JP6066409B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末の測位情報を処理する技術に関する。
携帯端末の測位情報を用いて、あるエリアに滞在する携帯端末のユーザを特定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、GPS(Global Positioning System)衛星情報を用いて複数のGPS衛星からの信号を受信し、受信した信号を位置演算手段により演算することで装置の位置を特定する技術が記載されている。このように特定された装置の位置の情報を用いることで、あるエリアに滞在する装置(携帯端末)のユーザを把握することができる。
特開2006−292611公報
ところで、あるエリアに滞在するユーザのそのエリアの利用度合(例えば、所定の期間における滞在頻度、総滞在時間)の情報は、マーケティング戦略などに利用できる情報として重要なものである。しかしながら、上記の従来技術だけでは、あるエリアによく滞在していたユーザがその後、そのエリアに対する利用度合が減り、他のエリアに対する利用度合が増えた、というようなエリアにおけるユーザの利用度合の変化まで特定することはできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、エリアにおけるユーザの利用度合の変化を特定する技術を提供することである。
本発明に係る情報処理装置は、携帯端末の測位情報を参照して、第1の期間に第1のエリアに滞在した携帯端末のユーザについて、当該期間における当該エリアへの滞在の度合である第1の度合を算出する第1の算出手段と、前記測位情報を参照して、前記第1の期間に前記第1のエリアに滞在した前記ユーザについて、前記第1の期間より後である第2の期間における前記第1のエリアへの滞在の度合である第2の度合を算出する第2の算出手段と、前記第1の度合と前記第2の度合との差が所定の閾値以上である前記ユーザを特定する流動顧客特定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る情報処理方法は、制御部を備える情報処理装置において実施される方法であって、前記制御部が、携帯端末の測位情報を参照して、第1の期間に第1のエリアに滞在した携帯端末のユーザについて、当該期間における当該エリアへの滞在の度合である第1の度合を算出する第1の算出ステップと、前記制御部が、前記測位情報を参照して、前記第1の期間に前記第1のエリアに滞在した前記ユーザについて、前記第1の期間より後である第2の期間における前記第1のエリアへの滞在の度合である第2の度合を算出する第2の算出ステップと、前記制御部が、前記第1の度合と前記第2の度合との差が所定の閾値以上である前記ユーザを特定する流動顧客特定ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、携帯端末の測位情報を参照して、第1の期間に第1のエリアに滞在した携帯端末のユーザについて、当該期間における当該エリアへの滞在の度合である第1の度合を算出する第1の算出手段、前記測位情報を参照して、前記第1の期間に前記第1のエリアに滞在した前記ユーザについて、前記第1の期間より後である第2の期間における前記第1のエリアへの滞在の度合である第2の度合を算出する第2の算出手段、前記第1の度合と前記第2の度合との差が所定の閾値以上である前記ユーザを特定する流動顧客特定手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
本発明によれば、エリアにおけるユーザの利用度合の変化を特定する技術を提供することができる。
一実施形態におけるシステムの構成を示す概念図である。 一実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 一実施形態において、サーバ装置に記憶された情報の構成を示す図である。 一実施形態において、あるエリアへのユーザ別の滞在頻度を示す概念図である。 一実施形態において、あるエリアへのユーザ別の滞在頻度の変化を示す概念図である。 一実施形態において、あるユーザのエリア別の滞在頻度を示す概念図である。 一実施形態において、あるユーザのエリア別の滞在頻度を示す概念図である。 一実施形態におけるサーバ装置で実行される処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、発明の範囲をこれらに限定するものではない。
