JP6088379B2 - 圧搾装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリューの回転によって被圧搾物を圧搾する圧搾装置に関する。
従来知られている圧搾装置として、モータが内蔵された本体の正面に粉砕物の投入のための投入口と円筒体で構成されたスクリュー部としてのドラムと、内周壁に粉砕刃が形成された粉砕筒体がキャップとともに結合され、その内部に投入移送部と粉砕部とに区別された螺糸山を有するスクリュー本体を装着した粉砕機があった(特許文献1)。
実用新案登録第3075533号公報
上述した圧搾装置は、筒部を装置本体の所定位置にセットすれば、駆動手段を何時でも動作させることができる。しかし、装置本体に筒部をセットして、スクリューのみを取付けた状態では、回転する露出したスクリュー(回転物)に対して、使用者が不意に触れてしまう虞があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、使用者が不意に回転物に触れることがなく、安全性を高めた圧搾装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、装置本体に圧搾キャップを正しく装着していなければ、検知手段がその状態を検知して、駆動手段を動作不能にするので、装置本体に筒部をセットして、スクリューのみを取付けた状態で、筒部から露出したスクリューが回転するのを防ぐことができる。そのため、使用者が不意に回転物に触れることがなく、安全性を高めた圧搾装置を提供できる。
請求項2の発明では、例えば光学的な検知手段では、発光部からの光を透過させるのに、装置本体や筒部に穴を開ける必要があるが、マグネットと磁気検知体とを組み合わせた検知手段では、そうした穴を開ける必要がなく、搾汁の漏れや装置本体への異物の侵入などを防ぐことができる。
請求項3の発明では、マグネットを樹脂製の圧搾キャップのケース部に収容し、このケース部の開口を樹脂製の蓋で塞いで、ケース部に蓋を密着固定することで、マグネットへの湿気の侵入を防いで、マグネットの錆化を防ぐことができる。
請求項4の発明では、フィルター部に磁性部材を使用すると、マグネットからの磁力が磁性部材に引き寄せられ、磁束の届く距離が短くなって、強い磁力のマグネットが必要になり、マグネットが高価になったり、マグネットの体積が大きくなったりして、圧搾装置のコンパクト化が困難になる。そこで、マグネットの近傍にあるフィルター部を非磁性部材とすることで、安価で小型なマグネットであっても、磁束を遠くまで届くようにすることができる。
請求項5の発明では、圧搾キャップが所定の位置にある場合は、報知手段が例えば音などでスタンバイ状態を知らせることで、使用者は駆動手段ひいてはスクリューを動かす準備ができたと判断できる。また、報知が行なわれない場合は、圧搾キャップの付け忘れなどに気付くことができ、使い勝手の良い圧搾装置を提供できる。
請求項1の発明によれば、使用者が不意に回転物に触れることがなく、安全性を高めた圧搾装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、搾汁の漏れや装置本体への異物の侵入などを防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、マグネットへの湿気の侵入を防いで、マグネットの錆化を防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、安価で小型なマグネットであっても、磁束を遠くまで届くようにすることができる。
請求項5の発明によれば、使い勝手の良い圧搾装置を提供できる。
本発明の基本的構成を示す圧搾装置の断面図である。 同上、本発明の特徴的部分を示す要部断面図である。 同上、圧搾キャップを斜め下方から見た斜視図である。 同上、ドラム部を斜め下方から見た斜視図である。 同上、マグネットの斜視図である。 同上、電気的構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明における圧搾装置の好ましい実施例を説明する。
先ず、圧搾装置の基本的な構成について、図1を参照しながら説明すると、圧搾装置1は、駆動手段としてのモータ2が内蔵された装置本体3と、装置本体3と駆動軸4を介して連結され、食材などの被圧搾物を破砕・圧搾する圧搾部5からなる。ここで、モータ2の出力軸2Aは、ギア群(図示せず)からなる減速部2Bに連結されており、この減速部2Bに前記駆動軸4を連結可能に備えている。
