JP6079076B2 - 物体追跡装置及び物体追跡方法 - Google Patents

物体追跡装置及び物体追跡方法 Download PDF

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Description

本発明は、物体追跡装置及び物体追跡方法に関する。
近年、入力画像中の追跡対象を追跡する技術として、パーティクルフィルタを用いた追跡技術が研究されている。パーティクルフィルタは、事後確率を利用するベイズフィルタの近似計算法であり、有限個のパーティクルによって確率分布関数を表現し、それを用いて時系列の予測を行うものである。時系列の様々な特徴量を尤度として扱うことができるために応用範囲が広い。
非特許文献1には、入力画像中の人物(人物画像)を追跡する技術を開示する。非特許文献1に開示された技術は、人物の上半身のエッジがオーム型になることから、オーム型のBスプライン曲線をパーティクルとして設定する。そして、非特許文献1に開示された技術は、Bスプライン曲線を並進、伸縮、回転させることで多数のパーティクルを生成し、これらのパーティクルを追跡対象である人物の周辺に分散させる。そして、非特許文献1に開示された技術は、各パーティクルで尤度を測定し、尤度の高さに比例する確率でN個のパーティクルを選択する(選択ステップ)。なお、尤度は、各パーティクルと入力画像中のエッジとの距離となる。これらの距離が小さいほど尤度が高い。
そして、非特許文献1に開示された技術は、選択ステップで選択された尤度の高いN個のパーティクルを入力画像上にランダムに分散させる(予測ステップ)。そして、非特許文献1に開示された技術は、各パーティクルの尤度を算出し、これらの尤度を加重平均することで、人物の位置を推定(測定)する(測定ステップ)。
一方、特許文献1は、追跡対象の推定形状を複数の基準形状の線形和として表すことで、追跡対象の形状(輪郭)を推定する技術を開示する。すなわち、特許文献1に開示された技術は、基準形状を示すBスプライン曲線を複数用意する。そして、特許文献1に開示された技術は、基準形状の線形和(各Bスプライン曲線に係数を乗じた値の和)を追跡対象の推定形状とする。基準形状は、例えばぐー、ちょき、ぱーとなる。そして、特許文献1に開示された技術は、係数の組(係数セット)をパーティクルとする。したがって、パーティクルは推定形状を示す。特許文献1に開示された技術は、遷移確率が高い基準形状に多くのパーティクルを配置する(遷移確率が高い基準形状の係数が大きいパーティクルを多数用意する)ことで、追跡対象の形状を推定する。
特許文献2は、色を尤度とすることで、追跡対象を追跡する技術を開示する。すなわち、特許文献2に開示された技術は、画素をパーティクルとして入力画像に分散させる。そして、パーティクルの色と目標色(追跡対象の色に相当)との差分をパーティクルの尤度として算出する。そして、特許文献2に開示された技術は、尤度に基づいて、追跡対象を追跡する。
特開2010−152557号公報 特開2010−251849号公報
CONDENSATION−Conditional Density Propagation for Visual Tracking, MICHAEL ISARD AND ANDREW BLAKE, International Journal of Computer Vision 29(1), 5−28(1998)
しかし、非特許文献1には、オクルージョンに弱いという問題があった。すなわち、人物画像の一部が他の画像によって遮蔽された場合、人物画像のエッジはオーム型にならない。したがって、どのパーティクルも尤度が不安定になるので、人物の追跡精度が落ちる。
同様に、特許文献1の技術もオクルージョンに弱いという問題があった。すなわち、特許文献1の技術では、パーティクルは追跡対象の推定形状を示す。したがって、入力画像において、追跡対象の一部が他の物体によって遮蔽された場合、どのパーティクルの形状も追跡対象の形状に一致しない。したがって、どのパーティクルも尤度が不安定になるので、追跡対象の追跡精度が落ちる。このように、非特許文献1及び特許文献1に開示された技術は、オクルージョンに弱いという問題があった。
さらに、特許文献2では、色を尤度としているため、入力画像に色の特徴が少ない場合(例えば、色のコントラストが少ない場合)に、各パーティクルの尤度が不安定になり、追跡精度が落ちるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、オクルージョンに強い物体追跡を行うことができ、かつ、入力画像に色の特徴が少ない場合であっても追跡対象を精度よく追跡することが可能な、新規かつ改良された物体追跡装置及び物体追跡方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、入力画像からエッジ情報を抽出するエッジ情報生成部と、エッジに基づいて、エッジの周辺の重みが大きい重みマップを生成する重みマップ生成部と、重みマップに基づいて、複数の局所エッジを有し、かつ局所エッジの配置が互いに異なる複数のパーティクルを生成するパーティクル生成部と、パーティクルに基づいて、入力画像から追跡対象を検出する追跡対象検出部と、を備えることを特徴とする、物体追跡装置が提供される。
ここで、複数のパーティクルのうち、いずれか一のパーティクルが有する局所エッジは、他のパーティクルが有する局所エッジの一部が欠落したものであっていてもよい。
また、追跡対象検出部は、入力画像にパーティクルを配置するサンプリング部と、入力画像のエッジと、入力画像に配置されたパーティクルとの類似度をエッジ尤度として算出する観測部と、エッジ尤度に基づいて、追跡対象を検出する追跡情報生成部と、を備えてもよい。
また、追跡情報生成部は、エッジ尤度を重みとする加重平均に基づいて、追跡対象の位置及び速度を算出してもよい。
また、重みマップ生成部は、エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを重みマップに重畳することで、重みマップを更新するようにしてもよい。
また、パーティクル生成部は、エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを次フレームのパーティクルとしてもよい。
また、重みマップ生成部は、フレーム間で画素値が変化した画素の重みを大きくすることで、重みマップを更新するようにしてもよい。
また、重みマップ生成部は、追跡対象の移動ベクトルと同じ移動ベクトルを有する画素の重みを大きくすることで、重みマップを更新するようにしてもよい。
本発明の他の観点によれば、入力画像からエッジ情報を抽出するステップと、エッジ情報に基づいて、エッジ情報の周辺の重みが大きい重みマップを生成するステップと、重みマップに基づいて、複数の局所エッジを有し、かつ局所エッジの配置が互いに異なる複数のパーティクルを生成するステップと、パーティクルに基づいて、入力画像から追跡対象を検出するステップと、を含むことを特徴とする、物体追跡方法が提供される。
