JP6068012B2 - 道床形状計測方法、道床形状計測装置および車両 - Google Patents

道床形状計測方法、道床形状計測装置および車両 Download PDF

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Description

この発明は道床形状計測方法、道床形状計測装置および車両に関し、例えば、営業車両を用いて道床肩部のバラスト形状の計測に適用して好適な道床形状計測方法および道床形状計測装置ならびにこの道床形状計測装置を有する車両に適用して好適なものである。
鉄道事業者にとってレール(軌道)の座屈は、列車の安全と性能に関わる重要な問題である。座屈を引き起こす主な原因はレールの高温化である。特に、夏期の快晴、晴天時にはレールの温度が著しく上昇し、レールの座屈が起きる危険性が高まる。即ち、温度上昇により、レール内部にレール長さ方向の圧縮の熱応力に基づく軸力が発生するため、枕木(マクラギ)ごとレールに直角な方向(この方向を横方向とする)に移動しようとする。この横方向の動きが座屈である。図10に示すように、有道床軌道では、路盤101上に設置された道床バラスト102の上面に設けられた凹部に枕木103を埋め、その上にレール104を敷設する。道床バラスト102の上面の凹部に枕木103を埋めることにより、この枕木103の横方向の移動に対する抵抗力を持たせている。この抵抗力を道床横抵抗力と呼んでおり、座屈防止のための重要な手段となっている。
適切な道床横抵抗力を得るためには、図11に示す道床肩部分の道床バラスト102に設けられる隆起部(以下、必要に応じて「道床余盛り」または「余盛り」という。)のバラスト量、即ち図11に示す道床肩幅および道床余盛り高さを、必要な道床横抵抗力が得られるよう維持管理する。例えば、線路のカーブ区間や高速で列車が通過する区間では大きな道床横抵抗力が必要であるので、道床肩幅および道床余盛り高さを大きくする。
従来、道床肩幅および道床余盛り高さを計測する方法として次の(1)、(2)の方法がある。
(1)道床横抵抗力を直接測定する方法
レール104の座屈防止のためには、道床横抵抗力を直接計測するのが最も有効であるが、そのために、枕木103とレール104とを固定しているボルト(図示せず)をはずし、ジャッキなどでレール104に圧力を加えて、その圧力と枕木103の移動量とから道床横抵抗力を求める。
この方法は、線路のある特定のポイントの道床横抵抗力を知りたい場合には効果的な方法であるが、人手と時間を要するために、長距離にわたる道床横抵抗力の測定には適していないばかりでなく、列車の運行が頻繁な営業線での測定には適していない。
(2)道床横抵抗力を間接的に推定する方法
道床横抵抗力と道床形状(道床肩幅および道床余盛り高さ)との間には一定の相関関係がある。従って、道床形状を計測することによって、間接的に道床横抵抗力を推定することができる。
従来、道床形状計測は、治具とメジャーを使って人間が手作業で計測するか、レーザーを用いて機械的に計測するのが一般的である。このうち手作業による計測は工事などを行った際にスポット的に行うものであり、長距離にわたる営業線全体の日常メンテナンスとして実施するのは困難である。
レーザーによる計測方式には、飛行時間(Time of Flight;TOF)方式および光切断方式がある。前者はレーザーパルスの反射時間から対象物までの距離を計測する方式であり、面状の対象物を計測するためにはスポット光をミラーでスキャンする。後者は大出力のレーザー光をライン状に広げて対象物に照射し、それをカメラで撮影する方式である。いずれの方式も道床を面的に計測することができるので長距離の営業線全体を計測するのに適しており、計測精度も優れているが、レーザー発振器とそのスキャニング装置が高価で大型となること、レーザー光を発射するため搭載できる車両は試験車や計測車など限定された車両となり、一般の営業車両への搭載は難しいことなどの欠点がある。
また、レーザー方式で得られる画像はレーザー光源から対象物までの距離情報を持った特殊な画像(距離画像と呼ばれる)であるため、人間がその画像から道床形状を再確認しようとしても困難である。さらに、道床形状の維持管理は、図11に示す通り、枕木103の端を原点とした道床肩幅および道床余盛り高さを管理することによって行われるが、レーザー方式では枕木103および道床バラスト102の一体としての形状データが得られるのみで、枕木103の端を検出することができないので、道床肩幅や道床余盛り高さといった管理データとの対応付けが困難である。
