JP6072726B2 - 円形編機のループシャーリング装置 - Google Patents

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本発明は、円形編機のループシャーリング装置であって、ループを形成した後それをカッティングする円形編機のループシャーリング装置に関するものである。
繊細なカットパイルがある織物は毛皮に類似した外観と触感とを有しているため、消費者より大変好まれている。従来の繊細なカットパイルがある織物を織ることができる円形編機は、例えば特許文献1及び2のように、シリンダ(Cylinder)に配列するべらがない複数のシリンダ針と、ダイヤル(needle dial)に配列する複数のべら針(latch needle)と、複数のシンカ(sinker)とを包括している。これ等シンカは、前記シリンダに繞設するシンカ台に設置し、各シンカの前端にそれぞれカッタを有し、前記シンカは、前記シンカ台に位置する凸輪の駆動を受けて前記シリンダに向け滑動し、前記シンカにあるカッタは織糸で形成するループを切断し、毛羽を形成している。その他の繊細なカットパイルがある織物を織ることができる円形編機に関しては、特許文献3乃至7を参照することができる。しかし、従来の繊細なカットパイルがある織物を織ることができる円形編機は、前記シリンダに繞設するシンカ台を周囲に増設する必要があり、円形編機全体の体積及びパーツ数を大幅に増加させており、そのため、円形編機の構造をより複雑且つ組み立てを困難にしている。
カッタを有するシンカを用いてループを切断する以外に、円形編機はカッタを有する織針を設置してループを切断することもできる。例えば、特許文献8及び9のようなカッティング装置が開示されており、編機のシリンダ上に、垂直方向の刀針、水平方向の織針及び水平方向のシンカの群を幾多に設置し、これ等三者の適切な運動行程により、織針はニードルループに引掛ける際、刀針の凹溝においてループを形成し、さらにシンカの全身を利用してニードルループの布地面を押さえ、刀針を最高点まで押上げることで、凹溝の下端に位置するカッタでループを切断している。しかし、刀針を最高点まで押上げるためには前記刀針の進行経路を加えなくてはならない。つまり、単一のループを切断するのにかかる時間が増加し、繊細なカットパイルがある織物を織る効率に影響を及ぼしている。
米国特許第US7,146,829号 米国特許第US7,127,920号 中国特許公告第CN201136946号 中国特許公告第CN201546011号 ドイツ特許第DE19518490号 米国特許第US4,592,212号 米国特許第US6,094,944号 台湾実用新案第205255号 台湾実用新案第208294号
本発明の主要な目的は、従来の繊細なカットパイルがある織物を織るために複雑なループカット装置を増設する必要があること及び繊細なカットパイルがある織物を織る効率が悪いことを解決することにある。
上述の目的を達成するため、円形編機に適用する円形編機のループシャーリング装置を提供し、前記円形編機は、円形シリンダと、複数の織糸を前記円形シリンダに供給する糸供給システムとを包括しており、前記円形シリンダは前記円形シリンダの軸方向に沿って平行に配列する複数の第一針溝及び前記第一針溝に設置し且つそれぞれが独立して可動する複数の織針を包括している。前記円形編機のループシャーリング装置は、前記円形シリンダ上に設置する上ダイヤルと、複数のカッティング針の群とを包括している。前記上ダイヤルは、前記円形シリンダの軸方向を中心に前記第一針溝に対応して放射的に配列する複数の第二針溝を包括している。カッティング針の群毎は、相対的に可動する第一刀針と、前記第一刀針と平行に配列し且つ前記第一刀針の移動に相対する第一カッティング行程を行う第二刀針とを包括しており、前記第一刀針は、互いに隣接する二つの前記織針の間に設置し、前記織糸を受けて互いに隣接する二つの前記織針と一緒に前記織糸を引掛けてループを形成することに用いる糸受け部分と、前記糸受け部分と接続する第一カッタ部分とを包括しており、前記第二刀針は、前記第一カッティング行程において前記第一カッタ部分と交差して前記ループを切断する第二カッタ部分を包括している。
