相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2014年9月17日に出願された、「Prioritization of Different Operators in Shared Spectrum」と題する、Chenらによる米国特許出願第14/489,239号、および2013年9月27日に出願された、「Prioritization of Different Operators in Shared Spectrum」と題する、Chenらによる米国仮特許出願第61/883,850号の優先権を主張する。
[0002]ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークであり得る。
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのアクセスポイントを含み得る。セルラーネットワークのアクセスポイントは、ノードB(NB)または発展型ノードB(eNB)など、いくつかの基地局を含み得る。ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイントは、WiFi(登録商標)ノードなど、いくつかのWLANアクセスポイントを含み得る。各アクセスポイントは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートし得、しばしば、同時に複数のUEと通信し得る。同様に、各UEは、いくつかのアクセスポイントと通信し得、時々、複数のアクセスポイントおよび/または異なるアクセス技術を採用するアクセスポイントと通信し得る。アクセスポイントは、ダウンリンクおよびアップリンクを介してUEと通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)はアクセスポイントからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEからアクセスポイントへの通信リンクを指す。
[0004]セルラーネットワークがより混雑するようになるにつれて、事業者(operators)は容量を増大させるための方法に注目し始めている。1つの手法には、セルラーネットワークのトラフィックおよび/またはシグナリングの一部をオフロードするためのWLANスペクトルの使用があり得る。WLAN(またはWiFiネットワーク)は、認可スペクトル(a licensed spectrum)において動作するセルラーネットワークとは異なり、WiFiネットワークが概して無認可スペクトル(an unlicensed spectrum)において動作するので魅力的である。
[0005]異なるプロトコル(たとえば、セルラープロトコルおよびWLANプロトコル)を使用して通信するデバイスがスペクトルを共有するとき、共有スペクトルの異なる送信間隔においてどのデバイスが送信することが可能であるかを決定するために、競合ベースプロトコル(a contention-based protocol)が使用され得る。
[0006]説明する特徴は、一般に、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の改善された方法、システム、装置、および/またはデバイスに関する。より詳細には、説明する特徴は、異なる事業者(たとえば、異なるモバイルネットワーク事業者(MNO:mobile network operators))が共有スペクトルに対して有するアクセスに優先度を付けることに関する。優先度付けの必要性は、様々な理由により生じ得る。たとえば、異なる事業者は、各事業者が希望するサービス品質に応じて、共有スペクトルにアクセスするための異なる料金を支払い得る。または、たとえば、一事業者は、それらの共有スペクトルのアクセス権の一定割合を別の事業者に賃貸することがあり、使用割合を守らせる機構を希望することがある。
[0007]例示的な実施形態の少なくとも第1のセットに従って、ワイヤレス通信のための方法について説明する。一構成では、共有スペクトルに関するクリアチャネルアセスメント(CCA:a clear channel assessment)を実行する第1の事業者のための機会が識別され得る。機会は、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づき得る。送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される機会の間に、共有スペクトルに関して実行され得る。
[0008]いくつかの例では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用する。
[0009]いくつかの例では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを備え、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用する。
[0010]いくつかの例では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会を識別することは、サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットから第1の事業者のためのCCA機会を識別することを含むことができ、CCAスロットのサブセットが、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づく。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、第1の事業者のためのCCA機会は、少なくとも1つの他の事業者のためのCCA機会よりも、サブフレームにおいて早くなり得る(may be earlier in the subframe)。
[0011]いくつかの例では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、少なくとも1つの他の事業者に対する、サブフレームの間にCCAを実行することの制限を含み得る。
[0012]いくつかの例では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づいて、共有スペクトルの送信間隔の間CCAを実行する(perform a CCA for a transmission interval)第1の事業者のために識別されるCCA機会が、第1の事業者によってCCAを実行する場合に無効であると決定され得る。
[0013]いくつかの例では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会を識別することは、サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットの中から第1の事業者のためのCCAスロットの数を識別することを含むことができ、CCAスロットの数が、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づく。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高い場合に、サブフレームにおける第1の事業者に配分されるCCAスロットの数は、サブフレームにおける少なくとも1つの他の事業者に配分されるCCAスロットの数よりも大きくなり得る。サブフレームにおける第1の事業者のためのCCAスロットの数はさらに、その間CCAが実行される送信間隔が偶数番号の送信間隔であるか、それとも奇数番号の送信間隔であるかに基づき得る。
[0014]いくつかの例では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づいて、第1の事業者が少なくとも1つの送信間隔の間、共有スペクトル上で送信することを制限されると決定され得る。
[0015]いくつかの例では、第1の事業者のフレーム構造が、第1の事業者が少なくとも1つの送信間隔の間、共有スペクトル上で送信することを制限すると決定され得る。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、第1の事業者のフレーム構造は、少なくとも1つの他の事業者のための沈黙期間(a silence period)よりも長い沈黙期間を含み得る。
[0016]いくつかの例では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。
[0017]いくつかの例では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、2つ以上の周波数トーンを占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。
[0018]いくつかの例では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0019]いくつかの例では、共有スペクトルは無認可スペクトルを含み得る。
[0020]いくつかの例では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会であり得る。そのような例では、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のための第2の機会が識別され得、第2の機会が、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づく。送信間隔の間の送信に共有スペクトルの第2のキャリアが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2の機会の間に、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0021]いくつかの例では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会であり得、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、第1の優先度であり得る。そのような例では、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のための第2の機会が識別され得、第2の機会が、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づき、ここにおいて、第2の優先度が第1の優先度とは異なる。送信間隔の間の送信に共有スペクトルの第2のキャリアが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2の機会の間に、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0022]いくつかの例では、CCAは、基地局またはユーザ機器(UE)によって実行され得る。いくつかの例では、CCAは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上で実行され得る。いくつかの例では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、ダウンリンクまたはアップリンクのうちの1つに固有のものであり得る。代替的に、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、ダウンリンクとアップリンクの両方に適用し得る。
[0023]例示的な実施形態の少なくとも第2のセットに従って、ワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、共有スペクトルに関するクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する第1の事業者のための機会を識別するための手段と、機会が、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づく、および、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、識別される機会の間に、共有スペクトルに関するCCAを実行するための手段とを含むことができる。
[0024]いくつかの例では、ワイヤレス通信のための装置は、例示的な実施形態の第1のセットに関して上記で説明した例のうちの1つまたは複数を実施し得る。特に、ワイヤレス通信のための装置は、例示的な実施形態の第1のセットに関して上記で説明した方法の1つまたは複数の態様を実施するための手段を含み得る。
[0025]例示的な実施形態の少なくとも第3のセットに従って、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリとを含み得る。プロセッサは、共有スペクトルに関するクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する第1の事業者のための機会を識別することと、機会が、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づく、および、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、識別される機会の間に、共有スペクトルに関するCCAを実行することとを行うように構成され得る。
[0026]いくつかの例では、ワイヤレス通信のための装置は、例示的な実施形態の第1または第2のセットに関して上記で説明した例のうちの1つまたは複数を実施し得る。特に、プロセッサは、例示的な実施形態の第1のセットに関して上記で説明した方法の1つまたは複数の態様を実施するように構成され得る。
[0027]例示的な実施形態の第4のセットに従って、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するための非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コンピュータ可読媒体は、共有スペクトルに関するクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する第1の事業者のための機会を識別するための命令と、機会が、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づく、および、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、識別される機会の間に、共有スペクトルに関するCCAを実行するための命令とを含み得る。
[0028]いくつかの例では、コンピュータ可読媒体は、例示的な実施形態の第1、第2または第3のセットに関して上記で説明した例のうちの1つまたは複数を実施し得る。特に、命令は、例示的な実施形態の第1のセットに関して上記で説明した方法の1つまたは複数の態様を実施するようにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0029]説明する方法および装置の適用可能性のさらなる範囲は、以下の詳細な説明、特許請求の範囲、および図面から明らかになろう。詳細な説明の趣旨および範囲内の様々な変更および改変が当業者に明らかになるので、詳細な説明および特定の例は例示として与えられるものにすぎない。
[0030]以下の図面を参照することによって、本発明の性質および利点のさらなる理解が得られ得る。添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素間で区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
[0031]ワイヤレス通信システムのブロック図。
[0032]様々な実施形態による、無認可スペクトルにおいてロングタームエボリューション(LTE(登録商標))を使用するための展開シナリオの例を示す図。
[0033]様々な実施形態による、無認可スペクトルにおいてLTEを使用するスタンドアロンモードの一例を示す図。
[0034]無認可フレーム/間隔、およびたとえば、LTE/LTE−A無線フレームを含む周期的フレーム構造に対するそれらの関係の様々な例を示す図。
[0035]様々な実施形態による、周期的ゲーティング構造波形(a periodic gating structure waveform)の一例を示す図。
[0036]いくつかのワイヤレスアクセスポイントおよびUEが基地局のカバレージエリア内にあるワイヤレス通信システムを示す図。
[0037]様々な実施形態による、S’サブフレームにおけるクリアチャネルアセスメント(CCA)スロットに関する配置オプションの一例を示す図。
[0038]様々な実施形態による、共有スペクトルへのアクセスに優先度を付けるための技法を示す図。
様々な実施形態による、共有スペクトルへのアクセスに優先度を付けるための技法を示す図。
様々な実施形態による、共有スペクトルへのアクセスに優先度を付けるための技法を示す図。
様々な実施形態による、共有スペクトルへのアクセスに優先度を付けるための技法を示す図。
[0039]様々な実施形態による、14個の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを有する周期的ゲーティング構造波形の一例を示す図。
[0040]様々な実施形態による、第1の事業者のための第1のフレーム構造と第2の事業者のための第2のフレーム構造との例示的な比較を示す図。
[0041]様々な実施形態による、異なるキャリアに関するCCAの実行を示す図。
[0042]様々な実施形態による、異なる優先度に関連する2つ以上の周波数トーンを占有する2つ以上のCCAスロットを示す図。
[0043]様々な実施形態による、デバイス(たとえば、基地局)の例のブロック図。
様々な実施形態による、デバイス(たとえば、基地局)の例のブロック図。
[0044]様々な実施形態による、CCA機会識別モジュールの一例のブロック図。
[0045]様々な実施形態による、デバイス(たとえば、コアネットワークおよび/または基地局)の一例のブロック図。
[0046]様々な実施形態による基地局のブロック図。
[0047]様々な実施形態によるUEのブロック図。
[0048]様々な実施形態による、多入力多出力(MIMO)通信システムの一例を示すブロック図。
[0049]様々な実施形態による、(たとえば、基地局またはUEにおける)共有スペクトルを使用したワイヤレス通信のための方法の例のフローチャート。
様々な実施形態による、(たとえば、基地局またはUEにおける)共有スペクトルを使用したワイヤレス通信のための方法の例のフローチャート。
様々な実施形態による、(たとえば、基地局またはUEにおける)共有スペクトルを使用したワイヤレス通信のための方法の例のフローチャート。
様々な実施形態による、(たとえば、基地局またはUEにおける)共有スペクトルを使用したワイヤレス通信のための方法の例のフローチャート。
様々な実施形態による、(たとえば、基地局またはUEにおける)共有スペクトルを使用したワイヤレス通信のための方法の例のフローチャート。
様々な実施形態による、(たとえば、基地局またはUEにおける)共有スペクトルを使用したワイヤレス通信のための方法の例のフローチャート。
様々な実施形態による、(たとえば、基地局またはUEにおける)共有スペクトルを使用したワイヤレス通信のための方法の例のフローチャート。
詳細な説明
[0050]異なる事業者(たとえば、異なるMNO)が共有スペクトルへのアクセスを求めて競合する方法、システム、装置、およびデバイスについて説明する。共有スペクトルへのアクセスを求めて競合するとき、複数のデバイス(たとえば、eNB)の各々は、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、共有スペクトルのいくつかの送信間隔の各々の間CCAを実行することができる。デバイスが送信間隔の間CCAを成功裏に実行するとき、デバイスは、送信間隔の間、共有スペクトルを予約したことを他のデバイスに警告するために、共有スペクトル上で信号を送信することができる。
[0051]CCAを実行しているデバイスが異なる事業者によって操作またはサービス提供されているとき、異なる事業者によって操作されているデバイスは、異なるCCAスロットにおいてCCAを実行することができる。特定の事業者のデバイスによって使用されるCCAスロットは、場合によっては、各事業者のデバイスが共有スペクトルへの等しいアクセスを提供されるように、擬似ランダムに識別され得る。しかしながら、場合によっては、異なる事業者のデバイスに提供されるアクセスに優先度を付けることが有用であり得る。
[0052]場合によっては、本明細書で説明する方法、システム、装置、およびデバイスは、セルラーネットワークの事業者(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)またはLTEアドバンスト(LTE−A)通信ネットワークの事業者)に、共有無認可スペクトル(たとえば、WiFi通信に通常使用されるWLANスペクトル)への優先度付きアクセス(prioritized access)を提供することができる。他の場合には、本明細書で説明する方法、システム、装置、およびデバイスは、セルラーネットワークの事業者に、共有認可スペクトルへの優先度付きアクセスを提供することができる。本明細書で開示する技法は、無認可スペクトル上で送信されるLTE/LTE−A通信に適用し得る。
[0053]本明細書で説明する技法は、LTEに限定されず、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムにも使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856の規格を含む。IS−2000 リリース 0およびAは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、通常、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル通信システム(UMTS)の一部である。LTEおよびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。ただし、以下の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、以下の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
[0054]以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用可能性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な実施形態は、必要に応じて様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加することができる。たとえば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの実施形態に関して記載される特徴は、他の実施形態において組み合わせられ得る。
