JP6054498B1 - エレベータ、およびこれに利用する映像処理装置および映像処理方法 - Google Patents

エレベータ、およびこれに利用する映像処理装置および映像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 外部システムから取得した映像データを、エレベータの乗りかご内の表示装置に確実に送信して表示させるエレベータ、およびこれに利用する映像処理装置および映像処理方法を提供する。【解決手段】 実施形態によればエレベータは、エレベータ制御装置と、乗りかごに設置されてエレベータ制御装置および乗りかご内の表示装置に接続されたかご受信装置と、エレベータ制御装置に接続された映像処理装置とを備える。映像処理装置は、外部から受信した映像データをバッファメモリに保存し、乗りかごが停止していれば直ちにエレベータ制御装置に送信し、走行中であれば停止状態になってから送信する。エレベータ制御装置は、受信した映像データをかご受信装置に転送する。かご受信装置は、受信した映像データを表示装置に出力させる。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、エレベータ、およびこれに利用する映像処理装置および映像処理方法に関する。
従来、エレベータの乗りかごに表示装置を設置し、乗りかご内の利用者に提供するための映像等を表示させる場合がある。このとき、乗りかご内の表示装置に表示させる映像データは、例えば、昇降路上部に設置されたエレベータ制御装置において通信ネットワークを介して外部から取得され、さらにテールコードを介して乗りかごに送信される。
このように表示情報が乗りかごに送信されることにより、外部の遠隔システムで管理されている映像データを、乗りかご内の表示装置に再生させることができる。
特開2007−1774号公報
しかし、上述したようにエレベータ制御装置からテールコードを介して乗りかごに映像データを送信する場合、乗りかごが走行中であると、巻上げ機の駆動に用いられるインバータから発生する高周波ノイズの影響を受けて通信エラーが発生して正常に映像データを送信できない可能性があるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、外部システムから取得した映像データを、エレベータの乗りかご内の表示装置に確実に送信して表示させるエレベータ、およびこれに利用する映像処理装置および映像処理方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータは、エレベータ制御装置と、乗りかごに設置されてエレベータ制御装置および乗りかご内の表示装置に接続されたかご受信装置と、エレベータ制御装置に接続された映像処理装置とを備える。映像処理装置は、外部から受信した映像データをバッファメモリに保存し、乗りかごが停止していれば直ちにエレベータ制御装置に送信し、走行中であれば停止状態になってから送信する。エレベータ制御装置は、受信した映像データをかご受信装置に転送する。かご受信装置は、受信した映像データを表示装置に出力させる。
第1〜第5実施形態によるエレベータの構成を示す全体図。 第1〜第3実施形態によるエレベータに利用する映像処理装置、エレベータ制御装置、およびかご受信装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態によるエレベータの動作を示すシーケンス図。 第2実施形態によるエレベータの動作を示すシーケンス図。 第3実施形態によるエレベータの動作を示すシーケンス図。 第4実施形態によるエレベータに利用する映像処理装置、エレベータ制御装置、およびかご受信装置の構成を示すブロック図。 第4実施形態によるエレベータに利用するかご受信装置の動作を示すフローチャート。 第5実施形態によるエレベータに利用する映像処理装置、エレベータ制御装置、およびかご受信装置の構成を示すブロック図。 第5実施形態によるエレベータに利用するかご受信装置の動作を示すフローチャート。
《第1実施形態》
〈第1実施形態による映像処理装置を利用したエレベータの構成〉
本発明の第1実施形態による映像処理装置を利用したエレベータの構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータ1Aは、建物内の昇降路2上部の機械室3に設置された巻上げ機4にメインロープ5が架け渡され、その一端に乗りかご6が吊り下げられることで、巻上げ機4の駆動により乗りかご6が昇降路2内を走行するように構成されている。また、機械室3には、乗りかご6にテールコード7で接続されるとともに、巻上げ機4に通信線8で接続されたエレベータ制御装置9が設置されている。さらに当該建物には、エレベータ制御装置9に通信線10で接続されるとともに、外部の通信ネットワーク30に接続された映像処理装置20が設置されている。また乗りかご6の上部には、テールコード7に接続されたかご受信装置61Aが設置され、乗りかご6内には、かご受信装置61Aに接続されたかご内表示装置62が設置されている。
映像処理装置20と、エレベータ制御装置9と、かご受信装置61Aとの詳細な構成を、図2を参照して説明する。