装置本体3は、正面部の上部に圧搾部5が取り付けられる取付部6を備えるとともに、正面部の下部には圧搾後の被圧搾物の搾り汁を受ける搾汁用容器7が載置可能な載置部8を備えている。
また、装置本体3の背面部には、モータ2に外部のコンセント(図示せず)から電力を供給する電源コード(図示せず)を備えている。
圧搾部5は、投入口11と円筒体12とから構成されたドラム部13と、円筒体12内部の先端側に収容され、内周壁に筒側粉砕用刃14が形成された裁頭円錐形状の圧搾キャップ15と、円筒体12及び圧搾キャップ15の内部に装着されるスクリュー本体16と、円筒体12の先端側の開口部12Aに開閉自在に装着され、ドラム部13と圧搾キャップ15とを結合する蓋部材17とを備えている。
投入口11は、円筒体12の基端側の上部に接続された垂直方向に延びる円筒部材からなり、この投入口11は棒状部材からなる押し棒18を挿通自在に備えている。
押し棒18の基端には、投入口11の開口面積より大きな面積を有する鍔部19を設けている。ここで、押し棒18の本体部分は、押し棒18が投入口11に挿入されて鍔部19が投入口11の開口縁部分に当接した場合に、押し棒18の本体部分の先端部分が円筒体12内のスクリュー本体16に当接しない長さに形成されている。ここで、鍔部19は、平面形状を円形状以外の楕円形状、多角形状等の鍔部19に方向性を有し、かつ引っ掛かりの良い形状に形成されている。
水平方向に延びる円筒体12の下部には、載置部8に対向して、圧搾後の被圧搾物の搾り汁を排出する搾汁用排出口20を備えている。
圧搾キャップ15には、圧搾キャップ15の拡径側の縁部分の一部を延設し、複数の貫通孔を有する網片状のフィルター部21を備えている。円筒体12内部に収容された圧搾キャップ15は、このフィルター部21を搾汁用排出口20の上部に対向させて配置される。
装置本体3の取付部6と円筒体12は、円筒体12の基端側が嵌合可能な凹部からなる取付部6の内周壁に設けた複数の本体側係止爪22と、円筒体12の基端側に設けた複数の圧搾部側係止爪23との係合によって取り付けられる。
スクリュー本体16は、セラミック製の棒状部材からなり、その表面には螺旋状に突設されたスクリュー側粉砕用刃26を備えている。このスクリュー側粉砕用刃26は、スクリュー本体16の駆動軸4を有する基端側から先端側にかけて螺旋の間隔を漸次狭めて形成されるとともに、前記基端側から先端側にかけて突条の高さが漸次低く形成されている。さらに、スクリュー本体16の押出し方向先端側は、圧搾キャップ15の内周面に対向可能なテーパ状に形成されている。そして、前記開口部12Aは、スクリュー本体16の押出し方向を開放して、筒部である円筒体12に滓用排出部として配設される。
スクリュー本体16の基端には、装置本体3の取付部6においてモータ2の減速部2Bに連結して備えた凹部としてのコネクタ27に係合可能な駆動軸4を備えている。また、ドラム部13の先端部分の下部には、上方を開放した有底箱型状に形成され、ドラム部13の先端部分から排出される圧搾後の被圧搾物の滓を収容する滓処理用容器35が配置される。尚、滓処理用容器35は、搾汁用容器7内に収納可能な大きさに形成されている。
また、ドラム部13に着脱自在に装着される圧搾キャップ15の先端側の下部には、被圧搾物の滓を排出する筒側排出口15Aを備えている。また、蓋部材17の先端側の下部にも、前記筒側排出口15Aと連通して被圧搾物の滓を外部へ排出するキャップ側排出口17Aを備えている。さらに、キャップ側排出口17Aには、被圧搾物の滓などが外部から蓋部材17の内部へ逆流して浸入するのを防止する逆止弁17Bを備えている。
投入口11の開口部分には、案内皿36を取り付け自在に備えている。案内皿36は、平面形状を長方形状とした有底角皿状の皿部材であり、長手方向の一方に投入口11に嵌合自在に形成された貫通孔からなる取り付け孔37を備えるとともに、前記長手方向の他方には取り付け孔37へ向けて収容面を下り傾斜とした傾斜部38を備えている。
装置本体3の上面部には、後述する操作部や表示部を含む操作パネル31が配設される。また、装置本体3の内部には、圧搾装置1の各部を制御するマイクロコンピュータ(マイコン)を実装した制御部32が配設される。制御部32とその周辺の電気的構成については、後ほど別な図を参照して説明する。
