JP6055964B2 - 映像制作システムおよび映像制作方法 - Google Patents

映像制作システムおよび映像制作方法 Download PDF

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Description

本発明は、映画等の映像制作システムおよび映像制作方法に関するものである。
近年、コンピュータ等の普及に伴い、映像制作ではノンリニア編集が主流となっている。コンピュータ等を用いることで、映像データのデジタル編集、デジタル色処理が可能となったが、カメラから出力されたままの生の映像データはデータ容量が大きく、この生の映像データを用いて、編集や色処理等を行うのは現実的ではない。よって、例えば、生の映像データに対してデイリー動画データと呼ばれる圧縮映像データを生成し、これに基づいて映像の時間軸上での編集を行ってEDL(Edit Decision List)を生成し、EDLに基づいて生の映像データの映像編集を行っている。
ノンリニア編集では、様々な場所で並行して映像データの編集を行うため、色調整等、撮影監督等の意図を実際に編集作業を行う者に伝達し難いという問題点があった。
特許文献1〜3は、映画制作チェーンにおいて、創造的な意図を伝達し保存するための方法およびシステムに関する発明であり、ポストプロダクション工程等において、プロダクション工程における撮影監督等の見立てや感覚を維持すること目的とする。
また、特許文献4は、映画の撮影現場等において映像データの色変換に用いられる映像変換装置等の発明であり、撮影現場において、撮影監督自らがリアルタイムに映像の色調整を行うことを可能とする。
米国特許第7,583,355号明細書 米国特許第6,972,828号明細書 米国特許第7,782,439号明細書 特開2012−231459号公報
特許文献1〜3に記載の発明は、映画制作チェーンにおいて撮影監督等のルックや感覚を維持することを目的としているものの、撮影監督等の意図を映像に反映させるのは、撮影後においてであり、例えば、撮影時におけるルックの切り替えや、撮影時におけるリアルタイムの色処理等を想定しておらず、撮影時において撮影監督等が撮影現場において直接色調整を行い、撮影監督等の意図を映像にリアルタイムに反映させることは実現できていない。そのため、撮影監督等が編集時の色処理に関しても立ち会わねばならず、膨大な時間とコストが掛かってしまう。
また、特許文献4に記載の発明は、撮影監督等による撮影現場での色処理等が可能であり、撮影現場での色処理等の内容をポストプロダクション(映像編集工程)に出力しているため、撮影監督及びカラリスト等による全映像を見ながらの色調調整に係る時間を削減することができ、ポストプロダクションでの映像制作を効率化しているが、撮影後の映像編集処理において、各種映像編集機器それぞれの機種特性(例えば、映像編集機器固有の色空間等)を考慮して色変換LUT(Look−Up Table:ルックアップテーブル)を生成しているわけではないため、撮影時における色処理等を各種映像編集機器においてそのまま正確に再現できているとは限らなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、各種映像編集機器において、本篇記録映像データに対して撮影現場における色処理等を正確に再現することができる映像制作システムおよび映像制作方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、カメラの機種特性の除去、入力共通色空間から出力共通色空間への色変換、およびモニタの機種特性に応じた色変換からなる色処理を行う映像制作システムであって、撮影前に複数のルック情報を生成するルック情報生成装置と、撮影時において、カメラから出力される生の映像データを本篇記録映像データとして保存する本篇記録映像データ格納部と、複数のルック情報を切り替えて適用し、ユーザの指示に基づいて色調整することで、カメラから取得した生の映像データの色処理を行い色処理後の映像データを生成する色処理部と、色処理部での色処理後の映像データの色処理の情報を記載した色処理パラメータを生成する色処理パラメータ生成部と、色処理部より取得した色処理後の映像データを圧縮してデイリー動画データを生成する映像データ圧縮部と、映像データ圧縮部により生成されたデイリー動画データに基づいて、編集情報データを生成する編集情報データ生成部と、撮影後に、本篇記録映像データ格納部に記録された本篇記録映像データに基づいて映像制作を行う映像編集機器と、映像編集機器の機種特性を取得し、映像編集機器の機種特性と、色処理パラメータとに基づいて色変換ルックアップテーブルを生成するルックアップテーブル生成装置と、を備え、撮影時の色処理部での色調整は、色処理後の映像データおよびモニタに表示された色処理後の映像にリアルタイムに反映され、映像編集機器は、編集情報データおよび色変換ルックアップテーブルに基づいて、本篇記録映像データに対して撮影時の色処理後の映像の再現を行った上で、映像制作を行うことを特徴とする映像制作システムを提供する。
