JP6089813B2 - コンピュータシステム及びそのシステム構成情報管理方法 - Google Patents

コンピュータシステム及びそのシステム構成情報管理方法 Download PDF

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Description

本発明はパーティショニングが可能なコンピュータシステム及びそのシステム構成情報管理方法に関する。
コンピュータシステムのパーティショニングとは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置、I/O装置等の各種のデバイスで構成される「セル」を最小構成単位にして、任意のセルの組み合わせから成る、少なくとも1つのパーティション(物理パーティション)を構成することを指す。OS(Operating System)は、通常、該パーティション単位で動作する。
このようなパーティショニングが可能なコンピュータシステムでは、例えば全てのセルを含む1つのパーティションを構成することで、全てのデバイスを利用できるサーバを構築することが可能であり、任意のセルを組み合わせて複数のパーティションを構成することで、処理に応じたデバイスを備える複数のサーバを構築することができる。
パーティション毎に構成された各サーバは、自パーティションに含まれるデバイス毎に設定された、例えばデバイスをOSからアクセスできる状態にするためのマウント情報やデバイスをネットワークと接続するためのネットワーク情報等を含むデバイス情報を保存し、該デバイス情報を用いてそれぞれのOSが動作する。なお、サーバ等のOSで各デバイスを使用可能にするためのデバイス情報の集合は「システム構成情報」と呼ばれる。
したがって、パーティショニングが可能なコンピュータシステムにおいて、パーティションを変更した場合は、変更後のパーティションに含まれるデバイスに合せてシステム構成情報も変更しなければならない。
例えば、図5に示すように第1セルを備えた第1パーティション及び第2セルを備えた第2パーティションから、図6に示すように第1セル及び第2セルをそれぞれ備える1つのパーティションへ変更した場合、変更後のパーティションでは第2セルのデバイスを利用するためのデバイス情報が無い。
逆に、図6に示すように第1セル及び第2セルを備えた1つのパーティションから、図5に示すように第1セルを備えた第1パーティション及び第2セルを備えた第2パーティションへ変更した場合、変更後の第1パーティションでは、不要な第2セルのデバイスを利用するためのデバイス情報が残存する。そのため、パーティションのセル構成とシステム構成情報とが一致しなくなる。ここで、図5及び6に示すBMC(Baseboard Management Controller)は、各パーティションのセル構成を管理する装置である。
なお、パーティショニングが可能なコンピュータシステムに関するものではないが、サーバ等のデバイス構成が変わる場合に、変更後のデバイス構成とシステム構成情報とを整合させる方法については、例えば以下の(1)〜(3)で示す方法が知られている。
(1)OSの再インストール
これは、OSを再インストールすることでシステム構成情報を初期化する方法である。この場合、システム構成情報は、デバイス構成に合せて再設定すればよい。このようにシステム構成情報を初期化して再設定すれば、デバイス情報が不足したり不要なデバイス情報を含んだりするシステム構成情報が発生することがない。
しかしながら、本方法をパーティショニングが可能なコンピュータシステムに適用すると、パーティションを変更する度にシステム構成情報を再設定する必要がある。
(2)ブートディスクまたはブートイメージの切り替え
これは、予めデバイス構成に対応するシステム構成情報を備えたブートディスク(ブートイメージ)を作成して保存しておく方法である。デバイス構成を変更する場合は、変更後のデバイス構成に対応するブートディスク(ブートイメージ)へ切り替えることで、デバイス構成とシステム構成情報の不整合を解消する。本方法の例としては、周知のSAN(Storage Area Network)ブートがある。
本方法をパーティショニングが可能なコンピュータシステムに適用する場合、予めセルの組み合わせ毎に対応するシステム構成情報を備えたブートディスク(ブートイメージ)を作成しておけば、その後はブートディスク(ブートイメージ)を切り替えるだけで済む。