ここで、複数のパーティクルのうち、いずれか一のパーティクルが有する局所エッジは、他のパーティクルが有する局所エッジの一部が欠落したものであっていてもよい。
また、入力画像にパーティクルを配置するステップと、入力画像のエッジ情報と、入力画像に配置されたパーティクルとの類似度をエッジ尤度として算出するステップと、エッジ尤度に基づいて、追跡対象を検出するステップと、を含むようにしてもよい。
また、エッジ尤度を重みとする加重平均に基づいて、追跡対象の位置及び速度を算出するステップを含んでいてもよい。
また、エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを重みマップに重畳することで、重みマップを更新するようにしてもよい。
また、エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを次フレームのパーティクルとするようにしてもよい。
また、フレーム間で画素値が変化した画素の重みを大きくすることで、重みマップを更新するステップを含むようにしてもよい。
また、追跡対象の移動ベクトルと同じ移動ベクトルを有する画素の重みを大きくすることで、重みマップを更新するステップを含むようにしてもよい。
以上説明したように本発明に係る物体追跡装置は、複数のパーティクルを生成する。ここで、各パーティクルは、複数の局所エッジを有し、かつ、互いに異なっている。したがって、物体追跡装置は、オクルージョンによって追跡対象の一部が隠れても、当該隠れた部分に局所エッジを有しないパーティクルに基づいて、追跡対象を追跡することができる。したがって、物体追跡装置は、オクルージョンに強い追跡を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る追跡対象追跡システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる追跡対象追跡システムによる処理の手順を示すフローチャートである。 入力画像の一例を示す説明図である。 勾配方向の量子化を説明するための説明図である。 重みマップの一例を示す説明図である。 エッジ候補(エッジレット(Edgelet)形状パターン)の一例を示す説明図である。 パーティクルの一例を示す説明図である。 パーティクルの一例を示す説明図である。 パーティクルの一例を示す説明図である。 重みマップの他の例を示す説明図である。 パーティクルの他の例を示す説明図である。 更新された重みづけマップの一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る追跡対象追跡システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる追跡対象追跡システムによる処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る追跡対象追跡システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる追跡対象追跡システムによる処理の手順を示すフローチャートである。 オクルージョンの問題を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.背景技術が有する問題点の検討>
本発明者は、背景技術が有する問題点について鋭意検討した結果、本実施形態に係る物体追跡装置に想到するに至った。そこで、背景技術、具体的には非特許文献1、特許文献1、2が有する問題点について詳細に説明する。
非特許文献1及び特許文献1に開示された技術は、上述したように、オクルージョンに弱いという問題があった。図17(a)はオクルージョンの一例を示す。この例では、人物画像110の一部が人物画像120によって遮蔽されている。一方、非特許文献1に開示された技術は、図17(b)に示すように、オーム型のBスプライン曲線500をパーティクルとしていた。このため、非特許文献1に開示された技術は、人物画像110の追跡中にオクルージョンが生じた場合、人物画像110のエッジがオーム型にならない。したがって、どのパーティクルも尤度が不安定になるので、人物の追跡精度が落ちる。
同様に、特許文献1の技術もオクルージョンに弱いという問題があった。すなわち、特許文献1の技術では、パーティクルは追跡対象の推定形状を示す。したがって、入力画像において、追跡対象の一部が他の物体によって遮蔽された場合、どのパーティクルの形状も追跡対象の形状に一致しない。したがって、どのパーティクルも尤度が不安定になるので、追跡対象の追跡精度が落ちる。このように、非特許文献1及び特許文献1に開示された技術は、オクルージョンに弱いという問題があった。
さらに、特許文献2では、色を尤度としているため、入力画像に色の特徴が少ない場合(例えば、色のコントラストが少ない場合)に、各パーティクルの尤度が不安定になり、追跡精度が落ちるという問題があった。
さらに、非特許文献1には、追跡対象の形状変化に弱いという問題もあった。すなわち、非特許文献1では、オーム型のBスプライン曲線を並進、伸縮、回転させることでパーティクルを設定する。したがって、追跡対象の形状変化がBスプライン曲線の並進、伸縮、回転では表現できない場合、各パーティクルの尤度が不安定になる。
さらに、非特許文献1及び特許文献1では、追跡対象の形状に対する事前知識が必要になるので、汎用性が低下するという問題があった。すなわち、非特許文献1及び特許文献1では、パーティクルが追跡対象の形状を表すので、追跡精度を担保するためには、パーティクルが追跡対象の形状を正しく反映している必要がある。したがって、これらの文献に開示された技術を実現するためには、設計者等は、追跡対象がどのような形状を有するかを事前に把握しておく必要がある。
これに対し、本実施形態に係る物体追跡装置は、局所エッジを複数有し、かつ互いに異なる複数のパーティクルを生成し、これらのパーティクルに基づいて、追跡対象(例えば人物等の移動物体)を検出する。これにより、物体追跡装置は、オクルージョン及び形状変化に強い物体追跡を行うことができ、追跡対象に対する事前知識が不要であり、かつ入力画像に色の特徴が少ない場合であっても追跡対象を精度よく追跡することができる。以下、本実施形態を詳細に説明する。
<2.第1の実施形態>
(物体追跡システムの構成)
まず、図1等に基づいて、第1の実施形態に係る物体追跡システム1−1の構成について説明する。物体追跡システム1−1は、カメラ10と、物体追跡装置20−1と、表示装置30とを備える。
(カメラ10)
カメラ10は、撮影を行うことで撮像画像を生成し、物体追跡装置20−1に出力する。
(物体追跡装置)
