JP6067040B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンやタブレットPCといった高度な情報処理機能を持つ携帯端末が普及してきている。これらの携帯端末は、カメラを備え、撮影機能(カメラ機能)を有している。このような携帯端末のカメラ機能を用いて紙媒体の原稿を撮影し、携帯端末のメモリ上に画像データとして保存することが行われるようになってきた。
例えば特許文献1には、撮影画像を表示するときに、撮影時の撮影方向に応じた操作モードを設定する技術が開示されている。この技術は、撮影方向を示す方向情報と、被写体を撮影した撮影画像との対応付けに応じて画像表示する。そして、この技術は、表示した画像の表示変更操作に関する操作モードを設定する機能を備え、設定した操作モードに応じて変更操作に従った表示変更を行う。
例えば特許文献1には、撮影画像を表示するときに、撮影時の撮影方向に応じた操作モードを設定する技術が開示されている。この技術は、撮影方向を示す方向情報と、被写体を撮影した撮影画像との対応付けに応じて画像表示する。そして、この技術は、表示した画像の表示変更操作に関する操作モードを設定する機能を備え、設定した操作モードに応じて変更操作に従った表示変更を行う。
上述したように特許文献1には、カメラの向きに応じて、そのカメラを操作するときの操作者向け画面を切り替える技術が開示されている。この技術により、操作者がカメラを動かして操作するときの操作画面の操作性を向上させている。例えばこの技術では、撮影の向きが確定するとそれに適した操作表示となり、その向きに応じて操作モードが決定される。しかしながら、特許文献1の図8のように、カメラの向き(上向き、下向き、横向きの3方向)のみを利用してモード(表示・処理)を切り替えると、画像の特性に適さない処理が行われることがあった。
本発明は、撮影対象を撮影した際の携帯端末装置の姿勢に応じて、撮影画像をより適切に処理することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、撮影対象を撮影した際の携帯端末装置の姿勢に応じて、撮影画像をより適切に処理することが可能な技術を提供することを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、撮像手段の姿勢情報を取得する取得手段と、前記撮像手段により撮像された画像の特徴量を抽出する抽出手段と、前記取得手段により取得された姿勢情報と前記抽出手段により抽出された特徴量に関する情報とを用いて、前記画像中に含まれる被写体を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された被写体に応じた認識モードで前記画像中の被写体領域を認識する認識手段と、前記認識手段により認識された被写体領域を前記画像から切り出すことにより、前記被写体領域を含む前記画像を補正する補正手段と、を有する。
本発明によれば、撮影対象を撮影した際の携帯端末装置の姿勢に応じて、撮影画像をより適切に処理することが可能な技術を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態の情報処理システムにおけるシステム構成の一例を示す図である。LAN110には、プリンタ103及び無線ルータ102が接続されている。また、LAN110は、インターネット120に接続されており、サービスを提供しているサーバ装置(以下、サーバという)121ともインターネット120経由で接続されている。携帯端末装置(以下、携帯端末という)101、プリンタ103、サーバ121は、無線ルータ102及びLAN110を介して互いに通信可能に接続されており、撮影画像データ(以下、撮影画像という)や各種情報の送受信を行う。図1の例では、無線ルータ102、プリンタ103がLAN110に接続されているが、接続の形態はこれに限るものではなく、無線ルータ102、プリンタ103がサーバ121に接続可能であればどのような形態であってもよい。携帯端末101は、情報処理装置の一例である。
<実施形態1>
図1は、本実施形態の情報処理システムにおけるシステム構成の一例を示す図である。LAN110には、プリンタ103及び無線ルータ102が接続されている。また、LAN110は、インターネット120に接続されており、サービスを提供しているサーバ装置(以下、サーバという)121ともインターネット120経由で接続されている。携帯端末装置(以下、携帯端末という)101、プリンタ103、サーバ121は、無線ルータ102及びLAN110を介して互いに通信可能に接続されており、撮影画像データ(以下、撮影画像という)や各種情報の送受信を行う。図1の例では、無線ルータ102、プリンタ103がLAN110に接続されているが、接続の形態はこれに限るものではなく、無線ルータ102、プリンタ103がサーバ121に接続可能であればどのような形態であってもよい。携帯端末101は、情報処理装置の一例である。
図2は、本実施形態で利用する携帯端末101の外観の一例を示す図である。携帯端末101には様々な種類が存在する。図2(a)は、携帯端末101の表面における外観の一例を示す図である。表面には、タッチパネルディスプレイ201、操作ボタン202がある。図2(b)は、携帯端末101の裏面における外観の一例を示す図である。裏面には、カメラ203が配置されている。なお、本実施形態における携帯端末101は、カメラ機能を持つ端末であればどのような端末であってもよい。即ち、本実施形態における携帯端末101は、カメラ機能を有するスマートフォンや携帯電話でもよいし、通信機能を有するデジタルカメラでもよい。また、カメラ203には、オートフォーカス機構が搭載されており、コントラスト比や赤外線の送受信タイミング等によってピントの合った状態を自動的に検出する。これにより、カメラ203は、焦点距離や被写体距離を測定することができる。本実施形態で利用するオートフォーカス機構は、焦点距離や被写体距離を測定する方法の一例であり、焦点距離や被写体距離を測定することができるのであれば他の方法を用いてもよい。
図3は、携帯端末101のハードウェア構成の一例を示す図である。CPU301は、データバス311を介して各部とデータをやり取りすることにより、携帯端末101全体の動作を制御する。より具体的に説明すると、CPU301は、記憶部304やROM303等に保存されているプログラムをRAM302にロードして実行することにより、後述する携帯端末101のソフトウェア構成及びフローチャートに係る処理(情報処理)を実現する。
記憶部304は、例えばフラッシュメモリであり、撮影画像やCPU301が実行する各種プログラムを保存する。データ送受信部305は、無線LANコントローラを有し、無線ルータ102を介して、プリンタ103やサーバ121とのデータの送受信を実現する。撮像部306は、上述のカメラ203であり、被写体である原稿の撮影を行い、撮影画像を各部に送信する。なお、原稿についての詳細は後述するが、ここでは、紙媒体だけではなく、黒板やホワイトボード等の板書媒体等を含む撮影対象のことを原稿という。
表示部307は、上述のタッチパネルディスプレイ201を構成するディスプレイであり、カメラ機能を用いて原稿を撮影する際にライブビューによる表示を行ったり、後述する原稿領域の認識結果等の各種情報を表示したりする。操作部308は、上述のタッチパネルディスプレイ201を構成するタッチパネルや操作ボタン202であり、ユーザーからの操作を受け付けて各部へ操作情報を送信する。モーションセンサ(動作検知部)310は、3軸加速度センサ、電子コンパス、3軸角速度センサを搭載しており、携帯端末101の姿勢や移動を検知することができる。
記憶部304は、例えばフラッシュメモリであり、撮影画像やCPU301が実行する各種プログラムを保存する。データ送受信部305は、無線LANコントローラを有し、無線ルータ102を介して、プリンタ103やサーバ121とのデータの送受信を実現する。撮像部306は、上述のカメラ203であり、被写体である原稿の撮影を行い、撮影画像を各部に送信する。なお、原稿についての詳細は後述するが、ここでは、紙媒体だけではなく、黒板やホワイトボード等の板書媒体等を含む撮影対象のことを原稿という。
表示部307は、上述のタッチパネルディスプレイ201を構成するディスプレイであり、カメラ機能を用いて原稿を撮影する際にライブビューによる表示を行ったり、後述する原稿領域の認識結果等の各種情報を表示したりする。操作部308は、上述のタッチパネルディスプレイ201を構成するタッチパネルや操作ボタン202であり、ユーザーからの操作を受け付けて各部へ操作情報を送信する。モーションセンサ(動作検知部)310は、3軸加速度センサ、電子コンパス、3軸角速度センサを搭載しており、携帯端末101の姿勢や移動を検知することができる。
