JP6063930B2 - 制御一体型rf供給網の多導体伝送線 - Google Patents

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Description

本開示は、高周波エネルギーを、例えばフェーズドアレイアンテナシステムに使用される供給網により供給する伝送線に関するものであり、最も具体的には、一次高周波信号を、二次制御信号及び任意のDC電力を伝送する複数の導電性トレースに容量結合させるように適合させた入力ポートを含む多導体高周波伝送線に関するものである。
航空機、船舶、及びビークル搭載システム、またはビークル曳航システムを含む多くの種類の移動する検出プラットフォームは、フェーズドアレイアンテナを利用して、リモート検出及びリモート通信を行なう。最新のアクティブ電子走査アレイ(“AESA”)システムは通常、多数の絶縁された高周波制御信号/電力伝送線を使用して、一次高周波(マイクロ波または“RF”)信号、二次低周波制御信号、及びDC電力を、アレイの個々のアンテナ素子に供給する。多数の絶縁された伝送線または“manifold(マニホールド)”に関する必要性は通常、共通平面または共通層で異なる設置面積を占める異なる導電経路を設けることにより満たされる、異なる平面、または異なる層(通常、金属化誘電体材料層により分離される)で共通の設置面積を共有する異なる導電経路を設けることにより満たされる、またはこれらの特徴を組み合わせることにより満たされる。個別のマニホールドの使用は、現在のAESA技術における重量及び外形に影響する重要な要素である。 AESAシステムの重量及びサイズ、特に外形または厚みを小さくすることができる場合、このようなシステムは、無人機(“UAVs”)のような積載物が制限される検出プラットフォームだけでなく、既存のプラットフォームの改良版の検出プラットフォームに更に容易に用いることができる。本明細書において開示される多導体伝送線構造はほぼ完全に、上に説明した個別のマニホールドの代わりに用いることができるだけでなく、遠隔通信用高周波RFエネルギー、内部信号伝送及び/又は内部制御用低周波エネルギー、及び構成サブシステムに給電するDC電力供給の組み合わせを用いるワイヤレス通信システムを改善するために用いることもできる。
1つの態様によれば、多導体高周波伝送線は、複数の導電性トレースと、入力ポートと、そして少なくとも1つの出力ポートと、を含む。前記入力ポートは高周波信号入力線を含み、該高周波信号入力線は前記入力ポート、前記複数の導電性トレースに略位置合わせされ、かつ部分的に重なる係で配置され、前記高周波信号入力線は前記入力ポート、前記複数の導電性トレースと少なくとも同程度の広さである。前記出力ポートは高周波信号出力線を含み、該高周波信号出力線は、前記少なくとも1つの出力ポート、前記複数の導電性トレースのうちの少なくとも1つに略位置合わせされ、かつ部分的に重なる係で配置され、前記高周波信号出力線は前記出力ポート、前記複数の導電性トレースのうちの前記少なくとも1つと少なくとも同程度の広さである。前記入力及び出力ポートはこのようにして、容量結合する多導体構造となり、該多導体構造は、一次高周波信号二次制御信号前記入力ポートから1つ以上の出力ポートに供給することができる。
別の態様によれば、多導体高周波伝送線は、高周波無線信号を電気的に独立した経路に沿って伝送するインピーダンス整合導体を形成する複数の導電性トレースと、容量結合入力ポートと、そして容量結合出力ポートと、を含む。前記容量結合入力ポートでは、高周波無線信号の高域通過結合を、前記複数の導電性トレースと高周波信号入力線との間で行なう。前記容量結合出力ポートでは、前記高周波無線信号の高域通過結合を、前記複数の導電性トレースと高周波信号出力線との間で行なう。前記高周波信号入力線は前記入力ポート、前記複数の導電性トレースに略位置合わせされ、かつ前記複数の導電性トレースと少なくとも同程度の広さであり;そして前記高周波信号出力線は前記出力ポート、前記複数の導電性トレースに略位置合わせされ、かつ前記複数の導電性トレースと少なくとも同程度の広さである。
