JP6047405B2 - バルブ - Google Patents

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Description

本発明は、流路を開閉する際に用いられるバルブに関する。
特許文献1には、マイクロTAS(Total Analysis Systems)チップ用の静電マイクロバルブが開示されている。同文献の図2に示すように、同文献記載の静電マイクロバルブは、試料流路と駆動槽と加圧槽とを備えている。駆動槽と加圧槽とは連通している。駆動槽および加圧槽には、作動流体が封入されている。駆動槽と試料流路とは、流路開閉用の弾性膜により、仕切られている。流路開閉用の弾性膜は、上側(駆動槽側)に突出する凸状を呈している。加圧槽の上壁には、作動流体加圧用の弾性膜と電極とが配置されている。一方、加圧槽の下壁には、電極が配置されている。作動流体加圧用の弾性膜と作動流体とは、上下一対の電極間に介在している。
一対の電極間に電圧を印加すると、静電引力が発生する。このため、作動流体加圧用の弾性膜が、下側に突出するように、つまり加圧槽の容積を縮小するように、変形する。ここで、駆動槽および加圧槽には、作動流体が封入されている。このため、作動流体加圧用の弾性膜が下側に突出した分だけ、流路開閉用の弾性膜は、加圧槽の容積を拡張するように、下側(試料流路側)に変形する。すなわち、流路開閉用の弾性膜は、試料流路を閉じる。このように、同文献記載の静電マイクロバルブによると、静電引力を用いて加圧槽の容積を変化させることにより、試料流路を開閉することができる。
特開2004−291187号公報 特開平5−180206号公報
しかしながら、特許文献1に記載の静電マイクロバルブによると、試料流路を開閉するのに、作動流体、駆動槽、加圧槽、流路開閉用の弾性膜、作動流体加圧用の弾性膜が必要である。このため、構造が複雑である。また、静電マイクロバルブ、延いてはマイクロTASチップが大型化しやすい。
この点、特許文献2には、自走型マイクロマシンが開示されている。同文献記載の自走型マイクロマシンは、走行制御用のマイクロバルブを備えている。同文献の図3、図4に示すように、マイクロバルブは、圧電素子の電歪効果により、駆動される。特許文献2には、圧電素子として、水晶素子、LiTaO素子、LiNbO素子などの単結晶圧電素子、チタン酸バリウム系、チタン酸ジルコン鉛系、ニオブ酸塩系などのセラミック系圧電素子が例示されている。
仮に、特許文献2に記載のマイクロバルブを、マイクロTASチップ用として転用する場合、作動流体、駆動槽、加圧槽などが不要な分だけ、マイクロTASチップの構造を単純化することができる。また、マイクロTASチップを小型化することができる。ところが、圧電素子は硬質である。このため、流路を閉じる閉弁状態において、シール性を確保しにくい。また、隣接する部材(例えば流路壁)に不具合が生じるおそれがある。
本発明のバルブは、上記課題に鑑みて完成されたものである。本発明は、構造が簡単で、小型化が容易なバルブを提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明のバルブは、流体が流れる流路の方向に突出する凸部を有するエラストマー製のダイヤフラムと、該ダイヤフラムに直接または間接的に積層され、電圧が印加される一対の電極と、を備え、該電圧に応じて該凸部が弾性変形することにより該流路を開閉することを特徴とする。
ここで、電極がダイヤフラムに「間接的に」積層されるとは、電極とダイヤフラムとの間に別の部材(単一でも複数でもよい)が介在している状態で、電極がダイヤフラムに積層されていることをいう。また、「凸部」の形状は、ダイヤフラム自体の形状保持力により、確保されている。
本発明のバルブは、エラストマー製のダイヤフラムを備えている。圧電素子と比較して、ダイヤフラムは柔軟である(例えば、ヤング率が小さい)。このため、流路を閉じる閉弁状態において、シール性が高い。また、隣接する部材(例えば流路壁)に不具合が生じにくい。
また、本発明のバルブによると、作動流体、駆動槽、加圧槽などが不要である。このため、構造が簡単である。また、小型化が容易である。また、作動流体(例えば、液体、気体など)を用いて弾性膜を駆動するバルブと比較して、本発明のバルブは、駆動時の応答性が高い。
