JP6095879B1 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

内視鏡装置1は、被検体を動かす臓器の動きを検出して検出信号を出力する検出装置31と、被検体を撮像して複数の撮像画像を出力する撮像部21と、検出装置31の検出信号に応じて評価処理された動き評価値を、複数の撮像画像の少なくとも一部について算出し、評価処理された動き評価値に基づいて、複数の撮像画像の中から静止画像を決定するフリーズ処理部44と、を有する。

Description

本発明は、内視鏡装置に関する。
従来、例えば、日本国特開平10−323326号公報に示されるように、動画像を静止させたフリーズ画像を出力できる内視鏡装置がある。
従来の内視鏡装置は、より高い解像度によって被検体を観察できるように、赤色、緑色及び青色(以下「RGB」と略す)の各画像を順次撮像し、RGBの各画像を重ね合わせて1つの画像を合成する面順次方式によって撮像する。面順次方式で動きのある被検体を撮像すると、RGBの各画像の撮像が完了するまでの間に被検体が動き、色ずれを生じさせることがある。従来の内視鏡装置では、各色のエッジのずれから色ずれ量を算出し、動画像の中で色ずれ量が最小である画像をフリーズ画像として出力する技術が提案されている。
しかしながら、従来の内視鏡装置は、例えば、心臓の近くに位置する食道等、拍動によって動かされる被検体のフリーズ画像を出力すると、算出される色ずれ量が最小であっても、実際のフリーズ画像に大きな色ずれやぶれが生じていることがあった。さらに、従来の内視鏡装置では、拍動によって被写体となる部位が動かされることにより、内視鏡の光源と被写体の距離が近くなり、内視鏡から照射した光が強く反射してハレーションを起こし、色ずれ量が正しく算出されないことがあった。
そこで、本発明は、臓器によって動かされる被検体に対し、色ずれや、ぶれを抑えた静止画像を得ることができる内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡装置は、被検体を動かす臓器の動きを検出して検出信号を出力する検出装置と、前記被検体を撮像して複数の撮像画像を出力する撮像部と、前記検出装置の前記検出信号に応じて評価処理された動き評価値を、前記複数の撮像画像の少なくとも一部について算出し、前記評価処理された動き評価値に基づいて、前記複数の撮像画像の中から静止画像を決定するフリーズ処理部と、を有する。
本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置のCPU、フリーズ処理部及びメモリの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置の心拍計の検出信号の入力波形の例を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置の動き信号を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置のフリーズ処理部における評価処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置のフリーズ処理部における評価処理を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置のメモリのデータ構造を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置のメモリのデータ構造を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置のメモリのデータ構造を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置のフリーズ処理部におけるフリーズ処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例1に係わる、内視鏡装置のフリーズ処理部における評価処理を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態の変形例2に係わる、内視鏡装置のフリーズ処理部における評価処理を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態に係わる、内視鏡装置のCPU、フリーズ処理部及びメモリの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係わる。内視鏡装置のフリーズ処理部における評価処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係わる、内視鏡装置の評価処理フリーズ処理部を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態の変形例1に係わる、内視鏡装置の評価処理を説明する説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置1の構成を示すブロック図である。
内視鏡装置1は、光源装置11と、撮像部であるスコープ21と、検出装置である心拍計31と、プロセッサ41と、表示部51とを有して構成される。
光源装置11には、図示しない、光源ランプと、RGB回転フィルタとが設けられる。光源ランプから照射される照明光は、回転駆動されるRGB回転フィルタを介することによって、RGBが周期的に変化する面順次の照明光となる。面順次の照明光は、後述するライトガイド22に導光される。