図1Aは、2導体高周波伝送線の図である。 図1Bは、5導体高周波伝送線の図である。 図1Cは、8導体高周波伝送線の図である。 図2は、中間誘電体層(図示せず)を挟んで絶縁される4枚積層導体を含む16導体高周波伝送線の図である。 図3は、11導体高周波伝送線と部分的に重なる係で配置される高周波入力線を含む入力ポートの図である。 図4は、8導体高周波伝送線と完全に重なる係で配置される高周波入力線を含む入力ポートの図である。 図5は、第1の例示的な構成のSパラメータのグラフである。 図6は、第2の例示的な構成のSパラメータのグラフである。 図7は、第3の例示的な構成のSパラメータのグラフである。 図8は、第4の例示的な構成のSパラメータのグラフである。 図9は、第5の例示的な構成のSパラメータのグラフである。 図10は、第6の例示的な構成のSパラメータのグラフである。 図11は、第7の例示的な構成のSパラメータのグラフである。 図12は、第8の例示的な構成のSパラメータのグラフである。
最初に図1Aを参照するに、アクティブ電子走査アレイフェーズドアレイアンテナシステム(active electrically scanned phase array antenna system)すなわち“AESA”システムのような複雑な高周波放射エミッション測定システムの内部の制御線は普通、誘電体20xの上に配置される導電性トレース10xを構成する。多数の制御線10a,10b,10cなどは、平行な係で誘電体層20aの表面に配置されて、低周波制御信号、すなわち1GHz未満の、通常500MHz未満の周波数を有する信号を導通させる電気的に独立した経路となることができる。このような制御信号は、例えばAESA内の高周波アンテナ素子に接続される位相変化電子部品を制御するために使用することができる。これらの制御信号は、共通のコントローラから送信されて、最終的にアンテナアレイ(図示せず)の個々のアンテナ素子にファンアウトされる。通常、図示の導電性トレース10xから物理的に分離されている同様の導電性トレースは、高周波RF信号源、すなわちAESAを実現することができる何れかの周波数の制御対象変調マイクロ波エネルギー源から引き出され、そしてアンテナアレイのRFエミッタに至る低損失RF伝送経路として機能する。これらの導電性トレースは殆どの場合、誘電体層の上に配置されるストリップラインまたはマイクロストリップとして提供される。しかしながら、導電性トレース10x自体が、ストリップラインまたはマイクロストリップとして構成される場合、当該導電性トレースは、単一チャネルRF信号伝送及び単一チャネル制御信号伝送を同時に担う必要がある。更に、任意であるが、制御信号がDC信号として、大きな電圧バイアスが掛かった状態で供給される場合、制御システムまたは他の同様の電子装置にはDC電力を、導電性トレース10xとストリップライン構造またはマイクロストリップ構造の接地プレーンとの間の電圧差を利用して供給することができる。
開示されるデバイスでは、導電性トレース10xを細分割して、単一の誘電体層20xの上に配置される複数の導電性トレース10a,10b,10cなど(集合的に10yと表記する)とする。複数の導電性トレース10yは、RF導波路(図を分かり易くするために図示していない接地プレーンを設けた状態の)として機能し、この場合、多導体伝送線が結果的に、単一チャネルRF信号伝送及び多チャネル制御信号伝送を同時に担う。図1Aが、1チャネルRF信号伝送、及び2チャネル制御信号伝送を同時に行なうために適する2導体高周波伝送線を含む実施形態を示しているのに対し、図1B及び1Cは、1チャネルRF信号伝送、及び4または8チャネル制御信号伝送を同時に行なうために適する5及び8導体高周波伝送線を含む実施形態をそれぞれ示している。図1Aに示す実施形態は、例えば伝送線間隔が2ミル(0.0508mm)の状態で11.5ミル(0.2921mm)の部材線幅を有することができる。これとは異なり、図1B及び1Cに示す実施形態は、例えば伝送線間隔が1ミル(0.0254mm)の状態でそれぞれ4ミル(0.1016mm)及び2ミル(0.0508mm)の部材線幅を有することができる。現時点では、約1.5〜2ミル(約0.0381〜0.0508mm)の最小部材線幅、及び約0.5〜1ミル(0.0127〜0.0254mm)の最小伝送線間隔幅を用いて、多導体伝送線の合計線幅または設置面積が、複数の導電性トレース10yの部材の数が増加するにつれて増大し始めるようにする必要がある。線幅がこのように増大すると、誘電体の厚さを増やして、伝送線及び伝送線部材導体のインピーダンス特性を維持する必要がある。