図4は、携帯端末101のソフトウェア構成の一例を示す図である。撮影処理部601は、カメラ203がリアルタイムで取得している撮影画像をタッチパネルディスプレイ201上にプレビュー画像として表示する。また、撮影処理部601は、このプレビュー画像を定期的に更新する。更に、撮影処理部601は、ユーザーが携帯端末101を動かすことに応じて、プレビュー画像を変化させる。これにより、ライブビュー撮影が可能になる。撮影処理部601は、撮影が終了したら、撮像部306に保存しておいた撮影画像をRAM302に転送する。なお、撮影処理部601は、撮影画像を外部記憶装置に保存してから、RAM302に転送するようにしてもよい。
端末姿勢検出部602は、モーションセンサ310で取得されたセンサ情報の解析を行い、携帯端末101の姿勢を検出する。詳細については、図5等を用いて後述する。原稿領域認識部603は、撮影画像中の原稿領域(被写体領域)を検出する。原稿領域の詳細については図6等を用いて後述するが、矩形領域であることを前提としている。原稿領域認識部603は、撮影画像中の最も外側の矩形領域を検出し、それを原稿領域として特定する。より具体的に説明すると、まず、原稿領域認識部603は、ノイズの影響を除去するために、原稿領域を検出するのに十分な解像度まで撮影画像を小さくする。なお、原稿領域を検出するのに要求される解像度は予め定められているものとする。原稿領域認識部603は、この縮小した撮影画像を用いて原稿領域を検出する。
端末姿勢検出部602は、モーションセンサ310で取得されたセンサ情報の解析を行い、携帯端末101の姿勢を検出する。詳細については、図5等を用いて後述する。原稿領域認識部603は、撮影画像中の原稿領域(被写体領域)を検出する。原稿領域の詳細については図6等を用いて後述するが、矩形領域であることを前提としている。原稿領域認識部603は、撮影画像中の最も外側の矩形領域を検出し、それを原稿領域として特定する。より具体的に説明すると、まず、原稿領域認識部603は、ノイズの影響を除去するために、原稿領域を検出するのに十分な解像度まで撮影画像を小さくする。なお、原稿領域を検出するのに要求される解像度は予め定められているものとする。原稿領域認識部603は、この縮小した撮影画像を用いて原稿領域を検出する。
次に、原稿領域認識部603は、原稿と原稿が置かれている台との間のエッジ(境界)、即ち、被写体領域と背景領域との間のエッジを検出するために、エッジ検出を行う。原稿領域認識部603は、例えば、エッジ検出として、Cannyエッジ検出等の手法を利用する。エッジ検出の閾値は、固定の閾値を用いてもよいし、画像の明るさから原稿領域認識部603が自動的に算出するようにしてもよい。
画像補正部604は、撮影画像に対して濃度ムラや尖鋭性の補正、色の補正処理等を行う。画像保存部605は、撮影画像を圧縮、フォーマット化しながらRAM302に転送する。なお、画像保存部605は、撮影画像を外部記憶装置に保存してから、RAM302に転送するようにしてもよい。UI表示処理部606は、撮影に関する表示、原稿領域の認識結果、後述する撮影画像中における撮影対象(被写体)の認識結果等をタッチパネルディスプレイ201に表示する。撮影対象認識部607は、撮影画像中の撮影対象を認識する。本実施形態では、撮影対象認識部607が撮影対象としてホワイトボード、黒板、紙を認識する場合を例に説明するが、撮影対象はこれに限るものではない。
画像補正部604は、撮影画像に対して濃度ムラや尖鋭性の補正、色の補正処理等を行う。画像保存部605は、撮影画像を圧縮、フォーマット化しながらRAM302に転送する。なお、画像保存部605は、撮影画像を外部記憶装置に保存してから、RAM302に転送するようにしてもよい。UI表示処理部606は、撮影に関する表示、原稿領域の認識結果、後述する撮影画像中における撮影対象(被写体)の認識結果等をタッチパネルディスプレイ201に表示する。撮影対象認識部607は、撮影画像中の撮影対象を認識する。本実施形態では、撮影対象認識部607が撮影対象としてホワイトボード、黒板、紙を認識する場合を例に説明するが、撮影対象はこれに限るものではない。
図5は、本実施形態における携帯端末101が、撮影画像中の原稿領域を抽出し、抽出した原稿領域を画像処理する際の処理の一例を示すフローチャートである。原稿領域の詳細については図6等を用いて後述するが、例えば、紙を撮影したときに撮影画像中に映った紙の領域を原稿領域と呼ぶ。ホワイトボードが撮影対象の場合には、原稿領域は撮影画像中のホワイトボードの領域である。
S401において、撮影処理部601は、操作部308を介してユーザーから撮影の指示が入力されると、原稿を撮影する。なお、ここでいう原稿は、上述したホワイトボード、黒板、紙等の撮影対象のことである。S402において、端末姿勢検出部602は、モーションセンサ310のセンサ情報に基づいて携帯端末101の姿勢情報を取得する。モーションセンサ310のセンサ情報には、携帯端末101の角度と向きとに関する情報が含まれる。S402の処理の詳細については後述する。なお、S402の処理は、携帯端末101の姿勢情報を取得する取得処理の一例である。S403において、撮影対象認識部607は、撮影画像中における撮影対象の認識処理を行う。撮影対象認識処理は、例えば撮影対象がホワイトボードであるか、黒板であるか、紙であるか、プレゼンテーションが投影されているものなのか等を認識する処理である。S403の処理の詳細については後述する。なお、S403の処理は、撮影画像中の撮影対象を特定する特定処理の一例である。
S401において、撮影処理部601は、操作部308を介してユーザーから撮影の指示が入力されると、原稿を撮影する。なお、ここでいう原稿は、上述したホワイトボード、黒板、紙等の撮影対象のことである。S402において、端末姿勢検出部602は、モーションセンサ310のセンサ情報に基づいて携帯端末101の姿勢情報を取得する。モーションセンサ310のセンサ情報には、携帯端末101の角度と向きとに関する情報が含まれる。S402の処理の詳細については後述する。なお、S402の処理は、携帯端末101の姿勢情報を取得する取得処理の一例である。S403において、撮影対象認識部607は、撮影画像中における撮影対象の認識処理を行う。撮影対象認識処理は、例えば撮影対象がホワイトボードであるか、黒板であるか、紙であるか、プレゼンテーションが投影されているものなのか等を認識する処理である。S403の処理の詳細については後述する。なお、S403の処理は、撮影画像中の撮影対象を特定する特定処理の一例である。
S404において、原稿領域認識部603は、原稿領域の認識処理を行う。撮影画像中には撮影対象以外の背景領域が含まれているため、原稿領域認識部603は、撮影対象の原稿領域と背景領域との間のエッジ(境界)を認識して、原稿領域を認識する。また、原稿領域認識部603は、S403で認識された撮影対象に応じて、原稿領域の認識処理における処理のモード(認識モード)を切り替えて原稿領域を認識する。S404の処理の詳細については後述する。なお、S404の処理は、撮影画像中の原稿領域を認識する認識処理の一例である。S405において、原稿領域認識部603は、S404で認識した原稿領域に従って画像の切り出しを行う。
S406において、画像補正部604は、切り出した画像の台形補正を行う。台形補正については、周知の射影変換を用いることで実現することができる。変倍パラメータは、台形にゆがんでいる場合も考慮し、射影変換行列になる。画像補正部604は、射影変換行列を、図6に示す撮影画像中における原稿領域の4点の頂点情報(頂点1103、1104、1105、1106)と、出力画像の4隅の座標情報とから算出することが可能である。なお、図6には、撮影画像1101と原稿領域1102とが示されている。画像補正部604は、処理速度を優先する場合、アフィン変換行列や単純な変倍率を変倍パラメータとして算出してもよい。画像補正部604は、前記変倍パラメータを、出力画像サイズと撮影画像中の原稿領域のサイズとに基づいて算出可能である。ここで、算出する変倍パラメータは、撮影画像中の原稿領域が出力画像サイズに変倍されるようなパラメータである。
ユーザーは、操作部308に表示される画面を介して出力画像サイズを指示することができる。指示が可能な出力画像サイズとしては、例えば、A4、A5、B4、レターサイズ等があり、予めROM303に設定をしておくことができる。例えば出力画像サイズがA4の用紙サイズである場合、出力画像サイズはA4となり、変倍パラメータは原稿領域の画像が出力画像サイズであるA4に変倍されるようなパラメータとなる。また、例えば出力サイズ設定がA4の用紙サイズの半分である場合、出力画像サイズはA5となり、変倍パラメータは原稿領域の画像が出力画像サイズであるA5に変倍されるような変倍率のパラメータとなる。なお、出力画像サイズは、原稿領域のアスペクト比から、A系列の用紙を利用するのか、B系列の用紙を利用するのか、インチ系列の用紙を利用するのか等、紙種系列の切り替えが可能なようにしてもよい。
