JP6071724B2 - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの運転を制御するエレベータ制御装置に関するものである。
最近のエレベータ事業では、新設市場の他に、既存のエレベータの老朽化に伴い、構造物を変更することなく、エレベータのみをリニューアルさせるモダニゼーション市場が活況である。また、エレベータにおいて、ますます安全性が重要視されており、建築基準法施行令の一部改正が施行され、戸開走行保護装置の設置義務付けや地震時管制運転装置の設置義務付けなどにより、従来に比べてエレベータ制御装置に搭載すべき電気機器は増える一方である。そこで、例えばエレベータ制御装置内の集積度を上げるために、天板、底板、前後板あるいは側板で構成されたケースの主に背板面や底板面に電気部品を組み付けていた従来構成を変更し、前後に2つのユニットを設け、2つのユニットそれぞれに、電気部品を組付けすることで、従来使用していなかった奥行き方向中央付近の空間を有効利用することで集積度を上げている(例えば特許文献1)。
しかしながら、エレベータ制御装置内の集積度が上がることで、ケース内の温度が上昇し、電気部品の製品寿命を縮めてしまう問題が発生している。そこで従来以上にケース内の電気部品の発熱を軽減する為の発熱対策が講じられている。従来のエレベータ制御装置における冷却構造は、内部にエレベータ装置の運転を制御するための制御機器、それら制御機器に接続された放熱器、及び冷却ファンが格納されたものであり、空気注入口より流入された冷却風は、エレベータ制御装置内を通過する際に放熱器や制御機器を冷却し、空気流出口からケース外へ流出される。
最近では、冷却ファンがこれら発熱部品の冷却のみならず、ケース内に溜まった暖かい空気をケース外に排出する用途としても使用されている。そのため、エレベータ動作時間のみならず、エレベータが停止した後もしばらくの間、冷却ファンが動作している状態が発生している。
エレベータを長期間使用するために、エレベータを定期的に保守及び点検を実施し、さらに製品寿命を過ぎた電気部品を定期的に交換している。冷却ファンはその中でもとりわけ製品寿命の短い電気部品である。仮に冷却ファンが寿命期間を過ぎた状態で冷却ファンを使用し続けると、冷却性能が低下することで、発熱部品が熱破壊を起こすなどの不具合が発生して、エレベータの正常な運行に支障をきたす恐れがある。エレベータを正常に運行するために、冷却ファンの製品寿命を過ぎる前に、確実に冷却ファンを交換する必要がある。
一般的なエレベータ制御装置では、扉を有する前面部から電気部品の取付けや取外し及び操作ができるように構成されており、冷却ファンはこれら電気部品を冷却するために発熱部位方向に向くように配置されている(例えば特許文献2)。冷却ファン自体は電気部品や放熱器に密着している場合が多く、冷却ファンの交換時に扉を開けて、密着している電気部品ごと取り外す必要がある。特許文献2では、前面部から冷却ファンを含む放熱部を取り外すことになる。そこで、冷却ファン単体を交換する方法が提案されてきた。例えば、特許文献3には、冷却ファンが設置された区画板を側面の基板挿入口から取り出すことが記載されている。
特開2004−231351号公報(0008段、図1) 特開2011−130524号公報(0031段、図1) 特開2004−266910号公報(0034段、図1)
エレベータを数十年に亘って長期間使用し続けるために、エレベータの定期的な保守及び点検や、電気部品の定期交換などを実施しているが、とりわけ交換頻度の高い部品は冷却ファンと電解コンデンサである。この為、冷却ファン単独で交換する時もあれば、電解コンデンサなどの他の電気部品と冷却ファンを同時に交換する時もある。冷却ファンのみを交換する際に、特許文献2のような構造では、わざわざエレベータ制御装置の扉を開けて作業する必要があり、手間である。一方、特許文献3のような冷却ファンを側面から区画板毎引き抜いて交換する構造になっていた場合、冷却ファンのみ交換する際は簡単に作業できるが、一方で同時に複数の電気部品を交換する事態が発生した際には、側面側での冷却ファン交換作業と、前面側の扉を開けた状態での電気部品の交換作業との双方が必要となり、返って手間がかかることになっている。