映像処理装置20は、映像データ受信部21と、第1バッファメモリ22と、走行情報取得部23と、映像データ送信部24と、映像データ処理部25とを有する。映像データ受信部21は、外部の通信ネットワーク30を介して送信された映像データを受信する。第1バッファメモリ22は、映像データ受信部21で受信された映像データを一時保存する。走行情報取得部23は、エレベータ制御装置9から、乗りかご6の走行状態を示す走行情報を取得する。映像データ送信部24は、第1バッファメモリ22に保存された映像データを送信する。映像データ処理部25は、走行情報取得部23で取得された走行情報により乗りかご6が停止中であると判定したときには、第1バッファメモリ22に保存された映像データを直ちに映像データ送信部24からエレベータ制御装置9に送信させ、乗りかご6が走行中であると判定したときには、第1バッファメモリ22に保存された映像データを直ぐには送信させず、乗りかご6が停止状態になってから送信させる。
エレベータ制御装置9は、乗りかご6からテールコード7を介して、乗りかご6の走行情報を含む運転情報を取得する運転情報取得部91と、映像処理装置20から送信された映像データを、テールコード7を介してかご受信装置61Aに転送する映像データ処理部92とを有する。
かご受信装置61Aは、エレベータ制御装置9から送信された映像データを受信する映像データ受信部611と、映像データ受信部611で受信された映像データを一時保存する第2バッファメモリ612と、第2バッファメモリ612に保存された映像データを読み出してかご内表示装置62に出力させる映像出力制御部613とを有する。第2バッファメモリ612は、乗りかご6の連続走行の最長時間(当該建物におけるエレベータ1Aの走行対象の最下階から最上階までの直通運転にかかる時間)を超える再生時間分のデータを保存できるものとする。
〈第1実施形態による映像処理装置を利用したエレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ1Aの動作について、図3のシーケンス図を参照して説明する。本実施形態においてエレベータ1Aの稼働中は、エレベータ制御装置9の運転情報取得部91において、乗りかご6の走行情報を含む運転情報が所定時間間隔で取得され保持されている。
まず、外部の通信ネットワーク30から、かご内表示装置62に表示させるための映像データが送信されると、映像処理装置20の映像データ受信部21で受信される(S1)。映像データ受信部21で受信された映像データは、映像データ処理部25の制御により第1バッファメモリ22に一時保存される(S2)。
映像データが第1バッファメモリ22に保存されると、映像データ処理部25の制御により、走行情報取得部23からエレベータ制御装置9に乗りかご6の走行状態を示す走行情報が要求される(S3)。エレベータ制御装置9では、映像処理装置20からの要求に応答して、運転情報取得部91に保持されている最新の乗りかご6の走行情報が映像処理装置20に送信される(S4)。
映像処理装置20では、エレベータ制御装置9から送信された乗りかご6の走行情報が走行情報取得部23で取得され(S5)、映像データ処理部25に送出される。映像データ処理部25では、取得された乗りかご6の走行情報に基づいて、乗りかご6が現在走行中であるかまたは停止中であるかが判定される(S6)。判定の結果、乗りかご6が現在停止中であると判定されると(S6の「NO」)、映像データ処理部25の制御により、第1バッファメモリ22に保存された映像データが直ちに映像データ送信部24からエレベータ制御装置9に送信される(S7)。
エレベータ制御装置9では、ステップS4で乗りかご6の走行情報を送信したことにより映像処理装置20から送信された映像データが映像データ処理部92で受信されると(S8)、当該映像データがテールコード7を介してかご受信装置61Aに転送される(S9)。
かご受信装置61Aでは、エレベータ制御装置9から送信された映像データが映像データ受信部611で受信され(S10)、第2バッファメモリ612に一時保存される(S11)。第2バッファメモリ612に保存された映像データは、映像出力制御部613の制御により読み出され、かご内表示装置62に出力される(S12)。
また、ステップS6において、映像処理装置20の映像データ処理部25において乗りかご6が走行中であると判定されたときには(S6の「YES」)、第1バッファメモリ22に保存された映像データは直ぐにはエレベータ制御装置9に送信されず(S13)、ステップS3に戻り、乗りかごが停止中であると判定されるまで走行情報の監視が継続される。そして、乗りかごが停止中であると判定されると、上述したステップS7〜S12の処理が実行される。
以上の第1実施形態によれば、かご内表示装置に表示させるための映像データが映像処理装置で受信された場合でも、エレベータの乗りかごの走行中にはエレベータ制御装置から乗りかごに映像データが送信されないようにし、乗りかごが停止状態となったことを確認してから乗りかごに映像データが送信されるようにするため、乗りかごの走行時のノイズによる通信エラーを回避して確実に映像データをかご内表示装置に表示させるようにすることができる。
