JP6055418B2 - コンタクトレンズの殺菌および保管用の圧力排出容器及びコンタクトレンズを処理する方法 - Google Patents

コンタクトレンズの殺菌および保管用の圧力排出容器及びコンタクトレンズを処理する方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般的にレンズケアの分野に関し、より詳細には、コンタクトレンズの殺菌および保管用の容器に関する。
背景
多様な型および機能のコンタクトレンズ用容器がコンタクトレンズの保管、洗浄および/または殺菌用に利用される。一部のレンズ収納容器およびケアシステムでは、過酸化水素系レンズケア溶液が使用され、コンタクトレンズを満足な程度洗浄および/または殺菌するために、ある一定の時間、洗浄および/または殺菌されるコンタクトレンズを過酸化水素溶液と接触させてその中に入れる。洗浄または殺菌プロセス期間中、レンズケア溶液中の過酸化水素(H)は、例として、分解プロセスを起こしたり促進したりするカタラーゼの放出を遅らせるカタラーゼ錠剤、または触媒要素もしくはディスクの助けを借りて、水(HO)と酸素(O)に分解することができる。用語「触媒」は、過酸化水素の分解を触媒する任意の材料を意味する。触媒は、好ましくは固体であり、より好ましくは周期表の周期3〜12の遷移金属の金属もしくは金属酸化物、またはランタニド元素の一つである。特に好ましくは白金であり、より詳細には酸化白金である。異なる遷移金属は、過酸化水素の分解において異なる反応経路をたどる。例として、出願人は、以下の機構に従う触媒として白金イオンを使用して過酸化物を分解することを考える。
2H+Ptn+→2HO+O+Ptn+
分解プロセスの完了後、洗浄および/または殺菌は終了し、コンタクトレンズを容器から取り出して、直接、またはリンス溶液による処理後に、目に装着することができる。
そのようなレンズケアシステムに利用されるコンタクトレンズ用容器は、通常、洗浄されるコンタクトレンズを受け入れるために開き、処理中はレンズを保持するために閉じる、閉じることのできるバスケットを含む。バスケットは、通常、コンタクトレンズホルダコンポーネントの一部であり、一方、コンタクトレンズ用容器のキャップと接続できる。容器カップにキャップを置く前に、容器カップに過酸化水素レンズケア溶液を充填レベルまで注入する。カタラーゼの放出を遅らせるカタラーゼ錠剤は、過酸化水素溶液を加える前でも後でも容器カップに加えることができる。最後に、容器カップ内の過酸化水素溶液中に処理されるレンズを収容するコンタクトレンズホルダを浸し、容器カップにキャップをねじ込むことにより容器を閉じる。
容器カップをキャップで締めることにより、洗浄液の漏れを防ぐ防水シールを形成することができる。規定の洗浄および/または殺菌プロセスを完了するのに十分な時間、溶液にコンタクトレンズを浸したままにすることができる。洗浄液中の過酸化水素の分解により生成した酸素は、通常、何らかの方式で容器から排出されなければならない。参照により本明細書に組み入れられる米国特許第6,945,389号は、多様な公知のガス排出機構を開示している。
コンタクトレンズの洗浄、殺菌および保管用のレンズケアシステムに対する継続的な改良が望まれる。これは、本発明が主な目的とする、改良されたレンズケアシステムを提供することである。
概要
例示的な形態において、本発明は、コンタクトレンズの洗浄、殺菌および保管用の改良されたレンズケアシステムを提供する。本発明のレンズケアシステムの例示的な実施態様は、単体の一体成形された容器カップに取り付ける、単体の一体成形されたキャップを包含し、洗浄液の漏れに対する液密シールを形成する。レンズケアシステムは、別途の排出孔および/またはシールコンポーネントの提供を必要とすることなく、洗浄プロセスから発生したガスを排出させる。システムは、その代わりに、レンズケア溶液の分解によって発生した圧力を利用して、キャップおよび/または容器カップのいずれかまたは両方を弾性的かつ一時的に変形または屈曲させることにより、洗浄および殺菌プロセスによって発生したガスを周期的に排出または「吐出し」させる。別途の排出孔および/またはシールコンポーネントの必要を排除することにより、改良された操作に加えて、より効率的かつ費用効果が高い製造を可能にすることができる。
