JP6098854B2 - ポリマーを形成するためのプラントおよび方法 - Google Patents
ポリマーを形成するためのプラントおよび方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6098854B2 JP6098854B2 JP2016120990A JP2016120990A JP6098854B2 JP 6098854 B2 JP6098854 B2 JP 6098854B2 JP 2016120990 A JP2016120990 A JP 2016120990A JP 2016120990 A JP2016120990 A JP 2016120990A JP 6098854 B2 JP6098854 B2 JP 6098854B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- rich phase
- temperature
- phase
- separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F10/00—Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/0053—Details of the reactor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/0006—Controlling or regulating processes
- B01J19/0013—Controlling the temperature of the process
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/24—Stationary reactors without moving elements inside
- B01J19/245—Stationary reactors without moving elements inside placed in series
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/02—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
- B01J8/04—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds the fluid passing successively through two or more beds
- B01J8/0496—Heating or cooling the reactor
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/04—Monomers containing three or four carbon atoms
- C08F210/06—Propene
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/24—Stationary reactors without moving elements inside
- B01J19/2445—Stationary reactors without moving elements inside placed in parallel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/00049—Controlling or regulating processes
- B01J2219/00051—Controlling the temperature
- B01J2219/00074—Controlling the temperature by indirect heating or cooling employing heat exchange fluids
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/00049—Controlling or regulating processes
- B01J2219/00168—Controlling or regulating processes controlling the viscosity
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
本出願は、その開示が全体として本明細書中に参照により組み込まれている、2012年8月31日に出願した米国特許出願第13/600,600号の利益および優先権を主張する。
本開示は、ポリマーを形成するための重合のためのプラントおよび方法、特に連続的溶液重合のためのプラントおよび方法に関する。
発熱と呼ばれる重合反応の熱は、反応混合物により吸収することができる。代わりに、またはこれに加えて、反応熱は、冷却システムにより、例えば、反応器の容器の壁の外部冷却により、または熱交換流体により冷却された内部配置の熱交換表面により除去することができる。
重合の過程で、通常、大部分の量のモノマーが消費され、形成されたポリマーは溶媒中に溶解する。普通、ポリマー濃度が高いほど、ポリマー、溶媒、および未反応成分を含有する重合反応混合物の粘度がより高くなる。この混合物は、重合反応器から最終加工セクションへと通過し、この最終加工セクションで、ポリマー、溶媒および未反応のモノマーが分離される。最終加工ステップで、溶媒および未反応のモノマーは、ポリマーが固体ペレットまたはベールへと形成できるようになるまで、反応混合物から徐々に除去される。分離した溶媒およびモノマーは、重合反応器へと再循環させることができる。
相分離の現象は、重合溶媒の選択において考察されることである。反応器内での望ましくない相分離を回避するため、所与のポリマー/溶媒組合せ条件に対して、適切な重合モノマー変換(特に揮発性モノマーに対して)、温度および圧力が選択されるべきである。例えば、ヘキサンなどの溶媒は、オレフィン重合での2相状態を回避するために5MPaを超える高い圧力が必要となり得る;オクタンなどの溶媒は、より低い圧力で均一な単一相状態を維持することができる。
米国特許第6,881,800号および米国特許第7,163,989号は、連続的溶液重合のための方法およびプラントに関する。このようなプラントおよび方法は、圧力供給源と、前記圧力供給源の下流の重合反応器と、前記重合反応器の下流の圧力降下装置と、前記圧力降下装置の下流の分離装置とを含み、前記圧力供給源は、前記方法のプラントの作動中、前記反応混合物に十分な圧力を提供することによって、前記反応器と前記分離装置との間にさらなる圧力供給源が存在しない状態で、前記反応器内で単相液体反応混合物を生成し、前記分離装置内で2相の液体−液体反応混合物を生成する。
Ziegler−Natta、クロム触媒およびシングルサイト触媒(SSC)またはメタロセン触媒を含めた、多くの種類の触媒がオレフィン重合に対して知られている。シングルサイト触媒の使用は、均一な溶液重合のために通常使用される非極性の飽和脂肪族炭化水素中の低い溶解度を伴う。その結果、芳香族触媒溶媒、例えばトルエンなどを使用してもよい。しかし、これはかえって、反応器内にトルエンが蓄積するのを防止するために溶媒分離を複雑にし、環境汚染および追加の保守費用が生じる可能性がある。
したがって、以下の利点のうちの1つまたは複数を提供する改善された連続的溶液法およびプラントに対する必要性が依然として存在する:重合温度を変動させることを含めて、広範囲の作動枠にわたり追加の装置が最小ですみ、運転経費が最小ですむような、微量の揮発性成分を含有するポリマーを生産すること;広範囲のポリマー、特に広く異なる平均分子量、分子量分布、および/またはコモノマー含有量のポリマーを生産すること;高温(例えば150℃を超える)で有用な分子量を有するポリマーの生産を可能にすること;ならびに最終加工セクションにおけるポリマーのペレット化率を増加させること。
