JP6047074B2 - 超音波探触子およびその製造方法 - Google Patents
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このハーモニックイメージングや光音響イメージングに適した超音波探触子として、例えば、特許文献1に開示されているように、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3)等の無機圧電体を用いた複数の無機圧電素子とポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の有機圧電体を用いた複数の有機圧電素子とを積層形成したものが提案されている。
無機圧電素子により高出力の超音波ビームを送信し、有機圧電素子により高調波の信号を高感度に受信することができる。また、無機圧電体素子により通常の超音波の受信信号を取得すると共に、有機圧電素子により光音響イメージングの広帯域な信号を高感度に受信することができる。
一方、有機圧電体は比較的小さな比誘電率を有するため、有機圧電体の厚さを増大すると、電気容量が小さくなり、有機圧電素子で受信された超音波によって発生する受信信号を、回路上で効率よく取得することが困難であった。また、電気容量が小さいと、熱ノイズが大きくなるため、取得された信号とのS/N比が低下する傾向があった。
誘電性の劣化は、再分極により回付させることができるが、有機圧電体の抗電界は極めて大きく、400kV/cm〜450kV/cm程度である。従って、一度脱分極された有機圧電体をデバイス上で再分極するためには、極めて高い電圧を印加する必要があり、実際にはプロセス上困難である。以上のことから、無機圧電素子に有機圧電素子を積層する場合、低い温度プロセスで且つ少ない熱履歴回数で超音波探触子を作製することが望まれるが、従来の超音波探触子の構成および製造方法では困難であった。
ここで、第1の樹脂層の音響インピーダンスは、第1および第2の有機圧電体層の音響インピーダンス以上の値を有し、第2の樹脂層の音響インピーダンスは、第1および第2の有機圧電体層の音響インピーダンス以下の値を有することが好ましく、さらに、第1の樹脂層および第2の樹脂層は、それぞれ、第1および第2の有機圧電体層の音響インピーダンスに対して±10%の範囲内の音響インピーダンスを有することが好ましい。
第1および第2の有機圧電体層は、フッ化ビニリデン系材料から形成することができる。
それぞれの無機圧電素子は、無機圧電体層と、無機圧電体層の表面上に配置された信号電極層と、無機圧電体層の裏面上に配置された接地電極層とを有することが好ましい。
それぞれの無機圧電素子は、複数の無機圧電素子の配列方向に沿って複数のサブダイスに分割されていてもよい。
複数の無機圧電体層は、Pb系のペロブスカイト構造酸化物から形成することができる。
また、複数の有機圧電素子にそれぞれ直結された複数の有機圧電素子用アンプをさらに備えることが好ましい。
また、被検体に向けて照射光を照射する光照射部をさらに有し、光照射部から照射光が照射されることで被検体から誘発された超音波を複数の有機圧電素子または複数の無機圧電素子で受信することもできる。
実施の形態1
図1および図2に、この発明の実施の形態1に係る超音波探触子の構成を示す。
バッキング材1は、超音波探触子の音軸方向をZ方向として、このZ方向に垂直なXY面上に沿って延びる表面1aを有し、バッキング材1の表面1a上に複数の無機圧電素子2が所定のピッチPでX方向に配列形成されている。複数の無機圧電素子2は、互いに分離された複数の無機圧電体21を有し、それぞれの無機圧電体21の一方の面に信号電極層22が接合され、他方の面に接地電極層23が接合されている。すなわち、それぞれの無機圧電素子2は、Z方向に積層された、専用の無機圧電体21と信号電極層22と接地電極層23から形成されている。
このような複数の無機圧電素子2の上に複数の第1の音響整合層3が接合されている。複数の第1の音響整合層3は、複数の無機圧電素子2と同じピッチPでX方向に配列され、それぞれ、対応する無機圧電素子2の直上に配置されている。すなわち、複数の第1の音響整合層3は、複数の無機圧電素子2に対して、複数の無機圧電素子2の配列方向であるX方向の位置が互いに一致するように配列されている。
複数の有機圧電素子5は、接地電極層51を挟んで互いに音軸方向であるZ方向に積層されたシート状の第1の有機圧電体層52および第2の有機圧電体層53を有すると共に、第1の有機圧電体層52の接地電極層51とは反対側の表面上に互いに分離してX方向に配列形成された複数の第1の信号電極層54と、第2の有機圧電体層53の接地電極層51とは反対側の表面上に互いに分離してX方向に配列形成された複数の第2の信号電極層55を有している。
なお、接地電極層51、第1の有機圧電体層52および第2の有機圧電体層53は、それぞれ、複数の無機圧電素子2の配列方向Xに分割されることなく、複数の有機圧電素子5にわたって延在している。
