JP6055758B2 - アイコン表示プログラム、アイコン表示装置 - Google Patents

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本発明は、移動体の位置を示すアイコン画像を画面表示する技術に関するものである。
近年、GPS(Global Positioning System)信号を受信する機能を装備した可搬機器により、人・車両・船舶・航空機などの移動体の緯度経度から構成される位置情報を得ることができる。例えば自動車のプローブ、船舶のAIS(Automatic Identification System=船舶自動識別装置)などの装置が例として挙げられる。
下記特許文献1は、移動体の位置情報を記述するデータ形式として、ジオハッシュを用いている。同文献においては、ジオハッシュが地図上の特定の点ではなく矩形領域を示すものであるため緯度経度と比較して精度が劣ることを課題とし、これを解決する技術を開示している。
特開2013−045319号公報
移動体の位置情報をコンピュータディスプレイなどの画面上に表示するとき、各移動体の位置を表すアイコン画像を用いて位置情報を視覚的に表示する場合がある。一般に画像表示は処理負荷が高いため、移動体の個数が多くなるとこれにともなって画面上のアイコン画像数も多くなり、アイコン表示処理が画面表示のボトルネックとなる。また、画面の縮尺範囲が拡大するとその範囲内に含まれる移動体の数も増えるので、これにともなってアイコン画像が増えて処理負荷が増す。
アイコン画像を表示する処理負荷を軽減する手法として、近傍に位置する複数の位置情報をグループ化して単一のアイコン画像を割り当てることが考えられる。これにより表示するアイコン数を減らし、描画速度を改善することが見込まれる。ただし、従前の処理に加えて新たにグループ化処理を実施する必要があるため、その処理速度によっては十分な改善効果が得られない。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、移動体の位置情報を効率的にグループ化することにより、移動体の位置を示すアイコン画像を表示するための処理負荷を効果的に削減することを目的とする。
本発明に係るアイコン表示プログラムは、上位ビットから下位ビットに向かってより詳細な位置を表すように構成された位置データを用いて移動体の位置を記述し、各位置データ間で共通している上位ビットの桁数に基づき位置データをグループ化する。
本発明に係るアイコン表示プログラムによれば、移動体の位置情報を効率的にグループ化し、移動体の位置を示すアイコン画像を表示するための負荷を抑制することができる。
緯度を表すハッシュ値について説明する図である。 緯度を表すハッシュ値について説明する図である。 緯度を表すハッシュ値について説明する図である。 緯度ハッシュ値と経度ハッシュ値を併せて構成する過程を示す図である。 緯度ハッシュ値と経度ハッシュ値を併せて構成する過程を示す図である。 緯度ハッシュ値と経度ハッシュ値を併せて構成する過程を示す図である。 緯度経度座標をジオハッシュ値へ変換する過程を示す図である。 ジオハッシュの各桁と座標値との間の対応関係を示す表である。 実施形態1に係るアイコン表示装置10の構成図である。 位置データベース121の構成とデータ例を示す図である。 アイコンデータベース122の構成とデータ例を示す図である。 比較的狭い地図領域において、四隅の緯度経度座標をジオハッシュに変換した結果を示す図である。 グループテーブル90の構成とデータ例を示す図である。 描画部15による描画結果を例示する図である。 図8よりも広い地図領域において、四隅の緯度経度座標をジオハッシュに変換した結果を示す図である。 グループテーブル90の別データ例を示す図である。 描画部15による描画結果を例示する図である。 グループ化部13の動作を説明するフローチャートである。
<ジオハッシュについての説明>
以下に説明する本発明の実施形態においては、移動体の位置を記述する位置データの形式として、特許文献1において用いられているジオハッシュを用いる。以下ではまずジオハッシュの特徴について説明し、その後に本発明の実施形態について説明する。
地図上の座標を表す際に、矩形領域を用いる場合がある。従来、地図上の矩形領域を表現するためには、例えば矩形領域の対角2点の緯度経度、中心点座標と縦横距離、中心点と1端点、などのように3〜4の数値の組み合わせによって当該矩形領域を表現するのが一般的である。
