JP6065463B2 - 移動端末 - Google Patents

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Description

本開示は、移動端末に関する。
階層セル構造で互いに異なる優先順位を有する複数のセル情報を受信し、受信されたセル情報及びバッテリ残量に応じて、セル測定基準を再設定して、該再設定された測定基準に応じて測定されたセルの中からセルを選択して接続する技術がある(例えば、特許文献1)。
移動通信端末において、速度情報とバッテリ残量とに基づき、受信品質と消費電力とに影響を与える少なくとも1つの通信パラメータを選択し、選択した通信パラメータを送受信部に設定する技術がある(例えば、特許文献2)。
バッテリ残量に応じて、ネットワーク制御装置及び移動端末における位置登録エリアを動的に変化させ、移動端末のバッテリ消費を改善する位置登録制御システムがある(例えば、特許文献3)。
電池の残容量や消費電流および端末の移動速度を基にして通信レートを決定し、更に通信パラメータの設定を行って、電池の状態に応じた通信が行われるようにする技術がある(例えば、特許文献4)。
特開2007−97122号公報 特開2009−170981号公報 特開2010−81342号公報 特開2008−182378号公報
移動端末において消費電力の低減(バッテリセービング)を図ることは、重大な課題となっている。近年、LTE(Long Term Evolution)等の高速通信可能な通信規格のサー
ビス開始、及び、スマートフォン等の消費電力の高い移動端末の普及に伴い、当該課題は、ますます重要視されてきている。
一般的に、高速通信可能な無線アクセス技術(RAT:radio access technology)の
通信規格では、利用される周波数帯域が広くなるため、移動端末の消費電力が大きくなることが知られている。また、ユーザの使用環境や使用条件によって高速通信が求められない場合が考えられる。
特に、バッテリ残量が低下しているような状況下において、消費電力を抑えたいとユーザが望むにも関わらず、消費電力の大きい、高速通信が可能なRATのセルでの在圏を維持すると、バッテリの駆動時間が短くなってしまう。
開示の技術の一側面は、複数の異なる無線アクセス技術のセルで待ち受け及び通信が可能な移動端末において、移動端末の動作状態を考慮して、適正な無線アクセス技術のセルの選択を可能にする技術を提供することである。
開示の技術の一側面は、移動端末であって、
前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを、前記移動端末がとりうる動作状態に関連付けて記憶する記憶装置と、
前記移動端末の動作状態に基づいて前記記憶装置から選択されるセル選択データパターンを用いて前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の1つを選択し、当該選択された無線アクセス技術を用いてセルとの接続処理を行う制御装置と、
を含む。
開示の技術の一側面によれば、移動端末の動作状態を考慮して、適正な無線アクセス技術のセルの選択が可能となる。
図1は、実施の形態に係る移動端末によるサービングセルの選択例を示す。 図2は、実施の形態に係る移動端末を例示する。 図3は、実施の形態に係るセービングモードデータを例示する。 図4は、実施の形態に係るバッテリ容量とバッテリ残量レベルとの相関を例示する。 図5は、実施の形態に係るセル選択データテーブルを例示する。 図6Aは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図6Bは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図6Cは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図6Dは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図6Eは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図7Aは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図7Bは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図7Cは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図7Dは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図7Eは、実施の形態に係る移動端末の各構成要素の関係を例示する。 図8は、実施の形態に係る移動端末においてバッテリ残量が低下した際の動作例を示す。 図9は、実施の形態に係る移動端末において利用される機能の変更が検知された際の動作例を示す。 図10は、実施の形態に係る移動端末における待ち受けセルの再選択に係る動作例を示す。 図11は、実施の形態に係る移動端末におけるハンドオーバに係る動作例を示す。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する実施の形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、本実施の形態に応じた具体的要素が適宜採用されてもよい。
なお、本実施形態において登場するデータは、自然言語により説明される。しかしながら、これらのデータは、具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメータ、マシン語等で指定される。
[サービングセルの選択例]
図1は、本実施形態に係る移動端末1によるサービングセルの選択例を示す。本実施形態に係る移動端末1は、複数の異なるRATのセルを選択して待ち受け、複数のRATから選択したセルが属するRATの基地局に対する接続処理を行い、通信を行うことができる。
移動端末1は、バッテリの残量と利用可能な機能との複数の組み合わせに対応する、相互に異なる複数の無線アクセス技術(RAT)によって形成される複数のセルの1つを選択するための複数のセル選択データパターンを記憶する記憶装置を含む。
ここで、利用可能な機能とは、例えば、ワンセグ機能、音楽/動画のプレーヤー機能、カメラ機能等、移動端末1において実行可能なアプリケーション機能及び通信サービス(電子メール,音声通話,音声/ビデオのストリーミングサービス等)を享受する機能を含む。移動端末1において利用可能な機能は、これらに限られる訳ではなく、実施の形態に応じて、適宜、選択される。
また、図1では、複数種の異なるRAT(無線アクセス技術)の一例として、LTE、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)、GSM(Global System for
Mobile communications)が挙げられている。RATの種類は、これらに限られる訳ではなく、実施の形態に応じて、適宜、選択される。RATは、さらに無線LANを含むことができる。したがって、移動端末は、いわゆるセルラーフォンのみでなく、セルラーフォン機能と無線LAN端末機能とを備えた移動端末(いわゆるスマートフォン)を含むことができる。
なお、図1では、LTEの基地局によって形成されるセル(LTEのセル)は、実線で表わされている。また、UMTSの基地局によって形成されるセル(UMTSのセル)は、点線で表わされている。更に、GSMの基地局によって形成されるセル(GSMのセル)は、一点鎖線で表わされている。
本実施形態では、LTE、UMTS、GSMの順に高速通信可能な、消費電力が大きいRATであると仮定している。つまり、LTEのセルでは、移動端末1は、高速通信が可能である一方で、消費電力が大きくなってしまう。他方、GSMのセルでは、移動端末1は、消費電力を抑えることができるものの、通信速度が遅くなってしまう。
そして、移動端末1は、上記複数のセル選択データパターンから選択されるセル選択データパターンを用いて、省電力のための前記複数のセルの1つに対する接続処理が実行されるためのパラメータ設定を行う制御装置を含み、設定されたパラメータの値を適用して、通信に利用するセルの選択を実行する。
なお、実行されるセルの選択には、少なくとも、待ち受け時のサービングセルを再設定するセル再選択(Cell Reselection)、通信中においてサービングセルを変更するハンドオーバ(Hand Over)、及び、圏外遷移時のセルサーチのうちのいずれかが含まれる。本