また、本明細書等において、「部」とは、単に物理的構成を意味するものではなく、その構成が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、2つ以上の構成の機能が1つの物理的構成により実現されてもよい。
図1を参照して、一実施形態に係るシステムの構成を説明する。情報処理システム1は、サーバ装置10及び複数の携帯端末20などの情報処理装置を主に備えて構成される。サーバ装置10と複数の携帯端末20とは、ネットワークNを介して相互に通信することができる。なお、図1では、3つの携帯端末20が記載されているが、サーバ装置10と通信可能な携帯端末20の数は、任意である。
ネットワークNは、サーバ装置10と携帯端末20との間で情報を送受信するための通信回線である。例えば、ネットワークNは、インターネット、LAN、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
サーバ装置10は、ハードウェア構成として、制御部11、通信部14、記憶部15、及び表示部16を主に備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12及びメモリ13を主に備えて構成される。サーバ装置10が備える構成はこれらに限定されず、サーバ装置10はコンピュータが一般的に備えるその他の構成も備えているものとする。サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができ、例えば、CPU12がメモリ13等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能実現手段として機能する。なお、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。
制御部11では、CPU12は、記憶部15等に記憶されたプログラムをメモリ13に展開して実行することにより、サーバ装置10が備える各種構成の動作を制御し、また、各種処理の実行を制御する。制御部11において実行される処理の詳細は後述する。
通信部14は、ネットワークNを介して携帯端末20等の各種情報処理装置との間で通信をするための通信インタフェースである。通信部14は、例えば、携帯端末20からの測位情報など各種情報、及び処理命令等を受信する。
記憶部15は、ハードディスク等の記憶装置によって構成される。記憶部15は、制御部11における処理の実行に必要な各種プログラムや、制御部11による処理結果の情報など、各種の情報を記憶する。記憶部15に記憶されている情報の具体例については後述する。
表示部16は、制御部11による処理結果等を表示するためのディスプレイ装置である。表示部16は、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、又は有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等により構成される。
携帯端末20は、例えば、携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータなどの現在位置を測位した測位情報を所定時間間隔でアップロードする機能を備えた情報端末を適用することができる。携帯端末20は、図示しないが、主制御部、通信部、表示部、操作部、記憶部、測位処理部などの各種機能実現手段を主に備える。
図2を参照して、一実施形態に係るサーバ装置10の機能構成を説明する。サーバ装置10は、機能構成として、行動拠点設定部111、滞在頻度算出部112、流動顧客特定部113、流出先エリア特定部114、流入元エリア特定部115、流出顧客行動拠点特定部116、及びデータベース151を主に備える。これらの機能は、例えば、制御部11において、CPU12が、記憶部15等に記憶されたプログラムをメモリ13に展開して実行することにより実現される。
行動拠点設定部111は、データベース151に記憶された各携帯端末20についての測位情報に基づいて、携帯端末20のユーザの行動パターンを分析し、地図を区分することで予め定義したエリアの中からユーザの行動拠点が存在するエリアを選択して設定する。当該エリアは、任意のサイズ及び形状で定義することができる。行動拠点設定部111は、当該設定されたエリアの情報をユーザの情報と関連付けて行動拠点情報としてデータベース151に記憶する。予め定義したエリアの情報は、地図情報としてデータベース151に記憶されている。行動拠点が存在するエリア(行動拠点エリア)としては、例えば、自宅エリア、勤務地エリア、その他の良く行くエリアなどがある。
