JP6064109B1 - 位置検出システム及び誘導システム - Google Patents

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Abstract

位置検出システム1は、位置検出用磁界を発生する磁界発生部が内部に設けられたカプセル型内視鏡10と、位置検出用磁界を検出して検出信号を出力する複数の検出コイルCnと、複数の検出コイルCnに対してカプセル型内視鏡10の検出対象領域の反対側であって、複数の検出コイルCnの開口面を覆う範囲に配置され、位置検出用磁界の作用により磁界を発生し得る金属板25と、演算装置40とを備える。演算装置40は、複数の検出コイルCnからそれぞれ出力された複数の検出信号の測定値を、金属板25が発生する磁界成分を用いて補正する磁界補正部と、該磁界補正部が補正した複数の検出信号の測定値を用いて、カプセル型内視鏡10の位置及び方向の少なくとも一方を算出する位置算出部とを備える。これにより、位置検出システムにおいて金属部材が用いられている場合でも、精度の良い位置検出を行うことができる位置検出システム等を提供する。

Description

本発明は、被検体内に導入されたカプセル型医療装置の位置及び方向を検出する位置検出システム及び誘導システムに関する。
近年、被検体内に導入され、被検体に関する種々の情報を取得する、或いは被検体に薬剤を投与するカプセル型医療装置が開発されている。一例として、被検体の消化管内に導入可能な大きさに形成されたカプセル型内視鏡が知られている。カプセル型内視鏡は、カプセル形状をなす筐体の内部に撮像機能及び無線通信機能を備えたものであり、被検体に嚥下された後、消化管内を移動しながら撮像を行い、被検体の臓器内部の画像の画像データを順次無線送信する。
また、このようなカプセル型医療装置を検知体として位置検出を行うシステムも開発されている。例えば特許文献1には、電力を供給することにより磁界を発生する磁界発生コイルを内蔵するカプセル型医療装置と、磁界発生コイルが発生した磁界を被検体外において検出する磁界検出用コイルとを備え、磁界検出用コイルが検出した磁界の強度に基づいてカプセル型医療装置の位置検出演算を行う位置検出システムが開示されている。以下、磁界検出用コイルを単に検出コイルという。
特開2008−132047号公報
位置検出システムを構成するフレームや各種筐体には、金属部材が用いられることが多い。例えば、カプセル型医療装置を被検体内に導入して検査を行うシステムにおいて、被検体を載置するベッドのフレームは、強度や加工性等の要求から、通常、金属により作製されている。
しかしながら、カプセル型医療装置が発生する磁界に基づいて位置検出を行う場合、金属部材が磁界に対する干渉源となるため、検出コイルが検出した磁界の検出信号に干渉磁界の成分が混ざってしまう。その結果、カプセル型医療装置の位置検出精度が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、位置検出システムにおいて金属部材が用いられている場合であっても、精度の良い位置検出を行うことができる位置検出システム及び誘導システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る位置検出システムは、位置検出用磁界を発生する磁界発生部が内部に設けられ、被検体内に導入される検知体と、前記被検体の外部に配設され、前記位置検出用磁界を検出して複数の検出信号をそれぞれ出力する複数の検出コイルと、前記複数の検出コイルに対して前記検知体の検出対象領域の反対側であって、少なくとも前記複数の検出コイルの開口面を覆う範囲に配置され、前記位置検出用磁界の作用により磁界を発生し得る金属板と、前記複数の検出コイルからそれぞれ出力された前記複数の検出信号の測定値を、前記位置検出用磁界の作用により前記金属板が発生する磁界成分を用いて補正する磁界補正部と、前記磁界補正部が補正した前記複数の検出信号の測定値を用いて、前記検知体の位置及び方向の少なくとも一方を算出する位置算出部と、を備えることを特徴とする。
上記位置検出システムは、前記位置検出用磁界の作用により磁界を発生し得る少なくとも1つの磁界発生部材をさらに備え、前記金属板は前記少なくとも1つの磁界発生部材と前記複数の検出コイルとの間であって、少なくとも前記複数の検出コイルの開口面を覆う範囲に配置される、ことを特徴とする。
上記位置検出システムにおいて、前記磁界補正部は、前記金属板に対して前記検知体の最新の位置と対称の位置に前記検知体が存在すると仮定した場合に、当該対称の位置における前記検知体が発生する磁界の前記複数の検出コイルそれぞれの位置における検出信号の値を補正成分として算出し、前記複数の検出信号の測定値から前記補正成分をそれぞれ減算することにより補正を行う、ことを特徴とする。
