JP6075255B2 - 入力装置、動作特定方法 - Google Patents

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本発明は、ユーザの手の動作に基づき信号を入力する入力装置、及び手の動作を特定する動作特定方法に関する。
近年、対象機器に対する直感的な入力装置として、画面上に搭載されたタッチパネルが普及している。しかしながら、タッチパネルに接触すると指紋が付着して画面が見にくくなるという問題や、画面の位置によっては画面に接触しづらいという問題がある。
そこで、非接触のセンサにより、空間におけるユーザの手の動作を検出し、検出した手の動作に基づいて対象機器に信号を送信する入力装置が提案されている。このような入力装置では、例えば、空間で指を左から右へスライドする動作を検出した場合には、画面を左から右へスクロールさせる信号を表示装置に送信する(特許文献1参照)。
特開2011−198316号公報
しかしながら、画面を左から右へスクロールし続けるために、空間で指を左右に往復させる動作を繰り返すと、左から右へのスクロールを指示しているのか、右から左へのスクロールを指示しているのか、特定することが困難になる。それゆえ、対象機器に対して同じ操作を繰り返させるために、所定の指の動作を繰り返し実行すると、動作の誤認識が生じるおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑み、手の動作の誤認識を抑制することが可能な、非接触センサを用いた入力装置を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、非接触センサが配置され、空間におけるユーザの手を検出するセンサパネルと、前記手の動作に基づいて、対象機器に信号を送信する制御装置と、を備える入力装置であって、前記センサパネルは、前記ユーザに対向した上側パネルと、前記上側パネルに対して前記ユーザ側に上向きに傾斜した下側パネルとから構成され、前記下側パネルにより検出された前記手の中手部分の位置と、前記上側パネルにより検出された前記手の指の往復動作範囲との相対位置に基づいて、前記手の動作を特定する動作特定部を備える。
請求項1に記載の発明によれば、ユーザに対向する上側のセンサパネルにより検出された手の指の往復動作範囲と、上側パネルに対してユーザ側に上向きに傾斜した下側のセンサパネルにより検出された手の中手部分の位置との相対位置に基づいて、手の動作が特定される。
ユーザが、対象機器に対して所定の操作を繰り返させるために指の往復動作をした場合、指の動きだけに基づいて、どちらの方向の指の動きがユーザの意図する動作であるのか特定することは困難である。ここで、本発明者は、ユーザが意図する指の動きの方向によって、中手部分の位置に対する指の往復動作範囲の位置が異なることに着目した。したがって、中手部分の位置と指の往復動作範囲との相対位置に基づいて、手の動作を特定することにより、手の動作の誤認識を抑制することができる。
また、請求項13に記載の発明は、非接触センサが配置され、空間におけるユーザの手を検出するセンサパネルと、前記手の動作に基づいて、対象機器に信号を送信する制御装置と、を備えた入力装置において、前記手の動作を特定する動作特定方法であって、前記センサパネルは、前記ユーザに対向した上側パネルと、前記上側パネルに対して前記ユーザ側に上向きに傾斜した下側パネルとから構成され、前記下側パネルにより検出された前記手の中手部分の位置と、前記上側パネルにより検出された前記手の指の往復動作範囲との相対位置に基づいて、前記手の動作を特定する。
請求項13に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏する。
入力装置の構成を示すブロック図。 車室内における入力装置の配置を示す図。 (a)左から右へのジェスチャ及び右から左へのジェスチャ、(b)上から下へのジェスチャ、(c)下から上へのジェスチャを示す図。 ジェスチャによる入力をナビ画面の操作に適用した図。 ジェスチャによる入力をエアコンの風量調整に適用した図。 手の指及び中手部分の位置とジェスチャとの対応を示す図。 ジェスチャを特定する処理手順を示すフローチャート。
以下、入力装置を車両に搭載した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る入力装置の構成について説明する。本入力装置は、センサパネル20、制御装置10を備え、対象機器30に対して所定の機能を実現させる指令信号を送信する。
センサパネル20は、空間における手を非接触で検出することが可能な静電容量式センサが、マトリックス状に配置された透明なパネルである。センサパネル20は液晶等の表示装置上に重ねて設置されており、センサパネル20は表示装置と一体化されている。センサパネル20に、ユーザの手を近づけると、手をセンサパネル20上に投影した位置、センサパネル20と手との距離、及び対向面積に応じた検出信号が制御装置10へ送信される。なお、センサパネル20に配置するセンサは、非接触で手を検出することが可能な非接触センサであればよく、光学式センサ等でもよい。
