JP6053542B2 - ノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法 - Google Patents

ノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6053542B2
JP6053542B2 JP2013017116A JP2013017116A JP6053542B2 JP 6053542 B2 JP6053542 B2 JP 6053542B2 JP 2013017116 A JP2013017116 A JP 2013017116A JP 2013017116 A JP2013017116 A JP 2013017116A JP 6053542 B2 JP6053542 B2 JP 6053542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
node
interference
wireless network
control node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013017116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014150356A (ja
Inventor
良一 藤江
良一 藤江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013017116A priority Critical patent/JP6053542B2/ja
Publication of JP2014150356A publication Critical patent/JP2014150356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6053542B2 publication Critical patent/JP6053542B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線ネットワークを形成するノード装置に関し、特に、マルチホップネットワークを形成するとともに他の無線ネットワークからの干渉回避を実現するノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法に関する。
従来、ある無線ネットワークが隣接する他の無線ネットワークからの干渉を回避する場合、例えば、親ノード:子ノード=1:Nのスター型無線ネットワークにおいて、運用中の子ノードは、干渉を検出すると、親ノードとの間で所定の手続きを実施してチャネルを変更する(例えば、特許文献1)。
また、親局等の集中制御ノード(制御局)を持たないメッシュ型無線ネットワークにおいては、干渉検出などの理由によりチャネルを変更したいノードが、全ノードにチャネル変更を報知することにより、チャネルを変更する(例えば、特許文献2)。
特開2004−357056号公報 特開2005−20162号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、マルチホップ型無線ネットワークを想定していない。すなわち、集中制御ノードを持つマルチホップ型無線ネットワークにおける運用中の隣接する無線ネットワークからの干渉回避は不可能である。ここでメッシュ型無線ネットワークはマルチホップ型無線ネットワークの一形態である。
また、特許文献2に記載の技術では、隣接する無線ネットワークからの干渉回避をするために移行先チャネルを決定する際、1つのノードの判断で決定しているため、同一無線ネットワークを構成する他のノードでもその移行先チャネルが干渉等無く使用可能かどうかが分からない。よって、移行先チャネルが無線ネットワーク全体として最適なチャネルである保証はない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、集中制御ノードを持つマルチホップ型無線ネットワークにおいて、運用中に無線ネットワークで使用しているチャネルを変更して干渉を回避することが可能なノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法を得ることを目的とする。
また、無線ネットワーク全体として最適な移行先チャネルを選択可能なノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、無線ネットワークを形成するノード装置であって、前記無線ネットワークである自ネットワーク内の他のノード装置から、他の無線ネットワークとの干渉発生検出の通知を受けた場合に、自ネットワーク内の全てのノード装置に対し、使用可能なチャネルの中から選択した切り替え先候補チャネルそれぞれにおける干渉状況を問い合わせ、問い合わせに対する応答で通知された干渉状況調査結果に基づいて切り替え先のチャネルを決定する決定手段と、前記決定手段が決定した切り替え先のチャネルを自ネットワーク内の全てのノード装置に対して通知して使用チャネルを切り替えさせる切り替え指示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線ネットワーク内で干渉が検出されるなどして新たな使用チャネルへの移行が必要な場合、新たな使用チャネルの候補について、各ノード装置が干渉の有無を調査し、調査結果に基づいて移行先を決定するので、他の無線ネットワークからの干渉回避が可能となるとともに、無線ネットワーク全体として最適なチャネルに移行できる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかるノード装置が形成する無線ネットワークの一例を示す図である。 図2は、集中制御ノードの構成例を示す図である。 図3は、通常ノードの構成例を示す図である。 図4は、干渉状況テーブルの一例を示す図である。 図5は、通常ノードのチャネル制御部の動作例を示すフローチャートである。 図6は、通常ノードの干渉検出部の動作例を示すフローチャートである。 図7は、集中制御ノードのチャネル制御部の動作例を示すフローチャートである。 図8は、通常ノードのチャネル制御部の動作例を示すフローチャートである。 図9は、集中制御ノードのチャネル制御部の動作例を示すフローチャートである。 図10は、干渉状況テーブルの一例を示す図である。 図11は、干渉状況テーブルの一例を示す図である。 図12は、無線ネットワーク内で干渉発生を検出して使用チャネルを変更する動作の一例を示すシーケンス図である。 