JP6052395B2 - リソース配分シグナリング - Google Patents

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Description

本発明は通信システム内のリソース配分のための制御シグナリングに関する。本発明は、限定はしないが、UTRAN(UMTS地上無線アクセスネットワーク)システムのロングタームエボリューション(LTE)においてダウンリンク及び/又はアップリンクのユーザデータ通信のための物理リソースブロック(PRB)の配分をシグナリングするために用いられるリソースの効率的な配分に特に関連している。
LTE通信システムにおいて、ユーザデバイスは、エアインタフェースを介してデータを送受信するために、物理無線リソースを配分される必要があり、ユーザデバイスは制御シグナリングによって、そのユーザデバイスのリソース割当てを通知されなければならない。LTEでは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)がスケジューリング割当て及び他の制御情報を搬送し、スケジューリング割当てをセル内のユーザにシグナリングするために用いられるPDCCHリソースが、サービング基地局によって動的に配分される。
PDCCHは、1つ又は複数の連続した制御チャネル要素(CCE)の集合体から構成され、1つのCCEは基地局セルの利用可能な物理無線リソースの一部を占有する。1つのセル内で利用可能なCCEの全数は、そのセルのシステム帯域幅、及び所与のサブフレームにおいてPDCCH送信のために予約されるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルの数による。通常、サブフレームの最初の3つのシンボルがPDCCH用に予約される。LTEリリース11以降によれば、通例、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)用に割り当てられる無線リソースを用いて、追加の制御チャネル情報を含めることができる。そのような追加の制御チャネル情報の1つの例は、エンハンストPDCCH(ePDCCH)と呼ばれる。しかしながら、PDSCHにePDCCHを設けることは、PDSCH内でのリソースの効率的な配分の問題を引き起こし(配分されるリソースの断片化をもたらすので)、これらの非効率性に対処するために、追加のリソース配分技法が必要とされる。
1つの態様によれば、本発明は、無線インタフェースを介してユーザデバイスと通信する通信ノードであって、
サブフレームのシーケンスを用いて前記ユーザデバイスに対して信号を送受信する送受信機回路部であって、各サブフレームは、複数の通信リソースブロックを含み、各リソースブロックは、該通信ノードが前記ユーザデバイスと通信するのに用いるシステム帯域幅のサブ帯域に対応し、各リソースブロックは、第1の制御データを搬送する制御部分と、ユーザデータを搬送するデータ部分とを有する、送受信機回路部と、
サブフレーム内において、前記ユーザデバイスと通信するためのリソースブロックを配分するように構成されたリソース配分モジュールと、
を含み、
前記リソース配分モジュールは、i)前記ユーザデバイスへの送信用の第1のリソース配分データを生成することであって、該第1のリソース配分データは、前記ユーザデバイスとのユーザデータの通信に用いられる第1の複数の前記リソースブロックを配分することと、ii)少なくとも1つのリソースブロックの前記データ部分内において前記ユーザデバイスのための第2の制御データを搬送する該少なくとも1つのリソースブロックを配分することであって、該少なくとも1つのリソースブロックは、前記第1のリソース配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロック内に含まれることと、iii)前記ユーザデバイスが、前記第1の配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロックから前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを除外するのに用いることができる、前記ユーザデバイスへの送信用の第2のリソース配分データを生成することと、を行うように構成されている、通信ノードを提供する。
前記第2のリソース配分データは、前記第1のリソース配分データと組み合わせて、第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを識別することができる。
前記第2のリソース配分データは、前記第1のリソース配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロックに関連する第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを識別することができる。
サブフレームの前記複数のリソースブロックは、リソースブロックグループのシーケンスに配置することができ、前記第1のリソース配分データは、前記リソースブロックグループのうちの選択された1つ又は複数における前記リソースブロックを配分することができる。この場合、前記第2のリソース配分データはビットマップを含むことができ、前記ビットマップ内のビットは、前記選択された1つ又は複数のリソースブロックグループ内のリソースブロックに対応し、前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを識別する。
前記第1の配分データは、i)配分された前記第1の複数のリソースブロックを識別するビットマップと、ii)開始リソースブロックと、該開始リソースブロックからの配分される複数のリソースブロックとを識別するデータとのうちの少なくとも一方を含むことができる。
前記少なくとも1つのリソースブロックは、前記リソースブロックの既知のサブセット内において配分されることができ、前記第2のリソース配分データは、前記既知のサブセットに対して前記少なくとも1つのリソースブロックを識別することができる。
前記リソースブロックのサブセットを識別する第3の制御データを前記ユーザデバイスに送信する前記送受信機回路部等の手段を設けることができる。この送信する手段は、前記通信ノードが前記サブフレームを送信する前に前記第3の制御データを送信することもできるし、前記サブフレーム内において前記第3の制御データを送信することもできる。前記既知のリソースブロックのサブセットは、固定されている場合もあるし、サブフレームごとに変化する場合もある。
代替の実施形態において、前記少なくとも1つのリソースブロックは、リソースブロックの複数の所定のサブセットのうちの1つにおいて配分され、前記第2のリソース配分データは、前記第1の配分データによって配分される前記複数のリソースブロックから除外する第2の制御データを含む前記リソースブロックの所定のサブセットのうちの1つ又は複数を識別する。この場合、リソースブロックの所定の各サブセットは、関連付けられたインデックス値を有することができ、前記第2の制御データは、第2の制御データを含む前記リソースブロックの所定のサブセットのうちの前記1つ又は複数に関連付けられた前記インデックス値を識別する。
通常、前記通信ノードは、サブフレーム内の前記リソースブロックを用いて複数のユーザデバイスと通信し、それぞれの第2の制御データを各ユーザデバイスに個別に又は一括して送信する。前記第2の制御データが各ユーザデバイスに個別に送信される場合、異なる第2の制御データを各ユーザデバイスに送信することができる。この場合、前記リソース配分モジュールは、第1のユーザデバイス及び第2のユーザデバイス用に配分される重複するリソースブロックを定義する、該第1のユーザデバイス及び該第2のユーザデバイス用のそれぞれの第1の配分データを生成することができ、前記リソース配分モジュールは、各ユーザデバイスに前記重複を取り除くようにリソースブロックを除外させる前記第1のユーザデバイス及び前記第2のユーザデバイス用の異なる第2の制御データを生成することができる。
前記第1の配分データ及び前記第2の配分データは、エンハンスト物理ダウンリンク制御チャネルePDCCH内において送信することができる。
前記リソース配分モジュールは、物理リソースブロック又は仮想リソースブロックを配分することができる。
本発明は、また、通信ノードと通信するユーザデバイスであって、
サブフレームのシーケンスを用いて前記通信ノードに対して信号を送受信する送受信機回路部であって、各サブフレームは、複数の通信リソースブロックを含み、各リソースブロックは、前記通信ノードのシステム帯域幅のサブ帯域に対応し、各リソースブロックは、第1の制御データを搬送する制御部分と、ユーザデータを搬送するデータ部分とを有する、送受信機回路部と、
i)第1のリソース配分データを受信することであって、該第1のリソース配分データは、前記通信ノードとのユーザデータの通信に用いられる第1の複数の前記リソースブロックを配分することと、ii)少なくとも1つのリソースブロックの前記データ部分内において前記ユーザデバイスの第2の制御データを搬送する該少なくとも1つのリソースブロックを受信することであって、前記少なくとも1つのリソースブロックは、前記第1のリソース配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロック内に含まれることと、iii)前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックに関係した第2のリソース配分データを受信することと、iv)前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを、前記第1の配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロックから除外することと、を行うように構成されている通信制御モジュールと、
を含む、ユーザデバイスも提供する。
前記通信制御モジュールは、前記第2のリソース配分データを前記第1のリソース配分データと組み合わせて用いて、前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを識別するように構成することができる。
前記第2のリソース配分データは、前記第1のリソース配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロックに関連する前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを識別することができる。
サブフレームの前記複数のリソースブロックは、リソースブロックグループのシーケンスに配置することができ、前記第1のリソース配分データは、前記リソースブロックグループのうちの選択された1つ又は複数における前記リソースブロックを配分することができる。この場合、前記第2のリソース配分データはビットマップを含むことができ、前記ビットマップ内のビットは、前記選択された1つ又は複数のリソースブロックグループ内のリソースブロックに対応し、前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを識別する。
前記第1の配分データは、前記第1の複数のリソースブロックをリソースブロックの連続したグループとして配分することができるが、これは必須ではない。
前記第1の配分データは、i)配分された前記第1の複数のリソースブロックを識別するビットマップと、ii)開始リソースブロックと、該開始リソースブロックからの配分される複数のリソースブロックとを識別するデータとのうちの少なくとも一方を含むことができる。