[0055]最初に図1を参照すると、図はワイヤレス通信システム100の一例を示している。ワイヤレス通信システム100は、複数の基地局(たとえば、アクセスポイント、eNB、またはWLANアクセスポイント)105と、いくつかのユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。基地局105のうちのいくつかは、様々な実施形態ではコアネットワーク130またはいくつかの基地局105(たとえば、アクセスポイントまたはeNB)の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信し得る。基地局105のうちのいくつかは、バックホール132を通してコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。いくつかの実施形態では、基地局105のうちのいくつかは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を介して互いに直接または間接的に通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートすることができる。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に変調された信号を送信することができる。たとえば、各通信リンク125は、様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各変調された信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送することができる。
[0056]基地局105は、1つまたは複数のアクセスポイントアンテナを介して、UE115とワイヤレスで通信し得る。基地局105の各々は、それぞれのカバレージエリア110に対する通信カバレージを与え得る。いくつかの実施形態では、基地局105は、アクセスポイント、基地トランシーバ局(BTS:base transceiver station)、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、ノードB、発展型ノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、WLANアクセスポイント、WiFiノードまたは何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)を含み得る。基地局105はまた、セルラーおよび/またはWLAN無線アクセス技術などの異なる無線技術を利用し得る。基地局105は同じまたは異なるアクセスネットワークまたは事業者展開に関連付けられ得る。同じもしくは異なるタイプの基地局105のカバレージエリアを含み、同じもしくは異なる無線技術を利用し、および/または同じもしくは異なるアクセスネットワークに属する、異なる基地局105のカバレージエリアは重複し得る。
[0057]いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTE−A通信システム(またはネットワーク)を含むことができ、LTE/LTE−A通信システムは、無認可スペクトルにおけるLTE/LTE−Aのための1つまたは複数の動作モードまたは展開シナリオをサポートすることができる。他の実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、無認可スペクトルと、無認可スペクトルにおけるLTE/LTE−Aとは異なるアクセス技術とを使用したワイヤレス通信、または認可スペクトルと、LTE/LTE−Aとは異なるアクセス技術とを使用したワイヤレス通信をサポートし得る。LTE/LTE−A通信システムでは、発展型ノードBまたはeNBという用語は、一般に、基地局105を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域に対するカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aまたは無認可スペクトルネットワークにおけるLTE/LTE−Aであり得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに対する通信カバレージを与え得る。ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルなどのスモールセルは、低電力ノード(low power nodes)すなわちLPNを含み得る。マクロセルは、一般的に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、一般的に、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、一般的に、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることになり、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスをも提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートすることができる。
[0058]コアネットワーク130は、バックホール132(たとえば、S1など)を介して基地局105と通信し得る。基地局105はまた、たとえば、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して、および/またはバックホール132を介して(たとえば、コアネットワーク130を介して)、直接的または間接的に、互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、複数の基地局は同様のフレームおよび/またはゲーティングタイミング(gating timing)を有し得、複数の異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、複数の基地局は異なるフレームおよび/またはゲーティングタイミングを有し得、複数の異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用され得る。
[0059]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されてよく、各UE115は固定的または移動性であり得る。UE115は、当業者によって、モバイルデバイス、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、腕時計または眼鏡などのウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。UE115はまた、セルラーもしくは他のWWANアクセスネットワーク、またはWLANアクセスネットワークなど、異なるアクセスネットワーク上で通信することが可能であり得る。
[0060]ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、(たとえば、UE115から基地局105への)アップリンク(UL)送信を搬送するためのアップリンク、および/または(たとえば、基地局105からUE115への)ダウンリンク(DL)送信を搬送するためのダウンリンクを含み得る。UL送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもあり、DL送信は順方向リンク送信と呼ばれることもある。ダウンリンク送信は、認可スペクトル、無認可スペクトル、またはその両方を使用して行われ得る。同様に、アップリンク送信は、認可スペクトル、無認可スペクトル、またはその両方を使用して行われ得る。
[0061]ワイヤレス通信システム100のいくつかの実施形態では、無認可スペクトルにおけるLTE/LTE−Aのための様々な展開シナリオが、認可スペクトルにおけるLTEダウンリンク容量が無認可スペクトルにオフロードされ得る補足ダウンリンクモード(a supplemental downlink mode)と、LTEのダウンリンク容量とアップリンク容量の両方が認可スペクトルから無認可スペクトルにオフロードされ得るキャリアアグリゲーションモードと、基地局(たとえば、eNB)とUEとの間のLTEダウンリンクおよびアップリンク通信が無認可スペクトルにおいて行われ得るスタンドアロンモードとを含めてサポートされ得る。基地局105ならびにUE115は、これらまたは同様の動作モードのうちの1つまたは複数をサポートし得る。OFDMA通信信号は、無認可および/または認可スペクトルにおけるLTEダウンリンク送信のために通信リンク125中で使用され得、一方、SC−FDMA通信信号は、無認可および/または認可スペクトルにおけるLTEアップリンク送信のために通信リンク125中で使用され得る。
[0062]次に図2Aを参照すると、ワイヤレス通信システム200は、無認可スペクトルにおいてLTE/LTE−AをサポートするLTEネットワークのための補足ダウンリンクモードおよびキャリアアグリゲーションモードの例を示している。ワイヤレス通信システム200は、図1のワイヤレス通信システム100の部分の一例であり得る。さらに、基地局205は図1の基地局105の一例であり得、一方、UE215、215−a、および215−bは図1のUE115の例であり得る。
[0063]ワイヤレス通信システム200における補足ダウンリンクモードの例では、基地局205は、ダウンリンク220を使用してUE215にOFDMA通信信号を送信し得る。ダウンリンク220は、無認可スペクトルにおける周波数F1に関連付けられ得る。基地局205は、双方向リンク225を使用して同じUE215にOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク225を使用してそのUE215からSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク225は、認可スペクトルにおける周波数F4に関連付けられ得る。無認可スペクトルにおけるダウンリンク220および認可スペクトルにおける双方向リンク225は同時に動作し得る。ダウンリンク220は、基地局205のためにダウンリンク容量のオフロードを提供し得る。いくつかの実施形態では、ダウンリンク220は、(たとえば、1つのUEにアドレス指定される)ユニキャストサービスのサービスのために、または(たとえば、いくつかのUEにアドレス指定される)マルチキャストサービスのために使用され得る。このシナリオは、認可スペクトルを使用し、トラフィックおよび/またはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要がある、任意のサービスプロバイダ(たとえば、従来型のモバイルネットワーク事業者またはMNO)に関して起こり得る。
[0064]ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの一例では、基地局205は、双方向リンク230を使用してUE215−aにOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク230を使用して同じUE215−aからSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク230は、無認可スペクトルにおける周波数F1に関連付けられ得る。基地局205はまた、双方向リンク235を使用して同じUE215−aにOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク235を使用して同じUE215−aからSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク235は、認可スペクトルにおける周波数F2に関連付けられ得る。双方向リンク230は、基地局205のためにダウンリンク容量およびアップリンク容量のオフロードを提供し得る。上記で説明した補足ダウンリンクのように、このシナリオは、認可スペクトルを使用し、トラフィックおよび/またはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要がある、任意のサービスプロバイダ(たとえば、MNO)に関して起こり得る。
[0065]ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの別の例では、基地局205は、双方向リンク240を使用してUE215−bにOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク240を使用して同じUE215−bからSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク240は、無認可スペクトルにおける周波数F3に関連付けられ得る。基地局205はまた、双方向リンク245を使用して同じUE215−bにOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク245を使用して同じUE215−bからSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク245は、認可スペクトルにおける周波数F2に関連付けられ得る。双方向リンク240は、基地局205のためにダウンリンク容量およびアップリンク容量のオフロードを提供し得る。この例および上記で提供した例は、説明のために提示され、容量のオフロードのために認可スペクトルにおけるLTEと無認可スペクトルにおけるLTEとを組み合わせる他の同様の動作モードまたは展開シナリオが存在し得る。
[0066]上記で説明したように、無認可帯域(an unlicensed band)においてLTEを使用することによって提供される容量オフロードから恩恵を受け得る一般的なサービスプロバイダは、LTEスペクトルを用いる従来型のMNOである。これらのサービスプロバイダの場合、動作構成は、認可スペクトル上のLTE 1次コンポーネントキャリア(PCC:primary component carrier)と無認可スペクトル上の2次コンポーネントキャリア(SCC:secondary component carrier)とを使用するブートストラップモード(a bootstrapped mode)(たとえば、補足ダウンリンク、キャリアアグリゲーション)を含み得る。
[0067]キャリアアグリゲーションモードでは、一般に、認可スペクトル(たとえば、双方向リンク225、235、および245)においてデータおよび制御が通信され得、一方、一般に、無認可スペクトル(たとえば、双方向リンク230および240)においてデータが通信され得る。無認可スペクトルを使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信(FDD−TDD)キャリアアグリゲーション、またはコンポーネントキャリアにわたって異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションの範疇に入り得る。
[0068]図2Bは、無認可スペクトルにおけるLTEのためのスタンドアロンモードの一例を示すワイヤレス通信システム250を示している。ワイヤレス通信システム250は、図1のワイヤレス通信システム100の部分の一例であり得る。さらに、基地局205は、図1および/または図2Aを参照しながら説明した基地局105および/または205の一例であり得、一方、UE215−cは、図1および/または図2AのUE115および/または215の一例であり得る。
[0069]ワイヤレス通信システム250におけるスタンドアロンモードの例では、基地局205は、双方向リンク255を使用してUE215−cにOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク255を使用してUE215−cからSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク255は、図2Aを参照しながら上記で説明した無認可スペクトルにおける周波数F3に関連付けられ得る。スタンドアロンモードは、スタジアム内アクセス(たとえば、ユニキャスト、マルチキャスト)などの非従来型のワイヤレスアクセスシナリオにおいて使用され得る。この動作モードの典型的なサービスプロバイダは、認可スペクトルを有しないスタジアムオーナー、ケーブル会社、イベントホスト、ホテル、企業または大規模会社(large corporation)であり得る。
[0070]いくつかの実施形態では、図1、図2A、および/もしくは図2Bを参照しながら説明した基地局105および/もしくは205、または図1、図2A、および/もしくは図2Bを参照しながら説明したUE115および/もしくは215などの送信デバイスは、共有スペクトルのチャネルへの(たとえば、認可スペクトルまたは無認可スペクトルのチャネルへの)アクセスを獲得するためにゲーティング間隔を使用し得る。ゲーティング間隔は、ETSI(EN301 893)において指定されているリスンビフォートーク(LBT:Listen Before Talk)プロトコルに基づくLBTプロトコルなどの競合ベースプロトコルの適用を定義し得る。LBTプロトコルの適用を定義するゲーティング間隔を使用するとき、ゲーティング間隔は、送信デバイスがクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する必要があるときを示し得る。CCAの結果は、共有スペクトルのチャネルが利用可能であるか、それとも使用中であるかを送信デバイスに示す。チャネルが利用可能である(たとえば、使用「可」である(“clear” for use))ことをCCAが示すと、ゲーティング間隔は、通常はあらかじめ定義された送信間隔の間 、送信デバイスがチャネルを使用することを許可し得る。チャネルが利用可能でない(たとえば、使用中または予約済みである)ことをCCAが示すと、ゲーティング間隔は、送信デバイスが送信間隔の間にチャネルを使用するのを妨げ得る。
[0071]場合によっては、送信デバイスが、周期的にゲーティング間隔を生成し、周期的フレーム構造の少なくとも1つの境界とゲーティング間隔の少なくとも1つの境界を同期させることが有用であり得る。たとえば、共有スペクトルにおいてセルラーダウンリンクのための周期的ゲーティング間隔を生成し、セルラーダウンリンクに関連する周期的フレーム構造(たとえば、LTE/LTE−A無線フレーム)の少なくとも1つの境界と周期的ゲーティング間隔の少なくとも1つの境界を同期させることが有用であり得る。そのような同期の例を図3に示す。
[0072]図3は、無認可スペクトルにおけるセルラーダウンリンクのための無認可フレーム/間隔305、315、および/または325の例300を示している。無認可フレーム/間隔305、315、および/または325は、無認可スペクトル上での送信をサポートする基地局によって周期的ゲーティング間隔として使用され得る。そのような基地局の例としては、図1、図2A、および/または図2Bを参照しながら説明した基地局105および/または205があり得る。無認可フレーム/間隔305、315、および/または325は、図1、図2A、および/または図2Bを参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、および/または250とともに使用され得る。
[0073]例として、無認可フレーム/間隔305の持続時間は、セルラーダウンリンクに関連する周期的フレーム構造のLTE/LTE−A無線フレーム310の持続時間に等しい(またはそれにほぼ等しい)ものとして示されている。いくつかの実施形態では、「ほぼ等しい」は、無認可フレーム/間隔305の持続時間が周期的フレーム構造の持続時間のサイクリックプレフィックス(CP)持続時間内にあることを意味する。
[0074]無認可フレーム/間隔305の少なくとも1つの境界は、LTE/LTE−A無線フレームN−1〜N+1を含む周期的フレーム構造の少なくとも1つの境界と同期され得る。場合によっては、無認可フレーム/間隔305は、周期的フレーム構造のフレーム境界と整合された境界を有し得る。他の場合には、無認可フレーム/間隔305は、周期的フレーム構造のフレーム境界と同期されているが、そのフレーム境界からオフセットされている境界を有し得る。たとえば、無認可フレーム/間隔305の境界は、周期的フレーム構造のサブフレーム境界と整合されるか、または周期的フレーム構造のサブフレーム中間点境界(たとえば、特定のサブフレームの中間点)と整合され得る。
[0075]場合によっては、周期的フレーム構造は、LTE/LTE−A無線フレームN−1〜N+1を含み得る。各LTE/LTE−A無線フレーム310は、たとえば、10ミリ秒の持続時間を有し得、無認可フレーム/間隔305も、10ミリ秒の持続時間を有し得る。これらの場合、無認可フレーム/間隔305の境界は、複数のLTE/LTE−A無線フレームのうちの1つ(たとえば、LTE/LTE−A無線フレーム(N))の境界(たとえば、フレーム境界、サブフレーム境界、またはサブフレーム中間点境界(subframe midpoint boundaries))と同期され得る。
[0076]例として、無認可フレーム/間隔315および325の持続時間は、セルラーダウンリンクに関連する周期的フレーム構造の持続時間の約数(sub-multiples)(またはそれのほぼ約数)であるものとして示されている。いくつかの実施形態では、「〜のほぼ約数」は、無認可フレーム/間隔315、325の持続時間が周期的フレーム構造の約数(たとえば、1/2または1/10)の持続時間のサイクリックプレフィックス(CP)持続時間内にあることを意味する。たとえば、無認可フレーム/間隔315は、5ミリ秒の持続時間を有し得、無認可フレーム/間隔325は、1ミリ秒のまたは2ミリ秒の持続時間を有し得る。
[0077]図4は、無認可スペクトルにおけるセルラーダウンリンクのための周期的ゲーティング間隔405の一例400を示している。周期的ゲーティング間隔405は、無認可スペクトルにおけるLTE/LTE−Aをサポートする基地局によって使用され得る。そのような基地局の例としては、図1、図2A、および/または図2Bを参照しながら説明した基地局105および205があり得る。周期的ゲーティング間隔405はまた、図1、図2A、および/または図2Bのワイヤレス通信システム100、200、および/または250とともに使用され得る。
[0078]例として、周期的ゲーティング間隔405の持続時間は、セルラーダウンリンクに関連する周期的フレーム構造410の持続時間に等しい(またはそれにほぼ等しい)ものとして示されている。周期的ゲーティング間隔405の境界は、周期的フレーム構造410の境界と同期され得る(たとえば、それと整合され得る)。
