JP6076914B2 - 大規模プロセスオートメーション制御システムを解析および診断する方法 - Google Patents

大規模プロセスオートメーション制御システムを解析および診断する方法 Download PDF

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Description

本発明は複数の工業用コントローラに関し、より詳細には複数の工業用コントローラの性能評価に関する。
複数の工業プロセスコントローラ(以下、単に「複数のコントローラ」)は多くの異なる構成を有し、多くの異なる用途で使用される。複数のコントローラは、制御室内に取り付けられてもよい、または分散制御システムの一部であってもよい。複数のコントローラはプロセス変数を、設定値として知られる所望の基準点で維持するように設計される。複数のプロセス変数は、流量、圧力、温度、粘度、速度、電流、レベル、pHなどとすることができる。工業プロセスでコントローラを物理的にどのように接続することができるかの従来の一例を図1の機能構成図に示す。この例では、コントローラが、この例では制御弁である最終制御要素を動かすための圧力に変換される出力を有する。制御弁の動きにより、パイプを通る材料の流量変化を引き起こす。計器(センサを備える送信機など)が、パイプ内の単純な圧力差を測定し、測定値を表す電流信号をコントローラに返信する。この構成は、制御ループの最も単純な形態の1つの制御ループである。
制御ループ、たとえば上述の制御ループは、プロセス変数の制御が不十分になる問題に遭遇することがある。問題は、最終制御要素、センサ、コントローラの複数のチューニングパラメータ、または何か他のことに伴うものである可能性がある。制御ループが分離されている、または少数の制御ループのうちただ1つである場合、経験を積んだ制御エンジニアが、通常、制御ループを解析し、適当な期間内に何が問題であるかを判定することができる。しかしながら、大規模工業設備では、何百ものコントローラを備える何百もの制御ループを有することは珍しいことではない。このような工業設備では、特に、1つの制御ループにおける問題が他の複数の制御ループに悪影響を及ぼすとき、どの複数の制御ループが複数の問題に遭遇しているかを判定することは、控えめに言っても、困難である。
前述に基づき、当技術分野には、制御エンジニアが、複数の制御ループをモニタし、かつ複数の問題に遭遇しているこれらの制御ループのいずれかを識別および診断するのに役立つ方法が必要である。本発明は、このような方法を対象とする。
本発明によれば、プロセスを制御するように動作可能な制御システムの複数の制御ループの1つまたは複数を解析するための方法を提供する。複数の制御ループはそれぞれコントローラ、最終制御要素、およびコントローラにより制御されているプロセス変数の測定値をコントローラに提供する測定装置を有する。本方法によれば、解析のための、複数の制御ループの1つの選択が、ユーザから受信される。選択された制御ループの第1、第2および第3のセクションの各々に対するあらかじめ定義された主要業績評価指標(KPI)に対する評価が生成される。第1のセクションは、選択された制御ループのコントローラと関係があり、第2のセクションは、プロセス、および選択された制御ループの最終制御要素と関係があり、第3のセクションは、選択された制御ループのプロセス変数の測定値と関係がある。選択された制御ループの、少なくとも2つの異なるタイプの制御データが、コンピュータのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)の単一画面に表示される。制御データの複数のタイプは、プロセス変数の測定値、コントローラの出力、コントローラの設定値、コントローラの比例チューニングパラメータ、コントローラの積分チューニングパラメータ、およびコントローラの設定値とプロセス変数の測定値の差である誤差からなるグループから選択される。選択された制御ループに対する、複数のあらかじめ定義されたKPIの、生成された複数の評価が、コンピュータのGUIの単一画面に表示される。選択された制御ループに対する複数のKPIの1つに対する異なる評価が、ユーザから受信される。選択された制御ループに対する、複数のあらかじめ定義されたKPIの1つの、受信された評価は、選択された制御ループに対する、複数のあらかじめ定義されたKPIの1つに対する、生成された評価の代わりに、コンピュータのGUIの単一画面に表示される。
本発明の複数の特徴、複数の様態および複数の利点が、以下の説明、添付の特許請求の範囲、および複数の添付図面に関してよりよく理解されるようになるであろう。
従来型の制御ループの概略図である。 制御ループの構成図である。 本発明のモニタリングシステムを利用してもよいプロセス制御システムの概略図である。 プロセス制御システムと共に使用するためのインタフェースシステム、データシステムおよびループ解析プログラムの概略図である。 ループ解析プログラムのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)の画面レイアウトの概略図である。 コントローラ・データ・グループ化ビューを有する、GUIの表示の部分を示す。 コントローラ・データ・グループ化ビューを有し、かつズーム機能が示された、GUIでの他の表示の部分を示す。 コントローラに対するコントローラ・データ・グループ化ビューを有し、かつ時系列の複数の傾向を示す、GUIでの表示の部分を示す。 図8のコントローラに対するコントローラ・データ・グループ化ビューを有し、かつパワースペクトルの複数の傾向を示す、GUIでの表示の部分を示す。 複数の数値法テーブルビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 コントローラ比較ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 コントローラ特性ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 結合されたプロセスおよび数値データビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 2次元データクラスタ化ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 3次元データクラスタ化ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 2次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 ユーザがビューから他のデータにどのようにアクセスすることができるかを概略的に示す2次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 3次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 3つの領域に分割された、図2の制御ループ構成図を示す。 かなりの不感帯を有するコントローラの、複数のデータ傾向を示す。 自己調節波形結合を有するコントローラのためのコントローラ・データ・グループ化ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 量子化を有するコントローラに対するコントローラ・データ・グループ化ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 コントローラに対して不十分なデータ収集サンプリングレートを示すコントローラ・データ・グループ化ビューを有する、GUIでの表示の部分を示す。 ループ解析プログラムを使用して、制御ループを手動で、自動的に、および組み合わせたやり方でどのように解析することができるかを示す概略の流れ図である。 組み合わせたプロセスおよび数値ビューおよびKPIボックスを有する、GUIでの表示の部分を示す。 第1のレベルのKPIグループ化を有する、GUIでの表示の部分を示す。 第2のレベルのKPIグループ化を有する、GUIでの表示の部分を示す。 第3のレベルのKPIグループ化を有する、GUIでの表示の部分を示す。 制御領域内の主要な複数のKPIに複数の問題点がある複数のコントローラに対する、印刷されたレポートを示す。 プロセス領域内の主要な複数のKPIに複数の問題点がある複数のコントローラに対する、印刷されたレポートを示す。 信号処理領域内の主要な複数のKPIに複数の問題がある複数のコントローラに対する、印刷されたレポートを示す。
以下の詳細な説明では、複数の同一構成要素が、本発明の異なる実施形態で示されていようとなかろうと、複数の同じ参照番号を有することに留意されたい。同じく、本発明を明確かつ簡潔に開示するために、複数の図面は必ずしも縮尺どおりではない場合があり、本発明のある種の複数の特徴がある程度概略形態で示される場合があることに留意されたい。
プロセス制御の領域はかなり広大であり、多くの異なる制御ループが利用されるが、ほぼすべての工業用単一ループ制御用途を、図2に示すような構成図で表すことができる。この図では、プロセス10は、プロセス10と直接または間接的に接触するセンサ12により測定することができる変数を有する任意の工業プロセスである。センサ12は、プロセス10の物理的特性(変数)を、送信することができる信号に変換する変換器である。この信号(プロセス変数の値を表す)は、測定値(MV)と呼ばれ、送信機によりコントローラ14に送信される。設定値(SP)がMVの所望の値であり、調整のために使用される。SPとMVの差が誤差(E)と呼ばれる。コントローラ14の目的は、典型的にはEを最小にすることである。コントローラ14の出力が、最終制御要素(FCE)16に送信され、FCEは、プロセス10の中に接続され、プロセス10、および詳細には変数に影響を及ぼすように動作可能である。