また、特許文献3のような構造を採用しても、現行品との冷却ファン作業交換要領に互換性がない場合、例えば現在取り付けられているエレベータをリニューアルするモダニゼーションにおいて、エレベータ制御装置の側面側が壁と接触しているような設置状態の場合、冷却ファンの交換が側面側からしかできない構造だと、冷却ファンの交換作業が行えないために、採用できないといった問題が発生していた。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、冷却ファンと他の電気部品とを同時に交換する場合でも交換作業を短縮できるエレベータ制御装置を得ることを目的としている。
本発明のエレベータ制御装置は、電気部品及び放熱器が取付けられた放熱器取付板と、冷却ファンを搭載する冷却ファン取付板と、ケース内に放熱器取付板の取出方向と同じ方向に延伸するように配置されたガイド構造体と、を備え、冷却ファン取付板及び冷却ファンが、放熱器取付板の取出方向と平行な方向で着脱可能に、ガイド構造体に配置され、ケースは、放熱器取付板の取出方向と逆側に、冷却ファン取付板及び冷却ファンを取出す出入穴を有することを特徴とする。
本発明のエレベータ制御装置によれば、冷却ファン取付板及び冷却ファンが、放熱器取付板の取出方向と平行な方向で着脱可能に、ガイド構造体に配置され、ケースは、放熱器取付板の取出方向と逆側に、冷却ファン取付板及び冷却ファンを取出す出入穴を有するので、冷却ファンと他の電気部品とを同時に交換する場合でも交換作業を短縮することができる。
本発明の実施の形態1によるエレベータ制御装置の斜視図である。 図1のエレベータ制御装置の背面外観図である。 図1のエレベータ制御装置を縦方向に切断した断面図である。 図1のエレベータ制御装置の前方から行う冷却ファン交換作業を説明する図である。 図1のエレベータ制御装置の後方から行う冷却ファン交換作業を説明する図である。 本発明の実施の形態2によるエレベータ制御装置の要部を説明する図である。 本発明の実施の形態3によるエレベータ制御装置の回路図である。 本発明の実施の形態3によるエレベータ制御装置の背面外観図である。 本発明の実施の形態3によるエレベータ制御装置の他の回路図である。 本発明の実施の形態4によるエレベータ制御装置の回路図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1によるエレベータ制御装置の斜視図であり、図2は図1のエレベータ制御装置の背面外観図である。図3は、図1のエレベータ制御装置を縦方向に切断した断面図である。図4は図1のエレベータ制御装置の前方から行う冷却ファン交換作業を説明する図であり、図5は図1のエレベータ制御装置の後方から行う冷却ファン交換作業を説明する図である。エレベータ制御装置60は、前扉板(図示せず)、左側面板2、右側面板3、天面板4、底板5、背面板6で構成されたケース1内に、モータに電流を供給する主回路部(図示せず)と、それを制御する制御部(図示せず)が配置される。主回路部は交流電源を一旦直流に変換後、モータを動作させるために交流に変換させるインバータが搭載されているのが一般的である。このインバータを構成する電気部品の熱損失が大きい。この電気部品は、発熱部品13であり、放熱器であるヒートシンク21や冷却ファン23を使って冷却する。一般的に、最近のエレベータ制御装置には多岐に亘る機能を搭載する必要があるが、エレベータ制御装置を大型化することなく、ケース内の集積度を上げることで対応している。実施の形態1のエレベータ制御装置60は、例えば、中扉板8を利用して奥行き方向を複数のユニットに分割することで、空間部を有効活用している。図1では、主回路部がエレベータ制御装置60の中扉板8よりもさらに奥に取り付けられ、発熱部品13はヒートシンク21に接続されている。
図2に示すように、背面板6には、吸気穴11、排気穴12、及び冷却ファン23を後方から出し入れする出入穴29が形成される。出入穴29の外側に、塞ぎ板30が配置され、塞ぎ板30は固定ねじ63により背面板6に固定される。ヒートシンク21はヒートシンク固定板(放熱器取付板)22に固定され、冷却ファン23は冷却ファン固定板26に固定される。図1に示すように、ヒートシンク21はヒートシンク固定板22により、左側面板2に縦方向に伸びるように設けられた縦柱9及び右側面板3に縦方向に伸びるように設けられた縦柱10(図4参照)に固定される。ヒートシンク固定板22の下側に冷却ファン固定板26が、縦柱9及び縦柱10に固定される。ヒートシンク固定板22には、冷却ファン23を前方から出し入れする出入穴27が形成される。出入穴27の外側(中扉板8側)に、塞ぎ板28が配置され、塞ぎ板28は固定ねじ63により冷却ファン固定板26に固定される。
