JP6067371B2 - 固液分離装置の集水孔形成方法 - Google Patents

固液分離装置の集水孔形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6067371B2
JP6067371B2 JP2012280869A JP2012280869A JP6067371B2 JP 6067371 B2 JP6067371 B2 JP 6067371B2 JP 2012280869 A JP2012280869 A JP 2012280869A JP 2012280869 A JP2012280869 A JP 2012280869A JP 6067371 B2 JP6067371 B2 JP 6067371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water collecting
inner tube
cylindrical screen
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012280869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014124538A (ja
Inventor
岳志 山川
岳志 山川
正人 西脇
正人 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Swing Corp
Original Assignee
Swing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Swing Corp filed Critical Swing Corp
Priority to JP2012280869A priority Critical patent/JP6067371B2/ja
Publication of JP2014124538A publication Critical patent/JP2014124538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6067371B2 publication Critical patent/JP6067371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

本発明は、分離対象の固体(例えば微生物を担持させた担体等)の流出を阻止しながら処理水を通過させる固液分離装置の集水孔形成方法に関するものである。
従来、微生物を担持させた多数の担体を処理槽内の処理水中に浮遊させ、前記微生物によって処理水を処理する方式の水処理装置が利用されている。そして処理が終わった処理水は、この処理槽から流出させて他の処理槽等に導入するが、このとき前記担体が排水と共に流出しないように、処理槽の流出口には平板状のスクリーンが設置されていた。
しかし平板状のスクリーンは、これを洗浄する際、これを水中に設置したままでは底側の部分(水深の深い部分)が没水したままで洗浄できない、あるいは、手が届かないので、全て水中から引き上げて洗浄する必要があり、その維持管理面で大きな負担となっていた。
一方近年、上記維持管理の負担を軽減するため、自動で洗浄することが可能な筒状スクリーンが利用されている(例えば特許文献1)。筒状スクリーンはこれを回転可能に構成することで、その上部を水面上に露出した状態で筒状スクリーンを回転させ、水面上に露出した部分を洗浄していくことでその全面を容易に洗浄できるので、維持管理性の大幅な向上が図れる。
特開平8−318289号公報
しかしながら上記筒状スクリーンも大きな課題を抱えていた。それは筒状スクリーンの場合、そのスクリーン全面の各所での均等な流速による集水が困難な点である。
即ち、平板状スクリーンの場合、流出口がその全面であることから、その場所によって流出する処理水の流速が変わることは少ないので、平板状スクリーンの全面から略均等に処理水が流出する。
一方筒状スクリーンは、その構造上、その両端(又は一端)から処理水を流出させるため、流出口に近い個所、即ち筒状スクリーンの両端(又は一端)近傍に水が集まる現象が起きる(すなわち、流速が速くなる)。この現象は筒状スクリーン上に偏流をもたらし、水が多く集まる場所に担体が集まり、閉塞の原因になる。
上記筒状スクリーンの問題を解決するため、例えば特許文献1においては、筒状スクリーンの内部に一定間隔で集水孔を有するパイプを配設してなる構造の集水装置(担体流出防止装置)を提案している。このように構成すれば、集水孔通過時の圧力損失が高められ、流出口から最も遠い場所と近い場所それぞれの集水孔からの透水量の間に差が生じにくくなる。そして、この集水装置の長さが長ければ長いほど、均等集水するためには、集水孔での高い圧力損失、つまり集水孔の孔径をより小さい寸法にする、あるいは、集水孔の数を少なくすること、すなわち開口面積の合計を小さくすることが必要になる。
しかし集水孔の孔径を小さくすると(開口面積の合計を小さくすると)、集水孔通過時の圧力損失が大きくなるため、流出口から排出しなければならない最大流量を確保するためには、処理槽の許容最大水位から集水装置を設置した設置位置までの水位差(水位高低差)を大きくする必要がある。