最も一般的な信号制御ループが、PID制御ループである。3つの一般的形態のPID制御ループ、すなわち標準的、並列式、および古典的がある。限定することなく説明を容易にするために、標準的PID制御ループだけについて取り上げる。標準的PID制御ループにより使用される標準的PIDアルゴリズムに対するラプラス領域の定義が以下の通りである。
ここで、
Pは比例コントローラゲインを表す
Iは積分時間を秒単位で表す
Dは微分ゲインを秒単位で表す
eは誤差=SP−MVを表す
異なる製造業者のPIDコントローラが、比例、積分および微分の用語に対して異なる定義および名称を有する。「ゲイン」および「時間」がこの例である。比例、積分および微分という用語は、一般に「チューニングパラメータ」と呼ばれるので、比例、積分および微分のチューニングパラメータという用語が以下の段落で使用される。これらの用語は、比例コントローラゲイン、積分時間および微分ゲインだけでなく、他の複数の製造業者により使用される他の比例、積分および微分という用語も含むことを意味することが理解される。
制御ループを自動モードでまたは手動モードで動作させることができる。手動モードでは、オペレータがFCEを調節する。自動モードでは、コントローラがFCEを調節する。
制御ループの目的は、通常、誤差を最小にすることである。そうする際に、FCEのコントローラを自動的に調節することにより、測定した変数を基準設定値に追従させることにより、調整が行われる。複数の自動調節のサイズが、比例、積分および微分と呼ばれるパラメータに関連する複数の設定により決定される。比例、積分および微分のパラメータを決定する手段が、しばしばチューニングと呼ばれる。
制御ループ内のコントローラがハードウェア装置であってもよい、またはマイクロプロセッサベースの装置内に実装されたソフトウェアコードであってもよい。ソフトウェアコードの場合、コントローラは機能ブロックの形であってもよい。公知のように、機能ブロックは、1つまたは複数の入力ならびに1つまたは複数の出力を含むソフトウェアコードのパッケージ化されたブロックであり、1つまたは複数の所定のアルゴリズムまたは機能を実施するように動作可能である。複数の機能ブロックは相互接続されて、プロセスの1つまたは複数の制御ループを制御するように動作可能なソフトウェアプログラムである機能ブロック図を生み出すように適合される。機能ブロックの特徴には、実行とカプセル化と情報隠蔽との間のデータ保存が含まれる。機能ブロックが呼び出されるたびに、機能ブロックの別個のコピーがメモリ内に作られ、これにより、呼び出された機能ブロックの中にデータを保存することが許可される。カプセル化により、複数のソフトウェアコード要素の集合を1つのエンティティとして取り扱うことが許可され、情報隠蔽により、カプセル化された複数の要素内部のデータおよび複数のアルゴリズムへの外部アクセスが制限される。カプセル化および情報隠蔽により、ソフトウェアコードを誤って修正すること、または以前の制御ソリューションからコードがコピーされたときに内部データを上書きすることを防ぐ。
複数の機能ブロックコントローラ(および関連する複数の制御ループ)は、それ自体しばしばコントローラと呼ばれマイクロプロセッサベースの装置の中に実装されてもよい。混乱を避けるために、1つまたは複数のソフトウェアコントローラを実行しているマイクロプロセッサベースの装置を、本明細書では「制御モジュール」と呼ぶ。さらに、機能ブロックコントローラを単に「コントローラ」と呼ぶ。
ここで、図3を参照すると、本発明を使用してもよい制御システムの一例の概略図を示す。この例は、複数のノード26、28、30、32、34が接続された1つまたは複数のネットワークケーブル24を備えるループまたはリング22を含むDCS20である。各ノードは、リング22上の他の複数のノードと通信するためにリング22に接続された1つまたは複数の電子装置を含む。各ノードは、リング上で固有アドレスを有し、終端ユニット(TU)38によりリング22に接続される。図3には1つのリングだけを示すが、DCS20は複数のリングを含んでもよいことを認識されたい。一実施形態では、リング22は、10メガヘルツまたは2メガヘルツの通信速度で動作する単方向高速シリアル・データ・ネットワークである。
ノード26、30はそれぞれプロセス制御ユニット(PCU)40、42を備える。以下でより詳細に説明するように、各PCU40、42は、ネットワーク通信マネージャ(NCM)モジュール45、および工業設備内の、たとえば発電設備、製紙工場、または化学工場もしくは製造工場内のプロセスまたはサブプロセスを制御するための1つまたは複数の制御モジュール60を備える。NCMモジュール45は、複数の制御モジュールの、パッケージへの送信データをモニタし、受信データをルーティングし、複数の制御モジュールに配送する。各制御モジュールは冗長であってもよく、PCUは、第2のTU38上でネットワークに取り付けられた冗長NCMモジュール45を含んでもよい。ノード26、30の各々は、TU38を介してリング22に接続される。
ノード28、32はそれぞれこれらのノードにオペレータワークステーション46、48が接続されたコンピュータ・インタフェース・ユニット(CIU)44を備える。各ワークステーション46、48は、プロセッサおよび関連するメモリだけでなく、複数のオペレータが設備内の複数のプロセスおよび複数のサブプロセスをモニタし、手動で制御してもよいグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を表示するためのモニタを備える。各ワークステーション46、48は、CIU44およびTU38を介してリング22に接続される。CIU44は、ワークステーションと別個でも、ワークステーションと一体化されてもよいが、DCS20の一部である。図示しやすいように、ワークステーション46、48に関連するCIU44は、ワークステーション46、48と一体化している。インタフェースシステム54は、ワークステーション48のプロセッサ上で実行される。
PCU42は、イーサネット(登録商標)に似たプロトコルを備えるシリアル通信システムであってもよい通信バス62に接続された複数の制御モジュール60を備える。各制御モジュール60は、工業設備の1つまたは複数のループを制御するための1つまたは複数のソフトウェアコントローラ(たとえば、複数の機能ブロックコントローラ)を含む。これらのコントローラは、標準的PIDコントローラであってもよい。複数のコントローラは、1つまたは複数の入出力サブシステム64を介して複数のフィールド装置から受信した複数の動作値を利用する。各単一制御モジュール60または冗長制御モジュール60対は、別個の入出力サブシステム64を有してもよい。複数の制御モジュール60内の複数のコントローラからの複数の出力が、入出力サブシステム64を介して複数のフィールド装置の複数の制御装置に送信される。入出力サブシステム64は、入出力バス68に接続された複数の入出力モジュール66を含む。複数の制御モジュール60はまた、複数の入出力モジュール66から複数の動作値を受信するために入出力バス68に接続される。
一般に、PCU40は、PCU42に類似する構成を有する、すなわち、PCU40は、複数の制御モジュール60、通信バスおよび入出力バス(複数)64を有する。
ここで、図4を参照すると、インタフェースシステム54は、接続されたソフトウェアアプリケーションにDCS20からのデータを提供するように動作可能である。図4に示す一実施形態では、インタフェースシステム54は、ソフトウェア・アプリケーション・インタフェース(API)80、システム・データ・アクセス(SDA)・サーバ82およびOPCサーバ84を備える。API80は、CIU44内のネイティブ言語コマンドセットへのアクセスを提供する、1組の複数の「C」言語サブルーチンを備える低水準インタフェースである。各CIU44は、マイクロプロセッサベースの装置(たとえばワークステーション46または48)またはPCU(たとえばPCU40または42)をループ(たとえばループ22)に接続する1つまたは複数のハードウェアモジュールからなる。SDAサーバ82は、制御されたやり方で、関連するCIU44およびAPI80を介してDCS20内の複数のモジュールに複数のデータ要求を送信し、このモジュールから複数のデータ応答を受信するように動作可能である。SDAサーバ82は、DCS20への未処理の複数のデータ要求を限定し、かつ最大要求速度を強制するスロットリング機構によりデータの流れを制御してもよい。さらに、SDAサーバ82は、DCS20内の特定のモジュールへのデータ要求が有効であり、かつモジュールによりサポートされているかどうかを判定するために実行時に自動的に生成されるトポロジモデルを利用してもよい。SOAP(Simple Object Access Protocol)を使用して、SDAサーバ82を任意のクライアントに接続するために、ウェブ・サーバ・アプリケーション83が提供されてもよい。OPCサーバ84は、OPC UAを介してSDAサーバ82からデータを公開するように動作可能であり、TCPとHTTP両方のOPC UA通信スタックを使用して複数の接続をサポートする。OPCサーバ84は、複数の読出しおよび複数の関数呼出しを実施し(必要である場合、動作を実施する)、複数のサブスクリプションを提供することができる。
DCS20からのデータ、詳細には複数の制御モジュール60内の複数の制御ループ(複数のコントローラ)に関係があるデータが、インタフェースシステム54を介して収集され、コンピュータ上のデータベース90に記憶されてもよい。同じまたは異なるコンピュータ上で実行されているデータ取得プログラム92を利用して、このデータを収集し、データベース90に記憶してもよい。本発明により具体化されたループ解析プログラム94により、データベース90からのデータおよび/またはデータ取得プログラム92からの直接のデータを利用して、複数の制御ループをモニタし、複数の問題に遭遇しているこれらの制御ループのいずれかを識別および診断する。