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態として、第1実施形態のエレベータ1Aと同様に構成したエレベータ1Bにおいて、通信ネットワーク30を介して接続された外部のカメラ装置等で撮影中の映像データが、順次送信されて映像処理装置20で受信され、さらにエレベータ制御装置9およびかご受信装置61Bを介してかご内表示装置62に送信されてリアルタイムで表示される場合について説明する。
本実施形態においてかご受信装置61Bの映像出力制御部613は、第2バッファメモリ612から映像データの先頭部分を読み出したときには、当該映像データのかご内表示装置62への出力開始タイミングを、予め設定された遅延時間分、遅延させる。この遅延時間は、乗りかご6の連続走行の最長時間(当該建物におけるエレベータ1Aの走行対象の最下階から最上階までの直通運転にかかる時間)を超える時間とし、また、第2バッファメモリ612は、この遅延時間分を再生時間とする映像データ部分を保存できる容量を有するものとする。
本実施形態のエレベータ1Bにおいて、外部のカメラ装置等から通信ネットワーク30を介して撮影中の映像データがリアルタイムで順次送信され、映像処理装置20で受信されさらにかご受信装置61Bに転送されたときに実行される処理について、図4のシーケンス図を参照して説明する。図4において、ステップS1〜S11の処理については、第1実施形態において説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
映像データが第2バッファメモリ612に一時保存されると、映像出力制御部613において第2バッファメモリ612から映像データの先頭部分が読み出されたかが判定される(S14)。判定の結果、映像データの先頭部分が読み出されたとき(S14の「YES」)には、映像出力制御部613により予め設定された遅延時間分、遅延されて、保存された映像データのかご内表示装置62への出力が開始される(S15)。また、ステップS14の判定の結果、映像データの先頭以外の部分が読み出されたとき(S14の「NO」)、読み出されたデータは遅延されずに順次かご内表示装置62に出力される(S16)。
以上の第2実施形態では、乗りかごのかご受信装置において新たな映像データの受信が開始されたときには、直ちにかご内表示装置への出力を開始せず、予め設定された遅延時間分遅延させて、その間(遅延させた間)受信した映像データ部分を第2バッファメモリに保存させてからかご内表示装置への出力を開始する。このように処理することで、乗りかごの走行により映像処理装置からエレベータ制御装置に映像データが送信されない期間が発生しても、かご内表示装置において撮影中の映像データが途中でとぎれることなく、かご内表示装置にリアルタイムで表示させることができる。
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態として、第1実施形態のエレベータ1Aと同様に構成したエレベータ1Cにおいて、通信ネットワーク30を介して緊急性のある映像データが送信された場合について説明する。
本実施形態において映像処理装置20の映像データ処理部25は、映像データ受信部21で外部の通信ネットワーク30から受信した映像データに基づいて、当該映像データが緊急性のある緊急映像データであると判定すると、緊急映像データを送信することを通知するための緊急映像送信信号を生成してエレベータ制御装置9に送信する。
エレベータ制御装置9の映像データ処理部92は、映像処理装置20から緊急映像送信信号を受信すると、第1バッファメモリ22へ映像データを保存させる機能および乗りかご6の走行状態による映像データの送信制御機能を停止させる指示を映像処理装置20に送信するとともに、第2バッファメモリ612へ映像データを保存させる機能を停止させる指示をかご受信装置61Cに送信する。
本実施形態によるエレベータ1Cの動作について、図5のシーケンス図を参照して説明する。
本実施形態において、外部の通信ネットワーク30から映像データが受信されると(S21)、映像データ処理部25において、当該映像データが緊急性のあるものであるか否かが判定される(S22)。判定の結果、受信された映像データが緊急性のあるデータではない(S22の「NO」)ときには、第1実施形態において説明したステップS2〜S13の処理、または、第2実施形態において説明したステップS2〜S11およびS14〜S16の処理が実行される。また、ステップS22の判定の結果、受信された映像データが緊急性のあるデータであるとき(S22の「YES」)には、映像データ処理部25において緊急映像データを送信することを通知するための緊急映像送信信号が生成され、エレベータ制御装置9に送信される(S23)。
エレベータ制御装置9では、映像処理装置20から送信された緊急映像送信信号が映像データ処理部92で受信されると、第1バッファメモリ22へ映像データを保存させる機能および乗りかご6の走行状態による映像データの送信制御機能を停止させる指示が映像処理装置20に送信される(S24)とともに、第2バッファメモリ612へ映像データを保存させる機能を停止させる指示がかご受信装置61Cに送信される(S25)。
