JP6074233B2 - 作業機用ブーム自動追従装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ブームを有する作業機に用いられるブーム自動追従装置に関する。
クレーン等のように、起伏、伸縮および旋回動作を含むブーム動作が可能なブームを有する作業機において荷吊りを行う場合、作業者が吊荷の近傍で吊り荷の状態を確認しつつブームの操作を行うことが一般的である。そこで、例えば特許文献1には、作業者が意図する吊荷の移動方向等の操作情報をクレーン本体側に的確に指示し得るようにしたクレーンの操作指示装置が開示されている。
同文献記載の技術は、クレーン本体と操作器とに方位角センサをそれぞれ設けるとともに、操作器に、力センサスティックと、クレーンのフック部分を把持可能なキャッチ部と、追従ボタンとを備える構成とし、作業者がキャッチ部でフックを掴んだ後に、追従ボタンを押しながらスティックでフックを引っ張ることにより、ブームが操作器に追従して動くようになっている。これにより、作業者は、自身とブームとの位置関係を意識せずにブームの操作を行うことができる。
特開2010−42880号公報
しかしながら、特許文献1記載のクレーンの操作指示装置は、作業者がキャッチ部でフックを掴んだ後に、追従ボタンを押しながらスティックでフックを引っ張る必要があるので、スティックの到達する範囲のみでしかブームの追従操作をすることができない上、スティックで操作可能な範囲になるまでは通常の操作が必要である。また、スティックの傾き具合によって力センサで検出される力が変わるため、誤作動し易いという問題もある。
さらに、ブームの追従移動範囲が小さく且つ荷を吊っていない場合には、スティックで十分な力を発生させることが難しく、ブームを意図するように操作することができないという問題もある。また、操作器に、複雑で精密な機械部品(キャッチやセンサ)を搭載しているため、落下時に操作器を破損する可能性が高い。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、作業者が、自身とブームとの位置関係を意識せずにブームの追従操作を行うことができる作業機用ブーム自動追従装置において、落下時に破損する可能性が少なく、操作可能範囲が広い作業機用ブーム自動追従装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る作業機のブーム自動追従装置は、起伏、伸縮および旋回動作を含むブーム動作が可能なブームと、該ブームのブーム動作を制御する制御部とを有するクレーン本体を備える作業機に用いられ、前記ブームの先端位置を前記クレーン本体とは別個に設けられた位置指令発信器の存する位置に追従移動させるブーム自動追従装置において、前記クレーン本体に設けられて前記制御部に前記ブームの追従移動に必要な情報を送る追従情報生成部と、該追従情報生成部に前記ブームの先端位置を自身の位置に追従移動させるために必要な情報を電波によって送信する位置指令発信器とを備えるブーム自動追従装置であって、前記位置指令発信器は、超音波を発信する超音波発信部と、該超音波発信部が超音波を発信したときの超音波発信時刻情報と前記ブームの追従移動に必要な情報とを文字列の情報として電波により送信する時刻情報送信部とを有し、前記クレーン本体側には、相互に離隔して設けられて前記超音波発信部が発信した超音波をそれぞれ受信する2つの超音波受信部と、前記時刻情報送信部から電波により送信された超音波発信時刻情報を受信する時刻情報受信部とが設けられており、前記追従情報生成部は、前記時刻情報受信部が受信した超音波発信時刻情報および前記2つの超音波受信部がそれぞれ超音波を受信したときの超音波受信時刻情報を取得し、前記超音波発信時刻情報と前記超音波受信時刻情報とを比較してその時間差から前記位置指令発信器と2つの超音波受信部との離隔距離をそれぞれ算出するとともにその算出した離隔距離に基づいて前記位置指令発信器のXY座標を算出し、その算出されたXY座標に基づく移動指令を前記制御部に送ることで前記ブームの先端位置を前記位置指令発信器の上空位置に追従移動させることを特徴とする。