多導体伝送線の合計線幅または設置面積を抑えるために、導電性トレース10yを細分割して、誘電体層20aの平面から外れた位置にある複数の導電性トレース10a,10i,10qなど(集合的に10zと表記する)とすることにより、別々の誘電体層20a,20b,20cなどの上に配置される複数の導電性トレース10zが、積層型多導体伝送線を形成するようにする。図2は、この配置を、前の節で参照した略平坦な配置と組み合わせて、図に示す16導体高周波伝送線のような極めてコンパクトな多導体伝送線を形成する構成の実施形態を示している。図2に示す実施形態は、4ミル(0.1016mm)の部材線幅、2ミル(0.0508mm)の線間隔幅、及び4ミル(0.1016mm)の“z方向”離間距離を有することができる。約1ミル(0.0254mm)の導電性トレース間の最小“z方向”離間距離を使用する必要があるが、10ミル(0.254mm)または20ミル(0.508mm)のような、より大きい“z方向”離間距離にすると、各誘電体層20xの上に配置される部材の数、及び/又は導電性トレースの部材線幅を、伝送線及び伝送線部材導体のインピーダンス特性を保持しながら大きくすることができる。
RF信号伝送及び制御信号伝送を同時に行なうために、多導体伝送線への入力ポート100は、高周波信号入力線30からなるセグメントと、そして複数の導電性トレース10y及び/又は10z(以後、10y/zと表記する)からなるセグメントと、を含む。高周波信号入力線30は普通、入力ポート100の位置の複数の導電性トレース10y/zに略位置合わせされ、かつ部分的に重なる係で配置されて、入力ポート100の位置の複数の導電性トレース10y/zと容量結合する。明瞭性を期すために、“部分的に重なる(partially overlapping)”という用語は、完全に重なる関係を含み、かつ排除せず、そして以下に更に完全に説明する相互に入り込む関係を含む。この技術分野の当業者であれば、複数の導電性トレース10y/zを、当該導電性トレースがRF導波路として機能するように、これまでに示した状態以外の任意の状態で引き回すことができることを理解できるであろう。
図3に示す第1の実施可能形態では、複数の導電性トレース10yは、高周波信号入力線30と相互に入り込むように構成することができる。詳細には、高周波信号入力線30に、凸部及び凹部、30a(凸部)、30b(凹部)、30c(凸部)、30d(凹部)などを交互に設けることができ、そして複数の導電性トレース10yの交互形成部分は、高周波信号入力線30の交互構造に近接して隣接することができる。この技術分野の当業者であれば、高周波信号入力線30及び複数の導電性トレース10yは、導通結合ではなく容量結合をそれぞれの線間で行なうことが必要であるために、互いに接触して当接することがあってはならないことが理解できるであろう。この容量結合は、高域通過フィルタとして構成されて、高周波エネルギーをそれぞれの線間で結合させることができ、かつ制御信号及び/又はDC電力がそれぞれの線間を透過するのを防止する。この技術分野の当業者であれば更に、相互に入り込む構成を用いて、高周波信号入力線30及び複数の導電性トレース10zを結合させる、すなわち積層型多導体伝送線におけるだけでなく、図2に示す配置と同様の組み合わせ配置を有する積層型多導体伝送線において結合させることができることが理解できるであろう。これらの構成の高周波信号入力線30は、複数の導電性トレースと少なくとも同程度の広さを有する必要がある、すなわち少なくとも同じ合計線幅または設置面積を有する必要がある。
