御する制御ユニット150をさらに有している。制御ユニット150は、例えば、内視鏡とは別体である。制御ユニット150は、例えば、内視鏡のユニバーサルコードと接続し、内視鏡を制御する図示しない制御装置に配設されている。
図3と図4とに示すように、制御ユニット150は、温度センサ120が計測した先端部10aの内部の実際の温度を取得する温度取得部151と、ヒータ110が駆動するために必要な電力(以下、ヒータ駆動電力と称する)をヒータ110に出力する電力出力部153とを有している。
また図3と図4とに示すように、制御ユニット150は、温度取得部151が取得した温度と予め設定されている目標温度との差を算出し、算出した差を基に差が解消されるようなヒータ駆動電力を算出し、電力出力部153がこの算出されたヒータ駆動電力をヒータ110に出力するように電力出力部153を制御する制御部155とをさらに有している。目標温度は、例えば、光学部材を加熱することによってレンズカバー31などの光学部材の曇りを防止する温度であり、先端部10aの最外部である外枠70における温度が生体組織に熱傷を起こさない程度の温度以下の温度を示す。なお目標温度は、例えば制御ユニットによって、例えば適宜所望に調整可能である。また目標温度は、例えば、制御ユニットに配設されている図示しない記録部に予め記録されている。
温度取得部151が取得した取得結果である温度は、図示しない記録部に記録される。温度取得部151は、例えば、所望するタイミングや所望する期間、温度を取得する。
温度センサ120によって計測された温度は制御ユニット150にフィードバックされ、フィードバックが繰り返されることで、ヒータ110の加熱温度が目標温度に設定されるように、先端部10aの内部の温度は高精度に制御されている。ヒータ110の制御方法には、例えば、ON−OFF制御、PWM制御、PID制御などが挙げられる。
[曇り防止システム100の故障の一例]
曇り防止システム100の故障の一例として、例えば、温度センサ120が故障することが挙げられる。この故障は、例えば、温度センサ120の経時的な劣化や、例えば静電気などの外的要因による温度センサ120の破損などを含む、温度センサ120の特性が変化することを示す。これにより、先端部10aの内部の実際の温度と、温度センサ120が計測した温度(温度取得部151が取得した温度)とに差が生じる。
前記したように、制御部155は、温度取得部151が取得した温度を基にヒータ駆動電力を算出する。このため、温度センサ120が計測した温度が先端部10aの内部の実際の温度と異なると、ヒータ110は、目標温度以上に先端部10aの内部を加熱したり、目標温度以下に先端部10aの内部を加熱する虞が生じる。
また故障の一例として、例えば、ボイドが接着剤131に発生したり、ヒータ110や温度センサ120が鏡枠40から部分的に剥がれることが挙げられる。これにより、鏡枠40とヒータ110との間と、鏡枠40と温度センサ120との間において、熱伝導特性に変化が生じる。よって、ヒータ110から発生する熱が鏡枠40に伝達されない虞が生じ、また温度センサ120は先端部10aの内部の実際の温度を計測しない虞が生じる。そして、前記したように、ヒータ110は、目標温度以上に先端部10aの内部を加熱したり、目標温度以下に先端部10aの内部を加熱する虞が生じる。
また故障の一例として、例えば、ヒータ110が故障することが挙げられる。この故障は、例えば、ヒータ110の経時的な劣化や、例えば静電気などの外的要因によるヒータ110の破損などを含む、ヒータ110の特性が変化することを示す。
[内視鏡の曇り防止システム100の構成3]
このため、曇り防止システム100は、先端部10aの内部の熱量情報を基に、ヒータ110の動作特性と温度センサ120の動作特性とを判定し、判定結果が所望の範囲外と判定した際に、例えばヒータ110を停止する。熱量情報は、前記したように、例えば、ヒータ110の発熱量を基に形成される。発熱量は、例えば、先端部10aの内部の温度に影響する。ヒータ110の発熱量は、制御時間と、ヒータ110に対する制御電力とを積算した積算値、つまり制御電力の時間積分を基に形成される。なお、電圧や電流などのヒータ110に対する制御量が他のパラメータを用いて制御電力に変換されることで、同様に発熱量を求めることができる。つまり、ヒータ110の発熱量は、制御時間と、ヒータ110に対する制御量とを積算した積算値を基に形成される。ヒータ110に対する制御電力は、例えば、ヒータ110が駆動するために必要なヒータ駆動電力となっている。
詳細には、図4に示すように、曇り防止システム100の制御ユニット150は、温度取得部151が取得した計測温度を基に、所望時間における温度変化の計測値を算出する温度計測値算出部157を有する。この計測温度は、温度センサ120が実際に計測した温度を示す。
また制御ユニット150は、制御時間と、ヒータ駆動電力とを所望時間に渡って積算してヒータ110の発熱量(積算値)を算出する発熱量算出部159と、発熱量算出部159が算出したヒータ110の発熱量(積算値)を基に、所望時間におけるヒータ110の温度変化の想定値を算出する温度想定値算出部161とをさらに有する。