本発明の一態様に係る作業機のブーム自動追従装置によれば、位置指令発信器が超音波発信部から超音波を発信するとともにこの超音波を発信したときの超音波発信時刻情報を時刻情報送信部から送信する。そして、クレーン本体側は、発信された超音波を2つの超音波受信部で受信するとともに送信された超音波発信時刻情報を時刻情報受信部で受信する。そして、クレーン本体側の追従情報生成部は、超音波発信時刻情報と超音波受信時刻情報との時間差から位置指令発信器と2つの超音波受信部との離隔距離に基づいて位置指令発信器のXY座標を求め、その座標に基づく移動指令をブームの制御部に送ることでブームの先端位置を位置指令発信器の上空位置に追従移動させることができる。
よって、作業者は、自身(位置指令発信器)とブームとの位置関係を意識せずにブームの追従操作を行うことができる。そして、このブーム自動追従装置によれば、位置指令発信器が、超音波を発信する超音波発信部と、この超音波発信部が超音波を発信したときの超音波発信時刻情報を送信する時刻情報送信部とを有する構成なので、上記例示した特許文献1に記載の操作器のようなキャッチによる操作が必要な構成に比べて、操作可能範囲が広い上、同文献記載の操作器に比べて、キャッチやセンサ等の複雑で精密な機械部品を有しないため、落下時に破損する可能性が少ない。
ここで、本発明の一態様に係る作業機のブーム自動追従装置において、前記追従情報生成部が、前記超音波発信時刻情報および前記超音波受信時刻情報をバッファリングしてそのバッファデータを用いて超音波受信後に超音波発信時刻と超音波受信時刻の対応付けをするマッチング処理手段を有し、当該マッチング処理手段は、新しい超音波受信時刻から新しい超音波発信時刻を引いた値が零よりも大きく且つ超音波の所定の送信間隔よりも小さいときには、正常のタイミングで電波受信処理が行われたものと判定し、そうでないときには、電波受信処理が遅れたものと判定することは好ましい。このような構成であれば、超音波発信時刻と超音波受信時刻の電波受信タイミングが状況により異なる場合であっても、超音波発信時刻と超音波受信時刻の対応付けを的確に行うことができる。
また、本発明の一態様に係る作業機のブーム自動追従装置において、前記追従情報生成部は、前記離隔距離の演算結果をバッファリングしてそのバッファデータを用いて、判定すべき離隔距離のデータが正常か否かを判定する距離エラーフィルタリング処理手段を有するとともに、該距離エラーフィルタリング処理手段によって処理された正常データのみからなる平均値を基に前記位置指令発信器のXY座標を算出するように構成され、前記距離エラーフィルタリング処理手段は、前記離隔距離のバッファデータに対して所定条件下でクラスタリングを行い、判定すべき離隔距離のデータが最大データ点数を持つ集合に属する場合には前記正常データと判定し、属さない場合にはエラーデータと判定することは好ましい。このような構成であれば、超音波受信ミス等の影響で離隔距離の演算結果が突発的に変化した場合であっても、これをエラーと判断して除去(フィルタリング)することができる。
上述のように、本発明によれば、作業者が、自身とクレーン本体のブームとの位置関係を意識せずにブームの操作を行うことができる作業機用ブーム自動追従装置において、落下時に破損する可能性が少なく、操作可能範囲が広い。