スコープ21は、ライトガイド22と、対物レンズ23と、CCD24と、相関二重サンプリング回路(以下「CDS」という)25と、AD変換回路26と、フリーズスイッチ27とを有して構成される。スコープ21は、先端が患者の体内に挿入され、患者の体内の被検体をRGB面順次によって撮像し、複数の撮像画像をプロセッサ41に出力できるように構成される。
ライトガイド22は、光源装置11から照射される面順次の照明光を、導光し、スコープ先端面Sから被検体に照射する。
対物レンズ23は、照明光が照射された被検体の反射光を取り込み、CCD24に結像させる。
CCD24は、光電変換可能である撮像素子によって構成される。CCD24は、CDS25に接続され、結像された被検体の反射光を撮像信号に変換し、CDS25に出力する。
CDS25は、相関二重サンプリングによってノイズを除去する回路である。CDS25は、AD変換回路26に接続され、CCD24から入力される撮像信号からノイズを除去し、撮像信号をAD変換回路26に出力する。
AD変換回路26は、プロセッサ41に接続され、デジタル信号に変換された撮像信号をプロセッサ41に出力する。
フリーズスイッチ27は、ユーザがフリーズ処理の開始を指示入力できるように構成される。フリーズスイッチ27は、プロセッサ41に接続され、ユーザによってフリーズ処理開始の指示入力があると、フリーズ処理を開始させるための制御信号をプロセッサ41に出力する。
検出装置である心拍計31は、被検体を動かす臓器の動きを検出して検出信号を出力できるように構成される。より具体的には、心拍計31は、例えば、食道等の被検体を動かす心臓の動きを心拍によって検出できるように構成される。心拍計31は、例えば、図示しないクリップ型プローブによって患者の指を挟み、赤外線センサによって患者の指の血流を測定し、心拍を検出するように構成される。心拍計31は、プロセッサ41に接続される。心拍計31は、心臓の動きを検出し、検出信号をプロセッサ41に出力する。
プロセッサ41は、同時化回路42aと、調光検波回路42bと、自動利得制御回路(以下、「AGC回路」という)42cと、ホワイトバランス回路(以下、「WB回路」という)42dと、制御部43と、フリーズ処理部44と、メモリ45と、ガンマ補正回路46aと、拡大縮小回路46bと、輪郭強調回路46cと、マトリクス回路(以下「MAT回路」という)46dと、DA変換回路46eと、スコープ通信制御部47とを有して構成される。
同時化回路42aは、面順次の撮像信号を、同時化し、撮像画像である撮像フレームに変換する回路である。同時化回路42aは、調光検波回路42b及びAGC回路42cに接続され、AD変換回路26から入力される面順次の撮像信号を同時化して撮像フレームに変換し、調光検波回路42b及びAGC回路42cに出力する。
調光検波回路42bは、光源装置11と、AGC回路42cと、制御部43とに接続される。調光検波回路42bは、同時化回路42aから入力される撮像フレームの明るさに基づき、照明光の明るさを調整するための制御信号を光源装置11に出力する。また、調光検波回路42bは、自動利得制御のための制御信号をAGC回路42cに出力する。
AGC回路42cは、自動利得制御をする回路である。AGC回路42cは、WB回路42dに接続され、調光検波回路42bから入力される制御信号に基づいて、AD変換回路26から入力される撮像フレームのゲイン調整をし、WB回路42dに出力する。
WB回路42dは、ホワイトバランス調整をする回路である。WB回路42dは、フリーズ処理部44に接続され、制御部43の制御の下、AGC回路42cから入力される撮像フレームに対してホワイトバランス調整をし、フリーズ処理部44に出力する。
スコープ通信制御部47は、スコープ21との通信を制御する回路である。スコープ通信制御部47は、制御部43に接続され、フリーズスイッチ27からフリーズ指示信号が入力されると、制御部43にフリーズ指示信号を出力する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置1のCPU43a、フリーズ処理部44及びメモリ45の構成を示すブロック図である。図2では、評価処理における処理の流れを実線で示し、フリーズ処理における処理の流れを破線で示す。図3は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置1の心拍計31の検出信号の入力波形の例を説明する説明図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置1の動き信号を説明する説明図である。
制御部43は、中央処理装置(以下「CPU」という)43aと、ROM及びRAMを含んで構成される記憶部43bを有して構成される。CPU43aの機能は、記憶部43bに記憶された制御処理に関する各種プログラムを実行することにより実現される。
CPU43aは、WB回路42dと、フリーズ処理部44と、ガンマ補正回路46aと、拡大縮小回路46bと、輪郭強調回路46cに接続され、各部及び各回路の動作を制御する。
CPU43aは、スコープ通信制御部47からフリーズ指示信号を受信すると、フリーズ処理部44にフリーズ指示信号を出力する。
CPU43aは、心拍計31に接続され、心拍計31の検出信号が入力される。
記憶部43bには、動き信号処理部43cのプログラムが記憶される。
動き信号処理部43cは、心拍計31から入力される検出信号に基づいて、動き信号を生成する処理部である。
動き信号は、複数の撮像フレームの各々に対応付けられる信号値を有して構成される。動き信号処理部43cは、臓器の動き量が、所定量より小さいとき、動き信号に第1信号値をセットし、また、心臓の動き量が所定量より大きいとき、動き信号に第2信号値をセットする。より具体的には、動き信号処理部43cは、検出信号の信号値が所定値Vより小さいとき、動き信号に第1信号値をセットし、また、検出信号の信号値が所定値Vより大きいとき、動き信号に第2信号値をセットする。所定値Vは、フリーズ画像に適さない画像を除外できる値に調整され、予め設定される。
