JP6048090B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワー電池とエネルギー電池と車両駆動用の電動モータを制御するモータインバータとを備えている車両用電源装置に関し、特に電気自動車に係るものである。
車両駆動用の電動モータを制御するモータインバータ等の負荷に電力を供給する車両用電源として、パワー電池やエネルギー電池が従来技術として知られている。パワー電池は、出力密度がエネルギー電池よりも大きい(出力密度が相対的に大きい)。エネルギー電池は、エネルギー密度がパワー電池よりも大きい(エネルギー密度が相対的に大きい)。
ここに、車両用電源をパワー電池又はエネルギー電池のいずれか単独で構成して、このような電源によってモータインバータ(電動モータ)の要求出力と要求走行距離の両方を満たそうとすると、電源が大型化する等、冗長設計となるという問題がある。
この問題を解決するため、従来の車両用電源には、パワー電池とエネルギー電池とが並列接続された電源がある(例えば、特許文献1参照。)。これによれば、要求出力と要求走行距離の両方を満たしながら、電源が冗長設計となることを抑制することができる。
特開2011−250686号公報
ところで、図5に示すように、パワー電池(図5ではP電池)とエネルギー電池(図5ではE電池)とが並列接続された電源からの電力をモータインバータ(図5では負荷)に供給する構成をとって、モータインバータへの電力供給をパワー電池及びエネルギー電池の両方によって行う場合、パワー電池とエネルギー電池との間にDC−DCコンバータを設けることが考えられる。このDC−DCコンバータは、パワー電池及びエネルギー電池の電圧を制御することで、モータインバータへの電力供給をパワー電池又はエネルギー電池のいずれか一方によって行う。
しかしながら、図5に示すものでは、DC−DCコンバータは、上記のような制御を行うために、高出力(例えば、数十〜百数十kW)に耐えうる高出力性能が要求されることから、大型化するという課題がある。このように、DC−DCコンバータが大型化すると、上述の如く、車両用電源が冗長設計となることを抑制するメリットが相殺される。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、大型のDC−DCコンバータを不要とする技術を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、モータインバータへの電力供給をパワー電池のみによって行うことを特徴とする。
具体的には、本発明は、パワー電池とエネルギー電池と車両駆動用の電動モータを制御するモータインバータとを備えている車両用電源装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、上記モータインバータ以外の負荷と、上記パワー電池と上記モータインバータとを接続する第1回路と、上記エネルギー電池と上記負荷とを接続する第2回路と、上記パワー電池と上記エネルギー電池とを接続する第3回路と、上記第3回路に設けられ、上記パワー電池と上記エネルギー電池との接続状態を切替え可能な車載充電切替手段とをさらに備えており、上記パワー電池のエネルギー容量は、1日当たりの走行距離を走行可能な量に設定され、上記モータインバータへの電力供給は、上記パワー電池のみによって行われる一方、上記負荷への電力供給は、上記エネルギー電池を含む、上記パワー電池以外の電池によって行われ、上記車載充電切替手段には、外部充電器が接続可能になっていて、上記車載充電切替手段は、上記パワー電池に上記車載充電切替手段を介して上記外部充電器を接続したときには、上記パワー電池と上記外部充電器との接続状態も切替え可能になっていて、上記エネルギー電池による上記パワー電池の充電時には、該パワー電池と該エネルギー電池とを接続状態とする一方、上記外部充電器による上記パワー電池の充電時には、該パワー電池と該外部充電器とを接続状態とするとともに、上記パワー電池と上記エネルギー電池とを切断状態とするように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、パワー電池と、エネルギー電池と、モータインバータと、このモータインバータ以外の負荷と、パワー電池とモータインバータとを接続する第1回路と、エネルギー電池とモータインバータ以外の負荷とを接続する第2回路とを設けているため、モータインバータへの電力供給をパワー電池のみによって行う一方、モータインバータ以外の負荷への電力供給をエネルギー電池によって行うことができる。このため、大型のDC−DCコンバータを不要とすることができる。
また、パワー電池とエネルギー電池とを接続する第3回路と、この第3回路に配置され、パワー電池とエネルギー電池との接続状態を切替え可能な車載充電切替手段とを設けておき、この車載充電切替手段は、エネルギー電池によるパワー電池の充電時には、パワー電池とエネルギー電池とを接続状態とするため、車両走行中にパワー電池の充電をエネルギー電池によって行うことができる。このため、航続距離を延長することができる。