本発明の一態様に係る作業機用ブーム自動追従装置を備えるブーム付き作業機の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の一態様に係る作業機用ブーム自動追従装置の要部の構成を示すブロック図である。 ブームが遠隔操作器に自動追従するイメージを示す概念図(図1の平面図に対応する図)である。 遠隔操作器側でのブーム自動追従処理のフローチャートである。 クレーン本体側でのブーム自動追従処理のフローチャートである。 2つの離隔距離と超音波受信ユニットの対向距離から遠隔操作器のXY座標を算出する式を説明する図である。 クレーン本体側でのブーム自動追従処理中の、受信時刻判定更新処理のフローチャートである。 受信時刻判定処理における超音波受信タイミングを説明する図である。 クレーン本体側でのブーム自動追従処理中の、発信・受信時刻マッチング処理のフローチャートである。 発信・受信時刻マッチング処理における超音波の発信タイミングと受信タイミングとの組の例を示す図である。 クレーン本体側でのブーム自動追従処理中の、距離エラーフィルタリング処理のフローチャートである。 距離エラーフィルタリング処理におけるクラスタリングを説明する図である。 距離エラーフィルタリング処理におけるクラスタリングを使用しない場合の説明図である。 距離エラーフィルタリング処理におけるクラスタリングを使用しない場合の説明図である。
以下、本発明の一態様に係るブーム付き作業機の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、この実施形態は、ブーム付き作業機が車両搭載型クレーンの例である。
図1に示すように、この車両搭載型クレーン(以下、単に「クレーン本体」ともいう)1は、トラック等の車両9の運転席9aと荷台9bとの間に架装されるものであり、車両9のシャシフレーム(不図示)上にベース2が固定される。ベース2の左右には、車両幅方向に張り出し可能な一対のアウトリガ8が設けられている。ベース2上の車幅中央の位置にはコラム3が旋回自在に立設されている。そして、このコラム3の上端部に、ブーム4が伸縮および起伏自在に枢支されている。なお、コラム3には不図示のウインチが設けられ、このウインチから不図示のワイヤロープをブーム4の先端部4tに導き、不図示のフックに掛回している。
そして、このクレーン1は、ブーム4の起伏、伸縮、旋回およびウインチの駆動にそれぞれ対応する複数のアクチュエータ(不図示)が設けられている。これら複数のアクチュエータは、ベース2部分に設けられたコントローラ30の制御で駆動され、起伏、伸縮および旋回動作を含むブーム動作が可能になっている。このコントローラ30が、ブーム動作を制御する制御部に対応する。
また、このクレーン本体1は、以下不図示であるが、上記ブーム4の長さを検出するブーム長検出器、ブーム4の起伏角度を検出するブーム角度検出器、コラム3の旋回角度を検出する旋回角度検出器、ウインチからのワイヤロープの繰り出しおよび繰り込み量を検出するウインチドラム回転検出器をそれぞれ備えている。そして、これらの検出器によって取得された信号は、上記コントローラ30に読み込まれ、コントローラ30は、各検出器からの信号により、ブーム4の先端部4tの位置およびフックの位置を認識できるようになっている。
ここで、このクレーン本体1は、上記コントローラ30に追従情報生成装置20が付設されるとともに、クレーン本体1とは別個に設けられた遠隔操作器10を備えている。遠隔操作器10は、クレーン本体1の追従情報生成装置20との間でブーム動作に必要な信号を無線通信によって授受するようになっている。
詳しくは、この遠隔操作器10は、図2に示すように、発信用制御部12と、時刻情報および操作信号送信部としての無線通信モジュール16と、超音波を発信する超音波発信ユニット14とを有しており、これにより、位置指令発信器を兼ねる構成になっている。
他方、クレーン本体1側の追従情報生成装置20は、上記コントローラ30との間でデータの授受が可能な受信用制御部22と、超音波受信部としての2つの超音波受信ユニット23,24と、時刻情報および操作信号受信部としての無線通信モジュール26とを備えている。
遠隔操作器10は、オペレータがクレーン1から離れた位置から所望のクレーン操作の入力をすると、所望のクレーン操作に対応した信号が、相互の無線通信モジュール16、26を介した無線通信によって追従情報生成装置20を経てコントローラ30に入力可能に構成されている。つまり、通常のクレーン操作においては、オペレータによる、上記アクチュエータに対応した遠隔操作器10の各選択スイッチ(不図示)の操作および速度レバー(不図示)の操作により、クレーン1の各アクチュエータを作動させる実行指令となる所定の操作データが、クレーン1側のコントローラ30に入力されるようになっている。