一方、軌道道床のバラスト状態の検査を効率化することを目的として、道床肩部のバラスト状態検査装置が提案されている(特許文献1参照。)。このバラスト状態検査装置では、レーザスポットを道床の両肩部にそれぞれ照射し、その反射光をそれぞれTVカメラで撮像することにより道床肩部のバラスト状態を検査するとされている。しかしながら、このバラスト状態検査装置は、装置が大掛かりになり、検査コストが高くつくことや、軌道検測車を用いなければならず営業車両での使用は困難であるなどの点で難点がある。
特開平7−294443号公報
そこで、この発明が解決しようとする課題は、道床肩幅および道床余盛り高さを、大掛かりな装置を用いることなく、一定の精度でしかも低コストで計測することができ、営業車両でも容易に実施することができる道床形状計測方法および道床形状計測装置を提供することである。
この発明が解決しようとする他の課題は、上記の優れた道床形状計測装置を有する車両を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は、
道床バラストの上面の凹部に埋められた枕木上に敷設された軌道上を走行する車両に少なくとも2台以上の複数のビデオカメラを設置し、
上記車両を走行させながら、道床肩部に上記枕木に隣接して設けられた上記道床バラストの隆起部を上記複数のビデオカメラにより撮影し、上記複数のビデオカメラを用いた多眼視ステレオ法により上記道床バラストの上記隆起部の形状を計測することを特徴とする道床形状計測方法である。
また、この発明は、
道床バラストの上面の凹部に埋められた枕木上に敷設された軌道上を走行する車両に設置される少なくとも2台以上の複数のビデオカメラを有し、
上記車両を走行させながら、道床肩部に上記枕木に隣接して設けられた上記道床バラストの隆起部を上記複数のビデオカメラにより撮影し、上記複数のビデオカメラを用いた多眼視ステレオ法により上記道床バラストの上記隆起部の形状を計測することを特徴とする道床形状計測装置である。
また、この発明は、
道床バラストの上面の凹部に埋められた枕木上に敷設された軌道上を走行する車両に設置される少なくとも2台以上の複数のビデオカメラを有し、
上記車両を走行させながら、道床肩部に上記枕木に隣接して設けられた上記道床バラストの隆起部を上記複数のビデオカメラにより撮影し、上記複数のビデオカメラを用いた多眼視ステレオ法により上記道床バラストの上記隆起部の形状を計測する道床形状計測装置を有することを特徴とする車両である。
典型的には、道床バラストの隆起部、即ち道床余盛りの形状を計測することにより、道床肩幅および道床余盛り高さを計測する。好適には、道床余盛りの形状を計測することにより得られる三次元座標値をビデオカメラのカメラ座標系から道床座標系に変換する。また、この座標変換の計算において、車両の、線路方向の周りの回転により発生する左右方向の動揺による計算誤差の低減を図るために、好適には、車両に車両の前方を撮影するビデオカメラを設置し、このビデオカメラにより撮影された映像から車両の左右方向の動揺を検出し、この検出結果に基づいてその動揺による道床バラストの余盛りの形状の計測誤差を補正する。
道床形状計測装置を搭載する車両は、検測車であっても、営業車両であってもよい。また、道床形状計測装置は、計測を行うときに車両に搭載しても、常時車両に搭載してもよい。
この発明によれば、車両を走行させながら、道床バラストの隆起部、すなわち道床余盛りを複数のビデオカメラにより撮影し、これらのビデオカメラを用いた多眼視ステレオ法により余盛りの形状を計測することにより、道床肩幅および道床余盛り高さを、大掛かりな装置を用いることなく、一定の精度でしかも低コストで簡単に計測することができる。また、この道床形状計測方法および道床形状計測装置は営業車両を用いても容易に実施することができる。
