JP6068224B2 - 水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システム - Google Patents

水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP6068224B2
JP6068224B2 JP2013066895A JP2013066895A JP6068224B2 JP 6068224 B2 JP6068224 B2 JP 6068224B2 JP 2013066895 A JP2013066895 A JP 2013066895A JP 2013066895 A JP2013066895 A JP 2013066895A JP 6068224 B2 JP6068224 B2 JP 6068224B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
oxygen
dissolved
container
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013066895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014188458A (ja
Inventor
均 根岸
均 根岸
紀仁 伊藤
紀仁 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIEI SEISAKUSHO CORPORATION
CTI Engineering Co Ltd
Original Assignee
DAIEI SEISAKUSHO CORPORATION
CTI Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAIEI SEISAKUSHO CORPORATION, CTI Engineering Co Ltd filed Critical DAIEI SEISAKUSHO CORPORATION
Priority to JP2013066895A priority Critical patent/JP6068224B2/ja
Publication of JP2014188458A publication Critical patent/JP2014188458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6068224B2 publication Critical patent/JP6068224B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Description

本発明は、河川・湖沼の底層部などの水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システムに関する。
河川や湖沼などでは、溶存酸素が少ない貧酸素水塊が底部に成層化し、汚泥の浮上(スカム)や悪臭などが発生する。そこで、この貧酸素水塊が存在する底部層に対して高濃度酸素溶解水を供給して水環境を改善する試みが古くから行われている。
こうした場合に適する装置として、内部に備えた整流板により、容器内でカーテン状の水幕を形成し、液体が気体に両面から挟まれた状態で広い面積にて接触し合って落下する状態を形成することにより、容器内に充填した気体を高濃度に溶解させた水を製造する装置の提案がなされている(特許文献1)。
特許文献1の気体溶解装置を用いて高濃度酸素溶解水を製造する場合、容器内に充填した酸素が水に溶解する際に、既に水に溶解していたる窒素が容器内に放出され、容器内は次第に窒素ガスの濃度が高くなって酸素の溶解効率が低下する。このため、特許文献1の装置は、処理の途中で窒素ガスを抜き、再び酸素ガスを充填し、装置内の酸素濃度を高めるといった間欠的な運転制御を採用している。
特開2013−27814
特許文献1の装置では、前述の様な間欠的な運転制御を実施する結果、溶解装置内の酸素ガスの層厚や酸素濃度が変動し、酸素溶解濃度が安定しないという問題がある。
また、高濃度酸素溶解水を河川や湖沼の底部に供給する際に気泡が発生すると、この気泡の上昇により上昇水流が発生し、底層部への効率的な酸素供給を阻害するという問題がある。
上記目的を達成するためになされた本発明の水環境改善対象水域への高濃度酸素溶解水供給システムは、(1)容器内に酸素を充填すると共に、当該容器内に設置した整流板でカーテン状の水幕を形成しつつ落下する様に水を供給することによって高濃度酸素溶解水を製造する酸素溶解装置と、(2)当該酸素溶解装置で製造された高濃度酸素溶解水を水環境改善対象水域に対して供給する酸素溶解水供給装置とを備えると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記酸素溶解装置は、前記整流板の下側の空間に放出口を位置させた酸素ガス供給管と、前記容器の天井部付近に開口させたガス抜き管とを備え、運転中は、前記ガス抜き管を常時開放にすると共に前記酸素ガス供給管から酸素ガスを連続的に供給する連続運転制御装置を備えていること。