そして、通常のクレーン操作においては、コントローラ30側では、遠隔操作器10の各選択スイッチのON/OFFの信号が入力されることにより、使用されるアクチュエータの選択と作動方向が判る。同様にして、コントローラ30側には、比例制御が可能なトリガースイッチである速度レバーの比例量に応じた信号も入力され、これにより、作動速度の微調整を行うことで速度レバーでの操作を選択スイッチの操作と組み合わせ、所望のアクチュエータの作動を開始させるようになっている。
ここで、上記遠隔操作器10には、ブーム自動追従処理(後述する)の実行の開始と終了をオペレータが入力するための追従モード開始ボタン(不図示)が設けられている。この追従モード開始ボタンが押されるとブーム自動追従処理が開始され、図3に示すように、遠隔操作器10の位置にブーム4の先端4tが追従して移動するようになっている。そして、ボタンが離されるとブーム自動追従処理が終了するようになっている。
以下、このブーム自動追従処理について詳しく説明する。
このブーム自動追従処理は、クレーン本体1が稼働状態のときに実行され、ブーム自動追従処理が実行されると、遠隔操作器10内の発信用制御部12では、図4(a)に示すように、まずステップS10に移行して超音波の発信時刻が更新されたか否かを監視し、更新されていれば(Yes)ステップS11に移行し、そうでなければ(No)ステップS10で待機する。
ステップS11では、遠隔操作器10の追従モード開始ボタンが押されているか否かが監視され、追従モード開始ボタンが押されていれば(ON)ステップS12に移行し、そうでなければ(OFF)ステップS13に移行する。ステップS12では、ブーム自動追従動作を許可(ON)に設定してステップS14に移行する。また、ステップS13では、ブーム自動追従動作を不許可(OFF)に設定してステップS14に移行する。ステップS14では、受信側である追従情報生成装置20に電波を送信する。この送信される電波には、超音波発信時刻情報と、動作許可信号(ONまたはOFF)とが文字列の情報として含まれている。この送信される情報は文字列として送信されるため、遠隔操作器10側が電波送信処理を開始してから、追従情報生成装置20側が電波受信処理を完了するまでに、タイムラグが生じても、文字列から情報を読み取るため、超音波発信時刻情報を正確に伝送することができる。
また、この発信用制御部12では、超音波の発信周期を安定させるために、超音波の所定の送信間隔として、64msの周期の割込み処理が、クレーン本体1が稼働状態のときに常に実行されている。この割込み処理では、同図(b)に示すように、ステップS20に移行すると現時刻を超音波の発信時刻に設定してステップS21に移行し、ステップS21では、1msの間だけ、超音波発信部である超音波発信ユニット14に超音波を発信させて同図(a)側の割込まれた位置に処理を戻す。このように、この発信用制御部12では、メイン処理とは別個に、超音波の発信周期を64msの周期の割込みで処理するため、発信周期が安定している。
次に、追従情報生成装置20側でのブーム自動追従処理について説明する。
クレーン本体1が稼働状態のときにブーム自動追従処理が実行されると、追従情報生成装置20の受信用制御部22では、図5(a)に示すように、まずステップS30に移行して目標速度と目標位置の上空に位置すべきZ座標とを、予め格納されている設定テーブルを参照して設定し、続くステップS31では、超音波受信のための割込みの設定を行う。これは、メイン処理に超音波受信処理を組み込むと正確な受信時刻が測定できないので、超音波の受信については割込みで処理しており、このS31での超音波受信の割込み設定は、その初期設定である。同図(b)および(c)に示すように、メイン処理に並行して、ステップS40およびステップS50の割込みが常時実行され、これによりそれぞれ2つの超音波受信ユニット23,24からの受信時刻A、および受信時刻Bを取得して処理を戻すようになっている。
