JP6081539B1 - 無線通信制御機器、及び無線通信制御方法 - Google Patents

無線通信制御機器、及び無線通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局の電波送信電力を適切に制御することによって、セル間の干渉を低減する、無線通信制御装置及び無線通信制御方法を提供する。【解決手段】本発明による、無線通信制御方法は、複数の基地局によって、対象エリアを第1の電波強度以上の電波で覆う無線通信システムにおいて、複数の基地局を制御する方法であって、コンピュータが、複数の基地局の相対的な位置関係を取得するステップと、複数の基地局の相対的な位置関係から、対象エリアの境界近傍にいる基地局を特定するステップと、複数の基地局のうち、特定された基地局以外の基地局の電波送信電力を低下させるステップと、を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信制御機器、及び無線通信制御方法等に関する。
無線通信を行う端末の増加に伴い、無線ネットワークのゲートウェイとなる基地局の数も増加している。ある基地局が送信する電波によって形成される、当該電波が所定の強度で受信される範囲をセルと呼ぶ。無線通信システムにおいて、1つの基地局と当該基地局のセル内にいる端末はBSS(Basic Service Set)と呼ばれるネットワークを構成する。
特許文献1には、送信電力を制御することで、基地局間でのBSSの干渉を低減可能な通信制御装置が開示されている。特許文献1に記載の通信制御装置は、送信機206、受信機207、AP間通信システム211、アクセスポイント103、送信電力決定機能210及び送信電力設定更新機能205を備えている。送信機206は、周辺BSSがあるか否かを判定する。送信電力決定機能210及び送信電力設定更新機能205は、全てのアクセスポイントが送信電力の制御機能を有する周辺BSSがある場合には自BSS内のアクセスポイント103、ステーション104aの送信電力を設定及び更新する。他方、送信電力決定機能210及び送信電力設定更新機能205は、周辺BSSがない、または送信電力の制御を行わない周辺BSSがある場合には送信電力を最大に設定する。特許文献1に記載の通信制御装置は、上記の構成を備えることで、干渉を低減させている。
特開2008−60994号公報
無線通信システムにおいて、例えばある一定の範囲の領域(以下、「対象エリア」と呼ぶ。)における電波が、所定の電波強度を下回らないようにするには、複数の基地局における電力を制御して覆う必要がある。しかしながら、特許文献1に記載の通信制御装置に用いられるような、従来の制御方法では、送信電力制御の対象となる基地局が、対象エリア内のどこに配置されているかを考慮していない。その結果、例えば、対象エリアの境界近傍など、セル同士が重複して形成されにくい領域にいる基地局を制御対象とした場合などには、いずれの基地局にも接続できない端末が対象エリア内に発生してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、基地局の電波送信電力を適切に制御することによって、セル間の干渉を低減する、無線通信制御装置及び無線通信制御方法を提供することを目的とするものである。
本発明による、無線通信制御方法は、複数の基地局によって、対象エリアを第1の電波強度以上の電波で覆う無線通信システムにおいて、複数の基地局を制御する方法であって、コンピュータが、複数の基地局の相対的な位置関係を取得するステップと、複数の基地局の相対的な位置関係から、対象エリアの境界近傍にいる基地局を特定するステップと、複数の基地局のうち、特定された基地局以外の基地局の電波送信電力を低下させるステップと、を実行する。
本明細書等において、「部」とは、単に物理的構成を意味するものではなく、その構成が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、2つ以上の構成の機能が1つの物理的構成により実現されてもよい。
本発明によれば、基地局の電波送信電力を適切に制御することによって、セル間の干渉を低減する、無線通信制御装置及び無線通信制御方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における無線通信システムの構成図である。 本発明の第1の実施形態における管理基地局の構成図である。 本発明の第1の実施形態における管理基地局の配置を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態における送信電力制御処理の処理フローの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における送信電力制御処理実施後のセルの状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるチャネル制御処理の処理フローの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における実験1の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における実験1の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における実験1で用いたコマンドを示す図である。 本発明の第1の実施形態における実験1の結果を示す図である。 本発明の第1の実施形態における実験1の結果を示す図である。 本発明の第1の実施形態における実験1の結果を示す図である。 本発明の第1の実施形態における実験1の結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態における式(6)の値及び2πの大小関係と、セルの配置とを示す図である。 本発明の第2の実施形態における実験2で用いたコマンドを示す図である。 本発明の第2の実施形態における実験2の結果を示す図である。 図4に対応し、本発明の第3の実施形態における送信電力制御処理の処理フローの一例を示す図である。 図5に対応し、本発明の第3の実施形態における送信電力制御処理実施後のセルの状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態の1つについて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。またさらに、必要に応じて示す上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に図示された位置関係に基づくものとする。さらにまた、各実施形態における各種構成の寸法比率は、図示された寸法の比率に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