前記少なくとも1つのリソースブロックは、前記リソースブロックの所定のサブセット内において配分されることができ、前記第2のリソース配分データは、前記所定のサブセットに対して前記少なくとも1つのリソースブロックを識別することができる。この場合、前記リソースブロックの所定のサブセットを識別する第3の制御データを受信する手段を備えることができる。この受信する手段は、前記ユーザデバイスがサブフレームを受信する前に前記第3の制御データを受信するように構成することもできるし、前記サブフレーム内において前記第3の制御データを受信することもできる。
前記リソースブロックの所定のサブセットは、静的な場合もあるし、サブフレームごとに変化する場合もある。
代替の実施形態において、前記少なくとも1つのリソースブロックは、リソースブロックの複数の所定のサブセットのうちの1つにおいて配分されることができ、前記第2のリソース配分データは、第2の制御データを含む前記リソースブロックの所定のサブセットのうちの1つ又は複数を識別し、前記通信制御モジュールは、前記識別された所定のサブセット内の前記リソースブロックを、前記第1の配分データによって配分される前記複数のリソースブロックから除外するように構成されている。この場合、リソースブロックの所定の各サブセットは、関連付けられたインデックス値を有することができ、前記第2の制御データは、第2の制御データを含む前記リソースブロックの所定のサブセットのうちの前記1つ又は複数に関連付けられた前記インデックス値を識別する。
前記第1の配分データ及び前記第2の配分データは、エンハンスト物理ダウンリンク制御チャネルePDCCH内において送信することができる。
本発明は、また、無線インタフェースを介してユーザデバイスと通信する通信ノード内で実行される方法であって、
サブフレームのシーケンスを用いて前記ユーザデバイスに対して信号を送受信することであって、各サブフレームは、複数の通信リソースブロックを含み、各リソースブロックは、前記通信ノードが前記ユーザデバイスと通信するのに用いるシステム帯域幅のサブ帯域に対応し、各リソースブロックは、第1の制御データを搬送する制御部分と、ユーザデータを搬送するデータ部分とを有することと、
サブフレーム内において、前記ユーザデバイスと通信するためのリソースブロックを配分することと、
を含み、
前記配分するステップは、i)前記ユーザデバイスへの送信用の第1のリソース配分データを生成することであって、該第1のリソース配分データは、前記ユーザデバイスとのユーザデータの通信に用いられる第1の複数の前記リソースブロックを配分することと、ii)少なくとも1つのリソースブロックの前記データ部分内において前記ユーザデバイスのための第2の制御データを搬送する該少なくとも1つのリソースブロックを配分することであって、該少なくとも1つのリソースブロックは、前記第1のリソース配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロック内に含まれることと、iii)前記ユーザデバイスへの送信用の第2のリソース配分データを生成することであって、前記ユーザデバイスが、前記第1の配分データによって配分された前記第1の複数のリソースブロックから前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを除外するのに用いることができることと、を含む、方法も提供する。
本発明は、また、通信ノードと通信するユーザデバイスによって実行される方法であって、
サブフレームのシーケンスを用いて前記通信ノードに対して信号を送受信することであって、各サブフレームは、複数の通信リソースブロックを含み、各リソースブロックは、前記ユーザデバイスが前記通信ノードと通信するのに用いるシステム帯域幅のサブ帯域に対応し、各リソースブロックは、第1の制御データを搬送する制御部分と、ユーザデータを搬送するデータ部分とを有することと、
通信制御として、i)第1のリソース配分データを受信することであって、該第1のリソース配分データは、前記通信ノードとのユーザデータの通信に用いられる第1の複数の前記リソースブロックを配分することと、ii)少なくとも1つのリソースブロックの前記データ部分内において前記ユーザデバイスの第2の制御データを搬送する該少なくとも1つのリソースブロックを受信することであって、前記少なくとも1つのリソースブロックは、前記第1のリソース配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロック内に含まれることと、iii)前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックに関係した第2のリソース配分データを受信することと、iv)前記第2の制御データを搬送する前記少なくとも1つのリソースブロックを、前記第1の配分データによって配分される前記第1の複数のリソースブロックから除外することと、
を含む、方法も提供する。
別の態様によれば、本発明は、また、無線インタフェースを介してユーザデバイスと通信する通信ノードであって、
サブフレームのシーケンスを用いて前記ユーザデバイスに対して信号を送受信する送受信機回路部であって、各サブフレームは、複数の通信リソースブロックを含み、各リソースブロックは、該通信ノードが前記ユーザデバイスと通信するのに用いるシステム帯域幅のサブ帯域に対応する、送受信機回路部と、
前記ユーザデバイスとの通信を制御するとともに、複数の所定の制御データフォーマットのうちの1つで制御データを前記ユーザデバイスに送信するように構成された通信制御モジュールであって、前記制御データフォーマットは、それぞれが異なるビット数を含む複数のレガシー制御データフォーマットと、それぞれレガシー制御データフォーマットと同じビット数を有する1つ又は複数の新たな制御データフォーマットとを含む、通信制御モジュールと、
前記ユーザデバイスと通信するためのリソースブロックをサブフレーム内において配分するリソース配分データを生成するように構成されたリソース配分モジュールと、
を含み、
前記通信制御モジュールは、前記所定の制御データフォーマットのうちの選択された1つに前記リソース配分データを含めるように構成され、前記リソース配分データが別の制御データフォーマットと同じビット数を有する制御データフォーマット内に含まれていた場合には、どの制御データフォーマットがシグナリングされたのかを示す追加の制御データを前記ユーザデバイスにシグナリングするように構成されている、通信ノードも提供する。
前記通信制御モジュールは、前記追加の制御データを前記ユーザデバイスに前記制御データフォーマット又は別の異なる制御データフォーマット内においてシグナリングするように構成することができる。
第1のレガシー制御データフォーマットの前記リソース配分データは、
複数のリソースブロックグループサブセットの中から選択されたリソースブロックグループサブセットを示すのに用いられるフィールドと、
ビットマップを含むフィールドであって、該ビットマップの各ビットは、前記選択されたリソースブロックグループサブセット内の単一のリソースブロックをアドレス指定する、フィールドと、
を含むことができる。
第1の新たな制御データフォーマットの前記リソース配分データは、前記第1のレガシー制御データフォーマットと同じビット数を有することができ、
前記通信ノードのシステム帯域幅のK個のパーティションからの1つの選択を示すのに用いられるフィールドであって、各帯域幅部分は、連続したリソースブロックを含む、フィールドと、
ビットマップを含むフィールドであって、該ビットマップの各ビットは、前記選択された帯域幅部分における単一のリソースブロックをアドレス指定し、該アドレス指定されたリソースブロックが前記ユーザデバイスに配分されているか否かを示す、フィールドと、
を含むことができる。
代替的に、第1のレガシー制御データフォーマットの前記リソース配分データは、
複数のリソースブロックグループサブセットの中から選択されたリソースブロックグループサブセットを示すのに用いられるフィールドと、
ビットマップを含むフィールドであって、該ビットマップの各ビットは、前記選択されたリソースブロックグループサブセット内の単一のリソースブロックをアドレス指定する、フィールドと、
を含む。
第1の新たな制御データフォーマットの前記リソース配分データは、前記第1のレガシー制御データフォーマットと同じビット数を有し、
前記通信ノードのシステム帯域幅内のリソースブロックのパーティションの開始リソースブロックを示すのに用いられるフィールドと、
ビットマップを含むフィールドであって、該ビットマップの各ビットは、前記リソースブロックのパーティション内の単一のリソースブロックをアドレス指定し、前記リソースブロックが前記ユーザデバイスに配分されているか否かを示す、フィールドと、
を含む。
この場合、前記第1の新たな制御データフォーマットの開始リソースブロックを示すのに用いられる前記フィールドは、|log(NRB)|個のビットを含むことができ、前記ビットマップを含む前記第1の新たな制御データフィールドの前記フィールドは、
Figure 0006052395
個のビットを含むことができる。ここで、NRBは、利用可能なリソースブロックの数であり、Pは、各サブセット内のリソースブロックの数を規定する。
代替的に、前記第1の新たな制御データフォーマットの開始リソースブロックを示すのに用いられる前記フィールドは、|log(NRB)|個のビットを含むことができ、前記ビットマップを含む前記第1の新たな制御データフィールドの前記フィールドは、
Figure 0006052395
個のビットを含むことができる。ここで、NRBは、利用可能なリソースブロックの数であり、Pは、各サブセット内のリソースブロックの数を規定する。
前記第1のレガシー制御データフォーマット及び前記第1の新たな制御データフォーマットは、該制御データフィールドが前記第1のレガシー制御データフォーマットであるのか又は前記第1の新たな制御データフォーマットであるのかを示すフィールドを更に含むことができる。
本発明のこの態様において、無線インタフェースを介して通信ノードと通信するユーザデバイスであって、
サブフレームのシーケンスを用いて前記通信ノードに対して信号を送受信する送受信機回路部であって、各サブフレームは、複数の通信リソースブロックを含み、各リソースブロックは、前記通信ノードのシステム帯域幅のサブ帯域に対応する、送受信機回路部と、
前記通信ノードとの通信を制御する通信制御モジュールであって、
i)複数の所定の制御データフォーマットのうちの1つで前記通信ノードから制御データを受信することであって、前記制御データフォーマットは、それぞれが異なるビット数を含む複数のレガシー制御データフォーマットと、それぞれレガシー制御データフォーマットと同じビット数を有する1つ又は複数の新たな制御データフォーマットとを含み、前記受信された制御データは、前記通信ノードと通信するためのリソースブロックをサブフレーム内において配分するリソース配分データを含むことと、
ii)前記受信された制御データが別の制御データフォーマットと同じビット数を有する制御データフォーマットである場合には、どの制御データフォーマットが用いられたのかを示す追加の制御データを受信することと、
を行うように動作可能な通信制御モジュールと、
前記受信された追加の制御データに応じて、前記レガシー制御データフォーマット又は前記新たな制御データフォーマットに従って、前記受信された制御データフォーマットを解釈する制御データインタープリターモジュールと、
を含む、ユーザデバイスをも提供する。
前記通信制御モジュールは、前記追加の制御データを前記制御データフォーマット内で受信するように構成することができる。
代替的に、前記通信制御モジュールは、前記追加の制御データを別の異なる制御データフォーマット内で受信するように構成することができる。