物体追跡装置20−1は、画像入力部21、画像記録部22、出力制御部23、物体検出部24、物体追跡部25−1、及び追跡情報記録部26を備える。なお、物体追跡装置20−1は、CPU、ROM、RAM、及びハードディスク等のハードウェア構成を有する。ROMには、物体追跡装置20−1に画像入力部21、画像記録部22、出力制御部23、物体検出部24、物体追跡部25−1、及び追跡情報記録部26を実現させるためのプログラムが記録されている。CPUは、ROMに記録されたプログラムを読みだして実行する。したがって、これらのハードウェア構成により、画像入力部21、画像記録部22、出力制御部23、物体検出部24、物体追跡部25−1、及び追跡情報記録部26が実現される。
(画像入力部)
画像入力部21は、カメラ10から与えられた撮像画像を入力画像として取得し、画像記録部22に記憶する。図3に入力画像の一例として入力画像100を示す。図3に示すように、入力画像にはxy軸が設定されており、各画素はxy座標及び画素値(輝度等)を有する。図3に示す例では、左上端の画素が原点となり、水平方向に伸びる軸がx軸、鉛直方向に伸びる軸がy軸となっている。また、入力画像100には、人物画像101、102が描かれている。
(画素記録部及び出力制御部)
画像記録部22は、入力画像を記憶する。出力制御部23は、画像記録部22から入力画像を取得し、追跡情報記録部26から追跡情報を取得する。ここで、追跡情報は、物体追跡部25−1による追跡結果に関する情報であり、具体的には、追跡対象の現フレームでの位置座標、及び移動ベクトル等である。
(物体検出部)
物体検出部24は、画像記録部22から入力画像を取得し、入力画像から追跡対象を検出する。追跡対象は、例えば人物、人物の顔、車両等である。検出の方法は特に制限されず、公知の方法が任意に適用可能である。例えば、物体検出部24は、P.Viola and M.Jones, ’’Rapid object Detection using a Boosted Cascade of Simple Features,’’ Proc.of IEEE Conf.CVPR, 1, pp.511−518, 2001.等に記載された検出方法に基づいて、追跡対象を検出する。検出結果は、物体追跡部25−1に出力される。
(物体追跡部)
物体追跡部25−1は、エッジ情報生成部25a、初期重みマップ生成部25b、初期パーティクル生成部25c、サンプリング部25d、観測部25e、追跡情報生成部25f、重みマップ更新部25g、及びパーティクル更新部25hを備える。初期重みマップ生成部25b及び重みマップ更新部25gが重みマップ生成部を構成し、初期パーティクル生成部25c及びパーティクル更新部25hがパーティクル生成部を構成する。また、サンプリング部25d、観測部25e、及び追跡情報生成部25fが追跡対象検出部を構成する。
(エッジ情報生成部)
エッジ情報生成部25aは、画像記録部22から入力画像を取得し、物体検出部24から与えられた検出結果に基づいて、入力画像から追跡対象のエッジ情報を抽出する。具体的には、エッジ情報生成部25aは、追跡対象のエッジ部分の画素毎に画素値の勾配強度及び勾配方向を算出する。すなわち、エッジ情報は、画素の座標と勾配強度及び勾配方向との対応関係を示す。座標(x,y)の画素が有する勾配強度は以下の式(1)で示される。
Figure 0006079076
式(1)中、G(x,y)は勾配強度であり、G(x,y)はx方向の勾配であり、G(x,y)はy方向の勾配である。x方向の勾配は、座標(x+1,y)の画素が有する画素値と座標(x,y)の画素が有する画素値との差分である。同様に、y方向の勾配は、座標(x,y+1)の画素が有する画素値と座標(x,y)の画素が有する画素値との差分である。座標(x,y)の画素が有する勾配方向は、以下の式(2)で表される。式(2)中、θ(x,y)は勾配方向である。
Figure 0006079076
さらに、エッジ情報生成部25aは、勾配方向をk(kは1以上の整数)方向に量子化し、量子化した勾配方向毎の勾配強度を算出する。以下、量子化前の勾配方向を単に「勾配方向」とも称し、量子化された勾配方向を「量子化勾配方向」とも称する。勾配強度は、以下の式(3)で示される。
Figure 0006079076
式(3)中、Ψ(x,y)は勾配強度を示す。式(3)によれば、各画素は、ある1つの量子化勾配方向に対してのみ実効値(0より大きな値)を有する。図4は、k=6の場合における勾配方向と量子化勾配方向との対応関係を示す。この例の場合、ある画素の勾配強度がG(x,y)、勾配方向が35度となる場合、量子化勾配方向=1のときに勾配強度=G(x,y)となる。エッジ情報生成部25aは、エッジ情報を初期重みマップ生成部25b、初期パーティクル生成部25c、観測部25e、重みマップ更新部25g、及びパーティクル更新部25hに出力する。
(初期重みマップ生成部)
初期重みマップ生成部25bは、追跡対象の追跡開始時に初期重みマップを生成する。初期重みマップは、重みマップの初期値である。初期重みマップ生成部25bは、具体的には、エッジ情報をそのまま重みマップとする。重みマップは、画素毎に重み情報を有する。この場合、重み情報は勾配強度に一致する。初期重みマップ生成部25bは、エッジ情報に2次元のガウシアンフィルタを作用させることで、物体中央の重みを大きくしてもよい。したがって、重みマップでは、入力画像のエッジ周辺で重みが大きくなる。初期重みマップ生成部25bは、生成した重みマップ(初期重みマップ)を初期パーティクル生成部25c及び重みマップ更新部25gに出力する。
図5に重みマップの一例として重みマップ200を示す。重みマップ200は、入力画像100に対応するものである。また、この例では、図3に示す人物画像101が追跡対象となっている。重みマップ200中の曲線201は、重みが大きくなる領域であり、人物画像101のエッジ部分101Aに対応する。
(初期パーティクル生成部)
初期パーティクル生成部25cは、初期重みマップと、エッジ情報とに基づいて、複数の局所エッジを有し、かつ局所エッジの配置が互いに異なる複数の初期パーティクルを生成する。初期パーティクルは、パーティクルの初期値である。初期パーティクル生成部25cは、追跡対象の追跡開始時に初期パーティクルを生成する。
具体的には、初期パーティクル生成部25cは、初期重みマップの各画素が有する重み情報に基づいてランダムサンプリング(重み付きランダムサンプリング)を行うことで、所定数の画素を選択する。このランダムサンプリングによれば、重み情報の大きな画素の周辺から多数の画素が選択される。なお、初期パーティクル生成部25cは、サンプリングの偏りを低減するために、選択の際の条件として既選択との距離が一定値以上であるという条件を設定しても良い。そして、初期パーティクル生成部25cは、選択座標毎に局所エッジを選択する。