S406において、画像補正部604は、切り出した画像の台形補正を行う。台形補正については、周知の射影変換を用いることで実現することができる。変倍パラメータは、台形にゆがんでいる場合も考慮し、射影変換行列になる。画像補正部604は、射影変換行列を、図6に示す撮影画像中における原稿領域の4点の頂点情報(頂点1103、1104、1105、1106)と、出力画像の4隅の座標情報とから算出することが可能である。なお、図6には、撮影画像1101と原稿領域1102とが示されている。画像補正部604は、処理速度を優先する場合、アフィン変換行列や単純な変倍率を変倍パラメータとして算出してもよい。画像補正部604は、前記変倍パラメータを、出力画像サイズと撮影画像中の原稿領域のサイズとに基づいて算出可能である。ここで、算出する変倍パラメータは、撮影画像中の原稿領域が出力画像サイズに変倍されるようなパラメータである。
ユーザーは、操作部308に表示される画面を介して出力画像サイズを指示することができる。指示が可能な出力画像サイズとしては、例えば、A4、A5、B4、レターサイズ等があり、予めROM303に設定をしておくことができる。例えば出力画像サイズがA4の用紙サイズである場合、出力画像サイズはA4となり、変倍パラメータは原稿領域の画像が出力画像サイズであるA4に変倍されるようなパラメータとなる。また、例えば出力サイズ設定がA4の用紙サイズの半分である場合、出力画像サイズはA5となり、変倍パラメータは原稿領域の画像が出力画像サイズであるA5に変倍されるような変倍率のパラメータとなる。なお、出力画像サイズは、原稿領域のアスペクト比から、A系列の用紙を利用するのか、B系列の用紙を利用するのか、インチ系列の用紙を利用するのか等、紙種系列の切り替えが可能なようにしてもよい。
S407において、画像補正部604は、撮影画像の濃度ムラ補正を行い、原稿撮影時の光源や影による色ムラを補正する。まず、画像補正部604は、撮影時のノイズを除去するようなフィルタ処理を行い、その後、下地に載っている色を飛ばして紙の白を再現することができるような階調補正を行う。S408において、画像補正部604は、画像の鮮鋭化(鮮鋭性補正)、平滑化(平滑化補正)を行う。これは、周知のフィルタ処理等を行うことで実現が可能である。S409において、画像補正部604は、撮影画像に対して、カメラ固有の色空間から共通のRGB色空間への変換を行う(色補正)。ここでの色空間の変換は、予め定義付けられた3x3のマトリクス演算によって行われる携帯端末101のカメラ色空間から、sRGBといった測色的な共通RGB色空間への変換であるものとする。なお、S406〜S409の処理は、画像の補正処理の一例である。
S410において、画像保存部605は、補正後の撮影画像の圧縮とフォーマット化とを行う。より具体的に説明すると、画像保存部605は、補正後の撮影画像を例えばJPEG形式で圧縮して、そのJPEGデータを設定されたフォーマットのファイル形式(例えばPDF形式やXPS形式)に変換する。S411において、UI表示処理部606は、S410で生成されたファイルの保存を行う指示を受け付けるUIを表示する。例えば、UI表示処理部606は、ユーザーに対して保存を行うか否かを指示させるUIを表示する。S412において、画像保存部605は、設定された領域への保存処理を行う。保存される領域は、アプリケーションが予め指定した領域でもよいし、携帯端末101のOSが保有している画像を保存する領域でもよい。
以上が本実施形態における携帯端末101が実行する一連の処理の概要である。以下、S402〜S404の各処理の詳細について説明する。
S410において、画像保存部605は、補正後の撮影画像の圧縮とフォーマット化とを行う。より具体的に説明すると、画像保存部605は、補正後の撮影画像を例えばJPEG形式で圧縮して、そのJPEGデータを設定されたフォーマットのファイル形式(例えばPDF形式やXPS形式)に変換する。S411において、UI表示処理部606は、S410で生成されたファイルの保存を行う指示を受け付けるUIを表示する。例えば、UI表示処理部606は、ユーザーに対して保存を行うか否かを指示させるUIを表示する。S412において、画像保存部605は、設定された領域への保存処理を行う。保存される領域は、アプリケーションが予め指定した領域でもよいし、携帯端末101のOSが保有している画像を保存する領域でもよい。
以上が本実施形態における携帯端末101が実行する一連の処理の概要である。以下、S402〜S404の各処理の詳細について説明する。
(S402:携帯端末101の姿勢情報取得処理の詳細説明)
S402の詳細について、図7、8を用いて説明する。図7は、携帯端末101の傾きの一例を示す図である。図8は、携帯端末101の回転角の一例を示す図である。S402において、端末姿勢検出部602は、モーションセンサ310から取得した加速度情報に基づき、図7に示す携帯端末101の傾き1603に関する角度情報を取得する。なお、角度情報は、上述した携帯端末101の姿勢情報の一例である。角度情報は、図8(a)、(b)に示す携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201に表示される画面501の回転角504と、図7に示す携帯端末101の傾き1603とから算出される値である。携帯端末101の傾き1603は、タッチパネルディスプレイ201の画面垂直方向の軸を中心に携帯端末101を回転させたときの回転角を示したものである。
ここで、携帯端末101の上方向について説明する。携帯端末101の上下左右は、モーションセンサ310で定義されている上下左右に従う。モーションセンサ310は、携帯端末101の上下方向、左右方向、画面垂直方向の3軸を有し、それぞれの軸(方向)に対する加速度を検出することができる。実施形態1においては、ユーザーが携帯端末101を縦向きに保持した状態における、図8(a)の下辺506から上辺505に向かうベクトルを携帯端末101の上方向とする。
図8(b)を用いて、画面501の回転角504について説明する。画面501の回転角504は、携帯端末101の上方向503を基準とし、画面501の上方向502が携帯端末101の上方向503に対して時計回りに何度回転しているかを示した値と定義する。図8(b)においては、携帯端末101の上方向503を基準とし、画面501の上方向502が時計回りに90度回転しているので、画面501の回転角504は90度となる。一方、図8(a)においては、携帯端末101の上方向503と画面501の上方向502との向きが一致しているため、画面501の回転角504は0度となる。このようにして携帯端末101の姿勢情報が取得される。
S402の詳細について、図7、8を用いて説明する。図7は、携帯端末101の傾きの一例を示す図である。図8は、携帯端末101の回転角の一例を示す図である。S402において、端末姿勢検出部602は、モーションセンサ310から取得した加速度情報に基づき、図7に示す携帯端末101の傾き1603に関する角度情報を取得する。なお、角度情報は、上述した携帯端末101の姿勢情報の一例である。角度情報は、図8(a)、(b)に示す携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201に表示される画面501の回転角504と、図7に示す携帯端末101の傾き1603とから算出される値である。携帯端末101の傾き1603は、タッチパネルディスプレイ201の画面垂直方向の軸を中心に携帯端末101を回転させたときの回転角を示したものである。
ここで、携帯端末101の上方向について説明する。携帯端末101の上下左右は、モーションセンサ310で定義されている上下左右に従う。モーションセンサ310は、携帯端末101の上下方向、左右方向、画面垂直方向の3軸を有し、それぞれの軸(方向)に対する加速度を検出することができる。実施形態1においては、ユーザーが携帯端末101を縦向きに保持した状態における、図8(a)の下辺506から上辺505に向かうベクトルを携帯端末101の上方向とする。
図8(b)を用いて、画面501の回転角504について説明する。画面501の回転角504は、携帯端末101の上方向503を基準とし、画面501の上方向502が携帯端末101の上方向503に対して時計回りに何度回転しているかを示した値と定義する。図8(b)においては、携帯端末101の上方向503を基準とし、画面501の上方向502が時計回りに90度回転しているので、画面501の回転角504は90度となる。一方、図8(a)においては、携帯端末101の上方向503と画面501の上方向502との向きが一致しているため、画面501の回転角504は0度となる。このようにして携帯端末101の姿勢情報が取得される。