[0079]周期的フレーム構造410は、10個のサブフレーム(たとえば、SF0、SF1、...、SF9)を有するLTE/LTE−A無線フレームを含み得る。サブフレームSF0〜SF8は、ダウンリンク(D)サブフレーム415であり得、サブフレームSF9は、特殊な(S’)サブフレーム420であり得る。Dサブフレーム415は、LTE無線フレームのチャネル占有時間(a channel occupancy time)を集合的に定義し得、S’サブフレーム420の少なくとも一部は、チャネルアイドル時間(a channel idle time)を定義し得る。LTE/LTE−A規格のバージョンの下で、LTE/LTE−A無線フレームは、1ミリ秒と9.5ミリ秒との間の最大チャネル占有時間(オン時間)を有し、チャネル占有時間の5パーセント(たとえば、最小50マイクロ秒)の最小チャネルアイドル時間(オフ時間)を有し得る。LTE/LTE−A規格への準拠を保証するために、周期的ゲーティング間隔405は、S’サブフレーム420の一部として0.5ミリ秒のガード期間(すなわち、オフ時間)を与えることによって、LTE/LTE−A規格のこれらの要件に準拠し得る。
[0080]S’サブフレーム420は、1ミリ秒の持続時間を有するので、無認可スペクトルの特定のチャネルを求めて競合する送信デバイスがそれらのCCAを実行し得る、1つまたは複数のCCAスロットまたはウィンドウ425を含み得る。送信デバイスのCCAが、チャネルが利用可能であるが、周期的ゲーティング間隔405の終了の前にデバイスのCCAが完了したことを示すとき、デバイスは、周期的ゲーティング間隔405の終了までチャネルを予約するために1つまたは複数の信号を送信し得る。1つまたは複数の信号は、場合によっては、丁重にチャネル使用パイロット信号(CUPS:Channel Usage Pilot Signal)430とも呼ばれる、チャネル使用ビーコン信号(CUBS:Channel Usage Beacon Signal)または部分CUBS(PCUBS:Partial CUBS)を含み得る。CUBS(またはCUPS)430は、チャネル同期とチャネル予約の両方に使用され得る。すなわち、別のデバイスがチャネル上でCUBSを送信し始めた後にそのチャネルに対してCCAを実行するデバイスは、CUBS430のエネルギーを検出し、そのチャネルが現在利用不可能であると決定し得る。
[0081]送信デバイスによるチャネルに対するCCAの正常完了および/またはチャネルを介したCUBS430の送信の後、送信デバイスは、波形(たとえば、LTEベースの波形435)を送信するために所定の時間期間(たとえば、1つのLTE無線フレーム)までの間チャネルを使用し得る。
[0082]図5は、いくつかのワイヤレスアクセスポイント(たとえば、WiFiノード)535およびUE515が基地局505のカバレージエリア510内にあるワイヤレス通信システム500を示している。いくつかの例では、基地局505、UE515、および/またはワイヤレスアクセスポイント535は、図1、図2Aおよび/または図2Bを参照しながら説明した基地局105および/もしくは205、UE115および/もしくは215、ならびに/またはワイヤレスアクセスポイント105の1つまたは複数の態様のそれぞれの例であり得る。
[0083]基地局505およびUE515は、認可スペクトルにおける双方向リンク520および無認可スペクトルにおける双方向リンク525のいずれかまたは両方を使用して、認可スペクトルまたは無認可スペクトル上で互いに通信することができる。そのような通信は、図2Aに関して上記で説明したキャリアアグリゲーションシナリオの一例であり得る。
[0084]無認可スペクトルにおける双方向リンク525へのアクセスを予約しようと試みるとき、基地局505とUE515の両方は、無認可スペクトルの利用可能性を決定するためにCCAを実行し得る。場合によっては、基地局505とUE515の両方は、基地局505のカバレージエリア510の外にあるが、UE515の範囲内にあるワイヤレスアクセスポイント540および/または他の潜在的な送信デバイスの存在を捕らえる(account for)ためにCCAを実行し得る。そのようなワイヤレスアクセスポイント540は、それらの存在が基地局505に知られておらず、基地局505から隠れているので、「隠れノード(hidden nodes)」と呼ばれ得る。したがって、ワイヤレスアクセスポイント540の起こりうる送信を発見するためにCCAを実行しているUE515がいない場合に、基地局505は、実際には、隠れワイヤレスアクセスポイント540がUE515の近くで無認可スペクトルをすでに予約しているときに、特定の送信間隔において無認可スペクトルが利用可能であると決定し得る。
[0085]図6は、図4を参照しながら説明した10ミリ秒の周期的ゲーティング間隔405のS’サブフレームなど、ゲーティング間隔のS’サブフレーム600内にLBTなどの競合ベースプロトコルがどのように実装され得るかを示している。競合ベースプロトコルは、たとえば、図1、図2A、図2Bおよび/または図5を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、250および/もしくは500、基地局105、205および/もしくは505、ならびに/またはUE115、215および/もしくは515とともに使用され得る。
[0086]S’サブフレーム600は、ガード期間(または沈黙期間)605とCCA期間610とを有し得る。例として、ガード期間605およびCCA期間610の各々は、0.5ミリ秒の持続時間を有し、(図6においてスロット1〜スロット7として標示された)7個のOFDMシンボル位置(seven OFDM symbol positions)615を含むことができる。場合によっては、基地局は、無認可スペクトルの送信間隔が送信間隔の間の送信に利用可能であるかどうかを決定するために、無認可スペクトルの後続の送信間隔の間CCA620を実行するために、複数のOFDMシンボル位置615のうちの1つまたは複数を選択することができる。場合によっては、複数のOFDMシンボル位置615のうちの異なるものは、S’サブフレーム600の異なるオカレンスにおいて(すなわち、無認可スペクトルの異なる送信間隔の間CCA620を実行するために使用される異なるS’サブフレームにおいて)基地局によって擬似ランダムに識別または選択され得る。OFDMシンボル位置の擬似ランダム識別または選択は、ホッピングシーケンスを使用して制御され得る。
[0087]LBTプロトコルは、LBTフレームベース機器(LBT−FBE:LBT Frame Based Equipment)プロトコルまたはLBTロードベース機器(LBT−LBE:LBT Load Based Equipment)プロトコルの形態をとり得る。LBT−FBEプロトコルは、固定/周期的タイミングを有することがあり、トラフィック需要によって直接影響されないことがある(たとえば、それのタイミングは再構成を通じて変更され得る)。対照的に、LBT−LBEプロトコルは、固定タイミングを有さないことがあり(すなわち、非同期であり得)、トラフィック需要によってかなり影響されることがある。
[0088]ワイヤレス通信システムの基地局は、同じ事業者または異なる事業者によって操作され得る。いくつかの実施形態では、異なる事業者によって操作される基地局は、特定のS’サブフレーム600における複数のOFDMシンボル位置615のうちの異なる複数のものを選択し、それによって異なる事業者間のCCA衝突を回避することができる。異なる事業者の擬似ランダム選択機構が調整される場合、いくつかの送信間隔の間、最も早いOFDMシンボル位置(すなわち、スロット1)においてCCA620を実行するための等しい機会を異なる事業者の基地局がそれぞれ有するように、OFDMシンボル位置615は、複数の異なる事業者によって擬似ランダム選択され得る。したがって、経時的に、異なる事業者の基地局はそれぞれ、他の事業者の他の基地局のニーズに関係なく、最初にCCA620を実行して、無認可スペクトルの送信間隔へのアクセスを獲得するための機会を有し得る。CCA620が成功した後、基地局は、他の事業者が無認可スペクトルの送信間隔の1つまたは複数のチャネルを使用するのを防ぐために、CUBSを送信することができる。
[0089]場合によっては、異なる事業者が共有スペクトル(たとえば、共有認可スペクトルおよび/または共有無認可スペクトル)に対して有するアクセスに優先度を付けるのが望ましいことがある。優先度付けの必要性は、様々な理由により生じ得る。たとえば、異なる事業者は、各事業者が希望するサービス品質に応じて、共有スペクトルにアクセスするための異なる料金を支払い得る。または、たとえば、一事業者は、それらの共有スペクトルのアクセス権の一定割合を別の事業者に賃貸することがあり、使用割合を守らせる機構を希望することがある。
[0090]図7A、図7B、図7C、および図7Dは、共有スペクトルへのアクセスに優先度を付けるための様々な技法を示している。これらの図の各々は、送信間隔のシーケンスを示しており、図6を参照しながら説明したS’サブフレーム600を含むゲーティング間隔の使用を仮定した場合に、送信間隔の各々において第1の事業者(事業者#1)および第2の事業者(事業者#2)によってどのOFDMシンボル位置またはCCAスロットが使用されるかを示している。
[0091]ここで図7Aを参照すると、第1の事業者が各送信間隔においてCCAを実行するためにスロット1を使用し、第2の事業者が各送信間隔においてCCAを実行するためにスロット2を使用する固定優先度付け技法(a fixed prioritization technique)700の一例が示されている。そのような技法を使用して、第1の事業者は、(隠れノードからの干渉がないと仮定した場合に)第1の事業者が共有スペクトルにアクセスすることを希望する任意の送信間隔において共有スペクトルにアクセスすることが可能である。
[0092]図7Bを参照すると、制限付きホッピング優先度付け技法710の一例が示されている。この技法では、すべての利用可能なロケーション(たとえば、7個のCCAスロット)にわたって1つまたは複数のCCA機会を識別することを事業者の各々に許可する代わりに、第1の事業者および第2の事業者の各々によって識別されるCCA機会のセットが、事業者ベースで制限され得る。たとえば、図7Bにおける7個のCCAスロットの中で、第1の事業者(事業者#1)はスロット1、スロット2およびスロット7の中でCCAホッピングを有することができ、第2の事業者(事業者#2)はスロット3、スロット4、スロット5およびスロット6の中でCCAロケーションを識別することができる。(図示のように)各事業者に割り振られたスロットでの順次ローテーション(a sequential rotation)を仮定した場合に、第1の事業者が第2の事業者に優先して共有スペクトルの送信間隔へのアクセスを獲得する2/3のチャンスを有し得る。
[0093]次に図7Cを参照すると、第1の事業者が送信間隔の各々の間CCAを実行するが、第2の事業者が1つおきの送信間隔において(たとえば、奇数番号の送信間隔において)CCAを実行すること、および/または送信することを制限される制限付き送信優先度付け技法720の一例が示されている。(図示のように)いくつかの実施形態では、第2の事業者は、送信間隔の各々の間CCAを実行し得るが、第1の事業者によって使用されるホッピングシーケンスとは反対のホッピングシーケンスを有する。奇数番号の送信間隔において、第2の事業者によって実行されるCCAは、無効と宣言され、それによって、第2の事業者が奇数番号の送信間隔において送信することを制限し得る。図示の例では、これは第1の事業者に、共有スペクトルの送信間隔へのアクセスを獲得する3/4のチャンスを与えている。
[0094]図7Dでは、事業者の各々が少なくともいくつかの送信間隔において2つ以上のCCAロケーションを割り振られ得る複数CCAロケーション優先度付け技法730の一例が示されている。たとえば、図7Dに示すように、第1の事業者は、奇数番号の送信間隔に対して2つのCCAスロットを割り振られ、偶数番号の送信間隔に対して1つのCCAスロットを割り振られる。対照的に、第2の事業者は、各送信間隔においてたった1つのCCAを割り振られる。代替実施形態では、第1の事業者および/または第2の事業者は、スロット番号の静的または動的な割当てにより、送信間隔の任意の番号において2つ以上のCCAスロットを割り振られ得る。図示の例では、第1の事業者は、共有スペクトルの送信間隔へのアクセスを獲得する約3/2のチャンスを有する。
[0095]図7A〜図7Dを参照しながら説明した優先度付け技法の各々は、3つ以上の事業者に優先度を付けることに拡大され得る。3つ以上の事業者の場合、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。すなわち、第1の事業者は、特定のスペクトルに関する少なくとも1つの他の事業者に対する優先度を有する唯一の事業者であり得る。他の実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、他の事業者によって共有され得る。すなわち、第1の事業者は、少なくとも1つの他の事業者に対する別の事業者(たとえば、第2の事業者)と同じ優先度を有し得る。後者は、同じスペクトルを共有するための直交伝送および/または他の技法を使用して達成され得る。第1の事業者および第2の事業者はまた、たとえば、経時的に、第1の事業者および第2の事業者の各々が同じスペクトルに関する同じ優先度を提供されるように、送信間隔を交替する際に第1の事業者および第2の事業者に与えられる優先度を交替することによって、少なくとも1つの他の事業者に対する同じ優先度を共有し得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0096]事業者間で公平な占有をもたらすために、各事業者のためのCCA機会は、異なる送信間隔にわたって変化し得、長期間にわたって、CCA機会のホッピングは、各事業者が占有率の等しいシェア(an equal share of occupancy rate)を有するようなものとなり得る。
[0097]図8Aは、1ミリ秒(たとえば、1つのLTE/LTE−Aサブフレーム)ゲーティング間隔805の例800を提供する。1ミリ秒のゲーティング間隔805は、図1、図2A、図2Bおよび/または図5を参照しながら説明した基地局105、205、および/または505によって使用され得る。ゲーティング間隔805はまた、図1、図2A、図2Bおよび/または図5のワイヤレス通信システム100、200、250、および/または500とともに使用され得る。
[0098]LTE仕様のバージョンは、チャネル占有時間(オン時間)≧1ミリ秒を要求している。チャネルアイドル時間≧チャネル占有時間の5パーセントのもとで、LTE仕様は、1.05ミリ秒の最小ゲーティング間隔持続時間を指示し得る。しかしながら、LTE仕様が、場合によっては0.95ミリ秒の最小チャネル占有時間を要求することに緩和され得る場合、1ミリ秒のゲーティング間隔が可能となる。
[0099]図8Aに示すように、1ミリ秒のゲーティング間隔805は、14個のOFDMシンボル(またはシンボル位置)を含むことができる。ゲーティング間隔805に先行するCCAスロット810の間に成功したCCAが実行されたとき、ゲーティング間隔805の最初の13個のOFDMシンボルの間にダウンリンク送信が発生し得る。そのようなダウンリンク送信は、929マイクロ秒の持続時間(またはチャネル占有時間)を有し得る。LTE規格のバージョンによれば、929マイクロ秒のチャネル占有時間は、1つのOFDMシンボルの71.4マイクロ秒の持続時間を下回る48マイクロ秒のチャネルアイドル時間815を必要とする。その結果、48マイクロ秒のチャネルアイドル時間815、ならびに1つまたは複数のCCAスロット810が第14番目のOFDMシンボル位置の間に提供され得る。場合によっては、20マイクロ秒の総持続時間を有する2つのCCAスロット810が第14番目のOFDMシンボル位置の間に提供され、それによって、いくらかのCCAランダム化が可能になり得る。注目すべきことに、例800における各CCAスロット810は、1つのOFDMシンボルよりも少ない持続時間を有する。
[0100]次に図8Bを参照すると、第1の事業者(事業者#1)のための第1のフレーム構造と第2の事業者(事業者#2)のための第2のフレーム構造との例示的な比較820が示されている。各フレーム構造は、10個のサブフレーム(すなわち、SF0〜SF9)を含む。第1の事業者のフレーム構造の各サブフレームは、図8Aを参照しながら説明したように構成され得、約5パーセントの沈黙期間825を含むことができ、それによって、CCAスロットが識別されることが可能となり、第1の事業者のフレーム構造の各サブフレームにおいて、CCAが実行される。代替的に、第1の事業者のフレーム構造は、10サブフレームベースの構造に従ってよく、この場合には、すべての単一のサブフレームの代わりに10個のサブフレームのうちの1つにおいてCCAが実行される一方、(ダウンリンク送信からアップリンク送信への、またはその逆の、起こりうる切替えを除いて)残りのサブフレームは完全に利用され得る。一方、第2の事業者のサブフレーム構造は、約50パーセントの沈黙期間830を有し、この沈黙期間は、第2の事業者がサブフレームSF0〜SF4の各々においてCCAを実行すること、および/または送信することを制限する。沈黙期間におけるそのような差は、5個の送信間隔へのアクセスを求めて第2の事業者と競合することなく、共有スペクトルの少なくとも5個の送信間隔にアクセスする機会を、第1の事業者に提供する。第2の事業者を上回る第1の事業者の優先度は、さらに、たとえば、第2の事業者のフレーム構造に関する沈黙期間の長さを増大させること、ならびに/または図7A、図7B、図7C、および/もしくは図7Dを参照しながら説明した優先度付け技法のうちの1つをサブフレームSF5〜SF9に適用することによって、拡大され得る。
[0101]場合によっては、第1の事業者のデバイス(たとえば、基地局)は、2つ以上のキャリア(たとえば、2つ以上の周波数トーン)上で送信することが可能であり得る。これらの場合、図9Aに示すように、すべてのキャリアに対する単一の優先度付け技法の例900を使用して、異なるキャリアに関するCCAが実行され得る。代替的に、キャリアの一部または全部に異なる優先度付け技法が適用され得る。場合によっては、図7A、図7B、図7C、図7Dおよび/もしくは図8Bを参照しながら説明した様々な技法またはそれらの変形態の中から、異なる優先度付け技法が選択され得る。異なる優先度付け技法は、1つまたは複数のキャリアの第1のセットに関する少なくとも1つの他の事業者を上回る優先度を第1の事業者に提供する一方、1つまたは複数のキャリアの第2のセットに関する第1の事業者を上回る優先度を少なくとも1つの他の事業者に提供することができる。
[0102]いくつかの実施形態では、共有スペクトルに関するCCAを実行する事業者のための異なる機会は、たとえば、図6、図7A、図7B、図7C、および/または図7Dに示すように、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。他の実施形態では、また図9Bに示すように、共有スペクトルに関するCCAを実行する事業者のための異なる機会は、異なる優先度に関連する2つ以上の周波数トーンを占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。さらなる実施形態では、共有スペクトルに関するCCAを実行する事業者のための異なる機会は、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。
[0103]いくつかの実施形態では、説明する技法は、eNB、ユーザ機器または両方に適用可能である。ダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームの両方からなるフレーム構造では、同じ技法または異なる技法がダウンリンクCCAおよびアップリンクCCAに対して適用され得る。同じ優先度付け基準または異なる優先度付け基準がダウンリンクCCAおよびアップリンクCCAに対して適用され得る。すなわち、同じ優先度付けまたは異なる優先度付けが、事業者全体のダウンリンク動作およびアップリンク動作において適用され得る。事業者間の優先度付けはさらに、各事業者によって使用されるダウンリンク/アップリンクフレーム構造に依存し得る。
[0104]次に図10Aを参照すると、ブロック図1000は、様々な実施形態によるワイヤレス通信において使用するためのデバイス1005を示している。いくつかの実施形態では、デバイス1005は、図1、図2A、図2B、および/または図5を参照しながら説明した基地局105、205、および/または505の1つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス1005は、プロセッサでもあり得る。デバイス1005は、受信機モジュール1010、CCAモジュール1015、および/または送信機モジュール1020を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0105]デバイス1005の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0106]いくつかの実施形態では、受信機モジュール1010は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいて伝送を受信するように動作可能な無線周波数(RF)受信機などのRF受信機であるか、またはそれを含み得る。受信機モジュール1010は、図1、図2A、図2B、および/または図5を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、250、および/または500の1つまたは複数の通信リンクなど、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を受信するために使用され得る。
[0107]いくつかの実施形態では、送信機モジュール1020は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいて送信するように動作可能なRF送信機などのRF送信機であるか、またはそれを含み得る。送信機モジュール1020は、図1、図2A、図2B、および/または図5を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、250、および/または500の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を送信するために使用され得る。
