JP6076679B2 - Handrail Kasagi - Google Patents
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Description
本発明は手摺笠木に関するものである。 The present invention relates to a handrail headwood.
笠木芯材を覆う被覆体を笠木芯材よりも幅狭の開放部によって一側方に開放された断面形状にした手摺笠木は、従来、例えば特許文献1に記載されるように、軟質の合成樹脂からなる被覆材(被覆体)をお湯で温めて柔らかくした上で、開口部(開放部)を広げて笠木芯材を呑み込むようにして笠木芯材に被せることにより形成される。
As described in
しかしながら上述のように被覆体の加熱を要するために、従来においては笠木芯材への被覆体の組み付け作業が極めて面倒になるという欠点がある。 However, since the covering needs to be heated as described above, there is a drawback in that the work of assembling the covering onto the headboard core is extremely troublesome.
すなわち、被覆体の加熱のための時間を要する上に、上述のようにお湯を用いる場合にはお湯釜を用意しなければならず、お湯に代えて加熱手段としてヒータを用いる場合にはヒータを用意しなければならない。特に手摺笠木は長い距離に渡って現場合わせで取り付けられることも多く、この場合、笠木芯材のブラケットとの取り合いの融通性を考慮すれば、ブラケットに取り付けた後の笠木芯材に施工現場において被覆体を被せる手順をとることが望ましいため、上述した加熱のための時間によって工期が長期化してしまったり、また、多数のお湯釜等を施工現場に持ち込まなければならなくなる。 That is, it takes time to heat the covering, and when using hot water as described above, a hot water pot must be prepared, and when using a heater as a heating means instead of hot water, a heater is prepared. Must. In particular, handrail headboards are often installed on the site over long distances. In this case, considering the flexibility of the connection between the headboard core and the bracket, the headboard after the bracket is attached to the headboard at the construction site. Since it is desirable to take the procedure of covering the covering, the construction period becomes longer due to the above-mentioned heating time, and many hot water tanks or the like must be brought to the construction site.
さらに、上述のように加熱によって柔軟になる、すなわち熱可塑性樹脂で被覆体を構成した場合において、加熱しすぎてしまうと、例えば柔らかくなりすぎて笠木芯材への装着が逆にしづらくなってしまうといったような問題や、お湯への浸透時間によっては被覆体に変色や劣化が発生するという問題も生じるため、お湯の温度や被覆体をお湯に浸ける時間などの管理も必要になる。 Furthermore, as described above, when softened by heating, that is, when the covering is made of a thermoplastic resin, if it is heated too much, for example, it becomes too soft and it becomes difficult to reverse the mounting to the headboard. Depending on the above problem and the penetration time into hot water, the covering body may be discolored or deteriorated. Therefore, it is necessary to manage the temperature of the hot water and the time for immersing the covering body in hot water.
この点、被覆体を例えばスポンジで形成した場合には加熱を要さずに笠木芯材に組み付けることも不可能ではないとも思われる。しかしながらこの場合、構造的に強度も低くなってしまうために、裂けたり切れたりしてしまい、そもそも手摺が、利用者の体重をしっかりと支えるようには十分に機能しなくなるおそれがある。 In this regard, when the covering is formed of, for example, a sponge, it seems that it is not impossible to assemble the cover without any heating. However, in this case, since the strength is structurally low, it may be torn or cut, and the handrail may not function sufficiently to support the weight of the user in the first place.
本発明は以上の欠点を解消すべくなされたものであって、笠木芯材への被覆体の組み付け作業が簡単な手摺笠木の提供を目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described drawbacks, and an object of the present invention is to provide a handrail head board that can easily assemble a cover to a head board core material.