一つの実施例において、前記第一刀針の前記第一カッタ部分は、前記織針から離れた方向に傾斜しており、前記第二刀針の前記第二カッタ部分は、前記第一刀針の方向に向かって湾曲している。
一つの実施例において、前記第一カッティング行程は、前記織糸を収容する閉鎖カッティング空間を前記第一カッタ部分、前記第二カッタ部分及び前記糸受け部分の間に形成する第一中間行程を包括している。
一つの実施例において、前記第一刀針の前記第一カッタ部分は、前記織針の方向に向かって傾斜しており、前記第二刀針の前記第二カッタ部分は、前記第一刀針の方向に向かって湾曲している。
一つの実施例において、前記第一カッティング行程は、前記織糸を収容し且つ上開口を有する開放カッティング空間を前記第一カッタ部分及び前記第二カッタ部分の間に形成する第二中間行程を包括している。
一つの実施例において、前記第一刀針は、前記織針に向かう第一端部を包括し、前記第一端部は前記第一カッタ部分を包括している。
一つの実施例において、前記第一刀針は、前記織針に向かって移動することで前記織糸を受ける第一フック行程を有している。
本発明は、円形編機に適用する円形編機のループシャーリング装置をさらに提供し、前記円形編機は、円形シリンダと、複数の織糸を前記円形シリンダに供給する糸供給システムとを包括しており、前記円形シリンダは前記円形シリンダの軸方向に沿って平行に配列する複数の第一針溝を包括している。前記円形編機のループシャーリング装置は、前記円形シリンダ上に設置する上ダイヤルと、複数のカッティング針の群とを包括している。前記上ダイヤルは、前記円形シリンダの軸方向を中心に前記第一針溝に対応して放射的に配列する複数の第二針溝と、前記第二針溝に設置し且つそれぞれが独立して可動する複数の織針を包括している。前記複数のカッティング針の群は、それぞれ前記第一針溝内に設置し、カッティング針の群毎は、相対的に可動する第一刀針と、前記第一刀針と平行に配列し且つ前記第一刀針の移動に相対する第二カッティング行程を行う第二刀針とを包括しており、前記第一刀針は、互いに隣接する二つの前記織針の間に設置し、前記織糸を受けて互いに隣接する二つの前記織針と一緒に前記織糸を引掛けてループを形成することに用いる糸受け部分と、前記糸受け部分と接続する第一カッタ部分とを包括しており、前記第二刀針は、前記第二カッティング行程において前記第一カッタ部分と交差して前記ループを切断する第二カッタ部分を包括している。
本発明に係る前記円形編機のループシャーリング装置は、前記円形シリンダ上或いは前記上ダイヤル上のいずれかに複数のカッティング針の群を設置することができる。カッティング針の群毎における相対的に可動可能な第一刀針及び第二刀針を利用することで、前記ループの織糸は前記第一刀針の第一カッタ部分と前記第二刀針の第二カッタ部分とに同時に接触し、二つの方向に引き離し前記ループを切断している。従来の繊細なカットパイルがある織物を織ることができる円形編機と比べ、本発明はシンカを引導するためのシンカ台をその他に増設する必要がなく、且つカッタを有する織針の進行経路を延長する必要がないため、円形編機の空間構造の使用がより効率的となり、繊細なカットパイルがある織物を織る効率を向上している。
本発明を円形編機に適用する実施例の全体構造を示す模式図である。 本発明に係る円形編機のループシャーリング装置の一つの実施例を示す立体外観模式図である。 本発明に係る円形編機のループシャーリング装置の一つの実施例を示す局部立体外観模式図である。 本発明に係る円形編機のループシャーリング装置の一つの実施例であるカッティング針の群を示す立体構造模式図である。 本発明に係るループシャーリング装置のカッティング針の群の一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係るループシャーリング装置のカッティング針の群の一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係るループシャーリング装置のカッティング針の群の一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係るループシャーリング装置のカッティング針の群の一