JP6065540B2 - 通信制御装置、情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents
通信制御装置、情報処理装置及び情報処理システム Download PDFInfo
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Description
IPMIを用いたリモート電源制御手法においては、サーバ装置は、LANを介してターゲットとなるストレージ装置へ電源投入/切断要求のIPMIパケットChassis Control Commandを送出する。ストレージ装置は、受信したパケットを解析し、要求に応じた電源状態へと遷移する。
1つの側面では、本発明は、LANを用いて通信が行なわれる装置におけるリモート電源制御の信頼性を向上させることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
〔A〕第1実施形態
〔A−1〕システム構成
図1は、第1実施形態の一例としての情報処理システムの構成を示す図である。
これらのサーバ装置2及びストレージ装置3は、ハブ4及びLANケーブルLCを介して通信可能に接続されている。ただし、サーバ装置2とハブ4との間又はストレージ装置3とハブ4との間は、必ずしもLANケーブルLCで接続されていなくても良く、例えば、無線LANを用いて通信可能に接続されても良い。また、ハブ4を備えなくても良く、サーバ装置2とストレージ装置3とが直接LANケーブルLCや無線LANによって通信可能に接続されても良い。
これらのLANコントローラ20及びCPU25は、バス線BSを介して通信可能に接続されている。
そして、サーバ装置2のCPU25が、電源制御プログラムを実行することにより、電源投入パケット作成部26及び電源切断パケット作成部27として機能する。
電源切断パケット作成部27は、ストレージ装置3の電源切断をストレージ装置3の後述するCPU35に指示するための電源切断パケットを作成する。また、電源切断パケット作成部27は、作成した電源切断パケットをLANコントローラ20の後述する第2送信部22に渡す。
第1送信部21は、電源投入パケット作成部26によって作成されたWake ON LAN(WOL)機能によって認識されるマジックパケットである電源投入パケットをストレージ装置3へ送信する。
本情報処理システム1において、ストレージ装置3は、サーバ装置2によってリモート電源制御される装置であり、コントロールモジュール(CM)50及び電源装置60を備える。
電源装置60は、ストレージ装置3に電力を供給する既知の装置であり、その詳細な説明は省略する。
CM50は種々の制御を行なうものであり、サーバ装置2からのストレージアクセス要求(アクセス制御信号:以下、ホストI/Oという)に従って、各種制御を行なう。
これらのLANコントローラ30及びCPU35は、バス線BSを介して通信可能に接続されている。
本ストレージ装置3において、LANコントローラ30は、サーバ装置2のLANコントローラ20から送信される各種パケットを受信する機能及び自装置(ストレージ装置3)の電源投入を行なう機能を有している。LANコントローラ30は、第1受信部31、第2受信部32及び電源投入部33を備える。
第2受信部32は、サーバ装置2のLANコントローラ20の第2送信部22が送信する電源切断パケットを受信し、CPU35の後述する電源切断パケット解析部36に渡す。
本ストレージ装置3において、CPU35は、電源切断パケットを解析する機能及び自装置(ストレージ装置3)の電源切断を行なう機能を有しており、電源切断パケット解析部36及び電源切断部37を備える。
そして、ストレージ装置3のCPU35が、電源制御プログラムを実行することにより、電源切断パケット解析部36及び電源切断部37として機能する。
電源切断パケット解析部36は、LANコントローラ30の第2受信部32から受け取った電源切断パケットを解析し、後述する電源切断部37に対して自装置(ストレージ装置3)の電源切断を指示する。
〔A−2〕パケット規格
本ストレージ装置3は、LANコントローラ30のWOL機能を用いて電源投入を行ない、CPU35によるIPMIの電源切断パケット受信機能を用いて電源切断を行なう。
また、その仕様上、電源投入(DC−ON)状態ではLANコントローラ30のWOL機能を用いることができないが、電源切断の際にCPUによるIPMIの電源切断パケット受信機能を用いることにより、ストレージ装置3の電源切断を行なうことができる。
なお、WOL機能は、既知の機能であり、その詳細な説明は省略する。また、WOL機能は、一般的なLANコントローラに標準で備えられており、この機能を用いることにより、電源投入のためにLANコントローラに新規の部品を備える必要はない。
