JP6060840B2 - 蓄電装置モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、複数の蓄電装置が並設された蓄電装置モジュールに関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置モジュールとしての電池モジュールが搭載されている。電池モジュールは、蓄電装置としての、複数の二次電池同士を導通部材で電気的に接続した状態で一方向に並設して構成されている。
電池モジュールでは、並設方向中央部の二次電池と、並設方向両端部の二次電池とでは、中央部の二次電池の方が温度が高くなる傾向がある。二次電池は、温度が高い状態で充放電されると劣化しやすい。そして、電池モジュールは、複数の二次電池を直列に接続しているので、いずれかの二次電池が劣化すると、劣化した二次電池は過充電又は過放電されやすく、加速度的に劣化が進行して電池モジュールの寿命を短くする。
そこで、電池モジュールでは、二次電池間の温度差を小さくすることが重要である。例えば、特許文献1では、並設方向に隣り合う二次電池の間に断熱スペーサを配置し、並設方向両端部の二次電池間に配置された断熱スペーサと比べて、並設方向中央部の二次電池間に配置された断熱スペーサの断熱性を大きくしている。そして、並設方向中央部の二次電池は、並設方向に隣り合う二次電池によって加熱されにくく、温度が上がりにくくなる。一方、並設方向両端部の二次電池は、温度が低いが隣りの二次電池によって加熱され、温度が高くなる。その結果、二次電池間の温度差が小さくなる。
特開2005−317455号公報
ところで、特許文献1に開示された技術により、隣接する二次電池の放熱の影響には対応できるが、二次電池間の温度差の原因は、隣接する二次電池の影響に限らない。電池モジュールにおいて、二次電池として、四角箱状のケース内に電極組立体を収容した角型電池と呼ばれるものを一方向に並設したものがある。この角型電池のような二次電池としては、ケース内において、電極組立体の積層方向の両端の偏平面と、各偏平面に対向するケース壁部の内面との隙間に、例えば樹脂製のスペーサが介装され、スペーサによって電極組立体を積層方向に拘束するようにしたものがある。電極組立体の積層方向への厚みは、製造公差によってばらつき、二次電池毎に異なるため、ケース内に設けられるスペーサの厚みも二次電池毎に異なってくる。
しかし、電極組立体の積層方向に配置される樹脂製のスペーサは、材質上、熱を伝えにくいため、電極組立体で発生した熱が篭もりやすく、スペーサによって電極組立体のケース外への放熱が妨げられてしまう。このため、電池モジュールを構成する複数の二次電池の中でも、厚みの厚いスペーサを備える二次電池ほど温度が高くなってしまい、厚みの薄いスペーサを備える二次電池との温度差が大きく開いてしまう。
本発明は、スペーサを備える蓄電装置を複数並設した場合に、スペーサに起因する蓄電装置間の温度差を小さくすることができる蓄電装置モジュールを提供することにある。
上記問題点を解決するために、蓄電装置は、正極電極と負極電極とがセパレータを間に介在させた状態で層状に重なる電極組立体が角型のケース内に収容されるとともに、前記電極組立体の積層方向の少なくとも一端に位置する偏平面と該偏平面に対向する前記ケースの壁部の内面との隙間にスペーサを備えた蓄電装置を複数備え、複数の蓄電装置前記壁部同士が前記電極組立体の厚み方向に対向する状態で並設さた蓄電装置モジュールであって、前記積層方向に沿った前記隙間の長さに応じて前記スペーサの厚みが設定されており、複数の蓄電装置のうち、並設方向の両端部に配置された蓄電装置の備えるスペーサは、その他の蓄電装置の備えるスペーサよりも厚みが厚いことを要旨とする。
これによれば、並設方向両端部に配置された蓄電装置は、その他の蓄電装置に比べてスペーサが厚いために、電極組立体で発生した熱をケースに伝え難いが、一方で、ケースからの放熱性は、その他の蓄電装置よりも高くなっている。したがって、最もスペーサが厚い蓄電装置と、その他の蓄電装置とで温度差を小さくすることができる。
また、蓄電装置モジュールについて、前記並設方向における端部から中央部に向けて、前記スペーサの厚みが順番に薄くなっているのが好ましい。
これによれば、複数の蓄電装置は、並設方向両端部から中央部に向かう程、ケースからの放熱性が低く、かつ、隣り合う蓄電装置から加熱されやすくなっていく。一方、スペーサの厚みは、並設方向両端部から中央部に向かう程薄くなっていくため、蓄電装置に熱が篭もりにくくなる。したがって、スペーサの厚みのばらつきに起因する温度のばらつきを小さくすることができる。
蓄電装置モジュールについて、前記並設方向に隣り合う蓄電装置同士は熱的に結合されている。
これによれば、隣り合う蓄電装置同士で熱の受け渡しが生じるため、蓄電装置同士での温度差をより小さくすることができる。