例えば、図3の検出信号の入力波形の例では、心臓の動き量が大きいとき、検出信号の信号値は高くなり(図3の入力波形の山部)、心臓の動き量が小さいとき、検出信号は低くなる(図3の入力波形の谷部)。例えば、図4では、入力波形の谷部において第1信号値「0」がセットされ、入力波形の山部において第2信号値「1」がセットされる。
動き信号処理部43cによって生成された動き信号は、フリーズ処理部44に出力される。
フリーズ処理部44は、制御部I/F44aと、動き評価値算出部44bと、メモリ書込みI/F44cと、メモリ読出しI/F44dと、撮像フレーム判定部44eと、撮像フレーム指定部44fと、を有して構成される。フリーズ処理部44は、心拍計31の検出信号に応じて評価処理された動き評価値を、複数の撮像フレームの少なくとも一部について算出し、評価処理された動き評価値に基づいて、複数の撮像フレームの中から静止画像を決定する。
制御部I/F44aは、制御部43から各種信号を入力するための回路である。制御部I/F44aは、動き評価値算出部44bと、メモリ書込みI/F44cと、メモリ読出しI/F44dとに接続される。制御部I/F44aは、制御部43から入力される動き信号を動き評価値算出部44bに出力する。制御部I/F44aは、制御部43から入力されるフリーズ指示信号を、メモリ書込みI/F44cと、メモリ読出しI/F44dとに出力する。
動き評価値算出部44bは、複数の撮像フレームの各々に対し、動き評価値を算出する回路である。動き評価値算出部44bは、メモリ書込みI/F44cに接続され、算出された動き評価値をメモリ書込みI/F44cに出力する。
メモリ書込みI/F44cは、WB回路42dから入力される撮像フレームと、動き評価値算出部44bから入力される動き評価値及び動き信号の信号値とをメモリ45に出力して記憶させる回路である。メモリ書込みI/F44cは、制御部I/F44aを介し、制御部43からフリーズ指示信号が入力されると、メモリ45に対する、撮像フレーム、動き評価値及び動き信号の信号値の出力を停止する。
メモリ読出しI/F44dは、メモリ45に記憶された撮像フレーム、動き評価値及び動き信号の信号値を読み出す回路である。メモリ読出しI/F44dは、ガンマ補正回路46aと、撮像フレーム判定部44eに接続される。
メモリ読出しI/F44dは、評価処理では、メモリ書込みI/F44cを介してメモリ45に記憶された撮像フレームを即座に読み出し、ガンマ補正回路46aに出力する。
メモリ読出しI/F44dは、フリーズ処理では、メモリ45に記憶される全ての動き評価値と、動き信号の信号値とを読出し、撮像フレーム判定部44eに出力する。また、メモリ読出しI/F44dは、フリーズ処理では、撮像フレーム指定部44fによって撮像フレームが指定されると、撮像フレームをメモリ45から読み出し、ガンマ補正回路46aに出力する。
撮像フレーム判定部44eは、複数の動き評価値の中から最小の動き評価値を判定する回路である。撮像フレーム判定部44eは、動き評価値が最小である動き評価値を判定し、撮像フレーム指定部44fに判定結果を出力する。
撮像フレーム指定部44fは、メモリ読出しI/F44dに対して撮像フレームを指定する回路である。撮像フレーム指定部44fは、撮像フレーム判定部44eから入力された判定結果に基づいて、メモリ読出しI/F44dに対して最小の動き評価値に対応付けられる撮像フレームを指定する。
メモリ45は、評価処理及びフリーズ処理に関する各種データの書込み及び読出しが可能であるRAM又は不揮発性メモリによって構成される。メモリ45には、撮像フレームと、撮像フレームに対応付けられる動き評価値及び動き信号の信号値とが順次記憶される。
図1に戻り、ガンマ補正回路46aは、撮像フレームにガンマ補正をする回路である。ガンマ補正回路46aは、拡大縮小回路46bに接続され、制御部43の制御の下、フリーズ処理部44から入力される撮像フレームにガンマ補正処理をし、拡大縮小回路46bに出力する。
拡大縮小回路46bは、撮像フレームに拡大縮小処理をする回路である。拡大縮小回路46bは、輪郭強調回路46cに接続され、制御部43の制御の下、ガンマ補正回路46aから入力される撮像フレームに拡大縮小処理をし、輪郭強調回路46cに出力する。
輪郭強調回路46cは、撮像フレームに輪郭強調処理をする回路である。輪郭強調回路46cは、MAT回路46dに接続され、制御部43の制御の下、拡大縮小回路46bから入力される撮像フレームに輪郭強調処理をし、MAT回路46dに出力する。
MAT回路46dは、表示部51に出力するための画像を生成する回路である。MAT回路46dは、DA変換回路46eに接続され、輪郭強調回路46cから出力される撮像フレームから表示部51に出力する表示画像データを生成し、DA変換回路46eに出力する。
DA変換回路46eは、デジタル信号をアナログ信号に変換する回路である。DA変換回路46eは、表示部51に接続され、MAT回路46dから入力される表示画像データをアナログ信号に変換し、表示部51に出力する。
表示部51は、DA変換回路46eから出力される表示画像データに基づいて、画像を画面表示する。
(フリーズ処理部の動作)
第1の実施形態におけるフリーズ処理部44の評価処理の流れについて説明をする。
図5は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置1のフリーズ処理部44における評価処理の流れの例を示すフローチャートである。