しかしながら、本方法は、セルの組み合わせに毎に対応する複数のブートディスク(ブートイメージ)を用意する必要がある。また、ブートディスク(ブートイメージ)に対応するシステムディスク(OSが格納される記憶装置)も用意しておく必要がある。
(3)システム構成情報をシステムディスクから分離
これは、OSが格納されるシステムディスクとは異なるメモリ領域(物理ディスクまたは仮想ディスク)でシステム構成情報を保存・管理する方法である。
このようにシステム構成情報をシステムディスクから分離すれば、OSとシステム構成情報とが固定関係にならないため、例えばある物理サーバで使用しているシステム構成情報を比較的容易に他の物理サーバへ移動させることができる。一般的な仮想マシンでも、本手法が用いられる。
仮想マシン(VMware)については、例えば<URL:http://www.vmware.com/jp/virtualization/virtualization-basics/virtual-machine.html>に記載されている。
システム構成情報をシステムディスクから分離して管理する手法は、例えば特許文献1〜3にも記載されている。特許文献1〜3では、上述したように異なる物理サーバ間でシステム(OS、アプリケーション、設定情報等)の移動を可能にするため、管理サーバによって移動元の物理サーバのシステム構成情報と移動先の物理サーバのデバイス情報とをそれぞれ取得し、それらの情報に基づき移動先の物理サーバへ移動元の物理サーバのシステム構成情報を反映させることが記載されている。
特開2007−183747号公報、 特開2010−152704号公報、 特開2012−133824号公報
本願では、パーティショニングが可能なコンピュータシステムに、上述したシステム構成情報をシステムディスクから分離する方法を適用する構成について提案する。但し、システム構成情報をシステムディスクから分離する方法をパーティショニングが可能なコンピュータシステムに単純に適用すると、以下に記載するような課題が生じる。これらの課題は、パーティショニングが可能なコンピュータシステムを想定していない上記特許文献1〜3に記載された技術では解決できない。
まず、OSは、自身がどのようなセルの組み合わせのパーティションで動作するのか分からないため、起動後に自パーティションのセルの組み合わせに応じて必要なデバイス情報を選択し、システム構成情報を構築する必要がある。
そのようにOSが最適なデバイス情報を選択することは容易ではない。
そこで、例えば上記(2)で示した技術と同様に、セルの組み合わせに対応する複数のシステム構成情報を予め用意しておき、OSの起動時に該OSが自パーティションのデバイス構成から最適なシステム構成情報を選択する方法が考えられる。セルの組み合わせに対応する複数のシステム構成情報を予め用意しておけば、OSはパーティション内のセル構成だけを知れば、最適なシステム構成情報を選択できるため、パーティションの変更時に発生するセル構成とシステム構成情報の不整合を解消できる。また、変更後のパーティション毎にシステム構成情報を再設定する必要がない。
しかしながら、このような方法では、デバイス情報が変更されると、その変更内容を、該デバイス情報を含む全てのシステム構成情報に反映させる必要がある。一般に、個々のデバイス情報は、例えばパーティションのユーザによってOSによる処理を介して変更が可能である。その結果、デバイス情報の変更内容が全てのシステム構成情報に反映されていないと、パーティショニングによる変更後のパーティションにおいて、先に変更されたデバイス情報の内容を引き継ぐことができない。
本発明は上述した問題点を解決できる、パーティショニングが可能なコンピュータシステム及びそのシステム構成情報管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のコンピュータシステムは、複数のデバイスから成るセルを複数備え、前記セルの組み合わせで構成されるパーティションの変更が可能なコンピュータシステムであって、
前記コンピュータシステムに含まれる全ての前記デバイス毎の、前記デバイスをOS(Operating System)で使用可能にするためのデバイス情報がそれぞれ格納されるデバイス情報格納部と、