図2は、実施形態の一例としての情報処理システムに用いるIPMIパケットのレイヤ構成を説明する図、図3は、IPMI LAN Messageのデータフォーマットを説明する図である。
本実施形態においては、IPMI LAN Massageレイヤ405を用いて電源制御を行なう。
図3に示すように、IPMI LAN Massageレイヤ405は、Target Address, NetFn, Target LUN, Header checksum, Source Address, SeqNo, Source LUN, Command code, Request Data及びData checksumの各フィールドを備える。なお、図3は要求コマンド(ここでは電源切断の要求コマンド)用のデータフォーマットを示しているため、Request Dataフィールドを備えている。一方、応答コマンド用のデータフォーマットの場合には、IPMI LAN Massageレイヤ405は、Request Dataフィールドの代わりにResponse Dataフィールドを備える(後述する図11及び図12参照)。
具体的には、電源切断パケット作成部27は、IPMI LAN Massageのデータフォーマットにおいて、NetFnフィールドを00h = Chassis Requestに設定し、Command codeフィールドを02h = Chassis Controlに設定する。また、電源切断パケット作成部27は、IPMI LAN Massageのデータフォーマットにおいて、Request Dataフィールドのbit[3:0] cassis controlを5h = Initiate a soft-shutdown of OS via ACPI by emulating a fatal over temperatureに設定する(符号B参照)。
また、このようにして、電源切断パケット作成部27が作成したコマンドをChassis Control Commandと呼び、ストレージ装置3の電源の切断制御に用いる。
〔A−3〕電源制御処理
上述の如く構成された第1実施形態の一例としての情報処理システムにおける電源制御処理を、図4に示すシーケンス図(処理101〜109)に従って説明する。
サーバ装置2の電源投入パケット作成部26は、電源投入パケットを作成し(処理101)、作成した電源投入パケットを第1送信部21に渡す。この電源投入パケットは、前述したように、ストレージ装置3のLANコントローラ30のWOL機能を用いるマジックパケットである。
ストレージ装置3の第1受信部31は、サーバ装置2の第1送信部21から送信された電源投入パケットを受信し、解析する(処理103)。また、第1受信部31は、電源投入部33へ自装置(ストレージ装置3)の電源投入を指示する。
以上の処理により、ストレージ装置3は、DC−ON状態になり、ストレージ装置3のCPU35が作動する。
サーバ装置2がストレージ装置3の電源を切断する場合には、サーバ装置2の電源切断パケット作成部27は、電源切断パケットを作成し(処理105)、作成した電源切断パケットを第2送信部22に渡す。この電源切断パケットは、前述したように、IPMIの電源切断パケット受信機能を用いるChassis Control Commandである。
ストレージ装置3の第2受信部32は、サーバ装置2の第2送信部22から送信された電源切断パケットを受信し(処理107)、電源切断パケット解析部36へ渡す。
電源切断パケット解析部36は、第2受信部32から受け取った電源切断パケットを解析し(処理108)、電源切断部37へ自装置(ストレージ装置3)の電源切断を指示する。
以上の処理により、ストレージ装置3は、DC−OFF状態になり、ストレージ装置3のCPU35の作動が停止する。
〔A−4〕効果
このように、第1実施形態の一例としての情報処理システム1によれば、ストレージ装置3においてIPMIの電源投入パケットを待受ける専用回路チップが不要であるため、LANによるリモート電源制御に用いる装置の部品コストや製造コストを低減することができる。
更に、WOL機能は一般的なLANコントローラに標準で備えられている機能であるので、LANコントローラに前述の専用回路チップや新規の部品を備えることなくストレージ装置3のリモート電源制御を行うことができ、ストレージ装置3のリモート電源制御の信頼性を向上させることができる。
〔B〕第2実施形態
前述した第1実施形態の情報処理システムにおいて、サーバ装置2を複数備え、これらの複数のサーバ装置2をストレージ装置3にクラスタ接続する場合について考える。