<1.システムの概要>
図1は、本実施形態に係る制御方法によって制御される無線通信システム10を示す図である。無線通信システム10は、対象となるエリア(以下、「対象エリア」と呼ぶ。)を、所定の電波強度(例えば−75dBm)以上の電波で覆うよう機能する。
図1に示すように、無線通信システム10は、制御対象となる複数の管理基地局100A〜100E(以下、管理基地局100A〜100Eを「管理基地局100」と総称する。)同士が互いにネットワークを介して接続している。
無線通信システム10におけるネットワークは、無線ネットワークや有線ネットワークにより構成される。ネットワークの一例としては、携帯電話網や、PHS(Personal Handy−phone System)網、無線LAN(Local Area Network)、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、WiMax(登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、有線LAN、電話線、電灯線ネットワーク、IEEE1394等に準拠したネットワークがある。
管理基地局100には、それぞれ、無線通信システム10において一意な識別子(以下、「SSID(Service Set ID)」とも呼ぶ。)が割り当てられている。管理基地局100同士は、互いに通信を行う際に、SSIDを確認し合い、通信相手を認識することができる。
管理基地局100は、所定の周波数(以下、「チャネル」とも呼ぶ。)の電波を送受信して、通信網を構築する。本実施形態では、通信網は、物理層としてIEEE802.11規格に準拠した無線通信網を利用する通信回線である。なお、管理基地局100が構築する通信網は、無線通信網に限定されず、LANやインターネット網に代表されるフレーム通信網(またはその組み合わせ)であればよく、物理層としては、イーサネット(登録商標)、公衆電話通信網、一般電話回線網、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよい。また、各通信網間を接続するためのゲートウェイや各種基地局、交換機なども通信網に含まれ得る。
管理基地局100A〜100Eの周囲には、それぞれセル500A〜500E(以下、セル500A〜500Eを「セル500」と総称する。)が形成されている。セル500A〜500Eは、管理基地局100が構築する通信網のうち、対応する管理基地局100A〜100Eから送信された電波が、所定の電波強度(例えば−75dBm以上の受信信号強度(以下、「RSSI(Received Signal Strength Indicator)」とも呼ぶ。))で受信される領域である。
なお、本実施形態においては、セル500A〜500Eは、互いに異なる半径を有する円である。なお、セル500A〜500Eの半径は異なるものに限定されず、同一の半径の円であってもよい。また、セル500A〜500Eの形状は、円に限らず、楕円や多角形であってもよい。また、セル500A〜500Eの形状は、当該セル内に通信の障害となる障害物がある場合には、それを考慮した形状としてもよい。
図1に示すように、端末201は、セル500A内に配置されている。また、端末202〜204はセル500Bに配置されており、端末205はセル500Cに配置されており、端末203はセル500Dに配置されており、端末204はセル500Eに配置されている。
端末200(端末200A〜200Eをまとめて、端末200と呼ぶ。)は、無線LAN等の無線通信回線によって管理基地局100に接続されたコンピュータである。具体的には、端末200として、例えば携帯電話やスマートフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット、ウェアラブル(Wearable)端末等の移動端末や固定端末が挙げられる。
管理基地局100は、自局が構築したセル500内に配置される端末200同士の無線通信を中継する役割を果たす。
<2.管理基地局100の構成>
<2−1.管理基地局100のハードウェア構成>
図2を参照して、本実施形態に係る管理基地局100の構成について説明する。
図2(A)は、管理基地局100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。管理基地局100は、アンテナ111と、通信装置110と、制御装置120とを備えている。
アンテナ111は、無線通信規格に対応したアンテナである。本実施形態では、アンテナ111は、例えばIEEE801.11規格に対応したものである。アンテナ111は、所定の周波数帯域において共振構造をもつ複共振アンテナにより構成される。アンテナ111は、通信装置110に接続され、管理基地局100の外部とアナログ信号の入出力を行う。
通信装置110は、IEEE802.11規格に対応する無線処理部である。通信装置110は、アンテナ111と制御装置120とに接続されている。通信装置110は、アンテナ111から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御装置120に入力する。また、通信装置110は、制御装置120から入力された制御信号をアナログ信号に変換し、所定の周波数変換、フィルタリング、増幅等のアナログ信号処理を施してアンテナ111へ供給する。
<2−2.制御装置120の機能構成>
図2(B)は、制御装置120の機能構成の一例を示すブロック図である。制御装置120は、信号生成部121と、位置推定部122と、電力制御部123と、チャネル設定部124と、検証部125とを有している。
(1.信号生成部121)
信号生成部121は、ビーコン信号と呼ばれる制御信号を生成する。信号生成部121は、セル500に設定するチャネルと同一のチャネルで生成したビーコン信号を、通信装置110及びアンテナ111を介して、一定周期で通信網に送信する。ビーコン信号には、当該管理基地局100のSSID、サポートしている伝送速度、セキュリティ方式等、当該管理基地局100の通信に必要な各種パラメータが含まれている。また、信号生成部121は、ビーコン信号の中に、後述する電力制御部123の処理によって自局に設定されている、送信電力を示す情報を含めることができる。
