JP6067014B2 - 穏やかな熱分解からの炭化水素のための分離シーケンス - Google Patents

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Description

本発明は、分解によって炭化水素含有の装入物から炭化水素を発生させるためのプラントにおいて炭化水素を分離する方法であって、
・ 粗ガスとして発生した、ガス状の炭化水素を含有する分解の生成ガスを圧縮し、かつ乾燥させ、
・ 前記粗ガスを装入物質として分離段(以下:「フロントエンドC3/C4分離部」と呼ぶ)内に案内し、
・ 該フロントエンドC3/C4分離部において、前記粗ガスを、最大3個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分と、少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分とに分離し、
・ この場合、フロントエンドC3/C4分離部が、方法技術的にC4吸収塔(Absorber)と脱プロパン塔(Depropanizer)とを有し、
・ 最大3個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分を、前記C4吸収塔のガス状の塔頂留出物として取得し、
・ 少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素から成る液状の炭化水素留分を、前記脱プロパン塔の塔底留出物として取得する、
炭化水素を分離する方法に関する。
炭化水素を発生させるためのプラント、いわゆる「オレフィンプラント」では、炭化水素またはオレフィンが、炭化水素含有の装入物の分解により発生される。炭化水素含有の装入物はこの場合、液相または気相の形で供給されて、熱分解または接触分解によって蒸気を用いて、または蒸気なしに、短鎖の炭化水素に変換される。分解の際に発生する、主として短鎖のオレフィンから成る混合物は、「分解ガス」または「粗ガス」と呼ばれる。液状の炭化水素含有の装入物の分解の際には、粗ガスはたいてい装入物としてオイルスクラバ(Oelwaesche)内へ案内される。オイルスクラバ内では、粗ガスが冷却され、残った長鎖の炭化水素、たとえばコークス粒子および重いオイル成分は粗ガスから洗出される。引き続き、粗ガスは、別の清浄化および冷却のために水スクラバ内へ案内されて、粗ガス圧縮部において圧縮される。ガス状の炭化水素含有の装入物の分解の際には、たいていオイルスクラバを不要にすることができる。引き続き、粗ガスは公知先行技術によれば、アルカリ溶液スクラバ内で別の不純物、たとえば二酸化炭素および硫化水素を除去されて、乾燥される。
清浄化されかつ乾燥された粗ガスは、所望のオレフィン生成物と副生成物との混合物から成っている。所望のオレフィン生成物を有用化し得るようにするためには、この混合物が個々のオレフィン成分へ分離されなければならない。
炭化水素を分離するためのこのような方法は、公知先行技術によれば、最大2個の炭素原子を有するオレフィンを少なくとも3個の炭素原子を有するオレフィンから分離する分離段(フロントエンドC/C分離)によって開始されるか、または最大3個の炭素原子を有するオレフィンを少なくとも4個の炭素原子を有するオレフィンから分離する分離段(フロントエンドC/C分離)によって開始される。
分離シーケンスが、フロントエンドC/C分離によって開始されると、発生した最大2個の炭素原子を有するオレフィン留分(C2−留分)は、アセチレンの除去のための接触水素添加の後に、低温分解部分へ導かれる。この低温分解部分において、C2−留分は個々の留分に分解される。このときに、C2−留分はメタン留分および水素留分と分離される。残った、少なくとも3個の炭素原子を有する炭化水素から成る留分(C3+留分)は、分離段へ案内され(脱プロパン塔)、この分離段において、塔底留出物として少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素から成る留分(C4+留分)が取得される。脱プロパン塔の塔頂部からは、3個の炭素原子を有する炭化水素から成るオレフィン留分(C留分)が取得される。このC留分は引き続き、同じく後処理の前に接触水素添加される。
本出願の枠内では、n個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分を「C留分」と呼称する。この炭化水素留分が、少なくともn個の炭素原子を有する炭化水素から成る場合、この炭化水素画分を「Cn+留分」と呼称する。最大n個の炭素原子を有する炭化水素から成る画分を「Cn−留分」と呼称する。この場合、nは自然数1、2、3、4...を表す。