図3に示すように、ケース1内の吸気穴11(図2参照)から取り込まれた空気を冷却ファン23によってヒートシンク21に送風し、ケース1内の排気穴12(図2参照)を介して、空気はケース1外に排出される。エレベータ制御装置60内の空気は、矢印18a、18b、18c、18dの順番に流れる。冷却ファン23が搭載された冷却ファン取付板24は、ガイド構造体であるレール対25に着脱可能に配置される。レール対25は、ケース1内にヒートシンク固定板22の取出方向と同じ方向に延伸するように配置されている。
前方から、すなわち中扉板8側から、冷却ファン23を交換する交換作業を、図4を用いて説明する。図4では、説明し易い様に、あらかじめ発熱部品13を接続したヒートシンク21及びヒートシンク21を固定するヒートシンク固定板22を縦柱9、10から取り外した状態を図示している。なお、図4において、吸気穴11、排気穴12、底板5は省略した。また、図4において、出入穴27、出入穴29は、長鎖線で示した。冷却ファン23の取り外し手順を説明する。まず、冷却ファン固定板26に固定された塞ぎ板28を取り外す。塞ぎ板28に接続されたねじ61は、冷却ファン取付板24の穴62に挿入されて、塞ぎ板28と冷却ファン取付板24とが固定されている。固定ねじ63を緩めて、塞ぎ板28に接続されたねじ61を、冷却ファン取付板24に形成された穴62から矢印19aの方向に取り外す。
次に、レール対25に載っている冷却ファン取付板24を、出入穴27から矢印19bの方向に引き出す。最後に、冷却ファン23を、冷却ファン取付板24から矢印19cの方向に取り外す。冷却ファン取付板24は、レール対25に沿ってスライドしながら、前方へ、すなわち中扉板8側へ引き出される。レール対25は、例えば2つのL字状の板からなり、レール対25の底部が冷却ファン取付板24を保持する。
冷却ファン23の取り付け手順を説明する。まず、冷却ファン23を冷却ファン取付板24に固定する。次に、冷却ファン取付板24を、出入穴27からレール対25の上に載せて奥へスライドさせる。そして、塞ぎ板28に付いたねじ61を冷却ファン取付板24の穴62に通すようにして取り付ける。塞ぎ板28のねじ61が、レール対25上にある冷却ファン取付板24と塞ぎ板28とを固定する役目を果たす。固定ねじ63をねじ込んで、塞ぎ板28を冷却ファン固定板26に固定する。
次に、後方から、すなわち背面板6側から、冷却ファン23を交換する交換作業を、図5を用いて説明する。図5では、図4と同様に説明し易い様に、あらかじめ発熱部品13を接続したヒートシンク21及びヒートシンク21を固定するヒートシンク固定板22を縦柱9、10から取り外した状態を図示している。なお、図5において、冷却ファン固定板26は省略し、出入穴29は、長鎖線で示した。冷却ファン23の取り外し手順を説明する。まず背面板6にある塞ぎ板30を取り外す。塞ぎ板30に接続されたねじ61は、冷却ファン取付板24の穴62に挿入されて、塞ぎ板30と冷却ファン取付板24とが固定されている。固定ねじ63を緩めて、塞ぎ板30に接続されたねじ61を、冷却ファン取付板24に形成された穴62から矢印19aの方向に取り外す。
次に、レール対25に載っている冷却ファン取付板24を出入穴29から矢印19bの方向に引き出す。最後に、冷却ファン23を冷却ファン取付板24から矢印19cの方向に取り出す。冷却ファン取付板24は、レール対25に沿ってスライドしながら、エレベータ制御装置60の後方へ、すなわち背面板6側へ引き出される。
冷却ファン23の取り付け手順を説明する。まず、冷却ファン23を冷却ファン取付板24に固定する。次に、冷却ファン取付板24を、出入穴29からレール対25の上に載せて奥へスライドさせる。そして、塞ぎ板30に付いたねじ61を冷却ファン取付板24の穴62に通すようにして取り付ける。固定ねじ63をねじ込んで、塞ぎ板30を背面板6に固定する。
実施の形態1のエレベータ制御装置60は、上記のような構造にすることで、冷却ファン23を交換する方向を複数持ち、冷却ファン23を交換する際に、他の電気部品の交換を伴うか否かによって、交換方向を変えることができるので、冷却ファン23と他の電気部品とを同時に交換する場合でも1つの方向から交換作業を行うことができ、2つの方向からの交換を行う従来とは異なり、冷却ファン23の交換に要する時間を短縮することが可能である。また、エレベータ制御装置60は、レール対25及び出入穴27、29を備えるので、冷却ファン23のみを出入穴27、29から容易に出し入れすることができる。