例えば、行動拠点設定部111は、まず、データベース151に記憶された測位情報に基づいて、あるユーザの所定の期間における測位回数、滞在秒数及び滞在日数のうちの少なくとも2つ以上の組合せが、所定の閾値以上であるエリアを特定する。行動拠点設定部111は、特定されたエリアのうち、滞在日数が最大であるエリアを自宅エリアとして、滞在秒数が最大であるエリアを勤務地エリアとして、その他のエリアをその他の良く行くエリアとしてそれぞれ設定する。なお、この例では、ユーザの行動パターンを分析することによって行動拠点エリアを設定しているが、この方法に限定されない。行動拠点設定部111は、例えば、ユーザからの申告(例えば、Webやメールを介しての登録申請、又はアンケートの提出)等によって得られた自宅や勤務地等の位置の情報に基づいて、行動拠点エリアを設定してもよい。また、設定された行動拠点エリアの情報をサーバ装置10のデータベース151に記憶しているが、これに限定されず、サーバ装置10以外の他の装置に記憶してもよい。
図3(A)は、データベース151に記憶された測位情報の例を示している。この例では、測位情報は、ユーザが所持する携帯端末の識別子(携帯端末ID)、測位された日時(測位時刻)、及び測位された位置(緯度、経度)の情報を含んでいる。
図3(B)は、データベース151に記憶された行動拠点情報の例を示している。この例では、行動拠点情報は、ユーザが所持する携帯端末の識別子(携帯端末ID)、行動拠点の設定対象となるエリアの識別子(エリアID)、並びに該当ユーザ及びエリアに対して設定された行動拠点の種別(行動拠点エリア)の情報を含んでいる。
滞在頻度算出部112は、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び地図情報に基づいて、ユーザの指示等により指定された施設(例えば、ショップ、デパート、スーパー、飲食店、ショッピングモール、アウトレット、アミューズメントパークなど)が存在するエリア(指定エリア)に指定期間内に滞在していた携帯端末20のユーザを特定する。滞在頻度算出部112は、当該特定された携帯端末20のユーザごとに、当該指定エリアに当該指定期間内に携帯端末20のユーザが滞在した回数を特定する。滞在頻度算出部112は、特定した滞在回数に基づいて携帯端末20のユーザの指定エリアにおける指定期間内の滞在頻度を算出し、算出した滞在頻度の情報をデータベース151に記憶する。ここで、滞在回数のカウント方法は任意である。例えば、測位位置が指定エリア内に入ってきたときから、指定エリアの外に出ていくまでを1回の滞在とすることができる。もしくは、測位位置が指定エリア内に確認できた日数を滞在回数としても良い。
図4を参照して、滞在頻度算出部112によって特定されたユーザ毎の滞在回数/滞在頻度の例を説明する。図4には、2つの指定期間(期間I、期間II)のそれぞれにおいて、指定された施設であるA店が存在するエリア(指定エリア)への携帯端末20のユーザの滞在の状況が示されている。例えば、ユーザ1は、指定エリアへ、期間Iの間に6回滞在し、期間IIの間に2回滞在したことが示されている。また、期間IIは期間Iの後に続く期間であり、それぞれの期間は、1ヶ月である。従って、滞在頻度算出部112は、ユーザ1の滞在頻度は、期間Iでは、6回/月であり、期間IIでは、2回/月であると特定する。なお、この例では、指定期間の長さを1ヶ月としているが、指定期間の長さは任意に設定することができる。期間Iと期間IIは連続する期間であっても、不連続な期間であっても良い。
なお、上記の例では、滞在頻度算出部112は、ユーザの指定エリアにおける指定期間内の滞在頻度を算出している。この滞在頻度は、ユーザの指定エリアにおける指定期間内における当該指定エリアの利用度合(滞在度合)を示す値となる。また、この指定エリアの利用度合を示す値は、滞在頻度だけでなく、ユーザの指定エリアにおける指定期間内の総滞在時間によっても示すことができるし、滞在頻度及び総滞在時間に基づく値によって示すこともできる。総滞在時間は、滞在頻度算出部112が、ユーザの指定エリアにおける指定期間内の滞在を特定し、各滞在についての滞在時間を合算することで算出することができる。
流動顧客特定部113は、滞在頻度算出部112によって算出された滞在頻度を参照し、同じ携帯端末20のユーザの同じ指定エリアについての異なる指定期間での滞在頻度を比較し、滞在頻度の差が所定の閾値以上であるユーザを特定する。さらに、流動顧客特定部113は、特定されたユーザのうち、比較した指定期間のうち後の指定期間の方が滞在頻度が低いユーザを、その指定エリア(すなわち、指定エリアに位置するデパートなどの施設)からの流出顧客として特定する。そして、流動顧客特定部113は、後の指定期間の方が滞在頻度が高いユーザをその指定エリア(デパートなどの施設)への流入顧客として特定する。また、流動顧客特定部113は、全てのユーザの滞在頻度の増減に基づいて、指定エリアに滞在するユーザ全体での滞在頻度の変化量を算出することができる。