本発明は、別の態様では、ポリマーを形成するためのプラントであって、以下を含むプラントを提供する:モノマーを重合して反応混合物を形成するための反応器;反応器の下流にある、反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するための第1の分離装置;第1の分離装置の下流にある、第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するための第2の分離装置;第2の分離装置の下流にある、第2のポリマー高含有相から揮発性成分(複数可)を除去することによってポリマーを得るための脱揮装置;ならびに第1の分離装置の下流および脱揮装置の上流の1つまたは複数の位置にある、第1および/または第2のポリマー高含有相の温度を調整するための1つまたは複数の温度調整ユニット。
さらに別の実施形態では、(a)1つまたは複数のオレフィンモノマーおよび溶媒を有する供給物を供給するステップと、(b)供給物を触媒に接触させて、反応混合物を形成するステップと、(c)反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するステップと、(x)第1のポリマー高含有相の温度を増加または低下させるステップと、(d)第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するステップと、(y)第2のポリマー高含有相の温度を増加または低下させるステップと、(e)第2のポリマー高含有相を脱揮することによってポリマーを得るステップとを含む、ポリマーの形成方法が提供される。
モノマーおよび触媒は、任意の適切なユニットまたは装置により反応器(複数可)に供給され得る。プラントは、溶媒、例えば炭化水素溶媒中に1種または複数のオレフィンモノマーを有する供給物を供給するための供給物供給ユニットを含み得る。本発明のプラントは、触媒を反応器に供給するのに適切な触媒供給ユニットも含み得る。溶媒中の1種または複数のオレフィンモノマーの供給物を反応器に供給するのに適切な供給物供給ユニットは、任意の適切な装置であってよいが、モノマーのそれぞれの供給ための導管、再循環された溶媒の供給のための導管、および新鮮な溶媒の供給のための導管を通常含むことになる。これらの導管のそれぞれは、反応器へ入る前に、共通の供給物導管に送られてもよい。ポンプ(複数可)を使用して、供給物を反応器(複数可)にポンプで送り込み、供給物を所望の圧力に加圧することができる。触媒を反応器に供給するのに適切な触媒供給ユニットは、任意の適切な装置であってよいが、触媒の供給のための導管、および任意選択で、触媒を反応器(複数可)に送り込むためのポンプ(複数可)を通常含むことになる。
第2の分離装置(例えば、本明細書中の「フラッシュタンク」)は、この装置内で、液体の第1のポリマー高含有相が、気相と、第2のポリマー高含有相(ポリマーは第1のポリマー高含有相よりもさらに濃縮されている)とに分離可能な条件下に曝露され得る装置であってよい。
脱揮装置は、新たな表面積を露出させるために撹拌、混錬、押し出し、または噴霧し、これによって、さらなる残留溶媒およびモノマーの蒸発および除去を引き起こしながら、第2のポリマー高含有相を、より低い圧力、好ましくは真空に曝露することができる任意の装置であってよい。例示的脱揮装置として、これらに限定されないが、真空脱揮装置、ベントされた押出し機、フラッシュポット、落下ストランドエバポレーター、または薄膜エバポレーターが挙げられる。有用な脱揮装置として、その内容が本明細書に参照により組み込まれている、米国特許第5,453,158号、米国特許第4,940,472号、米国特許第3,917,507号、米国特許第3,799,234号、米国特許第3,797,550号、および米国特許第2,804,920号;米国特許出願公開第2011/172383号、および国際公開第2011/087730号に記載されているものも挙げられる。
好ましくは、触媒キラーは、反応器または複数の反応器の下流、および分離中の加熱した反応混合物のさらなる重合を抑制するための第1の分離装置の上流で添加される。低含有相は、冷却装置を通過し、この冷却装置は、熱統合交換器および最終の冷却器を含んでもよく、ポンプ入口側の裏の乾燥器を含んでもよい。第1のポリマー高含有相は、固体ポリマーを得るための下流での追加の溶媒除去に供される。
好ましくは、生産されるポリマー1単位当たりのエネルギー消費は低く、溶媒回収およびエネルギー統合システムはシンプルである。これは、大気への放出を最小限に抑え、液相分離装置上の流出液からの熱を回収するのに役立つ。
好ましくは、図1および3示されているように、第1の分離装置は、第2の分離装置に接続される前に、第1の分離装置の下流に配置された熱交換器に接続される。熱交換器を使用することによって、その温度を調整するために第1のポリマー高含有相の温度を増加または低下させることができる。
好ましくは、第2のポリマー高含有相が脱揮装置まで通過する前に、追加の温度調整ユニット、例えば図2および3に示されているような熱交換器を通過させることができる。第2のポリマー高含有相は、ポリマー生産の所望の作用の際に、熱交換器を介して加熱または冷却することができる。
プラントは好ましくは、ポンプ、例えば、加熱または冷却された第2のポリマー高含有相を第2の分離装置から引き出し、脱揮装置の入口へこれをポンピングするために、熱交換器の上流または下流に配置されたギアポンプを含む。
好ましくは、第2のポリマー高含有相中に存在する揮発物のレベル(通常、残留溶媒およびモノマー)は、30重量%未満、または20重量%未満、または10重量%未満とすることができる。脱揮装置の下流のポリマー生成物中の揮発物のレベルは、好ましくは0.5重量%以下、または0.1重量%以下、または0.08重量%以下、または0.06重量%以下、または0.05重量%以下、または0.03重量%以下である。
好ましくは、脱揮装置内の圧力は、55mmHg以下、または30mmHg以下、または20mmHg以下、または15mmHg以下である。温度は好ましくは、150℃〜270℃である。
好ましくは、溶媒は、触媒系の触媒の作用を抑制するよう意味のある形で、配位または触媒による妨害を行わない非極性溶媒である。好ましくは、本方法は、低沸騰のアルカンベース溶媒、またはその混合物を使用し、これは、直鎖または分岐の、例えば、4〜10個の炭素原子、好ましくは5〜7個の炭素原子を有するものなどであってよく、任意選択で、より高いまたはより低い分子量の他のアルカンと混合してもよい。溶媒は好ましくは、ヘキサンおよび/またはイソヘキサンである。
ポリマーは、モノオレフィン、例えば、エチレンもしくはプロピレンなど、または他の4〜10個の炭素原子を有する高級アルファオレフィンを含むモノマーから誘導されてもよい。この組合せは、液相分離装置内で容易に分離することができる混合物を提供する。
好ましくは、触媒は、かさ高い配位子の遷移金属触媒である。「かさ高い配位子」は、多重度の結合した原子、好ましくは炭素原子を含有し、1つまたは複数のヘテロ原子を有する環状鎖であってよい基を形成する。かさ高い配位子は、メタロセン種類のシクロペンタジエニル誘導体であってよく、これらは単核または多核となり得る。1つまたは複数のかさ高い配位子は、遷移金属原子に結合することができる。一般に普及している科学的理論によると、かさ高い配位子は、重合過程において、一定の位置に留まることによって、均質の重合作用を提供すると仮定することができる。他の配位子は、遷移金属に結合または配位結合され、好ましくは、共触媒またはアクチベーター、例えばヒドロカルビルまたはハロゲン脱離基などにより脱離可能である。任意のこのような配位子の解離は、オレフィンモノマーが、ポリマー鎖へと挿入できる配位部位の生成につながると仮定することができる。好ましくは、遷移金属原子は、元素周期表の第4、5または6族遷移金属である。より好ましくは、遷移金属原子は、第4族原子である。