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係るループシャーリング装置のカッティング針の群のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係るループシャーリング装置のカッティング針の群のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係るループシャーリング装置のカッティング針の群のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係るループシャーリング装置のカッティング針の群のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係る円形編機のループシャーリング装置のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係る円形編機のループシャーリング装置のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係る円形編機のループシャーリング装置のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。 本発明に係る円形編機のループシャーリング装置のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す模式図である。
本発明に関する詳細な説明及び技術内容は、図面を参照しつつ、以下において説明する。
まず、本発明を円形編機に適用する実施例の全体構造を示す模式図、本発明に係るループシャーリング装置の一つの実施例を示す局部立体外観模式図及び局部構造分解模式図である図1乃至4を参照すると、図示されているように、本発明は円形編機10に適用する円形編機のループシャーリング装置20であって、繊細なカットパイルがある織物を織るために用いられ、前記繊細なカットパイルがある織物は、ループ面及び前記ループ面を固定する基布を包括している。前記円形編機10は、軸方向Aを有する円形シリンダ11と、複数の織糸を前記円形シリンダ11に供給する糸供給システム14とを包括している。前記織糸は、前記ループ面を形成する少なくとも一つの第一織糸51(通常、パイル糸と称す)と、前記基布を形成する少なくとも一つの第二織糸52(通常、地糸と称す)とを包括している。前記円形シリンダ11は、前記円形シリンダ11の軸方向Aに沿って平行に配列する複数の第一針溝111及び前記第一針溝111に設置し且つそれぞれが独立して可動する複数の織針112を包括している。前記織針112の移動は、前記円形シリンダ11の外周にある周知の下凸輪の群15によって制御され、前記下凸輪の群15に対応する前記織針112の凸出部113(図5を参照)は、これに対応する制御軌道(図示されていない)を有している。前記下凸輪の群15が前記円形シリンダ11の移動に相対する場合、前記織針112の前記凸出部113は前記制御軌道の牽引を受け、前記織針112の前記第一針溝111における移動を連動している。前記円形編機のシャーリング装置20は、前記円形シリンダ11上に設置する上ダイヤル21と、前記上ダイヤル21に可動可能に設置する複数のカッティング針の群とを包括している。前記上ダイヤル21は、前記円形シリンダ11の軸方向Aを中心に前記第一針溝111に対応して放射的に配列する複数の第二針溝211を包括している。これ等カッティング針の群は、それぞれ前記第二針溝211内に設置している。
カッティング針の群毎には、相対的に可動する第一刀針22と、第二刀針23とを包括しており、前記第二刀針23は、前記第一刀針22と平行に配列し、前記第一刀針22の移動に相対する第一カッティング行程Pを有している。前記第一刀針22は、前記織針112に向かう第一端部221と、前記第一織糸51を載置するための糸受け部分222と、前記第一端部221に設置して前記糸受け部分222と接続する第一カッタ部分223と、第一制御カム224とを包括しており、前記第二刀針23は、前記第一カッティング行程Pにおいて前記第一カッタ部分223と交差する第二カッタ部分231と、第二制御カム232とを包括している。本発明において、前記第一刀針22と前記第二刀針23との移動は、前記上ダイヤル21に設置する周知の上凸輪の群24によって制御され、前記上凸輪の群24は前記第一刀針22及び前記第二刀針23に対応する前記第一制御カム224と前記第二制御カム232とに対応して、複数の制御軌道(図示されていない)をそれぞれ有している。前記上凸輪の群24が前記上ダイヤル21の移動に相対する場合、前記第一刀針22の前記第一制御カム224と前記第二刀針23の前記第二制御カム232とは前記制御軌道の牽引を受け、前記第一刀針22と前記第二刀針23との移動を連動している。