本発明は、全ての開示された方法について、対応するユーザ通信デバイス又はネットワーク通信デバイス上で実行するための対応するコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品も提供する。本発明は、本方法を実施するように構成されるか又は動作可能なユーザ通信デバイス及びネットワーク通信デバイス、並びにそれらのデバイスの構成要素、並びにこれらを更新する方法も提供する。
例示としてのみ与えられ、添付の図面を参照して説明される実施形態の以下の詳細な説明から、本発明のこれらの態様及び種々の他の態様が明らかとなる。
電話網に接続された基地局と通信する複数のユーザ移動(セルラー)電話を含む通信システムを概略的に示す図である。 図1に示されるシステムの無線リンクを介して通信する際に用いられる汎用フレーム構造を概略的に示す図である。 周波数サブキャリアがリソースブロックに分割される方法、及びタイムスロットが複数のOFDMシンボルに分割される方法を概略的に示す図である。 図1に示す基地局の主要構成要素を示すブロック図である。 図1に示す移動電話の主要構成要素を示すブロック図である。 リソースブロックが制御チャネル(PDCCH)及びデータチャネル(PDSCH)に概念的に分割される方法を示す図である。 物理リソースブロックがリソースブロックグループにグループ化される方法及びタイプ0リソース配分技法を用いてリソースブロックグループをどのように割り当てることができるのかを概略的に示す図である。 物理リソースブロックがリソースブロックグループにグループ化される方法及びタイプ2リソース配分技法を用いてリソースブロックグループ内のリソースをどのように割り当てることができるのかを概略的に示す図である。 物理リソースブロックがリソースブロックグループにグループ化される方法及びリソースブロックグループがサブセットにどのように配置されるのかを概略的に示すとともに、タイプ1リソース配分技法を用いて各サブセット内のリソースを割り当てることができる方法を示す図である。 物理リソースブロックがリソースブロックグループにグループ化される方法及びリソースブロックグループがサブセットにどのように配置されるのかを概略的に示すとともに、タイプ1リソース配分技法を用いて各サブセット内のリソースを割り当てることができる方法を示す図である。 タイプ0リソース配分技法が用いられるときに、同じリソースブロックグループ内の異なるリソースブロックをPDSCH及びePDCCH用に割り当てることを可能にする、リソースを配分することができる1つの方法を示す図である。 タイプ2リソース配分技法が用いられるときに、同じリソースブロックグループ内の異なるリソースブロックをDPSCH及びePDCCH用に割り当てることを可能にする、リソースを配分することができる別の方法を示す図である。 制御データ及びPDSCHを組み合わせたリソースの効率的な配分のための新たな方法でレガシータイプ1配分を解釈することができる方法を示す図である。 制御データ及びPDSCHを組み合わせたリソースの効率的な配分のための新たな方法でレガシータイプ1配分を解釈することができる別の方法を示す図である。 エンハンストPDSCHリソース配分タイプ0の一例を示す図である。 エンハンストPDSCHリソース配分タイプ2の一例を示す図である。 20MHz帯域幅におけるレガシーPDSCHリソース配分タイプ1を示す図である。 20MHz帯域幅におけるレガシーPDSCHリソース配分タイプ1を示す図である。 4つのパーティションを有する20MHz帯域幅におけるエンハンストリソース配分タイプ1の一例を示す図である。
概説
図1は移動(セルラー)通信システム1を概略的に示している。この通信システムでは、移動電話3−0、3−1及び3−2のユーザが基地局5及び電話網7を介して他のユーザ(図示せず)と通信することができる。この実施形態では、基地局5は、移動電話3にダウンリンクデータを送信するのに直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)技法を用いる。移動電話3は、その移動電話のアップリンクデータを基地局5に送信するのに単一キャリア周波数分割多重アクセス(FDMA)技法を用いる。移動電話3がエアインタフェースを介してデータを送受信することができるためには、移動電話3は、(基地局5によって)物理リソースブロックを配分される必要があり、移動電話3は、LTEの場合には、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)内の制御シグナリングによってそのリソース割り当ての通知を受けなければならない。
LTEサブフレームデータ構造
基地局5が移動電話3にリソースを配分する特定の方法を検討する前に、LTE リリース8(Rel 8)以降について合意された一般フレーム構造、したがってこれらのリソースが表すものについて説明を与える。上記で言及されたように、ダウンリンクの場合、OFDMA技法を用いて基地局5がエアインタフェースを介して個々の移動電話3にユーザデータを送信できるようになり、アップリンクの場合、SC−FDMA技法を用いて、移動電話3がエアインタフェースを介して基地局5にそのデータを送信できるようになる。各方向において送信されることになるデータの量に応じて、基地局5によって各移動電話3に様々なサブキャリアが(所定の時間にわたって)配分される。これらのサブキャリア及び時間の配分は、LTE仕様書において物理リソースブロック(PRB)として規定される。それゆえ、PRBは時間及び周波数次元を有する。基地局5は、その基地局5がサービス提供しているデバイスごとにPRBを動的に配分し、PDCCHを介して、サブフレームごとの配分を、スケジューリングされた移動電話3のそれぞれにシグナリングする。
図2aは、エアインタフェースを介した基地局5とのLTE通信用に合意された1つの一般的なフレーム構造を示している。図示するように、1つのフレーム13は、10msec長であり、1msecの継続時間(送信時間間隔(TTI)として知られている)の10個のサブフレーム15を備える。各サブフレーム又はTTIは0.5msec持続時間の2個のスロット17を含む。各スロット17は、標準サイクリックプレフィックス(CP)が用いられるか、拡張サイクリックプレフィックスが用いられるかに応じて、6個又は7個のOFDMAシンボル19を含む。利用可能なサブキャリアの全数は、システムの全送信帯域幅による。LTE仕様は、1.4MHz〜20MHzのシステム帯域幅のためのパラメーターを規定し、現在、1つのPRBは、1スロット17に12個の連続したサブキャリアを含むように規定される(これは明らかに異なっているが)。送信ダウンリンク信号は、Nsymb個のOFDMシンボルの持続時間にわたるNBW個のサブキャリアを含み、図2bに示されるように、リソースグリッドで表すことができる。グリッド内の各ボックス20は1シンボル周期にわたる単一のサブキャリアを表しており、リソース要素と呼ばれる。図示されるように、12個の連続したサブキャリア及びサブキャリアごとの(この場合)7個のシンボルから、各PRB21が形成されるが、実際には、各サブフレーム15の第2のスロット17においても同じ配分が行なわれる。
基地局
図3は、本発明の一実施形態において用いられる基地局5の主要構成要素を示すブロック図である。図示されるように、基地局5は送受信機回路31を備える。送受信機回路31は、1つ又は複数のアンテナ33を介して、移動電話3に対し信号を送受信し、かつ、ネットワークインタフェース35を介して、電話網7に対し信号を送受信するように動作可能である。送受信機回路31の動作は、メモリ39に格納されるソフトウエアに従って、1つ又は複数のコントローラ37によって制御される。ソフトウエアは、とりわけ、オペレーティングシステム41と、通信制御モジュール43と、リソース配分モジュール45と、スケジューラモジュール47とを含む。
通信制御モジュール43は、基地局5と移動電話3との間及び基地局5と電話網7との間の通信を制御するように動作可能である。リソース配分モジュール45は、送受信機回路31が、移動電話3との通信において移動電話3からアップリンクデータを受信するとともに移動電話3にダウンリンクデータを送信するために用いるリソースを配分するように動作可能である。スケジューラモジュール47は、基地局5と移動電話3との間のエアインタフェースを形成するサブフレーム15のシーケンス内において移動電話3のデータ通信機会をスケジューリングする。リソース配分モジュール45及びスケジューラモジュール47は、リソース配分データを生成するとともに、適切なDCI制御データを移動電話3に送信して、以下で説明する新たな技法を用いたそれらの移動電話3の配分をそれらの移動電話3に知らせるように協働する。
移動電話
図4は、図1に示される各移動電話3の主要構成要素を概略的に示す。図示されるように、移動電話3は送受信機回路71を含む。この送受信機回路は、1つ又は複数のアンテナ73を介して基地局5に対し信号を送受信するように動作可能である。図示されるように、移動電話3は少なくとも1つのコントローラ75も含む。このコントローラは移動電話3の動作を制御し、送受信機回路71並びにスピーカ77、マイクロフォン79、ディスプレイ81及びキーパッド83に接続される。コントローラ75は、メモリ85内に格納されるソフトウエア命令に従って動作する。図示するように、これらのソフトウエア命令は、とりわけ、オペレーティングシステム87と、制御データインタープリターモジュール91を内部に有する通信制御モジュール89とを含む。通信制御モジュール89は、基地局5によって配分されたリソースを用いた基地局5との通信を制御するように動作可能である。制御データインタープリターモジュール91は、基地局5から受信された制御情報を(以下でより詳細に論述する方法で)解釈して、移動電話3が基地局5との通信において用いる、基地局5によって配分されたリソースを決定するように構成されている。
上記の説明において、基地局5及び移動電話3は、理解しやすくするために、複数の別々のモジュール(通信制御モジュール、リソース配分モジュール及びスケジューラモジュール等)を有するものとして説明されている。或る特定の適用形態、例えば、既存のシステムが本発明を実施するように変更された場合には、これらのモジュールはこのようにして設けられる場合があるが、他の適用形態、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に入れて設計されたシステムでは、これらのモジュールは全体としてオペレーティングシステム又はコードの中に組み込むことができるので、これらのモジュールは別々のエンティティとして区別できない場合もある。別々のモジュールが設けられる場合、上記のモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールの機能を単一のモジュールによって実行することもできる。例えば、リソース配分モジュールの機能及びスケジューラモジュールの機能は単一のスケジューラモジュールによって実行することができる。
リソース配分
リソースブロック21は、リソース配分モジュール45によって、周波数領域における1つのリソースブロックの整数倍で移動電話3に配分される。移動電話に割り当てられるリソースの最小単位は、1つのリソースブロック21である。これらのリソースブロックは、互いに隣接している必要はない。基地局5は、どの移動電話3にリソースを配分するのかを決定する。このスケジューリング決定は、スケジューラモジュール47によって行われ、1msの送信時間間隔(TTI)ごとに変更することができる。基地局5によって用いられるスケジューリングアルゴリズムは、既存の技法に従って、種々の移動電話3の無線リンク品質状況、全体の干渉状況、サービス品質要件、サービス優先順位等を考慮に入れる。