センサパネル20は、上側パネル20aと下側パネル20bとから構成されている。上側パネル20aは、ユーザに対向するように設置され、下側パネル20bは、上側パネル20aに対してユーザ側に上向きに傾斜するように設置される(図3(b),(c)参照)。上側パネル20aと下側パネル20bとから作られる角度θは、90°よりも大きく180°よりも小さい角度であり、例えば150°である。このように上側パネル20aに対して下側パネル20bが傾斜しているため、上側パネル20aにより、ユーザの手の指先の位置が検出され、下側パネル20bにより、手の指の根元から手首までの間の部分である中手部分の位置が検出される。
上側パネル20aと下側パネル20bは、図2に示すように、センタークラスタパネル40に設置されている。センタークラスタパネル40は、車両の運転席と助手席との間、詳しくはインストルメントパネルIの車幅方向の中央に設置されている。センタークラスタパネル40は、ナビゲーション装置、エアコンやオーディオの操作部等を設置するパネル(枠)であり、上部と下部とから構成されている。センタークラスタパネル40の上部には上側パネル20aが配置され、下部には下側パネル20bが設置される。そのため、上側パネル20aと下側パネル20bとから作られる角度θが適した角度になるように、上部に対して下部が角度を付けて搭載されている。すなわち、上部はユーザと対向するように搭載され、下部はユーザ側に上向きに傾斜するように搭載されている。
制御装置10は、センサパネル20から受信した検出信号に基づいて、指先の位置座標及び中手部分の位置座標を算出する。また、制御装置10は、動作特定部12と送信部11とを備える。動作特定部12は、下側パネル20bにより検出された手の中手部分の位置と、上側パネル20aにより検出された手の指の往復動作範囲との相対位置に基づいて、ユーザのジェスチャ(手の動作)を特定する。ユーザのジェスチャは、対象機器30の所定の機能ごとに予め決められている。送信部11は、動作特定部12により特定されたジェスチャに対応付けられている対象機器30の所定の機能を実現するために、対象機器30に対して指令信号を送信する。
対象機器30は、車両に搭載されている各種機器であり、例えば、ナビゲーション装置、エアコン、オーディオである。
次に、本実施形態に係る4種類のジェスチャについて、図3を参照して説明する。図3では、センサパネル20に向けて前方に左手を伸ばし、左手でジェスチャを行う場合を示している。具体的には、図3(a)で示すように、手の甲を左側に向け(親指を上側、小指を下側にし)、手の中手部分を動かさずに、人差し指から小指までの4本の指を左から右へ動かすジェスチャと、手の甲を右側に向け(親指を下側、小指を上側にし)、手の中手部分を動かさずに、4本の指を右から左へ動かすジェスチャがある。さらに、図3(b)で示すように、手の甲を上側に向け、手の中手部分を動かさずに、4本の指を上から下へ動かすジェスチャと、図3(c)で示すように、手の甲を下側に向け、手の中手部分を動かさずに、4本の指を下から上へ動かすジェスチャがある。ユーザがドライバであれば、左手で4種類のジェスチャを行い、ユーザが助手席の搭乗者であれば、右手で4種類のジェスチャを行う。右手のジェスチャでは、手の甲を右側に向けた時に、親指が上側、小指が下側となり、手の甲を左側に向けた時に、親指が下側、小指が上側となる。
次に、図4及び図5を参照して、ジェスチャに基づいた対象機器30への入力例を説明する。図4(a),(b)は、ジェスチャに基づいた入力を、センタークラスタパネル40に設置されたナビゲーション装置のナビ画面の操作に適用した例を示す。この例では、指を左から右へ動かすジェスチャが、画面の右スクロールに対応付けられており、指を右から左へ動かすジェスチャが、画面の左スクロールに対応付けられている。また、指を上から下へ動かすジェスチャが、画面の下スクロールに対応付けられており、指を下から上へ動かすジェスチャが、画面の上スクロールに対応付けられている。ナビ画面を表示した状態で、ユーザが所定のジェスチャを行うと、制御装置10は、ユーザのジェスチャを特定し、特定したジェスチャに対応する操作を実現する指令信号をナビゲーション装置へ送信する。
また、図5は、ジェスチャに基づいた入力を、センタークラスタパネル40の下部に設置されたエアコンの風量調整の操作に適用した例を示す。この例では、指を左から右へ動かすジェスチャ、又は指を右から左へ動かすジェスチャにより、エアコンの温度調整、エアコンの風量調整、オーディオの音量調整、ラジオの選局の中からエアコンの風量調整が選択されている。そして、指を上から下へ動かすジェスチャが、風量の減少に対応付けられており、指を下から上へ動かすジェスチャが、風量の増加に対応付けられている。エアコンの風量調整画面を表示した状態で、ユーザが所定のジェスチャを行うと、制御装置10は、ユーザのジェスチャを特定し、特定したジェスチャに対応する操作を実現する指令信号をエアコンへ送信する。
その他にも、指を上から下へ動かすジェスチャを、オーディオの音量減少に対応付け、指を下から上へ動かすジェスチャを、オーディオの音量増加に対応付けてもよい。また、ジェスチャをラジオの選局やTVの選局に対応付けてもよい。