2個以上の炭素原子を有する炭化水素が液状の塔底留出物として取得されるような分離段を、本出願の枠内では「脱メタン塔」と呼称する。塔底留出物としてC3+留分を有する分離段を「脱エタン塔」と呼称する。相応して、C4+塔底留分を有する分離段を「脱プロパン塔」と呼称する。
フロントエンドC/C分離によって開始する、公知先行技術による分離シーケンスでは、圧縮された粗ガスの圧力において、C3−留分とC4+留分とが得られる。公知先行技術によれば、生ぜしめられた粗ガス全圧においては、C3−留分とC4+留分とへの厳格もしくは精密な分離が不可能となる。なぜならば、塔底温度が極めて高くなって、ポリマ形成、ひいては望ましくない被膜形成が助長されて生じてしまうからである。引き続き、公知先行技術による分離シーケンスでは、C3−留分が、接触水素添加の後にC/C分離部へ案内される。C3−留分はC留分とC2−留分とに分離される。C4+留分はC3/C4分離部へ導かれ、このC3/C4分離部においてC4+留分は、C留分とC4+留分とに分離され、生じたC留分は引き続き接触水素添加されなければならない。
したがって、公知先行技術では、フロントエンドC/C分離を有する分離シーケンスにおいても、フロントエンドC/C分離を有する分離シーケンスにおいても、相応する管反応器および固定床反応器を備えた、2つの別個の独立した接触式の水素添加段が必要となる。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第102006010519号明細書には、オレフィンを分離するための択一的な別の方法が提案されている。ドイツ連邦共和国特許出願公開第102006010519号明細書には、粗ガス全圧で作動するC吸収塔と、8〜12バールの圧力で運転される脱プロパン塔とを用いた分離シーケンスが開示されている。C吸収塔と脱プロパン塔との組合せにより、オレフィンはC3−留分とC4+留分とに分離される。C3−留分は次いで完全に圧縮されて、接触式の水素添加部へ案内され、C4+留分は引き続き別の処理に案内される。C3−留分は接触水素添加の後に、C/C分離に施されて、C2−留分とC留分とに分離される。C2−留分は、引き続き装入物として低温分離部分へ導かれ、C留分は引き続き別の処理へ案内される。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第102009038456号明細書には、液状の炭化水素含有の装入物のための同様の分離シーケンスが記載されている。ドイツ連邦共和国特許出願公開第102009038456号明細書に開示されている分離シーケンスでは、やはりC吸収塔と脱プロパン塔とが組み合わされ、この場合、C吸収塔は粗ガス全圧で運転され、脱プロパン塔は8〜12バールの圧力で運転される。C3−留分は接触水素添加の後にC/C分離に施され、この場合、C3−留分は第1の塔においてC2−留分とC/C留分とに分離される。引き続き別の分離が第2の塔において行なわれ、この第2の塔は方法技術的に分離された2つの区分を有しており、この場合、上側の区分は脱メタン塔として形成されており、下側の区分は脱エタン塔として形成されている。脱メタン塔では、溶解されたメタンと、溶解された水素とが、低温冷却部の凝縮物からストリッピング除去される。脱エタン塔では、C2−留分とC留分とが生じる。C留分C3はこの場合、塔底留出物として取得される。還流としては、脱メタン塔からの液状のC留分の一部が役立つ。脱エタン塔の塔底液は、粗ガスによって煮沸されるか、または温かいC寒剤によって煮沸されるか、または温かい混合寒剤によって煮沸される。第2の塔の脱メタン塔の塔底から側方にガス状および液状の留出物として抜き出される、第2の塔からのC留分は、Cスプリッタに供給される。Cスプリッタでは、エチレンが塔頂留出物として取得される。
本発明の根底を成す課題は、冒頭で述べた方法を改良して、炭化水素を分離するためにかかるエネルギ的および器機的な手間が最小限に抑えられるような方法を提供することである。この場合、特に分解時に生じる、ほぼ1、特に1よりも下であるエチレン/プロピレンの比を有する粗ガスを分離する際にかかるエネルギ的な手間が最小限に抑えられることが望まれる。
課せられた課題は、独立項形式の請求項1の特徴組合せにより解決される。本発明の有利な態様は従属項形式の請求項2以下に記載されている。
本発明によれば、粗ガスの炭化水素生成物の分離シーケンスが、別の方法技術的なC2/C4分離段を有するフロントエンドC3/C4分離によって開始する。この別のC2/C4分離段はC4吸収塔と脱プロパン塔との間に配置される。