ジオハッシュは、地図上の矩形領域を示すデータ形式であり、数文字程度の英数字で表記される。文字数を増やすほど、より狭い矩形領域を表現することとなり、表現する座標の精度が高くなる。すなわちジオハッシュの上位ビットは、当該ジオハッシュ値が示す座標を含むより広範囲の領域を表している。
従来の座標形式を用いる場合、複数の座標値をグループ化する処理においては、スクリーン座標系における座標間距離を計算し、その距離が所定閾値以下である場合は同一グループに属するものと判定する。この処理は表示する縮尺範囲に含まれている全ての2点間距離を計算する必要があるため、グループ化処理の負担が大きい。
位置データとしてジオハッシュを用いる場合、複数の座標値をグループ化する処理においては、ジオハッシュの上位ビットが共通であるか否かによって、同一グループに属するか否か(すなわち座標値が互いに近傍であるか否か)を判定することができる。この手法は2点間距離を計算する必要がないため、グループ化処理を高速に実施することができると考えられる。さらにジオハッシュ値そのものは事前に計算することができるので、ジオハッシュ値を求めるための処理負荷は問題とならない。
本発明は、ジオハッシュの上記特徴を利用して、移動体の位置データを効率的にグループ化する。ジオハッシュと同様に、上位ビットから下位ビット(あるいはその反対方向)に向かってより詳細な位置を記述するように構成された位置データであれば、上位ビットが共通するか否かによって座標値が互いに近傍であるか否かを判定することができると考えられる。したがってそのような位置データ形式であれば、ジオハッシュに代えて用いることもできる。以下では説明の便宜上、ジオハッシュを用いることを前提とする。
以下に説明する実施形態においてはジオハッシュを用いるため、2次元座標系の位置データを取り扱うことを前提とする。ただしジオハッシュと同様に上位ビットから下位ビット(あるいはその反対方向)に向かってより詳細な位置を記述するように構成された位置データであれば、例えば1次元座標(すなわち距離)を表すデータや3次元座標を表すデータを取り扱うこともできる。
図1A〜図1Cは、緯度を表すハッシュ値について説明する図である。図1Aは、最初のハッシュ値と緯度の関係を示す。ハッシュ値”0”は緯度−90°〜0°の範囲を指し、”1”は緯度0°〜90°を指す。したがって位置10の緯度ハッシュ値は”1”である。図1Bは、2番目のハッシュ値と緯度の関係を示す。ハッシュ値”0”は緯度0°〜45°、”1”は緯度45°〜90°を指す。したがって位置10の緯度ハッシュ値は”10”である。図1Cは3番目のハッシュ値と緯度の関係を示す。ハッシュ値”0”は緯度0°〜22.5°、”1”は緯度22.5°〜45°を指す。したがって位置10の緯度ハッシュ値は”100”である。
図2A〜図2Cは、緯度ハッシュ値と経度ハッシュ値を併せて構成する過程を示す図である。図2Aは、座標空間を経度方向に2分し、それぞれ経度ハッシュ値”0”と”1”を割り当てた状態を示す。図2Bは、経度ハッシュ値”1”の領域を緯度方向に2分し、それぞれ緯度ハッシュ値”0”と”1”を割り当てた状態を示す。緯度ハッシュ値は最初の経度ハッシュ値に続いて追加するので、それぞれの領域のハッシュ値は”11”および”10”となる。図2Cは、ハッシュ値”11”の領域を経度方向に2分し、それぞれ経度ハッシュ値”0”と”1”を割り当てた状態を示す。以下同様にして経度ハッシュ値と緯度ハッシュ値を交互に割り当て、下位ビットになるほどより詳細な位置を表すように、ハッシュ値を構成する。
図3は、緯度経度座標をジオハッシュ値へ変換する過程を示す図である。pdecimalは、緯度35.610056、経度139.748694の10進緯度経度座標値である。pdecimalは、図2で説明したようにジオハッシュ値phashに変換される。phash’は、phashの奇数桁を経度ハッシュ値、偶数桁を緯度ハッシュ値として交互に再配置したビット列である。phash’を5桁毎に区切って32進数表現であるbase−32に変換した文字列p(GeoHash)がジオハッシュである。図3に示す処理を逆に辿ることにより、ジオハッシュを10進緯度経度座標に逆変換することができる。
図4は、ジオハッシュの各桁と座標値との間の対応関係を示す表である。ここでは緯度経度座標(35.610056, 139.748694)を表すジオハッシュを例示した。図4に示すように、ジオハッシュは各桁が矩形領域を表し、下位ビットになるほどその矩形サイズが小さくなる。したがって、2つのジオハッシュを上位ビットから順に比較して共通する桁数が多いほど、その2つのジオハッシュは互いにより近傍の座標を表していることになる。
<実施の形態1>