図5,図6に示す例においては、情報処理システムが、2つのサーバ装置2a,2bとストレージ装置3とを備え、ストレージ装置3が、2つのCM50a,50bを備える。これらのサーバ装置2a,2bはいずれも第1実施形態のサーバ装置2と同様の構成を備えるものとする。また、これらのCM50a,50bはいずれも第1実施形態のCM50と同様の構成を備えるものとする。
以下、サーバ装置2aをサーバ装置#0と、又、サーバ装置2bをサーバ装置#1という場合がある。また、以下、CM50aをCM#0と、又、CM50bをCM#1という場合がある。
初期状態として、ストレージ装置3は、待機電源(DC−OFF)状態であり、ストレージ装置3は、いずれのサーバ装置#0,#1からも電源投入要求を受け取っていないものとする。
サーバ装置#0は、作成した電源投入パケットをストレージ装置3のCM#0へ送信する(図5の処理202)。
電源投入部33は、電源装置60に電源投入を指示する(図5の処理204)。
ストレージ装置3においては、各サーバ装置2からの電源要求を管理し、サーバ装置#0からの電源要求状態を「電源ON」に更新する(図5の処理205)。なお、サーバ装置#1からは電源投入要求を受信していないので、電源要求状態は「電源OFF」である。
次に、サーバ装置#1の電源投入パケット作成部26は、電源投入パケットを作成する(図5の処理206)。この電源投入パケットも、ストレージ装置3のLANコントローラ30のWOL機能を用いるマジックパケットである。
ここで、ストレージ装置3は、DC−ON状態で各CM50のCPU35が動作しているので、CM#1の第1受信部31はマジックパケットである電源投入パケットを受信することができない。従って、各CM50のメモリ51が記憶している電源要求状態は、処理205で更新した状態が維持される。すなわち、サーバ装置#1がストレージ装置3に対して電源投入要求を行なったにもかかわらず、ストレージ装置3においては、サーバ装置#1が行なった電源投入要求が反映されない。
サーバ装置#0は、作成した電源切断パケットをストレージ装置3のCM#0へ送信する(図6の処理209)。
ここで、すべてのサーバ装置2の電源要求状態が「電源OFF」である場合に(図6の処理213のYESルート参照)、ストレージ装置3は電源切断を行なう(図6の処理214)。一部のサーバ装置2から電源切断要求を受けていない状態でストレージ装置3の電源切断を行なうと、当該サーバ装置2の処理に支障をきたすからである。従って、すべてのサーバ装置2の電源要求状態が「電源OFF」でない場合には(図6の処理213のNOルート参照)、ストレージ装置3は次の処理を待ち受ける。
従って、ストレージ装置3においては、サーバ装置#1が処理207において電源投入要求を行なっており、又、電源切断要求も行なっていないにもかかわらず、電源切断が行なわれる。
本第2実施形態の一例としての情報処理システムにおいては、複数のサーバ装置2をストレージ装置3にクラスタ接続する場合においても、各サーバ装置2からの電源要求を正しく処理できる手法を提供する。
図7は、第2実施形態の一例としての情報処理システムの構成を示す図であり、図8は、そのサーバ装置の構成を示す図であり、図9は、そのコントロールモジュールの構成を示す図である。
以下、図中において、既述の符号と同一の各符号は、既述の各符号と同様の部分または対応する部分を示しているので、その説明は省略する場合がある。
ここで、サーバ装置#0及びサーバ装置#1は、互いに同様の構成を有している。
サーバ装置2は、図8に示すように、LANコントローラ(通信制御装置、通信制御部)20、CPU(制御装置)25及び記憶部(第1記憶部、メモリ)12を備えている。なお、図7においては2つのサーバ装置2を備えているが、これに限定されるものではなく、3つ以上のサーバ装置2を備えても良い。
CPU25は、電源管理部11、電源投入パケット作成部26、電源切断パケット作成部27、電源確認パケット作成部28及びIPMI電源投入パケット作成部29を備える。
電源管理部11は、ストレージ装置3の電源の状態(電源要求状態)を管理する機能を有する。
なお、電源確認要求パケットの詳細については、図10を用いて後述する。
LANコントローラ20は、第1送信部21、第2送信部22、第3送信部23、第4送信部24及び第3受信部19を備える。
第3送信部23は、電源確認パケット作成部28によって作成された電源確認要求パケットをストレージ装置3へ送信する。
第3受信部19は、ストレージ装置3が送信した電源確認応答パケットを受信し、電源管理部11に渡す。
なお、電源確認応答パケットの詳細については、図11及び図12を用いて後述する。
各CM50と電源装置60とは、バス線BSを介して通信可能に接続されている。
また、CM#0とCM#1とは、例えば、Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)PEを介して通信可能に接続されている。