端末200は、管理基地局100が送信したビーコン信号を受信することで、ビーコン信号のチャネルから、その管理基地局のチャネルを知ることができる。
(2.位置推定部122)
位置推定部122は、無線通信システム10に含まれる複数の管理基地局100の相対的な位置関係を推定する。当該相対的な位置関係は、例えば、管理基地局100間の物理的な距離やある管理基地局100を基準点とした場合の各管理基地局100の相対的な座標である。
例えば、管理基地局100Aの位置推定部122は、管理基地局100B、100Cのビーコン信号を受信することで、管理基地局100Aから管理基地局100B及び100Cまでの距離をそれぞれ算出することができる。例えば、ビーコン信号は、当該ビーコン信号の送信局と受信局との距離に応じて減衰するので、管理基地局100Aの位置推定部122は、管理基地局100B、100Cに設定されている送信電力と、受信したビーコン信号の減衰率や減衰量から管理基地局100B、100Cまでの距離を推定することができる。位置推定部122は、ビーコン信号が送信局から受信局までの距離の2〜4乗に反比例して減衰すると仮定して、当該距離を推定してもよい。複数の管理基地局100における位置推定部122は、それぞれ自局から隣接する管理基地局100までの距離を推定し、推定した距離を示す情報を、他の管理基地局100と共有してもよい。
例えば、距離を示す情報として、位置推定部122は、他局と、その局における他の管理基地局100に関するRSSI情報を共有することができる。また、位置推定部122は、自局のセル500内に配置された端末200から自局や他局に関するRSSI情報を取得することも可能である。RSSI情報は、RSSI情報の取得元である管理基地局100や端末200(例えば、管理基地局100C)において、ある管理基地局100(例えば管理基地局100D)に関する電波が、取得元の管理基地局100や端末200(この例では、管理基地局100C)における受信時にどの程度の強度であったかを示す情報である。管理基地局100は、共有した距離を示す情報に基づいて、お互いの相対的な座標を推定することができる。
例えば、管理基地局100Aにおける位置推定部122が、自局を基準として、他の管理基地局100の相対的な座標を推定する場合を例に説明する。
このとき、例えば位置推定部122は、管理基地局100Aを原点とするxy座標を用いて、管理基地局100の相対的な座標を推定することができる。図3(A)は、位置推定部122がこのとき用いるxy座標の一例を示す図である。例えば位置推定部122は、自局に対して管理基地局100Bがいる方向にxy座標のy軸があると仮定する。さらに、位置推定部122は、自局に対して管理基地局100Cのいる方向が、x軸の正の方向であると仮定する。
まず、位置推定部122は、他の管理基地局100B〜100Eが送信するビーコン信号を受信して、その減衰率から自局と管理基地局100B〜100Eとの各距離を推定する。例えば、位置推定部122は、自局と管理基地局100Bとの距離ab、自局と管理基地局100Cとの距離acを推定する。次に、位置推定部122は、他の管理基地局100B〜100Eとの間でRSSI情報を共有する。なお、位置推定部122は、例えば管理基地局100Bにおける、自局に関するRSSI情報からも、自局と管理基地局100Bとの間の距離abを推定することができる。また、位置推定部122は、管理基地局100Bにおいて推定された距離abに関する情報を直接取得することも可能である。位置推定部122は、管理基地局100Bはy軸上にいると仮定しているので、推定した距離abから、自局に対する管理基地局100Bの座標が決まる。
次に、位置推定部122は、管理基地局Cにおける、管理基地局100Bに関するRSSI情報から、管理基地局100Bと管理基地局100Cとの間の距離bcを推定する。その結果、位置推定部122は、管理基地局100Cは、自局の座標(つまりxy座標の原点)を中心とする半径acの円と、管理基地局100Bの座標を中心とする半径bcの円との2つの交点c、c´のいずれかに配置されている、と推定することができる。この2つの交点c、c´は、y軸を中心とした対象な座標を有している。管理基地局100Cがいる方向がx軸の正の方向と仮定しているので、管理基地局100Cの座標は、2つの交点c、c´のうち、x座標が正である方の交点cの座標であると推定することができる。
位置推定部122はxy座標に、管理基地局100A、100B、100Cの相対的な座標を推定すると、残りの管理基地局100D、100Eの相対的な座標を、例えば既存の三点測量法等によって推定することができる。
なお、管理基地局100は、各管理基地局100間の相対的な位置関係を、あらかじめ記憶しておくことも可能である。また、管理基地局100がGPS機能を備えている場合は、位置推定部122は、各管理基地局100から位置情報を取得して、位置関係を把握してもよい。
また、位置推定部122は、以下の例(1)に示す式によって管理基地局100の位置の推定値を求めることで、管理基地局100の相対的な位置関係を把握することも可能である。
例(1)の式において、Siは管理基地局iの実際の位置、またdij及びdij (m)は管理基地局ij間の距離である。また、距離dmeaを各管理基地局100が他の管理基地局100を測定可能な距離の最大値とし、N個の管理基地局100のうち、n個(0≦n≦N)の管理基地局100については位置が既知であると仮定する。この場合、上記の例(1)の式によって、位置推定部122は、管理基地局100の位置の推定値P2=(Pn+1、・・・、PN)を求めることができる。
位置推定部122は、複数の管理基地局100の相対的な位置関係から、対象エリアの境界近傍にいる管理基地局100を特定する。対象エリアの境界近傍は、対象エリアの内側の領域だけでなく、外側の領域であってもよい。位置推定部122は、ドロネー三角形分割を用いることによって、対象エリアの境界近傍にいる管理基地局100を特定することができる。
図3(B)は、図1に示す無線通信システム10に含まれる管理基地局100の集合を、ドロネー三角形分割した例を示す模式図である。図3(B)に示す複数の三角形の各頂点は、1つの管理基地局100に対応している。本実施形態において、位置推定部122は、図3(B)に示す複数の三角形の各辺のうち、1つの三角形にしか所属しない辺が対象エリアの境界となる辺であると推定して、対象エリアの境界近傍にいる管理基地局100を特定する。例えば、位置推定部122は、図3に示すすべての辺がいくつの三角形に含まれるかをカウントし、1つの三角形にしか含まれない辺を特定する。そして、位置推定部122は、特定した辺の両端に位置する管理基地局100(図3(B)の例では、管理基地局100A、100C〜100E)を、対象エリアの境界近傍にいる管理基地局100であると特定する。
