JP6067248B2 - Vehicle sun visor - Google Patents
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Description
本発明は、サンバイザ本体が車室の天井面に沿う格納位置と遮光可能な使用位置間で回転できるように構成された車両用サンバイザに関する。 The present invention relates to a vehicle sun visor configured such that a sun visor body can be rotated between a storage position along a ceiling surface of a vehicle compartment and a use position where light can be shielded.
これに関連する従来の車両用サンバイザが特許文献1に記載されている。
この車両用サンバイザ100は、図11に示すように、サンバイザ本体101と、車室の天井面にブラケット102により取付けられた支軸103とを備えている。そして、前記サンバイザ本体101が車室の天井面に沿う格納位置と遮光可能な使用位置間で前記支軸103の軸心回りに回転可能に構成されている。
前記サンバイザ本体101の内部には、図11に示すように、支軸103の軸受部105が設けられており、その軸受部105に支軸103を半径方向から挟む板バネ105bがセットされている。板バネ105bは、サンバイザ本体101を遮光位置に保持するとともに、前記サンバイザ本体101が格納位置の近傍まで戻されたときに、格納位置方向の回転力を付与できるように構成されている。このため、前記サンバイザ本体101が格納位置の近傍にあるときは、前記サンバイザ本体101は板バネ105bのバネ力で格納位置まで戻され、その格納位置に保持されるようになる。
また、前記サンバイザ本体101の内部には、図12に示すように、支軸103の先端が連結されるダンパー107が設けられている。ダンパー107は、支軸103に対するサンバイザ本体101の回転に対して制動力を付与するものであり、板バネ105bのバネ力でサンバイザ本体101が格納位置方向に回転する際の回転速度を抑える働きをする。これにより、サンバイザ本体101が格納される際の天井面に当たることによる不快音を抑制できる。
A conventional vehicle sun visor related to this is described in Patent Document 1.
As shown in FIG. 11, the
As shown in FIG. 11, a
Further, as shown in FIG. 12, a
しかし、上記した車両用サンバイザ100では、図12に示すように、支軸103の先端部103fが小径の筒状に形成されており、その先端部103fにダンパー107の回転軸107rが挿入されて、連結ピン108により連結される構成である。
このように、支軸103の小径の先端部103fに対し、さらに小径のダンパー107の回転軸107rが挿入されて、両者103f,107rが連結される構成のため、連結部分の強度が低くなる。このため、例えば、乗員が強い操作力でサンバイザ本体101を回転させようとして、支軸103とダンパー107のロータ107rとの連結部分に大きな力が加わった場合に、連結部分が破損するおそれがある。
However, in the above-described
As described above, the rotating
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、支軸とダンパーのロータとの連結部分に大きな力が加わった場合でも、前記連結部分が破損しないようにすることである。 The present invention has been made to solve the above problems, and the technical problem of the present invention is that even when a large force is applied to the connecting portion between the support shaft and the rotor of the damper, the connecting portion is damaged. It is to avoid.
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、サンバイザ本体と、車室の天井面に取付けられて、前記サンバイザ本体が車室の天井面に沿う格納位置と遮光可能な使用位置間で回転できるように、そのサンバイザ本体を回転中心位置で支える支軸と、前記サンバイザ本体が回転する際に制動力を付与するダンパーとを備える車両用サンバイザであって、前記ダンパーは、ロータと、そのロータを軸心回りに回転可能に支持するロータケースとを備えており、前記支軸は、基端部側の大径部と、先端側の小径部と、前記大径部と小径部間で径寸法が緩やかに変化するテーパ部とを備えており、前記ロータは、前記支軸の小径部が挿入される筒状部を備え、その筒状部が前記ロータケースの端面から軸方向に突出しており、前記ロータケースは、前記サンバイザ本体に対して相対回転不能な状態で、そのサンバイザ本体に保持されており、前記支軸の外周面には、前記小径部の基端部から前記テーパ部にかけて前記サンバイザ本体からの前記支軸の抜け止めを図る突起が半径方向外側に突出するように形成されており、前記ロータケースの端面から軸方向に突出した前記ロータの筒状部の突出端部には、前記支軸の突起が軸方向から嵌合する回り止め用切欠が形成されており、前記支軸の突起と前記ロータの筒状部における突出端部の回り止め用切欠とが嵌合することで、その支軸と前記ロータの筒状部とが相対回転不能に保持されることを特徴とする。
The above-described problems are solved by the inventions of the claims.