本実施例において、図3、4及び5を参照すると、前記第一刀針22の前記カッタ部分223は、前記織針112から離れた方向に傾斜し、前記第一カッタ部分223と前記糸受け部分222との間に90°未満の第一狭角αを形成している。前記第二刀針23の前記第二カッタ部分231は、前記第一刀針22の方向に向かって湾曲し、さらには前記第一刀針22に接触するまで湾曲することができる。
次に、本発明に係る円形編機のループシャーリング装置の一つの実施例であるループシャーリング工程を示す図5乃至8を参照すると、前記糸供給システム14は、前記第一織糸51と前記第二織糸52とを前記円形シリンダ11にそれぞれ引導している。前記第一刀針22は前記上凸輪の群24の制御を受け、前記織針112の方向に向かって移動し、第一フック行程S1を行い、前記第一織糸51は、図5のように、前記第一刀針22の糸受け部分222に載置しており、前記第二織糸52は前記糸受け部分222の下方を貫通している。各前記第一刀針22は互いに隣接する二つの前記織針112の間に設置しているため、前記織針112が前記下凸輪の群15の連動を受けて下に向かって移動する場合、図6のように、前記第一刀針22の前記糸受け部分222に載置する前記第一織糸51及び前記糸受け部分222の下方に位置する前記第二織糸52は一緒に両側にある前記織針112によって引掛けられ、前記第一織糸51は前記糸受け部分222と前記織針112が引掛けた後の位置の間の距離とによってループ53を形成し、前記第二織糸52は前記ループ53を固定する底部に巻き付けている。その後、前記第二刀針23は、前記上凸輪の群24の制御を受けて前記第一カッティング行程Pを行っている。前記第二刀針23が前記第一カッティング行程Pを行っている最中、即ち、前記第一カッタ部分223と前記第二カッタ部分231が初めて交差する際、図7のように、前記第一カッタ部分223、前記第二カッタ部分231及び前記糸受け部分222の間に前記第一織糸51を収容する閉鎖カッティング空間30を形成する第一中間行程P1を行っている。前記第二刀針23が継続的に前記第一カッティング工程Pを行っていくと、前記第一刀針22の前記第一カッタ部分223及び前記第二刀針23の前記第二カッタ部分231は前記第一織糸51の両側にそれぞれ接触し、ハサミで両側から切断するように形成し、前記第二刀針23は、図8のように、前記第一カッティング工程Pを完了した後、円滑に前記ループ53を切断してカットパイル54を形成している。本実施例において、前記第一カッタ部分223、前記第二カッタ部分231及び前記糸受け部分222の間に形成し、前記第一織糸51を収容する前記閉鎖カッティング空間30は、前記ループ53毎、確実に切断して前記カットパイル54を形成している。
本発明のもう一つの実施例において、図9のように、前記第一刀針22の前記第一カッタ部分223aは、前記織針112の方向に向かって傾斜し、前記第一カッタ部分223aと前記糸受け部分222との間に90°以上の第二狭角βを形成しており、前記第二刀針23の前記第二カッタ部分231aは、前記第一刀針22の方向に向かって湾曲し、さらには前記第一刀針22に接触するまで湾曲することができる。