また、複数台のカメラを備え、色処理部は、複数台のカメラのそれぞれから出力される生の映像データのそれぞれに対してユーザによって選択された複数のルック情報のいずれか1つを適用することが好ましい。
また、複数台のモニタを備え、色処理部は、ユーザにより選択された複数台のモニタの少なくとも1つに色処理後の映像データに基づく色処理後の映像を表示することが好ましい。
また、ルックアップテーブル生成装置は、インターネット上に設置されたサーバであり、インターネットを通じて色処理パラメータを取得し、インターネットを通じて映像編集機器の機種特性を取得して、映像編集機器が取り込み可能な色変換ルックアップテーブルを生成し、インターネットを通じて色変換ルックアップテーブルを映像編集機器へ出力することが好ましい。
また、色処理部は、モニタ色空間変換部を更に備え、モニタ色空間変換部は、色処理後の映像データについて最終出力モニタのエミュレーション処理を行うことが好ましい。
色処理部は、モニタキャリブレーション部を更に備え、モニタキャリブレーション部は、色処理後の映像データについてモニタの誤差補正を行うことが好ましい。
また、本発明は、カメラの機種特性の除去、入力共通色空間から出力共通色空間への色変換、およびモニタの機種特性に応じた色変換からなる色処理を行う映像制作方法であって、撮影前に複数のルック情報を生成するステップと、撮影時において、カメラから出力される生の映像データを本篇記録映像データとして保存するステップと、複数のルック情報を切り替えて適用し、ユーザの指示に基づいて色調整することで、カメラから出力される生の映像データの色処理を行い、色処理後の映像データを生成するステップと、色処理後の映像データの色処理の情報を記載した色処理パラメータを生成すると、色処理後の映像データを圧縮してデイリー動画データを生成するステップと、デイリー動画データに基づいて、編集情報データを生成するステップと、撮影後に、映像編集機器において、本篇記録映像データに基づいて映像制作を行うステップと、映像編集機器の機種特性を取得し、映像編集機器の機種特性と、色処理パラメータとに基づいて色変換ルックアップテーブルを生成するステップと、を備え、撮影時の色調整は、色処理後の映像データおよびモニタに表示された色処理後の映像にリアルタイムに反映され、映像制作を行うステップでは、映像編集機器において、編集情報データおよび色変換ルックアップテーブルに基づいて、本篇記録映像データに対して撮影時の色処理後の映像の再現を行った上で、映像制作を行うことを特徴とする映像制作方法を提供する。
本発明によれば、撮影時において、事前に作成したルック情報を適用したライブ映像を確認することができ、リアルタイムでルックの切り替えや色調整を反映することができ、また、撮影後の映像編集において、撮影時の色処理を正確に再現することができるため、映像制作を効率化することができると共に、コストダウンを図ることができ、映像の品質を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る映像制作システムの全体構成図である。 図1に示す映像制作システムにおける映像制作方法を示すフローチャートである。 図1に示す映像制作システムの第1変形例を示す部分構成図である。 図1に示す映像制作システムの第2変形例を示す部分構成図である。 図1に示す映像制作システムの第3変形例を示す部分構成図である。
本発明に係る映像制作システムおよび映像制作方法を、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る映像制作システムの全体構成を示す。図1の映像制作システムは、撮影準備システム1、撮影システム2、および映像編集システム3からなる。
撮影準備システム1は、ルック情報生成装置11およびルック情報記憶部12を備える。
ルック情報生成装置11は、ユーザの指示に基づいて、撮影前に複数のルック情報を作成し、ルック情報記憶部12は、ルック情報生成装置11内にあって、ルック情報生成装置11によって生成された複数のルック情報を記憶する。
また、ルック情報生成装置11は、撮影システム2の後述する映像変換システム22に接続される。
ここで、ルックとは、最終的な映像の色そのもので表現される質感、色調をいい、ルック情報とはルックを実現するための数値等に基づく情報をいう。なお、ルック情報としては、カメラの機種特性の除去、レンダリング(出力に適した色再現となるような色処理。入力共通色空間から出力共通色空間への色変換)、およびモニタの機種特性に応じた色変換を含む色変換全体を指す場合もあるが、ここでは、レンダリングを固定して、共通色空間上での色変換部分のみを指す。
また、撮影では、原則として複数のシーンについて複数のカットが撮影される。その際、1つのカットに適用されるルックは1つであるが、異なるカットや異なるシーンでは、複数のルック情報を切り替えて、異なるカットごとに、または、異なるシーンごとに、異なるルックが使用される場合が多い。従って、1日の撮影においては、例えば、数十種類のルックを使用する場合もある。