図5を参照して、流動顧客特定部113による処理の例を説明する。図5は、図4に示した例におけるユーザ別の滞在頻度の変化を示している。例えば、ユーザ1は、期間Iと比較して、期間IIでは、指定エリアへの滞在頻度が4(回/月)減っていることが示されている。同様に、ユーザ2は変化がなく、ユーザ3は1(回/月)減っており、ユーザ4は3(回/月)増えていることが示されている。この例において、滞在頻度の差の閾値が2(回/月)である場合、流動顧客特定部113は、差が2(回/月)以上であるユーザ1及び4を特定する。さらに、流動顧客特定部113は、滞在頻度が減っているユーザ1を指定エリア(A店)からの流出顧客として特定し、滞在頻度が増えているユーザ4を指定エリア(A店)への流入顧客として特定する。また、この例において、流動顧客特定部113は、ユーザ1〜4全体での滞在頻度の変化量を−2(=−4+0−1+3)と算出する。この算出結果から、ユーザ全体で指定エリアへの滞在頻度は減少傾向にあることが把握できる。
このように流動顧客特定部113による処理によれば、あるエリアにおけるユーザの滞在頻度の変化を特定することができる。さらに、ユーザごとに、そのエリアへの滞在頻度が増加する傾向にあるのか、減少する傾向にあるのかを判断することができる。また、そのエリアにおけるユーザ全体での滞在頻度の変化量を算出することで、そのエリアに滞在するユーザ全体で、滞在頻度が増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのかを判断することができる。
さらに、流動顧客特定部113は、流出顧客として特定されたユーザのうち、流出前の滞在頻度が高かったユーザを重要流出顧客として特定し、流入顧客として特定されたユーザのうち、流入後の滞在頻度が高いユーザを重要流入顧客として特定してもよい。詳細には、図5の例を用いると、流動顧客特定部113は、流出顧客として特定されたユーザのうち、期間Iにおける滞在頻度が所定の閾値(例えば、5回/月)以上であるユーザ(例えば、ユーザ1)を重要流出顧客として特定する。また、流動顧客特定部113は、流入顧客として特定されたユーザのうち、期間IIにおける滞在頻度が所定の閾値(例えば、5回/月)以上であるユーザ(例えば、ユーザ4)を重要流入顧客として特定する。このように特定された重要流出顧客及び重要流入顧客の情報は、例えば、高い頻度で来店していた顧客が来なくなってしまった時及びこれまで来ていなかった顧客が急に来店するようになった時の理由の分析に用いることができる。
なお、流動顧客特定部113は、ユーザの指定エリアの利用度合の情報として、滞在頻度の情報を用いて流出顧客又は重要流出顧客を特定しているが、これに限定されない。流動顧客特定部113は、上述のように滞在頻度算出部112によって算出された指定エリアへの総滞在時間の情報を利用度合の情報として用いて、期間Iにおける利用度合と期間IIにおける利用度合との差に基づいて、流出顧客又は重要流出顧客を特定しても良い。このとき、滞在頻度及び総滞在時間に基づく値を利用度合いの情報として用いても良い。
流出先エリア特定部114は、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び地図情報に基づいて、流動顧客特定部113により流出顧客として特定されたユーザの流出先の施設が存在するエリアを流出先エリアとして特定する。
図6を参照して、流出先エリア特定部114による処理の例を説明する。図6は、図5の例において流動顧客特定部113によりA店からの流出顧客として特定されたユーザ1が、期間I及び期間IIに滞在した施設のうち、A店、並びにA店(A店が位置するエリア)から所定の距離範囲(例えば、10km以内)に位置する施設として選択されたB店、C店及びD店への滞在状況を示している。なお、B店、C店及びD店は、A店と同種の施設の中から選択される。例えば、A店がデパートである場合、デパートである施設の中からB店、C店及びD店が選択される。また、A店以外の施設が、A店から所定の距離範囲に位置する施設から選択されているが、A店以外の施設の選択方法は任意であり、A店と同じ行政区画に位置する施設を選択しても良いし、ユーザの指示に応じて任意の施設を選択しても良い。