データ取得プログラム92、データベース90およびコンピュータ(複数)上で実行される/記憶されるループ解析プログラム94を備えるコンピュータ(複数)は、DCS20と同じ工業設備内にすべて配置されてもよい、およびDCS20の近傍に配置されてもよい。このような一実施形態では、データ取得プログラム92は、連続的に、DCS20からデータを収集し、データをデータベース90に記憶してもよく、ループ解析プログラム94は、データ取得プログラム92から受信したおよび/またはデータベース90から取り出したようなデータを解析するために、常に利用可能であってもよい。交互に、データ取得プログラム92、データベース90およびコンピュータ(複数)上で実行される/記憶されるループ解析プログラム94を備えるコンピュータ(複数)は、工業設備およびDCS20から遠隔にあるサイトに、たとえば遠隔サービスセンタに配置されてもよい。この実施形態では、データ取得プログラム92は、通信ネットワーク上で、たとえば広域ネットワーク(WAN)またはインターネット上で、インタフェースシステム54に接続されてもよい。さらに、データ取得プログラム92は、限定された期間だけ、たとえば12時間または24時間、DCS20からデータを収集し、データベース90に記憶してもよい。さらに他の実施形態では、データ取得プログラム92およびデータベース90は、限定された期間、データを収集するためにインタフェースシステム54に接続された携帯型コンピュータ上に配置されてもよく、この期間後、携帯型コンピュータはインタフェースシステム54から切断され、次いで、遠隔サイトに移送され、携帯型コンピュータは、遠隔サイトでループ解析プログラム94を実行しているコンピュータに接続される。
DCS20から収集したデータは、データを複数のコントローラに基づき記憶するデータモデルでは、データベース90に記憶されてもよい。各コントローラは、コントローラに関係があるデータが記憶される5つの属性またはサブクラスを、すなわち、Process(プロセス)、Setup(設定)、Criticality(危険状態)、Section(セクション)およびUtilization(利用)を有する。設定値に対するデータ、測定値および制御出力は、プロセスサブクラスの下で記憶される。記述、複数のコントローラ・チューニング・パラメータ、複数の出力限度、複数の設定値限度および実行速度は、Setupサブクラスの下で記憶される。Criticalityサブクラスは、高、中および低を含み、Sectionサブクラスは、グループおよびプロセスを含み、Utilizationサブクラスは、モード(自動はたは手動)を含む。データモデルは、データ保守を容易にし、高速データ取出しを可能にする。さらに、データモデルは、複数のオブジェクト指向プログラミング技法の最適な使用を許可する。
本発明は、DCS20、またはこれに類似する複数の制御システムと共に使用することに限定されないことを認識されたい。ループ解析プログラム94は、他の異なる種類の制御システムで複数の制御ループをモニタおよび診断するために使用されてもよい。ループ解析プログラム94は、インタフェースシステム54、データ取得プログラム92およびデータベース90以外の手段により制御システムから得られたデータを利用することができることをさらに理解されたい。DCS20、インタフェースシステム54、データ取得プログラム92およびデータベース90は、ループ解析プログラム94を使用することができる制御システムおよびデータ取得システムのほんの一例である。
ループ解析プログラム94は、コンピュータ100内のメモリに記憶され、コンピュータ100のプロセッサにより実行される。ループ解析プログラム94は、コンピュータ100のモニタ104上に多数のデータビューを生成および表示するように動作可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)102を有する。可視化により、複数のデータビューは、オペレータが多数のコントローラの性能を手動で解析し、かつ何らかの問題があるかどうか判定することを許可する。オペレータは、複数のビューを通してナビゲートし、1つまたは複数のインタフェース装置、たとえばキーボード、マウス、トラックボールおよび本明細書のタッチスクリーンを使用して、複数のビューから情報を取り出してもよい。以下の複数の段落で、GUI102に関連して操作する複数の動作を意味する複数の用語、たとえば「選択した」、「クリックした」、「ドラッグした」などを参照したとき、複数の動作は、インタフェース装置(複数)を使用してオペレータにより実施されていることを理解されたい。
GUI102は、図5に概略的に示す画面レイアウト101を介してユーザに情報を提示する。画面レイアウト101は、グラフィックウィンドウ106、第1の選択ウィンドウ108および第2の選択ウィンドウ110を含む。
ループ解析プログラム94により生成および表示されてもよい第1のタイプのデータビューが、コントローラに対する複数の傾向を比較するコントローラ・データ・グループ化ビューである。コントローラ・データ・グループ化ビューを有する第1の表示112の部分を図6に示す。グラフィックウィンドウ106のタブ114が、グラフィックウィンドウ106内に複数の傾向を表示するために選択され、第1の選択ウィンドウ108のタブ116が、複数のコントローラのリストを表示するために選択された。タブ114、116をこのように選択し、コントローラ(たとえばFIC81220)を選択することにより、コントローラに対する2つの傾向をグラフィックウィンドウ106内に自動的に生成させ、一緒に表示させる。2つの傾向は、図6に示すように、2つの傾向のY軸が互いの最上部に積み重ねられるように表示される。傾向をとられるデータは、グラフィックウィンドウ106内のそれぞれ測定値(MV)、設定値(SP)、Error(エラー)およびコントローラ出力(Out)に対する複数のチェックボックス118のうち2つ以上をクリックすることにより、ユーザにより選択される。第1の表示112では、SP、MVおよびOutに対するチェックボックス118が選択された。したがって、最上部の傾向がMVおよびSPに対するものであり、最下部の傾向がOutに対するものである。図6では、SP(設定値)は振動するMV(測定値)を通って伸びる実質的に直線であり、このことは、傾向期間の間に設定値が変化しなかったことを示す。図6では、ただ図示しやすいように、第1の選択ウィンドウ108をグラフィックウィンドウ106の上方に示したことに留意されたい。
測定値および設定値を最上部の傾向に表示する代わりに、最上部の傾向にエラーを表示してもよい。これは、SPおよびMVチェックボックス118の代わりに、Errorチェックボックス118を選択することにより達成される。
最上部および最下部の傾向内部のデータ範囲が、グラフィックウィンドウ106内のボックス120、122の中にデータ範囲を入力することによりズームインされてもよい。このズーム機能を図7に示し、図7は、コントローラ・データ・グループ化ビューを有する他の表示126の部分を示す。特定のデータ範囲にズームインする前には、ボックス120は「0」を含み、ボックス122は「12739」を含む。したがって、表示された複数の傾向は、通常のデータ範囲0〜12739を有する。ボックス120に「100」を入力し、かつボックス122に「1600」を入力することにより、より狭いデータ範囲、たとえば100〜1600にズームインする。このより狭いデータ範囲に対する複数の傾向が、傾向ボックス127、128を埋めて、これにより、データ範囲に対して複数の傾向を効果的に拡大する。ズームインしたデータ範囲を、例示のためだけにボックス128内に示す。スクロールバー130を動かすことにより、通常のデータ範囲以内の他の複数のデータ範囲にズームインしてもよく、これにより、x軸に沿ってズームインしたデータ範囲に移動する。しかしながら、ボックス120、122のうち少なくとも一方に異なる値を入力することにより変更されなければ、データ範囲の幅が1500のままである。
ドロップダウン解析ボックス131によりアクセス可能な複数の解析ツールを利用して、複数の傾向のデータを解析してもよい。ここで、図8および図9を参照すると、解析ボックス131による選択で利用可能な複数のツールは、「Time Series(時系列)」、「Difference(差)」、「Power Spectrum(パワースペクトル)」、「Amplitude Spectrum(振幅スペクトル)」、「Auto Correlation(自己相関)」、「Histogram(ヒストグラム)」および「Local Variability(ローカルの変動性)」を含む。図8には、コントローラ・データ・グループ化ビューに伴う表示132の部分を示すが、図9には、コントローラ・データ・グループ化ビューの他の表示134の部分を示す。表示132では、Time Seriesツールを使用して、コントローラFIC1002Gに対する複数の傾向を表示している。Time Seriesツールは、SP/MV/Error、Out(Y軸)の値(0〜100%)を時間(X軸)に対してプロットさせる通常の(デフォルト)ツールである。表示134では、Power Spectrumツールを使用して、コントローラFIC1002Gに対する複数の傾向を表示している。Power SpectrumツールはSP/MV/Error、Outのパワーを測定し、次いで、この測定値(Y軸)を周波数(X軸)に対してプロットする。解析ボックス131で解析ツールを選択することにより、迅速に、選択された解析ツールにより生み出された傾向をグラフィックウィンドウ106内に自動的に表示させる。
複数の傾向のデータをフィルタリングして、指数フィルタまたはブラックマン(Blackman)フィルタを使用してノイズを取り除いてもよい。フィルタを使用しない、または指数フィルタもしくはブラックマンフィルタを使用するという選択は、ドロップ・ダウン・フィルタ・ボックス136により行われる。フィルタボックス136によりフィルタを選択することにより、複数の傾向のデータを自動的にフィルタリングさせる。
