JP6094487B2 - 情報システム、管理装置、データ処理方法、データ構造、プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Description
第1のアプローチは、システムが、ノードに格納されるデータの属性の値域に応じて、他のどのノードを自ノードが管理する宛先表に格納するかを決定し(送受信関係を構築し)、データへのアクセス要求の宛先を決定する際に、要求されたデータの属性値と宛先表とを参照し、決定した宛先に、そのデータへのアクセス要求を転送する。
第2のアプローチは、システムが、ノードのIDに応じて、他のどのノードを自ノードが管理する宛先表に格納するか決定し(送受信関係を構築し)、データの属性値をID空間に変換した値と宛先表とを参照して、そのデータへのアクセス要求の宛先を決定する。
データ群を分散して管理する複数のノードを備え、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する識別子付与手段と、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域を決定する値域決定手段と、
ある属性値またはある範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記ある属性値または前記ある属性範囲に少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する宛先決定手段、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を備え、
前記ノードの前記対応関係記憶手段は、前記ノードが管理している前記データの前記属性毎に、前記対応関係を保持する。
データ群を分散して管理する複数のノードを、管理する管理装置のデータ処理方法であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
前記管理装置が、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与し、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域を決定し、
ある属性値またはある属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記ある属性値または前記ある属性範囲に少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定し、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶し、
前記ノードが管理している前記データの前記属性毎に、前記各ノードが前記対応関係を保持する。
データ群を分散して管理する複数のノードの宛先を決定する際に参照する宛先テーブルのデータ構造であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子が付与され、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域が前記各ノードに割り振られ、
前記宛先テーブルは、前記データ群を分散して管理する複数のノードの宛先アドレスと、各ノードの前記論理識別子と、各前記ノードが管理するデータの値域との対応関係を含み、
前記宛先テーブルの前記対応関係は、前記ノード毎に当該ノードが管理している前記データの前記属性毎に保持される。
データ群を分散して管理する複数のノードを管理する管理装置を実現するコンピュータのプログラムであって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
前記コンピュータに、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する手順、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域を決定する手順、
ある属性値またはある属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記ある属性値または前記ある属性範囲に少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する手順、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶する手順、
前記ノードが管理している前記データの前記属性毎に、前記各ノードに前記対応関係を保持する手順、を実行させるためのものである。
上記プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能なプログラム記録媒体である。
データ群を分散して管理する複数のノードを管理する管理装置であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する識別子付与手段と、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域を決定する値域決定手段と、
ある属性値またはある属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記ある属性値または前記ある属性範囲に少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する宛先決定手段と、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を備え、
前記ノードの前記対応関係記憶手段は、前記ノードが管理している前記データの前記属性毎に、前記各ノードに前記対応関係を保持させる。
すなわち、本発明の情報システムは、上述した課題であるノードのデータ分布変化に伴う性能や信頼性の低下の問題点を解決することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報システム1の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態の情報システム1は、互いにネットワーク3を介して接続される複数のコンピュータ、たとえば、複数のデータ操作クライアント104(図1では、データ操作クライアントB1〜Bnと示す。以下、nは自然数であり、以下、それぞれ異なる値をとってもよい。)と、複数のデータ格納サーバ106(図1では、データ格納サーバC1〜Cnと示す。)と、複数の操作要求中継サーバ108(図1では、操作要求中継サーバD1〜Dnと示す。)と、を備える。
なお、後述する宛先解決部のアルゴリズムがDHTのようにノード間転送を行うものではなく、フルメッシュで通信を行うアルゴリズムである場合は、操作要求中継サーバ108は不要である。
本実施形態の情報システム1は、データ群を分散して管理する複数のノード(データ格納サーバ106)を備え、複数のノード(データ格納サーバ106)は、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、複数のノード(データ格納サーバ106)に対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する識別子付与部(宛先表管理部400)と、論理識別子空間と、データ群におけるデータの値の範囲と、を対応付け、各ノード(データ格納サーバ106)が管理するデータの値域を、各ノード(データ格納サーバ106)の論理識別子に対応させて決定する値域決定部(宛先表管理部400)と、ある属性値または属性範囲のデータの格納先のノード(データ格納サーバ106)の宛先を探索するとき、各ノード(データ格納サーバ106)のデータの値域と、論理識別子と、宛先アドレスとの対応関係に基づき、属性値または属性範囲の少なくとも一部が一致するデータの値域に対応する論理識別子を求め、当該論理識別子に対応するノード(データ格納サーバ106)の宛先アドレスを宛先として決定する宛先決定部(宛先解決部340)と、を備える。
図5(a)は、データ操作クライアント104における宛先解決処理において、ノードが格納するデータの属性値とノードの通信アドレスとを対応付けた宛先表を用いる分散システムの例を示す図である。
この例では、コンピュータ間の接続関係は各ノードがそれぞれ保持する宛先表10に記述される。各ノードは、それぞれ異なるノードの宛先を含む宛先表10を有する。どのノード(N1、N2、N3、・・・)の宛先表10にどのノードを含めるかは、格納データの属性分布に応じて決定される。