図5は、2つのスロット(1つのサブフレーム15)にわたる1つのリソースブロック21を示すとともに、ブロック内のリソースが通常、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)23と物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)25とにどのように分割されるのかを示している。PDCCH23は、様々な目的に応える。主として、PDCCHは、スケジューリング決定、すなわち、アップリンク送信及びダウンリンク送信用のスケジューリング割り当てを個々の移動電話3に伝達するのに用いられる。PDCCH23は、サブフレーム15の最初のOFDMシンボルに位置する。サブフレーム15の最初のOFDMシンボル内の特定のリソース要素において搬送される追加の物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)は、PDCCH用のOFDMシンボルの数(1つ、2つ、3つ、又は4つのシンボルが可能である)を示すのに用いられる。PCFICHは、セル内の移動電話3の数及びPDCCH23上で伝達されるシグナリングフォーマットに応じて、PDCCHに対する負荷が変動する可能性があることから必要とされる。PDCCH上で搬送される情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれる。この制御メッセージの目的に応じて、DCIの種々のフォーマットが定義される。読み手の方は、DCIフォーマットの更に詳細な内容を得たい場合には、TR36.213(V10.6.0)を参照されたい。この文献の内容は、引用することによって本明細書の一部をなすものとする。
図5は、PDCCH23がサブフレーム15の最初の3つのOFDMシンボルを用いて送信される状況を示している。残りのリソースは、PDSCH25用に設けられている。しかしながら、時に、これらの最初のOFDMシンボルが、基地局5によってサービングされている移動電話3の全ての所望の制御データを搬送するのに十分な容量を有していないことがあり、最近の提案は、PDSCH25に通例用いられるOFDMシンボルにおいて個々の移動電話3の幾つかの制御データを送信することである。そのような制御データの1つの例は、エンハンストPDCCH(ePDCCH)と呼ばれる制御チャネル内において送信される。制御チャネル容量の増加に加えて、そのようなePDCCHチャネルの使用によって、移動電話固有のビームフォーミング及び周波数選択性スケジューリングをePDCCH送信に適用することが可能になり、近接した基地局セル間でePDCCHを協調させて干渉を低減させることを容易にすることが可能になる。しかしながら、PDSCH25を搬送するのに通例用いられるOFDMシンボルにおけるePDCCHの送信は、基地局5によるPDSCH25内のリソースの効率的な配分に対する問題を引き起こす。これらの問題を理解するために、次に、LTE通信システムでの使用について合意されている種々のタイプのリソース配分技法を説明する。これらの技法には、タイプ0配分、タイプ1配分、及びタイプ2配分が含まれる。
タイプ0配分
図6aは、物理リソースブロック21が複数の連続したリソースブロックグループ(RBG)27にどのようにグループ化されるのかを示している。可能な場合には、各グループは、RBGサイズ(P)として知られている等しい数のリソースブロックを含む。ただし、連続したリソースブロックの数が所望のRBGサイズによって正確に割り切れない場合、最後のグループは、それよりも少ないリソースブロックを含む場合がある。図6aは、RBGサイズが4である場合を示し、RBG0〜RBG4の最初の5つのRBGを示している。
タイプ0のリソース配分では、リソースブロック割り当て情報(基地局によって生成されて、移動電話3に送信される)は、そのスケジューリングされた移動電話3に配分されるリソースブロックグループ(RBG)を示すビットマップを含む。RBGのビットマップへのビットマッピングの順序は、RBG0〜RBG NRBG−1が、ビットマップのMSBからLSBにマッピングされるようになっている(ただし、もちろん順序を逆にすることもできる)。3GPP、TR36.213(V10.6.0)のセクション7.1.6.1に記載されているように、RBGは、ビットマップ内の対応するビット値が1である場合には、移動電話3に配分され、そうでない場合には、RBGは移動電話3に配分されない。図6aは、スケジューリングされた移動電話3に割り当てられるビットマップ29の一部の一例を示し、この場合、スケジューリングされた移動電話3に、グループRBG0、RBG1、RBG3、及びRBG4内のリソースブロックが配分されていることを示している。
当業者であれば理解するように、PDSCH25用に通常割り当てられる領域において制御データも送信されるとき、RBG27内のリソースのうちの幾つかは、たとえそれらが制御データを含んでいなくても、ユーザデータを搬送するのに利用可能でない場合がある。例えば、RBG15が、スケジューリングされた移動電話3のePDCCH(又は別の移動電話のePDCCH)を搬送するのに用いられる場合、同じリソースブロックグループ内の他のリソースをPDSCH用に配分することはできない。なぜならば、レガシータイプ0リソース配分データは、リソースブロックグループの単位でしかリソースを配分することができないからである。これによって、利用可能なリソースの使用が断片化及び浪費される。
タイプ2配分
タイプ2のリソース配分では、リソースブロック割り当て情報は、3GPP、TR36.213(V10.6.0)のセクション7.1.6.3に記載されているように、連続して配分される仮想リソースブロックのセットをスケジューリングされた移動電話3に示す。DCIフォーマット1Aの場合、タイプ2リソース配分フィールドは、開始リソースブロック(RBstart)に対応するリソース指示値(RIV)と、仮想的に連続して配分されるリソースブロックの点からの長さLCRBsとを含む。図6bは、開始リソースブロックとしてRB1を識別し、かつ14個のリソースブロックに対応する長さ値を含む一例のリソース配分30を示している。これは、RB1〜RB14が、そのサブフレーム15においてそのスケジューリングされた移動電話3に配分されることを意味する。しかしながら、移動電話3が連続したリソースブロックについて配分されるとともに、同じ移動電話3のDL(ダウンリンク)グラント及びUL(アップリンク)グラントの双方のePDCCHがそれらの連続したリソースブロック内に位置しているとき、タイプ2リソース配分には問題がある(タイプ0リソース配分にも同様に当てはまる)。特に、移動電話3がULグラントを検出することができない場合、その結果として、移動電話3は、PDSCHを復号化することができないだけでなく、DL HARQバッファー(ダウンリンクデータの受信に肯定応答するのに用いられる)を破損することにもなる。さらに、HARQバッファーが破損されるので、そのような送信エラーは、HARQ再送信によって回復することができず、したがって再送信は、上位レイヤー(すなわち、RLCレイヤー)によって実行されなければならない。この問題の簡単な解決策は、配分されるPDSCHリソースが制御データと重複しないように、スケジューリングされた移動電話3に配分されるリソースの範囲を制限することであるが、この場合も、これによって、PDSCH25における利用可能なリソースの使用は、非効率的なもの(すなわち、ギャップ)になる。
タイプ1配分
タイプ1のリソース配分では、リソースブロックグループは、サブセットに分割される。この一例は、図6c及び図6dに示されている。特に、これらの図は、100個のリソースブロックに分割された20MHzのサポートされた帯域幅のリソースブロックを示している。これらのリソースブロックは、25個のリソースブロックグループにグループ化される。これらのリソースブロックグループ(RBG0〜RBG24)のそれぞれは、4つのリソースブロック(RBGサイズ=4)を含む。これらの物理リソースブロックは、帯域幅にわたって連続的にインデックス付けされる(20MHzの場合、通常、0〜99)。
リソースブロックグループは、複数のサブセットに更に配置される。これらのサブセットのそれぞれは、帯域幅にわたって均一に分散された複数のリソースブロックグループを含む。特定の帯域幅のRBGサブセットの数及びそのサブセット内のリソースブロックグループ間の間隔はともに、RBGサイズに等しい。例示として、図6c及び図6dの例では、25個のリソースブロックグループが4つ(すなわち、20MHzのRBGサイズ)のサブセットに配置されている。第1のサブセットは、第1のリソースブロックグループ、第5のリソースブロックグループ、第9のリソースブロックグループ、第13のリソースブロックグループ、第17のリソースブロックグループ、第21のリソースブロックグループ、及び第25のリソースブロックグループを含む。第2のサブセットは、第2のリソースブロックグループ、第6のリソースブロックグループ、第10のリソースブロックグループ、第14のリソースブロックグループ、第18のリソースブロックグループ、及び第22のリソースブロックグループを含む。第3のサブセットは、第3のリソースブロックグループ、第7のリソースブロックグループ、第11のリソースブロックグループ、第15のリソースブロックグループ、第19のリソースブロックグループ、及び第23のリソースブロックグループを含む。第4のサブセットは、残りのリソースブロックグループを含む。
サポートされた異なる帯域幅の分割にも同様の手法が用いられる。それらの異なる帯域幅のRBGサイズ(したがって、サブセットの数)を以下の表に示す。
Figure 0006052395
ここで、「P」は、RBGサイズ(したがって、RBGサブセットの数)であり、
Figure 0006052395
は、帯域幅がダウンリンク送信用に分割されるリソースブロックの数である。
TS36.213に記載されているように、レガシータイプ1リソース配分技法は、RBGの選択されたサブセット内のリソースブロックについて、1つのリソースブロックにつき1ビットを適用する。タイプ1は、2つ以上のRBGの連続したリソースブロックを配分することができず(すなわち、タイプ1は、周波数ダイバーシティ利得を達成するために、分散されたリソースブロックをハンドリングすることしかできず)、したがって、これを周波数選択性スケジューリングに適用するには限界がある。詳細には、図6c及び図6dにそれぞれ示すように、タイプ1リソース配分は、以下のフィールドを有する。
●ceil(logP)個のビットを有する第1のフィールドは、RBGサブセットの中から選択されたRBGサブセットを示すのに用いられる。
●1ビットを有する第2のフィールドは、サブセット内のリソース配分スパンのシフトを示すのに用いられる。1のビット値は、シフトが右にトリガーされること(右寄せ−図4dに示す)を示す。それ以外では、シフトは、左にトリガーされる(左寄せ−図4cに示す)。
●第3のフィールドは、ビットマップを含む。このビットマップの各ビットは、選択されたRBGサブセット内の単一のリソースブロックをアドレス指定する。このフィールドのサイズは、以下となる。
Figure 0006052395
したがって、スケジューリングされた移動電話3は、受信されたリソース配分データ内の第1のフィールドを用いて、RBGのサブセットを識別し、第2のフィールドを用いて、配分が左シフトされているのか又は右シフトされているのかを識別し、第3のフィールドを用いて、サブセット内の配分されたリソースブロックを識別する。
新たなリソース配分技法