ここで、ヒートシンク固定板22を縦柱9及び10に取り付ける構造になっているが、発熱量が多くなる程、発熱部品13を冷却する為に大型のヒートシンク21が必要になり、重量は数キログラムに及ぶ。そのような重量物を固定する縦柱9及び10には強度を高
めるための補強などが必要になり、縦柱9と縦柱10との間の水平方向の途中においても固定が必要になる。今回、冷却ファン23及び冷却ファン取付板24を取り出す構造として用いた2本のレールからなるレール対25は、エレベータ制御装置60の水平方向の左側面板2及び右側面板3よりも内側に配置され、エレベータ制御装置60の背面板6及び冷却ファン固定板26に固定されるので、ヒートシンク21が取り付けられた縦柱9及び10を含めたケース1の全体を補強する役目を果たしている。レール対25がケース1の全体を補強する役目を果すので、実施の形態1のエレベータ制御装置60は、別途縦柱のための補強板を必要としない構造になっている。
実施の形態1のエレベータ制御装置60では、背面板6の下部の吸気穴11から取り込み、装置の背面板6の上部の排気穴12から排出する、下から上に向けて送風する構成となっているので、発熱部品13等の発熱により生じる上昇気流に合わせて下から上に送風するので熱の排気の効率が良い。
また、冷却ファン23は、プロペラの回転軸方向の長さ(厚み)がモータとプロペラを囲んで保持するフレームのサイズ(厚みに直交する)よりも小さい。実施の形態1のエレベータ制御装置60は、このような冷却ファン23のみを回転軸に対して垂直方向(図4、5の矢印19b方向)に引き出すので、出入穴27、29の上下方向(エレベータ制御装置60の縦方向)が小さくでき、エレベータ制御装置60の上下方向(縦方向)がコンパクトになる。
なお、図1乃至図5では、冷却ファン23をヒートシンク21の下部に配置し、ケース1の外の空気を送り込む吸気ファンとしての動作を説明したが、例えば冷却ファン23をヒートシンク21よりも上部に位置させることで、ケース内の空気をケース外に排出させる排気ファンとして使用する構造にしても構わない。また、図2、図5において、吸気穴11および排気穴12を背面板6に設けているが、これを左側面板2、右側面板3、底板5及び天面板4に設けても構わない。また、図1乃至図5では、レール対25を冷却ファン固定板26及び背面板6にて固定する構造で図示しているが、レール対25を縦柱9、10や左側面板2、右側面板3にて固定する構造にしても同様の効果を得ることができる。
また、図1乃至図5では、冷却ファン23及び冷却ファン取付板24をレール対25上に載せる構造にしているが、レール対25の代わりに穴あきの板が中扉板8側から背後に伸びた構成として、その板の上に冷却ファン23を設置することにより、この穴あきの板が冷却ファン取付板24とレール対(ガイド構造体)25の役目を兼ね備える構造にしても構わない。
また、図1乃至図5では、冷却ファン23を下から上に送風する方向、すなわち冷却ファン23の回転軸が縦方向に設定しているが、装置内に冷却ファン23を立てて、冷却ファン23の回転軸が横方向にし、気流が水平になるように構成した場合でも、冷却ファン固定板26や背面板6に縦長の出入穴を設ければ、前方及び後方から冷却ファン23を取り出し可能となる。
以上のように実施の形態1のエレベータ制御装置60によれば、電気部品(発熱部品13)及び放熱器(ヒートシンク21)が取付けられた放熱器取付板(ヒートシンク固定板22)と、冷却ファン23を搭載する冷却ファン取付板24と、ケース1内に放熱器取付板(ヒートシンク固定板22)の取出方向と同じ方向に延伸するように配置されたガイド構造体(レール対25)と、を備え、冷却ファン取付板24及び冷却ファン23が、放熱器取付板(ヒートシンク固定板22)の取出方向と平行な方向で着脱可能に、ガイド構造体(レール対25)に配置されたので、冷却ファン23と他の電気部品とを同時に交換す