一つの態様では、本発明は、リムによって境界付けられた開口部を通じて接近可能な内部チャンバを画定する容器カップを包含する、レンズケア容器に関する。レンズケア容器は、好ましくは、さらに、開口部を覆うために容器カップに着脱可能に取り付け可能なキャップを包含する。キャップは、好ましくは、変形可能なパネルおよびシールリップを包含する。シールリップは、好ましくは、変形可能なパネルが実質的に変形していないときには容器カップのリムに嵌合して密閉し、パネルが変形しているときにはシールリップと容器カップのリムとの間からガスを排出する。
もう一つの態様では、本発明は、本質的に、単一の一体成形からなり、レンズケア溶液を受け入れるための内部チャンバを画定する容器カップを含む、レンズケア容器に関する。レンズケア容器は、好ましくは、内部チャンバ内にレンズケア溶液を密閉するために容器カップに取り外し可能に取り付けられるキャップも包含し、キャップは、本質的に、単一の一体成形からなる。容器をキャップで締めるときにキャップと容器カップとの間に形成される接合面は、内部チャンバからのガス排出を許容する。
なおももう一つの態様では、本発明は、コンタクトレンズを処理する方法に関する。方法は、好ましくは、容器カップおよびキャップを含み、内部チャンバを画定し、キャップと容器カップとの間にシールを形成するためにキャップが容器カップに着脱可能に取り付けられる、レンズケア容器を提供する工程と、内部チャンバ内に定量の溶液を入れる工程と、内部チャンバ内の溶液中にレンズを浸す工程と、内部チャンバ内に圧力を発生させる工程と、圧力がしきい値圧力に達したときにキャップが圧力の影響を受けて変形してキャップと容器カップとの間のシールを一時的に開放することにより内部チャンバからガスを排出する工程と、を包含する。
本発明のこれらおよび他の態様、フィーチャおよび効果は、本明細書における図面の図および実施するための形態を参照することにより理解され、特に、請求の範囲に指摘される多様な要素および組み合わせを手段として実現される。前述の概要および以下の図面の簡単な説明と発明を実施するための形態との両方が本発明の好ましい実施態様を例示し説明するものであり、請求項に係わる本発明を制限するものではないことが理解される。
本発明の例示的な実施態様によるレンズケアシステムの組立図である。 組立状態における図1のレンズケアシステムの断面図である。 開いた構成で示されるレンズ保持バスケットを持つ、図1のレンズケアシステムのコンタクトレンズホルダコンポーネントの斜視図である。 非変形またはシール状態にある図1のレンズケアシステムのキャップと容器カップとの間の締結部のシール領域の詳細な断面図である。 変形または排出状態にある図1のレンズケアシステムのキャップと容器カップとの間の締結部のシール領域の詳細な断面図である。 図1のレンズケアシステムのキャップコンポーネントの部分切り取り付き斜視図である。
例示的な実施態様を実施するための形態
本開示の一部を形成する添付図面の図に関連して、本発明の以下の発明を実施するための形態を参照することにより、より容易に本発明を理解することができる。本発明は、本明細書において記載および/または示す特有の装置、方法、条件またはパラメータに限定されず、本明細書において使用される専門用語が例示としてのみ、具体的な実施態様を記載することを目的とし、請求されている本発明を限定することを意図していないことが理解される。本明細書で特定された任意およびすべての特許ならびに他の刊行物は、本明細書において全体的に明記されているのと同様に、参照により組み入れられる。