[0108]いくつかの実施形態では、CCAモジュール1015は、共有スペクトルに関するCCAを実行するために使用され得る。CCAは、場合によっては、図4および/または図8Aを参照しながら説明したゲーティング間隔を使用して実行され得る。CCAは、特定の送信間隔の間CCAスロットの中で実行されてよく、CCAスロットの識別が、基地局またはデバイス1005を操作する事業者(たとえば、ネットワーク事業者またはサービスプロバイダ)の優先度に基づいている。事業者の優先度は、場合によっては、少なくとも1つの他の事業者に対する事業者の優先度であり得る。いくつかの実施形態では、特定の送信間隔に関するCCAスロットの識別は、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した技法のうちの1つを使用して決定され得る。
[0109]次に図10Bを参照すると、ブロック図1050は、様々な実施形態によるワイヤレス通信において使用するためのデバイス1055を示している。いくつかの実施形態では、デバイス1055は、図1、図2A、図2B、図5、および/または図10Aを参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、505、および/または1005の1つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス1055は、プロセッサでもあり得る。デバイス1055は、受信機モジュール1060、CCAモジュール1065、および/または送信機モジュール1070を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0110]デバイス1055の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0111]いくつかの実施形態では、受信機モジュール1060は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいて伝送を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であるか、またはそれを含み得る。RF受信機は、認可スペクトルおよび無認可スペクトルのための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、場合によっては、認可スペクトルモジュール1062および無認可スペクトルモジュール1064の形態をとり得る。認可スペクトルモジュール1062および/または無認可スペクトルモジュール1064を含む受信機モジュール1060は、図1、図2A、図2B、および/または図5を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、250、および/または500の1つまたは複数の通信リンクなど、認可スペクトルと無認可スペクトルとを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を受信するために使用され得る。
[0112]いくつかの実施形態では、送信機モジュール1070は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいて送信するように動作可能なRF送信機などのRF送信機であるか、またはそれを含み得る。RF送信機は、認可スペクトルおよび無認可スペクトルのための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、場合によっては、認可スペクトルモジュール1072および無認可スペクトルモジュール1074の形態をとり得る。認可スペクトルモジュール1072および/または無認可スペクトルモジュール1074を含む送信機モジュール1070は、図1、図2A、図2B、および/または図5を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、250、および/または500の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を送信するために使用され得る。
[0113]いくつかの実施形態では、CCAモジュール1065は、図10Aを参照しながら説明したCCAモジュール1015の1つまたは複数の態様の一例であり得、CCA機会識別モジュール1075および/またはCCA実行モジュール1080を含み得る。
[0114]いくつかの実施形態では、CCA機会識別モジュール1075は、共有スペクトルに関するCCAを実行するデバイス1055の事業者のための機会を識別するために使用され得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。識別される機会は、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対するデバイス1055の事業者の優先度に基づき得る。
[0115]いくつかの実施形態では、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、識別される機会の間に、共有スペクトルに関するCCAを実行するために、CCA実行モジュール1080が使用され得る。場合によっては、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、デバイス1055の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され得る。場合によっては、デバイス1055の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。他の場合には、デバイス1055の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。
[0116]次に図11を参照すると、ブロック図1100は、様々な実施形態によるCCA機会識別モジュール1105の一実施形態を示している。CCA機会識別モジュール1105は、図10Bを参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075の1つまたは複数の態様の一例であり得る。CCA機会識別モジュール1105は、CCA優先度タイプ決定モジュール1110、時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115、送信間隔識別モジュール1120、制限付きホッピング管理モジュール1125、制限付き送信管理モジュール1130、複数CCAスロット管理モジュール1135、フレーム構造識別モジュール1140、および/またはキャリア管理モジュール1145を含むことができる。
[0117]CCA機会識別モジュール1105の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0118]いくつかの実施形態では、CCA優先度タイプ決定モジュール1110は、いくつかのCCA優先度タイプのうちのどれが、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者(たとえば、CCA機会識別モジュール1105が提供されるデバイスの事業者)の優先度を定義するかを決定するように使用され得る。いくつかの優先度タイプは、たとえば、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した優先度タイプのいずれかまたはすべてを含み得る。
[0119]いくつかの実施形態では、時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115は、第1の事業者が共有スペクトルに関するCCAを実行し得るCCAスロット(すなわち、機会)のセットまたはサブセットを識別するために使用され得る。いくつかの実施形態では、時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115は、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットの中から、CCAスロットのセットまたはサブセットを識別し得る。他の実施形態では、時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115は、異なる優先度に関連する2つ以上の周波数トーンを占有する2つ以上のCCAスロットの中から、CCAスロットのセットまたはサブセットを識別し得る。さらなる実施形態では、時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115は、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有する2つ以上のCCAスロットの中から、CCAスロットのセットまたはサブセットを識別し得る。
[0120]いくつかの実施形態では、送信間隔識別モジュール1120は、その間CCAが実行されることになる送信間隔を識別するために使用され得る。送信間隔は、共有スペクトルの送信間隔であり得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。場合によっては、送信間隔は、フレーム番号によって、または偶数もしくは奇数のフレーム番号に関連する送信間隔として識別され得る。
[0121]いくつかの実施形態では、制限付きホッピング管理モジュール1125は、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度が制限付きホッピングタイプのCCA優先度を含むときに、CCA機会を識別するために使用され得る。そのような場合、CCA機会は、関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づいて、サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットから識別され得る。
[0122]第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、制限付きホッピング管理モジュール1125によって識別されるCCAスロットのサブセットは、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者よりも多くの送信間隔においてCCA優先度を有することを保証し得る。例として、図7Bは、3つの送信間隔ごとに2つの送信間隔において、第1の事業者が第2の事業者を上回るCCA優先度を有する一例を示している。
[0123]第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、制限付きホッピング管理モジュール1125によって識別されるCCAスロットのサブセットは第1の事業者に、少なくとも1つの他の事業者よりも少ない送信間隔においてCCA優先度を提供し得る。
[0124]いくつかの実施形態では、また、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度が制限付き送信タイプのCCA優先度を含むときに、制限付き送信管理モジュール1130は、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度が、第1の事業者が識別されるCCAスロットにおいてCCAを実行することを制限するかどうかを決定するために使用され得る。たとえば、制限付き送信管理モジュール1130は、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づいて、識別される送信間隔の間CCAを実行する第1の事業者のために識別されるCCAスロットが、第1の事業者によってCCAを実行する場合に無効であるかどうかを決定し得る。
[0125]制限付き送信タイプのCCA優先度では、あらゆる識別されるCCAスロットが、CCAを実行するために第1の事業者によって使用されることを制限されるとは限らない。しかしながら、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者に対するより低い優先度を有するときには、識別されるCCAスロットが第1の事業者によって使用されることを制限される可能性が比較的高くなり得、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者に対するより高い優先度を有するときには、識別されるCCAスロットが第1の事業者によって使用されることを制限される可能性が比較的低くなり得る。例として、図7Cは、第1の事業者がCCAを実行することに対する制限を有しない一方で、第2の事業者が1つおきの送信間隔(たとえば、1つおきのフレーム)においてCCAを実行することを制限される一例を示している。
[0126]制限付き送信タイプのCCA優先度に従ってCCAスロットを識別するためにホッピングシーケンスが使用されるとき、ホッピングシーケンスは、サブフレームにおけるCCAスロットのすべてまたはサブセットを含むことができる。場合によっては、1つまたは複数の事業者が共有スペクトルの特定の送信間隔の間CCAを実行することを制限することによって、共有スペクトルにおける別の事業者を上回る1つの事業者の優先度が制御され得るので、他の事業者を上回る異なる優先度を有する事業者のために同じホッピングシーケンスが使用され得る。
[0127]いくつかの実施形態では、複数CCAスロット管理モジュール1135は、共有スペクトルの識別される送信間隔の間CCAを実行する第1の事業者のためのいくつかのCCA機会を識別するために使用され得る。第1の事業者のために識別されるいくつかのCCA機会は、送信間隔の識別に応じて変わり得る。たとえば、複数CCAスロット管理モジュール1135は、第1の事業者に、偶数番号の送信間隔の間に1つのCCAスロットを配分し、奇数番号の送信間隔の間に2つのCCAスロットを配分することができる。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、第1の事業者の優先度に関連するいくつかのCCA機会は、経時的に、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者よりも多くのCCAスロットを配分されることを保証し得る。たとえば、図7Dは、第2の事業者に配分される2つのCCAスロットごとに第1の事業者が3つのCCAスロットを配分される一例を示している。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、第1の事業者の優先度に関連するいくつかのCCA機会は、経時的に第1の事業者に、少なくとも1つの他の事業者よりも少ないCCAスロットを提供し得る。
[0128]場合によっては、識別されるCCA機会のうちの2つ以上が時間的に隣接し得る。他の場合には、識別されるCCA機会の各々は、1つまたは複数の識別されないCCA機会によって、識別されるCCA機会のうちの別の1つまたは複数から隔てられ得る。
[0129]いくつかの実施形態では、フレーム構造識別モジュール1140は、事業者のフレーム構造を識別し、事業者が共有スペクトルの識別される送信間隔の間CCAを実行すること、および/または共有スペクトル上で送信することをフレーム構造が制限するかどうかを決定するために使用され得る。場合によっては、識別されるフレーム構造は、事業者が共有スペクトルの識別される送信間隔の間CCAを実行すること、および/または共有スペクトル上で送信することを制限する沈黙期間を定義し得る。
[0130]いくつかの実施形態では、キャリア管理モジュール1145は、共有スペクトルにおいて事業者がその上で送信する複数のキャリアに対して使用される優先度付け技法がある場合に、それを管理するために使用され得る。場合によっては、キャリア管理モジュール1145は、図9Aを参照しながら説明したような機能を実行することができる。
[0131]図12を参照すると、ブロック図1200は、様々な実施形態によるワイヤレス通信において使用するためのデバイス1205を示している。いくつかの実施形態では、デバイス1205は、図1、図2A、図2B、および/もしくは図5を参照しながら説明した基地局105、205、および/もしくは505の1つもしくは複数の態様、ならびに/または図1を参照しながら説明したコアネットワーク130の1つもしくは複数の態様の一例であり得る。デバイス1205は、プロセッサでもあり得る。デバイス1205は、受信機モジュール1210、CCA優先度決定モジュール1215、および/または送信機モジュール1220を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0132]デバイス1205の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0133]いくつかの実施形態では、受信機モジュール1210は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいて伝送を受信するように動作可能な無線周波数(RF)受信機などのRF受信機であるか、またはそれを含み得る。他の実施形態では、受信モジュール1210はワイヤード受信機であるか、またはそれを含み得る。受信機モジュール1210は、図1、図2A、図2B、および/または図5を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、250、および/または500の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムまたはワイヤード通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を受信するために使用され得る。
[0134]いくつかの実施形態では、送信機モジュール1220は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいて送信するように動作可能なRF送信機などのRF送信機であるか、またはそれを含み得る。他の実施形態では、送信機モジュール1220はワイヤード送信機であるか、またはそれを含み得る。送信機モジュール1220は、図1、図2A、図2B、および/または図5を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、250、および/または500の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を送信するために使用され得る。
[0135]いくつかの実施形態では、CCA優先度決定モジュール1215は、共有スペクトルに関するCCAを実行する必要がある事業者のグループに優先度を付けるために使用され得る。CCA優先度決定モジュール1215は、場合によっては、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した優先度技法のうちの1つまたは複数を実施することができる。
[0136]図13を参照すると、共有スペクトル上でのワイヤレス通信のために構成された基地局1305を示すブロック図1300が示されている。いくつかの実施形態では、基地局1305は、図1、図2A、図2B、図5、図10A、および/または図10Bを参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、255、505、1005、および/または1055の1つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局1305は、図1、図2A、図2B、図3、図4、図5、図6、図7A〜図7D、図8A、図8B、図9A、図9B、図10A、図10B、および/または図11を参照しながら説明した特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実施するように構成され得る。基地局1305は、プロセッサモジュール1310、メモリモジュール1320、(トランシーバモジュール1355によって表される)少なくとも1つのトランシーバモジュール、(アンテナ1360によって表される)少なくとも1つのアンテナ、および/または基地局共有スペクトルモジュール1370を含み得る。基地局1305はまた、基地局通信モジュール1330およびネットワーク通信モジュール1340のうちの一方または両方を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1335を介して直接または間接的に互いに通信していることがある。
[0137]メモリモジュール1320は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリモジュール1320は、実行されたときに、共有スペクトルにおけるワイヤレス通信を実行する(またはワイヤレス通信のためにCCAを実行する)ための本明細書で説明する様々な機能をプロセッサモジュール1310に実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード1325を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード1325は、プロセッサモジュール1310によって直接的に実行可能でない場合があるが、たとえば、コンパイルされ実行されたときに、本明細書で説明する機能のうちの様々な機能を基地局1305に実行させるように構成され得る。
[0138]プロセッサモジュール1310は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサモジュール1310は、トランシーバモジュール1355、基地局通信モジュール1330、および/またはネットワーク通信モジュール1340を通して受信された情報を処理し得る。プロセッサモジュール1310はまた、アンテナ1360を介した送信のためにトランシーバモジュール1355に、1つもしくは複数の他の基地局もしくはeNB1305−aおよび1305−bへの送信のために基地局通信モジュール1330に、ならびに/または図1を参照しながら説明したコアネットワーク130の態様の一例であり得るコアネットワーク1345への送信のためにネットワーク通信モジュール1340に、送られるべき情報を処理し得る。プロセッサモジュール1310は、単独で、または基地局共有スペクトルモジュール1370と連動して、共有スペクトルにおけるワイヤレス通信を実行する(またはワイヤレス通信のためにCCAを実行する)様々な態様を処理し得る。
[0139]トランシーバモジュール1355は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1360に与え、アンテナ1360から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。トランシーバモジュール1355は、場合によっては、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。トランシーバモジュール1355は、共有認可スペクトルおよび/または共有無認可スペクトルなどの共有スペクトルにおける通信をサポートし得る。トランシーバモジュール1355は、たとえば、図1、図2A、図2B、および/または図5を参照しながら説明したUEまたはデバイス115、215、および/または515のうちの1つまたは複数と、アンテナ1360を介して、双方向に通信するように構成され得る。基地局1305は、通常、複数のアンテナ1360(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局1305は、ネットワーク通信モジュール1340を介してコアネットワーク1345と通信し得る。基地局1305は、基地局通信モジュール1330を使用して、eNB1305−aおよび1305−bなどの他の基地局またはeNBと通信し得る。
