JP6079462B2 - 車両用外部充電器接続構造 - Google Patents

車両用外部充電器接続構造 Download PDF

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Description

本発明は、車外充電器の充電コネクタを車載充電ポートに挿入した状態で車外充電器からの電力により車載バッテリを充電する際に用いる車両用外部充電器接続構造に関し、特に充電コネクタが充電中に充電ポートから外脱することのないようにする充電コネクタ外脱防止機構の改良提案に係わる。
充電中に充電コネクタが充電ポートから外脱することは、充電用の給電路が強電系であることともあって、好ましくない。
そこで、充電コネクタが充電中に充電ポートから外脱することのないようにする必要があり、そのための充電コネクタ外脱防止機構としては従来、例えば特許文献1に記載のごときものが知られている。
この提案技術は、充電コネクタを充電ポートに挿入したバッテリ充電中、充電用の給電路に流れる電流を検出し、この電流検出に応答して電磁ソレノイドを作動させることにより、充電ポートに対する充電コネクタの挿脱方向を横切る方向へロックピンを進出させて、その先端部の係合作用により上記挿入状態の充電コネクタが充電ポートから外脱することのないようにしたものである。
実開平04−121673号公報
しかし上記した型式の充電コネクタ外脱防止機構にあっては、電磁ソレノイドが作動不能になるなどにより、充電コネクタの外脱防止機能を司るロックピンの先端部が充電コネクタのロック孔内に陥入し得ず、充電コネクタの外脱防止を果たし得ない場合の対策が何ら施されていない。
そのため、かかる充電コネクタの外脱防止不可状態であっても充電が行われ得ることとなる。
この充電中に、充電コネクタから外部充電器に至る電源コードに誤って足を引っかけるなどにより充電コネクタが充電ポートから引き抜かれる方向の外力を受けると、充電コネクタが充電ポートから外脱することがあり、当該充電中における充電コネクタの外脱は、充電用の給電路が強電系であることともあって好ましくない。
本発明は、充電ポートに対する充電コネクタの挿入が完了すると充電コネクタの外脱防止が機械的に行われるよう改良することで、上記のような充電中における充電コネクタの外脱に関する問題が決して起きることのないにした車両用外部充電器接続構造を提供することを目的とする。
この目的のため、本発明による車両用外部充電器接続構造は、これを以下のごとくに構成する。
先ず本発明の前提となる車両用外部充電器接続構造を説明するに、これは、
車両用外部充電器の充電コネクタを挿入され、該挿入状態でこの充電コネクタから電力供給を受けて車載バッテリを充電可能にする充電ポートと、
該充電ポートに対する前記充電コネクタの挿脱方向を横切る方向へ進退して、前記挿入状態の充電コネクタが充電ポートから外脱するのを防止または許容する充電コネクタ外脱制限部材とを具備したものである。
本発明の車両用外部充電器接続構造は、上記基本構成における充電コネクタ外脱制限部材に対し以下のような工夫を凝らして、充電コネクタ外脱防止機能を果たし得ないまま充電が行われることが決していないようにしたものである。
つまり前記充電コネクタ外脱制限部材は、前記外脱防止を司る外脱防止用脚部と、前記充電ポートに対する前記充電コネクタの挿入時に該充電コネクタにより押動される押動用脚部とを一体化して具えると共に、これら外脱防止用脚部および押動用脚部の一体ユニットを、前記挿入時の充電コネクタにより前記押動用脚部が押動される時、前記外脱防止用脚部が前記充電コネクタの挿脱を許容していた後退位置から該充電コネクタの外脱を防止する進出位置となるよう揺動可能に枢支して構成した点に特徴づけられる。
上記した本発明の車両用外部充電器接続構造によれば、
充電ポートに対する充電コネクタの挿入時に、押動用脚部が充電コネクタにより押動されて、外脱防止用脚部および押動用脚部の一体ユニットが対応方向へ揺動され、この揺動によって外脱防止用脚部が充電コネクタの挿脱を許容していた後退位置から充電コネクタの外脱を防止する進出位置となるため、
充電ポートに対する充電コネクタの挿入が完了すると、外脱防止用脚部によって充電コネクタの外脱防止が機械的に行われることとなる。