前記パーティションを構成する各セルを識別するためのセル情報を含むパーティショニング情報を保存し、前記OSの起動時、前記デバイス情報格納部を判別するためのメモリ領域情報及び前記パーティショニング情報を該OSが起動するパーティションへ送信する管理手段と、
前記デバイス情報格納部を判別するためのメモリ領域情報及び前記パーティショニング情報を受信すると、前記パーティショニング情報から自パーティションで使用するデバイス情報を前記デバイス情報格納部から取得し、前記OSで使用するデバイス情報の集合であるシステム構成情報を構築して前記OSがアクセス可能に保存する、前記パーティション毎に備えるインタフェース手段と、
を有し、
前記デバイス情報格納部に格納されるデバイス情報毎に、該デバイスが所属するセルを識別するための前記セル情報が付与されている。
一方、本発明のシステム構成情報管理方法は、複数のデバイスから成るセルを複数備え、前記セルの組み合わせで構成されるパーティションの変更が可能なコンピュータシステムのシステム構成情報管理方法であって、
デバイス情報格納部で、前記コンピュータシステムに含まれる全ての前記デバイス毎の、前記デバイスをOS(Operating System)で使用可能にするためのデバイス情報を保存し、
管理手段が、前記パーティションを構成する各セルを識別するためのセル情報を含むパーティショニング情報を保存し、前記OSの起動時、前記デバイス情報格納部を判別するためのメモリ領域情報及び前記パーティショニング情報を該OSが起動するパーティションへ送信し、
前記パーティション毎に備えるインタフェース手段が、
前記デバイス情報格納部を判別するためのメモリ領域情報及び前記パーティショニング情報を受信すると、前記パーティショニング情報から自パーティションで使用するデバイス情報を前記デバイス情報格納部から取得し、前記OSで使用するデバイス情報の集合であるシステム構成情報を構築して前記OSがアクセス可能に保存し、
前記デバイス情報格納部で保存するデバイス情報毎に、該デバイスが所属するセルを識別するための前記セル情報を付与する方法である。
本発明によれば、パーティションの変更時に発生するセル構成とシステム構成情報の不整合を解消することが可能であり、変更後のパーティション毎にシステム構成情報を再設定する必要がない。また、変更後のパーティションでパーティション変更前のデバイス情報の変更内容を引き継ぐことができる。
本発明のコンピュータシステムの一構成例を示すブロック図である。 図1に示したデバイス情報格納部に各デバイス情報が格納される様子の一例を示すテーブル図である。 第1の実施の形態のシステム構成情報管理方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態のシステム構成情報管理方法の他の処理手順の一例を示すフローチャートである。 パーティショニングが可能なコンピュータシステムのセル構成例を示すブロック図である。 パーティショニングが可能なコンピュータシステムの他のセル構成例を示すブロック図である。
次に本発明について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明のコンピュータシステムの一構成例を示すブロック図であり、図2は図1に示したデバイス情報格納部に各デバイス情報が格納される様子の一例を示すテーブル図である。
図1に示すように、本発明のコンピュータシステムは、複数のセル(図1に示す例では、セル120、140、150及び160)と、パーティション毎のセル構成を管理する管理手段であるBMC110と、コンピュータシステムが備える全てのデバイスに関するデバイス情報が格納されるデバイス情報格納部200とを有する。
図1は、デバイス情報格納部200をコンピュータシステムの筐体100外に設置された外部記憶装置で実現する例を示しているが、デバイス情報格納部200は、筐体100内に設置された任意の内部記憶装置で実現してもよく、該内部記憶装置内に形成した周知の仮想ディスクで実現してもよい。仮想ディスクは、BMC110が備える既知の機能で作成できる。
デバイス情報格納部200を外部記憶装置で実現する場合、BMC110、並びにセル120、140、150及び160とデバイス情報格納部200とは、ネットワークやファイバーチャネル等を介して情報の送受信が可能に接続される。その場合、BMC110、並びにセル120、140、150及び160で構成されるパーティションには、ネットワークやファイバーチャネルと情報の送受信が可能に接続するための不図示のインタフェースを備える。