また制御ユニット150は、計測値と想定値とを比較し、計測値と想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定する比較判定部163と、比較判定部163が計測値と想定値との差が所望する範囲に収まっていないと判定し、制御部155がヒータ110と温度センサ120とを停止する際、停止する旨の警告を表示する表示部165をさらに有している。
[温度計測値算出部157]
温度計測値算出部157において、温度変化の計測値とは、例えば、温度A1と温度A2との差を示す。前記したように、温度取得部151は、所望するタイミングで温度を取得する。温度取得部151が温度を取得する時間をtとしたとき、t=0は、温度取得部151が最初に温度を取得するタイミングを示す。温度A1は、このときの温度を示し、実測値である。またこの時から所望する時間経過Tし、t=Tは、温度取得部151が最初に温度を取得してから所望する時間経過してから温度を取得したタイミングを示す。温度A2は、このときの温度を示し、実測値である。
このように計測値とは、計測した温度A1と計測した温度A2との差である実測値である。言い換えると、計測値とは、温度取得部151が温度計測部から取得した先端部10aの内部の温度A1,A2を基に算出された所望時間における温度変化の実測値である。
なお温度取得部151が最初に温度を取得するタイミングは、例えば、加熱スタート直後や、加熱スタートしてから一定期間経過した所望するタイミングであってもよく、所望に調整可能である。
[発熱量算出部159]
発熱量算出部159は、例えば、電力出力部153または制御部155からヒータ駆動電力を受けて、発熱量を算出する。また発熱量算出部159は、前記したtと同期して、ヒータ110の発熱量を算出する。つまり、発熱量算出部159は、t=0からt=Tの間にヒータ110で発生した発熱量(積算値C)を算出する。発熱量算出部159が算出したヒータ110の発熱量は、図示しない記録部に記録される。
なお先端部10aの内部構造が予め決定されていれば、所望時間における先端部10aの温度変化はヒータ110の発熱量を基に想定される。
[温度想定値算出部161]
温度想定値算出部161において、想定値は、ヒータ駆動電力を基に算出された所望時間における温度変化の想定した値を示す。本実施形態では、想定値は、積算値Cを基に算出された所望時間における温度変化の想定値を示す。
温度想定値算出部161において、ヒータ110の発熱量を温度変化に変換するための変換係数は、例えば、先端部10aの構造の物性値から理論的に求めることも可能であるし、実験的に求めることも可能である。変換方法は、近似式や変換テーブルなどの一般的な方法を用いることも可能である。
[比較判定部163]
比較判定部163において、所望する範囲は、測定誤差や外乱等による変動を考慮して、所望に調整可能である。
比較判定部163が計測値と想定値との差が所望する範囲に収まっていると判定した場合、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120とは正常であると判定し、判定結果を制御部155に出力する。制御部155は、この判定結果をうけて、温度取得部151が取得した温度(計測値)と予め設定されている目標温度との差を算出し、ヒータ駆動電力を算出し、電力出力部153を制御し、さらにヒータ110と温度センサ120とを制御する。
比較判定部163が計測値と想定値との差が所望する範囲に収まっていないと判定した場合、比較判定部163は、計測値が先端部10aの内部の実際の温度と乖離しており、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障していると判定し、判定結果を制御部155に出力する。制御部155は、この判定結果をうけて、例えばヒータ110と温度センサ120とを停止する。
このように曇り防止システム100は、計測値と想定値とを比較し、計測値と想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定することで、ヒータ110の動作特性と温度センサ120の動作特性とを判定する。動作特性は、例えば、正常か故障かを示す。曇り防止システム100は、この判定を、内視鏡が使用される前に、または内視鏡が使用されている際において常時、実施する。
[時間tとヒータ駆動電力との関係]
次に、図5Aと図5Bとを参照して、時間tと、ヒータ駆動電力との関係について説明する。
t=0において、温度センサ120は先端部10aの内部の温度の計測をスタートし、温度取得部151は温度の取得をスタートする。さらに、制御部155は、温度取得部151が取得した温度と予め設定されている目標温度との差を算出する。そして、制御部155は、算出した差を基に、差が解消されるようなヒータ駆動電力を算出する。