上記位置検出システムにおいて、前記位置算出部は、直前に算出された前記検知体の位置において前記検知体が発生すると推定される前記位置検出用磁界の理論値と、前記磁界補正部が補正した前記複数の検出信号の測定値との差分に基づく評価値を算出し、該評価値が小さくなるように前記検知体の位置及び方向の少なくとも一方を更新する、ことを特徴とする。
上記位置検出システムにおいて、前記少なくとも1つの磁界発生部材は、前記被検体を載置するベッドの金属製のフレームである、ことを特徴とする。
上記位置検出システムにおいて、前記検知体は、前記被検体内を撮像することにより画像信号を生成する撮像部を備えるカプセル型内視鏡である、ことを特徴とする。
本発明に係る誘導システムは、前記位置検出システムを備え、被検体内に導入される検知体の磁界発生部が発生する位置検出用磁界は、所定の周波数の交番磁界であり、前記検知体の内部に永久磁石がさらに設けられ、前記永久磁石に作用する磁界を発生することにより前記検知体を誘導する誘導装置をさらに備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも1つの磁界発生部材と複数の検出コイルとの間に金属板を配置し、複数の検出コイルがそれぞれ出力した複数の検出信号の測定値を、位置検出用磁界の作用により上記金属板が発生する磁界成分を用いて補正するので、少なくとも1つの磁界発生部材が発生し得る磁界の影響を抑制し、精度の良い位置検出を行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る位置検出システムの構成例を示す模式図である。 図2は、図1に示すカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す模式図である。 図3は、図1に示す磁界検出装置及び演算装置の構成を示す模式図である。 図4は、カプセル型内視鏡の位置検出方法を説明するための模式図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る位置検出方法を示すフローチャートである。 図6は、磁界の補正成分の算出方法を説明するための模式図である。 図7は、磁界の補正成分の算出方法を説明するための模式図である。 図8は、磁界の補正成分の算出方法を説明するための模式図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る誘導システムの構成例を示す模式図である。 図10は、図9に示すカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す模式図である。 図11は、図9に示す誘導用磁界発生装置及び誘導用磁界制御装置の構成例を示す模式図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る位置検出システム及び誘導システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態においては、位置検出システムが検出対象とする検知体の一形態として、被検体内に経口にて導入されて被検体の消化管内を撮像するカプセル型内視鏡を例示するが、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。即ち、本発明は、例えば被検体の食道から肛門にかけて管腔内を移動するカプセル型内視鏡、被検体内に薬剤等を配送するカプセル型医療装置、被検体内のpHを測定するpHセンサを備えるカプセル型医療装置、放射線による検査システムにおいて放射線の照射位置を示すマーカー、超音波照射システムにおいて超音波の照射位置を示すマーカー等の位置検出に適用することが可能である。
また、以下の説明において、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、及び位置関係のみに限定されるものではない。なお、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る位置検出システムの構成例を示す模式図である。図1に示すように、実施の形態1に係る位置検出システム1は、位置検出用の磁界を発生する検知体としてのカプセル型内視鏡10と、金属製のフレーム20と、この金属製のフレーム20に支持され、カプセル型内視鏡10が挿入される被検体を載置するベッド21と、ベッド21の下部に配置され、カプセル型内視鏡10が発生した位置検出用磁界を検出して検出信号を出力する磁界検出装置30と、ベッド21と磁界検出装置30との間に配置された金属板25と、磁界検出装置30が出力した検出信号に基づいてカプセル型内視鏡10の位置検出等の演算処理を行う演算装置40と、を備える。