本発明によれば上記目的は、
笠木芯材1を該笠木芯材1よりも幅狭の開放部2によって一側方に開放された断面形状からなる被覆体3により覆って形成される手摺笠木であって、
前記笠木芯材1と被覆体2の各々が一側方に開放されたほぼC字断面形状に形成されるとともに、前記被覆体2が開放端縁部を笠木芯材1の開放端縁部に係止させて該笠木芯材1に装着され、
かつ、前記被覆体3は、合成樹脂からなる母材への可塑剤の添加量が調整されて柔軟に形成される本体部4と、半硬質合成樹脂により開放端縁部に局所的に形成される係止部6と、前記本体部4および係止部6を覆う表面処理層5とにより三層成形され、常温において手指で開放部2を押し広げて笠木芯材1に被せることができる程度に柔軟に形成される手摺笠木を提供することにより達成される。
According to the present invention, the object is
A handrail headwood formed by covering the
Each of the
And the said covering 3 is locally formed in the open end edge part by the main-
手摺笠木は、強度部材としての笠木芯材1を被覆体3で覆って形成され、笠木芯材1により所定の強度を確保し、被覆体3の外観を整えたり、触り心地の良好な材料で被覆体3を形成したりすることにより、その外観や触り心地を容易に向上することができるようにされる。上記被覆体3は、笠木芯材1よりも幅狭の開放部2によって一側方に開放された断面形状をなし、開放部2を拡幅変形させることにより、開放部2から呑み込むようにして笠木芯材1を簡単に覆うことができるようにされる。
The handrail coping is formed by covering the coping
また、上記被覆体3は、常温において手指で開放部2を押し広げるように変形させて笠木芯材1を被せることができる程度に柔軟にされるために、笠木芯材1を覆う際に加熱を要しない。この柔軟性は合成樹脂からなる母材への可塑剤の添加量を被覆体3の本体部4に関して調整することによって高められる、すなわち質的に柔軟にされるために、手摺として必要な強度が構造上、直ちに不足してしまうようなことはない。また、この柔軟性によって手摺笠木にクッション性を与えることも可能になる。
In addition, the
上記本体部4は、上述した柔軟性に応じた量の可塑剤を合成樹脂に添加して形成することが可能である。この合成樹脂としてポリ塩化ビニル(PVC)を用いた場合には、その汎用性によって比較的安価に製造できる上に、その特性である難燃性、耐久性、耐薬品性などの優れた機能も発揮することが可能になる。さらに、発泡剤の添加量を強度が構造的に確保できる程度に調整すれば発泡合成樹脂材により被覆体3を形成することも可能で、この場合には、発泡率等の調整によってクッション性を調節することも可能になる。
The
以上の被覆体3は、本体部4を表面処理層5で覆って形成され、手摺笠木の外観や手触りを表面処理層5によって効率的に向上させることができる。また、これにより本体部4は、外観や手触りに配慮する必要がなくなり、柔軟性のみ確保すれば足りるために、その材料選択の自由度や生産性を高めることが可能になる。
The covering 3 described above is formed by covering the
上記表面処理層5は、手摺笠木の外観や触り心地を考慮して適宜の材料を用いて形成することが可能であるが、例えば本体部4よりも硬質な材料で形成した場合には、本体部4を外部に露出させた場合に比べて手摺笠木を握った際のタック感を減少させることができる。また、表面処理層5の表面にシボ加工等を施して粗面にすれば、手摺笠木の見た目に高級感が出せる上に、手摺笠木を握る手が汗をかいていたり、本体部4に含まれた可塑剤が手摺笠木表面に滲み出す、すなわちブリードが生じていたりしても、この汗等の手への接触を抑制することができることから手触りが悪くなりにくい。
The
さらに、表面処理層5を合成樹脂からなる母材にゴム系艶消し材等の添加剤を添加して形成したり、その表面にコーティングを施せば、上述したブリードや、被覆体3の表面の触感が変化すると共に汚れが付きやすくなるといったような問題も防止することが可能である。加えて、笠木芯材1の表面を着色処理したいときには着色剤を添加して表面処理層5を成形すれば足り、この場合、体積がより大きい本体部4を着色するよりも着色剤の分量を抑えることができる。以上の表面処理層5は、本体部4と同時成形されるために、本体部4に表面処理層5を簡単に固定できる上に、被覆体3の製造効率を良好にすることができる。