BMC110は、パーティショニング情報110及びパーティション毎のセル構成を示すセル構成情報115を保存する不図示の記憶装置を備えると共に、デバイス情報格納先設定部112、デバイス情報操作部113及びパーティショニング情報送信部114を備える。パーティショニング情報は、パーティション毎に対応する、パーティションを構成する各セルを識別するための情報(セル情報)が含まれる。パーティショニング情報は、予め図1に示すコンピュータシステムを管理するシステム管理者によって設定される。
デバイス情報格納先設定部112は、システム管理者によるデバイス情報格納部200の指定操作で用いられる。
デバイス情報操作部113は、システム管理者によるデバイス情報格納部200に対する個別のデバイス情報の入力・編集操作等で用いられる。システム管理者は、不図示のI/Oデバイスを及びBMC110のデバイス情報操作部113を用いてデバイス情報の入力、編集等が可能である。
パーティショニング情報送信部114は、保存しているパーティショニング情報111、並びにデバイス情報格納先設定部112を介してシステム管理者に指定されたデバイス情報格納部200を判別するためのメモリ領域情報を各パーティションへ送信する。
セル120は、EFI(Extensible Firmware Interface)121、ブートディスク126、システムディスク129、ディスク131及びI/Oデバイス132を備える。セルにはCPU等の演算装置を備えていてもよい。
EFI121は、パーティション(OS)とBMC110のインタフェース手段であり、パーティショニング情報受信部122、デバイス情報読込部123及びシステム構成情報書出部124を備える。なお、セル120に複数のブートディスク126やシステムディスク129を備えている場合、EFI121は、動作させるブートディスク126やシステムディスク129を選択する選択部を備えていてもよい。
パーティション情報受信部122は、BMC110から送信されるパーティショニング情報を受信する。
デバイス情報読込部123は、パーティション情報受信部122で受信したパーティショニング情報に基づき、デバイス情報格納部200から自パーティションで用いるデバイス情報を選択して読み込む。
システム構成情報書出部124は、デバイス情報読込部123で読み込まれたデバイス情報から自パーティションで用いるシステム構成情報を構築し、該システム構成情報を、OSが起動時に読み出す、予め決められたメモリ領域へ格納する。このメモリ領域は、例えばシステムディスク129や不図示の記憶装置内に設定される。また、システム構成情報書出部124は、デバイス情報読込部123で読み込まれたデバイス情報からOS起動時に用いるシステム構成情報を構築し、ブートディスク126に格納する。
システムディスク129はOS本体130が格納(インストール)される記憶装置である。
ブートディスク126は、OSを起動させる際に使用する記憶装置であり、システム構成情報取得部127及びOS起動部128を備える。システム構成情報取得部127には、EFI121のシステム構成情報書出部124で構築された、OS起動時に用いるシステム構成情報が格納される。
ブートディスク126は、OS起動部128によりシステム構成情報取得部127を参照しつつシステムディスク129に格納されたOS本体130を起動する。なお、図1では、ブートディスク126からOSを起動する構成例を示しているが、コンピュータシステムには、システムディスク129にブートディスク126の機能を備えた構成もある。本発明は、そのようなシステムディスク129にブートディスク126の機能を備えた構成にも適用可能である。
ディスク131は、ユーザデータ等が格納される記憶装置である。I/Oデバイス132は、ユーザによる指示やデータ等の入力に用いられる入力装置及びパーティションで実現されるサーバの処理結果を出力するための出力装置である。
図1に示すセル140、150及び160は、セル120と同様の構成である。セル120、140、150及び160は、同一の構成である必要はなく、異なっていてもよい。
また、図1では、同一の筐体100内にBMC110、並びにセル120、140、150及び160が収納される構成例を示しているが、BMC110、並びにセル120、140、150及び160は異なる筐体に収納されていてもよい。その場合、BMC110、並びにセル120、140、150及び160は、ネットワーク等を介して互いに情報の送受信が可能に接続すればよい。