この発明の第1の実施の形態による道床形状計測装置を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による道床形状計測装置のビデオカメラ部を示す側面図および正面図である。 この発明の第1の実施の形態による道床形状計測装置を用いて道床形状計測を行う方法を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による道床形状計測装置におけるカメラ座標系から道床座標系への座標変換を説明するための略線図である。 道床肩付近のバラスト状態を示す図面代用写真である。 この発明の第1の実施の形態による道床形状計測装置におけるカメラ座標系から道床座標系への座標変換を説明するための略線図である。 道床肩付近のバラスト状態を示す図面代用写真である。 カントを説明するための略線図である。 この発明の第2の実施の形態による道床形状計測装置における動揺補正を説明するための略線図である。 道床軌道を示す略線図である。 道床肩幅および道床余盛り高さを説明するための略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について説明する。
〈第1の実施の形態〉
第1の実施の形態による道床形状計測装置および道床形状計測方法について説明する。
図1はこの道床形状計測装置を示す。図1に示すように、この道床形状計測装置は、制御ボックス10、ビデオカメラ部20および制御ボックス10とビデオカメラ部20とを接続する複合ケーブル30から構成されている。
制御ボックス10には、計算ユニット11、GPS受信機12および電池13が内蔵されている。計算ユニット11とGPS受信機12との間はUSBケーブル14により接続されている。電池13は、計算ユニット11およびGPS受信機12にそれぞれケーブル15a、15bを介して電源を供給する。電池13としては、例えば、DC12Vのものが用いられるが、これに限定されるものではない。制御ボックス10には、計算ユニット11を起動する起動用電源のオン/オフを行うメイン電源スイッチ16が、ケーブル15cを介して接続されている。この起動用電源はビデオカメラ部20の電源と連動する。制御ボックス10の表面には、システムモニタ用の小型モニタ17が設けられている。この小型モニタ17はケーブル15dを介して計算ユニット11と接続されている。この小型モニタ17は、ビデオカメラ部20により撮影される画像や計算結果の断面形状などを表示したり、道床余盛り高さが閾値を下回る場合の警告表示を行ったりするのに使用される。計算ユニット11には、USBケーブル18を介して、計測の開始や終了を行う外部ボタン19が接続されている。外部ボタン19としては、USB接続の小型ゲームパッドなどを用いることができるが、これに限定されるものではない。なお、制御ボックス10の表面に計算ユニット11のUSBポートを露出させ、このUSBポートを用いて計測後のデータの抜き取りを行うこともできる。
ビデオカメラ部20の詳細を図2AおよびBに示す。ここで、図2Aはビデオカメラ部20の側面図、図2Bはビデオカメラ部20の正面図である。図2AおよびBに示すように、ビデオカメラ部20は二眼視ステレオ用の2台のビデオカメラ21、22を有する。ビデオカメラ21、22は、ステレオ法により形状計測が可能な適当な距離L(例えば、250mm)離して固定されている。ビデオカメラ21、22はそれぞれレンズ21a、22aを有する。ビデオカメラ21、22の間には汎用USBカメラ23が設けられている。汎用USBカメラ23は列車正面の映像を撮影するためのものである。汎用USBカメラ23の上部には、GPS受信機12用のGPSアンテナ24が設けられている(図1参照)。GPSアンテナ24は、GPSアンテナケーブル25を介してGPS受信機12と接続されている。ビデオカメラ部20の内部中央には3軸加速度センサ26が設けられている。なお、3軸加速度計26の代わりに傾斜計を用いてもよい。ビデオカメラ部20の前面には、列車の先頭車両の運転室ガラス窓への固定が容易なように吸盤27〜29が設けられている。ビデオカメラ部20の下部にはチルト角調整用スリット31が設けられている。また、ビデオカメラ部20の上部にはパン角調整用スリット32が設けられている。複合ケーブル30は、例えば、ビデオカメラ21、22および汎用USBカメラ23の信号伝送用のUSBケーブルを3本、これらのビデオカメラ21、22および汎用USBカメラ23の電源(例えば、DC5V)供給用のケーブルを1本含む。
この道床形状計測装置の使用方法、即ち道床形状計測方法について説明する。
まず、以下の(1)〜(9)の順序で道床肩部を撮影する。
(1)図3に示すように、レール104上を走行する車両50の運転席前方窓ガラスに、道床形状計測装置のビデオカメラ部20を吸盤27〜29で固定する。
(2)メイン電源スイッチ16をオンにし、小型モニタ17で道床形状計測装置の起動を確認する。
(3)小型モニタ17に表示されるメニューから「撮影」を選択する。
