JP6084369B2 - 文書データ処理装置、文書データ処理方法、コンピュータプログラムおよび文書データ処理システム - Google Patents

文書データ処理装置、文書データ処理方法、コンピュータプログラムおよび文書データ処理システム Download PDF

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Description

本発明は、文書データ処理装置、文書データ処理装置を用いた文書データ処理方法、文書データ処理装置のためのコンピュータプログラムおよび文書データ処理システムに関する。
大量の文書データをコンピュータで効率的に処理可能とするため、文書データに含まれる情報同士に論理的なつながりを付与することにより当該文書データを構造化することが行われている。
特許文献1には、情報端末装置においてXML(eXtensible Markup Language)等の構造化言語で記述された文書に含まれる項目にユーザが属性を付与するとともに、項目同士を直線で連結することで両者の依存関係を設定することが記載されている。この装置では、各項目の属性と項目同士の依存関係に基づいて文書を構造化する。項目としては、「企画会議」等の表題と、この表題に関する日付や要処理(ToDo)事項が例示されている。このような構造化処理を施すことで、項目同士の関係性が視覚的に理解しやすくなり、また文書データの検索や他の情報処理装置との連携が可能となるとされている。
特許文献2には、調査集計データの複数の質問事項にそれぞれ符号を付し、質問事項に対応する回答に条件式を設定して、クロス集計を実行可能とするサーバーシステムが記載されている。質問事項の選択および組み合わせをユーザが条件式として設定すると、このシステムは条件式に従って、質問事項の属性でブレイクダウンして回答を集計する。
特開2004−280437号公報 特開2003−256611号公報
しかしながら、上記特許文献の技術を用いても、文書データに含まれる項目を集計処理することは尚容易ではない。特許文献1の装置は、項目を集計処理することを予定したものではなく、二つの項目同士の一対一の関係を構造化するに留まるものである。このため、複数の表題(項目)と対応づけられたデータを取り扱うことができないなど、多様な論理構造に基づいて記述された文書データの集計処理を行うことはできない。
特許文献2のシステムは、複数の表題(たとえば年代と性別)の論理積(AND条件)や論理和(OR条件)を条件式に設定することができて集計処理を効率化することが可能である。しかしながら、特許文献2のシステムは、ユーザが予め設定した条件式に従って調査集計データの回答をクロス集計するに留まるものであり、所望の集計処理を行うことができるように文書データ(調査集計データ)を処理するものではない。
本発明によれば、複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む複数の文書データを記憶しておく文書記憶手段と、記憶された一の前記文書データを表示する表示手段と、表示された前記一の文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定する指定入力を受け付ける指定入力手段と、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄とのツリー構造を表すとともに、当該入力欄に入力されるデータが、当該第一および第二の表題欄にそれぞれ入力される設問条件の論理積に対応する回答データであるとの論理構造を示す構造化データを記録する構造記録手段と、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを前記文書記憶手段から読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取手段と、を備え、前記構造記録手段が、指定された前記第一もしくは第二の表題欄または前記入力欄に固有に付された一の識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造のルート側を示す親ノードにあたる他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造の末梢側を示す子ノードにあたる更に他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、を互いに対応づけて前記構造化データとして記録する文書データ処理装置が提供される。
また本発明によれば、上記の文書データ処理装置を用いた文書データ処理方法であって、複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む複数の文書データを記憶する文書記憶ステップと、記憶された一の前記文書データを表示する表示ステップと、表示された前記一の文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定し、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄とのツリー構造を表すとともに当該入力欄に入力されるデータが当該第一および第二の表題欄にそれぞれ入力される設問条件の論理積に対応する回答データであるとの論理構造を示す構造化データを記録する構造記録ステップと、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取ステップと、を含み、前記構造記録ステップにおいて、指定された前記第一もしくは第二の表題欄または前記入力欄に固有に付された一の識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造のルート側を示す親ノードにあたる他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造の末梢側を示す子ノードにあたる更に他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、を互いに対応づけて前記構造化データとして記録する文書データ処理方法が提供される。
また本発明によれば、文書データ処理装置のためのコンピュータプログラムであって、複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む文書データを前記文書データ処理装置の表示手段に表示させる表示処理と、表示された一の前記文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定し、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄とのツリー構造を表すとともに当該入力欄に入力されるデータが当該第一および第二の表題欄にそれぞれ入力される設問条件の論理積に対応する回答データであるとの論理構造を示す構造化データを記録しておく構造記録処理と、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取処理と、を前記文書データ処理装置に実行させ、前記構造記録処理において、指定された前記第一もしくは第二の表題欄または前記入力欄に固有に付された一の識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造のルート側を示す親ノードにあたる他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造の末梢側を示す子ノードにあたる更に他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、を互いに対応づけて前記構造化データとして前記文書データ処理装置に記録させるコンピュータプログラムが提供される。
また本発明によれば、複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む文書データを記憶しておく文書記憶手段と、記憶された前記文書データを表示する表示手段と、表示された前記文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定する指定入力を受け付ける指定入力手段と、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄とのツリー構造を表すとともに当該入力欄に入力されるデータが当該第一および第二の表題欄にそれぞれ入力される設問条件の論理積に対応する回答データであるとの論理構造を示す構造化データを前記文書データに付与する構造記録手段と、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記構造化データが付与された前記文書データを、ネットワークを介して端末装置に送信する送信手段と、前記入力欄に対象データが入力された前記文書データを前記端末装置から受信する受信手段と、受信した前記文書データから前記構造化データを読み込み、前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取手段と、を含み、前記構造記録手段が、指定された前記第一もしくは第二の表題欄または前記入力欄に固有に付された一の識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造のルート側を示す親ノードにあたる他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造の末梢側を示す子ノードにあたる更に他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、を互いに対応づけた前記構造化データを前記文書データに付与する文書データ処理システムが提供される。
本発明の文書データ処理技術によれば、文書データに含まれる表題データと対象データを多様な論理構造に基づいて取り扱うことができる。このため、ユーザは多数の文書データに対して所望の集計処理を行うことが可能である。