請求の範囲を包含する明細書でも使用されるように、単数形「a」、「an」および「the」は、複数を包含し、文脈から明らかに別段の指示がない限り、具体的な数値の参照は、少なくともその具体的な値を包含する。範囲は、本明細書において、「およそ」もしくは「約」一つの具体的な値から、および/または「およそ」もしくは「約」もう一つの具体的な値までとして表現することができる。そのような範囲を表現するとき、もう一つの実施態様は、一つの具体的な値から、および/または他の具体的な値までを包含する。同じように、先行詞「およそ」の使用により、値を近似値として表現するときには、具体的な値がもう一つの実施態様を形成することが理解される。
ここでいくつかの図を通じて同じ参照番号が対応する部品を表す図面の図を参照すると、図1および図2は、一つ以上のコンタクトレンズまたは他の眼科用もしくは医療装置の洗浄、殺菌および/または保管用のシステム10を示す。レンズケアシステム10は、一般的に、容器カップ20、容器カップに取り外し可能に取り付けられるキャップ50およびレンズホルダ90を含む。図1は分解状態のコンポーネントを個別に示し、図2は例示的な使用方式における組み立てられたシステムを示し、コンタクトレンズCがレンズホルダ90内に保持され、液体レンズケア溶液Sに浸されている。
容器カップ20は、略円筒状であり、底パネル22および略円形プロファイルを有する管状側壁24を有する。容器カップは、底パネル22と反対側の円周上部リム26によって境界付けられた開いた上端から接近可能な内部チャンバを画定する。一つ以上の平らな面28または他の表面フィーチャが任意で側壁24の外面に提供され、改良されたグリップをユーザに提供する。容器カップ20は、好ましくは、単一のコンポーネント、例として、射出成形または他の製作プロセスによる、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABSおよび/または他のプラスチックもしくはポリマー構造材料を一体に成形したものである。容器カップ20は、上部リム26に近接したその外面上に第一のらせんねじ山プロファイル30を含む。第一のねじ山30は、任意で、下記に記載するように、使用中、容器から抜かれるガスのための排出チャネルを提供する一つ以上の非ねじ山区画32によって分割される。非ねじ山区画32は、好ましくは、容器カップのリム26からカップのねじ山部分全体を通じて略直線状に伸長するガス排出チャネルを画定し、カップにキャップを組み立てたときに、それを通じた加圧ガスの容器からの自由排出流のための通路を提供する。円周カップフランジ34は、ねじ山プロファイル30の下の側壁24の外面から外側へ横方向に伸長する。
キャップ50は、略円形の蓋パネル52および蓋パネルから下側へ横方向に伸長する円周カラー54を含む。カラー54は、好ましくは動き嵌めまたは遊び嵌めにより容器カップ20の外径を受け入れるように構成された内径を有する。カラー54の内面は、図5で最もよくわかるように、容器カップにキャップ50をねじ込むとき、容器カップ20の第一のねじ山プロファイル30と相互に係合し、コンポーネントを組立状態に結合させる第二のらせんねじ山プロファイル56を含む。第二のねじ山56は、任意で、使用中、容器から抜かれるガスのための排出チャネルを提供する、一つ以上の非ねじ山区画58によって分割される。好ましくは、第一のねじ山プロファイルと第二のねじ山プロファイルとの間に十分な間隔または遊びも提供され、ねじ山接合面を通じたガスの排出を許容する。カラー54は、任意で、その外周に沿った一つ以上の平らな面60を含み、丸みを帯びた多角形プロファイルを形成して、ユーザに改良されたグリップを提供する。キャップ50は、好ましくは、単一のコンポーネント、例として、射出成形または他の製作プロセスによる、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ABSおよび/または他のプラスチックもしくはポリマー構造材料を一体に成形したものである。
