JP6087768B2 - 帳票処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、光学的に読み取った帳票に基づき帳票処理を行う帳票処理プログラムに関する。
帳票処理装置では、光学的に読込まれた帳票のイメージデータから、記載された金額や振込先等が抽出され文字認識されて、帳票の内容が自動的に取り込まれる。
一方、請求書や領収書のような帳票の種類は多数あるために、全ての帳票レイアウトを事前に登録しておくことは困難である。このような場合でも、データの読取りを確実にするために、予め登録しておいたキーワードを利用して帳票での勘定科目を判定して、日付・金額からなる会計データを作成する帳票システムが提案されている(特許文献1)。
図14は、現在銀行窓口で行われる、振込帳票の処理の概要を説明する図である。1)として、振込帳票をOCRにてイメージデータの生成を行う。OCRで生成されたイメージデータはPC(Personal computer)に送られて、PCで文字認識が行われる。PCでは、定義型認識または定義レス認識により、帳票の各項目に記載された文字や数字を認識する。定義型認識では、予め定義された帳票の各項目の内容や位置のデータが記憶され、このデータに基づき定義された位置や領域で文字等を認識する。定義レス認識では、帳票の各項目の内容や位置が事前に定義されておらず、帳票のイメージデータから項目情報等を抽出して内容を認識する。
2)として、認識された結果がPCの画面に表示される(画面1)。PCの画面には、振込帳票から読取られた「振込先の銀行名・支店・口座番号」、「受取人」、「依頼人」等のデータが表示される。そして、振込帳票の処理では、手数料や延滞金等の徴収が発生するが、手数料や延滞金等は、銀行の窓口で行員が条件に応じて判断して、徴収する。手数料や延滞金等は、条件により変化するため、イメージデータに基づき一律に処理することが難しいからである。
そこで、3)として、振込帳票から読取ったデータの確認と共に手数料や延滞金の入力が、行員により行われる。手数料や延滞金は帳票を見ながら行員が必要に応じて手入力する。例えば、画面2に示すように、延滞金500円、手数料0円が入力される。そして、手数料や延滞金等の入力は、各帳票によって扱いが異なるので、入力する行員には専門スキルが必要になる。
3−1)に延滞金の例を示すが、この表に示すように、受取人(会社)によって、延滞金の内容は様々である。延滞金は、帳票自体に明確に記載されておらず、別途マニュアルを参照する必要もあり、行員のノウハウが必要になる。3−2)に手数料の例を示す。延滞金と同様に行員の判断が必要にある。
延滞金や手数料の入力が終わると、4)処理を継続する。行員は、承認処理を行い、顧客より預かった料金を相手先の口座に振り込む処理を行う。
特開2013−20302号公報
振込帳票の処理項目には、行員の判断により手入力で処理すべき項目があるために、振込帳票の処理を行う行員には、一定の経験が必要であった。
本願発明は、上記課題に鑑み、行員が手入力している振込帳票の項目を自動的に入力する帳票処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、帳票のイメージデータに基づき帳票の振込処理をコンピュータに実行させる帳票処理プログラムにおいて、前記帳票のイメージデータに基づき、前記振込処理に必要な複数の項目の内容を決定する決定ステップと、前記振込処理に必要な複数の項目のうち、前記帳票の見出し項目ではない特定の項目に関する情報を、前記特定の項目に関する情報が予め記憶されたキーワードテーブルを参照して、前記帳票のイメージデータから抽出する抽出ステップと、前記決定ステップにより決定された前記特定の項目の内容及び対応する帳票の受取人の情報を振込の実績を記録するための実績情報テーブルに記録する記録ステップと、を有し、前記決定ステップは、前記特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブルに記録されている場合に、前記抽出ステップを実行しないで、前記実績情報テーブルの記録に基づいて、前記特定の項目の内容を決定する第1の決定ステップと、前記特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブルに記録されていない場合に、前記抽出ステップにより抽出した前記特定の項目に関する情報を解析して、前記特定の項目の内容を決定する第2の決定ステップとを含前記第2の決定ステップは、前記帳票のイメージデータで抽出された前記特定の項目に関する情報が複数ある場合に、前記複数の情報間の距離が前記イメージデータ上で一定以内であるかを判断し、一定以内である場合に、前記複数の情報によって前記特定の項目の内容を決定する。