CM50は、サーバ装置2の数だけ備えるものとする。よって、図7に示す例では、CM50の数は2つである。
図9に示すように、CM50は、LANコントローラ(通信制御装置、通信制御部)30、CPU(制御装置)35及びメモリ51を備える。
本第2実施形態において、第1受信部31は、前述した第1実施形態の一例としての機能のほかに、電源投入パケットを受信したことをCPU35の後述する電源管理部38に対して通知する機能を有する。
電源投入部33は、電源装置60へ電源投入を指示する。
第5送信部34は、CPU35の後述する電源管理部38によって作成された電源確認応答パケットをサーバ装置2へ送信する。
すなわち、本第2実施形態のCPU35は、第1実施形態のCPU35に電源管理部38及び確認部39としての機能を更に備える。
電源切断パケット解析部36は、前述した第1実施形態の一例としての機能のほかに、電源管理部38に対して電源切断パケットを受信したことを通知する機能を有する。なお、電源切断パケット解析部36は、第1実施形態における電源切断パケット解析部36とは異なり、直接、電源切断部37に電源切断の指示を行なわない。
電源管理部38は、解析した電源確認要求パケットに基づいて、電源投入記憶部52及び電源切断記憶部53を参照し、電源確認要求パケットを発行したサーバ装置2の電源要求状態を確認する。
更に、電源管理部38は、解析したIPMI電源投入パケットに基づいて、IPMI電源投入パケットを発行したサーバ装置2の電源投入要求状態を電源投入記憶部52に記憶させる。また、電源管理部38は、IPMI電源投入パケットを発行したサーバ装置2の電源切断要求状態を電源切断記憶部53から削除する。
確認部39は、メモリ51の後述する電源切断記憶部53を参照して、ストレージ装置3がすべてのサーバ装置2から電源切断パケットを受信しているかを確認する。すべてのサーバ装置2から電源切断パケットを受信している場合には、確認部39は、電源切断部37に自装置(ストレージ装置3)の電源切断を指示する。
電源投入記憶部52は、電源管理部38から受け取った電源投入要求状態を送信元の各サーバ装置2に対応付けて記憶する。
電源切断記憶部53は、電源管理部38から受け取った電源切断要求状態を送信元の各サーバ装置2に対応付けて記憶する。
〔B−2〕パケット規格
図10、図11及び図12は、IPMI LAN Messageのデータフォーマットを説明する図である。
ここで、IPMIパケットの規格は、前述した第1実施形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。
また、サーバ装置2から電源確認要求パケットを受信したストレージ装置3の電源管理部38は、電源確認応答パケットとして、図11及び図12に示すIPMIパケットのデータフォーマットに従ったGet Chassis Status Commandを作成する。
具体的には、図11に示すように、電源管理部38は、IPMI LAN Massageのデータフォーマットにおいて、NetFnフィールドを01h = Chassis Responseに設定し、Command codeフィールドを01h = Get Chassis Statusに設定する。また、電源管理部38は、IPMI LAN Massageのデータフォーマットにおいて、Response DataのCurrent Power Stateフィールドのbit[0] Power is onを設定する。ここで、電源管理部38は、電源投入記憶部52及び電源切断記憶部53を参照し、電源確認要求を行なっているサーバ装置2の電源要求状態が「電源ON」の場合は、bit[0] Power is onを1b = system power is onに設定する(符号C参照)。一方、電源管理部38は、電源確認要求を行なっているサーバ装置2の電源要求状態が「電源OFF」の場合は、bit[0] Power is onを0b = system power is offに設定する(符号D参照)。
具体的には、図3に示したように、IPMI電源投入パケット作成部29は、IPMI LAN Massageのデータフォーマットにおいて、NetFnフィールドを00h = Chassis Requestに設定し、Command codeフィールドを02h = Chassis Controlに設定する。また、IPMI電源投入パケット作成部29は、IPMI LAN Massageのデータフォーマットにおいて、Request Dataフィールドのbit[3:0] cassis controlを1h = power upに設定する(符号A参照)。
図13〜図17は、第2実施形態の一例としての情報処理システムにおける電源制御の処理を説明する図である。