カプリングハブ62が、キャップ50の蓋パネル52の内面の中心から下側へ突き出し、下記に記載するように、レンズホルダ90の協働保持指状体を受け入れるための中央レシーバ64を画定する。弾性キャップシールフランジまたはリップ66は、キャップ50の蓋パネル52の内面から下側へ突き出ている。リップ66は、蓋パネル52の内面の外周に近接して伸長する連続的な円形プロファイルを有し(図5参照)、カラー54のねじ山内面から内側へ容器カップ20の側壁24の壁厚に略対応する距離だけ間隔を空けて位置する(図4A参照)。こうして、キャップ50を容器カップ20に差し込むとき、図4Aに示すように、リップ66の外面68がリム26に沿って容器カップの内面と接合して、キャップの非変形状態において連続的な液密シールを形成する。リップ66の外面68は、任意で、わずかに内側へのテーパーが提供され、リム26の上面と容器カップの内面との交点によって形成された端部に、シール点接触のリングを提供する。リップ66は、好ましくは、別途のコンポーネントというよりむしろキャップ50の一体部であり、最小複雑性を持つシールおよび排出接合面がカップとキャップとの間に形成される。こうして、別途のワッシャまたはシールコンポーネントを必要とすることなく、容器カップとキャップとの間にシールを形成できる。代替態様では、シール接合面は、キャップおよび/またはカップに取り付けられた別途のシールおよび/または排出コンポーネントを含む。
図5で最もよくわかるように、任意で、間隔を空けた配列の干渉リブ70は、蓋パネル52の内面に沿ってリップ66とカラー54の内面との間に提供され、容器カップ20のリム26がキャップの蓋パネルの内面に対して密閉し、容器からのガスの排出を妨げる程度にキャップ50の締め付けを防ぐ。あるいは、蓋パネルの内面内に、キャップのリップとそのカラーの内面との間に一つ以上のリセスを形成することにより、ガス排出を許容することができる。キャップの蓋パネルの内面上に容器カップ20のリム26に対して干渉リブを配置させることにより、容器が閉じているときの容器カップに対するキャップの位置を画定し、この配置場所を制御することにより、キャップのシールリップ66のテーパーした接合面と容器カップのリムとの間に規定の程度の干渉または圧縮を提供する。例として、シールリップ66の直径と干渉リブ70の高さとの制御によってキャップのシールリップと容器カップのリムとの間におよそ25μm〜50μmのシール干渉を提供することで、好適な開放可能なシール接合面を提供することができる。
キャップ50の蓋パネル52は、その上面または外面に形成された環状チャネルまたはリング状リセスもしくはくぼみ80を有する。このチャネル80は、蓋パネル52の外周囲で材料厚が減少した円形断面またはウェブ82をもたらす。蓋パネル52の外面上の厚さが低減した断面82の外周は、蓋パネルの内面上のシールリップ66の位置の反対側に略位置合わせされる。キャップ50の構造材料ならびにこの断面82の厚さおよび場所は、容器内のしきい値圧力に応じて蓋パネルをある程度屈曲させる蓋パネル52構成をもたらすことにつながるように規定される。例として、キャップ50は、ポリプロピレン、例えば、Huntsman/FHR P5M6K-048ポリマーを含むことができ、材料厚が減少したウェブ82はおよそ0.75mm〜1.75mm、例として、およそ1.25mmの厚さ、およびおよそ20mm〜30mm、例として、およそ25mmの直径の長さを有する。例として、1〜8ポンド/平方インチ(psi)のしきい値圧力に達したとき、蓋パネルは、その非変形状態(図2の実線および図4Aの詳細図に示す)から外側へ変形するか膨張することにより変形状態(図2の破線および強調のため変形の程度をいくらか誇張した図4Bの詳細図に示す)になり、リップ66を内側へ傾けて容器カップのリム26と接触させないようにする。その後、カップとキャップとのねじ山接合面を通じて、および/または、存在する場合は、容器カップとキャップとの間のねじ山カプリングの非ねじ山区画32によって形成されたガス排出チャネルを通じて、カップ20と取り付けられたキャップ50とによって画定される収容体積内の加圧ガスを出すか、排出することができる。容器カップとキャップとの間に別途のシールまたはワッシャコンポーネントが介在しないため、排出されるガスは、任意の中間シールチャンバまたは空洞を通過することなく、キャップと容器カップとの間から直接排出される。過剰ガスの排出が収容体積内の圧力をしきい値圧力以下に戻すように低減させ、蓋パネルは、キャップ材料の弾力性または形状記憶によって付勢され、その非変形状態(図4A)に戻る。