次に、本発明に係る円形編機のループシャーリング装置のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す図9乃至12を参照すると、前記糸供給システム14は、前記第一織糸51と前記第二織糸52とを前記円形シリンダ11にそれぞれ引導している。前記第一刀針22は前記上凸輪の群24の制御を受け、前記織針112の方向に向かって移動し、第一フック行程S1を行い、前記第一織糸51は、図9のように、前記第一刀針22の糸受け部分222に載置しており、前記第二織糸52は前記糸受け部分222の下方を貫通している。各前記第一刀針22は互いに隣接する二つの前記織針112の間に設置しているため、前記織針112が前記下凸輪の群15の連動を受けて下に向かって移動する場合、図10のように、前記第一刀針22の糸受け部分222に載置する前記第一織糸51及び前記糸受け部分222の下方に位置する前記第二織糸52は一緒に両側にある前記織針112によって引掛けられ、前記第一織糸51は前記糸受け部分222と前記織針112が引掛けた後の位置の間の距離とによってループ53を形成し、前記第二織糸52は前記ループ53を固定する底部に巻き付けている。その後、前記第二刀針23は、前記上凸輪の群24の制御を受けて前記第一カッティング行程Pを行っている。前記第二刀針23が前記第一カッティング行程Pを行っている最中、即ち、前記第一カッタ部分223と前記第二カッタ部分231が初めて交差する際、図11のように、前記第一カッタ部分223及び前記第二カッタ部分231の間に前記第一織糸51を収容し且つ上開口を有する開放カッティング空間40を形成する第二中間行程P2を行っている。前記第二刀針23が継続的に前記第一カッティング工程Pを行っていくと、前記第一刀針22の前記第一カッタ部分223及び前記第二刀針23の前記第二カッタ部分231は前記第一織糸51の両側にそれぞれ接触し、ハサミで両側から切断するように形成し、前記第二刀針23は、図12のように、前記第一カッティング工程Pを完了した後、円滑に前記ループ53を切断してカットパイル54を形成している。
本発明に係る円形編機のループシャーリング装置は、もう一つの実施例において、図13のように、前記上ダイヤル21は、前記第二針溝211に設置し且つそれぞれが独立して可動する複数の織針212を包括しており、前記円形シリンダ11は、それぞれ前記第一針溝111内に設置する複数のカッティング針の群を有している。カッティング針の群毎は、相対的に可動する第一刀針12と、第二刀針13とを包括しており、前記第一刀針12は前記第二刀針13と平行に配列し、前記第二刀針13は前記第一刀針12の上に向かう移動に相対する第二カッティング行程Qを有している。前記第一刀針12は、前記織針212に向かう第一端部121と、前記第一織糸51を載置するための糸受け部分122と、前記第一端部121に設置して前記糸受け部分122と接続する第一カッタ部分123と、第一制御カム124とを包括している。前記第二刀針13は、前記第二カッティング行程Qにおいて前記第一カッタ部分123と交差する第二カッタ部分131と、第二制御カム132とを包括している。本実施例において、前記第一刀針12と前記第二刀針13との移動は、前記円形シリンダ11の外周に設置する周知の下凸輪の群15によって制御され、前記下凸輪の群15は前記第一刀針12及び前記第二刀針13に対応する前記第一制御カム124と前記第二制御カム132とに対応して、制御軌道(図示されていない)を有している。また、前記織糸212の移動は、前記上ダイヤル21の前記上凸輪の群24によって制御され、前記上凸輪の群24は前記織糸212の凸出部213に対応して、複数の制御軌道(図示されていない)を有している。
次に、本発明に係る円形編機のループシャーリング装置のもう一つの実施例であるループシャーリング工程を示す図13乃至16を参照すると、前記糸供給システム14は、前記第一織糸51と前記第二織糸52とを前記円形シリンダ11にそれぞれ引導している。前記第一刀針12は前記下凸輪の群15の制御を受け、前記織針212の方向に向かって上に移動し、第二フック行程S2を行い、前記第一織糸51は、図13のように、前記第一刀針12の糸受け部分122に載置しており、前記第二織糸52は前記糸受け部分122の下方を貫通している。各前記第一刀針12は互いに隣接する二つの前記織針212の間に設置しているため、前記織針212が前記上凸輪の群24の連動を受けて左に向かって移動する場合、図14のように、前記第一刀針12の前記糸受け部分122に載置する前記第一織糸51及び前記糸受け部分122の下方に位置する前記第二織糸52は一緒に両側にある前記織針212によって引掛けられ、前記第一織糸51は前記糸受け部分122と前記織針212が引掛けた後の位置の間の距離とによってループ53を形成し、前記第二織糸52は前記ループ53を固定する底部に巻き付けている。