ルック情報生成装置11およびルック情報記憶部12は、例えば、ハードディスク等の情報記憶装置を備える汎用的なコンピュータ等によって構成されてもよい。また、ルック情報は、特定の画像等に基づいて生成されてもよく、また、所定のフィルム調等の従来から広く利用されているものでもよい。
撮影システム2は、複数台のカメラ21、複数台のカメラ21に相互に接続される映像変換装置22、映像変換装置22に相互に接続されるモニタ23、映像変換装置22に接続するコントローラ24、映像変換装置22と同様に複数台のカメラ21に接続される本篇記録映像データ格納部25、および映像変換装置22に接続されるデイリー動画データ格納部26を備える。また、撮影システム2は、編集情報データ生成部27を備えてもよく、編集情報データ生成部27はデイリー動画データ格納部26に接続される。
複数台のカメラ21(図1に示すカメラA、カメラB等)は、それぞれメーカーや機種の異なるものでもよく、例えば、撮影現場において別々の場所に設置され、撮影に際して使い分けられ、それぞれのカメラA、カメラB等から、生の非圧縮の映像データを映像変換装置22および本篇記録映像データ格納部25へ出力する。また、撮影に用いられる複数台のカメラ21の切り替えは、複数台のカメラ21側から行われてもよく、また、コントローラ24から映像変換装置22を通じて行われてもよい。また、撮影に際して、複数台のカメラ21を同時に使用して、異なる方向から同時に撮影が行われてもよい。
映像変換装置22は、その内部に、IDT(Input Device Transform)変換部30、カメラキャリブレーション部31、LMT(Look Modification Transform)変換部32、レンダリング変換部33、モニタ色空間変換部34、モニタキャリブレーション部35、色処理パラメータ生成部36、映像データ圧縮部37、内部メモリ38、および本体制御部39をそれぞれ備え、また、撮影準備システム1のルック情報生成装置11に接続される。
IDT変換部30は、複数台のカメラ21で撮影された生の映像データ(カメラ21の色空間)を入力の共通色空間であるACES(AcademyColor Encoding Specification)の映像データに変換するものである。
また、カメラキャリブレーション部31は、IDT変換部30で入力色空間ACES()の映像データに変換された映像データを、撮影された複数台のカメラ21の個体差に応じて補正するものである。こうすることにより、メーカーや機種の異なる複数台のカメラ21で撮影された生の映像データは、シーン基準の色空間として定義される入力色空間ACESの映像データに変換されるので、同一シーンであれば、同一の色の映像データに変換される。なお、本発明におけるカメラの機種特性の除去とは、上述のカメラ21の個体差に応じた補正のことであり、個体差に応じた補正には、カメラの機種の違いに応じた補正だけでなく、カメラ21の経時変化等の影響の補正も含まれる。
よって、メーカーや機種の異なる複数台のカメラ21で撮影された生の映像データであっても、高精度にマッチングの取れた入力色空間ACESの映像データとすることができる。
LMT変換部32は、映像コンテンツやストーリ、シーンの雰囲気に合わせた演出のため、現場監督等のユーザ指示に基づく撮影現場での色調整を可能とするもので、撮影監督は、コントローラ25を操作することで、複数台のカメラ21から出力された生の映像データに適用する上述のルック(情報)を切り替えることができ、また、映像の色、例えばシーンの色を、撮影現場で映像を確認しながら色調整することができる。なお、LMT変換部32は、入力色空間ACESにおいて、上述の変換された映像データを色調整済み映像データに色変換するものである。
レンダリング変換部33は、LMT変換部32において色変換のなされた入力色空間ACESの色調整済み映像データに、予め指定された映像コンテンツの最終出力デバイスに応じたレンダリングを施し、最終出力デバイスの、出力デバイスに依存しない出力標準色空間内に変換する。つまり、レンダリング変換部33は、入力色空間ACESの映像データを出力デバイスに依存しない出力標準色空間DIC(Device Independent Color)の映像データに色変換するためのものである。
モニタ色空間変換部34は、ライブ映像を確認するためのモニタ23に表示するために、レンダリング変換部33によって色変換された出力標準色空間(DIC)の映像データを、モニタの色空間に変換すると共に、モニタのγ特性に合わせるように変換するものである。また、モニタ色空間変換部34によって、モニタ23において、最終出力モニタと同じ色再現ができるように、映像データに対して最終出力モニタのエミュレーション処理が行われる。
また、モニタキャリブレーション部35は、モニタ色空間変換部34でモニタ23の色空間に変換された映像データを、モニタ23の個体差に応じて補正するものである。なお、ここでいう個体差とは、モニタ23の経時変化等による個体差をいう。
モニタ色空間変換部34およびモニタキャリブレーション部35により、モニタ23がどのようなメーカーおよび機種であっても、映像の最終出力デバイスであるデジタルプロジェクタ等で再現される色と同じ色を表示することができる。よって、映像を表示するモニタのメーカーや機種に依らず、高精度にマッチングの取れた映像とすることができる。