また、本発明のバルブのダイヤフラムは、凸部を備えている。一対の電極間に電圧が印加されると、マクスウェル応力により、凸部は、ダイヤフラムの膜厚方向から圧縮される。このため、凸部の表面積は大きくなる。したがって、凸部は、ダイヤフラムの面方向に伸張しようとする。しかしながら、凸部は、凸部収容部に収容されている。このため、凸部の面方向の変形は規制されている。一方、ダイヤフラムに荷重が加わっていない状態(無荷重状態)において、凸部は、流路側に突出している。このため、凸部は、面方向の代わりに、凸部の突出方向に、言い換えると流路側に変形する。
これに対して、一対の電極間から電圧が除去されると、マクスウェル応力が作用しなくなる。このため、凸部は、自身の有する弾性復元力により、元の形状に復元する。すなわち、凸部は、凸部の突出方向と逆方向に、言い換えると流路側と逆側に変形する。
このように、本発明のバルブは、予め形状付与された凸部を備えている。並びに、凸部は、凸部収容部に収容されている。このため、電圧印加時の凸部の変形方向を、流路側に誘導することができる。したがって、電圧印加時に流路を閉じることができる。反対に、電圧除去時に流路を開くことができる。よって、ダイヤフラムの変形方向を流路側に誘導する部材(例えばスプリングなど)は不要である。この点においても、本発明のバルブは、構造が簡単である。また、小型化が容易である。
(1−1)好ましくは、上記(1)の構成において、一対の前記電極は、前記凸部の表裏両側に積層されている構成とする方がよい。本構成によると、一対の電極により、凸部を直接駆動することができる。このため、凸部と、凸部駆動用のアクチュエータと、を別々に配置する場合と比較して、構造が簡単である。また、小型化が容易である。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、エラストマー製の誘電層と、該誘電層の表裏両面に積層される一対の前記電極と、を有し、前記ダイヤフラムの前記凸部に積層されるアクチュエータを備える構成とする方がよい。
本構成によると、凸部は、アクチュエータにより駆動される。このため、凸部を、流路開閉用の機能に特化させることができる。並びに、アクチュエータを、凸部駆動用の機能に特化させることができる。したがって、アクチュエータおよびダイヤフラムの設計自由度が高くなる。
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、前記電極と、前記誘電層と、が積層される方向を積層方向として、前記アクチュエータは、該積層方向両端に、エラストマー製の保護層を有する構成とする方がよい。本構成によると、アクチュエータと、当該アクチュエータに隣接する部材と、の間の絶縁性を確保しやすい。
(4)好ましくは、上記(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記ダイヤフラムは、前記凸部を囲み、電圧印加時に表側から支持されている環状の平坦部を有する構成とする方がよい。本構成によると、電圧印加時に、平坦部が表側から支持されている。このため、電圧印加時の凸部の変形方向を、流路側に安定化させることができる。また、電圧印加、除去時の凸部の変形量(ストローク)のばらつきを、小さくすることができる。
本発明によると、構造が簡単で、小型化が容易なバルブを提供することができる。
第一実施形態のバルブが配置されたマイクロTASチップの透過上面図である。 図1のII−II方向断面図である。 同バルブの分解斜視図である。 図2の枠IV内の拡大図である。 図4の円V内の拡大図である。 図4の円VI内の拡大図である。 図4の円VII内の拡大図である。 同バルブのダイヤフラム付近の上下方向断面図である。 第二実施形態のバルブの左右方向断面図である。
<第一実施形態>
本実施形態のバルブは、マイクロTASチップに配置されている。
[マイクロTASチップの構成]
まず、本実施形態のバルブが配置されているマイクロTASチップの構成について説明する。なお、以下の図において、上下方向は、本発明の「積層方向」に対応している。図1に、本実施形態となるバルブが配置されたマイクロTASチップの透過上面図を示す。図1に示すように、マイクロTASチップ9は、三つのバルブ1と、基板90と、一対の試料導入部91と、反応部92と、流路93と、を備えている。
三つのバルブ1のうち、二つのバルブ1は、各々、試料導入部91の下流側に配置されている。また、残りの一つのバルブ1は、反応部92の上流側に配置されている。三つのバルブ1の構成は同じである。
[バルブの構成]