その後、前記第二刀針13は、前記下凸輪の群15の制御を受けて前記第二カッティング行程Qを行っている。前記第二刀針13が前記第二カッティング行程Qを行っている最中、即ち、前記第一カッタ部分123と前記第二カッタ部分131が初めて交差する際、図15のように、前記第一カッタ部分123、前記第二カッタ部分131及び前記糸受け部分122の間に前記第一織糸51を収容する閉鎖カッティング空間30を形成する第一中間行程Q1を行っている。前記第二刀針13が継続的に前記第二カッティング工程Qを行っていくと、前記第一刀針12の前記第一カッタ部分123及び前記第二刀針13の前記第二カッタ部分131は前記第一織糸51の両側にそれぞれ接触し、ハサミで両側から切断するように形成し、前記第二刀針13は、図16のように、前記第二 カッティング工程Qを完了した後、円滑に前記ループ53を切断してカットパイル54を形成している。
本発明に係る円形編機のループシャーリング装置は、前記円形シリンダ上或いは上ダイヤル上のいずれかに複数のカッティング針の群を設置することができる。カッティング針の群毎における相対的に可動可能な第一刀針及び第二刀針を利用することで、前記ループの前記第一織糸は前記第一刀針の第一カッタ部分と前記第二刀針の第二カッタ部分とに同時に接触し、二つの方向に引き離し前記ループを切断している。従来の繊細なカットパイルがある織物を織ることができる円形編機と比べ、本発明はシンカを引導するためのシンカ台をその他に増設する必要がなく、且つカッタを有する織針の進行経路を延長する必要がないため、円形編機の空間構造の使用がより効率的となり、繊細なカットパイルがある織物を織る効率を向上している。
10 円形編機
11 円形シリンダ
111 第一針溝
112 織針
113 凸出部
12 第一刀針
121 第一端部
122 糸受け部分
123 第一カッタ部分
124 第一制御カム
13 第二刀針
131 第二カッタ部分
132 第二制御カム
14 糸供給システム
15 下凸輪の群
20 ループシャーリング装置
21 上ダイヤル
211 第二針溝
212 織針
213 凸出部
22 第一刀針
221 第一端部
222 糸受け部分
223 第一カッタ部分
223a 第一カッタ部分
224 第一制御カム
23 第二刀針
231 第二カッタ部分
231a 第二カッタ部分
232 第二制御カム
24 上凸輪の群
30 閉鎖カッティング空間
40 開放カッティング空間
51 第一織糸
52 第二織糸
53 ループ
54 カットパイル
A 軸方向
P 第一カッティング行程
P1 第一中間行程
P2 第二中間行程
Q 第二カッティング行程
Q1 第一中間行程
S1 第一フック行程
S2 第二フック行程
α 第一狭角
β 第二狭角

Claims (12)

  1. 軸方向に沿って平行に配列する複数の第一針溝及び前記第一針溝に設置し且つそれぞれが独立して可動する複数の編針を包括する円形シリンダと、複数の編糸を前記円形シリンダに供給する糸供給システムとを包括する円形編機に適用する円形編機のループシャーリング装置であって、
    そのうち、
    前記円形シリンダ上に設置し、前記円形シリンダの軸方向を中心に前記第一針溝に対応して放射的に配列する複数の第二針溝を包括する上ダイヤルと、
    それぞれ前記第二針溝内に設置し、前記編針に向かって移動することで第一フック行程を行って前記編糸を受ける第一刀針と、前記第一刀針と平行に配列し且つ前記第一刀針が前記第一フック行程を完成した後、前記第一刀針に沿うように前記編針に向かって移動することで第一カッティング行程を行う第二刀針とをそれぞれ包括する複数のカッティング針の群と、を包括し、
    前記第一刀針は、互いに隣接する二つの前記編針の間に設置し、前記編糸を受けて互いに隣接する二つの前記編針と一緒に前記編糸を引掛けてループを形成することに用いる糸受け部分と、前記糸受け部分と接続する第一カッタ部分とを包括し、前記第二刀針は、前記第一カッティング行程において前記第一刀針に沿うように前記編針に向かって移動し且つ前記第一カッタ部分と交差して前記ループを切断する第二カッタ部分を包括し、そのうち、前記第一カッタ部分と前記第二カッタ部分とがそれぞれ前記編糸の両側に接触し、両側からの切断によって前記第一カッティング行程を完成して前記ループを切断することを特徴とする円形編機のループシャーリング装置。