(1B)前記酸素溶解装置は、前記容器内の水面位置を前記整流板の下部に収まる様に維持する水位維持機構を備え、前記酸素ガス供給管の放出口が、前記水位維持機構によって維持されている水面とその直上の整流板との間に位置する様に構成したこと。
上記目的を達成するためになされた本発明の水環境改善対象水域への高濃度酸素溶解水供給システムは、(1)容器内に酸素を充填すると共に、当該容器内に設置した整流板でカーテン状の水幕を形成しつつ落下する様に水を供給することによって高濃度酸素溶解水を製造する酸素溶解装置と、(2)当該酸素溶解装置で製造された高濃度酸素溶解水を水環境改善対象水域に対して供給する酸素溶解水供給装置とを備えると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記酸素溶解装置は、前記整流板の下側の空間に放出口を位置させた酸素ガス供給管と、前記容器の天井部付近に開口させたガス抜き管とを備え、運転中は、前記ガス抜き管を常時開放にすると共に前記酸素ガス供給管から酸素ガスを連続的に供給する連続運転制御装置を備えていること。
(1B)前記酸素溶解装置は、前記容器内の水面位置を前記整流板の下部に収まる様に維持する水位維持機構を備えていること。
なお、「水位維持機構」は、「前記容器内の液面高さを計測する液面センサを備え、該液面センサの計測値に基づき、前記容器内の液面高さが所定高さに収束する様に前記酸素ガス供給管の弁の開度を調整する液面高さ制御装置」として構成するとよい。この場合に、酸素ガス供給管の放出口は、水位維持機構によって維持されている水面とその直上の整流板との間に位置する様にするとよい
なお、「水位維持機構」は、「前記容器内の液面高さを計測する液面センサを備え、該液面センサの計測値に基づき、前記容器内の液面高さが所定高さに収束する様に前記酸素ガス供給管の弁の開度を調整する液面高さ制御装置」として構成することとよい。この場合に、酸素ガス供給管の放出口は、水位維持機構によって維持されている水面とその直上の整流板との間に位置する様にするとよい。なお、酸素ガス供給管の放出口が水中に位置していることも妨げない。これは、水中においてエアレーション作用を発揮させると共に水面へ浮き上がった酸素ガスの気泡で水面上に酸素ガス層を形成する効果としては、目的に適うからである。
ここで、こうして酸素溶解装置によって生成された酸素溶解水は、カーテン状の水膜として容器内を落下する間に酸素ガスとの接触面積の広さと水膜の薄さ等の作用により、容器内を大気圧より若干高い程度に維持するだけで、原水に高濃度に酸素を溶け込ませることができ、高濃度酸素溶解水を製造することができる。この高濃度酸素溶解水は、微細気泡を含んで大気圧よりも若干高い圧力となっているため、特に、河川の様な水深の浅い水域へと投入したとき、気泡を発生させる可能性がある。
そこで、本発明の酸素溶解水供給システムは、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(2A)前記酸素溶解水供給装置は、前記水環境改善対象水域の底層部へと前記酸素溶解水を放出する底層放出装置を備えると共に、該底層放出装置と前記酸素溶解装置との間に、当該酸素溶解装置から排出される酸素溶解水を容器の上部から注入し、当該容器の下部から排出するまでの間に当該容器内で螺旋流を形成させるホッパを有するサイクロン式消泡装置を備えていること。
(2A)の構成をも備えさせることにより、酸素溶解装置で作られた酸素溶解水は、サイクロンの原理によって消泡装置の容器内を上部から底部へと円錐状のホッパーに沿ってらせん状に落下させられる時の遠心力により、酸素溶解水と気泡とが分離される。この結果、消泡装置下部には気泡の除去された酸素溶解水が、消泡装置の上部には放出された気泡によるエア層が形成される。そして、消泡装置下部から酸素溶解水を取り出して河川や湖沼へと供給してやれば、河川等において気泡を発生させることがなく、躍層を破壊したり、上昇流によって底部のヘドロ等を巻き上げたりすることもなく、底部の貧酸素水塊のみに対して効率よく水環境改善を実施することができる。
本発明の酸素溶解水供給システムは、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(3)前記水環境改善対象水域の底層部の原水を汲み上げる汲み上げ装置と、該汲み上げ装置によって汲み上げられた原水を一旦蓄える原水タンクと、該原水タンクから前記酸素溶解装置へと原水を供給する原水供給装置と、前記酸素溶解装置に対して酸素ガスを連続的に供給する酸素ガス生成装置と、前記サイクロン式消泡装置の上部から放出される酸素ガスを前記原水タンク内にエアレーションするエアレーション装置とを備えていること。