本発明の第一実施形態の文書データ処理装置を示す機能ブロック図である。 文書データの模式図である。 構造化データの模式図である。 リストデータの模式図である。 第一実施形態の文書データ処理装置を用いて行う文書データ処理方法のフローチャートである。 第二実施形態の文書データ処理装置を示す機能ブロック図である。 第二実施形態の文書データ処理装置を用いて行う文書データ処理方法のフローチャートである。 第三実施形態の文書データ処理装置を示す機能ブロック図である。 第三実施形態の文書データ処理装置を用いて行う文書データ処理方法のフローチャートである。 一覧リストデータの模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様の構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。本発明の文書データ処理装置は、コンピュータプログラムを読み取って対応する処理動作を実行できるように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定の処理動作を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、たとえば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、一つの構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
本発明の文書データ処理装置において、文書記憶手段やメモリ手段などの記憶手段がデータを記憶するとは、本発明の文書データ処理装置が、データを記憶する機能を有することを意味しており、当該データが常時に格納されていることを必ずしも要しない。
また、本発明の文書データ処理方法を説明するにあたり、順番に記載された複数の工程を説明する場合があるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番やタイミングを必ずしも限定するものではない。本発明の文書データ処理方法を実施する際には、その複数の工程の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の工程の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
<第一実施形態>
図1は本発明の第一実施形態の文書データ処理装置100を示す機能ブロック図である。図2は表示部12に表示された文書データDCの模式図である。図3は構造化データSDの一例を示す模式図である。はじめに、本実施形態の概要について説明する。
(文書データ処理装置)
文書データ処理装置100は、文書記憶部10、表示部12、指定入力部20、構造記録部40および読取部60を備えている。文書記憶部10は、複数の文書データDC、ADを記憶しておく記憶手段である。文書データDCは、複数の表題欄Ta、Tbと、データ入力を受け付ける入力欄ASと、を含む電子データである(図2を参照)。表示部12は、文書記憶部10に記憶された文書データDCを表示するデバイスである。
指定入力部20は、表示部12に表示された文書データDCにおける少なくとも第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを指定する指定入力を受け付ける。
構造記録部40は、指定された第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbと、入力欄ASとの論理構造を示す構造化データSDを記録する。
本実施形態の文書データADは、文書データDCと共通の論理構造を有し、かつ第一および第二の表題欄Ta、Tbにそれぞれ第一および第二の表題データTD1、TD2が入力され、入力欄ASに対象データODが入力された回答文書データである。読取部60は回答文書データADを文書記憶部10から読み込み、記録された構造化データSDを参照して、第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対応づけて対象データODを読み取る。
本実施形態によれば、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbと入力欄ASとの論理構造に基づいて、これらの欄に入力されたデータを読み取ることができる。よって、第一の表題データTD1、第二の表題データTD2および対象データODを集計処理可能にリスト出力することが可能である。
次に、本実施形態について詳細に説明する。本実施形態の文書データ処理装置100は、文書データDCが含む第一および第二の表題欄Ta、Tbと入力欄ASとの論理構造を示す構造化データSDを当該文書データDCに記録する。すなわち本実施形態の文書データ処理装置100は、文書データDCを構造化する構造化文書データの生成装置である。文書データ処理装置100としてはパーソナルコンピュータを用いることができる。本実施形態によれば、当初の文書データDCが非構造化文書データであった場合でも、文書データDCを構造化することにより、汎用コンピュータにより上記の論理構造に従って第一および第二の表題データと対象データとを読み取ることが可能である。
文書データ処理装置100は、指定入力部20、表題書換部24、ツリー描画部30、表題ロック部44、送信部52、受信部54、リスト生成部70および統計処理部80を更に備えている。
文書データとは、文書生成(ワードプロセッサ)ソフトウェア、表計算ソフトウェアおよびプレゼンテーションソフトウェアに例示される各種のアプリケーションソフトウェアで取り扱われる、テキストデータを含む電子データをいう。なお、一の文書データ、他の文書データという場合、それぞれが異なる電子ファイルとして存在してもよく、または1つの電子ファイルにおける異なるデータ領域(たとえばシートごと、ページごと等)を一の文書データおよび他の文書データと呼称してもよい。
図2に示すように、文書データDCは、複数の第一の表題欄Ta(設問1、設問2)と、複数の第二の表題欄Tb(設問1A〜1C、設問2A〜2C)と、複数の入力欄AS(回答1〜6)と、を含む。文書データDCが、文書生成ソフトウェアまたはプレゼンテーションソフトウェアの電子データの場合、第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASはテキストデータの入力領域(テキストボックス)とすることができる。文書データDCが、表計算ソフトウェアの電子データ(スプレッドシート)の場合、第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASはテキストデータの入力用のマス目(セル)とすることができる。テキストボックスおよびセルには固有の識別番号が付与されている。
設問1の表題欄に入力されたデータを、表題データTD1−1とする。設問2の表題欄に入力されたデータを、表題データTD1−2とする。設問1A〜1Cの表題欄に入力されたデータを、表題データTD2−1〜TD2−3とする。同様に、設問2A〜2Cの表題欄に入力されたデータを、表題データTD2−4〜TD2−6とする。回答1〜6の入力欄に入力されたデータを、対象データOD1〜OD6とする。
回答1は設問1と設問1Aとの論理積を設問条件とした場合の回答を入力するための欄である。回答2は設問1と設問1Bとの論理積を設問条件とした場合の回答を入力するための欄である。回答3は設問1と設問1Cとの論理積を設問条件とした場合の回答を入力するための欄である。同様に、回答4〜6は、それぞれ、設問2と設問2A〜2Cとの論理積を設問条件とした場合の回答を入力するための欄である。
一例として、設問1を「予算額」、設問2を「実績額」とする。設問1A〜1Cを、それぞれ会計年度を表す「2010年」、「2011年」、「2012年」とする。設問2A〜2Cも同様に、それぞれ会計年度を表す「2010年」、「2011年」、「2012年」とする。
この場合、回答1には2010年の予算額を入力する。回答2、回答3には、それぞれ2011年の予算額と2012年の予算額を入力する。回答4から回答6には、それぞれ2010年から2012年の実績額を入力する。
他の例として、設問1および設問2を「プロジェクト名」、設問1A〜1Cおよび設問2A〜2Cを「仕入れ先」とし、回答1〜6にはプロジェクトごと且つ仕入れ先ごとの支払金額を入力してもよい。
このように、文書データDCは、複数の表題欄(たとえば予算額と会計年度)の論理積に対応するデータの入力を受け付ける文書とすることができる。また、第一の表題データTD1(設問1)は、複数個の第二の表題データTD2(設問1A〜1C)に共通の設問である。対象データOD(対象データOD1〜OD3)は、第二の表題データTD2と同数だけ設定されている。このように本実施形態の文書データDCでは、一つの表題データ(たとえば第一の表題データTD1)に対して複数個の対象データODが対応している。第一方法では、かかる任意の文書データDCであっても、対象データODに対応する第一の表題データTD1および第二の表題データTD2を指定入力することにより構造化データSDを生成することができる。
ここで、入力欄ASと、当該入力欄ASに対応する表題欄(第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbの論理積)と、の組み合わせを欄セットCLSと呼称する。図2に例示する本実施形態の文書データDCは6組の欄セットCLSを含んでいる。各組の欄セットCLSに対応する第一の表題データTD1、第二の表題データTD2および対象データODの組み合わせをデータセットDTSという。文書データDCは、欄セットCLSの組数と同数のデータセットDTSの入力を受け付けることができる。ただし、第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASはデータの入力および更新の可否を示す可否フラグを保有している。
本実施形態ではテキストボックスを第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASとする。図3に示すように、第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASにはBX1からBX14の固有のテキストボックスIDが付与されている。
文書記憶部10は、文書データ処理装置100の筐体内に配置されてもよく、またはネットワーク110を介して表示部12や構造記録部40と接続されていてもよい。文書記憶部10は一台または複数台の記憶装置で構成されている。文書記憶部10を構成する一部の記憶装置が文書データ処理装置100の筐体内に配置され、他の記憶装置がネットワーク110を介して文書データ処理装置100の外部に配置されていてもよい。
指定入力部20はマウスなどの補助入力装置とCPUとで実現される。指定入力部20は、表示部12に表示された文書データDCにおける、少なくとも第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを指定する指定入力を行う。指定入力部20による指定入力は、第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASのツリー構造を表す構造化データSD(図3を参照)として構造記録部40に入力される。
図3は構造化データSDを模式的にテーブル形式で示す図である。第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASのツリー構造は、テキストボックスID(BX1〜BX14)ごとに、ツリー構造のルート側を示す親ノードと、枝(末梢)側を示す子ノードが対応づけて記憶されている。設問1A(BX2)の場合、親ノードである設問1(BX1)と、子ノード(すなわち孫ノード)である回答1(BX3)が対応づけられている。設問1(BX1)および設問2(BX8)には、親ノードが存在しないことを示すR1、R2が設定されている。回答1〜回答6には、更なる子ノードが存在しない末梢ノードであることを示すE1〜E6が設定されている。
表題書換部24は、第一の表題欄Taの表題データTD1、第二の表題欄Tbの第二の表題データTD2および入力欄ASの対象データODを、それぞれ新規入力または上書き更新する。
ツリー描画部30は、第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASの論理構造を表示部12にツリー形式で表示出力する手段である。
図2に示すように、文書データDCは、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbと入力欄ASとの欄セットCLSを複数組含んでいる。なお、第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対象データODとの組み合わせをデータセットDTSと呼称する。
本実施形態の構造記録部40は、複数組の欄セットCLSを指定入力として指定入力部20から受け付ける。ツリー描画部30は指定入力部20が受け付ける当該複数組の欄セットCLSにかかる構造化データSDを表示部12に表示出力させる。具体的には、これらの複数組の第一および第二の表題欄Ta、Tbに入力された第一および第二の表題データTD1、TD2を、ツリー形式で表示部12に表示出力させる。具体的には、ダイアログボックスを用いて第一および第二の表題データTD1、TD2をツリー形式で表示出力することができる。ツリー形式とは、第一の表題データTD1または第二の表題データTD2の一方を固定して他方を変化させるデータ形式である。
構造記録部40は、文書データDCの構造化データSDを記録しておく。記録先は特に限定されず、文書データ処理装置100の文書記憶部10または他の記憶手段でもよく、または文書データDCに付加してもよい。本実施形態では、構造記録部40が構造化データSDを文書データDCに付加する場合を例示する。構造化データSDがデータ付加された文書データを構造化文書データという。
表題ロック部44は、文書データDCにおける、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbを入力不可に設定し、入力欄ASを入力可能に設定する。表題ロック部44は、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbの可否フラグを書き換えて、第一の表題データTD1および第二の表題データTD2の書き換えを禁止する。これにより、文書データDCの第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbの改ざんを防止し、入力欄ASへの入力のみを受け付けることができる。すなわち、文書データDCをアンケートの配布用データDDとすることができる。
文書データ処理システム200は、文書データ処理装置100と、一台または複数台の端末装置120と、ネットワーク110とで構成される。送信部52は、構造化データSDが付与された文書データDCである配布用データDDを、ネットワーク110を介して端末装置120に送信する。アンケート回答者は配布用データDDの入力欄ASに所定の対象データODを入力することにより回答文書データADを生成する。受信部54は、入力欄ASに対象データODが入力された回答文書データADを、ネットワーク110を介して端末装置120から受信する。
なお、本実施形態に代えて、ネットワーク110と接続されていないスタンドアローンの文書データ処理装置100として文書データ処理システム200を構成してもよい。この場合、文書データ処理装置100には、送信部52および受信部54に代えて、配布用データDDと回答文書データADの入出力インタフェースを設けるとよい。
回答文書データADは、上述のように第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対象データODとのデータセットDTSを複数組含んでいる。読取部60は、回答文書データADから複数組のデータセットDTSを読み取る。
読取部60は、構造化データSD(図3を参照)を参照することにより、設問1(BX1)をルートとして設問1A〜設問1Cがツリー構造でぶら下がっており、更に回答1〜回答3がそれぞれ対応していることを知得する。同様に、読取部60は、設問2(BX8)をルートとして設問2A〜設問2Cがツリー構造でぶら下がっており、更に回答4〜回答6がそれぞれ対応していることを知得する。読取部60は、構造化データSDに従って、回答文書データADのテキストボックス(BX1〜BX14)からデータを読み取る。
リスト生成部70は、読取部60が読み取った複数組のデータセットDTSを、構造化データSDにかかる論理構造に基づくツリー形式に変換してなるリストデータLDを生成する。図4はリストデータLDの模式図である。リストデータLDの冒頭には、第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを示すタイトル行(図示せず)が記載されていてもよい。
本実施形態のリストデータLDは、対象データOD1〜OD6ごとに行が改められたデータである。リストデータLDは、統計処理部80が処理対象とする対象データODが改行して記載されたデータの並びをいう。本実施形態では、複数の表題データ(設問)と少なくとも一つの対象データとがリストデータLDの一行に記載されている。このため、表計算ソフトウェアのピボットテーブルを用いて、複数の表題データ(設問)の論理積(AND条件)をブレイク項目としてリストデータLDをクロス集計することが可能である。
図4に示す例では、1〜3行目に記載された第一の表題データ(TD1−1)は共通であり、複数の第二の表題データ(TD2−1〜TD2−3)がこれに従属している。同様に、4〜6行目に記載された第一の表題データ(TD1−2)は共通であり、複数の第二の表題データ(TD2−4〜TD2−6)がこれに従属している。すなわち、図4に示すリストデータLDは、図3の構造化データSDが表すツリー構造に基づいて、第一の表題データTD1、第二の表題データTD2および対象データODのデータセットDTSをリスト形式で書き下したものである。
統計処理部80は、リストデータLDを対象として、クロス集計を含む種々の統計的な集計処理を行う手段である。集計結果は表示部12に表示される。
(文書データ処理方法)
以下、本実施形態の文書データ処理装置100を用いて行う文書データ処理方法(以下、第一方法という場合がある)について説明する。図5は、第一方法のフローチャートである。図1から図5を用いて第一方法を説明する。
第一方法では、配布用データDDを生成する処理と、回答文書データADから対象データODを読み取ってリストデータLDを作成する処理と、が択一的に実行される。
第一方法は、文書記憶ステップS20、表示ステップS22、構造記録ステップS30および読取ステップS70を含む。
文書記憶ステップS20では、複数の表題欄Ta、Tbと、データ入力を受け付ける入力欄ASと、を含む文書データDCを新規作成して文書記憶部10に記憶する。表示ステップS22では、記憶された文書データDCを表示部12に表示する。構造記録ステップS30はステップS32からステップS44を含む。具体的には、表示部12に表示された文書データDCにおける少なくとも第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを指定入力部20で指定し(ステップS32)、指定された第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbと入力欄ASとの論理構造を示す構造化データSDを記録する(ステップS40)。
読取ステップS70で読取部60は、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbにそれぞれ第一の表題データTD1および第二の表題データTD2が入力され入力欄ASに対象データODが入力された回答文書データADを読み込む。更に読取部60は、記録されている構造化データSDを参照して、第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対応づけて対象データODを読み取る。
以下、第一方法をより詳細に説明する。
モード選択ステップS10で新規作成モードが選択されると(ステップS10:Yes)、ステップS20〜S50にて新規の配布用データDDが作成される。
文書記憶ステップS20では、新規の文書データDCが生成されて文書記憶部10に記録されるか、または文書記憶部10に記憶された既存の文書データDCが文書データ処理装置100のメモリ部(図示せず)に読み出される。
第一方法では、新規作成された文書データDCが文書記憶部10に記録される場合を例示する。図2に示すように、文書データDCには複数組の第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASとして多数のテキストボックスが配置されている。文書記憶ステップS20の段階においては、第一の表題データTD1(TD1−1およびTD1−2)、第二の表題データTD2(TD2−1〜TD2−6)または対象データOD(OD1〜OD6)の一部または全部は入力されず空欄であってもよい。
表示ステップS22では、文書データ処理装置100の表示部12に文書データDCを表示する。ステップS32では、マウス等の補助入力装置を用いて欄セットCLSを選択する入力をユーザから受け付ける。ユーザは、たとえば、テキストボックスのうち設問1(BX1)をマウスで右クリックしたのち、設問1A(BX2)を左クリックする。構造記録部40は、右クリックされたテキストボックス(設問1)を親ノードと認識し、続けて左クリックされたテキストボックス(設問1A)を、その子ノードと認識する。2つ以上のテキストボックスが右クリックされたのちに所定のテキストボックスが左クリックされた場合は、最初に右クリックされたテキストボックスを親ノード(ルートノード)とし、続けて右クリックされたテキストボックスを順に子ノード、孫ノード・・・と認識する。そして、更に続けて左クリックされたテキストボックスを、表題欄の直列的なツリー構造の末端と認識する。次に指定入力部20は、これらの表題欄の論理積を設問条件として対象データODが回答される入力欄ASの指定を受け付ける。回答が一つの場合、回答1(BX3)をマウスで左クリックする。
すなわち、構造記録部40は、最初に左クリックされた一のテキストボックス(第一方法では設問1A(BX2))を第二の表題欄Tbと認識する。構造記録部40は、その次に左クリックされたテキストボックス(第一方法では回答1(BX3))を入力欄ASと認識する。
また、ひと組の欄セットCLSにおいて複数個の回答が設定される場合、一回または複数回の右クリックで所定のテキストボックスを選択し、続けて左クリックで他のテキストボックスを選択するとよい。これにより、これら複数のテキストボックスを入力欄AS(回答)として指定することができる。
一の文書データDCは、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbと入力欄ASとの欄セットCLSを複数組含んでいる。指定入力部20は、第一の表題欄Taもしくは第二の表題欄Tbまたは入力欄ASの指定入力を受け付けると、受け付けた第一の表題欄Taもしくは第二の表題欄Tbまたは入力欄ASの表示色の設定を、第一色から第二色に変更する。これにより、指定入力済みの表題欄Ta、Tbおよび入力欄ASと、指定入力前の各欄とを目視的に容易に識別することができる。
表題欄Ta、Tbおよび入力欄ASの表示色とは、文字の表示色ではなく、テキストボックスやセルの塗りつぶし色をいう。第二色は、明度、彩度または色相の少なくとも一つが第一色と異なる。指定入力前の表題欄Ta、Tbおよび入力欄ASの表示色である第一色は白色が一般的である、第二色は赤色や青色などの有彩色が好ましい。指定入力済みの表題欄Ta、Tbを青色に変更し、指定入力済みの入力欄ASを赤色に変更するなど、欄ごとに第二色として異なる色を設定してもよい。また、表題欄Ta、Tbおよび入力欄ASの表示色を第一色から第二色に変更するのに併せて、これらの欄の文字の表示色を変更してもよい。
指定入力部20は、マウスの右クリックまたは左クリック等で第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを選択すると、その表示色を第一色から第二色に変更する。そして、一の組の欄セットCLSの指定入力が終了すると、他の組の欄セットCLSの指定入力を受け付ける前に、指定入力済みの一の組の欄セットCLSの表示色を更に変更する。
すなわち指定入力部20は、一の組の欄セットCLSの指定入力を受け付けた後、第二色に変更された表示色を、第二色よりも淡色の第三色に変更する。更に指定入力部20は他の組の欄セットCLSの指定入力を受け付ける。これにより、指定入力済みの欄セットCLSと、現在指定入力中の欄セットCLSと、を目視的に容易に識別することができる。ここで、第三色を第二色よりも彩度の低い淡色とすることで、指定入力中の欄セットCLSがもっともハイライトされる。このため、ユーザは欄セットCLSの指定入力の操作を迅速かつ確実に実施することができる。
ステップS40で、構造記録部40は、最初に右クリックされた設問1(BX1)をルートノードとしてR1を設定し、続けてクリックされた設問1A(BX2)をその子ノードとし、更に回答1(BX3)を設問1A(BX2)の子ノードとして、テキストボックスIDを構造化データSDに記録する(図3を参照)。
ステップS34およびステップS36は、ステップS40と順序任意で実行される。ステップS34では、指定入力部20で選択されたテキストボックスの表題データTD1、TD2の書き換えを受け付ける。これにより、文書データDCに対して設問の内容や設問番号を任意でテキスト入力することができる。このため、構造化データSDの生成と並行して配布用データDDの文面を作成することができる。
ステップS36では、指定された欄セットCLSを構造化データSDに従って表示部12にツリー表示する。
ひと組の欄セットCLSが指定されると、文書データ処理装置100は他の欄セットCLSの入力を受け付ける(ステップS42:No)。このとき指定入力部20は、先のステップS32において右クリックで指定された第一の表題欄Ta(具体的には設問1(BX1))を自動的に指定済みとし、左クリックで指定された第二の表題欄Tb(具体的には設問1A(BX2)の指定を解除して、新たな第二の表題欄Tbの指定を受け付ける。これにより、ツリー構造のルートから枝(末端)までの全体を繰り返し指定することなく、効率的に複数の欄セットCLSを指定することができる。
具体的には、指定入力部20は、一の組の欄セットCLSの指定を受け付けた後、当該一の組の欄セットCLSにおける第一の表題欄Taが指定された状態で、第二の表題欄Tbに関する新たな指定を受け付ける。ツリー描画部30は、第一の表題欄Taをルート側に配置し、第二の表題欄Tbをその枝側に配置したツリー形式で、複数組の欄セットCLSにおける第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbを表示部12に表示出力させる。
より具体的には、指定入力部20が設問1B(BX4)を左クリックすると、構造記録部40は、設問1Bが設問1Aと同階層となるよう、設問1Bの親ノードを設問1(BX1)に設定して構造化データSDを記録する。続けて指定入力部20が回答2(BX5)を入力欄ASとして指定すると、構造記録部40は設問1Bの子ノードとして回答2(BX5)を記録する。設問1C(BX6)および回答3(BX7)の指定も同様に繰り返す。
指定入力部20は、第一の表題欄Taの指定の解除を受け付けることができる。回答3(BX7)の指定の後、第一の表題欄Taの指定を解除する。改めて、第一の表題欄Taとして設問2(BX8)を指定入力部20の右クリックで指定すると、構造記録部40は設問2(BX8)にルートノードを表すR2を設定する。続けてユーザが設問2Aおよび回答4を指定入力部20の左クリックで指定し、図3に示すように親ノードおよび子ノードを示すテキストボックスIDを構造記録部40は構造化データSDに記録する。以降、設問2C(BX13)および回答6(BX14)まで指定入力部20による指定入力を繰り返す。
欄セットCLSが指定されるごとに、第一の表題データTD1および第二の表題データTD2の書き換えを受け付ける(ステップ34)。ツリー描画部30は第一の表題データTD1および第二の表題データTD2のツリー構造を表示部12に描画する(ステップ36)。
欄セットCLSの指定が終了すると(ステップS42:Yes)、表題ロック部44は第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbを入力不可に設定し、かつ入力欄ASを入力可能に設定する。これにより文書データDCに構造化データSDが付加された配布用データDDが生成される。配布用データDDは文書記憶部10に記憶され(ステップS50)、また送信部52に送られる。
すなわち構造記録ステップS30においては、構造記録部40は構造化データSDを文書データDCに付加し(ステップS40)、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbを入力不可に設定し、かつ入力欄ASを入力可能に設定する(ステップS44)。これにより配布用データDDの新規作成モードが終了する。
以上により配布用データDDが新規に作成される。なお、文書データ処理装置100は、構造化データSDが付加された文書データDCにおける第一の表題データTD1または第二の表題データTD2を書き換える書換部(表題書換部24)を備えている。この表題書換部24を用いることで、作成済みの配布用データDDの表題欄を書き換えることによって簡易に新たな配布用データDDを作成することができる。
第一方法においては、回答文書データADを取得済みの場合、モード選択ステップで集計モードが選択されると(ステップS10:No)、回答文書データADの取り込みが行われる。すなわち第一方法は、入力欄ASに対象データODが入力された文書データ(配布用データDD)を、回答文書データADとして取得する取得ステップ(図示せず)を更に含む。
回答文書データADの取得方法は特に限定されない。第一方法では受信部54がネットワーク110を介して端末装置120から受信することを例示する。
読取ステップS70では、回答文書データADを読み込み、回答文書データADに記録された構造化データSDを参照して、第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対応づけて対象データODを読み取る。
リスト生成ステップS80では、リスト生成部70は、読み取った第一の表題データTD1、第二の表題データTD2および対象データODのデータセットDTSをリストデータLDに書き込む。
第一の表題データTD1および第二の表題データTD2はテキストデータである。リスト生成部70は、複数組のデータセットDTSにおける第一の表題データTD1のテキストデータ同士の共通文字、または第二の表題データTD2のテキストデータ同士の共通文字をテキスト検索により抽出してリストデータLDのタイトル行に書き込む。タイトル行とは、リストデータLDにおけるデータセットDTSのデータ行よりも上位の行をいう。読取部60は、具体的には、設問1と設問2のテキストデータに共通部分がある場合には、この共通テキストをリストデータLDの第二列(第一の表題欄Ta)の冒頭に書き込む。また、読取部60は、設問1A〜設問1Cおよび設問2A〜設問2Cのテキストデータに共通部分がある場合には、この共通テキストをリストデータLDの第三列(第二の表題欄Tb)の冒頭に書き込む。このように表題データより共通テキストを抽出することにより、ユーザが手動でタイトル行を入力することなく、統計処理においてブレイクダウンする軸(ブレイク項目)のラベルとして使用することができる。
統計処理ステップS90では、リストデータLDを対象として、クロス集計を含む公知の統計処理を行う。詳細は省略する。以上により第一方法は終了する。
本実施形態によれば、以下のコンピュータプログラムおよび文書データ処理システム200が提供される。
すなわち、本実施形態にかかるコンピュータプログラムは、文書データ処理装置100のためのコンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは、複数の表題欄Ta、Tbと、データ入力を受け付ける入力欄ASと、を含む文書データDCを文書データ処理装置100の表示部12に表示させる表示処理と、表示された一の文書データDCにおける少なくとも第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを指定し、指定された第一および第二の表題欄Ta、Tbと入力欄ASとの論理構造を示す構造化データSDを記録しておく構造記録処理と、第一および第二の表題欄Ta、Tbにそれぞれ第一および第二の表題データTD1、TD2が入力され入力欄ASに対象データODが入力された他の文書データADを読み込み、記録された構造化データSDを参照して、第一および第二の表題データTD1、TD2と対応づけて対象データODを読み取る読取処理と、を文書データ処理装置100に実行させる。
本実施形態のコンピュータプログラムは、たとえばVBA(Visual Basic(登録商標) for Applications)で作成されたものである。第一方法では、図3に例示するように構造化データSDをテーブル形式で記録することを例示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、本実施形態のコンピュータプログラムをXMLで記述する場合、親ノード、子ノードおよび孫ノードをそれぞれ示すタグを入れ子構造で記述することで第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASのツリー構造を表現することができる。
このほか、第一の表題データTD1と第二の表題データTD2とのテキストデータの内容によって、親ノードと子ノードとのツリー構造を表現することもできる。たとえば、第二の表題データTD2のテキストデータが第一の表題データTD1のテキストデータを含むように設定するとよい。言い換えると、第一の表題データTD1に文字を付加したものを第二の表題データTD2に設定する。これにより、読取部60は、第一の表題データTD1と第二の表題データTD2とのテキストデータの対比により、第一の表題データTD1を親ノードに設定し、第二の表題データTD2をその子ノードに設定することができる。
本実施形態の文書データ処理システム200は、複数の表題欄Ta、Tbと、データ入力を受け付ける入力欄ASと、を含む文書データDCを記憶しておく文書記憶部10と、記憶された文書データDCを表示する表示部12と、表示された文書データDCにおける少なくとも第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを指定する指定入力を受け付ける指定入力部20と、指定された第一および第二の表題欄Ta、Tbと入力欄ASとの論理構造を示す構造化データSDを文書データDCに付与する構造記録部40と、第一および第二の表題欄Ta、Tbにそれぞれ第一および第二の表題データTD1、TD2が入力され構造化データSDが付与された文書データDCを、ネットワーク110を介して端末装置120に送信する送信部52と、入力欄ASに対象データODが入力された文書データADを端末装置120から受信する受信部54と、受信した文書データADから構造化データSDを読み込み、構造化データSDを参照して、第一および第二の表題データTD1、TD2と対応づけて対象データODを読み取る読取部60と、を含む。
<第二実施形態>
図6は本発明の第二実施形態の文書データ処理装置100を示す機能ブロック図である。図7は第二実施形態の文書データ処理装置100を用いて行う文書データ処理方法(以下、第二方法という場合がある)のフローチャートである。
本実施形態の文書データ処理装置100は、第一および第二の表題欄Ta、Tbにそれぞれ第一および第二の表題データTD1、TD2が入力され、入力欄ASに対象データODが入力された回答済みの回答文書データADの論理構造を読み取って記録する。文書データ処理装置100は、読み取った論理構造に基づいて、当該回答文書データADおよび他の回答文書データADから第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対応づけて対象データODを読み取る。
本実施形態の文書データ処理装置100は、第一実施形態と同様、文書記憶部10、表示部12、指定入力部20、表題書換部24、ツリー描画部30、構造記録部40、読取部60、リスト生成部70および統計処理部80を備えている。
文書記憶部10には回答済みの多数の回答文書データADが格納されている。これらの回答文書データADには構造化データSDが付加されていない。すなわち本実施形態で処理される回答文書データADは、第一方法で作成され構造化データSDが付加された配布用データDDではなく、一般的な文書フォームで作成された回答済みの文書データ(以下、非構造化文書データ)である。
本実施形態の文書データ処理装置100を用いて行う文書データ処理方法(以下、第二方法という場合がある)について説明する。
第二方法は、文書取得ステップS100、表示ステップS122、構造記録ステップS130および読取ステップS170を含む。
文書取得ステップS100では、複数の表題欄Ta、Tbと、データ入力を受け付ける入力欄ASと、を含む複数の回答文書データADを取得して文書記憶部10に記憶する。表示ステップS122では、文書記憶部10に記憶された文書データADを表示部12に表示する。構造記録ステップS130では、表示部12に表示された文書データADにおける少なくとも第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを指定入力部20で指定し(ステップS132)、指定された第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbと入力欄ASとの論理構造を示す構造化データSDを記録する(ステップS140)。
読取ステップS170では、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbにそれぞれ第一の表題データTD1および第二の表題データTD2が入力され、入力欄ASに対象データODが入力された他の複数の回答文書データADを読み込み、記録された構造化データSDを参照して、第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対応づけて対象データODを読み取る。
以下、第二方法をより詳細に説明する。
文書取得ステップS100において、回答文書データADの取得は、ネットワークを介して受信して行ってもよく、または可搬性の記憶手段を用いて文書データ処理装置100に取り込むことにより行ってもよい。
モード選択ステップS110で集計モードが選択されると(ステップS110:Yes)、ステップS122〜S190にて、非構造化文書データである回答文書データADの読み取りおよび統計処理が行われる。
文書取得ステップS100では、複数の回答文書データADを取得して文書記憶部10に記憶しておく。第二方法で処理される回答文書データADの文書データの形式および文書フォームは特に限定されない。ここでは、第一方法の文書データDC(図2を参照)と共通の文書フォームをもつ非構造化文書データを用いるものとする。
文書取得ステップS100では、第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbにそれぞれ第一の表題データTD1および第二の表題データTD2が入力され、入力欄ASに対象データODが入力された文書データADを、論理構造を設定するための一の文書データADおよび統計処理に用いる他の複数の文書データADとして記憶しておく。
構造記録ステップS130は、ステップS132からステップS142を含む。ユーザはマウス等の補助入力装置を用いて、文書記憶部10に記憶された一の文書データADのテキストボックス(BX1〜BX14)から欄セットCLSを指定する。ステップS132で指定入力部20は欄セットCLSを構成するテキストボックスの指定入力を受け付ける。具体的な指定方法は第一方法におけるステップS32(図5を参照)と共通であるため、重複する説明は省略する。指定入力部20は、欄セットCLSのうち所定の順序で(たとえば指定した順番に)指定された表題欄Ta、Tbをルートノードおよび子ノードとし、入力欄ASを更にその子ノードとして、テキストボックスIDに基づいて構造化データSDを生成する(図3を参照)。
ステップS136では、ツリー描画部30は、ステップS132で指定された欄セットCLSにかかる第一の表題欄Taの第一の表題データTD1と第二の表題欄Tbの第二の表題データTD2とを、構造化データSDに基づいて表示部12にツリー表示する。
構造記録ステップS140で構造記録部40は一の文書データADにおける論理構造を示す構造化データSDを、当該一の文書データADに付加することにより記録するか、または構造化データSDを文書データ処理装置100のメモリ部に一時記録する。第二方法の構造記録ステップS140では、構造記録部40は構造化データSDを文書データ処理装置100のメモリ部(図示せず)に記録するものとする。
ひと組の欄セットCLSが指定されると、文書データ処理装置100は他の欄セットCLSの指定入力を受け付ける(ステップS142:No)。回答文書データADから読み取るべきすべての欄セットCLSに対する指定入力を受け付けると(ステップS142:Yes)、構造記録ステップS130は終了する。
読取ステップS170では、読取部60は文書記憶部10に記憶された他の回答文書データADを読み込み、構造化データSDを参照して対象データODを第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対応づけて読み取る。読取部60は、多数の回答文書データADに対してステップS170を繰り返して実行する。
リスト生成ステップS180では、リスト生成部70は、読み取った第一の表題データTD1、第二の表題データTD2および対象データODのデータセットDTSをリストデータLD(図4を参照)に書き込む。統計処理ステップS190では、リストデータLDを対象として、クロス集計等の統計処理を行う。
モード選択ステップS110でデータ修正モードが選択されると(ステップS110:No)、ステップS210〜S270にて、回答文書データADを修正して新たな配布用データDDが作成される。ステップS210では、読取部60は、文書記憶部10に記憶された一の非構造文書データである回答文書データADを読み込んで表示部12に表示させる。
ステップS220では、ステップS132と同様に、指定入力部20はユーザからの欄セットCLSの指定入力を受け付ける。ステップS230では、表題書換部24は、第一の表題欄Taまたは第二の表題欄Tbの一部または全部に対して、第一の表題データTD1または第二の表題データTD2の書き換え入力を受け付ける。
ひと組の欄セットCLSが指定されると、文書データ処理装置100は他の欄セットCLSの指定入力を受け付ける(ステップS240:No)。すべての欄セットCLSの指定入力が終了すると(ステップS240:Yes)、表題欄Ta、Tbをルートノードおよび子ノードとし、入力欄ASを更にその子ノードとする構造化データSDを構造記録部40は記録する(構造記録ステップS250)。
構造記録ステップS250において、一の文書データADにおける論理構造を示す構造化データSDを、当該一の文書データADに付加することにより記録するか、または文書データ処理装置100のメモリ部に一時記録する。第二方法の構造記録ステップS250では、構造記録部40は構造化データSDを文書データADに付加するものとする。これにより、既取得の非構造文書データである回答文書データADを構造的に読み取ることができる。
ステップS260では、対象データODが初期化されて入力欄ASがクリアされる。これにより、元の回答文書データADと表題欄のテキストデータが異なる新たな文書データDCが構造化文書データとして生成される。ステップS270では当該文書データDCが保存される。文書データDCは、新規の文書ファイルとして保存されてもよく、または既存の文書ファイルの一部として差し込み追加されてもよい。このようにして作成された文書データDCは、一例として、アンケート用の配布用データDDに用いることができる。以上により第二方法を終了する。
<第三実施形態>
図8は本発明の第三実施形態の文書データ処理装置100を示す機能ブロック図である。図9は第三実施形態の文書データ処理装置100を用いて行う文書データ処理方法(以下、第三方法という場合がある)のフローチャートである。図10は一覧リストデータVLの模式図である。
本実施形態の文書データ処理装置100は、一覧読取部90および文書差込部92を備える点で第二実施形態と相違している。
一覧読取部90は一覧リストデータVLを読み込む手段である。図10に示すように、一覧リストデータVLは、複数行からなるデータ行DLと、タイトルデータTDを含むタイトル行TLと、からなる。データ行DLの各行は、複数組のデータセットDTS1〜DTS6を同一行に含む。タイトルデータTDは、データセットDTS1〜DTS6にかかる第一の表題データTD1(TD1−1〜TD1−2)、第二の表題データTD2(TD2−1〜TD2−6)、対象データOD(OD1〜OD6)にそれぞれ対応している。
文書差込部92は、構造化データSDを参照し、読み込まれたデータ行DLの各行にかかる第一の表題データTD1・第二の表題データTD2・対象データODを、文書記憶部10に記憶された文書データDCにおける第一の表題欄Ta・第二の表題欄Tb・入力欄ASにそれぞれ代入して、複数の分割文書データBDを生成する(差込処理)。
読取部60は、生成された複数の分割文書データBDを、第一方法における回答文書データADとして読み込む。そして読取部60は、第一方法と同様に分割文書データBDからデータセットDTSを読み取る(読取処理)。
リスト生成部70は、分割文書データBDから読み取られたデータセットDTSからリストデータLDを生成する(リスト生成処理)。
図8から図10を参照して第三方法をより具体的に説明する。
文書記憶部10には文書データDCと一覧リストデータVLが記憶されている。文書データDCは第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを複数組含んでいる。文書データDCは構造化文書データでもよく、非構造化文書データでもよい。
図10に示す一覧リストデータVLは、既実施のアンケートを集計した表形式の非構造化文書データである。データ行DLの各行が複数組のデータセットDTS1〜DTS6を同一行に含む点でリストデータLD(図4を参照)と相違している。すなわち、一覧リストデータVLは、回答者NMごとに、すべての対象データOD(OD1〜OD6)が一行にまとめて記載されている。かかる一覧リストデータVLの形式は、複数組の設問欄および回答欄を含むアンケート(図2を参照)の回答文書を手動またはコンピュータ処理で集計した場合の必然的な形式である。
一方、表計算ソフトウェアにおいてピボットテーブル等を用いたクロス集計を行う場合、コンピュータのCPUにおける情報処理の必要的要請から、対象データOD1〜OD6をリストデータLDのように互いに別々のデータ行に記載しておく必要がある。
そこで、第三方法では、一覧リストデータVLの各行のデータセットDTSをいったん文書データDC(分割文書データBD)に分割し、あらためて分割文書データBDを読取部60で読み取ることで、第二方法と同様にリストデータLDを生成する。
ステップS300で一覧読取部90は、文書記憶部10から一覧リストデータVLを読み込む。具体的には、一覧読取部90は、データセットDTS1〜DTS6を構成する第一の表題データTD1(TD1−1〜TD1−2)・第二の表題データTD2(TD2−1〜TD2−6)・対象データOD(OD1〜OD6)と、それぞれのタイトルデータTDと、を対応づけて一覧リストデータVLを読み込む。
ステップS310で読取部60は文書記憶部10から文書データDC(配布用データDDまたは回答文書データADでもよい)を読み込んで表示部12に表示する。読み込んだ文書データDCが非構造化文書データである場合(ステップS320:No)、指定入力部20は第二方法の構造記録ステップS130と同様に欄セットCLSの指定入力を受け付ける(ステップS330)。具体的には、表示部12に表示された文書データDCにおける少なくとも第一の表題欄Ta、第二の表題欄Tbおよび入力欄ASを指定入力部20で指定し(ステップS332)、指定された第一の表題欄Taおよび第二の表題欄Tbと入力欄ASとの論理構造を示す構造化データSDを記録する(ステップS340)。すべての欄セットCLSの指定入力で未完了である場合には(ステップS342:No)、これらの処理を繰り返す。一覧リストデータVLに含まれるすべてのデータセットDTS1〜DTS6の論理構造に対応するようにすべての欄セットCLSの指定入力が完了すると(ステップS342:Yes)、ステップS330を終了する。
つぎに、文書差込部92は、一覧リストデータVLのデータ行DLから読み取った一行分のデータセットDTS1〜DTS6を、構造化データSDが記録された文書データDCの第一の表題欄Ta・第二の表題欄Tb・入力欄ASにそれぞれ代入する(差込ステップS350)。これにより、文書データDCと共通の論理構造を有し、かつ第一および第二の表題欄Ta、Tbにそれぞれ第一および第二の表題データTD1、TD2が入力され、入力欄ASに対象データODが入力された回答文書データADが、分割文書データBDとして生成される。
文書差込部92は分割文書データBDを文書記憶部10に保存する(ステップS352)。さらに文書差込部92は、共通の構造化データSDを含む文書データDCを複製し(ステップS354)、一覧リストデータVLのデータ行DLの次の一行に関して、同様に一行分のデータセットDTS1〜DTS6を、構造化データSDが記録された文書データDCの第一の表題欄Ta・第二の表題欄Tb・入力欄ASにそれぞれ代入する。
文書差込部92は、差込処理が行われていないデータ行DLが残っているかぎり(ステップS360:No)、上記の差込ステップS350を繰り返し、互いに異なる複数の分割文書データBDを生成していく。
すべてのデータ行DLが差し込まれると(ステップS360:Yes)、文書記憶部10には多数の回答文書データAD(分割文書データBD)が蓄積された状態となる。これは第二方法の文書取得ステップS100を実行した状態に対応している。
つぎに、第三方法では読取部60は文書記憶部10から回答文書データAD(分割文書データBD)を読み込み、構造化データSDを参照して対象データODを第一の表題データTD1および第二の表題データTD2と対応づけて読み取る(ステップS370)。ステップS370は第二方法の読取ステップS170に対応する。
リスト生成部70は、読み取った第一の表題データTD1、第二の表題データTD2および対象データODのデータセットDTS1〜DTS6を、リストデータLD(図4を参照)に対して異なる行に書き込む(ステップS380)。ステップS380は第二方法のリスト生成ステップS180に対応する。読取部60およびリスト生成部70は、文書記憶部10に蓄積された多数の分割文書データBDに対して同様の処理を行う。これにより、リストデータLDは、回答者NMごとかつ対象データOD(OD1〜OD6)ごとに異なる行に改行されたデータ形式となる。
ステップS190では、リストデータLDを対象としてクロス集計等の統計処理が行われる。ステップS390は第二方法の統計処理ステップS190に対応する。
一方、ステップS310で読み込んだ文書データDCが、一覧リストデータVLの論理構造と共通の構造化データSDが付加された構造化文書データである場合(ステップS320:Yes)、読取部60は文書データDCから当該構造化データSDを読み込んでメモリ部(図示せず)に一次記憶する。
つぎに、文書差込部92は、当該構造化データSDを参照して、一覧リストデータVLのデータ行DLから読み取った一行分のデータセットDTS1〜DTS6を文書データDCの第一の表題欄Ta・第二の表題欄Tb・入力欄ASにそれぞれ代入する(ステップS350)。以降の処理は上記と共通であるため説明を省略する。
第三方法によれば、既実施のアンケート資産(一覧リストデータVL)を構造化文書である分割文書データBDに変換したうえで、クロス集計などの高度な統計処理が可能なデータ形式のリストデータLDを生成することが可能である。
以上説明した第一方法から第三方法によれば、文書生成(ワードプロセッサ)ソフトウェア、表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアなどの種々のアプリケーションソフトウェアで作成された文書データを対象として、当該文書データの任意の位置に記録された複数の表題データと対象データとのデータセットを論理構造に基づいて読み取ってリストデータを生成することができる。このため、既取得の文書データであるか新規文書データであるかを問わず、対象データをリスト化して表計算ソフトウェアで容易にクロス集計することが可能になる。
上記実施形態では、ワードプロセッサ文書のテキストボックスを表題欄および入力欄に用いる態様を例示的に説明したが、本発明はこれに限られない。表計算ソフトウェアのスプレッドシートの複数のセルを表題欄および入力欄にそれぞれ用いてもよい。
上記実施形態は、以下の技術的思想を包含する。