上述の如く構成された第2実施形態の一例としての情報処理システムにおける電源制御処理を、図13〜図17に示すシーケンス図(処理301〜333)に従って説明する。なお、図13に処理301〜308を示し、図14に処理309〜314を示し、図15に処理315〜321を示し、図16に処理322〜326を示し、図17に処理327〜333を示す。
サーバ装置#0の電源投入パケット作成部26は、電源投入パケットを作成し(図13の処理301)、作成した電源投入パケットを第1送信部21に渡す。この電源投入パケットは、ストレージ装置3のLANコントローラ30のWOL機能を用いるマジックパケットである。なお、電源管理部11は、この電源投入パケットの作成に際して、自装置(サーバ装置#0)がストレージ装置3に対して電源投入要求を行なったとして、電源要求状態として「電源ON」を示す情報(以下、単に「電源ON」という)を記憶部12に記憶させる。
CM#0の第1受信部31は、サーバ装置#0の第1送信部21から送信された電源投入パケットを受信し、解析する(図13の処理303)。また、第1受信部31は、電源投入部33へ自装置(ストレージ装置3)の電源投入を指示する。更に、第1受信部31は、電源管理部38に対して電源投入パケットを受信したことを通知する。
電源管理部38は、第1受信部31から電源投入要求状態の通知を受け取り、メモリ51の電源投入記憶部52及び電源切断記憶部53にあるサーバ装置#0の電源要求状態を更新する(図13の処理305)。この処理305により、サーバ装置#0の電源要求状態は「電源ON」に更新され、サーバ装置#1の電源要求状態は「電源OFF」が維持される。
次に、サーバ装置#0の電源確認パケット作成部28は、電源確認要求パケットを作成し(図13の処理306)、第3送信部23に渡す。この電源確認要求パケットは、前述したように、CPU35によるIPMIの電源確認パケット受信機能を用いるGet Chassis Status Commandである。
CM#0の第2受信部32は、サーバ装置#0の第3送信部23から送信された電源確認要求パケットを受信し(図13の処理308)、電源管理部38へ渡す。
電源管理部38は、第2受信部32から受け取った電源確認要求パケットを解析し、電源投入記憶部52及び電源切断記憶部53に記憶されている電源要求状態を参照する。更に、電源管理38は、参照した電源要求状態に基づいて電源確認応答パケットを作成する(図14の処理309)。そして、電源管理部38は、作成した電源確認応答パケットを第5送信部34に渡す。この電源確認応答パケットは、前述したように、CPU25によるIPMIの電源確認パケット受信機能を用いるGet Chassis Status Commandである。
サーバ装置#0の第3受信部19は、CM#0の第5送信部34から送信された電源確認応答パケットを受信し(図14の処理311)、電源管理部11へ渡す。
電源管理部11は、第3受信部19から受け取った電源確認応答パケットを解析し、CM#0のメモリ51が記憶している電源要求状態と自装置(サーバ装置#0)の記憶部12が記憶している電源要求状態とを比較する(図14の処理312)。ここでは、CM#0のメモリ51が記憶している電源要求状態は「電源ON」であり、自装置(サーバ装置#0)の記憶部12が記憶している電源要求状態も「電源ON」であるため、それぞれ電源要求状態は一致している。よって、サーバ装置#0は、サーバ装置2の電源投入処理を終了する。
ここで、ストレージ装置3は、DC−ON状態で各CM50のCPU35が動作しているので、CM#1の第1受信部31はマジックパケットである電源投入パケットを受信することができない。従って、各CM50のメモリ51が記憶している電源要求状態は、図13の処理305で更新した状態が維持される。すなわち、サーバ装置#1がストレージ装置3に対して電源投入要求を行なったにもかかわらず、ストレージ装置3においては、サーバ装置#1が行なった電源投入要求が反映されない。
第3送信部23は、電源確認パケット作成部28から受け取った電源確認要求パケットをCM#1の第2受信部32へ送信する(図15の処理316)。
電源管理部38は、第2受信部32から受け取った電源確認要求パケットを解析し、電源投入記憶部52及び電源切断記憶部53に記憶されている電源要求状態を参照する。更に、電源管理部38は、参照した電源要求状態に基づいて電源確認応答パケットを作成する(図15の処理318)。そして、電源管理部38は、作成した電源確認応答パケットを第5送信部34に渡す。この電源確認応答パケットは、前述したように、CPU25によるIPMIの電源確認応答パケット受信機能を用いるGet Chassis Status Commandである。