例えば、先端部10aの温度が十分低い場合、設定された最大の発熱量をヒータ110が出力するために、設定された最大(一定)のヒータ駆動電力が電力出力部153からヒータ110に供給される。そして、ヒータ110は、先端部10aの内部を加熱する。
所望時間経過すると(t=T1)、内部は十分暖められ、差が小さくなる。そして制御部155は、差が小さくなることを算出する。これに伴い、ヒータ110の発熱量を抑える必要が生じる。よって、制御部155は、前記した一定のヒータ駆動電力よりも少ないヒータ駆動電力を算出し直す。そしてこのヒータ駆動電力が電力出力部153からヒータ110に供給される。この場合、例えば、電力出力部153からヒータ110へのヒータ駆動電力の供給量は、徐々に低下する。
[ヒータ駆動電力と、ヒータ110の発熱量と、計測値と、想定値との関係]
次に図5Aと図5Bとを参照して、ヒータ駆動電力と、ヒータ110の発熱量と、計測値と、想定値との関係について説明する。
図5Aと図5Bとに示すように、前記において、0<t<T1まで、ヒータ駆動電力は一定であるため、ヒータ110の発熱量である積算値は、時間が経過するにつれて、一定の傾きで上昇する。
そして図5Aと図5Bとに示すように、T1<tにおいて、ヒータ駆動電力は徐々に低下するため、ヒータ110の発熱量である積算値は、所望時間経過するたびに、0<t<T1の時の傾きよりも小さい傾きで上昇する。
図5Aと図5Bとに示すように、前記において、ヒータ110の温度変化の想定値も、ヒータ110の発熱量と略同様の傾きで上昇する。
また図5Aに示すように、前記において、ヒータ110の温度変化の計測値は、ヒータ110の発熱量と略同様の傾きで上昇する。
図5Aに示すように計測値と想定値との差はない、言い換えると計測値が想定値と一致する場合、または、計測値と想定値との差は微小となる場合、差は、所望する範囲に収まっており、計測値が先端部10aの内部の実際の温度と等しいと判定される。よって、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120とが正常であると判定する。
図5Bに示すように、計測値と想定値との差が大きく生じた場合、差は、所望する範囲に収まっておらず、先端部10aの内部の実際の温度に乖離が生じていると判定される。よって、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障していると判定する。
[作用1]
次に本実施形態における曇り防止の動作方法について、図6Aに示すフローチャートを参照して説明する。
温度センサ120は、先端部10aの内部の温度を計測する(Step11)。
次に、温度取得部151は、温度センサ120が計測した先端部10aの内部の温度を取得する(Step12)。
次に、制御部155は、温度取得部151が取得した温度と予め設定されている目標温度との差を算出する(Step13)。
次に、制御部155は、算出した差を基に、差が解消されるようなヒータ駆動電力を算出する(Step14)。
次に、制御部155は、制御部155によって算出されたヒータ駆動電力を電力出力部153がヒータ110に出力するように、電力出力部153を制御する。電力出力部153はヒータ駆動電力をヒータ110に出力し、ヒータ110は先端部10aの内部を加熱する(Step15)。そしてStep11に戻る。
Step11乃至Step15の動作は、繰り返し実行され、レンズカバー31などの光学部材において曇りの発生は防止される。
[作用2]
次に本実施形態における曇り防止の動作方法を含むヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方の故障の検出方法について、図6Bに示すフローチャートを参照して説明する。図6Aに示す作用1と同じStepには、同じ番号を付している。
温度センサ120は、先端部10aの内部の温度A1を計測する(Step11)。
次に、温度取得部151は、温度センサ120が計測した先端部10aの内部の温度A1を取得する(Step12)。
次に、制御部155は、t=0であるか否かを、判定する(Step21)。
t=0である場合(Step21:Yes)、記録部は温度取得部151が取得した温度A1を記録する(Step22)。t=0ではない場合(Step21:No)、Step23に進む。
次に、制御部155は、t=Tであるか否かを、判定する(Step23)。
t=Tではない場合(Step23:No)、時間tが経過する(Step24)。
次に、制御部155は、温度取得部151が取得した温度と予め設定されている目標温度との差を算出する(Step13)。
次に、制御部155は、算出した差を基に、差が解消されるようなヒータ駆動電力を算出する(Step14)。
次に、発熱量算出部159は、ヒータ駆動電力と温度制御の1サイクルの経過時間から当該サイクルにおける発熱量を算出し、記録部の前サイクルまでの発熱量に積算し、記録部は積算値Cを更新する(Step25)。