図4に示す第2の実施可能形態では、複数の導電性トレース10yに、高周波信号入力線30が完全に重なるようにすることができる。この技術分野の当業者であれば勿論であるが、高周波信号入力線30及び複数の導電性トレース10yは、導通結合ではなく容量結合をそれぞれの線間で行なうことが必要であるために、互いに接触して重なることがあってはならないことが理解できるであろう。この場合も同じく、この容量結合は、高域通過フィルタとして構成されて、高周波エネルギーをそれぞれの線間で結合させることができ、かつ制御信号及び/又はDC電力がそれぞれの線間を透過するのを防止する。この技術分野の当業者であれば更に、高周波信号入力線30が、複数の導電性トレース10zと完全に重なる、すなわち積層型多導体伝送線だけでなく、図2に示す配置と同様の組み合わせ配置を有する積層型多導体伝送線と完全に重なることができることが理解できるであろう。この構成の高周波信号入力線30はこの場合も同じく、複数の導電性トレースと少なくとも同程度の広さを有する必要がある。
何れの実施可能形態においても、高周波信号入力線30と複数の導電性トレース10y/zとの間で容量結合が生じると、一次高周波信号及び二次制御信号を入力ポートから1つ以上の出力ポート150に同時に供給することができる多導体構造が得られる。出力ポート150を1つだけ使用する場合、複数の導電性トレース10y/zの全ての部材は、当該出力ポート150に至るように引き回すことができ、当該出力ポート150は、上に説明した入力ポート00と同様に構成され、そして好ましくは、特定の構成の入力ポート100と略同一になる。複数の出力ポート150を使用して、1対多のRF供給網を形成する場合、複数の導電性トレース10y/zの少なくとも1つの部材は、各出力ポート150に至るように引き回すことができ、この場合、各出力ポートは、上に説明した入力ポート00と同様に構成され、かつ複数の導電性トレース10y/zの一部のみを含む。明瞭性を期すために、多導体高周波伝送線は、入力ポート00及び出力ポート50の種々の組み合わせを含むことにより、1対1、1対多、多対1、または多対多のRF供給網を形成することができる。
複数の導電性トレース10y/zの終端すなわち入力ポート100及び出力ポート150の内部に配置されない、または入力ポート100と出力ポート150との間に配置されないセグメント、これらのセグメントが非一体型供給網に含まれる場合と同じようにして、低周波制御信号、及び任意であるが、DC電力を導通させる状態を継続する。好適には、これらの終端は、RFチョークに至る90度湾曲部のような低域通過フィルタ構造を含み、この低域通過フィルタ構造は、高周波RF信号が当該フィルタ構造を通過して伝搬してコントローラまたはアンテナ制御素子に入射するのを阻止しながら、制御信号及び/又はDC電力を複数の導電性トレース10y/zに沿って導通させることができるように構成される。この技術分野の当業者であれば、この技術分野で公知の他の低域通過フィルタ構造の代わりに、この例示的なフィルタ構造を、設計者による設計または選択の必要に応じて用いることができることを理解できるであろう。
多数の例示的な構成の伝送特性を、ペンシルバニア州ピッツバーグのAnsoft LCCが公開したHFSSでシミュレートした。読者は、以下の例が、本開示の装置を代表するが、本明細書において説明される以外の態様、実施形態、及び実施可能形態について想定される範囲を構成しない、またはその他には、限定しないことを理解できるであろう。
例1
部材線幅が1.75ミル(0.04445mm)であり、かつ線間隔が0.5ミル(0.0127mm)である11本の導電性トレースからなる多導体高周波伝送線を、入力ポートp1が、24ミル(0.6096mm)の等しい合計線幅を有する高周波信号入力線と部分的に重なって相互に入り込む構成の接続部からなり、かつ出力ポートp2が、24ミル(0.6096mm)の等しい合計線幅を有する高周波信号出力線と相互に入り込む構成の略同一接続部からなる状態でシミュレートした。10ミル(0.254mm)厚の誘電体層を使用して、伝送線インピーダンスを50オームに保った。曲線m1としてグラフ化された高周波伝送効率、及び曲線m2としてグラフ化された反射を1GHz〜11GHzの範囲で計算した。これらのシミュレーション結果を図5に示す。相互入り込み長さが20ミル(0.508mm)の場合、最大伝送効率は、損失が約0.3dBの状態で9.78GHzで生じ、そして最小反射は、反射損が約−29.5dBの状態で略同じ周波数で生じた。