[0140]図13のアーキテクチャによれば、基地局1305はさらに、通信管理モジュール1350を含み得る。通信管理モジュール1350は、他の基地局、eNB、および/またはデバイスとの通信を管理し得る。通信管理モジュール1350は、1つまたは複数のバス1335を介して、基地局1305の他の構成要素の一部または全部と通信していることがある。代替的に、通信管理モジュール1350の機能は、トランシーバモジュール1355の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール1310の1つもしくは複数のコントローラ要素として実装され得る。
[0141]基地局共有スペクトルモジュール1370は、共有スペクトルにおけるワイヤレス通信を実行すること(またはワイヤレス通信のためにCCAを実行すること)に関係して図1、図2A、図2B、図3、図4、図5、図6、図7A〜7D、図8A、図8B、図9A、図9B、図10A、図10B、および/または図11を参照しながら説明した特徴および/または機能の一部または全部を実行および/または制御するように構成され得る。たとえば、基地局共有スペクトルモジュール1370は、認可スペクトルにおけるワイヤレス通信、ならびに/または無認可スペクトルにおける補足ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、および/もしくはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。基地局共有スペクトルモジュール1370は、LTE通信を処理するように構成されたLTEモジュール1375、無認可スペクトルにおいてLTE/LTE−A通信を処理するように構成されたLTE無認可モジュール1380、および/または無認可スペクトルにおいてLTE/LTE−A通信以外の通信を処理するように構成された無認可モジュール1385を含み得る。基地局共有スペクトルモジュール1370はまた、たとえば、共有スペクトルに関するCCAを実行するための図3、図4、図5、図6、図7A〜7D、図8A、図8B、図9A、図9B、図10A、図10B、および/または図11を参照しながら説明した基地局機能のうちのいずれかを実行するように構成されたCCAモジュール1390を含み得る。CCAモジュール1390は、図10Aおよび/または図10Bを参照しながら説明した同様のモジュール(たとえば、モジュール1015および/またはモジュール1065)の一例であり得る。基地局共有スペクトルモジュール1370もしくはそれの部分は、プロセッサを含み得、ならびに/または基地局共有スペクトルモジュール1370の機能の一部もしくは全部は、プロセッサモジュール1310によって、および/もしくはプロセッサモジュール1310と連動して実行され得る。
[0142]コアネットワーク1345は、場合によっては、CCA優先度決定モジュール1395を含み得る。CCA優先度決定モジュール1395は、ワイヤレス通信ネットワークの共有スペクトルに関連する(たとえば、共有スペクトル上で通信するように構成された)異なる事業者のためのCCA優先度を確立するために使用され得る。CCA優先度決定モジュール1395は、それの確立された優先度を1つまたは複数の基地局またはeNB1305、1305−aおよび/または1305−bに通信することができる。いくつかの実施形態では、CCA優先度決定モジュール1395は、図12を参照しながら説明したCCA優先度決定モジュール1215の態様の一例であり得る。
[0143]図14を参照すると、共有スペクトル上でのワイヤレス通信のために構成されたUE1415を示すブロック図1400が示されている。UE1415は、様々な他の構成を有し得、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネット機器、ゲーミングコンソール、電子リーダーなど含むか、またはその一部であり得る。UE1415は、場合によっては、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示せず)を有し得る。いくつかの実施形態では、UE1415は、図1、図2A、図2B、および/もしくは図5を参照しながら説明したUE115、215、および/もしくは515のうちの1つもしくは複数、ならびに/または図10Aおよび/もしくは図10Bを参照しながら説明したデバイス1005および/もしくは1055のうちの1つ、の一例であり得る。UE1415は、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図12、および/または図13を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、255、505、1005、1055、1205、および/または1305のうちの1つまたは複数と通信するように構成され得る。
[0144]UE1415は、プロセッサモジュール1410、メモリモジュール1420、(トランシーバモジュール1470によって表される)少なくとも1つのトランシーバモジュール、(アンテナ1480によって表される)少なくとも1つのアンテナ、および/またはUE共有スペクトルモジュール1440を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1435を介して直接または間接的に互いに通信していることがある。
[0145]メモリモジュール1420はRAMおよび/またはROMを含み得る。メモリモジュール1420は、実行されたときに、共有スペクトルにおけるワイヤレス通信を実行する(またはワイヤレス通信のためにCCAを実行する)ための本明細書で説明する様々な機能をプロセッサモジュール1410に実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード1425を記憶し得る。場合によっては、実行される命令は、図10Aおよび/または図10Bを参照しながら説明したデバイス1005および/または1055のうちの1つがCCAを実行する方法と同様にCCAをプロセッサモジュール1410に実行させ得る。代替的に、ソフトウェアコード1425は、プロセッサモジュール1410によって直接的に実行可能でない場合があるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたときに)本明細書で説明するUE機能のうちの様々な機能をUE1415に実行させるように構成され得る。
[0146]プロセッサモジュール1410は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサモジュール1410は、トランシーバモジュール1470を通して受信された情報、および/またはアンテナ1480を介した送信のためにトランシーバモジュール1470に送られるべき情報を処理し得る。プロセッサモジュール1410は、単独で、またはUE共有スペクトルモジュール1440と連動して、共有スペクトルにおけるワイヤレス通信を実行する(またはワイヤレス通信のためにCCAを実行する)様々な態様を処理し得る。場合によっては、プロセッサモジュール1410は、図10Aおよび/または図10Bを参照しながら説明したデバイス1005および/または1055のうちの1つがCCAを実行する方法と同様にCCAを実行し得る。
[0147]トランシーバモジュール1470は、基地局と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバモジュール1470は、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。トランシーバモジュール1470は、共有認可スペクトルおよび/または共有無認可スペクトルなどの共有スペクトルにおける通信をサポートし得る。トランシーバモジュール1470は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1480に与え、アンテナ1480から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。UE1415は単一のアンテナを含み得るが、UE1415が複数のアンテナ1480を含み得る実施形態があり得る。
[0148]図14のアーキテクチャによれば、UE1415はさらに、通信管理モジュール1430を含み得る。通信管理モジュール1430は、様々な基地局またはeNBとの通信を管理し得る。通信管理モジュール1430は、1つまたは複数のバス1435を介してUE1415の他の構成要素の一部または全部と通信しているUE1415の構成要素であり得る。代替的に、通信管理モジュール1430の機能は、トランシーバモジュール1470の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール1410の1つもしくは複数のコントローラ要素として実装され得る。
[0149]UE共有スペクトルモジュール1440は、共有スペクトルにおけるワイヤレス通信を実行すること(またはワイヤレス通信のためにCCAを実行すること)に関係して図1、図2A、図2B、図3、図4、図5、図6、図7A〜図7D、図8A、図8B、図9A、図9B、図10A、図10B、および/または図11を参照しながら説明した特徴および/または機能の一部または全部を実行および/または制御するように構成され得る。たとえば、UE共有スペクトルモジュール1440は、認可スペクトル(たとえば、LTEスペクトル)におけるワイヤレス通信、ならびに/または無認可スペクトルにおける補足ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモードおよび/もしくはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。UE共有スペクトルモジュール1440は、LTE通信を処理するように構成されたLTEモジュール1445、無認可スペクトルにおいてLTE通信を処理するように構成されたLTE無認可モジュール1450、および/または無認可スペクトルにおいてLTE通信以外の通信を処理するように構成された無認可モジュール1455を含み得る。UE共有スペクトルモジュール1440はまた、たとえば、図10Aおよび/または図10Bを参照しながら説明したデバイス1005および/または1055のうちの1つがCCAを実行する方法と同様にCCAを実行するように構成されたUE CCAモジュール1460を含み得る。UE CCAモジュール1460は、図10Aおよび/または図10Bを参照しながら説明したモジュール(たとえば、モジュール1015および/またはモジュール1065)と同様に構成され得る。UE共有スペクトルモジュール1440もしくはそれの部分は、プロセッサを含み得、ならびに/またはUE共有スペクトルモジュール1440の機能の一部もしくは全部は、プロセッサモジュール1410によって、および/もしくはプロセッサモジュール1410と連動して実行され得る。
[0150]次に図15を参照すると、基地局1505とUE1515とを含む多入力多出力(MIMO)通信システム1500のブロック図が示されている。基地局1505およびUE1515は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを使用したLTEベースの通信をサポートし得る。基地局1505が、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図12、および/または図13を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、255、505、1005、1055、1205、および/または1305の1つまたは複数の態様の一例であり得る一方、UE1515は、図1、図2A、図2B、図5、および/もしくは図14を参照しながら説明したUE115、215、515、および/もしくは1415、ならびに/または図10Aおよび/もしくは図10Bを参照しながら説明したデバイス1005および/もしくは1055のうちの1つ、の1つまたは複数の態様の一例であり得る。システム1500は、図1、図2A、および/または図2Bを参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、および/または250の態様を示し得る。
[0151]基地局1505は、アンテナ1534−a〜1534−xを備え得、UE1515は、アンテナ1552−a〜1552−nを備え得る。システム1500では、基地局1505は、複数の通信リンクを介して同時にデータを送ることが可能であり得る。各通信リンクは「レイヤ」と呼ばれることがあり、通信リンクの「ランク」は、通信に使用されるレイヤの数を示し得る。たとえば、基地局1505が2つの「レイヤ」を送信する2×2MIMOシステムでは、基地局1505とUE1515との間の通信リンクのランクは2であり得る。
[0152]基地局1505において、送信メモリ1542と通信可能に結合された送信(Tx)プロセッサ1520は、データソースからデータを受信し得る。送信プロセッサ1520は、そのデータを処理し得る。送信プロセッサ1520はまた、基準シンボルおよび/またはセル固有基準信号を生成し得る。送信(Tx)MIMOプロセッサ1530は、適用可能な場合にデータシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、出力シンボルストリームを送信(Tx)変調器1532−a〜1532−xに与え得る。各変調器1532は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器1532は、ダウンリンク(DL)信号を取得するために、その出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログ変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。一例では、変調器1532−a〜1532−xからのDL信号は、それぞれアンテナ1534−a〜1534−xを介して送信され得る。
[0153]UE1515において、アンテナ1552−a〜1552−nは、基地局1505からDL信号を受信し得、受信された信号をそれぞれ受信(Rx)復調器1554−a〜1554−nに与え得る。各復調器1554は入力サンプルを取得するために、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器1554は、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルをさらに処理し得る。MIMO検出器1556は、すべての復調器1554−a〜1554−nから受信シンボルを取得し、適用可能な場合に受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを与え得る。受信(Rx)プロセッサ1558は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE1515のための復号されたデータをデータ出力に与え、復号された制御情報をプロセッサ1580またはメモリ1582に与え得る。
[0154]アップリンク(UL)上で、UE1515において、送信(Tx)プロセッサ1564は、データソースからのデータを受信し、処理し得る。送信プロセッサ1564はまた、基準信号用の基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ1564からのシンボルは、適用可能な場合に送信(Tx)MIMOプロセッサ1566によってプリコーディングされ、(たとえば、SC−FDMAなどのために)送信(Tx)変調器1554−a〜1554−nによってさらに処理され、基地局1505から受信された送信パラメータに従って基地局1505に送信され得る。基地局1505において、UE1515からのUL信号がアンテナ1534によって受信され、受信機(Rx)復調器1532によって処理され、適用可能な場合にMIMO検出器1536によって検出され、受信(Rx)プロセッサ1538によってさらに処理され得る。受信プロセッサ1538は、復号されたデータをデータ出力およびプロセッサ1540に与え得る。
[0155]プロセッサ1540および1580は、共有スペクトル上で通信する前に共有スペクトルに関するCCAを実行するためのそれぞれのモジュールまたは機能1541、1581を含み得る。いくつかの実施形態では、モジュールまたは機能1541、1581は、図10Aおよび/もしくは図10Bを参照しながら説明したCCAモジュール1015および/もしくは1065、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および1105、ならびに/または図10Bを参照しながら説明したCCA実行モジュール1080、の1つまたは複数の態様の例であり得る。基地局1505が、他の基地局によるCCAの実行と連動してCCAを実行するためにモジュールまたは機能1541を使用し得る一方、UE1515は、他のUEによるCCAの実行と連動してCCAを実行するためにモジュールまたは機能1581を使用し得る。場合によっては、基地局1505およびUE1515は、基地局1505およびUE1515の各々が成功したCCAを実行した後に初めて、共有スペクトル上で互いに通信し得る。場合によっては、基地局1505およびUE1515は、基地局1505およびUE1515の各々が、基地局1505およびUE1515によってそれらの通信の間に使用される各通信チャネルに対して成功したCCAを実行した後に初めて、共有スペクトル上で互いに通信し得る。
[0156]基地局1505の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。言及したモジュールの各々は、システム1500の動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。同様に、UE1515の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。言及した構成要素の各々は、システム1500の動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。
[0157]図16は、ワイヤレス通信のための方法1600の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1600について、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実施形態では、基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505は、以下で説明する機能を実行するために基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0158]ブロック1605において、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会が識別され得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。機会は、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づいて識別され得る。ブロック1605における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105を使用して実行され得る。
[0159]いくつかの実施形態では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。他の実施形態では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、異なる優先度に関連する2つ以上の周波数トーンを占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。さらなる実施形態では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。
[0160]いくつかの実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。すなわち、第1の事業者は、特定のスペクトルに関する少なくとも1つの他の事業者に対する優先度を有する唯一の事業者であり得る。他の実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、他の事業者によって共有され得る。すなわち、第1の事業者は、少なくとも1つの他の事業者に対する別の事業者(たとえば、第2の事業者)と同じ優先度を有し得る。後者は、同じスペクトルを共有するための直交伝送および/または他の技法を使用して達成され得る。第1の事業者および第2の事業者はまた、たとえば、経時的に、第1の事業者および第2の事業者の各々が同じスペクトルに関する同じ優先度を提供されるように、送信間隔を交替する際に第1の事業者および第2の事業者に与えられる優先度を交替することによって、少なくとも1つの他の事業者に対する同じ優先度を共有し得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0161]ブロック1610において、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、共有スペクトルに関するCCAが、識別される機会の間に実行され得る。ブロック1610における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bを参照しながら説明したCCA実行モジュール1080を使用して実行され得る。
[0162]いくつかの実施形態では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され得る。場合によっては、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。他の場合には、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。