図5は、本実施形態1に係るアイコン表示装置10の構成図である。アイコン表示装置10は、移動体の位置を示すアイコン画像を画面表示する装置であり、位置データ入力部11、データベース部12、グループ化部13、表示条件入力部14、描画部15、出力部16を備える。
位置データ入力部11は、位置データ受信部111とジオハッシュ付与部112を備える。位置データ受信部111は、GPS等によって測位した移動体(例えば人、船舶、航空機、車両)の位置を記述した位置データを受信する。この位置データは移動体の送信時座標を記述している。ジオハッシュ付与部112は、受信した位置データをジオハッシュに変換し、位置データベース121に格納する。位置データ入力部11の処理は、グループ化部13や描画部15の処理とは切り離して独立に実施することができる。位置データ入力部11は、あらかじめジオハッシュに変換した位置データを受信することもできる。この場合、ジオハッシュ付与部112は必要ない。
データベース部12は、位置データベース121、アイコンデータベース122、地図データベース123を含む。位置データベース121は、移動体のジオハッシュを格納する。アイコンデータベース122は、描画部15が移動体の位置を示すアイコン画像を表示する際に用いるアイコン画像を格納する。地図データベース123は、描画部15が描画する背景地図を格納している。
グループ化部13は、ジオハッシュ処理部131とグループ計算部132を備える。ジオハッシュ処理部131は、ジオハッシュを緯度経度座標に変換し、またはその逆変換を実施する。グループ計算部132は、位置データベース121が格納しているジオハッシュをグループ化し、位置データベース121が保持するグループテーブルに格納する。グループ化処理およびグループテーブルの詳細については後述する。
表示条件入力部14は、描画部15が表示する表示地図範囲とスクリーン座標をユーザが指定するためのインターフェースである。
描画部15は、地図描画部151とアイコン描画部152を備える。地図描画部151は、表示条件入力部14を介して指定された地図範囲に対応する地図を地図データベース123から取得して描画する。アイコン描画部152は、位置データベース121が格納しているグループテーブル(グループ化部13によるグループ化結果を格納している)を参照し、アイコンデータベース122が格納しているアイコン画像を各グループに対して割り当てて描画する。出力部16は、描画部15による描画結果を画面表示する。
位置データ入力部11、グループ化部13、描画部15は、これらの機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアを用いて構成することもできるし、これらの機能を実装したソフトウェアをCPU(Central Processing Unit)などの演算装置が実行することによって構成することもできる。データベース部12は、ハードディスク装置などの記憶装置を用いて構成することができる。表示条件入力部14は、適当な操作インターフェースによって構成することができる。出力部16は、ディスプレイデバイスなどの画面表示デバイスを用いて構成することができる。
図6は、位置データベース121の構成とデータ例を示す図である。ここではグループ化していない位置データを格納するテーブルを示す。本テーブルは、移動体ID1211、申告日時1212、緯度1213および経度1214、方向1215、ジオハッシュ1216、アイコンID1217、名称1218を有する。主キーは移動体ID1211と申告日時1212である。
移動体ID1211は、移動体を一意に識別するIDである。申告日時1212は、移動体が位置データを発信した日時である。緯度1213および経度1214は、位置データが記述している座標値である。方向1215は、北をゼロとし右回りの進行方位を示す。ジオハッシュ1216は、緯度1213および経度1214をジオハッシュに変換したものである。アイコンID1217は、当該移動体を画面表示する際に割り当てるアイコン画像を特定するためのIDである。名称1218は、当該移動体の名称である。
図7は、アイコンデータベース122の構成とデータ例を示す図である。アイコンデータベース122は、アイコンID1221、幅1222、高さ1223、幅オフセット1224、高さオフセット1225、グループアイコンID1226、アイコンデータ1227を有する。主キーはアイコンID1221である。