The invention of claim 1 is attached to a sun visor main body and a ceiling surface of the passenger compartment, and the sun visor main body can be rotated between a storage position along the ceiling surface of the passenger compartment and a use position where light can be shielded. A sun visor for a vehicle comprising a support shaft that supports a rotation center position and a damper that applies a braking force when the sun visor body rotates, wherein the damper is rotatable about a rotor and its axis. And the support shaft includes a large-diameter portion on the proximal end side, a small-diameter portion on the distal end side, and a taper whose diameter is gradually changed between the large-diameter portion and the small-diameter portion. The rotor includes a cylindrical portion into which the small-diameter portion of the support shaft is inserted, and the cylindrical portion protrudes in an axial direction from an end surface of the rotor case. For the sun visor body In relatively non-rotatable state, are held in the sun visor body, the outer peripheral surface of the support shaft is achieved retaining the support shaft from the sun visor body from the proximal end of the small diameter portion to the tapered portion A protrusion is formed so as to protrude radially outward, and the protrusion of the support shaft is fitted from the axial direction to the protruding end of the cylindrical portion of the rotor protruding in the axial direction from the end surface of the rotor case. A rotation stop notch is formed, and the protrusion of the support shaft and the rotation stop notch of the protruding end portion of the cylindrical portion of the rotor are fitted to each other so that the support shaft and the cylindrical portion of the rotor Are held in a relatively non-rotatable manner.
本発明によると、ダンパーのロータは、支軸が挿入される筒状部を備えている。そして、ロータの筒状部には、前記ロータケースの端面から軸方向に突出した突出端部が設けられている。即ち、ダンパーのロータは、支軸よりも大径に形成されて、その支軸が挿入される構成である。このため、ダンパーのロータと支軸の連結部分の強度を、比較的大きくできる。このため、乗員が強い操作力でサンバイザ本体を回転させようとして、支軸とダンパーのロータとの連結部分に大きな力が加わったとしても、連結部分が破損し難くなる。
また、サンバイザ本体からの支軸の抜け止めを図る突起をその支軸とダンパーのロータとの回り止めに使用できるため、部品点数の削減を図れるようになる。
According to the present invention, the rotor of the damper includes a cylindrical portion into which the support shaft is inserted. The cylindrical portion of the rotor is provided with a protruding end portion that protrudes in the axial direction from the end surface of the rotor case. In other words, the rotor of the damper is configured to have a larger diameter than the support shaft, and the support shaft is inserted. For this reason, the intensity | strength of the connection part of the rotor of a damper and a spindle can be made comparatively large. For this reason, even if a passenger | crew tries to rotate a sun visor main body with a strong operation force and a big force is added to the connection part of a spindle and a rotor of a damper, a connection part becomes difficult to be damaged.
Further, since the protrusion for preventing the spindle from coming off from the sun visor body can be used to prevent the spindle and the damper rotor from rotating, the number of parts can be reduced.
本発明によると、支軸とダンパーのロータとの連結部分に大きな力が加わった場合でも、前記連結部分が破損し難くなる。 According to the present invention, even when a large force is applied to the connecting portion between the support shaft and the damper rotor, the connecting portion is not easily damaged.
[実施形態1]
以下、図1から図10に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両用サンバイザの説明を行う。ここで、図中の前後左右、および上下は、車両用サンバイザが取付けられる車両の前後左右、および上下に対応している。
[Embodiment 1]
Hereinafter, the vehicle sun visor according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 10. Here, front and rear, right and left, and upper and lower in the figure correspond to front and rear, left and right, and top and bottom of the vehicle to which the vehicle sun visor is attached.