[0163]場合によっては、第1の事業者は、2つ以上のキャリア(たとえば、2つ以上の周波数トーン)上で送信することが可能であり得、ブロック1605における共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会であり得る。これらの場合、CCAを実行する第1の事業者のための第2の機会が識別され得る。第2の機会は、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会であり得る。第2の機会は、1)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度、または2)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくことができ、ここにおいて、第2の優先度が第1の優先度とは異なる。第2のCCA機会が少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくとき、第1の優先度および第2の優先度は、同じ技法または異なる技法(たとえば、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した様々な技法のうちの1つまたは複数)を使用して決定され得る。送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2の機会の間に、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0164]したがって、方法1600はワイヤレス通信を提供し得る。方法1600は一実装形態にすぎず、方法1600の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成あるいは修正されてよいことに留意されたい。
[0165]図17は、ワイヤレス通信のための方法1700の別の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1700について、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実施形態では、基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505は、以下で説明する機能を実行するために基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0166]ブロック1705において、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のためのCCA機会が識別され得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。CCA機会は、サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットから識別され得る。CCAスロットのサブセットは、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づき得る。ブロック1705における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115を使用して実行され得る。
[0167]第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、第1の事業者のためのCCA機会は、(たとえば、図7Aを参照しながら説明したように)少なくとも1つの他の事業者のためのCCA機会よりも、サブフレームにおいて早くなり得る。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、第1の事業者のためのCCA機会は、少なくとも1つの他の事業者のためのCCA機会よりも、サブフレームにおいて遅くなり得る。
[0168]いくつかの実施形態では、CCAスロットのサブセットは、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットを含むことができる。他の実施形態では、CCAスロットのサブセットは、異なる優先度に関連する2つ以上の周波数トーンを含むことができる。さらなる実施形態では、CCAスロットは、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有することができる。
[0169]いくつかの実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。すなわち、第1の事業者は、特定のスペクトルに関する少なくとも1つの他の事業者に対する優先度を有する唯一の事業者であり得る。他の実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、他の事業者によって共有され得る。すなわち、第1の事業者は、少なくとも1つの他の事業者に対する別の事業者(たとえば、第2の事業者)と同じ優先度を有し得る。後者は、同じスペクトルを共有するための直交伝送および/または他の技法を使用して達成され得る。第1の事業者および第2の事業者はまた、たとえば、経時的に、第1の事業者および第2の事業者の各々が同じスペクトルに関する同じ優先度を提供されるように、送信間隔を交替する際に第1の事業者および第2の事業者に与えられる優先度を交替することによって、少なくとも1つの他の事業者に対する同じ優先度を共有し得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0170]ブロック1710において、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、共有スペクトルに関するCCAが、識別されるCCA機会の中で実行され得る。ブロック1710における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bを参照しながら説明したCCA実行モジュール1080を使用して実行され得る。
[0171]いくつかの実施形態では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され得る。場合によっては、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。他の場合には、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。
[0172]場合によっては、第1の事業者は、2つ以上のキャリア(たとえば、2つ以上の周波数トーン)上で送信することが可能であり得、ブロック1705における共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のために識別されるCCA機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのCCAスロットであり得る。これらの場合、CCAを実行する第1の事業者のための第2のCCA機会が識別され得る。第2のCCA機会は、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのCCAスロットであり得る。第2のCCA機会は、1)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度、または2)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくことができ、ここにおいて、第2の優先度が第1の優先度とは異なる。第2のCCA機会が少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくとき、第1の優先度および第2の優先度は、同じ技法または異なる技法(たとえば、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した様々な技法のうちの1つまたは複数)を使用して決定され得る。送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2のCCA機会において、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0173]したがって、方法1700はワイヤレス通信を提供し得る。方法1700は一実装形態にすぎず、方法1700の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成あるいは修正されてよいことに留意されたい。
[0174]図18は、ワイヤレス通信のための方法1800の別の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1800について、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実施形態では、基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505は、以下で説明する機能を実行するために基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0175]ブロック1805において、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のためのCCA機会が識別され得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。CCA機会は、サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットから識別され得る。CCAスロットのサブセットは、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づき得る。CCA機会はまた、図7Bに関して本明細書で説明した制限付きホッピング技法に基づいて識別され得る。ブロック1805における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115および/もしくは制限付きホッピング管理モジュール1125を使用して実行され得る。
[0176]第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、第1の事業者の優先度に関連するCCAスロットのサブセットは、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者よりも多くの送信間隔においてCCA優先度を有することを保証し得る。たとえば、図7Bは、3つの送信間隔ごとに2つの送信間隔において、第1の事業者が第2の事業者を上回るCCA優先度を有する一例を示している。
[0177]第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、第1の事業者の優先度に関連するCCAスロットのサブセットは第1の事業者に、少なくとも1つの他の事業者よりも少ない送信間隔においてCCA優先度を提供し得る。
[0178]いくつかの実施形態では、CCAスロットのサブセットは、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットを含むことができる。他の実施形態では、CCAスロットのサブセットは、異なる優先度に関連する2つ以上の周波数トーンを含むことができる。さらなる実施形態では、CCAスロットは、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有することができる。
[0179]いくつかの実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。すなわち、第1の事業者は、特定のスペクトルに関する少なくとも1つの他の事業者に対する優先度を有する唯一の事業者であり得る。他の実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、他の事業者によって共有され得る。すなわち、第1の事業者は、少なくとも1つの他の事業者に対する別の事業者(たとえば、第2の事業者)と同じ優先度を有し得る。後者は、同じスペクトルを共有するための直交伝送および/または他の技法を使用して達成され得る。第1の事業者および第2の事業者はまた、たとえば、経時的に、第1の事業者および第2の事業者の各々が同じスペクトルに関する同じ優先度を提供されるように、送信間隔を交替する際に第1の事業者および第2の事業者に与えられる優先度を交替することによって、少なくとも1つの他の事業者に対する同じ優先度を共有し得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0180]ブロック1810において、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、共有スペクトルに関するCCAが、識別されるCCA機会の中で実行され得る。ブロック1810における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bを参照しながら説明したCCA実行モジュール1080を使用して実行され得る。
[0181]いくつかの実施形態では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され得る。場合によっては、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。他の場合には、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。
[0182]場合によっては、第1の事業者は、2つ以上のキャリア(たとえば、2つ以上の周波数トーン)上で送信することが可能であり得、ブロック1805における共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のために識別されるCCA機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのCCAスロットであり得る。これらの場合、CCAを実行する第1の事業者のための第2のCCA機会が識別され得る。第2のCCA機会は、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのCCAスロットであり得る。第2のCCA機会は、1)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度、または2)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくことができ、ここにおいて、第2の優先度が第1の優先度とは異なる。第2のCCA機会が少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくとき、第1の優先度および第2の優先度は、同じ技法または異なる技法(たとえば、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した様々な技法のうちの1つまたは複数)を使用して決定され得る。送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2のCCA機会において、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0183]したがって、方法1800はワイヤレス通信を提供し得る。方法1800は一実装形態にすぎず、方法1800の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成あるいは修正されてよいことに留意されたい。
[0184]図19は、ワイヤレス通信のための方法1900の別の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1900について、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実施形態では、基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505は、以下で説明する機能を実行するために基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0185]ブロック1905において、共有スペクトルの送信間隔が識別され得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。場合によっては、送信間隔は、フレーム番号によって、または偶数もしくは奇数のフレーム番号に関連する送信間隔として識別され得る。ブロック1905における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した送信間隔識別モジュール1120を使用して実行され得る。
[0186]ブロック1910において、識別される送信間隔の間CCAを実行する第1の事業者のためのCCA機会が識別され得る。CCA機会は、サブフレームにおけるCCAスロットのセットから識別され得る。CCA機会はまた、図7Cに関して本明細書で説明した制限付き送信技法に基づいて識別され得る。ブロック1910における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115および/もしくは制限付きホッピング管理モジュール1125を使用して実行され得る。
[0187]いくつかの実施形態では、CCAスロットのセットは、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットを含むことができる。他の実施形態では、CCAスロットのセットは、異なる優先度に関連する2つ以上の周波数トーンを含むことができる。さらなる実施形態では、CCAスロットは、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有することができる。
[0188]いくつかの実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。すなわち、第1の事業者は、特定のスペクトルに関する少なくとも1つの他の事業者に対する優先度を有する唯一の事業者であり得る。他の実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、他の事業者によって共有され得る。すなわち、第1の事業者は、少なくとも1つの他の事業者に対する別の事業者(たとえば、第2の事業者)と同じ優先度を有し得る。後者は、同じスペクトルを共有するための直交伝送および/または他の技法を使用して達成され得る。第1の事業者および第2の事業者はまた、たとえば、経時的に、第1の事業者および第2の事業者の各々が同じスペクトルに関する同じ優先度を提供されるように、送信間隔を交替する際に第1の事業者および第2の事業者に与えられる優先度を交替することによって、少なくとも1つの他の事業者に対する同じ優先度を共有し得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0189]ブロック1915において、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度が、第1の事業者が識別されるCCA機会においてCCAを実行することを制限するかどうかが決定され得る。たとえば、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づいて、識別される送信間隔の間CCAを実行する第1の事業者のために識別されるCCA機会が、第1の事業者によってCCAを実行する場合に無効であるかどうかが決定され得る。ブロック1915における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した制限付き送信管理モジュール1130を使用して実行され得る。
[0190]あらゆる識別されるCCA機会が、CCAを実行するために第1の事業者によって使用されることを制限されるとは限らない。しかしながら、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者に対するより低い優先度を有するときには、識別されるCCA機会が第1の事業者によって使用されることを制限される可能性が比較的高くなり得、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者に対するより高い優先度を有するときには、識別されるCCA機会が第1の事業者によって使用されることを制限される可能性が比較的低くなり得る。たとえば、図7Cは、第1の事業者がCCAを実行することに対する制限を有しない一方で、第2の事業者が1つおきの送信間隔(たとえば、1つおきのフレーム)においてCCAを実行することを制限される一例を示している。
[0191]場合によっては、1つまたは複数の事業者が共有スペクトルの特定の送信間隔の間CCAを実行することを制限することによって、共有スペクトルにおける別の事業者を上回る1つの事業者の優先度が制御され得るので、他の事業者を上回る異なる優先度を有する事業者のために同じ制限付き送信技法が使用され得る。
[0192]ブロック1920において、また識別されるCCA機会が使用を制限されない、および/または無効ではないと決定されたとき、識別される送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、識別されるCCA機会の中で、共有スペクトルの識別される送信間隔の間CCAが実行され得る。ブロック1920における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bを参照しながら説明したCCA実行モジュール1080を使用して実行され得る。
[0193]ブロック1915において、識別されるCCA機会が使用を制限される、および/または無効であると決定されると、またはブロック1920において、識別される送信間隔の間CCAを実行した後、方法1900はブロック1925に進むことができる。ブロック1925において、方法1900は、共有スペクトルの次の送信間隔の間CCAを実行するのを待ち、次いでブロック1905に戻る。
[0194]いくつかの実施形態では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され得る。場合によっては、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。他の場合には、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。