従って、充電コネクタの挿入完了で充電が開始されたときは、これによって必ず充電コネクタの外脱防止が行われており、充電中に充電コネクタが外脱されてしまう従来の懸念を払拭することができる。
本発明の第1実施例になる車両用外部充電器接続構造を具えた車両の前半分を、外部充電状態で示す側面図である。 図1における車両用外部充電器接続構造の充電ポートに対する充電コネクタの挿入状態を示す側面図である。 図1における車両用外部充電器接続構造の充電コネクタ外脱防止機構を示す平面図である。 図3における充電コネクタ外脱防止機構を、充電コネクタが挿入されて、その外脱が防止された状態で示す縦断側面図である。 図3における充電コネクタ外脱防止機構を、充電コネクタが部分的に挿入され、その外脱防止が行われていない状態で示す要部縦断側面図である。 本発明の第2実施例になる車両用外部充電器接続構造の充電コネクタ外脱防止機構を示す平面図である。 図6の充電コネクタ外脱防止機構を、充電コネクタが挿入されて、その外脱が防止された状態で示す縦断側面図である。 図7における充電コネクタ外脱防止機構を、充電コネクタが部分的に挿入され、その外脱防止が行われていない状態で示す要部縦断側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
<第1実施例の構成>
図1は、本発明の第1実施例になる車両用外部充電器接続構造を具えた車両の前半分を、外部充電状態で示す側面図である。
図中1は、車両用外部充電器である充電スタンド、2は、充電コネクタをそれぞれ示し、これら充電スタンド1および充電コネクタ2間を電源ケーブル3によって接続する。
車両4は、床下に強電バッテリ5を収納して具え、当該バッテリ5の電力により、ボンネットフード6の下方に画成されたモータルーム内のモータ/ジェネレータ(図示せず)を駆動して走行するものとする。
車両4は更に、上記モータルームの前方空所内に収納して充電ポート7を具え、当該充電ポート収納空所の上方開口部を開閉蓋8により塞ぐことにより充電ポート7への塵埃の侵入を防ぐ。
車載バッテリ5および充電ポート7間を充電ケーブル9により電気接続する。
車載バッテリ5への充電に際しては、通常は閉じている開閉蓋8を図1に示すごとくに開いて充電ポート7を露出させ、この充電ポート7に充電コネクタ2を図2のごとく挿入して両者間を電気接続する。
この状態で充電スタンド1の操作により、当該充電スタンド1の電力を順次、電源ケーブル3、充電コネクタ2、充電ポート7、および充電ケーブル9によりバッテリ5に向かわせ、これへの充電を行う。
充電完了後は、充電スタンド1の操作により上記の給電を終了させ、その後に充電コネクタ2を充電ポート7から引き抜いて外脱し、更に開閉蓋8を図1の開位置から閉位置となす。
<充電コネクタ外脱防止機構>
ところで上記の外部充電器接続構造において、充電コネクタ2を充電ポート7に挿入した状態で行うバッテリ充電中に充電ポート7から充電コネクタ2が抜けて外脱することは、充電用の給電路が強電系であることともあって、好ましくない。
そこで、充電コネクタ2が充電中に充電ポート7から外脱することのないようにする必要があり、本実施例ではそのための充電コネクタ外脱防止機構を図2に示すごとく、充電ポート7に設けた充電コネクタ外脱制限部材11と、そのロックピン11aの図示する進出位置でその進出方向先端部分が陥入するよう充電コネクタ2に設けたロック孔2aとで構成する。
なお充電コネクタ2に設けるロック孔2aは、図2に示す充電コネクタ2の挿入完了位置で、進出位置のロックピン11aに整列するよう配置する。
充電コネクタ外脱制限部材11は後で詳述するが、ロックピン11aを一方の脚部として有し、これと対向する他方の脚部11bを有し、これら両脚部11a,11bを一体化して略U字状に構成するが、ロックピン11aが図2の進出位置になるとき、ロックピン11aの進出方向先端部分が充電コネクタ2のロック孔2a内に陥入し、両者の係合によって充電コネクタ2が充電ポート7から外脱するのを防止することができる。
従って、ロックピン11aは本発明における外脱防止用脚部に相当する。
上記したようにロックピン11aで充電コネクタ2の外脱防止を司る充電コネクタ外脱制限部材11は図3〜5に示すごとく、対向脚部11a,11b間を橋絡部11cにより相互に結合して三者を一体化した略U字状に構成する。