本発明によれば、行員が手入力している振込帳票の項目を自動的に入力する帳票処理プログラムを提供することができる。
銀行窓口に設置されるOCR5とPC10のシステムの例を示す図である。 帳票処理の機能構成を示すブロック図である。 振込帳票100の一例を示す図である。 帳票処理の手順を説明するためのフローチャート1である。 帳票処理の手順を説明するためのフローチャート2である。 手数料計算処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。 延滞金計算処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。 実績情報反映処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。 認識項目と決定された項目内容が表示部14に表示される例である。 帳票の違いによる手数料・延滞金の決定処理の差異をまとめた表である。 キーワードテーブル18aの内容例を示す表である。 実績情報テーブル18bの例を示す表である。 帳票から抽出したキーワードの座標情報の例を示す表である。 座標情報と枠座標情報の具体例を示す図である。 現在銀行窓口で行われる、振込帳票の処理の概要を説明する図である。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。図1は、銀行窓口に設置されるOCR(Optical character reader)5とPC(Personal computer)10のシステムの例を示す図である。OCR5は、CCD等のイメージセンサにより振込帳票等の帳票を読取り、読取ったイメージデータをPC10に出力する。また、PC10は、ホストコンピュータ(不図示)と接続され、PC10で処理された取引に関する情報が電文としてホストコンピュータに送信される。ホストコンピュータにより、例えば、振込取引の場合は、指定された振込口座へ指定金額の振込処理が実行される。
PC10は、プログラムを読込んで所定の処理を実行するCPU12や、帳票処理プログラムを含む各処理プログラムや各種データを記憶するメモリ18を有する。メモリ18は、一時記憶用や展開用のメモリであるRAMと、保存記憶用のメモリであるハードディスクやフラッシュを有する。
PC10には、オペレータ(行員)に各種情報を表示する表示部14、オペレータにより金額や指示が入力される入力部16が接続される。PC10は、帳票を処理する場合には、メモリ18に格納される帳票処理プログラムを読込んだCPU12により、帳票処理が実行される。CPU12により実行される帳票処理の機能を帳票処理部20とし、CPU12は、帳票処理部20を有するとして振込帳票の処理を以下に説明する。
図2は、帳票処理の機能構成を示すブロック図である。帳票処理部20は、イメージ読取部22、文字認識部24、キーワード抽出部26、項目決定部28、表示制御部30、入力I/F32及びメモリ制御部34を有する。また、メモリ18には、文字認識用の辞書データ・キーワードテーブル18a及び実績情報テーブル18bが格納される。以下では、辞書データ・キーワードテーブル18aを、キーワードテーブル18aとも略す。帳票処理部20は、帳票処理装置とも呼ぶ。
イメージ読取部22は、OCR5から出力されたイメージデータを取込み、メモリ18に格納する。OCR5では帳票の表裏が読取られ、イメージ読取部22は表裏のイメージデータを取込む。文字認識部24は、取込まれたイメージデータから、辞書データ・キーワードテーブル18aの辞書データを参照して、文字情報を認識する。
キーワード抽出部26は、メモリ18に格納されるキーワードテーブル18aに基づき、文字認識部24により認識された文字情報からキーワードを抽出する。キーワードテーブル18aの一例を、図10に示す。キーワードテーブル18aやキーワード抽出の詳細については、後述する。
項目決定部28は、振込に必要な項目(認識項目とも呼ぶ)を決定する。認識項目には、振込帳票100に、明示して記載される振込先、受取人、依頼人、金額、期限日の項目だけでなく、手数料や延滞金のように付随的に発生する項目も含まれる。