このうち、磁界検出装置30は、位置検出用磁界を検出する複数の検出コイルCn及びこれらの検出コイルCnを支持するパネル33を含むコイルユニット31と、各検出コイルCnから出力された検出信号に信号処理を施す信号処理部32とを有する。コイルユニット31によりカプセル型内視鏡10の位置を検出可能な領域が、検出対象領域Rである。検出対象領域Rは、被検体内でカプセル型内視鏡10が移動可能な範囲を含む3次元領域であり、ベッド21上の所定の領域に予め設定されている。この検出対象領域Rに基づいて、複数の検出コイルCnが配置される位置や、カプセル型内視鏡10が発生する位置検出用磁界の強度等が予め設定されている。
また、位置検出システム1は、カプセル型内視鏡10から無線送信された信号を受信する受信装置50と、カプセル型内視鏡10が撮像した被検体内の画像やカプセル型内視鏡10の位置情報等を表示する表示装置60とをさらに備えても良い。この場合、受信装置50は、例えば被検体の体表面に配置される複数の受信アンテナ51によって信号を受信する。
図2は、図1に示すカプセル型内視鏡10の内部構造の一例を示す模式図である。図2に示すように、カプセル型内視鏡10は、被検体内に導入し易い大きさに形成されたカプセル型をなす筐体100と、該筐体100内に収納され、被検体内を撮像して撮像信号を取得する撮像部11と、撮像部11を含むカプセル型内視鏡10の各部の動作を制御すると共に、撮像部11により取得された撮像信号に対して所定の信号処理を施す制御部12と、信号処理が施された撮像信号を無線送信する送信部13と、当該カプセル型内視鏡10の位置検出用磁界として交番磁界を発生する磁界発生部14と、カプセル型内視鏡10の各部に電力を供給する電源部15とを備える。
筐体100は、被検体の臓器内部に導入可能な大きさに形成された外装ケースである。筐体100は、円筒形状をなす筒状筐体101と、ドーム形状をなすドーム状筐体102、103とを有し、筒状筐体101の両側開口端を、ドーム形状をなすドーム状筐体102、103によって塞ぐことによって実現される。筒状筐体101は、可視光に対して略不透明な有色の部材によって形成されている。また、ドーム状筐体102、103の少なくとも一方(図2においては撮像部11側であるドーム状筐体102)は、可視光等の所定波長帯域の光に対して透明な光学部材によって形成されている。なお、図2においては、一方のドーム状筐体102側にのみ撮像部11を1つ設けているが、撮像部11を2つ設けても良く、この場合、ドーム状筐体103も透明な光学部材によって形成される。このような筐体100は、撮像部11と、制御部12と、送信部13と、磁界発生部14と、電源部15とを液密に内包する。
撮像部11は、LED等の照明部111と、集光レンズ等の光学系112と、CMOSイメージセンサ又はCCD等の撮像素子113とを有する。照明部111は、撮像素子113の撮像視野に白色光等の照明光を発光して、ドーム状筐体102越しに撮像視野内の被検体を照明する。光学系112は、この撮像視野からの反射光を撮像素子113の撮像面に集光して結像させる。撮像素子113は、撮像面において受光した撮像視野からの反射光(光信号)を電気信号に変換し、画像信号として出力する。
制御部12は、所定の撮像フレームレートで撮像部11を動作させると共に、撮像のタイミングと同期して、照明部111を発光させる。また、制御部12は、撮像部11が生成した撮像信号に対し、A/D変換や、その他所定の信号処理を施して画像データを生成する。さらに、制御部12は、電源部15から磁界発生部14に電力を供給させることにより、磁界発生部14から交番磁界を発生させる。
送信部13は、送信アンテナを備え、制御部12によって信号処理が施された画像データ及び関連情報を取得して変調処理を施し、送信アンテナを介して外部に順次無線送信する。
磁界発生部14は、共振回路の一部をなし、電流が流れることにより磁界を発生する磁界発生コイル141と、該磁界発生コイル141と共に共振回路を形成するコンデンサ142とを含み、電源部15からの電力供給を受けて所定の周波数の交番磁界を位置検出用磁界として発生する。
電源部15は、ボタン型電池やキャパシタ等の蓄電部であって、磁気スイッチや光スイッチ等のスイッチ部を有する。電源部15は、磁気スイッチを有する構成とした場合、外部から印加された磁界によって電源のオンオフ状態を切り替え、オン状態の場合に蓄電部の電力をカプセル型内視鏡10の各構成部(撮像部11、制御部12、及び送信部13)に適宜供給する。また、電源部15は、オフ状態の場合に、カプセル型内視鏡10の各構成部への電力供給を停止する。
再び図1を参照すると、フレーム20は、被検体やベッドによる荷重に対する耐久性を考慮して、ステンレス等の金属によって形成されている。即ち、フレーム20は、カプセル型内視鏡10が発生する位置検出用磁界の作用により磁界を発生し得る磁界発生部材(第1の磁界発生部材)である。
金属板25は平行平板状をなし、フレーム20とコイルユニット31との間において、少なくとも全ての検出コイルCnの開口面を覆う範囲に挿入されている。この金属板25も、カプセル型内視鏡10が発生する位置検出用磁界の作用により磁界を発生し得る部材である。金属板25を形成する金属の種類は特に限定されない。