具体的には、初期パーティクル生成部25cは、複数のエッジ候補(エッジレット形状パターン)を記憶する。エッジ候補は、例えば直線、円弧等である。すなわち、初期パーティクル生成部25cは、互いに長さ及び向きが異なる複数の直線、互いに半径及び中心角が異なる複数の円弧をエッジ候補として記憶する。図6に、エッジ候補の一例として、エッジ候補250を示す。もちろん、エッジ候補は直線及び曲線に限られず、任意の形状の曲線であってもよい。例えば、直線及び曲線の組み合わせであってもよい。エッジ候補は、複数の画素で構成され、各画素には、識別番号(画素の順番)、xy座標、及び量子化勾配方向が設定されている。なお、エッジ候補のxy座標の基準となるxy軸は入力画像のxy軸とは別に設定されている。
そして、初期パーティクル生成部25cは、各エッジ候補と選択画素及びその近傍のエッジ情報との類似度、すなわちエッジレット類似度を以下の式(4)、(5)に基づいて算出する。
Figure 0006079076
式(4)、(5)中、S(p)はエッジレット類似度であり、pは選択画素のxy座標(x,y)であり、Kはエッジ候補の長さ(すなわち画素数)であり、uはエッジ候補を構成するi番目の画素のxy座標である。G(u+p)は、u+pの画素が有する勾配強度(実効値)であり、Ψ(u+p)は、u+pの画素が有する量子化勾配方向であり、Ψ はエッジ候補を構成するi番目の画素が有する量子化勾配方向である。
l[x]は、量子化勾配方向の差xの重みを表している。すなわち、Ψ(u+p)とΨ とのなす角が小さいほど重みは大きくなり、これらのなす角が90度に近いほど、重みは小さくなる。式(5)では、k=6の場合の重みを示した。なお、式(4)、(5)によれば、エッジレット類似度は勾配強度に大きく依存するので、初期パーティクル生成部25cは、勾配強度をガンマ補正等に補正することで、勾配強度への依存度を低くしてもよい。
初期パーティクル生成部25cは、エッジレット類似度が最も高いエッジ候補を選択画素の局所エッジとする。すなわち、初期パーティクル生成部25cは、局所エッジとしてエッジレットを利用し、局所エッジの尤度としてエッジレット類似度を利用する。
初期パーティクル生成部25cは、すべての選択画素に対して局所エッジを選択した後、複数の初期パーティクルを生成する。具体的には、初期パーティクル生成部25cは、局所エッジをランダムに複数選択し、選択された局所エッジと選択画素とが関連付けられた初期パーティクルを生成する。以下、パーティクルを構成する選択画素を「パーティクル代表画素」とも称する。そして、初期パーティクル生成部25cは、同様に局所エッジをランダムに選択することで、初期パーティクルを複数生成する。
図7〜図9に、初期パーティクルの一例として初期パーティクル300〜302を示す。初期パーティクル300〜302は、それぞれ局所エッジ310〜312を有する。なお、図7〜図9では、参考のために、重みマップ200の曲線201を重畳して示す。曲線201は、エッジ情報に対応しているので、各局所エッジ310〜312は曲線201とほぼ形状が一致している。
また、初期パーティクル300〜302は、互いに異なる局所エッジ310〜312を有する。すなわち、初期パーティクル300〜302は互いに異なっている。具体的には、各初期パーティクルが有する局所エッジは、他の初期パーティクルが有する局所エッジの一部が欠落したものとなっている。例えば、初期パーティクル300では、初期パーティクル301内の局所エッジ311a、311bが欠落している。同様に、初期パーティクル301では、初期パーティクル300内の局所エッジ310aが欠落している。同様に、初期パーティクル302では、初期パーティクル300内の局所エッジ310a及び初期パーティクル301内の局所エッジ311aが欠落している。
このように、各初期パーティクルで一部の局所エッジを欠落させることとしたのは、以下の理由による。すなわち、追跡対象の一部が他の画像によって隠された場合、隠れた部分のエッジ情報も消失する。したがって、エッジ情報が消失した箇所に局所エッジが存在する場合、その局所エッジのエッジ尤度(後述)が不安定になる。例えば、人物画像101の右腕部分が他の画像(例えば人物画像102)によって隠された場合、局所エッジ311aのエッジ尤度は不安定になる。この結果、初期パーティクル301全体のエッジ尤度も不安定になる。そこで、本実施形態では、各パーティクルで一部の局所エッジを欠落させることした。これにより、例えば初期パーティクル302では人物画像101の右腕部分に局所エッジが存在しないので、右腕部分が隠れたとしても、初期パーティクル302全体のエッジ尤度は安定する。これにより、本実施形態では、オクルージョンに強い追跡が可能になる。
初期パーティクル生成部25cは、生成したパーティクル、すなわち初期パーティクルをサンプリング部25d及びパーティクル更新部25hに出力する。
(サンプリング部)
サンプリング部25dは、初期パーティクル生成部25cまたはパーティクル更新部25hから与えられたパーティクルに基づいて、以下の処理を行う。まず、サンプリング部25dは、サンプリングを最初に行う(前フレームで初期パーティクルが生成された)場合には、パーティクルの配置位置を入力画像の中心画素とする。サンプリング部25dは、2回目以降のサンプリング時(パーティクル更新部25hからパーティクルが与えられた場合)には、前フレームのパーティクルの配置位置に追跡対象の移動ベクトル(前フレームで算出される)を加えた位置を現フレームのパーティクルの配置位置とする。
そして、サンプリング部25dは、パーティクルの配置位置を中心としたガウス分布に従って、パーティクルを分散させる。具体的には、サンプリング部25dは、パーティクルの配置位置を中心としたガウス分布に従って、パーティクルの中心位置を決定し、パーティクルの中心位置と入力画像の中心画素との差分をパーティクル代表画素の座標値に加算する。サンプリング部25dは、分散後の各パーティクルに関するサンプリング情報を観測部25eに出力する。
(観測部)
観測部25eは、サンプリング情報に基づいて、各パーティクルのエッジ尤度を算出する。具体的には、観測部25eは、上述した式(4)、(5)に基づいて、パーティクルを構成する局所エッジ毎にエッジレット類似度を算出する。このエッジレット類似度は各局所エッジのエッジ尤度となる。なお、この処理では、pはパーティクル代表画素のxy座標(x,y)となり、Kは局所エッジの長さ(すなわち画素数)となり、uは局所エッジを構成するi番目の画素のxy座標となる。G(u+p)は、u+pの画素が有する勾配強度(実効値)となり、Ψ(u+p)は、u+pの画素が有する量子化勾配方向となり、Ψ は局所エッジを構成するi番目の画素が有する量子化勾配方向となる。そして、観測部25eは、局所エッジのエッジ尤度を合計することで、パーティクルのエッジ尤度を算出する。観測部25eは、各パーティクルのエッジ尤度に関する観測結果情報を追跡情報生成部25f及び重みマップ更新部25gに出力する。