メタロセンはまた、非配位性アニオン(「非配位性アニオン」という用語は、本明細書で使用する場合、弱く配位結合されたアニオンを含み、配位は、重合の進行により明らかなように、いずれにしても、不飽和のモノマー成分の挿入を許すほど十分に弱くてもよい)であってよい助触媒と共に使用することもできる。非配位のアニオンを供給し、当技術分野で記載されている方法のいずれかでメタロセンと反応させることができる。
非配位アニオンは、ハロゲン化した、テトラアリール置換の第10〜14族の非炭素元素に基づくアニオンであってよく、特にアリール基上の、またはこれらアリール基上のアルキル置換基上の水素原子がフッ素基で置換されたものであってよい。
[(M)Q1Q2...Qi]-
(式中、Mは、1つまたは複数の第10〜14族半金属または金属、好ましくはホウ素またはアルミニウムであり、各Qは、当技術分野で理解されている非配位アニオンとして[(M’)Q1Q2...Qn]-を適切なものにする、電子的効果または立体効果を提供するのに効果的な配位子であり、または十分な数のQは、[(M’)Q1Q2...Qn]-が、全体として、効果的な非配位または弱く配位したアニオンであるようなものである)。例示的Q置換基は、具体的にフッ化アリール基、好ましくはパーフルオロ化アリール基を含み、フッ素置換に加えて置換基を有する置換されたQ基、例えばフッ化ヒドロカルビル基などを含む。好ましいフッ化アリール基として、フェニル、ビフェニル、ナフチルおよびこれらの誘導体が挙げられる。
非配位アニオンは、遷移金属成分に対してほぼ等モルの量、例えば少なくとも0.25、好ましくは0.5、および特に0.8、ならびに例えば4以下、好ましくは2および特に1.5の量で使用してもよい。
LALBLC iMDE
(式中、LAは、Mにπ−結合した、置換シクロペンタジエニルまたはヘテロ−シクロペンタジエニル補助配位子であり、LBは、LAに対して定義された補助配位子の種類の構成員であるか、またはJ、すなわちMにσ−結合したヘテロ−原子補助配位子であり、LAおよびLB配位子は、第14族元素連結基を介して一緒に共有結合で架橋されていてもよく、LC iはM(iは、0〜3に等しい)への与格結合を有する、任意選択の中性の、非酸化配位子であり、Mは、第4または5族遷移金属であり、DおよびEは、独立してモノアニオン性の不安定な配位子であり、それぞれMへのσ−結合を有し、任意選択で互いにまたはLAもしくはLBと架橋している)。モノアニオン性配位子は、適切なアクチベーターにより置換可能であることによって、重合可能なモノマーの挿入を可能にし、またはマクロモノマーは、遷移金属成分の空の配位部位上に配位重合のために挿入できる。
SSCとして使用可能な代表的な非メタロセン遷移金属化合物として、テトラベンジルジルコニウム、テトラビス(トリメチルシリルメチル(trimethylsiylmethyl))ジルコニウム、オキソトリス(トリメチルシリルメチル(trimethlsilymethyl))バナジウム、テトラベンジルハフニウム、テトラベンジルチタン、ビス(ヘキサメチルジシラジド(disilazido))ジメチルチタン、トリス(トリメチルシリルメチル)二塩化ニオブ、およびトリス(トリメチルシリルメチル)二塩化タンタルも挙げられる。
より好ましいのは、第4族遷移金属のビスシクロペンタジエニル誘導体、好ましくはジルコニウムまたはハフニウム、例えば、国際公開第99/41294号に開示されているようなメタロセンである。これらは、有利には、例えば、国際公開第99/45040号および国際公開第99/45041号に開示されているような、単一の炭素およびケイ素原子に接続しているフルオレニル配位子およびシクロペンタジエニル配位子を含有する誘導体であってよい。より好ましくは、例えば、国際公開第00/24792号および国際公開第00/24793号において開示されているように、Cp環は非置換であり、および/または架橋はアルキル置換基、適切にはアルキルシリル置換基を含有することによって、メタロセンのアルカン溶解性を援助する。他の可能なメタロセンとして、国際公開第01/58912号のものが挙げられる。
プラストマーの場合、作製することができるポリマーは、以下の態様を含む:好ましくは、コモノマーは、3〜15個の炭素原子、より好ましくは4〜12個の炭素原子およびより好ましくは4〜10個の炭素原子を有するα−オレフィンであることが好ましい。エチレンは、少なくとも2つのコモノマーと重合することによって、ターポリマーを形成することができる。エチレンは、70.0モル%〜99.99モル%、好ましくは70モル%〜97モル%およびより好ましくは80モル%〜95モル%のエチレンと、0.01モル%〜30モル%、好ましくは3モル%〜30モル%およびより好ましくは5モル%〜20モル%のコモノマーの割合で重合することが好ましい。本特許明細書の目的のため、ポリマーの分子量分布は、Ultra−styrogelコラムおよび屈折率検出器を備えた、Waters Gel Permeation Chromatographを用いて判定することができる。機器の作動温度は、145℃に設定でき、溶離液は、トリクロロベンゼンであり、キャリブレーション基準は、分子量が正確に知られている、分子量500から分子量520万の範囲の、16のポリスチレン、およびポリエチレン標準、NBS1475.10が含まれていた。本実施形態において生産されたプラストマーの分子量分布は、「狭い」と呼ばれ、すなわち、Mw/Mnが3以下、好ましくは2.5以下である。ポリマーのMIは、0.01dg/分〜200dg/分、好ましくは0.1dg/分〜100dg/分、より好ましくは0.2dg/分〜50dg/分およびより好ましくは10dg/分未満であり得る。プラストマーの予期される密度は、0.85g/cm3〜0.93g/cm3、好ましくは0.87g/cm3〜0.92g/cm3、およびより好ましくは0.88g/cm3〜0.91g/cm3の範囲である。
半結晶性プロピレンベースポリマーは、測定可能な結晶化度により非ゼロ融解熱を有する。結晶化度は、100%結晶化度に対する好ましい値189J/gおよび融解熱と結晶化度との間の比例関係を使用して融解熱から計算することができる(B. Wunderlich, Macromolecular Physics, Vol. 3, Academic Press (1980), esp. Chapter 8.4.2を参照されたい)。
好ましいプロピレンベースポリマーの立体規則性プロピレン配列の長さおよび分布は、実質的にランダムな統計的共重合と一致する。配列長さおよび分布は、共重合反応性比と関連していることは周知である。本明細書で使用する場合、「実質的にランダム」という用語は、反応性比の積が一般的に2以下であるコポリマーを意味する。対照的に、ステレオブロック構造において、PP配列の平均の長さは、同様の組成を有する実質的にランダムなコポリマーの長さを超える。ステレオブロック構造を有する従来技術のポリマーは、ランダムな、かなり統計的分布ではなくこれら「塊状」構造と一致したPP配列の分布を有する。
好ましいプロピレン−エチレンコポリマーは、その内容が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第6,635,715号に記載されている。
低含有相は、重合中に添加または生成した水素を除去するための装置まで液体形態で通過することができ、この装置は、ストリッピング気体を、向流の流れの配置で低含有相に接触させることによって、低含有相再循環物からの除去のため、気相内の水素を濃縮するユニットを含んでもよい。