蓄電装置モジュールについて、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、スペーサを備える蓄電装置を複数並設した場合に、スペーサに起因する蓄電装置間の温度差を小さくすることができる。
電池パックを備えるフォークリフトを示す側面図。 カウンタウェイトと電池モジュールを備える電池パックを示す斜視図。 電池モジュールを示す斜視図。 二次電池を示す分解斜視図。 電池モジュールを示す分解斜視図。 電池モジュール内を示す断面図。
以下、蓄電装置モジュールを電池モジュールに具体化した一実施形態について、図1〜図6に従って説明する。
まず、電池モジュールが搭載されるフォークリフト10について説明する。なお、以下の説明において「前」「後」「左」「右」「上」「下」は、フォークリフトの運転者がフォークリフトの前方を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「左」「右」「上」「下」を示すものとする。
図1に示すように、フォークリフト10の車体11の前下部には駆動輪12が設けられているとともに、車体11の後下部には操舵輪13が設けられている。また、車体11の前部には、荷役装置が設けられている。荷役装置を構成するマスト14は、車体11の前部に立設されているとともに、当該マスト14にはリフトブラケット15を介して左右一対のフォーク16が設けられている。そして、フォーク16は、マスト14に連結されたリフトシリンダ17の駆動により、リフトブラケット15とともに昇降される。また、フォーク16は、マスト14に連結されたティルトシリンダ18の駆動により、マスト14とともに傾動される。フォーク16には、積荷19が搭載される。車体11には、駆動輪12の駆動源となる走行用モータM1と、フォーク16の駆動源となる荷役用モータM2が搭載されている。
また、車体11の中央には、運転室20が設けられている。運転室20には、作業者(運転者)が着座可能な運転シート21が設けられている。運転シート21の前方にはハンドル22が設けられている。運転室20の下部には、電池パック30が搭載されている。
次に、電池パック30について説明する。
図2に示すように、電池パック30は、フォーク16に搭載される積荷19とつりあいをとるためのカウンタウェイト31を備える。カウンタウェイト31は、直方体状をなすウェイト部32と、ウェイト部32の短手方向一端からウェイト部32の厚み方向に立設された矩形板状のウェイト本体33とからなる。そして、カウンタウェイト31の側面視はL型である。ウェイト部32の短手方向他端には、ウェイト本体33から離間して設けられる逆U字状のフレーム34が立設されている。フレーム34の上面とウェイト本体33の上面には、天板35が支持されている。ウェイト本体33の厚み方向の一面は電池モジュール70が設置される設置面33aとされている。設置面33aには、複数の電池モジュール70が設置されるとともに、複数の電池モジュール70は直列接続されている。
図3に示すように、各電池モジュール70は、電池ホルダ60に保持された二次電池40が厚み方向(一方向)に複数並設されて構成され、設置面33aには6つの電池モジュール70が設置されている。
次に、電池モジュール70の二次電池40について説明する。
図4〜図6に示すように、二次電池40は、四角箱状のケース41に電極組立体42及び電解液が収容されて構成されている。ケース41は、有底四角箱状のケース本体43と、当該ケース本体43に電極組立体42を挿入する開口部を閉塞する平板状の蓋体44とからなる。ケース本体43と蓋体44は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム)である。また、二次電池40は、ケース本体43が有底四角箱状であり、蓋体44が矩形平板状であることから、その外観が角型をなす角型電池である。また、この実施形態の二次電池40は、リチウムイオン電池である。
ケース本体43は、矩形状の底板43aと、底板43aの短側縁から立設された一対の短側壁43bと、底板43aの長側縁から立設された一対の長側壁43cを備える。ケース41において、短側壁43b及び長側壁43cの開口端は蓋体44に接合されている。
電極組立体42は、シート状の正極電極23、シート状の負極電極24、及び正極電極23と負極電極24を絶縁するシート状のセパレータ25を有する。正極電極23は、正極金属箔(アルミニウム箔)23aの両面に正極活物質層23bを有する。負極電極24は、負極金属箔(銅箔)24aの両面に負極活物質層24bを有する。そして、電極組立体42は、複数の正極電極23と複数の負極電極24とが間にセパレータ25を介在させた状態で層状に重ねた積層構造とされている。また、電極組立体42には、正極端子45と負極端子46が電気的に接続されている。これらの正極端子45と負極端子46の各一部分は、蓋体44からケース41外に露出している。また、正極端子45及び負極端子46には、ケース41から絶縁するためのリング状の絶縁リング41aがそれぞれ取り付けられている。