本発明の酸素溶解水供給システムは、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(3)前記水質改善対象水域の底層部の原水を汲み上げる汲み上げ装置と、該汲み上げ装置によって汲み上げられた原水を一旦蓄える原水タンクと、該原水タンクから前記酸素溶解装置へと原水を供給する原水供給装置と、前記酸素溶解装置に対して酸素ガスを連続的に供給する酸素ガス生成装置と、前記サイクロン式消泡装置の上部から放出される酸素ガスを前記原水タンク内にエアレーションするエアレーション装置とを備えていること。
また、この酸素溶解水供給システムは、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(4)前記汲み上げ装置は、前記水環境改善対象水域の躍層の下側の層から原水を汲み上げる様に汲み上げ口が設置されると共に、前記底層放出装置は、前記水環境改善対象水域の躍層の下側の層へと酸素溶解水を供給する様に放出口が設置されていること。
また、この酸素溶解水供給システムは、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(4)前記汲み上げ装置は、前記水質改善対象水域の躍層の下側の層から原水を汲み上げる様に汲み上げ口が設置されると共に、前記底層放出装置は、前記水質改善対象水域の躍層の下側の層へと酸素溶解水を供給する様に放出口が設置されていること。
上述の様に、本発明のシステムによれば、河川等へ供給したときに気泡を生じることのない酸素溶解水を生成することができる。そして、上記(4)の構成をも備えることで、躍層を破壊することなく、躍層の下側の貧酸素水塊の酸素濃度を良好に改善することができ、躍層の上にある清浄な層には何ら影響を及ぼさない。
本発明によれば、濃度の安定した酸素溶解水を、河川や湖沼の底層部などの水環境改善対象水域へと的確に供給することができる。
実施例1のシステム全体を示す構成図である。 実施例1の酸素溶解装置を示し、(A)は内部の構造を示した正面図、(B)は内部の構造を示した側面図、(C)は平面図、(D)はX−X矢視図である。 実施例1の消泡装置を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は90度回転させた平面図、(D)は側面図、(E)は衝突緩和板の平面図、(F)は衝突緩和板の正面図である。 実施例1における水中ポンプの運転フロー図である。 実施例1における原水ポンプの運転フロー図である。 実施例1における酸素発生装置の運転フロー図である。 実施例1における酸素溶解装置の運転フロー図である。 実施例1におけるサイクロン式消泡装置の運転フロー図である。 実験例を示し、(A)は実験装置の構成図、(B)は消泡装置の作用・効果を示す説明図である。 実験例の作用・効果を示す説明図である。 比較例を示し、(A)は比較例のための実験装置の構成図、(B)は消泡装置を介さずに排水した場合の上昇気泡の発生状況を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、実施例及び実験例で説明する。
実施例1の酸素溶解水供給システム1は、図1に示す様に、道路橋2が設置され、鉄橋3が設置された河川4の川底の貧水塊水域の酸素濃度を高め、水環境を改善するためのシステムである。
河川4の鉄橋3付近に水中ポンプ11を設置し、河川横の歩道5に架台12を設置し、この架台12に水中ポンプ11からの原水汲み上げパイプ13を敷設する。原水汲み上げパイプ13の先には、フロート式リミットスイッチ21を備えた原水タンク20を設置する。水中ポンプ11は、この原水タンク20のフロート式リミットスイッチ21によって起動・停止の指令がなされる構成となっていて、原水タンク20内に所定水位の原水を蓄えた状態を保つ様に構成されている。
原水タンク20の先には、酸素溶解装置30と、サイクロン式消泡装置40とが設置されている。原水タンク20の下部の原水取り出し管22には原水ポンプ23が設置され、酸素溶解装置30へと原水を送り込むための原水供給管24が備えられている。
原水供給管24は、酸素溶解装置30の中程に設けられた給水口31に接続されている。なお、原水供給管24の途中には流量計25が設置されていて、流量計測を行うことができる構成となっている。
酸素溶解装置30には、中程の給水口31の他に、下部に出水口32とドレン抜き33とが備えられている。また、酸素溶解装置30の上部には、酸素発生装置50から酸素ガスを供給する酸素ガス供給管34が接続されている。この酸素ガス供給管34には電磁弁35が備えられ、水位計36の計測値に基づいて作動するリミットスイッチ37によって開度調整される構成となっている。