(追跡情報生成部)
追跡情報生成部25fは、観測結果情報に基づいて、追跡対象の現フレームでの位置を特定する。すなわち、追跡情報生成部25fは、追跡対象を検出する。具体的には、追跡情報生成部25fは、各パーティクルの中心位置座標に各パーティクルのエッジ尤度を重みとして乗じることで重み付き中心位置座標を算出し、重み付き中心位置座標を算術平均する。すなわち、追跡情報生成部25fは、各パーティクルの中心位置座標を加重平均する。追跡情報生成部25fは、これにより得られた座標を追跡対象の現フレームでの位置とする。そして、追跡情報生成部25fは、追跡対象の現フレームでの位置座標から前フレームでの位置座標を減じることで、追跡対象の移動ベクトルを算出する。なお、追跡情報生成部25fは、追跡対象の平均移動量を移動ベクトルとしてもよい。平均移動量は、例えば、追跡対象の現フレームでの位置座標から初期位置(追跡情報生成部25fが最初に特定した追跡対象の位置)座標を減じた値である。もちろん、追跡情報生成部25fは、他の値を移動ベクトルとしてもよい。これにより、前記追跡情報生成部は、エッジ尤度を重みとする加重平均に基づいて、前記追跡対象の位置及び速度(移動ベクトル)を算出する。追跡情報生成部25fは、追跡対象の現フレームでの位置及び移動ベクトルに関する追跡情報を追跡情報記録部26に記憶する。
(重みマップ更新部)
重みマップ更新部25gは、前フレームの重みマップ(初期重みマップまたは前フレームで更新された重みマップ)を更新する。具体的には、重みマップ更新部25gは、前フレームの重みマップにエッジ情報を加算する。具体的には、重みマップ更新部25gは、エッジ情報中の勾配強度を加算する。さらに、重みマップ更新部25gは、最大尤度となったパーティクルの局所エッジを重みマップに加算する。
具体的には、重みマップ更新部25gは、重みマップの各画素の内、局所エッジに相当する画素の重みを所定値だけ大きくする。これにより、重みマップ更新部25gは、前フレームの重みマップを更新する。この処理により、追跡対象の形状変化に強い追跡が可能になる。さらに、オクルージョンにより隠れている部分の重みが小さくなり、かつ、見えている範囲がパーティクルの局所エッジとして選択されやすくなる。すなわち、オクルージョンに強い追跡が可能になる。なお、重みマップ更新部25gは、最大尤度のパーティクルのみならず、エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを用いて、同様の処理を行なってもよい。重みマップ更新部25gは、更新された重みマップをパーティクル更新部25hに出力する。
図10に更新前の重みマップの例として重みマップ210を示す。重みマップ210中の領域211は、所定値以上の重みを有する領域を示す。図11は、重みマップ210に基づいて算出された最大尤度のパーティクル303を示す。パーティクル303は、局所エッジ313を有する。図12に更新後の重みマップ220を示す。重みマップ220中の領域221は、局所エッジ313と重なるので、重みが大きくなっている。一方、領域222は、局所エッジ313と重ならないので、前フレームの値が維持される。
(パーティクル更新部)
パーティクル更新部25hは、更新後の重みマップと、エッジ情報とに基づいて、前フレームのパーティクル(初期パーティクルまたは前フレームで更新されたパーティクル)を更新する。具体的には、パーティクル更新部25hは、初期パーティクル生成部25cと同様の処理を更新後の重みマップと、エッジ情報とに基づいて行うことで、パーティクルを更新する。なお、パーティクル更新部25hは、ランダムサンプリングによる精度低下を抑制するために、前フレームで最大尤度となったパーティクルを更新後のパーティクル(次フレームのパーティクル)に含めても良い。なお、重みマップ更新部25gは、最大尤度のパーティクルのみならず、エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを更新後のパーティクルに含めてもよい。パーティクル更新部25hは、更新後のパーティクルをサンプリング部に出力する。
(追跡情報記録部及び表示装置)
追跡情報記録部26は、追跡情報を記録する。表示装置30は、出力制御部23による制御により、入力画像及び追跡情報を重畳して表示する。すなわち、表示装置30は、入力画像上に追跡対象の現フレームでの位置座標及び移動ベクトルを表示することができる。
(物体追跡システムによる処理)
次に、物体追跡システム1−1による処理の手順を図2に示すフローチャートに沿って説明する。なお、以下の処理に並行して、カメラ10は撮像画像を画像入力部21に出力し、画像入力部21は撮像画像を入力画像として画像記録部22に記憶するものとする。
ステップS10において、物体検出部24は、追跡対象を検出し、検出結果を物体追跡部25−1に出力する。エッジ情報生成部25aは、画像記録部22から現フレームの入力画像を取得し、物体検出部24から与えられた検出結果に基づいて、入力画像から追跡対象のエッジ情報を抽出する。エッジ情報生成部25aは、エッジ情報を初期重みマップ生成部25b、初期パーティクル生成部25c、観測部25e、重みマップ更新部25g、及びパーティクル更新部25hに出力する。その後、物体追跡装置20−1は、以下のステップS20〜S90の処理をすべての追跡対象に対して行う。
ステップS20において、初期重みマップ生成部25bは、現フレームが追跡開始時か否か(すなわち、初期重みマップ及び初期パーティクルが生成済みであるか否か)を判定する。そして、初期重みマップ生成部25bは、現フレームが追跡開始時である(初期重みマップ及び初期パーティクルが未生成である)と判定した場合には、ステップS30に進む。一方、初期重みマップ生成部25bは、現フレームが追跡開始後である(初期重みマップ及び初期パーティクルが生成済みである)と判定した場合には、ステップS50に進む。
ステップS30において、初期重みマップ生成部25bは、追跡対象の追跡開始時に初期重みマップを生成する。初期重みマップ生成部25bは、具体的には、エッジ情報をそのまま重みマップとする。重みマップは、画素毎に重み情報を有する。初期重みマップ生成部25bは、生成した重みマップ(初期重みマップ)を初期パーティクル生成部25c及び重みマップ更新部25gに出力する。
ステップS40において、初期パーティクル生成部25cは、初期重みマップと、エッジ情報とに基づいて、複数の局所エッジを有し、かつ局所エッジの配置が互いに異なる複数の初期パーティクルを生成する。初期パーティクルは、パーティクルの初期値である。初期パーティクル生成部25cは、追跡対象の追跡開始時に初期パーティクルを生成する。