次に、図7に示される携帯端末101の傾き1603の定義について説明する。実施形態1において、ユーザーは携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201を操作し、図8(a)のように、タッチパネルディスプレイ201に画面501を表示する。ベクトル1601は、携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201の面にモーションセンサ310で取得した重力加速度ベクトルを投影させたものである。ベクトル1602は、ベクトル1601と逆向きのベクトルである。携帯端末101の傾き1603は、ベクトル1602から時計回りに携帯端末101の上方向503へ回転するまでの角度である。
図9は、端末姿勢検出部602で検出する携帯端末101の回転方向及び回転角の説明図である。図9では、鉛直方向をZ軸、水平で磁気北極方向をY軸、Z軸及びY軸に直交する方向をX軸とした直交座標系を定義する。端末姿勢検出部602は、モーションセンサ310を介して、それぞれの軸を中心とした回転量を検出する。3軸それぞれ反時計回りの回転がプラス(+)、時計回りの回転がマイナス(−)の回転量となる。
X軸周りの回転は傾斜角と呼ばれ、「−180度」〜「179度」の値を取る。携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201を基準にして、上向き水平状態が「0度」、垂直状態が「90度」、下向き水平状態が「−180度」及び「179度」、垂直倒立状態が「−90度」となる。Y軸周りの回転は回転角と呼ばれ、「−90度」〜「90度」の値を取る。携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201を基準にして、水平状態が「0度」、右肩が上の状態が「90度」、左肩が上の状態が「−90度」となる。Z軸周りの回転は方位角と呼ばれ、「0度」〜「359度」の値を取る。携帯端末101の短辺上面を基準にして、上面が北向きの状態が「0度」、東向きの状態が「90度」、南向きの状態が「180度」、西向きの状態が「270度」となる。なお、図9に示すように、携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201を上に向け、携帯端末101の短辺上面を北に向けて水平に保持した状態が回転角の基準状態(回転角、傾斜角、放射角がすべて「0度」)となる。端末姿勢検出部602は、この基準状態からの変化量を、携帯端末101の回転方向及び回転角として検出する。
図9は、端末姿勢検出部602で検出する携帯端末101の回転方向及び回転角の説明図である。図9では、鉛直方向をZ軸、水平で磁気北極方向をY軸、Z軸及びY軸に直交する方向をX軸とした直交座標系を定義する。端末姿勢検出部602は、モーションセンサ310を介して、それぞれの軸を中心とした回転量を検出する。3軸それぞれ反時計回りの回転がプラス(+)、時計回りの回転がマイナス(−)の回転量となる。
X軸周りの回転は傾斜角と呼ばれ、「−180度」〜「179度」の値を取る。携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201を基準にして、上向き水平状態が「0度」、垂直状態が「90度」、下向き水平状態が「−180度」及び「179度」、垂直倒立状態が「−90度」となる。Y軸周りの回転は回転角と呼ばれ、「−90度」〜「90度」の値を取る。携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201を基準にして、水平状態が「0度」、右肩が上の状態が「90度」、左肩が上の状態が「−90度」となる。Z軸周りの回転は方位角と呼ばれ、「0度」〜「359度」の値を取る。携帯端末101の短辺上面を基準にして、上面が北向きの状態が「0度」、東向きの状態が「90度」、南向きの状態が「180度」、西向きの状態が「270度」となる。なお、図9に示すように、携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201を上に向け、携帯端末101の短辺上面を北に向けて水平に保持した状態が回転角の基準状態(回転角、傾斜角、放射角がすべて「0度」)となる。端末姿勢検出部602は、この基準状態からの変化量を、携帯端末101の回転方向及び回転角として検出する。
図10は、端末姿勢検出部602で検出する携帯端末101の移動方向及び移動量の説明図である。図10(a)に示すように、携帯端末101の移動方向及び移動量を表す直交座標系を定義する。即ち、携帯端末101のタッチパネルディスプレイ201の法線方向をZ軸、タッチパネルディスプレイ201の短辺方向をX軸、タッチパネルディスプレイ201の長辺方向をY軸と定義する。このように定義することで、ユーザーが携帯端末101の長辺が鉛直方向になるように保持した場合、X軸が左右方向、Y軸が上下方向、Z軸が前後方向となる。携帯端末101の移動方向は、X軸の左方向、Y軸の下方向、Z軸の手前方向をそれぞれプラス(+)の移動方向とし、X軸の右方向、Y軸の上方向、Z軸の後方向をそれぞれマイナス(−)の移動方向とする。
図10(b)は、携帯端末101の姿勢が変化する際に端末姿勢検出部602がモーションセンサ310を介して検出する加速度値の一例を示す図である。検出される携帯端末101の加速度[m/s2]に基づいて、加速度の時間積分値が速度[m/s]、速度の時間積分値が移動量[m]として取得される。このように、端末姿勢検出部602は、重力磁場を基準に定義された直交座標系における携帯端末101の回転角を取得することができる。また、端末姿勢検出部602は、携帯端末101を基準に定義された直交座標系に対する加速度値を得ることができる。これにより、端末姿勢検出部602は、携帯端末101の姿勢情報(垂直状態/水平状態、縦向き/横向き等)を検出することができる。
図10(b)は、携帯端末101の姿勢が変化する際に端末姿勢検出部602がモーションセンサ310を介して検出する加速度値の一例を示す図である。検出される携帯端末101の加速度[m/s2]に基づいて、加速度の時間積分値が速度[m/s]、速度の時間積分値が移動量[m]として取得される。このように、端末姿勢検出部602は、重力磁場を基準に定義された直交座標系における携帯端末101の回転角を取得することができる。また、端末姿勢検出部602は、携帯端末101を基準に定義された直交座標系に対する加速度値を得ることができる。これにより、端末姿勢検出部602は、携帯端末101の姿勢情報(垂直状態/水平状態、縦向き/横向き等)を検出することができる。
(S403:撮影対象認識処理の詳細説明)
S403において、撮影対象認識部607は、撮影画像中の撮影対象の認識処理を行う。ここでは、撮影対象を印字されている紙、ホワイトボード、黒板とした場合を例に説明する。図11は、ホワイトボードを撮影した場合の撮影画像の一例を示す図である。図11には、撮影領域701とホワイトボード領域702とが示されている。また、ホワイトボードには、文字703が記載されている。
撮影対象をホワイトボードと認識する処理の例として、撮影対象認識部607は、撮影領域701の中心704から予め設定された範囲の画像の色分布情報を取得する。なお、画像の色分布情報は、画像の特徴量情報の一例である。また、撮影画像から色分布情報を取得する処理は、撮影画像から特徴量情報を抽出する抽出処理の一例である。この処理は、周知のヒストグラムを取得する処理によって行うことが可能である。ホワイトボードは、背景面が白く、記載されている文字703の色も限られている。例えば、文字703の色は、黒、赤、青、緑と限定することができる。撮影対象認識部607は、ヒストグラムから、白、黒、赤、青、緑が他の色よりも強く出ている場合には、撮影対象がホワイトボードであると認識することができる。この他にも、ホワイトボード画像を登録しておき、画像認識によって撮影対象認識部607が撮影対象をホワイトボートと認識する方法等をとってもよい。
S403において、撮影対象認識部607は、撮影画像中の撮影対象の認識処理を行う。ここでは、撮影対象を印字されている紙、ホワイトボード、黒板とした場合を例に説明する。図11は、ホワイトボードを撮影した場合の撮影画像の一例を示す図である。図11には、撮影領域701とホワイトボード領域702とが示されている。また、ホワイトボードには、文字703が記載されている。