そして、図5(a)に示すように、メイン処理においてステップS32では、超音波発信時刻情報と動作許可信号を受信する。続くステップS33では、2つの超音波受信ユニット23,24における超音波の受信時刻Aおよび受信時刻Bがそれぞれ更新されているか否かを監視し、更新されていれば(Yes)ステップS34に移行し、そうでなければ(No)ステップS32に処理を戻す。ステップS34では、超音波発信時刻と超音波受信時刻とを対応付けするマッチング処理(後述する)を行い、発信・受信時間Aおよび発信・受信時間Bをそれぞれ設定する。なお、「発信・受信時間」とは、超音波発信時刻情報と超音波受信時刻情報とを比較してその時間差に基づき、後述の図9に示すマッチング処理によって設定される時間である。
そして、続くステップS35では、遠隔操作器10と2つの超音波受信ユニット23,24とのそれぞれの離隔距離Raと離隔距離Rbとを演算する。ここで、離隔距離Raと離隔距離Rbは、下記の(式1)、(式2)にて算出する。
離隔距離Ra=発信・受信時間A×音速 (式1)
離隔距離Rb=発信・受信時間B×音速 (式2)
続くステップS36では、算出された離隔距離Raと離隔距離Rbにつき、距離エラーフィルタリング処理を行う。なお、この距離エラーフィルタリング処理は、超音波受信ミス等の影響で離隔距離の演算結果が突発的に変化した場合、これをエラーと判断して除去(フィルタリング)するものである(これについても後述する)。そして、ステップS37では、2つの超音波受信ユニット23,24同士の対向距離と上記算出された離隔距離Raおよび離隔距離Rbとから遠隔操作器10のXY座標を算出する。
ここで、XY座標の算出は、図6に示すように、2つの超音波受信ユニット23、24同士の対向距離をDとし、超音波受信ユニット23と遠隔操作器10および超音波受信ユニット24をそれぞれ結ぶ直線同士のなす角の角度をθとし、同様に超音波受信ユニット24と遠隔操作器10および超音波受信ユニット23をそれぞれ結ぶ直線同士のなす角の角度をθとすれば、上記算出された離隔距離RおよびRと以下の(式3)、(式4)および(式5)によって余弦定理で求めることができる。
cosθ=(R +D−R )/(2RD) (式3)
X=Rcosθ=(R +D−R )/(2D) (式4)
Y=√(R −X) (式5)
続くステップS38では、ステップS37で算出された遠隔操作器10のXY座標、設定されているクレーン1の動作速度、動作許可信号およびエラー情報を、コントローラ30に転送して処理をステップS32に戻す。
ここで、上記割込み処理(同図(b)および(c))のステップS40およびステップS50内における、受信時刻判定更新処理について図7を参照しつつ説明する。なお、この処理は、受信時刻A、および受信時刻Bのいずれの取得に対しても同じなので、ここでは受信時刻Aについて説明し受信時刻Bについては説明を省略する。
受信時刻判定更新処理は、超音波受信A(超音波受信ユニット23での受信)での割込み処理(ステップS40)内での受信時刻判定更新処理であって、超音波受信Aを開始した時刻を記録する。このとき、超音波受信ユニット23では反響音(図8参照)なども受信する可能性があり、この反響音受信時刻を元に距離計算を行うと誤った距離が算出される。このため、反響音等を「受信中」と判定した場合はエラーとし、受信時刻を更新しないものである。
超音波を30ms以上受信しない状態が続いた後、最初に超音波受信を開始した時刻のみを直接波による受信時刻と判定し、それ以降に連続して超音波を受信した場合は反響音と判定し受信時刻の更新を行わない。