振込先、受取人、依頼人、金額、期限日の各項目は、振込帳票100に見出しとして記載されている項目なので、これらの項目をまとめて「見出し項目」とも呼ぶ。
手数料や延滞金は、受取人に応じて設定は異なる。また、手数料は振り込む銀行により有料・無料が変わり、また延滞金は振込日により変わるため、これらは一律に判断することが難しい項目である。これら手数料や延滞金のような項目を「特定項目」とも呼ぶ。
項目決定部28は、認識項目のうち見出し項目については振込帳票100に記載された内容に基づき、文字認識部24による認識データに基づいて決定する。また、項目決定部28は、認識項目のうち手数料や延滞金のような特定の項目については、キーワードテーブル18aや実績情報テーブル18bに基づき、その内容を決定する。項目決定部28は、決定部とも称す。
表示制御部30は、項目決定部28で決定された認識項目等を表示部14に表示するものである。入力I/F32は、オペレータから入力部16へ入力された情報をPC10へ通知するものである。メモリ制御部34は、メモリ18を制御し、キーワードテーブル18aや実績情報テーブル18bからのデータの読出しや記録を制御する。メモリ制御部34は、記録部とも呼ぶ。
図3は、振込帳票100の一例を示す図である。図3の上が振込帳票100の表側を示し、図3の下が振込帳票100の裏側を示す。振込帳票100の表側には、「振込先」、「受取人」、「依頼人」、「金額」、「早収期限日」及び「取扱期限日」の各見出し項目の見出しと、それぞれ見出しに対応する内容(明細)が記入されている。
見出しに対応する内容(明細)とは、「振込先」であれば「あああ銀行いいい支店普通999999」で、「受取人」であれば「 カ)エーエーデンリョク 株)AA電力」である。各項目の見出し及び内容は、それぞれ四角の枠で囲まれる。例えば、金額の欄は枠P1で囲まれる。なお、認識項目範囲K1は文字「金額」が認識された範囲を示すものである。金額の記入欄は枠P2で囲まれる。
振込帳票100の裏側には、枠P3の範囲内に「取り扱い銀行一覧」とその銀行名(あああ銀行他)が予め印刷されている。そして、枠P3の範囲内の下部に、取り扱い銀行一覧に記載された銀行で払込みする場合には、「手数料が受取人負担」であることも印刷されている。また、認識項目範囲K2は文字「取り扱い銀行一覧」の認識された範囲を示し、認識項目範囲K3は文字「あああ銀行」の認識された範囲を示すものである。
図4A、図4Bは、帳票処理の手順を説明するためのフローチャート1及びフローチャート2である。振込帳票100の両面がOCR5で読取られ、OCR5から読取った振込帳票100の両面のイメージデータがPC10に出力される。OCR5から出力されたイメージデータは、メモリ18にいったん記憶される。イメージデータにより、ステップS12からステップS20において、項目位置特定及び文字認識処理が行われる。
帳票処理部20(CPU12)のイメージ読取部22より、イメージデータに対してイメージ読取りがされる(ステップS10)。文字認識部24が見出し候補文字の抽出を行う(ステップS12)。見出しとは、図3で説明したように、振込帳票100の「振込先」、「受取人」、「依頼人」、「金額」、「早収期限日」及び「取扱期限日」等の各文字である。文字認識部24がイメージデータの中から候補となる文字を抽出する。
見出し候補の文字から見出しを特定する(ステップS14)。文字認識部24が抽出した見出し候補文字の中から、キーワードテーブル18aのデータを参照して、見出しを特定する。
図10は、キーワードテーブル18aの内容例を示す表である。認識項目とは、振込帳票の振込処理を行うために、入力が必要な項目で、キーワードテーブル18aに記載されている「金額、口座番号、受取人、納期限、銀行名、手数料等」に加えて、「延滞金」も認識項目に含まれる。ただし、延滞金は、振込帳票100の内容だけでは判断できない項目であるため、キーワードテーブル18aには含まれない。見出しは、延滞金以外の認識項目に対応する。
認識項目ごとに、各認識項目(見出し)を表現する用語が、キーワードとして登録されている。例えば、認識項目「金額」に対しては、「金額」、「納入金額」あるいは「振込金額」が登録される。従って、見出しとして、「金額」、「納入金額」あるいは「振込金額」のいずれかが抽出された場合には、認識項目として「金額」が特定される。対応して、その項目が認識項目として「金額」が決定される。