次に、上記で議論した非効率性のうちの幾つかを少なくとも軽減するのに役立つ複数の新たなリソース配分技法を説明する。
解決策1
上記問題のうちの少なくとも幾つかの第1の解決策として、基地局5は、どのリソースブロックがレガシーリソース配分(上記で説明したようなリリース10のタイプ0リソース配分技法、タイプ1リソース配分技法、及びタイプ2リソース配分技法)から除外されるべきかを示す補助情報(例えば、ePDCCH配分指示)を生成して移動電話3に送信するようにも構成される。なぜならば、それらの技法は、ePDCCH送信を含むからである。移動電話3(特に、制御データインタープリターモジュール91)は、基地局5によってこの移動電話に配分された実際のダウンリンクリソースを実行するために、この補助情報をそのレガシーリソース配分メッセージと組み合わせるように構成される。このようにして、それ自体はePDCCH送信を含まないが、少なくとも1つのePDCCH送信を含むリソースブロックグループの一部をなすリソースブロックを、これまでどおり、PDSCH用に移動電話3に配分することができる。
LTE標準規格の後期のバージョン(Rel−11以降)に適合した移動電話3のみが、この補助情報を読み出して用いることができる。それよりも旧式の移動電話3は、そうすることはできないが、基地局5は、そのような「レガシー」移動電話3のためのリソース配分もePDCCHに用いられるリソース(又はPDSCH25に用いられるOFDMシンボルにおいて送信される他の同様の制御データ)を含まないことを確保することができ、それによって、システムが後方互換性を維持することが確保される。
ePDCCH配分領域の構成
補助情報のサイズを削減するために、ePDCCH送信がリソースブロックのこのサブセットにしか存在することができないという制限を課す物理リソースブロックのサブセット(「ePDCCH領域」)を予め規定することができる(基地局5及び移動電話3の双方に事前に知られている)。この場合、補助情報は、このサブセット内のどのリソースブロックがレガシーリソース配分から除外されるべきかを記述するだけでよい。これによって、補助情報のシグナリングオーバーヘッドを大幅に削減することができる。
リソースブロックの「ePDCCH領域」サブセットは、上位レイヤーシグナリング(例えば、無線リソース制御(RRC)シグナリング)によって又はブロードキャストチャネル上で移動電話3に事前にシグナリングすることができる。代替的に、リソースブロックのこのサブセットは、この場合も上位レイヤーシグナリングによって若しくはブロードキャストチャネル上で移動電話3にシグナリングされる所定のパターンに基づいて、又は一定のルールに基づいて、サブフレーム15ごとに動的に変化することができる。例えば、所与のサブフレーム15のePDCCHリソースブロックのセットの正確なロケーションは、例えば、基地局セルのセルID及びそのサブフレーム15のサブフレーム番号を必要とする或る定義された計算を用いて暗黙的に求めることができる。1つの実施形態では、ePDCCH領域内のリソースブロックは、システム帯域幅の1つの部分に集中している。ただし、システム帯域幅にわたってePDCCH領域のリソースブロックを分散させる利点が存在する場合があり、各移動電話3のePDCCHを基地局5と移動電話3との間の良好なチャネル状態を有するシステム帯域幅の領域において送信することを可能にする(それによって、移動電話3へのePDCCHの通信の成功の機会が増加する)。
ePDCCH配分指示のシグナリング
補助情報が取ることができる1つの可能な形態は、ePDCCH領域サブセット内の物理リソースブロックごとに1ビットを有し、対応するリソースブロックがレガシーリソース配分から除外されるべきか否かを示すビットマップである。
代替的に、サイズが変化する複数のリソースブロックサブセットを事前に定義することができ、各サブセットをインデックス値に関連付けることができる。基地局5及び移動電話3は、リソースブロックサブセット及びそれらの関連付けられたインデックス値を識別するデータ(例えば、ルックアップテーブル)を保持する。動作中、各サブフレーム15において、基地局5は、必要とされるePDCCH送信をそのサブフレーム15に含めるのに最も有利であると判定したリソースブロックサブセットを選択し、関連付けられたインデックス値を移動電話3にシグナリングする。これに応答して、移動電話3は、シグナリングされたインデックス値を受信し、記憶されたデータを用いて、関連付けられたリソースブロックサブセットを識別する。移動電話3は、次に、示されたリソースブロックサブセット内の全てのリソースブロックを(それらのリソースブロックがePDCCH送信を実際に含むか否かにかかわらず)そのレガシーリソース配分から除外する。この手法は、リソースブロック使用の点でビットマップ方法よりも効率的でない場合がある(なぜならば、選択されたリソースブロックサブセットにおいて、ePDCCH送信を実際に含まないリソースブロックが無駄になるからである)が、シグナリングオーバーヘッドを削減する補助情報のサイズは、幾つかの場合にはビットマップ方法よりも小さくすることができる。
補助情報を移動電話3にシグナリングする方法には、以下のように種々のオプションがある。
●ePDCCH DCIフォーマット:タイプ0及び2の双方について、ePDCCHが構成されるとき、補助情報をリソース配分方式の一部としてDCIフォーマット内に配置することができる。この補助情報に必要とされるビット数は、ePDCCH領域に含まれるリソースブロックの数の観点からePDCCH領域のサイズ以下になるべきである。例えば、10MHzのシステム帯域幅の場合の補助情報のビット数は、{8ビット、12ビット、16ビット}のうちの1つとすることができる。
●ePCFICH又は新たなDCIフォーマット:補助情報は、合意されている場合にはePCFICHにおいて又はePDCCH領域/リソースを示すと推定される新たなDCIフォーマットにおいて、(各サブフレーム15内で)動的にシグナリングすることもできる。したがって、補助情報は、ePDCCH領域に配分されたリソースブロックのセットから、全ての移動電話3のePDCCHによって占有された実際のリソースブロックを動的に示す。この場合、補助情報のサイズは、ePDCCH領域に含まれるリソースブロックの数の観点からePDCCH領域のサイズに等しい。
補助情報は、各移動電話3にそのレガシーリソース配分の延長として個別にシグナリングすることもできるし、基地局セル内の全ての移動電話3に別個にブロードキャストすることもできる。
補助情報が、各移動電話3にそのレガシーリソース配分の延長として個別にシグナリングされる場合、これによって、各移動電話3に異なる補助情報をシグナリングすることが可能になる余地が生じる。幾つかのシナリオでは、これは、例えば、部分的に重複するレガシーリソース配分を2つの移動電話3に割り当てることを可能にするとともに、(同じリソースが双方の移動電話3に配分されないように)衝突を解決するために移動電話固有の補助情報を用いることによって、更なる柔軟性を提供することができる。
加えて、補助情報が、各移動電話3にそのレガシーリソース配分の延長として個別にシグナリングされる場合、これらの補助情報及びレガシーリソース配分を単一のePDCCH送信に組み合わせることができる。
さらに、補助情報が、各移動電話3にそのレガシーリソース配分の延長として(その移動電話自体のDLグラントePDDCH内で)個別にシグナリングされる場合、補助情報は、その移動電話自体のDLグラントePDCCH配分の指示を含む必要はない。なぜならば、移動電話3は、そのDLグラントePDCCHメッセージを復号化していることから、これを既に知っていると想定することができるからである。
さらにまた、補助情報が、各移動電話3にそのレガシーリソース配分の延長として個別にシグナリングされる場合、補助情報は、その移動電話のレガシーリソース配分と重複するePDCCH領域リソースブロックのサブセットの部分(すなわち、ePDCCH領域のPRBのサブセット及び移動電話のレガシーリソース配分の双方に含まれるリソースブロック)を記述するだけでよい。移動電話3は、ePDCCH領域のPRBのサブセット及びそれ自体のレガシーリソース配分の双方を知っているので、重複する部分を計算し、それに応じて補助情報を解釈することができる。これによって、通常、補助情報のサイズが削減される。一方、これは、補助情報のサイズが移動電話3に事前に知られていないことも意味し、追加のブラインド復号化の試行が必要とされる。
特に、上記で議論したように、移動電話3に送信される制御データは、複数の所定のフォーマット(DCIフォーマット、それぞれが異なるサイズを有する)のうちの1つを有することができ、移動電話3は、PDCCH23の復号化を試みて、このPDCCHがそれらのフォーマットのうちの1つに移動電話3の制御データを含むか否かを突き止めなければならない。移動電話3は、通常、どのDCIフォーマットを用いることができるのかを知らないので、各復号化の試行は、「ブラインド」復号化試行と呼ばれる。特定の移動電話3の制御データは、その移動電話の識別情報を用いてスクランブルされ、そのため、その特定の移動電話3しか、制御データを復号化することができない。したがって、補助情報が可変サイズを有することができる場合、これによって、各移動電話3は、可能なサイズのそれぞれについて異なるブラインド復号化試行を実行することが必要となる。この問題に対処するために、補助情報ビット数を、異なるePDCCH DCIフォーマットのサイズにそれぞれが対応する所定の長さのセット、例えば{2,4,8,12,16}ビットのうちの1つになるように制限することが有利な場合がある。代替的に、所与のサブフレーム15において選択されたDCIフォーマットのサイズは、PDCCH(存在する場合)若しくはePCFICH上で、又はDCIフォーマットサイズ指示のみを含む別個のePDCCH送信において別個にシグナリングすることができる。
解決策1の例
このセクションでは、補助情報が、そのレガシーリソース配分の延長として各移動電話3に個別にシグナリングされる場合の例を述べる。
上記で議論したように、タイプ0のリソース配分では、リソースブロック割り当て情報は、スケジューリングされた移動電話3に配分されるリソースブロックグループ(RBG)を示すビットマップを含む。図7は、同じ移動電話のePDCCH配分及び他の移動電話3のePDCCH配分と重複するPDSCH配分の一例を示している。この図において、「パート1」は、レガシーリソース配分29(すなわち、Rel−10のタイプ0配分)に対応し、「パート2」は、ビットマップの形態を取る補助情報95に対応する。図7から見て取ることができるように、レガシーリソース配分29は、リソースブロックグループRBG0、RBG1、RBG3、及びRBG4を移動電話3に割り当てる。図7は、サイズがリソースブロックグループ全体に対応する太線のボックスを用いてePDCCH領域を表しているが、一般的には、そうである必要はない。リソースブロックグループRBG4及びRBG0に対応するePDCCH領域はともに、移動電話3のPDSCH配分、並びに移動電話3のePDCCH配分及び他の移動電話のePDCCH配分を含む。図7に示すように、補助情報95は、この例では、PDSCH配分及びePDCCH配分の双方を含む各ePDCCH領域のそれぞれのビットマップ部分(95a及び95b)に分割されている。実際には、単一のビットマップ95が、移動電話3にシグナリングされ、その後、移動電話3は、このビットマップの関連のある部分をPDSCHリソース配分29の対応する部分に関係付ける。