この受信時刻判定更新処理でステップS60に移行すると、超音波受信ユニット23が超音波を受信した現時刻を仮の受信時刻AとしてステップS61に移行する。ステップS61では、仮の受信時刻Aが、それ以前に受信した最終受信時刻Aに30msを加えた値よりも大きいか否かを判定する。つまり、仮の受信時刻A>(最終受信時刻A+30ms)であれば(Yes)ステップS62に移行し、そうでなければ(No)ステップS63に移行する。ステップS62では、仮の受信時刻Aを受信時刻Aに更新してステップS63に移行する。これにより、図8に示すように、超音波の所定の送信間隔である約64ms毎に1msの間だけ送信される超音波に対し、記録したい受信タイミング以外の反響音などが含まれる30ms以内の受信音をエラーとして判定することができる。そして、ステップS63では、仮の受信時刻Aについてこれを最終受信時刻Aとする。この処理により、記録したい受信タイミングに対応した受信時刻Aをより確実に取得することができる。
次に、上記マッチング処理について説明する。
ここで、追従情報生成装置20側での超音波発信時刻と超音波受信時刻とを取得するタイミングは状況により異なる。そのため、「最新の超音波受信時刻」から「最新の超音波発信時刻」を引いた値が、そのまま「発信・受信時間」となるとは限らない。そこで、このマッチング処理では、超音波の発信・受信時刻情報をバッファリングし、そのバッファデータを用いて超音波受信後に超音波発信時刻と超音波受信時刻の対応付け(マッチング)を行うものである。なお、このマッチング処理についても、受信時間A,Bそれぞれに対して同様に処理を行うので、ここでは受信時間Aについて説明し、受信時間Bについては説明を省略する。
すなわち、受信用制御部22でマッチング処理が実行されると、図9に示すように、まずステップS70に移行し、超音波発信時刻情報および超音波受信時刻情報をそれぞれバッファリングしてステップS71に移行する。ステップS71では、新しい超音波受信時刻から新しい超音波発信時刻を引いた値が零よりも大きく、且つ新しい超音波受信時刻から新しい超音波発信時刻を引いた値が所定の送信間隔である64msよりも小さいか否かを判定し、そうであれば(Yes)ステップS72に移行し、そうでなければ(No)ステップS73に移行する。
ここで、ステップS72は、図10(a)に示すように、電波受信処理が正常のタイミングで行われた場合に対応しており(つまり、受信時刻(新)−発信時刻(新)>0、受信時刻(新)−発信時刻(新)<64ms)、このときは、発信・受信時間=受信時刻(新)−発信時刻(新)とする。
一方の、ステップS73では、旧い超音波受信時刻から新しい超音波発信時刻を引いた値を発信・受信時間としてステップS74に移行し、続くステップS74では、「%演算子」に基づき推定値を求める。なお、この「%演算子」は、除算後の余りを出力するものであって、例えば、14%3=2(14÷3=4あまり2)となる。この推定値は、図10(b)に示すように、電波受信処理が遅れた場合に対応しており(つまり、受信時刻(新)−発信時刻(新)>64ms)、発信・受信時間>64msとなる場合は、発信・受信時間=発信・受信時間%64msと計算した推定値を用いる。
次に、上記距離エラーフィルタリング処理について説明する。
この距離エラーフィルタリング処理は、超音波の受信ミス等の影響で離隔距離の演算結果が突発的に変化した場合、これをエラーと判断して除去(フィルタリング)するものである。なお、この距離エラーフィルタリング処理についても演算された離隔距離RおよびRそれぞれに対して同様に処理を行うものである。ここでは離隔距離Rの距離エラーフィルタリング処理について説明し、離隔距離Rについては省略する。
受信用制御部22で同処理が実行されると、図11に示すように、まずステップS80に移行して離隔距離Rの演算結果をバッファリングし、続くステップS81では、そのバッファデータを元にクラスタリングを行う。このクラスタリングは、本実施形態の例では、図12に示すように、離隔距離の演算結果に対し、所定条件として、上下幅±0.6mの範囲内のデータを同一集合とする条件下でクラスタリングを行い、これに基づいてエラー判定する。