図13は、実施の形態2にかかる通常ノードのチャネル制御部の動作例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態2にかかる集中制御ノードのチャネル制御部の動作例を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態2の無線ネットワーク内で干渉発生を検出して使用チャネルを変更する動作の一例を示すシーケンス図である。 図16は、実施の形態3の無線ネットワークの一例を示す図である。 図17は、オーバラップ検出通知メッセージの情報要素の一例を示す図である。 図18は、オーバラップ状況調査要求メッセージの情報要素の一例を示す図である。 図19は、オーバラップ状況調査通知メッセージの情報要素の一例を示す図である。 図20は、チャネル変更通知メッセージの情報要素の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかるノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるノード装置が形成する無線ネットワークの一例を示す図である。この無線ネットワークはマルチホップ型無線ネットワークであり、集中制御ノード1および通常ノード2により形成されている。集中制御ノード1はネットワーク内に1つ存在し、その他の通常ノード2を制御する役割を持つ。通常ノード2はネットワーク内に複数存在する。図1においては各ノード装置(集中制御ノード1、通常ノード2)の接続関係を破線で示しており、各ノード装置は、破線で接続されている他のノード装置(以下、接続ノードと称する)と直接通信する。破線で接続されていない他のノード装置と通信する場合には、接続ノードを含む1台以上の他のノード装置を介して通信する。
図2は集中制御ノード1の構成例を示す図、図3は通常ノード2の構成例を示す図である。
図2に示した集中制御ノード1は、図1では記載を省略している有線ネットワークと接続するためのインタフェース部11と、有線ネットワークから受信したデータから無線フレームを生成する、あるいは、無線ネットワークを形成している他のノード装置(接続ノード)から受信した無線フレームを分解して有線ネットワーク側に送出するデータを生成する、フレーム生成分解部12と、変調および復調機能を含む無線送受信部13と、無線干渉を検出する干渉検出部14と、干渉検出部14で無線干渉が検出されると干渉を回避するために移行先のチャネルを選択する処理などを実行するチャネル制御部15と、各チャネルについて各ノードの干渉状況を記憶する干渉状況テーブル16と、を備えている。
図3に示した通常ノード2は、図1では記載を省略している有線ネットワークと接続するためのインタフェース部21と、有線ネットワークから受信したデータから無線フレームを生成する、あるいは、無線ネットワークを形成している他のノード装置(接続ノード)から受信した無線フレームを分解して有線ネットワーク側に送出するデータを生成する、フレーム生成分解部22と、変調および復調機能を含む無線送受信部23と、無線干渉を検出する干渉検出部24と、干渉検出部24で無線干渉が検出されると干渉を回避するために移行先のチャネルを選択する処理などを実行するチャネル制御部25と、を備えている。このように、通常ノード2を構成しているインタフェース部21、フレーム生成分解部22、無線送受信部23、干渉検出部24およびチャネル制御部25の基本動作は、集中制御ノード1を構成しているインタフェース部11、フレーム生成分解部12、無線送受信部13、干渉検出部14およびチャネル制御部15と同様である。
集中制御ノード1および通常ノード2の詳細な動作については別途説明するが、集中制御ノード1は、通常ノード2が有している機能に加え、自ノードまたは通常ノード2が他の無線ネットワークとの干渉を検出するなどの理由によりチャネルを切り替える必要がある場合に移行先(新たな使用チャネル)を決定する機能を有する。干渉状況テーブル16には移行先のチャネルを決定する際に参照される情報が評価値として記憶されている。
ここで、集中制御ノード1が備えている干渉状況テーブル16の構造の一例を図4に示す。図示したように、干渉状況テーブル16は、無線ネットワークで使用可能な各チャネル(CH)と各ノード装置の表であり、例えば、受信電力値が評価値として記憶される。なお、図4においては、複数存在する通常ノード2をノードA〜Cとしている。また、無線ネットワークで使用可能なチャネルをCH1〜4としている。一定レベル以上の受信電力値には下線を付している。
次に、各ノード装置を構成している各部の主要動作について、図5〜図9を用いて説明する。
図5は、通常ノード2のチャネル制御部25の動作例を示すフローチャートである。この図5に示した動作は周期的に起動する。通常ノード2のチャネル制御部25は、動作を開始すると、まず、干渉検出部24で記憶されている情報である「干渉信号の受信電力」を受領し(ステップS11)、あらかじめ設定してある「オーバラップ判定閾値」と比較する(ステップS12)。ここで、「オーバラップ判定閾値」は、自無線ネットワーク(通常ノード2が形成している無線ネットワーク)のエリアと、自無線ネットワークと同じチャネルを使用している他の無線ネットワークのエリアがオーバラップしているか否かを判別するための閾値であり、オーバラップしている場合には他の無線ネットワークとの間で干渉が発生していることになる。干渉発生を検出した場合、干渉発生状態を解消するための動作が必要となる。なお、「干渉信号の受信電力」は、自無線ネットワークで使用中のチャネルにおいて他の無線ネットワークから受信した信号の電力である。図5では受信電力を受信レベルと表現している。
比較の結果、干渉信号の受信電力がオーバラップ判定閾値よりも大きい場合(ステップS12:Yes)、オーバラップしていると判断し、集中制御ノード1に対し「オーバラップ検出通知」メッセージを送信して動作を終了する(ステップS13)。干渉信号の受信電力がオーバラップ判定閾値以下の場合には(ステップS12:No)、その時点で動作を終了する。
図6は、通常ノード2の干渉検出部24の動作例を示すフローチャートである。この図6に示した動作は、無線送受信部23が何らかの信号を受信した場合に起動する。通常ノード2の干渉検出部24は、無線送受信部23が信号を受信すると、受信信号が自無線方式(自無線ネットワークで使用している無線方式)と同一の無線方式であるか否かを、例えばCRC(巡回冗長検査符号)等にて判定する(ステップS21)。
同一方式の場合(ステップS21:Yes)、さらに受信データを分析し、自無線ネットワーク(同一ネットワーク)に属するノード装置から送信されたデータか否かを「ネットワークID」等の各無線ネットワーク固有の識別子をもって判定する(ステップS22)。同一ネットワークからの受信信号であれば(ステップS22:Yes)、干渉ではないので通常の受信処理を行う(ステップS23)。
