JP6094246B2 - 曲面への周波数選択素子の配列決定方法 - Google Patents

曲面への周波数選択素子の配列決定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6094246B2
JP6094246B2 JP2013024510A JP2013024510A JP6094246B2 JP 6094246 B2 JP6094246 B2 JP 6094246B2 JP 2013024510 A JP2013024510 A JP 2013024510A JP 2013024510 A JP2013024510 A JP 2013024510A JP 6094246 B2 JP6094246 B2 JP 6094246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing target
target axis
frequency selection
arrangement
curved surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013024510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014155102A (ja
Inventor
田所 眞人
眞人 田所
待子 井上
待子 井上
輝規 宮崎
輝規 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2013024510A priority Critical patent/JP6094246B2/ja
Publication of JP2014155102A publication Critical patent/JP2014155102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6094246B2 publication Critical patent/JP6094246B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、曲面における周波数選択素子の配列決定方法に関する。
従来、表面上にFSS(frequency selective surfaces,周波数選択板)を配置することによって、透過周波数帯の選択性(選択透過または選択遮蔽)を具備した周波数選択部材が知られている(たとえば、下記特許文献1参照)。下記特許文献1では、平面上に同形状の周波数選択板(周波数選択素子)を配置することによって特定の周波数帯に共鳴する性能を備えたアンテナが開示されている。
米国特許第6836258号明細書
ところで、近年航空機技術の分野において、電波的に透過な窓であるレドーム(レーダドーム)の透過周波数帯の選択性の向上が課題となっている。上述のように、レドームに透過周波数帯の選択性を付与するにはFSSを実装することが解決策になりうる。ここで、航空機用ノーズレドーム等は先端に近づくに従って細くなる曲面形状である。従来、このような曲面形状に平面状の周波数選択素子を配列するための論理的な手順は考案されていなかった。
図8は、従来技術にかかるレドームへの周波数選択素子の実装例を示す説明図である。図8には円錐形状の流線形レドーム1300上に同一形状・同一サイズの円型ループ形状の周波数選択素子1302を配列している。拡大図Aに示すように、流線形レドーム1300の端部(基準位置)から順次周波数選択素子1302を配列していくと、流線形レドーム1300の形状の変化(円錐の中心軸に対する周方向の長さの変化)に伴い、規則的な配列が成立しなくなる。拡大図A中の矢印Sは、基準位置における正方形配列の第2軸(周方向と直交する方向)であり、周波数選択素子1302の配列がずれていることがわかる。このように場当たり的に順次周波数選択素子を配列する方法では、配列端部等において周波数選択素子の密度が極端に少なくなったり、事前に必要な周波数選択素子の数を正確に把握することが困難になったりする。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、曲面上への周波数選択素子の配列決定方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる周波数選択素子の配列決定方法は、中心軸の回転方向に対称な形状を有する曲面への周波数選択素子の配列決定方法であって、前記曲面上に配列の開始点を決定する開始点決定工程と、前記開始点を通る前記曲面上の処理対象軸を選択する処理対象軸選択工程と、前記処理対象軸に沿った前記曲面の長さを前記周波数選択素子の基本配列周期寸法で除して、前記処理対象軸に配列する前記周波数選択素子の数を決定する配列素子数決定工程と、前記