処理槽を新設する場合は、その圧力損失を見込んだ水位差を付けることは可能であるが、既設の処理槽の集水装置を改造する場合(例えば従来の平板状スクリーンや集水孔付きパイプを内蔵しない筒状スクリーンから、集水孔付きパイプを内蔵した筒状スクリーンに改造する場合)や既設の処理槽に担体を新規に投入するために集水装置を新設する必要がある場合は、現状の処理槽で付けることが許容される水位差内、または、処理槽水深で集水装置を設置することが必要となり、このため徒に圧力損失を大きくすることはできない。特に全地下施設の場合は、処理槽で付けることが許容される水位差に余裕がないことが多く、全地下施設に集水孔付きパイプを内蔵した筒状スクリーンを設置することは非常な困難を伴う。
また処理槽を新設する場合でも、前記集水孔の圧力損失を見込んだ水位差を付けると、それだけ処理槽の深さを深くしなければならず、工事に要する費用が増大する等の問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、筒状スクリーンを用いた、均等集水が図れると共に、スクリーン全体としてスクリーン通過時の圧力損失を小さく保てる固液分離装置の集水孔形成方法を提供することにある。
本発明に用いる固液分離装置は、分離対象の固体の流出を阻止しながら処理水を通過させる筒状スクリーンと、前記筒状スクリーンの内部に設置され且つ表面に多数の集水孔を設けることで前記筒状スクリーンを通過した処理水を前記集水孔から内部に導入して両端又は片端の流出口から流出させる内筒管とを具備して構成され、さらに前記内筒管に設ける集水孔を、流出口から遠い位置での内筒管単位面積当たりの集水孔の開口面積よりも、流出口に近い位置での内筒管単位面積当たりの集水孔の開口面積の方を小さくなるように形成している。分離対象の固体の一例としては、微生物を固定化した担体等がある。また固液分離装置の一例としては、前記微生物を固定化した担体を処理水中に浮遊状態で保持する処理槽の処理水流出位置に取り付けられる担体流出防止装置等がある。
このように内筒管に設ける集水孔の内筒管単位面積当たりの開口率を、流出口方向に向かって低くしていくことにより、本来処理水の流れ易い流出口近傍の圧力損失を高めて流れにくくし、筒状スクリーン全体の均等集水を図ることができる。この手法によって内筒管全体に一律の高い圧力損失を与えることなく、内筒管全体としては低い圧力損失で、筒状スクリーン全体の均等集水を達成することができる。
これは、既設の処理槽を改造する場合のように、予め処理槽で許容される水位差が決定されている場合には有効で、全地下式の既設処理槽の改造には特に有効である。また処理槽を新設する場合においても、必要な水位差を低減して、水槽を浅くすることができるため、土木工事費用の低減を図ることができる。
特に流量の時間変動が大きい下水道分野では大きな効果を発揮する。何故なら最大水量時を想定して筒状スクリーン通過前後の水位差を考慮する必要があるが、最低水量時に均等配分できるように、従来のように内筒管に均一に配置した同一直径の集水孔の直径寸法を小さくすると、最大水量時にはスクリーン全体で大きな圧力損失が付き、通常時に必要な筒状スクリーン通過前後の水位差に比べて、過大な水位差が必要になってしまう。これに対して本発明によれば、内筒管に形成する集水孔の内筒管単位面積当たりの開口面積を、集水口からの距離に応じて変更することで、最低水量時でも均等配分できると同時に、集水孔全体の合計開口面積は大きく取れるので、最大水量時を想定したときの筒状スクリーン全体の圧力損失を小さくすることもできる。
ここで前記内筒管に設ける集水孔の内筒管単位面積当たりの開口面積の変更は、各集水孔の孔径を同一として集水孔の内筒管単位面積当たりの数を変更するか、或いは、集水孔の数は同一として各集水孔の孔径を変更するか、或いは各集水孔の孔径を変更しながら、同時に集水孔の内筒管単位面積当たりの数を変更することで行うのが好ましい。
また前記筒状スクリーンは回転可能に構成されると共にその天頂部を気相に露出して設置され、一方前記筒状スクリーンの上方には、前記気相に露出した筒状スクリーンの面に洗浄水を供給して洗浄する洗浄手段を設置することが好ましい。筒状スクリーンの回転と洗浄水による洗浄は、連続運転で継続して行っても良いし、定期的に行っても良いし、必要になった場合のみに行っても良い。このように構成すれば、分離対象の固体の筒状スクリーンへの付着・閉塞が、前記筒状スクリーン全体の均等集水による効果との相乗効果によって、さらに効果的に防止できると共に、微生物や原生動物の筒状スクリーン表面での増殖及びそれに起因する筒状スクリーンの閉塞を防止することができる。
そして本発明にかかる固液分離装置の集水孔形成方法は、分離対象の固体の流出を阻止しながら処理水を通過させる筒状スクリーンと、前記筒状スクリーンの内部に設置され且つ表面に多数の集水孔を設けることで前記筒状スクリーンを通過した処理水を前記集水孔から内部に導入して両端又は片端の流出口から流出させる内筒管とを具備し、さらに前記内筒管に設ける集水孔は、流出口から遠い位置での内筒管単位面積当たりの開口面積よりも、流出口に近い位置での内筒管単位面積当たりの開口面積の方を小さく形成してなる固液分離装置の集水孔形成方法であって、前記固液分離装置が設置される処理槽から前記処理水がオーバーフローしないで前記固液分離装置の流出口から流出させるのに必要な集水孔の許容最低全面積aを求め、前記許容最低全面積a、あるいはそれよりも大きい値を集水孔の合計の開口面積と定め、この合計の開口面積を一定に維持しながら、且つ流出口から遠い位置での集水孔の内筒管単位面積当たりの開口面積よりも、流出口に近い位置での集水孔の内筒管単位面積当たりの開口面積の方が小さくなるように、集水孔の各内筒管部分での内筒管単位面積当たりの開口面積を決定していくことを特徴としている。この手法によって、内筒管全体としては低い圧力損失で、筒状スクリーン全体の均等集水を達成することが容易に行えるようになる。この方法に依らず、許容最低全面積aを内筒管上に集水孔開口として均等に配置した場合は、圧力損失は同等であるものの、筒状スクリーンの各所における通過流速は、流出口近傍で速く、遠くなるほど遅くなる現象を起こし易い。