色処理パラメータ生成部36は、映像変換装置22において、上述のIDT変換部30からモニタ色空間変換部34にかけて行われる色変換の情報を色処理パラメータとして生成、出力するものである。なお、色処理パラメータが生成、出力される場合、モニタキャリブレーション部35での補正は上述のとおり出力先モニタの個体差に応じてなされるものであるため、このモニタキャリブレーション部35でモニタキャリブレーションを行う前の映像データへの色変換の情報が色処理パラメータとして出力される。色処理パラメータの生成、出力については、上述のコントローラ25によって操作される。
なお、色処理パラメータとしては、生の映像データに適用したルック情報、LMT変換部32において行われた色調整の情報、レンダリング変換部33で色変換の情報、モニタ色空間変換部34での色変換の情報等であり、これら色処理パラメータに基づいて生の映像データを色処理のなされた映像データに変換する色変換LUT(ルックアップテーブル)を生成することができる。色処理パラメータは、撮影時の色処理を完全に、正確に、再現するために必要な全ての情報である。
映像データ圧縮部37は、周波数特性等を利用して上述の色処理後の映像データのビットレートを低減することで色処理後の映像データのデータ容量をリアルタイムに圧縮し、編集効率を高めたデイリー動画データを生成、出力する。なお、デイリー動画データには、クリップ名、タイムコード等を含む本篇記録映像データへの参照情報や、適用されたルック情報を含む色処理パラメータへの参照情報などの編集に必要なメタデータが含まれる。なお、クリップとは、撮影の最小単位である1回のレコードングの開始から終了までをいい、また、タイムコードとは、映像データ等において、同期を取るための時間軸のフォーマットであり、映像データにおける時間軸上の絶対位置を示す情報をいう。
なお、本発明の映像圧縮部37では、色処理後の映像データをリアルタイムに圧縮しているためデイリー動画データを作成する時間を短縮することができる。
内部メモリ38は、映像変換装置22に入力された生の映像データ、複数のルック情報、色処理パラメータ等の各種データを一時的に記憶し、また、必要に応じて出力するものである。
本体制御部39は、複数台のカメラ21やモニタ23等の映像変換装置22の外部接続機器や、コントローラ24等の指示に基づいて、映像変換装置22の各部を制御し、各種データを生成、出力等するものである。
モニタ23は、複数台のカメラ21で撮影された映像をライブ映像として表示するものであり、上述のとおり、モニタ23に表示されるライブ映像は、ルックの適用を含む色処理がなされ、また、出力先であるモニタ23の機種特性に合わせて色変換がなされ、更に、出力先であるモニタ23の個体差に合わせて補正がなされたものである。
なお、モニタ23は、正確なハードウェアキャリブレーションを行うための図示しない測色計を備えてもよい。図示しない測色計は、モニタ23の表示画面に設置され、コントローラ24および映像変換装置22の指示により、モニタキャリブレーションの際、モニタ23に実際に表示される画像の測色を行うものである。図示しない測色計によって、モニタ23の測色を行うことで、モニタ23の経時変化等の個体差の情報を考慮したより正確な補正を行うことができる。なお、本発明におけるモニタの機種特性とは、映像の出力先モニタの機種特性のことである。
コントローラ24は、上述の映像変換装置22を操作するためのものであり、コントローラ24を通じて映像変換装置22に、撮影を行うカメラの選択、映像データに適用するルックの選択、撮影現場における映像データの色調整(LMT変換部32での色調整)、色処理パラメータの出力や、図示しない測色計を用いたモニタ23における表示画像の測色、モニタ23のモニタキャリブレーション等の指示を出す。コントローラ24を操作することで、映像変換装置22に接続された各種装置等を操作することができる。
本篇記録映像データ格納部25は、複数台のカメラ21から出力された加工等のされていない生の映像データを本篇記録映像データとして記録し、映像編集システム3の各種映像編集機器42の求めに応じて本篇記録映像データを出力するものである。
デイリー動画データ格納部26は、映像変換装置22の映像データ圧縮部37において編集し易いように圧縮された色処理後の映像データをデイリー動画データとして記録するものである。デイリー動画データとしては、圧縮され、色処理された映像データの他に、上述のとおり、クリップ名、タイムコード等を含む本篇記録映像データへの参照情報や、適用されたルック情報を含む色処理パラメータへの参照情報などの編集に必要なメタデータが含まれる。
編集情報データ生成部27は、上述のとおり撮影現場に設置されていてもよく、また、撮影現場以外の場所に設置されていてもよい。撮影後、編集情報データ生成部27は、デイリー動画データ格納部26よりデイリー動画データを取得し、編集情報データを生成する。具体的には、編集情報データ生成部27において、撮影監督や編集者などのユーザが、デイリー動画データに基づいて映像情報の切り出し、並び変え等の編集作業を行い、時間軸上での最終作品情報を作成し、この時間軸上での最終作品情報を編集情報データとして出力する。また、編集情報データ生成部27は、上述の編集作業において、後の映像編集工程において必要な情報、指示等を編集情報データに付加してもよい。
