JP6064706B2 - バイオフィルム除去剤、バイオフィルム除去方法、及び情報処理装置 - Google Patents
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Description
そして、そのバイオフィルムにより、冷却効率が低下するという問題がある。
また、金属表面に付着したバイオフィルムは、微生物腐食を引き起こすことが知られている。水中の細菌が増えることによって引き起こされる微生物腐食は、銅配管、SUS配管、樹脂配管などを劣化させる。そして、最悪の場合には、配管に貫通穴が生じ、冷却水が漏えいするという危険性がある。
また、その他に、有機系殺菌剤を用いることも行われている。
開示のバイオフィルム除去剤は、殺菌剤と、pHの変化により前記殺菌剤を放出可能であり、多糖類に吸着可能な吸着部位、及び前記多糖類を分解する分解酵素を有するpH応答性ポリマー粒子とを含有する。
開示のバイオフィルム除去方法は、水冷式冷却装置の配管内に、開示の前記バイオフィルム除去剤を添加する工程を含む。
開示の情報処理装置は、電子機器と、前記電子機器を冷却する水冷式冷却装置と、前記水冷式冷却装置の配管内に含有された開示の前記バイオフィルム除去剤とを有する。
開示のバイオフィルム除去方法によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、効果的にバイオフィルムを除去でき、かつ水の汚染を低減できるバイオフィルム除去方法を提供できる。
開示の情報処理装置によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、効果的にバイオフィルムを除去でき、かつ水の汚染を低減できる情報処理装置を提供できる。
開示のバイオフィルム除去剤は、殺菌剤と、pH応答性ポリマー粒子とを含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
前記殺菌剤としては、バイオフィルムに含有される微生物を殺す物質であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、有機系殺菌剤などが挙げられる。
前記有機系殺菌剤としては、特に制限はなく、除去対象となるバイオフィルム中の微生物の種類に応じて適宜選択することができ、例えば、イソチアゾリン化合物、メチレンビスチオシアネート、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール、ビス−1,4−ブロモアセトキシ−2−ブテン、4,5−ジクロロ−1,2−ジオチオール−3−オン、5−クロロ−2,4,6−トリフルオロイソフタロニトリル、ヘキサブロモジメチルスルホン、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3ジオール、グルタールアルデヒドなどが挙げられる。
前記イソチアゾリン化合物としては、例えば、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
前記有機系殺菌剤としては、バイオフィルムの除去性に優れる点から、イソチアゾリン化合物が好ましく、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンがより好ましい。
前記pH応答性ポリマー粒子は、pHの変化により前記殺菌剤を放出可能なポリマー粒子である。
前記pH応答性ポリマー粒子は、多糖類に吸着可能な吸着部位、及び前記多糖類を分解する分解酵素を有する。
前記pH応答性ポリマー粒子は、酸性条件で膨潤することが好ましい。酸性条件で膨潤するとは、前記pH応答性ポリマー粒子を含有する水溶液を、中性条件又はアルカリ性条件から酸性条件に変化させた際に、前記pH応答性ポリマー粒子が膨潤することをいう。ここで、前記酸性条件とは、pH6.0以下の範囲をいい、前記中性条件とは、pH6.0超pH8.0未満の範囲をいい、前記アルカリ性条件とは、pH8.0超の範囲をいう。
ここで、前記VpH4は、pH4.0における前記pH応答性ポリマー粒子の体積平均粒子径から算出される前記pH応答性ポリマー粒子の体積を表す。前記VpH9は、pH9.0における前記pH応答性ポリマー粒子の体積平均粒子径から算出される前記pH応答性ポリマー粒子の体積を表す。
前記体積平均粒子径は、例えば、動的光散乱粒径解析装置により測定できる。
前記多糖類に吸着可能な吸着部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、多糖類への吸着性に優れる点からカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基が好ましい。前記pH応答性ポリマー粒子は、これらの官能基の1種を有していてもよいし、2種以上を有していてもよい。
前記吸着の程度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水冷式冷却装置の配管内を流れる冷却水により、前記pH応答性ポリマー粒子が前記バイオフィルムから離れない程度に吸着されていればよい。