映像処理装置20では、エレベータ制御装置9からの指示に基づいて、受信した緊急映像データは第1バッファメモリ22に保存されず、また乗りかご6の走行状態の確認処理が行われず、直ちに映像データ送信部24からエレベータ制御装置9に送信される(S26)。エレベータ制御装置9では、映像処理装置20からテールコード7を介して送信された緊急映像データが映像データ処理部92で受信され(S27)、かご受信装置61Cに転送される(S28)。
かご受信装置61Cでは、エレベータ制御装置9からの指示に基づいて、受信した緊急映像データが第2バッファメモリ612に保存されずに直ちにかご内表示装置62に出力される(S30)。
以上の第3実施形態によれば、通常の映像データをかご内表示装置に表示する処理を実行しており、第1バッファメモリや第2バッファメモリに保存された映像データが残っているときであっても、緊急性のある緊急映像データが映像処理装置で受信されたときには、表示中の映像データよりも優先させて当該緊急映像データを直ちに表示させるようにすることができる。
《第4実施形態》
本発明の第4実施形態によるエレベータ1Dは、図6に示すように、かご受信装置61Dにおいて、第2バッファメモリ612に替えて第1リングバッファ614が用いられることを除いては、第1実施形態のエレベータ1Aと同様の構成を有するため、同一機能を有する部分の詳細な説明については省略する。
本実施形態においてかご受信装置61Dの映像出力制御部613は、第1リングバッファに保存された映像データを繰り返しかご内表示装置62に出力し、その後エレベータ制御装置9から新たな映像データが転送されたときには、第1リングバッファ614のデータを新たな映像データですべて書き換え、当該新たな映像データを繰り返し出力するように切り替える。
次に、本実施形態のエレベータ1Dにおいて、通信ネットワーク30を介して外部から送信される映像データが所定の再生時間長で構成されたコンテンツ映像データであり、このコンテンツ映像データをかご内表示装置で繰り返し再生させる場合の動作について説明する。
本実施形態において、外部の通信ネットワーク30を介して映像データが送信され、映像処理装置20で受信されたときに映像処理装置20およびエレベータ制御装置9で実行される処理については、第1実施形態で説明したステップS1〜S9の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS9によりエレベータ制御装置9からテールコードを介してコンテンツ映像データが転送されたときに、かご受信装置61Dで実行される処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
かご受信装置61Dの映像データ受信部611で所定の再生時間長で構成されたコンテンツ映像データが受信されると(S31)、当該データが第1リングバッファ614に保存される(S32)。そして、第1リングバッファ614に保存されたコンテンツ映像データが、映像出力制御部613の制御により順次読み出され、かご内表示装置62に繰り返し出力される(S33)。
かご内表示装置62にコンテンツ映像データが繰り返し出力されているときに、映像データ受信部611で新たなコンテンツ映像データが受信されると(S34の「YES」)、受信された新たなコンテンツ映像データで、第1リングバッファに保存されたデータがすべて書き換えられる(S35)。そして、ステップS33に戻り、新たなコンテンツ映像データが順次読み出され、かご内表示装置62に繰り返し出力される(S33)。
上述した処理において、第1リングバッファ614のデータを書き換える際には、かご内表示装置62に出力される映像が乱れるため、乗りかご6内に乗客がいないことを検出してから書き換え処理を実行するようにしてもよい。乗りかご6内に乗客がいるか否かの判断は例えば、乗りかご6に設置された荷重検知装置による検知結果や乗りかご6内を撮影する監視カメラの撮像情報に基づいて行うことができる。
以上の第4実施形態によれば、かご受信装置にリングバッファを設けて表示対象のコンテンツ映像データを保存させ、保存されたコンテンツ映像データをかご内表示装置に繰り返し表示させるようにすることで、コンテンツ映像データを、映像処理装置からエレベータ制御装置を介してかご受信装置に送信する回数を最小限に抑え、乗りかごの走行時のノイズによる通信エラーの発生を極力低減させることができる。
《第5実施形態》
本発明の第5実施形態によるエレベータ1Eは、図8に示すように、かご受信装置61Eに第2リングバッファ615を新たに設ける他は、第4実施形態によるエレベータ1Dと同様の構成を有するため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてかご受信装置61Eの映像出力制御部613は、いずれかのリングバッファに保存されたコンテンツ映像データを出力中に、エレベータ制御装置9から新たな映像データが受信されたときには、出力中の映像データが保存されていない方のリングバッファ(待機リングバッファ)に新たに受信されたコンテンツ映像データを保存し、出力中の映像データの終端部分を読み出したときに、出力対象のリングバッファを切り替えて新たなコンテンツ映像データを出力する。