撮影対象をホワイトボードと認識する処理の例として、撮影対象認識部607は、撮影領域701の中心704から予め設定された範囲の画像の色分布情報を取得する。なお、画像の色分布情報は、画像の特徴量情報の一例である。また、撮影画像から色分布情報を取得する処理は、撮影画像から特徴量情報を抽出する抽出処理の一例である。この処理は、周知のヒストグラムを取得する処理によって行うことが可能である。ホワイトボードは、背景面が白く、記載されている文字703の色も限られている。例えば、文字703の色は、黒、赤、青、緑と限定することができる。撮影対象認識部607は、ヒストグラムから、白、黒、赤、青、緑が他の色よりも強く出ている場合には、撮影対象がホワイトボードであると認識することができる。この他にも、ホワイトボード画像を登録しておき、画像認識によって撮影対象認識部607が撮影対象をホワイトボートと認識する方法等をとってもよい。
図12は、黒板を撮影した場合の撮影画像の一例を示す図である。図12には、撮影領域801と黒板領域802とが示されている。また、撮影領域801には、黒板領域802外に時計805が映っている。また、黒板には、文字803が記載されている。
撮影対象を黒板と認識する処理の例として、撮影対象認識部607は、撮影領域801の中心804から予め設定された範囲の画像の色分布情報を取得する。この処理は、周知のヒストグラムを取得する処理によって行うことが可能である。黒板は、背景面が黒、濃い緑であり、記載されている文字803の色も限られている。例えば、文字803の色は、白、赤、青、黄と限定することができる。撮影対象認識部607は、ヒストグラムから、黒、白、赤、青、黄が他の色よりも強く出ている場合には、撮影対象が黒板であると認識する。この他にも、黒板画像を登録しておき、画像認識によって撮影対象認識部607が撮影対象を黒板と認識をする方法等をとってもよい。
本実施形態では、ホワイトボード又は黒板と認識されなかった撮影対象を紙と認識することとする。また、撮影対象認識部607は、S402で取得された携帯端末101の姿勢情報を用いて、撮影対象の絞り込みを行うことができる。以下、より具体的に説明する。
撮影対象を黒板と認識する処理の例として、撮影対象認識部607は、撮影領域801の中心804から予め設定された範囲の画像の色分布情報を取得する。この処理は、周知のヒストグラムを取得する処理によって行うことが可能である。黒板は、背景面が黒、濃い緑であり、記載されている文字803の色も限られている。例えば、文字803の色は、白、赤、青、黄と限定することができる。撮影対象認識部607は、ヒストグラムから、黒、白、赤、青、黄が他の色よりも強く出ている場合には、撮影対象が黒板であると認識する。この他にも、黒板画像を登録しておき、画像認識によって撮影対象認識部607が撮影対象を黒板と認識をする方法等をとってもよい。
本実施形態では、ホワイトボード又は黒板と認識されなかった撮影対象を紙と認識することとする。また、撮影対象認識部607は、S402で取得された携帯端末101の姿勢情報を用いて、撮影対象の絞り込みを行うことができる。以下、より具体的に説明する。
例えば、S402で取得された携帯端末101の姿勢情報が、上述した図10(b)に示すようにX軸の値が0、Y軸の値が0、Z軸の値が10であった場合、撮影対象認識部607は、撮影対象が紙であると認識する。また、携帯端末101の姿勢情報が図10(b)に示すようにX軸の値が0、Y軸の値が10、Z軸の値が0であった場合、撮影対象認識部607は、撮影対象がホワイトボード、黒板又は壁に貼られている紙であると認識する。
図13は、携帯端末101の姿勢情報を用いた撮影対象認識処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図5と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S1002において、撮影対象認識部607は、姿勢情報から得られた角度が平面(鉛直方向に垂直な面)に対して設定された値以下であるか判定する。そして、撮影対象認識部607は、設定された値以下であると判定した場合、処理をS1003に進め、設定された値以下でないと判定した場合、処理をS1004に進める。ここでは、設定された値を45度としている。この角度は、机の上等にあるものを撮影していると考えられる角度から設定された値である。机の上に置かれているものを撮影する場合には、携帯端末101の角度が大きくなるほど、撮影画像の奥と手前とで解像度が大きく異なってしまうことや、奥にある文字等の視認性が低下することが懸念される。これを避けるためには、携帯端末101の平面に対する角度をなるべく0度に近い状態で撮影することが望ましい。
図13は、携帯端末101の姿勢情報を用いた撮影対象認識処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図5と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S1002において、撮影対象認識部607は、姿勢情報から得られた角度が平面(鉛直方向に垂直な面)に対して設定された値以下であるか判定する。そして、撮影対象認識部607は、設定された値以下であると判定した場合、処理をS1003に進め、設定された値以下でないと判定した場合、処理をS1004に進める。ここでは、設定された値を45度としている。この角度は、机の上等にあるものを撮影していると考えられる角度から設定された値である。机の上に置かれているものを撮影する場合には、携帯端末101の角度が大きくなるほど、撮影画像の奥と手前とで解像度が大きく異なってしまうことや、奥にある文字等の視認性が低下することが懸念される。これを避けるためには、携帯端末101の平面に対する角度をなるべく0度に近い状態で撮影することが望ましい。
携帯端末101の平面に対する角度が45度以下の場合、S1003において、撮影対象認識部607は、撮影対象を紙と認識する。一方、携帯端末101の平面に対する角度が45度以下でない場合、S1004において、撮影対象認識部607は、撮影対象をホワイトボードや黒板、壁に貼られている紙と認識する。なお、閾値となる角度の値は任意に設定可能であり、45度の値に限定されるものではない。また、ここでは、撮影対象をホワイトボード、黒板、紙とした場合を例に説明したが、他にも液晶プロジェクタを使って壁に投影されているプレゼンテーション画面等を撮影対象とすることも可能である。
このようにして、角度が設定された値よりも大きくなった場合に想定される撮影対象を絞り込むことによって、より簡易、かつ、より高速に撮影対象の認識を行うことができる。また、撮影対象認識部607は、携帯端末101の角度に基づく絞り込みによって複数の撮影対象の候補を特定した場合、上述したように撮影画像から取得した色分布情報に基づいて一の撮影対象を特定するようにすることもできる。
このようにして、角度が設定された値よりも大きくなった場合に想定される撮影対象を絞り込むことによって、より簡易、かつ、より高速に撮影対象の認識を行うことができる。また、撮影対象認識部607は、携帯端末101の角度に基づく絞り込みによって複数の撮影対象の候補を特定した場合、上述したように撮影画像から取得した色分布情報に基づいて一の撮影対象を特定するようにすることもできる。
(S404:原稿領域認識処理の詳細説明)
S404において、原稿領域認識部603は、原稿領域の外枠(ここでは四辺として説明する)を認識する処理を行う。原稿領域認識部603は、四辺を検出するために、エッジを見つけ、そのエッジを削除したり、つないだりすることによって辺としての検出を行っていく。この際、原稿領域認識部603は、S403で認識された撮影対象の種類に応じて、エッジ検出における処理のモードを切り替える。各撮影対象に応じてエッジ検出を行うためのエッジの強度や、輝度差を変更することにより、より良好な四辺検出が行えるようになる。即ち、原稿領域認識部603は、例えば撮影対象がホワイトボードであると認識された場合には、ホワイトボード用の四辺検出処理を行い、黒板であると認識された場合には、黒板用の四辺検出処理を行う。同様に、原稿領域認識部603は、撮影対象が紙であると認識された場合には、紙用の四辺検出処理を行う。なお、各撮影対象に応じた四辺検出の設定情報は、予め記憶部304等に保存されているものとする。
S404において、原稿領域認識部603は、原稿領域の外枠(ここでは四辺として説明する)を認識する処理を行う。原稿領域認識部603は、四辺を検出するために、エッジを見つけ、そのエッジを削除したり、つないだりすることによって辺としての検出を行っていく。この際、原稿領域認識部603は、S403で認識された撮影対象の種類に応じて、エッジ検出における処理のモードを切り替える。各撮影対象に応じてエッジ検出を行うためのエッジの強度や、輝度差を変更することにより、より良好な四辺検出が行えるようになる。即ち、原稿領域認識部603は、例えば撮影対象がホワイトボードであると認識された場合には、ホワイトボード用の四辺検出処理を行い、黒板であると認識された場合には、黒板用の四辺検出処理を行う。同様に、原稿領域認識部603は、撮影対象が紙であると認識された場合には、紙用の四辺検出処理を行う。なお、各撮影対象に応じた四辺検出の設定情報は、予め記憶部304等に保存されているものとする。