この例において、流出先エリア特定部114は、ユーザ1が期間IIに滞在したB店、C店及びD店が位置するエリアのうち、ユーザ1による期間IIの滞在頻度が期間Iの滞在頻度より高い施設が位置するエリアを流出先エリアとして特定する。すなわち、C店及びD店は、ユーザ1による期間IIの滞在頻度が期間Iの滞在頻度より高いため、流出先エリア特定部114は、C店及びD店が位置するエリアを流出先エリアとして特定する。また、流出先エリア特定部114は、ユーザ1以外の他の流出顧客についてもA店からの流出先エリアを特定して集計することによって、A店からの流出先の施設の分布を出力することができる。
このように流出先エリア特定部114による処理によれば、ある施設における流出顧客の流出先の施設(すなわち、ある施設のライバル施設)を特定することができる。その結果、流出先の施設において提供しているサービス及び販売している商品を分析することができ、顧客が流出したときに施設において提供及び販売すべきサービス及び商品の戦略を練ることができる。
なお、上記の例では、流出先エリア特定部114による処理は、滞在頻度の情報を用いて行われているが、総滞在時間の情報を用いて実施しても良いし、滞在頻度及び総滞在時間に基づく値を用いて実施しても良い。
流入元エリア特定部115は、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び地図情報に基づいて、流動顧客特定部113により流入顧客として特定されたユーザの流入元の施設が存在するエリアを流入元エリアとして特定する。
図7を参照して、流入元エリア特定部115による処理の例を説明する。図7は、図5の例において流動顧客特定部113によりA店への流入顧客として特定されたユーザ4が、期間I及び期間IIに滞在した施設のうち、A店、B店、C店及びD店への滞在状況を示している。B店、C店及びD店の選択方法は、図6に示した例と同様である。
この例において、流入元エリア特定部115は、ユーザ4が期間IIに滞在したB店、C店及びD店が位置するエリアのうち、ユーザ4による期間IIの滞在頻度が期間Iの滞在頻度より低い施設が位置するエリアを流入元エリアとして特定する。すなわち、B店及びC店は、ユーザ4による期間IIの滞在頻度が期間Iの滞在頻度より低いため、流入元エリア特定部115は、B店及びC店が位置するエリアを流入元エリアとして特定する。また、流入元エリア特定部115は、ユーザ4以外の他の流入顧客についてもA店への流入元エリアを特定して集計することによって、A店への流入元の施設の分布を出力することができる。
このように流入元エリア特定部115による処理によれば、ある施設における流入顧客の流入元の施設を特定することができる。その結果、ある施設において提供又は販売するサービス又は商品に対する施策を変更した場合に、その施設への流入元施設を特定することによって、その施策の効果を検証することができる。
なお、上記の例では、流入元エリア特定部115による処理は、滞在頻度の情報を用いて行われているが、総滞在時間の情報を用いて実施しても良いし、滞在頻度及び総滞在時間に基づく値を用いて実施しても良い。
流出顧客行動拠点特定部116は、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び行動拠点情報を参照して、流動顧客特定部113により流出顧客として特定された携帯端末20のユーザの行動拠点が存在する行動拠点エリア(滞在時間又は滞在頻度が所定の閾値以上であるエリア。例えば、勤務地エリア、自宅エリア。)を特定する。
このように流出顧客行動拠点特定部116によって特定された流出顧客の行動拠点エリアの情報を用いることによって、例えば、流出顧客に対して広告を出すのにより効果的な場所を決定できるなど、流出顧客に対する広告の施策を練ることができる。
データベース151は、サーバ装置10において実行される上記の処理に必要な情報、及び当該処理により生成された情報など、各種情報を記憶する。データベース151に記憶されている情報には、例えば、測位情報、地図情報、ユーザ情報、行動拠点情報、及び滞在頻度情報が含まれる。記憶されている測位情報には、GPS、基地局、ルーターなどからの信号に基づいて測位された携帯端末の測位情報が含まれる。なお、携帯端末を用いて行ったカード決済の履歴情報に含まれている位置情報や時間情報など、何らかの方法により取得された位置情報及び時間情報を補足的に測位情報に含めても良い。