実施形態では、実行されるセルの選択にこれらすべてが含まれる場合を説明する。
また、本実施形態において、セル再選択及びハンドオーバは、移動端末1が移動しなくても生じる場合がある。図1では、移動端末1が移動していない状態で、セル再選択又はハンドオーバにより、移動端末1のサービングセルがLTEセルからUMTSセルに変更された場面が例示されている。
これにより、本実施形態に係る移動端末1では、バッテリ残量と利用可能な機能との組み合わせに対応する複数のセル選択データパターンから選択されたセル選択データパターンを用いてセルの選択に関するパラメータ設定が実行される。そして、当該パラメータの値が適用され、通信に利用するセルの選択が実行される。このとき、セル選択、すなわち、移動端末1の接続先のセルの変更によって、移動端末1の消費電力の低減が図られるセル選択データパターンが選択される。
従って、本実施形態によれば、複数の異なるRATのセルで待ち受け及び通信が可能な移動端末において、バッテリ残量及び利用可能な機能を含む、移動端末の動作状態を考慮した、消費電力の低減等を目的とした適正なRATのセルの選択が可能となる。
移動端末1が備える記憶装置は、現在のバッテリ残量と利用中の機能の消費電力とに応じて、サービングセルより消費電力が小さいターゲットセルへの接続処理が実行されるための前記複数のセル選択データパターンを記憶する、ように構成することができる。これにより、バッテリ残量及び移動端末の機能の動作状況に応じた省電力効果を得ることができる。
また、移動端末1は、ユーザによる設定に応じて、セル選択データパターンを利用したセルの選択を実行するか否かを制御してもよい。すなわち、移動端末1は、セル選択データパターンを用いたパラメータ設定が実行されるバッテリセービング機能のオン及びオフを設定するためのユーザインタフェース(以下、「UI」とも表記)をさらに含むことができる。UIは、例えば、ボタン、キー、タッチパネルのような様々な入力装置を含むことができる。当該構成の採用によって、移動端末1のユーザが所望するタイミングで、セル選択データパターンを利用したセルの選択が実行可能になる。
本実施形態では、セル選択データパターンを利用してセルの選択を実行することで、省電力効果が得られうる。ただし、ユーザが所望する省電力効果の特性は、場面、状況等に応じて、異なる場合がある。例えば、ユーザは、特定の機能については、消費電力の小さい低速の通信よりも、消費電力の大きい高速の通信を所望する場合がある。
そこで、移動端末1に対し、以下の構成を採用することができる。すなわち、移動端末1の記憶装置は、複数の消費電力レベルに応じて用意された複数のモード(図4)に対応する前記複数のセル選択データパターンを記憶し、制御装置は、複数のモードから指定されたモードに対応する前記複数のセル選択データパターンから選択されるセル選択データパターンを用いて、前記パラメータ設定を行う。
換言すれば、移動端末1は、省電力効果が異なる複数のモード(セービングモードと称する)に対応する複数のセル選択データパターンを記憶することができる。そして、移動端末1は、例えば、ユーザによって指定された複数のセービングモードの1つに対応する複数のセル選択データパターンからパラメータ設定に用いるセル選択データパターンが選択されるようにしても良い。これにより、ユーザは、移動端末1において、自身の所望する省電力効果が得られるようなパラメータ設定を実行することができるようになる。このとき、ユーザは、セービングモードを、例えばUIを介して指定するだけで済むので、簡易な操作で消費電力低減を図ることができる。
[移動端末]
図2は、本実施形態に係る移動端末1を例示する。図2に示されるように、移動端末1は、記憶装置11、アプリ用CPU(Central Processing Unit)12、通信用CPU1
3、バッテリ14、ユーザインタフェース22A、BB(Baseband)回路15、及び、RF(Radio Frequency)回路16を備える移動体通信端末装置である。
なお、移動端末1の具体的な構成に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び、追加が可能である。例えば、アプリ用CPU12及び通信用CPU13は、1つのプロセッサとして一体であってもよいし、それぞれ複数のプロセッサを含んでもよい。通信用CPU13は、制御装置の一例である。
記憶装置11は、例えば、ROM、RAM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ等の揮発性領域と不揮発性領域とを有する記憶装置である。本実施形態に係る記憶装置11は、セービングモードデータ(図4)と、複数のセル選択データテーブルT(図5)を記憶する。
図3は、本実施形態に係るセービングモードデータのデータ構造を例示する。セービングモードデータは、セル選択データパターンを利用したセルの選択を行うか否かの制御、及び期待される省電力効果を選択するために、利用される。本実施形態では、セービングモードデータにおいて「バッテリセービング機能」が「ON」である場合に、移動端末1は、セル選択データパターンを利用したセルの選択を実行する。
他方、バッテリセービング機能が「OFF」である場合には、移動端末1は、従来どおりの動作によりセルの選択を行う。例えば、移動端末1は、報知情報により指定された値をセル再選択のパラメータに適用する。また、例えば、移動端末1は、個別チャネルの信号により指定された値を測定報告(Measurement Report)のパラメータに適用する。
また、セービングモードデータは、複数のセル選択データパターンのうちどのセル選択データパターンを利用するかを特定するために、利用される。本実施形態では、セル選択データパターンがセルの選択に利用されることで、移動端末1において省電力効果が得られうる。移動端末1において、このセル選択データパターンを利用することで省電力効果をもたらす動作モードはセービングモードと称される。
上述のとおり、本実施形態では、省電力効果の特性に対するユーザの種々の要望に対応可能なように、複数のセル選択データパターンが用意される。換言すると、複数のセル選択データパターンは、セービングモードの種類に応じて用意される。
なお、セービングモードの種類及び数は、実施の形態に応じて、適宜設定される。例えば、特定の機能については、消費電力の小さい低速のRATのセルよりも、消費電力の大きい高速のRATのセルが選択されるように設定されたセービングモードが与えられてもよい。また、省電力効果の違いに応じて、段階的にセービングモードが設定されてもよい。
本実施形態では、省電力効果の違いに応じて段階的にセービングモードを設定する一例として、4段階のセービングモードが与えられている。図3により示される例では、「Mode 1」が最も省電力効果の高いセービングモードであり、「Mode 4」が最も省電力効果の低いセービングモードである。なお、図3では、「Mode 4」が選択されている。
移動端末1は、セービングモードに対応する複数のセル選択データパターンの1つを用いてセルの選択を実行することで、当該セービングモードの特性に応じた省電力効果を得る。なお、他のセル選択データパターンよりも高い省電力効果をもたらすセル選択データパターンは、例えば、当該他のセル選択データパターンに比べて、より多くの場面で低速の(消費電力の小さい)RATのセルが選択されるように、セルの選択に関するパラメータの値が設定されている。
ユーザは、移動端末1のユーザインタフェース(UI)22Aを通じて、バッテリセービング機能を利用するか否かを設定することができる。また、ユーザは、バッテリセービング機能を利用すると設定した場合に、更に、移動端末1のユーザインタフェースを通じて、利用するセービングモードの選択を行うことができる。
セービングモードデータは、これらの操作に応じて、更新される。図3では、ユーザが、バッテリセービング機能を利用すると設定し、かつ、利用するセービングモードとして「Mode 4」を選択した場合におけるセービングモードデータの状態を例示している。なお、セービングモードデータでは、デフォルトの状態において利用されるセービングモード(初期設定のセービングモード)が予め設定されていてもよい。
また、記憶装置11は、バッテリ残量と利用可能な機能との組み合わせに対応する複数のセル選択データパターンを記憶する。本実施形態に係るセル選択データテーブルTは、その一例として、バッテリ残量のレベルと、圏外、待ち受け中、通信中の移動端末1の状態に対応する複数のセル選択データパターンを管理する。
図4は、本実施形態に係るバッテリ容量とバッテリ残量レベルとの相関を例示する。本実施形態では、或るバッテリ容量に応じて5段階(Level 0〜4)のバッテリ残量