また、パワー電池のエネルギー容量を、1日当たりの走行距離を走行可能な量に設定しているため、1日当たりの走行距離を走行することができる。
また車載充電切替手段は、パワー電池に車載充電切替手段を介して外部充電器を接続したときには、パワー電池と外部充電器との接続状態も切替え可能になっていて、外部充電器によるパワー電池の充電時には、パワー電池と外部充電器とを接続状態とするとともに、パワー電池とエネルギー電池とを切断状態とするため、パワー電池の充電をエネルギー電池だけではなく、外部充電器によっても行うことができる。
の発明は、上記第1の発明において、上記エネルギー電池は、その許容放電レートで放電することで上記パワー電池を所定の充電時間内に充電可能に構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、エネルギー電池を、その許容放電レートで放電することでパワー電池を所定の充電時間内に充電可能に構成しているため、パワー電池を所定の充電時間内に充電することができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記車載充電切替手段は、上記パワー電池に該車載充電切替手段を介して上記外部充電器を接続したときには、上記パワー電池、上記エネルギー電池及び該外部充電器の相互間の接続状態を切替え可能になっていて、上記外部充電器による上記パワー電池の充電が完了したときには、上記パワー電池の充電が完了してから上記所定の充電時間までの残り時間、上記エネルギー電池を上記外部充電器によって充電すべく、該エネルギー電池と該外部充電器とを接続状態とするとともに、上記パワー電池と上記エネルギー電池及び該外部充電器とを切断状態とするように構成されていることを特徴とするものである。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、上記エネルギー電池は、複数の電池セルを有していて、その一部の電池セルによって上記パワー電池を充電可能に構成されており、上記パワー電池は、第1及び第2電池モジュールと、該各電池モジュールと上記エネルギー電池及び上記モータインバータとの接続状態を切替え可能なモジュール切替手段とを有しており、上記モジュール切替手段は、車両走行中であって、上記車載充電切替手段によって上記パワー電池と上記エネルギー電池とを接続状態としたときには、上記第1電池モジュールを該エネルギー電池と接続状態としかつ上記モータインバータと切断状態とするとともに上記第2電池モジュールを該モータインバータと接続状態としかつ上記エネルギー電池と切断状態とした第1状態と、上記第1電池モジュールを上記モータインバータと接続状態としかつ上記エネルギー電池と切断状態とするとともに上記第2電池モジュールを上記エネルギー電池と接続状態としかつ上記モータインバータと切断状態とした第2状態とに交互に切り替えるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、エネルギー電池は、複数の電池セルを有していて、その一部の電池セルによってパワー電池を充電可能になっているため、その一部の電池セルによってパワー電池の充電を行うことが可能なときには、その一部の電池セルのみによってパワー電池の充電を行うことができる。このため、エネルギー電池によるパワー電池の充電を適切に行うことができる。
また、パワー電池は、第1及び第2電池モジュールと、この各電池モジュールとエネルギー電池及びモータインバータとの接続状態を切替え可能なモジュール切替手段とを有しており、このモジュール切替手段は、車両走行中であって、車載充電切替手段によってパワー電池とエネルギー電池とを接続状態としたときには、第1電池モジュールをエネルギー電池と接続状態としかつモータインバータと切断状態とするとともに第2電池モジュールをモータインバータと接続状態としかつエネルギー電池と切断状態とした第1状態と、第1電池モジュールをモータインバータと接続状態としかつエネルギー電池と切断状態とするとともに第2電池モジュールをエネルギー電池と接続状態としかつモータインバータと切断状態とした第2状態とに交互に切り替える。つまり、車両走行中に、第1電池モジュールの充電をエネルギー電池によって行いかつモータインバータへの電力供給を第2電池モジュールによって行う第1状態と、モータインバータへの電力供給を第1電池モジュールによって行いかつ第2電池モジュールの充電をエネルギー電池によって行う第2状態とに交互に切り替える。このため、車両走行中にパワー電池の充電をエネルギー電池によって行うことができる。よって、航続距離を延長することができる。
第5の発明は、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、上記エネルギー電池は、交換可能に構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、エネルギー電池を交換可能に構成しているため、放電不能なエネルギー電池を放電可能なエネルギー電池に交換することができる。このため、モータインバータ以外の負荷への電力供給をエネルギー電池によって確実に行うことができる。特に、請求項2においては、パワー電池の充電もエネルギー電池によって確実に行うことができる。