ここで、エラー判定の方法としては、移動平均やローパスフィルタによるエラー吸収も可能なものの、図13に示すように、正常のデータに対するエラーデータの誤差が大きい場合や、図14に示すように、エラーデータの点数が多い場合には誤差の影響が大きくなる。そのため、本実施形態では、図12に示したようなクラスタリングを行ってエラー判定をしている。
このクラスタリングは、最大データ点数を持つ集合に属する場合を正常なデータとし、属さない場合をエラーデータと判定する。つまり、図12の例では、最終データ(データNo.10)は、最大データ数「7」を持つ集合「集合1」に属している。そのため、正常なデータとなる。そして、このクラスタリングによって判定された正常データのみについて離隔距離の平均値を計算し、これを出力とする。
次に、このクレーン1の動作および作用・効果について説明する。
上述のように、位置指令発信器を兼ねる遠隔操作器10は、超音波発信ユニット14から所定の送信間隔として64ms周期で40kHzの超音波を1msの間、遠隔操作器10の操作に関係なく常に発信する。今、遠隔操作器10の追従モード開始ボタン(動作許可ボタン)が押されると、これにより、遠隔操作器10は、座標測定に用いる時刻情報信号およびクレーンのブーム動作許可信号を無線通信モジュール16から文字列として発信する。ブーム動作許可信号は、追従モード開始ボタンを押している間だけ出力される。
クレーン側の追従情報生成装置20は、無線通信モジュール26を介して時刻情報信号およびブーム動作許可信号を受信する。また、2つの超音波受信ユニット23,24それぞれにより40kHz付近の超音波を受信する。
追従情報生成装置20の受信用制御部22は、超音波発信時刻情報と超音波受信時刻情報とから遠隔操作器10(発信機)と各超音波受信ユニット23,24(受信機)間の離隔距離を演算する。そして、演算した2つの離隔距離R,Rと超音波受信ユニット23,24同士の対向距離Dの関係から遠隔操作器10のXY座標を演算する。そして、受信用制御部22は、その演算されたXY座標並びに予め設定された目標速度および動作許可信号をクレーン1のコントローラ30に通信ポートを介して転送する。
コントローラ30は、動作許可信号を受信するとクレーンの制御を開始する。コントローラ30は、クレーン1に備えられているブーム角センサ等からブーム4の先端4tの位置を算出しこれを現在位置とする。そして、クレーン1のブーム4の先端4tに対する遠隔操作器10のXY座標を目標位置とし、目標位置と現在位置とを比較してクレーン1が動くべき方向を決定し、動作許可信号が入力されている間、その方向に向けて目標位置と現在位置とが一致するように各アクチュエータを駆動させ、ブーム先端4tが測位した目標位置の上空に移動するように制御する。そして、目標位置近傍で減速し、更に近づくと目標点に到達したと判断して停止する。このようにして、ブーム4の先端4tの位置を遠隔操作器10の位置に追従移動させることができる。なお、高さ(Z軸方向)は一定値として予め設定しており、遠隔操作器10からのスイッチ入力などで設定変更可能とすることができる(高さの計測は行わない)。
よって、作業者は、自身(遠隔操作器10)とブーム4との位置関係を意識せずにブーム4の追従操作を行うことができる。そして、このブーム自動追従装置を備えたクレーン1によれば、遠隔操作器10が、超音波を発信する超音波発信ユニット14と、この超音波発信ユニット14が超音波を発信したときの時刻情報を送信する無線通信モジュール16とを有する構成なので、上記例示した特許文献1に記載の操作器のようなキャッチによる操作が必要な構成に比べて、操作可能範囲が広い上、同文献記載の操作器に比べて、キャッチやセンサ等の複雑で精密な機械部品を有しないため、落下時に破損する可能性が少ない。
なお、本発明に係る作業機のブーム自動追従装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、測定点を2箇所の超音波受信ユニット23,24とした場合を例に説明したが、上述の構成のみによれば、遠隔操作器10が車両9の前方後方どちらにあるかの判定ができない。そのため、遠隔操作器10が車両9の前方後方どちらにあるかの設定をする前後切替機能(ボタンによる切替など)で前後方向の判定を予め行うように構成してもよい。