電極組立体42において、積層方向の両端の偏平面42aと、両偏平面42aに対向するケース本体43の両長側壁43cの内面43dとの間には、スペーサ50が介装されている。よって、本実施形態では、長側壁43cが偏平面42aと向き合うケース41の壁部を構成する。
スペーサ50は矩形板状であり、樹脂製である。スペーサ50の平面形状は、長側壁43cの平面形状より小さく、かつ電極組立体42の偏平面42aとほぼ同じである。各スペーサ50は、その最も面積が大きい2つの側面50a,50bのうち、一方の側面50aが電極組立体42の偏平面42aと接触し、他方の側面50bが、長側壁43cの内面43dと接触している。そして、電極組立体42は、積層方向の両側にスペーサ50が配置されるとともに、両スペーサ50によって、電極組立体42は、その積層方向に沿ったケース41内での移動が規制されている。すなわち、電極組立体42は、両スペーサ50によって積層方向に拘束されている。
電池モジュール70において、全ての二次電池40で、電極組立体42を構成する正極電極23、負極電極24、及びセパレータ25の使用枚数は同じでありながら、各活物質層23b,24bの厚みの違い等の影響を受けて、積層方向への長さが異なる。このため、電極組立体42の偏平面42aと、対向する長側壁43cの内面43dとの間隔、つまり隙間Sの長さが異なる。よって、隙間Sに介装されたスペーサ50も、二次電池40毎に厚みが異なっている。なお、スペーサ50の厚みとは、電極組立体42の積層方向に沿った長さのことである。
図3及び図5に示すように、電池ホルダ60は、U字枠状をなすホルダ本体61と、ホルダ本体61の外面の4隅から突出する直方体状の脚部62とを有している。ホルダ本体61は、ケース41の底板43aと、一対の短側壁43bと、蓋体44の両短側壁43b側を取り囲む状態で二次電池40と一体化されている。このため、電池ホルダ60に一体化された二次電池40は、一対の長側壁43cが、ホルダ本体61から外部に露出している。各脚部62には、ボルトB1が挿通される挿通孔62aが脚部62の長手方向に貫通して設けられている。
電池モジュール70の並設方向の両端にはエンドプレート53が設けられている。エンドプレート53は、矩形平板状をなす基部54と、基部54の四隅から突出する矩形平板状の突出部55とを備える。突出部55には、ボルトB1が挿通される挿通孔55aが突出部55の厚み方向に貫通して設けられている。
そして、電池モジュール70は、一方のエンドプレート53の挿通孔55aに挿通されたボルトB1が、各電池ホルダ60の挿通孔62aに挿通されるとともに、他方のエンドプレート53の挿通孔55aに挿通され、ボルトB1にナットNが螺合されることで一体に組み付けられている。よって、全ての二次電池40は、両エンドプレート53によって並設方向から挟持されている。電池モジュール70では、複数の二次電池40は、長側壁43cが一方向に並ぶ状態で並設されている。電池モジュール70は、それぞれ両エンドプレート53に固定されたブラケット58に挿通したボルトB2がウェイト本体33に螺合されることで、ウェイト本体33に固定されている。
電池モジュール70において、並設方向に隣り合う二次電池40の長側壁43c同士の間には、放熱プレート71及び伝熱シート80が介装されている。また、エンドプレート53と、そのエンドプレート53に隣り合う二次電池40の長側壁43cの間にも放熱プレート71及び伝熱シート80が介装されている。
放熱プレート71は、矩形平板状の放熱板72を備える。この放熱板72は、二次電池40の長側壁43c及び蓋体44の長側縁の全面を覆う大きさである。また、放熱プレート71は、放熱板72の一対の短側縁のうちの一方から放熱板72の厚み方向に延びる矩形平板状の伝熱板73を備え、放熱板72と伝熱板73とから平面視L字型となっている。
そして、一対の二次電池40の間に介装された放熱板72は、一面が一方の二次電池40におけるケース本体43の長側壁43c、及び蓋体44の長側縁に接触した状態で覆っており、放熱板72と一方の二次電池40の長側壁43cとは熱的に結合されている。また、放熱板72は、他面が伝熱シート80を介して他方の二次電池40におけるケース本体43の長側壁43c、及び蓋体44の長側縁に接触した状態で覆っており、放熱板72と他方の二次電池40の長側壁43cとは熱的に結合されている。