粗ガス中の長鎖の炭化水素の含量が比較的高い場合、すなわち具体的には高いC4+留分含量を有する粗ガスの場合、粗ガスの圧縮の間、凝縮物量も、凝縮物中の溶解したC2−成分の含量も増大するので、精密なフロントエンドC3/C4分離は一層困難となり、エネルギ的にも一層手間がかかる。しかし、この問題は本発明により完全に解決される。付加的なC2/C4分離段により、とりわけ脱プロパン塔の塔頂留出物の寒冷需要は減じられ、したがって分離シーケンスのエネルギ手間も最小限に抑えられる。
本発明によれば、C4吸収塔と脱プロパン塔との間に別のC2/C4分離段が配置される。この分離段では、C2−成分とC4+成分との分離が行われ、この場合、C成分はこの分離段においてはガス状の塔頂留出物の形でも、液状の塔底留出物の形でも存在するので、この分離段の塔頂ガスは、より高い温度レベルで凝縮され得る。これにより、塔底留出物中では、増幅されたポリマ形成の範囲における温度増大が回避される。
C4吸収塔とC2/C4分離段と脱プロパン塔とから成る、本発明によるフロントエンドC3/C4分離部全体は、全体的には分解時に生じかつ圧縮された粗ガスの、C3−画分とC4+留分とへの方法技術的な精密な分離を可能にする。この場合、温度は一貫して、ポリマ形成または被膜形成が生じない範囲内に保持される。C4吸収塔とC2/C4分離段と脱プロパン塔とから成る本発明における組合せならびに精密でない分離により、分離プロセス中に生じる凝縮物の圧力を順次に減少させることができ、この場合、脱プロパン塔においては、ポリマ形成または被膜形成が生じる程に塔底温度が増大することなしに、4個よりも少ない炭素原子を有する炭化水素を含まないC4+留分が生じる程度にまで凝縮物の圧力を減少させることができる。この場合、分離のためにかかるエネルギ的な手間は最小限に抑えられる。
本発明の有利な態様では、C4吸収塔とC2/C4分離段とが18〜20バールの圧力で運転され、この場合、有利には前記C2/C4分離段が、C4吸収塔よりも少しだけ高い圧力で運転される。本発明のこのような態様は、圧縮された粗ガスを粗ガス全圧で直接にC4吸収塔に供給することを可能にする。
本発明の別の有利な態様では、C4吸収塔とC2/C4分離段とが、1つの塔に統合される。この態様では、C4吸収塔とC2/C4分離段とが、1つの塔にまとめられるが、しかし方法技術的にはこの塔の別個の区分を形成している。相応して、方法技術的な両区分(C4吸収塔、C2/C4分離段)の圧力レベルは、本発明のこの態様では互いに等しい。
本発明の択一的な別の態様では、C4吸収塔とC2/C4分離段とが、互いに異なる塔である。本発明のこの択一的な別の態様では、方法技術的に明確に分離されたC4吸収塔とC2/C4分離段とが、器機的にも2つの別個の塔に分割される。本発明のこの態様では、C4吸収塔のための塔底ポンプが必要となる。C2/C4分離段は、C4吸収塔よりも少しだけ高い圧力で運転される。
C2/C4分離段の塔底留出物が脱プロパン塔に供給されることが好ましい。C2/C4分離段は、炭化水素をC3−留分とC3+留分とに分離する。C3+留分はこの場合、塔底留出物として生じる。この塔底留出物は好ましくは脱プロパン塔に供給され、この脱プロパン塔において、C留分が分離され、純粋なC4+留分が塔底留出物として取得される。
脱プロパン塔が、10〜12バールの圧力で運転されると有利である。
分離したい粗ガスは、1.5のエチレン/プロピレン比または1よりも小さいエチレン/プロピレン比を有していると特に有利である。この場合、分解の条件は相応して調節されている。本発明の利点は、粗ガス中のプロピレン含量がエチレン含量に相当するか、またはエチレン含量よりも大きくなるように分解の条件が調節されると、極めて特に発揮される。しかし、プロピレン含量がエチレン含量よりも小さく、ただし通常汎用されるよりも高く形成されている場合でも、本発明の利点は卓越した形で現れる。このような粗ガスでは、本発明により、関与した器機装置類においてポリマ形成または被膜形成が生じることなしにフロントエンドC3/C4分離を精密に実施することができる。
分解によって不飽和炭化水素を発生させる際の1つの特性量が、「分解精度(Crackschaerfe)」である。分解精度は、プロピレン対エチレンの比により表される。分解精度は第1には分解炉出口における分解ガスの温度、分解炉内での滞留時間および装入物の正確な組成に関連している。本発明の利点は、特に穏やかな分解条件、すなわち0.65〜1.5kg/kg、有利には0.7〜1.3kg/kg、特に有利には0.8〜1.2kg/kgのプロピレン/エチレン比において得られる。