なお、本発明のデイリー動画データは、色処理のなされたものであるため、上述の編集作業のクオリティを高めることができる。
編集情報データは、色処理のなされたデイリー動画データに対して、時間軸上での切り出し、並び変え等を行うことで作成された、EDL(Edit Decision List)と呼ばれる、クリップ名、タイムコード等を含む本篇記録映像データへの参照情報や、本篇記録映像データに適用する色処理への参照情報(適用されたルック情報、色調整の情報を含む色処理パラメータへの参照情報)など、本篇記録映像データのメタデータに紐付けられ、映像編集工程において本篇記録映像データを編集・加工するための情報である。
よって、編集情報データに基づいて本篇記録映像データの時間軸上での編集を行い、また、編集情報データに基づいて本篇記録映像データに色処理パラメータから生成された色変換LUTを適用すれば、映像編集工程において、時間軸上での最終映像データを作成でき、また、最終映像データにおいて撮影時の色処理を正確に再現することができる。
編集システム3は、LUT生成装置41および各種映像編集機器42を備える。
LUT生成装置41は、各種映像編集機器42のそれぞれと相互に接続すると共に、撮影システム2の映像変換装置22に接続される。
また、各種映像編集機器42は、例えば、VFXシステム50、Gradingシステム51、Editシステム52、およびSoundシステム53等からなり、撮影システム2の本篇記録映像データ格納部25および編集情報データ生成部27に接続されると共に、LUT生成装置41と相互に接続する。
LUT生成装置41は、編集システム2の映像変換装置22から出力された色処理パラメータを取得し、また、上述の各種映像編集機器42からの指示を受け、上述の色処理パラメータと各種映像編集機器42の機種特性の情報とに基づいて色変換LUTを生成し、各種映像編集機器42へ出力する。なお、色変換LUTはどのようなものでもよいが、色変換の精度を上げるため、例えば、3次元の色空間によって構成される3DLUTが好ましい。
各種映像編集機器42は、撮影システム2の本篇記録映像データ格納部26から本篇記録映像データを取得し、編集情報データ格納部27から編集情報データを取得し、そして、LUT生成装置41から色変換LUTを取得して、各種映像編集機器42において、撮影時の色処理後の映像を正確に再現し、正確に再現された色処理後の映像データに基づいて各種映像編集機器での映像編集を行う。各種映像編集機器42において、本篇記録映像データの映像編集を行うことで上映用の最終映像データが制作される。
各種映像編集機器42のVFXシステム50は、CG等による映像を作成し、本篇記録映像データに対してこれらの映像を合成するシステムであり、Gradingシステム51は、映像全体の最終的な色調整を行うシステムであり、Editシステム52は、各種映像データの統合、編集を行うシステムであり、Soundシステム53は、本篇記録映像データに各種サウンドを同期させ、音声情報の入った映像データ生成するシステムであり、これらの各種映像編集機器を経て、上映用の最終映像データが生成される。
図2に示すフローチャートに基づいて図1の映像制作システムにおける映像制作方法を説明する。
始めに、撮影に入る前の撮影準備の段階でルック情報生成装置11において、撮影の際にライブ映像(モニタ23に表示させる色処理後の映像)に適用するルックを実現するためのルック情報を複数作成する(ステップS1)。作成された複数のルック情報は、ルック情報記憶部12に記憶され、ルック情報生成装置11が、撮影システム2の映像変換装置22に接続された際、所定のフィルム調等の従来から広く利用されているルック情報と共に映像変換装置22の本体制御部39へ出力され、本体制御部39を通じて内部メモリ38に記憶される。
次に、複数台のカメラ(カメラA、カメラB等)21を用いた映像の撮影を行う(ステップS2)。撮影の際、複数台のカメラ21から出力される映像データとしては、何ら編集加工等のされていない生の非圧縮の映像データが映像変換装置22および本篇記録映像データ格納部25へ出力される。映像変換装置22に出力された生の映像データは、映像変換装置22において各種色処理等がなされ、また、本篇記録映像データ格納部25へ出力された生の映像データは、本篇記録映像データとして本篇記録映像データ格納部25に記録される。
撮影がなされ、複数台のカメラ21から映像変換装置22および本篇記映像データ格納部へ生の映像データが出力されると、映像変換装置22は、撮影準備システム1のルック情報生成装置11において予め生成された複数のルック情報を切り替えて生の映像データに適用して、モニタ23において表示されるライブ映像の色処理を行う(ステップS3)。