ループ解析プログラム94により生成および表示されてもよい第2のタイプのデータビューが、複数のコントローラのデータに対する複数の数値法の適用を示すテーブルビューである。図10には、複数の数値法テーブルビューを有する表示140の部分を示す。表示140は、異なるデータ、すなわち、MV、SP、Out、Error、および以下で取り上げるループ性能モニタ(LPM)データのための複数のタブを備えるテーブル141を含む。テーブル141はグラフィックウィンドウ106内に示される。適用する複数の数値法は、標準偏差、変動係数(CoV)、最大値、最小値、平均値および範囲を含む。特定のデータに対してテーブル141内のタブを選択することにより、テーブル141に複数の行および複数の列を表示させ、各行は異なるコントローラに対するものであり、各列はコントローラの特定のデータに適用された異なる数値法に対するものである。複数のコントローラは、異なるデータ(MV、SP、Out、ErrorおよびLPM)に基づきソートすることができる。したがって、複数のコントローラの1つのグループが、LPMデータに対してだけ示されてもよく、複数のコントローラの他の異なるグループがMVに対してだけ示されてもよいなどである。
LPMデータは、ループ解析プログラム94に関連するLPMライブラリまたはデータベースに記憶された標準的な複数のソフトウェアルーチンにより実施される複数の数値法により作り出される。標準的な複数のLPMデータ・ソフトウェア・ルーチンは、図10に示すLPM:01、LPM:02、LPM:03およびLPM:04を含む。LPM:01は、平均制御誤差SP−PVを計算し、LPM:02は、正規化された制御誤差の標準偏差を計算し、LPM:03は、複数の工学単位で制御誤差の標準偏差を計算し、LPM:04は、平均プロセス変数、現在の動作点を計算する。他のいくつかの標準的なソフトウェアルーチンが、ループ(コントローラ)が自動中である複数のサンプルのパーセンテージを判定するLPM:13、ループが飽和した複数のサンプルのパーセンテージを判定するLPM:14、複数の設定値クロッシングと全サンプルの比数を判定するLPM:17、およびSPとPVの比の動きを計算するMPL:19を含む。
LPMライブラリはまた、LPMデータを解析して、制御ループ(コントローラ)に対してさまざまな性能指標(結果)を判定する標準的な複数のソフトウェアルーチンを含む。標準的な複数のLPM結果の複数のルーチンのいくつかには、全体的性能が許容可能であるかどうかを判定するH01、全体的なチューニング問題が存在するかどうかを判定するH02、制御ループが振動性であるかどうかを判定するH03、SPが振動性であるかどうかを判定するH04、かなりの外部擾乱が存在するかどうかを判定するH05、かなりの非線形性が存在するかどうかを判定するH06、弁の静止摩擦が存在するかどうかを判定するH07、許容可能なハリス(Harris)インデックスが存在するかどうかを判定するP01、許容可能なSPクロッシングインデックスが存在するかどうかを判定するP02、および変動性がランダムであるかどうかを判定するP03が含まれる。
複数のコントローラはまた、コントローラタイプ、プロセス領域、危険状態およびユーザ指定のソート基準に基づきソートされてもよい。
ループ解析プログラム94により生成および表示されてもよい第3のタイプのデータビューが、2つの異なるコントローラに対する複数の傾向を示すコントローラ比較ビューである。図11にコントローラ比較ビューを有する表示148の部分を示し、コントローラFIC81303の複数の傾向がコントローラFIC81220の複数の傾向と比較されている。複数の傾向は、グラフィックウィンドウ106内に示される。各コントローラに対する複数の傾向は、MV/SP傾向およびOut傾向を含む。特定のコントローラ(たとえばFIC81303)が、DCS20内のその他の複数のコントローラのいずれと比較されてもよい。したがって、ユーザが、迅速な視覚的やり方でコントローラの性能を他のすべてのコントローラと比較し、これにより、複数の類似波形、すなわち性能特性を検出することができる。このような検出は、2つ以上のコントローラにもたらす問題の識別を容易にすることができる。
ループ解析プログラム94により生成および表示されてもよい第4のタイプのデータビューが、コントローラ特性ビューである。図12には、コントローラ特性ビューを有する表示152の部分を示す。ユーザが、選択したコントローラの設定値と関係がある情報を迅速に可視化することができる。より具体的には、MV、SPおよびOutの上限および下限と一緒にMV、SPおよびOutの現在の数値を示す。さらに、コントローラの複数のチューニングパラメータ(比例、積分および微分)の数値だけでなく、コントローラのAuto(自動)状態を、すなわち、コントローラが自動モード中かどうかも示す。プロセスデータを見ながら、コントローラ特性ビューを見ることで、問題が制御に関係があるか、プロセスに関係があるかをユーザが判定するのに役立つ。
ここで、図13を参照すると、ループ解析プログラム94により表示されてもよい、データビューの第5のタイプを有する表示156の部分を示す。第5のタイプのデータビューは、プロセスと数値データを組み合わせたビューである。図示するように、数値データビューは、複数の数値法テーブル162の上方に配置された2つの傾向ボックス158、160を有する。コントローラ・データ・グループ化ビューと同じやり方で、傾向をとられるデータは、グラフィックウィンドウ106内でそれぞれMV、SP、ErrorおよびOutに対する2つ以上のチェックボックスをクリックすることにより、ユーザにより選択される。図13では、SP、MVおよびOutに対するチェックボックスが、コントローラ11AJ182に対して選択された。したがって、傾向ボックス158内の最上部の傾向が、コントローラ11AJ182のMVおよびSPに対するものであり、傾向ボックス160内の最下部の傾向が、コントローラ11AJ182のOutに対するものである。複数の数値法テーブル162は、コントローラのデータに対する複数の数値法の適用を示し、異なるデータ、すなわち、MV、SP、Out、ErrorおよびLPMに対する複数のタブを含む。適用した複数の数値法は、標準偏差、CoV、尖度、最大値、最小値、平均値、範囲などを含む。特定のデータに対してタブを選択することにより、特定のデータに適用された異なる数値法の複数の列を含むテーブルが表示される。図13では、コントローラ11AJ182のMVに複数の数値法が適用された。
ループ解析プログラム94により生成および表示することができる第6のタイプのデータビューが、データクラスタ化ビューであり、データクラスタ化ビューは、2つのデータタイプを、互いに対して2次元プロットでプロットする、または3つのデータタイプを互いに対して3次元プロットでプロットすることを許可する。2次元データクラスタ化ビューは、グラフィックウィンドウ106のタブ164をクリックすることによりアクセスされ、一方、3次元データクラスタ化ビューは、グラフィックウィンドウ106のタブ165をクリックすることによりアクセスされる。データクラスタ化ビューは、プロットウィンドウ168および傾向ウィンドウ170を含む(図14に示す)。データクラスタ化ビューは、詳細には線形性、ヒステリシスおよび静止摩擦を検出および解析するのに有用である。ヒステリシスは、(振幅に関する)コントローラからの同じコマンドに応答した最終制御要素(FCE)の動作量が、異なる動作方向で異なるときに発生する。静止摩擦は、コントローラがアクチュエータにFCEを動かすように指令するが、FCEはアクチュエータにより追加の力を加えられるまで応答せず、この後FCEが行きすぎるときに発生する。
ここで図14を参照すると、2次元データクラスタ化ビューを有する表示166の部分を示す。プロットウィンドウ168には、コントローラFIC1002GのMV対Outの2次元プロットが存在する。傾向ウィンドウ170は、コントローラFIC1002GのMVおよびOutの傾向を、時間をX軸に、MVをY軸の左側に、OutをY軸の右側にして示す。プロットウィンドウ168および傾向ウィンドウ170内に示すOutとMVの間のオフセットが、おそらくコントローラFIC1002Gに関連するアクチュエータ内のヒステリシスと関係がある非線形問題を示す。
図15に、3次元データククラスタ化の表示172の部分を示す。プロットウィンドウ168は、コントローラLIC1401のMV、OutおよびSPの3次元プロットを、MVをX軸に、OutをY軸に、SPをZ軸にして示す。傾向ウィンドウ170は、コントローラLIC1401のErrorおよびOutの傾向を、時間をX軸に、ErrorをY軸の左側に、OutをY軸の右側にして示す。プロットウィンドウ168内のドーナツ形状のプロットは、コントローラLIC1401に関連するアクチュエータの静止摩擦およびヒステリシスを示す。