レベルが設定されている。なお、図4に示される相関(レベル数)は例示に過ぎず、バッテリ容量とバッテリ残量レベルとの相関は、実施の形態に応じて、適宜設定されてよい。
図5は、本実施形態に係るセル選択データテーブルTのデータ構造を例示する。図5に示されるセル選択データテーブルTは、圏外時のセルサーチにおいて優先されるRAT(セルサーチ優先RAT)、待ち受け中におけるセル再選択プライオリティ(セル再選択優先度)の値を管理するための複数のセル選択データパターン、及び、測定報告(Measurement Report)のトリガとなるEvent閾値の値を管理するための複数のセル選択データパタ
ーンを格納している。なお、図5では、セル再選択プライオリティを、「Resel Priority」と表記する。
図5に示されるセル選択データテーブルTでは、待ち受け中において利用可能な機能(サービスを含む)として、ワンセグ機能(ワンセグ視聴機能)、音楽プレーヤ機能、カメラ機能が例示されている。そして、本実施形態では、ワンセグ機能、音楽プレーヤ機能、カメラ機能の順に消費電力が大きいと仮定している。
また、図5に示されるセル選択データテーブルTでは、通信中において利用可能な機能(サービスを含む)として、ストリーミング機能、メール機能、音声機能(音声通話(スピーチ)機能)が例示されている。本実施形態では、ストリーミング機能、メール機能、音声機能の順に消費電力が大きいと仮定している。
図5に示されるセル選択データテーブルTでは、圏外時において、バッテリ残量レベルが小さいほど、消費電力の小さい低速のRATがセルサーチ対象となる。制御装置(通信用CPU13)は、圏外の状態において、セルサーチ対象のRATのセルサーチを行い、残りのRATのセルサーチが規制される。一般に、移動端末1は、圏外時に、利用可能なRATのセルに係る周波数全域をサーチする。そのため、移動端末が利用可能なRATの種類が多いほど、消費電力が大きくなってしまう。
本実施形態では、セル選択データテーブルTの格納内容に従って、利用可能なRATのうち、圏外時においてセルサーチを行うRATがテーブルTに基づき決定され、残りのRATのセルサーチが規制される。これにより、移動端末1は、全ての利用可能なRATの
セルを均一にサーチしなくてもよくなり、サーチ範囲を縮小することができる。これによって、消費電力を低減することができる。
また、図5に示されるセル選択データテーブルTでは、待ち受け中、及び、通信中において、利用される機能の消費電力が大きく、かつ、バッテリ残量レベルが小さいほど、消費電力の小さい低速のRATのセルが優先的に選択される設定を有する。これは、利用される機能の消費電力が大きく、かつ、バッテリ残量レベルが小さいほど、一般的に、省電力効果が求められる場面であると考えられるためである。
図5に示されるセル選択データテーブルTでは、待ち受け中、及び通信中において利用可能な機能に対応する複数のセル選択データパターンが格納されている。各セルデータパターンは、バッテリ残量レベルに応じた複数のセル選択データパターンを有する。セル選択データパターンは、バッテリ残量レベルと使用される機能とにより特定されるレコードであり、セルの選択に関するパラメータに適用される値が保持されている。消費電力の小さい低速のRATのセルが選択されるような値をより多くのレコードで設定することで、省電力効果の高いセル選択データテーブルTを作成することができる。
なお、セル再選択プライオリティ及びEvent閾値は、3GPP(Third Generation Partnership Project)に規定されるセルの選択に関するパラメータの一例である。セルの選
択に関するパラメータは、これらに限定される訳ではなく、実施の形態に応じて、適宜選択されてよい。
ここで、3GPPに規定されているパラメータの内容は、RATごとに異なる。そのため、セル選択データテーブルTは、在圏可能なRATごとに用意される。さらに、セル選択データテーブルTは、上述したセービングモードごとに用意される。図5に示すセル選択データテーブルTは、移動端末1がLTEのセルに在圏し、且つ、セービングモードが「Mode4」である場合を例示している。複数のセル選択データテーブルTは、記憶装置1
1の不揮発性領域に、編集不可能な状態で記憶される。
つまり、記憶装置11は、セービングモードの数と在圏可能なセルに係るRATの種類数とを乗じた数の件数分のセル選択データテーブルTを記憶する。例えば、本実施形態では、4種類のセービングモードと3種類のRATとが例示されているため、記憶装置11は、少なくとも、12のセル選択データテーブルTを記憶する。なお、図5の例では、機能が択一的に選択される例について説明した。複数の機能を同時に使用可能な場合には、同時に使用される機能の組み合わせに応じたセル選択データパターンがテーブルTに格納される。
本実施形態では、バッテリセービング機能が「OFF」である場合には、従来と同様、報知情報により指定されるセル再選択のパラメータの値、又は、個別チャネルの信号により指定される測定報告(Measurement Report)のパラメータの値が利用される。
他方、バッテリセービング機能が「ON」である場合には、セル選択データパターンで管理されるパラメータの値が、セル(再)選択、及び、測定報告(Measurement Report)の制御に適用される。また、圏外遷移時においてもセル選択データパターンで管理される優先RATに応じて圏外遷移時のセルサーチが行われる。
図2に戻り、アプリ用CPU12は、記憶装置11に格納されたプログラムの実行によって、バッテリセービングの設定に係るAPL(Application)処理21、UI(User Interface)制御処理22、バッテリ監視処理23を実行する。すなわち、アプリ用CPU
12は、APL処理21によるバッテリセービング機能,UI制御処理22によるUIコ
ントローラとしての機能,及びバッテリ監視処理23によるバッテリ残量レベル検出機能を実現する。APL処理21は、バッテリセービングの設定に係るアプリケーションプログラムの実行によって実現される。
また、通信用CPU13は、記憶装置11に格納されたプログラムの実行によって、セル選択制御処理31、報知情報制御処理32、測定制御処理33、無線通信IF(Interface)制御処理34を実行する。すなわち、通信用CPU13は、セル選択制御処理31
によるセル選択コントローラ,報知情報制御処理32による報知情報コントローラ,測定制御処理33による測定コントローラ,無線通信IF制御処理34による通信IFコントローラとして機能する。なお、上記したアプリ用CPU12及び通信用CPU13で実行される複数の処理(複数の機能)の一部又は全部は、ハードウェアロジック回路によって実現することもできる。
なお、バッテリ監視処理23では、図示しないバッテリセンサからの信号に基づきバッテリ14の残量を検出する。また、無線通信IF(Interface)制御処理34では、BB
回路15及びRF回路16を介して、アンテナとの間でデータのやり取りが行われる。
図6A〜Eは、セル選択又はセル再選択に係る移動端末1の各処理間の関係を例示するシーケンス図である。
ここで、以下で説明する各処理手順は一例に過ぎず、各処理は、当該各処理の前に実行された処理の結果を用いる等の従属関係がない場合等、可能な限り入れ替えられてよい。また、各処理は、可能な限り省略されてもよいし、異なる処理に置き換えられてもよい。
図6Aは、セル選択を開始した移動端末1のアプリ用CPU12及び通信用CPU13の処理を例示する。まず、セル選択制御処理31によって、報知情報制御処理32に対し、基地局2から送信される報知情報の受信開始が指示される(S101)。
報知情報制御処理32では、当該指示に応じて、報知情報を受信するために、無線通信IF制御処理34を実行させる(S102)。この状態で、基地局2から報知情報が送信されると(S103)、報知情報制御処理32は、無線通信IF制御処理34を通じて、当該報知情報を受信する。
報知情報制御処理32では、受信された報知情報からセル再選択のパラメータ(Cell Reselectionパラメータ)の値を取得し、取得したセル再選択のパラメータの値を記憶装置11に記憶する(S104)。そして、これらの処理が完了すると、報知情報制御処理32は、セル選択制御処理31に、報知情報を受信したことを示す応答を返す(S105)。
図6Bは、移動端末1が待ち受け中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定処理を行っている際に、移動端末1のユーザインタフェースを通じて、ユーザが、バッテリセービング機能に関する設定を変更した場合の動作を例示するシーケンス図である。