次に、制御部155は、制御部155によって算出されたヒータ駆動電力を電力出力部153がヒータ110に出力するように、電力出力部153を制御する。電力出力部153はヒータ駆動電力をヒータ110に出力し、ヒータ110は先端部10aの内部を加熱する(Step15)。
これによりレンズカバー31などの光学部材において曇りの発生は防止される。
次に、所望する時間Tが経過した場合、Step11に戻り、温度センサ120は、先端部10aの内部の温度を計測する(Step11)。
次に、温度取得部151は、温度センサ120が計測した先端部10aの内部の温度を取得する(Step12)。
前記したように、所望する時間Tが経過しているため、t=Tとなる。よって、Step11,12において、温度センサ120はこの時間Tにおける温度A2を計測することとなり、温度取得部151はこの時間Tにおける温度A2を取得することとなる。
次にt=Tであるため(Step21:No,Step23:Yes)、記録部は温度取得部151が取得した温度A2を記録する(Step26)。
次に、温度計測値算出部157は、温度A1と温度A2との差を示す温度変化の計測値を算出する(Step27)。
次に、温度想定値算出部161は、発熱量算出部159が算出したヒータ110の発熱量(積算値C)を基に、所望時間におけるヒータ110による温度変化の想定値を算出する(Step28)。
次に、比較判定部163は、温度変化の計測値と温度変化の想定値とを比較し、温度変化の計測値と温度変化の想定値との差が所望する範囲内に収まっているか否かを判定する(Step29)。
比較判定部163が計測値と想定値との差が所望する範囲に収まっていないと判定した場合(Step29:No)、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障していると判定し、判定結果を制御部155に出力する。制御部155は、この判定結果をうけて、例えばヒータ110と温度センサ120とを停止する。同時に、表示部165は、停止する旨の警告を表示する(Step30)。
比較判定部163が計測値と想定値との差が所望する範囲に収まっていると判定した場合(Step29:Yes)、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120とは正常に動作していると判定する。そして、故障判定の1サイクルを区切るために、制御部155は、t=0と制御する。(Step31)。
そして、Step13に進む。
なお、Step13の後、前記したように、Step14、Step25、Step15と順に進み、Step11に戻る。前記したように、Step31において、t=0となっているため、Step11では温度センサ120は温度A1を計測し、Step12では温度取得部151は温度A1を取得し、Step21、Step22、Step23と順に進み、前記したような動作を繰り返す。
前記した動作は、内視鏡が使用される前に、または内視鏡が使用されている際において常時、繰り返し実行される。これにより、内視鏡が使用される前に、または内視鏡が使用されている際において常時、レンズカバー31などの光学部材において曇りの発生は防止され、同時にヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方の故障が検出される。
[効果]
このように本実施形態では、Step29において、比較判定部163は、温度変化の計測値と温度変化の想定値とを比較し、計測値と想定値との差が所望する範囲内に収まっているか否かを判定する。これにより、本実施形態では、高精度に、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障しているか正常に動作しているかを検出できる。
また本実施形態では、Step13において、制御部155は、温度取得部151が取得した温度と予め設定されている目標温度との差を算出する。また本実施形態では、Step14において、制御部155は、算出した差を基に、差が解消されるようなヒータ駆動電力を算出する。これにより本実施形態では、前記した故障を検出すると同時に、レンズカバー31などの光学部材において曇りが発生することを防止できる。
また本実施形態では、熱量情報はヒータ110の発熱量を基に形成されており、この発熱量は、時間とヒータ駆動電力とを積算した積算値を基に形成されている。これにより、本実施形態では、想定値を高精度に算出でき、計測値と想定値との差を高精度に算出でき、確実且つ高精度に、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障しているか正常に動作しているかを検出できる。
また本実施形態では、内視鏡が使用される前に判定を実施することで、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障しているか正常に動作しているかを内視鏡が使用される前に検出できる。また本実施形態では、内視鏡が使用されている際において常時判定を実施することで、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障しているか正常に動作しているかを内視鏡が使用されている際に常に判定できる。