対象機器30に対して所定の操作を繰り返させるために、例えば、同じ方向に画面をスクロールさせ続けたり、エアコンの風量を増加させ続けたりするために、ユーザが所定の操作に対応するジェスチャを繰り返し実行する場合がある。ユーザが同じジェスチャを繰り返し実行すると、ユーザの指は往復動作を行うことになる。ユーザの指が往復動作を行った場合、指の移動方向だけでユーザが意図するジェスチャを認定することは困難である。ここで、本発明者は、ユーザが意図するジェスチャの向きによって、手の中手部分の位置と指の往復動作範囲の位置との相対位置が異なることに着目した。そこで、動作特定部12は、手の指の位置だけでなく、手の中手部分の位置も用いて、ユーザが意図するジェスチャを特定する。以下に、ユーザが指の往復動作を行った場合に、動作特定部12によるジェスチャの動作特定方法について、図6を参照して説明する。
図6(a)に示すように、左から右へのジェスチャの場合、下側パネル20bにより中手部分が検出され、上側パネル20aにより、左右に動く指の往復動作範囲が検出される。そして、下側パネル20bにより検出される手の中手部分の位置Pに対して、上側パネル20aにより検出される指の往復動作範囲の位置Rは右寄りになる。そこで、動作特定部12は、下側パネル20bにより手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作範囲の位置Rが中手部分の位置Pに対して右寄りの場合は、左から右へのジェスチャと特定する。なお、指の往復動作範囲の位置Rは、上側パネル20aにおいて、中心よりも左寄りになることが多い。
図6(b)に示すように、上から下へのジェスチャの場合、手の中手部分が下側パネル20bから離れているため(図3(b)参照)、下側パネル20bにより手の中手部分は検出されない。一方、上側パネル20aにより、上下に動く指の往復動作範囲が検出される。そこで、動作特定部12は、下側パネル20bにより手の中手部分が検出されず、且つ、指の往復動作が上下方向の動作である場合は、上から下へのジェスチャと特定する。なお、指の往復動作範囲の位置Rは、上側パネル20aにおいて、中心よりも上寄りになることが多い。
図6(c)に示すように、下から上へのジェスチャの場合、手の中手部分が下側パネル20bに近いため(図3(c)参照)、下側パネル20bにより中手部分が検出され、上側パネル20aにより、上下に動く指の往復動作範囲が検出される。そこで、動作特定部12は、下側パネル20bにより手の中手部分が検出され、且つ指の往復動作が上下方向の動作である場合は、下から上へのジェスチャと特定する。なお、指の往復動作範囲の位置Rは、上側パネル20aにおいて、中心よりも下寄りになることが多い。
図6(d)に示すように、右から左へのジェスチャの場合、下側パネル20bにより中手部分が検出され、上側パネル20aにより、左右に動く指の往復動作範囲が検出される。そして、下側パネル20bにより検出される手の中手部分の位置Pに対して、上側パネル20aにより検出される指の往復動作範囲の位置Rは左寄りになる。そこで、動作特定部12は、下側パネル20bにより手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作範囲の位置Rが中手部分の位置Pに対して左寄りの場合は、右から左へのジェスチャと認定する。なお、指の往復動作範囲の位置Rは、上側パネル20aにおいて、中心よりも右寄りになることが多い。
次に、図7のフローチャートを参照して、ユーザのジェスチャを特定する処理手順について説明する。本処理手順は、センサパネル20及び制御装置10により実行される。
まず、S11では、上側パネル20aによりユーザの指先の位置を検出する。続いて、S12では、S11で検出した指先の位置での待機時間Tが時間αよりも長いか否か判定する。すなわち、S11で指先が検出されてから時間αが経過するまで、同じ位置で指先が検出され続けているか否か判定する。時間αは、ユーザの手などが上側パネル20aの前を横切っただけか、ユーザが入力操作を開始したかを判定することのできる時間、例えば1秒に設定されている。ユーザの指先の待機時間Tが時間αよりも短い場合は(NO)、ユーザは入力操作を開始していないと判断して、S11の処理に戻る。一方、ユーザの指先の待機時間Tが時間αよりも長い場合は(YES)、ユーザが入力操作を開始したと判断して、S13の処理に進む。
S12でユーザが入力操作を開始したと判断した場合は、S13において、指先の移動開始の位置を、S11で検出した位置に特定する。続いて、S14では、S13で特定した位置から指先が移動したか否か判定する。詳しくは、S13で特定した指先の位置において、指先が検出されなくなったか否か判定する。指先が検出されている場合は(NO)、指先が移動していないと判断して、S14の処理を繰り返す。一方、指先が検出されなくなった場合は(YES)、指先が移動したと判断して、S15の処理に進む。