アイコンID1221は、各アイコン画像データを一意に識別するIDである。幅1222と高さ1223は、それぞれアイコン画像のピクセルサイズである。幅オフセット1224と高さオフセット1225は、アイコン画像の左上端部を原点とするアイコン画像の中心点座標であり、当該アイコン画像に対応する位置データの座標値に相当する。グループアイコンID1226は、当該アイコン画像をグループ化する場合において用いるアイコン画像のアイコンID1221を指定する。グループアイコン画像をさらにグループ化することはないため、グループアイコン画像の本フィールドはNULLである。アイコンデータ1227は、アイコン画像データである。
図8は、比較的狭い地図領域において、四隅の緯度経度座標をジオハッシュに変換した結果を示す図である。図8に示す例においては、四隅座標のジオハッシュ間の共通部分は”1110110100001110011011000001000”であり、共通桁数は31である。
図9は、グループテーブル90の構成とデータ例を示す図である。グループテーブル90は、グループ化部13が位置データベース121内に格納されている位置データをグループ化した結果を格納するテーブルである。ここでは、図8に示す比較的狭い地図領域において、図6の位置データをグループ化した結果得られるデータ例を示した。
グループテーブル90は、グループID91、緯度92および経度93、方向94、アイコンID95、名称96、移動体ID97を有する。
グループID91は、複数のジオハッシュの共通上位桁を切り出し、Base−32で表現したものである。緯度92と経度93と方向94は、グループ化されない位置データについては元の緯度、経度、方向をそのまま保持し、グループ化される位置データについてはグループID91をジオハッシュとして逆変換した緯度、経度を保持し、方向94はゼロとする。アイコンID95は、グループ化されない位置データについては対応するアイコンID1221を保持し、グループ化される位置データについては対応するグループアイコンID1226を保持する。名称96は、グループ化されない位置データについては対応する名称1218を代入し、グループ化される位置データについてはNULLを保持する。移動体ID97は、グループ化されない位置データについては対応する移動体ID1211を保持し、グループ化される位置データについてはNULLを保持する。
図10は、描画部15による描画結果を例示する図である。ここでは図8に示す比較的狭い地図領域において、図9のグループテーブルを画面表示した例を示す。地図領域は、スクリーン座標系と地図座標系いずれかの座標系で表現することができる。図10に示す例においては、スクリーン座標系のスクリーン幅を600ピクセル、スクリーン高さを480ピクセルとし、原点を左上とする各四隅の座標を定義した。同様に地図座標系のスクリーン幅とスクリーン高さを0.003125°とし、原点を左上とする各四隅の座標を定義した。アイコン画像1001〜1003は、それぞれ図9の1〜3行目のレコードに対応する。
図11は、図8よりも広い地図領域において、四隅の緯度経度座標をジオハッシュに変換した結果を示す図である。図8に示す例においては、四隅座標のジオハッシュ間の共通部分は”11101101000011100110“であり、共通桁数は20である。
図12は、グループテーブル90の別データ例を示す図である。ここでは、図11に示す比較的広い地図領域において、図6の位置データをグループ化した結果得られるデータ例を示した。地図領域を広くするとスクリーン上において近接する移動体が増えるので、アイコン画像はグループ化され易くなる。図12に示すデータ例においては、図9のデータ例とは異なり、1行目のレコードはグループ化されているので、方向94、名称96、移動体ID97は上記規則にしたがってそれぞれ0°、NULL、NULLになっている。またアイコンID95はグループアイコン画像を示す”2”(図7の2行目のレコード)になっている。
図13は、描画部15による描画結果を例示する図である。ここでは図11に示す比較的狭い地図領域において、図12のグループテーブルを画面表示した例を示す。スクリーン幅とスクリーン高さは0.1°である。アイコン画像1301〜1302は、それぞれ図12の1〜2行目のレコードに対応する。
<処理概要の説明>
図14は、グループ化部13の動作を説明するフローチャートである。以下、図14の各ステップについて説明する。
(図14:ステップS1401)
グループ化部13は、以下の4つの変数を初期化する。(a)c_hash:描画部15が描画する地図範囲内において共通するハッシュ値を格納する変数、(b)c_digit:描画部15が描画する地図範囲において共通するハッシュ値の2進表現の桁数を格納する変数、(c)g_digit:位置データが同一のグループに属するか否かを判定する際に用いる共通桁数の閾値を格納する変数、(d)g_table:グループテーブル90。