なお本実施形態では、発熱量算出部159は制御量に含まれるヒータ駆動電力と所望時間とを積算してヒータ110の発熱量(積算値)を算出するが、これに限定する必要はない。ヒータ110の抵抗温度係数が十分小さい場合、制御量は、ヒータ110へ印加する電圧、ヒータ110へ印加する電流、またはヒータ110の抵抗値を含んでいてもよい。このように制御量は、電力と電圧と電流とのいずれか1つを有する。積算部は、電力と電圧と電流とのいずれか1つと、所望時間とを積算して、ヒータ110の発熱量に相当する積算値を算出してもよい。
また所望時間において、例えばヒータ駆動電力が大きい場合、言い換えるとヒータ110の発熱量(積算値)が大きくなる場合、所望時間は短くてもよい。また例えばヒータ駆動電力が小さい場合、言い換えるとヒータ110の発熱量(積算値)が小さくなる場合、所望時間は長くすればよい。これにより、本実施形態では、判定誤差を効率的に低減できる。
[第2の実施形態]
[構成]
本実施形態では、図7Aと図7Bとを参照し、以下に、第1の実施形態の構成とは異なる構成のみ説明する。
[本実施形態における曇り防止システム100の故障の一例]
故障の一例として、例えば、ヒータ110が故障することが挙げられる。この故障は、例えば、ヒータ110の経時的な劣化や、例えば静電気などの外的要因によるヒータ110の破損などを含む、ヒータ110の特性、例えば抵抗値が変化することを示す。このとき、ヒータ110によって加熱された先端部10aの加熱状態と、温度センサ120が計測した温度とは、正常状態と略同一である。よって、ヒータ110がヒータ駆動電力によって制御されている場合、ヒータ110は、故障せず、正常に動作しているように振る舞う。しかしながら、ヒータ110に印加する電圧値や電流値とは、正常状態から変化するため、ヒータ110が電流や電圧によって制御されている場合、ヒータ110は所望する性能を発揮しない虞が生じる。このようなヒータ110の故障は加速度的に状態が悪化するため、初期状態において故障を検知することが望ましい。
そこで、ヒータ110が抵抗発熱型である場合、ヒータ110が故障すると、ヒータ110の抵抗特性が変化する。例えば抵抗値が故障によって上昇したとしても、ヒータ110に供給されるヒータ駆動電力で制御している場合、ヒータ110の抵抗値に関係なく、故障したヒータ110の発熱量は正常時と同一となる。
このため、第1の実施形態において、温度変化の想定値がヒータ110の発熱量(積算値)を基に算出されても、温度変化の想定値は、正常時と故障時とで同一となる虞が生じる。よって、比較判定部163は、温度変化の計測値と温度変化の想定値とを比較しても、故障であっても正常であると判定する虞が生じる。
しかし、ヒータ110に供給されるヒータ駆動電力が変化しなくても、ヒータ110へ供給される電圧値または電流値は、ヒータ110の抵抗値の変化によって、変化する。本実施形態では、例えばこの点に注目している。
[内視鏡の曇り防止システム100の構成]
このため、図7Aに示すように、曇り防止システム100は、電力出力部153からヒータ110へ供給される電圧の実際値を取得する電圧取得部167と、制御量に含まれる例えばヒータ駆動電力と熱量情報に含まれる温度取得部151が取得した温度とを基に、電力出力部153からヒータ110へ供給され、現在のヒータ駆動電力及び温度に適切な電圧の想定値を算出する電圧想定値算出部169とをさらに有している。実際値は、電圧の実測値である。
また本実施形態の比較判定部163は、電圧の実際値と電圧の想定値との差を比較し、電圧の実際値と電圧の想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かをさらに判定する。比較判定部163において、所望する範囲は、測定誤差や外乱等による変動を考慮して、所望に調整可能である。
比較判定部163が温度変化の計測値と温度変化の想定値との差が所望する範囲内に収まっており、且つ電圧の実際値と電圧の想定値との差が所望する範囲に収まっていると判定した場合、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120とは正常であると判定し、判定結果を制御部155に出力する。制御部155は、この判定結果をうけて、前記したように、温度取得部151が取得した温度と予め設定されている目標温度との差を算出し、ヒータ駆動電力を算出し、電力出力部153を制御し、さらにヒータ110と温度センサ120とを制御する。
比較判定部163が温度変化の計測値と温度変化の想定値との差が所望する範囲内に収まっており、且つ電圧の実際値と電圧の想定値との差が所望する範囲に収まっていないと判定した場合、比較判定部163は、ヒータ110が故障していると判定し、判定結果を制御部155に出力する。制御部155は、この判定結果を基に、ヒータ110と温度センサ120とを停止する。