ここで、フレーム20においては、カプセル型内視鏡10が発生する位置検出用磁界の作用により渦電流が発生し、この渦電流の作用により、フレーム20から磁界が発生する。この磁界は、複数の検出コイルCnから出力される位置検出用磁界の検出信号に影響を与える可能性があるが、この影響を見積もることは困難である。特に、フレーム20のうちの床への配置面付近の部分は、強度を確保するため複雑な形状になっているので、発生する磁界の影響の見積もりはさらに困難となる。
そこで、本実施の形態1においては、複数の検出コイルCnに対してカプセル型内視鏡10の検出対象領域Rの反対側に位置するフレーム20の部分、特にフレーム20のうちの床への配置面付近の部分と複数の検出コイルCnとの間に金属板25を挿入している。それにより、カプセル型内視鏡10側から複数の検出コイルCnを見たとき、位置検出用磁界に影響を与える干渉源は金属板25のみと見做せるようにしている。干渉源が平行平板状の金属板25のみであると見做し、この金属板25の形状を単純化することにより、金属板25が位置検出用磁界に与える影響、即ち干渉磁界を、簡単な演算で見積もることができるようになる。それにより、見積もった干渉磁界をもとに検出信号を補正することが可能となる。
図3は、図1に示す磁界検出装置30及び演算装置40の構成を示す模式図である。磁界検出装置30は、複数の検出コイルCnが配設されたコイルユニット31と、各検出コイルCnから出力された検出信号を処理する信号処理部32とを備える。ここで、添え字nは、個々の検出コイルを表す番号であり、図3の場合、n=1〜16である。
各検出コイルCnは、コイル線材をコイルバネ状に巻回した筒型コイルからなり、例えば、開口径が30〜40mm程度、高さが5mm程度のサイズを有する。各検出コイルCnが、自身の位置に分布する磁界に応じた電流を発生し、この電流を磁界の検出信号として信号処理部32に出力する。これらの検出コイルCnは、樹脂等の非金属材料によって形成された平面状をなすパネル33の主面上に配設されている。
信号処理部32は、複数の検出コイルCnにそれぞれ対応する複数の信号処理チャネルChnを備える。各信号処理チャネルChnは、検出コイルCnから出力された検出信号を増幅する増幅部321と、増幅された検出信号をディジタル変換するA/D変換部(A/D)322と、ディジタル変換された検出信号に対して高速フーリエ変換処理を施すFFT処理部(FFT)323とを備え、検出信号の測定値を出力する。
演算装置40は、例えばパーソナルコンピュータやワークステーション等の汎用コンピュータによって構成され、信号処理部32から出力された位置検出用磁界の検出信号に基づき、カプセル型内視鏡10の位置及び方向を検出する演算処理や、受信装置50を介して受信された画像信号に基づき、被検体内の画像を生成する演算処理を実行する。
詳細には、演算装置40は、各信号処理チャネルChnから出力された検出信号の測定値に基づいて、測定値から差し引くべき磁界の補正成分、即ち、フレーム20及び金属板25に起因する磁界成分を算出する補正成分算出部401と、磁界の測定値から補正成分を差し引くことにより、磁界の測定値の真値を算出する磁界補正部402と、補正された測定値に基づいて、カプセル型内視鏡10の位置及び方向の少なくとも一方を算出する位置算出部403とを備える。
また、演算装置40は、位置算出部403が算出したカプセル型内視鏡10の位置及び方向に関する情報等を記憶する記憶部404と、カプセル型内視鏡10から無線送信され、受信装置50(図1参照)が受信した画像信号に対して所定の画像処理を施すことにより画像データを生成する画像処理部405と、記憶部404に記憶された位置及び方向に関する情報や画像データを出力する出力部406とをさらに備える。以下、カプセル型内視鏡10の位置及び方向に関する情報をまとめて、単に位置情報ともいう。
記憶部404は、フラッシュメモリ又はハードディスク等の書き換え可能に情報を保存する記憶媒体及び書込読取装置を用いて実現される。記憶部404は、上述した位置情報や画像データの他、演算装置40の各部を制御するための各種プログラムや各種パラメータや、カプセル型内視鏡10の位置検出演算プログラムや、画像処理プログラムを記憶する。
受信装置50は、被検体外に設けられた複数の受信アンテナ51のうち、カプセル型内視鏡10から送信される無線信号に対して最も受信強度の高い受信アンテナ51を選択し、選択した受信アンテナ51を介して受信した無線信号に対して復調処理等を施すことにより、画像信号及び関連情報を取得する。
表示装置60は、液晶や有機EL等の各種ディスプレイを含み、演算装置40において生成された位置情報や画像データに基づき、被検体の体内画像やカプセル型内視鏡10の位置や方向等の情報を画面表示する。