(図14:ステップS1402)
ジオハッシュ処理部131は、描画部15が描画する地図範囲の四隅の位置データをジオハッシュに変換する。ジオハッシュ処理部131は、各ジオハッシュを2進数に変換し、最上位ビットから数えて共通する部分をc_hashに格納する。ジオハッシュ処理部131は、c_hashに格納されたジオハッシュの上位桁共通部分の桁数をc_digitに格納する。
(図14:ステップS1402:補足)
図8〜図10で説明したデータ例においては、c_hashは“1110110100001110011011000001000”となり、c_digitは31となる。図11〜図13で説明したデータ例においては、c_hashは”11101101000011100110”となり、c_digitは20となる。
(図14:ステップS1403〜S1406)
グループ計算部132は、描画部15が地図を描画するスクリーン幅/アイコン幅を求めて変数ratio_xに格納し、スクリーン高さ/アイコン高さを求めて変数ratio_yに格納する(S1403)。グループ計算部132は、ratio_xとratio_yを比較する(S1404)。ratio_xのほうが小さい場合はその2進数桁数をg_digitに格納し(S1405)、ratio_yのほうが小さい場合はその2進数桁数をg_digitに格納する(S1406)。ここでは例えばg_digit=4になったものとする。
(図14:ステップS1403〜S1406:補足その1)
これらステップは、アイコン画像を地図上に隙間なく配置したとき、最大何個のアイコン画像を配置することができるかを求めるものである。すなわち、位置データをグループ化した結果としてグループアイコン画像が互いに重なり合わない(または重なり合う部分がごく僅か)程度の粒度でグループ化を実施することが最も効率的であると考えられるので、これらステップにおいてグループの粒度を求めてg_digitに格納し、以後のステップにおいてこれを利用することとした。
(図14:ステップS1403〜S1406:補足その2)
例えばratio_x=ratio_y=6であったと仮定する。この場合、地図を縦横それぞれ6個の矩形領域に分割するようにグループ化を実施することが最も効率的であると考えられる。6個のグループを表現するためには3ビット必要であるが、後述するようにジオハッシュの上位3ビットを用いてグループ化を実施すると、最大8個のグループが生じ、グループアイコン画像が互いに重なり合う可能性がある。そこでこれらステップにおいては、ratio_xやratio_yの2進桁数から1減算した値をg_digitとして採用することとした。
(図14:ステップS1407)
グループ計算部132は、位置データベース121が格納しているレコードのうち申告日時1212が最も新しいレコード(合計Nレコードと仮定する)それぞれについて、以下のステップを実施する。
(図14:ステップS1408〜S1409)
グループ計算部132は、位置データベース121から取得したレコードを変数rowに格納する(S1408)。グループ計算部132は、rowが保持している座標(緯度1213と経度1214)が地図範囲内であるか否かを判定する(S1409)。範囲外であればステップS1407へ戻って次のレコードを処理し、範囲内であればステップS1410へ進む。例えば図6の移動体ID1211=“2345671”は地図範囲外であるため本ステップの対象外となる。
(図14:ステップS1410〜S1412)
グループ計算部132は、rowが保持しているジオハッシュ1216を2進数表現に変換し、上位(c_digit+2*g_digit)桁を抽出することによりグループIDを生成する(S1410)。グループ計算部132は、生成したグループIDがg_table内に存在するか否かを判定する(S1411)。存在しない場合は新たなレコードをg_tableに挿入し(S1412)、存在する場合はステップS1413へ進む。
(図14:ステップS1410:補足)
c_digitは描画部15が描画する地図範囲内において共通する上位ビットであるため、同範囲内に存在する位置データの上位c_digitビットは必ず共通する。またジオハッシュは経度ビットと緯度ビットを交互に配置するため、g_digitの値は2倍する必要がある。したがって本ステップにおいては、c_digit+2*g_digitをグループIDとすることにした。
(図14:ステップS1412:補足)
本ステップは、単一の位置データによって構成される新たなグループを生成することに相当する。したがってグループ計算部132は、rowが保持している緯度1213、経度1214、方向1215、アイコンID1217、名称1218、移動体ID1211をg_tableへそのまま格納する。