図6の本実施形態の情報システム1では、データ操作クライアント104における宛先解決処理において、ノード(N1、N2、N3、・・・)間の接続関係を決定するID宛先表30だけではなく、アクセスされる属性毎に、その属性空間での範囲(値域)と通信アドレスIPの対応を属性宛先表50として保持する。宛先解決部(不図示)が、これらのID宛先表30および属性宛先表50を参照して、データ格納場所(図6ではノードN3)までの宛先を解決する。すなわち、ノード間の送受信関係を決定する層が、図6の60で示される部分となる。これにより、アプリケーションからのデータアクセス要求22がデータ格納先まで転送され、アプリケーションプログラムが目的のデータ24にアクセスできることになる。
図7および図8は、本実施形態の情報システム1の要部構成を示す機能ブロック図である。
図7に示す操作要求部360、宛先解決部340、および宛先表管理部400は、上述したように、図4のデータ操作クライアント104の各ノードに含まれる。宛先表管理部400は、図4の操作要求中継サーバ108の各ノードにも含まれる。また、図8に示す負荷分散部420およびデータ管理部440は図4のデータ格納サーバ106の各ノードに含まれる。
図11に示すように、ID宛先表412は、論理識別子ID(ハッシュ値)と、通信アドレス(図では、サーバIPアドレス)とを対応付けて記憶する。通信アドレスは、ネットワークに接続された、属性を有するデータ群を分散して格納する複数のコンピュータ(ノード)間でネットワークを介して互いに通信を行うときの宛先となるコンピュータ(ノード)の通信アドレスである。本実施形態では、論理識別子IDは、有限なハッシュ空間(たとえば、2の160乗)にて、各ノードに一意にかつ確率的に均一に分布するように割当てられる。詳細については後述する。
後述する実施形態のChordアルゴリズムにおいては、論理識別子ID空間において、図57に示すように、ID宛先表452は、自ノードより大きい論理識別子IDを有するSuccessorノードをSuccessorListとして有し、さらに、自ノードより2のべき乗の距離離れたノードをFingerノードとして複数有する。ここで、各ノードの論理識別子IDの大小の比較、およびノード間の距離の算出は、Consistent Hashingにて一般に定義される比較演算および距離演算の処理によりそれぞれ行われる。
また、後述する実施形態のKoordeアルゴリズムにおいては、Successorノードと自ノードの論理識別子IDの整数倍の論理識別子IDを有すノードをFingerノードとして複数持つ。
あるいは、中継部380が他ノードの障害などに応じて、そのノードのID宛先表412(図11)および属性宛先表414(図12)を更新する場合も、その変更が値域更新部406に通知されうる。
値域更新部406は、他のノード(データ格納サーバ106または操作要求中継サーバ108)から送信された値域変更通知に呼応して、属性宛先表414を更新する。
この構成により、データ格納ノード(データ格納サーバ106)側で値域を変更した場合に、たとえ非同期にクライアント(データ操作クライアント104)側に伝えても、両者間(データ操作クライアント104とデータ格納サーバ106の間)または各ノード間(データ操作クライアント104同士、またはデータ格納サーバ106同士)のデータの一貫性を保つことができる。
さらに、ID宛先表構築部410は、すべてのノードの情報をID宛先表412に含めず、中継部380を必要とするアルゴリズム(たとえば、ChordやKoordeアルゴリズム)の場合、ID検索部408を用いながら、自ノードmのID宛先表412に他のどのノードを含めるかを決定し、ID宛先表412を作成または更新し、ID宛先表格納部402に記憶する。
単一宛先解決部342は、与えられたデータの1次元以上の属性値を入力として、属性宛先表格納部404に記憶された属性宛先表414(図12)を参照しながら、そのデータに関する操作要求を送信すべき先のコンピュータ(図4のデータ格納サーバ106のノード)の宛先(たとえば、通信アドレス)を取得する。
データ追加削除部362は、外部のアプリケーションプログラム、あるいはデータベースシステムを構成するプログラムに対して、データの追加削除操作サービスを提供する役割を担う。データ追加削除部362は、ある属性値を持つデータの追加あるいは削除要求を受付け、単一宛先解決部342が解決する宛先ノードの中継部380あるいはデータ管理部440(図4のデータ格納サーバ106に含まれる)にネットワーク3を介してアクセスを行い、要求された処理を実行して要求元に結果を返す。
データ格納部442は、本情報システム1に格納/通知されるデータの一部のデータを記憶する記憶部を含む。さらに、データ格納部442は、負荷分散部420からの要求に応じて、指定された属性のデータ量またはデータ数を返し、他のノードへのデータ移動指示に応じてデータの入出力を行う機能を備える。
本実施形態のように、要求元のクライアントまたはアクセス要求を転送したノードは、リダイレクト先にアクセス要求を転送することで、値域が更新された後に、データアクセス要求を正しいノードに到達させることができる。
なお、この場合、データ格納部442には条件式が登録されるため、各ノードが保持する条件式の量が、負荷分散の尺度となる。
値域格納部424は、同一ノードmのデータ管理部440のデータ格納部442に記憶されたデータの属性毎の値域の端点を、自ノードmと自ノードmのSuccessorノードおよびPredecessorノードの論理識別子IDまたはサーバIPアドレスをとともに記憶する値域表428(図13)を格納する。ここで、Successorノードとは、自ノードmより大きい論理識別子IDを有する隣接ノードである。Predecessorノードとは、自ノードmより小さい論理識別子IDを有する隣接ノードである。
ここで、各ノードmへの値域の割当てを範囲(ap,am]とする場合、各ノードmのSuccessorノードの値域の割り当ては、範囲(am,as]となる。
図58および図59は、本発明の実施の形態に係るデータ操作クライアント104の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図4、図58、および図59を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係るデータ処理方法は、データ群を分散して管理する複数のノード(データ格納サーバ106)を管理する管理装置(図4のデータ操作クライアント104)のデータ処理方法であって、複数のデータ格納サーバ106は、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレス(IPアドレス)を有し、データ操作クライアント104が、複数のデータ格納サーバ106に対し、論理識別子空間上で論理識別子IDを付与し(図58のステップS11)、論理識別子空間と、データ群におけるデータの値の範囲と、を対応付け、各データ格納サーバ106が管理するデータの値域を、各データ格納サーバ106の論理識別子IDに対応させて決定する(図58のステップS13)。さらに、データ操作クライアント104が、ある属性値または属性範囲のデータの格納先のデータ格納サーバ106の宛先を探索するとき(図59のステップS21のYES)、各データ格納サーバ106のデータの値域と、論理識別子IDと、宛先アドレスとの対応関係に基づき、属性値または属性範囲の少なくとも一部が一致するデータの値域に対応する論理識別子IDを求め、当該論理識別子IDに対応するデータ格納サーバ106の宛先アドレスを宛先として決定する(図59のステップS23)。
(1)各ノード(データ格納サーバ106)が負荷を平滑化する処理(負荷の平滑化処理)
(2)アプリケーションプログラムからノード(データ操作クライアント104)がデータアクセス要求を受け付ける処理(データアクセス要求受付処理)
(3)ノード(データ操作クライアント104)が、属性宛先表414の値域を更新する処理(値域更新処理)
(4)ノード(データ操作クライアント104)が受け付けたデータアクセス要求に従い、データアクセスを実行する処理(データ追加削除処理、データ検索処理)
(5)ノード(データ操作クライアント104)が、目的データの格納先のノード(データ格納サーバ106、または、途中、目的のノードを見つけるまでは、操作要求中継サーバ108)の宛先を見つけるまでの処理(宛先解決処理)
なお、この平滑化処理S100は、本実施形態の情報システム1の起動時、または定期的に、自動的に実行され、あるいは、情報システム1の利用者の手動操作により、またはアプリケーションからの要求に呼応して実行される。
ループ処理では、平滑化制御部422が、自ノードからその属性のデータ量またはデータ数(図中、「データ数」と示す)を取得し(ステップS105)、Successorノードとの負荷分散計画を算出する(ステップS107)。この負荷分散計画処理については、後述する。