バッテリセービング機能に係るAPL処理21は、移動端末1のユーザインタフェース22Aの操作に応じて、UI制御処理22に対して、バッテリセービングモードの設定変更を要求する(S111)。UI制御処理22は、ユーザインタフェースの操作内容に基づいて、セル選択制御処理31に対して、バッテリセービングモードの設定変更を要求する(S112)。
セル選択制御処理31は、UI制御処理22から受信したユーザインタフェースの操作
内容により特定される変更内容とセービングモードデータの内容とを比較し、差分があるか否かを判定する(S113)。差分がない場合、処理は終了する。他方、差分がある場合、セル選択制御処理31は、変更内容に応じて、記憶装置11に記憶されているセービングモードデータの内容を更新する(S114)。
そして、セル選択制御処理31は、UI制御処理22に対して、要求された更新が完了したことを示す応答を返す(S115)。当該応答を受信すると、UI制御処理22は、APL処理21に同様の応答を返す(S116)。これにより、セービングモードデータの更新が完了する。
図6BのS111において、バッテリセービング機能がOFFであれば、バッテリセービング機能“OFF”で、且つ初期設定のセービングモードを指定するバッテリセービング要求が送信(発行)される。これに対し、バッテリセービング機能がONであれば、バッテリセービング機能“ON”で、且つ変更後のセービングモードを指定するバッテリセービング要求が送信(発行)される。
そして、S113では、バッテリセービング要求に含まれるセービングモードと、セル選択制御処理31で保持されているセービングモードとが対比され、両者が異なる場合に、バッテリセービング要求に含まれるセービングモードに変更するためのセービングモードデータ更新処理が行われる。
図6Cは、移動端末1が待ち受け中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定を行っている際に、移動端末1のバッテリ残量が変動した場合の処理を例示するシーケンス図である。図6Cは、バッテリ残量が低下した場合を例示する。もっとも、バッテリ残量が増加した場合にも、図6Cと同様の処理が行われる(後述する図7Cの処理でも同様である)。
図6Cに示すように、移動端末1の通信用CPU13は、待ち受け中に、バッテリ14の残量レベルが変動したときに、現在使用中の機能に応じてパラメータ設定に用いるセル選択データパターンを選択する処理を実行する。
すなわち、バッテリ14の残量が低下すると(S121)、バッテリ監視処理23は、測定制御処理33に、現在のバッテリ14の残量レベルを通知する(S122)。具体的には、バッテリ監視処理23は、現在のバッテリ残量が属するバッテリ残量レベルを特定し、当該特定したバッテリ残量レベルを測定制御処理33に通知する。
当該通知に応じて、測定制御処理33は、セービングモードデータを読み出し(S123)、バッテリセービング機能が「ON」であるか否かを判定する(S124)。バッテリセービング機能が「ON」ではない場合、処理は終了する。
他方、バッテリセービング機能が「ON」である場合、測定制御処理33は、APL処理21に動作中の機能(サービス含む)を問い合わせる(S125)。これに対して、APL処理21は、測定制御処理33に、動作中の機能を返答する(S126)。
測定制御処理33は、移動端末1が在圏中のセルに係るRATの種類及びセービングモードデータで指定されるセービングモードに対応するセル選択データテーブルTを記憶装置11から読み出す(S127)。そして、測定制御処理33は、読み出したセル選択データテーブルTにおける、S122において通知を受けたバッテリ残量レベル及びS126において通知を受けた動作中の機能に該当するレコードを参照する。
測定制御処理33は、参照したレコードからセルの選択に関するパラメータの値を取得し、利用中のパラメータの値と取得した値とに差分があるか否かを判定する(S128)。差分が無い場合は、処理は終了する。他方、差分がある場合は、測定制御処理33は、セルの選択に関して利用するパラメータの値を、セル選択データテーブルTの参照したレコード(セル選択データパターン)から取得した値に変更(更新)する(S129)。
なお、S129では、セル再選択のパラメータのうちセル再選択プライオリティの値が更新される。ただし、当該値が更新されたとしても、バッテリセービング機能が「OFF」となった場合に備えて、記憶装置11は、報知情報から取得したセル再選択のパラメータの値を保持し続ける。これにより、セル再選択のパラメータの更新が完了する。なお、S122の通知は、バッテリ残量の低下によってバッテリ残量レベルが変化(低下)した場合にのみ実行されるようにしても良い。また、測定制御処理33は、S122によって通知された最後のバッテリ残量レベルを保持し、新たな通知で受け取ったバッテリ残量レベルと、保持したバッテリ残量レベルとが異なる場合にのみ、S123以降の処理を行うようにしても良い。これらの変形は、後述する図7Cに図示する処理にも適用可能である。
図6Dは、移動端末1が待ち受け中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定を行っている際に、移動端末1において実行されている機能に変更があった場合の動作を例示するシーケンス図である。
図6Dに示すように、移動端末1の通信用CPU13は、待ち受け中に、移動端末1で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じてパラメータ設定に用いるセル選択データパターンを選択する処理を行う。
すなわち、ユーザが移動端末1のUI22Aを操作することで動作する機能が変わると、APL処理21は、当該機能の変更を測定制御処理33に通知する(S131)。APL処理21は、当該通知において、変更後の機能を通知する。
当該通知に応じて、測定制御処理33は、セービングモードデータを読み出し(S132)、バッテリセービング機能が「ON」のセービングモードがあるか否かを判定する(S133)。バッテリセービング機能が「ON」でない場合(「ON」のセービングモードがない場合)、処理は終了する。
他方、バッテリセービング機能が「ON」である場合、測定制御処理33は、移動端末1が在圏中のセルに係るRATの種類及びセービングモードデータで指定されるセービングモード,及び変更後の機能に対応するセル選択データテーブルTを記憶装置11から読み出す(S134)。
そして、測定制御処理33は、読み出したセル選択データテーブルTにおける、既にバッテリ監視処理23より通知されているバッテリ残量レベル及びS131において通知を受けた動作中の機能に該当するレコード(セル選択データパターン)を参照する。なお、測定制御処理33は、バッテリ監視処理23よりバッテリ残量レベルが通知されていない場合、バッテリ監視処理23にバッテリ14の残量レベルを問い合わせることで、バッテリ残量レベルを把握する。
測定制御処理33は、参照したレコードからセルの選択に関するパラメータの値を取得し、利用中のパラメータの値と取得した値とに差分があるか否かを判定する(S135)。差分が無い場合は、処理は終了する。他方、差分がある場合は、測定制御処理33は、セルの選択に関して利用するパラメータの値を、セル選択データテーブルTの参照したレ
コード(セル選択データパターン)から取得した値に変更(更新)する(S136)。
S136では、S129と同様に、セル再選択のパラメータのうちセル再選択プライオリティの値が更新される。ただし、当該値が更新されたとしても、バッテリセービング機能が「OFF」となった場合に備えて、記憶装置11は、報知情報から取得したセル再選択のパラメータの値を保持し続ける。これにより、セル再選択のパラメータの更新が完了する。
図6Dの処理は、待ち受け状態の移動端末1での機能変更として、図5で例示したワンセグ機能,音声/ビデオ再生機能,カメラ機能の切り替えが実施される場合の処理を例示している。これに対し、使用中の機能が停止された場合には、S131にて、機能停止が通知される。S132で読み出されたセービングモードデータの全てをOFFにして、バッテリセービング機能をOFFにし(解除し)、処理を終了することができる。
或いは、待ち受け中に利用可能とされる複数の機能の全てが停止状態(全停止状態)となった場合に適用されるセル選択データパターンが予めセル選択データテーブルT(図5)に格納され、機能の停止によって全停止状態となった場合に、対応するセル選択データパターンに基づくパラメータ更新が実行されるようにしても良い。