見出しから項目位置を特定する(ステップS16)。文字認識部24が、特定された見出しの位置に基づき、対応する内容(明細)の項目位置を特定する。図3を例にすると、見出しとして「金額」を特定した場合には、対応する枠P2を項目位置として特定する。
図12は、振込帳票100から抽出したキーワードの座標情報の例を示す表である。文字認識部24により認識された項目位置の例を示す表である。図3で検出された認識項目「金額」は、認識項目範囲K1で、キーワード「金額」として、振込帳票100の表側に記載される。また、認識項目範囲K1の座標情報は(Xs1、Ys1、Xe1、Ye1)で、枠P1の枠座標情報は(Xs1w、Ys1w、Xe1w、Ye1w)である。
図13は、認識項目範囲K1の座標情報と枠P1の枠座標情報の具体例を示す図である。座標情報の(Xs1、Ys1)は矩形領域の左上角、座標情報の(Xe1、Ye1)矩形領域の右下角の座標を表す。枠座標情報の(Xs1w、Ys1w、)は枠の左上角、枠座標情報の(Xe1w、Ye1w)は枠の右下角の座標を表す。
また、図12で、振込帳票100の裏側(図3)で検出された「取り扱い銀行一覧」の認識項目範囲K2、「自行情報」の認識項目範囲K3、及び「受取人負担」の認識項目範囲K4は、共通の枠P3の内部に存在しているため、枠座標情報は共通する。
項目位置の文字認識を行う(ステップS18)。文字認識部24は特定した項目位置の領域に文字認識を行い、項目位置に記載された内容を認識する。図3を例にすると、金額では「5432」である。ここまでの処理により、認識項目の「金額、口座番号、受取人、納期限、銀行名」と、それぞれ対応する内容が特定される。
次に、手数料キーワード抽出処理を行う(ステップS20)。前述のように、手数料は見出し項目には含まれていないので、キーワード抽出部26が、イメージデータから、振込帳票100から手数料に関するキーワードを、キーワードテーブル18aを参照して抽出する。
図10に示すように、手数料には、「取り扱い銀行」、「自行情報」及び「負担元」の3つの情報がある。「取り扱い銀行」は、当該振込帳票を取り扱い可能な銀行を示す情報である。対応するキーワードは、「取り扱い銀行一覧」、「銀行一覧」である。「自行情報」とは、取り扱い銀行に自行が含まれるか否かの情報で、つまり、自行が当該振込帳票の処理をできる銀行であるかを示す情報である。「負担元」は、手数料の負担を、受取人かあるいは依頼人(振込人)いずれがすべきかを指示する情報である。
キーワード抽出部26が、「取り扱い銀行」、「自行情報」及び「負担元」に関するキーワードを、イメージデータから抽出する。図3の例では、振込帳票100の裏側のイメージデータから抽出される。
次に、図4Bに進む。ステップS18で文字認識された認識項目の各内容を順番に設定する処理を行う。項目決定部28により行われる。認識項目数分ステップS22からステップS32までをループする。図10のNo1の「金額」からNo7「手数料」、及び図10にはない「延滞金」(No8とする)までの、各認識項目の各内容を順番に設定していく。
認識項目=手数料であるかを判断する(ステップS24)。認識項目が手数料であると判断すると(ステップS24Yes)、手数料計算処理を行う(ステップS26)。
図5は、手数料計算処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。まず、実績情報テーブル18bに受取人名が一致するレコードがあるかを判断する(ステップS50)。項目決定部28は、振込手数料に関しては、最初に実績情報テーブル18bを参照して、過去に同一受取人の振込処理の記録があった場合には、その振込処理時の手数料の扱いを参考にして、今回の手数料を決定する。受取人が同一の場合には、手数料の扱いも原則同一だからである。
図11は、実績情報テーブル18bの例を示す表である。各振込取引ごとに、受取人名、手数料、延滞金、振込金額、納期限、取引日等の情報が登録される。
実績情報テーブル18bに受取人名が一致するレコードがあると判断すると(ステップS50Yes)、一致した既存レコードの手数料を今回の手数料に採用し(ステップS52)、手数料計算処理を終了する。なお、受取人名が一致する既存レコードが実績情報テーブル18bに複数存在する場合には、取引日が新しくかつ振込金額が近いレコードを採用するようにしてもよい。ステップS52の処理を第1の決定処理とも称す。