サーバ装置#1の第3受信部19は、CM#1の第5送信部34から送信された電源確認応答パケットを受信し(図15の処理320)、電源管理部11へ渡す。
電源管理部11は、第3受信部19から受け取った電源確認応答パケットを解析し、CM#1のメモリ51が記憶している電源要求状態と自装置(サーバ装置#1)の記憶部12が記憶している電源要求状態とを比較する(図15の処理321)。ここでは、CM#1のメモリ51が記憶している電源要求状態は「電源OFF」であり、自装置(サーバ装置#1)の記憶部12が記憶している電源要求状態は「電源ON」であるため、それぞれ電源要求状態は一致していない。
第4送信部24は、IPMI電源投入パケット作成部29から受け取ったIPMI電源投入パケットをCM#1の第2受信部32へ送信する(図16の処理323)。
電源管理部38は、第2受信部32から受け取ったIPMI電源投入パケットを解析する(図16の処理325)。
また、電源管理部38は、メモリ51の電源投入記憶部52及び電源切断記憶部53にあるサーバ装置#1の電源要求状態を更新する(図16の処理326)。この処理326により、サーバ装置#1の電源要求状態は「電源ON」に更新され、サーバ装置#0の電源要求状態は「電源ON」が維持される。また、CM#1のメモリ51が記憶している電源要求状態とサーバ装置#1の記憶部12が記憶している電源要求状態が一致し、サーバ装置#0は、サーバ装置2の電源投入処理を終了する。
CM#0の第2受信部32は、サーバ装置#0の第2送信部22から送信された電源切断パケットを受信し(図17の処理329)、電源切断パケット解析部36へ渡す。
電源切断パケット解析部36は、第2受信部32から受け取った電源切断パケットを解析し(図17の処理330)、電源管理部38に対して電源切断パケットを受信したことを通知する。
処理332において、サーバ装置#1の電源切断要求状態が「電源OFF」でないので、ストレージ装置3は、次の処理を待ち受ける(図17の処理332のNOルート参照)。
以上の処理により、各サーバ装置2の記憶部12が記憶している電源要求状態とストレージ装置3のメモリ51が記憶している電源要求状態が一致する。
このように、第2実施形態としての情報処理システム1によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる他、以下の効果を奏することができる。
すなわち、サーバ装置2とストレージ装置3とがクラスタ接続されている場合においても、サーバ装置2はストレージ装置3の電源制御を確実に行なうことができ、情報処理システム1の信頼性が向上する。
更に、IPMI電源投入パケット作成部29がIPMI電源投入パケットを作成することにより、サーバ装置2は、ストレージ装置3のメモリ51が各サーバ装置2に対応付けて記憶する電源要求状態を正確に更新させることができる。
開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
11,38 電源管理部
12 記憶部(第1記憶部、メモリ)
19 第3受信部
2,2a,2b サーバ装置(上位装置)
20,30 LANコントローラ(通信制御装置、通信制御部)
21 第1送信部
22 第2送信部
23 第3送信部
24 第4送信部
25,35 CPU(制御装置)
26 電源投入パケット作成部
27 電源切断パケット作成部
28 電源確認パケット作成部
29 IPMI電源投入パケット作成部
3 ストレージ装置(情報処理装置)
31 第1受信部
32 第2受信部
33 電源投入部
34 第5送信部
36 電源切断パケット解析部
37 電源切断部
39 確認部
4 中継装置(ハブ)
400 IPMIパケット
401 Ethernet Framingレイヤ
402 IP/UDPレイヤ
403 RMCPmessageレイヤ
404 IPMI V2.0+ Sessionレイヤ
405 IPMI LAN Massageレイヤ
50,50a,50b CM
51 メモリ
52 電源投入記憶部(第2記憶部)
53 電源切断記憶部(第3記憶部)
60 電源装置
A 電源投入コマンド
B 電源切断コマンド
BS バス線
C 電源投入要求状態コマンド
D 電源切断要求状態コマンド
LC LANケーブル
PE PCIe
Claims (7)
- ネットワークを介して複数の上位装置と通信可能に接続される通信制御装置であって、
電源投入パケットを受信する第1受信部と、
前記電源投入パケットの受信を検知すると、電源投入制御を実行する電源投入部と、
電源切断パケットを受信し、当該電源切断パケットを外部の制御装置に出力する第2受信部と、
前記複数の上位装置のいずれかから、前記電源投入パケットが送信された後に送信される電源投入要求状態確認パケットを受信すると、当該上位装置からの前記電源投入パケット及び電源投入要求パケットの受信状態を示す状態情報を当該上位装置に送信する送信部と、