次に、実施の形態1に係る位置検出方法を説明する。図4は、カプセル型内視鏡10の位置検出方法を説明するための模式図である。以下においては、金属板25の上方に、パネル33(図1参照)を介して配設された検出コイルCnの配設面上に原点(0,0,0)を取る。検出コイルCnの配設面と金属板25の表面との距離は、Zplateである。
図5は、本実施の形態1に係る位置検出方法を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、カプセル型内視鏡10があるタイミングで発生した位置検出用磁界を、複数の検出コイルCnがそれぞれ検出して1セットの検出信号の測定値を出力した場合の処理を示している。
まず、ステップS100において、演算装置40(図3参照)は、各検出コイルCnが検出した磁界の検出信号の測定値を磁界検出装置30から取得する。詳細には、各検出コイルCnが磁界を検出して検出信号を出力すると、各信号処理チャネルChnは、対応する検出コイルCnから出力された検出信号に対して増幅、A/D変換、及びFFT処理を施し、演算装置40に出力する。各信号処理チャネルChnから出力された測定値Bmnは、補正成分算出部401及び磁界補正部402に入力される。これらの測定値Bmnは、カプセル型内視鏡10が発生した位置検出磁界の成分と、この位置検出磁界の作用により金属板25から発生した磁界成分とを含んでいる。
続くステップS101において、補正成分算出部401は、ステップS100において取得した測定値Bmnをもとに、この測定値Bmnから差し引くべき磁界の補正成分を算出する。この補正成分は、位置検出用磁界の作用により金属板25から発生した磁界成分に相当する。図6〜図8は、磁界の補正成分の算出方法を説明するための模式図である。
図6は、カプセル型内視鏡10が発生する位置検出用磁界Bcapsuleに対して干渉源となる金属構成物が存在しない場合における磁界分布を示している。なお、図6に示すベクトルMは、カプセル型内視鏡10の向きを表す。
これに対し、図7に示すように、位置検出用磁界Bcapsuleに対して干渉源となる平行平板状の金属板25が存在している場合を考える。この場合、位置検出用磁界Bcapsuleの作用により金属板25の表面から磁界Bplateが発生し、この磁界Bplateの影響により位置検出用磁界Bcapsuleが歪んでしまう。
図8に示すように、歪んだ状態の位置検出用磁界Bcapsuleは、金属板25の表面に対して線対称な位置に存在する、カプセル型内視鏡10と同様の磁界発生源10’が発生する磁界Bcapsule’の影響を受けたものと見做すことができる。なお、図8に示すベクトルMcは、磁界発生源10’の向きを表す。
磁界発生源10’が発生する磁界Bcapsule’の分布は、歪んだ状態の位置検出用磁界Bcapsuleの分布とほぼ等しい。そこで、磁界発生源10’が発生した磁界Bcapsule’を補正磁界として、検出信号の測定値Bmnから差し引く補正を行うことにより、干渉源である金属板25が存在しない状態における位置検出用磁界Bcapsule(図6参照)を算出することができる。
磁界発生源10’が存在すると仮定した場合、各測定値Bmnを補正するための補正成分Bcnは、次式(1)によって与えられる。
Figure 0006064109
式(1)において、ベクトルrcは検出コイルCnから磁界発生源10’に向かうベクトルであり、図4に示すように、原点(0,0,0)を基準とした場合の検出コイルCnの位置ベクトルPnと、磁界発生源10’の位置ベクトルPcとを用いて、次式(2)によって与えられる。
Figure 0006064109
このうち、磁界発生源10’の位置ベクトルPcの各成分は、位置算出部403により直前に算出されたカプセル型内視鏡10の最新の位置(X,Y,Z)に基づき、以下のとおり設定される。
Figure 0006064109
なお、カプセル型内視鏡10の位置の推定演算を最初に行う場合には、カプセル型内視鏡10の最新の位置(X,Y,Z)として、予め設定された初期値が用いられる。
また、式(1)において、ベクトルMcは、磁界発生源10’の向きを表す方向ベクトルである。カプセル型内視鏡10の向きを表すベクトルMの成分を(mx,my,mz)とすると、ベクトルMcの成分は(mx,my,−mz)として与えられる。
続くステップS102において、磁界補正部402は、ステップS101において算出された磁界の補正成分Bcnを用いて、検出コイルCnが検出した磁界の測定値Bmnを補正する。補正後の測定値Bmcnは、次式(3)によって与えられる。
Bmcn=Bmn−Bcn …(3)
続くステップS103において、位置算出部403は、カプセル型内視鏡10の最新の位置及び方向に基づいて、各検出コイルCnの位置における位置検出用磁界の理論値Binを算出する。理論値Binは、次式(4)によって与えられる。
Figure 0006064109