処理対象軸に沿った前記曲面の長さを前記決定された前記周波数選択素子の数で除して、前記基本配列周期寸法を補正した補正配列周期寸法を算出する配列周期寸法算出工程と、前記処理対象軸に前記補正配列周期寸法の前記周波数選択素子を配置する配置工程と、前記処理対象軸から前記基本配列周期寸法分平行に移動した位置を新たな処理対象軸とする処理対象軸変更工程と、を含み、前記曲面上の素子配列領域に前記周波数選択素子を配置完了するまで、前記配列素子数決定工程、前記配列周期寸法算出工程、前記配置工程、および前記処理対象軸変更工程を繰り返し、前記開始点決定工程では、前記曲面上の最小曲率位置を前記開始点とし、前記配列素子数決定工程では、前記最小曲率位置を通り前記中心軸に沿って前記曲面を切断した切断面と交わる線を最初の前記処理対象軸として選択する、ことを特徴とする。
本発明にかかる周波数選択素子の配列決定方法によれば、周波数選択素子が配列される基材が曲面形状を有する場合でも論理的な手順で周波数選択素子を配列することができるので、曲面上における周波数選択素子の密度を一定の範囲内に保つことができる。また、本発明にかかる周波数選択素子の配列決定方法によれば、事前に必要な周波数選択素子の数を正確に把握することができる。
実施の形態にかかるレドーム10の形状を示す説明図である。 レドーム10に配置する周波数選択素子の形状の一例を示す説明図である。 周波数選択素子の配列方法の手順を示すフローチャートである。 レドーム10の底面S0近傍の一部を拡大した拡大図である。 新たな処理対象軸の位置を特定する方法を示す説明図である。 本実施の形態にかかる方法を適用したレドーム10への周波数選択素子の実装例を示す説明図である。 電波吸収体の航空機への適用例を示す説明図である。 従来技術にかかるレドームへの周波数選択素子の実装例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる曲面への周波数選択素子の配列決定方法および周波数選択部材の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかるレドーム10の形状を示す説明図である。本実施の形態では、周波数選択素子が配列される曲面を有する部材(ワーク)として、周波数選択遮蔽性を有するレドームを例にして説明する。図1に示すレドーム10は略円錐形であり、中心軸Lの回転方向に対象な曲面形状を有する。なお、レドーム10は、実際には図8のような流線形をしているが、図1では説明の便宜上、円錐形にモデル化している。レドーム10の底面S0は円形であるが、この中心を原点Oとし、中心軸Lが延びる方向にZ軸、底面S0がXY平面上に乗るようにX軸およびY軸をとる。これにより、中心軸Lに対して垂直な任意の面(たとえば面S1)はXY平面上に位置することになる。また、レドーム10の形状は既知であるため、中心軸Lに対して垂直な任意の面の外周R(たとえば面S0の外周R0、面S1の外周R1)は、原点OからのZ軸方向の距離zの関数として示すことができる。すなわち、外周R=f(z)と示すことができる。
レドーム10には、周波数選択遮蔽性を付与するために、図1に示すような曲面形状のレドーム基材の表面に複数の周波数選択素子が配置される。なお、図示の便宜上、図1には周波数選択素子を示していない。本実施の形態では、周波数選択素子として、図2に示すようなパッチ型の円形リング型素子を配置する。
図2は、レドーム10に配置する周波数選択素子の形状の一例を示す説明図である。図2Aに示す周波数選択素子は、パッチ型の円形リング型素子20であり、円形リング部20Aは金属等の導体素材で形成されている。円形リング部20Aの外周をr1、内周をr2(<r1)とする。本実施の形態において、周波数選択素子(円形リング型素子20)は、所定の配列周期寸法ごとに配置される。本実施の形態では、周波数選択素子の配列周期寸法を、周波数選択素子を中心とする正方形領域の1辺の長さで規定する。図2に示す円形リング型素子20の配列周期寸法の基本値(基本配列周期寸法)をt(tx=ty、以下、単にtとする)とする。
後述するように、本実施の形態では、周波数選択素子が配置される位置の外周長さと周波数選択素子の数とに基づいて、基本配列周期寸法を補正した補正配列周期寸法を算出して周波数選択素子を配列する。図2Bに示すのは図2Aの周波数配列素子の配列周期寸法を補正した場合の一例である。図2Bに示す周波数選択素子は、円形リング部20Aの外周r1および内周r2は図2Aと同様であるが、周辺領域の大きさが補正され、配列周期寸法がt’(tx’=ty’、以下、単にt’とする)となっている。なお、補正配列周期寸法t’は基本配列周期寸法tより大きくなるようにする。このように、配列周期寸法を補正する場合には、パターンの周辺領域の大きさを変更することによって対応する。