本発明によれば、パワー電池とモータインバータとを接続する第1回路と、エネルギー電池とモータインバータ以外の負荷とを接続する第2回路とを設けているため、モータインバータへの電力供給をパワー電池のみによって行う一方、モータインバータ以外の負荷への電力供給をエネルギー電池によって行うことができ、大型のDC−DCコンバータを不要とすることができる。
本発明の実施形態1に係る車両用電源装置を示す回路図である。 エネルギー電池によるパワー電池の充電の一例を説明するための図である。 エネルギー電池によるパワー電池の充電の別の例を説明するための図である。 実施形態2に係る車両用電源装置を示す回路図である。 従来の課題を説明するための回路図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る電源装置が搭載された車両は電気自動車である。図1に示すように、この電源装置1は、パワー電池(図1等ではP電池)2とエネルギー電池(図1等ではE電池)3とモータインバータ4と電動空調装置5(負荷)とカーアクセサリー6(負荷。図1等ではACC)と12V電池7と第1〜第4回路8〜11と制御装置12とを備えている。
上記パワー電池2は、リチウムイオン二次電池である。パワー電池2は、単一の電池モジュール20を有している(図2、図3を参照)。この電池モジュール20は、複数(本実施形態では6個)の電池セル21を含んでいる。これらの電池セル21は、互いに直列接続されている。パワー電池2は、出力密度がエネルギー電池3よりも大きい。パワー電池2は、モータインバータ4の要求出力を満たす。
パワー電池2のエネルギー容量は、市場一般の1日当たりの車両走行距離を走行可能な量に設定される。具体的には、市場一般の所定のパーセンタイル(本実施形態では80パーセンタイル)をカバーする(賄う)1日当たりの走行距離をL(km)、電費(電気自動車の電力消費率)をε(km/kWh)、パワー電池2の実効エネルギー容量をE′(kWh)とすると、パワー電池2のエネルギー容量は、L/ε≦E′(以下、この不等式を式(1)という)を満たす。ここに、パワー電池2のエネルギー容量をE(kWh)、パワー電池2の充電率(SOC)の使用範囲(パワー電池2の所定の上限充電率から所定の下限充電率までの範囲)をβとすると、パワー電池2の実効エネルギー容量E′は、E′=E・εで表される。
例えば、市場一般の80パーセンタイルをカバーする1日当たりの走行距離Lを40(km)、電費εを10(km/kWh)、パワー電池の充電率の使用範囲βを0.7(パワー電池2の上限充電率が0.9、下限充電率が0.2)に設定する。このとき、これらの値を式(1)に代入して変形すると、E≧5.7となる。この不等式を満たしかつモータインバータ4の要求出力を満たすパワー電池が、本電源装置1のパワー電池2として選択される。この選択されるパワー電池2は、軽量・コンパクトなものであることが好ましい。
パワー電池2は、エネルギー電池3又は外部急速充電器(以下、単に急速充電器という)によって充電される。この充電は、パワー電池2の充電率が所定の上限充電率以上になると完了する。エネルギー電池3によるパワー電池2の充電は、車両走行中に可能になっている。急速充電器は、自動車販売店やコンビニ、高速道路のパーキングエリア等に設置されている。パワー電池2はまた、車両駆動用の電動モータ(不図示)によってモータインバータ4を介して回生充電される。
上記エネルギー電池3は、リチウムイオン二次電池である。エネルギー電池3は、複数(本実施形態ではL個(L≧3))の電池モジュール30を有している(図2、図3を参照)。これらの電池モジュール30は、互いに並列接続されている。各電池モジュール30は、複数(本実施形態では8個)の電池セル31を含んでいる。これらの電池セル31は、互いに直列接続されている。エネルギー電池3は、エネルギー密度がパワー電池2よりも大きい。エネルギー電池3は、電池容量がパワー電池2よりも大きい。エネルギー電池3は、その全部又は一部を交換可能になっている。
エネルギー電池3は、その許容連続放電レートで放電することでパワー電池2を予め設定された所定の要求充電時間内(例えば、30分以内)に充電可能になっている。具体的には、パワー電池2の充電率の使用範囲をβ、パワー電池2のエネルギー容量に対するエネルギー電池3のエネルギー容量の比をα、エネルギー電池3の許容連続放電レートをx(C)、エネルギー電池3の充電率の使用範囲(エネルギー電池3の所定の上限充電率から所定の下限充電率までの範囲)をβ′、要求充電時間をT(h)とすると、エネルギー電池3は、β/x・α・β′≦T(以下、この不等式を式(2)という)を満たす。
例えば、パワー電池2の充電率の使用範囲βを0.7(パワー電池2の上限充電率が0.9、下限充電率が0.2)、エネルギー電池3の充電率の使用範囲β′を0.7(エネルギー電池3の上限充電率が0.9、下限充電率が0.2)、要求充電時間Tを0.5(h)に設定する。このとき、これらの値を式(2)に代入して変形すると、x・α≧1.56となる。この不等式を満たすエネルギー電池が、本電源装置1のエネルギー電池3として選択される。この選択されるエネルギー電池3は、軽量・コンパクトなものであることが好ましい。