を備え、
前記第2受信部が、前記複数の上位装置のいずれかにおける電源投入要求状態と、前記状態情報とが不一致である場合に、当該上位装置から前記電源投入パケットとは規格が異なる前記電源投入要求パケットを受信する、
ことを特徴とする、通信制御装置。 - 前記電源投入パケットがマジックパケットであることを特徴とする、請求項1記載の通信制御装置。
- 前記電源切断パケットがIntelligent Platform Management Interface(IPMI)パ
ケットであることを特徴とする、請求項1又は2記載の通信制御装置。 - ネットワークを介して複数の上位装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、
通信制御部と、
前記複数の上位装置のそれぞれからの電源投入パケット及び電源投入要求パケットの受信状態をそれぞれ記憶する記憶部と、
制御装置と、
を備え、
前記通信制御部が、
前記電源投入パケットを受信する第1受信部と、
前記電源投入パケットの受信を検知すると、電源投入制御を実行する電源投入部と、
電源切断パケットを受信し、当該電源切断パケットを出力する第2受信部と、
前記複数の上位装置のいずれかから、前記電源投入パケットが送信された後に送信される電源投入要求状態確認パケットを受信すると、前記電源投入パケット及び前記電源投入要求パケットの受信状態を示す状態情報を当該上位装置に送信する送信部と、
を備え、
前記第2受信部が、前記複数の上位装置のいずれかにおける電源投入要求状態と、前記状態情報とが不一致である場合に、当該上位装置から前記電源投入パケットとは規格が異なる前記電源投入要求パケットを受信し、
前記制御装置が、当該情報処理装置を制御するとともに、前記第2受信部からの前記電源切断パケットを解析し、当該情報処理装置の電源を切断する、
ことを特徴とする、情報処理装置。 - 前記複数の上位装置のそれぞれからの前記電源切断パケットの受信状態をそれぞれ記憶する第3記憶部と、
前記複数の上位装置の全てから前記電源切断パケットを受信したかを確認する確認部とを備え、
前記確認部が、前記複数の上位装置の全てから前記電源切断パケットを受信したことを確認した場合に、前記制御装置が、当該情報処理装置の電源を切断することを特徴とする、請求項4記載の情報処理装置。 - ネットワークを介して複数の上位装置と情報処理装置とを通信可能に接続する情報処理システムであって、
前記複数の上位装置のそれぞれが、
第1通信制御部と、
当該上位装置における電源投入要求状態を記憶する第1記憶部と、
を備え、
前記第1通信制御部が、
電源投入パケットを電源投入対象に出力する第1送信部と、
電源切断パケットを電源投入対象に出力する第2送信部と、
前記電源投入パケットを前記電源投入対象に出力した後に、電源投入要求状態確認パケットを送信する第3送信部と、
前記第1記憶部の前記電源投入要求状態と、前記電源投入要求状態確認パケットに応じて前記情報処理装置から送信された当該上位装置についての電源投入に関するパケットの受信状態を示す状態情報とが不一致である場合に、前記情報処理装置に対して、前記電源投入パケットとは規格が異なる電源投入要求パケットを送信する第4送信部と、
を備え、
前記情報処理装置が、
第2通信制御部と、
前記複数の上位装置のそれぞれからの前記電源投入パケット及び前記電源投入要求パケットの受信状態をそれぞれ記憶する第2記憶部と、
制御装置と、
を備え、
前記第2通信制御部が、
前記電源投入パケットを受信する第1受信部と、
前記電源投入パケットの受信を検知すると電源投入制御を実行する電源投入部と、
前記電源切断パケットを受信し、当該電源切断パケットを出力する第2受信部と、
前記複数の上位装置のいずれかから前記電源投入要求状態確認パケットを受信すると、前記状態情報を当該上位装置に送信する第5送信部と、
を備え、
前記制御装置が、前記情報処理装置を制御するとともに、前記第2受信部からの前記電源切断パケットを解析し、前記情報処理装置の電源を切断する、
ことを特徴とする、情報処理システム。 - 前記情報処理装置が、
前記複数の上位装置のそれぞれからの電源切断パケットの受信状態をそれぞれ記憶する第3記憶部と、
前記複数の上位装置の全てから前記電源切断パケットを受信したかを確認する確認部とを備え、
前記確認部が、前記複数の上位装置の全てから前記電源切断パケットを受信したことを確認した場合に、前記制御装置が、当該情報処理装置の電源を切断することを特徴とする、請求項6記載の情報処理システム。
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