例2
第1の例の多導体高周波伝送線を変更して、40ミル(1.016mm)の相互入り込み長さを有するようにした。曲線m1としてグラフ化された高周波伝送効率、及び曲線m2としてグラフ化された反射を1GHz〜11GHzの範囲で計算した。これらのシミュレーション結果を図6に示す。相互入り込み長さが40ミル(1.016mm)の場合、最大伝送効率は、損失が約0.2dBの状態で8.86GHzで生じ、そして最小反射は、反射損が約−40.3dBの状態で略同じ周波数で生じた。例1及び2から分かるように、目標周波数における容量結合係数は、相互入り込み長さのようなパラメータを変化させることにより調整することができる。
例3
部材線幅が2ミル(0.0508mm)であり、かつ線間隔が1ミル(0.0254mm)である8本の導電性トレースからなる多導体高周波伝送線を、入力ポートp1が、23ミル(0.5842mm)の等しい合計線幅を有する高周波信号入力線と完全に重なり、かつ相互に入り込まない構成の接続部からなり、かつ出力ポートp2が、23ミル(0.5842mm)の等しい合計線幅を有する高周波信号出力線と相互に入り込まない構成の略同一接続部からなる状態でシミュレートした。10ミル(0.254mm)厚の誘電体層を使用して、伝送線インピーダンスを50オームに保った。曲線m1としてグラフ化された高周波伝送効率、及び曲線m2としてグラフ化された反射を1GHz〜11GHzの範囲で計算した。これらのシミュレーション結果を図7に示す。重なり長さが40ミル(1.016mm)の場合、最大伝送効率は、損失が約0.2dBの状態で8.95GHzで生じ、そして最小反射は、反射損が約−40.8dBの状態で略同じ周波数で生じた。
例4
第3の例の多導体高周波伝送線を変更して、80ミル(2.032mm)の相互入り込み長さを有するようにした。曲線m1としてグラフ化された高周波伝送効率、及び曲線m2としてグラフ化された反射を1GHz〜11GHzの範囲で計算した。これらのシミュレーション結果を図8に示す。重なり長さが80ミル(2.032mm)の場合、最大伝送効率は、損失が約0.2dBの状態で9.55GHzで生じ、そして最小反射は、反射損が約−46.3dBの状態で略同じ周波数で生じた。例3及び4から分かるように、目標周波数における容量結合係数はこの場合も、重なり長さのようなパラメータを変化させることにより調整することができる。
例5
第3の例の多導体高周波伝送線を変更して、“z”方向離間距離が2ミル(0.0508mm)の状態の8本の導電性トレースからなる2つの層を含む積層型多導体伝送線を有するようにした。曲線m1としてグラフ化された高周波伝送効率、及び曲線m2としてグラフ化された反射を1GHz〜11GHzの範囲で計算した。これらのシミュレーション結果を図9に示す。重なり長さが40ミル(1.016mm)の場合、最大伝送効率は、損失が約0.2dBの状態で8.86GHzで生じ、そして最小反射は、反射損が約−40.3dBの状態で略同じ周波数で生じた。例3と比較すると、制御信号容量が、最適周波数、最大伝送効率、及び最小反射に微小な変化が生じるだけで2倍になる。Sパラメータの微小な変化が、関連する周波数スペクトルにおいて全体として観察される。
例6
第5の例の多導体高周波伝送線を変更して、80ミル(2.032mm)の重なり長さを有するようにした。曲線m1としてグラフ化された高周波伝送効率、及び曲線m2としてグラフ化された反射を1GHz〜11GHzの範囲で計算した。これらのシミュレーション結果を図10に示す。重なり長さが80ミル(2.032mm)の場合、最大伝送効率は、損失が約0.2dBの状態で9.00GHzで生じ、そして最小反射は、反射損が約−46.0dBの状態で略同じ周波数で生じた。例4と比較すると、制御信号容量がこの場合も同じく、最適周波数、最大伝送効率、及び最小反射に微小な変化が生じるだけで2倍になる。Sパラメータの微小な変化が、関連する周波数スペクトルにおいて全体として観察される。