ループ解析プログラム94により生成および表示することができる第7のタイプのデータビューが、コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューであり、コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューは、複数のコントローラに対して、各コントローラの2つの特性を、互いに対して2次元(XY)プロットでプロットする、または各コントローラの3つの特性を互いに対して3次元プロット(XYZ)でプロットすることを許可する。2次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューは、グラフィックウィンドウ106のタブ173をクリックすることによりアクセスされる、一方、3次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューは、グラフィックウィンドウ106のタブ175をクリックすることによりアクセスされる。コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューにより、制御システム20全体がうまく動作しているか、不完全に動作しているかを、ユーザが迅速に判定することが可能になる。コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューの有用性は、直接合成(ラムダ)チューニング技法の有用性に基づく。このチューニング技法では、コントローラの動態が、プロセスの支配的な動態に調和させられる。たとえば、大部分の流量制御ループは、5秒〜20秒の範囲の時定数を有する。したがって、直接合成チューニング手法によれば、流量制御ループに対する標準的PIDコントローラの積分チューニングパラメータもまた、5秒〜20秒であるべきである。さらに、比例チューニングパラメータは、1以下であるべきである。したがって、直接合成チューニング技法によれば、複数の流量制御ループ内の複数のPIDコントローラの大部分が、5秒〜20秒の範囲の積分チューニングパラメータ、および1以下の比例チューニングパラメータを有する場合、制御システム20は、おそらくうまく動作している。コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューにより、このことを単一ウィンドウ内で迅速に確認することを許可する。
ここで、図16を参照すると、2次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューを有する表示174の部分を示す。複数のコントローラに対して、グラフでは、各コントローラの積分チューニングパラメータ(Y軸)が、コントローラの比例チューニングパラメータ(X軸)に対してプロットされている。図示するように、2次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューの固有の特徴が、同じ積分および比例(PI)チューニングパラメータ値を有するコントローラの数を可視化することを許可することである。より具体的には、特定の1組の複数のPIチューニングパラメータ値(XY座標)に対して、1組の複数のPIチューニングパラメータ値(XY座標)を共有するコントローラの数に直接比例するサイズ(直径)を有するドットを示す。換言すれば、特定の1組の複数のPIチューニングパラメータ値(XY座標)に対して、ドットサイズが、1組の複数のPIチューニングパラメータ値(XY座標)を有するコントローラの数と共に大きくなる。図17に概略的に示すように、ユーザが、拡大されたドット上を(マウスまたは他のポインティング装置で)左クリックした場合、拡大されたドットが表す複数のコントローラのすべてのリストを示すポップ・アップ・ウィンドウがグラフィックウィンドウ106内に出現する。ユーザが複数のコントローラのリスト上で右クリックすると、リスト内の複数のコントローラのすべてに対するコントローラ比較ビューがグラフィックウィンドウ106内に出現し、コントローラのすべてについて複数の傾向が表示される。
2次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューの他の特徴が、2次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューが、複数のコントローラの複数のPIチューニングパラメータ値が配置されると期待される(望まれる)グラフ内にユーザ定義のターゲット領域の表示を許可することである。図16では、比例チューニングパラメータ約0.1〜約1、および直接合成チューニング技法に従う積分チューニングパラメータ約4〜約10により範囲を定められるターゲット領域が表示される。図示するように、かなりの数のコントローラが、このターゲット領域の外側にある複数のPIチューニングパラメータ値を有し、これにより、制御システム20の全体の制御が比較的不完全であることを示す。
ここで、図18を参照すると、3次元コントローラ・パラメータ・クラスタ化ビューを有する表示176の部分を示す。複数のコントローラに対して、各コントローラの比例チューニングパラメータがX軸上にプロットされ、コントローラの積分チューニングパラメータがY軸上にプロットされ、コントローラの誤差(変動係数)がZ軸上にプロットされる。図示するように、不十分な複数のPIチューニング・パラメータ・グループ化を有するこれらのコントローラは大部分、大きな誤差を有する。
上述の複数のデータビューは、可視化により複数のコントローラの手動解析を許可する。この手動解析を使用して、複数のコントローラの複数の主要業績評価指標(KPI)の複数の評価(複数の状態および/または複数の値)を生成してもよい。KPIの状態は、問題の存在を示すために使用され、事実上ブーリアンであり(たとえば、問題なし/問題あり、良好/不良、いいえ/はい)、「問題あり」、「不良」または「はい」は、問題の存在を示す。KPIの値は、KPIの基になる制御様態の質、または問題の大きさを示すために使用されてもよく、0〜100%などの尺度に基づいてもよく、0%が最良品質を示し、100%が最悪品質(最大の問題)を示す。複数のKPI評価の手動生成を提供するのに加えて、ループ解析プログラム94はまた、複数のKPI評価の自動生成、および複数のKPI評価の手動生成も自動生成も利用する、複数のKPI評価の組合せ生成またはハイブリッド生成を提供する。複数のKPIは、一般に4つのカテゴリ、すなわちポイント、データウィンドウ統計解析、持続性および複数の時間傾向変換のうち1つに入る。
ポイントKPIは、単に測定値をしきい値と比較し、測定値がしきい値を超えた場合、KPIの状態が、たとえば、問題なしから問題ありに変化し、動作が生成され、たとえば警報が生成され、知らせられる。
データウィンドウ統計解析KPIは、データ(統計的に関連するデータの量)のウィンドウを使用し、このデータを統計的結果にマッピングする。統計的マッピングの例が、平均値、最頻値、中央値、最大値、最小値、標準偏差、分散、CoVおよび傾きを含む。ウィンドウサイズに対して統計値が決定されると、次いで、統計的結果は、ポイントKPI法に非常に似たやり方で使用される。たとえば、データ・セット・ウィンドウの変動性が計算され、かつ標準偏差がしきい値より大きい場合、KPIの状態が変化し、対応する動作がトリガされる。
持続性KPIは、ポイントKPIに関して発生する可能性がある複数の誤検出を避けるために利用される。誤検出は、誤検出のしきい値を超えるが、実際の問題と関係がない理由で誤検出のしきい値を超えるKPIと定義される。ノイズのスパイク、機械停止、製造変更などが、いずれも誤検出を引き起こす可能性がある。しばしば、持続性KPIがポイントKPIに適用される。持続性KPIをいくつかの方法で実装することができる。1つのタイプの持続性KPIが、単に、ユーザ定義の解析ウィンドウ内でポイントKPIしきい値を超えた回数のカウントである。他のタイプの持続性KPIが、しきい値を超えた時間の評価である。
時間傾向変換KPIは、データウィンドウの数学的解析を利用する。しばしば、データウィンドウに一連の変換を適用する。これらの変換は、フーリエ級数、複数の自己相関、複数のヒストグラムなどを含むことができる。時間傾向変換は、時間ベースのデータのウィンドウを、新しいドメインに変換する。新しいドメインは、最初の時間傾向の中に隠されることがある詳細をより容易に検出することができるようにする。たとえば、純音振動性を有する時間傾向を時間傾向で検出するのが困難な場合がある。しかしながら、この時間傾向をフーリエ級数に変換した場合、振動性問題の振幅および周波数を容易に検出することができる。
ループ解析プログラム94は、3つの異なる領域の典型的な制御ループに、すなわち、制御、プロセス、信号処理に分類される、複数のあらかじめ定義されたループ問題または複数の問題点を利用することにより、複数のKPI評価の手動生成および複数のKPI評価のハイブリッド生成を容易にする。一般に、制御領域は、コントローラ14の動作に関し、処理領域はFCE16の動作に関し、プロセス10の条件または状態、および信号処理の領域は、コントローラ14に提供されるMV信号の条件に関する。MV信号の条件は、MVを測定するセンサ12の動作、複数のA/D変換器および複数のフィルタなどの複数の信号処理装置の動作、信号伝送媒体(たとえば配線)の条件、ならびに環境ノイズに依存する。ここで、図19を参照すると、図2のループ構成図を3つの領域に分割して示す。3つの領域で一般に認められる問題点のいくつかを以下の複数の段落で示す。
制御領域では、関心のある複数の問題点が、誤差をゼロから遠ざけ続ける複数の問題点である。このような問題点は、複数のチューニングパラメータ;使用する制御アルゴリズムのタイプ;設定値、出力、およびプロセス変数に対する広いまたは狭い複数の範囲と関係がある複数の設定パラメータ;使用する小数点以下の桁数;コントローラ実行速度;複数の制御不感帯;複数の非線形性補償オプションなどの他の複数の自由度;チューニング・パラメータ・スケジューリング、「ベータ」係数および適応制御;範囲外のデータ;最後のループがオフである(手動);設定値からのオフセット;出力の変化率;設定値の変化率;およびフィルタリングを伴う場合がある。
プロセス領域では、関心のある複数の問題点が、最終制御要素(FCE)と整合しない複数の方法でプロセスを変化させる複数の問題点である。このような問題点は、FCEより強力な複数の擾乱;プロセス性質の複数の変化;プロセスの非線形性(たとえば、水平な円柱形タンク内の表面積対レベル);FCEの複数の問題点;静止摩擦、バックラッシュ、ヒステリシス、(時間、パルス幅に関する)分解能、FCEサイズ、FCEタイプ、FCEにわたる異なる圧力降下、空洞現象、縮流、カムの複数の問題点、駆動の複数の問題点;および範囲外のプロセスを伴う場合がある。