図2に、図1のII−II方向断面図を示す。すなわち、本実施形態のバルブの上下方向断面図を示す。図3に、同バルブの分解斜視図を示す。図4に、図2の枠IV内の拡大図を示す。図5に、図4の円V内の拡大図を示す。図6に、図4の円VI内の拡大図を示す。図7に、図4の円VII内の拡大図を示す。
図2〜図7に示すように、バルブ1は、ベース2と、ダイヤフラム3と、アクチュエータ5と、一対の配線6a、6bと、駆動回路7と、を備えている。
(ベース2)
ベース2は、図1に示す基板90の一部を構成している。ベース2は、第一層20と、第二層21と、第三層22と、第四層23と、流路Fと、を備えている。流路Fは、図1に示す流路93の一部を構成している。
第一層20は、ガラス製であって、平板状を呈している。
第二層21は、ガラス製であって、平板状を呈している。第二層21は、第一層20の上面に積層されている。第二層21は、上流側孔210aと、下流側孔210bと、上流側溝211aと、下流側溝211bと、を備えている。上流側溝211aおよび下流側溝211bは、各々、第二層21の下面(裏面)に凹設されている。上流側溝211aおよび下流側溝211bは、各々、左右方向に延在する直線状を呈している。上流側溝211aおよび下流側溝211bは、第一層20の上面(表面)により、覆われている。上流側溝211aは、第二層21の下面の左側部分に配置されている。上流側溝211aは、図1に示す試料導入部91に連通している。下流側溝211bは、第二層21の下面の右側部分に配置されている。下流側溝211bは、図1に示す別のバルブ1を介して、反応部92に連通している。
上流側孔210aは、上流側溝211aの溝底面と第二層21の上面とを、上下方向(層厚方向)に貫通している。同様に、下流側孔210bは、下流側溝211bの溝底面と第二層21の上面とを、上下方向に貫通している。上流側孔210aの下端開口(上流側開口)は、上流側溝211aの右端(下流側端)に連なっている。下流側孔210bの下端開口(下流側開口)は、下流側溝211bの左端(上流側端)に連なっている。
第三層22は、ガラス製であって、平板状を呈している。第三層22は、第二層21の上面に積層されている。第三層22は、凸部収容部220と、一対の配線収容溝221a、221bと、を備えている。凸部収容部220は、第三層22を上下方向に貫通している。上側から見て、凸部収容部220は、真円状を呈している。凸部収容部220の下端開口は、第二層21の上面により、覆われている。上側から見て、凸部収容部220の径方向中央部分には、上流側孔210aの上端開口(下流側開口)、下流側孔210bの上端開口(上流側開口)が、配置されている。配線収容溝221a、221bは、各々、第三層22の上面に凹設されている。配線収容溝221a、221bは、各々、左右方向に延在する直線状を呈している。配線収容溝221aは、第三層22の上面の左側部分に配置されている。配線収容溝221aは、第三層22の左端と凸部収容部220とを連通している。配線収容溝221bは、第三層22の上面の右側部分に配置されている。配線収容溝221bは、第三層22の右端と凸部収容部220とを連通している。
第四層23は、ガラス製であって、平板状を呈している。第四層23は、第三層22の上面に積層されている。配線収容溝221a、221bは、第四層23の下面により、覆われている。凸部収容部220の上端開口は、第四層23の下面により、覆われている。第四層23は、連通孔230を備えている。連通孔230は、第四層23を上下方向に貫通している。
流路Fは、上流側流路Faと、下流側流路Fbと、容積調整室Fcと、を備えている。流路Fには、試料である液体Lが流動可能である。液体Lは、本発明の「流体」の概念に含まれる。
図2に示すように、容積調整室Fcは、後述するダイヤフラム3の内面と、第二層21の上面と、の間に区画されている。ダイヤフラム3の凸部30の弾性変形に伴って、容積調整室Fcの容積は変化する。上流側流路Faは、上流側溝211aと上流側孔210aとを備えている。上流側流路Faは、容積調整室Fcの上流側に配置されている。下流側流路Fbは、下流側溝211bと下流側孔210bとを備えている。下流側流路Fbは、容積調整室Fcの下流側に配置されている。このように、図1に示す試料導入部91の下流側には、流路Fが配置されている。
(ダイヤフラム3)