洗浄および殺菌プロセス中、連続するガス発生は、圧力の増大および圧排出または過剰ガスを排出する「吐出し」の断続的なシーケンスまたはサイクルをもたらすことができる。キャップ50の弾力性は、過剰ガスを排出するときを除いて、キャップ50の円形リップ66と容器カップ20のリム26との密閉接触を維持し、これにより、容器からの液体の漏れを防ぐことができる。代替態様では、キャップの蓋パネルは、制御された屈曲または変形および過剰な内圧の排出を可能にする多様な他の構成を含む。例として、凹断面を蓋パネルの内面および/または外面に形成することができ、可変に屈曲した複数のリブを蓋パネルに形成することができ、および/または一連の段のあるへこみまたはリングを蓋パネルに形成することができる。
レンズホルダ90の開いた状態を図3に、閉じた状態を図1に、詳細に示す。レンズホルダは、材料厚が低減したウェブによって形成された一体または可動ヒンジによってそれに取り付けられた第一および第二のレンズバスケットパネル94a、94bを有する本体パネル92を含む。相互に係合するクリップまたは締結部材96a、96bは、レンズバスケットパネルを閉じた状態に保つために提供され、これを指状体の圧力により開放することにより、バスケットへの/からのレンズの挿入および取り出しが可能になる。ベース98は本体パネル92の下端から伸長し、保持指状体100は本体パネルの上端から伸長する。ベース98および保持指状体100は、任意で、安定のために十字状のプロファイルを画定する。ベース98は、任意で、触媒要素、例えば、例として、白金ディスクに係合するように構成される(例として、米国特許第5,196,174号を参照、参照により本明細書に組み入れられる)。保持指状体100は、キャップ50のカプリングハブ62のレシーバ64内で締まり嵌めまたは隙間嵌めを形成するように構成された外周を有する。バスケットパネル94は、複数のスロットまたは開口部102により穿孔されており、それを通じてレンズケア溶液を流す。
使用においては、容器カップ20からキャップ50を回して外すことにより、容器10を開ける。液体、例えば、過酸化水素系レンズケア溶液を所望の充填レベルまで容器カップに注ぐ。カタラーゼ錠剤または他の触媒コンポーネントを容器カップ内に入れる。一つ以上のコンタクトレンズを、レンズホルダ90の本体パネルとバスケットパネルとの間に設置し、バスケットパネルを閉じて留める。レンズホルダの保持指状体を、キャップのハブのレシーバ内に挿入する。レンズホルダおよびレンズを容器カップ内に挿入し、レンズケア溶液に浸す。容器カップにキャップをねじ込んで容器を閉じ、キャップのシールリップを容器カップのリムとの接合面を密閉させて液体漏れを防ぐ。洗浄および殺菌プロセスが進行するにつれ、レンズケア溶液中の過酸化水素(H)は、液体の水(HO)と酸素ガス(O)に分解される。排出された酸素ガスは、システムの収容体積内に外部大気に対する正差圧を発生させる。この内圧がしきい値圧力に達したとき、キャップの蓋パネルは屈曲または変形し、キャップのリップと容器カップのリムとの間のシール接合面が離れる。過剰ガスは、キャップリップとカップリムとの間で、干渉リブ間のカップリムにわたって、第一のねじ山プロファイルと第二のねじ山プロファイルとの間のねじ山接合面および/または分割されたねじ山の非ねじ山区画を通じて排出される。ガスが排出されるにつれ、圧力はしきい値圧力を下回るまで下がり、キャップは屈曲して非変形状態に戻り、漏れに対し、キャップリップとカップリムとを密閉する。圧力上昇および排出のシーケンスは、洗浄および殺菌プロセスが完了するまで継続する。レンズは、継続して容器内に保管することも、キャップを回して外すことにより容器カップから取り出すこともできる。システムは、好ましくは再利用可能であり、使用されたレンズケア溶液を廃棄してプロセスを繰り返すことができる。
好ましい実施態様の例を参照して本発明を記載してきたが、当業者においては、様々な変形、追加および削除が以下の特許請求の範囲で定義されたような本発明の範囲内であることが理解される。