或いは、機能の停止によって全停止状態となった場合には、停止前の状態が維持され、その後の何れかの機能の起動時に、S131の処理が実行されるようにしても良い。これらの変形は、後述する図7Dの処理においても同様に適用可能である。
図6Eは、移動端末1が待ち受け中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定を行っている際に、移動端末1において実行されるセル再選択に係る動作を例示する。
測定制御処理33は、無線通信IF制御処理34を介して、サービングセル及び隣接セルの電波強度及び品質に関する情報を取得する(S141)。そして、測定制御処理33は、セル再選択のパラメータ及び取得した情報を用いて、セル再選択の基準が満たされるか否かを判定する(S142、143)。セル再選択の基準が満たされない場合、処理は終了する。他方、セル再選択の基準が満たされる場合、セル再選択が実行される。
本実施形態では、当該S142が実行される前に、図6Cで例示したバッテリ残量の低下が生じた場合、又は、図6Dで例示した動作中の機能に変更があった場合、セル再選択の判定に、セル選択データパターンにおいて設定された値が反映される。これにより、本実施形態では、省電力効果が得られる。
次に、図7A〜Eは、ハンドオーバに係る移動端末1のアプリ用CPU12及び通信用CPU13の処理を例示する。待ち受け中のセル再選択が通信中のハンドオーバに変わる点を除いて、図7A〜Eに例示される動作は、図6A〜Eに例示される動作及び処理とほぼ同様である。
図7Aは、移動端末1が通信中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定を行っている際に、基地局2から接続再設定に関するメッセージが通知された場合の動作を例示する。
セル選択制御処理31は、無線通知IF制御処理34を介して、基地局2から接続再設定に関するメッセージを取得する(S201)。当該メッセージには、測定報告(Measurement Report)に関するパラメータの値が含まれている。
セル選択制御処理31は、記憶装置11に既に記憶されている、基地局2から取得した測定報告(Measurement Report)に関するパラメータの値をS201で取得した値に更新する(S202)。そして、セル選択制御処理31は、無線通知IF制御処理34を介して、接続再設定に関する処理が終了したことを示す応答を基地局2に返す(S203)。
図7Bは、移動端末1が通信中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定を行っている際に、移動端末1のユーザインタフェースを通じて、ユーザが、バッテリセービング機能に関する設定を変更した場合の動作を例示するシーケンス図である。
APL処理21は、移動端末1のユーザインタフェースの操作に応じて、UI制御処理22に対して、バッテリセービングモードの設定変更を要求する(S211)。UI制御処理22は、ユーザインタフェースの操作内容に基づいて、セル選択制御処理31に対して、バッテリセービングモードの設定変更を要求する(S212)。
セル選択制御処理31は、UI制御処理22から受信したユーザインタフェースの操作内容により特定される変更内容とセービングモードデータの内容とを比較し、差分があるか否かを判定する(S213)。差分がない場合、処理は終了する。他方、差分がある場合、セル選択制御処理31は、変更内容に応じて、記憶装置11に記憶されているセービングモードデータの内容を更新する(S214)。
そして、セル選択制御処理31は、UI制御処理22に対して、要求された更新が完了したことを示す応答を返す(S215)。当該応答を受信すると、UI制御処理22は、APL処理21に同様の応答を返す(S216)。これにより、セービングモードデータの更新が完了する。
図7Cは、移動端末1が通信中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定を行っている際に、移動端末1のバッテリ残量が低下した場合の動作を例示するシーケンス図である。
図7Cにおいて、移動端末1の通信用CPU13は、通信中にバッテリ14の残量レベルが変動したときに、現在使用中の機能に応じてパラメータ設定に用いるセル選択データパターンを選択する処理を行う。すなわち、バッテリ14の残量が低下すると(S221)、バッテリ監視処理23は、測定制御処理33に、バッテリ14の残量レベルを通知する(S222)。具体的には、バッテリ監視処理23は、現在のバッテリ残量が属するバッテリ残量レベルを測定制御処理33に通知する。
当該通知に応じて、測定制御処理33は、セービングモードデータを読み出し(S223)、バッテリセービング機能が「ON」であるか否かを判定する(S224)。バッテリセービング機能が「ON」ではない場合、処理は終了する。
他方、バッテリセービング機能が「ON」である場合、測定制御処理33は、APL処理21に動作中の機能を問い合わせる(S225)。これに対して、APL処理21は、測定制御処理33に、動作中の機能を返答する(S226)。
測定制御処理33は、移動端末1が在圏中のセルに係るRATの種類及びセービングモードデータで指定されるセービングモードに対応するセル選択データテーブルTを記憶装置11から読み出す(S227)。そして、測定制御処理33は、読み出したセル選択データテーブルTにおける、S222において通知を受けたバッテリ残量レベル及びS226において通知を受けた動作中の機能に該当するレコード(セル選択データパターン)を参照する。
測定制御処理33は、参照したレコードからセルの選択に関するパラメータの値を取得し、利用中のパラメータの値と取得した値とに差分があるか否かを判定する(S228)。差分が無い場合は、処理は終了する。他方、差分がある場合は、測定制御処理33は、セルの選択に関して利用するパラメータの値を、セル選択データテーブルTの参照したレコード(セル選択データパターン)から取得した値に変更(更新)する(S229)。
なお、S229では、測定報告(Measurement Report)に関するパラメータのうち、測定報告(Measurement Report)のトリガとなるEvent閾値の値が更新される。ただし、当
該値が更新されたとしても、バッテリセービング機能が「OFF」となった場合に備えて、記憶装置11は、基地局2から取得した測定報告(Measurement Report)に関するパラメータの値を保持し続ける。これにより更新に係る処理は終了する。
図7Dは、移動端末1が通信中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定を行っている際に、移動端末1において実行されている機能に変更があった場合の動作を例示するシーケンス図である。
図7Dに示すように、移動端末1の通信中に、移動端末1で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じてパラメータ設定に用いるセル選択データパターンを選択する処理が行われる。すなわち、ユーザが移動端末1を操作することで動作する機能が変わると、APL処理21は、当該機能の変更を測定制御処理33に通知する(S231)。APL処理21は、当該通知において、変更後の機能を通知する。
当該通知に応じて、測定制御処理33は、セービングモードデータを読み出し(S232)、バッテリセービング機能が「ON」であるか否かを判定する(S233)。バッテリセービング機能が「ON」でない場合、処理は終了する。
他方、バッテリセービング機能が「ON」である場合、測定制御処理33は、移動端末1が在圏中のセルに係るRATの種類及びセービングモードデータで指定されるセービングモードに対応するセル選択データテーブルTを記憶装置11から読み出す(S234)。
そして、測定制御処理33は、読み出したセル選択データテーブルTにおける、既にバッテリ監視処理23より通知されているバッテリ残量レベル及びS231において通知を受けた動作中の機能に該当するレコードを参照する。なお、測定制御処理33は、バッテリ監視処理23よりバッテリ残量レベルが通知されていない場合、バッテリ監視処理23にバッテリ14の残量レベルを問い合わせることで、バッテリ残量レベルを把握する。
測定制御処理33は、参照したレコードからセルの選択に関するパラメータの値を取得し、利用中のパラメータの値と取得した値とに差分があるか否かを判定する(S235)。差分が無い場合は、処理は終了する。他方、差分がある場合は、測定制御処理33は、セルの選択に関して利用するパラメータの値を、セル選択データテーブルTの参照したレコード(セル選択データパターン)から取得した値に変更(更新)する(S236)。