ここで前記集水孔の許容最低全面積aの算出は、前記処理槽の最高許容水位から前記内筒管流出後の水位までの差(あるいは、内筒管を通過させるために使用可能な水位差)をH、処理槽から内筒管内に流入する最大流入量をQとし、水位差Hの時に集水孔に導入される処理水の流速vを求め、これら最大流入量Qと処理水の流速vを、式〔a=Q/v〕に代入することで行うことが好ましい。この手法によって、最適な集水孔の許容最低全面積aを求めることができる。
さらに前記固液分離装置を設置した処理槽を有して水処理装置を構成することが好ましい。水処理装置には、下水処理装置、工業用水処理装置、農業用水処理装置、浄水用処理装置、その他各種の水処理装置があり、分離対象の固体を処理水中に浮遊状態で保持する処理槽を有する水処理装置全般が含まれる。
本発明によれば、均等集水が図れると共に、スクリーン全体としてスクリーン通過時の圧力損失を小さく保てる、筒状スクリーンを用いた固液分離装置の集水孔形成方法を提供することができる。
担体流出防止装置1の斜視図である。 担体流出防止装置1の分解斜視図である。 図3は内筒管50の正面図である。 微生物固定化担体浮遊式汚水処理装置100の概略平面図である。 微生物固定化担体浮遊式汚水処理装置100の概略側断面図である。 内筒管50を用いた担体流出防止装置1Aと、従来の内筒管を用いた担体流出防止装置それぞれにおける、装置各部の処理水流入速度を矢印で示す図である。 内筒管50を用いた担体流出防止装置1Aと、従来の内筒管を用いた担体流出防止装置それぞれにおける、装置各部の処理水流入速度の測定値を示す図である。 最高水位から内筒管50流出後の水位までの水位差Hから各集水孔51に流入する処理水の平均流速vを求める方法の説明図である。 担体流出防止装置1−2の斜視図である。 担体流出防止装置1−2に用いる内筒管50−2の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる担体流出防止装置(固液分離装置)1の斜視図、図2は担体流出防止装置1の分解斜視図である。これらの図に示すように担体流出防止装置1は、筒状スクリーン10の内部に内筒管50を収納・設置して構成されている。この例で示す担体流出防止装置1は、図1に示すように、周囲の処理水を筒状スクリーン10の外周全面からその内部に導入した後、内筒管50の両端から流出させる構成となっている。
筒状スクリーン10は多数のリング11を軸方向に狭い間隔を隔てて並列に配列し、その内側にこれらリング11を一体に固定する軸方向に延びるロッド13(図2参照)を取り付けて構成されている。各リング11の間隔、即ち筒状スクリーン10の隙間の大きさは、処理水は通過するが、下記する微生物を固定化した担体121は通過しない大きさに設定されている。隙間寸法は例えば1mm〜4mm程度である。筒状スクリーン10の両端の開口部分には閉鎖部材15(図1,2では手前側のもののみ示す)が取り付けられており、その中央には内筒管50を挿通する開口17が形成されている。なお筒状スクリーン10の形状、構造は上記の形状、構造に限定されず、他の種々の変更が可能であり、要は担体121の通過を阻止しながら処理水を通過させる形状、構造の筒状スクリーンであればよい。
内筒管50は円筒状のパイプであり、その両端が開口された流出口53となっており、またその外周全体に集水孔51を設けて構成されている。集水孔51は図では誇張して大きく記載している(他の各図においても同様)が、実際は10mm〜50mm程度である。集水孔51の形状は円形以外の各種形状であっても良い。
図3は内筒管50の正面図であり、集水孔51の配置状態を示している。同図に示すように、この内筒管50においては、各集水孔51の孔径を同一とした上で、流出口53から遠い位置である中央付近の集水孔51の内筒管単位面積当たりの数よりも、流出口53に近い両端付近の集水孔51の内筒管単位面積当たりの数の方を少なく形成している。即ち内筒管50の中央付近の領域F1に設ける集水孔51の内筒管単位面積当たりの数が最も多く、領域F1の両側付近の領域F2に設ける集水孔51の内筒管単位面積当たりの数をこれより少なくし、さらに内筒管50の両端付近の領域F3に設ける集水孔51の内筒管単位面積当たりの数をさらに少なくするように、集水孔51の内筒管単位面積当たりの開口率を変更している。つまり言い換えれば、内筒管50に設ける集水孔51は、流出口53から遠い位置での内筒管単位面積当たりの開口面積よりも、流出口53に近い位置での内筒管単位面積当たりの開口面積の方が小さくなるように形成されている。本図では、内筒管50上の領域を3種類に分けているが、この数に限定されるものではなく、内筒管50の中央から流出口53まで連続的に変化させることも可能である。また、内筒管50の中間部でも、局所的な透過水量の増加が予想される場合には、その部分を左右の領域に比べて、集水孔51の内筒管単位面積当たりの開口面積を小さくすることも可能である。