ビットマップ部分95aから見て取ることができるように、リソースブロックグループRBG4のePDCCH部分を含むリソースブロックに対応するこのビットマップのビットは値「0」に設定され、他のビットは値「1」に設定されている。これは、リソースブロックグループRBG0に関する第2のビットマップ部分95bのビットにも同様に当てはまる。したがって、移動電話3は、レガシーリソース配分29を受信することができ、その後、ビットマップ95を用いて、配分されたリソースからePDCCH送信に対応するリソースを除外することができる。
タイプ2リソース配分に関して、上記で議論したように、レガシーリソースブロック割り当て情報30は、連続して配分された仮想リソースブロックのセットをスケジューリングされた移動電話3に示す。この方法の一例が図8に示されている。既に述べたように、「パート2」は新たな補助情報97に対応する。この例では、パート2情報97も、ビットマップの形態(概念的には、部分97a及び97bに分割されている)である。ここで、ビットマップの各ビットは、ビットマップのMSBからLSBが周波数の増加する順に仮想リソースブロックにマッピングされるように、ePDCCH領域(同様に太線のボックスによって輪郭が描かれている)と移動電話のレガシータイプ2リソース配分30との間で重複する仮想リソースブロックのセット内の単一の仮想リソースブロックをアドレス指定する。仮想リソースブロックは、ビットマップのフィールド97における対応するビット値が0である場合には、PDSCH23について移動電話3に配分されず、仮想リソースブロックは、ビットフィールドにおける対応するビット値が1である場合には、PDSCH23について移動電話に配分される。この例では、移動電話3には、リソースブロックグループRBG4内のリソースが配分されていないので、補助情報97は、ePDCCH配分に対応するRBG4の部分に関するビットを含む必要はない。
解決策2
補助情報を送信する代わりに、レガシーDCIフォーマットと同じメッセージビット数を用いて1つ又は複数の新たなDCIフォーマットを定義し、次に、移動電話3がどのオーバーロードされたフォーマットを用いてメッセージを解釈するべきかを移動電話3に知らせることによって、既存のRel−10のDCIフォーマットの一部又は全てを「オーバーロード」(コンピュータサイエンスにおける用語の使用の意味で)させることができる。より具体的には、現在のところ、移動電話3は、DCIフォーマットを復号化するとき、どのDCIフォーマットが復号化されているのかをその長さによって知っており、そのため、そのメッセージ内のビットを解釈する方法を本来的に知っている。しかしながら、同じサイズ(ビット数の観点で)を有する新たなDCIフォーマットを追加することによって、この時、移動電話3は、それらのビットを解釈する方法を知らないことになる。なぜならば、それらのビットは、レガシーDCIフォーマットと新たなDCIフォーマットとの間で異なって解釈される必要があるからである。したがって、メッセージを解釈する方法も移動電話3に知らせる必要がある。DCIフォーマットをこのように「オーバーロード」させる目的は、異なるDCIフォーマットサイズの数の増加(これは、移動電話3による追加のブラインド復号化試行を必要とする)を回避しつつ基地局5が用いることができるリソース配分タイプのレパートリーを拡張することである。これを行うことの「コスト」は、この時、受信されたDCIフォーマットがレガシーDCIフォーマットであるのか又は新たなDCIフォーマットであるのかも移動電話3に知らせなければならないということである。
基地局が、DCIフォーマットが新たなものであるのか又はレガシーなものであるのか(及び、複数の新たなフォーマットが存在する場合には、どのフォーマットが用いられるべきであるのか)について移動電話3に知らせる方法は、移動電話3に固有のものとすることもできるし、全ての新たなRel−11デバイスに一般的なものとすることもできる。もちろん、レガシー移動電話3は、レガシーDCIフォーマットのみをサポートする(そのため、基地局5は、それらのレガシー移動電話にリソースを配分するとき、レガシーDCIフォーマットしか用いることができない)。DCIフォーマットがレガシーなものであるのか又は新たなものであるのかを移動電話3に知らせるデータは、上位レイヤーシグナリングを用いて移動電話3にシグナリングすることもできるし、「フォーマットインジケータ」フィールドをレガシーDCIフォーマットに追加することによって動的にシグナリングすることもできる。レガシーDCIフォーマットを検出すると、UEは、フォーマットインジケータを最初に読み出し、次に、それに応じてメッセージの残りの部分を解釈する。
提案した解決策2の例
このセクションでは、オーバーロードが新たなDCIフォーマットを定義するのに用いられる場合の例を述べる。
上記で議論したように、タイプ0のリソース配分では、リソースブロック割り当て情報は、スケジューリングされた移動電話3に配分されるリソースブロックグループ(RBG)を示すビットマップを含む。リソース配分タイプ0は、1つ又は複数のリソースブロックグループの既存のリソース配分ビットマップを、これらのリソースブロックグループ内で検出されたePDCCHグラントに基づいて異なって解釈することができるようにオーバーロードすることができる。例えば、移動電話3が、特定のリソースブロックグループ内でDLグラントePDCCH送信を検出した場合、そのリソースブロックグループがこの移動電話のPDSCH配分の一部であると推論するように移動電話3をプログラムすることができる(基地局スケジューラ47は、それに応じて、それらのリソースを移動電話3に配分しなければならないことに留意されたい)。この場合、このリソースブロックグループに対応するRBGビットマップ95内のビットを別の目的に再利用することができる。例えば、このビットは、同じリソースブロックグループにおける同じ移動電話3のULグラントePDCCH送信の存否をシグナリングするのに用いることができる。これは、移動電話3が単独でULグラントePDCCH送信を検出するのに失敗した場合に有用であり得る。この検出の失敗は、本発明でなければ、PDSCH復号化エラーになる。好ましくは、ULグラント及びDLグラントは、このビットがULグラントの存在を示す場合に、移動電話3が、DLグラントに隣接したリソースを除外することによってPDSCHを復号化することができるように、隣接したリソースに配分される。加えて、このビットが、ULグラントが存在しないことを示す場合、移動電話3は、ULグラントDCIメッセージの発見を試みるためにブラインド復号化を実行する必要はなく、したがって、移動電話3によって消費されるエネルギーが削減される。
エンハンストタイプ1リソース配分
任意の移動電話3のePDCCHチャネルの周辺にPDSCHを配分する結果としてのリソース断片化の問題を克服する1つの方法は、連続したリソース配分及び不連続のリソース配分の双方をハンドリングすることができるとともに周波数選択性スケジューリングに適用可能なリソース配分メカニズムのRB粒度(すなわち、1つのRBの解像度)をよりきめ細かくすることである。幾つかのオプションがある。
オプション1:以下のように、無線リソース制御(RRC)再構成を介してタイプ1リソース配分を連続したRBレベルの解像度にオーバーロードする。
デフォルト:例えば、基地局のセルのエッジにいる移動電話の周波数ダイバーシティ利得を達成することを意図した現在のレガシータイプ1手法(上記で議論した分散されたサブセット手法)と同じである。
図9に示すような1つのリソースブロック粒度を有する連続したリソースにデフォルトを変更する準静的な方法でのRRCシグナリング。この目的は、(基地局5と移動電話3との間のその時点での無線状態に応じて、異なる移動電話3が異なる周波数サブ帯域上にスケジューリングされるように)周波数選択性スケジューリングを達成することであり、また、リソース断片化の問題に取り組むことでもある。この場合、移動電話3は、以下のように、受信されたDCIメッセージを異なる方法で解釈する(もちろん、基地局5は、DCIメッセージを生成する方法を変更する)。
●ceil(logK)個のビットを有する第1のフィールドは、システム帯域幅のK個のパーティションからの1つの選択を示すのに用いられる。ここで、各帯域幅部分は、1つのRBの解像度を有する連続したリソースブロックを含む。図9に示す例は、パーティションの数が各リソースブロックグループ内のリソースブロックの数(P)に等しい特定の場合を示している。
●1ビットを有する第2のフィールドは、選択された帯域幅部分内のリソース配分スパンのシフトを示すのに用いられる。1のビット値は、シフトが右にトリガーされることを示し(右寄せ)。それ以外では、シフトは、左にトリガーされる(左寄せ)。
●第3のフィールドは、ビットマップを含む。ここで、このビットマップの各ビットは、選択された帯域幅部分内の単一のRBをアドレス指定し、そのリソースブロックが移動電話3に配分されているのか否かを示す。このフィールドのサイズは、以下となる。
Figure 0006052395
オプション2:動的シグナリングを介した、タイプ1リソース配分の連続したRBレベルの解像度へのオーバーロード。上記オプション1は、1つのRBの粒度を有する連続したリソースからなる少数のK個のパーティションにシステム帯域幅を分割しただけであり、各パーティションの位置は固定されている。開始位置により大きな柔軟性を提供するには、図10に示すように、リソース配分タイプ1は、以下のように、動的にシグナリングすることができる2つのフィールドのみを有することによって更に強化することができる。

Figure 0006052395
個のビットを有する第1のフィールドは、システム帯域幅における任意の箇所にリソース配分の開始RBを示すのに用いられる。
●第2のフィールドはビットマップを含む。ここで、このビットマップの各ビットは、リソース配分スパンにおける単一のRBをアドレス指定し、そのリソースブロックが移動電話3に配分されているか否かを示す。このフィールドのサイズは、以下となる。
Figure 0006052395
更なる解決策として、新たなDCIフォーマットを定義することが可能な場合がある。例えば、新たなDCIフォーマットがタイプ1配分用に提供される場合、タイプ1リソース配分のサイズを変更することができ、これによって、以下のような更なるオプションが可能になる。
オプション3:このオプションは、上記オプション1と同様であるが、以下のように、レガシータイプ1又は新たなタイプ1のいずれかを(RRCシグナリングによる代わりに)動的に示すために、1つの追加のフィールドが導入される。
●1ビットを有する第1のフィールドは、レガシータイプ1又は新たなタイプ1のいずれかを示すために導入される。
●ceil(logK)個のビットを有する第2のフィールドは、システム帯域幅のK個のパーティションの中からの1つの選択を示すのに用いられる。ここで、各帯域幅部分は、1つのRBの解像度を有する連続したRBを含む。
●第3のフィールドはビットマップを含む。ここで、このビットマップの各ビットは、選択された帯域幅部分における単一のRBをアドレス指定し、そのリソースブロックが移動電話3に配分されているか否かを示す。このフィールドのサイズは、以下となる。
Figure 0006052395
オプション4:このオプションは、上記オプション2と同様であるが、(開始RBを識別するのに用いられるビット数に応じて)リソース配分スパンを削減するのではなく、開始位置が、以下のように動的にシグナリングされる。

Figure 0006052395
ビットを有する第1のフィールドは、システム帯域幅における任意の箇所にリソース配分の開始RBを示すのに用いられる。
●第2のフィールドはビットマップを含む。ここで、このビットマップの各ビットは、リソース配分スパンにおける単一のRBをアドレス指定し、そのリソースブロックが移動電話3に配分されているか否かを示す。このフィールドのサイズは、以下となる。