スコープ21によって被検体が撮像され、WB回路42dから撮像フレームが入力されると、フリーズ処理部44は、評価処理を行う。
動き評価値算出部44bは、撮像フレームを取得する(S1)。
動き評価値算出部44bは、色ずれ量を算出する(S2)。S2では、動き評価値算出部44bは、WB回路42dから入力される撮像フレームに基づき、色ずれ量を算出する。色ずれ量は、撮像フレームに含まれる、RGBの各画像について、画素毎に隣接画素との傾き値を算出し、各色の画像間で画素値の傾き値が異なる画素の数を求めることにより、算出される。例えば、撮像フレームが1024画素により構成されるとき、隣接画素との傾き値がRGB間で同じである画素が900画素あり、一方、隣接画素との傾き値がRGB間で互いに異なる画素が124画素あるとき、色ずれ量は124になる。なお、ここで説明した色ずれ量の算出方法は例示であり、他の方法で算出されても構わない。
動き評価値算出部44bは、色ずれ量の重み付けをするか否かを判定する(S3)。S3では、動き評価値算出部44bは、制御部I/F44aを介し、制御部43から撮像フレームに対応付けられる動き信号の信号値を取得し、信号値に基づいて、色ずれ量の重み付けをするか否かを判定する。動き評価値算出部44bは、動き信号の信号値が第1信号値(例えば、「0」)であるとき、色ずれ量の重み付けをすると判定し(S3:YES)、処理は、S4に進む。一方、動き評価値算出部44bは、動き信号の信号値が第2信号値(例えば、「1」)であるとき、色ずれ量の重み付けをしないと判定し(S3:NO)、処理はS5に進む。
S4では、動き評価値算出部44bは、色ずれ量に重み付けをする。S4では、動き評価値算出部44bは、色ずれ量に重み付け係数を乗算し、色ずれ量に重み付けをする。より具体的には、動き評価値算出部44bは、撮像フレームに対応付けられた動き信号の信号値が、第1信号値であるとき、重み付け係数を乗算し、動き評価値を算出する。例えば、色ずれ量が124であって、動き信号の信号値が第1信号値である「0」であるとき、例えば、重み付け係数「0.5」を乗算すると、動き評価値は62になる。
重み付け係数は、撮像フレーム判定部44eにおいて、色ずれや、ぶれを抑えた撮像フレームが適切に判定されるように調整され、予め設定される。
S3とS4の処理により、動き評価値算出部44bは、動き信号の信号値が第1信号値である場合、色ずれ量に重み付け係数を乗算して動き評価値を算出し、また、動き信号の信号値が第2信号値である場合、色ずれ量に重み付け係数を乗算せずに動き評価値を算出する。すなわち、動き信号の信号値が第2信号値である場合、色ずれ量が動き評価値になる。
動き評価値算出部44bは、撮像フレームと、動き評価値と、動き信号の信号値とをメモリ45に記憶させる(S5)。S5では、動き評価値算出部44bは、メモリ書込みI/F44cを介し、互いに対応付けられた撮像フレームと、動き評価値と、動き信号の信号値とをメモリ45に記憶させる。
メモリ読出しI/F44dは、メモリ45に記憶された最新の撮像フレームを読み出し、ガンマ補正回路46aに出力する(S6)。
S1からS6の評価処理が繰り返されることにより、メモリ45上には、撮像フレームと、撮像フレームに対応付けられた動き評価値及び動き信号の信号値が順次記憶される。
図6は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置1のフリーズ処理部44における評価処理を説明する説明図である。
例えば、図6では、動き評価値算出部44bによって取得された最新の撮像フレームは撮像フレームNであり(S1)、撮像フレームNの色ずれ量は「212」であると算出され(S2)、動き信号の信号値は第1信号値「0」であるため、色ずれ量の重み付けをすると判定され(S3)、重み付け係数「0.5」を乗算し、動き評価値「106」が算出される(S4)。なお、第1の実施形態では、全ての撮像フレームがメモリ45に記憶されるため、図6では、撮像フレームNの「メモリへの保存」は「Yes」と表記されている。
撮像フレームN−1は、撮像フレームNよりも1フレーム前に動き評価値算出部44bによって取得された撮像フレームであり、また、撮像フレームN−2は、撮像フレームNよりも2フレーム前に動き評価値算出部44bによって取得された撮像フレームであり、説明を省略する。
撮像フレームN−3は、撮像フレームNよりも3フレーム前に動き評価値算出部44bによって取得された撮像フレームであり、撮像フレームの色ずれ量は「218」であると算出され、動き信号の信号値は第2信号値「1」であるため、色ずれ量の重み付けはしないと判定され(S3)、重み付け係数が乗算されることなく、動き評価値「218」が算出される。
撮像フレームN−4から撮像フレームN−8、撮像フレームN−59及び撮像フレームN−60については、説明を省略する。
図7、図8及び図9は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置1のメモリ45上に記憶されるデータを説明する説明図である。
例えば、図7では、メモリ45に記憶された最新の撮像フレームは、撮像フレームNであり、動き評価値は「106」であり、動き信号の信号値は「0」である。撮像フレームN−1は、撮像フレームNよりも1フレーム前に記憶された撮像フレームであり、動き評価値は「89」であり、動き信号の信号値は「0」である。また、撮像フレームN−60は、撮像フレームNよりも60フレーム前に記憶された撮像フレームであり、動き評価値は「156」であり、動き信号の信号値は「0」である。撮像フレームN−2から撮像フレームN−59は、説明を省略する。