重合用供給物は、遠心ポンプ3により導管2を通過する。この供給物は、以下を含有する:A)イソヘキサン(溶媒として);B)モノマー(一般的に主なモノマーは、エチレンまたはプロピレン);C)コモノマー(任意の共重合可能なα−オレフィンであってよい);および任意選択でD)ジエンまたは他のポリエンまたは環状鎖共重合可能な材料。供給物は、冷却機または冷却器6を通過し、この中で、供給物は、連続してまたは並行に作動している2つの連続的撹拌タンク反応器8(簡潔にするため図1〜3には1つの反応器だけしか表されていない)における、続いて起こる断熱性重合のため、低温に冷やしてもよい。アクチベーターおよびメタロセン触媒は、前もって混合し、5および/または7で、1つまたは両方の反応器8に添加することができる。スカベンジャーは、一般的にアルキルアルミニウムの形態、例えばトリ−イソブチルアルミニウムまたはトリ−n−オクチルアルミニウムなどが、導管4で添加されることによって、触媒活性に対する供給物および反応器内での毒の影響が最小化される。
重合温度の制御により提供される、分子量制御を補助するために、水素を、導管(示されていない)を介して1つまたは両方の反応器に添加することができる。
ポリマー含有反応混合物は、ポンプ3からの圧力により推進するので、反応器8と分離装置14の間の導管11内の圧力の増加を提供するためにエネルギー消費ポンプは必要がないことに注目することは重要である。
ここで図1を参照されたい。第1のポリマー高含有相のその後の処理が記載されている。第1の分離装置からの第1のポリマー高含有相22は、例えば、熱交換器の形態の温度調整ユニット231を通過し、次いで、例えば、第1の分離装置よりも低い圧力を有するフラッシュタンク34の形態の第2の分離装置34まで通過する。第2の分離装置において、蒸発させた溶媒およびモノマーは第1のポリマー高含有相から分離する。
第1のポリマー高含有相の温度は、熱交換器231を通過後、少なくとも1℃、または少なくとも3℃、または少なくとも5℃、または少なくとも10℃だけ増加または低下する。例えば、特により高い粘度を有するポリマー中の揮発性成分を減少させる目的のため、熱交換器231を通過した後、第1のポリマー高含有相の温度を増加させ、他方では、例えば特に、最終加工工程においてより低い粘度を有するポリマーのペレット化率を向上するという目的のため、熱交換器231を通過した後、第1のポリマー高含有相の温度を低下させる。ポリマー高含有相の温度は、できるだけ高く、ただし、ポリマーの分解温度より低い温度にまで増加させることができる。他方では、ポリマー高含有相の温度はできるだけ低く、ただしポリマーの結晶化温度より高い温度にまで減少させることができる。好ましくは、熱交換器231からの加熱または冷却した第1のポリマー高含有相は、依然として溶液中で保持されている。
真空脱揮装置40から出現し、第2のポリマー高含有相は流れて、ポリマーをシャフトに沿って推進させる、スクリューねじ山またはインペラを備えたシャフト、および42で冷やした水が供給されている水中ペレタイザーに入る。ポリマーペレットは、44で洗浄され、脱水されて、46で袋詰めまたは梱包に適切なペレットを形成する。
フラッシュタンク34内の第2のポリマー高含有相のレベルを核放射線センサー(示されていない)でモニターし、ギアポンプ38の駆動を制御することによって設定された限界内でのレベルを保つ。ポンプ107の駆動を制御することによって、安定剤の流量がギアポンプ38の速度にちょうど比例するようにする。
プラントの作動は、表1に記載されているように行うことができ、表1は、低分子量のプラストマー;より高い分子量のエラストマーおよびより低い分子量のプロピレンベースポリマーを作製するための重合方法を例示している。
次いで素子10で水を供給することによって、重合反応を中止するが、この重合反応は、別の方法では、残存する触媒、未反応のモノマー、および上昇した温度の存在下で存続させてもよい。
第1の分離装置14の中で、0.1質量%未満のポリマーを有する上部の低含有相および25質量%〜40質量%のポリマーを有する第1のポリマー高含有相が形成される。濃度は分離器14に供給される反応混合物の濃度のほぼ2倍から3倍である。第2の分離装置34内で溶媒およびモノマーをさらに除去後、第2のポリマー高含有相は熱交換器を通過させ、温度を200℃に低下させ、次いでギアポンプ38を介して脱揮装置40へポンプで送り込む。脱揮装置40を出るポリマーは、水を含む、1重量%未満、好ましくは0.5重量%以下、さらにより好ましくは0.06重量%未満の揮発性成分(複数可)を含有してもよい。ペレット化工程におけるペレット化率は、3〜25T/時間/装置、好ましくは5〜25T/時間/装置、または8〜25T/時間/装置、または10〜25T/時間/装置であり得る。連続する2つの反応器を用いて、その内容が本明細書に参照により組み込まれている、国際公開第99/45047号(Harringtonら)の開示を使用することができる。
段落1.(a)1つまたは複数のオレフィンモノマーおよび溶媒を有する供給物を供給するステップと、
(b)供給物を触媒に接触させて、反応混合物を形成するステップと、
(c)反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するステップと、
(d)第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するステップと、
(e)第2のポリマー高含有相を脱揮することによってポリマーを得るステップと、
(x)ステップ(c)とステップ(e)との間で、第1または第2のポリマー高含有相の温度を調整するステップと
を含む、ポリマーの形成方法。
段落3.ステップ(x)が、ステップ(d)とステップ(e)との間にある、段落1に記載の方法、式中。
段落4.ステップ(d)とステップ(e)との間に、第2のポリマー高含有相の温度を調整するためのステップ(y)をさらに含む、段落2に記載の方法。
段落5.ステップ(x)が、第1または第2のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、段落1から4のいずれかに記載の方法。
段落6.ステップ(x)が、第1または第2のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、段落1から4のいずれかに記載の方法。
段落7.ステップ(y)が、第2のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、段落4に記載の方法。
段落8.ステップ(y)が、第2のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、段落4に記載の方法。
段落9.ポリマーが、ASTM−D3236により190℃で測定した場合、0.01Pa・秒を超える粘度を有し、ASTM−D1646で測定した場合、100未満のML(1+4、125℃)を有する、段落5に記載の方法。
段落11.ステップ(c)が、2MPaを超え、15MPa未満の圧力で行われる、段落1から10のいずれかに記載の方法。
段落12.ステップ(d)が、0.05MPaを超え、2MPa未満の圧力で行われる、段落1から11のいずれかに記載の方法。
段落13.ステップ(e)で得たポリマーが、0.1重量%未満の揮発性成分(複数可)を含む、段落1から12のいずれかに記載の方法。
段落14.ステップ(d)が真空で作動する、段落1から13のいずれかに記載の方法。段落15.オレフィンモノマーが、プロピレンと、エチレンおよびC4−C8アルファ−オレフィンからなる群から選択される少なくとも1つのコモノマーとを含む、段落1から14のいずれかに記載の方法。
段落16.溶媒がヘキサンおよび/またはイソヘキサンである、段落1から15のいずれかに記載の方法。
(b)供給物を触媒に接触させて、反応混合物を形成するステップと、
(c)反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するステップと、