式(4)において、ベクトルrは検出コイルCnからカプセル型内視鏡10の推定位置に向かうベクトルであり、図4に示すように、原点(0,0,0)を基準とした場合の検出コイルCnの位置ベクトルPnと、カプセル型内視鏡10の位置ベクトルPとを用いて、次式(5)によって与えられる。
Figure 0006064109
続くステップS104において、位置算出部403は、補正後の位置検出用磁界の測定値Bmcnと、位置検出用磁界の理論値Binとから、次式(6)によって与えられる評価値Sを算出する。
Figure 0006064109
続くステップS105において、位置算出部403は、評価値Sが小さくなるように、カプセル型内視鏡10の位置(X,Y,Z)及び方向(mx,my,mz)を更新する。
続くステップS106において、位置算出部403は、評価値Sが予め設定された評価値の閾値以下であるか否かを判定する。この閾値としては、位置検出用磁界の測定値Bmnと理論値Binとの差異が誤差の範囲と見做せる程度に小さい値が設定される。評価値Sが閾値未満である場合、評価値Sは十分に小さいと判定される。
評価値Sが閾値よりも大きい場合(ステップS106:No)、処理はステップS101に戻る。この場合、ステップS101においては、ステップS105において更新された位置(X,Y,Z)及び方向(mx,my,mz)を用いて補正成分Bcnが算出される。
一方、評価値Sが閾値以下である場合(ステップS106:Yes)、位置算出部403は、ステップS105において更新した位置(X,Y,Z)の更新量Δr及び方向(mx,my,mz)の更新量Δmが、それぞれに対して設定された閾値以下であるか否かを判定する(ステップS107)。位置の更新量Δr及び方向の更新量Δmは、更新前と更新後との間における位置の各成分の差分を(ΔX,ΔY,ΔZ)、方向の各成分の差分を(Δmx,Δmy,Δmz)とすると、次式(7)、(8)によって与えられる。
Δr=√(ΔX2+ΔY2+ΔZ2) …(7)
Δm=√(Δmx 2+Δmy 2+Δmz 2) …(8)
また、更新量Δrを判定するための閾値及び更新量Δmを判定するための閾値としては、更新量Δr、Δmが誤差の範囲と見做せる程度に小さい値がそれぞれ設定される。
更新量Δr、Δmの少なくとも一方が閾値よりも大きい場合(ステップS107:No)、処理はステップS101に戻る。この場合、ステップS101においては、ステップS105において更新された位置(X,Y,Z)及び方向(mx,my,mz)を用いて補正成分Bcnが算出される。
一方、更新量Δr、Δmの両方が閾値以下である場合(ステップS107:Yes)、ステップS105において更新した位置及び方向を、そのタイミングにおけるカプセル型内視鏡10の位置及び方向として決定する(ステップS108)。この位置及び方向が、カプセル型内視鏡10の位置情報として記憶部404に記憶される。その後、処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、フレーム20のように、カプセル型内視鏡10の位置検出用磁界に対する影響を見積もることが困難な磁界干渉源が存在する場合であっても、フレーム20と検出コイルCnとの間に金属板25を挿入することにより、位置検出用磁界に対する影響を容易に見積もることができるようになる。従って、各検出コイルCnが検出した測定値を簡素な演算により補正し、補正された測定値を用いて、カプセル型内視鏡10の位置及び方向を精度良く検出することが可能となる。
上記実施の形態1においては、位置及び方向の検出対象である検知体の例としてカプセル型内視鏡10を挙げたが、検知体はこれに限定されない。例えば、放射線を被検体に照射することにより検査を行う検査システムにおいて放射線の照射位置を示すマーカーを検知体とし、この検査システムに本実施の形態1に係る位置検出システムを組み込んでも良い。或いは、超音波照射システムにおいて超音波の照射位置や方向を示すマーカーを検知体とし、この超音波照射システムに本実施の形態1に係る位置検出システムを組み込んでも良い。いずれにしても、位置検出用磁界を発生する磁界発生部を検知体に設けることができれば、本実施の形態1に係る位置検出システムを適用することが可能である。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図9は、本発明の実施の形態2に係る誘導システムの構成例を示す模式図である。図9に示すように、本実施の形態2に係る誘導システム2は、図1に示す位置検出システム1に対し、カプセル型内視鏡10の代わりにカプセル型内視鏡10Aを備えると共に、誘導用磁界発生装置70及び誘導用磁界制御装置80をさらに備える。磁界検出装置30、演算装置40、受信装置50、及び表示装置60の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