次に、本実施例の圧搾装置1における特徴的な構成について、図2〜図6を参照しながら詳しく説明する。図2〜図5の各図において、41は、圧搾キャップ15が所定の位置であるドラム部13の円筒体12に、正しく着脱されたか否かを検知する検知手段である。この検知手段41は、圧搾キャップ15の先端形状を伸ばし、その伸ばした部分に固定して備えたマグネット42と、マグネット42に対応して装置本体3の内部に備えたリードスイッチ43と、により構成される。リードスイッチ43は図示しないが、所定間隔で相対する2個のリードをガラス管の内部に封入して構成され、図2に示すように、圧搾キャップ15を所定の位置に装着して、マグネット42がリードスイッチ43の近傍に位置した時に、マグネット42からの磁束の影響を受けて2個のリードが磁化されて閉状態となり、逆に圧搾キャップ15を所定の位置から取り外して、マグネット42がリードスイッチ43から離れた時に、マグネット42からの磁束の影響を受けなくなって、2個のリードの弾性により開状態となるものである。また、リードスイッチ43以外の磁気検知体として、磁束密度に応じて電圧を出力するホール素子などを利用してもよい。
圧搾キャップ15を所定の位置に装着した時に、マグネット42とリードスイッチ43との間には、装置本体3の外郭部材やドラム部13の円筒体12が介在するが、これらの外郭部材や円筒体12が何れも樹脂材料などで形成されれば、マグネット42からの磁束をリードスイッチ43に導くのに、わざわざ穴を開ける必要はない。したがって検知手段41は、発光部から受光部に向けて光を透過させるのに穴が必要な光学的なものよりも、本実施例のようなマグネット42とリードスイッチ43とを組み合わせた穴の不要な磁気的なものが好ましい。またマグネット42は、圧搾キャップ15を所定の位置に装着した時に、フィルター部21の装置本体側に配設されるが、このフィルター部21も例えば樹脂材料のような非磁性部材で形成すれば、安価で小型なマグネット42であっても、フィルター部21による影響を受けることなく、マグネット42からの磁束をリードスイッチ43へ十分に導くことができる。
マグネット42は直方体形状で、このマグネット42の外形形状に合わせて、下面を開口した箱状のケース部44が、フィルター部21の装置本体側に位置して、フィルター部21の下面から突出して配設される。また、ケース部44の開口を塞ぐように、当該ケース部44には蓋45が配設される。ケース部21を含む圧搾キャップ15と蓋45は、共に樹脂成型部材で形成され、蓋45の周縁部は超音波溶着などのシール性の高い方法でケース部44に密着固定される。図5に示すように、マグネット42の寸法は参考値として、高さHが3〜5mm、幅Wが5mm、奥行きDが15mmである。
フィルター部21は、U字状の外形を有する湾曲した靴ベラ状に形成され、このフィルター部21の外形に合わせて、円筒体12の底部には段差状の案内部47が形成される。案内部47には、前述のマグネット42を密閉収納するケース部44と蓋45に対応して、更にもう一段の段差を有した突出部48が形成される。こうした突出部48を含む案内部47は、単に搾汁キャップ15を円筒部12に干渉させずに装着できるようにする逃げ部としてだけでなく、ドラム部13の円筒体12に対して、フィルター部21を含む圧搾キャップ15を正しい位置に装着する位置決め部として設けられる。さらに図2で示したように、突出部48の内面には、搾汁キャップ15を円筒部12から挿抜する際に、フィルター部21の下面から突出したケース部44や蓋45が、突出部48に突き当たって引っ掛からないように、斜め方向に立ち上がる傾斜面49が形成される。
次に、電気的な構成について、図6を参照しながら説明する。同図において、51は前述の操作パネル31を構成する操作部で、これは少なくとも圧搾装置1としての運転を開始または停止する際に押動操作される運転開始/停止スイッチを含んで構成される。操作部51は、制御部32の入力ポートに接続される。また、52は操作部51と共に操作パネル31を構成する表示部であり、53は報知手段としてのブザーである。表示部52やブザー53は、何れも制御部32の出力ポートに接続され、圧搾装置1の動作状態などを使用者に示すものである。ここでは、リードスイッチ43を制御部32の入力ポートに接続せず、後述する補助電源部62に接続する構成となっている。
61は、電源コードを介して装置本体に交流電源を供給する商用電源であり、商用電源61からの電源電圧は、補助電源部62とモータ駆動部63にそれぞれ印加される。補助電源部62は、商用電源61からの電源電圧を直流動作電圧Vccに変換するものであり、リードスイッチ43が開状態から閉状態に切換わると動作電圧Vccの供給を開始する一方で、リードスイッチ43が閉状態から開状態に切換わると、動作電圧Vccの供給を停止する機能を有している。またモータ駆動部63は、制御部32からモータ駆動信号が供給されると、商用電源61からの電源電圧をモータ駆動電圧に変換して、当該モータ2に供給するものである。