前記多糖類を分解する分解酵素としては、特に制限はなく、前記多糖類の種類に応じて適宜選択することができ、例えば、グルコースオキシダーゼ、1,3−β−D−グルカン グルカノヒドロラーゼ、1,3(1,3;1,4)−α−D−グルカン 3−グルカノヒドロラーゼ、1,4−β−D−キシラン キシラノヒドロラーゼ、1,4−β−D−マンナン マンナノヒドロラーゼ、1,5−α−L−アラビナン 1,5−α−L−アラビナノヒドロラーゼ、α−デキストリン 6−グルカノヒドロラーゼ、α−D−ガラクトシド ガラクトヒドロラーゼ、ヒアルロネート 4−グリカノヒドロラーゼ、ヒアルロノグルクロニダーゼ、ペクチン ペクチルヒドロラーゼ、スクロース α−グルコシダーゼなどが挙げられる。
なお、グルコースオキシダーゼは、β−D−グルコースの分解酵素であるが、多糖類を分解することも知られている(例えば、特開平11−32788号公報参照)。
前記架橋ポリマー粒子における架橋間分子量としては、特に制限はなく、前記殺菌剤の種類、必要とする前記体積膨潤度などに応じて適宜選択することができるが、前記殺菌剤の内包、及び放出性能の点から、2,000〜4,000が好ましい。
前記pH応答性ポリマー粒子の前記架橋間分子量を調節することで、前記体積膨潤度を調節できる。
前記pH応答性ポリマー粒子の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、母体粒子を製造する工程と、吸着部位を結合する工程と、分解酵素を固定化する工程とを含む製造方法により製造できる。
前記母体粒子を製造する工程としては、例えば、アミノ基含有ビニルモノマー(a)、単官能ビニルモノマー(b)、多官能ビニルモノマー(c)、及び光重合開始剤を含有する水溶液中で、光を照射して重合を行う工程などが挙げられる。この工程により、ビニルモノマーが光重合を行って、架橋した粒子状の前記母体粒子を形成する。
前記pH応答性ポリマー粒子を構成する前記アミノ基含有ビニルモノマーの量を調節することで、pH応答性ポリマー粒子のpH応答性(例えば、pHの変化による体積変化)を調節することができる。
前記アクリル酸エステル類としては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレートなどが挙げられる。
前記メタクリル酸エステル類としては、例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどが挙げられる。
これらの中でも、2−ヒドロキシエチルメタクリレートが好ましい。
前記吸着部位を結合する工程としては、前記多糖類に吸着可能な吸着部位を前記母体粒子に結合する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記吸着部位を有するマクロモノマーと、前記母体粒子とを反応させる処理などが挙げられる。
前記吸着部位を有するマクロモノマーの製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビニル基及び水酸基含有化合物の存在下で、アルキレンオキシドを重合し、得られた重合体にジカルボン酸を反応させる方法などが挙げられる。
前記ビニル基及び水酸基含有化合物としては、例えば、ビニルベンジルアルコールなどが挙げられる。
前記アルキレンオキシドとしては、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシドなどが挙げられる。
前記ジカルボン酸としては、例えば、コハク酸、無水コハク酸などが挙げられる。
前記分解酵素を固定化する工程としては、前記分解酵素を前記母体粒子に固定化する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カルボジイミド化法などが挙げられる。
開示のバイオフィルム除去方法は、水冷式冷却装置の配管内に、開示のバイオフィルム除去剤を添加する工程を少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
開示の情報処理装置は、電子機器と、水冷式冷却装置と、開示のバイオフィルム除去剤とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記水冷式冷却装置は、前記電子機器を冷却する装置である。
前記バイオフィルム除去剤は、前記水冷式冷却装置の配管内に含有されている。
図3〜図6は、開示の情報処理装置の一例を説明する図である。
図3は、水冷式冷却装置を備えた情報処理装置の一例の概略図である。図4は、ラック内に収納されたシステムボードを表した図である。図5は、同じくそのシステムボードの上面図である。図6は、CPU上に取り付けられた冷却器の構造を表した断面図である。
その際に、開示のバイオフィルム除去剤を配管内に添加する、又は事前に添加しておけば、バイオフィルム除去剤が、バイオフィルムを認識して、バイオフィルム除去剤が有する分解酵素及び殺菌剤によりバイオフィルムを分解し除去する。
<バイオフィルム除去剤の作製>
<<α−ビニルベンジル−ω−カルボキシポリエチレングリコール(c−PEGVB)の合成>>
反応容器に、THF(テトラヒドロフラン)330mLと、ビニルベンジルアルコール16mmol(6.4g)と、水素化カリウム24mmol(0.96g)とを加え、30分間撹拌した。得られた溶液に、エチレンオキシド340mmol(15g)を加え、室温で2日間反応させた。その後、無水コハク酸を0.75mmol(0.074g)加えて末端修飾した。その後、クロロホルムにより抽出し、飽和食塩水により洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより脱水し、更にジエチルエーテルにより再沈を行い、二官能性ポリエチレングリコールマクロモノマーであるα−ビニルベンジル−ω−カルボキシポリエチレングリコール(c−PEGVB、数平均分子量2,000)を得た。