酸素溶解装置30の出水口32は、出水管38を介して、サイクロン式消泡装置40の上部の注水口41へと接続されている。サイクロン式消泡装置40には、下部に放水口42が備えられている。この放水口42から延びる放水配管43は架台12に支持された後、河川4に沿って道路橋2の近くまで配管されている。そして、この放水管43の先には、河川4の川底近くに放流口を備えた放流装置60から放流される様になっている。なお、放水配管43の途中には、酸素濃度センサ44が設置され、河川4へと放流する水の酸素濃度を計測することができる様に構成されている。また、サイクロン式消泡装置40から排出する酸素ガスを原水タンク20に導入して原水に対するエアレーションを実行するためのエアレーション配管45も備えられている。
酸素発生装置50は、コンプレッサ51と、酸素発生器52とを備えている。コンプレッサ51で圧縮した大気を酸素発生器52に注入することにより、酸素発生器52内に収納されている触媒物質の作用によって酸素ガスが分離生成される。この酸素ガスが、酸素ガス供給管34を介して酸素溶解装置30へと供給される。なお、酸素ガス供給管34の途中には流量計53及び圧力計54が設置され、流量及び圧力の確認ができる構成となっている。
酸素溶解装置30の内部は、図2に示す様に、容器本体131と、この容器本体131の天井部から容器内に気体を供給するガス供給管132と、同じく天井部から容器内の気体を排出するガス排出管133と、高さ方向の中程の側壁部から容器内に液体を注入する液体注入管134と、底部から容器内の液体を排出する液体排出管135と、ドレン配管136とを備えている。なお、天井には圧力センサ装着口137も備えられている。
図1で説明した給水口3は、液体注入管134につながれ、出水口32は液体排出管135につながれ、ドレン抜き33はドレン配管136につながれている。また、酸素発生装置50からの酸素ガス供給管34がガス供給管132につながっている。
液体注入管134は、容器内の中心部まで水平に伸びた後、垂直上方に伸ばされ、容器の上部に向かって液体を吐出する様に、容器内で上方に屈曲され、先端に吐出ノズル134aを備えている。容器本体131の内壁には、リング状の4枚の整流板141〜144が取り付けられている。一番上の整流板141は、液体注入管134の吐出ノズル先端とほぼ同じ高さに取り付けられ、斜め下方向に傾斜した傾斜リングで構成されている。2番目及び3番目の高さの整流板142,143は、一番上の整流板141と同一形状である。一方、一番下の整流板144は中心の円孔を取り巻く様に12枚の羽根が斜め下向きとなる様に形成された羽根付き整流板となっている。また、1番目と2番目の間、2番目と3番目の間となる高さ位置には、液体注入管134の垂直部分に8枚の下向き傾斜羽根が形成された羽根付き整流板145,146も取り付けられている。
羽根付き整流板145,146の羽根の傾斜方向は、互いに反対向きになる様に構成されている。羽根突き整流板145,146の各羽根は、根元から先端に近づくに従って傾斜角度が大きくなる様にひねりが加えられていて、船のスクリューの様に形成されている。この結果、羽根と羽根の水平方向及び垂直方向の隙間は、根元から先端に向かって次第に広くなっている。こうした構造的な特徴により、原水中の浮遊物は羽根の根元側に留まることなく羽根の先端側へと誘導されて液体と共に落下し、羽根の上には堆積したままにならない様になっている。リング状の整流板141〜143も内側に下り傾斜とされていて浮遊物等が整流板の上に堆積しない構造であり、一番下の整流板144も12枚の羽根が斜め下方に傾斜することで同じく浮遊物等の堆積を防止している。
これら整流板141〜146の存在により、液体注入管134の吐出ノズル134aから上方に向かって吐出された原水は、1番目の整流板141の上面に沿って流れた後にその縁からリング状のカーテンの様な態様の水膜となって下方に落下し、上側の羽根付き整流板145の上面で各羽根に沿って旋回する流れとなって各羽根の縁から斜め方向に向かう水膜となって流れ落ちる。その後、2番目の整流板142に当たり、2番目の羽根付き整流板146に当たり、再びリング状の水膜と螺旋状の水膜を形成しつつ落下する。そして、3番目の整流板143に当たって内側に流れてリング状の水膜となって落下する。すると、一番下の12枚羽根付き整流板144に当たり、再び螺旋状の水膜を形成しつつ容器の底部へ向かって落下する。
容器本体131の内部では、原水がカーテン状の水膜を形成しつつ落下する間に、カーテンを挟み付ける様に広い面積で容器内の気体と接触する。容器内には、ガス供給管132から酸素ガスが供給されている。このガス供給管132のガス放出口132aは、一番下の整流板144の下側に位置している。この結果、原水と酸素ガスとが接触して原水内の窒素ガスと酸素ガスが置換され、原水の酸素濃度が上昇する。このとき原水から放出される窒素ガスは、比重の重い酸素ガスに追いやられる様に容器内の上部へと逃がされ、天井部のガス排出管133から排出される。このガス排出管133は、運転中は常時開放とされる。