具体的には、初期パーティクル生成部25cは、初期重みマップの各画素が有する重み情報に基づいてランダムサンプリング(重み付きランダムサンプリング)を行うことで、所定数の画素を選択する。そして、初期パーティクル生成部25cは、選択座標毎に局所エッジを選択する。
具体的には、初期パーティクル生成部25cは、各エッジ候補と選択画素及びその近傍のエッジ情報との類似度、すなわちエッジレット類似度を上述した式(4)、(5)に基づいて算出する。
初期パーティクル生成部25cは、エッジレット類似度が最も高いエッジ候補を選択画素の局所エッジとする。初期パーティクル生成部25cは、すべての選択画素に対して局所エッジを選択した後、複数の初期パーティクルを生成する。具体的には、初期パーティクル生成部25cは、局所エッジをランダムに複数選択し、選択された局所エッジと選択画素とが関連付けられた初期パーティクルを生成する。そして、初期パーティクル生成部25cは、同様に局所エッジをランダムに選択することで、初期パーティクルを複数生成する。
初期パーティクル生成部25cは、生成したパーティクル、すなわち初期パーティクルをサンプリング部25d及びパーティクル更新部25hに出力する。その後、物体追跡装置20−1は、本処理を終了する。
ステップS50において、サンプリング部25dは、初期パーティクル生成部25cまたはパーティクル更新部25hから与えられたパーティクルに基づいて、以下の処理を行う。まず、サンプリング部25dは、現フレームのパーティクルの配置位置を算出する。そして、サンプリング部25dは、パーティクルの配置位置を中心としたガウス分布に従って、パーティクルを分散させる。サンプリング部25dは、分散後の各パーティクルに関するサンプリング情報を観測部25eに出力する。
ステップS60において、観測部25eは、サンプリング情報に基づいて、各パーティクルのエッジ尤度を算出する。具体的には、観測部25eは、上述した式(4)、(5)に基づいて、パーティクルを構成する局所エッジ毎にエッジレット類似度を算出する。このエッジレット類似度は各局所エッジのエッジ尤度となる。そして、観測部25eは、局所エッジのエッジ尤度を合計することで、パーティクルのエッジ尤度を算出する。観測部25eは、各パーティクルのエッジ尤度に関する観測結果情報を追跡情報生成部25f及び重みマップ更新部25gに出力する。
ステップS70において、追跡情報生成部25fは、観測結果情報に基づいて、追跡対象の現フレームでの位置を特定する。すなわち、追跡情報生成部25fは、追跡対象を検出する。具体的には、追跡情報生成部25fは、各パーティクルの中心位置座標を加重平均する。追跡情報生成部25fは、これにより得られた座標を追跡対象の現フレームでの位置とする。そして、追跡情報生成部25fは、追跡対象の現フレームでの位置座標から前フレームでの位置座標を減じることで、追跡対象の移動ベクトルを算出する。追跡情報生成部25fは、追跡対象の現フレームでの位置及び移動ベクトルに関する追跡情報を追跡情報記録部26に記憶する。
ステップS80において、重みマップ更新部25gは、前フレームの重みマップ(初期重みマップまたは前フレームで更新された重みマップ)を更新する。具体的には、重みマップ更新部25gは、前フレームの重みマップにエッジ情報を加算する。さらに、重みマップ更新部25gは、最大尤度となったパーティクルの局所エッジを重みマップに加算する。これにより、重みマップ更新部25gは、前フレームの重みマップを更新する。重みマップ更新部25gは、更新された重みマップをパーティクル更新部25hに出力する。
ステップS90において、パーティクル更新部25hは、更新後の重みマップと、エッジ情報とに基づいて、前フレームのパーティクル(初期パーティクルまたは前フレームで更新されたパーティクル)を更新する。具体的には、パーティクル更新部25hは、初期パーティクル生成部25cと同様の処理を、更新後の重みマップとエッジ情報とに基づいて行うことで、パーティクルを更新する。パーティクル更新部25hは、更新後のパーティクルをサンプリング部に出力する。その後、物体追跡装置20−1は、本処理を終了する。
以上により、第1の実施形態によれば、物体追跡装置20−1は、複数のパーティクルを生成する。ここで、各パーティクルは、複数の局所エッジを有し、かつ、互いに異なっている。したがって、物体追跡装置20−1は、オクルージョンによって追跡対象の一部が隠れても、当該隠れた部分に局所エッジを有しないパーティクルのエッジ尤度を高めることができる。すなわち、物体追跡装置20−1は、当該隠れた部分に局所エッジを有しないパーティクルに基づいて、追跡対象を追跡することができる。したがって、物体追跡装置20−1は、オクルージョンに強い追跡を行うことができる。
さらに、物体追跡装置20−1は、局所エッジを用いて物体追跡を行うので、入力画像に色の特徴が少ない場合であっても追跡対象を精度よく追跡することができる。さらに、物体追跡装置20−1は、局所エッジを有するパーティクルを自動的に生成するので、追跡対象に対する事前知識が不要となる。また、さまざまな形状の追跡対象を追跡することが可能となる。
さらに、第1の実施形態では、複数のパーティクルのうち、いずれか一のパーティクルが有する局所エッジは、他のパーティクルが有する局所エッジの一部が欠落したものとなっている。したがって、物体追跡装置20−1は、追跡対象の一部がオクルージョンによって隠れても、当該隠れた部分に局所エッジを有しないパーティクルのエッジ尤度を高くすることができる。
さらに、物体追跡装置20−1は、パーティクルの配置位置の周辺にパーティクルを分散(配置)し、入力画像のエッジ情報と、入力画像に配置されたパーティクルとの類似度をエッジ尤度として算出する。そして、物体追跡装置20−1は、パーティクルのエッジ尤度に基づいて、追跡対象を検出する。したがって、物体追跡装置20−1は、オクルージョンに強い物体追跡を行うことができる。
さらに、物体追跡装置20−1は、エッジ尤度を重みとする加重平均に基づいて、前記追跡対象の位置及び速度を算出するので、物体追跡をより正確に行うことができる。
さらに、物体追跡装置20−1は、エッジ尤度が所定値以上となるパーティクル、具体的には、最大尤度のパーティクルを重みマップに重畳することで、重みマップを更新する。したがって、物体追跡装置20−1は、形状変化に強い物体追跡を行うことができる。
さらに、物体追跡装置20−1は、エッジ尤度が所定値以上となるパーティクル、具体的には、最大尤度のパーティクルを次フレームのパーティクルとするので、ランダムサンプリングによる精度低下を抑制することができる。
<3.第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。まず、図13に基づいて、第2の実施形態に係る物体追跡システム1−2の構成について説明する。物体追跡システム1−2は、カメラ10と、物体追跡装置20−2と、表示装置30とを備える。物体追跡装置20−2は、物体追跡装置20−1の物体追跡部25−1を物体追跡部25−2に置き換えたものである。