(d)第1のポリマー高含有相を加熱するステップと、
(e)加熱した第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するステップと、
(f)第2のポリマー高含有相を脱揮することによってポリマーを得るステップと
を含み、ポリマーが、ASTM−D3236により190℃で測定した場合、0.01Pa・秒を超える粘度およびASTM−D1646で測定した場合、100未満のML(1+4、125℃)を有する、ポリマーの形成方法。
段落18.(a)プロピレンと、エチレンおよびC4−C8アルファ−オレフィンからなる群から選択される、少なくとも1つのコモノマーとを有する供給物を溶媒中に供給するステップと、
(b)供給物を触媒に接触させて、反応混合物を形成するステップと、
(c)反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するステップと、
(d)第1のポリマー高含有相を冷却するステップと、
(e)冷却した第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するステップと、
(f)第2のポリマー高含有相を脱揮することによってポリマーを得るステップと
を含み、ポリマーが、ATSM−D3236により190℃で測定した、0.01Pa・秒未満の粘度を有する、ポリマーの形成方法。
反応器の下流にある、反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するための第1の分離装置と、
第1の分離装置の下流にある、第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するための第2の分離装置と、
第2の分離装置の下流にある、第2のポリマー高含有相から揮発性成分(複数可)を除去することによってポリマーを得るための脱揮装置と、
第1の分離装置の下流および脱揮装置の上流の1つまたは複数の位置にある、第1および/または第2のポリマー高含有相の温度を調整するための1つまたは複数の温度調整ユニットと
を含む、ポリマーを形成するためのプラント。
段落21.温度調整ユニットが、第2の分離装置の下流および脱揮装置の上流に位置する、段落19に記載のプラント。
段落22.第2の分離装置の下流および脱揮装置の上流に位置する追加の温度調整ユニットをさらに含む、段落20に記載のプラント。
段落23.温度調整ユニットが、第1または第2のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、段落19から22のいずれかに記載のプラント。
段落24.温度調整ユニットが、第1または第2のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、段落19から22のいずれかに記載のプラント。
段落25.追加の温度調整ユニットが、第2のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、段落22に記載のプラント。
段落26.追加の温度調整ユニットが、第2のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、段落22に記載のプラント。
段落27.温度調整ユニットが熱交換器である、段落19から26のいずれかに記載のプラント。
段落28.脱揮装置が真空脱揮装置、ベントされた押出し機、フラッシュポット、落下ストランドエバポレーター、または薄膜エバポレーターである、段落19から27のいずれかに記載のプラント。
段落29.第2の分離装置がフラッシュ装置である、段落19から28のいずれかに記載のプラント。
段落31.第1の反応器の内部容積と、第2の反応器の内部容積の比率が65:35〜90:10である、段落30に記載のプラント。
段落32.モノマーを重合して反応混合物を形成するための反応器と、
反応器の下流にある、反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するための第1の分離装置と、
第1の分離装置の下流にある、第1のポリマー高含有相の温度を増加させるための温度調整ユニットと、
温度調整ユニットの下流にある、第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するための第2の分離装置と、
第2の分離装置の下流にある、第2のポリマー高含有相から揮発性成分(複数可)を除去することによってポリマーを得るための脱揮装置と
を含み、ポリマーが、ASTM−D3236により190℃で測定した場合、0.01Pa・秒を超える粘度を有し、ASTM−D1646で測定した場合、100未満のML(1+4、125℃)を有する、ポリマーを形成するためのプラント。
段落33.モノマーを重合して反応混合物を形成するための反応器と、
反応器の下流にある、反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するための第1の分離装置と、
第1の分離装置の下流にある、第1のポリマー高含有相の温度を低下させるための温度調整ユニットと、
温度調整ユニットの下流にある、第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するための第2の分離装置と、
第2の分離装置の下流にある、第2のポリマー高含有相から揮発性成分(複数可)を除去することによってポリマーを得るための脱揮装置と
を含み、ポリマーが、ATSM−D3236により、190℃で測定した場合、0.01Pa・秒未満の粘度を有する、ポリマーを形成するためのプラント。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕(a)1つまたは複数のオレフィンモノマーおよび溶媒を有する供給物を供給するステップと、
(b)供給物を触媒に接触させて、反応混合物を形成するステップと、
(c)反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するステップと、
(d)第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するステップと、
(e)第2のポリマー高含有相を脱揮することによって、ポリマーを得るステップと、 (x)ステップ(c)とステップ(e)との間で、第1または第2のポリマー高含有相の温度を調整するステップと
を含む、ポリマーの形成方法。
〔2〕ステップ(x)が、ステップ(c)とステップ(d)との間にある、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕ステップ(x)が、ステップ(d)とステップ(e)との間にある、前記〔1〕に記載の方法。
〔4〕ステップ(x)が、第1のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、前記〔1〕から〔3〕までのいずれかに記載の方法。
〔5〕ステップ(x)が、第1のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、前記〔1〕から〔3〕までのいずれかに記載の方法。
〔6〕ステップ(d)とステップ(e)との間で、第2のポリマー高含有相の温度を調整するためのステップ(y)をさらに含む、前記〔4〕または〔5〕に記載の方法。
〔7〕ステップ(y)が、第2のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、前記〔6〕に記載の方法。
〔8〕ステップ(y)が、第2のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、前記〔6〕に記載の方法。