サイクロン式消泡装置40は、図3に示す様に、容器本体151の内部に円錐を逆さまにした形状となる様にホッパ152が設置され、上部空間と下部空間とに分けられている。上部空間には、中心に対して偏心させた位置に前述の注入口41が形成されていて、酸素溶解装置30で製造した酸素溶解水を上部空間の側壁内面に沿って旋回しながら流入させる構造となっている。この上部空間に流入した酸素溶解水は、重力によって斜め下方に下がりながら側壁内面に沿った旋回流となり、ホッパ152によって中心に向かって旋回をし続けながら下部空間へと落下する。下部空間には、衝突緩和板153が水平に設置されている。この衝突緩和板153は、中心に下に凸の円錐形の受け皿部153aを備えると共に、この受け皿部153aの周囲に中心角90度の扇形貫通孔153bが4個形成されたものとなっている。
サイクロン式消泡装置40内でホッパ152に誘導されて旋回する間に、酸素溶解水の水流には遠心力が作用し、水中の気泡は比重が小さいからホッパ152の中心部へと集まり、気泡を含まない水はホッパ152の下端開口から下部空間へと流入する。下部空間へ流入した水は衝突緩和板153に衝突し、扇形貫通孔153bからさらに下方に流入する。こうして、サイクロン式消泡装置40内には螺旋水流が形成されながら、酸素溶解水が満たされていく。
容器本体151の底部近くには下向き開口とした放水管154が設置されている。この放水管154は放水口42とつながっている。なお、ドレン抜き155も容器底部に備えられている。
また、容器上部には、手動開閉式のガス抜き管156が備えられている。このガス抜き管156は、原水タンク20へと酸素ガスを送るエアレーション配管45に接続され、このエアレーション配管45によって原水タンク20に対するエアレーションが実施できる様に構成されている。
この他、サイクロン式消泡装置40の容器上部には、圧力モニタリング用配管157、空気抜き弁158,158も設置されている。
本実施例の酸素溶解水供給システム1は、次の様な件で連続運転される。
水中ポンプ11は、図4のフローに従って運転制御され、起動指令によって駆動を開始する(S10,S20)。その後、原水タンク20のフロート式リミットスイッチ21がオンに切り替わるまで駆動され続ける(S30:NO)。そして、フロート式リミットスイッチ21がオンに切り替わると(S30:YES)、一旦停止に切り換えられる(S40)。そして、フロート式リミットスイッチ21がオフに戻ったら(S50:YES)、再起動される(S60)。なお、連続運転中であっても、停止指令がなされると運転を停止する(S70,S80)。また、フロート式リミットスイッチ21には所定のヒステリシスを備えさせてあり、風などの影響で水面が変動しても反応しない様にチャタリングを防止している。
原水ポンプ23は、図5のフローに従って運転制御される。原水タンク20内に十分な量の原水が蓄えられて起動指令を行うと運転を開始し(S110,S120)、その後は、停止指令がなされるまで連続的に運転を継続する(S130)。停止指令がなされたときは(S130:YES)、運転を停止する(S140)。
酸素発生装置50も、図6のフローに従って連続運転される。即ち、起動指令がなされるとコンプレッサ51を起動し(S210,S220)、その後、停止指令がなされたらコンプレッサ51を停止する(S230,S240)。
酸素溶解装置30は、図7のフローに従って運転制御される。原水ポンプ23が駆動されることにより、容器本体131の中に河川4の底層部から汲み上げた原水が、液体注入管134のノズル134aから噴水の様に流入し、整流板141〜146によってカーテン状の水膜を形成しつつ容器の下部へと落下する。そして、容器本体131内に原水が蓄積されて水位計36が上限水位を計測すると(S310:YES)、電磁弁35を開放し(S320)、ガス供給管132を介して酸素ガスを流入させる。この酸素ガスは、酸素発生装置50によって連続的に発生されている。
酸素ガスが導入されることにより、容器本体131の内部に形成された水膜は両側から酸素ガスの圧力を受け、分圧の差により、水膜内の窒素ガスが酸素ガスに置換され、酸素が水中に溶け込むと共に窒素が水中から放出される状態となる。このとき、ガス排出管133は開放状態となっていて、比重の軽い窒素ガスは容器上部へと上昇し、ガス排出管133から大気中へと放出される。
このとき、窒素ガスは動力によらずに放出される一方、酸素ガスは酸素発生装置50のコンプレッサ51によって押し込まれる状態となるから、容器本体131の内部の気体充填量が次第に増大する。この結果、水位が押し下げられ、水位計36が下限水位を検出する(S330:YES)。すると、リミットスイッチ37が作動し、電磁弁35を閉じる(S340)。この結果、酸素ガスが充填された容器内では上部から徐々に気体が放出され、水位が上昇していく。やがて、上限水位が計測され(S310:YES)、再び電磁弁35が開放に制御される(S320)。
以下、運転初期を除き、酸素溶解装置30の内部は、酸素発生装置50が連続的に発生する酸素ガスと原水ポンプ23によって流入される原水とによる気液面が所定範囲内に収束した状態で水膜に酸素ガスが溶解し、窒素ガスが放出される安定した運転状態となる。