(4)計測対象の余盛り部分が正しく視野に入るようにビデオカメラ部20をパン、チルトさせて調整を行う(小型モニタ17でライブ画像を確認する)。
(5)小型モニタ17に表示される計測ボタンを押し、計測を開始する
(6)計算ユニット11には以下の映像および信号情報が入力されて記録される。
・GPS受信機12からの緯度経度情報
・ビデオカメラ21、22により撮影された道床肩部分の映像
・汎用USBカメラ23からの列車正面映像
・3軸加速度センサ26からの加速度データ
(7)計算ユニット11では、どの地点の道床形状を計測しているか分かるように、GPS受信機12からの緯度経度情報から算出したキロ程と、計測後にカメラ座標系から道床座標系への座標変換(図4参照)が可能になるように3軸加速度センサ26からの加速度データとビデオカメラ21、22により撮影された映像、汎用USBカメラ23により撮影された映像との対応付けを行う。
(8)計測ボタンを押し、撮影を終了する。
(9)メイン電源スイッチ16をオフにする。
撮影が終了したら、道床形状計測装置を取り外して事務所に持ち帰り、以下の(1)〜(9)の順序で、道床余盛り形状の計算を実施する。
(1)メイン電源スイッチ16をオンにし、小型モニタ17で道床形状計測装置の起動を確認する。
(2)小型モニタ17に表示されるメニューから「形状計算」を選択
(3)撮影開始時の画面からレール方向を指定(道床肩付近のバラスト状態を示す図5の矢印で示す方向)する。このレール方向が道床座標系におけるY軸の方向となる(図4、図6参照)。図5において四角で囲われた部分は形状計算を実施する領域である。
(4)平坦地で列車が停止している状態から得られた3軸加速度センサ26からの3軸方向の加速度から重力軸方向を計算し、平坦地におけるカメラ画像上での地平面に対する姿勢、即ち、道床座標系のZ軸を求める(図4、図6参照)。
(5)図7において四角で囲われた部分の左下隅に示すように、画像処理により枕木端の中心を抽出する。これが道床座標系の原点であり、上記で求めたY軸、Z軸およびY−Z平面と直交するX軸が道床座標系の各軸となる。
(6)ビデオカメラ21、22の映像に対して二眼視ステレオ法を適用して道床余盛りの三次元形状計算を実施し、カメラ座標系での三次元座標値を求める。具体的には、カメラ座標系の三次元座標値を(5)で求めた枕木端の中心を原点とする道床座標系に座標変換する。座標変換後、Y=0のX−Z平面が道床余盛り断面であり、Z=0となるXの値が道床肩幅であり、Zの最大値が道床余盛り高さとして得られる。
(7)上記で求めた道床肩幅、道床余盛り高さをあらかじめ与えられた閾値と比較して、閾値に達しない場合は警報を画面あるいはファイルに出力する。
(8)上記(5)から(7)までを必要とする枕木毎に、レール104の全線にわたり繰り返し計算を行う。
(9)警報が表示された場合には、オペレータは本装置が計測した道床肩幅および道床余盛り高さの数字情報を確認することができると同時に、図7のような実際の撮影画像を見ることができるので、より正確な判断を下すことができる。
以上のように、この第1の実施の形態によれば、道床バラスト102の上面の凹部に埋められた枕木103上に敷設されたレール104上を走行する車両50に、2台のビデオカメラ21、22を有するビデオカメラ部20を備えた道床形状計測装置を設置し、レール104上を車両50を走行させながら、道床肩部に枕木103に隣接して設けられた道床バラスト102の余盛りをビデオカメラ21、22により撮影し、これらのビデオカメラ21、22を用いた二眼視ステレオ法により余盛り形状を計測するようにしている。このため、道床肩幅および道床余盛り高さを、大掛かりな装置を用いることなく、一定の精度でしかも低コストで簡単に計測することができる。また、この道床形状計測方法および道床形状計測装置は営業車両を用いて容易に使用することができる。また、ビデオカメラ21、22により得られる可視画像を用いているため、計測結果を人間が見て確認したい場合には、該当の映像を見ることにより、計測結果の確認を容易に行うことができる。例えば、道床肩付近で土木工事中であったり、線路脇にコンクリート製の構造物があったり、何らかの機材や資材がおいてあったりすると大きく異なる形状計測となり、人間の再確認が必要となるが、この第1の実施の形態によれば、このような場合にも容易に対処することができる。