信号処理領域では、関心のある複数の問題点は、実際のプロセス変数および測定したプロセス変数を異ならせる複数の問題点である。このような問題点は、サンプル時間、フィルタリング、量子化、複数の不感帯、圧縮、補償、較正、飽和、小数点以下の桁数、無効な複数の信号、複数のスパイク、複数の異常値、非ガウスノイズ、複数のノイズバースト、および平方根抽出を伴う場合がある。
前述の複数のリストは、制御ループの性能を低下させる可能性がある要因が無数にあることを示す。本発明では、これらの要因をグループ化し、複数のKPI評価の手動生成および複数のKPI評価のハイブリッド生成を容易にする、複数のあらかじめ定義された主要なKPIの構造化されたフォーマットに整理する。構造化されたフォーマットは以下の表の形であってもよい。
前述の主要な複数のKPIの複数の評価は、いずれも手動で生成されてもよい。主要な複数のKPIの複数の評価の大部分はまた、自動的に生成されてもよい。以下の複数の段落で、主要な複数のKPIの簡単な説明を示す。
C1は、データセットにおける手動制御の過大な複数の期間を示す。
手動制御は、利用可能であっても、利用可能ではなくてもよいモードタグから演繹されない。代わりに、この主要なKPIは、Out信号から演繹される。
C2は、振動性設定値信号を示す。振動する設定値信号は、設定値が縦続、比またはフィードフォワードの構成により駆動されていることを意味する。
C3は、コントローラがかなりの不感帯を有し、これにより、コントローラの性能を低下させていることを示す。C3は、手動で(視覚的に)だけ判定される。図20に示すように、コントローラ出力(Out)は測定値(MV)が不感帯の外側にあるときだけ動く。換言すれば、不感帯の中にあるときには、誤差はゼロであると判定される。コントローラの不感帯は、コントローラ自体により、またはアクチュエータの分解能により引き起こされることがある、すなわち、アクチュエータは十分小さな動作を行うことができない。このアクチュエータの状況では、最も小さな可能なアクチュエータ変化より小さい補正が要求されているときに、誤差がゼロであると考えるべきであるので、不感帯が有用となることができる。
C4は、コントローラが取り除くことができない非ゼロ制御誤差を示す。典型的には、これは、コントローラ内の問題を示し、積分動作を免れる可能性が最も高い。
C5は、制御ループ(コントローラ)があまりにも厳密にチューニングされ、これにより、コントローラ出力(Out)での明白な振動性の挙動につながることを示す。過大制御は、複数の制御設定があまりにも強引であり、かつ擾乱排除が強い不足減衰応答をもたらすときに発生する。この条件は、あまりにも大きい比例チューニングパラメータおよびあまりにも小さい積分チューニングパラメータにより引き起こされる場合がある。
C6は、制御ループ(コントローラ)があまりにも緩慢にチューニングされ、これにより、強い自己相関、SPおよびMVがずれる、長い複数の期間を伴う必要以上の変動性をもたらす。この条件は、あまりにも小さい比例チューニングパラメータおよびあまりにも大きい積分チューニングパラメータにより引き起こされる場合がある。
C7は、一定期間後に摩耗および性能劣化をもたらす可能性がある、過大なFCEの動作を示す。この条件は、MV内の過大なノイズ、またはあまりにも高い微分チューニングパラメータにより引き起こされる可能性がある。MVは、小さなフィルタ(たとえば、プロセス時定数の5分の1〜10分の1のフィルタ)により、またはコントローラをデチューニングして、微分成分を取り除くまたは低減することにより、フィルタリングされてもよい。
C8は、擾乱およびプロセス動態の性質と比較してコントローラがあまりにも遅く実行されていることを示す。
C9は、制御で何かが間違っているが、状況がその他の複数の制御(C)カテゴリのどれにも合わない状況に対する包括的なカテゴリである。C9は、手動で(視覚的に)だけ判定される。
P1は、コントローラ出力が飽和したことを示す。この条件は、典型的には、擾乱エネルギーが、利用可能な補正動作より大きいときに発生する。コントローラは、FCEをこの複数のハードウェア限界を超えて「ワインドアップ」しようと、または押し上げようと試みている。通常、擾乱エネルギーは単に大きすぎる、またはFCE(たとえば弁)は小さすぎる、またはFCEは壊れている。
P2は、FCEが大部分、FCEの動作範囲の90%を超えて、または10%以下で動作することを示す。上記の場合、FCEは寸法が小さすぎる、または大きすぎる。このことそれ自体は深刻な問題を意味するのではなく、改善の可能性を示す。
P3は、MVおよびOutの周期的挙動をもたらす、FCE関連の問題を示す。(複数の傾向での)2つの異なる波形の組合せ、すなわち自己調整と非自己調整の組合せが、この指示を提供する。この点に関して、自己調整プロセスは、アクチュエータの単一ステップの変化で動きを停止するプロセスであることを留意されたい。非自己調整プロセスは、アクチュエータのステップ変化の結果として一体化したやり方で動くプロセスである。固定された出力および制御された入力を備えるタンクが、非自己調整プロセスの一例である。自己調整波形の組合せは、MVでは方形波であり、Outでは三角波である。非自己調整波形は、MVでもOutでも三角波である。弁の静止摩擦およびヒステリシスの問題点は、典型的には、自己調整波形の組合せとして出現する。自己調整波形の組合せを示す、コントローラ・データ・グループ化ビューの表示180の部分を図21に示す。図示するように、MVには方形波が、Outには三角波が存在する。
P4は、センサ較正誤差またはFCE漏洩を示す。この指示を提供する(複数の傾向での)波形の組合せは、ゼロのOut、および依然として存在するまたは動いているMVである。ゼロのOutはFCEが動作していない(たとえば、弁が閉められた)ことを意味する。弁の場合、弁が閉められ、かつMVが依存として存在するまたは動いている場合、弁は壊れた複数のシールを有する、または正しく較正されていない。
P5は、非周期的擾乱を示す。例として、プロセス内の他の場所からの大きな要求による入口圧力降下により非周期的擾乱が引き起こされる場合があり、たとえば、洗浄サイクルまたはフラッシングサイクルの間に発生する場合がある。また、電源サージ、故障している送信機または不十分な接地により非周期的擾乱が引き起こされる場合がある。
P6は、複数の負荷変化から生じる複数の振動により引き起こされる、外部でトリガされた、MVの周期的変動性を示す。
P7は、プロセスで何かが間違っているが、状況がその他の複数のプロセス(P)カテゴリのどれにも合わない状況に対する包括的なカテゴリである。P7は、手動で(視覚的に)だけ判定される。
S1は、MVが強く量子化された複数のデータセットを示す。量子化は、通常、不十分な複数のA/D変換器、または十分な分解能がない複数のA/D変換器と関係がある。主な問題点は、FCEに及ぼす影響である。量子化は、MVでの不感帯に類似するが、不感帯と同じではない。量子化がMVに複数のクリアバンドを引き起こすが、これらのバンドはMVでの不感帯のようには動かない。量子化を示す、コントローラ・データ・グループ化ビューの表示184の部分を図22に示す。図示するように、MVに複数のクリアバンドが存在する。差傾向およびヒストグラムは、この問題をさらに可視化するよいツールである。
S2は、MV内の過大なノイズの指示を提供する。
S3は、データセットが、特異な複数の異常値、または複数のスパイク、または続いて起こる複数の異常値により破損したことを示す。複数のスパイクは、MVおよび/またはOutに存在する可能性がある。複数のスパイクは、複数の短い一時的信号損失(たとえば電源グリッチなど)、電磁流量計内の空気ポケット、電磁流量計内の導体材料、複数の電気接点の問題、複数の接触不良、および複数の信号上の複数の電気スパイクにより引き起こされる可能性がある。
S4は、コントローラが制御しようと試みる場合がある複数の較正段階または不自然な複数の段階的擾乱を示す。この条件を示す傾向が、プロセスの「正常な」動態で多分発生する可能性があるものより高速なMVの段階変化である。コントローラが(外見上の)段階変化を補正しようと試みる場合があるので、この条件は不都合であり、この補正が、現実の問題を引き起こす可能性がある。
S5は、何らかのデータベース圧縮法により圧縮されたデータを示す。しばしば、プラントの複数のヒストリアンが、指定された量だけMVが変化しない場合に、データを圧縮するように構成される。しばしば、圧縮されたデータが再構築されたとき、複数のポイントの補間がスムーズではない傾向をもたらす。圧縮されたデータおよび/または圧縮されたデータから再構築されたデータを制御のために使用すべきではない。
S6は、強い1次フィルタがMVに加えられたことを示し、これによりMVの信号が非常にスムーズになる、すなわち、スムーズすぎる。フィルタは、送信機内、信号線内、アナログ入力回路内、またはコントローラ内にあってもよい。大きすぎる複数のフィルタは、複数のレベルを不安定にし、複数の擾乱をMV内で実際に出現するときよりもはるか後に現れるようにすることができる。
S7は、データ収集サンプリングレートが、解析および制御のために適切であるか(すなわち、十分速いか)どうかを示す。しばしば、アナログ入力回路のサンプルレートがPIDサンプルレートより遅いことがあり、これにより、同じ誤差に対して複数の補正が存在するリミットサイクルをもたらす。この条件を示す傾向が、サンプルごとに変化しているはずであるMV傾向であるが、代わりに、多数のフラットスポット(ゼロ次保持)を有する。不十分なデータ収集サンプリングレートが、しばしば複数のオートチューナと共に発生し、複数のオートチューナは、サンプルレートを計算することができるようになったときに、しばしば大きなサンプル時間を選択することがある。不十分なデータ収集サンプリングレートを示す、コントローラ・データ・グループ化ビューの表示186の部分を図23に示す。図示するように、かなりの数のフラットスポットが存在する。S7は、手動で(視覚的に)だけ判定される。
S8は、一定のMVにより立証されるように、無信号であることを示す。無信号の原因が、切れた信号線、故障した送信機である場合がある、またはOPCサーバ84が間違って構成された場合がある。
