JP6070004B2 - 超音波探傷装置 - Google Patents
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Description
水が貯留された水槽と、中実な被探傷材料を水槽内に水に浸漬した状態で支持する支持台と、該支持台で支持された被探傷材料に向けて超音波を照射する探触子とを備えた超音波探傷装置において、
前記被探傷材料の長手方向に沿って移動可能な移動体と、
前記移動体に対して上下方向に移動可能に支持されると共に、被探傷材料の長手方向および上下方向の夫々と直交する左右方向に移動可能に支持され、かつ該左右方向に延在する軸線回りに回転可能に支持されて前記探触子が配設された倣い手段と、
前記倣い手段に配設され、前記支持台に支持された被探傷材料に当接して回転可能な複数のローラと、
前記倣い手段に当接することで、該倣い手段がその基準姿勢から回転するのを規制する押圧部とを備え、
前記支持台で支持された被探傷材料に対して前記ローラを当接した状態で前記移動体を被探傷材料の長手方向に移動する際に、前記倣い手段と共に前記探触子が被探傷材料の外形に倣って上下方向、左右方向および前記軸線回りに変位可能に構成すると共に、前記ローラが前記被探傷材料の始端または終端に近づいたときに前記押圧部が前記倣い手段に当接して、該倣い手段がその基準姿勢から回転するのを規制するよう構成したことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、被探傷材料の支持台を昇降調節して探触子との相対的な位置関係を一定とし得るので、直径が異なる被探傷材料に対応し得る。
請求項3に係る発明によれば、ローラを被探傷材料に当接して倣わせる際に、該被探傷材料に加わる倣い手段の重量の一部を付勢手段に担わせることができ、被探傷材料の外形に探触子をスムーズに倣わせ得る。
請求項4に係る発明によれば、被探傷材料を全周に亘って探傷することができる。
次に、前述のように構成された超音波探傷装置10の作用につき説明する。
図示しない供給装置によって被探傷材料12を前記水槽14の内部に供給して前記複数の支持台18上に載置する。前記制御手段64は、被探傷材料12の中心C0が前記把持具24の回転中心と一致するように、調節手段20を制御して支持台18の高さ位置を被探傷材料12の直径に応じて調節する。また、前記探傷機構部43を、前記検知センサ62が被探傷材料12の始端を検知しないX方向に離間した位置(図1においてインデックス装置26側に離間する位置)に位置させると共に、前記昇降用シリンダ40を付勢して検知センサ62が被探傷材料12を検知可能な高さ位置まで探傷機構部43(移動体42)を下降したもとで、前記サーボモータ38を回転駆動して前記移動基台32を被探傷材料12の終端側に向けてX方向に移動する。前記制御手段64は、検知センサ62が被探傷材料12の始端を検知した位置から終端を検知した位置までの前記エンコーダからのパルス信号に基づいて被探傷材料12の長さを計測して記憶する。また制御手段64は、検知センサ62が被探傷材料12の始端を検知した位置を原点位置として記憶する。
探傷工程では、先ず被探傷材料12における始端部の探傷を行なう。すなわち、測定工程で記憶された原点位置(被探傷材料12の始端)に基づいて、サーボモータ38を回転駆動して移動基台32を移動して、前記始端側ガイドローラ組56が原点位置より被探傷材料12の終端側の上方に臨むように位置決めする。そして、前記昇降用シリンダ40を付勢して、前記ローラ60,60が被探傷材料12に当接する位置まで探傷機構部43を移動する。このとき、探傷機構部43の重量によって縮んでいる前記圧縮バネ48が所定量だけ伸びる位置まで移動体42を下降することで、探傷機構部43の重量の一部が被探傷材料12に加わるようにして(探傷機構部43の重量の一部を圧縮バネ48の付勢力によって担わせる)、探傷機構部43が被探傷材料12の外形のZ方向の変位にスムーズに追従して移動体42に対して変位し得るようにする。また、ローラ60,60が被探傷材料12に当接した状態では、図5に示す如く、前記探触子54における送受信面54aと被探傷材料12との離間距離が一定に保持されると共に、該送受信面54aの円弧の中心C1が被探傷材料12の中心C0と一致する。
本発明は、実施例の構成に限定されず、種々の変更が可能であり、例えば以下の構成を採用し得る。
(1) 実施例では、移動体に対してZ方向に移動可能に支持した第1支持体に、第2支持体をY方向およびM方向に移動可能に支持するよう構成したが、探触子を配設した支持体(倣い手段)を、移動体に対してZ方向、Y方向およびM方向に移動可能に支持する構成を採用し得る。