(3.電力制御部123)
電力制御部123は、管理基地局100が送信する電波の電力を制御する。位置推定部122によって対象エリアの境界近傍にいると特定された管理基地局100以外の管理基地局(以下、「対象局」とも呼ぶ。)において、電力制御部123は、当該管理基地局が送信する電波の送信電力を低下させる。これによって、電力制御部123は、干渉エリアの面積を低減することができる。干渉エリアは、同一チャネルが設定された二つ以上のセル同士が重なりあう領域をいう。
電力制御部123は、本実施形態における送信電力制御処理を実行する際に、まず、管理基地局100の電波送信電力を最大電力に設定する。無線通信システム10に含まれるすべての管理基地局100における電力制御部123が、それぞれ、自局の送信電力を最大電力に設定することが望ましい。例えば、図1に示したセル500は、いずれも管理基地局100が最大電力で電波を送信している場合のものである。なお、本実施形態では、電力制御部123は、すべての管理基地局100が最大電力で電波を送信している場合において、図1に示すいずれかのセル500に配置される端末200を対象として、自局の電波の送信電力を制御する。
次に、電力制御部123は、位置推定部122の処理によって、自局が対象局でないと特定された場合には、送信電力を最大電力のまま維持する。他方、位置推定部122の処理によって、自局が対象局であると特定された場合には、電力制御部123は、自局の送信電力を低下させる。
例えば、電力制御部123は、対象エリアに配置さる任意の端末200が、複数の管理基地局100のうち、少なくとも1局以上の他の管理基地局100から、所定の電波強度以上の電波を受信できるか否かに基づいて、自局の電波の送信電力を低下させる。
また、電力制御部123は、位置推定部122に、自局のセル500に配置される端末200から、RSSI情報を取得させることができる。RSSI情報は、RSSI情報の取得元である端末200において、ある管理基地局100に関する電波が、取得元の端末200における受信時にどの程度の強度であったかを示す情報である。
電力制御部123は、位置推定部122に、自局のセル500に配置される端末200から、自局に関するRSSI情報の他、他の管理基地局100に関するRSSI情報を取得させることができる。さらに、電力制御部123は、自局のセル500に配置される端末200から取得したRSSI情報を、他の管理基地局100と共有することも可能である。
図4は、図1に示す無線通信システム10における、電力制御部123の送信電力制御処理のフローの一例を示すチャートである。図1に示す無線通信システム10において、対象局は管理基地局100Bのみである。
管理基地局100Bにおける電力制御部123は、位置推定部122に管理基地局100Bの周囲の端末200から、RSSI情報を取得させる(S101)。電力制御部123は、位置推定部122に管理基地局100Bのセル500Bに配置される端末202、203、204と、セル500Bに配置されない端末201、205とのRSSI情報を分けて取得させることが望ましい。電力制御部123は、取得したRSSI情報から管理基地局100Bと各端末200との距離を算出することができる。
次に、電力制御部123は、管理基地局100Bの送信電力を所定のレベル下げた場合のセル500B´の半径に基づいて、セル500B´から外れる端末200の数i(ただし、iは自然数とする。)を求める(S102)。例えば、電力制御部123は、管理基地局100Bに設定されている現在の送信電力から1段階下げた場合のセル500B´の半径に基づいて、数iを求めることができる、例えば、端末203のみが、セル500B´から外れる場合を例に説明する。この場合、「i=1」となるので(S103:NO)、電力制御部123は次の処理に進む。なお、「i=0」となる場合(S103:YES)には、電力制御部123は、管理基地局100Bの送信電力を1段階低下させる(S107)。
次に、電力制御部123は、位置推定部122に、他のすべての管理基地局100から、i個の端末200それぞれにおける自局以外の管理基地局100それぞれに関するRSSI情報を取得させる(S104)。具体的には、管理基地局100Bはの電力制御部123は、位置推定部122に、管理基地局100A、100C〜100Eそれぞれから、端末203における管理基地局100A、100C〜100Eそれぞれに関するRSSI情報を取得させる。
電力制御部123は、取得したRSSI情報から、i個の端末200のうち、自局以外の管理基地局100のセルに配置されている端末200の数j(ただし、i≧jとする。)を求める(S105)。この例では、端末203は自局以外の管理基地局100Dのセル500Dに配置されているため、「j=i(=1)」となる(S106:YES)。従って、電力制御部123は、管理基地局100Bの送信電力を1段階低下させる(S107)。なお、「j<i」となる場合には、管理基地局100Bの送信電力を低下させると、いずれのセル500にも所属しない端末200が発生してしまうことになる。従って、電力制御部123は、管理基地局100Bの送信電力を現在の送信電力で確定させ、処理を終了する。
電力制御部123は、S102〜S107の処理を、「j<i」となるまで繰り返し実行する。
無線通信システム10において対象局となった管理基地局100は、任意の順番で送信電力制御処理を順次実行して、すべての対象局の送信電力を確定させる。
図5は、すべての管理基地局100において送信電力制御処理が完了し、無線通信システム10における送信電力が最適化された場合のセルの状態を示す図である。送信電力制御処理の実行前には、図1に示すように、端末203はセル500B及び500Dに配置され、端末204は、セル500B及び500Eに配置されていた。電力制御部123によって、送信電力が最適となるように制御された後の状態でも、端末203はセル500Dに、端末204は500Eに配置されている。このように、電力制御部123が送信電力制御処理を実行したことによって、いずれのセル500にも所属しない端末200を発生させずに、送信電力の最適化を図ることができる。
(4.チャネル設定部124)
チャネル設定部124は、干渉エリアの面積の総和に基づいて、管理基地局100それぞれに設定するチャネルを決定し、管理基地局100に再設定する、チャネル制御処理を実行する。