<車両用サンバイザ10の概要について>
車両用サンバイザ10(以下、サンバイザ10という)は、図1に示すように、車室内に射しこむ太陽光を遮る略長方形状のサンバイザ本体20と、車室の天井面4にブラケット12により取付けられた支軸30とを備えている。支軸30は、直線状の横軸32と、その横軸32の基端部側に設けられた縦軸38とから構成されており、前記縦軸38がブラケット12に対して軸心回りに回転可能な状態で連結されている。また、支軸30の横軸32がサンバイザ本体20の上辺位置(図1参照)に、その上辺に沿って相対回転可能な状態で挿入されている。これにより、前記サンバイザ本体20は、図2に示すように、車室の天井面4に沿う格納位置Kと車室のフロントガラス7に沿う使用限界位置P間で支軸30(横軸32)の軸心回りに回転可能となる。ここで、サンバイザ本体20は、格納位置Kと付勢開始位置M(図2参照)との間では、後記するように格納位置K方向の回転力を受けている。また、付勢開始位置Mから使用限界位置P間では、サンバイザ本体20が自重による回転力で回転しないように、回転停止位置に保持されるような保持力を受けている。そして、サンバイザ本体20が付勢開始位置Mから使用限界位置P間にある状態で、サンバイザ本体20は太陽光を遮光可能であり、この位置がサンバイザ本体20の使用位置となっている。
さらに、支軸30の縦軸38をブラケット12に対して軸心回りに右回転させることで、図1の二点鎖線に示すように、サンバイザ本体20をドアの窓8の位置まで移動させることができる。
<About the outline of the
As shown in FIG. 1, a vehicle sun visor 10 (hereinafter referred to as a sun visor 10) is attached by a
Further, the sun visor
<支軸30について>
支軸30は、中実の軸体から構成されている。支軸30の横軸32は、図3に示すように、大径に形成された基端部側の大径部321と、その大径部321よりも小径に形成された先端側の小径部322とから構成されている。そして、横軸32の大径部321と小径部322との境界位置に径寸法が緩やかに変化するテーパ部321tが設けられている。また、前記テーパ部321tから小径部322の基端部にかけては、半径方向外側に突出する突条である回り止め突起323が設けられている。
横軸32の大径部321の先端部分、即ち、テーパ部321tの近傍位置は、後記するサンバイザ本体20の軸受部25に通される部分であり、この部分の外周面の周方向における一箇所が平に削られて板バネ当接平面321bが形成されている。
<About the
The
The tip portion of the large-
<サンバイザ本体20について>
サンバイザ本体20は、シェル状の表側殻体21(図1参照)と裏側殻体22(図4等参照)とが合わせられることで、中空板状に形成されている。表側殻体21と裏側殻体22とは、例えば、樹脂を成形型内に射出することにより成形される。ここで、サンバイザ本体20の表側とは、そのサンバイザ本体20が遮光可能な使用位置にあるときに乗員と対向する側の面をいう。
サンバイザ本体20の表側殻体21の表面には、図1に示すように、中央よりも右側位置に角形凹部21hが形成されており、その角形凹部21hに角形のミラーユニット20mが嵌め込まれるようになっている。
また、サンバイザ本体20の裏側殻体22の内側には、図4に示すように、サンバイザ本体20の上辺右側に相当する位置に軸受部25とダンパー26とが設けられている。
<About the
The
As shown in FIG. 1, a
Further, as shown in FIG. 4, a bearing
<軸受部25について>
軸受部25は、支軸30の横軸32の大径部321を支えるとともに、サンバイザ本体20に対し、格納位置Kと付勢開始位置M間では格納位置K方向の回転力を付与し、付勢開始位置Mと使用限界位置Pとの間では現位置に保持可能な保持力を付与できるように構成されている。
軸受部25は、図4、図5に示すように、サンバイザ本体20の裏側殻体22と一体成形された軸受ケース250と、その軸受ケース250に収納される板バネ24とから構成されている。軸受ケース250は、側面略H形に形成されており、その軸受ケース250の上部の左右両端に支軸30の横軸32の大径部321が通される軸受本体253が形成されている。そして、軸受本体253の下端位置には、角形の切欠き部253kが形成されている。これにより、軸受本体253に支軸30の横軸32が通される際に、その横軸32の回り止め突起323が角形の切欠き部253kの部分を通過できるようになっている。
<About the bearing 25>
The bearing
As shown in FIGS. 4 and 5, the bearing