なお、周波数選択素子の形状としては、図2に示す円形リング型の他、ダイポール型やクロスダイポール型、円形型、正方形型など、各種の形状を採用することができる。また、図2に示すようにパターン部分が導体素材で形成されているパッチ型の他、外周部分が導体素材で形成されており、これに開口する(導体素材を除去する)ことで素子形状を形成する開口型を採用することもできる。さらに、パターン部(またはパターンの外周部)を形成する素材は金属以外の導電性インクでも良く、また、用途によっては導体に限らず、半導体特性材料を適用しても良い。周波数選択素子をいかなる形状にするかは、周波数選択素子に要求される特性に合わせて選択すればよい。
図3は、周波数選択素子の配列方法の手順を示すフローチャートである。まず、周波数選択素子が配列される部材(ワーク)の最小曲率点を特定し(ステップS301)、最小曲率点を周波数選択素子の配列開始点として決定する(ステップS302)。図1に示すレドーム10では、底面S0の外周R0上が最小曲率点となる。より詳細には、レドーム10上の最小曲率は、底面S0の外周R0上の任意の点を通り中心軸Lに沿ってレドーム10を切断した切断面上で得られる。このため、外周R0のうち任意の1点を開始点として決定する。なお、配列の開始点とは、曲面上に1つめに配置される周波数選択素子の中心位置とする。このように、曲面上の最小曲率位置を配列の開始点とするのは、最小曲率位置は曲面上で最も平面に近い状態の位置であり、平面における配列方法と同様の理論を適用しても誤差が少ないためである。
図4は、レドーム10の底面S0近傍の一部を拡大した拡大図である。上述したように、レドーム10の最小曲率位置は底面S0の外周R0上である。周波数選択素子は一定の面積を有するため、外周R0上に開始点Dを置くと、周波数選択素子がレドーム10上からはみだしてしまう。このため、周波数選択素子の全領域をレドーム10上に配置できるように、最小曲率位置が曲面(ワーク)の端部に位置する場合には、最小曲率位置から周波数選択素子の基本配列周期寸法の半値(t/2)分ずらした位置を開始点Dとする。また、たとえば最小曲率位置と曲面の端部との距離が周波数選択素子の基本配列周期寸法の半値(t/2)未満の場合には、曲面の端部と開始点との距離が周波数選択素子の基本配列周期寸法の半値(t/2)となるように開始点Dを決定する。
図3の説明に戻り、つぎに、ステップS302で決定した開始点を通る曲面上の処理対象軸を選択する(ステップS303)。処理対象軸は、開始点における最小曲率を有する直交平面と交わる線とする。図1に示すレドーム10において、開始点における最小曲率を有する直交平面とは、開始点Dを通り中心軸Lに沿ってレドーム10を切断した切断面、すなわち図4の軸F0に沿った切断面である。開始点Dを通り、この切断面と交わる線F1を最初の処理対象軸とする。
つづいて、処理対象軸F1上に配置する周波数選択素子数を決定する(ステップS304)。このステップでは、まず、処理対象軸F1に沿った曲面の長さE1を特定する。そして、処理対象軸F1に沿った曲面の長さE1を周波数選択素子の基本配列周期寸法tで除し、その整数を取った値を処理対象軸F1上に配置する周波数選択素子数N1とする。すなわち、下記式(1)によって周波数選択素子数Niを決定する。下記式(1)において、Niは処理対象軸Fi上に配置される周波数選択素子数、Eiは処理対象軸Fiに沿った曲面の長さ、tは周波数選択素子の基本配列周期寸法である。
Ni = int(Ei/t)・・・(1)
つぎに、ステップS304で決定した周波数選択素子数N1に基づいて、周波数選択素子の配列周期寸法を補正する(ステップS305)。このステップでは、処理対象軸F1に沿った曲面の長さE1をステップS304で決定された周波数選択素子数N1で除すことによって、基本配列周期寸法tを補正した補正配列周期寸法t1’を算出する。すなわち、下記式(2)によって補正配列周期寸法ti’を算出する。下記式(2)において、ti’は処理対象軸Fiにおける補正配列周期寸法、Niは処理対象軸Fi上に配置される周波数選択素子数、Eiは処理対象軸Fiに沿った曲面の長さ、tは周波数選択素子の基本配列周期寸法である。また、関数intは実数値を最も近い整数値に切り下げる関数である。
ti’ = Ei/Ni =Ei/int(Ei/t)・・・(2)
つづいて、処理対象軸F1上に周波数選択素子を配置する(ステップS306)。このとき、周波数選択素子の数はN1、周波数配列素子の配列周期はt1’とする。なお、ステップS306では、実際のワーク(レドーム基材)上に周波数選択素子を配置する必要はなく、たとえば配列シミュレーションソフト上で周波数選択素子の配列位置を特定する場合なども含まれる。