Figure 0006052395
新たなDCIフォーマットを設けることによって、解決策1において上記で説明した補助情報を、レガシーDCIフォーマットによって提供される配分情報とともに含めることも可能になる。新たなDCIフォーマットを定義することの不利な点は、これによって、各移動電話3が、自身に配分されている場合がある任意の制御データを見つけるために実行しなければならないブラインド復号化試行の数が増加することである。
変更及び代替
複数の実施形態について上記で説明した。当業者であれば理解するように、上記の実施形態に具体化された本発明の恩恵を更に受けつつ、これらの実施形態に対して、複数の変更及び代替を行うことができる。ここで、例示として、これらの代替及び変更のうちの複数についてのみ説明する。
上記の実施形態では、上記で説明したリソース配分技法が用いられた、移動電話に基づく電気通信システムを説明した。当業者であれば理解するように、こうした通信のためのリソースをスケジューリングするための技法を、複数のリソースブロックを用いる任意の通信システムにおいて用いることができる。一般的な場合においては、基地局は、複数の異なるユーザデバイスと通信する通信ノードに置き換えられる。例えば、本明細書全体を通じて、用語「移動電話」が用いられているが、説明される方法及び装置は、任意の通信ユーザデバイス、例えば携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ウェブブラウザー等に等しく適用可能である。
上記の実施形態では、基地局は、20MHzの動作帯域幅を有すると仮定され、各リソースブロックは12個又は24個のサブキャリアを含んでいた。当業者であれば理解するように、本発明は、この特定のサイズの帯域幅にもリソースブロックサイズにも、説明したサブキャリアの周波数間隔にも限定されない。
上記実施形態のうちの幾つかでは、移動電話3には、上位レイヤーシグナリングによって又はブロードキャストチャネルを介して、ePDCCHを含むリソースを識別する補助情報によって参照される1つ又は複数の所定のリソースブロックサブセットが知らされる。当業者であれば理解するように、一代替形態として、この所定の情報は、移動電話の初期化の時から移動電話内に常時記憶しておくことができる。しかしながら、これは、理論的には、この所定のリソースブロックサブセットがシステム帯域幅内の支配的なローカル送信特性に応じて基地局5ごとに異なるので、好ましくない。
上記の実施形態では、複数のソフトウエアモジュールについて説明した。当業者であれば理解するように、ソフトウエアモジュールは、コンパイル形式又は非コンパイル形式で提供されてもよく、基地局若しくは移動電話に、コンピュータネットワークを介した信号として供給されてもよく、又はCD−ROM等の記録媒体上において供給されてもよい。さらに、このソフトウエアの一部又は全部によって実施される機能は、1つ又は複数の専用ハードウエア回路を用いて実施されてもよい。しかしながら、ソフトウエアモジュールの使用によって、基地局5及び移動電話3の機能を更新するために当該基地局5及び移動電話3を更新することが容易になるため、ソフトウエアモジュールの使用が好ましい。また、上記で説明したモジュールは、別個のモジュールとして規定されない場合があり、代わりに、基地局及び/又は移動電話のオペレーティングシステム内に組み込んでもよい。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、更に詳細には説明しない。
以下は、現在提案されている3GPP標準規格において本発明を実施することができる方法の詳細な説明である。種々の特徴が不可欠であるか、又は必要であるように記述されるが、これは、例えば、その標準規格によって課せられる他の要件に起因して、提案された3GPP標準規格の場合のみ当てはまる場合がある。それゆえ、ここで述べられることは、本発明を多少なりとも制限するものと解釈されるべきではない。
1.序論
原則として、周波数選択性スケジューリングの場合、UEは、当該UEによって報告されたCSIに基づいてPDSCH及びePDCCHの双方について、その最良のリソースブロック(RB)のうちの幾つかに配分される。これは、ePDCCH領域が、少なくともローカライズされた配分の場合、UE固有の方法で配分されることを意味し、その結果、異なるUEのePDCCH領域がシステム帯域幅の異なるロケーションに予約される。加えて、RAN1#68では、PRBペア内におけるPDSCH及びePDCCHの多重化が可能でないことが合意されている。そのため、リソースを効率的に利用するために、ePDCCH領域内の未使用の任意のPRBがPDSCH送信に再利用されるべきである。
しかしながら、現在のリソース配分方式に関連した問題が存在する。第1に、PDSCHリソース配分タイプ0がUEに適用され、ePDCCHがシステム帯域幅のRBGサイズよりも少ない数のRBを占有するとき、そのRBG内のePDCCH用に割り当てられない残りのRBを、同じUEのPDSCHに用いることができず、システムに空孔(holes)又は断片化されたリソースが生成される。
第2に、PDSCHリソース配分タイプ2に関して、UEが連続したRBに配分され、同じUEのDLグラント及びULグラントの双方のePDCCHがそれらの連続したRB内に存在する(すなわち、PDSCHが実際のePDCCHリソースと重複する)時であって、かつUEがULグラントを検出するのに失敗した場合、その結果として、UEは、PDSCHを復号化することができないだけでなく、DL HARQバッファーを破損することになる。
第3に、リソース配分タイプ1が、異なるUEのePDCCHによって生成された空孔を満たすのに用いられる場合、このリソース配分タイプ1は、断片化されたリソースをハンドリングすることができない。なぜならば、リソース配分タイプ1は、PDSCHを分散されたRBGのサブセットに割り当てることしかできないからである。これは、特に周波数選択性スケジューリングについて、不要なスケジューリング制限をシステムに加える。
これらの問題は、RAN1#69[2−4]における他の幾つかの寄稿においても議論されている。
さらに、上記で議論したリソース断片化の問題及びePDCCH領域内の未使用のPRBペアを再利用する方法は、主として、ePDCCH PRBペア指示の以下の場合に関連していると考えられる。
CSI報告に基づく暗黙的なシグナリングを用いた動的なePDCCH PRBペア指示:ePDCCH配分のための各UEの最良のサブ帯域は、システム帯域幅における異なるサブ帯域に位置する場合があるので、各UEは、断片化されたリソースを生成し、PDSCH送信のための大きな配分を防止する。
ePDCCH PRBペア指示のためのRRCシグナリング:ePDCCH領域がシステム帯域幅内に分散されている場合、UEは、同様に、システムにおいて断片化されたリソースを生成し、PDSCH送信のための大きな配分を防止する。
PDCCH又はePCFICHを通じたシグナリング等の、明示的で動的なePDCCH PRB指示の解決策がRel−11について採用される他の場合には、上記で議論した問題は起こらない。サブフレームごとに、eNBは、既存のリソース配分タイプを用いてePDCCH送信に用いられるものを除いて、任意のPRBペアに対してPDSCHをスケジューリングすることができ、また、UEは、ePDCCH送信に現在用いられているPRBペアを知っているので、UEは、PDSCHを復号化する時にそれらをスキップすることができる。
a)の場合、b)の場合、及び他の場合の詳細は、本発明者らの添付の寄稿[5]に記載されている。
したがって、この寄稿において、本発明者らは、CSI報告及びePDCCH PRBペア指示のRRCシグナリングに基づく暗黙的なシグナリングを用いた動的なePDCCH PRBペア指示の場合について、断片化されたリソース及び任意の未使用のePDCCHリソースを同じUE又は異なるUEに効率的に利用することができるように、リソース配分方式の観点からeNBスケジューラについてより大きな柔軟性を提供する方法について幾つかの解決策を提供する。
2.エンハンストPDSCHリソース配分タイプ0及び2
タイプ0のエンハンストPDSCHリソース配分:タイプ0のレガシーPDSCHリソース配分では、リソースブロック割り当て情報は、スケジューリングされたUEに配分されるリソースブロックグループ(RBG)を示すビットマップを含む。RBGは、ビットマップ内の対応するビット値が1である場合には、UE用に配分される。RBGは、そうでない場合には、UEに配分されない。しかしながら、タイプ0が、PDSCHがePDCCHと重複するUEに利用され、ePDCCHがシステム帯域幅のRBGサイズよりも少ない数のRBを占有するとき、RBG内のePDCCH用に割り当てられていない残りのRBを、同じUEのPDSCHに用いることができず、その結果として、リソースが断片化される。図11は、同じUE及び他のUEのePDCCH領域と重複するPDSCH配分の一例を示している。この問題に対する可能な解決策は、PDSCHリソース配分タイプ0を強化することである。この強化においては、eNBが、どのVRBをPDSCHリソース配分タイプ0から除外すべきであるのかを示す補助情報をUEにシグナリングする。なぜならば、それらのVRBは、ePDCCH送信を含むからである。次に、UEは、その実際のリソース配分を実行するために、この補助情報をそのPDSCHリソース配分タイプ0と組み合わせる。この場合、PDSCHエンハンストリソース配分タイプ0は、2つのパートからなる。パート1は、レガシーPDSCHリソース配分タイプ0を用いて、RBGレベルにおける不連続のリソース配分を示す。パート2は、選択されたRBGセット内の単一のVRBのビットマップである補助情報を含む。パート2の選択されたRBGセットは、パート1によって示される重複するRBG及びePDCCH領域のRBGによって形成される。パート2のビットマップのMSBからLSBは、周波数の増加する順にVRBにマッピングされる。VRBは、ビットマップフィールド内の対応するビット値が1である場合には、所与のUEのPDSCHに配分され、そうでない場合には、VRBは、同じUE又は異なるUEのePDCCHに配分される。ePDCCH領域は、UE用にePDCCHを送信することができるとともに、動的又は準静的に構成することができるPRBペアのセットである。
タイプ2のエンハンストPDSCHリソース配分:レガシーPDSCHリソース配分タイプ2のフィールドは、開始リソースブロック(RBstart)に対応するリソース指示値(RIV)と、連続して配分されるリソースブロックの点からの長さLCRBsとからなる。しかしながら、PDSCHリソース配分タイプ2には、UEが連続したVRBに配分されるとともに、同じUEのDLグラント及びULグラントの双方のePDCCHがそれらの連続したVRB内において割り当てられるときに問題があり、UEがULグラントを検出することができない場合、その結果として、UEは、PDSCHを復号化することができないだけでなく、DL HARQバッファーを破損することになる。タイプ0に対する同様の解決策を想像することができる。この解決策では、eNBが、どのVRBをPDSCHリソース配分タイプ2から除外すべきであるのかを示す補助情報をUEにシグナリングする。なぜならば、それらのVRBは、ePDCCH送信を含むからである。次に、UEは、その実際のリソース配分を実行するために、この補助情報をそのPDSCHリソース配分タイプ2と組み合わせる。エンハンストPDSCHリソース配分タイプ2は、2つのパートを有する。パート1は、レガシーリソース配分タイプ2を用い、パート2は、ePDCCH領域がパート1によって示されたPDSCHと重複する選択されたRBGセットである補助情報を含む。この方法の一例が図12に示されている。パート2は、選択されたRBGセットのビットマップ方式である。ここで、このビットマップの各ビットは、ビットマップのMSBからLSBが周波数の増加する順にVRBにマッピングされるように、選択されたRBGセット内の単一のVRBを示す。VRBは、ビットマップフィールド内の対応するビット値が1である場合には、所与のUEのPDSCHに配分され、そうでない場合には、VRBは、同じUE又は異なるUEのePDCCHに配分される。ePDCCH領域は、UE用にePDCCHを送信することができるとともに、動的又は準静的に構成することができるPRBペアのセットである。