まず、隣接ノードとのデータ量またはデータ数(図中、「データ量」と示す)に基づいて、移動すべきデータの変更量dNを求める(ステップS201)。ここでは、自ノードとSuccessorノードのデータ格納部442に格納されたデータ量またはデータ数をそれぞれNm、Nsとする。また、自ノードとSuccessorノードが担当する論理識別子IDの範囲の幅を|IDm−IDp|と|IDs−IDm|とする。このとき、好ましくは、Nm:Ns=|IDm−IDp|:|IDs−IDm|となるように、平滑化制御部422は、自ノードからSuccessorノードに移動すべき変更量dNを求める。
以上、図15および図16を用いて説明した負荷分散部420の動作により、本実施形態の情報システム1は、ノード(データ格納サーバ106)へのデータの追加または削除、あるいは、ノード(データ格納サーバ106)の増設や撤去などによって、ノードのデータ分布が変化した場合に、ノード間でデータを移動し、負荷を分散させて平滑化させることができる。さらに、このデータ移動に伴う値域の変更を他のノードに通知することができる。
図17および図18は、本実施形態の情報システム1のデータアクセス要求受付処理S300の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図4、図8、図13、図17、図18を用いて説明する。
このデータアクセス要求受付処理S300は、本実施形態の情報システム1のノード(図4のデータ格納サーバ106)のデータ管理部440のデータアクセス部444が行う。そして、本処理S300は、データアクセス部444が、データ操作クライアント104(図4)の操作要求部360から送信された、または操作要求中継サーバ108(図4)の中継部380から転送されたデータアクセス要求とともに、そのノードの値域端点を受け付けると開始する。なお、アクセス要求とともに送られるそのノードの値域端点とは、アクセス要求元のノードが管理している、そのノードの値域端点である。本処理S300では、アクセス要求元が管理している、そのノードの値域端点と自ノードが管理している値域端点が一致しているか否かを検証する。そのため、アクセス要求元から、そのノードの値域端点を受信する。
この値域更新処理は、データ操作クライアント104(図4)の宛先表管理部400の値域更新部406(図7)が行う。値域更新処理には、データ操作クライアント104の操作要求部360(図7)や操作要求中継サーバ108(図4)の中継部380(図7)、またはデータ格納サーバ106(図4)の負荷分散部420(図8)からの値域変更通知の受信を契機として実行される処理と、他の構成要素によらずに値域更新部406により自律的に実行される処理がある。
前者の他の構成要素からの値域変更通知の受信を契機として実行される処理では、値域変更通知に含まれる論理識別子IDと、属性ならびに値域端点の情報に基づいて、属性宛先表414(図12)に対する更新処理を行う。
たとえば、データ格納サーバ106の負荷分散部420からの値域変更通知は、データ格納サーバ106のデータ管理部440における実際の値域変更を契機とするため、データ操作クライアント104、あるいは操作要求中継サーバ108の属性宛先表414(図12)の情報の鮮度を高めることができるので有効である。
この値域更新処理S400は、本実施形態の情報システム1のノード(図4のデータ操作クライアント104)の宛先表管理部400の値域更新部406(図7)が行う。本処理S400において、値域更新部406自体が自律的に属性宛先表414(図12)の値域更新を行うことで、属性宛先表414の情報の鮮度を高めることができる。
宛先解決処理は、単一宛先解決部342(図7)が行う単一宛先解決処理と、範囲宛先解決処理とを含む。単一宛先解決処理は、属性値に対するデータを格納する単一のノードの宛先を探索する処理である。範囲宛先解決処理は、範囲宛先解決部344(図7)が行う属性範囲に対するデータを格納する複数のノードの宛先を探索する処理である。
本範囲宛先解決処理では、ノードm(データ操作クライアント104)の宛先解決部340の範囲宛先解決部344が、宛先表管理部400の属性宛先表格納部404に格納されている属性宛先表414(図12)を参照し、指定された属性範囲(af,at]を属性宛先表414に登録された値域端点で分割し、属性範囲と分割に用いたノードの対を複数得る。
その理由は、本実施形態の情報システム1では、各ノード(データ操作クライアント104または操作要求中継サーバ108)がそれぞれ宛先表にて管理しているノード(データ格納サーバ106)が、ノード(データ格納サーバ106)に登録されるデータの分布変化に伴って変化しないからである。
第1のアプローチは、システムが、ノードに格納されるデータの属性の値域に応じて、他のどのノードを自ノードが管理する宛先表に格納するかを決定し(送受信関係を構築し)、データへのアクセス要求の宛先を決定する際に、要求されたデータの属性値と宛先表とを参照し、決定した宛先に、そのデータへのアクセス要求を転送する。
第2のアプローチは、システムが、ノードのIDに応じて、他のどのノードを自ノードが管理する宛先表に格納するか決定し(送受信関係を構築し)、データの属性値をID空間に変換した値と宛先表とを参照して、そのデータへのアクセス要求の宛先を決定する。
本発明の実施の形態に係る情報システムは、上記実施形態の情報システム1とは、宛先解決処理にDHTのChordアルゴリズムを用いる点で相違する。なお、上記実施形態で図面を用いた各構成要素が行う処理の手順が、本実施形態と上記実施形態とは異なるが、構成については同じであるので上記実施形態と同じ図面と同じ符号を用いて以下説明する。
第1に、フルメッシュのアルゴリズムの場合に比較して、各ノードが保持する他ノードの通信アドレス数が少なくなるためにスケーラビリティに優れる。第2に、各ノードからある他ノードへの通信経路が複数経路となり、かつ、アルゴリズムにより自動的に経路が選択されるために、経路障害に強い。
そして、各ノードは、自ノードで少なくとも選択されたリンク先(Fingerノード)と隣接ノード(Successorノード)を宛先ノードとして、宛先ノードと、宛先ノードの論理識別子IDとの第1の対応関係(ID宛先表452)と、宛先ノードの論理識別子IDと、そのノードが管理しているデータの属性毎の値域と、の第2の対応関係(属性宛先表454)と、を対応関係として保持する。
まず、本実施形態の情報システム1における単一宛先解決処理について説明する。図25および図26は、本実施形態の情報システム1における単一宛先解決処理S500の手順の一例を示すフローチャートである。この単一宛先解決処理S500は、データ操作クライアント104(図4)の宛先解決部340の単一宛先解決部342(図7)が行う。以下、図4、図7、図25および図26を用いて説明する。
この時、データ追加削除部362は、属性値aに対応する通信アドレスを取得するための宛先解決要求とともに、呼び出し元の値域端点acと呼び出し元が認識する呼び出し先の値域端点aeを単一宛先解決部342に通知する。
次いで、単一宛先解決部342は、その属性値aが自ノードmの値域端点amとSuccessorノードの値域端点asとの間(am,as]に含まれるか否か判定する(ステップS503)。
一方、属性値aが含まれない場合(ステップS503のNO)、図26のステップS507に進み、ステップS507からステップS521の間のループ処理を行う。
見つかったFingerエントリiのノードに対して、中継部380を介して図23で説明した単一宛先解決処理S450を実行し、そこで属性値aに対応するノードの通信アドレスを取得する(ステップS511)。なお、この時、範囲宛先解決部344は、Fingerエントリiのノードに、自ノードmの値域端点amと自ノードmの属性宛先表454に格納されているFingerエントリiのノードの値域端点aiを、中継部380を介して通知する。
あるノードm(データ操作クライアント104)の単一宛先解決部342が、通知された呼び出し先の値域端点aeと、自ノードの値域端点amが等しいか否か判定する(ステップS501)。
この時、データ検索部364は、属性範囲(af,at)に対応する通信アドレスを複数取得するための宛先解決要求とともに、呼び出し元の値域端点acと呼び出し元が認識する呼び出し先の値域端点aeを範囲宛先解決部344に通知する。
宛先表管理部400の属性宛先表格納部404に格納されている属性宛先表454におけるFingerエントリiを自ノードmの値域端点amから遠い順で(Finger表のサイズから1まで変化させ)iが1になるまで各々について処理を繰り返す。
ここでは、自ノードmとは異なる他のノードの中継部380から本処理S550が呼び出されているので、呼び出し元のノードの宛先表管理部400の属性宛先表格納部404に格納された属性宛先表454に含まれるFingerエントリiの値域端点aiと、呼び出された先の自ノードmの値域端点amが異なる場合がある。