そして図2に示す内筒管50を筒状スクリーン10の内部に、両者の中心軸が一致するように収納し、内筒管50の両端を開口17に挿入して固定すれば、図1に示す担体流出防止装置1が構成される。なお、筒状スクリーン10(又は担体流出防止装置1全体)は、これを回転させることができるように構成しておいても良い。
図4は上記担体流出防止装置1(1A,1B)を用いて構成された微生物固定化担体浮遊式汚水処理装置(以下「汚水処理装置」という)100の概略平面図、図5は汚水処理装置100の概略側断面図である。両図に示す汚水処理装置100は、第1,第2の好気処理槽110,130を併設して構成されている。
第1の好気処理槽110内の第2の好気処理槽130側に近い位置には、第1の担体流出防止装置1(以下「1A」とする)が設置されている。第1の担体流出防止装置1Aは、その長手方向が第1の好気処理槽110の幅方向(図4の上下方向。以下同じ)を向き、且つ水面近くに水平に設置されている。第1の担体流出防止装置1Aの両端は、第1の好気処理槽110の左右両側壁に至っており、その内筒管50に接続された配管111が第1の好気処理槽110の外部に引き出され、第2の好気処理槽130の左右両側壁に接続されている。筒状スクリーン10の上部は気相(空気)に露出している。また筒状スクリーン10は図示しない駆動手段によって回転駆動される。筒状スクリーン10の上方には洗浄用ノズル(洗浄手段)60が設置されていて、洗浄液が筒状スクリーン10に向けて噴射される構造となっている。第1の好気処理槽110の底面には水中エアレータ(曝気・攪拌装置)113が設置されており、この水中エアレータ113は配管115によってブロワ117に接続されている。第1の好気処理槽110内には流入管123から処理水119が導入される。第1の好気処理槽110内の処理水119中には多数の担体(分離対象の固体)121が浮遊している。担体121はポリエチレングリコールやポリビニルアルコール等のポリマを主成分とする含水ゲル、或いはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等のプラスチックを粒状に成型したもの、スポンジ状のウレタンフォームやセルローススポンジ等の有機高分子物質または活性炭などの無機物質が使用できるが、微生物の担持能力が高い粒状物であれば必ずしもこれらに限定されない。また、担体の内部に微生物を取り込む包括固定化担体と呼ばれる担体の使用も可能である。担体121の粒径は例えば2mm〜10mm程度である。
第2の好気処理槽130内の第1の好気処理槽110から離れた側の位置には、第2の担体流出防止装置1(以下「1B」とする)が設置されている。第2の担体流出防止装置1Bは、その長手方向が第2の好気処理槽130の幅方向を向き、且つ水面近くに水平に設置されている。第2の担体流出防止装置1Bの両端は、第2の好気処理槽130の左右両側壁内側の上部に設置した流出水路131に至っており、その内筒管50の両端が接続されている。流出水路131の下流側には開口133が設けられている。筒状スクリーン10の上部は気相(空気)に露出している。また筒状スクリーン10は図示しない駆動手段によって回転駆動される。筒状スクリーン10の上方には洗浄用ノズル61が設置されていて、洗浄液が筒状スクリーン10に向けて噴射される構造となっている。第2の好気処理槽130の底面にも水中エアレータ(曝気・攪拌装置)135が設置されており、この水中エアレータ135は配管137によって前記ブロワ117に接続されている。第2の好気処理槽130内には前記配管111によって処理水139が導入され、処理水139中には多数の担体121が浮遊している。
以上のように構成されている汚水処理装置100において、流入管123から第1の好気処理槽110内に流入した処理水119は、水中エアレータ113での曝気と攪拌により、微生物が固定化されている担体121が均一に流動し、処理水119は生物学的に処理される。
次に第1の好気処理槽110で処理された処理水119は、第1の担体流出防止装置1Aの筒状スクリーン10を処理水119だけが通り、内筒管50の集水孔51を通してその内部に導入され、内筒管50の両端から配管111を通して第2の好気処理槽130に導入される。
このとき第1の担体流出防止装置1Aにおいては、前述のように、内筒管50に設ける集水孔51の開口率を、流出口方向、即ち両端方向に向かって低くしているので、本来処理水119の流れ易い両端近傍の圧力損失が高められて流れにくくなり、これによって筒状スクリーン10全体の均等集水が図られる。
図6,図7は上記内筒管50を用いた担体流出防止装置1Aと、均等な分布で集水孔を設けた従来の内筒管を用いた担体流出防止装置それぞれにおける、装置各部の処理水流入速度の状態を示す図である。担体流出防止装置1Aの内筒管50と従来の内筒管に設けられた集水孔の合計面積は同じであり、筒状スクリーン通過時に付く筒状スクリーン全体での圧力損失は、内筒管に設けられた集水孔の合計面積が同一のため、同一の圧力損失となる。図6は担体流出防止装置の各部に流入する処理水の流速を矢印で示しており、実線矢印は上記内筒管50を用いた担体流出防止装置1Aの流速vを示し、点線矢印は上記従来の内筒管を用いた担体流出防止装置の流速v´を示している。また図7は担体流出防止装置の中央を原点として横軸に中央からの距離を示し、縦軸に処理水の流速を示している。図6には図7の横軸に対応する軸が示されており、d(−d)は中央の原点から担体流出防止装置の端部までの距離である。