実績情報テーブル18bに受取人名が一致するレコードがないと判断すると(ステップS50No)、次に、ステップS20で抽出した取り扱い銀行の中に自行情報があるかを判断する(ステップS54)。取り扱い銀行の中に自行情報がないと判断すると(ステップS54No)、手数料計算のサブルーチンを終了する。
取り扱い銀行の中に自行情報があると判断すると(ステップS54Yes)、「自行情報」と「負担元」の探索範囲を決定する(ステップS56)。振込帳票100上で、「自行情報」と「負担元」が記載されているとしても、「自行情報」と「負担元」の間隔が離れている場合には、「自行情報」と「負担元」が無関係の場合もあるからである。「負担元」の座標を頂点の1つとした四角形を探索範囲としてもよい、つまり、「負担元」と「自行情報」との間隔(距離)が一定以下であるかを判断してもよい。
決定した探索範囲内に「自行情報」と「負担元」があるかを判断する(ステップS58)。決定した探索範囲内に「自行情報」と「負担元」があると判断すると(ステップS58Yes)、自行による振込の場合は手数料が受取人負担であることが記載されていると推定して、手数料を「0」にする(ステップS60)。
決定した探索範囲に「自行情報」と「負担元」がないと判断すると(ステップS58No)、手数料計算のサブルーチンを終了する。このサブルーチンで手数料が決定しない場合には、ステップS36でオペレータにより決定されることになる。
ステップS52に示したように、特定の項目に関する情報が実績情報テーブル18bに記録されている場合に、キーワード抽出部26による抽出ステップを実行しないで、実績情報テーブル18bの記録に基づいて、特定の項目の内容を決定する処理を、第1の決定ステップと称す。また、特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブル18bに記録されていない場合に、キーワード抽出部26による抽出ステップ(ステップS54〜ステップS60)により抽出した特定の項目に関する情報を解析して、特定の項目の内容を決定する処理を、第2の決定ステップと称す。
図4BのステップS28に進む。認識項目が手数料でないと判断した場合にも(ステップS24NO)、ステップS26をジャンプして、ステップS28に進む。
認識項目=延滞金であるかを判断する(ステップS28)。認識項目=延滞金でないと判断すると(ステップS28No)、ステップS30をジャンプして、ステップS32に進む。認識項目=延滞金であると判断すると(ステップS28Yes)、延滞金計算処理を行う(ステップS30)。
図6は、延滞金計算処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。納期限の文字認識結果ありかを判断する(ステップS70)。文字認識部24で、イメージデータから、「納期限」の文字が認識されたかを判断する。納期限の文字認識結果がないと判断すると(ステップS70No)、延滞金処理の判断ができないとして、延滞金計算処理のサブルーチンを終了する。
納期限の文字認識結果があると判断すると(ステップS70Yes)、納期限を過ぎているかを判断する(ステップS72)。納期限を過ぎていないと判断すると(ステップS72No)、延滞金の発生はないので、延滞金は0と決定され(不図示)、延滞金計算処理のサブルーチンを終了する。
納期限を過ぎていると判断すると(ステップS72Yes)、実績情報テーブル18bに受取人名が一致するレコードがあるかを判断する(ステップS74)。実績情報テーブル18bに受取人名が一致するレコードがないと判断する(ステップS74No)、延滞金処理の判断ができないとして、延滞金計算処理のサブルーチンを終了する。
実績情報テーブル18bに受取人名が一致するレコードがあると判断する(ステップS74Yes)、既存レコードの延滞金を、今回の延滞金の結果として採用する(ステップS76)。延滞金計算処理のサブルーチンを終了する。なお、帳票の受取人と同一受取人に対応する特定の項目の内容が実績情報テーブル18bに記録されている場合には、オペレータによる決定によらずに、実績情報テーブル18bの記録に基づき、特定の項目の内容を決定する処理を、第3の決定ステップと称す。