る場合でも交換作業を短縮することができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2によるエレベータ制御装置の要部を説明する図である。図4との違いは、冷却ファン、冷却ファン取付板およびレール対が複数個ある点である。実施の形態2のエレベータ制御装置60は、2つの冷却ファン31、32、2つの冷却ファン取付板33、34、2つのレール対35、36を備える。一体となった冷却ファン及び冷却ファン取付板は、冷却ファン体である。冷却ファン31、32の交換は、実施の形態1で説明したのと同様に、前方から(中扉板8側から)及び後方から(背面板6側から)行うことができる。冷却ファン31、32の取り外し手順及び取り付け手順は、実施の形態1で説明したのと同様である。取り外し手順は、まず冷却ファン固定板26にある塞ぎ板28を取り外し、次にレール対35、36に載った冷却ファン取付板33、34を出入穴27から引き出し、最後に冷却ファン31、32を冷却ファン取付板33、34から取り外す。取り付け手順は、まず冷却ファン31、32を冷却ファン取付板33、34に取り付け、次に冷却ファン取付板33、34をレール対35、36の上に載せて奥へスライドさせ、そして塞ぎ板28に付いたねじ61を冷却ファン取付板33、34の穴62に通すようにして取り付ける。
実施の形態2のエレベータ制御装置60は、縦柱9、10の強度を補強する役目を果たすレール対の個数が実施の形態1に比べて増えることになり、実施の形態1に比べてさらにヒートシンク21が取り付けられた縦柱9、10の強度を高めることができる。ここで、実施の形態2のエレベータ制御装置60は、図4と同一仕様の冷却ファン31、32を使用することで、図4よりもさらに冷却性能を高めることができ、また冷却ファン31、32の寿命を延ばすことができる。また、実施の形態2のエレベータ制御装置60は、図4と同様の冷却性能を保持すればよい場合、図4よりも小型の冷却ファンを複数個使用することで、例えばフィン高さを低くするなどしてヒートシンク21の冷却性能を緩和することができたり、冷却ファン31、32を小型品に変更することができたりする。小型の冷却ファンを用いることで、実施の形態2のエレベータ制御装置60は、さらに奥行方向を短縮させることとなり、ケース1の奥行方向の薄型化を図ることができる。
なお、図6では、冷却ファン31、32を吸気用とした例で説明したが、これをいずれも排気用冷却ファンとして構成してもよいし、一方をヒートシンク21の下側に配置し、吸気用として、他方をヒートシンク21の上側に配置し、排気用として構成してもよい。この場合も冷却ファン31、32と他の電気部品とを同時に交換する場合でも交換作業を短縮することができる。また、上記で説明したのと同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3によるエレベータ制御装置の回路図であり、図8は本発明の実施の形態3によるエレベータ制御装置の背面外観図である。エレベータ制御装置60は、動力電源41から供給された電力を、ダイオード44を使って一旦直流に変換し、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)46にて交流に再変換し、モータ42に電流を供給することで、エレベータを昇降させている。ここで、ダイオード44やIGBT46などの発熱部品13をヒートシンク21に接続し、冷却ファン23を使って冷却する。冷却ファン23用の電源は、電源回路47から供給される。さらに、エレベータ制御装置60は、内部の温度を測定する温度計測器であるサーミスタ53と、冷却ファン23への電源供給を制御するための制御信号を生成する制御回路49と、制御信号のオン時間を積算するカウンタ52と、一定の積算時間を超えると、その旨(冷却ファンの交換情報)を知らせる表示器54、制御回路49用の電源回路48、電磁接触器43、コンデンサ45、冷却ファン23に電力を供給しオンオフ動作を制御するスイッチ51を備える。
エレベータは、設置される環境によって、動作時間が大きく異なる。例えば、商業施設に設置されたエレベータの場合は、商業施設の営業時間内は常に使用されるが、閉店後や定休日はほとんど使用されない。また、駅に設置のエレベータの場合は、ほとんど毎日始発電車から最終電車の時間まで使用される。これに対して、マンションに設置されたエレベータの場合は、年中使用されるが、主な使用時間帯は朝夕の通勤もしくは通学時間帯に限られ、日中の使用頻度は少ない。このように、エレベータが稼働している時間は設置場所によって異なり、冷却ファン23の使用時間も同様に個々に異なる。同じ製品寿命の冷却ファン23であっても、設置環境によって冷却ファン23の交換時期は本来異なるはずである。しかしながら多くの場合、定期交換時に余裕をみて冷却ファン23を交換しているのが実状である。