ダイヤフラム3は、シリコーンゴム製であって、下方に開口する有底円筒状(カップ状)を呈している。ダイヤフラム3は、凸部収容部220に収容されている。ダイヤフラム3は、弾性変形可能である。ダイヤフラム3は、凸部30と、平坦部31と、支持部32と、を備えている。支持部32は、短軸円筒状を呈している。支持部32は、第四層23と第二層21とにより、上下方向から、挟持、固定されている。平坦部31は、円環状を呈している。平坦部31は、支持部32の上端から、径方向内側に張り出している。ダイヤフラム3に荷重が加わっていない状態(無荷重状態)において、凸部30は、下側に突出する部分球壁状を呈している。すなわち、図4に示すように、凸部30の上下方向断面形状は、上側に開口するC字状を呈している。凸部30は、平坦部31の開口に配置されている。上側から見て、凸部30の径方向中心部分(下端部、頂部)は、上流側孔210aの上端開口、下流側孔210bの上端開口と重複している。
(アクチュエータ5)
アクチュエータ5は、ダイヤフラム3と共に、凸部収容部220に収容されている。アクチュエータ5は、ダイヤフラム3の上面に積層されている。アクチュエータ5のうち、平坦部31の上面に積層されている部分は、第四層23の下面に当接している。アクチュエータ5のうち、凸部30の上面に積層されている部分は、凸部30の上面の形状(具体的には、部分裏球面状)に倣って、下側に突出している。アクチュエータ5は、誘電層50と、一対の電極51a、51bと、一対の保護層52a、52bと、を備えている。
図3に示すように、誘電層50は、H−NBR(水素化ニトリルゴム)製であって、フィルム状を呈している。H−NBRは、本発明の「エラストマー」の概念に含まれる。誘電層50は、絶縁性を有している。誘電層50は、誘電層本体500を備えている。
電極51a、51bは、各々、アクリルゴム中にカーボン粉末が充填された電極材料製であって、フィルム状を呈している。電極51a、51bは、各々、導電性を有している。電極51aは、誘電層50の上面に積層されている。電極51aは、電極本体510aと、延在部511aと、を備えている。電極本体510aは、誘電層本体500の上面に配置されている。電極51bは、誘電層50の下面に積層されている。電極51bは、電極本体510bと、延在部511bと、を備えている。電極本体510bは、誘電層本体500の下面に配置されている。
保護層52a、52bは、各々、H−NBR製であって、フィルム状を呈している。保護層52a、52bは、各々、絶縁性を有している。保護層52aは、電極51aの上面に積層されている。保護層52aは、保護層本体520aを備えている。保護層本体520aは、電極本体510aの上面を覆っている。保護層52bは、電極51bの下面に積層されている。保護層52bは、保護層本体520bを備えている。保護層本体520bは、電極本体510bの下面を覆っている。
(配線6a、6b)
一対の配線6a、6bは、各々、Cu(銅)テープ製であって、直線帯状を呈している。配線6aは、第三層22の配線収容溝221aの溝底面に貼着されている。配線6aは、配線収容溝221aに収容されている。図6に示すように、配線6aの右端と、第四層23の下面と、の間には、電極51aの延在部511aの左端が挟み込まれている。当該挟み込みにより、配線6aと電極51aとの間の導通が確保されている。
配線6bは、第三層22の配線収容溝221bの溝底面に貼着されている。配線6bは、配線収容溝221bに収容されている。図7に示すように、配線6bの左端と、第四層23の下面と、の間には、電極51bの延在部511bの右端が挟み込まれている。当該挟み込みにより、配線6bと電極51bとの間の導通が確保されている。
(駆動回路7)
図2に示すように、駆動回路7は、電源70とスイッチ71とを備えている。電源70の正極側は、配線6aに電気的に接続されている。電源70の負極側は、スイッチ71を介して、配線6bに電気的に接続されている。電源70は、図4に示す上下一対の電極51a、51b間(具体的には、図3に示す上下一対の電極本体510a、510b間)に、電圧を印加することができる。
[バルブの動き]
次に、本実施形態のバルブの動きについて説明する。図8に、本実施形態のバルブのダイヤフラム付近の上下方向断面図を示す。なお、図8は、図4に対応している。また、図4は開弁状態を、図8は閉弁状態を、各々示している。
図4に示すように、開弁状態においては、ダイヤフラム3の凸部30の頂部が、第二層21の上面から離間している。このため、上流側孔210aの上端開口および下流側孔210bの上端開口は、開放されている。したがって、開弁状態においては、上流側流路Fa、容積調整室Fc、下流側流路Fbを経由して、液体Lが流動する。