これに対して、受信信号の無線方式が自無線方式と同一ではない場合(ステップS21:No)、または、同一無線方式だが同一ネットワークからの受信信号ではない場合(ステップS22:No)、干渉信号なので、その受信レベルを無線送受信部23から取得して記憶する(ステップS24)。
なお、記憶した受信レベルを時間で平均化することにより瞬間的な事象を排除し、判定精度を向上させてもよい。また、記憶した複数の受信レベルを受信回数で平均化することにより瞬間的な事象を排除し、判定精度を向上させてもよい。
また、図6に示した動作において同一ネットワークに属するノード装置からのデータ受信か否かを「ネットワークID」等のネットワーク固有の識別子を利用して判定する具体例としては、ZigBeeIPの場合、ビーコンを受信しその中の情報要素を確認して、Protocol情報要素が"ZigbeeIP"かつ"NetworkID"が自ネットワークを示す識別子であれば、同一ネットワークに属するノード装置からのデータ受信と判断する。
図7は、集中制御ノード1のチャネル制御部15の動作例を示すフローチャートである。この図7に示した動作は、通常ノード2のチャネル制御部25から送信された「オーバラップ検出通知」メッセージ(図5のS13参照)を受信した場合に起動する。
集中制御ノード1のチャネル制御部15は、「オーバラップ検出通知」メッセージを受信した場合、自無線ネットワーク内の各ノード装置に対し、自無線ネットワークに割り当てられている複数チャネル(自無線ネットワークで使用可能なチャネル)の全てまたは一部について、チャネルごとの干渉状況調査を要求する「オーバラップ状況調査要求」メッセージを送信する(ステップS31)。そして、「オーバラップ状況調査要求」メッセージに対する応答である「オーバラップ状況調査通知」メッセージを待ち続ける時間を計時するための「オーバラップ状況調査通知」メッセージ待ちタイマを起動する(ステップS32)。
また、集中制御ノード1自身において、ステップS32で干渉状況調査を指示した各チャネル(自無線ネットワークに割り当てられている複数チャネルの全てまたは一部)についてオーバラップ状況調査を実施し、その結果を記憶する(ステップS33)。
ステップS33におけるオーバラップ状況調査は、チャネル制御部15が、調査対象の各チャネルを順次無線送受信部13に設定し、各チャネルにて干渉検出部14が図6に示した通常ノード2の干渉検出部24と同様の動作を実行する。すなわち、干渉検出部14は、各チャネルにおいて干渉信号があるかどうかを確認するとともに、あるならばその受信レベルを記憶する。そして、干渉信号の有無の確認と受信レベルの記憶が終了すると、その結果(オーバラップ状況調査結果)をチャネル制御部15が受領する。
上記において、通常ノード2のチャネル制御部25が図5に示した動作を周期的に実行することを説明したが、この動作に加え、チャネル制御部25は、集中制御ノード1のチャネル制御部15から送信された「オーバラップ状況調査要求」メッセージ(図7のS31参照)を受信した場合には図8に示したフローチャートに従った動作を実行する。
通常ノード2のチャネル制御部25は、「オーバラップ状況調査要求」メッセージを受信した場合、受信したメッセージで指定された各チャネル(自無線ネットワークで使用可能な全チャネルまたはその一部)についてオーバラップ状況調査を実施し(ステップS41)、その結果を集中制御ノード1に「オーバラップ状況調査通知」メッセージとして送信する(ステップS42)。
指定された各チャネルについてのオーバラップ状況調査は、チャネル制御部25が、指定された各チャネルを順次無線送受信部23に設定し、各チャネルにて干渉検出部24が図6に示した動作(既に説明済み)を実行する。すなわち、干渉検出部24は、各チャネルにおいて干渉信号があるかどうかを確認するとともに、あるならばその受信レベルを記憶する。そして、指定された全てのチャネルについて干渉信号の有無の確認と受信レベルの記憶が終了すると、その結果(オーバラップ状況調査結果)をチャネル制御部25が受領する。なお、既に説明したように、チャネル制御部25は、受領したオーバラップ状況調査結果を「オーバラップ状況調査通知」メッセージとして集中制御ノード1へ送信する。
上記において、集中制御ノード1のチャネル制御部15が、通常ノード2のチャネル制御部25から送信された「オーバラップ検出通知」メッセージを受信すると図7に示した動作を実行することを説明したが、この動作に加え、チャネル制御部15は、図9に示したフローチャートに従った動作を実行する。この図9に示した動作は、「オーバラップ状況調査通知メッセージ」待ち状態(すなわち、図7に示したステップS32で「オーバラップ状況調査通知」メッセージ待ちタイマを起動してからこれが満了するまでの間)において周期的に起動する。
「オーバラップ状況調査通知メッセージ」待ち状態において、集中制御ノード1のチャネル制御部15は、動作を開始すると、まず、「オーバラップ状況調査通知メッセージ」を受信したか否かを確認する(ステップS51)。「オーバラップ状況調査通知メッセージ」を受信した場合(ステップS51:Yes)、「オーバラップ状況調査通知」メッセージに含まれる、各チャネルの干渉有無と干渉信号の受信電力とを干渉状況テーブル16(図4参照)に書き込んで動作を終了する(ステップS52)。
一方、「オーバラップ状況調査通知メッセージ」を受信していない場合(ステップS51:No)、さらに「オーバラップ状況調査通知」メッセージ待ちタイマが満了したか否かを確認し(ステップS53)、満了した場合(ステップS53:Yes)、その時点で、干渉状況テーブル16を参照して最良の移行先チャネルを選択する(ステップS54)。さらに、選択した移行先チャネルへの移行を指示する「チャネル変更通知」メッセージを自無線ネットワーク内の各ノード装置に対して送信して動作を終了する(ステップS55)。またこのとき、自身のチャネルも移行先チャネルに変更する。具体的には、無線送受信部13に対して使用チャネルを移行先チャネルに変更するよう指示する。これに対して、「オーバラップ状況調査通知」メッセージ待ちタイマが満了していない場合(ステップS53:No)、「オーバラップ状況調査通知メッセージ」を受信したか否かを確認する次のタイミング(ステップS51の実行タイミング)まで待つ(ステップS56)。すなわち、予め決められている一定時間が経過するのを待ち、経過後にステップS51を再度実行する。
ここで、上記のステップS54において移行先チャネルを選択する方法を説明する。