比較判定部163が温度変化の計測値と温度変化の想定値との差が所望する範囲内に収まっていないと判定した場合、比較判定部163は、ヒータ110もしくは温度センサ120が故障していると判定し、判定結果を制御部155に出力する。制御部155は、この判定結果を基に、ヒータ110と温度センサ120とを停止する。
つまり曇り防止システム100は、ヒータ110への電圧の実際値と、熱量情報を基に算出される電圧の想定値とを比較し、電圧の実際値と電圧の想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定することで、ヒータ110の動作特性と温度センサ120の動作特性とを判定する。動作特性は、例えば、正常か故障かを示す。曇り防止システム100は、この判定を、内視鏡が使用される前に、または内視鏡が使用されている際において常時、実施する。
[作用]
次に本実施形態における曇り防止の動作方法を含むヒータ110の故障を高精度に検出する方法について、図7Bに示すフローチャートを参照して説明する。
Step11乃至Step15、Step21乃至Step31の動作は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図7Bに示すように、Step11の動作と、Step12の動作と、Step21の動作とが順に実施される。
Step21:Yesの場合、Step22の動作と、Step23の動作とが順に実施される。Step21:Noの場合、Step23の動作が実施される。
Step23:Noの場合、Step24の動作と、Step13の動作と、Step14の動作と、Step25の動作と、Step15の動作とが順に実施され、Step11に戻る。
Step23:Yesの場合、Step26の動作と、Step27の動作と、Step28の動作と、Step29の動作とが順に実施される。Step29:Noの場合、Step30の動作が実施される。
図7Bに示すように、Step29:Yesの場合、電圧取得部167は、電力出力部153からヒータ110へ供給される電圧の実際値を取得する(Step41)。
次に、電圧想定値算出部169は、ヒータ駆動電力を基に、電圧の想定値を算出する(Step42)。
次に、ヒータ110の抵抗温度係数が比較的大きい場合、温度に応じて抵抗値が変化する。このため、温度取得部151が取得した温度を基に、正常状態における電圧値に補正をかけることで、温度変化による抵抗値変化と、特性変化による抵抗値変化とを切り分ける。
なおヒータ110の抵抗温度係数による抵抗値変化が内視鏡が使用される温度帯で無視できる程度に小さい場合、温度情報を用いて補正をかける必要はない。補正は、例えば電圧想定値算出部169によって実施される(Step43)。
次に、比較判定部163は、電圧の実際値と電圧の想定値とを比較し、実際値と想定値との差が所望する範囲内に収まっているか否かを判定する(Step44)。
比較判定部163が実際値と想定値との差が所望する範囲に収まっていないと判定した場合(Step44:No)、比較判定部163は、ヒータ110が故障していると判定し、判定結果を制御部155に出力する。制御部155は、この判定結果をうけて、ヒータ110と温度センサ120とを停止する。同時に、表示部165は、停止する旨の警告を表示する(Step45)。
比較判定部163が実際値と想定値との差が所望する範囲に収まっていると判定した場合(Step29:Yes)、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120とは正常に動作していると判定する。そして、Step31に進む。
[効果]
このように本実施形態では、Step44において、比較判定部163は、電圧の実際値と電圧の想定値とを比較し、実際値と想定値との差が所望する範囲内に収まっているか否かを判定する。これにより、本実施形態では、さらに高精度に、ヒータ110が故障しているか正常に動作しているかを検出できる。
なお本実施形態では、電圧値を一例として説明したが、これに限定する必要はなく、電流値を用いてもよい。つまり曇り防止システム100は、ヒータ110への電流の実際値と、熱量情報を基に算出される電流の想定値とを比較し、電流の実際値と電流の想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定することで、ヒータ110の動作特性と温度センサ120の動作特性とを判定する。動作特性は、例えば、正常か故障かを示す。曇り防止システム100は、この判定を、内視鏡が使用される前に、または内視鏡が使用されている際において常時、実施する。なお実際値は、制御量、つまり電力や電圧や電流の実測値であってもよい。
このように曇り防止システム100は、ヒータ110への制御量に含まれる電圧または電流の実際値と、制御量に含まれるヒータ駆動電力と熱量情報に含まれる温度取得部151が取得した温度とを基に算出される制御量に含まれる電圧または電流の想定値とを比較し、実際値と想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定することで、ヒータ110の動作特性と温度センサ120の動作特性とを判定する。