軸受部25の板バネ24は、軸受ケース250の左右の軸受本体253間に嵌め込まれている。板バネ24は、図6、図7に示すように、横軸32の大径部321の外周面を周方向に約120°間隔をおいて二ヶ所で押圧する略台形状の囲み部241と、その囲み部241に連続してヘアピン状に曲げられたU字バネ部244と、U字バネ部244の他端側に設けられて、前記囲み部241に対して周方向に約120°間隔をおいた位置から横軸32の大径部321の外周面を押圧する平板部245とから構成されている。そして、板バネ24の平板部245の幅寸法(横軸32の軸心に沿う方向の幅寸法)が横軸32の大径部321に形成された板バネ当接平面321bの軸方向の長さ寸法に等しく設定されている(図5参照)。また、板バネ24の囲み部241とU字バネ部244の幅寸法が平板部245の幅寸法よりも十分大きな値に設定されている。
The
サンバイザ本体20が使用位置(付勢開始位置Mと使用限界位置Pとの間)にあるときは、図7(A)に示すように、板バネ24の囲み部241と平板部245とは、共に横軸32の大径部321の外周面を押圧しており、横軸32の大径部321の中心方向に対して加わるバネ力は周方向においてバランスしている。このため、横軸32の大径部321は板バネ24のバネ力によって周囲から締め付けられており、支軸30の横軸32に対するサンバイザ本体20の自重による回転が禁止される。即ち、サンバイザ本体20は使用位置に保持される。
また、サンバイザ本体20が格納位置Kと付勢開始位置Mとの間にあるときは、図7(B)に示すように、板バネ24の囲み部241が横軸32の大径部321の外周面を押圧するのに対し、平板部245が大径部321の板バネ当接平面321bの一部を押圧するようになる。これにより、横軸32の大径部321に対して加わるバネ力のバランスが円周方向において崩れ、サンバイザ本体20に対して格納位置K方向の回転力が加わるようになる。
When the
Further, when the
<ダンパー26について>
ダンパー26は、サンバイザ本体20の格納位置K方向の回転に対して制動力を付与し、サンバイザ本体20が格納位置Kで車室の天井面4に当接する際に不快音を発生しないようにするためのものである。ダンパー26は、図4、図5に示すように、円筒状のロータ270と、そのロータ270を軸心回りに回転可能に支持するロータケース260とを備えている。
ダンパー26のロータケース260には、下側位置にサンバイザ本体20の裏側殻体22にネジ止めされるフランジ部261が形成されている。
また、ダンパー26のロータケース260の上部位置には、ロータ270を軸心回りに回転可能に支持する軸受部(図示省略)と、その軸受部の回りにリング状の油圧室(図示省略)が設けられている。
<About
The
The
In addition, a bearing portion (not shown) that supports the
ロータ270は、図5に示すように、支軸30の横軸32の小径部322が通される円筒状のロータ本体272を備えている。ロータ本体272の右端部は、図5に示すように、ロータケース260から軸方向に突出しており、その突出端部に支軸30の横軸32に形成された回り止め突起323が嵌合する回り止め用切欠272kが形成されている。即ち、ロータ270は、支軸30の横軸32の小径部322がロータ本体272に挿入されて、その横軸32の回り止め突起323がロータ本体272の回り止め用切欠272kと嵌合することで、支軸30の横軸32と相対回転不能に保持される。
ロータ270のロータ本体272の外周面には、フランジ状に成形された油圧受け部(図示省略)が同軸に設けられている。そして、ロータ270のロータ本体272がロータケース260の軸受部に収納された状態で、そのロータ270の油圧受け部がロータケース260の油圧室に収納されるようになる。
即ち、前記ロータ本体272が本発明の筒状部に相当する。
As shown in FIG. 5, the
On the outer peripheral surface of the rotor
That is, the rotor
<サンバイザ本体20、及び支軸30の組付けについて>
次に、サンバイザ本体20、及び支軸30の組付けについて説明する。
先ず、図4、図5に示すように、サンバイザ本体20の裏側殻体22の所定位置にダンパー26を取付ける。このとき、図8に示すように、ダンパー26のロータ270の回り止め用切欠272kの位相を軸受部25の軸受ケース250の軸受本体253に設けられた切欠き部253kの位相に合わせる。即ち、ダンパー26のロータ270を回して回り止め用切欠272kを下向きに保持する。なお、図8(A)は図4のVIIIA−VIIIA断面図を表しており、図8(B)は図5のVIIIB−VIIIB断面図、図8(C)は図5のVIIIC−VIIIC断面図、図8(D)は図5のVIIID−VIIID断面図を表している。
この状態で、表側殻体21と裏側殻体22とを組み合わせてサンバイザ本体20を構成する。