図14は、原稿領域認識処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図5と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S902において、原稿領域認識部603は、S403での撮影対象の認識結果がホワイトボードであるか否か判定する。原稿領域認識部603は、撮影対象がホワイトボードであると判定した場合、処理をS903に進め、撮影対象がホワイトボードでないと判定した場合、処理をS904に進める。S903において、原稿領域認識部603は、上述したホワイトボード用の検出処理を行う。
S904において、原稿領域認識部603は、S403での撮影対象の認識結果が黒板であるか否か判定する。原稿領域認識部603は、撮影対象が黒板であると判定した場合、処理をS905に進め、撮影対象が黒板でないと判定した場合、処理をS906に進める。S905において、原稿領域認識部603は、上述した黒板用の検出処理を行う。S906において、原稿領域認識部603は、上述した紙用の検出処理を行う。
原稿領域認識部603は、撮影処理部601によって原稿が撮影されると、上述した図6に示すように撮影画像中における原稿領域の頂点を抽出する。図6には、撮影画像1101と原稿領域1102とが示されており、原稿領域1102は抽出された原稿領域の頂点1103、1104、1105、1106を結ぶ線分に囲まれた矩形領域である。矩形の原稿領域の頂点1103〜1106は、例えばダグラス・ポーカーの頂点抽出アルゴリズム等、公知の方法によって抽出可能である。
S904において、原稿領域認識部603は、S403での撮影対象の認識結果が黒板であるか否か判定する。原稿領域認識部603は、撮影対象が黒板であると判定した場合、処理をS905に進め、撮影対象が黒板でないと判定した場合、処理をS906に進める。S905において、原稿領域認識部603は、上述した黒板用の検出処理を行う。S906において、原稿領域認識部603は、上述した紙用の検出処理を行う。
原稿領域認識部603は、撮影処理部601によって原稿が撮影されると、上述した図6に示すように撮影画像中における原稿領域の頂点を抽出する。図6には、撮影画像1101と原稿領域1102とが示されており、原稿領域1102は抽出された原稿領域の頂点1103、1104、1105、1106を結ぶ線分に囲まれた矩形領域である。矩形の原稿領域の頂点1103〜1106は、例えばダグラス・ポーカーの頂点抽出アルゴリズム等、公知の方法によって抽出可能である。
以上、本実施形態によれば、撮影対象を撮影した際の携帯端末101の姿勢に応じて、撮影画像をより適切に処理することができるようになる。より具体的には、携帯端末101の姿勢情報に基づいて撮影画像中の撮影対象を特定することで、撮影画像に見合う適切な原稿領域の認識及び画像処理を行うことができるようになる。また、本実施形態によれば、これらの処理がユーザーの煩雑な指示がなくても実現可能になる。
<実施形態2>
実施形態1では、携帯端末101の姿勢情報に基づいて撮影画像中の撮影対象を認識することで、撮影対象の認識をより容易、かつ、高速に実現することができる例について説明した。本実施形態では、撮影対象を認識する処理の優先度を考慮することにより、実施形態1よりも高速で撮影対象を認識する例について説明する。なお、実施形態2では、実施形態1との差分について主に説明する。
図15は、本実施形態における撮影対象認識処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図13と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S1002において、撮影対象認識部607は、姿勢情報から得られた携帯端末101の画面垂直方向(ここでは、鉛直方向に垂直な面と平行な方向)に対する角度が45度以下であると判定した場合、処理をS1201に進める。一方、撮影対象認識部607は、45度以下でないと判定した場合、処理をS906に進める。S1201において、撮影対象認識部607は、携帯端末101の左右方向に対する角度が70度から90度までの範囲にあるか否かを判定し、前記範囲内であると判定した場合、S902以降で、ホワイトボード、黒板を認識するための処理を優先して行う。
実施形態1では、携帯端末101の姿勢情報に基づいて撮影画像中の撮影対象を認識することで、撮影対象の認識をより容易、かつ、高速に実現することができる例について説明した。本実施形態では、撮影対象を認識する処理の優先度を考慮することにより、実施形態1よりも高速で撮影対象を認識する例について説明する。なお、実施形態2では、実施形態1との差分について主に説明する。
図15は、本実施形態における撮影対象認識処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図13と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S1002において、撮影対象認識部607は、姿勢情報から得られた携帯端末101の画面垂直方向(ここでは、鉛直方向に垂直な面と平行な方向)に対する角度が45度以下であると判定した場合、処理をS1201に進める。一方、撮影対象認識部607は、45度以下でないと判定した場合、処理をS906に進める。S1201において、撮影対象認識部607は、携帯端末101の左右方向に対する角度が70度から90度までの範囲にあるか否かを判定し、前記範囲内であると判定した場合、S902以降で、ホワイトボード、黒板を認識するための処理を優先して行う。
携帯端末101の左右方向に対する角度が70度から90度までの場合における携帯端末101の姿勢は、上述した図8(b)に示すように横向きになっている状態である。携帯端末101を横向きにして撮影する場合、撮影対象のアスペクト比が縦に比べて横の方が大きな値になっているものを撮影していると考えることができる。ホワイトボードや黒板は、アスペクト比が縦に比べて横の方が大きな値となるものが多く存在している。そのため、撮影対象認識部607は、携帯端末101の画面垂直方向(ここでは、鉛直方向に垂直な面と平行な方向)の向きに対して角度が45度を超えていて、横向きになっている姿勢で撮影された場合の撮影対象をホワイトボード、黒板に絞る。このように、撮影対象を認識するための優先度を変えるようにしている。
携帯端末101の向きは、図8(b)に示す向きを左右反転させた姿勢であっても上述したように携帯端末101が横向きになっていると認識して、同様に処理を行うことが可能である。また、例に示した70度から90度までという角度は一例であり、この角度に限定されるものではない。この角度は、任意に設定可能としてもよいし、予めROM303に値を設定しておくようにしてもよい。この際、CPU301は、例えば、操作部308を介したユーザー操作に応じて、ROM303に値を設定するようにしてもよい。
携帯端末101の向きは、図8(b)に示す向きを左右反転させた姿勢であっても上述したように携帯端末101が横向きになっていると認識して、同様に処理を行うことが可能である。また、例に示した70度から90度までという角度は一例であり、この角度に限定されるものではない。この角度は、任意に設定可能としてもよいし、予めROM303に値を設定しておくようにしてもよい。この際、CPU301は、例えば、操作部308を介したユーザー操作に応じて、ROM303に値を設定するようにしてもよい。
以上、本実施形態によれば、携帯端末101の画面垂直方向に対する角度に加えて、左右方向に対する角度も考慮に加えることにより、撮影対象の認識処理の優先度を変えることができるため、より高速に認識処理ができるようになる。
<実施形態3>
実施形態2では、携帯端末101の画面垂直方向に対する角度と左右方向に対する角度との2つを使って、撮影対象の認識における優先度に反映させて撮影対象を認識する処理について説明した。本実施形態では、撮影対象の認識結果をユーザーに提示すると共に、認識結果の変更の有無についてユーザーからの指示を受け付ける設定画面を設け、その指示に従って処理を行う例について説明する。なお、実施形態3では、実施形態1との差分について主に説明する。