両図に示すように、本発明に係る担体流出防止装置1Aの流速vはその全長にわたって略均一なのに対し、従来の担体流出防止装置の流速v´はその中央付近では遅く、両端部付近では急速に速くなる。このため従来の担体流出防止装置の場合、前述のように、流出口に近い筒状スクリーン両端に担体が集まり、その部分が閉塞し易くなる。筒状スクリーンの両端近傍部分が閉塞すると、次にその内側部分の流速が早くなり、順次閉塞が進んでしまう。
これに対して本発明に係る担体流出防止装置1Aの場合は、一か所に担体が集まることはないので、何れの部分も閉塞し難くなる。さらに本発明の場合、均等配置された集水孔の径を一律に小さくすることによって(つまり一律の高い圧力損失を与えることによって)担体流出防止装置各部の流速を均一化するのではなく、集水孔51の合計の開口面積は大きく保ったまま、流速の速くなり易い箇所の集水孔51の内筒管単位面積当たりの開口面積を小さくするなど、合計の開口面積は大きく保ったまま、集水孔51の開口率を各部で変更することで各部の流速を均一化するので、全体としては低い圧力損失で、全体の均等集水を達成することができる。
図4,図5に戻って、配管111から第2の好気処理槽130に流入した処理水139は、水中エアレータ135での曝気と攪拌により、微生物が固定化されている担体121が均一に流動し、処理水は生物学的に処理される。
第2の好気処理槽130で処理された処理水139は、第2の担体流出防止装置1Bの筒状スクリーン10を処理水だけが通り、内筒管50の集水孔51を通してその内部に導入され、内筒管50の両端から流出水路131に排出され、開口133から外部に排出される。
そして、この第2の担体流出防止装置1Bの場合も、前記第1の担体流出防止装置1Aの場合と同様に、その全長にわたって低い圧力損失で均等集水が実現されるので、何れの部分も担体121によって閉塞され難くなる。
なお第1,第2の担体流出防止装置1A,1Bにおいて、さらに、筒状スクリーン10を駆動手段によって回転駆動しながら、筒状スクリーン10の空気に露出している部分(天頂部)に前記洗浄用ノズル60,61から洗浄水を吹き付ければ、筒状スクリーン10の表面に付着している担体や増殖した微生物・原生動物・生物膜を洗い落とすことができ、筒状スクリーン10の閉塞をさらに効果的に防止することができる。
次に既設の汚水処理装置に用いている処理槽を改造し、上記従来の平板状スクリーンや筒状スクリーンに代えて、本発明に係る担体流出防止装置1を設置する場合について説明する。例えば既設の汚水処理装置の処理槽に平板状スクリーンが設置されていて、これを本発明に係る担体流出防止装置1に取り換える場合は、平板状スクリーンの部分を閉じ、前記図4に示す第1の担体流出防止装置1Aのように担体流出防止装置1の両端を処理槽の左右両側壁に接続して外部に配管を引き出す構成とすることもできるし、第2の担体流出防止装置1Bのように処理槽の内壁に流出水路を形成して第2の担体流出防止装置1Bの両端を両流出水路に接続する構成とすることもできる。また、例えば既設の汚水処理装置の処理槽に既設の筒状スクリーンが設置されていて、これを本発明に係る担体流出防止装置1に取り換える場合は、既設の筒状スクリーンを、そのまま担体流出防止装置1に取り換えればよい。
一方、既設の処理槽に担体流出防止装置1を設置する場合、処理槽の深さは決まっており、また担体流出防止装置1の設置位置もあまり変更できない場合が多い。このため既設の処理槽の最大許容水位から担体流出防止装置1まで(内筒管通過後の水位まで)の水位差に合わせた内筒管50の集水孔51を形成する必要が生じる。
内筒管50の集水孔51は例えば以下のように設計する。まず既設の処理槽から流出させている最大流出流量Q(m3/s)と、処理槽の最高許容水位から内筒管50を流出した後の水位(例えば担体流出防止装置1Bの場合でいえば、流出水路131の水面)までの水位差H(m)(図8参照)を求める。次に図8に示すように、前記水位差Hから、内筒管50を通過する処理水の許容最大平均流速v(m/s)を求める。即ち許容最大平均流速vは、
v≒(2gCH)1/2 ・・・式(1)
C:係数、g:9.8(m/s2
次に
a≒Q/v ・・・式(2)
から全集水孔51の許容最低全面積a(m2)を求める。
この許容最低全面積aは、処理水が最高許容水位に達した時の最大流出流量をQにするのに必要な集水孔51の全面積であり、言い換えれば、処理水が処理槽から少なくともオーバーフローしないで流出するために必要な集水孔の必要最低全面積である。
そして、前記許容最低全面積aとなるように、各集水孔51の内径と数を算出する。そして図3に示す内筒管50の例では、全ての集水孔51の内径を同一にした上で許容最低全面積aとなる全集水孔51の数を求め、且つ流出口53から遠い位置での集水孔51の内筒管単位面積当たりの数よりも、流出口53に近い位置での集水孔51の内筒管単位面積当たりの数が少なくなるように、集水孔51の各部分での内筒管単位面積当たりの数を決定していく。具体的には例えば前述のように、内筒管50の中央付近の領域F1に設ける集水孔51の内筒管単位面積当たりの数を最も多く、領域F1の両側付近の領域F2に設ける集水孔51の内筒管単位面積当たりの数をこれより少なくし、さらに内筒管50の両端付近の領域F3に設ける集水孔51の内筒管単位面積当たりの数をさらに少なく形成する。