S236では、S229と同様に、測定報告(Measurement Report)に関するパラメータのうち、測定報告(Measurement Report)のトリガとなるEvent閾値の値が更新される
。ただし、当該値が更新されたとしても、バッテリセービング機能が「OFF」となった場合に備えて、記憶装置11は、基地局2から取得した測定報告(Measurement Report)に関するパラメータの値を保持し続ける。
図7Eは、移動端末1が通信中の状態でサービングセル及び隣接セルに関する測定を行っている際に、移動端末1において実行されるハンドオーバに係る動作を例示するシーケンス図である。
測定制御処理33は、無線通信IF制御処理34を介して、サービングセル及び隣接セルの電波強度及び品質に関する情報を取得する(S241)。そして、測定制御処理33は、測定報告(Measurement Report)に関するパラメータ及び取得した情報を用いて、測定報告(Measurement Report)を行う基準が満たされるか否かを判定する(S242、S243)。
なお、当該S242が実行される前に、図7Cで例示したバッテリ残量の低下が生じた場合、又は、図7Dで例示した動作中の機能に変更があった場合、測定報告(Measurement Report)の判定に、セル選択データパターンにおいて設定された値が反映される。これにより、本実施形態では、省電力効果が得られる。
測定報告(Measurement Report)の基準が満たされない場合、処理は終了する。他方、測定報告(Measurement Report)の基準が満たされる場合、測定制御処理33は、無線通信IF制御処理34を制御して、基地局2に測定報告(Measurement Report)を行う(S244)。
測定報告(Measurement Report)を受信すると、基地局2は、移動端末1に対して、ハンドオーバのコマンドを返信する(S245)。セル選択制御処理32は、無線通信IF制御処理34を介して当該コマンドを受信すると、ハンドオーバの処理を実行する。
[動作例]
<バッテリ残量変更時>
図8は、移動端末1においてバッテリ残量が低下した際におけるセルの選択に関するパラメータの更新に係るアプリ用CPU12及び通信用CPU13の処理例を示す。バッテリ監視処理23は、バッテリ14の残量を監視している。バッテリ14の残量のレベルが低下すると、バッテリ監視処理23が測定制御処理33に、バッテリ14の残量レベルを通知する。これにより、本動作が開始する。
S301では、測定制御処理33により、セービングモードデータが記憶装置11から読み出される。そして、S302では、測定制御処理33は、読み出したセービングモードデータを参照し、バッテリセービング機能が「ON」であるか否かを判定する。
バッテリセービング機能が「ON」ではない場合、処理は終了する。他方、バッテリセービング機能が「ON」である場合、処理は、S303に進む。
S303では、測定制御処理33は、APL処理21に動作中の機能を問い合わせる。これにより、測定制御処理33は、移動端末1において動作中の機能を把握する。
S304では、測定制御処理33は、移動端末1が在圏中のセルに係るRATの種類及びセービングモードデータで指定されるセービングモードに対応するセル選択データテーブルTを記憶装置11から読み出す。そして、測定制御処理33は、読み出したセル選択データテーブルTにおける、バッテリ監視処理23から通知を受けたバッテリ残量レベル及びS303において把握した動作中の機能に該当するレコードを参照する。
S305では、参照したレコードからセルの選択に関するパラメータの値を取得し、利用中のパラメータの値と取得した値とに差分があるか否かを判定する。差分が無い場合は
、処理は終了する。他方、差分がある場合は、測定制御処理33は、セルの選択に関して利用するパラメータの値を、セル選択データテーブルTの参照したレコード(セル選択データパターン)から取得した値に変更(更新)する(S306)。
なお、S306では、移動端末1が待ち受け中の状態にある場合、セル再選択のパラメータのうちセル再選択プライオリティの値が更新される。他方、移動端末1が通信中の状態にある場合、S306では、測定報告(Measurement Report)に関するパラメータのうち、測定報告(Measurement Report)のトリガとなるEvent閾値の値が更新される。これ
により更新に係る処理は終了する。
<動作機能変更時>
図9は、移動端末1において利用される機能の変更があった際におけるセルの選択に関するパラメータの更新に係るアプリ用CPU12及び通信用CPU13の処理例を示す。ユーザが移動端末1を操作することで動作する機能が変わると、APL処理21は、当該機能の変更を測定制御処理33に通知する。これにより、本動作は開始する。
S401では、測定制御処理33により、セービングモードデータが記憶装置11から読み出される。そして、S402では、測定制御処理33は、読み出したセービングモードデータを参照し、バッテリセービング機能が「ON」であるか否かを判定する。
バッテリセービング機能が「ON」ではない場合、処理は終了する。他方、バッテリセービング機能が「ON」である場合、処理は、S403に進む。
S403では、測定制御処理33は、移動端末1が在圏中のセルに係るRATの種類及びセービングモードデータで指定されるセービングモードに対応するセル選択データテーブルTを記憶装置11から読み出す。そして、測定制御処理33は、読み出したセル選択データテーブルTにおける、既にバッテリ監視処理23により通知されているバッテリ残量レベル及びAPL処理21から通知された動作中の機能に該当するレコードを参照する。
なお、測定制御処理33は、バッテリ監視処理23よりバッテリ残量レベルが通知されていない場合、バッテリ監視処理23にバッテリ14の残量レベルを問い合わせることで、バッテリ残量レベルを把握する。
そして、S404では、参照したレコードからセルの選択に関するパラメータの値を取得し、利用中のパラメータの値と取得した値とに差分があるか否かを判定する。差分が無い場合は、処理は終了する。他方、差分がある場合は、測定制御処理33は、セルの選択に関して利用するパラメータの値を、セル選択データテーブルTの参照したレコード(セル選択データパターン)から取得した値に変更(更新)する(S405)。
なお、S405では、S306と同様、移動端末1が待ち受け中の状態にある場合、セル再選択のパラメータのうちセル再選択プライオリティの値が更新される。他方、移動端末1が通信中の状態にある場合、S405では、測定報告(Measurement Report)に関するパラメータのうち、測定報告(Measurement Report)のトリガとなるEvent閾値の値が
更新される。これにより更新に係る処理は終了する。
<セル再選択>
図10は、移動端末1における待ち受けセルの再選択に係るアプリ用CPU12及び通信用CPU13の処理例を示す。
S501では、測定制御処理33は、無線通信IF制御処理34を介して、サービングセル及び隣接セルの電波強度及び品質に関する情報を取得する。そして、S502及び503では、測定制御処理33は、セル再選択のパラメータ及び取得した情報を用いて、セル再選択の基準が満たされるか否かを判定する。
セル再選択の基準が満たされない場合、処理はS501に戻る。他方、セル再選択の基準が満たされる場合、処理はS504に進む。なお、当該S502が実行される前に、図8又は図9で例示したセル再選択のパラメータの更新が行われた場合、セル再選択の判定に、セル選択データパターンにおいて設定された値が反映される。これにより、本実施形態では、省電力効果が得られる。
S504では、セル選択制御処理31により、隣接セルへのセル再選択が試行される。そして、セル再選択の試行が成功した場合(S505の「YES」)、移動端末1は、当該隣接セルで待ち受け中の状態になる(S506)。他方、セル再選択の試行が失敗した場合(S505の「NO」)、移動端末1は、元のセルで待ち受け中の状態になる(S507)。これにより、セル再選択の処理は終了する。
<ハンドオーバ>
図11は、移動端末1におけるハンドオーバに係るアプリ用CPU12及び通信用CPU13の処理例を示す。
S601では、測定制御処理33は、無線通信IF制御処理34を介して、サービングセル及び隣接セルの電波強度及び品質に関する情報を取得する。そして、S602及び603では、測定制御処理33は、測定報告(Measurement Report)に関するパラメータ及び取得した情報を用いて、測定報告(Measurement Report)を行う基準が満たされるか否かを判定する。