制御部32は、動作電圧Vccが供給され始めると、その瞬間にモータ2は動作しないものの、モータ2が動作可能なスタンバイ状態となって、その旨を報知部53に鳴動報知させ、スタンバイ状態で操作部51の運転開始/停止スイッチが押動操作されると、モータ2に連結したスクリュー本体16を所定の回転数で動作させるためのモータ駆動信号を、モータ駆動部63に送出するものである。また本実施例では、動作電圧Vccの供給が停止すると、制御部32そのものの動作が停止し、この状態で操作部51の運転開始/停止スイッチを押動操作しても、モータ駆動部63へのモータ駆動信号の供給が遮断されたままとなり、次に制御部32がスタンバイ状態に移行した後、操作部51の運転開始/停止スイッチを押動操作しない限り、モータ2が動作しない構成となっている。
以上の構成の圧搾装置1の使用方法について、説明する。最初に、装置本体3の電源コードをコンセントに差し込んで、装置本体3に電源電圧を投入した状態で、圧搾部5を装置本体3の取付部6に装着し、投入口11に案内皿36を取り付けて、搾汁用容器7をドラム部13の搾汁用排出口20下方の載置部8に載置すると共に、滓処理用容器35をドラム部13の先端部分の下方に配置して、圧搾装置1の準備を行なう。
この準備段階では、予めドラム部13の開口部12A側から駆動軸4を先にして、円筒体12内にスクリュー本体16を挿入し、スクリュー本体16の先端側を覆うようにして、開口部12Aに圧搾キャップ15を装着する。このとき、圧搾キャップ15に備えたフィルター部21を、円筒体12の底部に形成した案内部47に嵌合させると、スクリュー本体16の先端側が圧搾キャップ15の内周面に対向すると共に、フィルター部21が搾汁用排出口20の上部に対向して、圧搾キャップ15がドラム部13の正しい位置に装着される。その後、圧搾キャップ15の筒側排出口15Aと、蓋部材17のキャップ側排出口17Aの位置を合せて、ドラム部13の開口部12Aに蓋部材17を装着すれば、蓋部材17や、圧搾キャップ15や、スクリュー本体16を円筒部12に取付けた状態の圧搾部5が、装置本体3の取付部6に装着される。
ここで、圧搾キャップ15がドラム部13の正しい位置に取付けられていると、マグネット42からの磁束の影響を受けて、リードスイッチ43は開状態から閉状態に切換わり、電源電圧が装置本体3に投入されていれば、補助電源部62から制御部32に所定の動作電圧Vccが与えられて、制御部32はスタンバイ状態となる。また、スタンバイ状態になると、制御部32はブザー53を鳴動させる制御信号を送出するので、使用者はブザー53の鳴動音から、モータ2ひいてはスクリュー本体16を動かす準備ができたと判断できる。
次に、装置本体3に備えた操作パネル31の中で、操作部51の運転開始/停止スイッチを押動操作すると、制御部32からモータ駆動部63にモータ駆動信号が供給され、モータ2が起動して、圧搾部5内のスクリュー本体16を所定の回転数で回転させることができる。案内皿36から投入口11に投入された被圧搾物は、押し棒18によってスクリュー本体16に押し付けられ、スクリュー本体16の回転に伴い被圧搾物は圧搾キャップ15へ移送されると共に、スクリュー側粉砕用刃26と筒側粉砕用刃14によって粉砕・圧搾される。ここで、粉砕・圧搾された被圧搾物の搾り汁は、フィルター部21を介して搾汁用排出口20から搾汁用容器7へと排出され、圧搾キャップ15内の圧搾後の被圧搾物の搾り滓は、スクリュー本体16の回転に伴い、筒側排出口15A、キャップ側排出口17Aを介して、下方の滓処理用容器35へと排出される。
また、スクリュー本体16の回転中に、蓋部材17に続いて圧搾キャップ15を円筒部12から取り外すと、リードスイッチ43はマグネット42からの磁束の影響を受けなくなり、それまでの閉状態から開状態に切換わって、補助電源部62から制御部32への動作電圧Vccの供給が停止する。これにより制御部32の動作は停止し、モータ駆動部63へのモータ駆動信号の供給も遮断して、操作部51の運転開始/停止スイッチを押動操作するか否かに拘らず、モータ2は動作不能になる。つまり、装置本体3に円筒部12を装着し、スクリュー本体16のみを取付けた状態では、円筒部12から露出したスクリュー本体16が回転することはなく、圧搾装置1の使用中に使用者が不意に回転物に触れるのを防止できる。