同様に、セル120、140、150及び160が備えるEFI121、ブートディスク126、システムディスク129、ディスク131及びI/Oデバイス132等は、同一の筐体内に収納される必要はなく、ファイバーチャネル等を介して互いに情報の送受信が可能に接続される構成でもよい。
本実施形態のコンピュータシステムは、該コンピュータシステムが備える全てのデバイスの各デバイス情報をデバイス情報格納部200で一括して保存・管理する。図1は、デバイス情報格納部200が一つの領域で構成される例を示しているが、デバイス情報格納部200は複数の領域で構成されていてもよい。また、デバイス情報格納部200には、バックアップ用の領域を備えていてもよい。
デバイス情報格納部200は、全てのパーティションからアクセス可能であり、かつBMC110からもアクセス可能なメモリ領域(物理ディスクまたは仮想ディスク)で実現する。但し、OS本体130が格納されるシステムディスク129は、デバイス情報格納部200として利用しない。
デバイス情報格納部200に格納される各デバイス情報には、対応するデバイスが所属するセルを識別するためのセル情報を付与し、該セル情報をキーに用いてデバイス情報を検索できるようにする。セル情報には、例えば予め各セルに付与したセル番号を用いればよい。
セル情報は、デバイス情報格納部200に対するデバイス情報の入力・設定時または変更(編集)時に、BMC110により、デバイスが接続されたバス位置から所属するセルを判別して付与する。セル情報は、デバイス情報毎にシステム管理者等が付与してもよい。
デバイス情報は、例えば図2に示すように、デバイスを識別するための固有IDに対応付けて、該デバイスを利用するのに必要な各種情報を、例えばテーブル形式で保存する。固有IDには、MAC(Media Access Control)アドレスやUUID(Universally Unique Identifier)等を用いればよい。
デバイス情報としては、例えばデバイスのMACアドレスに対応付けてIP(Internet Protocol)アドレスを保存する形式(ネットワーク情報)が考えられる。また、デバイス情報としては、デバイス(ストレージ)のUUIDに対応付けてデバイス名を保存する形式(ストレージ情報)、あるいはデバイス(ストレージ)のUUIDに対応付けてマウント先ディレクトリやマウントオプションを保存する形式(マウント情報)等も考えられる。
デバイス情報格納部200におけるデバイス情報は、システム管理者等によるBMC110のデバイス情報操作部112を用いた操作、またはユーザ等によるOSの処理を介した操作により変更可能である。
本実施形態のBMC110は、パーティションに対するOSのインストール時、または任意のパーティションにおけるOSの起動時、デバイス情報格納部200を判別するためのメモリ領域情報を該パーティションへ送信すると共に、該パーティションに対応するパーティショニング情報を送信する。
本実施形態では、予めシステム管理者等により、BMC110を用いてデバイス情報格納部200が指定され、全てのデバイス情報が入力されているものとする。
各パーティションでは、EFI121により、受信したパーティショニング情報から自パーティションのセル構成を判別し、上記セル情報(セル番号)をキーに用いてデバイス情報格納部200を検索する。そして、セル構成に対応した各デバイスのデバイス情報を取得し、自パーティションで使用するシステム構成情報を構築する。さらに、該システム構成情報を、OSが起動時にアクセスする(システム構成情報を読み出す)、予め決められたメモリ領域へ格納する。
上述したように、本実施形態ではデバイス情報格納部200に格納された各デバイス情報にそれぞれセル情報が付与されているため、各パーティションは自パーティションで必要なデバイス情報をデバイス情報格納部200から容易に検索できる。
このように、各パーティションが、OSの起動時に必要なデバイス情報をデバイス情報格納部200から取得し、自パーティションで使用するシステム構成情報を構築してOSを動作させることで、パーティションの変更時に発生するセル構成とシステム構成情報の不整合が解消する。