曲面上の素子配列領域(今回の配列決定処理において周波数選択素子を配列すべき領域)に周波数選択素子を配置完了するまでは(ステップS307:No)、次の処理対象軸を特定し、処理対象軸を変更した後(ステップS308)、ステップS304に戻り、以降の処理をくり返す。そして、周波数選択素子を配置完了すると(ステップS307:Yes)、本フローチャートによる処理を終了する。
図4に示すように、ステップS308では、現在の処理対象軸F1から基本配列周期寸法t分平行に移動した位置を新たな処理対象軸F2とする。すなわち、図1のレドーム10の例では、処理対象軸は常に周方向であり、XY平面上に存在する。なお、新たな処理対象軸F2は、図4の軸F0(最小曲率を有する直交平面を形成する切断面)と直交する軸としても定義することができる。
図5は、新たな処理対象軸の位置を特定する方法を示す説明図である。図5において、Fiは現在の処理対象軸、ziは現在の処理対象軸のZ座標、Fi+1は新たな処理対象軸、zi+1は新たな処理対象軸のZ座標を示す。ステップS308で新たな処理対象軸F2の位置を特定する方法は、以下の3つの方法がある。
1つめの方法は、実長を無視してZ軸(中心軸L)上で基本配列周期寸法tずつ分配した位置を処理対象軸とする方法である。図5を用いて説明すると、現在の処理対象軸Fiの位置を中心軸Lに投影した点ziから基本周期寸法t分平行に中心軸L上を移動した点zi+1に対応する曲面上の位置を新たな処理対象軸Fi+1とする。
2つめの方法は、現在の処理対象軸上の各点における接線ベクトルhに沿って基本配列周期寸法t分移動した点を新たな処理対象軸とする方法である。図5を用いて説明すると、現在の処理対象軸Fi上の各点における接線ベクトルhに沿って基本周期寸法t分平行に移動した位置を新たな処理対象軸Fi+1とする。なお、図5では図示の便宜上、接線ベクトルhをレドーム10(ワーク)上方に示している。この方法では、下記式(3)〜(5)に示すように、新たな処理対象軸は微分係数から計算される。下記式(3)〜(5)において、hは現在の処理対象軸Fi上の接線ベクトル、ziは現在の処理対象軸のZ座標、zi+1は新たな処理対象軸のZ座標、fはワークの形状(外周R)を示す関数f(z)である。
Figure 0006094246
3つめの方法は、現在の処理対象軸からワーク上を基本配列周期寸法t分移動した点を新たな処理対象軸とする方法である。図5を用いて説明すると、現在の処理対象軸Fiからレドーム10上の曲面に沿って基本周期寸法t分平行に移動した位置を新たな処理対象軸Fi+1とする。この方法では、下記式(6)に示すように、新たな処理対象軸は数値積分から計算される。
Figure 0006094246
以上説明した3つの方法のうち、本実施の形態では、方法2および方法3を用いることによって、十分な精度で新たな処理対象軸の位置を決定することができる。このように、現在の処理対象軸Fiから次の処理対象軸Fi+1を決定し、図3のステップ304以降の処理をくり返すことによって、図6に示すようにレドーム10全体に周波数選択素子を配列することができる。図6は、本実施の形態にかかる方法を適用したレドーム10への周波数選択素子の実装例を示す説明図であり、図6Aはレドーム10の全体図、図6Bはレドーム10の一部を拡大した拡大図である。
以上説明したように、実施の形態にかかる周波数選択素子の配列決定方法によれば、周波数選択素子が配列される基材が曲面形状を有する場合でも論理的な手順で周波数選択素子を配列することができるので、曲面上における周波数選択素子の密度を一定の範囲内に保つことができる。また、実施の形態にかかる周波数選択素子の配列決定方法によれば、事前に必要な周波数選択素子の数を正確に把握することができる。
また、実施の形態にかかる周波数選択素子の配列決定方法によれば、曲面上の最小曲率位置を素子配列の開始点とし、最小曲率を有する直交平面と交わる線を最初の処理対象軸として選択するので、平面における素子の配列方法と同様の理論を適用した場合に誤差を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、周波数選択素子を配列する周波数選択部材としてレドームを挙げて説明したが、本発明は従来公知の様々な周波数選択部材(すなわち透過周波数帯選択性を有する部材)に適用可能である。具体的には、周波数選択部材は、たとえばレドームをはじめとする電磁窓や電波吸収体に適用することができる。周波数選択部材を電磁窓として用いる例については、上述した実施の形態の通りである。また、周波数選択部材を電波吸収体に適用する例としては、たとえば特許第4144940号公報等に開示されている航空機の主翼前縁部への適用などが挙げられる。