Further, if the
上述した被覆体3の柔軟性は、開放部2に求める拡幅変形量等の種々の条件にもよるが、上述したPVCの場合、上述した本体部4をJIS-A形の硬度で40-60の範囲にすれば、手作業である程度変形させることが可能であると思われる。この場合、レジンの重合度は大凡1000-3000の範囲になる。また、可塑剤の添加量で表現すれば、凡そ100-180重量部の範囲になると思われる。なお、可塑剤は、ブリードや移行(マイグレーション)を抑制するためにはPVCに添加されることが多いフタル酸エステル系のものではなく、例えばいわゆるTOTMなどの高分子系低揮発性のものを用いることが望ましく、さらに、PVCの成形時における混練の程度の調整によっても上述のブリード等をより抑制することが可能である。
Flexibility of the
したがって本発明によれば、笠木芯材1を常温において手作業で被覆体3により覆うことができるために、施工性を極めて向上することができる。また、本体部4を表面処理層5で覆って形成したことにより、被覆体3、すなわち手摺笠木の外観や手触りを効率的に向上することができる。
Therefore, according to the present invention, since the
また、上述した被覆体3の笠木芯材1への固定は、笠木芯材1と被覆体3のそれぞれを一側方に開放されたほぼC字断面形状に形成し、被覆体3の開放端縁部を笠木芯材1の開放端縁部に係止させてなされる。これにより、上述した開放部2の拡幅変形後の弾性復帰によって係止部6を係止させることが可能になり、固定作業を簡単にすることが可能になる。また、係止部6を半硬質合成樹脂を一体成形して形成することにより、以上のように被覆体3が柔軟であっても、被覆体3の笠木芯材1への固定強度を良好に確保しつつ製造効率も良好にすることができる。
The fixing of the coping
さらに、上述した係止部6は、鉤状、すなわち笠木芯材1の開放端縁部で手摺笠木の内外方向に係止すれば、その柔軟性によって被覆体3が係止部6以外の領域で多少変形しても簡単には係止解除しないために、固定状態をより安定させることができる。被覆体3の外形が円形、あるいはほぼ円形の場合、接線にほぼ直交する方向を係止方向にすればよい。
Furthermore, if the latching | locking
一方、接着剤を併用して被覆体3を笠木芯材1に固定する場合、笠木芯材1に被覆体3の開放部2から外部に露出して笠木芯材1と被覆体3との境界に連通する接着剤注入孔7を形成すれば、笠木芯材1に被覆体3を被せた後に接着剤を供給できるために、作業が簡単になる。この場合において、毛管現象により接着剤の拡散を促す空隙8を笠木芯材1と被覆体2との境界に設定した場合には、被覆体3に隠れて目視では確認できない接着剤の拡散をより確実に実現することができる。被覆体3の笠木芯材1への固定は、上述した係止部6による係止と、接着剤による接着とを併用すれば、固定強度をより向上させることが可能である。
なお、本発明によれば、
笠木芯材1を該笠木芯材1よりも幅狭の開放部2によって一側方に開放された断面形状からなる被覆体3により覆って形成される手摺笠木であって、
前記被覆体3は、合成樹脂からなる母材への可塑剤の添加量を調整されて常温において手指で開放部2を押し広げて笠木芯材1に被せることができる程度に柔軟に形成される手摺笠木を提供することも可能である。
On the other hand, when the
According to the present invention,
A handrail headwood formed by covering the
The covering
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、手摺笠木の組み立て作業を極めて簡単にすることができる。 As is clear from the above description, according to the present invention, the assembling work of the handrail headboard can be extremely simplified.