また、個々の有機圧電素子5において、第1の信号電極層54と第1の有機圧電体層52と接地電極層51により第1の圧電素子部5aが形成され、同様に、接地電極層51と第2の有機圧電体層53と第2の信号電極層55により第2の圧電素子部5bが形成されている。すなわち、それぞれの有機圧電素子5が、Z方向に互いに積層された第1の圧電素子部5aおよび第2の圧電素子部5bを含んでいる。
さらに、第2の音響整合層4の上に音響レンズ8が接合されている。
一方、有機圧電素子5の第1の有機圧電体層52および第2の有機圧電体層53は、フッ化ビニリデン(VDF)系材料などの圧電体用の有機材料から形成されている。例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)またはポリフッ化ビニリデン三フッ化エチレン共重合体(P(VDF-TrFE))等の高分子圧電素子から形成することができる。
第1の音響整合層3は、複数の無機圧電素子2から発せられた超音波を効率よく音響レンズ8から被検体内に入射させるためのもので、無機圧電素子2の音響インピーダンスと被検体である生体の音響インピーダンスの中間的な値の音響インピーダンスを有する材料から形成される。
また、第1の音響整合層3の厚さは、例えば、複数の無機圧電素子2から発せられる超音波の基本波(例えば、無機圧電体21の最大感度の−6dB帯域の中心周波数)の波長λに対してλ/4共振条件を満たす値の近傍となるように設定される。
また、第1の樹脂層41、第1の有機圧電体層52、第2の有機圧電体層53および第2の樹脂層42の4層の厚さの和が、例えば、複数の無機圧電素子2から発せられる超音波の基本波の波長λに対してλ/4共振条件を満たす値の近傍となるように設定される。
音響レンズ8は、屈折を利用して超音波ビームを絞り、エレベーション方向であるY方向の分解能を向上させるもので、シリコンゴム等から形成されている。
動作時には、例えば、複数の無機圧電素子2が超音波の送信専用の振動子として、複数の有機圧電素子5が超音波の受信専用の振動子として使用される。
複数の無機圧電素子2の信号電極層22と接地電極層23の間にそれぞれパルス状または連続波の電圧を印加すると、それぞれの無機圧電素子2の無機圧電体21が伸縮してパルス状または連続波の超音波が発生する。これらの超音波は、第1の音響整合層3、第2の音響整合層4および音響レンズ8を介して被検体内に入射し、互いに合成され、超音波ビームを形成して被検体内を伝搬する。
また、それぞれの有機圧電素子5が、音軸方向であるZ方向に互いに積層された第1の圧電素子部5aおよび第2の圧電素子部5bから形成されているため、これら第1の圧電素子部5aおよび第2の圧電素子部5bを互いに並列接続することにより、有機圧電素子5としての静電容量を高めることができ、超音波エコーによる受信信号を効率よく取得することが可能となり、熱ノイズを低減すると共に受信信号のS/N比を向上させることができる。
このようにして複数の無機圧電素子2から得られた基本波成分に対応する受信信号と、有機圧電素子5から得られた高調波成分に対応する受信信号とに基づいて、基本波成分と高調波成分を複合したコンパウンド画像を生成することができる。
まず、図3(A)に示されるように、バッキング材1の全域にわたって延びるシート状の無機圧電素子層91aを接着剤等によりバッキング材1の表面1aの上に接合する。この無機圧電素子層91aは、バッキング材1の表面1aにわたって延びる無機圧電体層91の両面に、全面にわたってそれぞれ第1の導電層92および第2の導電層93が形成されたもので、第1の導電層92がバッキング材1の表面1a上に接合される。
次に、図3(B)に示されるように、無機圧電素子層91aの全域にわたって延びるシート状の音響整合層94を、例えば80℃〜100℃の温度で第2の導電層93の上に接合する。
さらに、音響整合層94の上にシート状の第1の樹脂層95が接合される。この第1の樹脂層95は、音響整合層94の全面にわたって延びるだけの大きさを有し、音響整合層94に対向する面とは反対側の表面には全面にわたって第3の導電層96が予め形成されている。
このように、第3の導電層96から無機圧電素子層91aまでの各層をピッチPでダイシングすることにより、各層が簡便に複数の断片に分離されると共に分離された各層のそれぞれの断片をZ方向にそろえることができる。そして、複数の有機圧電素子5の第1の信号電極層54と、複数の無機圧電素子2の信号電極層22および接地電極層23とを互いに正確に位置合わせすることができる。
第1の分離部6により分割された無機圧電体層91、第1の導電層92および第2の導電層93が、それぞれ、無機圧電素子2の無機圧電体21、信号電極層22および接地電極層23を形成し、第1の分離部6により分割された音響整合層94、第1の樹脂層95および第3の導電層96が、それぞれ、第1の音響整合層3、第1の樹脂層41および第1の信号電極層54を形成する。また、第4の導電層98、第2の樹脂層99、および第2の分離部7により分割された第5の導電層100が、それぞれ、接地電極層51、第2の樹脂層42および第2の信号電極層55を形成する。