図16は、実施形態3における一連の処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図5と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S1301において、UI表示処理部606は、S403で認識された撮影対象をユーザーに提示するための画面表示を行う。図17は、S1301の処理で表示される表示画面(設定画面)の一例を示す図である。図17に示される表示画面について、上述した図6に示される表示画面との差分について主に説明する。図17(a)では、撮影画像1101中に撮影対象の認識結果を通知するメッセージ1401が示されている。また、図17(a)では、例としてS403で撮影対象がホワイトボードと認識された場合における画面が表示されている。なお、S1301における処理は、設定画面表示処理の一例である。
実施形態2では、携帯端末101の画面垂直方向に対する角度と左右方向に対する角度との2つを使って、撮影対象の認識における優先度に反映させて撮影対象を認識する処理について説明した。本実施形態では、撮影対象の認識結果をユーザーに提示すると共に、認識結果の変更の有無についてユーザーからの指示を受け付ける設定画面を設け、その指示に従って処理を行う例について説明する。なお、実施形態3では、実施形態1との差分について主に説明する。
図16は、実施形態3における一連の処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図5と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S1301において、UI表示処理部606は、S403で認識された撮影対象をユーザーに提示するための画面表示を行う。図17は、S1301の処理で表示される表示画面(設定画面)の一例を示す図である。図17に示される表示画面について、上述した図6に示される表示画面との差分について主に説明する。図17(a)では、撮影画像1101中に撮影対象の認識結果を通知するメッセージ1401が示されている。また、図17(a)では、例としてS403で撮影対象がホワイトボードと認識された場合における画面が表示されている。なお、S1301における処理は、設定画面表示処理の一例である。
ユーザーはこの表示画面を見ることにより、原稿領域の検出の結果を確認することができるだけでなく、撮影対象をホワイトボードとして処理が行われたこと、この後の画像補正がホワイトボード用のパラメータで処理されることを認識することができる。UI表示処理部606がボタン1402の押下を検知すると、S405以降の処理が行われる。図17の例では、S405以降の処理が、ホワイトボードに適した処理で行われる。なお、ここでいう、適した処理とは、ホワイトボード用のパラメータに基づいて実行される画像補正等の処理のことである。ボタン1403は、撮影対象を紙へ変更するためのボタンである。ボタン1404は、撮影対象を黒板へ変更するためのボタンである。ボタン1403が押下された場合、原稿領域認識部603は、撮影対象を紙として再度S404における原稿領域認識処理を行う。そして、UI表示処理部606は、その結果に応じた画面を表示する。
図17(b)は、図17(a)においてボタン1403が押下され、撮影対象を紙としてS404の原稿領域認識が行われた場合の表示画面の一例を示す図である。メッセージ1410は、ユーザーに指示された通り撮影対象を紙として処理したことを示すように、撮影対象の認識結果が紙である旨を表示している。ユーザーの指定により撮影対象を紙としたので、UI表示処理部606は、メッセージ1410における認識結果という表示を「原稿指定」等と表示するようにしてもよい。ボタン1411は、撮影対象をホワイトボードへ変更するためのボタンである。ユーザーは、ボタン1411の押下によって、撮影対象を再びホワイトボードに戻すように指示することができる。
図17(b)は、図17(a)においてボタン1403が押下され、撮影対象を紙としてS404の原稿領域認識が行われた場合の表示画面の一例を示す図である。メッセージ1410は、ユーザーに指示された通り撮影対象を紙として処理したことを示すように、撮影対象の認識結果が紙である旨を表示している。ユーザーの指定により撮影対象を紙としたので、UI表示処理部606は、メッセージ1410における認識結果という表示を「原稿指定」等と表示するようにしてもよい。ボタン1411は、撮影対象をホワイトボードへ変更するためのボタンである。ユーザーは、ボタン1411の押下によって、撮影対象を再びホワイトボードに戻すように指示することができる。
本実施形態では、UI表示処理部606が、S404での原稿領域の認識結果が表示される画面において撮影対象の認識結果を表示するようにしたが、表示のタイミングや表示形態はこれに限るものではない。例えば、UI表示処理部606は、撮影対象の認識が行われた時点で認識結果を表示するようにしてもよいし、撮影対象の変更を受け付けることが可能な画面を表示するようにしてもよい。
以上、本実施形態によれば、携帯端末101の姿勢情報と撮影対象の認識結果とに基づいて処理を行うことに対して、ユーザーの確認や指示を簡単に受け付けることができるため、複雑なUI操作を行うことなくユーザーの目的にあった処理の提供が可能になる。
以上、本実施形態によれば、携帯端末101の姿勢情報と撮影対象の認識結果とに基づいて処理を行うことに対して、ユーザーの確認や指示を簡単に受け付けることができるため、複雑なUI操作を行うことなくユーザーの目的にあった処理の提供が可能になる。
<実施形態4>
実施形態1では、図13で説明したフローチャートのように、携帯端末101の姿勢情報が示す角度が平面に対して45度を超えていない場合には、撮影対象認識部607が撮影対象を紙として認識していた。しかし、携帯端末101の姿勢情報が示す角度が設定された値より小さく、携帯端末101が机と水平に近い状態であっても、撮影対象が紙とは限らない場合もある。例として、撮影対象が机に置かれたA4やA3サイズのホワイトボードや黒板である場合等が挙げられる。本実施形態は、このような場合にも適切に対応することができるように、撮影対象をユーザーに確認させる画面を表示する例について説明する。
図18は、本実施形態における撮影対象認識処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図13と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S1501において、UI表示処理部606は、撮影対象が紙であるかを確認させるための画面(確認画面)を表示する。S1502において、撮影対象認識部607は、S1501で表示された画面を介したユーザーの操作により撮影対象が紙である旨の指示を受け付けた場合、撮影対象を紙としてS1003以降の処理を行う。一方、S1502で撮影対象認識部607が、撮影対象が紙でない旨の指示を受け付けた場合、S1503において、UI表示処理部606は、撮影対象の選択肢としてホワイトボード、黒板を選択可能に表示する。
実施形態1では、図13で説明したフローチャートのように、携帯端末101の姿勢情報が示す角度が平面に対して45度を超えていない場合には、撮影対象認識部607が撮影対象を紙として認識していた。しかし、携帯端末101の姿勢情報が示す角度が設定された値より小さく、携帯端末101が机と水平に近い状態であっても、撮影対象が紙とは限らない場合もある。例として、撮影対象が机に置かれたA4やA3サイズのホワイトボードや黒板である場合等が挙げられる。本実施形態は、このような場合にも適切に対応することができるように、撮影対象をユーザーに確認させる画面を表示する例について説明する。
図18は、本実施形態における撮影対象認識処理の一例を示すフローチャートである。なお、上述した図13と同様の処理については同じ付番とし、処理の説明を省略する。S1501において、UI表示処理部606は、撮影対象が紙であるかを確認させるための画面(確認画面)を表示する。S1502において、撮影対象認識部607は、S1501で表示された画面を介したユーザーの操作により撮影対象が紙である旨の指示を受け付けた場合、撮影対象を紙としてS1003以降の処理を行う。一方、S1502で撮影対象認識部607が、撮影対象が紙でない旨の指示を受け付けた場合、S1503において、UI表示処理部606は、撮影対象の選択肢としてホワイトボード、黒板を選択可能に表示する。
S1504において、撮影対象認識部607は、S1503で表示された画面を介したユーザーの操作により撮影対象がホワイトボードである旨の指示を受け付けたか否かを判定する。撮影対象認識部607は、撮影対象がホワイトボードである旨の指示を受け付けたと判定した場合には、撮影対象をホワイトボードと認識してS1505以降の処理を行う。一方、撮影対象認識部607は、撮影対象がホワイトボードでない旨の指示を受け付けたと判定した場合には、撮影対象を黒板としてS1506以降の処理を行う。なお、S1501及びS1503の処理は、撮影対象の正否をユーザーに確認させる確認画面を表示する確認画面表示処理の一例である。