図7は、電波吸収体の航空機への適用例を示す説明図である。図7Aに示す航空機Fの主翼前縁部Wには電波吸収体が装備されている。図7Bは主翼前縁部Wの断面図であり、主翼の基材である導体部1402の表面に電波吸収層1404が設けられている。電波吸収層1404は、内部に周波数選択素子1406が本発明の方法で配置されることにより、電波吸収性能が得られる。本発明を電波吸収体に適用することによって、電波吸収性能を発揮する帯域の広域化や、構造の薄肉化による軽量化、方位特性の向上などを図ることができる。
また、本実施の形態では、レドーム10の曲面形状を、中心軸の回転方向に対象な形状として、中心軸に対して垂直な任意の面の周上に位置する周波数選択素子の数を等しくしたが、本発明の適用はこのような回転対象な曲面形状に限られない。本発明を任意の曲面形状に適用する場合、この曲面形状を通る(任意の)軸に対して垂直な任意の面の周上に位置する周波数選択素子の数を等しくすれば、本実施の形態と同様の効果が得られる。
10……レドーム、F1,F2……処理対象軸、R0,R1……周、L……中心軸、O……原点、S0……底面、S1……面。

Claims (4)

  1. 中心軸の回転方向に対称な形状を有する曲面への周波数選択素子の配列決定方法であって、
    前記曲面上に配列の開始点を決定する開始点決定工程と、
    前記開始点を通る前記曲面上の処理対象軸を選択する処理対象軸選択工程と、
    前記処理対象軸に沿った前記曲面の長さを前記周波数選択素子の基本配列周期寸法で除して、前記処理対象軸に配列する前記周波数選択素子の数を決定する配列素子数決定工程と、
    前記処理対象軸に沿った前記曲面の長さを前記決定された前記周波数選択素子の数で除して、前記基本配列周期寸法を補正した補正配列周期寸法を算出する配列周期寸法算出工程と、
    前記処理対象軸に前記補正配列周期寸法の前記周波数選択素子を配置する配置工程と、
    前記処理対象軸から前記基本配列周期寸法分平行に移動した位置を新たな処理対象軸とする処理対象軸変更工程と、を含み、
    前記曲面上の素子配列領域に前記周波数選択素子を配置完了するまで、前記配列素子数決定工程、前記配列周期寸法算出工程、前記配置工程、および前記処理対象軸変更工程を繰り返し、
    前記開始点決定工程では、前記曲面上の最小曲率位置を前記開始点とし、
    前記配列素子数決定工程では、前記最小曲率位置を通り前記中心軸に沿って前記曲面を切断した切断面と交わる線を最初の前記処理対象軸として選択する、
    ことを特徴とする周波数選択素子の配列決定方法。
  2. 前記処理対象軸変更工程は、前記処理対象軸上の任意の点を通り前記中心線に沿って前記曲面を切断した平面上における前記任意の点の接線ベクトルに沿って前記基本周期寸法分平行に移動した位置を新たな処理対象軸とすることを特徴とする請求項に記載の周波数選択素子の配列決定方法。
  3. 前記処理対象軸変更工程は、前記処理対象軸から前記曲面に沿って前記基本周期寸法分平行に移動した位置を新たな処理対象軸とすることを特徴とする請求項に記載の周波数選択素子の配列決定方法。
  4. 記処理対象軸変更工程は、前記処理対象軸の位置を前記中心軸に投影した点から前記基本周期寸法分平行に前記中心軸上を移動した点に対応する前記曲面上の位置を新たな処理対象軸とすることを特徴とする請求項に記載の周波数選択素子の配列決定方法。
JP2013024510A 2013-02-12 2013-02-12 曲面への周波数選択素子の配列決定方法 Active JP6094246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024510A JP6094246B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 曲面への周波数選択素子の配列決定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024510A JP6094246B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 曲面への周波数選択素子の配列決定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014155102A JP2014155102A (ja) 2014-08-25
JP6094246B2 true JP6094246B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=51576558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024510A Active JP6094246B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 曲面への周波数選択素子の配列決定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6094246B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6142522B2 (ja) * 2012-12-20 2017-06-07 横浜ゴム株式会社 周波数選択部材および曲面への周波数選択素子の配列決定方法