[第3の実施形態]
[構成]
本実施形態では、図8Aと図8Bと図8Cとを参照し、以下に、第1の実施形態の構成とは異なる構成のみ説明する。
本実施形態では、加熱部は、ヒータ110と、先端部10aの内部に配設された発熱源180とを有している。発熱源180は、例えば、光源部材であるライトガイド20と、撮像ユニット30と、撮像ユニット30を駆動する駆動部材である駆動素子50との少なくとも1つを有している。発熱源180は、例えば光源装置や制御装置などの発熱源制御ユニット190によって制御される。また、先端部10aからの放熱も負の発熱源として考えることができる。この場合、本実施形態の温度センサ120が計測する先端部10aの内部の熱量情報とは、例えば、ヒータ110の発熱量と、発熱源180の発熱量とを基に形成される先端部10aの内部の温度変化の総和を示す。発熱源180の発熱量は、例えば、制御時間と発熱源180に対する制御量とを積算した積算値を基に形成される。この制御量は、例えば、発熱源180が駆動するために必要な電力(以下、発熱源駆動電力と称する)を有する。
本実施形態では、曇り防止システム100は、ヒータ110の発熱量を算出するヒータ用発熱量算出部159と、発熱源180の制御時間と発熱源制御ユニット190から出力される発熱源180の駆動電力情報とを基に発熱源180の発熱量を算出する発熱源用発熱量算出部191とにより、ヒータ駆動電力を積算した発熱量と、発熱源駆動電力とを積算した発熱量とを各々算出する。また、ヒータ用温度想定値算出部161はヒータ用発熱量算出部159が算出したヒータ110による先端部10aの温度変化の想定値を算出し、発熱源用温度想定値算出部193は発熱源用発熱量算出部191が算出した発熱源による先端部10aの温度変化の想定値を各々算出する。
補正部171は、これらの想定値から、所望時間における先端部10aの温度変化の想定値を算出する。
図8Bに示すように、発熱源180が光源部材のように常時駆動している場合、想定値は一定とみなすことができる。また、図8Bに示すように、発熱源180が駆動素子50のように所望するタイミングでのみ駆動する場合、想定値は駆動するタイミングでのみ算出される。
比較判定部163は、温度センサ120で計測された温度変化の計測値と、発熱源180による先端部10aの温度変化の想定値とを比較し、温度変化の計測値と想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定する。
[作用]
次に本実施形態における曇り防止の動作方法を含むヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方の故障の検出方法について、図8Cに示すフローチャートを参照して説明する。
Step11乃至Step15、Step21乃至Step28、Step30,31の動作は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図8Cに示すように、Step11の動作と、Step12の動作と、Step21の動作とが順に実施される。
Step21:Yesの場合、Step22の動作と、Step23の動作とが順に実施される。Step21:Noの場合、Step23の動作が実施される。
Step23:Noの場合、Step24の動作と、Step13の動作と、Step14の動作とが実施され、Step25において、ヒータ用発熱量算出部159は、ヒータ駆動電力と温度制御の1サイクルの経過時間から当該サイクルにおけるヒータ110の発熱量を算出し、記録部の前サイクルまでのヒータ発熱量に積算し、記録部は積算値C1を更新する。その後、Step25aで、発熱源用発熱量算出部191は、発熱源駆動電力と温度制御の1サイクルの経過時間から当該サイクルにおける発熱源180の発熱量を算出し、記録部の前サイクルまでの発熱源180の発熱量に積算し、記録部は積算値C2を更新した後、Step15の動作とが順に実施され、Step11に戻る。
Step23:Yesの場合、Step26の動作と、Step27の動作とが順に実施される。
Step27の後、ヒータ用温度想定値算出部161は、ヒータ用発熱量算出部159が算出したヒータ110の発熱量(積算値C1)を基に、所望時間におけるヒータ110による温度変化の想定値を算出する(Step28)。
発熱源用温度想定値算出部193は、発熱源用発熱量算出部191が算出した発熱源180の発熱量(積算値C2)を基に、所望時間における発熱源180による温度変化の想定値を算出する(Step52)
補正部171は、ヒータ110による温度変化の想定値と発熱源180による温度変化の想定値から先端部10aの温度変化の想定値を算出する(Step53)。
比較判定部163は、温度センサ120で計測された先端部10aの温度変化の計測値と先端部10aの温度変化の想定値の差が所望する範囲内に収まっているか否かを判定する(Step54)。