具体的には、映像変換装置22は、IDT変換部30により複数台のカメラ21から出力された生の映像データを入力色空間ACESの映像データに色変換し、キャリブレーション部31により、IDT変換部30で色変換された映像データについて、撮影されたカメラ21の機種依存の影響が無くなるように補正し、LMT変換部32により、キャリブレーション部31で補正された映像データについて、ルック情報生成装置11において生成された所定のルックを実現するためのルック情報の適用を含む色調整を行い、レンダリング変換部33により、LMT変換部32により色調整のなされた映像データについて、最終出力先に対応した出力標準色空間DICの映像データに色変換する。また、モニタ色空間変換部34により、上述の出力標準色空間DICにおいて色変換された映像データについて、モニタの色空間に変換すると共に、モニタのγ特性に合わせるように変換し、モニタキャリブレーション部35において、モニタ色空間変換部34においてモニタの色空間に変換された映像データについて、モニタ23の個体差の情報に基づいて補正する。
カメラ21からの生の映像データについて、上述のとおり映像変換装置22の各部において色処理がなされ、モニタキャリブレーション部35からモニタ23と映像データ圧縮部37とに色処理後の映像データが出力される。
なお、ユーザは、コントローラ24を通じて複数台のカメラ21のそれぞれから出力された生の映像データに適用される上述のルック情報を別のルック情報に切り替えることができ、また、モニタ23に表示されるライブ映像をモニタリングし、コントローラ24を通じて微細な色調整を行うことができる。なお、ユーザは、ライブ映像をモニタリングすることで、カメラ21の設定、照明の設定、役者の動きなどをリアルタイムで確認することができる。
映像変換装置22の色処理パラメータ生成部36は、生の映像データに対する上述のIDT変換部30からモニタ色空間変換部34まで各部での色変換等を1つの色処理とする色変換LUTを生成するための色処理パラメータを生成する(ステップS4)。生成された色処理パラメータは、内部メモリ38に記録され、また、必要に応じて映像編集システム3のLUT生成装置41へ出力される。
また、映像変換装置22の映像データ圧縮部37は、上述のIDT変換部30からモニタ色空間変換部34にかけて色処理のなされたライブ映像データを圧縮し、データ容量が小さく編集のしやすい色処理のなされたデイリー動画データを生成する(ステップS5)。映像データ圧縮部37で生成された色処理のなされたデイリー動画データは、デイリー動画データ格納部26へ出力され、記録される。
また、編集情報データ生成部27は、デイリー動画データ生成部26から、圧縮された色処理済みのデイリー動画データを取得し、ユーザの指示により、デイリー動画データからの映像の切り出し、並び変え等を行い、時間軸上での最終映像データを作成し、時間軸上での最終映像データに基づいて編集情報データを生成する(ステップS6)。生成された編集情報データは、映像編集システム3の各種映像編集機器42へ出力される。
また、映像編集システム3のLUT生成装置41は、撮影システム2の映像変換装置22の色処理パラメータ生成部36から色処理パラメータデータを取得し、また、映像編集システム3の各種映像編集機器42から、それら映像編集機器の機種特性の情報を取得し、撮影時の色処理を正確に再現するための色変換LUTを生成する(ステップS7)。なお、映像編集機器の機種特性の情報とは、それら映像編集機器固有の色空間の情報等であり、それら編集機器の機種特性の情報は、LUT生成装置41に予め記憶されていてもよい。
LUT生成装置41で生成された色変換LUTは、上述の映像編集機器の機種特性の情報を出力した各種映像編集機器42のそれぞれの映像編集機器へ出力される。
各種映像編集機器42では、撮影システム2の本篇記録映像データ格納部25から本篇記録映像データを取得し、編集情報データ生成部27から編集情報データを取得し、LUT生成装置41から色変換LUTを取得して、これらのデータに基づいて、各種映像編集機器42において、撮影時の色処理後の映像を正確に再現する(ステップS8)。
そして、ユーザは、撮影時の色処理後の映像が正確に再現された映像データ等に基づいて、CGの合成、色調整、サウンドの同期等を行って上映を行うための最終映像データを作成する(ステップS9)。
本発明の一実施形態に係る映像制作システムおよび映像制作方法は、上述のとおり、撮影時において、事前に作成したルック情報を適用したライブ映像を確認することができ、また、リアルタイムでルック情報の切り替えや色調整を反映することができ、また、撮影後の映像編集において、撮影時の色処理を正確に再現することができるため、撮影後に、撮影監督及びカラリスト等が全映像を見ながらの試行錯誤の色調調整を行う必要がなく、映像制作を効率化することができると共に、コストダウンを図ることができ、映像の品質を向上させることができる。
第1変形例
なお、図1に示す本発明の一実施形態において、撮影準備システム1のルック情報作成装置11は、撮影システム2の映像変換装置22に接続されており、映像変換装置22において、複数のルック情報が内部メモリ38に記憶され、コントローラ24からのユーザの指示により本体制御部39を通じて複数台のカメラ21のそれぞれから出力された生の映像データに対して、所定のルックを反映させる構成となっているが、本発明はこれに限られない。