Claims (13)

  1. レンズケア容器であって、:
    リムによって境界付けられた開口部を通じて接近可能な内部チャンバを画定する容器カップと、
    前記開口部を覆うために前記容器カップに着脱可能に取り付け可能なキャップであって、
    前記キャップが変形可能なパネルおよびシールリップを含み、
    前記シールリップは、キャップの前記変形可能なパネルの内面から下側へ突き出し、
    前記変形可能なパネルは、前記キャップの上面または外面内にあり、材料厚が減少した環状またはリング状断面を有し、
    前記容器カップが、第一のねじ山プロファイルを含み、
    前記キャップが、前記キャップを前記容器カップに固定するために前記第一のねじ山プロファイルと相互に係合可能な第二のねじ山プロファイルを含み、
    前記シールリップが、前記変形可能なパネルが実質的に変形していないときには、前記容器カップの前記リムに嵌合して密閉し、
    前記変形可能なパネルが変形しているときには、前記シールリップと前記容器カップの前記リムとの間からガスを排出する、キャップと、
    を含む、レンズケア容器。
  2. さらにレンズホルダを含む、
    請求項1記載のレンズケア容器。
  3. 前記レンズホルダが、コンタクトレンズを保持するための少なくとも一つのバスケットを含む、
    請求項2記載のレンズケア容器。
  4. 前記レンズホルダが、キャップのレシーバ内に受け入れられるように構成された保持指状体を含む、
    請求項2または3記載のレンズケア容器。
  5. 前記第一および第二のねじ山プロファイルの少なくとも一つが、それを通じてガスを排出するためのガス排出チャネルを画定する非ねじ山区画を有する分割されたねじ山プロファイルを含む、
    請求項1記載のレンズケア容器。
  6. 前記第一のねじ山プロファイルと前記第二のねじ山プロファイルとの間には、それを通じてガスを排出する十分な間隔が提供される、
    請求項5記載のレンズケア容器。
  7. 前記キャップの前記変形可能なパネルが、前記キャップが前記容器カップに取り付けられているときに、前記内部チャンバ内のしきい値圧力の影響を受けて、非変形状態から変形状態に変化する、
    請求項1記載のレンズケア容器。
  8. 前記シールリップが、前記容器カップの前記リムと接触するためのテーパーしたプロファイルを含む、
    請求項1または7記載のレンズケア容器。
  9. 前記キャップが、前記容器カップの前記リムと接触するための干渉リブの間隔が空いた配列を含み、前記キャップと前記リムとの間からのガス排出を許容する、
    請求項1記載のレンズケア容器。
  10. 前記キャップが、単一の一体成形より成る、
    請求項1記載のレンズケア容器。
  11. 前記容器カップが、単一の一体成形より成る、
    請求項1記載のレンズケア容器。
  12. 前記キャップの前記シールリップが、中間シールコンポーネントなしで、前記容器カップの前記リムと直接嵌合して密閉する、
    請求項1記載のレンズケア容器。
  13. コンタクトレンズを処理する方法であって、:
    前記容器カップおよび前記キャップを含む請求項1〜12のいずれか1項に記載のレンズケア容器であって、前記内部チャンバを画定し、前記キャップと前記容器カップとの間にシールを形成するために、前記キャップが、前記容器カップに着脱可能に取り付けられる、レンズケア容器を提供する工程と、
    前記内部チャンバ内に定量の溶液を入れる工程と、
    前記内部チャンバ内の前記溶液中にレンズを浸す工程と、
    前記内部チャンバ内に圧力を発生させる工程と、
    前記圧力がしきい値圧力に達したときに、前記キャップが前記圧力の影響を受けて変形して、前記キャップと前記容器カップとの間の前記シールを一時的に開放することにより前記内部チャンバからガスを排出する工程と、
    を含む方法。
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