次に、S15では、指先が移動した範囲を検出する。詳しくは、指先の位置検出を継続し、指先の検出があった範囲を特定する。続いて、S16では、指が往復動作をしたか否か判定する。詳しくは、S15で検出した指先の移動範囲が、S13で特定した指先の位置付近であり、且つその移動範囲内で一端から他端まで指先の位置が連続的に複数回変化していることを条件として、指が往復動作をしたと判定する。指が往復動作をしていない場合は(NO)、本処理を終了する。指が往復動作をした場合は(YES)、S17の処理に進む。
次に、S17〜S25では、ジェスチャの特定を行う。まず、S17では、下側パネル20bにより手の中手部分を検出したか否か判定する。手の中手部分を検出していない場合は(NO)、S18の処理に進み、手の中手部分を検出した場合は(YES)、S20の処理に進む。
S17で中手部分を検出していないと判定した場合は、S18で、指の往復動作が上下方向の動作か否か判定する。ここで、指の往復動作が上下方向の動作であることは、S15において指先が移動した範囲を検出する際に特定することができる。指の往復動作が上下方向の動作である場合は(YES)、S19で、上から下へのジェスチャであると特定する。一方、指の往復動作が上下方向の動作でない場合は(NO)、本処理を終了する。
また、S17で中手部分を検出したと判定した場合は、S20で、指の往復動作が上下方向の動作か否か判定する。指の往復動作が上下方向の動作である場合は(YES)、S21で、下から上へのジェスチャであると特定する。一方、指の往復動作が上下方向の動作でない場合は、S22の処理に進む。
続いて、S22では、指の往復動作範囲が手の中手部分の位置に対して右寄りか否か判定する。ここで、手の中手部分の位置は、S17において手の中手部分を検出する際に特定することがでる。指の往復動作の範囲が手の中手部分の位置に対して右寄りの場合は(YES)、S23で、左から右へのジェスチャであると特定する。一方、指の往復動作範囲が手の中手部分の位置に対して右寄りでない場合は(NO)、S24の処理に進む。
続いて、S24では、指の往復動作範囲が手の中手部分の位置に対して左寄りか否か判定する。指の往復動作範囲が手の中手部分の位置に対して左寄りの場合は(YES)、S25で右から左へのジェスチャであると特定して、本処理を終了する。一方、指の往復動作範囲が手の中手部分の位置に対して左寄りでない場合は(NO)、本処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
・ユーザが意図する指の動きの方向によって、手の中手部分の位置に対する指の往復動作範囲位置が異なることに着目した。そのため、手の中手部分の位置と指の往復動作範囲との相対位置に基づいて、手の動作を特定することにより、手の動作の誤認識を抑制することができる。
・下側パネル20bにより手の中手部分が検出されず、且つ、指の往復動作が上下方向の動作である場合は、下側パネル20bから離れた上の方に中手部分をおいて、指を上下に動かしている状態である。よって、この場合、ユーザのジェスチャは、上から下への向きを意図した動作であると特定できる。
・下側パネル20bにより手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作が上下方向の動作である場合は、下側パネル20bの近くに中手部分をおいて、指を上下に動かしている状態である。よって、この場合、ユーザのジェスチャは、下から上への向きを意図した動作であると特定できる。
・下側パネル20bにより手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作範囲が手の中手部分の位置に対して右寄りの場合は、ユーザのジェスチャは、左から右への向きを意図した動作であると特定できる。
・下側パネル20bにより手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作範囲が手の中手部分に対して左寄りの場合は、ユーザのジェスチャは、右から左への向きを意図した動作であると特定できる。
・車両のセンタークラスタパネル40に上側パネル20a及び下側パネル20bを配置することにより、運転中でも、ドライバが簡単な動作で車載機器に対して信号を入力することができる。
(他の実施形態)
・手の甲を上側に向け、指を異なる2方向から所定点へ近づけて、指を窄めるジェスチャを加えても良い。このジェスチャには、画面の縮小表示等を対応付ける。そして、手の中手部分が検出されず、且つ、指の往復動作が所定点から異なる2方向に離れる動作、及び異なる2方向から所定点に近付く動作である場合に、ジェスチャを窄める動作であると特定する。
手の中手部分が検出されず、且つ、指が所定点から異なる2方向へ離れたり、異なる2方向から所定点へ近付いたりした場合、下側パネル20bから離れた上の方に手の中手部分をおいて、指を広げたり窄めたりしている状態である。この場合、ユーザのジェスチャは、窄めることを意図した動作であると特定できる。