本実施形態に係るチャネル制御処理では、管理基地局100のセル500だけではなく、管理外基地局が構築するセルによって形成される干渉エリアも考慮して、チャネルの最適化を行う。管理外基地局は、ネットワークNに接続することができるが、無線通信システム10による管理対象外である基地局である。なお、以下では、単に「基地局」と呼ぶ場合は、管理基地局100と管理外基地局との両方を指す。
管理基地局100は、ネットワークNを介して基地局と通信を行う際には、SSIDを確認することで、通信相手の基地局が、管理基地局100であるか、管理外基地局であるかを識別することができる。
ここで、基地局のインデックスの集合をそれぞれN、Mとし、設定されるチャネルをcとする。また、基地局n(n∈(N∪M))における送信電力をpn、チャネルをcnと表記する。この場合、チャネル設定部124によるチャネル設定処理は、以下の定義を条件とする、戦略形ゲームとして定式化することができる。
・プレーヤの集合を管理基地局100群Nとする。
・戦略空間Aを管理基地局100に設定するチャネルとする。
・利得関数を以下の式(1)とする。
式(1)において、RSSIn,lは、基地局lが送信した電波を、基地局nが受信した場合において、基地局nにおける基地局nに関するRSSI情報をいう。
戦略形ゲームにおいて、以下の定義式(1)を満たす関数Vが存在するとき、この戦略形ゲームをポテンシャルゲームという。この場合、関数Vはポテンシャル関数とも呼ばれる。
ゲームがポテンシャルゲームである場合には、ナッシュ均衡と呼ばれる最適解が存在する。ナッシュ均衡は、以下の定義式(2)を満たす戦略の組(a´iiNをいう。
ここで、本実施形態に係るチャネル制御方法においては、以下の定義式(3)のようなポテンシャル関数を想定することで、上記の定義式(2)が満足される。なお、Gnllは、RSSIn,lのことを指す。
以上のことから、本実施形態に係るチャネル制御方法は、ポテンシャルゲームとなるため(あるいは,ポテンシャル関数を持つため)、ナッシュ均衡が存在する。従って、各管理基地局100のチャネル設定部124は、上記式(1)に示す利得関数を用いて、RSSIn,lの線形和を最小(つまり、利得関数を最大化する)とするチャネルを決定することで、設定されるチャネルの最適化を図ることができる。
図6は、図1に示す無線通信システム10における、チャネル設定部124のチャネル制御処理のフローを示す図である。ここでは、管理基地局100Bに設定するチャネルを決定する場合を例に説明する。
チャネル設定部124は、例えばパッシブスキャン等を行い、管理基地局100Bの周囲の基地局に関するRSSI及びチャネル情報を取得する(S201)。なお、パッシブスキャンは、管理基地局100、管理外基地局が送信しているビーコン信号をすべてのチャネルに亘って観測することをいう。次に、チャネル設定部124は、取得した、管理基地局100、管理外基地局のRSSI及びチャネル情報を用いて式(1)に示した利得関数を計算する。このときチャネル設定部124は、管理基地局100Bに設定するチャネルについて、利得関数が最大化するチャネルを選択する(S202)。
チャネル設定部124は、選択されるチャネルが所定回数以上同じチャネルとなるまで(S203:YES)、S201〜S202の処理を繰り返し実行する。
このチャネル制御処理を、管理基地局100は、すべての管理基地局100のチャネルが確定するまで、任意の順番で実行していく。これによって、無線通信システム10におけるチャネルの最適化を図ることができる。
(5.検証部125)
検証部125は、干渉エリアの増減の検証を行う。なお、検証部125は、カバレッジホールの発生の有無の検証を行うこともできる。
本実施形態では、検証部125は、干渉エリアやカバレッジホールをそれらのエリア内にいる端末200の集合として扱う。例えば、検証部125は、パッシブスキャン等を行って、自局の周囲にいる端末200から、各基地局に関するRSSI情報を取得する。検証部125は、取得したRSSI情報を他の管理基地局100と共有する。検証部125は、取得したRSSI情報と共有したRSSI情報とに基づいて、複数の管理基地局100から電波を受信している端末200を把握することができる。
電力制御部123やチャネル設定部124が、送信電力制御処理やチャネル制御処理を実行する前後で、検証部125は、端末200の電波の受信情報を把握することで、干渉エリアの増減や、カバレッジホールの発生の有無を検証することができる。
例えば、検証部125は、送信電力制御処理実行前には少なくとも1局の管理基地局100から電波を受信していたのに、送信電力制御処理実行後にいずれの管理基地局100からも電波を受信しなくなった端末200が存在する場合、カバレッジホールが発生したと判断する。
また例えば、検証部125は、チャネル制御処理実行前には複数の基地局から電波を受信していたのに、チャネル制御処理実行後に1局の基地局からしか電波を受信しなくなった端末200が存在する場合、干渉エリアが低減したと判断する。
このように、本実施形態に係る制御方法では、端末200におけるRSSI情報に基づいて、送信電力が適切となるように制御することで、干渉エリアを抑え、かつ、対象エリア内で、いずれのセル500にも所属しない端末200が発生させないことが可能になる。なお、本実施形態に係る制御方法では、送信電力の最適化によって、対象エリア内にいずれのセルにも所属しない領域(以下、「カバレッジホール」とも呼ぶ。)が発生することについては、問題としない。
<3.実験1>
図1に示す無線通信システム10を用いて、送信電力とチャネルとを制御した場合の効果を検証する実験例について説明する。
<3−1.実験1のシステム構成>
図7を用いて実験1の構成について説明する。図7(A)は、図1に示す無線通信システム10を用いて構成した、実験1の実験系の装置間の配線図を示している。図7(A)において、実線は有線接続、破線は無線接続を示している。
実験1の実験系は、管理基地局100を含む10台の基地局、データサーバ301と、DHCPサーバ302と、ルータ303と、ノートPC304とが、ハブ305に接続して構成されている。また、基地局には合計で15台の端末200が接続する。なお、各基地局に接続する端末200の数は、基地局の電波や配置等の状況によって変化する。