[0195]場合によっては、第1の事業者は、2つ以上のキャリア(たとえば、2つ以上の周波数トーン)上で送信することが可能であり得、ブロック1910における共有スペクトルの識別される送信間隔の間CCAを実行する第1の事業者のために識別されるCCA機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのCCA機会であり得る。これらの場合、CCAを実行する第1の事業者のための第2のCCA機会が識別され得る。第2のCCA機会は、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのCCAスロットであり得る。第2のCCA機会は、1)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度、または2)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくことができ、ここにおいて、第2の優先度が第1の優先度とは異なる。第2のCCA機会が少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくとき、第1の優先度および第2の優先度は、同じ技法または異なる技法(たとえば、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した様々な技法のうちの1つまたは複数)を使用して決定され得る。識別される送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2のCCA機会において、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0196]したがって、方法1900はワイヤレス通信を提供し得る。方法1900は一実装形態にすぎず、方法1900の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成あるいは修正されてよいことに留意されたい。
[0197]場合によっては、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、第1の事業者がサブフレームの間に共有スペクトルの送信間隔の間CCAを実行することを制限しない代わりに、少なくとも1つの他の事業者に対する、サブフレームの間にCCAを実行することの制限を課すことがある。
[0198]図20は、ワイヤレス通信のための方法2000の別の例を示すフローチャートである。明快のために、方法2000について、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実施形態では、基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505は、以下で説明する機能を実行するために基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0199]ブロック2005において、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のためのいくつかのCCA機会が識別され得る。いくつかのCCA機会は、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づき得る。いくつかのCCA機会は、サブフレームにおけるCCAスロットのセットから識別され得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。ブロック2005における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115および/もしくは複数CCAスロット管理モジュール1135を使用して実行され得る。
[0200]場合によっては、識別されるCCA機会のうちの2つ以上が時間的に隣接し得る。他の場合には、識別されるCCAスロットの各々は、1つまたは複数の識別されないCCA機会によって、識別されるCCA機会のうちの別の1つまたは複数から隔てられ得る。
[0201]第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、第1の事業者の優先度に関連するいくつかのCCA機会は、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者よりも多くのCCAスロットを配分される(たとえば、サブフレームにおける第1の事業者に配分されるCCAスロットの数が、サブフレームにおける少なくとも1つの他の事業者に配分されるCCAスロットの数よりも大きくなり得る)ことを保証し得る。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、第1の事業者の優先度に関連するいくつかのCCA機会は第1の事業者に、少なくとも1つの他の事業者よりも少ないCCAスロットを提供し得る。
[0202]いくつかの実施形態では、いくつかのCCA機会は、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットを含むことができる。いくつかの実施形態では、いくつかのCCA機会は、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有することができる。
[0203]いくつかの実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。すなわち、第1の事業者は、特定のスペクトルに関する少なくとも1つの他の事業者に対する優先度を有する唯一の事業者であり得る。他の実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、他の事業者によって共有され得る。すなわち、第1の事業者は、少なくとも1つの他の事業者に対する別の事業者(たとえば、第2の事業者)と同じ優先度を有し得る。後者は、同じスペクトルを共有するための直交伝送および/または他の技法を使用して達成され得る。第1の事業者および第2の事業者はまた、たとえば、経時的に、第1の事業者および第2の事業者の各々が同じスペクトルに関する同じ優先度を提供されるように、送信間隔を交替する際に第1の事業者および第2の事業者に与えられる優先度を交替することによって、少なくとも1つの他の事業者に対する同じ優先度を共有し得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0204]ブロック2010において、送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、共有スペクトルに関するCCAが、識別されるCCA機会のうちの次のCCA機会(および場合によっては、たった1つのCCA機会が識別される場合に、唯一の識別されるCCA機会)の中で、実行され得る。ブロック2010における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bを参照しながら説明したCCA実行モジュール1080を使用して実行され得る。
[0205]いくつかの実施形態では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され得る。場合によっては、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。他の場合には、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。
[0206]ブロック2015において、識別されるいくつかのCCA機会のうちのさらなる1つが残存するかどうかが決定され得る。残存する場合、処理はブロック2010に戻ることができ、ブロック2010において、共有スペクトルの同じ送信間隔の間、ただし識別されるいくつかのCCA機会のうちの次のCCA機会において、CCAが実行され得る。一方、ブロック2015において、識別されるCCA機会のいずれも残存しない(すなわち、識別されるCCA機会の各々においてCCAがすでに実行されているので)と決定されたとき、処理はブロック2020に進むことができる。ブロック2020において、方法2000は、共有スペクトルの次の送信間隔の間CCAを実行するのを待ち、次いでブロック2005に戻る。
[0207]場合によっては、第1の事業者は、2つ以上のキャリア(たとえば、2つ以上の周波数トーン)で送信することが可能であり得、ブロック2005における共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のために識別されるいくつかのCCA機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのいくつかのCCA機会であり得る。これらの場合、CCAを実行する第1の事業者のための第2のいくつかのCCA機会が識別され得る。第2のいくつかのCCA機会は、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのいくつかのCCA機会であり得る。第2のいくつかのCCA機会は、1)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度、または2)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくことができ、ここにおいて、第2の優先度が第1の優先度とは異なる。第2のいくつかのCCA機会が少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくとき、第1の優先度および第2の優先度は、同じ技法または異なる技法(たとえば、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した様々な技法のうちの1つまたは複数)を使用して決定され得る。送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2のいくつかのCCA機会の各々において、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0208]したがって、方法2000はワイヤレス通信を提供し得る。方法2000は一実装形態にすぎず、方法2000の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成あるいは修正されてよいことに留意されたい。
[0209]図21は、ワイヤレス通信のための方法2100の別の例を示すフローチャートである。明快のために、方法2100について、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図13、および/または図15を参照しながら説明したeNBまたはデバイス105、205、505、1005、1055、1305、および/または1505のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実施形態では、基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505は、以下で説明する機能を実行するために基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0210]ブロック2105において、共有スペクトルの送信間隔が識別され得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。場合によっては、送信間隔は、フレーム番号によって、または偶数もしくは奇数のフレーム番号に関連する送信間隔として識別され得る。ブロック2105における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した送信間隔識別モジュール1120を使用して実行され得る。
[0211]ブロック2110において、識別される送信間隔の間CCAを実行する第1の事業者のためのいくつかのCCA機会が識別され得る。いくつかのCCA機会は、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づき得る。いくつかのCCA機会は、サブフレームにおけるCCAスロットのセットから識別され得る。ブロック2110における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した時間/周波数CCAスロット識別モジュール1115および/もしくは複数CCAスロット管理モジュール1135を使用して実行され得る。
[0212]場合によっては、識別されるCCA機会のうちの2つ以上が時間的に隣接し得る。他の場合には、識別されるCCA機会の各々は、1つまたは複数の識別されないCCA機会によって、識別されるCCA機会のうちの別の1つまたは複数から隔てられ得る。
[0213]場合によっては、いくつかの識別されるCCA機会は、送信間隔の識別に応じて変わり得る。たとえば、第1の事業者は、偶数番号の送信間隔の間に1つのCCAスロットを配分され、奇数番号の送信間隔の間に2つのCCAスロットを配分され得る。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、第1の事業者の優先度に関連するいくつかのCCA機会は、経時的に、第1の事業者が少なくとも1つの他の事業者よりも多くのCCAスロットを配分されることを保証し得る。たとえば、図7Dは、第2の事業者に配分される2つのCCAスロットごとに第1の事業者が3つのCCAスロットを配分される一例を示している。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、第1の事業者の優先度に関連するいくつかのCCA機会は、経時的に第1の事業者に、少なくとも1つの他の事業者よりも少ないCCAスロットを提供し得る。
[0214]いくつかの実施形態では、いくつかのCCA機会は、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットを含むことができる。いくつかの実施形態では、いくつかのCCA機会は、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有することができる。
[0215]いくつかの実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。すなわち、第1の事業者は、特定のスペクトルに関する少なくとも1つの他の事業者に対する優先度を有する唯一の事業者であり得る。他の実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、他の事業者によって共有され得る。すなわち、第1の事業者は、少なくとも1つの他の事業者に対する別の事業者(たとえば、第2の事業者)と同じ優先度を有し得る。後者は、同じスペクトルを共有するための直交伝送および/または他の技法を使用して達成され得る。第1の事業者および第2の事業者はまた、たとえば、経時的に、第1の事業者および第2の事業者の各々が同じスペクトルに関する同じ優先度を提供されるように、送信間隔を交替する際に第1の事業者および第2の事業者に与えられる優先度を交替することによって、少なくとも1つの他の事業者に対する同じ優先度を共有し得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0216]ブロック2115において、送信間隔の間の送信に共有スペクトルの送信間隔が利用可能であるかどうかを決定するために、識別されるCCA機会のうちの次のCCA機会(および場合によっては、たった1つのCCA機会が識別される場合に、唯一の識別されるCCA機会)の中で、共有スペクトルの識別される送信間隔の間CCAが実行され得る。ブロック2115における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bを参照しながら説明したCCA実行モジュール1080を使用して実行され得る。
[0217]いくつかの実施形態では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され得る。場合によっては、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。他の場合には、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。
[0218]ブロック2120において、識別されるいくつかのCCA機会のうちのさらなる1つが残存するかどうかが決定され得る。残存する場合、処理はブロック2115に戻ることができ、ブロック2115において、共有スペクトルの同じ送信間隔の間、ただし識別されるいくつかのCCA機会のうちの次のCCA機会において、CCAが実行され得る。一方、ブロック2120において、識別されるCCA機会のいずれも残存しない(すなわち、識別されるCCA機会の各々においてCCAがすでに実行されているので)と決定されたとき、処理はブロック2125に進むことができる。ブロック2125において、方法2100は、共有スペクトルの次の送信間隔の間CCAを実行するのを待ち、次いでブロック2105に戻る。
[0219]場合によっては、第1の事業者は、2つ以上のキャリア(たとえば、2つ以上の周波数トーン)上で送信することが可能であり得、ブロック2005における共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のために識別されるいくつかのCCA機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのいくつかのCCA機会であり得る。これらの場合、CCAを実行する第1の事業者のための第2のいくつかのCCA機会が識別され得る。第2のいくつかのCCA機会は、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のためのいくつかのCCA機会であり得る。第2のいくつかのCCA機会は、1)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度、または2)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくことができ、ここにおいて、第2の優先度が第1の優先度とは異なる。第2のいくつかのCCA機会が少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくとき、第1の優先度および第2の優先度は、同じ技法または異なる技法(たとえば、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した様々な技法のうちの1つまたは複数)を使用して決定され得る。送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2のいくつかのCCA機会の各々において、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0220]したがって、方法2100はワイヤレス通信を提供し得る。方法2100は一実装形態にすぎず、方法2100の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成あるいは修正されてよいことに留意されたい。
[0221]図22は、ワイヤレス通信のための方法2200の別の例を示すフローチャートである。明快のために、方法2200について、図1、図2A、図2B、図5、図10A、図10B、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実施形態では、基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1305、および/または1505は、以下で説明する機能を実行するために基地局またはデバイス105、205、505、1005、1055、1205、1305、および/または1505の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0222]ブロック2205において、共有スペクトルの送信間隔が識別され得る。共有スペクトルは、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを含むことができる。場合によっては、送信間隔は、フレーム番号によって、または偶数もしくは奇数のフレーム番号に関連する送信間隔として識別され得る。ブロック2205における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明した送信間隔識別モジュール1120を使用して実行され得る。
[0223]ブロック2210において、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づいて、第1の事業者が少なくとも1つの送信間隔の間、共有スペクトル上で送信することを制限されるかどうかが決定され得る。たとえば、第1の事業者のフレーム構造が、第1の事業者が識別される送信間隔の間、共有スペクトル上で送信することを制限するかどうかが決定され得るか、または第1の事業者のフレーム構造が、第1の事業者が識別される送信間隔の間、共有スペクトル上で送信することを制限する沈黙期間を有するかどうかが決定され得る。ブロック2210における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105、ならびに/または図11を参照しながら説明したフレーム構造識別モジュール1140および/もしくは制限付き送信管理モジュール1130を使用して実行され得る。
[0224]いくつかの実施形態では、第1の事業者は、少なくとも1つの送信間隔の間、共有スペクトル上で送信することを制限され得るが、あらゆる識別される送信間隔の間に共有スペクトル上で送信することを制限されるとは限らない。たとえば、また図8Bに示すように、第1の事業者のフレーム構造が、第1の事業者が特定のサブフレーム(すなわち、送信間隔の例)の間に共有スペクトル上で送信することができないことを指示する沈黙期間を有するので、第1の事業者は、特定のサブフレームの間に共有スペクトル上で送信することを制限され得る。
[0225]第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、第1の事業者のフレーム構造は、少なくとも1つの他の事業者のための沈黙期間よりも長い沈黙期間を含み得る。第1の事業者の優先度が少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、第1の事業者のフレーム構造は、少なくとも1つの他の事業者のための沈黙期間よりも短い沈黙期間を含み得る。
[0226]ブロック2215において、また第1の事業者が識別される送信間隔の間に送信することを制限されないと決定されたとき、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会が識別され得る。その機会は、共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度に基づいて識別され得る。ブロック2215における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bおよび/もしくは図11を参照しながら説明したCCA機会識別モジュール1075および/もしくは1105を使用して実行され得る。