また、放熱プレート71の伝熱板73は、二次電池40の一方の短側壁43b側に配置された状態で、電池ホルダ60の外面側に配置されている。したがって、電池モジュール70において、並設方向に延びる一側面には全ての放熱プレート71の伝熱板73が配設され、電池モジュール70外に露出している。そして、電池モジュール70の一側面に露出した全ての伝熱板73は、ウェイト本体33の設置面33aに接触し、伝熱板73と設置面33aとが熱的に結合されている。すなわち、放熱プレート71とカウンタウェイト31とが熱的に結合されている。
図6に示すように、上記構成の二次電池40を複数並設した電池モジュール70において、並設方向一端部に配置された二次電池40は、全ての二次電池40の中で、電極組立体42の積層方向への長さが一番短くなっている。また、電池モジュール70において、並設方向他端部に配置された二次電池40は、全ての二次電池40の中で電極組立体42の積層方向への長さが二番目に短くなっている。このため、並設方向一端部に配置された二次電池40は、電極組立体42の積層方向両側の隙間Sが、全ての二次電池40の中で一番長く、並設方向他端部に配置された二次電池40は、電極組立体42の積層方向両側の隙間Sが、全ての二次電池40の中で二番目に長くなっている。
そして、並設方向一端部には、全ての二次電池40の中で、厚みの一番厚いスペーサ50を備えた二次電池40が配置され、並設方向他端部には、全ての二次電池40の中で、厚みの二番目に厚いスペーサ50を備えた二次電池40が配置されている。また、並設方向中央部の二次電池40は、全ての二次電池40の中で電極組立体42の積層方向への長さが最も長く、隙間Sの長さが最も短くなっている。このため、並設方向中央部には、全ての二次電池40の中で、最も厚みの薄いスペーサ50を備えた二次電池40が配置されている。そして、並設方向両端部から中央部に向かうに従い、スペーサ50の厚みが徐々に薄くなっている。すなわち、並設方向における両端部から中央部に向かう方向では、中央部側より両端部側に配置された二次電池40のスペーサ50の方が厚くなっている。
次に、電池モジュール70の作用を記載する。
電池モジュール70の複数の二次電池40で、充放電に伴い電極組立体42が発熱すると、その熱の大半は、スペーサ50を介してケース本体43に伝わる。スペーサ50は樹脂製であり、伝熱性が低く、複数の二次電池40に使用されたスペーサ50は、平面形状は全て同じであるため、厚みが厚いほど、電極組立体42に熱が篭もりやすい。また、二次電池40で発生した熱は、ケース本体43より放熱プレート71の放熱板72及び伝熱板73を介してウェイト本体33に放熱されるとともに、伝熱シート80を介して隣り合う二次電池40に伝わる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)電池モジュール70において、並設方向両端部に配置された二次電池40として、スペーサ50の厚みが、その他の二次電池40が備えるスペーサ50の厚みより厚いものを選択した。そして、並設方向両端部の二次電池40では、その配置から、一方の長側壁43cは伝熱シート80及びエンドプレート53を介して大気に面しているため、並設方向両端部の二次電池40はケース41からの放熱性がその他の二次電池40より高くなっている。したがって、並設方向両端部に配置された二次電池40は、スペーサ50の厚みが厚いことから、電極組立体42よりケース本体43に熱が伝わりにくいが、ケース41からの放熱性は良く、スペーサ50の厚みに起因するケース41内の温度上昇が抑えられる結果、その他の二次電池40との温度差が小さく抑えられる。よって、スペーサ50の厚い二次電池40の温度が、その他の二次電池40より高くなることが抑制され、温度差が小さくなる。したがって、電池モジュール70において、温度差が大きくなるような温度の高い二次電池40は存在せず、加速度的に劣化が進行する二次電池40を無くして、電池モジュール70の寿命が短くなることを抑制できる。
(2)電極組立体42を積層方向に拘束するためにスペーサ50を採用している。そして、このスペーサ50の厚みと、二次電池40の配置を考慮することで、並設方向両端部に配置された二次電池40と、その他の二次電池40とで温度差を抑制することができる。したがって、既存の構成を有効利用して電池モジュール70の寿命が短くなることを抑制できる。
(3)電池モジュール70において、並設方向両端部から中央部に向けて、スペーサ50の厚みが順番に薄くなるように、二次電池40を配置した。このため、並設方向中央部ほどスペーサ50に熱が篭もりにくく、また、並設方向外側から熱が伝わりやすい。一方、並設方向両端部ほどケース41からの放熱性がよい。このため、スペーサ50の厚みと放熱性とから、スペーサ50の厚みのばらつきに起因する二次電池40間での温度のばらつきを小さくすることができる。