データサーバ301は、基地局に対する実装の簡易化のために実験系には用いられる。データサーバ301は、管理基地局100同士の情報交換を中継する。DHCPサーバ302は、ルータ303以外のすべての機器に固定のIPアドレスを割り当てる。ルータ303は、実験系で発生する通信のルーティングを行う。ノートPC304は、SSHにより各管理基地局100にプログラムの実行を指示する。
図7(B)は、実験1の諸元表である。実験1においては、各基地局に設定される送信電力は、0、3、6、9(dBm)のいずれかである。また、各基地局に設定されるチャネルは、1、6、11から選択される。
なお、実験に用いられる基地局のうち、管理基地局100には、初期値として、送信電力は最大値の9dBmが設定され、チャネルは1が設定される。
図8は、実験1における基地局と端末200の配置を示す図である。図の三角形は基地局を示し、丸は端末200を示している。
図9は、実験1で用いるコマンドの一覧を示す図である。
コマンド1は、任意の管理基地局100から、当該管理基地局100にパッシブスキャンを所定の回数行わせるコマンドである。なお、実験1では、3回パッシブスキャンを行わせる。
コマンド2は、任意の管理基地局100から、当該管理基地局100に接続するすべての端末200に向けてpingを送信するコマンドである。なお、#{dst}は、コマンド2を送信する管理基地局100に接続している端末200のIPアドレスを示している。
コマンド3は、任意の管理基地局100において、端末200から基地局に向かうACK信号を10秒間スニッフィングするコマンドである。これによって、管理基地局100及び端末200から、それぞれの基地局に関するRSSI情報を取得することができる。なお、#{dst}は、管理基地局100のIPアドレスを示している。
<3−2.手順>
管理基地局100には以下の機能を実装した。各コマンドはRubyスクリプトによって実行される。
(手順A−1):管理基地局群であることの通知
本手順では、管理基地局100に対して、送信電力を初期値(最大値)である9dBmに、チャネルを1に設定する。その後データサーバ301内の基地局リストに、管理基地局100それぞれのSSIDと現時点の送信電力pn=pmaxを登録する。
(手順A−2):周囲の管理基地局情報の取得
本手順では、図9のコマンド1をノートPC304から、管理基地局100それぞれへ送信する。
(手順A−3):送信電力制御のための端末200との通信
本手順では、図9のコマンド2をノートPC304から、管理基地局100それぞれへ送信する。
(手順A−4):送信電力制御のための情報取得
本手順では、図9のコマンド3をノートPC304から、管理基地局100それぞれへ送信する。
(手順A−5):pingの終了
本手順では、手順A−3で実行したpingを終了する。
(手順A−6):送信電力制御における送信電力軽減の可否判定
本手順では、上記「2−2」において説明した、電力制御部123による送信電力制御処理を実行する。
なお、実験1においては、電力制御部123は、確定した送信電力をデータサーバ301へ送信する。
(手順A−7−1):チャネル制御によるチャネル設定
本手順では、上記「2−2」において説明した、チャネル設定部124によるチャネル制御処理を実行する。実験1では、5連続で同じチャネルが選択された場合に、チャネル設定部124は、処理を終了する。また、パッシブスキャンは10回行い、各基地局に関するRSSIにはその最頻値を用いる。
(手順A−7−2):チャネル制御によるチャネル設定(管理外基地局除外)
本手順では、上記「3−2」において説明した、チャネル設定部124によるチャネル制御処理を、管理外基地局のチャネルを無視して実行する。実験1では、5連続で同じチャネルが選択された場合に、チャネル設定部124は、処理を終了する。また、パッシブスキャンは10回行い、各基地局に関するRSSIにはその最頻値を用いる。
<3−3.実験1の内容>
(実験1−A)
実験1−Aでは、すべての管理基地局100において、手順A−1〜手順A−6を実行する。なお手順A−6は、管理基地局100のインデックスが若い順に行う。手順A−6終了後、手順A−7−1を行う。
(実験1−B)
実験1−Bでは、手順A−7−1の代わりに手順A−7−2を行う。その他の手順は、実験1−Aと同様である。
(実験1−C)
実験1−Cでは、手順A−3〜手順A−6(送信電力制御処理)を行わない。その他の手順は、実験1−Aと同様である。
<3−4.実験1の結果>
図10〜図13を用いて実験1の結果について説明する。
図10は、カバレッジホールに関する、実験1−A〜1−Cのそれぞれの結果を示す図である。
図10(C)は、実験1−Cの結果を示している。実験1−Cでは送信電力制御処理を行わない。従って、すべての管理基地局100が最大送信電力の状態のままである。従って、図10(C)に示す、管理基地局100のセルの集合に含まれていない面Hcは、対象エリアに含まれないものとして考える。
図10(A)は、実験1−Aの結果を示している。図10(A)に示される、管理基地局100のセルの集合に含まれていない面Haは、図10(C)の面Hcよりも面積が大きくなっている。この面Haと面Hcとの差分の領域が、実験1−Aの制御の結果発生したカバレッジホールである。図10(A)において、カバレッジホールは多少発生しているものの、端末200は、確実にカバレッジ内に配置されている。
図10(B)は、実験1−Bの結果を示している。図10(B)に示される管理基地局100のセルの集合に含まれていない面Hbは、図10(A)に示される面Haと相違している。しかし、実験1−Aと実験1−Bとでは、送信電力制御処理に相違はない。従って、図10(A)及び(B)の面Ha、面Hbの違いは測定誤差とみなすことができる。
図11は、管理基地局100の干渉エリアに関する、実験1−A〜1−Cのそれぞれの結果を示す図である。図11(A)、(B)、(C)は、それぞれ実験1−A、1−B、1−Cの結果を示している。なお、図11(A)、(C)に示す領域La、Lcは干渉エリアを表している。図11より、送信電力制御処理を行わない実験1−Cと比較して、送信電力制御処理を行った実験1−A、1−Bは、管理基地局100の干渉エリアが大幅に抑えられたことが分かる。なお、実験1−Bの結果には干渉エリアがほとんどみられないのに対し、実験1−Aの結果には干渉エリアLaが表示されている。これは、実験1−Aにおいては管理外基地局からの干渉も含めてチャネル選択を行ったため、選択できるチャネルについて自由度が少なかったことに起因すると考えられる。
図12は、管理基地局100及び管理外基地局の干渉エリアに関する、実験1−A〜1−Cのそれぞれの結果を示す図である。図12(A)、(B)、(C)は、それぞれ実験1−A、1−B、1−Cの結果を示している。図11と同様に、図12(A)、(B)、(C)に示す領域La、Lb、Lcは干渉エリアを表している。