以上のように内筒管50を構成することで、処理槽から最大流出流量Qを排出できてオーバーフローを防止できると同時に、前述のように担体流出防止装置1の長手方向の各部において流入する処理水の流速(流量)をほぼ一定にできる。その結果、筒状スクリーンにおいて、局所的な担体の集中を招くことを防止し、安定的に担体と処理水を分離し続けることができる筒状スクリーンとなる。
なお上記説明では、最大流出流量Qと最大許容水位差Hから許容最低全面積aを算出したが、例えば既設のスクリーンが筒状スクリーン内に集水孔を均一に配設した内筒管を配設した構造であった場合は、既設の内筒管に形成されている集水孔の全面積を求め、これを許容最低全面積aとしてもよい。集水孔の全面積が同じであれば、既設のものと略同一の最大流出流量を流すことが可能であり、また、内筒管で付く圧力損失もほぼ同等とすることができる。その結果、今まで以上に担体の局所的な集中によるスクリーンの閉塞を回避することができる。
以上説明したように、この担体流出防止装置1によれば、内筒管50全体に一律の高い圧力損失を与えることなく、内筒管50全体としては低い圧力損失で、担体流出防止装置1全体の均等集水を達成することができる。
これは、既設の処理槽を改造する場合のように、予め上記許容可能な水位差が決定されていて、これを大きくし難いような場合には有効で、特に水位差を変更するのが困難な全地下式の既設処理槽の改造には有効である。また処理槽を新設する場合においても、筒状スクリーン通過前後の水位差を低減することができるため、土木工事費用の低減を図ることができる。
特に流量の時間変動が大きい下水道分野では大きな効果を発揮する。何故なら最大水量時を想定して水位差(水位高低差)を考慮する必要があるが、筒状スクリーンの通過流速の遅くなる最低水量時に均等配分できるように、従来のように内筒管に均一に配置した同一内径の集水孔全ての内径寸法を小さくすると、最大水量時には大きな圧力損失が付くことになるため、通常時に必要な水位差に比べて、過大な水位差を許容できる処理水槽にする必要が生じてしまう。これに対して、この担体流出防止装置1によれば、内筒管50に形成する集水孔51の内筒管単位面積当たりの開口面積を場所に応じて変更することで最低水量時に均等配分できると同時に、集水孔51全体の開口面積は大きく取れるので、最大水量時を想定したときの水位差を小さくすることができるからである。
図9は流出口を片端のみとした他の実施形態にかかる担体流出防止装置1−2の斜視図である。また図10は担体流出防止装置1−2に用いる内筒管50−2の正面図であり、集水孔51−2の配置状態を示す図である。この担体流出防止装置1−2において、前記図1〜図7に示す担体流出防止装置1と同一又は相当部分には同一符号を付す(但し添え字「−2」を付す)。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図7に示す担体流出防止装置1と同じである。この例で示す担体流出防止装置1−2は、図9に示すように、周囲の処理水を筒状スクリーン10−2の外周全面からその内部に導入した後、内筒管50−2の一端のみから流出させる構成となっている。
即ち内筒管50−2は、流出口53−2を図9の左側端部のみに設け、もう一方の右側端部を閉鎖している。また内筒管50−2は図10に示すように、各集水孔51−2の孔径を同一とした上で、流出口53−2から遠い位置である右端付近の集水孔51−2の内筒管単位面積当たりの数よりも、流出口53−2に近い左端付近の集水孔51−2の内筒管単位面積当たりの数の方を少なく形成している。即ち内筒管50−2の右端付近の領域F4に設ける集水孔51−2の内筒管単位面積当たりの数が最も多く、領域F4の左側付近の領域F5に設ける集水孔51−2の内筒管単位面積当たりの数をこれより少なくし、領域F5の左側付近の領域F6に設ける集水孔51−2の内筒管単位面積当たりの数をこれよりさらに少なくし、さらに内筒管50−2の左端付近の領域F7に設ける集水孔51−2の内筒管単位面積当たりの数をさらに少なくしている。つまりこの例の場合も、内筒管50−2に設ける集水孔51−2は、流出口53−2から遠い位置での内筒管単位面積当たりの開口面積よりも、流出口53−2に近い位置での内筒管単位面積当たりの開口面積の方が小さくなるように形成されている。
この担体流出防止装置1−2は、一般に処理槽の側壁に設けた開口に流出口53−2を設けた側の端部を接続し、その長手方向が処理槽の側壁内面から垂直に処理槽の内側に向かって突出するように設置される。
この担体流出防止装置1−2の場合も、処理槽で処理された処理水は、担体流出防止装置1−2の筒状スクリーン10−2を処理水だけが通り、内筒管50−2の集水孔51−2を通してその内部に導入され、内筒管50−2の流出口53−2から処理槽側壁に設けた開口を通して外部に流出される。そして、この担体流出防止装置1−2においても、前述のように、内筒管50−2に設ける集水孔51−2の開口率を、流出口53−2方向に向かって低くしているので、本来、処理水の流れ易い流出口53−2近傍の圧力損失が高められて流れにくくなり、これによって筒状スクリーン10−2全体の均等集水が図られる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記例では本発明に係る固液分離装置を担体流出防止装置として汚水処理装置の好気処理槽に用いた例を示したが、本発明は汚水に限定されず、例えば農業用水や工業用水、さらには浄水用の処理槽等にも同様に適用できる。なお、汚水には下水の他に、工場排水等の他の各種汚水が含まれる概念である。さらに本発明は、担体流出防止装置のみに使用されるものではなく、処理水中に浮遊するイオン交換樹脂やろ材等、他の各種の固体を分離対象として分離する固液分離装置にも同様に用いることができる。つまり、本発明に係る固液分離装置は、各種水処理装置の処理槽であれば、どのような用途に利用される処理槽にも利用することができる。