例7
部材線幅が4ミル(0.1016mm)であり、かつ線間隔が2ミル(0.0508mm)である20本の導電性トレースからなり、1層当たり5本の導電性トレースを有し、かつ“z”方向離間距離が2ミル(0.0508mm)の状態の4つの導電性トレース層として配置される多導体高周波伝送線を、入力ポートp1が、28ミル(0.7112mm)の等しい合計線幅を有する高周波信号入力線と完全に重なり、かつ相互に入り込まない構成の接続部からなり、かつ出力ポートp2が、28ミル(0.7112mm)の等しい合計線幅を有する高周波信号出力線と相互に入り込まない略同一の構成の接続部からなる状態でシミュレートした。曲線m1としてグラフ化された高周波伝送効率、及び曲線m2としてグラフ化された反射を1GHz〜11GHzの範囲で計算した。これらのシミュレーション結果を図11に示す。重なり長さが40ミル(1.016mm)の場合、最大伝送効率は、損失が約0.2dBの状態で8.30GHzで生じ、そして最小反射は、反射損が約−37.4dBの状態で略同じ周波数で生じた。伝送線の最適周波数は、例1〜6に見られる最適周波数よりもやや低いが、制御信号容量は、これらの例の多導体高周波伝送線と比較して、合計線幅または設置面積が殆ど変化しないで大幅に大きくなる。
例8−制御信号特性
部材線幅が4ミル(0.1016mm)であり、かつ線間隔が4ミル(0.1016mm)である4本の導電性トレースからなる2インチ(5.08cm)長の多導体高周波伝送線セグメントをシミュレートして、多導体高周波伝送線として構成されるトレース内の制御信号のSパラメータを特徴付けた。曲線m1としてグラフ化された制御信号伝送効率;曲線m2及びm3それぞれとしてグラフ化された内側及び外側導電性トレース内の反射;曲線m6、m5、及びm4それぞれとしてグラフ化された外側導電性トレースと(隣接順の)他の導電性トレースとの間のクロストーク;及び曲線m7としてグラフ化された内側導電性トレース間のクロストークを5MHz〜500MHzの範囲で計算した。これらの値は、記載の2インチ(5.08cm)セグメントに特有の値であるが、これらの値は、多導体伝送線の関連長さ部分と関連長さ部分との間の制御信号の結合に関する桁情報ともなる。
上に説明した種々の態様、実施形態、実施可能形態、及び例示的な構成は、本質的に例示であり、本発明の範囲を限定するものではない。限定を本発明に適用する場合、当該限定は必ず、請求項において、本明細書で明示的に定義される用語の範囲で許容される通りに記載される。

Claims (18)

  1. 複数の導電性トレースと、
    入力ポートであって、該入力ポートが高周波信号入力線を含み、該高周波信号入力線が前記入力ポート前記複数の導電性トレースに略位置合わせされ、かつ部分的に重なる係で配置され、前記高周波信号入力線が前記入力ポート前記複数の導電性トレースと少なくとも同程度の広さである、前記入力ポートと、
    少なくとも1つの出力ポートであって、該少なくとも1つの出力ポートが高周波信号出力線を含み、該高周波信号出力線が前記少なくとも1つの出力ポート前記複数の導電性トレースのうちの少なくとも1つに略位置合わせされ、かつ部分的に重なる係で配置され、前記高周波信号出力線が前記出力ポート前記複数の導電性トレースのうちの前記少なくとも1つと少なくとも同程度の広さである、前記少なくとも1つの出力ポートと、を備え、
    これにより、前記入力及び出力ポートは、容量結合する多導体構造を与え、該多導体構造は、一次高周波信号及び二次制御信号を前記入力ポートから1つ以上の出力ポートに供給することができる、
    多導体高周波伝送線。
  2. 前記複数の導電性トレースは、共通の誘電体材料層の上に配置される、請求項1に記載の多導体高周波伝送線。
  3. 前記複数の導電性トレースは、個別の誘電体材料層上に配置されて、積層型多導体高周波伝送線を形成する、請求項1に記載の多導体高周波伝送線。