実験1−Bの干渉エリアLbの方が実験1−Aの干渉エリアLaと比較して面積が大きい。これは、実験1−Bにおいては、チャネル制御処理に管理外基地局を考慮にいれていないためと考えられる。このことから、干渉エリアの軽減には、管理外基地局を考慮に入れた方が効果的であることが分かる。
また、実験1−Cの干渉エリアLcの方が実験1−Aの干渉エリアLaと比較して面積が大きい。これは、実験1−Cでは送信電力制御処理を行っていないためと考えられる。このことから、干渉エリアの軽減には、送信電力制御処理を行った方が効果的であることが分かる。
図13は、実験1の各実験における、収束時間を示している。図13から、チャネル設定の収束時間は、管理外基地局を考慮にいれてチャネル設定を行った実験1−Aが最も遅く、送信電力制御処理を行わずにチャネル設定を行う実験1−Cが最も速いことが分かる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
本実施形態において、検証部125は、干渉エリアやカバレッジホールを幾何学的に推定する。管理基地局iのセル500の半径をri、隣接する管理基地局i、j間の局間距離をdijとする。また、本実施形態における基地局の電波の減衰モデルLs(dB)を以下の式(2)とすると、半径ri、及び局間距離dijについて以下の式(3)、(4)が成立する。
従って、検証部125は、以下の式(5)によって、干渉エリアの面積Sを推定することができる。
さらに、半径ri、及び局間距離dijにより求まる基地局i、jのそれぞれの中心点で交点を挟む角度をφijとすると、検証部125は、以下の式(6)と2πとの大小を比較することによりカバレッジホールの有無を幾何学的に判定することができる。
図14を用いて、本実施形態に係る検証部125が、カバレッジホールの有無を幾何学的に判定する例を具体的に説明する。
図14は、式(6)の値及び2πの大小関係と、セルの配置とを示す図である。
図14(A)に示3つのセルは、この3つのセルすべてが重複する領域を有していない。このような場合、式(6)の値は2πより大きくなる。従って検証部125は、3つのセルが図14(A)の状態にある場合には、カバレッジホールが存在していると判定する。
次に、図14(B)に示す3つのセルは、1点で交差している場合を模式的に示している。この場合、式(6)の値は2πに一致する。従って検証部125は、3つのセルが図14(B)の状態にある場合には、カバレッジホールが存在していないと判定する。
図14(C)に示す3つのセルは、この3つのセルすべてが重複している領域を有している。この場合、式(6)の値は、2πより小さくなる。従って検証部125は、3つのセルが図14(C)の状態にある場合には、カバレッジホールが存在していると判定する。場合を模式的に示している。
その他の検証部125の機能は第1の実施形態と同様である。
本実施形態において、チャネル設定部124は、利得関数として以下の式(7)を用いる。なお、式(7)において、Cn(pn)は、送信電力がpnの場合のセルを表している。
その他のチャネル設定部124の機能は第1の実施形態と同様である。
その他の構成、効果は第1の実施形態と同様である。
<4.実験2>
本実施形態に係る制御方法を用いて、無線通信システム10を制御した場合の効果を示す実験2について説明する。
<4−1.実験2のシステム構成>
実験2のシステム構成は、実験1と同様である。
<4−2.手順>
実験2の手順について、実験1との異なる点を説明する。
(手順A−2´):周囲の管理基地局情報の取得
本手順では、図15のコマンド4をノートPC304から、管理基地局100へ送信する。これによって、コマンドを受信した管理基地局100は、当該管理基地局100においてビーコン信号を受信できる他の管理基地局100のSSID、及びRSSI情報を取得することができる。なお、#{sec}はスニッフィングを行う秒数(この例では10秒)である。
(手順A−7−1´):チャネル制御によるチャネル設定
本手順では、第2の実施形態に係るチャネル設定部124によるチャネル制御処理を実行する。
その他の手順については実験1と同様である。
<4−3.実験2の内容>
(実験2−A)
実験2−Aでは、実験1−Aと同様の手順を実行する。ただし、手順A−7−1の代わりに手順A−7−1´を行う。
(実験2−B)
実験2−Bでは、手順A−7−2の代わりに実験1における手順A−7−1を行う。その他の手順は、実験1−Bと同様である。
(実験2−C)
実験2−Cでは、実験1−Cと同様の手順を実行する。
(実験2−D)
実験2−Dでは、実験2−Cと同様の手順を実行する。だし、手順A−7−1の代わりに手順A−7−2を行う。
<4−4.実験2の結果>
図16は、実験2の各実験における、収束時間を示している。図16から、送信電力制御処理に関して、手順A−2において、周囲の管理基地局100の情報を取得する際に、コマンド1よりもコマンド4を用いた方が、大幅に収束時間を短縮できることが分かる。また、チャネル制御処理に関して、用いる利得関数を、式(7)の関数に変更することで、大幅な時間短縮が図れることが分かる。
[第3の実施形態]
本実施形態に係る電力制御部123は、第1の実施形態とは異なり、任意の管理基地局100が、複数の管理基地局100のうち少なくとも1局以上の他の管理基地局100から所定の電波強度以上の電波を受信できるか否かに基づいて、自局の送信電力を低下させる。
図17は、図1に示す無線通信システム10における電力制御部123の送信電力制御処理のフローの一例を示すチャートである。図1の構成の場合、対象局は管理基地局100Bのみである。図17の例では、カバレッジホール発生判定に、他の管理基地局100からのRSSI情報を用いるとして説明する。
管理基地局100Bにおける電力制御部123は、位置推定部122に他のすべての管理基地局100における、管理基地局100Bに関するRSSI情報を取得させる(S301)。電力制御部123は、取得したRSSI情報から管理基地局100Bと他のすべての管理基地局100との距離を算出することができる。
次に、電力制御部123は、管理基地局100Bの送信電力を1段階さげた場合のセル500B´の半径に基づいて、セル500B´から外れる管理基地局100の数i(ただし、iは自然数とする。)を求める(S302)。例えば、管理基地局100Cのみが、セル500B´から外れる場合を例に説明する。この場合、「i=1」となるので(S303:NO)、電力制御部123は次の処理に進む。なお、「i=0」となる場合(S303:YES)には、電力制御部123は、管理基地局100Bの送信電力を1段階低下させる(S107)。