また、この第1の実施の形態によれば、次のような利点も得ることができる。即ち、図8に示すように、レール104のカーブ区間では、通過する列車に向心力を与えるため、道床全体をある角度傾けている。この傾きθをカントという。カントのある区間では道床座標系のZ軸もカントθだけ傾ける必要がある。これに対し、この第1の実施の形態では、車両50に取り付けたビデオカメラ21、22は車両50と一緒にカント相当の角度分傾くために自動的にZ軸も傾くことになることから、特にカント対策は不要である。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態による道床形状計測装置および道床形状計測方法について説明する。
上述のように、カントは、道床そのものが傾いている場合には、自動的に傾いたZ軸を使って道床座標系に変換することにより特に対策は不要であるが、車両の動揺(ローリング、即ちY軸の周りの回転による左右方向の動揺)は、道床は傾いていないが、ビデオカメラ21、22は傾いていてZ軸も傾いた状態であり、計算誤差の大きな要因となり得る。
そこで、第2の実施の形態においては、車両50のローリングによる計算誤差の低減を図るために、汎用USBカメラ23から得られる列車正面映像の回転から、ローリング角を算出してそれを補正角とすることにより上記の誤差発生を回避する。なお、カントによる傾きとローリングによる傾きとは周波数が互いに大きく異なるので、両者の識別は容易である。
第2の実施の形態による道床形状計測装置の具体的な構成例を図9に示す。図9に示すように、汎用USBカメラ23から得られる列車の前方映像からの列車動揺補正値計算を行い、列車動揺補正後の余盛り座標系の三次元形状座標値より道床肩幅および道床余盛り高さを算出する。
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な利点に加えて、車両50のローリングによる計算誤差の低減を図ることができるので、道床肩幅および道床余盛り高さを、より高い精度で計測することができるという利点を得ることができる。
以上、この発明の実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施の形態において挙げた数値、構造、構成、形状などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれらと異なる数値、構造、構成、形状などを用いてもよい。
具体的には、第1の実施の形態においては、2台のビデオカメラ21、22を用いた二眼視ステレオ法を用いているが、3台以上のビデオカメラを用いた多眼視ステレオ法を用いてもよい。また、第1の実施の形態においては、GPS受信機12からの緯度経度情報を基にキロ程を算出する方法を用いたが、他の方法、例えば車両の車輪の回転パルスから移動距離を積算する方法を用いてもよい。
10…制御ボックス、11…計算ユニット、12…GPS受信機、13…電池、16…メイン電源スイッチ、17…小型モニタ、20…ビデオカメラ部、21、22…ビデオカメラ、23…汎用USBカメラ、24…GPSアンテナ、26…3軸加速度センサ、27〜29…吸盤、50…車両、101…路盤、102…道床バラスト、103…枕木、104…レール

Claims (6)

  1. 道床バラストの上面の凹部に埋められた枕木上に敷設された軌道上を走行する車両に少なくとも2台以上の複数のビデオカメラおよび3軸加速度センサを設置し、
    上記車両を走行させながら、道床肩部に上記枕木に隣接して設けられた上記道床バラストの隆起部を上記複数のビデオカメラにより撮影し、
    撮影開始時の画面からレール方向を指定して道床座標系におけるY軸の方向とし、
    平坦地で上記車両が停止している状態から得られる上記3軸加速度センサからの3軸方向の加速度から重力軸方向を計算して道床座標系のZ軸を求め、
    画像処理により枕木端の中心を抽出して道床座標系の原点とするとともに、上記Y軸、上記Z軸およびY−Z平面と直交する軸をX軸とし、
    上記複数のビデオカメラの映像に対して多眼視ステレオ法を適用して上記道床バラストの隆起部の三次元形状計算を実施することによりカメラ座標系での三次元座標値を求め、このカメラ座標系の三次元座標値を上記枕木端の中心を原点とする道床座標系に座標変換することにより上記道床バラストの上記隆起部の肩幅および高さを計測することを特徴とする道床形状計測方法。
  2. 上記車両に上記車両の前方を撮影するビデオカメラを設置し、このビデオカメラにより撮影された映像から上記車両の左右方向の動揺を検出し、この検出結果に基づいて上記動揺による上記道床バラストの上記隆起部の形状の計測誤差を補正することを特徴とする請求項1記載の道床形状計測方法。