−母体粒子の作製−
反応容器に、2−ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMAEM)5mmol(0.79g)と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート20mmol(2.6g)と、水(5mL)とを加えた。架橋剤のエチレングリコールジメタクリレート(EGDM)0.05mmol(0.01g)を水(1mL)に溶解したものを前記反応容器に加えた。0.1mLのアルキルフェノン光開始剤(BASF社製、Irgacure651)を水(0.5mL)に溶解したものを前記反応容器に加えた。続いて、10分間の紫外線照射によって重合反応を行い、pH応答性ポリマー粒子の母体粒子を得た。
続いて、反応容器に、二官能性ポリエチレングリコールマクロモノマーであるα−ビニルベンジル−ω−カルボキシポリエチレングリコール0.1mmol(0.2g)と、重合開始剤の過硫酸カリウム0.03mmol(8mg)と、水(15mL)とを加えた。
前記母体粒子をシリンジにより前記反応容器に加え撹拌混合した。室温で30分間撹拌した後、60℃に昇温して24時間反応させて、前記母体粒子の外表面に二官能性ポリエチレングリコールマクロモノマーを結合させた。得られた生成物をアセトン中に注ぎ、未反応生成物を除去し、沈殿した粒子状生成物を濾過した。
前記母体粒子への分解酵素の固定化は、カルボジイミド化法により行った。
分解酵素であるグルコースオキシダーゼ(Aspergillus niger typeX、シグマアルドリッチ社製)の1質量%水溶液(10mL)を、緩衝液である0.1Mモルホリンエタンスルホン酸(pH:4.8)20mLに溶解させた。これに、前記末端カルボキシル基のついた母体粒子を1gと、1−エチル−3(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩の1質量%水溶液(10mL)とを加えて、4℃で24時間撹拌した。イオン交換水で数回洗浄し、固定化されていない分解酵素を除去した。
前記pH応答性ポリマーへの殺菌剤の内包は、系のpHを変化させて行った。
殺菌剤である5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを1Lの水に10質量%になるよう分散させ、更にHCl水溶液を加えてpH3の水溶液を調製した。前記pH応答性ポリマー粒子10gをpH3にした前記水溶液に投入して、前記pH応答性ポリマー粒子を膨潤させた。引き続いてNaOH水溶液を加えて前記水溶液のpHを7に調整し、前記pH応答性ポリマー粒子を収縮させることにより前記殺菌剤を前記pH応答性ポリマー粒子に内包させた。吸引ろ過操作を行い、前記pH応答性ポリマー粒子と、内包しきれなかった殺菌剤とを分離した。
得られたバイオフィルム除去剤(殺菌剤を内包したpH応答性ポリマー粒子)を所定量分散させた水(1L)中に、バイオフィルムで被覆された金属板を浸漬させて25℃で1週間経過後の金属板を取り出し、表面を観察したときのバイオフィルム被覆面積を見積もり、バイオフィルム残存率(=取り出し後のバイオフィルム被覆面積/実験初期のバイオフィルム被覆面積)を求めた。結果を表1に示す。
具体的な条件は、以下の通りである。
・pH応答性ポリマー粒子の分散量:0.5g/L
・バイオフィルムを被覆させた金属板(実機冷却水から採取した、コロニー形成数が2.0×105個/mLの水を微生物源として用いた。銅板(大きさ50mm×30mm、厚み0.5mm)を前記微生物源の水(1L)に浸漬させた。25℃で7日間浸漬させて前記銅板表面にバイオフィルムを形成させた。バイオフィルムの付着量は、重量計測の結果、10mg/cm2であった。)
実施例1において、DMAEMと、EGDMとのモル比、及びc−PEGVBと、DMAEMとのモル比を、表1及び表2に記載のモル比とした以外は、実施例1と同様にして、バイオフィルム除去剤を作製した。
作製したバイオフィルム除去剤の性状について、表1及び表2に示す。
また、実施例1と同様にして、バイオフィルム除去試験を行った。結果を表1及び表2に示す。
実施例1において、バイオフィルム除去剤を用いない以外は実施例1と同様にして、試験を行った。結果を表2に示す。
バイオフィルム除去試験を流水条件下で行った。保有水量2Lの流水中(流量0.1L/min)に、実施例1で作製した、バイオフィルムで被覆された銅板を入れた。バイオフィルム除去剤1gを流水中に投入して25℃で7日間流水を保持させた。7日間経過後の銅板の表面を観察したときのバイオフィルム被覆面積を見積もり、バイオフィルム残存率(=取り出し後のバイオフィルム被覆面積/実験初期のバイオフィルム被覆面積)を求めた。結果を表3に示す。
バイオフィルム除去剤を用いなかった以外は、実施例9と同様にして、流水条件下で試験を行った。結果を表3に示す。
(付記1) 殺菌剤と、
pHの変化により前記殺菌剤を放出可能であり、多糖類に吸着可能な吸着部位、及び前記多糖類を分解する分解酵素を有するpH応答性ポリマー粒子とを含有することを特徴とするバイオフィルム除去剤。
(付記2) 前記pH応答性ポリマー粒子が、酸性条件で膨潤する付記1に記載のバイオフィルム除去剤。