一例として、干渉状況テーブル16が図4に示した内容の場合において、干渉信号の受信電力測定値の最大値が最も小さいチャネルを選択する方法を説明する。図4に示したように、干渉状況テーブル16には、各ノード、および各チャネルにおける干渉信号の受信電力測定値が記憶されている。CH1,CH2,CH3,CH4それぞれにおいて、受信電力測定値の最大値は、−33,−84,−40,−49dBmであり、最大値が最も小さいチャネル順は、CH2,4,3,1となる(図10参照)。なお、図10では、チャネルごとの最大値に下線を付している。よって、CH2が無線ネットワーク全体で干渉が最も小さいチャネル(総合評価が最も高いチャネル)となるので、チャネル制御部15は、CH2を移行先チャネルとして選択する。
なお、移行先チャネルを選択する他の方法として、干渉信号の受信電力測定値の平均値(各ノードにおける受信電力測定値の平均値)が最も小さいチャネルを移行先チャネルとして選択するようにしてもよい。
また、他の方法として、干渉を受けているノード数が最も少ないチャネルを移行先チャネルとして選択してもよい。このとき、図6のS24では受信レベルを記憶するのではなく、単に干渉を受けているか否か(受信信号レベルが干渉検出のための閾値を超えているか否か)を記憶することにしてもよい。この場合、集中制御ノード1では、図11に示したような干渉状況テーブル16が構築される。図11に示した内容の干渉状況テーブル16の場合CH1,CH2,CH3,CH4それぞれにおいて、干渉有のノード数は2,0,2,1であり、CH2が無線ネットワーク全体で干渉が最も小さいチャネルと判定され、移行先チャネルとして選択される。
なお、判断基準として各ノード装置の位置によって重み付けを変えてもよい。例えば、ネットワークの中心に存在するノードはトラヒックが集中し重要性が高いので、それらについて重み付けを増してもよい。本実施の形態で想定している無線ネットワークにおいては、集中制御ノード1に近い通常ノード2ほど(集中制御ノード1からのホップ数が少ない通常ノード2ほど)重要性が高いノード装置として扱う。
次に、図12を用いて、無線ネットワーク内の各ノード装置が干渉を回避する際の動作を説明する。なお、図12は、干渉発生を検出して使用チャネルを変更する動作の一例を示すシーケンス図である。図12では、干渉発生を検出した通常ノード2を通常ノードAとし、干渉発生を検出していない通常ノード2を通常ノードBとしている。一般的には通常ノードBが複数存在するが、動作は同じのため、1台だけ記載している。
各通常ノード2は、周期的に、干渉発生の有無を確認するための動作として、他の無線ネットワークとのオーバラップ検出(図6参照)を行っている。図12に示したように、例えば通常ノードAがオーバラップを検出すると(ステップS101)、オーバラップ検知通知メッセージを集中制御ノード1へ送信する(ステップS102)。
集中制御ノード1は、オーバラップ検知通知メッセージを受信すると、自無線ネットワーク内の各ノード装置(ここでは通常ノードAおよび通常ノードB)に対して、使用可能なチャネルの全てまたは一部についてオーバラップ状況の調査を指示するためのオーバラップ状況調査要求メッセージを送信する(ステップS103)。
各通常ノード2は、オーバラップ状況調査要求メッセージを受信すると、このメッセージで指定された各チャネルについて、オーバラップ状況調査を行う。集中制御ノード1も同様に、各通常ノード2に指定したものと同じチャネルについて、オーバラップ状況調査を行う(ステップS104)。ここで、オーバラップ状況調査は、上述した図8のステップS41の処理(通常ノード2の場合)、または、図7のステップS33の処理(集中制御ノード1の場合)である。各通常ノード2は、調査が終了すると、調査結果をオーバラップ状況調査通知メッセージにて集中制御ノード1に通知する(ステップS105)。このステップS105の処理は図8のステップS42の処理である。
集中制御ノード1は、各通常ノード2からオーバラップ状況調査通知メッセージを受信すると、通知されたオーバラップ状況の調査結果に基づいて、無線ネットワーク全体で最も干渉の少ないチャネルを移行チャネルに決定する(ステップS106)。そして、移行チャネルへの切り替えを指示するチャネル変更通知メッセージを各通常ノード2(自無線ネットワーク内の全ての通常ノード2)へ送信する(ステップS107)。これらのステップS106およびS107の処理は、上述した図9のステップS54およびS55の処理に相当する。なお、図示を省略しているが、チャネル変更通知メッセージを受信した各通常ノード2は、通知された移行チャネルへの切り替え(使用するチャネルの切り替え)を実施する。集中制御ノード1は、チャネル変更通知メッセージを送信した後、移行チャネルへの切り替えを実施する。
以上のステップS101〜S107の手順により、干渉の無いチャネルへの移行が完了し、他の無線ネットワークからの干渉回避が完了する。
集中制御ノード1が干渉発生を検出する場合もあるが、その場合、図12のステップS101およびS102は実行せずにステップS103〜S107のみを実行する。
なお、ステップS103で送信するオーバラップ状況調査要求メッセージに「調査時間」を指定してもよい。これが指定された場合、各ノード装置は指定された時間にオーバラップ状況を調査するとともに、この時間ではネットワーク内の全てのノード装置(集中制御ノード1,通常ノードAおよびB)は送信を禁止する。すなわち、全てのノード装置は、同じ時間に送信を停止するとともに、調査対象の各チャネルにおける受信信号電力を測定してオーバラップ状況を調査する。これにより、測定中に自無線ネットワーク内の他のノード装置が送信することに起因した受信信号電力測定誤りがなくなる。
上記のオーバラップ状況調査要求メッセージで使用可能なチャネルの一部を調査対象チャネルとして指定する場合、例えば、過去にチャネル切り替えを実施したことがあれば、そのときの切り替え元チャネル(過去に使用した実績のあるチャネル)は指定チャネルから除外する。過去に使用していたが他のチャネルに切り替えられたものは、干渉が発生している可能性が高いと考えられるからである。また、過去の一定時間内に使用された実績のあるチャネルを、干渉が発生している可能性(または干渉が発生する可能性)が高いチャネルとして、指定チャネルから除外してもよい。移行先として選択される可能性の低いチャネルを除外して一部のチャネルを指定することにより、オーバラップ状況の調査結果が得られるまでの所要時間が短縮化され、干渉状態が解消されるまでの所要時間も短縮できる。仮に、使用可能なチャネルの一部を調査対象チャネルに指定して動作を行ったが、指定したチャネルの全てにおいて干渉(オーバラップ)が発生している場合には、1回目の調査対象から除外したチャネルを調査対象に指定したオーバラップ状況調査要求メッセージを再送するようにしてもよい。