エネルギー電池3は、その一部の電池セル31によってパワー電池2を充電可能なときには、その一部の電池セル31のみによってパワー電池2を充電可能になっている。具体的には、図2に示すように、例えば、パワー電池2の充電可能量がエネルギー電池3の第1電池モジュール30の放電可能量よりも小さい場合は、パワー電池2の充電をエネルギー電池3の第1電池モジュール30の電池セル31のみによって行う。一方、図3に示すように、例えば、パワー電池2の充電可能量がエネルギー電池3の第1電池モジュール30の放電可能量よりも大きい場合は、パワー電池2の充電を、エネルギー電池3の第1電池モジュール30の放電可能な電池セル31と第2電池モジュール30の電池セル31によって行う。
エネルギー電池3はまた、急速充電器によるパワー電池2の充電時には、パワー電池2の充電が完了してから要求充電時間までの残り時間、急速充電器によって充電される。この充電は、エネルギー電池3の充電率が所定の上限充電率以上になると完了する。
上記モータインバータ4は、高電圧・高出力の負荷である。モータインバータ4には、電動モータが電気的に接続されている。モータインバータ4は、パワー電池2からの電力が供給される。モータインバータ4は、その電力を制御して電動モータに供給する。電動モータは、モータインバータ4によって駆動制御される。電動モータは、その駆動力によって駆動輪(不図示)を駆動する。
上記電動空調装置5は、低電圧・低出力の負荷である。電動空調装置5は、エネルギー電池3からの電力が供給されて作動する。電動空調装置5は、車室内の空気の温度や湿度、清浄度等の調節を行う。上記カーアクセサリー6は、低電圧・低出力の負荷である。カーアクセサリー6は、エネルギー電池3からのDC−DCコンバータ13を介した電力又は12V電池7からの電力が供給されて作動する。カーアクセサリー6は、カーオーディオやカーナビゲーション等を有している。電動空調装置5とカーアクセサリー6とは、互いに並列接続されている。上記12V電池7は、エネルギー電池3からの電力がDC−DCコンバータ13を介して供給されて充電される。
上記第1回路8は、パワー電池2とモータインバータ4とを電気的に接続する。つまり、第1回路8には、パワー電池2とモータインバータ4とが設けられている。上記第2回路9は、エネルギー電池3と電動空調装置5及びカーアクセサリー6とを電気的に接続する。つまり、第2回路9には、エネルギー電池3と電動空調装置5及びカーアクセサリー6とが設けられている。上記第3回路10は、パワー電池2とエネルギー電池3とを電気的に接続する。つまり、第3回路10には、パワー電池2とエネルギー電池3とが設けられている。第3回路10は、第2回路9から分岐している。第3回路10には、車載充電器14が設けられている。この車載充電器14内には、充電切替装置14a(車載充電切替手段)が内蔵されている。つまり、パワー電池2とエネルギー電池3とは、互いに充電切替装置14aを介して接続されている。車載充電器14には、急速充電器用のプラグ15が電気的に接続されている。このプラグ15には、急速充電器が接続可能になっている。
充電切替装置14aは、その詳細な説明は省略するが、リレーである。つまり、充電切替装置14aは、パワー電池2とエネルギー電池3との接続状態を切替え可能になっている。充電切替装置14aはまた、パワー電池2に車載充電器14(充電切替装置14a)及びプラグ15を介して急速充電器を電気的に接続したときには、パワー電池2、エネルギー電池3及び急速充電器の相互間の接続状態を切替え可能になっている。充電切替装置14aは、パワー電池2の非充電時には、パワー電池2とエネルギー電池3とを切断状態にする。充電切替装置14aは、エネルギー電池3によるパワー電池2の充電時には、パワー電池2とエネルギー電池3とを接続状態とする。
充電切替装置14aはまた、パワー電池2に急速充電器を接続した場合であって、エネルギー電池3によるパワー電池2の充電時には、パワー電池2とエネルギー電池3とを接続状態とするとともに、パワー電池2及びエネルギー電池3と急速充電器とを切断状態とする。尚、パワー電池2に急速充電器を接続したにも拘わらず、パワー電池2の充電をエネルギー電池3によって行うのは稀である。
一方、充電切替装置14aは、パワー電池2に急速充電器を接続した場合であって、急速充電器によるパワー電池2の充電時には、パワー電池2と急速充電器とを接続状態とするとともに、エネルギー電池3とパワー電池2及び急速充電器とを切断状態とする。そして、急速充電器によるパワー電池2の充電が完了したときには、充電切替装置14aは、エネルギー電池3を急速充電器によって充電すべく、エネルギー電池3と急速充電器とを接続状態とするとともに、パワー電池2とエネルギー電池3及び急速充電器とを切断状態とする。
