JP6059130B2 - 雑音抑圧方法とその装置とプログラム - Google Patents
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Description
マイクロホンで収音した収音信号には、収音したい対象音声に、屋内であればエアコンの作動音のような一定の大きさの定常雑音と、コピー機の作動音のような時間的に変化する非定常雑音とが重畳する。屋外であれば例えば雑踏音のような一定の雑音に、車の走行音などの非定常雑音が、収音したい対象音声に重畳する。
レベル計算手段931と時間平滑手段932は、信号レベル計算部920と同様の処理を行い周波数領域収音信号のレベルを求める。レベルとは、上記したようにその絶対値である|X(ω,n)|であっても良いし、そのパワーである|X(ω,n)|2で有っても良い。但し、信号レベル計算部920との間で一致している必要はある。
Claims (8)
- 周波数帯域分割部が、収音信号を周波数領域の周波数領域収音信号に変換する周波数帯域分割過程と、
信号レベル計算部が、上記周波数領域収音信号の大きさを求め、その大きさを平滑化した収音信号レベルを計算する信号レベル計算過程と、
雑音レベル推定部が、上記周波数領域収音信号から周波数ごとに推定した雑音信号の大きさを雑音レベルとして推定する雑音レベル推定過程と、
雑音区間検出部が、上記収音信号レベルと上記雑音レベルとを比較し、全ての周波数を総合して雑音区間を検出する雑音区間検出過程と、
雑音レベル変動量推定部が、上記雑音区間における上記収音信号レベルと上記雑音レベルとの比から、周波数ごとの上記雑音レベルの時間的な変動量である雑音レベル変動量を推定する雑音レベル変動量推定過程と、
雑音抑圧ゲイン計算部が、上記収音信号レベルと上記雑音レベルと上記雑音レベル変動量とを入力として、雑音を抑圧する雑音抑圧ゲインを計算する雑音抑圧ゲイン計算過程と、
雑音抑圧ゲイン乗算部が、上記周波数領域収音信号に上記雑音抑圧ゲインを乗じた雑音抑圧信号を出力する雑音抑圧ゲイン乗算過程と、
時間領域変換部が、上記雑音抑圧信号を時間領域の雑音抑圧信号に変換する時間領域変換過程と、
を備える雑音抑圧方法。 - 請求項1に記載した雑音抑圧方法において
上記雑音抑圧ゲイン計算過程は、
雑音レベル変動量乗算手段が、上記雑音レベルに上記雑音レベル変動量を乗じる雑音レベル変動量乗算ステップと、
マージン係数切替手段が、上記雑音区間検出部が上記雑音区間を検出している間はマージン係数2を選択し、上記雑音区間を検出しない間は上記マージン係数2よりも小さなマージン係数1を選択してマージン乗算手段に入力するマージン係数切替ステップと、
マージン乗算手段が、上記マージン係数切替手段が選択したマージン係数を、上記雑音レベル変動量乗算手段の出力信号に乗じるマージン乗算ステップと、
減算手段が、上記収音信号レベルから、上記マージン乗算手段の出力信号を減じた推定音声レベルを出力する減算ステップと、
除算手段が、上記推定音声レベルを上記収音信号レベルで除算した雑音抑圧ゲインの瞬時値を求める除算ステップと、
最小値制限手段が、上記雑音抑圧ゲインの瞬時値のうち、予め設定した最小値以下の値を当該最小値に置き換える最小値制限ステップと、
時間平滑化手段が、上記最小値制限手段の出力信号を時間平滑化する時間平滑化ステップと、
を含むことを特徴とする雑音抑圧方法。 - 請求項2に記載した雑音抑圧方法において、
上記雑音抑圧ゲイン計算過程は、
更に、
マスキングレベル計算手段が、上記推定音声レベルから聴覚マスキングレベルを計算して求めるマスキングレベル計算ステップと、
最大値選択手段が、上記推定音声レベルと、上記聴覚マスキングレベルとを比較し、大きい方の値を新たな推定音声レベルとして上記除算手段に出力する最大値選択ステップと、
を含むことを特徴とする雑音抑圧方法。 - 請求項1乃至3の何れかに記載した雑音抑圧方法において、
上記雑音レベル変動量推定過程は、
除算手段が、上記雑音区間内でのみ上記収音信号レベルを上記雑音レベルで除算した比を計算する除算ステップと、
ヒストグラム計算手段が、上記比のヒストグラムを計算するヒストグラム計算ステップと、
変動量決定手段が、上記ヒストグラム計算ステップで計算したヒストグラムの累積値の値が、予め設定した割合となる値を上記雑音レベル変動量として出力する変動量決定ステップと、