・さらに、手の甲を下側に向け、指を所定点から異なる2方向へ離して、指を広げるジェスチャを加えても良い。このジェスチャには、画面の拡大表示等を対応づける。そして、手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作が所定点から異なる2方向に離れる動作、及び異なる2方向から所定点に近付く動作である場合に、ジェスチャを広げる動作であると特定する。
手の中手部分が検出され、且つ、指が所定点から異なる2方向へ離れたり、所定点へ近付いたりした場合、下側パネル20bの近くに中手部分を置いて、指を広げたり窄めたりしている状態である。この場合、ユーザのジェスチャは、広げることを意図した動作であると特定できる。
・指の往復動作範囲の位置が、上側パネル20aにおいて上寄りであることを条件として、手の中手部分が検出されず、且つ、指の往復動作が上下方向の動作である場合に、ジェスチャを上から下への動作と特定してもよい。
指の往復動作範囲の位置が、上側パネル20aにおいて上寄りの場合は、ユーザの手が上寄りにある状態であるから、上から下への向きを意図した動作である可能性が高い。したがって、指の往復動作範囲の位置が上側パネルにおいて上寄りであることを条件とすることにより、ジェスチャを上から下への動作と特定する精度を向上させることができる。
・指の往復動作範囲の位置が、上側パネル20aにおいて下寄りであることを条件として、手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作が上下方向の動作である場合に、ジェスチャを下から上への動作と特定してもよい。
指の往復動作範囲の位置が、上側パネル20aにおいて下寄りの場合は、ユーザの手が下寄りにある状態であるから、下から上への向きを意図した動作である可能性が高い。したがって、指の往復動作範囲の位置が上側パネルにおいて下寄りであることを条件とすることにより、ジェスチャを下から上への動作であると特定する精度を向上させることができる。
・指の往復動作範囲の位置が、上側パネル20aにおいて左寄りであることを条件として、手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作範囲が中手部分の位置に対して右寄りの場合に、ジェスチャを左から右への動作であると特定してもよい。
指の往復動作範囲の位置が、上側パネル20aにおいて左寄りの場合は、ユーザの手が左寄りにある状態であるから、左から右への向きを意図した動作である可能性が高い。したがって、指の往復動作範囲の位置が上側パネル20aにおいて左寄りであることを条件とすることにより、ジェスチャを左から右への動作であると特定する精度を向上させることができる。
・指の往復動作範囲の位置が、上側パネル20aにおいて右寄りであることを条件として、手の中手部分が検出され、且つ、指の往復動作範囲が中手部分の位置に対して左寄りの場合に、ジェスチャを右から左への動作であると特定してもよい。
指の往復動作範囲の位置が、上側パネル20aにおいて右寄りの場合は、ユーザの手が右寄りにある状態であるから、右から左への向きを意図した動作である可能性が高い。したがって、指の往復動作範囲の位置が上側パネル20aにおいて右寄りであることを条件とすることにより、ジェスチャを右から左への動作であると特定する精度を向上させることができる。
・ジェスチャは、4本の指を動かさなくても良い。任意の本数の指を動かせばよい。その場合であっても、手の中手部分の位置と指の往復動作範囲との相対位置に基づいて、手の動作を特定することができる。
・入力装置は、車両に搭載しなくてもよい。車載機器以外の機器に対する入力装置であってもよい。
10…制御装置、12…動作特定部、20…センサパネル、20a…上側パネル、20b…下側パネル、30…対象機器。

Claims (17)

  1. 非接触センサが配置され、空間におけるユーザの手を検出するセンサパネル(20)と、前記手の動作に基づいて、対象機器(30)に信号を送信する制御装置(10)と、を備える入力装置であって、
    前記センサパネルは、前記ユーザに対向した上側パネル(20a)と、前記上側パネルに対して前記ユーザ側に上向きに傾斜した下側パネル(20b)とから構成され、
    前記下側パネルによる前記手の中手部分の検出状態と、前記上側パネルにより検出された前記手の指の往復動作状態とに基づいて、前記手の動作を特定する動作特定部(12)を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記動作特定部は、前記下側パネルにより前記中手部分が検出されず、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作が上下方向の動作である場合に、前記手の動作を上から下への動作であると特定する請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記動作特定部は、前記下側パネルにより前記中手部分が検出され、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作が上下方向の動作である場合に、前記手の動作を下から上への動作であると特定する請求項1又は2に記載の入力装置。