上記第4回路11は、カーアクセサリー6と12V電池7とを電気的に接続する。つまり、第4回路11には、カーアクセサリー6と12V電池7とが設けられている。第4回路11は、第2回路9から分岐している。第4回路11における第2回路9からの分岐部には、小型・低コストのDC−DCコンバータ13が設けられている。このDC−DCコンバータ13は、エネルギー電池3からの高電圧(例えば300〜350V)を12Vの電圧に変換してカーアクセサリー6又は12V電池7に供給する。
尚、第1〜第4回路8〜11は、図示を省略するが、共用接地されている。
上記制御装置12には、車載充電器14とパワー電池充電率センサ16とエネルギー電池充電率センサ17とが電気的に接続されている。パワー電池充電率センサ16は、パワー電池2の充電率を検出する。エネルギー電池充電率センサ17は、エネルギー電池3の充電率を検出する。
制御装置12は、パワー電池充電率センサ16からの入力信号に基づいて、パワー電池2の充電率が所定の下限充電率(例えば、0.2)以下であるか否かを判定する。パワー電池2の充電率が所定の下限充電率以下であると判定した場合は、パワー電池2を使い切ったとして、警報装置(不図示)を作動させて、パワー電池2を充電すべき旨を警報する。この警報を受けたユーザは、パワー電池2をエネルギー電池3によって充電するか、急速充電器によって充電するかを選択する。この選択は、例えば、以下のように行われる。つまり、自車両の近くに急速充電器がある場合は、急速充電器によって充電することを選択する一方、その近くに急速充電器がない場合は、エネルギー電池3によって充電することを選択する。この選択情報は、制御装置12に入力される。
制御装置12は、その入力された選択情報に基づいて、充電切替装置14aを制御して、上述の如く、パワー電池2、エネルギー電池3及び急速充電器の相互間の接続状態を切り替える。つまり、エネルギー電池3による充電が選択された場合は、パワー電池2とエネルギー電池3とを接続状態とする。一方、急速充電器による充電が選択された場合は、パワー電池2と急速充電器とを接続状態とするとともに、エネルギー電池3とパワー電池2及び急速充電器とを切断状態とする。
制御装置12は、パワー電池2の充電時には、パワー電池充電率センサ16からの入力信号に基づいて、パワー電池2の充電率が所定の上限充電率(例えば、0.9)以上であるか否かを判定する。パワー電池2の充電率が所定の上限充電率以上であると判定した場合は、パワー電池2とエネルギー電池3又は急速充電器とを切断状態として、パワー電池2の充電を完了する。急速充電器によるパワー電池2の充電が完了した場合は、エネルギー電池3と急速充電器とを接続状態とするとともに、パワー電池2とエネルギー電池3及び急速充電器とを切断状態とする。
制御装置12は、急速充電器によるエネルギー電池3の充電時には、エネルギー電池充電率センサ17からの入力信号に基づいて、エネルギー電池3の充電率が所定の上限充電率(例えば、0.9)以上であるか否かを判定する。エネルギー電池3の充電率が所定の上限充電率以上であると判定した場合は、エネルギー電池3と急速充電器とを切断状態として、急速充電器によるエネルギー電池3の充電を完了する。
制御装置12による充電切替装置14aの制御手順を以下、説明する。
まず、パワー電池2の充電率が所定の下限充電率以下になると、警報装置を作動させて、パワー電池2を充電すべき旨を警報する。この警報を受けたユーザがエネルギー電池3によるパワー電池2の充電を選択すると、充電切替装置14aを作動させて、パワー電池2とエネルギー電池3とを接続状態とする。これにより、パワー電池2がエネルギー電池3によって充電される。そして、パワー電池2の充電率が所定の上限充電率以上になると、充電切替装置14aを作動させて、パワー電池2とエネルギー電池3とを切断状態とする。これにより、エネルギー電池3によるパワー電池2の充電が完了する。
一方、急速充電器によるパワー電池2の充電を選択すると、充電切替装置14aを作動させて、パワー電池2と急速充電器とを接続状態とするとともに、エネルギー電池3とパワー電池2及び急速充電器とを切断状態とする。これにより、パワー電池2が急速充電器によって充電される。そして、パワー電池2の充電率が所定の上限充電率以上になると、充電切替装置14aを作動させて、エネルギー電池3と急速充電器とを接続状態とするとともに、パワー電池2とエネルギー電池3及び急速充電器とを切断状態とする。これにより、急速充電器によるパワー電池2の充電が完了するとともに、エネルギー電池3が急速充電器によって充電される。それから、エネルギー電池3の充電率が所定の上限充電率以上になると、充電切替装置14aを作動させて、エネルギー電池3と急速充電器とを切断状態とする。これにより、急速充電器によるエネルギー電池3の充電が完了する。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、パワー電池2と、エネルギー電池3と、モータインバータ4と、電動空調装置5及びカーアクセサリー6と、パワー電池2とモータインバータ4とを電気的に接続する第1回路8と、エネルギー電池3と電動空調装置5及びカーアクセサリー6とを電気的に接続する第2回路9とを設けているため、モータインバータ4への電力供給をパワー電池2のみによって行う一方、電動空調装置5及びカーアクセサリー6への電力供給をエネルギー電池3によって行うことができる。このため、大型・高コストのDC−DCコンバータを不要とすることができる。