図7のように構成された実施の形態3のエレベータ制御装置60においては、冷却ファン23が動作した累計時間をカウンタ52により把握し、使用する冷却ファン23の特性から交換すべき時間を超えた場合に、この警報(冷却ファンの交換情報)を表示器54に表示させる方法をとることで、適切な時期に交換作業をすることができ、交換費用の削減が可能となる。また、エレベータ制御装置60は、サーミスタ53でケース1内の温度を把握することができ、ケース1内の温度によって冷却ファン23のオンオフ動作を制御することで、無駄なく冷却ファン23を動作させることができる。
例えば図8のように、表示器54をケース1の背面板6に設置することで、保守及び点検時に冷却ファン23の交換作業を知らせることができると共に、他の電気部品の交換を伴わない場合には、背面板6から冷却ファン23を取り出すことで、作業の効率化を図ることができる。
図9は、本発明の実施の形態3によるエレベータ制御装置の他の回路図である。図7では、冷却ファン23を1個使用した場合を例にしたが、図9のように複数個の冷却ファン31、32を使用してもよい。この場合、冷却ファン31、32を、いずれも吸気用に、いずれも排気用に、あるいは一方を吸気用に他方を排気用に用いてもこの場合も冷却ファン31、32と他の電気部品とを同時に交換する場合でも交換作業を短縮することができる。また、上記で説明したのと同様の効果を得ることができる。
図9では、冷却ファン31、32のオンオフ動作の制御を、冷却ファン31、32への電源供給ラインに設けたスイッチ55、57で個別に行う構成例を示した。また、冷却ファン31、32の制御時間を個別にカウントすることにより、例えば、乗客人数によっては、複数個の冷却ファン31、32を稼働させる必要がない場合は、より稼動時間の短い冷却ファンのみ使用するなどして、冷却ファン31、32の寿命時間をさらに延ばすことができる。
また、図9では、冷却ファン23の累積稼動時間が所定の時間を超えた場合に、管制室56に冷却ファン31、32を交換すべきと知らせるための制御信号を渡す例を示した。ここで、この例は、管制室を設けて、火災時や地震時に遠隔操作させることが可能なエレベータシステムが存在するので、この管制室を利用したものである。なお、冷却ファン31、32のオンオフ動作の制御を、図7のように電源回路47を動作させるスイッチ51で実行してもよいし、冷却ファン31、32の累積稼動時間が所定の時間を超えた場合の表示手段として、エレベータ制御装置60の内部あるいはケース1に表示器54を使って外部に知らせるようにしてもよい。表示器54は、冷却ファン31、32毎に個別に設けてもよい。
なお、図7では、冷却ファン23のオンオフ動作の制御を、電源回路47を動作させるスイッチ51を制御することで実現しているが、これを図9のように冷却ファン23への電源供給ラインにスイッチ55を設けて、これを制御してもかまわない。また、図7では、冷却ファン23の累積稼動時間が所定の時間を超えた場合の表示手段として、エレベータ制御装置60の内部あるいはケース1に表示器54を使って冷却ファンの交換情報を外部に知らせる例を示したが、図9のように管制室56に冷却ファン23を交換すべきと知らせるための制御信号を渡すことでも同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4によるエレベータ制御装置の回路図である。図7との違いは、冷却ファンの個数、スイッチの個数と配置位置が異なる点と、IGBT46に駆動信号を供給する信号生成回路58を設けている点である。エレベータを昇降させるためにモータ42を使用するが、このモータ42の容量は乗客を含めたかごの重量と、移動速度の積算で決める必要がある。そこで、容量の大きいモータ42を動作させるためには、供給電流が大きくなり、ダイオード44やIGBT46の発熱量が大きくなる。冷却ファン31、32は、一般的に風量低下による冷却性能低下を以て、寿命時間を定義するが、表示器54が表示信号を出力している状況は、冷却ファン31、32の冷却性能が通常時よりも落ちていることを意味している。そこで、実施の形態4によるエレベータ制御装置60は、表示器54や信号によって外部に交換時期を知らせると共に、モータ42へ供給するための電流量を制限することで、制御装置内の発熱量を抑えることができる。