なお、本実施例では、ガス供管132の下端の開放口132aが、安定した運転状態の水面近傍上方となる様に水位計36及びリミットスイッチ37の設定を行っている。この結果、連続運転状態においては、水面付近に酸素ガス層が十分な厚さで形成され、窒素ガスが上部から放出される状態となる。
サイクロン式消泡装置40は、図8のフローに従って運転される。サイクロン式消泡装置40の空気抜き弁158,158は、図8(A)に示す様に、容器の内圧が上限側設定圧力を越えると(S410:YES)、開放され(S420)、下限側設定圧力を下回ると(S430:YES)、閉鎖される(S440)。この動作は、空気抜き弁158,158のバネの設定によって調整することができる。手動開閉式のガス抜き管156は、図8(B)に示す様に、開放操作が手動で行われると開き(S510,S520)、閉鎖操作が手動で行われると閉じる(S530,S540)。
このサイクロン式消泡装置40は、酸素溶解装置30によって酸素ガスが溶解された酸素溶解水の気泡除去の装置であり、手動開閉式のガス抜き管156は、開放状態としておいて構わない。このガス抜き管156はエアレーション配管45に接続されているから、サイクロン式消泡装置40によって除去された気泡中の酸素ガスは、原水タンク20のエアレーションに再利用され、無駄がない。原水タンク20の原水はエアレーションによって多少なりとも酸素濃度が高められた状態となって酸素溶解装置30へと供給されることになる。
次に、本発明の作用・効果を確認するための実験例及び比較例について説明する。
[実験例の装置構成]
実験装置は、図9(A)に示す様に、酸素溶解水を放出するための水槽Aと、原水を収容しておく水槽Bと、酸素ボンベCと、酸素溶解装置Dと、消泡装置Eとから構成される。水槽A,Bは、共に最大有効容量1.3mのものとした。酸素溶解装置Dは、株式会社大栄製作所製の「OD−260」を用いた。消泡装置Eは、外径320mm×内径300mmの透明塩ビパイプの内部に円錐形ホッパを装着して内部が目視できる様にしたものを用いた。水槽B内に投入する水中ポンプPとしては、株式会社鶴見製作所製の「ツルミ65PU22.2 3相×200V×60Hz」を用いた。
[比較例の装置構成]
比較例の実験装置は、図11(A)に示す様に、消泡装置を備えずに、酸素溶解装置Dから水槽Aへと直接排水を行う構成とした。
[実験方法]
まず、比較例の装置構成を用いて、水槽Bに人工的に生成した海水を張り、水中ポンプを使ってOD−260へ送水し、酸素を溶解する。その際の酸素溶解装置内圧力と水位は様子を見ながら調整する。酸素溶解装置吐出口から水槽Aに排水し気泡が発生している事を確認する。気泡が発生してる状況でいったんポンプを停止し、実験例の装置構成となる様に、溶解装置から消泡装置へと配管接続を行い、消泡装置を介して水槽Aへと排水し、変化を確認する。また、水槽Bへの循環も行い確認する。
[実験結果]
図11(A)の構成で消泡装置を介さずに排水した場合、図11(B)に示す様に、溶解装置から直接排水した際、排出ホースの先よりやや細かい気泡が発生しているのが確認できた。溶解装置の圧力は0.1Mpa、水位は低めであった。
図9(A)の構成で消泡装置へ接続し、通水した際の様子を図9(B)に示す。実験に当たっては、消泡装置から排水する前準備として筒内を溶解装置からの水で満水にする。そうすることでどれだけ水中に混載する気泡が除去(分離)できるかを目視で確認するためである。満水状態になったら消泡装置の吐出バルブを開放し水槽Aへ排水を開始する。通水中の筒内の様子は通水開始直後は筒内全域が水であったのに対し、時間の経過とともに中央に設けた仕切板付近に空間ができ始め、その空間は徐々に拡大していく様子が確認できた。図9(C)に枠で囲って示した様に、空間が徐々に拡大し、大きな泡が空間部分に滞留しているのが目視でき、気泡の除去が良好に行われていた。
また、消泡装置からの水槽Aの水中に排水する様子を図10に示す。図示の様に、排水ホースの付近、及び水槽全域に気泡が上昇してくる様子はない。なお、微細気泡のようなものが水中を浮遊していたが、上昇気泡は見られなかった。
図9(A)の装置において海水を原水とし、排出先を水道水を張った水槽として実験を行ったが、図10と同様に、微細気泡の浮遊は見られるものの上昇する泡は確認できなかった。
さらに、海水に家庭用洗剤を混入させて通水する実験も行ったが、この場合も、微細気泡の発生はあるものの、排出先の水槽Aに上昇気泡は確認できなかった。
なお、この実験装置において消泡装置通過後の水槽A内にて測定したDO値は、水温32.0度にて最高34ppmであった。
以上、発明を実施するための実施例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
湖沼・河川等の水の浄化に利用することができる。