〔9〕ステップ(e)で得たポリマーが、ASTM−D3236により190℃で測定した場合、0.01Pa・秒を超える粘度を有し、ASTM−D1646で測定した場合、100未満のML(1+4、125℃)を有する、前記〔1〕から〔8〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔10〕ステップ(e)で得たポリマーが、ATSM−D3236により190℃で測定された0.01Pa・秒未満の粘度を有する、前記〔1〕から〔9〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔11〕ステップ(c)が、2MPaを超え、15MPa未満である圧力で行われる、前記〔1〕から〔10〕までのいずれかに記載の方法。
〔12〕ステップ(d)が0.05MPaを超え、2MPa未満の圧力で行われる、前記〔1〕から〔11〕までのいずれかに記載の方法。
〔13〕ステップ(e)で得たポリマーが、0.1重量%未満の揮発性成分(複数可)を含む、前記〔1〕から〔12〕までのいずれかに記載の方法。
〔14〕オレフィンモノマーが、プロピレンと、エチレンおよびC 4 −C 8 アルファ−オレフィンからなる群から選択される少なくとも1つのコモノマーとを含む、前記〔1〕から〔13〕までのいずれかに記載の方法。
〔15〕モノマーを重合して反応混合物を形成するための反応器と、
反応器の下流にある、反応混合物を処理することによって第1のポリマー高含有相を形成するための第1の分離装置と、
第1の分離装置の下流にある、第1のポリマー高含有相を処理することによって第2のポリマー高含有相を形成するための第2の分離装置と、
第2の分離装置の下流にある、第2のポリマー高含有相から揮発性成分(複数可)を除去することによってポリマーを得るための脱揮装置と
第1の分離装置の下流および脱揮装置の上流の1つまたは複数の位置にある、第1および/または第2のポリマー高含有相の温度を調整するための1つまたは複数の温度調整ユニットと
を含む、ポリマーを形成するためのプラント。
〔16〕温度調整ユニットが、第1の分離装置の下流および第2の分離装置の上流に位置する、前記〔15〕に記載のプラント。
〔17〕温度調整ユニットが、第2の分離装置の下流および脱揮装置の上流に位置する、前記〔15〕に記載のプラント。
〔18〕第2の分離装置の下流および脱揮装置の上流に位置する追加の温度調整ユニットをさらに含む、前記〔17〕に記載のプラント。
〔19〕温度調整ユニットが、第1または第2のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、前記〔15〕から〔18〕までのいずれかに記載のプラント。
〔20〕温度調整ユニットが、第1または第2のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、前記〔15〕から〔18〕までのいずれかに記載のプラント。
〔21〕追加の温度調整ユニットが、第2のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、前記〔18〕に記載のプラント。
〔22〕追加の温度調整ユニットが、第2のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、前記〔18〕に記載のプラント。
〔23〕温度調整ユニットが熱交換器である、前記〔15〕から〔22〕までのいずれかに記載のプラント。
〔24〕脱揮装置が、真空脱揮装置、ベントされた押出し機、フラッシュポット、落下ストランドエバポレーター、または薄膜エバポレーターである、前記〔15〕から〔23〕までのいずれかに記載のプラント。
〔25〕反応器が、第1の反応器と第2の反応器とを含み、第1の反応器の内部容積と、第2の反応器の内部容積との比率が50:50〜95:5である、前記〔15〕から〔24〕までのいずれかに記載のプラント。
Claims (9)
- (a)1つまたは複数のオレフィンモノマーおよび溶媒を有する供給物を供給するステップと、
(b)供給物を触媒に接触させて、反応混合物を形成するステップと、
(c)反応混合物を分離することによって液相の第1のポリマー高含有相とポリマー低含有相とを形成するステップと、
(d)第1のポリマー高含有相を分離することによって第2のポリマー高含有相と気相とを形成するステップと、
(e)第2のポリマー高含有相を脱揮することによって、ポリマーを得るステップと、
(f)脱揮されたポリマーをペレット化するステップと、
(x)ステップ(c)とステップ(e)との間で、第1のポリマー高含有相の温度を調整するステップと
を含み、
ステップ(x)が、脱揮されたポリマーの粘度が0.01Pa・秒を超える場合に第1のポリマー高含有相の温度を増加させ、脱揮されたポリマーの粘度が0.01Pa・秒未満である場合に第1のポリマー高含有相の温度を低下させるためであり、前記粘度は、ASTM−3236により190℃で測定される、ポリマーの形成方法。 - ステップ(d)とステップ(e)との間で、第2のポリマー高含有相の温度を調整するためのステップ(y)をさらに含む、請求項1に記載の方法。
- ステップ(y)が、第2のポリマー高含有相の温度を増加させるためである、請求項2に記載の方法。
- ステップ(y)が、第2のポリマー高含有相の温度を低下させるためである、請求項2に記載の方法。
- ステップ(c)が、2MPaを超え、15MPa未満である圧力で行われる、請求項1から4までのいずれかに記載の方法。
- ステップ(d)が0.05MPaを超え、2MPa未満の圧力で行われる、請求項1から5までのいずれかに記載の方法。
- ステップ(e)で得たポリマーが、0.1重量%未満の揮発性成分を含む、請求項1から6までのいずれかに記載の方法。
- モノマーを重合して反応混合物を形成するための反応器と、
反応器の下流にある、反応混合物を分離することによって液相の第1のポリマー高含有相とポリマー低含有相とを形成するための第1の分離装置と、
第1の分離装置の下流にある、第1のポリマー高含有相を分離することによって第2のポリマー高含有相と気相とを形成するための第2の分離装置と、
第2の分離装置の下流にある、第2のポリマー高含有相から揮発性成分を除去することによってポリマーを得るための脱揮装置と、
脱揮されたポリマーをペレット化するペレタイザーと、
第1の分離装置の下流および第2の分離装置の上流で、第1のポリマー高含有相の温度を調整するための、第1の温度調整ユニットと、
を含み、
前記第1の温度調整ユニットは、脱揮されたポリマーの粘度が0.01Pa・秒を超える場合に第1のポリマー高含有相の温度を増加させ、脱揮されたポリマーの粘度が0.01Pa・秒未満である場合に第1のポリマー高含有相の温度を低下させるためのものであり、前記粘度は、ASTM−3236により190℃で測定される、
ポリマーを形成するためのプラント。 - 更に、第2の分離装置の下流および脱揮装置の上流で、前記第2のポリマー高含有相の温度を調整する、第2の温度調整ユニットを備える、請求項8に記載のプラント。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US13/600,600 US8796408B2 (en) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | Plants and processes for forming polymers |
US13/600,600 | 2012-08-31 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015520723A Division JP2015521692A (ja) | 2012-08-31 | 2013-08-13 | ポリマーを形成するためのプラントおよび方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016164284A JP2016164284A (ja) | 2016-09-08 |