また上記例では、集水孔51の内径を一定とし、集水孔51の内筒管単位面積当たりの数を各部で変更することで各部の内筒管単位面積当たりの開口面積を変更したが、その代りに、集水孔の数は一定のまま、各集水孔の孔径を変更するか、或いは各集水孔の孔径を変更しながら、同時に集水孔の内筒管単位面積当たりの数を変更することで、流出口から遠い位置での集水孔の内筒管単位面積当たりの開口面積よりも、流出口に近い位置での集水孔の内筒管単位面積当たりの開口面積の方を小さく形成するように構成しても良い。なお、集水孔51の孔径を小さくすると、その部分で目詰まりする恐れが生じるが、孔径を一定にして、その数の分布を変える場合は、そのような問題が生じない。もちろん孔径を変更する場合において、最も小さい孔径を目詰まりし難い大きさ以上に設定することができれば、そのような問題は生じない。
1 担体流出防止装置(固液分離装置)
10 筒状スクリーン
11 リング
13 ロッド
15 閉鎖部材
17 開口
50 内筒管
51 集水孔
53 流出口
60 洗浄用ノズル(洗浄手段)
100 汚水処理装置(微生物固定化担体浮遊式汚水処理装置、水処理装置)
110 第1の好気処理槽(処理槽)
111 配管
113 水中エアレータ
115 配管
117 ブロワ
119 処理水
121 担体(分離対象の固体)
123 流入管
130 第2の好気処理槽(処理槽)
1A 第1の担体流出防止装置
1B 第2の担体流出防止装置
131 流出水路
133 開口
135 水中エアレータ
137 配管
139 処理水

Claims (2)

  1. 分離対象の固体の流出を阻止しながら処理水を通過させる筒状スクリーンと、前記筒状スクリーンの内部に設置され且つ表面に多数の集水孔を設けることで前記筒状スクリーンを通過した処理水を前記集水孔から内部に導入して両端又は片端の流出口から流出させる内筒管とを具備しさらに前記内筒管に設ける集水孔は、流出口から遠い位置での内筒管単位面積当たりの開口面積よりも、流出口に近い位置での内筒管単位面積当たりの開口面積の方を小さく形成してなる固液分離装置の集水孔形成方法であって、
    前記固液分離装置が設置される処理槽から前記処理水がオーバーフローしないで前記固液分離装置の流出口から流出させるのに必要な集水孔の許容最低全面積aを求め、
    前記許容最低全面積a、あるいはそれよりも大きい値を集水孔の合計の開口面積と定め、この合計の開口面積を一定に維持しながら、
    且つ流出口から遠い位置での集水孔の内筒管単位面積当たりの開口面積よりも、流出口に近い位置での集水孔の内筒管単位面積当たりの開口面積の方が小さくなるように、集水孔の各内筒管部分での内筒管単位面積当たりの開口面積を決定していくことを特徴とする固液分離装置の集水孔形成方法。
  2. 請求項1に記載の固液分離装置の集水孔形成方法であって、
    前記集水孔の許容最低全面積aの算出は、
    前記処理槽の最高許容水位から前記内筒管を流出した後の水位までの水位差をH、処理槽から内筒管内に流入する最大流入量をQとし、
    水位差Hの時に集水孔に導入される処理水の流速vを求め、
    これら最大流入量Qと処理水の流速vを、
    a=Q/v
    に代入することで行うことを特徴とする固液分離装置の集水孔形成方法。
JP2012280869A 2012-12-25 2012-12-25 固液分離装置の集水孔形成方法 Active JP6067371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012280869A JP6067371B2 (ja) 2012-12-25 2012-12-25 固液分離装置の集水孔形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012280869A JP6067371B2 (ja) 2012-12-25 2012-12-25 固液分離装置の集水孔形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014124538A JP2014124538A (ja) 2014-07-07
JP6067371B2 true JP6067371B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=51404522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012280869A Active JP6067371B2 (ja) 2012-12-25 2012-12-25 固液分離装置の集水孔形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6067371B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107088320A (zh) * 2016-02-18 2017-08-25 克利尔科夫系统有限公司 用于增加通过污水处理系统的均匀出水流动的器械和方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11090902B2 (en) 2015-03-30 2021-08-17 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive composition, pressure-sensitive adhesive layer, pressure-sensitive adhesive-layer—attached polarizing film, and image display device