図1に本発明の手摺笠木Aを使用した手摺を示す。この実施の形態において手摺は、壁面11に沿って配置される壁手摺として構成され、壁面11に所定間隔で固定されるブラケット12に手摺笠木Aを固定して形成される。
FIG. 1 shows a handrail using the handrail cap A of the present invention. In this embodiment, the handrail is configured as a wall handrail disposed along the
ブラケット12は、例えば所定の断面形状に形成された金属材料の押出型材を所定の幅で切断して製せられる。このブラケット12は、図1(a)に示すように一端部に壁面固定片12aを、他端部に笠木固定片12bを有しており、壁面固定片12aにおいて壁面11に固定される。この実施の形態において、壁面固定片12aの固定は、壁面11に予め設置されたアンカー13に締め付けられるナット14を使用してなされる。
For example, the
手摺笠木Aは、笠木芯材1に被覆体3を被覆して形成される。笠木芯材1は金属等の硬質材料により形成され、この実施の形態においては、曲がり手摺を施工する際の曲げ加工のし易さを考慮してアルミニウムの押出型材により形成される。この笠木芯材1は、図1(b)に示すように、一側方に開放されたほぼC字状の断面形状を有しており、ブラケット12への固定は、開放部分から挿入される笠木固定片12bをビス15により固定して行われる。笠木芯材1の中空部の最奥行壁面には、挿入された笠木固定片12bを位置決めするために嵌合凹溝1aが形成される。
The handrail coping A is formed by covering the
この笠木芯材1は、外周壁に3個の凹溝1b、1b、1bを形成した形状を有しており、凹溝1b、および上述した開放部分は、外周壁の中心周りに90度間隔で配置され、凹溝1bや開放部分が形成されない壁面は、支承突条1cとして使用される。各支承突条1cは図1(b)に示すように外周面を平面にされる。また、開放部分の反対側に位置する2列の支承突条1cには、水平な支承面1dが形成される。さらに、開放部分に面する2列の支承突条1cには、後述する係止部6が係止する嵌合突起16、16が開放部分を向くようにして突設される。
This
一方、被覆体3は、PVCにより形成され、開放部2により一側方に開放されたほぼC字状の断面形状に形成される。この被覆体3は本体部4の表面にスキン層(表面処理層5)を配置して形成される。上記スキン層5は半硬質樹脂を膜状に一体成形したもので、硬度がJIS-A形で90程度となるように調整される。
On the other hand, the
また、本体部4は、この実施の形態においては、重合度が2000以上のPVCを母材とし、かつ、ポリエステル系の低揮発性可塑剤を150-155重量部の範囲で加えることにより、JIS-A形の硬度が50程度になるようにされる。この本体部4は内周壁が支承突条1cの両端や支承面1dの一端をほぼ通る略円弧状にされ、支承面1dと対峙する位置には、先端が支承面1dに接する膨隆条3a、3aが突設される。
Further, in this embodiment, the
さらに、被覆体3の開放端部には係止部6が形成される。係止部6は、本体部4から円弧状に延設される周壁部6aの先端から内方に向かって突設された突条6bの先端を周壁部6aに沿って折り返して形成され、断面略コ字形状の鉤状に形成される。この係止部6は、上述したスキン層5と同様に、硬度がJIS-A形で90程度となるように調整される。係止部6の表面は上述したスキン層5によって覆われて被覆体3の外観、触感がスキン層5によって均質に整えられる。
Further, a locking
以上の被覆体3は、本体部4を構成する極めて軟質な樹脂と、スキン層5および係止部6を構成する半硬質な樹脂との三層成形品であり、押出成形により形成されて本体部4、スキン層5、および係止部6が一体化される。
The
以上の手摺笠木Aは、この実施の形態においては、手摺の施工現場において壁面11にブラケット12を介して固定された笠木芯材1に被覆体3を装着して形成される。被覆体3は、図2に示すように定常状態において開放部2の開口幅寸法が笠木芯材1の幅寸法よりも狭く、笠木芯材1への装着に際しては、先ず最初に、図3に示すように被覆体3を両手の親指17、17と人差し指等18、18を使って開放部2を拡幅させる方向(図における矢印方向)に変形させた後、拡幅した開放部2から笠木芯材1を呑み込ませる。
In this embodiment, the handrail headwood A described above is formed by attaching the
この状態では係止部6、6は、折り返し片6cが嵌合突起16の外側に被さるように位置するために、次いで笠木芯材1周りに被覆体3を回転させて一方の係止部6の折り返し片6cと突条6bを笠木芯材1に開放部分から挿入し、図4(a)に示すように先ず一方の係止部6を嵌合突起16に嵌合させる。上述したように本体部4の内周壁、すなわち被覆体3の内周は支承突条1c等の両端等と接するサイズであることから、このとき他方の係止部6の折り返し片6cは上述同様、嵌合突起16の外側に位置することになる。