  4. 前記動作特定部は、前記下側パネルにより前記中手部分が検出され、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作範囲が前記中手部分の位置に対して右寄りの場合に、前記手の動作を左から右への動作であると特定する請求項1〜3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 前記動作特定部は、前記下側パネルにより前記中手部分が検出され、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作範囲が前記中手部分の位置に対して左寄りの場合に、前記手の動作を右から左への動作であると特定する請求項1〜4のいずれかに記載の入力装置。
  6. 前記動作特定部は、前記下側パネルにより前記中手部分が検出されず、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作が所定点から異なる2方向に離れる動作及び前記異なる2方向から前記所定点に近づく動作である場合に、前記手の動作を窄める動作であると特定する請求項1〜5のいずれかに記載の入力装置。
  7. 前記動作特定部は、前記下側パネルにより前記中手部分が検出され、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作が所定点から異なる2方向に離れる動作及び前記異なる2方向から前記所定点に近づく動作である場合に、前記手の動作を広げる動作であると特定する請求項1〜6のいずれかに記載の入力装置。
  8. 前記動作特定部は、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作範囲の位置が、前記上側パネルにおいて上寄りであることを条件として、前記手の動作を上から下への動作であると特定する請求項2に記載の入力装置。
  9. 前記動作特定部は、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作範囲の位置が、前記上側パネルにおいて下寄りであることを条件として、前記手の動作を下から上への動作であると特定する請求項3に記載の入力装置。
  10. 前記動作特定部は、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作範囲の位置が、前記上側パネルにおいて左寄りであることを条件として、前記手の動作を左から右への動作であると特定する請求項4に記載の入力装置。
  11. 前記動作特定部は、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作範囲の位置が、前記上側パネルにおいて右寄りであることを条件として、前記手の動作を右から左への動作であると特定する請求項5に記載の入力装置。
  12. 前記入力装置は車両に搭載され、
    前記上側パネル及び前記下側パネルは、前記車両の運転席と助手席との間に搭載されているセンタークラスタパネル(40)に配置されている請求項1〜11のいずれかに記載の入力装置。
  13. 非接触センサが配置され、空間におけるユーザの手を検出するセンサパネルと、前記手の動作に基づいて、対象機器に信号を送信する制御装置と、を備えた入力装置において、前記手の動作を特定する動作特定方法であって、
    前記センサパネルは、前記ユーザに対向した上側パネルと、前記上側パネルに対して前記ユーザ側に上向きに傾斜した下側パネルとから構成され、
    前記下側パネルによる前記手の中手部分の検出状態と、前記上側パネルにより検出された前記手の指の往復動作状態とに基づいて、前記手の動作を特定することを特徴とする動作特定方法。
  14. 前記下側パネルにより前記中手部分が検出されず、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作が上下方向の動作である場合は、前記手の動作を上から下への動作であると特定する請求項13に記載の動作特定方法。
  15. 前記下側パネルにより前記手の中手部分が検出され、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作が上下方向の動作である場合は、前記手の動作を下から上への動作であると特定する請求項13又は14に記載の動作特定方法。
  16. 前記下側パネルにより前記手の中手部分が検出され、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作範囲が前記中手部分の位置に対して右寄りの場合は、前記手の動作を左から右への動作であると特定する請求項13〜15のいずれかに記載の動作特定方法。
  17. 前記下側パネルにより前記手の中手部分が検出され、且つ、前記上側パネルにより検出された前記指の往復動作範囲が前記中手部分の位置に対して左寄りの場合は、前記手の動作を右から左への動作であると特定する請求項13〜16のいずれかに記載の動作特定方法。
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