図8は、さらに、撮像フレームN+1、動き評価値「102」、動き信号の信号値「0」がメモリ45に追加記憶された例である。図9は、さらに、撮像フレームN+2、動き評価値「71」、動き信号の信号値「0」がメモリ45に追加記憶された例である。
S1〜S6の処理が、評価処理を構成する。
続いて、第1の実施形態におけるフリーズ処理部44におけるフリーズ処理の流れについて説明をする。
図10は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡装置1のフリーズ処理部44におけるフリーズ処理の流れの例を示すフローチャートである。
制御部I/F44aは、制御部43からフリーズ指示信号が入力されているか否かを判定する(S11)。制御部43からフリーズ指示信号が入力されているとき(S1:YES)、処理は、S12に進む。一方、制御部43からフリーズ指示信号が入力されていないとき(S11:NO)、処理は、S11に戻る。すなわち、制御部I/F44aは、制御部43からフリーズ指示信号が入力されるまで待機する。
メモリ書込みI/F44cは、メモリ45への書込みを停止する(S12)。S12では、制御部I/F44aは、メモリ書込みI/F44cにフリーズ指示信号を送信する。フリーズ指示信号が受信されると、メモリ書込みI/F44cは、メモリ45への書き込みを停止する。
メモリ読出しI/F44dは、メモリ45に記憶される全ての動き評価値と、動き信号の信号値とを読み出す(S13)。S13では、制御部I/F44aは、メモリ読出しI/F44dにフリーズ指示信号を送信する。フリーズ指示信号が受信されると、メモリ読出しI/F44dは、メモリ45に記憶される全ての動き評価値と、動き信号の信号値とを読み出し、撮像フレーム判定部44eに出力する。
撮像フレーム判定部44eは、最小の動き評価値を判定する(S14)。S14では、撮像フレーム判定部44eでは、S13でメモリ読出しI/F44dを介してメモリ45から入力される全ての動き評価値から所定数A遡った動き評価値の中に含まれる最小の動き評価値を判定し、判定結果を撮像フレーム指定部44fに出力する。所定数Aは、最適なフリーズ画像を取得できる数に調整され、予め設定される。
例えば、所定数Aを5とすると、図7のメモリ45の記憶状態では、撮像フレームNからN−4の中で、撮像フレームN−1に対応付けられる動き評価値「89」が最小であると、撮像フレーム判定部44eは判定する。例えば、図8のメモリ45の記憶状態では、撮像フレームN+1からN−3の動き評価値の中で、撮像フレームN−1に対応付けられる動き評価値「89」が最小であると、撮像フレーム判定部44eは判定する。例えば、図9のメモリ45の記憶状態では、撮像フレームN+2からN−2の動き評価値の中で、撮像フレームN+2に対応付けられる動き評価値「71」が最小であると、撮像フレーム判定部44eは判定する。
撮像フレーム指定部44fは、メモリ読出しI/F44dに対し、最小の動き評価値の撮像フレームを指定する(S15)。S15では、撮像フレーム指定部44fは、S14で入力される判定結果から、最小の動き評価値に対応付けられる撮像フレームのメモリ45上のアドレスを抽出し、メモリ読出しI/F44dに出力する。
メモリ読出しI/F44dは、メモリ45から撮像フレームを読み出し、ガンマ補正回路46aに出力する(S16)。S16では、S15で撮像フレーム指定部44fから入力されるアドレスに基づいて、メモリ45から撮像フレームを読み出し、ガンマ補正回路46aに出力する。
S11からS16の処理がフリーズ処理部44におけるフリーズ処理の流れを構成する。
上述の第1の実施形態によれば、心臓によって動かされる被検体に対し、色ずれや、ぶれを抑えた静止画像を出力することができる。
(第1の実施形態の変形例1)
第1の実施形態では、撮像フレーム判定部44eは、動き信号の信号値が第2信号値である動き評価値を除外せずに、最小の動き評価値を判定するが、動き信号の信号値が第2信号値である動き評価値を除外しても構わない。
図11は、本発明の第1の実施形態の変形例1に係わる、内視鏡装置1のフリーズ処理部44における評価処理を説明する説明図である。
撮像フレーム判定部44eは、S13でメモリ読出しI/F44dを介してメモリ45から入力される全ての動き評価値から、動き信号の信号値が第2信号値(例えば、「1」)である動き評価値を除外し、最新の動き評価値から所定数A遡った動き評価値の中に含まれる最小の動き評価値を判定し、判定結果を撮像フレーム指定部44fに出力するように構成される。
例えば、所定数Aを5とすると、図7のメモリ45の記憶状態では、動き信号の信号値が第2信号値「1」である撮像フレームN−3からN−6が除外され、撮像フレームN、N−1、N−2、N−7及びN−8の動き評価値(図7の一点鎖線P1)の中で、撮像フレームN−7に対応付けられる動き評価値「74」が最小であると、撮像フレーム判定部44eは判定する。例えば、図8のメモリ45の記憶状態では、撮像フレームN+1、N、N−1、N−2及びN−7の動き評価値(図8の一点鎖線P2)の中で、撮像フレームN−7に対応付けられる動き評価値「74」が最小であると、撮像フレーム判定部44eは判定する。例えば、図9のメモリ45の記憶状態では、撮像フレームN+2からN−2の動き評価値(図8の一点鎖線P3)の中で、撮像フレームN+2に対応付けられる動き評価値「71」が最小であると、撮像フレーム判定部44eは判定する。
なお、上述の第1の実施形態の変形例1では、動き信号の信号値が第2信号値であって撮像フレーム判定部44eによって除外される撮像フレームの動き評価値もメモリ45に記憶されるが、動き評価値算出部44bは、動き信号の信号値が第2信号値であるとき、動き評価値をメモリ45に記憶させなくても構わない。図11は、撮像フレームN−3から撮像フレームN−6が、動き信号の信号値が第2信号値「1」であり、色ずれ量及び動き評価値の算出をせず(一点鎖線P4)、動き評価値をメモリ45に記憶させない例である。