次に、電力制御部123は、i個の管理基地局100から、i個の管理基地局100において電波を受信可能な管理基地局100それぞれに関するRSSI情報を取得する(S304)。この例では、管理基地局100Bは、管理基地局100Cから管理基地局100Eに関するRSSI情報を取得している。
電力制御部123は、取得したRSSI情報から、i個の管理基地局100のうち、他の管理基地局100のセルに配置されている管理基地局100の数j(ただし、i≧jとする。)を求める(S305)。この例では、管理基地局100Cは管理基地局100Eのセル500Eに配置されているため「j=i(=1)」となる(S306:YES)。従って、電力制御部123は、管理基地局100Bの送信電力を1段階低下させる(S307)。なお、「j<i」となる場合には、管理基地局100Bの送信電力を低下させると、カバレッジホールが発生してしまうことになる。従って、電力制御部123は、管理基地局100Bの送信電力を現在の送信電力で確定させ、処理を終了する。
電力制御部123は、S302〜S307の処理を、「j<i」となるまで繰り返し実行する。
図18は、各管理基地局100において送信電力制御処理が完了し、すべての管理基地局100の送信電力が最適化された場合のセルの状態を示す図である。送信電力制御処理の実行前には、図1に示すように、管理基地局100Aは自局のセル500Aの他、セル500B及び500Dに配置されて、管理基地局100Cは自局のセル500Cの他、セル500B及び500Eに配置されていた。電力制御部123によって、送信電力が最適となるように制御された後の状態では、図18に示すように、管理基地局100Aは自局のセル500Aの他は、セル500Dにのみ配置されて、管理基地局100Cは自局のセル500Cの他は、セル500Eにのみ配置されている。
このように電力制御部123が送信電力制御処理を実行することによって、いずれの他のセル500にも所属しない管理基地局100が発生させずに、送信電力の最適化を図ることができる。
電力制御部123のその他の機能は第1の実施形態と同様である。
このように、本実施形態に係る制御方法では、送信電力を他の管理基地局100におけるRSSI情報に基づいて制御することで、すべての管理基地局100が、少なくとも1局以上の他の管理基地局100のセル500に配置された状態で、干渉エリアの面積を低減することができる。
その他の構成、機能は、第1の実施形態と同様である。
[その他の実施形態]
以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば既述の実施形態において、管理基地局100は制御装置120を有し、自律的に送信電力とチャネルの制御を行うとして説明した。しかし、これに限定されず、例えば、無線通信システム10は、管理基地局100を制御する管理サーバを備える構成としてもよい。この場合、管理サーバは、既述の実施形態において、制御装置120上に構成されていた機能の一部又は全部を有することができる。
10 無線通信システム
100 管理基地局
110 通信装置
111 アンテナ
120 制御装置
121 信号生成部
122 位置推定部
123 電力制御部
124 チャネル設定部
125 検証部
200 端末
N ネットワーク

Claims (7)

  1. 複数の基地局によって、対象エリアを第1の電波強度以上の電波で覆う無線通信システムにおいて、前記複数の基地局を制御する無線通信制御方法であって、
    コンピュータが、
    前記複数の基地局の相対的な位置関係を取得するステップと、
    前記複数の基地局の相対的な位置関係から、前記対象エリアの境界近傍にいる基地局を特定するステップと、
    前記複数の基地局のうち、特定された前記基地局以外の基地局の電波送信電力を低下させるステップと、
    を実行する無線通信制御方法。
  2. 前記無線通信制御方法は、さらに、前記コンピュータが、
    前記複数の基地局のうち隣接する前記基地局同士の距離を示す信号を、前記複数の基地局のうちの他の基地局に共有させるステップと、
    前記距離を示す信号に基づいて、前記複数の基地局の相対的な位置関係を推定するステップと、
    を実行する、請求項1に記載の無線通信制御方法。
  3. 前記低下させるステップは、
    前記複数の基地局それぞれが、前記複数の基地局のうち少なくとも1局以上の他の基地局から第2の電波強度以上の電波を受信できるように、前記電波送信電力を低下させる、請求項1または2に記載の無線通信制御方法。
  4. 前記低下させるステップは、
    前記対象エリアに含まれる端末が、前記複数の基地局のうち少なくとも1局以上の他の基地局から第2の電波強度以上の電波を受信できるように、前記電波送信電力を低下させる、請求項1または2に記載の無線通信制御方法。
  5. 前記境界近傍にいる基地局は、最大電力で電波を送信する、請求項1〜4いずれか一項に記載の無線通信制御方法。
  6. 前記対象エリアは、複数の基地局それぞれが送信する所定の周波数帯域の電波によって覆われる複数のカバー領域によって構成され、
    前記複数のカバー領域のうち、少なくとも隣接する2つ基地局のカバー領域は、互いに前記所定の周波数帯域に含まれる同一の周波数の電波によって覆われており、
    前記無線通信制御方法は、さらに、前記コンピュータが、
    前記同一の周波数の電波で覆われるカバー領域同士が重なった領域の面積の総和に基づいて、前記複数の基地局それぞれに設定する周波数を決定し、前記複数の基地局に再設定するステップ
    を実行する、請求項1〜5いずれか一項に記載の無線通信制御方法。
  7. 複数の基地局によって対象エリアを所定の電波強度以上の電波で覆う無線通信システムにおいて、前記複数の基地局のうちの特定の基地局を制御する無線通信制御機器であって、
    前記複数の基地局の相対的な位置関係を取得する取得部と、
    前記複数の基地局の相対的な位置関係から、前記対象エリアの境界近傍にいる基地局を特定する特定部と、
    前記特定部によって前記特定の基地局が対象エリアの境界近傍にいると特定されなかった場合に、前記特定の基地局の電波送信電力を低下させる制御部と、
    を備える無線通信制御機器。
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