JP7423414B2 (ja) * 2020-05-15 2024-01-29 水ing株式会社 担体分離装置、担体分離装置の運転方法、多段担体分離装置、および嫌気性処理装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640435Y2 (ja) * 1980-10-02 1981-09-21
US4822486A (en) * 1987-10-23 1989-04-18 Perfection Sprinkler Co. Rotary self-cleaning strainer
JPH0474506U (ja) * 1990-11-13 1992-06-30
JP3122010B2 (ja) * 1995-05-23 2001-01-09 株式会社荏原製作所 微生物固定化担体浮遊式汚水処理装置
JPH09220586A (ja) * 1996-02-14 1997-08-26 Ebara Corp 集水装置及び集水方法
JPH11253711A (ja) * 1998-03-11 1999-09-21 Ngk Insulators Ltd 担体分離装置
JP4776799B2 (ja) * 2001-04-17 2011-09-21 富士フィルター工業株式会社 巻線型フィルター装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107088320A (zh) * 2016-02-18 2017-08-25 克利尔科夫系统有限公司 用于增加通过污水处理系统的均匀出水流动的器械和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014124538A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5360556A (en) Method of feeding wastewater effluent to filter bed through parallel conduits
KR20120065164A (ko) 배관용 스트레이너 구조
JP5803293B2 (ja) 散気装置
JP6067371B2 (ja) 固液分離装置の集水孔形成方法
JP2019529100A (ja) バイパス水を逆洗で使用されることから防止するバイパス水制御器を備えるフレーム型ディスクフィルタ
JP6282511B2 (ja) 散水管および散水ろ床装置
KR101050182B1 (ko) 직물 매체 여과 시스템
CN107410160A (zh) 智能控制循环水处理利用集成系统
US5770081A (en) Apparatus for and method of reducing solids and controlling surges in the flow of effluent from a wastewater treatment plant
CN105060618B (zh) 多级动态生物膜反应器
CN204369736U (zh) 小城镇一体化给水处理装置
KR100885969B1 (ko) 수조의 물 흐름 정체방지 기능을 갖는 소독약 분사장치
JP5253466B2 (ja) スローダウン方式の洗浄手段を備えた自然平衡形ろ過装置と方法
CN106430348A (zh) 一种污水处理用沉淀池
KR100964528B1 (ko) 해수 순환여과시스템의 수류전환막을 가진 유동상 여과조
US20120055869A1 (en) Water treatment reactor screening system and method
JP2017185477A (ja) 廃水処理システムを通して一様な流出物流れを増大させるための装置および方法
JP6934403B2 (ja) 散水式ろ床装置における散水装置
JP2014138554A (ja) 生物付着用担体
US10751647B1 (en) Sludge collection system for a clarifier
KR101441246B1 (ko) 다공성여재지지물과 연결되어 높이 조절이 가능한 스트레이너형 하부집수장치
CN105776521A (zh) 一种mbbr污水处理工艺中曝气池出水装置
KR101297639B1 (ko) 공기 및 물 배출구를 구비한 생물여과용 산기시스템 및 제어방법
KR101541964B1 (ko) 하수정화 기능을 갖는 맨홀
CN218794102U (zh) 管廊设备间配套滤池配水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6067371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250