前記両段落において記載したような、エチレン対プロピレンの比もしくはプロピレン対エチレンの比は、主として飽和炭化水素から成る液状の炭化水素含有の装入物に、熱分解の前に特定含量の飽和炭化水素(有利には3〜40重量%、特に有利には5〜30重量%、特に15〜25重量%)が混加されることにより達成されることが有利である。熱分解はこの場合、穏やかな条件(有利には700〜800℃、さらに有利には720〜790℃、特に有利には740〜780℃、たとえば740〜800℃および/または2.5バール絶対〜4バール絶対)において行われると有利である。液状の装入物に、1種または数種の戻されたC4+留分が飽和炭化水素として混加されることが好ましい。
本発明は、特に分解によって液状の炭化水素含有の装入物から炭化水素を発生させるためのプラントにおいて炭化水素を分離するために適している。
本発明を用いると、特に、特に液状の炭化水素含有の装入物の分解の際に生じるような粗ガスのための分離シーケンスのエネルギ的な手間を最小限に抑えることができる。特に、比較的高いC4+含量を有する粗ガスの場合、本発明におけるフロントエンドC3/C4分離では、関与した器機装置類において、高められたポリマ形成または被膜形成が生じることなしに、粗ガスのC3−留分とC4+留分とへの精密な分離を達成することができる。
以下に、本発明の実施形態を図1および図2につき詳しく説明する。
C4吸収塔とC2/C4分離段とが互いに異なる塔である、本発明の1実施形態を示す図である。 C4吸収塔とC2/C4分離段とが1つの塔に配置されている、本発明の択一的な別の実施形態を示す図である。
図1には、分解時に生じる粗ガスが、最大1または1よりも小さいエチレン/プロピレン比を有するように、液状の炭化水素含有の装入物が分解されるプラントにおいて炭化水素を分離する本発明による方法の1実施形態が示されている。分解生成物として生じる粗ガス1は、装入物としてオイルスクラバ(図示しない)内に案内される。オイルスクラバ内で粗ガスは冷却され、残った長鎖の炭化水素、たとえばコークス粒子および重いオイル成分は、粗ガスから分離除去される。引き続き、粗ガス1は別の清浄化および冷却のために水スクラバ(図示しない)内に案内され、この水スクラバから3段式の粗ガス圧縮部2a内に案内される。この3段式の粗ガス圧縮部2aでは、粗ガスが約20バール、有利には19バールの圧力にまで圧縮されて、スクラバ3で酸性ガス成分、たとえば二酸化炭素および硫化水素を除去される。引き続き、清浄化された粗ガスは予冷却部4内で予冷却されて、両乾燥器5a,5bを介して乾燥される。引き続き、粗ガス1の固有の分離シーケンスが開始する。
粗ガス圧縮部2aにより、粗ガスは加熱されるので、酸性ガススクレーパ3の手前(上流側)で冷却が必要となる(図示しない)。このときに生じた凝縮物は、直接に脱プロパン塔8内に案内される(図示しない)。しかし、このときに脱プロパン塔8に強制的に供給された酸性ガス成分は、脱プロパン塔8から気相16で塔頂部を介して流出して、粗ガス圧縮部2aへ戻される。この段落で述べた凝縮物はこの場合、粗ガス圧縮部2aのいずれの段からも引き出され得るが、しかし本実施形態の場合のように粗ガス圧縮部2aの第3段の背後(下流側)で引き出されるのが有利である。
予冷却部4内に生じた凝縮物は、乾燥器5aを介してC2/C4分離段7に供給される。予冷却部4内に生じた塔頂ガスは、乾燥器5bを介して直接にC4吸収塔6に供給される。C4吸収塔6もC2/C4分離段7も、18〜20バール、有利には19バールの粗ガス全圧で作動する。C4吸収塔6内の圧力は、C2/C4分離段7内の圧力よりも若干低く形成されている。C4吸収塔6では、ガス状の塔頂留出物として純粋なC3−留分15が生じる。このC3−留分15は第4の圧縮段2bにおいてさらに圧縮されて、別の分解部13へ案内され、次いで、この別の分解部13では、このC3−留分15から有価生成物であるエチレンおよびプロピレンが分離される。
C4吸収塔6の塔底留出物13は、乾燥器5aの凝縮物と同様にC2/C4分離段7に供給される。C2/C4分離段7では、3個の炭素原子を有する炭化水素が、ガス状の塔頂留出物と液状の塔底留出物とに分配される。この場合、塔頂留出物は3個よりも多い炭素原子を有する炭化水素を極少量しか含有しておらず、塔底留出物は2個よりも少ない炭素原子を有する炭化水素を含有していない。したがって、C2/C4分離段7では、C4−留分14を成すガス状の塔頂留出物が取得される。C2/C4分離段7の液状の塔底留出物18はC3+留分18である。C2/C4分離段7の塔頂留出物14が、4個または4個よりも多い炭素原子を有する炭化水素を極少量しか含まないことを確保するために、C2/C4分離段7は塔頂凝縮器7aを有している。