JP6098854B2 true JP6098854B2 (ja) | 2017-03-22 |
Family
ID=49004054
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015520723A Pending JP2015521692A (ja) | 2012-08-31 | 2013-08-13 | ポリマーを形成するためのプラントおよび方法 |
JP2016120990A Expired - Fee Related JP6098854B2 (ja) | 2012-08-31 | 2016-06-17 | ポリマーを形成するためのプラントおよび方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015520723A Pending JP2015521692A (ja) | 2012-08-31 | 2013-08-13 | ポリマーを形成するためのプラントおよび方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US8796408B2 (ja) |
EP (1) | EP2890721B1 (ja) |
JP (2) | JP2015521692A (ja) |
CN (1) | CN104411729B (ja) |
ES (1) | ES2643228T3 (ja) |
WO (1) | WO2014035664A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE46977E1 (en) | 2009-10-12 | 2018-08-07 | Endoguard Limited | Flow guide |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9807004B2 (en) | 2014-04-01 | 2017-10-31 | Google Inc. | System and method for software defined routing of traffic within and between autonomous systems with enhanced flow routing, scalability and security |
JP2018522099A (ja) * | 2015-06-15 | 2018-08-09 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | 連続溶液重合プロセス |
WO2019232185A1 (en) | 2018-05-31 | 2019-12-05 | Dow Global Technologies Llc | Method and system for polymer production |
BR112020023830A2 (pt) | 2018-05-31 | 2021-04-13 | Dow Global Technologies Llc | Desvolatilizador, sistema de reator, e, processo de polimerização de solução |
US11041030B2 (en) * | 2018-09-19 | 2021-06-22 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Devolatilization processes |
WO2020060745A1 (en) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Devolatilization processes |
CN113164898A (zh) * | 2018-12-14 | 2021-07-23 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 溶液聚合方法 |
KR102608245B1 (ko) | 2019-01-21 | 2023-11-29 | 삼성전자주식회사 | 전기 전도성 복합막, 그 제조 방법, 이를 포함하는 이차전지와 전자기기 |
CN115612010B (zh) * | 2021-07-13 | 2024-03-26 | 中化学科学技术研究有限公司 | 一种制备聚烯烃的方法和装置 |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE619411A (ja) | 1961-06-26 | |||
CA1002244A (en) | 1971-10-15 | 1976-12-21 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | ETHYLENE/.alpha.-OLEFIN COPOLYMERIZATION PROCESS |
GB9103527D0 (en) | 1991-02-20 | 1991-04-10 | Exxon Chemical Patents Inc | Hp catalyst killer |
US6545088B1 (en) | 1991-12-30 | 2003-04-08 | Dow Global Technologies Inc. | Metallocene-catalyzed process for the manufacture of EP and EPDM polymers |
EP0552945B1 (en) | 1992-01-23 | 1997-05-07 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Process for the preparation of polyolefin |
WO1994000500A1 (en) | 1992-06-26 | 1994-01-06 | Exxon Chemical Patents Inc. | Solution phase polymerization process utilizing metallocene catalyst with production of olefin polymers |
US20020111441A1 (en) | 1998-03-20 | 2002-08-15 | Kendrick James Austin | Continuous slurry polymerization volatile removal |
CA2245375C (en) | 1998-08-19 | 2006-08-15 | Nova Chemicals Ltd. | Dual reactor polyethylene process using a phosphinimine catalyst |
CA2247703C (en) | 1998-09-22 | 2007-04-17 | Nova Chemicals Ltd. | Dual reactor ethylene polymerization process |
AU2002222904A1 (en) | 2000-10-25 | 2002-05-06 | Exxonmobil Chemical Company Inc | Processes and apparatus for continuous solution polymerization |
WO2004000891A1 (en) | 2002-06-24 | 2003-12-31 | Basell Poliolefine Italia S.P.A. | Method for removing volatile components from polymer compositions |