[0227]いくつかの実施形態では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。他の実施形態では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、異なる優先度に関連する2つ以上の周波数トーンを占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。さらなる実施形態では、共有スペクトルに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会は、異なる時間期間と異なる周波数トーンの両方の組合せを占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別され得る。
[0228]いくつかの実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものであり得る。すなわち、第1の事業者は、特定のスペクトルに関する少なくとも1つの他の事業者に対する優先度を有する唯一の事業者であり得る。他の実施形態では、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度は、他の事業者によって共有され得る。すなわち、第1の事業者は、少なくとも1つの他の事業者に対する別の事業者(たとえば、第2の事業者)と同じ優先度を有し得る。後者は、同じスペクトルを共有するための直交伝送および/または他の技法を使用して達成され得る。第1の事業者および第2の事業者はまた、たとえば、経時的に、第1の事業者および第2の事業者の各々が同じスペクトルに関する同じ優先度を提供されるように、送信間隔を交替する際に第1の事業者および第2の事業者に与えられる優先度を交替することによって、少なくとも1つの他の事業者に対する同じ優先度を共有し得る。1つまたは複数の事業者が複数のキャリア上で送信する場合、優先度付けは、2つ以上のキャリア全体で個別または一緒に実行され得る。
[0229]ブロック2220において、共有スペクトルの送信間隔が送信に利用可能であるかどうかを決定するために、共有スペクトルに関するCCAが、識別される機会の間に実行され得る。ブロック2220における動作は、場合によっては、図10A、図10B、図13、および/もしくは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1015、1065、1390、および/もしくは1541、ならびに/または図10Bを参照しながら説明したCCA実行モジュール1080を使用して実行され得る。
[0230]ブロック2210において、第1の事業者が識別される送信間隔の間に送信することを制限されると決定すると、またはブロック2220において、識別される送信間隔の間CCAを実行した後、方法2200はブロック2225に進むことができる。ブロック2225において、方法2200は、共有スペクトルの次の送信間隔の間CCAを実行するのを待ち、次いでブロック2205に戻る。
[0231]いくつかの実施形態では、送信間隔は、フレームまたはサブフレームを含むことができ、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され得る。場合によっては、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。他の場合には、第1の事業者および少なくとも1つの他の事業者は、共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用することができる。
[0232]場合によっては、第1の事業者は、2つ以上のキャリア(たとえば、2つ以上の周波数トーン)上で送信することが可能であり得、ブロック2215における共有スペクトルの送信間隔の間CCAを実行する第1の事業者のために識別される機会は、共有スペクトルの第1のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会であり得る。これらの場合、CCAを実行する第1の事業者のための第2の機会が識別され得る。第2の機会は、共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する第1の事業者のための機会であり得る。第2の機会は、1)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の優先度、または2)少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくことができ、ここにおいて、第2の優先度が第1の優先度とは異なる。第2のCCA機会が少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の第2の優先度に基づくとき、第1の優先度および第2の優先度は、同じ技法または異なる技法(たとえば、図7A、図7B、図7C、図7D、および/または図8Bを参照しながら説明した様々な技法のうちの1つまたは複数)を使用して決定され得る。送信間隔の間の送信に共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCAは、識別される第2の機会の間に、共有スペクトルの第2のキャリアに関して実行され得る。
[0233]したがって、方法2200はワイヤレス通信を提供し得る。方法2200は一実装形態にすぎず、方法2200の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成あるいは修正されてよいことに留意されたい。
[0234]場合によっては、図16、図17、図18、図19、図20、図21、および/または図22を参照しながら説明した方法1600、1700、1800、1900、2000、2100、および/または2200の態様は組み合わせられ得る。たとえば、少なくとも1つの他の事業者に対する第1の事業者の異なるその優先度が、図16、図17、図18、図19、図20、図21、および/または図22において説明した技法のうちの2つ以上の組合せに基づいて決定され得る。
[0235]添付の図面に関して上記に記載した詳細な説明は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る唯一の実施形態を表すものではない。この明細書全体にわたって使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の実施形態よりも有利である」ことを意味しない。詳細な説明は、説明した技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。場合によっては、説明した実施形態の概念を不明瞭にしないために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
[0236]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0237]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替では、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。プロセッサは、場合によっては、メモリと電子通信していることがあり、メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する。
[0238]本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨の中にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で始まる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙がAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0239]コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体はいずれも、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体と、コンピュータ可読記憶媒体とを含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のコンピュータ可読プログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ソフトウェアがウェブサイト、サーバまたは他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0240]本開示の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及された例についての選好を暗示せず、または必要としない。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
共有スペクトルに関するクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する第1の事業者のための機会を識別することと、前記機会が、前記共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の優先度に基づく、
送信間隔の間の送信に前記共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、前記識別される機会の間に、前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行することと
を備える方法。
[C2]
前記送信間隔は、フレームまたはサブフレームを備え、前記第1の事業者および前記少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され、前記第1の事業者および前記少なくとも1つの他の事業者は、前記共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用する、C1に記載の方法。
[C3]
前記送信間隔は、フレームまたはサブフレームを備え、前記第1の事業者および前記少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され、前記第1の事業者および前記少なくとも1つの他の事業者は、前記共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用する、C1に記載の方法。
[C4]
前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行する前記第1の事業者のための前記機会を識別することは、
サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットから前記第1の事業者のためのCCAスロットを識別すること
を備え、CCAスロットの前記サブセットが、前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度に基づく、C1に記載の方法。
[C5]
前記第1の事業者の前記優先度が前記少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、前記第1の事業者のための前記CCAスロットは、前記少なくとも1つの他の事業者のためのCCAスロットよりも、前記サブフレームにおいて早い、C4に記載の方法。
[C6]
前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度は、前記少なくとも1つの他の事業者に対する、前記サブフレームの間にCCAを実行することの制限
を備える、C4に記載の方法。
[C7]
前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度に基づいて、前記共有スペクトルの送信間隔の間CCAを実行する前記第1の事業者のために識別されるCCAスロットが、前記第1の事業者によって前記CCAを実行する場合に無効であると決定すること
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C8]
前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行する前記第1の事業者のための前記機会を識別することは、
サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットの中から前記第1の事業者のためのCCAスロットの数を識別すること
を備え、CCAスロットの前記数が、前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度に基づく、C1に記載の方法。
[C9]
前記第1の事業者の前記優先度が前記少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高い場合に、前記サブフレームにおける前記第1の事業者に配分されるCCAスロットの前記数は、前記サブフレームにおける前記少なくとも1つの他の事業者に配分されるCCAスロットの数よりも大きい、C8に記載の方法。
[C10]
前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度に基づいて、前記第1の事業者が少なくとも1つの送信間隔の間、前記共有スペクトル上で送信することを制限されると決定すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記第1の事業者のフレーム構造が、前記第1の事業者が少なくとも1つの送信間隔の間、前記共有スペクトル上で送信することを制限すると決定すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記第1の事業者の前記優先度が前記少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも低いときに、前記第1の事業者の前記フレーム構造は、前記少なくとも1つの他の事業者のための沈黙期間よりも長い沈黙期間を備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記共有スペクトルに関するCCAを実行する前記第1の事業者のための前記機会は、2つ以上の時間期間を占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別される、C1に記載の方法。
[C14]
前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行する前記第1の事業者のための前記機会は、2つ以上の周波数トーンを占有する2つ以上のCCAスロットの中から識別される、C1に記載の方法。
[C15]
前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度は、キャリアに割り当てられた特定のスペクトルに固有のものである、C1に記載の方法。
[C16]
前記共有スペクトルは無認可スペクトルを備える、C1に記載の方法。
[C17]
前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行する前記第1の事業者のための前記機会は、前記共有スペクトルの第1のキャリアに関する前記CCAを実行する前記第1の事業者のための機会であり、前記方法は、
前記共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する前記第1の事業者のための第2の機会を識別することと、前記第2の機会が、前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度に基づく、
前記送信間隔の間の送信に前記共有スペクトルの前記第2のキャリアが利用可能であるかどうかを決定するために、前記識別される第2の機会の間に、前記共有スペクトルの前記第2のキャリアに関する前記CCAを実行することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C18]
前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行する前記第1の事業者のための前記機会は、前記共有スペクトルの第1のキャリアに関する前記CCAを実行する前記第1の事業者のための機会であり、前記共有スペクトルに関連する前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度は、第1の優先度を備え、前記方法は、
前記共有スペクトルの第2のキャリアに関するCCAを実行する前記第1の事業者のための第2の機会を識別することと、前記第2の機会が、前記共有スペクトルに関連する前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の第2の優先度に基づき、ここにおいて、前記第2の優先度が前記第1の優先度とは異なる、
前記送信間隔の間の送信に前記共有スペクトルの前記第2のキャリアが利用可能であるかどうかを決定するために、前記識別される第2の機会の間に、前記共有スペクトルの前記第2のキャリアに関する前記CCAを実行することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C19]
前記CCAは、基地局またはユーザ機器(UE)のうちの少なくとも1つによって実行される、C1に記載の方法。
[C20]
前記CCAは、ダウンリンクまたはアップリンクのうちの少なくとも1つで実行される、C1に記載の方法。
[C21]
前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度は、ダウンリンクもしくはアップリンクのうちの1つに固有のものであるか、またはダウンリンクとアップリンクの両方に適用する、C1に記載の方法。
[C22]
ワイヤレス通信のための装置であって、
共有スペクトルに関するクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する第1の事業者のための機会を識別するための手段と、前記機会が、前記共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の優先度に基づく、
送信間隔の間の送信に前記共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、前記識別される機会の間に、前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行するための手段と
を備える装置。
[C23]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと
を備え、前記プロセッサは、
共有スペクトルに関するクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する第1の事業者のための機会を識別することと、前記機会が、前記共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の優先度に基づく、
送信間隔の間の送信に前記共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、前記識別される機会の間に、前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行することと
を行うように構成される、装置。
[C24]
前記送信間隔は、フレームまたはサブフレームを備え、前記第1の事業者および前記少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され、前記第1の事業者および前記少なくとも1つの他の事業者は、前記共有スペクトルに関する同じフレーム構造またはサブフレーム構造を利用する、C23に記載の装置。
[C25]
前記送信間隔は、フレームまたはサブフレームを備え、前記第1の事業者および前記少なくとも1つの他の事業者は、フレームタイミングまたはサブフレームタイミングに対して同期され、前記第1の事業者および前記少なくとも1つの他の事業者は、前記共有スペクトルに関する2つ以上の異なるフレーム構造またはサブフレーム構造を利用する、C23に記載の装置。
[C26]
前記プロセッサは、
サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットから前記第1の事業者のためのCCAスロットを識別する
ようにさらに構成され、CCAスロットの前記サブセットが、前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度に基づく、C23に記載の装置。
[C27]
前記第1の事業者の前記優先度が前記少なくとも1つの他の事業者の優先度よりも高いときに、前記第1の事業者のための前記CCAスロットは、前記少なくとも1つの他の事業者のためのCCAスロットよりも、前記サブフレームにおいて早い、C26に記載の装置。
[C28]
前記プロセッサは、
前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度に基づいて、前記共有スペクトルの送信間隔の間CCAを実行する前記第1の事業者のために識別されるCCAスロットが、前記第1の事業者によって前記CCAを実行する場合に無効であると決定する
ようにさらに構成される、C26に記載の装置。
[C29]
前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行する前記第1の事業者のための前記機会を識別するようにさらに構成される前記プロセッサは、
サブフレームにおけるCCAスロットのサブセットの中から前記第1の事業者のためのCCAスロットの数を識別する
ようにさらに構成された前記プロセッサを備え、CCAスロットの前記数が、前記少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の前記優先度に基づく、C23に記載の装置。
[C30]
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するための非一時的コンピュータ可読媒体であって、
共有スペクトルに関するクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する第1の事業者のための機会を識別するための命令と、前記機会が、前記共有スペクトルに関連する少なくとも1つの他の事業者に対する前記第1の事業者の優先度に基づく、
送信間隔の間の送信に前記共有スペクトルが利用可能であるかどうかを決定するために、前記識別される機会の間に、前記共有スペクトルに関する前記CCAを実行するための命令と
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。