図4BのステップS32に進み、認識項目が最後まで終了していない場合には、ステップS22に戻る。認識項目が最後まで終了した場合には、ループを抜ける。画面表示を行う(ステップS34)。表示制御部30により、認識項目名と決定された項目の内容が表示部14に表示される。
図8は、認識項目と決定された項目内容が表示部14に表示される例である。上から順に、銀行名、支店名及び受取人が表示され、支払う金額として(振込)金額、手数料、延滞金及び全体合計が表示される。この例は、手数料として「0」が決定された場合である。手数料は、前述のように、実績情報テーブル18bによりステップS52で決定されるか、またはキーワードテーブル18aによりステップS60で決定される。
また、延滞金は、オペレータによる入力または実績情報テーブル18bによる自動結果入力で、決定される。自動結果入力がなければ、図8の画面を見ながら、オペレータにより、延滞金の項目に手で入力が行われる(ステップS36)。また、オペレータは、図8の画面を見ながら、振込帳票100と画面の内容を比較して、万が一文字認識に誤りがあれば、訂正する。
次に、実績情報反映処理を行う(ステップS38)。図7は、実績情報反映処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。ステップS36のオペレータの手入力後に、今回の振込帳票100の処理内容を実績情報テーブル18bにレコードとして追加する(ステップS80)。メモリ制御部34により、今回の振込処理に関するレコードを実績情報テーブル18bへの追加が行われる。
図4Bに戻り、振込処理に必要なその他の手続きを継続し(ステップS40)、その他の手続が終わると終了する。図9は、上述した帳票の違いによる手数料・延滞金の決定処理の差異をまとめた表である。図9Aは、振込帳票100が、当該銀行で新規取り扱いの帳票であった場合である。つまり、当該振込帳票での振込取引レコードがない場合である。この場合には、実績情報テーブル18bに参照できる手数料や延滞金の情報は存在しないので、手数料は、帳票上のキーワードから手数料有無を判断し表示する。あるいは、オペレータが直接手入力する。また、延滞金は、オペレータからの手入力による。そして、手数料や延滞金に関する情報は、ステップS80で説明したように、オペレータからの手入力の後に実績情報テーブル18bに登録される。
図9Bは、振込帳票100が当該銀行で過去に取り扱ったことのある帳票の場合である。この場合には、手数料・延滞金を実績情報テーブル18bを参照して、決定することができる。決定後は、今回決定した数料・延滞金の情報は、さらに実績情報テーブル18bに登録(記録)される。
上記実施形態によれば、これまでオペレータ(行員)の判断に頼ってきた手数料や延滞金の入力を、キーワードや過去の実績情報に基づいて決定するようにしたので、オペレータの負担を軽減することができ、オペレータの入力ミスの軽減にもつながる。
なお、図10で示したキーワードテーブルの用語例は、あくまで一例であって、それ以外の言葉であっても当然によい。また、上記実施形態では、帳票振込処理をCPUによるソフトウェア処理で実行されることで説明したが、帳票振込処理の一部または全部をハードウェアで実行するようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。
5 OCR
10 PC
12 CPU
14 表示部
16 入力部
18 メモリ
18a 辞書データ・キーワードテーブル
18b 実績情報テーブル
20 帳票処理部
22 イメージ読取部
24 文字認識部
26 キーワード抽出部
28 項目決定部
30 表示制御部
32 入力I/F
34 メモリ制御部
100 振込帳票

Claims (4)

  1. 帳票のイメージデータに基づき帳票の振込処理をコンピュータに実行させる帳票処理プログラムにおいて、
    前記帳票のイメージデータに基づき、前記振込処理に必要な複数の項目の内容を決定する決定ステップと、
    前記振込処理に必要な複数の項目のうち、前記帳票の見出し項目ではない特定の項目に関する情報を、前記特定の項目に関する情報が予め記憶されたキーワードテーブルを参照して、前記帳票のイメージデータから抽出する抽出ステップと、
    前記決定ステップにより決定された前記特定の項目の内容及び対応する帳票の受取人の情報を振込の実績を記録するための実績情報テーブルに記録する記録ステップと、を有し、
    前記決定ステップは、