1 車両搭載型クレーン(クレーン本体)
2 ベース
3 コラム
4 ブーム
8 アウトリガ
9 車両
10 遠隔操作器(位置指令発信器)
12 発信用制御部
14 超音波発信ユニット(超音波発信部)
16 無線通信モジュール(時刻情報送信部)
20 追従情報生成装置
22 受信用制御部
23 超音波受信ユニット(超音波受信部)
24 超音波受信ユニット(超音波受信部)
26 無線通信モジュール(時刻情報受信部)
30 コントローラ(制御部)

Claims (3)

  1. 起伏、伸縮および旋回動作を含むブーム動作が可能なブームと、該ブームのブーム動作を制御する制御部とを有するクレーン本体を備える作業機に用いられ、前記ブームの先端位置を前記クレーン本体とは別個に設けられた位置指令発信器の存する位置に追従移動させるブーム自動追従装置において、
    前記クレーン本体に設けられて前記制御部に前記ブームの追従移動に必要な情報を送る追従情報生成部と、該追従情報生成部に前記ブームの先端位置を自身の位置に追従移動させるために必要な情報を電波によって送信する位置指令発信器とを備えるブーム自動追従装置であって、
    前記位置指令発信器は、超音波を発信する超音波発信部と、該超音波発信部が超音波を発信したときの超音波発信時刻情報と前記ブームの追従移動に必要な情報とを文字列の情報として電波により送信する時刻情報送信部とを有し、
    前記クレーン本体側には、相互に離隔して設けられて前記超音波発信部が発信した超音波をそれぞれ受信する2つの超音波受信部と、前記時刻情報送信部から電波により送信された超音波発信時刻情報を受信する時刻情報受信部とが設けられており、
    前記追従情報生成部は、前記時刻情報受信部が受信した超音波発信時刻情報および前記2つの超音波受信部がそれぞれ超音波を受信したときの超音波受信時刻情報を取得し、前記超音波発信時刻情報と前記超音波受信時刻情報とを比較してその時間差から前記位置指令発信器と2つの超音波受信部との離隔距離をそれぞれ算出するとともにその算出した離隔距離に基づいて前記位置指令発信器のXY座標を算出し、その算出されたXY座標に基づく移動指令を前記制御部に送ることで前記ブームの先端位置を前記位置指令発信器の上空位置に追従移動させることを特徴とする作業機用ブーム自動追従装置。
  2. 前記追従情報生成部は、前記超音波発信時刻情報および前記超音波受信時刻情報をバッファリングしてそのバッファデータを用いて超音波受信後に超音波発信時刻と超音波受信時刻の対応付けをするマッチング処理手段を有し、当該マッチング処理手段は、新しい超音波受信時刻から新しい超音波発信時刻を引いた値が零よりも大きく且つ超音波の所定の送信間隔よりも小さいときには、正常のタイミングで電波受信処理が行われたものと判定し、そうでないときには、電波受信処理が遅れたものと判定することを特徴とする請求項1に記載の作業機用ブーム自動追従装置。
  3. 前記追従情報生成部は、前記離隔距離の演算結果をバッファリングしてそのバッファデータを用いて、判定すべき離隔距離のデータが正常か否かを判定する距離エラーフィルタリング処理手段を有するとともに、該距離エラーフィルタリング処理手段によって処理された正常データのみからなる平均値を基に前記位置指令発信器のXY座標を算出するように構成され、
    前記距離エラーフィルタリング処理手段は、前記離隔距離のバッファデータに対して所定条件下でクラスタリングを行い、判定すべき離隔距離のデータが最大データ点数を持つ集合に属する場合には前記正常データと判定し、属さない場合にはエラーデータと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の作業機用ブーム自動追従装置。
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