一方の脚部11aは上記した通り、そして図2,4に示すごとく、充電コネクタ2のロック孔2a内に陥入して充電コネクタ2の外脱防止を司るロックピン(外脱防止用脚部)の用をなすものであるため、この用が可能となるよう充電コネクタ外脱制限部材11は、他方の脚部11bを枢支ピン12で充電ポート7に揺動可能に支持する。
これによりロックピン11aは、充電コネクタ外脱制限部材11の揺動に伴って、充電ポート7に対する充電コネクタ2の挿脱方向(図4,5に矢印で示す)を横切る方向(図4,5の下方および上方)へ進退する。
他方の脚部11bは、図4,5に示すごとく充電コネクタ外脱制限部材11の全揺動域において充電ポート7内に突出し続ける長さとし、ロックピン11aが充電コネクタ2の外脱防止機能を果たす図4の進出位置にある場合よりも、ロックピン11aが充電コネクタ2の挿脱を許容する図5の後退位置にある場合において、より一層、脚部11bの先端が充電コネクタ2の引き抜き方向(図5の矢印方向)に位置するようになす。
かくて、ロックピン11aが充電コネクタ2の挿脱を許容する図5の後退位置となる充電コネクタ外脱制限部材11の揺動位置において開始される、充電コネクタ2の充電ポート7への挿入時に、この挿入完了(充電コネクタ端子の接続完了)よりも前の充電コネクタ挿入過程で、充電コネクタ2の先端面は脚部11bの先端面に衝接して脚部11bを図5の位置から図の左方へ押動する。
これにより充電コネクタ外脱制限部材11は枢支ピン12の周りで図5の時計方向へ揺動され、図4に示す充電コネクタ2の挿入完了位置でロックピン11aが先端部分を充電コネクタロック孔2aに陥入される進出位置となって、充電コネクタ2の外脱防止を果たすことができる。
従って充電コネクタ外脱制限部材11の脚部11bは、本発明における押動用脚部に相当する。
図4に示す挿入状態の充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すに際しては、ロックピン11aを、充電コネクタ外脱制限部材11の以下に説明する後退方向揺動機構により、図4の進出位置から図5の後退位置へ変位させてロックピン11aをロック孔2aから脱出させる必要があり、この状態にすることで充電コネクタ2を図5のように充電ポート7から抜いて取り外すことができる。
上記充電コネクタ外脱制限部材11の後退方向揺動機構は、図3,4に示すように充電コネクタ外脱制限部材11の揺動中心(ピン12)に同軸に配して、この充電コネクタ外脱制限部材11と共に揺動するよう、該充電コネクタ外脱制限部材11に一体結合したセクタギヤ13と、このセクタギヤ13に噛合するピニオンギヤ14と、当該ピニオンギヤ14を回転させるアクチュエータとしてのモータ15とで構成する。
なおセクタギヤ13およびピニオンギヤ14は、本発明における可逆回転伝動機構に相当する
図4に示す挿入状態の充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すに際しては、モータ15によりピニオンギヤ14を時計方向へ回転させ、このピニオンギヤ14によりセクタギヤ13を充電コネクタ外脱制限部材11と共に、ピン12の周りで図4の反時計方向へ揺動させる。
充電コネクタ外脱制限部材11が図4の進出位置から図5の後退位置まで揺動する間に、充電コネクタ外脱制限部材11の脚部11bは充電コネクタ2を外脱方向へ若干距離だけ変位させるが、その後は充電コネクタ2を手で外脱方向に引く。
ところで充電コネクタ外脱制限部材11が図5の後退位置に揺動し、ロックピン11aがロック孔2aから脱出しているため、充電コネクタ2を手で外脱方向に引くことで、この充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すことができる。
ここで、セクタギヤ13およびピニオンギヤ14は、充電コネクタ外脱制限部材11とモータ(アクチュエータ)15との間を駆動結合する本発明の回転伝動機構を構成するが、これを、モータ(アクチュエータ)15の非通電状態で逆駆動可能な可逆回転伝動機構として構成する。
これにより、充電コネクタ2を図5の位置から更に充電ポート7に挿入する時、モータ(アクチュエータ)15を非通電状態にしておくだけで、何らの制御も要することなく充電コネクタ外脱制限部材11を枢支ピン12の周りで図5の位置から図4の位置へ揺動させ得て、充電コネクタ2の外脱防止を果たすことができるようになす。