そして、範囲宛先解決部344が、自ノードmの値域端点am’と通知された呼び出し先の値域端点ae’とを比較する(ステップS551)。値域端点am’と値域端点ae’とが異なる場合(ステップS551のNO)、範囲宛先解決部344は、自ノードmの値域端点am’を値域変更通知に格納する(ステップS575)。
その結果、値域変更通知と、失敗範囲、結果リストが範囲宛先解決部344から呼び出し元に返され(ステップS573)、本処理を終了する。
まず、範囲宛先解決部344が、Fingerエントリiのノードに対して、中継部380を介して図24で説明した範囲宛先解決処理S460を実行し、そこで範囲宛先解決処理S550で得られたFinger範囲外属性範囲afo2に対応するノードの宛先(通信アドレス)と属性範囲の対を複数取得する(ステップS581)。なお、この時、範囲宛先解決部344は、Fingerエントリiのノードに、呼び出し元の値域端点amと、呼び出し元が認識する呼び出し先の値域端点afiとを中継部380を介して通知する。
そして、元の呼び出し元のノードは、結果として得られたSuccessorノードと属性範囲を結果リストに格納し(ステップS589)、本処理を終了して、図28のフローに戻る。続いて、次のFingerエントリiに関して、未決定範囲集合anを同様に処理し、最終的に得られた結果リストを呼び出し元に返す(ステップS573)。
第1に、フルメッシュのアルゴリズムの場合に比較して、各ノードが保持する他ノードの通信アドレス数が少なくなるためにスケーラビリティに優れる。第2に、各ノードからある他ノードへの通信経路が複数経路となり、かつ、アルゴリズムにより自動的に経路が選択されるために、経路障害に強い。
本発明の実施の形態に係る情報システムは、上記実施形態の情報システムとは、宛先解決処理にDHTのKoordeアルゴリズムを用いる点で相違する。なお、上記実施形態で図面を用いた各構成要素が行う処理の手順が、本実施形態と上記実施形態とは異なるが、構成については同じであるので上記実施形態と同じ図面と同じ符号を用いて以下説明する。
属性宛先表464では、Koordeアルゴリズムにより構築され、ID宛先表462に記憶されるSuccessorノードと、Fingerノード毎に複数の値域端点を持つ。ここでのFingerノードは、順序付けされており、自ノードmの整数倍のPredecessorであるノードをFingerノード1とし、そのSuccessorノードをFingerノード2とする。また、属性宛先表464は階層に分類され、階層とIDから、値域端点が取得できる状態として記憶されている。各Fingerについて値域端点が階層毎に格納されるが、Fingerノード数Nとして、FingerノードNからはそのSuccessorノードの値域端点が得られているとし、これを便宜上FingerノードN’とする。この情報は、Fingerノード数を増やし、ノードmが取得してもよいが、その場合は次数が1増えると判断してよい。
まず、本実施形態の情報システム1において、属性宛先表464を構築する処理について説明する。図31は、本実施形態の属性宛先表構築処理S600の手順の一例を示すフローチャートである。この属性宛先表構築処理S600は、データ操作クライアント104(図4)の宛先表管理部400の値域更新部406(図7)が行う。以下、図4、図7、図30、図31を用いて説明する。
まず、あるノードm(データ操作クライアント104)の値域更新部406が、属性宛先表464を構築する属性について、Successorノードに値域端点asを問い合わせて取得する。値域更新部406が、このノードmの値域端点amとの範囲(am,as]を階層1における階層値域として属性宛先表464に格納する(ステップS601)。
そして、ID宛先表462に格納されるFingerノードのそれぞれについて、ステップS609〜ステップS615のループ処理を行う。ID宛先表462に含まれるすべてのFingerノードについて処理が終了したら本ループ処理を終了する(ステップS615)。
値域更新部406は、Fingerノードiから、階層lev−1について階層値域を取得する値域端点取得処理S630(図32)を行う(ステップS611)。この処理については図32を用いて後述する。
ステップS611で、Fingerノードiから得られたそれぞれの階層値域の起点をこのFingerノードiのこの階層における値域端点として属性宛先表464に格納する(ステップS613)。
図33〜図36は、本実施形態の情報システム1における単一宛先解決処理S650の手順の一例を示すフローチャートである。この単一宛先解決処理S650は、データ操作クライアント104(図4)の宛先解決部340の単一宛先解決部342(図7)が行う。以下、図4、図7、図33〜図36を用いて説明する。
この時、データ追加削除部362は、属性値aに対応する通信アドレスを取得するための宛先解決要求とともに、呼び出し元の値域端点acと呼び出し元が認識する呼び出し先の値域端点aeを単一宛先解決部342に通知する。
単一宛先解決部342は、Fingerノードiの値域端点afiが、Fingerノード1の値域端点af1と、属性値aの範囲[af1,a)に含まれるか否かを判定する(ステップS703)。値域端点afiが含まれない場合(ステップS703のNO)、次のFingerについて処理を続ける。
Fingerノードiから返信された結果に値域変更通知が含まれる場合(ステップS707のYES)、単一宛先解決部342は、値域変更通知の情報に基づいて、属性宛先表464を更新する(ステップS709)。
この範囲宛先解決処理S730は、データ操作クライアント104(図4)の宛先解決部340の範囲宛先解決部344(図7)が行う。以下、図4、図7、図37〜図40を用いて説明する。
この手順では、ある階層の値域端点が通知され得るが、あるノードmにてデータ検索部364から、属性範囲(af,at]に対応する通信アドレスを複数取得する処理が実行される際には、同一ノードであるためこの情報は与えられない。
この時、データ検索部364は、属性範囲(af,at]に対応する通信アドレスを複数取得するための宛先解決要求とともに、呼び出し元の値域端点acと呼び出し元が認識する呼び出し先の値域端点aeを範囲宛先解決部344に通知する。
そして、範囲宛先解決部344は、Fingerノードから得られた通信アドレスの結果リストを、この手順での結果リストに追加し(ステップS773)、未決定範囲集合an2を、範囲内属性範囲ai2と失敗範囲との和集合とする(ステップS775)。
各ノードの宛先表に格納するノード数(次数)を可変にできる。さらに同じ次数において、中継部の仲介するホップ数が少なくなる傾向となる。このように、本実施形態の情報システム1によれば、各ノードで更新される必要のある属性宛先表内のノード数が少なくて済むため、自律的な値域変更の確認の頻度や、平滑化制御部から通知するノード数を増やすことができる。
本発明の実施の形態に係る情報システムは、上記実施形態の情報システムとは、多次元の属性について、範囲検索や範囲指定による通知条件設定ができる点で相違する。
上記実施の形態の属性宛先表414、単一宛先解決部342ならびに範囲宛先解決部344、値域更新部406において扱われる値域端点や属性値、属性範囲のうち、属性宛先表414に格納される値域端点や、単一宛先解決部342に入力される属性値や比較対象となる値域端点は、多次元属性値を空間充填曲線処理により1次元属性値に変換された値を扱う。範囲宛先解決部344に入力される属性範囲は、元の多次元属性範囲として扱われ、データアクセス対象の属性範囲の分割や、比較演算が第1〜第3の実施の形態の1次元属性範囲の分割や、比較演算と異なる。
本実施形態の情報システム1において、事前処理部320は、宛先サーバ情報格納部322と、逆関数部324と、空間充填曲線サーバ変換部326と、空間充填曲線サーバ情報格納部328と、を備え、空間充填曲線サーバ情報を作成する機能を有することができる。
ここで、本実施形態では、事前処理部320を設けることで、システム初期化時にヒストグラムに基づく逆関数処理によって静的に負荷分散を図り、その後、オンラインでシステム利用中には、本発明の値域変更により動的に負荷分散を図ることができる。
逆関数部324は、分布情報格納部310に格納されている累積分布情報を用いて、これを関数として表した累積分布関数r=CDF(v)の逆関数v=ICDF(r)を施すことで得られる値に対応するように、入力値に対して1次元値を出力する。累積ヒストグラムを用いる場合、この区分iの累積分布割合をr[i]、1次元値をv[i]とする。
図62に示すように、宛先解決部340は、図7の上記実施形態の構成に加え、宛先解決部340が、空間充填曲線サーバ決定部346をさらに有する。