次に、支軸30の横軸32の回り止め突起323を、図8に示すように、下向きにした状態で、その横軸32をサンバイザ本体20の右側からそのサンバイザ本体20の上辺位置に挿入する。このとき、支軸30の横軸32の先端側は小径部322となっているため、前記小径部322は軸受部25の軸受本体253と板バネ24にスムーズに通され、大径部321を軸受本体253と板バネ24の位置に導けるようになる。ここで、横軸32の小径部322と大径部321との間に形成された回り止め突起323が下向きに保持されて、軸受部25の軸受本体253に形成された切欠き部253kの位相に合わせられている。このため、横軸32の回り止め突起323が右側の軸受本体253(図8(B)参照)の切欠き部253kを通過できるようになり、その横軸32の大径部321が軸受部25に挿入可能になる。
即ち、右側の軸受本体253を通過した横軸32の大径部321は左方向に押し込まれる過程で板バネ24に挿入され、さらに左側(ダンパー26側)の軸受本体253(図8(C)参照)に挿入される。そして、横軸32の回り止め突起323が左側の軸受本体253の切欠き部253kを通過した後、その切欠き部253kと同位相のダンパー26(ロータ本体272)の回り止め用切欠272kと嵌合するようになる(図8(D)参照)。この位置が、横軸32の挿入限界位置であり、横軸32の大径部321に形成された板バネ当接平面321bの軸方向における位置が軸受部25の板バネ24に設けられた平板部245の軸方向における位置と一致するようになる。
<Assembly of
Next, assembly of the
First, as shown in FIGS. 4 and 5, the
In this state, the
Next, with the
That is, the large-
また、軸受部25を通過した横軸32の先端側の小径部322は、ダンパー26のロータ270のロータ本体272に通された後、図5に示すように、その先端部がロータ本体272から左方向に突出するようになる。
このようにして、支軸30の横軸32を挿入限界位置までサンバイザ本体20に挿入した状態で、その横軸32に対してサンバイザ本体20を軸心回りに回転させる。これにより、サンバイザ本体20に取付けられているダンパー26のロータケース260が支軸30の横軸32と係合したダンパー26のロータ270に対して回転する。また、同じくサンバイザ本体20に取付けられている軸受部25が支軸30の横軸32に対して回転するようになる。この結果、軸受部25の左側(ダンパー26側)の軸受本体253の切欠き部253kを通過した横軸32の回り止め突起323がその軸受本体253の切欠き部253kに対して回転し、軸受本体253の外側に掛けられるようになる。これにより、サンバイザ本体20に対する支軸30の横軸32の抜け止めが図られる。
このため、支軸30の横軸32に対してサンバイザ本体20のダンパー26と軸受部25とが軸方向において相対移動不能に保持される。
Further, the
In this way, with the
For this reason, the
<本実施形態に係るサンバイザ10の動作について>
次に、本実施形態に係るサンバイザ10の動作について説明する。
サンバイザ10を使用する場合には、格納位置Kにあるサンバイザ本体20を持って使用位置まで回転させる。このとき、付勢開始位置Mを超えるまでは、サンバイザ本体20に対して格納位置K方向に回転させようとする板バネ24の回転トルクが働くため、前記回転トルクを上回る力でサンバイザ本体20を回転させる。
そして、サンバイザ本体20が付勢開始位置Mを超えると、前記板バネ24のバネ力が円周方向においてバランスして支軸30の横軸32を締め付ける方向に作用する。これにより、使用位置でサンバイザ本体20の回転を止めると、サンバイザ本体20は板バネ24のバネ力で現状位置に保持される。
<About the operation of the
Next, the operation of the
When the
When the
サンバイザ10を格納する場合には、使用位置にあるサンバイザ本体20を板バネ24の締め付け力(保持力)とダンパー26の制動力に抗して付勢開始位置Mまで回転させる。そして、付勢開始位置Mからはサンバイザ本体20に対して格納位置K方向に回転させようとする板バネ24の回転トルクが加わるため、サンバイザ本体20は板バネ24の回転トルクにより格納位置Kまで戻されるようになる。
When storing the
<本実施形態に係るサンバイザ10の長所について>
本実施形態に係るサンバイザ10によると、ダンパー26のロータ270は、支軸30(横軸32)が挿入されるロータ本体272筒状部を備えている。即ち、ダンパー26のロータ270は、横軸32よりも大径に形成されて、その横軸32が挿入される構成である。このため、ダンパー26のロータ270と横軸32の連結部分の強度を、比較的大きくできる。このため、乗員が強い操作力でサンバイザ本体20を回転させようとして、横軸32とダンパー26のロータ270との連結部分に大きな力が加わったとしても、連結部分が破損し難くなる。