    前記特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブルに記録されている場合に、前記抽出ステップを実行しないで、前記実績情報テーブルの記録に基づいて、前記特定の項目の内容を決定する第1の決定ステップと、
    前記特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブルに記録されていない場合に、前記抽出ステップにより抽出した前記特定の項目に関する情報を解析して、前記特定の項目の内容を決定する第2の決定ステップとを含
    前記第2の決定ステップは、前記帳票のイメージデータで抽出された前記特定の項目に関する情報が複数ある場合に、前記複数の情報間の距離が前記イメージデータ上で一定以内であるかを判断し、一定以内である場合に、前記複数の情報によって前記特定の項目の内容を決定する
    ことを特徴とする帳票処理プログラム。
  2. 前記決定ステップは、前記特定の項目の内容として、振込手数料の内容を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の帳票処理プログラム。
  3. 帳票のイメージデータに基づき帳票の振込処理を行う帳票処理方法において、
    前記帳票のイメージデータに基づき、前記振込処理に必要な複数の項目の内容を決定する決定ステップと、
    前記振込処理に必要な複数の項目のうち、前記帳票の見出し項目ではない特定の項目に関する情報を、前記特定の項目に関する情報が予め記憶されたキーワードテーブルを参照して、前記帳票のイメージデータから抽出する抽出ステップと、
    前記決定ステップにより決定された前記特定の項目の内容及び対応する帳票の受取人の情報を振込の実績を記録するための実績情報テーブルに記録する記録ステップと、を有し、
    前記決定ステップは、
    前記特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブルに記録されている場合に、前記抽出ステップを実行しないで、前記実績情報テーブルの記録に基づいて、前記特定の項目の内容を決定する第1の決定ステップと、
    前記特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブルに記録されていない場合に、前記抽出ステップにより抽出した前記特定の項目に関する情報を解析して、前記特定の項目の内容を決定する第2の決定ステップと、を含み、
    前記第2の決定ステップは、前記帳票のイメージデータで抽出された前記特定の項目に関する情報が複数ある場合に、前記複数の情報の距離が前記イメージデータ上で一定以内であるかを判断し、一定以内である場合に、前記複数の情報によって前記特定の項目の内容を決定する
    ことを特徴とする帳票処理方法。
  4. 帳票のイメージデータに基づき帳票の振込処理を行う帳票処理装置において、
    前記帳票のイメージデータに基づき、前記振込処理に必要な複数の項目の内容を決定する決定部と、
    前記振込処理に必要な複数の項目のうち、前記帳票の見出し項目ではない特定の項目に関する情報を、前記特定の項目に関する情報が予め記憶されたキーワードテーブルを参照して、前記帳票のイメージデータから抽出する抽出部と、
    前記決定部により決定された前記特定の項目の内容及び対応する帳票の受取人の情報を振込の実績を記録するための実績情報テーブルに記録する記録部と、を有し、
    前記決定部は、
    前記特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブルに記録されている場合に、前記抽出部による抽出を実行しないで、前記実績情報テーブルの記録に基づいて、前記特定の項目の内容を決定し、
    前記特定の項目に関する情報が前記実績情報テーブルに記録されていない場合に、前記抽出部により抽出した前記特定の項目に関する情報を解析して、前記帳票のイメージデータで抽出された前記特定の項目に関する情報が複数あって、かつ前記複数の情報の距離が前記イメージデータ上で一定以内であるかを判断し、一定以内である場合に、前記複数の情報によって前記特定の項目の内容を決定する
    ことを特徴とする帳票処理装置。
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