次に、本実施形態のエレベータ1Eにおいて、通信ネットワーク30を介して外部から送信されたコンテンツ映像データが映像処理装置20で受信され、エレベータ制御装置9を介してかご受信装置61Eに送信されたときに、かご受信装置61Eで実行される動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態において、外部の通信ネットワーク30を介して映像データが送信され、映像処理装置20で受信されたときに映像処理装置20およびエレベータ制御装置9で実行されるステップS1〜S9の処理については、第1実施形態において説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態において、かご受信装置61Eの映像データ受信部611で新たなコンテンツ映像データが受信されると(S41の「YES」)、映像出力制御部613により、現在、第1リングバッファ614に保存された映像データが出力中であるか否かが判定される(S42)。判定の結果、第1リングバッファ614に保存された映像データが出力中ではないとき(S42の「NO」)には、受信された新たなコンテンツ映像データが第1リングバッファ614に保存される(S43)。
次に、現在、第2リングバッファ615に保存された映像データが出力中であるか否かが判定される(S44)。判定の結果、第2リングバッファ615に保存された映像データが出力中であるとき(S44の「YES」)には、出力中の映像データが終端にくるまで監視される(S45)。そして、出力中の映像データの終端部分を読み出すと(S45の「YES」)、出力対象が第1リングバッファに保存されたコンテンツ映像データに切り替えられる(S46)。出力対象が切り替えられると、第1リングバッファ614に保存された新たなコンテンツ映像データがかご内表示装置62に繰り返し出力される(S47)。
また、ステップS43において第1リングバッファ614に新たなコンテンツ映像データを保存した後、第2リングバッファ615に保存された映像データが出力中ではないと判定された場合(S44の「NO」)には、ステップS47に移行し、第1リングバッファ614に保存された新たなコンテンツ映像データが直ちにかご内表示装置62に繰り返し出力される(S47)。
また、ステップS42において第1リングバッファ614に保存された映像データが出力中であると判定されたとき(S42の「YES」)には、受信された新たなコンテンツ映像データは第2リングバッファ615に保存される(S48)。そして、出力中の映像データが終端にくるまで監視され(S49)、映像データの終端部分を読み出すと(S49の「YES」)、出力対象が第2リングバッファに保存されたコンテンツ映像データに切り替えられる(S50)。出力対象が切り替えられると、第2リングバッファ615に保存された新たなコンテンツ映像データがかご内表示装置62に繰り返し出力される(S51)。
ステップS47またはS51により新たなコンテンツ映像データの繰り返し出力が開始されると、ステップS41に戻り、さらに新たな映像データの受信が監視される。
以上の第5実施形態によれば、第4実施形態と同様の効果を有するとともに、新たな映像データに切り替える際に、映像の乱れを防ぎ、スムーズに切替処理を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C,1D,1E…エレベータ、2…昇降路、3…機械室、4…巻き上げ機、5…メインロープ、6…乗りかご、7…テールコード、8…通信線、9…エレベータ制御装置、10…通信線、20…映像処理装置、21…映像データ受信部、22…第1バッファメモリ、23…走行情報取得部、24…映像データ送信部、25…映像データ処理部、30…通信ネットワーク、61A,61B,61C,61D,61E…かご受信装置、62…かご内表示装置、91…運転情報取得部、92…映像データ処理部、611…映像データ受信部、612…第2バッファメモリ、613…映像出力制御部、614…第1リングバッファ、615…第2リングバッファ

Claims (7)

  1. 乗りかごの走行を制御するエレベータ制御装置と、前記乗りかごに設置され、前記エレベータ制御装置にテールコードを介して接続されるとともに前記乗りかご内の表示装置に接続されたかご受信装置と、前記エレベータ制御装置に接続された映像処理装置とを備えるエレベータにおいて、
    前記映像処理装置は、
    外部から、前記表示装置に表示させる映像データを受信する映像データ受信部と、
    前記映像データ受信部で受信された映像データを保存する第1バッファメモリと、
    前記エレベータ制御装置から、前記乗りかごの走行状態を示す走行情報を取得する走行情報取得部と、