次に、図8を参照して、サーバ装置10において実行される処理のフローを説明する。この処理は、制御部11が記憶部15に記憶されたプログラムをメモリ13に展開して実行することによって制御される。なお、以下に説明する処理のフローに含まれる各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して又は並列に実行することができるとともに、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
まず、ステップS11において、滞在頻度算出部112は、まず、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び地図情報に基づいて、ユーザの指示等により指定された施設が存在するエリア(第1のエリア)に指定期間(第1の期間)内に滞在していた携帯端末20のユーザを特定する。滞在頻度算出部112は、測位情報及び地図情報を参照して、当該特定された携帯端末20のユーザごとに、ユーザが第1のエリアに第1の期間内に滞在した回数を特定し、特定した回数に基づいて携帯端末20のユーザの第1のエリアにおける第1の期間内の滞在頻度である第1の頻度を算出し、算出した頻度の情報をデータベース151に記憶する。
ステップS12において、滞在頻度算出部112は、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び地図情報に基づいて、ステップS11で特定されたユーザについて、第1の期間より後である第2の期間における第1のエリアへの滞在の頻度である第2の頻度を算出し、算出した頻度の情報をデータベース151に記憶する。
ステップS13において、流動顧客特定部113は、ステップS11及びS12で算出された第1の頻度と第2の頻度とを比較し、差が所定の閾値以上であるユーザを特定する。さらに、流動顧客特定部113は、特定されたユーザのうち、第1の頻度が第2の頻度より高いユーザを第1のエリアからの流出顧客として特定し、第1の頻度が第2の頻度より低いユーザを第1のエリアへの流入顧客として特定する。また、流動顧客特定部113は、全てのユーザの滞在頻度の増減に基づいて、指定エリアに滞在するユーザ全体での滞在頻度の変化量を算出しても良い。
ステップS14において、流出先エリア特定部114は、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び地図情報に基づいて、ステップS13で流出顧客として特定されたユーザの流出先の施設が存在するエリアを流出先エリアとして特定する。流出先エリアを特定する処理の詳細は、流出先エリア特定部114の説明で前述したとおりである。
ステップS15において、流入元エリア特定部115は、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び地図情報に基づいて、ステップS13で流入顧客として特定されたユーザの流入元の施設が存在するエリアを流入元エリアとして特定する。流入元エリアを特定する処理の詳細は、流入元エリア特定部115の説明で前述したとおりである。
ステップS16において、流出顧客行動拠点特定部116は、データベース151に記憶された携帯端末20の測位情報及び行動拠点情報を参照して、ステップS13で流出顧客として特定されたユーザの行動拠点が存在するエリアを行動拠点エリアとして特定する。
以上のように、図8に示した処理によれば、あるエリアにおけるユーザの滞在頻度の変化を特定することができる。さらに、ユーザごとに、そのエリアへの滞在頻度が増加する傾向にあるのか、減少する傾向にあるのかを判断することができる。また、そのエリアにおけるユーザ全体での滞在頻度の変化量を算出することで、そのエリアに滞在するユーザ全体で、滞在頻度が増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのかを判断することができる。また、ある施設における流出顧客の流出先の施設を特定することができる。その結果、流出先の施設において提供しているサービス及び販売している商品を分析することができ、施設において提供及び販売すべきサービス及び商品の戦略を練ることができる。また、ある施設における流入顧客の流入元の施設を特定することができる。その結果、ある施設において提供又は販売するサービス又は商品に対する施策を変更した場合に、その施設への流入元施設を特定することによって、その施策の効果を検証することができる。さらに、流出顧客行動拠点特定部116によって特定された流出顧客の行動拠点エリアの情報を用いることによって、流出顧客に対して広告を出すのにより効果的な場所を決定できるなど、流出顧客に対する広告の施策を練ることができる。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