ここでは、本実施形態の情報システム1の事前処理部320の動作について説明する。図63は、本実施形態の情報システム1の事前処理部320における空間充填曲線サーバ情報を生成する処理(ステップS31)の一例を示すフローチャートである。以下、図60、および図63を用いて説明する。
上記第1の実施形態の実施例について、以下説明する。
本実施例では、情報システム1において、宛先解決処理がフルメッシュアルゴリズムを用いる。
図2に示すように、アクセスコンピュータ202から、複数のデータコンピュータ208に格納されたデータを操作する例を示す。アクセスコンピュータ202には図1のデータ操作クライアント104が存在し、データコンピュータ208には、図1のデータ格納サーバ106が存在するとする。
上記第2の実施形態の実施例について、以下説明する。
本実施例では、情報システム1において、宛先解決処理がChordアルゴリズムを用いる。
本実施例では、図3に示すように、複数のピアコンピュータ210に格納されたデータを、ピアコンピュータ210が互いに操作する例を示す。ピアコンピュータ210にはデータ操作クライアント104と操作要求中継サーバ108、データ格納サーバ106とが存在するとする。
図45〜図47には、本実施形態の属性宛先表格納部404に格納される属性宛先表も示されている。各属性宛先表は、1行目にSuccessorノードが、2行目以降にFingerノードがそれぞれ含まれる。たとえば、図45には、論理識別子IDが980のノードの属性宛先表が示されている。
その場合、同じ手順で、論理識別子IDが250である通信アドレスが取得される。そのノードに属性値50でアクセスを行うと、値域変更通知として論理識別子IDが250であるノードの新たな値域端点として46が得られ、リダイレクト先としてその論理識別子ID413のノードが返される。このようにして、論理識別子IDが980であるノードは、データ移動された先に対してデータアクセスを行うことができる。
上記第3の実施形態の実施例について、以下説明する。
本実施例では、情報システム1において、宛先解決処理がKoordeアルゴリズムを用いる。
本実施例では、上記実施例2と同様に、図3のピアコンピュータ210からなる構成と、情報システム1に格納されるデータが、図33に示したデータ移動により、図33の状態に変わる途中であるとする。
図30には、論理識別子IDが129、640、551、250、413の各ノードの構築された属性宛先表464を示す。図49に示すように論理識別子IDが129であるノードが、階層1で自ノードとSuccessorである論理識別子IDが250のノードの値域端点53を取得し、これを階層1での階層値域とする。続いて、階層2について、予め構築されているID宛先表を参照して得られる自身のFingerノードに対して、そのノードの値域端点を問い合わせる。
論理識別子ID129であるノードが、属性値15と属性値0に対するデータアクセスを行うために単一宛先解決部342に問い合わせる例について説明する。
論理識別子ID129であるノードにて、まず属性値15が、階層1の階層値域である自ノードとSuccessorノードの間(32,46]に含まれるか判定する。図30ではSuccessorノードの値域端点は53であるが、このノードはSuccessorであるため更新されているものとする。この判定では、属性値15は含まれないため、階層2の値域階層(46,160]に含まれるか否かを判定する。
論理識別子ID129であるノードが属性範囲(5、20]に対する範囲検索を行ったとする。まず、未決定範囲集合anをこの範囲とし、階層1の階層値域(32,46]に含まれている範囲と含まれていない範囲aoに分割する。ここでは全て含まれていない範囲aoとなるので、これを再度未決定範囲とし、階層2の階層値域(46,138]に含まれている範囲といない範囲に分割する。そして、階層2の階層値域(46,138]に含まれていないため、階層3の階層値域(67,67]に含まれている範囲と含まれていない範囲に再度分割し、ここでは全て含まれるため、これを未決定範囲集合an2とし、Fingerノード1とFingerノード3である論理識別子ID551のノードの範囲(67,25]に含まれる範囲と含まれない範囲に分割する。
上記第4の実施形態の実施例について、以下説明する。
本実施例では、情報システム1において、多次元属性値を空間充填曲線処理により1次元属性値に変換された値を値域として算出し、属性宛先表を生成する。
図52〜図56に示すように、本実施例では、属性宛先表は、多次元属性値を空間充填曲線処理により1次元属性値に変換された値が値域端点として記憶される。
図52および図53では、宛先解決処理のアルゴリズムが、上記第1実施形態のフルメッシュアルゴリズムに相当し、操作要求中継サーバ108を備えない例であり、全ノードが共通の属性宛先表を有する。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1. データ群を分散して管理する複数のノードを備え、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する識別子付与手段と、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲と、を対応付け、各前記ノードが管理する前記データの値域を、各前記ノードの前記論理識別子に対応させて決定する値域決定手段と、
ある属性値または属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記属性値または前記属性範囲の少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する宛先決定手段と、を備える情報システム。
2. 1.に記載の情報システムにおいて、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶する対応関係記憶手段を備える情報システム。
3. 2.に記載の情報システムにおいて、
前記ノードの前記対応関係記憶手段は、前記ノードが管理している前記データの属性毎に、前記対応関係を保持する情報システム。
4. 1.乃至3.いずれかに記載の情報システムにおいて、
前記ノードが管理している前記データの前記値域の変更に伴い、前記対応関係を更新する対応関係更新手段を備える情報システム。
5. 4.に記載の情報システムにおいて、
前記論理識別子が互いに隣接する前記ノード間で、データを分散して管理するために少なくとも一部のデータを移動する平滑化制御手段と、
前記データの移動に伴い移動された前記データの前記値域を更新する値域更新手段と、を備え、
前記対応関係更新手段は、前記値域の更新に伴い、前記対応関係を更新する情報システム。
6. 5.に記載の情報システムにおいて、
前記平滑化制御手段は、
前記ノードが管理するある属性のデータ量と、隣接する他のノードが管理する前記属性と同一の属性のデータ量とを比較し、比較結果に応じて、前記ノードと他の前記ノード間で、前記属性のデータを移動し、
前記値域更新手段は、
前記属性の前記データの移動に伴い、移動された前記データの前記値域を更新する情報システム。
7. 5.または6.に記載の情報システムにおいて、
前記平滑化制御手段は、
互いに隣接する前記ノードの各前記論理識別子の幅の比に応じて、移動する前記属性のデータ量を決定する情報システム。
8. 4.乃至7.いずれかに記載の情報システムにおいて、
前記対応関係更新手段は、前記ノード毎に前記対応関係を非同期に更新する情報システム。
9. 4.乃至8.いずれかに記載の情報システムにおいて、
前記データへのアクセス要求とともに、アクセス対象のデータに対する前記属性値または前記属性範囲を受け付ける受付手段と、
前記アクセス要求に基づいて、前記データにアクセスする際、前記アクセス要求を受け付けた前記データに対応する前記属性値または前記属性範囲が、管理しているデータの前記属性の値域に含まれるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記データの前記属性の値域に含まれていないと判定された場合、前記値域と前記属性値を比較し、比較結果に基づいて、前記アクセス要求を受け付けた前記データに対応する前記属性の値域のデータを管理する隣接ノードを判別する判別手段と、
判別した前記隣接ノードまたは自ノードの前記値域を変更する値域変更通知をアクセス要求元または他のノードに通知する通知手段と、をさらに備える情報システム。
10. 9.に記載の情報システムにおいて、
前記対応関係更新手段は、前記値域変更通知に従い、前記対応関係を変更する情報システム。
11. 4.乃至10.いずれかに記載の情報システムにおいて、