なお、除外される撮像フレームの動き評価値は、例えば、「0」等の任意の値がセットされても構わない。
上述の第1の実施形態の変形例1の構成によれば、動き信号の信号値によって動き評価値を除外し、心臓によって動かされる被検体に対し、より確実に色ずれや、ぶれを抑えた静止画像を出力することができる。
(第1の実施形態の変形例2)
第1の実施形態及び第1の実施形態の変形例1では、動き評価値算出部44bは、動き信号の信号値が、第1信号値であるとき、重み付け係数を乗算するが、第1信号値及び第2信号値であるとき、各信号値に対応付けられた重み付け係数が乗算されても構わない。
図12は、本発明の第1の実施形態の変形例2に係わる、内視鏡装置1のフリーズ処理部44における評価処理を説明する説明図である。
第1の実施形態の変形例2では、動き評価値算出部44bは、撮像画像に対応付けられた動き信号の信号値が、第1信号値(例えば、「0」)であるとき、第1重み付け係数(例えば、「0.8」)を乗算し、動き信号の信号値が第2信号値(例えば、「1」)であるとき、第1重み付け係数よりも大きな第2重み付け係数(例えば、「1」)を乗算し、動き評価値を算出するように構成される。
例えば、図12の撮像フレームNでは、色ずれ量が「100」であると算出され、動き信号の信号値が第1信号値「0」であるため重み付け係数「0.8」が乗算され、動き評価値「80」が算出される。撮像フレームN−3では、色ずれ量が「90」であると算出され、動き信号の信号値が第2信号値「1」であるため重み付け係数「1」が乗算され、動き評価値「90」が算出される。他の撮像フレームについては、説明を省略する。
上述の第1の実施形態の変形例2の構成によれば、心臓によって動かされる被検体に対し、2値の動き信号に応じて評価処理をし、より高い精度で色ずれや、ぶれを抑えた静止画像を出力することができる。
(第1の実施形態の変形例3)
第1の実施形態、第1の実施形態の変形例1及び第1の実施形態の変形例2では、動き信号の信号値は第1信号値及び第2信号値の2値であるが、3値以上であっても構わない。
第1の実施形態の変形例3は、動き信号の信号値が3値の例である。
動き信号処理部43cは、臓器の動き量が、第1動き量より小さいとき、動き信号に第1信号値をセットし、また、第1動き量よりも大きく、かつ第2動き量よりも小さいとき、動き信号に第2信号値をセットし、また、第2動き量よりも大きいとき、動き信号に第3信号値をセットするように構成される。
より具体的には、動き信号処理部43cは、検出信号により、検出信号の信号値が、所定値W1より小さいとき、動き信号に第1信号値をセットし、また、所定値W1よりも大きく、かつ所定値W2よりも小さいとき、動き信号に第2信号値をセットし、また、所定値W2よりも大きいとき、動き信号に第3信号値をセットするように構成される。所定値W1、W2は、フリーズ画像に適さない画像を除外できる値に調整され、予め設定される。
動き評価値算出部44bは、撮像画像に対応付けられた動き信号の信号値が、第1信号値であるとき、第1重み付け係数(例えば、「0.5」)を乗算し、第2信号値であるとき、第1重み付け係数よりも大きな第2重み付け係数(例えば、「1」)を乗算し、第3信号値であるとき、第2重み付け係数よりも大きな第3重み付け係数(例えば、「2」)を乗算し、動き評価値を算出するように構成される。
上述の第1の実施形態の変形例3の構成によれば、心臓によって動かされる被検体に対し、3値の動き信号に応じて評価処理をし、より高い精度で色ずれや、ぶれを抑えた静止画像を出力することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態、第1の実施形態の変形例1、第1の実施形態の変形例2及び第1の実施形態の変形例3では、全ての撮像フレームをメモリ45に記憶するが、動き信号の信号値が所定値であるときのみ、撮像フレームをメモリ45に記憶させてもよい。
図13は、本発明の第2の実施形態に係わる、内視鏡装置1aのCPU43a、フリーズ処理部144及びメモリ45の構成を示すブロック図である。図14は、本発明の第2の実施形態に係わる。内視鏡装置1aのフリーズ処理部144における評価処理の流れの例を示すフローチャートである。図15は、本発明の第2の実施形態に係わる、内視鏡装置1のフリーズ処理部144における評価処理を説明する説明図である。第2の実施形態では、第1の実施形態と同じ構成については、図13において同じ符号を付し、説明を省略する。
図13に示すように、制御部I/F144aは、制御部43から入力される動き信号を、メモリ書込みI/F144cに出力するように構成される。
メモリ書込みI/F144cは、制御部I/F144aを介して制御部43から入力される動き信号の信号値が第1信号値であるとき、WB回路42dから入力される撮像フレームと、動き評価値算出部44bから入力される動き評価値及び動き信号の信号値とをメモリ45に出力して記憶させる。動き信号の信号値が第2信号値であるとき、メモリ書込みI/F144cは、WB回路42dから入力される撮像フレームを直接ガンマ補正回路46aに出力する。
以下、第2の実施形態のフリーズ処理部144の評価処理について説明をする。
動き評価値算出部144bは、撮像フレームを取得する(S21)。
動き評価値算出部144bは、色ずれ量を算出する(S22)。