C2/C4分離段7の塔底留出物18は、C4+留分を分離するために脱プロパン塔8に供給される。脱プロパン塔8は、8〜12バールの圧力で作動する。したがって、C2/C4分離段7の塔底留出物18は脱プロパン塔8内へ膨張される。脱プロパン塔8では、塔底留出物17として純粋なC4+留分が形成され、このC4+留分は脱プロパン塔8から抜き出される。脱プロパン塔8の塔底留出物17は、いかなるC3−成分をも含んでいない。脱プロパン塔8の塔頂留出物16としては、主として3個の炭素原子を有する炭化水素から成る留分が取得される。熱交換器11を介して、脱プロパン塔8の塔頂留出物16は引き続き冷却されて、分離器9内へ案内される。分離器9において取得された気相12は、3段式の粗ガス圧縮部2aの上流側で粗ガス1内へ戻される。分離器9の液状の物質はポンプ10を介して還流として脱プロパン塔8に供給される。
また、C4吸収塔6のガス状の塔頂留出物15も、熱交換器11を介して冷却されて、分離器9内に案内される。このときに生じた液相はポンプ10を介してC4吸収塔6に再び還流として供給される。ガス状の相は粗ガス圧縮部の第4の段2bで圧縮されて、C3−留分としてエチレン・プロピレン取得部13へ案内される。
図2に示した実施形態は、機能的には図1に示した実施形態と同様である。図1に示した実施形態の場合と同一の構成部分は同じ符号で示されている。しかし、図1に示した実施形態とは異なり、図2に示した実施形態では、C4吸収塔6とC2/C4分離段7とが1つの塔に配置されている。

Claims (11)

  1. 分解によって炭化水素含有の装入物から炭化水素を発生させるためのプラントにおいて炭化水素を分離する方法であって、最大3個の炭素原子を有するオレフィンが分離されるものであり、
    ・ 粗ガス(1)として発生した、ガス状の炭化水素を含有する分解の生成ガスを圧縮し(2a)、かつ乾燥させ(5a,5b)、
    ・ 前記粗ガス(1)を装入物質として分離段(以下:「フロントエンドC3/C4分離部」と呼ぶ)内に案内し、
    ・ 該フロントエンドC3/C4分離部において、前記粗ガス(1)を、最大3個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分(15)と、少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分(17)とに分離し、
    ・ この場合、フロントエンドC3/C4分離部が、方法技術的にC4吸収塔(6)と脱プロパン塔(8)とを有し、
    ・ 前記C4吸収塔(6)に前記粗ガス(1)の少なくとも一部を案内し、
    ・ 最大3個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分を、前記C4吸収塔(6)のガス状の塔頂留出物(15)として取得し、
    ・ 少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素から成る液状の炭化水素留分を、前記脱プロパン塔(8)の塔底留出物(17)として取得する、
    炭化水素を分離する方法において、
    ・ 前記フロントエンドC3/C4分離部が、別の方法技術的なC2/C4分離段(7)を有しており、
    ・ 該C2/C4分離段(7)が、前記C4吸収塔(6)と前記脱プロパン塔(8)との間に配置されており、
    ・ 該C2/C4分離段(7)、前記C4吸収塔(6)の塔底留出物(13)が供給され
    ・ 前記C2/C4分離段(7)の塔底部および塔頂部に、最大3個の炭素原子を有する炭化水素から成るガス状の炭化水素留分と、少なくとも3個の炭素原子を有する炭化水素から成る液状の炭化水素留分とがそれぞれ分配され、
    ・ 前記C2/C4分離段(7)の塔頂留出物(14)は前記C4吸収塔(6)に供給され、前記C2/C4分離段(7)の塔底留出物(18)は前記脱プロパン塔(8)に供給される、
    ことを特徴とする、炭化水素を分離する方法。
  2. 前記C4吸収塔(6)と前記C2/C4分離段(7)とを、18〜20バールの圧力で運転し、有利には前記C2/C4分離段(7)を、前記C4吸収塔(6)よりも少しだけ高い圧力で運転する、請求項1記載の方法。
  3. 前記C4吸収塔(6)と前記C2/C4分離段(7)とが、1つの塔に統合されている、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記C4吸収塔(6)と前記C2/C4分離段(7)とが、互いに異なる塔である、請求項1または2記載の方法。