比較判定部163が差が所望する範囲に収まっていないと判定した場合(Step54:No)、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障していると判定し、判定結果を制御部155に出力する。制御部155は、この判定結果をうけて、例えばヒータ110と温度センサ120とを停止する。同時に、表示部165は、停止する旨の警告を表示する(Step30)。
比較判定部163が差が所望する範囲に収まっていると判定した場合(Step54:Yes)、比較判定部163は、ヒータ110と温度センサ120とは正常に動作していると判定する。そして、Step31に進む。
[効果]
このように本実施形態では、算出したヒータ110と発熱源180の発熱量を基に、先端部10aの温度変化の想定値を算出し、温度センサ120の温度変化の計測値と比較する。これにより、本実施形態では、さらに高精度に、ヒータ110と温度センサ120との少なくとも一方が故障しているか正常に動作しているかを検出できる。
なお検出精度を向上するためには、ライトガイド20や撮像ユニット30の様に常時駆動する発熱源180の温度変化の想定値は、発熱源180が駆動し始めてからの時間に応じて、飽和状態になるまでは上昇傾向とし、飽和状態になってからは一定量に切り替えてもよい。また駆動素子50のように駆動状態と停止状態という2つの状態を有する発熱源180において、所望する時間内における駆動回数に応じて、発熱源180の温度変化の想定値が算出されてもよい。
なお熱量情報は、ヒータ110の発熱量と、発熱源180の発熱量と、先端部10aの放熱量との総和を基に形成されてもよい。この場合、発熱源発熱量算出部191は、発熱源180の発熱量を示す積算値と、放熱による負の発熱量との総和を算出する。そして、発熱源用温度想定値算出部193は、この総和を基に、所望時間における発熱源180の温度変化の想定値を算出すればよい。
また本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
10…挿入部、10a…先端部、100…曇り防止システム、110…ヒータ、120…温度センサ、150…制御ユニット、151…温度取得部、153…電力出力部、155…制御部、157…温度計測値算出部、159…発熱量算出部、161…温度想定値算出部、163…比較判定部、165…表示部。

Claims (6)

  1. 内視鏡挿入部の先端部の内部に配設され、前記先端部の前記内部に配設されている光学部材に発生する曇りを防止するために、前記先端部の前記内部を加熱する加熱部と、
    前記先端部の前記内部の温度を計測する温度計測部と、
    前記温度計測部が計測した前記先端部の前記内部の前記温度を基に、前記加熱部の駆動を制御する制御ユニットと、
    を具備し、
    前記制御ユニットは、
    前記温度計測部で計測した温度変化の計測値と、前記加熱部に対する制御量を基に算出された温度変化の想定値とを比較し、
    前記計測値と前記想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定し、
    当該判定結果を所望の範囲外と判定した際に、前記加熱部を停止することを特徴とする内視鏡の曇り防止システム。
  2. 前記加熱部に対する前記制御量を基に算出された前記温度変化の前記想定値は、光源部材の制御量を基に算出された温度変化の想定値と、撮像ユニットの制御量を基に算出された温度変化の想定値と、前記撮像ユニットを駆動する駆動部材の制御量を基に算出された温度変化の想定値との少なくとも1つを有することを特徴とする請求項に記載の内視鏡の曇り防止システム。
  3. 前記温度変化の前記想定値は、時間と、前記加熱部に対する制御量とを積算した積算値を基に形成されることを特徴とする請求項に記載の内視鏡の曇り防止システム。
  4. 前記制御量は、電力と電圧と電流とのいずれか1つを有することを特徴とする請求項に記載の内視鏡の曇り防止システム。
  5. 前記制御ユニット前記判定結果を所望の範囲外と判定した際に、警告を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の内視鏡の曇り防止システム。
  6. 内視鏡挿入部の先端部の内部に配設されている光学部材に発生する曇りを防止するために、前記先端部の前記内部を加熱し、
    前記先端部の前記内部の温度を計測し、
    計測した前記先端部の前記内部の前記温度を基に、加熱の駆動を制御し、
    計測した温度変化の計測値と、加熱に対する制御量を基に算出された温度変化の想定値とを比較し、
    前記計測値と前記想定値との差が所望する範囲内に収まるか否かを判定し、
    当該判定結果を所望の範囲外と判定した際に、加熱を停止することを特徴とする内視鏡の曇り防止システムの作動方法。
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