GB0426059D0 (en) | 2004-11-26 | 2004-12-29 | Solvay | Chemical process |
US7771635B2 (en) | 2006-04-20 | 2010-08-10 | Gala Industries, Inc. | Melt cooler and valving system for an underwater pelletizing process |
EP2072540A1 (en) | 2007-12-20 | 2009-06-24 | Basell Poliolefine Italia S.r.l. | Solution polymerization process for preparing polyolefins |
US7858735B2 (en) * | 2009-05-29 | 2010-12-28 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Method and apparatus for elastomer finishing |
EP2738182A1 (en) | 2009-07-16 | 2014-06-04 | Dow Global Technologies LLC | Polymerization process for olefin-based polymers |
US8562915B2 (en) | 2010-01-14 | 2013-10-22 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Processes and apparatus for polymer finishing and packaging |
US8425847B2 (en) | 2010-01-14 | 2013-04-23 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Processes and apparatus for continuous solution polymerization |
US20110172383A1 (en) * | 2010-01-14 | 2011-07-14 | Richard Cheng-Ming Yeh | Vacuum Devolatilizer |
WO2011087728A2 (en) | 2010-01-14 | 2011-07-21 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Processes and apparatus for continuous solution polymerization |
WO2011087729A2 (en) | 2010-01-14 | 2011-07-21 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Processes and apparatus for polymer finishing and packaging |
CA2724943A1 (en) | 2010-12-10 | 2012-06-10 | Nova Chemicals Corporation | Catalyst activation in a dual reactor process |
-
2012
- 2012-08-31 US US13/600,600 patent/US8796408B2/en active Active
-
2013
- 2013-08-13 WO PCT/US2013/054738 patent/WO2014035664A1/en active Application Filing
- 2013-08-13 CN CN201380034964.1A patent/CN104411729B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2013-08-13 ES ES13751047.5T patent/ES2643228T3/es active Active
- 2013-08-13 EP EP13751047.5A patent/EP2890721B1/en not_active Revoked
- 2013-08-13 JP JP2015520723A patent/JP2015521692A/ja active Pending
-
2014
- 2014-06-20 US US14/310,546 patent/US9138713B2/en active Active
-
2016
- 2016-06-17 JP JP2016120990A patent/JP6098854B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE46977E1 (en) | 2009-10-12 | 2018-08-07 | Endoguard Limited | Flow guide |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20140066586A1 (en) | 2014-03-06 |
ES2643228T3 (es) | 2017-11-21 |
EP2890721B1 (en) | 2017-07-12 |
WO2014035664A1 (en) | 2014-03-06 |
US8796408B2 (en) | 2014-08-05 |
CN104411729A (zh) | 2015-03-11 |
EP2890721A1 (en) | 2015-07-08 |
CN104411729B (zh) | 2016-08-17 |
US9138713B2 (en) | 2015-09-22 |
JP2016164284A (ja) | 2016-09-08 |
US20140301903A1 (en) | 2014-10-09 |
JP2015521692A (ja) | 2015-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6098854B2 (ja) | ポリマーを形成するためのプラントおよび方法 | |
US8425847B2 (en) | Processes and apparatus for continuous solution polymerization | |
US7163989B2 (en) | Processes and apparatus for continuous solution polymerization | |
JP5602249B2 (ja) | 連続的溶液重合のための方法および装置 | |
US8372924B2 (en) | Processes and apparatus for continuous solution polymerization | |
WO2020060745A1 (en) | Devolatilization processes | |
US8916659B1 (en) | Process and apparatus for continuous solution polymerization | |
US12030976B2 (en) | Devolatilization processes | |
WO2023097161A1 (en) | Plants and processes for forming polymers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161017 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6098854 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |