JP6083846B1 - 糠床の水取り容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形が容易で、糠床から取り出しやすい、糠床の水取り容器を得ることにある。【解決手段】底部と、側壁と、上部開口を有する容器において、前記側壁上部のうちの1箇所のみが、透水性の略平面で形成されている、あるいは、前記側壁上部のうちの2箇所のみが、透水性の略平面で形成され、かつ、該2箇所の透水性の略平面が略平行であり、前記透水性の略平面で形成された側壁上部以外の前記側壁及び前記底部は、不透水性の面で形成されている糠床の水取り容器を構成している。

Description

本発明は、糠漬けの際、糠床に発生する水を取り除く容器に関する。
糠漬け用の糠床に野菜を漬けると、だんだん糠床に野菜の水分がしみ出て、糠床が水っぽくなり、糠漬けが上手にできなくなってしまう。そこで、糠床の水分を適正な状態にするために、糠床に糠を足したり、糠床からでる余分な水分を抜き取るための器具がいろいろと考案されている。
図25は、特許文献1に記載された糠味噌の水取器の実施例の斜視図である。この筒形容器5は円筒状のプラスチック容器で、その下方部分を水溜部6とし、それより上方の側壁に小孔7を多数形成したものである。
公開実用新案公報 平2−107980号
しかしながら、特許文献1の糠味噌の水取器をプラスチックで成形する場合、円筒状の側壁の全周に小孔7を形成することは技術的に難しいので、生産コストが高くなる。また、筒形容器5を糠床から抜き取るとき側壁を持つと、糠床に含まれている油分により、指が滑り抜き取りにくいという点で改善の余地があった。
本発明は、上記の点を改善するため、成形が容易で、糠床から取り出しやすい、糠床の水取り容器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、底部と、側壁と、上部開口を有する容器において、前記側壁上部のうちの1箇所のみが、透水性の略平面で形成されている、あるいは、前記側壁上部のうちの2箇所のみが、透水性の略平面で形成され、かつ、該2箇所の透水性の略平面が略平行であり、該透水性の略平面で形成された側壁上部以外の側壁及び底部は、不透水性の面で形成されていることを特徴とする。
また、前記側壁の上端周縁の全部又は一部に、フランジが設けられていてもよい。
また、前記側壁の上端に、把手が設けられていてもよい。
また、前記容器が、透明又は半透明の合成樹脂製であってもよい。
上記透水性の略平面とは、糠床の余剰水分を、糠床に挿入した容器の外部から容器の内部に移行するための孔を有するものであって、その孔は糠床の余剰水分は透過するが、糠床の水分を含んだ糠は略通さない大きさであり、網目状、格子状等といった形に形成されている。
上記側壁上部とは、側壁のうち、底部から側壁の全長の3分の1の高さの位置より上をさす。
本発明は、側壁上部のうちの1箇所のみ、あるいは、側壁上部のうちの略平行である2箇所のみが、透水性の略平面で形成され、その透水性の略平面で形成された側壁上部y以外の側壁及び底部は、不透水性の面で形成されているので、側壁の全周に孔を形成する場合に比べ、孔の形成が容易になり、生産コストが安く抑えられる。
フランジや把手を持って糠床の水取り容器を引けば、指が糠床の油分で滑ることなく取り出しやすい。
容器が透明又は半透明なので、水の溜まり具合や内部の衛生状態がよくわかり、洗浄しやすい。
実施例1に係る本発明の斜視図である。 実施例1に係る本発明の平面図である。 実施例1に係る本発明の正面図(背面図)である。 図3のA−A線の断面図である。 実施例1に係る本発明の右側面図(左側面図)である。 図5のB−B線の断面図である。 実施例2に係る本発明の斜視図である。 実施例2に係る本発明の平面図である。 実施例2に係る本発明の正面図(背面図)である。 図9のC−C線の断面図である。 実施例2に係る本発明の右側面図(左側面図)である。 図11のD−D線の断面図である。 実施例3に係る本発明の斜視図である。 実施例4に係る本発明の斜視図である。 実施例4に係る本発明の平面図である。 実施例4に係る本発明の正面図である。 実施例4に係る本発明の背面図である。 実施例4に係る本発明の左側面図である。 図16のE−E線の断面図である。 実施例1に係る本発明の使用状態を示した説明図である。 実施例1に係る本発明の使用状態を示した説明図である。 実施例2に係る本発明の使用状態を示した説明図である。 実施例3に係る本発明の使用状態を示した説明図である。 実施例4に係る本発明の使用状態を示した説明図である。 特許文献1の実施例に係る斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明の課題を解決できるものであれば、他の形態も実施可能である。
図1は、本発明の実施例1に係る糠床の水取り容器10を示す斜視図である。図2は、図1の平面図で、図3は、図1の正面図(背面図)である。図4は、図3のA−A線の断面図である。図5は、図1の右側面図(左側面図)であり、図6は、図5のB−B線の断面図である。この糠床の水取り容器10は透明の合成樹脂製で、底部1と側壁2とフランジ4とで構成され、上部は開口いている。
図2〜図6に示すように、糠床の水取り容器10は、小判形の平面からなる底部1と、底部1の周縁から上方に向かって延設された側壁2と、側壁2の上端周縁から外方に向かって水平に延設されたフランジ4とで構成される。底部1と側壁2の角には丸みを設け、正面側と背面側の側壁2のうち上半分は、網目状の孔3を有する略平面に形成されている。糠床の水取り容器10は、正面側と背面側の側壁のみが網目状の孔3を有する略平面に形成されているので、樹脂の射出成形法で成形した場合、離型しやすく、生産コストが安く抑えられる。また、容器を糠床から抜き出すとき、糠床に含まれている油分で指が滑りやすいので、図21に示すようにフランジ4を持って引けば取り出しやすい。
また、糠床の水取り容器10は透明の合成樹脂製なので、容器内部の状態がよくわかり、容器内部の底の角も丸く設けられているので、洗浄しやすく衛生的である。
図7は本発明の実施例2に係る糠床の水取り容器20の斜視図である。図8は、図7の平面図で、図9は、図7の正面図(背面図)である。図10は、図9のC−C線の断面図である。図11は、図7の右側面図(左側面図)であり、図12は、図11のD−D線の断面図である。糠床の水取り容器20は、実施例1と略同じ構成であるが、実施例1の底部1を、小判形の平面が下方に丸く突出した形状の底部21に代えたことと、側壁22の外周が、底部21から上方に向かって広くなるように傾斜していること、及び、フランジ4に代えて、把手25を設けたことに特徴がある。その他の構成は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
図9と図11に示すように、糠床の水取り容器20は、小判形の平面が下方に丸く突出した形状の底部21と、側壁22の外周が、底部21から上方に向かって広くなるように傾斜している。容器の上方より下方に向かって細くなり、底部21も丸くなっているので、糠床6に差し込みやすく、取り出しやすい。
図9と図11に示すように、把手25は、側壁22の上端の対称位置に張りだして設けられている。図22に示すように、把手25を持って糠床の水取り容器20を引けば、糠床の油分で指が滑ることなく取り出しやすい。糠床の水取り容器20のその他の効果は実施例1と略同様であるので、説明は省略する。
図13は本発明の実施例3に係る糠床の水取り容器30の斜視図である。糠床の水取り容器30は合成樹脂製で、小判型を細長くした平面からなる底部31と、この底部31の周縁から上方に向かって延設された側壁32と、側壁32の上端の対称位置から外方に向かって水平にフランジ34が延設されている。フランジ34が設けられていない部分の対称位置に、把手35が2箇所に張設されている。正面側と背面側の側壁32の底部31より全長の3分の1の高さの位置から上端付近まで、網目状の孔33が形成されている。また、底部31と壁部32の角には丸みを設けている。糠床の水取り容器30の効果は実施例1と略同様であるので、説明は省略する。
図14は本発明の実施例4に係る糠床の水取り容器40の斜視図である。図15は図14の平面図で、図16は図14の正面図である。図17は図14の背面図である。図18は図14の右側面図であり、図19は図16のE−E線の断面図である。この糠床の水抜き容器40は透明の合成樹脂製で、底部41と側壁42と把手45とで構成され、上部は開口している。
図14〜図19に示すように、糠床の水取り容器40は、略半円形の平面からなる底部41と、この底部41の周縁から上方に向かって延設された側壁42からなり、底部41と側壁42の角には丸みを設けている。図16に示すように、正面側の側壁42のうち上半分には網目状の孔43が形成され、該側壁42の上端から上方に向かって、把手45が延設されている。図18に示すように、把手45が正面側の側壁42の上端から垂直に延設されているので、加工しやすく、生産コストが安く抑えられる。糠床の水取り容器40のその他の効果は実施例1と略同様であるので、説明は省略する。
本発明は以上のような構造である。
実施例1に係る糠床の水取り容器10の使い方を説明する。
図20に示すように、糠床6に、糠床の水取り容器10を底部1より差し込んでおくと、時間の経過とともに網目状の孔3を有する側壁2から糠床の水8が浸透し、糠床の水取り容器10の下部に水8が溜まる。
図21に示すように、溜まった糠床の水8は、フランジ4を持って糠床の水取り容器10を取り出して捨てる。このとき、底部1を糠漬け容器7の底に近づけるほど、糠床の水8がよく抜けるので、うまみ成分が多く含まれる糠床の水8をあまり抜き取りたくない場合には、糠床の水取り容器10を差し込む位置を調整すればよい。
実施例2に係る糠床の水取り容器20の使い方は、実施例1に係る糠床の水取り容器10の使い方と略同じであるが、糠床の水取り容器20を糠床6から取り出すとき、図22に示すように、把手25を持って引けば、簡単に抜き出せる。
実施例3に係る糠床の水取り容器30の使い方は、実施例1に係る糠床の水取り容器10の使い方と略同じであるが、糠床の水取り容器30を糠床6から取り出すとき、フランジ34を持って取り出すか、図23に示すように、把手35に指をかけて引けば、簡単に取り出せる。
実施例4に係る糠床の水取り容器40の使い方は、実施例1に係る糠床の水取り容器10の使い方と略同じであるが、糠床の水取り容器40を糠床6から取り出すときは、図24に示すように、把手45に指をかけて引けば、簡単に取り出せる。
10、20、30、40:糠床の水取り容器
1、21、31、41:底部
2、22、32、42:側壁
3、23、33、43:孔
4、34:フランジ
25、35、45:把手
6:糠床
7:糠漬け容器
8:糠床の水


Claims (4)

  1. 底部と、側壁と、上部開口を有する容器において、前記側壁上部のうちの1箇所のみが、透水性の略平面で形成されている、あるいは、前記側壁上部のうちの2箇所のみが、透水性の略平面で形成され、かつ、該2箇所の透水性の略平面が略平行であり、前記透水性の略平面で形成された側壁上部以外の前記側壁及び前記底部は不透水性の面で形成されていることを特徴とする糠床の水取り容器。
  2. 前記側壁の上端周縁の全部又は一部に、フランジが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の糠床の水取り容器。
  3. 前記側壁の上端に、把手が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の糠床の水取り容器。
  4. 前記容器が、透明又は半透明の合成樹脂製であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の糠床の水取り容器。
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