また、圧搾キャップ15を円筒部12から一旦取り外した後、圧搾キャップ15を再び正しい位置に装着すると、制御部32はスタンバイ状態に復帰して、ブザー53による鳴動報知が行われるが、次の所定の動作である操作部51の運転開始/停止スイッチを押動操作しない限り、制御部32はスタンバイ状態を維持して、モータ2は停止したままとなる。したがって、圧搾キャップ15を再び正しい位置に装着した瞬間に、スクリュー本体16が動作することはなく、スクリュー本体16の不意な動作を防止できる。さらに、圧搾キャップ15を正しい位置に装着しなければ、ブザー53による鳴動報知は行われず、使用者は圧搾装置1の使用時に圧搾キャップ15が正しい位置に装着されたか否かを、ブザー53からの鳴動音の有無で適確に判断できる。
なお本実施例では、図1に示す状態から、蓋部材17だけを円筒部12から取り外した場合は、操作部51の運転開始/停止スイッチを押動操作すれば、モータ2が動作する構成となっている。その理由は、蓋部材17だけを取り外しても、スクリュー本体16の先端部は圧搾キャップ15で露出しないように覆われているので、使用者が不意に回転物に触れる虞がないからである。一方、圧搾キャップ15を円筒部12に装着した状態でも、ドラム部13を装置本体3から取り外した場合は、リードスイッチ43が閉状態から開状態に切換わって、モータ2の動作は不能になり、ここでも使用者が不意に装置本体3側の回転物に触れる虞を、検知手段41によって防ぐことができる。
以上のように本実施例では、駆動手段としてのモータ2を備えた装置本体3と、モータ2と駆動軸4を介して装置本体3に接続される圧搾部5と、を備えた圧搾装置1であって、圧搾部5は、駆動軸4に連結するスクリューに相当するスクリュー本体16が装着された筒部としての円筒部12と、スクリュー本体16の押出し方向先端で被圧搾物を削る圧搾キャップ15と、スクリューの押出し方向を開放して円筒部12に設けた滓用排出部としての開口部12Aと、開口部12Aに開閉自在に備えた蓋部材17と、を備えており、圧搾キャップ15の着脱を検知する検知手段41を備え、装置本体3に圧搾キャップ15が所定位置に装着されていないことを検知手段41で検知すると、モータ2を動作不能にする構成となっている。
この場合、装置本体3に圧搾キャップ15を正しく装着していなければ、検知手段41がその状態を検知して、モータ2を動作不能にするので、装置本体3に円筒部12をセットして、スクリュー本体16のみを取付けた状態で、円筒部12から露出したスクリュー本体16が回転するのを防ぐことができる。そのため、使用者が不意に回転物に触れることがなく、安全性を高めた圧搾装置1を提供できる。
また、本実施例の検知手段41は、圧搾キャップ15の先端に備えたマグネット42と、マグネット42に対応して装置本体3に備えた磁気検知体としてのリードスイッチ43と、により構成される。
この場合、例えば光学的な検知手段では、発光部からの光を透過させるのに、装置本体3や円筒部12に穴を開ける必要があるが、マグネット42とリードスイッチ43とを組み合わせた検知手段では、そうした穴を開ける必要がなく、搾汁の漏れや装置本体3への異物の侵入などを防ぐことができる。
また、本実施例の圧搾キャップ15は樹脂成形部材からなり、マグネット42を配置する箱状のケース部44を備え、このケース部44の開口を塞ぐ樹脂成形部材からなる蓋45を設けており、この蓋45はケース部44に例えば超音波溶着などのシール性の高い方法で密着固定される。
この場合、マグネット42を樹脂製の圧搾キャップ15のケース部44に収容し、このケース部44の開口を樹脂製の蓋45で塞いで、ケース部44に蓋45を密着固定することで、マグネット42への湿気の侵入を防いで、マグネット42の錆化を防ぐことができる。
また本実施例では、円筒部12の下部に搾汁用排出部20を設け、この搾汁用排出部20の上部に位置して圧搾キャップ15にフィルター部21を備え、非磁性部材からなるフィルター部21の前記装置本体側にマグネット42を備えた構成となっている。
この場合、フィルター部21に磁性部材を使用すると、マグネット42からの磁力が磁性部材に引き寄せられ、磁束の届く距離が短くなって、強い磁力のマグネット42が必要になり、マグネット42が高価になったり、マグネット42の体積が大きくなったりして、圧搾装置1のコンパクト化が困難になる。そこで、マグネット42の近傍にあるフィルター部21を非磁性部材とすることで、安価で小型なマグネット42であっても、磁束を遠くまで届くようにすることができる。