また、パワー電池2とエネルギー電池3とを電気的に接続する第3回路10と、この第3回路10に配置され、パワー電池2とエネルギー電池3との接続状態を切替え可能な充電切替装置14aとを設けておき、この充電切替装置14aは、エネルギー電池3によるパワー電池2の充電時には、パワー電池2とエネルギー電池3とを接続状態とするため、車両走行中にパワー電池2の充電をエネルギー電池3によって行うことができる。このため、航続距離を延長することができる。
さらに、充電切替装置14aは、パワー電池2に充電切替装置14aを介して急速充電器を接続したときには、パワー電池2と急速充電器との接続状態も切替え可能になっていて、急速充電器によるパワー電池2の充電時には、パワー電池2と急速充電器とを接続状態とするとともに、パワー電池2とエネルギー電池3とを切断状態とするため、パワー電池2の充電をエネルギー電池3だけではなく、急速充電器によっても行うことができる。また、エネルギー電池3を、その許容連続放電レートで放電することでパワー電池2を所定の要求充電時間内に充電可能に構成しているため、パワー電池2を所定の要求充電時間内に充電することができる。
さらに、エネルギー電池3は、複数の電池セル31を有していて、その一部の電池セル31によってパワー電池2を充電可能になっているため、その一部の電池セル31によってパワー電池2の充電を行うことが可能なときには、その一部の電池セル31のみによってパワー電池2の充電を行うことができる。このため、エネルギー電池3によるパワー電池2の充電を適切に行うことができる。
また、パワー電池2のエネルギー容量を、市場一般の所定のパーセンタイルをカバーする1日当たりの走行距離を走行可能な量に設定しているため、市場一般の所定のパーセンタイルをカバーする1日当たりの走行距離を走行することができる。
尚、本実施形態では、エネルギー電池3を急速充電器によって充電したが、例えば、この充電に長時間を要する場合は、エネルギー電池3を交換しても良い。このとき、放電不能な電池モジュール30(エネルギー電池3の一部)のみを交換することが好ましい。これによれば、車両走行を短時間で再開することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、パワー電池2が複数の電池モジュール20を有している点、これらの電池モジュール20のうち一部がエネルギー電池3によって充電される一方、それ以外の電池モジュール20からの電力がモータインバータ4に供給される点が実施形態1と異なっているが、その他の点については、実施形態1と同様の構成である。そこで、以下の説明では、実施形態1の構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を用いて説明を行う。
図4に示すように、パワー電池2は、第1及び第2電池モジュール20a,20bとモジュール切替装置22(モジュール切替手段)とを有している。電池モジュール20a,20bは、互いに並列接続されている。各電池モジュール20a,20bは、モータインバータ4の要求出力を満たす。各電池モジュール20a,20bは、複数の電池セル(不図示)を含んでいる。尚、図4では、図を見易くするため、電動空調装置5とカーアクセサリー6、12V電池7、第3回路10、第4回路11の図示を省略している。
上記モジュール切替装置22は、パワー電池2の端子に設けられている。モジュール切替装置22は、その詳細な説明は省略するが、リレーである。つまり、モジュール切替装置22は、パワー電池2の各電池モジュール20a,20bとエネルギー電池3及びモータインバータ4との接続状態を切替え可能になっている。モジュール切替装置22は、車両走行中であって、充電切替装置14aによってパワー電池2とエネルギー電池3とを接続状態としたときには、第1電池モジュール20aをエネルギー電池3と接続状態としかつモータインバータ4と切断状態とするとともに第2電池モジュール20bをモータインバータ4と接続状態としかつエネルギー電池3と切断状態とした第1状態と、第1電池モジュール20aをモータインバータ4と接続状態としかつエネルギー電池3と切断状態とするとともに第2電池モジュール20bをエネルギー電池3と接続状態としかつモータインバータ4と切断状態とした第2状態とに交互に切り替える。
制御装置12には、モジュール切替装置22がさらに電気的に接続されている。制御装置12は、エネルギー電池3によるパワー電池2の第1電池モジュール20a又は第2電池モジュール20bの充電時には、パワー電池充電率センサ16からの入力信号に基づいて、第1電池モジュール20a又は第2電池モジュール20bの充電率が所定の上限充電率以上であるか否かを判定する。パワー電池2の第1電池モジュール20a又は第2電池モジュール20bの充電率が所定の上限充電率以上であると判定した場合は、第1電池モジュール20a又は第2電池モジュール20bの充電が完了したとして、上記第1状態から上記第2状態に又は第2状態から第1状態に切り替える。