(1)複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む複数の文書データを記憶しておく文書記憶手段と、記憶された一の前記文書データを表示する表示手段と、表示された前記一の文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定する指定入力を受け付ける指定入力手段と、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄との論理構造を示す構造化データを記録する構造記録手段と、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを前記文書記憶手段から読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取手段と、を備える文書データ処理装置。
(2)前記他の文書データが第一および第二の前記表題データと前記対象データとのデータセットを複数組含み、前記読取手段が複数組の前記データセットを読み取る上記(1)に記載の文書データ処理装置において、読み取られた複数組の前記データセットを前記論理構造に基づくツリー形式に変換してなるリストデータを生成するリスト生成手段を更に備える文書データ処理装置。
(3)前記構造記録手段が、前記構造化データを前記一の文書データに付加する上記(1)または(2)に記載の文書データ処理装置。
(4)前記構造化データが付加された前記一の文書データにおける第一または第二の前記表題データを書き換える書換手段を更に備える上記(3)に記載の文書データ処理装置。
(5)前記一の文書データにおける、第一および第二の前記表題欄を入力不可に設定し、前記入力欄を入力可能に設定する表題ロック手段を更に備える上記(3)または(4)に記載の文書データ処理装置。
(6)前記一の文書データが第一および第二の前記表題欄と前記入力欄との欄セットを複数組含む上記(1)から(5)のいずれかに記載の文書データ処理装置において、前記指定入力手段は、第一もしくは第二の前記表題欄または前記入力欄の指定入力を受け付けると、受け付けた第一もしくは第二の前記表題欄または前記入力欄の表示色の設定を第一色から第二色に変更することを特徴とする文書データ処理装置。
(7)前記指定入力手段は、一の組の前記欄セットの指定入力を受け付けた後、前記第二色に変更された前記表示色を前記第二色よりも淡色の第三色に変更し、かつ他の組の前記欄セットの指定入力を更に受け付ける上記(6)に記載の文書データ処理装置。
(8)前記表示手段に前記論理構造をツリー形式で表示出力させるツリー描画手段を更に備え、前記一の文書データが第一および第二の前記表題欄と前記入力欄との欄セットを複数組含む上記(1)から(7)のいずれかに記載の文書データ処理装置において、前記ツリー描画手段は、前記指定入力手段が受け付ける複数組の前記欄セットにかかる前記構造化データをツリー形式で前記表示手段に表示出力させることを特徴とする文書データ処理装置。
(9)前記指定入力手段は、一の組の前記欄セットを受け付けた後、当該一の組の第一の前記表題欄が指定された状態で第二の前記表題欄に関する新たな指定を受け付け、前記ツリー描画手段は、第一の前記表題欄をルート側に配置し第二の前記表題欄を枝側に配置した前記ツリー形式で複数組の第一および第二の前記表題欄を表示出力させる上記(8)に記載の文書データ処理装置。
(10)第一および第二の前記表題データがテキストデータであり、前記リスト生成手段は、複数組の前記データセットにおける第一の前記表題データのテキストデータ同士の共通文字または第二の前記表題データのテキストデータ同士の共通文字を、前記リストデータのタイトル行に書き込むことを特徴とする上記(2)または上記(2)に従属する上記(3)から(9)のいずれかに記載の文書データ処理装置。
(11)複数組の前記データセットを同一行に含みかつ複数行からなるデータ行と、前記データセットにかかる第一および第二の前記表題データならびに前記対象データにそれぞれ対応するタイトルデータを含むタイトル行と、からなる一覧リストデータを読み込む一覧読取手段と、前記構造化データを参照し、読み込まれた前記データ行の各行にかかる第一および第二の前記表題データならびに前記対象データを、前記文書記憶手段に記憶された前記文書データにおける第一および第二の前記表題欄ならびに前記入力欄にそれぞれ代入して複数の分割文書データを生成する文書差込手段と、を備え、前記読取手段は、生成された複数の前記分割文書データを前記他の文書データとして読み込んで前記データセットを読み取り、前記リスト生成手段は、前記分割文書データから読み取られた前記データセットから前記リストデータを生成することを特徴とする上記(2)または上記(2)に従属する(3)から(10)のいずれかに記載の文書データ処理装置。
(12)上記(1)から(11)のいずれかに記載の文書データ処理装置を用いた文書データ処理方法であって、複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む複数の文書データを記憶する文書記憶ステップと、記憶された一の前記文書データを表示する表示ステップと、表示された前記一の文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定し、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄との論理構造を示す構造化データを記録する構造記録ステップと、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取ステップと、を含む文書データ処理方法。
(13)前記構造記録ステップにおいて、前記構造化データを前記一の文書データに付加し、第一および第二の前記表題欄を入力不可に設定し、かつ前記入力欄を入力可能に設定し、前記入力欄に前記対象データが入力された当該一の文書データを前記他の文書データとして取得する取得ステップを更に含む上記(12)に記載の文書データ処理方法。
(14)前記文書記憶ステップにおいて、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された文書データを前記一の文書データおよび前記他の文書データとして記憶しておき、前記構造記録ステップにおいて、前記一の文書データにおける前記論理構造を示す前記構造化データを、当該一の文書データに付加することにより記録するか、または前記文書データ処理装置のメモリ手段に一時記録する上記(12)に記載の文書データ処理方法。
(15)文書データ処理装置のためのコンピュータプログラムであって、複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む文書データを前記文書データ処理装置の表示手段に表示させる表示処理と、表示された一の前記文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定し、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄との論理構造を示す構造化データを記録しておく構造記録処理と、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取処理と、を前記文書データ処理装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
(16)複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む文書データを記憶しておく文書記憶手段と、記憶された前記文書データを表示する表示手段と、表示された前記文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定する指定入力を受け付ける指定入力手段と、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄との論理構造を示す構造化データを前記文書データに付与する構造記録手段と、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記構造化データが付与された前記文書データを、ネットワークを介して端末装置に送信する送信手段と、前記入力欄に対象データが入力された前記文書データを前記端末装置から受信する受信手段と、受信した前記文書データから前記構造化データを読み込み、前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取手段と、を含む文書データ処理システム。
10:文書記憶部,12:表示部,20:指定入力部,24:表題書換部,30:ツリー描画部,40:構造記録部,44:表題ロック部,52:送信部,54:受信部,60:読取部,70:リスト生成部,80:統計処理部,90:一覧読取部,92:文書差込部,100:文書データ処理装置,110:ネットワーク,120:端末装置,200:文書データ処理システム,AD:回答文書データ,AS:入力欄,CLS:欄セット,DC:文書データ,DD:配布用データ,DL:データ行,DTS:データセット,LD:リストデータ,NM:回答者,OD1〜OD6:対象データ,SD:構造化データ,TD1:第一の表題データ,TD2:第二の表題データ,Ta:第一の表題欄,Tb:第二の表題欄,TL:タイトル行,VL:一覧リストデータ

Claims (16)

  1. 複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む複数の文書データを記憶しておく文書記憶手段と、
    記憶された一の前記文書データを表示する表示手段と、
    表示された前記一の文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定する指定入力を受け付ける指定入力手段と、
    指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄とのツリー構造を表すとともに、当該入力欄に入力されるデータが、当該第一および第二の表題欄にそれぞれ入力される設問条件の論理積に対応する回答データであるとの論理構造を示す構造化データを記録する構造記録手段と、
    第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを前記文書記憶手段から読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取手段と、
    を備え
    前記構造記録手段が、指定された前記第一もしくは第二の表題欄または前記入力欄に固有に付された一の識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造のルート側を示す親ノードにあたる他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造の末梢側を示す子ノードにあたる更に他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、を互いに対応づけて前記構造化データとして記録する文書データ処理装置。
  2. 前記他の文書データが第一および第二の前記表題データと前記対象データとのデータセットを複数組含み、
    前記読取手段が複数組の前記データセットを読み取る請求項1に記載の文書データ処理装置において、
    読み取られた複数組の前記データセットを前記論理構造に基づくツリー形式に変換してなるリストデータを生成するリスト生成手段を更に備える文書データ処理装置。
  3. 前記構造記録手段が、前記構造化データを前記一の文書データに付加する請求項1または2に記載の文書データ処理装置。
  4. 前記構造化データが付加された前記一の文書データにおける第一または第二の前記表題データを書き換える書換手段を更に備える請求項3に記載の文書データ処理装置。
  5. 前記一の文書データにおける、第一および第二の前記表題欄を入力不可に設定し、前記入力欄を入力可能に設定する表題ロック手段を更に備える請求項3または4に記載の文書データ処理装置。
  6. 前記一の文書データが第一および第二の前記表題欄と前記入力欄との欄セットを複数組含む請求項1から5のいずれか一項に記載の文書データ処理装置において、
    前記指定入力手段は、第一もしくは第二の前記表題欄または前記入力欄の指定入力を受け付けると、受け付けた第一もしくは第二の前記表題欄または前記入力欄の表示色の設定を第一色から第二色に変更することを特徴とする文書データ処理装置。
  7. 前記指定入力手段は、一の組の前記欄セットの指定入力を受け付けた後、前記第二色に変更された前記表示色を前記第二色よりも淡色の第三色に変更し、かつ他の組の前記欄セットの指定入力を更に受け付ける請求項6に記載の文書データ処理装置。
  8. 前記表示手段に前記論理構造をツリー形式で表示出力させるツリー描画手段を更に備え、前記一の文書データが第一および第二の前記表題欄と前記入力欄との欄セットを複数組含む請求項1から7のいずれか一項に記載の文書データ処理装置において、
    前記ツリー描画手段は、前記指定入力手段が受け付ける複数組の前記欄セットにかかる前記構造化データをツリー形式で前記表示手段に表示出力させることを特徴とする文書データ処理装置。
  9. 前記指定入力手段は、一の組の前記欄セットを受け付けた後、当該一の組の第一の前記表題欄が指定された状態で第二の前記表題欄に関する新たな指定を受け付け、
    前記ツリー描画手段は、第一の前記表題欄をルート側に配置し第二の前記表題欄を枝側に配置した前記ツリー形式で複数組の第一および第二の前記表題欄を表示出力させる請求項8に記載の文書データ処理装置。
  10. 第一および第二の前記表題データがテキストデータであり、
    前記リスト生成手段は、複数組の前記データセットにおける第一の前記表題データのテキストデータ同士の共通文字または第二の前記表題データのテキストデータ同士の共通文字を、前記リストデータのタイトル行に書き込むことを特徴とする請求項2または請求項2に従属する請求項3から9のいずれか一項に記載の文書データ処理装置。
  11. 複数組の前記データセットを同一行に含みかつ複数行からなるデータ行と、前記データセットにかかる第一および第二の前記表題データならびに前記対象データにそれぞれ対応するタイトルデータを含むタイトル行と、からなる一覧リストデータを読み込む一覧読取手段と、
    前記構造化データを参照し、読み込まれた前記データ行の各行にかかる第一および第二の前記表題データならびに前記対象データを、前記文書記憶手段に記憶された前記文書データにおける第一および第二の前記表題欄ならびに前記入力欄にそれぞれ代入して複数の分割文書データを生成する文書差込手段と、を備え、
    前記読取手段は、生成された複数の前記分割文書データを前記他の文書データとして読み込んで前記データセットを読み取り、
    前記リスト生成手段は、前記分割文書データから読み取られた前記データセットから前記リストデータを生成することを特徴とする請求項2または請求項2に従属する請求項3から10のいずれか一項に記載の文書データ処理装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の文書データ処理装置を用いた文書データ処理方法であって、
    複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む複数の文書データを記憶する文書記憶ステップと、
    記憶された一の前記文書データを表示する表示ステップと、
    表示された前記一の文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定し、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄とのツリー構造を表すとともに当該入力欄に入力されるデータが当該第一および第二の表題欄にそれぞれ入力される設問条件の論理積に対応する回答データであるとの論理構造を示す構造化データを記録する構造記録ステップと、
    第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取ステップと、
    を含み、
    前記構造記録ステップにおいて、指定された前記第一もしくは第二の表題欄または前記入力欄に固有に付された一の識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造のルート側を示す親ノードにあたる他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造の末梢側を示す子ノードにあたる更に他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、を互いに対応づけて前記構造化データとして記録する文書データ処理方法。
  13. 前記構造記録ステップにおいて、前記構造化データを前記一の文書データに付加し、第一および第二の前記表題欄を入力不可に設定し、かつ前記入力欄を入力可能に設定し、
    前記入力欄に前記対象データが入力された当該一の文書データを前記他の文書データとして取得する取得ステップを更に含む請求項12に記載の文書データ処理方法。
  14. 前記文書記憶ステップにおいて、第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された文書データを前記一の文書データおよび前記他の文書データとして記憶しておき、
    前記構造記録ステップにおいて、前記一の文書データにおける前記論理構造を示す前記構造化データを、当該一の文書データに付加することにより記録するか、または前記文書データ処理装置のメモリ手段に一時記録する請求項12に記載の文書データ処理方法。
  15. 文書データ処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む文書データを前記文書データ処理装置の表示手段に表示させる表示処理と、
    表示された一の前記文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定し、指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄とのツリー構造を表すとともに当該入力欄に入力されるデータが当該第一および第二の表題欄にそれぞれ入力される設問条件の論理積に対応する回答データであるとの論理構造を示す構造化データを記録しておく構造記録処理と、
    第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記入力欄に対象データが入力された他の前記文書データを読み込み、記録された前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取処理と、
    を前記文書データ処理装置に実行させ
    前記構造記録処理において、指定された前記第一もしくは第二の表題欄または前記入力欄に固有に付された一の識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造のルート側を示す親ノードにあたる他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造の末梢側を示す子ノードにあたる更に他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、を互いに対応づけて前記構造化データとして前記文書データ処理装置に記録させるためのコンピュータプログラム。
  16. 複数の表題欄と、データ入力を受け付ける入力欄と、を含む文書データを記憶しておく文書記憶手段と、
    記憶された前記文書データを表示する表示手段と、
    表示された前記文書データにおける少なくとも第一の前記表題欄、第二の前記表題欄および前記入力欄を指定する指定入力を受け付ける指定入力手段と、
    指定された第一および第二の前記表題欄と前記入力欄とのツリー構造を表すとともに当該入力欄に入力されるデータが当該第一および第二の表題欄にそれぞれ入力される設問条件の論理積に対応する回答データであるとの論理構造を示す構造化データを前記文書データに付与する構造記録手段と、
    第一および第二の前記表題欄にそれぞれ第一および第二の表題データが入力され前記構造化データが付与された前記文書データを、ネットワークを介して端末装置に送信する送信手段と、
    前記入力欄に対象データが入力された前記文書データを前記端末装置から受信する受信手段と、
    受信した前記文書データから前記構造化データを読み込み、前記構造化データを参照して、第一および第二の前記表題データと対応づけて前記対象データを読み取る読取手段と、
    を含み、
    前記構造記録手段が、指定された前記第一もしくは第二の表題欄または前記入力欄に固有に付された一の識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造のルート側を示す親ノードにあたる他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、前記一の識別番号にかかる前記表題欄または前記入力欄に対するツリー構造の末梢側を示す子ノードにあたる更に他の前記表題欄または前記入力欄を示す識別番号と、を互いに対応づけた前記構造化データを前記文書データに付与する文書データ処理システム。
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