前記対応関係更新手段は、前記対応関係における、あるノードが管理している前記データの全属性の前記値域の端点と、前記ノードが実際に管理する前記データの属性の前記値域の端点とを比較し、比較結果に基づいて、前記対応関係の前記データの属性の値域を変更する情報システム。
12. 1.乃至11.いずれかに記載の情報システムにおいて、
前記データへのアクセス要求と前記データに対する前記属性値または前記属性範囲を他のノードに転送する転送手段をさらに備え、
前記宛先決定手段は、前記アクセス要求された前記データの前記属性値または前記属性範囲を有する前記データにアクセスするためのノードの宛先を決定し、前記転送手段に受け渡し、
前記転送手段は、前記宛先決定手段が決定した前記宛先の前記ノードに前記アクセス要求と前記データに対する前記属性値または前記属性範囲を転送する情報システム。
13. 1.乃至12.いずれかに記載の情報システムにおいて、
各ノードは、前記論理識別子の空間において、自ノードと他ノードとの前記論理識別子の差を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りとして、前記自ノードと前記他ノードとの距離を求め、前記距離が最小であるノードを隣接ノードとし、および、前記距離が2のべき乗ずつ離れた論理識別子以上の中で前記自ノードに最も近い他ノードを、前記自ノードのリンク先として選択する手段をさらに備え、
各前記ノードは、前記自ノードで少なくとも選択された前記リンク先と隣接ノードを、自ノードの宛先ノードとし、
前記宛先ノードと、前記宛先ノードの前記論理識別子との第1の対応関係と、
前記宛先ノードの前記論理識別子と、そのノードが管理している前記データの前記属性毎の前記値域と、の第2の対応関係と、を前記対応関係として保持する情報システム。
14. 1.乃至12.いずれかに記載の情報システムにおいて、
各ノードは、前記論理識別子の空間において、自ノードと他ノードとの前記論理識別子の差を、前記論理識別子空間のサイズで剰した余りとして、前記自ノードと前記他ノードとの距離を求め、前記距離が最小であるノードを隣接ノードとし、ならびに、前記自ノードの整数倍の論理識別子を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りの論理識別子から最も距離の近いノード、およびそのノードから最も距離の近い一定数のノードを、前記自ノードのリンク先として選択する手段をさらに備え、
各前記ノードは、前記自ノードで少なくとも選択された前記リンク先を宛先ノードとし、
前記宛先ノードと、前記宛先ノードの前記論理識別子との第1の対応関係と、
前記宛先ノードの前記論理識別子と、そのノードが管理している前記データの前記属性毎の前記値域と、の第2の対応関係と、を前記対応関係として保持し、
前記第2の対応関係は、さらに、前記宛先ノードの階層毎に、前記データの前記属性毎の前記値域を保持する情報システム。
15. データ群を分散して管理する複数のノードを、管理する管理装置のデータ処理方法であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
前記管理装置が、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与し、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲と、を対応付け、各前記ノードが管理する前記データの値域を、各前記ノードの前記論理識別子に対応させて決定し、
ある属性値または属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記属性値または前記属性範囲の少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する管理装置のデータ処理方法。
16. 15.に記載の管理装置に接続され、前記管理装置を介して前記データにアクセスする端末装置のデータ処理方法であって、
前記端末装置が、
属性値または属性範囲を有するデータへのアクセス要求を前記管理装置に通知し、
前記管理装置を介して、複数の前記ノードの宛先アドレスと、各ノードに割り当てられた論理識別子と、各ノードが管理している前記データの値域との対応関係に基づいて、前記アクセス要求された前記属性値または前記属性範囲の少なくとも一部が一致する値域の前記データを管理する前記ノードの宛先にアクセスして前記データを操作する端末装置のデータ処理方法。
17. データ群を分散して管理する複数のノードの宛先を決定する際に参照する宛先テーブルのデータ構造であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
前記宛先テーブルは、前記データ群を分散して管理する複数のノードの宛先アドレスと、各ノードに論理識別子空間上で付与された論理識別子と、各前記ノードが管理するデータの値の範囲との対応関係を含み、
前記宛先テーブルは、前記データ群を分散して管理する複数のノードの宛先アドレスと、各ノードに論理識別子空間上で付与された論理識別子と、各前記ノードが管理するデータの値域との対応関係を含み、
各前記ノードのデータの値域は、前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記データの値域が各ノードに割り振られるデータ構造。
18. 17.に記載のデータ構造において、
前記宛先テーブルの対応関係は、前記ノード毎に保持されるデータ構造。
19. 17.または18.に記載のデータ構造において、
前記宛先テーブルの前記対応関係は、前記ノードが管理している前記データの前記値域の変更に伴い更新されるデータ構造。
20. 17.乃至19.いずれかに記載のデータ構造において、
前記論理識別子が互いに隣接する前記ノード間で、データ管理分散のために少なくとも一部のデータが移動されたとき、前記ノードが管理している前記データの前記値域が変更され、前記宛先テーブルの前記対応関係は、前記値域の変更に伴い更新されるデータ構造。
21. 17.乃至20.いずれかに記載のデータ構造において、
前記各ノードが保持するデータ構造は、
前記論理識別子の空間において、自ノードと他ノードとの前記論理識別子の差を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りとして、前記自ノードと前記他ノードとの距離を求め、前記距離が最小であるノードを隣接ノードとし、および、前記距離が2のべき乗ずつ離れた論理識別子以上の中で前記自ノードに最も近い他ノードを、前記自ノードのリンク先として選択し、
前記自ノードで少なくとも選択された前記リンク先と隣接ノードを、自ノードの宛先ノードとし、
前記宛先ノードと、前記宛先ノードの前記論理識別子との第1の対応関係と、
前記宛先ノードの前記論理識別子と、そのノードが管理している前記データの前記属性毎の前記値域と、の第2の対応関係と、を前記対応関係として、前記宛先テーブルに保持されるデータ構造。
22. 17.乃至20.いずれかに記載のデータ構造において、
前記各ノードが保持するデータ構造は、
前記論理識別子の空間において、自ノードと他ノードとの前記論理識別子の差を、前記論理識別子空間のサイズで剰した余りとして、前記自ノードと前記他ノードとの距離を求め、前記距離が最小であるノードを隣接ノードとし、ならびに、前記自ノードの整数倍の論理識別子を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りの論理識別子から最も距離の近いノード、およびそのノードから最も距離の近い一定数のノードを、前記自ノードのリンク先として選択し、
前記自ノードで少なくとも選択された前記リンク先を宛先ノードとし、
前記宛先ノードと、前記宛先ノードの前記論理識別子との第1の対応関係と、
前記宛先ノードの前記論理識別子と、そのノードが管理している前記データの前記属性毎の前記値域と、の第2の対応関係と、を前記対応関係として、前記宛先テーブルに保持され、
前記第2の対応関係は、さらに、前記宛先ノードの階層毎に、前記データの前記属性毎の前記値域を保持するデータ構造。
23. 17.乃至22.いずれかに記載のデータ構造において、
前記宛先テーブルの前記対応関係は、前記ノード毎に非同期に更新されるデータ構造。
24. データ群を分散して管理する複数のノードを管理する管理装置を実現するコンピュータのプログラムであって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
前記コンピュータに、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する手順、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲と、を対応付け、各前記ノードが管理する前記データの値域を、各前記ノードの前記論理識別子に対応させて決定する手順、