車両走行中における制御装置12によるモジュール切替装置22の制御手順を以下、説明する。
まず、充電切替装置14a及びモジュール切替装置22を作動させて、パワー電池2とエネルギー電池3とを接続状態とし、かつパワー電池2の第1電池モジュール20aをエネルギー電池3と接続状態としかつモータインバータ4と切断状態とするとともに第2電池モジュール20bをモータインバータ4と接続状態としかつエネルギー電池3と切断状態とした第1状態とする。これにより、第1電池モジュール20aがエネルギー電池3によって充電されるとともに、第2電池モジュール20bからの電力がモータインバータ4を介して電動モータに供給される。
そして、パワー電池2の第1電池モジュール20aの充電率が所定の上限充電率以上になると、上記第1状態から、第1電池モジュール20aをモータインバータ4と接続状態としかつエネルギー電池3と切断状態とするとともに第2電池モジュール20bをエネルギー電池3と接続状態としかつモータインバータ4と切断状態とした第2状態に切り替える。これにより、第2電池モジュール20bがエネルギー電池3によって充電されるとともに、第1電池モジュール20aからの電力がモータインバータ4を介して電動モータに供給される。
それから、パワー電池2の第2電池モジュール20bの充電率が所定の上限充電率以上になると、上記第2状態から上記第1状態に切り替える。以後、上述の如く制御手順を繰り返す。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、パワー電池2は、第1及び第2電池モジュール20a,20bと、この各電池モジュール20a,20bとエネルギー電池3及びモータインバータ4との接続状態を切替え可能なモジュール切替装置22とを有しており、このモジュール切替装置22は、車両走行中であって、充電切替装置14aによってパワー電池2とエネルギー電池3とを接続状態としたときには、第1電池モジュール20aをエネルギー電池3と接続状態としかつモータインバータ4と切断状態とするとともに第2電池モジュール20bをモータインバータ4と接続状態としかつエネルギー電池3と切断状態とした第1状態と、第1電池モジュール20aをモータインバータ4と接続状態としかつエネルギー電池3と切断状態とするとともに第2電池モジュール20bをエネルギー電池3と接続状態としかつモータインバータ4と切断状態とした第2状態とに交互に切り替える。つまり、車両走行中に、第1電池モジュール20aの充電をエネルギー電池3によって行いかつモータインバータ4への電力供給を第2電池モジュール20bによって行う第1状態と、モータインバータ4への電力供給を第1電池モジュール20aによって行いかつ第2電池モジュール20bの充電をエネルギー電池3によって行う第2状態とに交互に切り替える。このため、車両走行中にパワー電池2の充電をエネルギー電池3によって行うことができる。よって、航続距離を延長することができる。
尚、本実施形態では、パワー電池2は、2個の電池モジュール20a,20bを有しているが、3個以上の電池モジュール20を有しても良い。このとき、その電池モジュール20のうち一部がエネルギー電池3によって充電される一方、それ以外の電池モジュール20からの電力がモータインバータ4に供給される。
また、本実施形態では、モジュール切替装置22をパワー電池2の端子に設けたリレーで構成したが、上述のような切替えを行うことができる限り、その配置や構成は上記のものに限定されない。
(実施形態3)
本実施形態は、エネルギー電池3が一次電池である点が実施形態1と異なっているが、その他の点については、実施形態1と同様の構成である。そこで、以下の説明では、実施形態1の構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を用いて説明を行う。
エネルギー電池3は、金属空気電池(例えば、亜鉛空気電池)である。エネルギー電池3は、その一部のみを交換可能になっている。具体的には、エネルギー電池3は、放電不能な電池モジュール30のみを交換可能になっている。この交換は、電池モジュール30全体を交換したり、電極だけ交換したりすることで行われる。制御装置12は、放電不能な電池モジュール30があるときには、警報装置を作動させて、その電池モジュール30を交換すべき旨を警報する。この警報を受けたユーザは、放電不能な電池モジュール30が存在することを認識することができる。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、エネルギー電池3は、放電不能な電池モジュール30のみを交換可能になっているため、放電不能な電池モジュール30のみを放電可能な電池モジュール30に交換することができる。このため、電動空調装置5及びカーアクセサリー6への電力供給及びパワー電池2の充電をエネルギー電池3によって確実に行うことができる。
(その他の実施形態)
尚、上記各実施形態では、本発明に係る車両用電源装置1を電気自動車に適用したが、これ以外の自動車に適用しても良い。