また、サンバイザ本体20からの支軸30(横軸32)の抜け止めを図る突起323をその横軸32とダンパー26のロータ270との回り止めに使用できるため、部品点数の削減を図れるようになる。
<Advantages of the
According to the
Further, since the
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、ダンパー26のロータ270に対する支軸30の横軸32の回り止めとして、ロータ270に回り止め用切欠き272kを形成し、横軸32に回り止め突起323を設けて両者272k,323を嵌合させる例を示した。
しかし、図9(A)に示すように、ロータ270のロータ本体272の内周面に張り出し部272eを形成し、横軸32の小径部322の外周面に前記張り出し部272eが嵌合する凹部322fを形成することで、回り止めを図ることも可能である。また、図9(B)に示すように、ロータ本体272の内側を角形にし、横軸32の小径部322を角柱形に形成することで、回り止めを図ることも可能である。さらに、図9(C)に示すように、ロータ270のロータ本体272から横軸32の小径部322にかけて径方向に連続する貫通孔を形成し、この貫通孔に回り止めピン272pを挿入する構成でも可能である。
また、本実施形態では、支軸30の横軸32をダンパー26のロータ270に対して挿通させる例を示した。しかし、サンバイザの種類によっては、図10(A)(B)に示すように、支軸30の横軸32の先端部をダンパー26のロータ270内に留める構成でも可能である。
また、本実施形態では、図4、図5に示すように、ダンパー26と軸受部25とをサンバイザ本体20に固定し、ダンパー26と軸受部25とを支軸30の横軸32に対して軸方向に相対移動不能に保持する例を示した。しかし、例えば、ダンパー26と軸受部25とをサンバイザ本体20に対してそのサンバイザ本体20の上辺に沿ってスライド可能に保持する構成でも可能である。
また、本実施形態では、ダンパー26をサンバイザ本体20に対してネジ止めする例を示したが、ダンパー26を軸受部25とビス、あるいは溶着により連結することも可能である。また、例えば、Eリングのような別部品を用いて連結することも可能である。
また、本実施形態では、支軸30を中実の軸体から構成する例を示した。しかし、支軸30を中空の軸体から構成することも可能である。さらに、サンバイザ本体20が支軸30の横軸32に対してスライド可能なようにその横軸32をスライドレール23に沿って長く形成することも可能である。
<Example of change>
Here, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be modified without departing from the gist of the present invention. For example, in the present embodiment, as a rotation stop of the
However, as shown in FIG. 9 (A), a protruding
Further, in the present embodiment, an example in which the
In the present embodiment, as shown in FIGS. 4 and 5, the
In the present embodiment, an example in which the
Moreover, in this embodiment, the example which comprises the
10・・・・サンバイザ
20・・・・サンバイザ本体
26・・・・ダンパー
270・・・ロータ
272・・・ロータ本体(筒状部)
272k・・回り止め用切欠
30・・・・支軸
32・・・・横軸(支軸)
323・・・回り止め突起(突起)
10.
272k ···
323 ... Anti-rotation protrusion (protrusion)
Claims (1)
前記ダンパーは、ロータと、そのロータを軸心回りに回転可能に支持するロータケースとを備えており、
前記支軸は、基端部側の大径部と、先端側の小径部と、前記大径部と小径部間で径寸法が緩やかに変化するテーパ部とを備えており、
前記ロータは、前記支軸の小径部が挿入される筒状部を備え、その筒状部が前記ロータケースの端面から軸方向に突出しており、
前記ロータケースは、前記サンバイザ本体に対して相対回転不能な状態で、そのサンバイザ本体に保持されており、
前記支軸の外周面には、前記小径部の基端部から前記テーパ部にかけて前記サンバイザ本体からの前記支軸の抜け止めを図る突起が半径方向外側に突出するように形成されており、