S9は、MVがコントローラの高い設定値限界を超える、または低い設定値限界以下になることにより立証されるような、MVが(開ループまたは閉ループ内で)飽和していることを示す。
S10は、信号で何かが間違っているが、状況がその他の複数の信号(S)カテゴリのどれにも合わない複数の状況に対する包括的なカテゴリである。S10は、手動で(視覚的に)だけ判定される。
上記で示したように、主要な複数のKPIの複数の評価の多くを自動的に生成することができる。この自動生成は、ループ解析プログラム94の数学的エンジン190および規則エンジン192(図24参照)により実施される。数学的エンジン190は、データ取得プログラム92により取得され、かつデータベース90に記憶された、複数のコントローラに対するすべてのデータアレイ(SP、MV、Out)を取り出し、複数の数学的定式化(平均値、標準偏差、ゆがみなど)をこれらのデータアレイに対して適用する。これらの数学的定式化は、数学的エンジン190により実行される、記憶された複数のソフトウェアルーチンにより実施される。数学的エンジン190はまた、複数のデータアレイに対して複数のLPMソフトウェアルーチンを実行する。数学的エンジン190により実施された複数の計算結果が、行列または数値面194内に置かれ、次いで、規則エンジン192が行列または数値面194に従って、主要な複数のKPIの複数の評価を生成する。規則エンジン192は、複数の数値法の複数の結果とLPMデータと複数のLPM結果との間に所定の複数の関係を探す、記憶された複数のソフトウェアアルゴリズムを実行する。第2の選択ウィンドウ110内に表示されるKPIボックス198内に主要なKPIの評価が示される。図25で最もよく示されるように、KPIボックス198は、主要な複数のKPIのすべてのリストを含む。それぞれの主要なKPIの両側に、主要なKPIの状態および値をそれぞれ示すチェックボックスおよび重大度ボックスが配置される。チェックボックス内のチェック印が、関連する主要なKPIに問題が存在することを示す。対応する重大度ボックス内に問題の重大度(0〜100%の尺度で、100%は最も深刻である)が表示される。
ここで、図24を参照すると、ループ解析プログラム94を使用して、制御ループ(コントローラ)を手動で、自動的に、および組み合わせたまたはハイブリッドのやり方でどのように解析することができるかを示す概略の流れ図200を示す。主要な複数のKPIの複数の評価を生成するために、ユーザが1つまたは複数のデータビュー(制御データ・グループ化ビューなど)を見るステップ202でマニュアルプロセスが開始する。ステップ204で、ユーザは、主要な複数のKPIの複数の状態を、すなわち、何か問題が存在するかどうかを判定し、問題が存在する場合、KPIボックス198内の問題がある主要なKPI(複数)のチェックボックス(複数)にチェック印をつける。ステップ206で、ユーザは、問題がある任意の主要なKPIの値(重大度)を判定し、KPIボックス198内の主要なKPIに対する重大度ボックスに重大度を入力する。したがって、マニュアルプロセスは、ステップ202で開始し、ステップ204に、次いでステップ206に進む。
自動プロセスは、ステップ208で、数学的エンジン190が、記憶されたソフトウェアルーチンを実行して、データベース90に記憶された複数のデータアレイに複数の数学的定式化を実施することで開始する。ステップ210で、複数の数学的定式化の複数の結果を数値面194に入力する。ステップ212で、規則エンジン192は、数値面194に従って、主要な複数のKPIの複数の評価を生成し、これらの評価をKPIボックス198に入力する。したがって、自動プロセスは、ステップ208で開始し、ステップ210に、次いでステップ212に進む。
自動プロセスが完了すると、ユーザがデータを再検討して、自動プロセスの複数の結果のすべてまたは一部を確認または拒絶してもよい。たとえば、自動プロセスが特定の主要なKPIに問題が存在すると判定した場合、ユーザは、特定の主要なKPIに実際に問題が存在する(すなわち、問題の診断が正しい)かどうかを見分けるために、1つまたは複数のデータビューを見てもよい。たとえば、ユーザは、傾向ボックス158、160で複数の傾向を、およびたとえば図22に示すように、組み合わせたプロセスおよび数値ビューの複数の数値法のテーブル162でデータを見てもよい。複数の数値法のテーブル162内のデータは、制御ループと関係がある数値面194(複数のLPM結果)の部分であってもよい。ユーザは、問題を視覚的に検出できない、または異なる問題(すなわち、他の主要なKPIの問題)が存在すると思った場合、自動プロセスにより生成された、主要なKPIの評価を無効にし、自分が正しいと思う情報を手動で入力してもよい。上述のシナリオでは、ハイブリッドKPI生成法が実施されたことを理解されたい。自動プロセスステップ208−210−212が実施され、次いで、手動プロセス202−204−206が実施された。
自動プロセスの複数の結果を検証することに加えて、またはこの一部として、ユーザが、1つまたは複数のデータビューを見て、解析して、主要な複数のKPIに、C3、C8、C9、P7、S6、S7およびS10などの、手動で(視覚的に)しか評価することができない問題が何か存在するかどうか判定すべきである。
ここで、図25を参照すると、弁を制御するように動作可能なコントローラ11AJ227に対する表示220の部分を示す。表示220は、結合したプロセス、および数値ビュー、およびKPIボックス198を含む。図示するように、KPIボックス198は第2の選択ウィンドウ110内に表示され、一方、結合したプロセスおよび数値ビューは、グラフィックウィンドウ106内に表示される。この結合したプロセスおよび数値ビューは、「複数のLPM結果」タブが選択され、これにより、コントローラ11AJ227と関係がある数値面194の部分に複数の数値法のテーブル162を入力させることを除き、図13に示すビューに類似する。SP/MVおよびOutの傾向をそれぞれ傾向ボックス158、160に示す。主要な複数のKPIの複数の評価が自動的に生成され、図示するように、1つの主要なKPIの状態だけが問題を、すなわち、P3:FCE Problem(FCEの問題)を示す。問題はP3の隣のチェックボックスのチェック印により示される。この問題は、複数の数値法のテーブル162内に示された複数のLPM結果だけでなく、傾向ボックス158、160内のSP/MVおよびOutに示す明白な振動性挙動により確認される。複数のLPM結果に関して上記に示すように、H01は、全体性能が許容できないことを示し、H03は、制御ループが振動性であることを示し、H06は、かなりの非線形性を示し、H07は、弁の静止摩擦を示し、P01は、ハリスインデックスが許容できないことを示し、P02は、SPクロッシングインデックスが許容できないことを示し、P03は、変動性がランダムではないことを示す。
上述の制御ループ(コントローラ)の解析をDCS20内の複数の制御ループのすべてに対して行うことができる。上述のループ解析プログラム94の複数の機能により上記をかなり迅速に実施することが許可されるが、プロセスは依然としてかなり時間がかかる。ループ解析プログラム94の他の機能が、DCS20の複数の制御ループのすべてに対して、主要な複数のKPIの複数の評価の複数の論理的グループ化を提供し、これにより、すべての制御ループの複数の概観が素早く提供されることである。これらのグループ化は、階層的構造で整理され、タブをクリックすることによりグラフィックウィンドウ106内で見てもよい。最上部のまたは第1のレベルでは、問題点を有する(問題あり)複数の制御ループ(複数のコントローラ)の総数が判定され、表示される。さらに、各制御ループ領域(すなわち、プロセス、制御および信号処理)に対して、制御グループ領域内に問題点がある複数の制御ループの総数が判定され、表示され、バーで図式的に示される。次のまたは第2のレベルでは、選択された制御グループ領域内のそれぞれの主要なKPIに対して、主要なKPIに問題点のある複数の制御ループの総数が判定され、表示され、バーで図式的に示される。第3のレベルでは、選択された制御グループ領域の選択された主要なKPIに対して、主要なKPIに問題点のある複数のコントローラが個々に列挙され、各コントローラに対する問題点の重大度が判定され、表示され、バーで図式的に示される。
図26は、第1のレベルのKPIグループ化を示す表示226の部分を示す。問題点のある複数の制御ループ(複数のコントローラ)の総数(399)が最上部左側に表示される。この総数の下に、プロセス領域内に問題点のある複数の制御ループの総数(209)、制御領域内に問題点のある複数の制御ループの総数(145)、および信号処理領域内に問題のある複数の制御ループの総数(127)を示すバーグラフ227がある。制御領域をクリックすると、図27に示すように、制御領域内の主要な複数のKPIである第2のレベルのKPIグループ化が表示される。この表示(参照番号228により指定される)には、制御領域に問題点のある複数の制御ループ(複数のコントローラ)の総数(145)が最上部左側に表示される。この総数の下に、制御領域(C1〜C7)において、異なる主要な複数のKPIに複数の問題がある複数の制御ループの総数を示すバーグラフ229がある。バーグラフ229は、65のコントローラがC1(静的出力)に問題点があり、56のコントローラがC6(遅い制御)に問題点があり、13のコントローラがC5(過大な制御)に問題点があり、10のコントローラがC4(オフセット)に問題点があり、のコントローラがC2(変化する設定値)に問題点があることを示す。図示するように、(異なる主要な複数のKPIに対する)複数のバーは、問題点に遭遇している複数のコントローラの最大数を有する主要な複数のKPIの順序で、最大から最小まで整理される。C5(過大な制御)をクリックすると、図28に示すように、過大な制御の複数の問題点を有する複数の制御ループ(複数のコントローラ)である第3のレベルの複数のKPIグループ化が表示される。この表示(参照番号230により指定される)には、過大な制御の問題点のある複数のコントローラの総数(13)が最上部左側に表示される。この総数の下に、複数のコントローラ、およびこれらのコントローラの過大な制御の複数の問題点の複数の重大度をそれぞれ示すバーグラフ232がある。列挙された複数のコントローラの1つ(たとえば19AJ103)をクリックすると、図示するように、コントローラに対する複数の傾向がバーグラフ232の下に表示される。