また、上記各実施形態では、パワー電池2をリチウムイオン二次電池で、エネルギー電池3をリチウムイオン二次電池や金属空気電池で構成したが、これに限らず、例えば、エネルギー電池3を固体電池(一次電池)で構成しても良い。
さらに、上記各実施形態では、充電切替装置14aを第3回路に設けたリレーで構成したが、上述のような切替えを行うことができる限り、その配置や構成は上記のものに限定されない。
また、本発明の趣旨を逸脱しない限り、上記各実施形態の構成要素を任意に組み合わせても良い。
以上説明したように、本発明に係る車両用電源装置は、大型のDC−DCコンバータを不要とすることが必要な用途等に適用することができる。
1 車両用電源装置
2 パワー電池
20 電池モジュール
20a 第1電池モジュール
20b 第2電池モジュール
22 モジュール切替装置(モジュール切替手段)
3 エネルギー電池
30 電池モジュール
31 電池セル
4 モータインバータ
5 電動空調装置 (負荷)
6 カーアクセサリー(負荷)
8 第1回路
9 第2回路
10 第3回路
14 車載充電器
14a 充電切替装置(車載充電切替手段)

Claims (5)

  1. パワー電池とエネルギー電池と車両駆動用の電動モータを制御するモータインバータとを備えている車両用電源装置であって、
    上記モータインバータ以外の負荷と、
    上記パワー電池と上記モータインバータとを接続する第1回路と、
    上記エネルギー電池と上記負荷とを接続する第2回路と、
    上記パワー電池と上記エネルギー電池とを接続する第3回路と、
    上記第3回路に設けられ、上記パワー電池と上記エネルギー電池との接続状態を切替え可能な車載充電切替手段とをさらに備えており
    記パワー電池のエネルギー容量は、1日当たりの走行距離を走行可能な量に設定され、
    上記モータインバータへの電力供給は、上記パワー電池のみによって行われる一方、上記負荷への電力供給は、上記エネルギー電池を含む、上記パワー電池以外の電池によって行われ
    上記車載充電切替手段には、外部充電器が接続可能になっていて、
    上記車載充電切替手段は、
    上記パワー電池に上記車載充電切替手段を介して上記外部充電器を接続したときには、上記パワー電池と上記外部充電器との接続状態も切替え可能になっていて、
    上記エネルギー電池による上記パワー電池の充電時には、該パワー電池と該エネルギー電池とを接続状態とする一方、
    上記外部充電器による上記パワー電池の充電時には、該パワー電池と該外部充電器とを接続状態とするとともに、上記パワー電池と上記エネルギー電池とを切断状態とするように構成されていることを特徴とする車両用電源装置。
  2. 請求項1記載の車両用電源装置において、
    上記エネルギー電池は、その許容放電レートで放電することで上記パワー電池を所定の充電時間内に充電可能に構成されていることを特徴とする車両用電源装置。
  3. 請求項2記載の車両用電源装置において、
    上記車載充電切替手段は、上記パワー電池に該車載充電切替手段を介して上記外部充電器を接続したときには、上記パワー電池、上記エネルギー電池及び該外部充電器の相互間の接続状態を切替え可能になっていて、上記外部充電器による上記パワー電池の充電が完了したときには、上記パワー電池の充電が完了してから上記所定の充電時間までの残り時間、上記エネルギー電池を上記外部充電器によって充電すべく、該エネルギー電池と該外部充電器とを接続状態とするとともに、上記パワー電池と上記エネルギー電池及び該外部充電器とを切断状態とするように構成されていることを特徴とする車両用電源装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用電源装置において、
    上記エネルギー電池は、複数の電池セルを有していて、その一部の電池セルによって上記パワー電池を充電可能に構成されており、
    上記パワー電池は、第1及び第2電池モジュールと、該各電池モジュールと上記エネルギー電池及び上記モータインバータとの接続状態を切替え可能なモジュール切替手段とを有しており、
    上記モジュール切替手段は、車両走行中であって、上記車載充電切替手段によって上記パワー電池と上記エネルギー電池とを接続状態としたときには、上記第1電池モジュールを該エネルギー電池と接続状態としかつ上記モータインバータと切断状態とするとともに上記第2電池モジュールを該モータインバータと接続状態としかつ上記エネルギー電池と切断状態とした第1状態と、上記第1電池モジュールを上記モータインバータと接続状態としかつ上記エネルギー電池と切断状態とするとともに上記第2電池モジュールを上記エネルギー電池と接続状態としかつ上記モータインバータと切断状態とした第2状態とに交互に切り替えるように構成されていることを特徴とする車両用電源装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用電源装置において、
    上記エネルギー電池は、交換可能に構成されていることを特徴とする車両用電源装置。
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