そして、物体追跡部25−2は、物体追跡部25−1にフレーム間差分生成部25iを追加し、物体追跡部25−1の初期重みマップ生成部25b及び重みマップ更新部25gを初期重みマップ生成部25j及び重みマップ更新部25kに変更したものである。
(フレーム間差分生成部)
フレーム間差分生成部25iは、前フレーム(現フレームの1フレーム前のフレーム)及び現フレームの入力画像を画像記録部22から取得する。そして、フレーム間差分生成部25iは、画素毎に画素値の差分(前フレームの画素値と現フレームの画素値との差分)を算出し、さらに、差分の絶対値、すなわちフレーム間差分絶対値を算出する。そして、フレーム間差分生成部25iは、画素とフレーム間差分絶対値とが関連付けられたフレーム間差分絶対値マップを生成し、初期重みマップ生成部25jに出力する。
(初期重みマップ生成部)
初期重みマップ生成部25jは、エッジ情報と、フレーム間差分絶対値マップとに基づいて、初期重みマップを生成する。具体的には、例えば、初期重みマップ生成部25jは、エッジ情報にフレーム間差分絶対値を乗じた値を重みとすることで、初期重みマップを生成する。初期重みマップ生成部25bは、生成した重みマップ(初期重みマップ)を初期パーティクル生成部25c及び重みマップ更新部25kに出力する。
(重みマップ更新部)
重みマップ更新部25kは、現フレームのエッジ情報と、前フレームの重みマップと、現フレームのフレーム間差分絶対値マップとに基づいて、前フレームの重みマップを更新する。具体的には、例えば、重みマップ更新部25kは、現フレームのエッジ情報とフレーム間差分絶対値とを乗じた値を前フレームの重みマップに加算する。さらに、重みマップ更新部25kは、最大尤度となったパーティクルの局所エッジを重みマップに加算する。これにより、重みマップ更新部25kは、重みマップを更新する。重みマップ更新部25kは、更新された重みマップをパーティクル更新部25hに出力する。
(物体追跡システムによる処理)
次に、物体追跡システム1−2による処理の手順を図14に示すフローチャートに沿って説明する。ステップS100、S120、S140、S150〜S170、S190において、物体追跡装置20−2は、図2に示すステップS10、S20、S40、S50〜S70、S90と同様の処理を行う。
ステップS110において、フレーム間差分生成部25iは、前フレーム(現フレームの1フレーム前のフレーム)及び現フレームの入力画像を画像記録部22から取得する。そして、フレーム間差分生成部25iは、画素毎にフレーム間差分絶対値を算出する。そして、フレーム間差分生成部25iは、画素とフレーム間差分絶対値とが関連付けられたフレーム間差分絶対値マップを生成し、初期重みマップ生成部25jに出力する。
ステップS130において、初期重みマップ生成部25jは、エッジ情報にフレーム間差分絶対値を乗じた値を重みとすることで、初期重みマップを生成する。初期重みマップ生成部25bは、生成した重みマップ(初期重みマップ)を初期パーティクル生成部25c及び重みマップ更新部25kに出力する。
ステップS180において、重みマップ更新部25kは、現フレームのエッジ情報とフレーム間差分絶対値とを乗じた値を前フレームの重みマップに加算する。さらに、重みマップ更新部25kは、最大尤度となったパーティクルの局所エッジを重みマップに加算する。これにより、重みマップ更新部25kは、重みマップを更新する。重みマップ更新部25kは、更新された重みマップをパーティクル更新部25hに出力する。
以上により、第2の実施形態によれば、物体追跡装置20−2は、フレーム間で画素値が変化した画素の重みを大きくすることで、重みマップを更新するので、動いている物体の領域をパーティクル作成時に重視することができる。したがって、物体追跡装置20−2は、背景画像の影響を抑制し、移動物体である追跡対象を精度よく追跡することができる。
<4.第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。まず、図15に基づいて、第3の実施形態に係る物体追跡システム1−3の構成について説明する。物体追跡システム1−3は、カメラ10と、物体追跡装置20−3と、表示装置30とを備える。物体追跡装置20−3は、物体追跡装置20−1の物体追跡部25−1を物体追跡部25−3に置き換えたものである。
そして、物体追跡部25−3は、物体追跡部25−1にオプティカルフロー生成部25mを追加し、物体追跡部25−1の重みマップ更新部25gを重みマップ更新部25nに変更したものである。
(オプティカルフロー生成部25m)
オプティカルフロー生成部25mは、前フレーム(現フレームの1フレーム前のフレーム)及び現フレームの入力画像を画像記録部22から取得する。そして、オプティカルフロー生成部25mは、画素毎に移動ベクトルを算出する。そして、オプティカルフロー生成部25mは、画素と移動ベクトルとが移動ベクトルマップを生成し、重みマップ更新部25nに出力する。
(重みマップ更新部)
重みマップ更新部25nは、現フレームのエッジ情報と、前フレームの重みマップと、現フレームの移動ベクトルマップとに基づいて、前フレームの重みマップを更新する。具体的には、例えば、重みマップ更新部25nは、現フレームの画素のうち、追跡対象の移動ベクトルと同じ移動ベクトルを有する画素のエッジ情報のみ、前フレームの重みマップに加算する。さらに、重みマップ更新部25nは、最大尤度となったパーティクルの局所エッジを重みマップに加算する。これにより、重みマップ更新部25nは、重みマップを更新する。重みマップ更新部25nは、更新された重みマップをパーティクル更新部25hに出力する。ここで、「同じ移動ベクトル」には、移動ベクトルが完全に一致している移動ベクトルの他、類似する(差分が所定値以下)の移動ベクトルも含む概念である。
(物体追跡システムによる処理)
次に、物体追跡システム1−3による処理の手順を図16に示すフローチャートに沿って説明する。ステップS200、S220〜S270、S290において、物体追跡装置20−3は、図2に示すステップS10〜S70、S90と同様の処理を行う。
ステップS210において、オプティカルフロー生成部25mは、前フレーム(現フレームの1フレーム前のフレーム)及び現フレームの入力画像を画像記録部22から取得する。そして、オプティカルフロー生成部25mは、画素毎に移動ベクトルを算出する。そして、オプティカルフロー生成部25mは、画素と移動ベクトルとが移動ベクトルマップを生成し、重みマップ更新部25nに出力する。