ループ解析プログラム94は、(1.)ループタイプ、すなわち、流量、圧力、レベル、粘度など、(2.)優先順位、すなわち、高、中および低、(3.)手動中または指標である複数のループの除外、(4.)全体性能定格、(5.)複数のプロセス領域、(6.)複数のコントローラグループ化、(6.)ユーザ指定の複数の統計的結果のうち1つまたは複数に基づき、ユーザが主要な複数のKPIをソートすることを許可する。デフォルトソーティングが、制御誤差における正規化した変動に基づき行われる。ユーザが、グラフィックウィンドウ106内のフィルタ・ツール・バーにより、主要な複数のKPIの複数のソーティング動作を起動する。
ループ解析プログラム94により、主要な複数のKPIに対する、印刷された複数のレポートが作り出されてもよい。このような複数のレポートを使用して、解決策の目標を最悪性能の複数の制御ループに設定することができる。ループ解析プログラム94は、生成してもよい複数のレポートの複数のタイプに大きな融通性を許可する。図29〜図31は、生成してもよい3つのレポート240、242、244をそれぞれ示す。レポート240〜244は、高い優先順位の複数のコントローラだけを示すようにフィルタリングされた主要な複数のKPIに対するものである。レポート240〜244の各々は、複数のコントローラが複数の行に整理され、主要な複数のKPIが複数の列に整理されたテーブルの形に整理されている。レポート240は、制御領域で主要な複数のKPI(C1〜C9)に複数の問題点(複数の問題)がある複数のコントローラを示し、レポート242は、プロセス領域で主要な複数のKPI(P1〜P7)に複数の問題点(複数の問題)がある複数のコントローラを示し、レポート244は、信号処理領域で主要な複数のKPI(S1〜S10)に複数の問題点(複数の問題)がある複数のコントローラを示す。複数のレポートが複数の問題点がある複数のコントローラのすべて(高い優先順位の複数のコントローラであるとして指定された複数のコントローラだけではない)を示すことを除き、レポート240〜244と同じ複数のレポートを生成することができることを理解されたい。これらのレポートでは、複数のコントローラは、これらのコントローラの優先順位(高、中、低)を示すために色分けされてもよい。
前述の例示的実施形態(複数)の説明は、網羅的ではなく、本発明の例示でしかないことを理解されたい。当業者は、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の精神または本発明の範囲を逸脱することなく、開示された主題の実施形態(複数)に対してある種の複数の追加、複数の削除、および/または複数の修正を行うことができるであろう。

Claims (15)

  1. プロセスを制御するように動作可能な制御システムの複数の制御ループの1つまたは複数を解析するための、コンピュータにより実施される方法であって、前記複数の制御ループはそれぞれコントローラ、最終制御要素、および前記コントローラにより制御されているプロセス変数の測定値を前記コントローラに提供するための測定装置を有し、前記方法は、
    解析のためにユーザから前記複数の制御ループの1つの選択を受信することと、
    前記選択された制御ループの第1、第2および第3のセクションの各々に対して、あらかじめ定義された主要業績評価指標(KPI)に対する評価を生成することと、ここで、前記第1のセクションは、前記選択された制御ループの前記コントローラと関係があり、前記第2のセクションは、前記選択された制御ループの前記プロセスおよび前記最終制御要素と関係があり、前記第3のセクションは、前記選択された制御ループの前記プロセス変数の前記測定値と関係がある、
    前記選択された制御ループの制御データの少なくとも2つの異なるタイプを前記コンピュータのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)の単一画面に表示することと、ここで、制御データの前記複数のタイプは、前記プロセス変数の前記測定値、前記コントローラの出力、前記コントローラの設定値、前記コントローラの比例チューニングパラメータ、前記コントローラの積分チューニングパラメータ、および前記コントローラの前記設定値と前記プロセス変数の前記測定値の差である誤差からなるグループから選択される、
    前記選択された制御ループに対する複数の前記あらかじめ定義されたKPIの前記生成された複数の評価を、前記コンピュータの前記GUIの前記単一画面に表示することと、
    前記選択された制御ループに対する複数の前記KPIの1つに対する異なる評価をユーザから受信することと、
    前記選択された制御ループに対する複数の前記あらかじめ定義されたKPIの前記1つに対する前記生成された評価の代わりに、前記選択された制御ループに対する複数の前記あらかじめ定義されたKPIの前記1つの前記受信された、異なる評価を、前記コンピュータの前記GUIの前記単一画面に表示することと、
    を備える方法。
  2. 前記制御データは、複数の時系列傾向の形で表示される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の時系列傾向の第1の1つが、前記コントローラの前記設定値に対するものであり、前記複数の時系列傾向の第2の1つが、前記コントローラの前記出力に対するものである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数の時系列傾向の第3の1つが、前記プロセス変数の前記測定値に対するものである、請求項2に記載の方法。
  5. 複数の前記あらかじめ定義されたKPIの前記複数の評価の各々は、問題ありまたは問題なしを示す状態を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 問題ありを示す状態を有するそれぞれのあらかじめ定義されたKPIの前記評価は、前記問題の重大度を示す値をさらに備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のセクションに対する前記あらかじめ定義されたKPIは、過大な制御、制御不足、過大な手動制御、振動性設定値、前記コントローラ内のかなりの不感帯、非ゼロ制御誤差、前記最終制御要素の過大な動作、前記コントローラの遅い実行、および未知の制御問題からなるグループから選択される、請求項5に記載の方法。
  8. 前記第2のセクションに対する前記あらかじめ定義されたKPIは、前記コントローラの飽和した出力、大部分が前記最終制御要素の動作範囲の外側の複数の部分での前記最終制御要素の動作、前記プロセス変数の前記測定値および前記コントローラの前記出力の周期的挙動、前記測定装置の較正誤差または前記最終制御要素の漏洩、前記プロセス内の非周期的擾乱、前記プロセス変数の前記測定値における、外部からトリガされた周期的変動性、および未知のプロセス問題からなるグループから選択される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第3のセクションに対する前記あらかじめ定義されたKPIは、量子化されている前記プロセス変数の前記測定値、前記プロセス変数の前記測定値における過大なノイズ、前記プロセス変数の前記測定値および/または前記コントローラの出力における複数の異常値、前記プロセス変数の前記測定値における不自然な複数の段階変化、データ圧縮、前記プロセス変数の前記測定値の過大なスムーズ性、前記プロセス変数の前記測定値に対する不適切なサンプリングレート、前記プロセス変数の測定値なし、前記プロセス変数の前記測定値における飽和、および未知の測定問題からなるグループから選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記選択された制御ループの第1、第2および第3のセクションの各々に対して、複数のKPIに対する複数の評価を生成することを備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記制御データは、互いに対して2つの異なるデータタイプの2次元プロットの形で表示される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記複数のデータタイプの第1の1つが、前記プロセス変数の前記測定値であり、前記複数のデータタイプの第2の1つが、前記コントローラの前記出力である、請求項11に記載の方法。
  13. 前記制御データは、互いに対して3つの異なるデータタイプの3次元プロットの形で表示される、請求項1に記載の方法。
  14. 前記複数のデータタイプの第1の1つが、前記プロセス変数の前記測定値であり、前記複数のデータタイプの第2の1つが、前記コントローラの前記出力であり、前記複数のデータタイプの第3の1つが、前記コントローラの前記設定値である、請求項13に記載の方法。
  15. 制御データの前記複数のタイプの1つに対して複数の数値方法を実施することと、前記複数の数値方法の複数の結果をテーブルの形で前記コンピュータの前記GUIの前記単一画面に表示することと、をさらに備え、前記複数の数値方法は、標準偏差、平均値、最大値および最小値を備える、請求項1に記載の方法。
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