このように、本実施の形態においては、無線ネットワーク内で干渉が検出されるなどして新たな使用チャネルへの移行が必要な場合、新たな使用チャネルの候補について、各ノード装置(集中制御ノード1および通常ノード2)が干渉の有無(他の無線ネットワークのエリアとのオーバラップの有無)を調査し、調査結果に基づいて集中制御ノード1が移行先を決定することとした。これにより、集中制御ノード1を持つマルチホップ型ネットワークにおける運用中の他の無線ネットワークからの干渉回避が可能となるとともに、無線ネットワーク全体として最適なチャネルに移行できる。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、通常ノード2からの「オーバラップ検出通知」メッセージ受信または自らオーバラップ(干渉)を検出したことをトリガに、集中制御ノード1が全ての通常ノード2にオーバラップ状況調査を指示して、ネットワーク全体の干渉状況を把握するようにしたものであるが、本実施の形態では、周期的に通常ノード2からオーバラップ状況を集中制御ノード1へ報告してもらうこととする。
無線ネットワーク、集中制御ノード1および通常ノード2の構成は実施の形態1と同様とする(図1〜図3参照)。本実施の形態では、実施の形態1と共通の部分については説明を省略する。
図13は、実施の形態2にかかる通常ノード2のチャネル制御部25の動作例を示すフローチャートである。この図13に示した動作は周期的に起動する。すなわち、本実施の形態のチャネル制御部25は実施の形態1で説明した図5および図8の動作に代えて図13の動作を周期的に実行する。
通常ノード2のチャネル制御部25は、動作を開始すると、まず、自無線ネットワークに割り当てられている全てのチャネル(使用中のチャネルを含む)を対象として、オーバラップ状況調査を実施する(ステップS61)。オーバラップ状況調査は、実施の形態1で説明した図8のステップS41におけるオーバラップ状況調査と同様である。全てのチャネルについて調査が終了すると、調査結果を「オーバラップ状況調査通知」メッセージとして集中制御ノードへ送信する(ステップS62)。
図14は、実施の形態2にかかる集中制御ノード1のチャネル制御部15の動作例を示すフローチャートである。この図14に示した動作は、通常ノード2のチャネル制御部25から送信された「オーバラップ状況調査通知」メッセージ(図13のS62参照)を受信した場合に起動する。すなわち、本実施の形態のチャネル制御部15は実施の形態1で説明した図7および図9の動作に代えて図14の動作を実行する。
集中制御ノード1のチャネル制御部15は、「オーバラップ状況調査通知」メッセージを受信した場合、このメッセージにより通知された、各チャネルの干渉受信電力を干渉状況テーブル16に記憶する(ステップS71)。なお、図14では、干渉受信電力を受信レベルと表現している。
次に、ステップS71で通知された各チャネルの干渉受信電力のうち、使用中のチャネルにおける干渉受信電力を「オーバラップ判定閾値」と比較する(ステップS72)。実施の形態1でも説明したように、「オーバラップ判定閾値」は、自無線ネットワークのエリアと、自無線ネットワークと同じチャネルを使用している他の無線ネットワークのエリアがオーバラップしているか否かを判別するための閾値であり、オーバラップしている場合には無線ネットワーク間で干渉が発生していることになる。
比較の結果、干渉受信電力がオーバラップ判定閾値よりも大きい場合(ステップS72:Yes)、オーバラップしていると判断し、最良の移行先チャネルを選択するとともに、選択した移行先チャネルをチャネル変更通知メッセージにて全ての通常ノードに通知する(ステップS73,S74)。このとき、自ノード(集中制御ノード)の無線送受信部13に対しても移行先チャネルを通知し、自ノードが使用するチャネルも移行先チャネルに変更させる。これらのステップS73およびS74の処理は、実施の形態1で説明した図9のステップS54およびS55の処理と同様である。
一方、干渉受信電力がオーバラップ判定閾値以下の場合(ステップS72:No)、その時点で動作を終了する。
次に、図15を用いて、本実施の形態にかかる無線ネットワーク内の各ノード装置が干渉を回避する際の動作を説明する。なお、図15は、干渉発生を検出して使用チャネルを変更する動作の一例を示すシーケンス図である。図15では、干渉発生を検出した通常ノード2を通常ノードBとし、干渉発生を検出していない通常ノード2を通常ノードAとしている。通常ノードは3台以上存在する場合もあるが、その場合の動作も同様である。
各通常ノードは、周期的に、図13を用いて説明した動作を実行し、使用可能な全てのチャネル(自無線ネットワークに割り当てられている全てのチャネル)を対象として、オーバラップ状況調査(受信信号のレベル測定)を実施するとともに、調査結果を「オーバラップ状況調査通知」メッセージにて集中制御ノードへ送信する(ステップS201A→S202A,ステップS201B→S202B)。なお、ステップS201AおよびS201Bは図13のステップS61の処理に相当し、ステップS202AおよびS202Bは図13のステップS62の処理に相当する。
集中制御ノードは、オーバラップ状況調査通知メッセージを受信するごとに、図14を用いて説明した動作を実行してチャネル移行の要否判断を行い(ステップS203A−1,S203B−1,S203A−2,S203B−2)、チャネル移行が必要と判断した場合(ステップS203B−2のケースに相当)、移行チャネルを決定するとともに決定した移行チャネルをチャネル変更通知メッセージで全ての通常ノードへ通知する(ステップS204,S205)。このとき、集中制御ノード自身も使用チャネルを変更する(決定した移行チャネルに切り替える)。なお、ステップS203A−1,S203B−1,S203A−2,S203B−2の処理は図14のステップS71およびS72に相当し、ステップS204の処理は図14のステップS73に相当し、ステップS205の処理は図14のステップS74に相当する。
なお、図13のステップS61の処理は集中制御ノード1においても周期的に実行され、集中制御ノード1のチャネル制御部15は、オーバラップ状況調査が完了するごとに、チャネル移行の要否判断(図14のステップS72に相当)を行い、移行が必要な場合はさらに、移行チャネルを決定し(図14のステップS73に相当)、決定した移行チャネルへの切り替え指示を各通常ノード2に対して行う(図14のステップS74に相当)とともに、自身の使用チャネルを移行チャネルへ切り替える。