1・・・酸素溶解水供給システム、2・・・道路橋、3・・・鉄橋、4・・・河川、11・・・水中ポンプ、5・・・歩道、12・・・架台、13・・・原水汲み上げパイプ、20・・・原水タンク、21・・・フロート式リミットスイッチ、22・・・原水取り出し管、23・・・原水ポンプ、24・・・原水供給管、25・・・流量計、30・・・酸素溶解装置、31・・・給水口、32・・・出水口、33・・・ドレン抜き、34・・・酸素ガス供給管、35・・・電磁弁、36・・・水位計、37・・・リミットスイッチ、38・・・出水管、40・・・サイクロン式消泡装置、41・・・注水口、42・・・放水口、43・・・放水配管、44・・・酸素濃度センサ、45・・・エアレーション配管、50・・・酸素発生装置、51・・・コンプレッサ、52・・・酸素発生器、53・・・流量計、54・・・圧力計、60・・・放流装置、131・・・容器本体、132・・・ガス供給管、132a・・・ガス放出口、133・・・ガス排出管、134・・・液体注入管、134a・・・吐出ノズル、135・・・液体排出管、136・・・ドレン配管、137・・・センサ装着口、141〜143・・・傾斜リング状の整流板、144・・・羽根付き整流板、145,146・・・羽根付き整流板、151・・・容器本体、152・・・ホッパ、153・・・衝突緩和板、153a・・・受け皿部、153b・・・扇形貫通孔、154・・・放水管、155・・・ドレン抜き、156・・・ガス抜き管、157・・・圧力モニタリング用配管、158・・・空気抜き弁、A・・・水槽、B・・・水槽、C・・・酸素ボンベ、D・・・酸素溶解装置、E・・・消泡装置。

Claims (4)

  1. (1)容器内に酸素を充填すると共に、当該容器内壁から突設させた整流板の上面に沿って流れた後に当該整流板の縁からカーテン状の水幕を形成しつつ落下する様に原水を供給することによって酸素溶解水を製造する酸素溶解装置と、
    (2)当該酸素溶解装置で製造された酸素溶解水を水環境改善対象水域に対して供給する酸素溶解水供給装置と
    を備えると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システム。
    (1A)前記酸素溶解装置は、前記整流板の下側の空間に放出口を位置させた酸素ガス供給管と、前記容器の天井部付近に開口させたガス抜き管とを備え、運転中は、前記ガス抜き管を常時開放にすると共に前記酸素ガス供給管から酸素ガスを連続的に供給する連続運転制御装置を備えていること。
    (1B)前記酸素溶解装置は、前記容器内の水面位置を前記整流板の下部に収まる様に維持する水位維持機構を備え、前記酸素ガス供給管の放出口が、前記水位維持機構によって維持されている水面とその直上の整流板との間に位置する様に構成したこと。
  2. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載の酸素溶解水供給システム。
    (2A)前記酸素溶解水供給装置は、前記水環境改善対象水域の底層部へと前記酸素溶解水を放出する底層放出装置を備えると共に、該底層放出装置と前記酸素溶解装置との間に、当該酸素溶解装置から排出される酸素溶解水を容器の上部から注入し、当該容器の下部から排出するまでの間に当該容器内で螺旋流を形成させるホッパを有するサイクロン式消泡装置を備えていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項に記載の酸素溶解水供給システム。
    (3)前記水環境改善対象水域の底層部の原水を汲み上げる汲み上げ装置と、該汲み上げ装置によって汲み上げられた原水を一旦蓄える原水タンクと、該原水タンクから前記酸素溶解装置へと原水を供給する原水供給装置と、前記酸素溶解装置に対して酸素ガスを連続的に供給する酸素ガス生成装置と、前記サイクロン式消泡装置の上部から放出される酸素ガスを前記原水タンク内にエアレーションするエアレーション装置とを備えていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項3に記載の酸素溶解水供給システム。
    (4)前記汲み上げ装置は、前記水環境改善対象水域の躍層の下側の層から原水を汲み上げる様に汲み上げ口が設置されると共に、前記底層放出装置は、前記水環境改善対象水域の躍層の下側の層へと酸素溶解水を供給する様に放出口が設置されていること。
JP2013066895A 2013-03-27 2013-03-27 水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システム Active JP6068224B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066895A JP6068224B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066895A JP6068224B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014188458A JP2014188458A (ja) 2014-10-06