  2. 前記第一刀針の前記第一カッタ部分は、前記編針から離れた方向に傾斜することを特徴とする請求項1に記載の円形編機のループシャーリング装置。
  3. 前記第一カッティング行程は、前記編糸を収容する閉鎖カッティング空間を前記第一カッタ部分、前記第二カッタ部分及び前記糸受け部分の間に形成する第一中間行程を包括することを特徴とする請求項2に記載の円形編機のループシャーリング装置。
  4. 前記第一刀針の前記第一カッタ部分は、前記編針の方向に向かって傾斜することを特徴とする請求項1に記載の円形編機のループシャーリング装置。
  5. 前記第一カッティング行程は、前記編糸を収容し且つ上開口を有する開放カッティング空間を前記第一カッタ部分及び前記第二カッタ部分の間に形成する第二中間行程を包括することを特徴とする請求項4に記載の円形編機のループシャーリング装置。
  6. 前記第二刀針の前記第二カッタ部分は、前記第一刀針の方向に向かって湾曲することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の円形編機のループシャーリング装置。
  7. 前記第一刀針は、前記編針に向かう第一端部を包括し、前記第一端部は前記第一カッタ部分を包括することを特徴とする請求項1に記載の円形編機のループシャーリング装置。
  8. 軸方向に沿って平行に配列する複数の第一針溝を包括する円形シリンダと、複数の編糸を前記円形シリンダに供給する糸供給システムとを包括する円形編機に適用する円形編機のループシャーリング装置であって、
    そのうち、
    前記円形シリンダ上に設置し、前記円形シリンダの軸方向を中心に前記第一針溝に対応して放射的に配列する複数の第二針溝と、前記第二針溝に設置し且つそれぞれが独立して可動する複数の編針を包括する上ダイヤルと、
    それぞれ前記第一針溝内に設置し、前記編針に向かって移動することで第二フック行程を行って前記編糸を受ける第一刀針と、前記第一刀針と平行に配列し且つ前記第一刀針が前記第二フック行程を完成した後、前記第一刀針に沿うように前記編針に向かって移動することで第二カッティング行程を行う第二刀針とをそれぞれ包括する複数のカッティング針の群と、を包括し、
    前記第一刀針は、互いに隣接する二つの前記編針の間に設置し、前記編糸を受けて互いに隣接する二つの前記編針と一緒に前記編糸を引掛けてループを形成することに用いる糸受け部分と、前記糸受け部分と接続する第一カッタ部分とを包括し、前記第二刀針は、前記第二カッティング行程において前記第一刀針に沿うように前記編針に向かって移動し且つ前記第一カッタ部分と交差して前記ループを切断する第二カッタ部分を包括し、そのうち、前記第一カッタ部分と前記第二カッタ部分とがそれぞれ前記編糸の両側に接触し、両側からの切断によって前記第二カッティング行程を完成して前記ループを切断することを特徴とする円形編機のループシャーリング装置。
  9. 前記第一刀針の前記第一カッタ部分は、前記編針から離れた方向に傾斜することを特徴とする請求項9に記載の円形編機のループシャーリング装置。
  10. 前記第二カッティング行程は、前記編糸を収容する閉鎖カッティング空間を前記第一カッタ部分、前記第二カッタ部分及び前記糸受け部分の間に形成する第一中間行程を包括することを特徴とする請求項10に記載の円形編機のループシャーリング装置。
  11. 前記第二刀針の前記第二カッタ部分は、前記第一刀針の方向に向かって湾曲することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一つに記載の円形編機のループシャーリング装置。
  12. 前記第一刀針は、前記編針に向かう第一端部を包括し、前記第一端部は前記第一カッタ部分を包括することを特徴とする請求項9に記載の円形編機のループシャーリング装置。
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