  4. 前記複数の導電性トレースは、一部が共通の誘電体材料層の上に配置され、部が個別の誘電体材料層上に配置されて、1層当たり複数の導電性トレースを有する積層型多導体高周波伝送線を形成する、請求項1に記載の多導体高周波伝送線。
  5. 前記高周波信号入力線及び前記複数の導電性トレースは前記入力ポート、相互に入り込む係で部分的に重なる、請求項1に記載の多導体高周波伝送線。
  6. 前記高周波信号入力線及び前記複数の導電性トレースは前記入力ポート、完全に重なる係で部分的に重なる、請求項1に記載の多導体高周波伝送線。
  7. 前記少なくとも1つの出力ポートは、唯一の出力ポートであり、記高周波信号出力線は前記少なくとも1つの出力ポート前記複数の導電性トレースに略位置合わせされ、かつ部分的に重なる係で配置され、記入力ポート及び前記出力ポートは、実質的に同一に構成される、請求項1に記載の多導体高周波伝送線。
  8. 前記複数の導電性トレースの終端は低域通過フィルタ構造を含み、該低域通過フィルタ構造は、前記二次制御信号前記複数の導電性トレースに沿って、前記一次高周波信号低域通過フィルタ構造を超えて伝搬するのを阻止しながら導通させることができるように構成される、請求項1に記載の多導体高周波伝送線。
  9. 前記低域通過フィルタ構造は、高周波チョークに至る90度湾曲部を含む、請求項8に記載の多導体高周波伝送線。
  10. 高周波無線信号を電気的に個別の経路に沿って伝送するインピーダンス整合導体を形成する複数の導電性トレースと、
    容量結合入力ポートであって、該入力ポートでは、前記高周波無線信号の高域通過結合を、前記入力ポートの前記複数の導電性トレースと高周波信号入力線との間でもたらし、前記高周波信号入力線が前記入力ポート前記複数の導電性トレースに略位置合わせされ、かつ前記複数の導電性トレースと少なくとも同程度の広さである、前記容量結合入力ポートと、
    容量結合出力ポートであって、該出力ポートでは、前記高周波無線信号の高域通過結合を、前記出力ポートの前記複数の導電性トレースと高周波信号出力線との間でもたらし、前記高周波信号出力線が前記出力ポート前記複数の導電性トレースに略位置合わせされ、かつ前記複数の導電性トレースと少なくとも同程度の広さである、前記容量結合出力ポートと、
    を備え
    前記入力ポートでの前記高周波信号入力線及び前記複数の導電性トレースは、少なくとも部分的に重なる関係で容量結合する、多導体高周波伝送線。
  11. 前記複数の導電性トレースは、共通の誘電体材料層の上に配置される、請求項10に記載の多導体高周波伝送線。
  12. 前記複数の導電性トレースは、個別の誘電体材料層上に配置されて、積層型多導体高周波伝送線を形成する、請求項10に記載の多導体高周波伝送線。
  13. 前記複数の導電性トレースは、一部が共通の誘電体材料層の上に配置され、部が個別の誘電体材料層上に配置されて、1層当たり複数の導電性トレースを有する積層型多導体高周波伝送線を形成する、請求項10に記載の多導体高周波伝送線。
  14. 前記入力ポートの前記高周波信号入力線及び前記複数の導電性トレースは、相互に入り込む係で容量結合する、請求項10に記載の多導体高周波伝送線。
  15. 前記入力ポートの前記高周波信号入力線及び前記複数の導電性トレースは、前記入力ポート、前記高周波信号入力線と前記複数の導電性トレースの部材との間で完全に重なる係で容量結合する、請求項10に記載の多導体高周波伝送線。
  16. 前記入力ポート及び前記出力ポートは実質的に同一に構成される、請求項10に記載の多導体高周波伝送線。
  17. 前記複数の導電性トレースの終端は低域通過フィルタ構造を含み、該低域通過フィルタ構造は、二次制御信号前記複数の導電性トレースに沿って、前記高周波無線信号が前記低域通過フィルタ構造を超えて伝搬するのを阻止しながら導通させることができるように構成される、請求項10に記載の多導体高周波伝送線。
  18. 前記低域通過フィルタ構造は、RFチョークに至る90度湾曲部を含む、請求項17に記載の多導体高周波伝送線。
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