(図14:ステップS1413)
グループ計算部132は、生成したグループIDに対応するアイコンID95がグループアイコンであるか否かを確認する。具体的には、アイコンID95をキーにしてアイコンデータベース122を参照し、グループアイコンID1226がNULLであればそのアイコンID95はグループアイコン画像であることになる。グループアイコンでなければステップS1414へ進み、グループアイコンであればステップS1407へ戻って次のレコードを処理する。
(図14:ステップS1413:補足)
g_table内に既に同一のグループIDが存在し、かつそのグループIDのアイコンID95がグループアイコンである場合(本ステップにおけるNoの場合)、当該グループIDは既にグループ化されているため、新たな処理は必要でない。したがってこの場合はステップS1407へ戻る。g_table内に既に同一のグループIDが存在し、かつそのグループIDのアイコンID95がグループアイコンではない場合(本ステップにおけるYesの場合)、当該グループIDはグループ化されておらず単一の移動体によって構成されているため、ステップS1410で生成したグループIDを当該グループ内に所属させる必要がある。したがってこの場合はステップS1414に進んでその処理を実施する。
(図14:ステップS1414)
グループ計算部132は、グループIDをジオハッシュとして緯度経度に逆変換した値をそれぞれ緯度92と経度93に格納し、方向94は0とし、名称96と移動体ID97はNULLとする。グループ計算部132は、先に存在していたレコードのアイコンID95をキーにしてアイコンデータベース122を参照し、対応するグループアイコンID1226の値をアイコンID95に格納する。すなわち、本ステップを実施する前においては単一の位置データのみによって構成されていたレコードが、本ステップによって複数の位置データからなるグループに置き換えられることになる。
<実施の形態1:まとめ>
以上のように、本実施形態1に係るアイコン表示装置10は、ジオハッシュの上位ビットが共通するか否かに基づいて位置データをグループ化し、同一のグループには同一のアイコン画像を割り当てる。これにより、地図上に表示する移動体のアイコン画像を効率的に絞り込み、位置データをグループ化する処理負担を抑制しつつ描画処理速度を向上させることができる。
また本実施形態1に係るアイコン表示装置10は、ratio_xまたはratio_yに基づきグループの粒度g_digitを自動的に決定する。これにより、ユーザがグループ総数などのパラメータを指定することなく、自動的に最適なグループ数を定めることができる。
これに対し本実施形態1において、例えば地図上のグループ総数をあらかじめユーザが表示条件入力部14経由で指定したい場合も考えられる。この場合は、図14のフローチャートを終了する直前にグループ総数をカウントし、これが目標数を下回った場合はg_digitを増やして図14を再実施し、目標数を上回った場合はg_digitを減らして図14を再実施してもよい。ただし繰り返し処理が多く発生するため、高速化の観点からは望ましくない。
<実施の形態2>
位置データ入力部11、グループ化部13、描画部15をソフトウェアによって構成する場合は、これらソフトウェアはコンピュータ上で動作するスタンドアロンアプリケーションなどの形態で実装することもできるし、Webブラウザ上で動作するアドオンプログラムやスクリプトプログラムなどの形態で実装することもできる。
Webブラウザ上で動作するプログラムとして上記各機能部を実装した場合、位置データ受信部111はジオハッシュをHTTPリクエストによって受信することができる。アイコンデータベース122と地図データベース123も同様にHTTPリクエストによってネットワーク経由で取得することができる。位置データベース121はWebブラウザを実行するコンピュータのローカルメモリなどに格納することができる。
10:アイコン表示装置、11:位置データ入力部、111:位置データ受信部、112:ジオハッシュ付与部、12:データベース部、121:位置データベース、122:アイコンデータベース、123:地図データベース、13:グループ化部、131:ジオハッシュ処理部、132:グループ計算部、14:表示条件入力部、15:描画部、151:地図描画部、152:アイコン描画部、16:出力部。

Claims (7)