図2に示すスイッチ71を閉じると、電源70から、配線6a、6bを介して、アクチュエータ5に、電圧が印加される。具体的には、図4に示す電極51aと電極51bとの間に、電圧が印加される。このため、電極51aと電極51bとの間に、マクスウェル応力が発生する。したがって、図5に示すように、誘電層50は、上下方向から圧縮される。並びに、誘電層50は、圧縮された分だけ、水平方向(面方向)に伸張しようとする。すなわち、アクチュエータ5は、拡径方向に伸張しようとする。
しかしながら、図4に示すように、アクチュエータ5は、ダイヤフラム3に固定されている。また、ダイヤフラム3の拡径方向の変形は、凸部収容部220の内周面により規制されている。また、ダイヤフラム3の支持部32は、第四層23と第二層21とにより、上下方向から、挟持、固定されている。このため、アクチュエータ5つまりダイヤフラム3の変形方向は、上下方向に誘導される。
ここで、ダイヤフラム3の凸部30は、下側(上流側孔210aの上端開口側および下流側孔210bの上端開口側)に突出している。並びに、ダイヤフラム3の平坦部31は、アクチュエータ5を介して、上側から第四層23の下面により、押さえられている。このため、アクチュエータ5つまりダイヤフラム3の変形方向は、上下方向のうち、下側に誘導される。
よって、図8に示すように、ダイヤフラム3の凸部30は、下側に突出する。閉弁状態においては、凸部30の頂部が、上流側孔210aの上端開口および下流側孔210bの上端開口を封止している。このため、上流側流路Faと容積調整室Fcとの連通が遮断される。並びに、容積調整室Fcと下流側流路Fbとの連通が遮断される。
このように、本実施形態のバルブ1によると、凸部30を上下方向に変形させることにより、図4に示す開弁状態と、図8に示す閉弁状態と、の間で、流路Fを流れる液体Lの流量を調整することができる。
[作用効果]
次に、本実施形態のバルブの作用効果について説明する。本実施形態のバルブ1は、エラストマー製のダイヤフラム3を備えている。圧電素子と比較して、ダイヤフラム3は柔軟である。このため、図8に示すように、流路Fを閉じる閉弁状態において、ダイヤフラム3は、第二層21の上面の面形状に沿って、着座することができる。したがって、シール性が高い。また、隣接する部材(例えば第二層21の上面)に不具合が生じにくい。
また、本実施形態のバルブ1によると、作動流体、駆動槽、加圧槽などが不要である。このため、構造が簡単である。また、小型化が容易である。また、本実施形態のバルブ1は、作動流体(例えば、液体、気体など)を介さずに、アクチュエータ5により、直接ダイヤフラム3を駆動している。このため、駆動時の応答性が高い。
また、本実施形態のバルブ1のダイヤフラム3は、予め形状付与された凸部30を備えている。並びに、凸部30は、凸部収容部220に収容されている。このため、図8に示すように、電圧印加時の凸部30の変形方向を、上流側孔210aの上端開口側および下流側孔210bの上端開口側に誘導することができる。したがって、電圧印加時に流路Fを閉じることができる。反対に、電圧除去時に流路Fを開くことができる。よって、ダイヤフラム3の変形方向を上流側孔210aの上端開口側および下流側孔210bの上端開口側に誘導する部材(例えばスプリングなど)は不要である。この点においても、本実施形態のバルブ1は、構造が簡単である。また、小型化が容易である。
また、図4、図8に示すように、ダイヤフラム3の凸部30は、アクチュエータ5により駆動される。このため、凸部30を、流路F開閉用の機能に特化させることができる。並びに、アクチュエータ5を、凸部30駆動用の機能に特化させることができる。したがって、アクチュエータ5およびダイヤフラム3の設計自由度が高くなる。また、ダイヤフラム3により、アクチュエータ5を、容積調整室Fcの液体Lから、隔離することができる。
また、本実施形態のバルブ1によると、図3に示すように、電極51aの電極本体510aは、上側から保護層本体520aにより、下側から誘電層本体500により、覆われている。このため、電極本体510aを保護することができる。
同様に、電極51bの電極本体510bは、下側から保護層本体520bにより、上側から誘電層本体500により、覆われている。このため、電極本体510bを保護することができる。