In this state, the locking
したがってこの後さらに、図4(b)に示すように他方の係止部6を嵌合突起16を越える方向に引っ張ると、柔軟な本体部4が屈曲し、被覆体3は凹溝1b、および支承突条1cの表面に面する位置において円弧状からこれらの表面に圧接する直線状に弾性変形することから、嵌合突起16の外側に位置していた折り返し片6cの先端が嵌合突起16の先端を越える位置まで移動することができる。あとは嵌合突起16を越えた位置にある折り返し片6cを中心側に押し込めば、他方の係止部6が嵌合突起16に係止する。なお、他方の係止部6を引っ張る際に被覆体3を内側に握り込むと、被覆体3の内周が支承突条1c等に圧接するように弾性変形するために、係止操作がより楽になる。
Therefore, after this, as shown in FIG. 4B, when the
以上のように笠木芯材1に装着された被覆体3は、断面略コ字状をなす硬質の係止部6が嵌合突起16に嵌合し、折り返し片6cと突条6bとの境界、突条6bと周壁部6aとの境界で容易に変形しないために、係止状態が安定し、笠木芯材1に強い固定強度で固定される。また、折り返し片6c、突条6b、および周壁部6aが嵌合突起16に接触して被覆体3の笠木芯材1に対する手摺笠木A表裏方向、周方向への移動が規制され、係止部6と本体部4との接合境界で被覆体3が妄りに屈曲することもない。さらに本体部4の柔軟性によってクッション性が付与される。
As described above, the
なお、以上において被覆体3は外周が円形に形成されているが、図5に示すように多角形にすることも可能であり、この場合には頂角部3bによって握った際にある程度の抵抗感を与えることができるために、滑り止めを良好にしたり、しっかりとした触感を与えることが可能になる。また、係止部6に図5に示すように中空孔6dを設けた場合には、嵌合強度をより好適にすることも可能になる。
In the above, the outer periphery of the
図6に本発明の参考例を示す。なお、この参考例、および後述する他の実施の形態において、上述した実施の形態と同一の要素は図中に同一の符号を付して説明を省略する。この参考例において、手摺笠木Aは、被覆体3を接着剤19により笠木芯材1に固定して形成される。接着剤19による固定は、例えば両面接着テープやホットメルト式の接着剤などの離型紙を剥がしたり、加熱したりするタイミングを調整することで接着効果を発揮させるタイミングを調節できるものを利用すれば、笠木芯材1への塗布と、被覆体3の笠木芯材1への装着とを必ずしも短時間に連続してする必要がなくなるために、施工性を高めることが可能になる。
FIG. 6 shows a reference example of the present invention. In this reference example and other embodiments described later, the same elements as those in the above-described embodiments are denoted by the same reference numerals in the drawings, and the description thereof is omitted. In this reference example , the handrail headboard A is formed by fixing the
また、このように被覆体3の笠木芯材1への固定に接着剤19を利用することにより、被覆体3は、上述した係止部6に代えて開放端部に材端処理片20を備え、この材端処理片20を笠木芯材1とブラケット12との間に差し込むことにより、開放端部での材端の垂れ下がりが防止される。
Further, by using the adhesive 19 for fixing the
図7に本発明の他の実施の形態を示す。この実施の形態において、笠木芯材1には、図7(a)に示すように、中空部と被覆体3との境界とを連通する接着剤注入孔7が穿孔される。この接着剤注入孔7は嵌合凹溝1aの底面に配置され、被覆材3の開放部2から図示しない接着剤19の収納容器のノズルを直線状に差し込むことにより、ノズル先端から吐出される接着剤19を笠木芯材1と被覆体3の境界部分に導く。
FIG. 7 shows another embodiment of the present invention . In this embodiment , as shown in FIG. 7A, an
また、この実施の形態において、被覆体3の内周面と、笠木芯材1の凹溝1bや開放部分が形成されない外周面との間には、図7(b)に示すように微小寸法の空隙8が設定される。したがって同図において矢印で示すように、接着剤注入孔7から注入された接着剤19は、笠木芯材1の凹溝1b内に進入すると、毛管現象により空隙8内に導かれて笠木芯材1と被覆体3の境界部分で拡散し、これにより笠木芯材1と被覆体3を強固に固定することができる。