S1505において、撮影対象認識部607は、撮影対象をホワイトボードとして認識する。
一方、S1506において、撮影対象認識部607は、撮影対象を黒板として認識する。
以上、本実施形態によれば、携帯端末101の姿勢情報を用いながらユーザーに対して撮影対象を確認させる表示を行うことにより、ユーザーによる複雑な操作を必要とせず、ユーザーが撮影した撮影対象にあった処理を提供することが可能になる。
S1505において、撮影対象認識部607は、撮影対象をホワイトボードとして認識する。
一方、S1506において、撮影対象認識部607は、撮影対象を黒板として認識する。
以上、本実施形態によれば、携帯端末101の姿勢情報を用いながらユーザーに対して撮影対象を確認させる表示を行うことにより、ユーザーによる複雑な操作を必要とせず、ユーザーが撮影した撮影対象にあった処理を提供することが可能になる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、上述した実施形態1〜4では、携帯端末101が撮影画像を携帯端末101内で処理を行うものとして説明したが、処理の形態はこれに限るものではない。例えば、携帯端末101が撮影画像をサーバ121へ送信し、サーバ121が撮影画像に対して画像処理を施すような形態であってもよい。この場合、サーバ121は、情報処理装置の一例である。サーバ121は、ハードウェア構成として少なくともCPUやメモリを有する。そして、サーバ121のCPUがサーバ121のメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、上述した実施形態で示されるような処理が実現される。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、上述した実施形態1〜4では、携帯端末101が撮影画像を携帯端末101内で処理を行うものとして説明したが、処理の形態はこれに限るものではない。例えば、携帯端末101が撮影画像をサーバ121へ送信し、サーバ121が撮影画像に対して画像処理を施すような形態であってもよい。この場合、サーバ121は、情報処理装置の一例である。サーバ121は、ハードウェア構成として少なくともCPUやメモリを有する。そして、サーバ121のCPUがサーバ121のメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、上述した実施形態で示されるような処理が実現される。
以上、上述した各実施形態によれば、撮影対象を撮影した際の携帯端末装置の姿勢に応じて、撮影画像をより適切に処理することが可能な技術を提供することができる。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
101 携帯端末装置、102 無線ルータ、103 プリンタ、110 LAN、120 インターネット、121 サーバ、601 撮影処理部、602 端末姿勢検出部、603 原稿領域認識部、604 画像補正部、605 画像保存部、606 UI表示処理部、607 撮影対象認識部
Claims (14)
- 撮像手段の姿勢情報を取得する取得手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の特徴量を抽出する抽出手段と、
前記取得手段により取得された姿勢情報と前記抽出手段により抽出された特徴量に関する情報とを用いて、前記画像中に含まれる被写体を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された被写体に応じた認識モードで前記画像中の被写体領域を認識する認識手段と、
前記認識手段により認識された被写体領域を前記画像から切り出すことにより、前記被写体領域を含む前記画像を補正する補正手段と、
を有する情報処理装置。 - 前記特定手段は、前記姿勢情報が示す前記撮像手段の角度に基づいて、前記被写体を特定する請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記特定手段は、前記撮像手段の鉛直方向に垂直な面に対する角度が予め定められた値以下である場合、前記被写体を紙媒体と特定し、前記角度が予め定められた値以下でない場合、前記被写体を板書媒体と特定する請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記特定手段は、前記撮像手段の鉛直方向に垂直な面に対する角度が予め定められた値以下である場合に前記被写体を紙媒体と特定すると共に、前記角度が予め定められた値以下でない場合であっても、前記撮像手段の左右方向に対する角度が予め定められた範囲を超えている場合にも前記被写体を紙媒体と特定する請求項2又は3に記載の情報処理装置。
- 前記特定手段は、前記姿勢情報に基づいて特定した被写体が複数ある場合、前記抽出手段により抽出された特徴量情報に基づいて前記複数の被写体から一の被写体を特定する請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記抽出手段は、前記画像中の予め定められた範囲における色分布情報を前記特徴量として抽出する請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記認識手段は、前記特定手段により特定された被写体に応じて、前記画像中の被写体領域と背景領域との境界の認識モードを切り替えて前記被写体領域を認識する請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、動作検知手段から取得した加速度情報に基づいて算出した前記撮像手段の角度を示す角度情報を前記姿勢情報として取得する請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記特定手段により特定された被写体を提示すると共に、前記特定された被写体を変更する指示を受け付ける設定画面を表示する設定画面表示手段を更に有する請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記補正手段による画像補正の際に、前記特定された被写体の正否をユーザーに確認させる確認画面を表示する確認画面表示手段を更に有する請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記補正手段は、前記認識手段により認識された被写体領域を前記画像から切り出し、前記被写体領域に対する台形補正、前記画像に対する濃度ムラ補正、色補正、平滑化補正
のうち少なくとも何れか1つを行う請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、前記撮像手段を有する携帯端末装置である請求項1乃至11の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
撮像手段の姿勢情報を取得する取得ステップと、
前記撮像手段により撮像された画像の特徴量を抽出する抽出ステップと、
前記取得ステップで取得された姿勢情報と前記抽出ステップで抽出された特徴量に関する情報とを用いて、前記画像中に含まれる被写体を特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定された被写体に応じた認識モードで前記画像中の被写体領域を認識する認識ステップと、
前記認識ステップで認識された被写体領域を前記画像から切り出すことにより、前記被写体領域を含む前記画像を補正する補正ステップと、
を含む情報処理方法。 - コンピュータに、
撮像手段の姿勢情報を取得する取得ステップと、
前記撮像手段により撮像された画像の特徴量を抽出する抽出ステップと、
前記取得ステップで取得された姿勢情報と前記抽出ステップで抽出された特徴量に関する情報とを用いて、前記画像中に含まれる被写体を特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定された被写体に応じた認識モードで前記画像中の被写体領域を認識する認識ステップと、
前記認識ステップで認識された被写体領域を前記画像から切り出すことにより、前記被写体領域を含む前記画像を補正する補正ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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