また、図8に示すように、閉弁状態において、凸部30は、上流側孔210aの上端開口および下流側孔210bの上端開口だけを封止している。このため、上流側孔210aの上端開口と下流側孔210bの上端開口とを互いに近接して配置することにより、凸部30の頂面(シール面)の面積を小さくすることができる。また、本実施形態のバルブ1によると、上流側孔210aの上端開口および下流側孔210bの上端開口のうち、少なくとも一方を封止できれば、上流側孔210aから下流側孔210bへの液体Lの流れを遮断することができる。このため、シール性が高い。
また、図8に示すように、上流側孔210aの上端開口および下流側孔210bの上端開口に対して、凸部30は、上側から離接する。このため、上流側孔210aの上端開口および下流側孔210bの上端開口に対して、凸部30が左側や右側から離接する場合と比較して、流路断面積を迅速に変えることができる。
また、本実施形態のバルブ1によると、第四層23が、平坦部31を上側から覆っている。このため、図4、図8に示すように、開弁状態から閉弁状態に切り替わる際に、凸部30の変形方向を、下側(上流側孔210aの上端開口側および下流側孔210bの上端開口側)に安定化させることができる。また、電圧印加、除去時の凸部30の頂部の上下方向のストロークのばらつきを、小さくすることができる。
<第二実施形態>
本実施形態のバルブと第一実施形態のバルブとの相違点は、液体ではなく、気体の流量を制御している点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。図9に、本実施形態のバルブの左右方向断面図を示す。なお、図2、図4と対応する部位については、同じ符号で示す。
図9に示すように、ケース40は、ケース本体400と、蓋401と、を備えている。ケース本体400は、上側に開口する有底円筒状(カップ状)を呈している。ケース本体400は、上流側孔400aと、下流側孔400bと、凸部収容部400cと、を備えている。上流側孔400aは、ケース本体400の側壁を貫通している。下流側孔400bは、ケース本体400の底壁の径方向中央を貫通している。凸部収容部400cは、ケース本体400の内部に区画されている。凸部収容部400cは、上流側孔400aの径方向内端(下流端)および下流側孔400bの上端(上流端)に、接続されている。蓋401は、円板状を呈している。蓋401は、ケース本体400の開口を封止している。蓋401は、連通孔401aを備えている。連通孔401aは、蓋401の径方向中央を貫通している。
ケース本体400には、上流側流路Fa(上流側孔400a)→容積調整室Fc(凸部収容部400cにおけるダイヤフラム3下側の部分)→下流側流路Fb(下流側孔400b)と連なる流路Fが配置されている。流路Fには、気体Gが流れている。気体Gは、本発明の「流体」の概念に含まれる。
スイッチ71を閉じると、電源70から、配線6a、6bを介して、アクチュエータ5に、電圧が印加される。具体的には、電極51aと電極51bとの間に、電圧が印加される。このため、電極51aと電極51bとの間に、マクスウェル応力が発生する。したがって、誘電層50は、上下方向から圧縮される。並びに、誘電層50は、圧縮された分だけ、水平方向(面方向)に伸張しようとする。すなわち、アクチュエータ5は、拡径方向に伸張しようとする。
しかしながら、アクチュエータ5は、ダイヤフラム3に固定されている。また、平坦部31は、アクチュエータ5に貼り付けられている。言い換えると、平坦部31は、アクチュエータ5を介して、蓋401の下面に固定されている。このため、アクチュエータ5つまりダイヤフラム3の変形方向は、上下方向に誘導される。
ここで、ダイヤフラム3の凸部30は、下側に突出している。並びに、ダイヤフラム3の平坦部31は、アクチュエータ5を介して、上側から蓋401の下面により、押さえられている。このため、アクチュエータ5つまりダイヤフラム3の変形方向は、上下方向のうち、下側に誘導される。
よって、ダイヤフラム3の凸部30は、下側に突出する。閉弁状態においては、凸部30の頂部が、下流側孔400bの上端開口を封止する。このため、容積調整室Fcと下流側流路Fbとの連通が遮断される。
このように、本実施形態のバルブ1によると、凸部30を上下方向に変形させることにより、図9に示す開弁状態と、閉弁状態と、の間で、流路Fを流れる気体Gの流量を調整することができる。