JP6068224B2 true JP6068224B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=51835346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013066895A Active JP6068224B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6068224B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023162183A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 株式会社大栄製作所 気体置換装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1170392A (ja) * 1997-06-30 1999-03-16 Nippon Sanso Kk 好気性水処理装置
JP2006136759A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Yokogawa Electric Corp 気体溶解水供給システム
NZ563542A (en) * 2005-05-25 2011-07-29 Univ Arkansas System and method for dissolving gases in fluids and for delivery of dissolved gases
JP5062138B2 (ja) * 2007-12-27 2012-10-31 Jfeエンジニアリング株式会社 散気装置の洗浄方法
JP5932263B2 (ja) * 2011-07-28 2016-06-08 株式会社大栄製作所 気体溶解装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014188458A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7531099B1 (en) Water surge interface slot for three phase separator
US7494534B2 (en) Method, device, and system for controlling dissolved amount of gas
AU2006307506A1 (en) A well fluid separator tank for separation of fluid comprising water, oil and gas, use of such a tank, and a method for separating a well fluid including water, oil, and gas
US9707534B2 (en) Antibubble generator and preparation method
JP3758471B2 (ja) ガス溶解装置
JP2010155192A (ja) 気液分離器及びそれを備えた気体溶解器
JP5932263B2 (ja) 気体溶解装置
JP5326377B2 (ja) 窒素置換式脱酸素装置
KR100777324B1 (ko) 수면 부상식 스키머
JP6068224B2 (ja) 水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システム
US5954955A (en) Oil-water recovering and separating apparatus
CN205815201U (zh) 一种气提排泥装置
CN103801117B (zh) 一种蛋白液泡沫消除系统及工艺
JP4072334B2 (ja) 油水分離装置
JP2009273970A (ja) 油水分離装置
JP4938902B2 (ja) 汚水攪拌バルブ及びこれを用いたポンプユニット
WO2016113877A1 (ja) 気体置換装置
JP2008000725A (ja) 油水分離装置
CN204384907U (zh) 污水处理用立式分离器
CN212151678U (zh) 一种排泥自动控制的溶气气浮装置
CN215800657U (zh) 一种无动力纸浆除气装置
CN216005286U (zh) 一种分离式全自动隔油设备
JPH0429703A (ja) アキュムレータ
JP6797386B1 (ja) 気体溶解装置
JP4072507B2 (ja) 油水分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6068224

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250