ある属性値または属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記属性値または前記属性範囲の少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する手順を実行させるためのプログラム。
25. 24.に記載のプログラムにおいて、
前記ノードが管理している前記データの前記値域の変更を検出する手順、
前記値域の変更が検出されたとき、前記対応関係を更新する手順をコンピュータに実行ささせるためのプログラム。
26. 24.または25.に記載のプログラムにおいて、
前記論理識別子が互いに隣接する前記ノード間で、データ管理分散のために少なくとも一部のデータを移動する手順、
前記データの移動に伴い移動された前記データの前記値域を更新する手順、
前記対応関係を更新する手順は、前記値域の更新に伴い、前記対応関係を更新する手順をコンピュータに実行ささせるためのプログラム。
27. 24.乃至26.いずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能なプログラム記録媒体。
28. データ群を分散して管理する複数のノードを管理する管理装置であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する識別子付与手段と、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲と、を対応付け、各前記ノードが管理する前記データの値域を、各前記ノードの前記論理識別子に対応させて決定する値域決定手段と、
ある属性値または属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記属性値または前記属性範囲の少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する宛先決定手段と、を備える管理装置。
Claims (25)
- データ群を分散して管理する複数のノードを備え、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する識別子付与手段と、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域を決定する値域決定手段と、
ある属性値またはある属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記ある属性値または前記ある属性範囲に少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する宛先決定手段と、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を備え、
前記ノードの前記対応関係記憶手段は、前記ノードが管理している前記データの前記属性毎に、前記対応関係を保持する情報システム。 - 請求項1に記載の情報システムにおいて、
前記ノードが管理している前記データの前記値域の変更に伴い、前記対応関係を更新する対応関係更新手段を備える情報システム。 - 請求項2に記載の情報システムにおいて、
前記論理識別子が互いに隣接する前記ノード間で、データを分散して管理するために少なくとも一部のデータを移動する平滑化制御手段と、
前記データの移動に伴い移動された前記データの前記値域を更新する値域更新手段と、を備え、
前記対応関係更新手段は、前記値域の更新に伴い、前記対応関係を更新する情報システム。 - 請求項3に記載の情報システムにおいて、
前記平滑化制御手段は、
前記ノードが管理するある属性のデータ量と、隣接する他のノードが管理する前記属性と同一の属性のデータ量とを比較し、比較結果に応じて、前記ノードと他の前記ノード間で、前記属性のデータを移動し、
前記値域更新手段は、
前記属性の前記データの移動に伴い、移動された前記データの前記値域を更新する情報システム。 - 請求項3または4に記載の情報システムにおいて、
前記平滑化制御手段は、
互いに隣接する前記ノードの各前記論理識別子の幅の比に応じて、移動する前記属性のデータ量を決定する情報システム。 - 請求項2乃至5いずれか一項に記載の情報システムにおいて、
前記対応関係更新手段は、前記ノード毎に前記対応関係を非同期に更新する情報システム。 - 請求項2乃至6いずれか一項に記載の情報システムにおいて、
前記データへのアクセス要求とともに、アクセス対象のデータに対する前記属性値または前記属性範囲を受け付ける受付手段と、
前記アクセス要求に基づいて、前記データにアクセスする際、前記アクセス要求を受け付けた前記データに対応する前記属性値または前記属性範囲が、管理しているデータの前記属性の値域に含まれるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記データの前記属性の値域に含まれていないと判定された場合、前記値域と前記属性値を比較し、比較結果に基づいて、前記アクセス要求を受け付けた前記データに対応する前記属性の値域のデータを管理する隣接ノードを判別する判別手段と、
判別した前記隣接ノードまたは自ノードの前記値域を変更する値域変更通知をアクセス要求元または他のノードに通知する通知手段と、をさらに備える情報システム。 - 請求項7に記載の情報システムにおいて、
前記対応関係更新手段は、前記値域変更通知に従い、前記対応関係を変更する情報システム。 - 請求項2乃至8いずれか一項に記載の情報システムにおいて、
前記対応関係更新手段は、前記対応関係における、あるノードが管理している前記データの全属性の前記値域の端点と、前記ノードが実際に管理する前記データの属性の前記値域の端点とを比較し、比較結果に基づいて、前記対応関係の前記データの属性の値域を変更する情報システム。 - 請求項1乃至9いずれか一項に記載の情報システムにおいて、
前記データへのアクセス要求と前記データに対する前記属性値または前記属性範囲を他のノードに転送する転送手段をさらに備え、
前記宛先決定手段は、前記アクセス要求された前記データの前記属性値または前記属性範囲を有する前記データにアクセスするためのノードの宛先を決定し、前記転送手段に受け渡し、
前記転送手段は、前記宛先決定手段が決定した前記宛先の前記ノードに前記アクセス要求と前記データに対する前記属性値または前記属性範囲を転送する情報システム。 - 請求項1乃至10いずれか一項に記載の情報システムにおいて、
各ノードは、前記論理識別子の空間において、自ノードと他ノードとの前記論理識別子の差を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りとして、前記自ノードと前記他ノードとの距離を求め、前記距離が最小であるノードを隣接ノードとし、および、前記距離が2のべき乗ずつ離れた論理識別子以上の中で前記自ノードに最も近い他ノードを、前記自ノードのリンク先として選択する手段をさらに備え、
各前記ノードは、前記自ノードで少なくとも選択された前記リンク先と隣接ノードを、自ノードの宛先ノードとし、
前記宛先ノードと、前記宛先ノードの前記論理識別子との第1の対応関係と、
前記宛先ノードの前記論理識別子と、そのノードが管理している前記データの前記属性毎の前記値域と、の第2の対応関係と、を前記対応関係として保持する情報システム。 - 請求項1乃至10いずれか一項に記載の情報システムにおいて、
各ノードは、前記論理識別子の空間において、自ノードと他ノードとの前記論理識別子の差を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りとして、前記自ノードと前記他ノードとの距離を求め、前記距離が最小であるノードを隣接ノードとし、ならびに、前記自ノードの整数倍の論理識別子を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りの論理識別子から最も距離の近いノード、およびそのノードから最も距離の近い一定数のノードを、前記自ノードのリンク先として選択する手段をさらに備え、
各前記ノードは、前記自ノードで少なくとも選択された前記リンク先を宛先ノードとし、
前記宛先ノードと、前記宛先ノードの前記論理識別子との第1の対応関係と、
前記宛先ノードの前記論理識別子と、そのノードが管理している前記データの前記属性毎の前記値域と、の第2の対応関係と、を前記対応関係として保持し、
前記第2の対応関係は、さらに、前記宛先ノードの階層毎に、前記データの前記属性毎の前記値域を保持する情報システム。 - データ群を分散して管理する複数のノードを、管理する管理装置のデータ処理方法であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