ところで、モータ15の故障などにより充電コネクタ外脱制限部材11を図4のロックピン進出位置から図5のロックピン後退位置へ揺動させ得なくなって、充電コネクタ2を図2,4の挿入状態で充電ポート7から取り外すことができなくなった場合、車両を走行させ得なくなる。
このときの緊急対策用に本実施例では図3,4に示すごとく、アンロック操作棒16を設ける。
このアンロック操作棒16は、一端16aをスポット溶接17などによりセクタギヤ13に結着し、他端16bを図4の矢印方向へ手動操作することによって、充電コネクタ外脱制限部材11を図4のロックピン進出位置から図5のロックピン後退位置へ揺動させ得るものとする。
従ってアンロック操作棒16は、本発明における手動操作系を構成する。
かかるアンロック操作棒16の設置により、モータ15の故障などで充電コネクタ外脱制限部材11を図4のロックピン進出位置から図5のロックピン後退位置へ揺動させ得なくなっても、この揺動を、アンロック操作棒16の手動操作により生起させ得て、充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すことができ、車両が走行不能になるのを回避することができる。
<第1実施例の効果>
上記した第1実施例によれば、ロックピン11aが充電コネクタ2の挿脱を許容する図5の後退位置となる充電コネクタ外脱制限部材11の揺動位置において開始される、充電コネクタ2の充電ポート7への挿入時に、充電コネクタ2が脚部11bを図5の位置から左方へ押動して、充電コネクタ外脱制限部材11を枢支ピン12の周りで図5の時計方向へ揺動させ、これによりロックピン11aをロック孔2aに陥入させて充電コネクタ2の外脱防止を果たす構成であるため、
充電ポート7に対する充電コネクタ2の挿入が完了すると、ロックピン11aによって充電コネクタ2の外脱防止が機械的に行われることとなり、これによって、充電コネクタ2の挿入完了で充電が開始されたときは必ず充電コネクタ2の外脱防止が行われており、充電中に充電コネクタ2が外脱されてしまう懸念を払拭することができる。
また、モータ15によりギヤ13,14を介して充電コネクタ外脱制限部材11を図4の位置から図5の位置へ揺動させ得る構成としたため、
図4に示す挿入状態の充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すに際し、ロックピン11aを図4の進出位置から図5の後退位置へ変位させてロックピン11aをロック孔2aから脱出させ、充電コネクタ2を図5のように充電ポート7から抜いて取り外すことができる。
更に、モータ15および充電コネクタ外脱制限部材11間の回転伝動機構をギヤ13,14により構成して、可逆回転伝動機構と成したため、
充電コネクタ2を図5の位置から更に充電ポート7に挿入する時、モータ15を非通電状態にしておくだけで、何らの制御も要することなく充電コネクタ外脱制限部材11を枢支ピン12の周りで図5の位置から図4の位置へ揺動させ得て、充電コネクタ2の外脱防止を果たすことができる。
また、スポット溶接17などによりセクタギヤ13に結着してアンロック操作棒16を設け、その端部16bを図4の矢印方向へ手動操作することによって、充電コネクタ外脱制限部材11を図4のロックピン進出位置から図5のロックピン後退位置へ揺動させ得るよう構成したため、
モータ15の故障などにより充電コネクタ外脱制限部材11を図4の位置から図5の位置へ揺動させ得なくなった場合でも、この揺動を、アンロック操作棒16の手動操作で生起させることができ、充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すことができなくなって車両が走行不能に陥るのを回避することができる。
<第2実施例>
図6〜8は、本発明の第2実施例になる車両用外部充電器接続構造を示し、本実施例においては、図7に示す挿入状態の充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すに際し、ロックピン11aが図7の進出位置から図8の後退位置へ変位するよう充電コネクタ外脱制限部材11を揺動させるための後退方向揺動機構を以下のごとくに構成し、他の構成は第1実施例と同様なものとする。