(付記3) 前記pH応答性ポリマー粒子の体積膨潤度(VpH4/VpH9)が、1.5〜10である付記1から2のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記4) 前記pH応答性ポリマー粒子の体積膨潤度(VpH4/VpH9)が、2.0〜3.0である付記1から2のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記5) 前記吸着部位が、カルボキシル基、スルホン酸基、及びリン酸基の少なくともいずれかである付記1から4のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記6) 前記吸着部位が、カルボキシル基である付記1から4のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記7) 前記分解酵素が、グルコースオキシダーゼである付記1から6のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記8) 前記pH応答性ポリマー粒子が、前記pH応答性ポリマー粒子の外表面に前記吸着部位を有する付記1から7のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記9) 前記pH応答性ポリマー粒子が、前記pH応答性ポリマー粒子の外表面に前記分解酵素を有する付記1から8のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記10) 前記殺菌剤が、前記pH応答性ポリマー粒子に内包されている付記1から9のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記11) 体積平均粒子径が、pH9.0において、0.5μm〜10μmである付記1から10のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
(付記12) 水冷式冷却装置の配管内に、付記1から11のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤を添加する工程を含むことを特徴とするバイオフィルム除去方法。
(付記13) 電子機器と、
前記電子機器を冷却する水冷式冷却装置と、
前記水冷式冷却装置の配管内に含有された付記1から11のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤とを有することを特徴とする情報処理装置。
2 pH応答性ポリマー粒子
3 多糖類に吸着可能な吸着部位
4 多糖類を分解する分解酵素
5 殺菌剤
6 多糖類
7 分解生成物
21 熱交換部
21a プレート部
21b 天板部
21c 凹凸
22 ハウジング部
23 CPU
24a 冷却水供給口
24b 冷却水排出口
25 冷却水
32 配管
33 冷却器
34a カプラープラグ
34b カプラーソケット
35 システムボード
36 ラック内配管
37a カプラーソケット
37b カプラープラグ
41 ラック
42 配管
43 冷却水循環器
44 三方弁
Claims (10)
- 殺菌剤と、
pHの変化により前記殺菌剤を放出可能であり、多糖類に吸着可能な吸着部位を有し、かつ前記多糖類を分解する分解酵素を化学結合を介して有するpH応答性ポリマー粒子とを含有することを特徴とするバイオフィルム除去剤。 - 前記pH応答性ポリマー粒子が、酸性条件で膨潤する請求項1に記載のバイオフィルム除去剤。
- 前記pH応答性ポリマー粒子の体積膨潤度(VpH4/VpH9)が、1.5〜10である請求項1から2のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
- 前記吸着部位が、カルボキシル基、スルホン酸基、及びリン酸基の少なくともいずれかである請求項1から3のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
- 前記分解酵素が、グルコースオキシダーゼである請求項1から4のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
- 前記pH応答性ポリマー粒子が、前記pH応答性ポリマー粒子の外表面に前記吸着部位を有する請求項1から5のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
- 前記pH応答性ポリマー粒子が、前記pH応答性ポリマー粒子の外表面に前記分解酵素を有する請求項1から6のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
- 前記殺菌剤が、前記pH応答性ポリマー粒子に内包されている請求項1から7のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤。
- 水冷式冷却装置の配管内に、請求項1から8のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤を添加する工程を含むことを特徴とするバイオフィルム除去方法。
- 電子機器と、
前記電子機器を冷却する水冷式冷却装置と、
前記水冷式冷却装置の配管内に含有された請求項1から8のいずれかに記載のバイオフィルム除去剤とを有することを特徴とする情報処理装置。
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