前記管理装置が、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与し、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域を決定し、
ある属性値またはある属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記ある属性値または前記ある属性範囲に少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定し、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶し、
前記ノードが管理している前記データの前記属性毎に、前記各ノードが前記対応関係を保持する管理装置のデータ処理方法。 - 請求項13に記載の管理装置に接続され、前記管理装置を介して前記データにアクセスする端末装置のデータ処理方法であって、
前記端末装置が、
属性値または属性範囲を有するデータへのアクセス要求を前記管理装置に通知し、
前記管理装置を介して、複数の前記ノードの宛先アドレスと、論理識別子空間上で各ノードに割り当てられた論理識別子と、前記論理識別子空間と前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間とを対応付けて、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に割り当てられた、各ノードが管理している前記データの前記属性空間における範囲を示す値域との対応関係に基づいて、前記アクセス要求された前記属性値または前記属性範囲に少なくとも一部が一致する値域の前記データを管理する前記ノードの宛先にアクセスして前記データを操作する端末装置のデータ処理方法。 - データ群を分散して管理する複数のノードの宛先を決定する際に参照する宛先テーブルのデータ構造であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子が付与され、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域が前記各ノードに割り振られ、
前記宛先テーブルは、前記データ群を分散して管理する複数のノードの宛先アドレスと、各ノードの前記論理識別子と、各前記ノードが管理するデータの値域との対応関係を含み、
前記宛先テーブルの前記対応関係は、前記ノード毎に当該ノードが管理している前記データの前記属性毎に保持されるデータ構造。 - 請求項15に記載のデータ構造において、
前記宛先テーブルの前記対応関係は、前記ノードが管理している前記データの前記値域の変更に伴い更新されるデータ構造。 - 請求項15または16に記載のデータ構造において、
前記論理識別子が互いに隣接する前記ノード間で、データ管理分散のために少なくとも一部のデータが移動されたとき、前記ノードが管理している前記データの前記値域が変更され、前記宛先テーブルの前記対応関係は、前記値域の変更に伴い更新されるデータ構造。 - 請求項15乃至17いずれか一項に記載のデータ構造において、
前記各ノードが保持するデータ構造は、
前記論理識別子の空間において、自ノードと他ノードとの前記論理識別子の差を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りとして、前記自ノードと前記他ノードとの距離を求め、前記距離が最小であるノードを隣接ノードとし、および、前記距離が2のべき乗ずつ離れた論理識別子以上の中で前記自ノードに最も近い他ノードを、前記自ノードのリンク先として選択し、
前記自ノードで少なくとも選択された前記リンク先と隣接ノードを、自ノードの宛先ノードとし、
前記宛先ノードと、前記宛先ノードの前記論理識別子との第1の対応関係と、
前記宛先ノードの前記論理識別子と、そのノードが管理している前記データの前記属性毎の前記値域と、の第2の対応関係と、を前記対応関係として、前記宛先テーブルに保持されるデータ構造。 - 請求項15乃至17いずれか一項に記載のデータ構造において、
前記各ノードが保持するデータ構造は、
前記論理識別子の空間において、自ノードと他ノードとの前記論理識別子の差を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りとして、前記自ノードと前記他ノードとの距離を求め、前記距離が最小であるノードを隣接ノードとし、ならびに、前記自ノードの整数倍の論理識別子を、前記論理識別子空間のサイズで除した余りの論理識別子から最も距離の近いノード、およびそのノードから最も距離の近い一定数のノードを、前記自ノードのリンク先として選択し、
前記自ノードで少なくとも選択された前記リンク先を宛先ノードとし、
前記宛先ノードと、前記宛先ノードの前記論理識別子との第1の対応関係と、
前記宛先ノードの前記論理識別子と、そのノードが管理している前記データの前記属性毎の前記値域と、の第2の対応関係と、を前記対応関係として、前記宛先テーブルに保持され、
前記第2の対応関係は、さらに、前記宛先ノードの階層毎に、前記データの前記属性毎の前記値域を保持するデータ構造。 - 請求項15乃至19いずれか一項に記載のデータ構造において、
前記宛先テーブルの前記対応関係は、前記ノード毎に非同期に更新されるデータ構造。 - データ群を分散して管理する複数のノードを管理する管理装置を実現するコンピュータのプログラムであって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
前記コンピュータに、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する手順、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域を決定する手順、
ある属性値またはある属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記ある属性値または前記ある属性範囲に少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する手順、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶する手順、
前記ノードが管理している前記データの前記属性毎に、前記各ノードに前記対応関係を保持する手順、を実行させるためのプログラム。 - 請求項21に記載のプログラムにおいて、
前記ノードが管理している前記データの前記値域の変更を検出する手順、
前記値域の変更が検出されたとき、前記対応関係を更新する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項21または22に記載のプログラムにおいて、
前記論理識別子が互いに隣接する前記ノード間で、データ管理分散のために少なくとも一部のデータを移動する手順、
前記データの移動に伴い移動された前記データの前記値域を更新する手順、
前記対応関係を更新する手順は、前記値域の更新に伴い、前記対応関係を更新する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項21乃至23いずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能なプログラム記録媒体。
- データ群を分散して管理する複数のノードを管理する管理装置であって、
複数の前記ノードは、それぞれネットワーク上で識別可能な宛先アドレスを有し、
複数の前記ノードに対し、論理識別子空間上で論理識別子を付与する識別子付与手段と、
前記論理識別子空間と、前記データ群におけるデータの値の範囲を属性毎に定義した属性空間と、を対応付け、各前記ノードの前記論理識別子に対応する前記属性空間の値を元に、各前記ノードが管理する前記データの前記属性空間における範囲を示す値域を決定する値域決定手段と、
ある属性値またはある属性範囲のデータの格納先の前記ノードの宛先を探索するとき、各前記ノードの前記データの前記値域と、前記論理識別子と、前記宛先アドレスとの対応関係に基づき、前記ある属性値または前記ある属性範囲に少なくとも一部が一致する前記データの値域に対応する前記論理識別子を求め、当該論理識別子に対応する前記ノードの宛先アドレスを前記宛先として決定する宛先決定手段と、
前記ノード毎に前記対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を備え、
前記ノードの前記対応関係記憶手段は、前記ノードが管理している前記データの前記属性毎に、前記各ノードに前記対応関係を保持させる管理装置。
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