本実施形態のバルブは、構成が共通する部分に関しては、第一実施形態のバルブと同様の作用効果を有する。また、本実施形態のバルブ1によると、ダイヤフラム3に支持部が配置されていない。このため、ダイヤフラム3の構成が簡単である。本実施形態のように、平坦部31が隣接する部材に固定されていれば、電圧印加時の凸部30の拡径方向の変形を規制することができる。このため、支持部を配置しなくても、凸部30の変形方向を下側に誘導することができる。また、本実施形態のように、流体として気体Gを用いてもよい。また、本実施形態のように、閉弁状態において、上流側孔400aおよび下流側孔400bのうち、どちらが一方を、凸部30で封止してもよい。
<その他>
以上、本発明のバルブの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、図3に示すアクチュエータ5の「電極51a−誘電層50−電極51b」の繰り返し積層数は特に限定しない。電極51a、51bと誘電層50とが交互に配置され、かつ最上層および最下層が電極51a、51bであればよい。繰り返し積層数を多くすると、アクチュエータ5の振幅、つまり凸部30の頂部の上下方向のストロークを大きくすることができる。
誘電層50に対する電極51a、51bの配置方法は特に限定しない。例えば、電極51a、51bを、誘電層50に塗布(例えば、スクリーン印刷など)、または接着してもよい。また、電極51a、51bを、保護層52a、52bに塗布、または接着してもよい。
また、図4に示す凸部30の上下両面にアクチュエータ5を配置してもよい。また、凸部30の下面(容積調整室Fc側の面)にだけ、アクチュエータ5を配置してもよい。また、凸部30を誘電層50と兼用してもよい。すなわち、凸部30の上下両面に、一対の電極51a、51bを、塗布、接着などにより、積層してもよい。こうすると、アクチュエータ5が不要である。また、図2に示す電源70は、直流電源でも交流電源でもよい。
また、上記実施形態においては、本発明の「表裏方向」、「積層方向」を上下方向に設定したが、左右方向、前後方向などに設定してもよい。すなわち、バルブの配置方向は特に限定しない。また、上記実施形態においては、本発明の「流体」として液体L、気体Gを用いたが、ゾルなどを用いてもよい。
誘電層50の材質は特に限定しない。エラストマー(ゴム、熱可塑性エラストマー)製であればよい。例えば、誘電率の高いエラストマーを用いることが好ましい。具体的には、常温における比誘電率(100Hz)が2以上、さらには5以上のエラストマーが好ましい。例えば、エステル基、カルボキシル基、水酸基、ハロゲン基、アミド基、スルホン基、ウレタン基、ニトリル基等の極性官能基を有するエラストマー、あるいは、これらの極性官能基を有する極性低分子量化合物を添加したエラストマーを採用するとよい。H−NBR以外の好適なエラストマーとしては、シリコーンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、アクリルゴム、ウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン等が挙げられる。保護層52a、52b、ダイヤフラム3の材質は特に限定しない。上記誘電層50と同様の材質としてもよい。また、誘電層50の材質と、保護層52a、52bの材質と、ダイヤフラム3の材質とは、同一でも異なっていてもよい。
電極51a、51bの材質は、特に限定しない。例えば、シリコーンゴム、アクリルゴム、H−NBR中に銀粉末、カーボンが充填された柔軟導電材料製としてもよい。電極51a、51bを金属や炭素材料から形成してもよい。伸縮性を付与するという観点から、例えば、金属等をメッシュ状に編むことにより、電極51a、51bを形成することができる。また、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)等の導電性高分子から、電極51a、51bを形成してもよい。また、電極51a、51bの材料として、バインダーと導電材とを含む柔軟導電材料を採用する場合、バインダーには、エラストマーを用いることが好ましい。エラストマーとしては、例えば、シリコーンゴム、NBR、EPDM、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリルゴム、ウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン等が好適である。また、導電材としては、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、グラファイト等の炭素材料、銀、金、銅、ニッケル、ロジウム、パラジウム、クロム、チタン、白金、鉄、およびこれらの合金等の金属材料、酸化インジウム錫(ITO)や、酸化チタン、酸化亜鉛にアルミニウム、アンチモン等の他金属をドーピングしたもの等の導電性酸化物の中から、適宜選択すればよい。導電材は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。配線6a、6bの材質は特に限定しない。上記電極51a、51bと同様の材質としてもよい。また、電極51a、51bの材質と、配線6a、6bの材質とは、同一でも異なっていてもよい。