    前記走行情報取得部で取得した走行情報により前記乗りかごが停止中であると判定したときには、前記第1バッファメモリに保存された映像データを直ちに前記エレベータ制御装置に送信し、前記乗りかごが走行中であると判定したときには、前記第1バッファメモリに保存された映像データを、前記乗りかごが停止状態になってから送信する映像データ処理部と
    を有し、
    前記エレベータ制御装置は、
    前記映像処理装置から送信された映像データを受信して、前記かご受信装置に転送する映像データ処理部を有し、
    前記かご受信装置は、
    前記エレベータ制御装置から転送された映像データを保存する第2バッファメモリと、
    前記第2バッファメモリに保存された映像データを読み出して前記表示装置に出力させる映像出力制御部と
    を有することを特徴とするエレベータ。
  2. 前記かご受信装置の映像出力制御部は、前記第2バッファメモリから、前記映像データの先頭部分を読み出したときには、前記乗りかごの連続走行の最長時間に基づいて予め設定された遅延時間分、遅延させて前記第2バッファメモリに保存された映像データの前記表示装置への出力を開始させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記映像処理装置の映像データ処理部は、前記映像データ受信部で受信した映像データが緊急性のある緊急映像データであるときには、前記緊急映像データを前記第1バッファメモリに保存させず、また、前記乗りかごが走行中であるか否かに関わらず前記緊急映像データを前記エレベータ制御装置に送信し、
    前記エレベータ制御装置の映像データ処理部は、前記映像処理装置から送信された緊急映像データを受信して、前記かご受信装置に転送し、
    前記かご受信装置の映像出力制御部は、前記エレベータ制御装置から送信された緊急映像データを前記第2バッファメモリに保存させずに前記表示装置に出力させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ。
  4. 前記かご受信装置の第2バッファメモリは、第1リングバッファで構成され、
    前記映像出力制御部は、前記第1リングバッファに保存された映像データを繰り返し前記表示装置に出力させ、前記エレベータ制御装置から新たな映像データを受信すると、当該新たな映像データで、前記第1リングバッファに保存された映像データを書き換え、前記新たな映像データを繰り返し出力させるように切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  5. 前記かご受信装置は、さらに第2リングバッファを有し、
    前記映像出力制御部は、前記第1リングバッファに保存された映像データを出力中に、前記エレベータ制御装置から新たな映像データを受信したときには、当該新たな映像データを前記第2リングバッファに保存させ、出力中の映像データの終端部分を読み出したときに、出力対象を前記第2リングバッファに保存させた映像データに切り替え、
    前記第2リングバッファに保存された映像データを出力中に、前記エレベータ制御装置から新たな映像データを受信したときには、当該新たな映像データを前記第1リングバッファに保存させ、出力中の映像データの終端部分を読み出したときに、出力対象を前記第1リングバッファに保存させた映像データに切り替える
    ことを特徴とする請求項4に記載のエレベータ。
  6. 表示装置が設置された乗りかごの走行を制御する、エレベータ制御装置に接続されたエレベータの映像処理装置において、
    外部から、前記表示装置に表示させる映像データを受信する映像データ受信部と、
    前記映像データ受信部で受信された映像データを保存する第1バッファメモリと、
    前記エレベータ制御装置から、前記乗りかごの走行状態を示す走行情報を取得する走行情報取得部と、
    前記走行情報取得部で取得した走行情報により前記乗りかごが停止中であると判定したときには、前記第1バッファメモリに保存された映像データを直ちに前記エレベータ制御装置に送信し、前記乗りかごが走行中であると判定したときには、前記第1バッファメモリに保存された映像データを、前記乗りかごが停止状態になってから送信する映像データ処理部と
    を備えることを特徴とするエレベータの映像処理装置。
  7. 表示装置が設置された乗りかごの走行を制御する、エレベータ制御装置に接続されたエレベータの映像処理装置が、
    外部から、前記表示装置に表示させる映像データを受信するステップと、
    受信した映像データを前記映像処理装置内の第1バッファメモリに保存するステップと、
    前記エレベータ制御装置から、前記乗りかごの走行状態を示す走行情報を取得するステップと、
    取得した走行情報により前記乗りかごが停止中であると判定したときには、前記第1バッファメモリに保存された映像データを直ちに前記エレベータ制御装置に送信し、前記乗りかごが走行中であると判定したときには、前記第1バッファメモリに保存された映像データを、前記乗りかごが停止状態になってから送信するステップと
    を有することを特徴とするエレベータの映像処理方法。
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