なお、当該S602が実行される前に、図8又は図9で例示した測定報告(Measurement Report)に関するパラメータの更新が行われた場合、測定報告(Measurement Report)の判定に、セル選択データパターンにおいて設定された値が反映される。これにより、本実施形態では、省電力効果が得られる。
測定報告(Measurement Report)の基準が満たされない場合、処理はS601に戻る。他方、測定報告(Measurement Report)の基準が満たされる場合、処理はS604に進む。
S604では、測定制御処理33は、無線通信IF制御処理34を制御して、基地局に測定報告(Measurement Report)を行う。これに応じて、基地局は、移動端末1に対して、ハンドオーバのコマンドを返信する。S605では、セル選択制御処理32は、無線通信IF制御処理34を介して当該コマンドを受信する。
S606では、セル選択制御処理31により、隣接セルへのハンドオーバが試行される。ハンドオーバの試行が成功した場合(S607の「YES」)、移動端末1のサービングセルは当該隣接セルに遷移する(S608)。他方、ハンドオーバの試行が失敗した場合(S607の「NO」)、移動端末1は元のセルに再接続を行う(S609)。これにより、ハンドオーバの処理は終了する。
<その他>
なお、移動端末1が圏外に位置する場合のセルサーチにおいてもセル選択データパターンは利用される。例えば、測定制御処理33は、セルサーチを実行する前にセービングモ
ードデータを記憶装置11から読み出す。そして、測定制御処理33は、読み出したセービングモードデータを参照し、バッテリセービング機能が「ON」であるか否かを判定する。
バッテリセービング機能が「ON」ではない場合、測定制御処理33は、従来の方法でセルサーチを実行する。他方、バッテリセービング機能が「ON」である場合、測定制御処理33は、移動端末1が在圏中のセルに係るRATの種類及びセービングモードデータで指定されるセービングモードに対応するセル選択データテーブルTを記憶装置11から読み出す。
また、測定制御処理33は、バッテリ監視処理23にバッテリ14の残量レベルを問い合わせて、バッテリ残量レベルを把握する。その後、測定制御処理33は、読み出したセル選択データテーブルTにおける、バッテリ監視処理23より通知されたバッテリ残量レベルに該当するレコード(セル選択データパターン)を参照する。
そして、測定制御処理33は、参照したレコードにおける優先RATの設定に従って、セルサーチを実行する。具体的には、測定制御処理33は、参照したレコードにおいて設定された優先RAT配下のセルをサーチする。本実施形態の移動端末1では、このようにセルサーチが実行される。
なお、本実施形態に係る移動端末1の別の形態として、以上の各構成を実現する情報処理方法であってもよいし、プログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータその他装置、機械等が読み取り可能な記憶媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。
<付記>
上記実施形態は、以下の付記を開示する。付記に記載された事項は、適宜組み合わせることができる。
(付記1)
移動端末であって、
前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを、前記移動端末がとりうる動作状態に関連付けて記憶する記憶装置と、
前記移動端末の動作状態に基づいて前記記憶装置から選択されるセル選択データパターンを用いて前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の1つを選択し、当該選択された無線アクセス技術を用いてセルとの接続処理を行う制御装置と
を含む移動端末。(1)
(付記2)
前記セル選択データパターンは、前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術毎に、当該無線アクセス技術を選択する順序の制御に用いられる優先度が設定されており、
前記制御装置は、前記移動端末の動作状態に基づいて前記記憶装置から選択されるセル選択データパターンが有する前記無線アクセス技術毎の優先度を用いて、前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術を選択する順序を制御する、
付記1に記載の移動端末。(2)
(付記3)
前記記憶装置は、前記移動端末がとりうる動作状態が消費電力を抑制する必要性の大きい動作状態である程、当該動作状態に関連付けられた前記セル選択データパターンが有する前記無線アクセス技術のうち消費電力が少ない無線アクセス技術の優先度が高くなるように設定されている、
ことを特徴とする付記1又は2の移動端末。(3)
(付記4)
前記記憶装置は、前記移動端末がとりうる動作状態が消費電力を抑制する必要性の小さい動作状態である程、当該動作状態に関連付けられた前記セル選択データパターンが有する前記無線アクセス技術のうち伝送速度が高い無線アクセス技術の優先度が高くなるように設定される、
ことを特徴とする付記1から3のいずれか1項の移動端末。(4)
(付記5)
前記移動端末がとりうる動作状態とは、前記移動端末が備えるバッテリの残量、及び/又は、前記移動端末が利用可能なアプリケーション機能であり、
前記記憶装置における、前記移動端末がとりうる動作状態と前記セル選択データパターンとの関連付けは、前記移動端末が備えるバッテリの残量が少ない程、前記移動端末がとりうる動作状態が消費電力を抑制する必要性の大きさが増す関係にあり、及び/又は、前記移動端末が利用可能なアプリケーション機能の消費電力が多い程、前記移動端末がとりうる動作状態が消費電力を抑制する必要性の大きさが増す関係にある、
ことを特徴とする付記3又は4の移動端末。(5)
(付記6)
前記制御装置は、前記移動端末の待ち受け中に、前記バッテリの残量レベルが変動したときに、現在使用中の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
付記5に記載の移動端末。(6)
(付記7)
前記制御装置は、前記移動端末の待ち受け中に、前記移動端末で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
付記5に記載の移動端末。(7)
(付記8)
前記制御装置は、前記移動端末の通信中に前記バッテリの残量レベルが変動したときに、現在使用中の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
付記5に記載の移動端末。(8)
(付記9)
前記制御装置は、前記移動端末の通信中に、前記移動端末で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
付記5に記載の移動端末。(9)
(付記10)
前記制御装置は、前記移動端末が前記複数のセルのいずれにも在圏していないときに、前記記憶装置に記憶された優先無線アクセス技術情報によって指定された前記複数の無線アクセス技術の1つに対するセルサーチ処理を実行する一方で、残りの無線アクセス技術に対するセルサーチ処理を規制する、
付記1から9のいずれか1項に記載の移動端末。
(付記11)
前記制御装置は、前記パラメータ設定において、セル再選択処理用のパラメータを選択されたセル選択データパターンに基づき書き換える、
付記6又は7に記載の移動端末。
(付記12)
前記制御装置は、前記パラメータ設定において、ハンドオーバ用のパラメータを選択されたセル選択データパターンに基づき書き換える
付記8又は9に記載の移動端末。
(付記13)
前記セル選択データパターンを用いた前記パラメータ設定が実行されるバッテリセービング機能のオン及びオフを設定するためのユーザインタフェースをさらに含む付記1から12の何れか1項に記載の移動端末。
(付記14)
移動端末が、
前記移動端末がとりうる動作状態と関連付けて記憶された前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンから一のセル選択データパターンを、前記移動端末の動作状態に基づいて選択し、
前記選択されたセル選択データパターンを用いて前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の1つを選択し、
前記選択された無線アクセス技術を用いてセルとの接続処理を行う
ことを含む移動端末のセル選択方法。(10)
(付記15)
バッテリと、
前記バッテリの残量と利用可能な機能との複数の組み合わせに対応する、相互に異なる複数の無線アクセス技術によって形成される複数のセルの1つを選択するための複数のセル選択データパターンを記憶する記憶装置と、