JP6592997B2 (ja) * 2015-07-10 2019-10-23 横浜ゴム株式会社 印刷方法
CN106450791A (zh) * 2016-11-23 2017-02-22 上海卫星工程研究所 一种大型空间抛物柱状可卷金属面天线反射面结构
JP6944118B2 (ja) * 2018-10-30 2021-10-06 日本電信電話株式会社 周波数選択板設計装置
CN113314848B (zh) * 2021-04-17 2022-10-18 西安电子科技大学 一种频率选择表面的共形布局及建模方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2604883B2 (ja) * 1990-05-24 1997-04-30 三菱電機株式会社 周波数選択反射鏡
US5652631A (en) * 1995-05-08 1997-07-29 Hughes Missile Systems Company Dual frequency radome
JP3770150B2 (ja) * 2001-11-14 2006-04-26 三菱電機株式会社 アレーアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014155102A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6094246B2 (ja) 曲面への周波数選択素子の配列決定方法
JP6142522B2 (ja) 周波数選択部材および曲面への周波数選択素子の配列決定方法
JP6379695B2 (ja) 人工磁気導体及びアンテナ用反射器
US8130171B2 (en) Lens for scanning angle enhancement of phased array antennas
CN110047136B (zh) 一种基于频率选择表面的天线罩三维建模方法
CN108268696B (zh) 一种适用于高阶矩量法的fss天线罩建模方法
CN110059422B (zh) 频率选择表面曲面天线罩的电磁散射特性仿真方法
Gregoire 3-D conformal metasurfaces
JP6955720B2 (ja) 電波遮蔽損失の計算方法、計算装置およびプログラム
KR102616065B1 (ko) 감소된 전력 소모를 위한 축대칭 박형 디지털 빔포밍 어레이
US8259030B2 (en) Antenna of the helix type having radiating strands with a sinusoidal pattern and associated manufacturing process
Suárez et al. Experimental validation of linear aperiodic array for grating lobe suppression
CN104716425A (zh) 一种天线及fss系统的构建方法
CN111914364A (zh) 基于高阶矩量法与投影的频选天线罩建模方法
CN113378251B (zh) 适用多种连续曲面类型的单元结构曲面阵列铺设建模方法
CN107622148A (zh) 基于机电耦合的圆柱共形阵列天线结构最佳弹性模量的确定方法
TW201937766A (zh) 具有鋸齒形邊緣之電極的聲波共振器與過濾器及其製造方法
US9835664B2 (en) Microwave antennas for extremely low interference communications systems
CN109214021B (zh) 一种电磁仿真中斜口面激励源的生成方法
CN113314848B (zh) 一种频率选择表面的共形布局及建模方法
JP7298236B2 (ja) 周波数選択部材の製造方法
CN102683790B (zh) 曲面频率选择面激光刻蚀方法
CN103036026B (zh) 一种喇叭天线
Ansarudin et al. MATLAB Program for Dielectric Lens Antenna Shaping
CN114036753B (zh) 球面共形天线不确定性对功率方向图影响的区间分析方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6094246

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250