本発明の一実施形態の第1変形例として、例えば、図3に示すように、撮影準備システム101のルック情報作成装置11が、撮影システム102の複数台のカメラ121のそれぞれに接続され、ルック情報作成装置11は、ルック情報記憶部12に記憶された複数のルック情報に基づいて、複数台のカメラ121のそれぞれに所定のルックを設定する構成であってもよい。この場合、複数台のカメラ121から出力される生の映像データは、撮影されたカメラに応じた所定のルックの適用された映像データである。変形例1においても上述の実施形態と同様の効果が得られる。
第2変形例
また、図1に示す本発明の一実施形態において、撮影システム2の映像変換装置22の色処理パラメータ生成部36は、映像データに対するルックの適用やユーザによる色調整を含め、映像変換装置22のIDT変換部30からモニタ色空間変換部34にかけての映像データに対する色変換について、色変換LUTの基となる色処理パラメータを生成し、出力するものであるが、本発明はこれに限られない。
本発明の一実施形態の第2変形例として、例えば、図4に示すように、撮影システム202の映像変換装置122の色処理パラメータ生成部136は、色処理パラメータではなく色変換LUT自体を生成し、各種映像編集機器42へ直接出力してもよい。この場合、色変換LUTの生成のため、映像変換装置122の内部メモリ38には、各種映像編集機器42の映像編集機器それぞれの機種特性が予め記憶されていてもよい。変形例2においても上述の実施形態と同様の効果が得られる。
第3変形例
また、本発明の一実施形態の第3変形例として、例えば、図5に示すように、映像制作システムの撮影システム302は、それぞれ種類の異なる複数台のモニタ123(例えば、モニタA、モニタB等)を備えてもよい。映像変換装置22は、コントローラ25からのユーザの指示により、上述の複数台のモニタ123のうち、ライブ映像を表示する少なくとも1つのモニタを選択し、選択したモニタに対して色処理されたライブ映像を出力することができる。
コントローラ25によって選択された少なくとも1つのモニタによって色処理されたライブ映像を確認することができるため、ユーザがモニタの設置場所まで移動する必要がなく、色処理されたライブ映像の確認作業を効率よく行うことができる。
第4変形例
また、本発明の一実施形態の第4変形例として、例えば、図1のLUT生成装置は、インターネット上に設置されたサーバであってもよい。映像変換装置22および各種映像編集機器42は、インターネットに接続されており、LUT生成装置41は、インターネットを通じて映像変換装置22から色処理パラメータを取得し、また、インターネットを通じて各種映像編集機器42から映像編集機器それぞれの機種特性を取得して、サーバ内で色変換LUTを生成し、インターネットを通じて各種映像編集機器42へ色変換LUT出力するものであってもよい。
撮影後の映像編集は、各種編集作業に応じて、様々な場所で日付・時間帯等を問わず並行して行われる。よって、LUT生成装置をサーバ上に備えることで、撮影後、各種編集作業を行うユーザが専用のLUT生成装置を持たなくとも、また、場所や時間に制限されないで、各種映像編集機器42のそれぞれに対応した色変換LUTを生成、取得することができる。
また、上述の変形例1〜4を含む本発明の映像制作システムおよび映像制作方法では、複数台のカメラから本編記録映像データ格納部および映像変換装置へ生の非圧縮の映像データを出力しているが、例えば、本編記録映像データ格納部へは、生の非圧縮の映像データである4Kの映像データを出力し、映像変換装置へは、非圧縮のリサイズしたHDの映像データを出力してもよい。
以上、本発明の映像制作システムおよび映像制作方法について詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよい。
1、101、 撮影準備システム、 2、102、202、302 撮影システム、 3、203 映像編集システム、 11 ルック情報生成装置、 12 ルック情報記憶部、 21、121 複数台のカメラ、 22 映像変換装置、 23、123 モニタ、 24 コントローラ、 25 本篇記録映像データ格納部、 26 デイリー動画データ格納部、 27 編集情報データ生成部、 30 IDT変換部、 31 カメラキャリブレーション、 32 LMT変換部、 33 レンダリング変換部、 34 モニタ色空間変換部、 35 モニタキャリブレーション部、 36、136 色処理パラメータ生成部、 37 映像データ圧縮部、 38 内部メモリ、 39 本体制御部、 41 LUT生成装置、 42 各種映像編集機器、 50 VFXシステム、 51 Gradingシステム、 52 Editシステム、 53 Soundシステム。

Claims (7)

  1. カメラの機種特性の除去、入力共通色空間から出力共通色空間への色変換、およびモニタの機種特性に応じた色変換からなる色処理を行う映像制作システムであって、