メモリ書込みI/F144cは、撮像フレームをメモリ45に記憶させるか否かを判定する(S23)。S23では、メモリ書込みI/F144cは、制御部I/F144aを介し、制御部43から撮像フレームに対応付けられる動き信号の信号値を取得し、信号値に基づいて、メモリ45に記憶させるか否かを判定する。メモリ読出しI/F144dは、動き信号の信号値が第1信号値(例えば、「0」)であるときにはメモリ45に記憶させると判定し(S23:YES)、処理は、S23Yに進む。一方、動き信号の信号値が第2信号値(例えば、「1」)であるときにはメモリ45に記憶させないと判定し(S23:NO)、処理はS23Nに進む。
S23Yでは、メモリ書込みI/F144cは、撮像フレームと、動き評価値と、動き信号の信号値とをメモリ45に記憶させる。
S23Nでは、メモリ書込みI/F144cは、映像フレームをガンマ補正回路46aに直接出力する。S23Nの処理の後、評価処理は終了する。
S24では、メモリ読出しI/F144dは、メモリ45に記憶された最新の撮像フレームを読み出し、ガンマ補正回路46aに出力する。S24の処理の後、評価処理は終了する。
例えば、図15では、制御部I/F144aからメモリ書込みI/F144cに対し、撮像フレームNから撮像フレームN−2では動き信号の信号値「0」が入力され、撮像フレームN−3から撮像フレームN−6では動き信号の信号値「1」が入力され、撮像フレームN−7では動き信号の信号値「0」が入力された例である(図15の上段)。メモリ書込みI/F144cは、動き信号の信号値「1」の撮像フレームである撮像フレームN、N−1、N−2、N−7を、動き信号の信号値及び動き評価値とともにメモリ45に記憶させる(図14のS23Y、図15の下段)。
S21からS24の処理が、評価処理を構成する。
第2の実施形態におけるフリーズ処理の動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述の第2の実施形態によれば、メモリ45の記憶量を抑えることができ、心臓によって動かされる被検体に対し、色ずれや、ぶれを抑えた静止画像を出力することができる。
(第2の実施形態の変形例1)
上述の第2の実施形態では、動き信号の信号値は2値であるが、動き信号の信号値は3値以上であっても構わない。
図16は、本発明の第2の実施形態の変形例1に係わる、内視鏡装置1のフリーズ処理部144における評価処理を説明する説明図である。
第2の実施形態の変形例1では、動き信号処理部43cは、検出信号により、検出信号の信号値が、所定値W1より小さいとき、動き信号に第1信号値をセットし、また、所定値W1よりも大きく、かつ所定値W2よりも小さいとき、動き信号に第2信号値をセットし、また、所定値W2よりも大きいとき、動き信号に第3信号値をセットするように構成される。
動き評価値算出部144bは、撮像画像に対応付けられた動き信号の信号値が、第1信号値(図16では、「0」)であるとき、第4重み付け係数(図16では、「0.8」)を乗算し、第2信号値(図16では、「1」)であるとき、第4重み付け係数よりも大きな第5重み付け係数(例えば、「1」)を乗算し、第3信号値(図16では「2」)であるとき、撮像フレームをメモリ45に記憶させないように構成される。
例えば、図16では、撮像フレームNは、動き信号の信号値が「0」であり、色ずれ量が「100」であり、重み付け係数が「0.8」であり、動き評価値が、色ずれ量に重み付け係数を乗算した「80」である。撮像フレームN−2では、動き信号の信号値が「1」であり、色ずれ量は「130」であり、重み付け係数が、「1」であり、動き評価値は「130」である。撮像フレームN−3は、動き信号の信号値が「2」であるため、メモリ45に記憶されない。撮像フレームN−1、N−4、N−5、N−6、N−7の説明は省略する。
上述の実施形態2の変形例1によれば、メモリ45の記憶量を抑えることができ、3値の動き信号に応じて評価処理をし、より高い精度で色ずれや、ぶれを抑えた静止画像を出力することができる。
なお、実施形態では、撮像フレームは面順次方式によって撮像され、動き評価値算出部44bは、評価値である色ずれ量を算出しているが、撮像フレームは、RGB画素が同一平面に配置された撮像素子によって撮像され、動き評価値算出部44bは、評価値であるぶれ量を算出しても構わない。
なお、実施形態では、心拍計31の例として、赤外線センサによって心拍を検出する心拍計31を説明しているが、これに限られず、例えば、電圧変化によって心拍を検出するもの等、患者の心拍を検出できるものであればどのようなものでも構わない。
なお、実施形態では、被検体は食道であり、被検体を動かす臓器は心臓であるが、被検体は食道以外であっても構わないし、被検体を動かす臓器は心臓以外の臓器であっても構わない。
なお、実施形態では、心拍計31から逐次入力される検出信号によって動き信号が生成されるが、心拍計31から入力される検出信号の一部を使用し、制御部43が周期的な動き信号を生成しても構わない。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明によれば、臓器によって動かされる被検体に対し、色ずれや、ぶれを抑えた静止画像を得ることができる内視鏡装置を提供することを目的とする。
本出願は、2015年10月29日に日本国に出願された特願2015−213153号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (15)

  1. 被検体を動かす臓器の動きを検出して検出信号を出力する検出装置と、
    前記被検体を撮像して複数の撮像画像を出力する撮像部と、
    前記検出装置の前記検出信号に応じて評価処理された動き評価値を、前記複数の撮像画像の少なくとも一部について算出し、前記評価処理された動き評価値に基づいて、前記複数の撮像画像の中から静止画像を決定するフリーズ処理部と、
    を有する、
    ことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記検出装置は、心拍計を含むことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 動き信号処理部を有し、
    前記動き信号処理部は、前記検出信号に基づいて動き信号を生成し、
    前記動き評価値は、前記動き信号に基づいて評価処理される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  4. 前記動き信号は、前記複数の撮像画像の各々に対応付けられる信号値を有することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
  5. 前記フリーズ処理部は、前記複数の撮像画像の各々に対し、前記動き評価値を算出する動き評価値算出部を有することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
  6. 前記動き信号処理部は、前記臓器の動き量が、
    所定量よりも小さいとき、前記動き信号に第1信号値をセットし、
    所定量よりも大きいとき、前記動き信号に第2信号値をセットし、
    前記動き評価値算出部は、前記動き信号が第1信号値である場合のみ、重み付け係数を乗算し、前記動き評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  7. 前記動き信号処理部は、前記臓器の動き量が、
    所定量よりも小さいとき、前記動き信号に第1信号値をセットし、
    所定量よりも大きいとき、前記動き信号に第2信号値をセットし、
    前記動き評価値算出部は、撮像画像に対応付けられた前記動き信号の信号値が、
    第1信号値であるとき、第1重み付け係数を乗算し、
    第2信号値であるとき、第1重み付け係数よりも大きな第2重み付け係数を乗算し、
    前記動き評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  8. 前記動き信号処理部は、前記臓器の動き量が、
    第1動き量より小さいとき、前記動き信号に第1信号値をセットし、
    第1動き量よりも大きく、かつ第2動き量よりも小さいとき、前記動き信号に第2信号値をセットし、
    第3動き量よりも大きいとき、前記動き信号に第3信号値をセットし、
    前記動き評価値算出部は、撮像画像に対応付けられた前記動き信号の信号値が、
    第1信号値であるとき、第1重み付け係数を乗算し、
    第2信号値であるとき、第1重み付け係数よりも大きな第2重み付け係数を乗算し、
    第3信号値であるとき、第2重み付け係数よりも大きな第3重み付け係数を乗算し、
    前記動き評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  9. 前記フリーズ処理部は、撮像フレーム判定部を有し、
    前記撮像フレーム判定部は、複数の前記動き評価値の中から最小の前記動き評価値を判定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  10. 前記撮像フレーム判定部は、前記動き信号の信号値が所定の信号値である前記動き評価値を除外して最小の前記動き評価値を判定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡装置。
  11. 前記複数の撮像画像は、RGB面順次で撮像され、
    各撮像画像の前記動き評価値は、RGBの色ずれ量に基づいて算出される値である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  12. 前記複数の撮像画像は、RGB画素が同一平面に配置された撮像素子によって撮像され、
    前記動き評価値は、ぶれ量に基づいて算出される値である、
    請求項5に記載の内視鏡装置。
  13. メモリを有し、
    前記メモリは、前記複数の撮像画像と、前記複数の撮像画像の各々に対応付けられる、前記動き評価値と、前記動き信号の信号値とを記憶する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
  14. 前記動き信号処理部は、前記臓器の動き量が、
    所定量よりも小さいとき、前記動き信号に第1信号値をセットし、
    所定量よりも大きいとき、前記動き信号に第2信号値をセットし、
    撮像画像に対応付けられた前記動き信号の信号値が、
    第1信号値であるとき、前記撮像画像が前記メモリに記憶される、
    ことを特徴とする請求項13に記載の内視鏡装置。
  15. 前記動き信号処理部は、前記臓器の動き量が、
    第1動き量より小さいとき、前記動き信号に第1信号値をセットし、
    第1動き量よりも大きく、かつ第2動き量よりも小さいとき、前記動き信号に第2信号値をセットし、
    第3動き量よりも大きいとき、前記動き信号に第3信号値をセットし、
    前記動き評価値算出部は、撮像画像に対応付けられた前記動き信号の信号値が、
    第1信号値であるとき、第4重み付け係数を乗算し、
    第2信号値であるとき、第4重み付け係数よりも大きな第5重み付け係数を乗算し、
    前記動き評価値を算出し、
    前記メモリに記憶させる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の内視鏡装置。
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