  5. 前記C2/C4分離段(7)の塔底留出物(18)を前記脱プロパン塔(8)に供給する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記脱プロパン塔(8)を、10〜12バールの圧力で運転する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記脱プロパン塔(8)の塔底留出物(17)として、少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素留分を取得する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記粗ガス(1)が、1.5のエチレン/プロピレン比または1よりも小さいエチレン/プロピレン比を有しており、この場合、分解の条件を相応して調節する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 分解の条件を、0.65〜1.5kg/kg、有利には0.7〜1.3kg/kg、特に有利には0.8〜1.2kg/kgのプロピレン/エチレン比に相応して調節する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記C2/C4分離段(7)は、少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素を除去するための塔頂凝縮器(7a)を有している、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 分解によって炭化水素含有の装入物から炭化水素を発生させるためのプラントにおいて炭化水素を分離する装置であって、最大3個の炭素原子を有するオレフィンが分離されるものであり、
    ・ 粗ガス(1)として発生した、ガス状の炭化水素を含有する分解の生成ガスを圧縮し、乾燥させる手段(2a,5a,5b)と、
    ・ 前記粗ガス(1)が装入物質として案内される分離段(以下:「フロントエンドC3/C4分離部」と呼ぶ)と、を有し、
    ・ 該フロントエンドC3/C4分離部が、前記粗ガス(1)が、最大3個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分(15)と、少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分(17)とに分離されるようになっており、
    ・ フロントエンドC3/C4分離部が、方法技術的にC4吸収塔(6)と脱プロパン塔(8)とを有し、
    ・ 前記C4吸収塔(6)に前記粗ガス(1)の少なくとも一部を案内し、
    ・ 最大3個の炭素原子を有する炭化水素から成る炭化水素留分を、前記C4吸収塔(6)のガス状の塔頂留出物(15)として取得し、
    ・ 少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素から成る液状の炭化水素留分を、前記脱プロパン塔(8)の塔底留出物(17)として取得するように形成されている、
    炭化水素を分離する装置において、
    ・ 前記フロントエンドC3/C4分離部が、別の方法技術的なC2/C4分離段(7)を有しており、
    ・ 該C2/C4分離段(7)が、前記C4吸収塔(6)と前記脱プロパン塔(8)との間に配置されており、
    ・ 該C2/C4分離段(7)は、該C2/C4分離段(7)に前記C4吸収塔(6)の塔底留出物(13)が供給可能に構成されており
    ・ 前記C2/C4分離段(7)は、前記C2/C4分離段(7)の塔底部および塔頂部に、最大3個の炭素原子を有する炭化水素から成るガス状の炭化水素留分と、少なくとも3個の炭素原子を有する炭化水素から成る液状の炭化水素留分とがそれぞれ分配されるように構成されており、
    ・ 前記C2/C4分離段(7)の塔頂留出物(14)が前記C4吸収塔(6)に供給されるように前記C2/C4分離段(7)は前記C4吸収塔(6)に接続されており、前記C2/C4分離段(7)の塔底留出物(18)が前記脱プロパン塔(8)に供給されるように前記C2/C4分離段(7)は前記脱プロパン塔(8)に接続されている、
    ことを特徴とする、炭化水素を分離する装置。
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