図10は、カプセル型内視鏡10Aの内部構造の一例を示す模式図である。図10に示すように、カプセル型内視鏡10Aは、図2に示すカプセル型内視鏡10に対し、永久磁石16をさらに備える。永久磁石16以外のカプセル型内視鏡10Aの各部の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
永久磁石16は、外部から印加される磁界によるカプセル型内視鏡10Aの誘導を可能にするためのものであり、磁化方向が筐体100の長軸Laに対して傾きを持つように、筐体100の内部に固定配置されている。本実施の形態2においては、矢印で示すように、磁化方向が長軸Laに対して直交するように永久磁石16を配置している。永久磁石16は、外部から印加された磁界に追従して動作し、この結果、誘導用磁界発生装置70によるカプセル型内視鏡10Aの誘導が実現する。
誘導用磁界発生装置70及び誘導用磁界制御装置80は、被検体内に導入されたカプセル型内視鏡10Aの位置及び方向の少なくとも一方を変化させるための誘導用磁界を発生する。ここで、カプセル型内視鏡10Aの方向は、重力方向の軸(Z軸)に対するカプセル型内視鏡10Aの長軸Laの傾き(傾斜角)及び、該Z軸回りの長軸Laの回転角(方位角)によって表される。
図11は、誘導用磁界発生装置70及び誘導用磁界制御装置80の構成例を示す模式図である。図11に示すように、誘導用磁界発生装置70は、磁界を発生する永久磁石(以下、体外永久磁石という)71と、該体外永久磁石71の位置及び方向を変化させる磁石駆動部72とを備える。このうち、磁石駆動部72は、平面位置変更部721、鉛直位置変更部722、仰角変更部723、及び旋回角変更部724を有する。
体外永久磁石71は、例えば直方体形状を有する棒磁石によって実現される。体外永久磁石71は、初期状態において、自身の磁化方向と平行な4つの面の内の1つの面が水平面(重力方向と直交する面)と平行になるように配置される。
平面位置変更部721は、体外永久磁石71を水平面(XY面)内において並進させる並進機構である。即ち、体外永久磁石71において磁化された2つの磁極の相対位置が確保された状態のままで、体外永久磁石71を水平面内で移動させる。
鉛直位置変更部722は、体外永久磁石71を重力方向(Z方向)に沿って並進させる並進機構である。即ち、体外永久磁石71において磁化された2つの磁極の相対位置が確保された状態のままで、体外永久磁石71を鉛直方向に沿って移動させる。
仰角変更部723は、体外永久磁石71の磁化方向を含む鉛直面内において、体外永久磁石71を回転させることにより、水平面に対する磁化方向の角度を変化させる。即ち、仰角変更部723は、カプセル対向面PLと平行且つ磁化方向と直交し、体外永久磁石71の中心を通るY方向の軸YC回りに体外永久磁石71を回転させる。
旋回角変更部724は、体外永久磁石71の中心を通るZ方向の軸Zmに対して体外永久磁石71を回転させる。
誘導用磁界制御装置80は、操作入力部81及び制御部82を備える。操作入力部81は、ジョイスティック、各種ボタンやスイッチを備えた操作卓、キーボード等の入力デバイスによって構成され、外部からなされる操作に応じた信号を制御部82に入力する。具体的には、操作入力部81は、ユーザによりなされる操作に従って、被検体内に導入されたカプセル型内視鏡10Aの位置と方向との少なくともいずれかを変化させる操作信号を制御部82に入力する。
制御部82は、操作入力部81から入力される操作信号に応じた制御信号を生成し、誘導用磁界発生装置70に出力する。
カプセル型内視鏡10Aを誘導する場合には、誘導用磁界制御装置80の制御の下で磁石駆動部72を駆動し、体外永久磁石71を水平又は鉛直方向に並進させると共に、体外永久磁石71を回転又は旋回させることにより、体外永久磁石71の方向を変化させる。このような体外永久磁石71の動きに追随して、カプセル型内視鏡10Aが誘導される。
図9に示すように、金属板25の近傍に誘導用磁界発生装置70を設ける場合、金属板25としては、アルミニウム等の非磁性体の金属を用いる。それにより、誘導用磁界に対する金属板25の影響を排除し、ユーザの意図に沿ったカプセル型内視鏡10Aの誘導を行うことができる。
また、金属板25の大きさは、カプセル型内視鏡10Aを誘導する体外永久磁石71の可動範囲を少なくとも覆うことができれば良い。上述したように、カプセル型内視鏡10Aは体外永久磁石71に追随して移動するので、体外永久磁石71の可動範囲を金属板25でカバーすることができれば、体外永久磁石71及びこれを駆動する磁石駆動部72が位置検出用磁界に与える影響を金属板25に集約させることができるからであり、それにより、干渉源が平行平板状の金属板25のみであると見做すことが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、カプセル型内視鏡10Aを誘導するための誘導用磁界発生装置70を設ける場合であっても、誘導用磁界発生装置70と検出コイルCnとの間に金属板25を挿入することにより、位置検出用磁界に対する影響を容易に見積もり、カプセル型内視鏡10Aの位置及び方向を精度良く検出することが可能となる。