を含むことを特徴とする雑音抑圧方法。 - 請求項2又は3に記載した雑音抑圧方法において、
上記雑音抑圧ゲイン計算過程は、
更に、
雑音検出手段が、上記除算手段の出力する雑音抑圧ゲインの瞬時値が、予め設定した閾値を超える周波数の割合を計算し、当該割合が予め設定した閾値以下の場合を雑音として検出する雑音検出ステップと、
最小値保持手段が、上記雑音検出手段が雑音を検出した時に、上記時間平滑化手段に出力する雑音抑圧ゲインの瞬時値を最小値にする最小値保持ステップと、
を含むことを特徴とする雑音抑圧方法。 - 収音信号を周波数領域の周波数領域収音信号に変換する周波数帯域分割部と、
上記周波数領域収音信号の大きさを求め、その大きさを平滑化した収音信号レベルを計算する信号レベル計算部と、
上記周波数領域収音信号から周波数ごとに推定した雑音信号の大きさを雑音レベルとして推定する雑音レベル推定部と、
上記収音信号レベルと上記雑音レベルとを比較し、全ての周波数を総合して雑音区間を検出する雑音区間検出部と、
上記雑音区間における上記収音信号レベルと上記雑音レベルとの比から、周波数ごとの上記雑音レベルの時間的な変動量である雑音レベル変動量を推定する雑音レベル変動量推定部と、
上記収音信号レベルと上記雑音レベルと上記雑音レベル変動量とを入力として、雑音を抑圧する雑音抑圧ゲインを計算する雑音抑圧ゲイン計算部と、
上記周波数領域収音信号に上記雑音抑圧ゲインを乗じた雑音抑圧信号を出力する雑音抑圧ゲイン乗算部と、
上記雑音抑圧信号を時間領域の雑音抑圧信号に変換する時間領域変換部と、
を具備する雑音抑圧装置。 - 請求項6に記載した雑音抑圧装置において
上記雑音抑圧ゲイン計算部は、
上記雑音レベルに上記雑音レベル変動量を乗じる雑音レベル変動量乗算手段と、
上記雑音区間検出部が上記雑音区間を検出している間はマージン係数2を選択し、上記雑音区間を検出しない間は上記マージン係数2よりも小さなマージン係数1を選択してマージン乗算手段に入力するマージン係数切替手段と、
上記マージン係数切替手段が選択したマージン係数を、上記雑音レベル変動量乗算手段の出力信号に乗じるマージン乗算手段と、
上記収音信号レベルから、上記マージン乗算手段の出力信号を減じた推定音声レベルを出力する減算手段と、
上記推定音声レベルを上記収音信号レベルで除算した雑音抑圧ゲインの瞬時値を求める除算手段と、
上記雑音抑圧ゲインの瞬時値のうち、予め設定した最小値以下の値を当該最小値に置き換える最小値制限手段と、
上記最小値制限手段の出力信号を時間平滑化する時間平滑化手段と、
を備えることを特徴とする雑音抑圧装置。 - 請求項1乃至5の何れかに記載した雑音抑圧方法の各過程を、コンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013252220A JP6059130B2 (ja) | 2013-12-05 | 2013-12-05 | 雑音抑圧方法とその装置とプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013252220A JP6059130B2 (ja) | 2013-12-05 | 2013-12-05 | 雑音抑圧方法とその装置とプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015108766A JP2015108766A (ja) | 2015-06-11 |
JP6059130B2 true JP6059130B2 (ja) | 2017-01-11 |
Family
ID=53439148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013252220A Active JP6059130B2 (ja) | 2013-12-05 | 2013-12-05 | 雑音抑圧方法とその装置とプログラム |
Country Status (1)
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- 2013-12-05 JP JP2013252220A patent/JP6059130B2/ja active Active
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