つまり充電コネクタ外脱制限部材11の後退方向揺動機構は、図6,7に示すように充電コネクタ外脱制限部材11の揺動中心(ピン12)に同軸に配して、この充電コネクタ外脱制限部材11と共に揺動するよう、該充電コネクタ外脱制限部材11に一体結合したセクタギヤ13と、アクチュエータとしてのモータ15により駆動されるピニオンギヤ14と、これらセクタギヤ13およびピニオンギヤ14に噛合して両者間を回転結合するアイドラギヤ18とで構成する。
なおセクタギヤ13、ピニオンギヤ14およびアイドラギヤ18は、本発明における可逆回転伝動機構に相当する
図7に示す挿入状態の充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すに際しては、モータ15によりピニオンギヤ14を反時計方向へ回転させ、このピニオンギヤ14によりアイドラギヤ18を介してセクタギヤ13を充電コネクタ外脱制限部材11と共に、ピン12の周りで図7の反時計方向へ揺動させる。
充電コネクタ外脱制限部材11が図7の進出位置から図8の後退位置まで揺動する間に、充電コネクタ外脱制限部材11の脚部11bは充電コネクタ2を外脱方向へ若干距離だけ変位させるが、その後は充電コネクタ2を手で外脱方向に引く。
ところで充電コネクタ外脱制限部材11が図8の後退位置に揺動し、ロックピン11aがロック孔2aから脱出しているため、充電コネクタ2を手で外脱方向に引くことで、この充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すことができる。
ここで、セクタギヤ13、ピニオンギヤ14およびアイドラギヤ18は、充電コネクタ外脱制限部材11とモータ(アクチュエータ)15との間を駆動結合する本発明の回転伝動機構を構成するが、これを、モータ(アクチュエータ)15の非通電状態で逆駆動可能な可逆回転伝動機構として構成する。
これにより、充電コネクタ2を図8の位置から更に充電ポート7に挿入する時、モータ(アクチュエータ)15を非通電状態にしておくだけで、何らの制御も要することなく充電コネクタ外脱制限部材11を枢支ピン12の周りで図8の位置から図7の位置へ揺動させ得て、充電コネクタ2の外脱防止を果たすことができるようになす。
ところで、モータ15の故障などにより充電コネクタ外脱制限部材11を図7のロックピン進出位置から図8のロックピン後退位置へ揺動させ得なくなって、充電コネクタ2を図7の挿入状態で充電ポート7から取り外すことができなくなった場合、車両を走行させ得なくなる。
このときの緊急対策用に本実施例では図6,7に示すごとく、手動操作メンバ21を車両用外部充電器接続構造の操作し易い箇所とか設置可能な箇所に配置して設ける。
そして、この手動操作メンバ21と、セクタギヤ13(ピニオンギヤ14またはアイドラギヤ18でもよい)との間を、2本一組のリンク部材22,23により相互に連節する。
ここで手動操作メンバ21、セクタギヤ13、およびリンク部材22,23は、本発明における手動操作系を構成する。
リンク部材22,23のうち、一方のリンク部材22は両端間を固定ピン24の周りで揺動可能に枢支し、他方のリンク部材23は両端間を移動ピン25の周りで揺動可能に枢支し、この移動ピン25は充電ポート7に設けた長孔7a内でリンク部材23の長手方向へ変位可能とし、リンク部材23の移動枢支点を提供する。
リンク部材22,23の隣接端同士をピン26により相互に連節し、リンク部材22の他端に手動操作メンバ21を連結し、リンク部材23の他端をピン27でセクタギヤ13に連節する。
かくして、手動操作メンバ21を図7の矢印方向へ手動操作することで、固定ピン24の周りにおけるリンク部材22の揺動、および移動ピン25の周りにおけるリンク部材23の揺動を介し、充電コネクタ外脱制限部材11を図7のロックピン進出位置から図8のロックピン後退位置へ揺動させることができる。
従って手動操作メンバ21およびリンク部材22,23は、本発明における手動操作系を構成する。
かかる手動操作メンバ21およびリンク部材22,23の設置により、モータ15の故障などで充電コネクタ外脱制限部材11を図7のロックピン進出位置から図8のロックピン後退位置へ揺動させ得なくなっても、この揺動を、メンバ21の図7に矢印で示す方向の手動操作により生起させ得て、充電コネクタ2を充電ポート7から取り外すことができ、車両が走行不能になるのを回避することができる。