前記ロータケースの端面から軸方向に突出した前記ロータの筒状部の突出端部には、前記支軸の突起が軸方向から嵌合する回り止め用切欠が形成されており、
前記支軸の突起と前記ロータの筒状部における突出端部の回り止め用切欠とが嵌合することで、その支軸と前記ロータの筒状部とが相対回転不能に保持されることを特徴とする車両用サンバイザ。 A sun visor main body and a support that is attached to the ceiling surface of the passenger compartment and supports the sun visor main body at a rotational center position so that the sun visor main body can rotate between a storage position along the ceiling surface of the passenger compartment and a light-shielding use position. A vehicle sun visor comprising a shaft and a damper that applies a braking force when the sun visor body rotates.
The damper includes a rotor and a rotor case that supports the rotor so as to be rotatable about an axis.
The support shaft includes a large-diameter portion on the proximal end side, a small-diameter portion on the distal end side, and a tapered portion in which a diameter dimension gradually changes between the large-diameter portion and the small-diameter portion,
The rotor includes a cylindrical portion into which a small diameter portion of the support shaft is inserted, and the cylindrical portion protrudes in an axial direction from an end surface of the rotor case,
The rotor case is held by the sun visor body in a state in which the rotor case cannot rotate relative to the sun visor body.
On the outer peripheral surface of the support shaft, a projection for preventing the support shaft from coming off from the sun visor body from the base end portion of the small diameter portion to the taper portion is formed so as to protrude outward in the radial direction.
The projecting end of the cylindrical portion of the rotor that protrudes in the axial direction from the end surface of the rotor case is formed with a notch for rotation prevention in which the projection of the support shaft is fitted from the axial direction.
By fitting the projection of the support shaft and the notch for rotation prevention of the projecting end portion of the cylindrical portion of the rotor, the support shaft and the cylindrical portion of the rotor are held in a relatively non-rotatable manner. A featured vehicle sun visor.
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