また、ベース2の材質は特に限定しない。ガラスの他、硬質樹脂(ポリカーボネート、アクリル、ポリエステルなど)であってもよい。また、ケース40の材質は特に限定しない。例えば、樹脂、金属などであってもよい。また、第一実施形態における支持部32の固定方法は特に限定しない。例えば、凸部収容部220の内周面に当接させてもよい。
第一実施形態においては、第二層21の下面に上流側溝211a、下流側溝211bを配置した。しかしながら、第一層20の上面に上流側溝211a、下流側溝211bを配置してもよい。
また、バルブ1を、ポンプとして用いてもよい。具体的には、上流側流路Fa、下流側流路Fbに、各々、上流側から下流側に向かってのみ液体L、気体Gの流動を許容する、流動方向規制弁を配置してもよい。こうすると、閉弁状態(図8)から開弁状態(図4、図9)に切り替わる際、上流側流路Faから容積調整室Fcへの液体L、気体Gの流動は許容される。一方、下流側流路Fbから容積調整室Fcへの液体L、気体Gの流動は禁止される。このため、上流側流路Faから容積調整室Fcへ、液体L、気体Gを送ることができる。また、開弁状態(図4、図9)から閉弁状態(図8)に切り替わる際、容積調整室Fcから下流側流路Fbへの液体L、気体Gの流動は許容される。一方、容積調整室Fcから上流側流路Faへの液体L、気体Gの流動は禁止される。このため、容積調整室Fcから下流側流路Fbへ、液体L、気体Gを送ることができる。このように、開弁状態(図4、図9)と閉弁状態(図8)とを切り替えることにより、液体L、気体Gを下流側に送ることができる。
1:バルブ。
2:ベース、20:第一層、211a:上流側溝、211b:下流側溝、21:第二層、210a:上流側孔、210b:下流側孔、22:第三層、220:凸部収容部、221a:配線収容溝、221b:配線収容溝、23:第四層、230:連通孔。
3:ダイヤフラム、30:凸部、31:平坦部、32:支持部。
40:ケース、400:ケース本体、400a:上流側流路、400b:下流側流路、400c:凸部収容部、401:蓋、401a:連通孔。
5:アクチュエータ、50:誘電層、500:誘電層本体、51a:電極、510a:電極本体、511a:延在部、51b:電極、510b:電極本体、511b:延在部、52a:保護層、520a:保護層本体、52b:保護層、520b:保護層本体。
6a:配線、6b:配線。
7:駆動回路、70:電源、71:スイッチ。
9:マイクロTASチップ、90:基板、91:試料導入部、92:反応部、93:流路。
F:流路、Fa:上流側流路、Fb:下流側流路、Fc:容積調整室、G:気体(流体)、L:液体(流体)。

Claims (5)

  1. 流体が流れる流路の方向に突出する凸部を有するエラストマー製のダイヤフラムと、
    該ダイヤフラムに直接または間接的に積層され、電圧が印加される一対の電極と、
    を備え、該電圧に応じて該凸部が弾性変形することにより該流路を開閉するバルブ。
  2. エラストマー製の誘電層と、該誘電層の表裏両面に積層される一対の前記電極と、を有し、前記ダイヤフラムの前記凸部に積層されるアクチュエータを備える請求項1に記載のバルブ。
  3. 前記電極と、前記誘電層と、が積層される方向を積層方向として、
    前記アクチュエータは、該積層方向両端に、エラストマー製の保護層を有する請求項2に記載のバルブ。
  4. 前記ダイヤフラムは、前記凸部を囲み、電圧印加時に表側から支持されている環状の平坦部を有する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のバルブ。
  5. 前記ダイヤフラムは、前記凸部を囲む環状の平坦部を有し、
    該平坦部は、前記アクチュエータに貼り付けられている請求項2または請求項3に記載のバルブ。
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