なお、本実施形態のコンピュータシステムでは、一つのデバイス情報格納部200を複数のパーティションで共有する。そのため、デバイス情報格納部200に含まれるデバイス情報を各パーティションから自由に参照・編集可能にすると、デバイス情報格納部200に対するアクセスで競合が発生する。また、各パーティションのOSを介したデバイス情報の編集と、BMC110を介したデバイス情報の編集にも競合が発生する可能性がある。
そこで、本実施形態では、予めシステム管理者等によってデバイス情報格納部200に対するアクセス制限を設定しておく。アクセス制限方法としては、例えばデバイス情報格納部200に対する複数のパーティション及びBMC110からの同時アクセスを禁止する方法が考えられる。その場合、各パーティション及びBMC110は、他のパーティションまたはBMC110がデバイス情報格納部200へアクセスしていないとき、デバイス情報の編集や参照が可能になる。また、アクセス制限方法にはアクセス権限を指定する方法もある。例えば、デバイス情報格納部200におけるデバイス情報の編集はBMC110を用いたシステム管理者のみに許可する。その場合、各パーティションからはデバイス情報格納部200の参照のみが許される。
図3は、第1の実施の形態のシステム構成情報管理方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。図3は、システム管理者等がコンピュータシステムの全てのデバイス情報を入力・設定した後、ユーザが自パーティションにOSをインストールするまでの処理手順の一例を示している。
なお、システム管理者は、予めBMC110のデバイス情報格納先設定部112を用いてデバイス情報格納部200として使用するメモリ領域を指定する。デバイス情報格納部200として仮想ディスクを用いる場合、システム管理者は、BMC110の既存の機能を利用して仮想ディスクを作成し、該仮想ディスク内にデバイス情報格納部200を確保する。
次に、システム管理者は、BMC110のデバイス情報操作部113を用いてデバイス情報格納部200に全てのデバイス情報を順次入力する。このとき、BMC110は、デバイスが接続されたバス位置から該デバイスが所属するセルを判定し、該セルを示すセル情報(セル番号)を対応するデバイス情報に付与する。
図3に示すように、BMC110は、全てのデバイス情報を含むデバイス情報格納部200が構築されると、該デバイス情報格納部200を判別するためのメモリ領域情報と、予め保存しているパーティショニング情報111とをパーティショニング情報送信部114を用いて各パーティションのEFI121へ送信する(ステップS11)。
EFI121は、パーティショニング情報受信部122でBMC110からパーティショニング情報111を受信すると、該パーティショニング情報111に基づき、デバイス情報読込部123を用いて、自パーティションに含まれるセルを判別し、セル毎に必要なデバイス情報をデバイス情報格納部200から読み込む(ステップS12)。
続いて、EFI121は、システム構成情報書出部124を用いて、デバイス情報読込部123で読み込まれたデバイス情報から自パーティションで用いるシステム構成情報を構築し、該システム構成情報を、OSが動作時にアクセスして読み出す、予め決められたメモリ領域へ格納する(ステップS13)。また、EFI121は、システム構成情報書出部124を用いて、構築したOS起動用のシステム構成情報をブートディスク126のシステム構成情報取得部127に格納する。
この段階で、ユーザ等は、システムディスク129へOS本体130をインストールする。OS本体130のインストールは、所定のインストーラ(インストール用プログラム)を用いて実行すればよい。
図4は、第1の実施の形態のシステム構成情報管理方法の他の処理手順の一例を示すフローチャートである。図4は、各パーティションにOSがインストールされた状態から、任意のパーティションでOSを起動するまでの処理手順の一例を示している。
図4に示すように、例えばパーティションのユーザの操作によって該パーティションのOSの起動が指示されると、BMC110は、デバイス情報格納部200を判別するためのメモリ領域情報と、予め保存しているパーティショニング情報111とを、パーティショニング情報送信部114を用いて起動対象のパーティションのEFI121へ送信する(ステップS21)。