前記複数のセル選択データパターンから選択されるセル選択データパターンを用いて、前記複数のセルの1つに対する接続処理が実行されるためのパラメータ設定を行う制御装置と
を含む移動端末。
(付記16)
前記記憶装置は、現在のバッテリ残量と利用中の機能の消費電力とに応じて、サービングセルより消費電力が小さいターゲットセルへの接続処理が実行されるための前記複数のセル選択データパターンを記憶する
付記15に記載の移動端末。
(付記17)
前記記憶装置は、複数の消費電力レベルに応じて用意された複数のモードに対応する前記複数のセル選択データパターンを記憶し、
前記制御装置は、前記複数のモードから指定されたモードに対応する前記複数のセル選択データパターンから選択されるセル選択データパターンを用いて、前記パラメータ設定を行う付記15又は16に記載の移動端末。
(付記18)
前記制御装置は、前記移動端末の待ち受け中に、前記バッテリの残量レベルが変動したときに、現在使用中の機能に応じて前記パラメータ設定に用いるセル選択データパターンを選択する付記15又は16に記載の移動端末。
(付記19)
前記制御装置は、前記移動端末の待ち受け中に、前記移動端末で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じて前記パラメータ設定に用いるセル選択データパターンを選択する付記15から17の何れか1項に記載の移動端末。
(付記20)
前記制御装置は、前記移動端末の通信中に前記バッテリの残量レベルが変動したときに、現在使用中の機能に応じて前記パラメータ設定に用いるセル選択データパターンを選択する付記15から17の何れか1項に記載の移動端末。
(付記21)
前記制御装置は、前記移動端末の通信中に、前記移動端末で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じて前記パラメータ設定に用いるセル選択データパターンを選択する付記15から17の何れか1項に記載の移動端末。
(付記22)
前記制御装置は、前記移動端末が前記複数のセルのいずれにも在圏していないときに、
前記記憶装置に記憶された優先無線アクセス技術情報によって指定された前記複数の無線アクセス技術の1つに対するセルサーチ処理を実行する一方で、残りの無線アクセス技術に対するセルサーチ処理を規制する
付記15から21の何れか1項に記載の移動端末。
(付記23)
前記制御装置は、前記パラメータ設定において、セル再選択処理用のパラメータを選択されたセル選択データパターンに基づき書き換える
付記18又は19に記載の移動端末。
(付記24)
前記制御装置は、前記パラメータ設定において、ハンドオーバ用のパラメータを選択されたセル選択データパターンに基づき書き換える
付記20又は21に記載の移動端末。
(付記25)
前記セル選択データパターンを用いた前記パラメータ設定が実行されるバッテリセービング機能のオン及びオフを設定するためのユーザインタフェースをさらに含む付記15から24の何れか1項に記載の移動端末。
(付記26)
バッテリを有する移動端末が、
前記バッテリの残量と利用可能な機能との複数の組み合わせに対応する、相互に異なる複数の無線アクセス技術によって形成される複数のセルの1つを選択するための複数のセル選択データパターンから選択されるセル選択データパターンを用いて、前記複数のセルの1つに対する接続処理が実行されるためのパラメータ設定を行う
ことを含む移動端末のセル選択方法。
1…移動端末、2…基地局、
11…記憶装置、12…アプリ用CPU、13…通信用CPU、14…バッテリ
15…BB回路、16…RF回路、
21…APL処理、22…UI制御処理、23…バッテリ監視処理、
31…セル選択制御処理、32…報知情報制御処理、33…測定制御処理、
34…無線通信IF制御処理

Claims (9)

  1. 移動端末であって、
    前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを、前記移動端末がとりうる動作状態に関連付けて記憶する記憶装置と、
    前記移動端末の動作状態に基づいて前記記憶装置から選択されるセル選択データパターンを用いて前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の1つを選択し、当該選択された無線アクセス技術を用いてセルとの接続処理を行う制御装置と
    を含み
    前記制御装置は、前記移動端末の待ち受け中に、前記移動端末で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
    移動端末。
  2. 前記セル選択データパターンは、前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術毎に、当該無線アクセス技術を選択する順序の制御に用いられる優先度が設定されており、
    前記制御装置は、前記移動端末の動作状態に基づいて前記記憶装置から選択されるセル選択データパターンが有する前記無線アクセス技術毎の優先度を用いて、前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術を選択する順序を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記記憶装置は、前記移動端末がとりうる動作状態が消費電力を抑制する必要性の大きい動作状態である程、当該動作状態に関連付けられた前記セル選択データパターンが有する前記無線アクセス技術のうち消費電力が少ない無線アクセス技術の優先度が高くなるように設定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動端末。
  4. 前記記憶装置は、前記移動端末がとりうる動作状態が消費電力を抑制する必要性の小さい動作状態である程、当該動作状態に関連付けられた前記セル選択データパターンが有する前記無線アクセス技術のうち伝送速度が高い無線アクセス技術の優先度が高くなるように設定される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の移動端末。
  5. 前記移動端末がとりうる動作状態とは、前記移動端末が備えるバッテリの残量、及び/又は、前記移動端末が利用可能なアプリケーション機能であり、
    前記記憶装置における、前記移動端末がとりうる動作状態と前記セル選択データパターンとの関連付けは、前記移動端末が備えるバッテリの残量が少ない程、前記移動端末がとりうる動作状態が消費電力を抑制する必要性の大きさが増す関係にあり、及び/又は、前記移動端末が利用可能なアプリケーション機能の消費電力が多い程、前記移動端末がとりうる動作状態が消費電力を抑制する必要性の大きさが増す関係にある、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の移動端末。
  6. 前記制御装置は、前記移動端末の待ち受け中に、前記バッテリの残量レベルが変動したときに、現在使用中の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
    請求項5に記載の移動端末。
  7. 前記制御装置は、前記移動端末の通信中に前記バッテリの残量レベルが変動したときに、現在使用中の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
    請求項5に記載の移動端末。
  8. 前記制御装置は、前記移動端末の通信中に、前記移動端末で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
    請求項5に記載の移動端末。
  9. 移動端末が、
    前記移動端末がとりうる動作状態と関連付けて記憶された前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンから一のセル選択データパターンを、前記移動端末の動作状態に基づいて選択し、
    前記選択されたセル選択データパターンを用いて前記移動端末が利用しうる無線アクセス技術の1つを選択し、
    前記選択された無線アクセス技術を用いてセルとの接続処理を行い
    前記移動端末の待ち受け中に、前記移動端末で使用される機能が変更されたときに、変更後の機能に応じて前記無線アクセス技術の選択に用いられるセル選択データパターンを選択する、
    ことを含む移動端末のセル選択方法。
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