このように、本実施の形態において、各通常ノードは、周期的にオーバラップ状況調査を行うとともに調査結果を集中制御ノードへ通知し、集中制御ノードは、オーバラップ状況調査結果が通知されるか、自らオーバラップ状況調査を実施した場合に、チャネル移行の要否(干渉の有無)を判断し、干渉検出により移行が必要と判断した場合には、移行先のチャネルを決定するとともに、各通常ノードへ決定結果を通知することとした。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。さらに、各通常ノードが周期的にオーバラップ状況を報告するようにしたことで、実施の形態1で使用していたオーバラップ状況調査要求やこれに対する応答として送信されるオーバラップ状況報告メッセージが集中することがなくなるので、無線ネットワークの負荷が分散される。
実施の形態3.
以上の実施の形態1および2では、無線ネットワーク内に集中制御ノードが1台のみ存在する構成について説明したが、本実施の形態では集中制御ノードが複数台存在する構成について説明する。
図16は、実施の形態3の無線ネットワークの一例を示す図である。無線ネットワーク内に複数の集中制御ノードが存在する場合、図16に示したように、複数のノードを「クラスタ」としてグループ化し、クラスタを代表する1台の集中制御ノード12を設置する。本来の集中制御ノード11からは1台の通常ノード2として認識されるようにする。
このようにすることで、集中制御ノード11に負荷が集中することを防ぐことができ、装置コスト上昇を抑えることができる。また集中制御ノード11に制御トラヒックが集中することで、通信トラヒックに悪影響を与えることを抑えることができる。特に、ネットワーク規模が大きくなった場合に有効である。
実施の形態4.
本実施の形態では、実施の形態1,2で使用するメッセージについて説明する。
オーバラップ検出通知メッセージは、少なくとも、図17に示した「干渉受信電力」を情報要素として含む。オーバラップ状況調査要求メッセージは、少なくとも、図18に示した「調査対象チャネルのリスト」を情報要素として含む。この「調査対象チャネルのリスト」は、集中制御ノードが通常ノードに対してオーバラップ状況調査の対象チャネルを通知するための情報である。実施の形態1で説明したように、オーバラップ状況調査の実施時間を指定するための「調査時間」をさらに含むようにしてもよい。オーバラップ状況調査通知メッセージは、少なくとも、図19に示した「調査チャネルとそのチャネルでの干渉受信電力のペアのリスト」を情報要素として含む。「調査チャネルとそのチャネルでの干渉受信電力のペアのリスト」は、オーバラップ状況調査を実施したチャネルと調査結果である干渉受信電力の情報である。チャネル変更通知メッセージは、少なくとも、図20に示した「移行先チャネル」を情報要素として含む。
なお、これらのメッセージについてはメッシュネットワーク管理情報転送用のプロトコルであるMLE(Mesh Link Establishment)を利用および拡張して使用してもよい。MLEには以下の3種類のメッセージが規定されている。
A)Link Configuration
B)Advertisement
C)Update
また、MLEにて通知可能な情報要素の一覧は以下の通りである。
1. Source Address
2. Mode
3. Timeout
4. Challenge
5. Response
6. Link-layer Frame Counter
7. MLE Frame Counter
8. Link Quality
9. Network Parameter
10. Network Parameter Request
実施の形態1および2で説明した「チャネル変更通知」メッセージについてはすでに規定されているメッセージおよび情報要素を利用してもよい。つまり「C)Updateメッセージ」にチャネル情報を含む「9. Network Parameter」を設定し使用することで、チャネルの変更を各ノードに通知することが可能である。
以上のように、本発明にかかるノード装置は、集中制御ノードを持つマルチホップ型ネットワークを形成するノード装置に適している。
1,11,12 集中制御ノード、2 通常ノード、11,21 インタフェース部、12,22 フレーム生成分解部、13,23 無線送受信部、14,24 干渉検出部、15,25 チャネル制御部、16 干渉状況テーブル。

Claims (8)

  1. 無線ネットワークを形成するノード装置であって、
    前記無線ネットワークである自ネットワーク内の他のノード装置から、他の無線ネットワークとの干渉発生検出の通知を受けた場合に、自ネットワーク内の全てのノード装置に対し、使用可能なチャネルの使用実績に基づいて当該使用可能なチャネルの中から選択した切り替え先候補チャネルそれぞれにおける干渉状況を問い合わせ、問い合わせに対する応答で通知された干渉状況調査結果に基づいて切り替え先のチャネルを決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した切り替え先のチャネルを自ネットワーク内の全てのノード装置に対して通知して使用チャネルを切り替えさせる切り替え指示手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  2. 無線ネットワークを形成するノード装置であって、
    自ネットワーク内の他のノード装置がそれぞれ測定した、使用可能な各チャネルにおける干渉信号の受信電力の通知を受けるごとに、当該通知された干渉信号の受信電力である干渉受信電力に基づいて使用チャネルの切り替えが必要か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により使用チャネルの切り替えが必要と判定された場合に、自ネットワーク内の他のノード装置からそれまでに通知されていた干渉受信電力に基づいて切り替え先のチャネルを決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した切り替え先のチャネルを自ネットワーク内の全てのノード装置に対して通知して使用チャネルを切り替えさせる切り替え指示手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  3. 自身および他のノードが使用するチャネルを決定する集中制御ノードと、当該集中制御ノードが決定したチャネルを使用する通常ノードと、によって形成された無線ネットワークにおいて前記通常ノードとして動作するノード装置であって、
    使用チャネルにおける干渉発生の有無を調査し、干渉発生を検出した場合には使用チャネルの切り替えが必要と判断して干渉発生検出を前記集中制御ノードに通知する干渉発生調査手段と、
    前記集中制御ノードからの指示に従い、当該指示で指定された各チャネルにおける他の無線ネットワークからの信号受信電力を測定し、測定結果を使用チャネルの切り替え先決定処理で使用する情報として前記集中制御ノードに通知する受信電力測定手段と、
    を備え