また本実施例では、装置本体3に電源を投入した状態で、圧搾キャップ15が所定の位置にある場合は、モータ2が動作可能なスタンバイ状態であることを報知する報知手段として、例えばブザー53を備えている。
この場合、圧搾キャップ15が所定の位置にある場合は、ブザー53が例えば音などでスタンバイ状態を知らせることで、使用者はモータ2ひいてはスクリュー本体16を動かす準備ができたと判断できる。また、報知が行なわれない場合は、圧搾キャップ15の付け忘れなどに気付くことができ、使い勝手の良い圧搾装置1を提供できる。
また本実施例では、装置本体3に電源を投入した状態で、圧搾キャップ15を所定の位置から移動させると、制御部32としての動作が停止して、モータ2を停止させる状態に移行し、圧搾キャップ15を再度所定の位置にセット(装着)した後も、そのモータ2を停止させる状態を維持する構成となっている。
この場合、モータ2が動作する状態で圧搾キャップ15を所定の位置から移動させた場合は、モータ2ひいてはスクリュー本体16が停止する状態に移行するが、圧搾キャップ15を再度所定の位置にセットした場合は、その瞬間にスクリュー本体16が動作しないように、モータ2が停止した状態をそのまま維持することで、スクリュー本体16の不意な動作を防止できる。
また本実施例では、モータ2の動作を制御する制御部32を備え、検知手段41のリードスイッチ43からの検知信号を受けて、圧搾キャップ15が所定の位置にある場合は、制御部32に電力である動作電圧Vccを供給し、圧搾キャップ15が所定の位置にない場合は、制御部32に動作電圧Vccを供給しないように、制御部32とは独立して動作する電力供給部としての補助電源部62を備えている。
この場合、リードスイッチ43からの検知信号を制御部32が受けてモータ2の制御を行なうと、制御部32が暴走や破壊した場合に、動作が不安定になって安全性が確保されなくなるため、制御部と32は独立した補助電源部62を動作させ、圧搾キャップ15を所定の位置にセットした場合に制御部32に動作電圧Vccを供給して、モータ2ひいてはスクリュー本体16の動作をオンまたはオフさせることで、安全性を確保した圧搾装置1を提供できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば報知手段が行う報知としては、ブザー53による鳴動の他に、表示部52による表示を利用してもよい。
1 圧搾装置
2 モータ(駆動手段)
3 装置本体
4 駆動軸
5 圧搾部
12 円筒部(筒部)
15 圧搾キャップ
16 スクリュー本体(スクリュー)
20 搾汁用排出部
21 フィルター部
32 制御部
41 検知手段
42 マグネット
43 リードスイッチ(磁気検知体)
44 ケース部
45 蓋
62 補助電源部(電力供給部)

Claims (5)

  1. 駆動手段を備えた装置本体と、
    前記駆動手段と駆動軸を介して前記装置本体に接続される圧搾部と、を備えた圧搾装置であって、
    前記圧搾部は、前記駆動軸に連結するスクリューが装着された筒部と、前記スクリューの押出し方向先端で被圧搾物を削る圧搾キャップと、を備え、
    前記圧搾キャップの着脱を検知する検知手段を備え、
    前記装置本体に前記圧搾キャップが所定位置に装着されていないことを前記検知手段で検知すると、前記駆動手段を動作不能にする構成としたことを特徴とする圧搾装置。
  2. 前記検知手段は、前記圧搾キャップの先端に備えたマグネットと、前記マグネットに対応して前記装置本体に備えた磁気検知体と、により構成されることを特徴とする請求項1記載の圧搾装置。
  3. 前記圧搾キャップは樹脂成形部材からなり、前記マグネットを配置するケース部を備え、
    前記ケース部の開口を塞ぐ樹脂成形部材からなる蓋を設け、
    この蓋は前記ケース部に密着固定されることを特徴とすることを特徴とする請求項2記載の圧搾装置。
  4. 前記筒部に搾汁用排出部を設け、この搾汁用排出部に位置して前記圧搾キャップにフィルター部を備え、非磁性部材からなる前記フィルター部に前記マグネットを備えたことを特徴とする請求項2または3記載の圧搾装置。
  5. 前記装置本体に電源を投入した状態で、前記圧搾キャップが所定の位置にある場合は、前記駆動手段が動作可能なスタンバイ状態であることを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の圧搾装置。
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