  3. 計算ユニットおよびこの計算ユニットと接続されたGPS受信機を有する制御ボックスと、上記複数のビデオカメラおよび上記3軸加速度センサを有するビデオカメラ部とを有する道床形状計測装置を用い、
    上記車両の運転席前方の窓ガラスに上記ビデオカメラ部を取り外し可能に固定するとともに、上記制御ボックスを上記車両に設置して上記制御ボックスと上記ビデオカメラ部とを複合ケーブルにより接続し、
    上記複数のビデオカメラにより撮影された上記道床バラストの上記隆起部の映像、上記GPS受信機からの緯度経度情報および上記3軸加速度センサからの3軸方向の加速度データを上記計算ユニットに入力して、上記GPS受信機からの緯度経度情報から算出したキロ程と、上記3軸加速度センサからの3軸方向の加速度データおよび上記複数のビデオカメラにより撮影された上記道床バラストの上記隆起部の映像との対応付けを行うことを特徴とする請求項1または2記載の道床形状計測方法。
  4. 道床バラストの上面の凹部に埋められた枕木上に敷設された軌道上を走行する車両に設置される少なくとも2台以上の複数のビデオカメラおよび3軸加速度センサを有し、
    上記車両を走行させながら、道床肩部に上記枕木に隣接して設けられた上記道床バラストの隆起部を上記複数のビデオカメラにより撮影し、
    撮影開始時の画面からレール方向を指定して道床座標系におけるY軸の方向とし、
    平坦地で上記車両が停止している状態から得られる上記3軸加速度センサからの3軸方向の加速度から重力軸方向を計算して道床座標系のZ軸を求め、
    画像処理により枕木端の中心を抽出して道床座標系の原点とするとともに、上記Y軸、上記Z軸およびY−Z平面と直交する軸をX軸とし、
    上記複数のビデオカメラの映像に対して多眼視ステレオ法を適用して上記道床バラストの隆起部の三次元形状計算を実施することによりカメラ座標系での三次元座標値を求め、このカメラ座標系の三次元座標値を上記枕木端の中心を原点とする道床座標系に座標変換することにより上記道床バラストの上記隆起部の肩幅および高さを計測することを特徴とする道床形状計測装置。
  5. 計算ユニットおよびこの計算ユニットと接続されたGPS受信機を有する制御ボックスと、上記複数のビデオカメラおよび上記3軸加速度センサを有するビデオカメラ部とを有し、
    上記車両の運転席前方の窓ガラスに上記ビデオカメラ部を取り外し可能に固定するとともに、上記制御ボックスを上記車両に設置して上記制御ボックスと上記ビデオカメラ部とを複合ケーブルにより接続し、
    上記複数のビデオカメラにより撮影された上記道床バラストの上記隆起部の映像、上記GPS受信機からの緯度経度情報および上記3軸加速度センサからの3軸方向の加速度データを上記計算ユニットに入力して、上記GPS受信機からの緯度経度情報から算出したキロ程と、上記3軸加速度センサからの3軸方向の加速度データおよび上記複数のビデオカメラにより撮影された上記道床バラストの上記隆起部の映像との対応付けを行うことを特徴とする請求項4記載の道床形状計測装置。
  6. 道床形状計測装置を有する車両であって、
    上記道床形状計測装置は、
    道床バラストの上面の凹部に埋められた枕木上に敷設された軌道上を走行する車両に設置される少なくとも2台以上の複数のビデオカメラおよび3軸加速度センサを有し、
    上記車両を走行させながら、道床肩部に上記枕木に隣接して設けられた上記道床バラストの隆起部を上記複数のビデオカメラにより撮影し、
    撮影開始時の画面からレール方向を指定して道床座標系におけるY軸の方向とし、
    平坦地で上記車両が停止している状態から得られる上記3軸加速度センサからの3軸方向の加速度から重力軸方向を計算して道床座標系のZ軸を求め、
    画像処理により枕木端の中心を抽出して道床座標系の原点とするとともに、上記Y軸、上記Z軸およびY−Z平面と直交する軸をX軸とし、
    上記複数のビデオカメラの映像に対して多眼視ステレオ法を適用して上記道床バラストの隆起部の三次元形状計算を実施することによりカメラ座標系での三次元座標値を求め、このカメラ座標系の三次元座標値を上記枕木端の中心を原点とする道床座標系に座標変換することにより上記道床バラストの上記隆起部の肩幅および高さを計測することを特徴とする車両。
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