    前記指示で指定された各チャネルは、使用可能なチャネルの使用実績に基づいて前記使用可能なチャネルの中から選択されたチャネルである、
    ことを特徴とするノード装置。
  4. 自身および他のノードが使用チャネルを決定する集中制御ノードと、当該集中制御ノードが決定したチャネルを使用する通常ノードと、によって形成された無線ネットワークにおいて前記通常ノードとして動作するノード装置であって、
    前記無線ネットワークで使用可能な全てのチャネルそれぞれにおける他の無線ネットワークからの信号受信電力を測定し、測定結果を、使用チャネルの切り替え必要性判定処理および使用チャネルの切り替えが必要な場合の切り替え先決定処理で使用する情報として、前記測定結果の通知を受けるごとに前記切り替え必要性判定処理を実行する前記集中制御ノードに通知する受信電力測定手段、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  5. 自身および他のノードが使用するチャネルを決定する集中制御ノードと、当該集中制御ノードが決定したチャネルを使用する通常ノードと、によって形成された無線ネットワークであって、
    前記通常ノードは、
    使用チャネルにおける干渉発生の有無を調査し、干渉発生を検出した場合には使用チャネルの切り替えが必要と判断して干渉発生検出を前記集中制御ノードに通知する干渉発生調査手段と、
    前記集中制御ノードからの指示に従い、当該指示で指定された各チャネルにおける他の無線ネットワークからの信号受信電力を測定し、測定結果を使用チャネルの切り替え先決定処理で使用する情報として前記集中制御ノードに通知する受信電力測定手段と、
    を備え、
    前記集中制御ノードは、
    前記通常ノードから干渉発生検出の通知を受けた場合、自無線ネットワーク内の全ての通常ノードに対し、使用可能なチャネルの使用実績に基づいて当該使用可能なチャネルの中から選択した切り替え先候補チャネルそれぞれにおける他の無線ネットワークからの信号受信電力の測定を指示し、これに対する応答で通知されてきた測定結果に基づいて切り替え先のチャネルを決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した切り替え先のチャネルを自無線ネットワーク内の全ての通常ノードに対して通知して使用チャネルを切り替えさせる切り替え指示手段と、
    を備えることを特徴とする無線ネットワーク。
  6. 自身および他のノードが使用するチャネルを決定する集中制御ノードと、当該集中制御ノードが決定したチャネルを使用する通常ノードと、によって形成された無線ネットワークであって、
    前記通常ノードは、
    自無線ネットワークで使用可能な全てのチャネルそれぞれにおける他の無線ネットワークからの信号受信電力を測定し、測定結果を、使用チャネルの切り替え必要性判定処理および使用チャネルの切り替えが必要な場合の切り替え先決定処理で使用する情報として前記集中制御ノードに通知する受信電力測定手段、
    を備え、
    前記集中制御ノードは、
    自無線ネットワーク内の各通常ノードから、使用可能な各チャネルにおける信号受信電力測定結果の通知を受けるごとに、当該通知された測定結果である干渉受信電力に基づいて使用チャネルの切り替えが必要か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により使用チャネルの切り替えが必要と判定された場合に、自無線ネットワーク内の通常ノードからそれまでに通知されていた干渉受信電力に基づいて切り替え先のチャネルを決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した切り替え先のチャネルを自無線ネットワーク内の全てのノード装置に対して通知して使用チャネルを切り替えさせる切り替え指示手段と、
    を備えることを特徴とする無線ネットワーク。
  7. 自身および他のノードが使用するチャネルを決定する集中制御ノードと、当該集中制御ノードが決定したチャネルを使用する通常ノードと、によって形成された無線ネットワークにおけるチャネル切り替え方法であって、
    前記通常ノードが、使用チャネルにおける干渉発生の有無を調査し、干渉発生を検出した場合には使用チャネルの切り替えが必要と判断して干渉発生検出を前記集中制御ノードに通知する干渉発生調査ステップと、
    前記干渉発生検出の通知を受けた集中制御ノードが、自無線ネットワーク内の全ての通常ノードに対し、使用可能なチャネルの使用実績に基づいて当該使用可能なチャネルの中から選択した切り替え先候補チャネルそれぞれにおける他の無線ネットワークからの信号受信電力の測定を指示する電力測定指示ステップと、
    前記測定の指示を受けた各通常ノードが、前記指示で指定された切り替え先候補チャネルそれぞれにおける他の無線ネットワークからの信号受信電力を測定し、測定結果を前記集中制御ノードに通知する受信電力測定ステップと、
    前記集中制御ノードが、各通常ノードから通知された前記測定結果に基づいて切り替え先のチャネルを決定する決定ステップと、
    前記集中制御ノードが、前記決定した切り替え先のチャネルを自無線ネットワーク内の全ての通常ノードに対して通知して使用チャネルを切り替えさせる切り替え指示ステップと、
    を含むことを特徴とするチャネル切り替え方法。
  8. 自身および他のノードが使用するチャネルを決定する集中制御ノードと、当該集中制御ノードが決定したチャネルを使用する通常ノードと、によって形成された無線ネットワークにおけるチャネル切り替え方法であって、
    自無線ネットワーク内の各通常ノードが、使用可能な全てのチャネルそれぞれにおける他の無線ネットワークからの信号受信電力を測定し、測定結果を前記集中制御ノードに通知する受信電力測定ステップと、
    前記集中制御ノードが、自無線ネットワーク内の各通常ノードから前記測定結果の通知を受けるごとに、当該通知された測定結果である干渉受信電力に基づいて使用チャネルの切り替えが必要か否かを判定する判定ステップと、
    前記集中制御ノードが、前記判定ステップで使用チャネルの切り替えが必要と判定した場合に、自無線ネットワーク内の通常ノードからそれまでに通知されていた干渉受信電力に基づいて切り替え先のチャネルを決定する決定ステップと、
    前記集中制御ノードが、前記決定した切り替え先のチャネルを自無線ネットワーク内の全てのノード装置に対して通知して使用チャネルを切り替えさせる切り替え指示ステップと、
    を含むことを特徴とするチャネル切り替え方法。