冷却ファン31、32が突然動作しなくなれば、過熱状態に陥るため、たちまちエレベータは故障してしまう。最悪の場合、乗客をかご内に閉じ込めた状態で停止してしまう事態も発生する。しかしながら、実施の形態4によるエレベータ制御装置60は、カウンタ52が冷却ファン31、32の交換時期を検出すると、交換時期を知らせる信号あるいはカウンタ52の数値や信号生成回路58を送り、信号生成回路58がエレベータの速度を制御する。実施の形態4によるエレベータ制御装置60は、このように信号生成回路58がエレベータの速度を制御するので、たちまちエレベータが停止してしまう事態を避けることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1…ケース、13…発熱部品、21…ヒートシンク、22…ヒートシンク固定板、23…冷却ファン、24…冷却ファン取付板、25…レール対、27…出入穴、29…出入穴、31…冷却ファン、32…冷却ファン、33…冷却ファン取付板、34…冷却ファン取付板、35…レール対、36…レール対、42…モータ、47…電源回路、48…電源回路、49…制御回路、51…スイッチ、52…カウンタ、53…サーミスタ、54…表示器、55…スイッチ、57…スイッチ、58…信号生成回路、60…エレベータ制御装置。

Claims (9)

  1. エレベータを制御する電気部品と、前記電気部品を冷却する放熱器と、前記放熱器を冷却する冷却ファンと、前記電気部品、前記放熱器、前記冷却ファンを収納するケースを備えたエレベータ制御装置であって、
    前記電気部品及び前記放熱器が取付けられた放熱器取付板と、
    前記冷却ファンを搭載する冷却ファン取付板と、
    前記ケース内に前記放熱器取付板の取出方向と同じ方向に延伸するように配置されたガイド構造体と、を備え、
    前記冷却ファン取付板及び前記冷却ファンが、前記放熱器取付板の取出方向と平行な方向で着脱可能に、前記ガイド構造体に配置され
    前記ケースは、前記放熱器取付板の取出方向と逆側に、前記冷却ファン取付板及び前記冷却ファンを取出す出入穴を有することを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 前記冷却ファン取付板に、複数の前記冷却ファンが搭載されたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記冷却ファン取付板及び前記冷却ファンが一体となった冷却ファン体を複数個有し、前記冷却ファン体の数と同数の前記ガイド構造体を有し、
    前記冷却ファン体のそれぞれが個別の前記ガイド構造体に着脱可能に配置されたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記冷却ファンに電力を供給するスイッチを、前記冷却ファンに電力を供給する電源回路における入力側または前記冷却ファンの電源供給側に設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記冷却ファンの動作時間を計測するカウンタを、備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  6. 前記カウンタにより計測された前記冷却ファンの動作時間に基づいて、前記冷却ファンの交換情報を表示する表示器を、備えたことを特徴とする請求項記載のエレベータ制御
    装置。
  7. 前記ケース内の温度を測定する温度計測器と、前記温度計測器の温度情報に基づいて、前記冷却ファンのオンオフ動作を制御する制御回路とを、備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  8. 前記カウンタにより計測された前記冷却ファンの動作時間に基づいて、前記エレベータを駆動するモータの速度を制御する信号生成回路を、備えたことを特徴とする請求項またはに記載のエレベータ制御装置。
  9. 前記ケース内の温度を測定する温度計測器と、前記温度計測器の温度情報に基づいて、前記冷却ファンのオンオフ動作を制御する制御回路と、前記カウンタにより計測された前記冷却ファンの動作時間に基づいて、前記エレベータを駆動するモータの速度を制御する信号生成回路とを、備えたことを特徴とする請求項またはに記載のエレベータ制御装置。
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