    撮影前に複数のルック情報を生成するルック情報生成装置と、
    撮影時において、前記カメラから出力される生の映像データを本篇記録映像データとして保存する本篇記録映像データ格納部と、
    前記複数のルック情報を切り替えて適用し、ユーザの指示に基づいて色調整することで、前記カメラから取得した前記生の映像データの色処理を行い色処理後の映像データを生成する色処理部と、
    前記色処理部での前記色処理後の映像データの前記色処理の情報を記載した色処理パラメータを生成する色処理パラメータ生成部と、
    前記色処理部より取得した前記色処理後の映像データを圧縮してデイリー動画データを生成する映像データ圧縮部と、
    前記映像データ圧縮部により生成された前記デイリー動画データに基づいて、編集情報データを生成する編集情報データ生成部と、
    撮影後に、前記本篇記録映像データ格納部に記録された前記本篇記録映像データに基づいて映像制作を行う映像編集機器と、
    前記映像編集機器の機種特性を取得し、前記映像編集機器の機種特性と、前記色処理パラメータとに基づいて色変換ルックアップテーブルを生成するルックアップテーブル生成装置と、を備え、
    撮影時の前記色処理部での前記色調整は、前記色処理後の映像データおよび前記モニタに表示された前記色処理後の映像にリアルタイムに反映され、
    前記映像編集機器は、前記編集情報データおよび前記色変換ルックアップテーブルに基づいて、前記本篇記録映像データに対して撮影時の色処理後の映像の再現を行った上で、映像制作を行うことを特徴とする映像制作システム。
  2. 複数台のカメラを備え、
    前記色処理部は、前記複数台のカメラのそれぞれから出力される前記生の映像データのそれぞれに対してユーザによって選択された前記複数のルック情報のいずれか1つを適用することを特徴とする請求項1に記載の映像制作システム。
  3. 複数台のモニタを備え、
    前記色処理部は、ユーザにより選択された前記複数台のモニタの少なくとも1つに前記色処理後の映像データに基づく色処理後の映像を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の映像制作システム。
  4. 前記ルックアップテーブル生成装置は、インターネット上に設置されたサーバであり、インターネットを通じて前記色処理パラメータを取得し、インターネットを通じて前記映像編集機器の機種特性を取得して、前記映像編集機器が取り込み可能な色変換ルックアップテーブルを生成し、インターネットを通じて前記色変換ルックアップテーブルを前記映像編集機器へ出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の映像制作システム。
  5. 前記色処理部は、モニタ色空間変換部を更に備え、
    前記モニタ色空間変換部は、前記色処理後の映像データについて最終出力モニタのエミュレーション処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の映像制作システム。
  6. 前記色処理部は、モニタキャリブレーション部を更に備え、
    前記モニタキャリブレーション部は、前記色処理後の映像データについて前記モニタの誤差補正を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の映像制作システム。
  7. カメラの機種特性の除去、入力共通色空間から出力共通色空間への色変換、およびモニタの機種特性に応じた色変換からなる色処理を行う映像制作方法であって、
    撮影前に複数のルック情報を生成するステップと、
    撮影時において、前記カメラから出力される生の映像データを本篇記録映像データとして保存するステップと、
    前記複数のルック情報を切り替えて適用し、ユーザの指示に基づいて色調整することで、前記カメラから出力される前記生の映像データの前記色処理を行い、色処理後の映像データを生成するステップと、
    前記色処理後の映像データの前記色処理の情報を記載した色処理パラメータを生成すると、
    前記色処理後の映像データを圧縮してデイリー動画データを生成するステップと、
    前記デイリー動画データに基づいて、編集情報データを生成するステップと、
    撮影後に、映像編集機器において、前記本篇記録映像データに基づいて映像制作を行うステップと、
    前記映像編集機器の機種特性を取得し、前記映像編集機器の機種特性と、前記色処理パラメータとに基づいて色変換ルックアップテーブルを生成するステップと、を備え、
    撮影時の前記色調整は、前記色処理後の映像データおよび前記モニタに表示された前記色処理後の映像にリアルタイムに反映され、
    前記映像制作を行うステップでは、前記映像編集機器において、前記編集情報データおよび前記色変換ルックアップテーブルに基づいて、前記本篇記録映像データに対して撮影時の色処理後の映像の再現を行った上で、映像制作を行うことを特徴とする映像制作方法。
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