1 情報処理システム、10 サーバ装置、11 制御部、12 CPU、13 メモリ、14 通信部、15 記憶部、20 携帯端末

Claims (10)

  1. 携帯端末の測位情報を参照して、第1の期間に第1のエリアに滞在した携帯端末のユーザについて、当該期間における当該エリアへの滞在の度合である第1の度合を算出する第1の算出手段と、
    前記測位情報を参照して、前記第1の期間に前記第1のエリアに滞在した前記ユーザについて、前記第1の期間より後である第2の期間における前記第1のエリアへの滞在の度合である第2の度合を算出する第2の算出手段と、
    前記第1の度合と前記第2の度合との差が所定の閾値以上である前記ユーザを特定する流動顧客特定手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記流動顧客特定手段は、前記特定されたユーザのうち、前記第1の度合が前記第2の度合より高いユーザを前記第1のエリアからの流出顧客として特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記流動顧客特定手段は、前記特定されたユーザのうち、前記第1の度合が前記第2の度合より低いユーザを前記第1のエリアへの流入顧客として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記測位情報を参照して、前記第1のエリアから所定の距離範囲にあるエリアのうち、前記特定された流出顧客による前記第2の期間の滞在度合が前記第1の期間の滞在度合より高いエリアを流出先エリアとして特定する流出先エリア特定手段を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記測位情報を参照して、前記第1のエリアから所定の距離範囲にあるエリアのうち、前記特定された流入顧客による前記第2の期間の滞在度合が前記第1の期間の滞在度合より低いエリアを流入元エリアとして特定する流入元エリア特定手段を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記測位情報を参照して、前記特定された流出顧客の滞在時間又は滞在頻度が所定の閾値以上であるエリアを特定する行動拠点特定手段を備えることを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記流動顧客特定手段は、前記特定された流出顧客のうち、前記第1の度合が所定の閾値以上である流出顧客を重要流出顧客として特定することを特徴とする請求項2から6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記流動顧客特定手段は、前記特定された流入顧客のうち、前記第2の度合が所定の閾値以上である流入顧客を重要流入顧客として特定することを特徴とする請求項3から7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 制御部を備える情報処理装置において実施される方法であって、
    前記制御部が、携帯端末の測位情報を参照して、第1の期間に第1のエリアに滞在した携帯端末のユーザについて、当該期間における当該エリアへの滞在の度合である第1の度合を算出する第1の算出ステップと、
    前記制御部が、前記測位情報を参照して、前記第1の期間に前記第1のエリアに滞在した前記ユーザについて、前記第1の期間より後である第2の期間における前記第1のエリアへの滞在の度合である第2の度合を算出する第2の算出ステップと、
    前記制御部が、前記第1の度合と前記第2の度合との差が所定の閾値以上である前記ユーザを特定する流動顧客特定ステップと
    を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    携帯端末の測位情報を参照して、第1の期間に第1のエリアに滞在した携帯端末のユーザについて、当該期間における当該エリアへの滞在の度合である第1の度合を算出する第1の算出手段、
    前記測位情報を参照して、前記第1の期間に前記第1のエリアに滞在した前記ユーザについて、前記第1の期間より後である第2の期間における前記第1のエリアへの滞在の度合である第2の度合を算出する第2の算出手段、
    前記第1の度合と前記第2の度合との差が所定の閾値以上である前記ユーザを特定する流動顧客特定手段
    として機能させるためのプログラム。
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