JP2013017116A 2013-01-31 2013-01-31 ノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法 Active JP6053542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013017116A JP6053542B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 ノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013017116A JP6053542B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 ノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014150356A JP2014150356A (ja) 2014-08-21
JP6053542B2 true JP6053542B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=51573029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013017116A Active JP6053542B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 ノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6053542B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112383950B (zh) * 2020-10-26 2024-01-19 深圳Tcl新技术有限公司 信道选择方法、装置、终端设备及可读存储介质

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007329695A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Hitachi Ltd 無線アクセス制御方法および無線通信システム
JP5903616B2 (ja) * 2010-08-26 2016-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 マルチホップ通信方法、マルチホップ通信システム、及び通信端末
JP2013026652A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Azbil Corp 無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014150356A (ja) 2014-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101812818B1 (ko) 동적 스펙트럼 관리자(dsm)를 위한 사일런트 기간의 조정
US9344951B2 (en) Forwarding and routing in sensor networks
US9860165B2 (en) Method and apparatus for detecting and avoiding interference in a communications network
US9277482B2 (en) Adaptive reoptimization rate for unstable network topologies
JP5629020B2 (ja) リンク品質に基づく通信の経路制御
JP6125014B2 (ja) マルチメディアマルチ変調方法およびマルチデータレートメッシュネットワーク
CN101395868B (zh) 在无线网络中报告无干扰信道以及帮助孤立节点
US20190394835A1 (en) Shadow access point for hierarchical tree network using 802.11 infrastructure nodes in fire detection systems and other systems
JP5651662B2 (ja) 無線通信装置
US9729388B2 (en) Method and apparatus for wireless link recovery between BSs in a wireless communication system
JP2008526104A (ja) アクセスポイントインフラストラクチャリンク障害からリカバリするための方法およびシステム
EP3977772B1 (en) Managing outage detections and reporting
JP2009302694A (ja) 無線通信ネットワークシステム
JPWO2015146066A1 (ja) 無線端末、メータリング装置、及び通信制御方法
KR20200118602A (ko) 멀티홉 네트워크의 경로 설정 시스템 및 방법
JP6053542B2 (ja) ノード装置、無線ネットワークおよびチャネル切り替え方法
JP2018085603A (ja) 無線通信装置、方法およびプログラム
US20190222470A1 (en) Ad-hoc wireless mesh network system and methodology for failure reporting and emergency communications
JP6591122B2 (ja) 通信装置、通信方法および通信システム
US8139554B1 (en) Providing bounded latency communication in wireless mesh networks
JP2008228046A (ja) 無線ネットワークの故障診断システムおよび故障診断方法
US11102642B1 (en) System and method for enhanced communications on a wireless mesh network
TWI727519B (zh) 終端裝置、通信系統及通信方法
US10708800B2 (en) Health report sending from a wireless communication network
JP2007243752A (ja) 中継基地局装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6053542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250