EFI121は、パーティショニング情報受信部122でBMC110からパーティショニング情報111を受信すると、該パーティショニング情報111に基づき、デバイス情報読込部123を用いて、自パーティションに含まれるセルを判別し、セル毎に必要なデバイス情報をデバイス情報格納部200から読み込む(ステップS22)。
続いて、EFI121は、ステップS22で読み込んだデバイス情報からシステム構成情報書出部124を用いてシステム構成情報を構築し、該システム構成情報を、OSが起動時にアクセスして読み出す、予め決められたメモリ領域へ格納する(ステップS23)。
ブートディスク126は、OS起動部128により、システム構成情報取得部127に格納されたシステム構成情報(パーティション構成情報)を参照しつつOS本体130を起動する(ステップS24)。
本実施形態によれば、各パーティションが、デバイス情報格納部200から自パーティションのセル構成に適したデバイス情報を取得してシステム構成情報を構築し、パーティション毎のOSが該システム構成情報を用いて動作するため、パーティションの変更時に発生するセル構成とシステム構成情報の不整合が解消する。
また、デバイス情報格納部200でコンピュータシステムが備える全てのデバイスのデバイス情報を一括して管理するため、一度、デバイス情報格納部200へデバイス情報を入力・設定しておけば、以降はパーティションが変更されても、変更後のパーティション毎にシステム構成情報を再設定する必要がなくなる。さらに、任意のパーティションでデバイス情報が変更され、その後、パーティションのセル構成が変更されても、変更後のパーティションで該デバイス情報の変更内容を引き継ぐことができる。
また、デバイス情報格納部200に対して所定のアクセス制限下でデバイス情報が編集されるため、システム管理者がBMC110を介してデバイス情報を変更する場合、あるいはユーザがOSを介してデバイス情報を変更する場合でも、同一のデバイス情報が複数個所から同時に変更される競合が発生しない。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、予めシステム管理者等がデバイス情報格納部200に対してコンピュータシステムが備える全てのデバイスのデバイス情報を入力しておく例を示した。しかしながら、デバイス情報格納部200は他の方法でも構築することが可能である。
第2の実施の形態では、任意のパーティションに対するOSのインストール時に、併せて該パーティションのデバイス情報をデバイス情報格納部200へ入力・設定する例である。このような方法でも、一度、全てのパーティションでOSのインストール及びデバイス情報格納部200に対するデバイス情報が入力されれば、コンピュータシステムが備える全てのデバイスのデバイス情報を含むデバイス情報格納部200が構築される。コンピュータシステムの構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
なお、システム管理者は、第1の実施の形態と同様に、予めBMC110のデバイス情報格納先設定部112を用いてデバイス情報格納部200として使用するメモリ領域を指定する。デバイス情報格納部200として仮想ディスクを用いる場合、システム管理者は、BMC110の既存の機能を利用して仮想ディスクを作成し、該仮想ディスク内にデバイス情報格納部200を確保する。
この段階で、例えばパーティションのユーザが所定のインストーラを用いて該パーティションにOS本体130をインストールする。このインストーラにシステム管理者等が予め指定したデバイス情報格納部200を判別するためのメモリ領域情報を含めておく。その後、インストールされたOS本体130をユーザ等が起動させると、該OSを介してデバイス情報格納部200にアクセスが可能になる。ユーザは、該OSを介してパーティションで使用する各デバイスのデバイス情報をデバイス情報格納部200に格納する。
デバイス情報格納部200にデバイス情報が格納されると、BMC110は、デバイスが接続されたバス位置から該デバイスが所属するセルを判定し、該セルを示すセル情報(セル番号)を対応するデバイス情報に付与する。
他のパーティションにおいても、ユーザによって同様の手順でOSがインストールされ、パーティション毎のデバイス情報がデバイス情報格納部200に格納されると、デバイス情報格納部200にはコンピュータシステムが備える全てのデバイスのデバイス情報が格納される。