(2) 実施例では、移動体に対してZ方向に移動可能に支持した第1支持体に、第2支持体をY方向およびM方向に移動可能に支持するよう構成したが、移動体に対して第1支持体をY方向およびM方向に移動可能に支持し、該第1支持体に対して第2支持体をZ方向に移動可能に支持する構成を採用し得る。
(3) 実施例では、第1支持体に対して第2支持体をY方向およびM方向に移動可能に支持するよう構成したが、第1支持体に対して別の支持体をY方向およびM方向の何れか一方の方向に移動可能に支持し、該別の支持体に対して第2支持体を他の方向に移動可能に支持する構成を採用することができる。すなわち、探触子が配設された支持体が、Z方向、Y方向およびM方向に移動可能に支持される構成であればよい。
(4) 実施例では、移動基台(移動体)をX方向に移動する移動機構としてラックとピニオンとを用いた機構で説明したが、該移動機構はこれに限られるものではなく、チェンやベルト等の索体と回転体とを用いた機構、その他公知の各種機構を採用し得る。
(5) インデックス装置により被探傷材料を回転するインデックス角度は、探触子により一度に探傷可能な測定角度に依存するものであって、該測定角度より大きく設定されていればよい。また、インデックス装置により被探傷材料を回転する回数は、未探傷領域が発生しない回数であればよい。
(6) 実施例では、移動体を昇降移動する手段としてシリンダを用いたが、モータとボールネジとを組み合わせた手段等、移動体を昇降移動可能な各種の手段を採用し得る。また、昇降手段としてシリンダを用いる場合に、サーボモータを用いた昇降機構を別途設け、該サーボモータにより被探傷材料に加わる荷重の微調節を行なうようにしてもよい。
(7) 実施例では、被探傷材料を複数の支持台で支持するようにしたが、被探傷材料が橈まないように該被探傷材料を全長に亘って支持可能な1つの支持台を用いることができる。。
(8) 実施例では、探傷機構部の重量を相殺するように移動体に支持する付勢手段として圧縮バネを挙げたが、移動体に対して探傷機構部を引張りバネ(付勢手段)によって吊下げる構成を採用し得る。また付勢手段は、バネに限らずゴム等であってもよい。
(9) 実施例では、探触子がZ方向、Y方向およびM方向の3つの自由度を持つ構成としたが、更にZ方向に延在する軸線回りに回転可能に構成してもよい。例えば、第1支持体に対してZ方向に延在する軸線回りに回転可能に配設した回転盤に、支持軸を支持する支持体を設けた構成を採用し得る。
26 インデックス装置,42 移動体,46 第1支持体,48 圧縮バネ(付勢手段)
52 第2支持体(倣い手段),54 探触子,60 ローラ,68 押圧部
Claims (4)
- 水が貯留された水槽(14)と、中実な被探傷材料(12)を水槽(14)内に水に浸漬した状態で支持する支持台(18)と、該支持台(18)で支持された被探傷材料(12)に向けて超音波を照射する探触子(54)とを備えた超音波探傷装置において、
前記被探傷材料(12)の長手方向に沿って移動可能な移動体(42)と、
前記移動体(42)に対して上下方向に移動可能に支持されると共に、被探傷材料(12)の長手方向および上下方向の夫々と直交する左右方向に移動可能に支持され、かつ該左右方向に延在する軸線回りに回転可能に支持されて前記探触子(54)が配設された倣い手段(52)と、
前記倣い手段(52)に配設され、前記支持台(18)に支持された被探傷材料(12)に当接して回転可能な複数のローラ(60)と、
前記倣い手段(52)に当接することで、該倣い手段(52)がその基準姿勢から回転するのを規制する押圧部(68)とを備え、
前記支持台(18)で支持された被探傷材料(12)に対して前記ローラ(60)を当接した状態で前記移動体(42)を被探傷材料(12)の長手方向に移動する際に、前記倣い手段(52)と共に前記探触子(54)が被探傷材料(12)の外形に倣って上下方向、左右方向および前記軸線回りに変位可能に構成すると共に、前記ローラ(60)が前記被探傷材料(12)の始端または終端に近づいたときに前記押圧部(68)が前記倣い手段(52)に当接して、該倣い手段(52)がその基準姿勢から回転するのを規制するよう構成した
ことを特徴とする超音波探傷装置。 - 前記支持台(18)を昇降調節する調節手段(20)を備えた請求項1記載の超音波探傷装置。
- 前記移動体(42)に対して倣い手段(52)を上向きに付勢する付勢手段(48)を備えた請求項1または2記載の超音波探傷装置。
- 前記被探傷材料(12)における長手方向の一端を把持する把持具(24)を有し、該把持具(24)を所定角度毎に回転するインデックス装置(26)を備えた請求項1〜3の何れか一項に記載の超音波探傷装置。
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