<第2実施例の効果>
上記した第2実施例によれば、第1実施例の効果を全て奏し得るのに加えて、以下の効果をも得ることができる。
つまり、手動操作メンバ21を設け、これと、セクタギヤ13(ピニオンギヤ14またはアイドラギヤ18でもよい)との間を、2本一組のリンク部材22,23により相互に連節するため、
メンバ21を手動操作するときの力を軽減し得ると共に、この手動操作メンバ21を操作し易い箇所とか設置可能な箇所に自由に配置し得て設計の自由度を高めることができる。
また2本一組のリンク部材22,23のうち、一方のリンク部材22は両端間を固定ピン24の周りで揺動可能に枢支し、他方のリンク部材23は両端間を移動ピン25の周りで揺動可能に枢支するため、リンク部材22,23の揺動時における「こじり」を無くし得て、メンバ21の手動操作に要する力を更に軽減することができる。
1 充電スタンド(外部充電器)
2 充電コネクタ
2a 充電コネクタロック孔
3 電源ケーブル
4 車両
5 車載バッテリ
6 ボンネットフード塗りつぶす
7 充電ポート
7a 長孔
8 充電ポート開閉蓋
9 充電ケーブル
11 充電コネクタ外脱制限部材
11a ロックピン(外脱防止用脚部)
11b 押動用脚部
11c 橋絡部
12 枢支ピン
13 セクタギヤ(可逆回転伝動機構)
14 ピニオンギヤ(可逆回転伝動機構)
15 モータ(アクチュエータ)
16 アンロック操作棒(手動操作系)
17 スポット溶接
18 アイドラギヤ
21 手動操作メンバ(手動操作系)
22,23 リンク部材(手動操作系)
24 固定ピン(固定枢支点)
25 移動ピン(移動枢支点)
26,27 連節ピン

Claims (6)

  1. 車両用外部充電器の充電コネクタを挿入され、該挿入状態でこの充電コネクタから電力供給を受けて車載バッテリを充電可能にする充電ポートと、
    該充電ポートに対する前記充電コネクタの挿脱方向を横切る方向へ進退して、前記挿入状態の充電コネクタが充電ポートから外脱するのを防止または許容する充電コネクタ外脱制限部材とを具備した車両用外部充電器接続構造において、
    前記充電コネクタ外脱制限部材は、前記外脱防止を司る外脱防止用脚部と、前記充電ポートに対する前記充電コネクタの挿入時に該充電コネクタにより押動される押動用脚部とを一体化して具えると共に、これら外脱防止用脚部および押動用脚部の一体ユニットを、前記挿入時の充電コネクタにより前記押動用脚部が押動される時、前記外脱防止用脚部が前記充電コネクタの挿脱を許容していた後退位置から該充電コネクタの外脱を防止する進出位置となるよう揺動可能に枢支して構成したことを特徴とする車両用外部充電器接続構造。
  2. 請求項1に記載された車両用外部充電器接続構造において、
    前記外脱防止用脚部および押動用脚部の一体ユニットを、前記外脱防止用脚部が前記進出位置から前記後退位置となる外脱許可方向へ揺動させるアクチュエータを設けたことを特徴とする車両用外部充電器接続構造。
  3. 請求項2に記載された車両用外部充電器接続構造において、
    前記外脱防止用脚部および押動用脚部の一体ユニットと、アクチュエータとの間を、可逆回転伝動機構により駆動結合したことを特徴とする車両用外部充電器接続構造。
  4. 請求項3に記載された車両用外部充電器接続構造において、
    前記可逆回転伝動機構を成す任意の回転メンバに手動操作系を連結して設け、該手動操作系により前記回転メンバを介して前記外脱防止用脚部および押動用脚部の一体ユニットを前記外脱許可方向へ揺動可能に構成したことを特徴とする車両用外部充電器接続構造。
  5. 請求項4に記載された、車両用外部充電器接続構造において、
    前記手動操作系は、手動操作メンバを具え、この手動操作メンバと前記回転メンバとの間をリンク部材により相互に連節した構成になるものであることを特徴とする車両用外部充電器接続構造。
  6. 請求項5に記載された、車両用外部充電器接続構造において、
    前記リンク部材を、相互に連節した2本一組のリンク部材により構成し、一方のリンク部材は両端間を固定枢支点周りで揺動可能に支持し、他方のリンク部材は移動枢支点周りで揺動可能に支持したことを特徴とする車両用外部充電器接続構造。
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