ステップS280において、重みマップ更新部25nは、現フレームの画素のうち、追跡対象の移動ベクトルと同じ移動ベクトルを有する画素のエッジ情報のみ、前フレームの重みマップに加算する。さらに、重みマップ更新部25nは、最大尤度となったパーティクルの局所エッジを重みマップに加算する。これにより、重みマップ更新部25nは、重みマップを更新する。重みマップ更新部25nは、更新された重みマップをパーティクル更新部25hに出力する。
以上により、第3の実施形態では、物体追跡装置20−3は、追跡対象の移動ベクトルと同じ移動ベクトルを有する画素の重みを大きくすることで、重みマップを更新する。したがって、物体追跡装置20−3は、追跡対象と同じ動きをする画素をパーティクル作成時に重視することができるので、オクルージョンによる他の物体の影響を抑えることができる。すなわち、物体追跡装置20−3は、追跡対象を精度よく追跡することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、2次元の入力画像上の追跡対象を追跡するが、カメラ10をステレオカメラに置き換えることで、3次元の入力画像上の追跡対象を追跡するようにしてもよい。また、本実施形態では、表示装置30に追跡情報を出力(表示)することとするが、他の装置、例えば追跡対象の通過数を計測する装置に追跡情報を提供するようにしてもよい。
また、本実施形態では、局所エッジとしてエッジレットを利用しているが、局所的なエッジであれば他のエッジを利用してもよい。また、本実施形態では、物体検出部24により自動的に追跡対象を検出しているが、人手により、すなわちユーザ操作により追跡対象を指定するようにしてもよい。
1−1〜1−3 物体追跡システム
20−1〜20−3 物体追跡装置
25−1〜25−3 物体追跡部
25a エッジ情報生成部
25b、25j 初期重みマップ生成部
25c 初期パーティクル生成部
25d サンプリング部
25e 観測部
25f 追跡情報生成部
25g、25k、25n 重みマップ更新部
25h パーティクル更新部
25i フレーム間差分生成部
25m オプティカルフロー生成部

Claims (16)

  1. 入力画像からエッジ情報を抽出するエッジ情報生成部と、
    前記エッジ情報に基づいて、前記エッジ情報の周辺の重みが大きい重みマップを生成する重みマップ生成部と、
    前記重みマップに基づいて、複数の局所エッジを有し、かつ前記局所エッジの配置が互いに異なる複数のパーティクルを生成するパーティクル生成部と、
    前記パーティクルに基づいて、前記入力画像から追跡対象を検出する追跡対象検出部と、を備えることを特徴とする、物体追跡装置。
  2. 前記複数のパーティクルのうち、いずれか一のパーティクルが有する局所エッジは、他のパーティクルが有する局所エッジの一部が欠落したものであることを特徴とする、請求項1記載の物体追跡装置。
  3. 前記追跡対象検出部は、
    前記入力画像に前記パーティクルを配置するサンプリング部と、
    前記入力画像のエッジ情報と、前記入力画像に配置されたパーティクルとの類似度をエッジ尤度として算出する観測部と、
    前記エッジ尤度に基づいて、前記追跡対象を検出する追跡情報生成部と、を備えることを特徴とする、請求項1または2記載の物体追跡装置。
  4. 前記追跡情報生成部は、エッジ尤度を重みとする加重平均に基づいて、前記追跡対象の位置及び速度を算出することを特徴とする、請求項3記載の物体追跡装置。
  5. 前記重みマップ生成部は、前記エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを前記重みマップに重畳することで、前記重みマップを更新することを特徴とする、請求項3または4に記載の物体追跡装置。
  6. 前記パーティクル生成部は、前記エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを次フレームのパーティクルとすることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか1項に記載の物体追跡装置。
  7. 前記重みマップ生成部は、フレーム間で画素値が変化した画素の重みを大きくすることで、前記重みマップを更新することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の物体追跡装置。
  8. 前記重みマップ生成部は、前記追跡対象の移動ベクトルと同じ移動ベクトルを有する画素の重みを大きくすることで、前記重みマップを更新することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の物体追跡装置。
  9. 入力画像からエッジ情報を抽出するステップと、
    前記エッジ情報に基づいて、前記エッジ情報の周辺の重みが大きい重みマップを生成するステップと、
    前記重みマップに基づいて、複数の局所エッジを有し、かつ前記局所エッジの配置が互いに異なる複数のパーティクルを生成するステップと、
    前記パーティクルに基づいて、前記入力画像から追跡対象を検出するステップと、を含むことを特徴とする、物体追跡方法。
  10. 前記複数のパーティクルのうち、いずれか一のパーティクルが有する局所エッジは、他のパーティクルが有する局所エッジの一部が欠落したものであることを特徴とする、請求項9記載の物体追跡方法。
  11. 前記入力画像に前記パーティクルを配置するステップと、
    前記入力画像のエッジ情報と、前記入力画像に配置されたパーティクルとの類似度をエッジ尤度として算出するステップと、
    前記エッジ尤度に基づいて、前記追跡対象を検出するステップと、を含むことを特徴とする、請求項9または10記載の物体追跡方法。
  12. エッジ尤度を重みとする加重平均に基づいて、前記追跡対象の位置及び速度を算出するステップを含むことを特徴とする、請求項11記載の物体追跡方法。
  13. 前記エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを前記重みマップに重畳することで、前記重みマップを更新することを特徴とする、請求項11または12に記載の物体追跡方法。
  14. 前記エッジ尤度が所定値以上となるパーティクルを次フレームのパーティクルとすることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか1項に記載の物体追跡方法。
  15. フレーム間で画素値が変化した画素の重みを大きくすることで、前記重みマップを更新するステップを含むことを特徴とする、請求項9〜14のいずれか1項に記載の物体追跡方法。
  16. 前記追跡対象の移動ベクトルと同じ移動ベクトルを有する画素の重みを大きくすることで、前記重みマップを更新するステップを含むことを特徴とする、請求項9〜14のいずれか1項に記載の物体追跡方法。

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