上述した本発明の実施の形態1及び2は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、上記実施の形態1及び2に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を生成することができる。本発明は、仕様等に応じて種々変形することが可能であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは、上記記載から自明である。
1 位置検出システム
2 誘導システム
10、10A カプセル型内視鏡
10’ 磁界発生源
11 撮像部
12 制御部
13 送信部
14 磁界発生部
15 電源部
16 永久磁石
20 フレーム
25 金属板
30 磁界検出装置
31 コイルユニット
32 信号処理部
33 パネル
40 演算装置
50 受信装置
51 受信アンテナ
60 表示装置
70 誘導用磁界発生装置
71 体外永久磁石
72 磁石駆動部
80 誘導用磁界制御装置
81 操作入力部
82 制御部
100 筐体
101 筒状筐体
102、103 ドーム状筐体
111 照明部
112 光学系
113 撮像素子
141 磁界発生コイル
142 コンデンサ
321 増幅部
322 A/D変換部(A/D)
323 FFT処理部(FFT)
401 補正成分算出部
402 磁界補正部
403 位置算出部
404 記憶部
405 画像処理部
406 出力部
721 平面位置変更部
722 鉛直位置変更部
723 仰角変更部
724 旋回角変更部

Claims (6)

  1. 位置検出用磁界を発生する磁界発生部が内部に設けられ、被検体内に導入される検知体と、
    前記被検体の外部に配設され、前記位置検出用磁界を検出して複数の検出信号をそれぞれ出力する複数の検出コイルと、
    前記複数の検出コイルに対して前記検知体の検出対象領域の反対側であって、少なくとも前記複数の検出コイルの開口面を覆う範囲に配置され金属板が前記位置検出用磁界の作用により発生する磁界を用いて、前記複数の検出コイルからそれぞれ出力された前記複数の検出信号の測定値を補正する磁界補正部と、
    前記磁界補正部が補正した前記複数の検出信号の測定値を用いて、前記検知体の位置又は方向の少なくとも一方を算出する位置算出部と、
    を備えることを特徴とする位置検出システム。
  2. 前記位置検出用磁界の作用により磁界を発生し得る磁界発生部材をさらに備え、
    前記磁界発生部材は、前記被検体を載置するベッドの金属製のフレームであり
    前記金属板は記磁界発生部材と前記複数の検出コイルとの間であって、少なくとも前記複数の検出コイルの開口面を覆う範囲に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出システム。
  3. 前記磁界補正部は、
    前記金属板に対して前記検知体の最新の位置と対称の位置に前記検知体が存在すると仮定した場合に、当該対称の位置における前記検知体が発生する磁界の前記複数の検出コイルそれぞれの位置における検出信号の値を補正成分として算出し、
    前記複数の検出信号の測定値から前記補正成分をそれぞれ減算することにより補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出システム。
  4. 前記位置算出部は、直前に算出された前記検知体の位置において前記検知体が発生すると推定される前記位置検出用磁界の理論値と、前記磁界補正部が補正した前記複数の検出信号の測定値との差分に基づく評価値を算出し、該評価値が小さくなるように前記検知体の位置又は方向の少なくとも一方を更新する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の位置検出システム。
  5. 前記検知体は、前記被検体内を撮像することにより画像信号を生成する撮像部を備えるカプセル型内視鏡である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出システム。
  6. 請求項1に記載の位置検出システムを備え、
    被検体内に導入される検知体の磁界発生部が発生する位置検出用磁界は、所定の周波数の交番磁界であり、
    前記検知体の内部に永久磁石がさらに設けられ、
    前記永久磁石に作用する磁界を発生することにより前記検知体を誘導する誘導装置をさらに備える、
    ことを特徴とする誘導システム。
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