補助情報(すなわち、パート2)のロケーション及びビット数:以下のように、パート2をUEにシグナリングする方法の種々のオプションがある。
●オプション1:ePDCCH DCIフォーマット:タイプ0及び2の双方について、パート2は、ePDCCHが構成されるときに、UE固有の方法でリソース配分方式の一部としてDCIフォーマットに配置することができる。ビット数は、VRBの数の点からのePDCCH領域のサイズ以下であるべきである。例えば、10MHz帯域幅のパート2のビット{2ビット、4ビット、8ビット}のうちの1つとすることができる。補助情報のビット数がePDCCH領域内のVRBの数に等しい場合、任意のPDSCHリソース配分が、スケジューリングの制限なく可能である。一方、補助情報のビット数がePDCCH領域内のVRBの数よりも少ない場合、スケジューラは、PDSCHリソースとePDCCH領域との間の重複が、システム帯域幅によってサポートされる補助情報のビット数に限られるように、PDSCH配分に対して幾つかの制限を行わなければならない。
●オプション2:ePCFICH又は新たなDCIフォーマット:パート2は、合意されている場合にはePCFICHにおいて、又は新たなDCIフォーマットにおいて動的にシグナリングすることができ、これは、全てのUE又はUEのグループに共通である。補助情報(パート2)は、ePDCCH領域について事前に配分されたVRBのセットから全てのUEのePDCCHによって実際に占有されたVRBを動的に示す。この場合、パート2のビットのサイズは、VRBの数の観点からePDCCH領域のサイズ、例えば{8ビット、12ビット、16ビット}に等しい。ePDCCH領域は、RRCシグナリング(すなわち、準静的)を介してUEに事前に予約される。
3.エンハンストリソース配分タイプ1
レガシーPDSCHリソース配分タイプ1:レガシーPDSCHリソース配分タイプ1は、1つのVRBにつき1ビットを適用する。ここで、適用可能なVRBは、図13a又は図13bに示すように、システム帯域幅から分散形式で選択されたRBGのサブセット(すなわち、システム帯域幅におけるRBGのサブサンプリング)である。PDSCHリソース配分タイプ1は、2つ以上のRBGからなる連続したVRBをハンドリングすることができない(すなわち、このPDSCHリソース配分タイプ1は、周波数ダイバーシティ利得を達成するために、分散したVRBしかハンドリングすることができない)。したがって、周波数選択性スケジューリングについてのその適用は非常に限られている。図13a及び図13bにそれぞれ示すように、詳細には、PDSCHリソース配分タイプ1は、以下のフィールドを有する[1]。
●ceil(logP)個のビットを有する第1のフィールドは、RBGサブセットの中の選択されたRBGサブセットを示すのに用いられる。
●1ビットを有する第2のフィールドは、サブセット内のリソース配分スパンのシフトを示すのに用いられる。1のビット値は、シフトが右にトリガーされることを示す(右寄せ)。それ以外では、シフトは、左にトリガーされる(左寄せ)。
●第3のフィールドはビットマップを含む。ここで、このビットマップの各ビットは、選択されたRBGサブセット内の単一のVRBをアドレス指定する。このフィールドのサイズは、以下となる。
Figure 0006052395
エンハンストPDSCHリソース配分タイプ1:任意のUEのePDCCHチャネルの周辺にPDSCHを配分する結果としてのリソース断片化の問題を克服する1つの可能な方法は、連続したリソース配分及び不連続のリソース配分の双方をハンドリングすることができるとともに周波数選択性スケジューリングに適用可能なリソース配分メカニズムのVRB粒度(すなわち、1つのVRBの解像度)をよりきめ細かくすることである。これは、以下のように、情報ビットのサイズをレガシーPDSCHリソース配分タイプ1のものから変更することなく連続したVRBレベルの解像度をカバーするように、PDSCHリソース配分タイプ1を修正することによって実施することができる。
デフォルト:例えば、高い移動性を有するUE又はセルエッジのUEについて周波数ダイバーシティ利得を達成することを意図した現在のレガシーPDSCHリソース配分タイプタイプ1と同じ分散したサブセットRBG(すなわち、サブサンプリング)。
図14に示すような1つのVRBの解像度を有する連続したリソースをカバーするようにデフォルト配分を変更する準静的な方法のRRCシグナリング。この目的は、周波数選択性スケジューリングを達成することであり、また、リソース断片化の問題に取り組むことでもある。レガシータイプ1の既存のフィールドは、以下のように異なって再利用することができる。
●ceil(logP)個のビットを有する第1のフィールドは、システム帯域幅のP個のパーティションからの1つの選択を示すのに用いられる。ここで、各帯域幅部分は、1つのRBの解像度を有する連続したRBを含む。
●1ビットを有する第2のフィールドは、選択された帯域幅パーティション内のリソース配分スパンのシフトを示すのに用いられる。1のビット値は、シフトが右にトリガーされることを示し(右寄せ)、それ以外では、シフトは、左にトリガーされる(左寄せ)。
●第3のフィールドはビットマップを含む。ここで、このビットマップの各ビットは、選択された帯域幅部分内の単一のVRBをアドレス指定する。このフィールドのサイズは、以下となる。
Figure 0006052395
4.結論
この寄稿では、断片化されたリソースを同じUE又は異なるUEに効率的に利用することができるように、リソース配分方式の点からeNBスケジューラについてより大きな柔軟性を提供する解決策を議論してきた。
提案:以下の場合がePDCCH PRBペア指示について合意される場合、リリース11が断片化されたリソースの問題に対処するためのエンハンストPDSCHリソース配分方式を考慮に入れる。
a)CSI報告に基づく暗黙的なシグナリングを用いた動的なePDCCH PRBペア指示
b)ePDCCH PRBペア指示のためのRRCシグナリング
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、更に詳細には説明しない。
本出願は、2012年8月2日付けで出願された、英国特許出願第1213794.9号に基づき、当該特許出願からの優先権の利益を主張し、その開示は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。

Claims (12)

  1. 移動電話と通信するための通信ノードであって、
    第1、第2、第3の要素を含む制御情報であって、前記第1の要素については前記制御情報がレガシータイプかあるいは新たなタイプであるかを示すように構成し、前記第2の要素については前記通信ノードと前記移動電話間の通信のために配分されるシステム帯域幅のパーティションを示すように構成し、前記第3の要素については前記通信ノードと前記移動電話間の通信のために配分されるシステム帯域幅の示されたパーティション内の少なくとも1つのリソースブロックを示すように構成した、制御情報を生成するように構成されたコントローラと、
    生成された制御情報を前記移動電話に送信するように構成された送受信機回路部と、を含む、通信ノード。
  2. 前記第2の要素は式ceil(log (K))で与えられ、Kはシステム帯域幅のパーティションの全数である、請求項1に記載の通信ノード。
  3. 前記第3の要素はタイプ0リソース配分、タイプ1リソース配分、及びタイプ2リソース配分の1つを含む、請求項1又は2に記載の通信ノード。
  4. 前記第3の要素は、ビットマップ、及び所定のリソースブロックサブセットのインデックスの一方を含む、請求項1又は2に記載の通信ノード。
  5. 通信ノードと通信するための移動電話であって、
    コントローラと、
    前記通信ノードから制御情報を受信するように構成された送受信機回路部と、を含み、
    前記制御情報は第1、第2、第3の要素を含み、
    前記第1の要素は前記制御情報がレガシータイプかあるいは新たなタイプであるかを示すように構成され、
    前記第2の要素は前記通信ノードと前記移動電話間の通信のために配分されるシステム帯域幅のパーティションを示すように構成され、
    前記第3の要素は前記通信ノードと前記移動電話間の通信のために配分されるシステム帯域幅の示されたパーティション内の少なくとも1つのリソースブロックを示すように構成されている、移動電話。
  6. 前記第2の要素は式ceil(log (K))で与えられ、Kはシステム帯域幅のパーティションの全数である、請求項5に記載の移動電話。
  7. 前記第3の要素はタイプ0リソース配分、タイプ1リソース配分、及びタイプ2リソース配分の1つを含む、請求項5又は6に記載の移動電話。
  8. 前記第3の要素は、ビットマップ、及び所定のリソースブロックサブセットのインデックスの一方を含む、請求項5又は6に記載の移動電話。
  9. 通信ノードで実行される方法であって、
    第1、第2、第3の要素を含む制御情報であって、前記第1の要素については前記制御情報がレガシータイプかあるいは新たなタイプであるかを示すように構成し、前記第2の要素については前記通信ノードと移動電話間の通信のために配分されるシステム帯域幅のパーティションを示すように構成し、前記第3の要素については前記通信ノードと前記移動電話間の通信のために配分されるシステム帯域幅の示されたパーティション内の少なくとも1つのリソースブロックを示すように構成した、制御情報を生成すること、及び
    生成された制御情報を前記移動電話に送信すること、を含む、方法。
  10. 移動電話で実行される方法であって、
    通信ノードから制御情報を受信すること、
    受信した制御情報に基づいて前記通信ノードとの通信を制御すること、を含み、
    前記制御情報は、第1、第2、第3の要素を含み、
    前記第1の要素は、前記制御情報がレガシータイプかあるいは新たなタイプであるかを示すように構成され、
    前記第2の要素は、前記通信ノードと前記移動電話間の通信のために配分されるシステム帯域幅のパーティションを示すように構成され、
    前記第3の要素は、前記通信ノードと前記移動電話間の通信のために配分されるシステム帯域幅の示されたパーティション内の少なくとも1つのリソースブロックを示すように構成されている、方法。
  11. プログラム可能なコンピュータデバイスを請求項1〜のいずれか1項に記載の通信ノードとして機能させるためのコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ実行可能プログラム。
  12. プログラム可能なコンピュータデバイスを請求項5〜8のいずれか1項に記載の移動電話として機能させるためのコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ実行可能プログラム。
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