(4)電池モジュール70において、並設方向に隣り合う二次電池40同士は、放熱板72と伝熱シート80を介して熱的に結合されている。このため、隣り合う二次電池40同士で熱の受け渡しが生じるため、二次電池40同士での温度差をより小さくすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、電池モジュール70を構成する全ての二次電池40に、スペーサ50が備わっていることとしたが、これに限定されず、電池モジュール70にはスペーサ50を備えない二次電池40が含まれていてもよい。電極組立体42の積層方向への長さは、製造公差によりばらつきを有するが、製造公差の最小値をゼロとして設計及び製造した場合、電池モジュール70に含まれる幾つかの二次電池40は、スペーサ50を備えないこととなる。
○ スペーサ50は、予め用意された厚みの異なる複数の樹脂シートを、各々の二次電池40に適用してもよい。また、所定厚み(例えば0.2mm)の樹脂シートを、各二次電池40の隙間Sの長さに対応するように積層してスペーサ50としてもよい。
○ 実施形態では、並設方向に隣り合う二次電池40同士の間に、放熱板72と伝熱シート80を介装したが、放熱板72と伝熱シート80は無くてもよいし、放熱板72及び伝熱シート80のいずれか一方が介装されていてもよい。
○ 実施形態では、並設方向に隣り合う二次電池40同士の間に、放熱板72と伝熱シート80を介装したが、二次電池40同士の間に流体が流通可能な流路を介在させてもよい。
○ 電池モジュール70において、並設方向両端部の二次電池40のスペーサ50の厚みが、その他の二次電池40のスペーサ50より厚ければ、並設方向両端部に配置された二次電池40より内側の二次電池40のスペーサ50の厚みは、並設方向両端部から中央部に向かって順番に薄くなっていなくてもよい。
○ 実施形態では、電極組立体42の積層方向両側の偏平面42aと、長側壁43cとの間にスペーサ50を介装したが、電極組立体42の積層方向一方の偏平面42aを一方の長側壁43cに接触させ、他方の偏平面42aと、他方の長側壁43cとの間だけにスペーサ50を介装してもよい。
○ スペーサ50は、樹脂製に限定されず、他の材質であってもよい。
○ 電極組立体42は積層型としたが、正極電極23と負極電極24の間にセパレータ25を挟んでこれらを層状に捲回した捲回型としてもよい。
○ 電極組立体42を構成する正極電極23、及び負極電極24の枚数は適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、正極電極23は、正極金属箔23aの両面に正極活物質層23bを有するとしたが、正極金属箔23aの片面のみに正極活物質層23bを有していてもよい。同様に、負極電極24は、負極金属箔24aの両面に負極活物質層24bを有するとしたが、負極金属箔24aの片面のみに負極活物質層24bを有していてもよい。
○ 蓄電装置としてのニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタとして具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記電極組立体は積層型である蓄電装置モジュール。
S…隙間、23…正極電極、24…負極電極、25…セパレータ、40…蓄電装置としての二次電池、41…ケース、42…電極組立体、42a…偏平面、43c…壁部としての長側壁、43d…内面、50…スペーサ、70…蓄電装置モジュールとしての電池モジュール。

Claims (4)

  1. 正極電極と負極電極とがセパレータを間に介在させた状態で層状に重なる電極組立体が角型のケース内に収容されるとともに、前記電極組立体の積層方向の少なくとも一端に位置する偏平面と該偏平面に対向する前記ケースの壁部の内面との隙間にスペーサを備えた蓄電装置を複数備え、複数の蓄電装置前記壁部同士が前記電極組立体の厚み方向に対向する状態で並設さた蓄電装置モジュールであって、
    前記積層方向に沿った前記隙間の長さに応じて前記スペーサの厚みが設定されており、
    複数の蓄電装置のうち、並設方向の両端部に配置された蓄電装置の備えるスペーサは、その他の蓄電装置の備えるスペーサよりも厚みが厚いことを特徴とする蓄電装置モジュール。
  2. 前記並設方向における端部から中央部に向けて、前記スペーサの厚みが順番に薄くなっている請求項1に記載の蓄電装置モジュール。
  3. 前記並設方向に隣り合う蓄電装置同士は熱的に結合されている請求項2に記載の蓄電装置モジュール。
  4. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の
    蓄電装置モジュール。
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