  1. 移動体の位置を示すアイコン画像を画面表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    複数の前記移動体についてその位置を記述した位置データを受信する受信ステップであって、前記位置データは上位ビットから下位ビットに向かうにしたがって前記移動体のより詳細な位置を記述するように構成されている、受信ステップ、
    各前記位置データ間において最上位ビットから数えて共通している共通ビット桁数を基準として、各前記位置データに対応する各前記移動体を位置的にグループ化するグループ化ステップ、
    前記グループ化ステップにおいて同一のグループに属すると判定された各前記移動体に対して単一の前記アイコン画像を割り当てた上で各前記移動体の位置に対応する各前記アイコン画像を画面上に表示する表示ステップ、
    を実行させることを特徴とするアイコン表示プログラム。
  2. 前記グループ化ステップにおいては、前記コンピュータに、
    複数の前記位置データ間において前記共通ビット桁数が判定閾値以上である場合はその位置データに対応する各前記移動体は同一のグループに属すると判定させ、
    前記グループ化ステップにおいてはさらに、前記コンピュータに、
    前記アイコン画像が互いに重なり合うことなく前記画面上に配置することができるように、前記判定閾値を算出させる
    ことを特徴とする請求項1記載のアイコン表示プログラム。
  3. 前記グループ化ステップにおいては、前記コンピュータに、
    前記画面のスクリーンサイズを取得するステップ、
    前記画面上における前記アイコン画像のピクセルサイズを取得するステップ、
    前記スクリーンサイズに対する前記ピクセルサイズの比を求めることにより、互いに重なり合うことなく前記画面上に配置することができる前記アイコン画像の最大個数を特定するステップ、
    各前記移動体が前記最大個数以下のグループにグループ化されるように前記判定閾値を定めるステップ、
    を実行させることを特徴とする請求項2記載のアイコン表示プログラム。
  4. 前記位置データは、
    前記移動体の2次元座標系における位置を記述するように構成されており、
    前記グループ化ステップにおいては、前記コンピュータに、
    前記画面の幅方向において互いに重なり合うことなく前記画面上に配置することができる前記アイコン画像の個数と、前記画面の高さ方向において互いに重なり合うことなく前記画面上に配置することができる前記アイコン画像の個数とのうちいずれか少ない方を前記最大個数として採用させる
    ことを特徴とする請求項3記載のアイコン表示プログラム。
  5. 前記アイコン表示プログラムは、前記コンピュータに、
    前記グループ化によって得られるグループ総数の目標数を取得するステップ、
    前記グループ化ステップによって得られたグループ数が前記目標数よりも多い場合は、前記判定閾値を減らした上で前記グループ化ステップと前記表示ステップを再実施することを繰り返すことにより、前記グループ総数を前記目標数に近づけるステップ、
    前記グループ化ステップによって得られたグループ数が前記目標数よりも少ない場合は、前記判定閾値を増やした上で前記グループ化ステップと前記表示ステップを再実施することを繰り返すことにより、前記グループ総数を前記目標数に近づけるステップ、
    を実行させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のアイコン表示プログラム。
  6. 前記位置データは、ジオハッシュデータとして記述されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のアイコン表示プログラム。
  7. 移動体の位置を示すアイコン画像を画面表示する装置であって、
    複数の前記移動体についてその位置を記述した位置データを受信する受信部であって、前記位置データは上位ビットから下位ビットに向かうにしたがって前記移動体のより詳細な位置を記述するように構成されている、受信部、
    各前記位置データ間において最上位ビットから数えて共通している共通ビット桁数を基準として、各前記位置データに対応する各前記移動体を位置的にグループ化するグループ化部、
    前記グループ化部が同一のグループに属すると判定した各前記移動体に対して単一の前記アイコン画像を割り当てた上で各前記移動体の位置に対応する各前記アイコン画像を画面上に表示する表示部、
    を備えることを特徴とするアイコン表示装置。
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