なお、本実施形態では、パーティション毎に異なるユーザがOSを介してデバイス情報格納部200にデバイス情報を入力する場合、各ユーザは、例えばIPアドレス等のようなネットワーク情報を、異なるデバイスに対して重複して設定しないように注意する必要がある。
100 筐体
110 BMC
112 デバイス情報格納先設定部
113 デバイス情報操作部
114 パーティショニング情報送信部
120、140、150、160 セル
121 EFI
122 パーティショニング情報受信部
123 デバイス情報読込部
124 システム構成情報書出部
126 ブートディスク
127 システム構成情報取得部
128 OS起動部
129 システムディスク
131 ディスク
132 I/Oデバイス
200 デバイス情報格納部

Claims (6)

  1. 複数のデバイスから成るセルを複数備え、前記セルの組み合わせで構成されるパーティションの変更が可能なコンピュータシステムであって、
    前記コンピュータシステムに含まれる全ての前記デバイス毎の、前記デバイスをOS(Operating System)で使用可能にするためのデバイス情報がそれぞれ格納されるデバイス情報格納部と、
    前記パーティションを構成する各セルを識別するためのセル情報を含むパーティショニング情報を保存し、前記OSの起動時、前記デバイス情報格納部を判別するためのメモリ領域情報及び前記パーティショニング情報を該OSが起動するパーティションへ送信する管理手段と、
    前記デバイス情報格納部を判別するためのメモリ領域情報及び前記パーティショニング情報を受信すると、前記パーティショニング情報から自パーティションで使用するデバイス情報を前記デバイス情報格納部から取得し、前記OSで使用するデバイス情報の集合であるシステム構成情報を構築して前記OSがアクセス可能に保存する、前記パーティション毎に備えるインタフェース手段と、
    を有し、
    前記デバイス情報格納部に格納されるデバイス情報毎に、該デバイスが所属するセルを識別するための前記セル情報が付与されているコンピュータシステム。
  2. 前記管理手段は、
    前記デバイス情報の入力時または変更時、該デバイスが接続されたバス位置から所属する前記セルを判別して前記セル情報を付与する請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 前記デバイス情報格納部に対する複数の前記パーティション及び前記管理手段からの同時アクセスが禁止された請求項1または2記載のコンピュータシステム。
  4. 複数のデバイスから成るセルを複数備え、前記セルの組み合わせで構成されるパーティションの変更が可能なコンピュータシステムのシステム構成情報管理方法であって、
    デバイス情報格納部で、前記コンピュータシステムに含まれる全ての前記デバイス毎の、前記デバイスをOS(Operating System)で使用可能にするためのデバイス情報を保存し、
    管理手段が、前記パーティションを構成する各セルを識別するためのセル情報を含むパーティショニング情報を保存し、前記OSの起動時、前記デバイス情報格納部を判別するためのメモリ領域情報及び前記パーティショニング情報を該OSが起動するパーティションへ送信し、
    前記パーティション毎に備えるインタフェース手段が、
    前記デバイス情報格納部を判別するためのメモリ領域情報及び前記パーティショニング情報を受信すると、前記パーティショニング情報から自パーティションで使用するデバイス情報を前記デバイス情報格納部から取得し、前記OSで使用するデバイス情報の集合であるシステム構成情報を構築して前記OSがアクセス可能に保存し、
    前記デバイス情報格納部で保存するデバイス情報毎に、該デバイスが所属するセルを識別するための前記セル情報を付与する、システム構成情報管理方法。
  5. 前記管理手段が、
    前記デバイス情報の入力時または変更時、該デバイスが接続されたバス位置から所属する前記セルを判別して前記セル情報を付与する請求項4記載のシステム構成情報管理方法。
  6. 前記デバイス情報格納部に対する複数の前記パーティション及び前記管理手段からの同時アクセスを禁止する請求項4または5記載のシステム構成情報管理方法。
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