Further, in this embodiment, there is a minute dimension between the inner peripheral surface of the
この実施の形態において、笠木芯材1への被覆体3の固定は、接着剤19による接着と、係止部6による係止の双方によって強固になされる。
In this embodiment , the
なお、図7(a)においては接着剤19の拡散、充填について、笠木芯材1の開放部分に対向する手摺笠木の上部側に限ってする場合を示したが、笠木芯材1と被覆体3の境界部分のほぼ全域にすれば接着強度をより高めることが可能である。この場合、接着剤注入孔7は、開放部分を除いて笠木芯材1の中心周りに90度間隔で3箇所に配置すれば、全域への拡散がしやすくなる。
7A shows the case where the diffusion and filling of the adhesive 19 are limited to the upper side of the handrail headboard facing the open portion of the
また、上述した実施の形態においては、本体部4やスキン層5、さらには係止部6を全てPVC、すなわち同一の組成の合成樹脂によって形成したが、例えば二色成形の二色の境界で剥離が生じにくいなどといった相性のよいものであれば、これらを必ずしも同一組成の合成樹脂によって形成しなくとも製造効率を良好に維持することができる。また、本体部4の柔軟性は、開放部2が笠木芯材1の幅や厚さなど、少なくとも断面方向における最短の直径寸法、すなわち最も細い部分の幅や厚さの寸法よりも大きく開く程度の弾性変形を被覆体3に許容させるものであれば足りる。
In the embodiment described above, the
1 笠木芯材
2 開放部
3 被覆体
4 本体部
5 表面処理層
6 係止部
7 接着剤注入孔
8 空隙
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記笠木芯材と被覆体の各々が一側方に開放されたほぼC字断面形状に形成されるとともに、前記被覆体が開放端縁部を笠木芯材の開放端縁部に係止させて該笠木芯材に装着され、
かつ、前記被覆体は、合成樹脂からなる母材への可塑剤の添加量が調整されて柔軟に形成される本体部と、半硬質合成樹脂により開放端縁部に局所的に形成される係止部と、前記本体部および係止部を覆う表面処理層とにより三層成形され、常温において手指で開放部を押し広げて笠木芯材に被せることができる程度に柔軟に形成される手摺笠木。 A handrail headwood formed by covering the headboard core material with a covering body having a cross-sectional shape opened to one side by an opening portion narrower than the headwood core material,
Each of the headboard core material and the covering body is formed in a substantially C-shaped cross section that is open to one side, and the covering body engages the open end edge portion with the open end edge portion of the headboard core material. It is attached to the headwood core material,
In addition, the covering body is locally formed on the open end edge portion of the main body portion which is formed flexibly by adjusting the amount of the plasticizer added to the base material made of the synthetic resin and the semi-rigid synthetic resin. Three-layer molding is formed by a stopper and a surface treatment layer covering the main body and the locking part, and the handrail is formed so as to be flexible enough to spread the open part with fingers and put it on the core of the head. .
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