さらに、バッキング材1から第3の導電層96までの各層を順次接着するまでの間は、第1の有機圧電体層52および第2の有機圧電体層53が存在しないため、これらの層を互いに高温で接着して高い接着力で積層させることができる。
また、複数の無機圧電素子2と複数の有機圧電素子5が互いに音軸方向であるZ方向に位置をそろえて配列されているため、高精度な高調波画像およびコンパウンド画像を生成することができる。
さらに、超音波探触子を製造する際に有機圧電素子5の第1の有機圧電体層52および第2の有機圧電体層53を高温に曝すことが少ないため、これら第1の有機圧電体層52および第2の有機圧電体層53が脱分極するのを抑制することができる。
このような超音波探触子を製造するには、図3(C)に示したダイシングの際に、無機圧電素子層91a、または、無機圧電素子層91aから音響整合層94までの各層を音軸方向であるZ方向にさらにダイシングして、サブダイス形成溝を形成すればよい。
図4に示されるように、それぞれの無機圧電素子2の信号線電極層22に無機圧電素子用A/Dコンバータ9を接続すると共に、有機圧電素子5の第1の圧電素子部5aの第1の信号電極層54および第2の圧電素子部5bの第2の信号電極層55からの引出線を接続点Aで互いに接続して、この接続点Aに有機圧電素子用アンプ10および有機圧電素子用A/Dコンバータ11を順次接続することができる。
ここで、複数の有機圧電素子5の電気容量は、第1の圧電素子部5aおよび第2の圧電素子部5bを互いに並列接続することにより、高めることができるが、有機圧電素子用アンプ10で増幅することが望ましい。このとき、有機圧電素子5から有機圧電素子用アンプ10に伝送される間に受信信号が減衰するのを防ぐために、有機圧電素子用アンプ10を有機圧電素子5の第1の信号電極層54および第2の信号電極層55の近傍に接続または直結させるのが好ましい。
上記の実施の形態1および2では、複数の無機圧電素子2で発生させた超音波を被検体に向けて送信すると共に被検体内で反射された超音波エコーが複数の無機圧電素子2または複数の有機圧電素子5で受信されたが、図5に示すように、被検体に向けて照射光Lを照射する光照射部31を新たに設けることにより、光照射部31から被検体に向けて照射光Lを照射すると共に照射光Lの照射により被検体から誘発された光音響波U(超音波)を例えば複数の有機圧電素子5で受信することができる。これにより、光音響効果を利用して被検体内を画像化する、いわゆる光音響イメージング(PAI:Photoacoustic Imaging)を行うことができる。
光照射部31は、互いに異なる波長を有する複数の照射光Lを被検体に向けて順次照射するもので、半導体レーザ(LD)、発光ダイオード(LED)、固体レーザ、ガスレーザ等から構成することができる。光照射部31は、例えば、パルスレーザ光を照射光Lとして用い、パルス毎に順次波長を切り換えながら被検体に向けてパルスレーザ光を照射する。
例えば、光照射部31から約750nmの波長を有する照射光Lと、約800nmの波長を有する照射光Lを順次被検体に照射する。ここで、ヒトの動脈に多く含まれる酸素化ヘモグロビン(酸素と結合したヘモグロビン:oxy-Hb)は、波長800nmの照射光Lよりも波長750nmの照射光Lに対して、高い分子吸収係数を有する。一方、静脈に多く含まれる脱酸素化ヘモグロビン(酸素と結合していないヘモグロビンdeoxy-Hb)は、波長800nmの照射光Lよりも波長750nmの照射光Lに対して、低い分子吸収係数を有する。このため、動脈および静脈に波長800nmの照射光Lおよび波長750nmの照射光Lをそれぞれ照射すると、動脈および静脈の分子吸収係数に応じた強度の光音響波Uがそれぞれ放出されることになる。
動脈または静脈から放出された光音響波Uは、上記の実施の形態1および2と同様にして、超音波探触子の複数の有機雑電素子5で受信される。
なお、照射光Lの照射により被検体から誘発される光音響波Uは、複数の無機圧電素子2で受信することもできる。
Claims (14)
- バッキング材と、
前記バッキング材の表面上に配列形成された複数の無機圧電素子と、
前記複数の無機圧電素子の上に配置された第1の音響整合層と、
前記第1の音響整合層の上に配置された第2の音響整合層と
を備え、
前記第2の音響整合層は、前記複数の無機圧電素子に対して平行に配列形成された複数の有機圧電素子を含み、
それぞれの前記有機圧電素子は、音軸方向に互いに積層された第1の圧電素子部および第2の圧電素子部を有し、
前記複数の有機圧電素子は、
接地電極層を挟んで互いに積層されたシート状の第1および第2の有機圧電体層と、
前記第1の有機圧電体層の前記接地電極層とは反対側の表面上に互いに分離して配列形成された複数の第1の信号電極層と、
前記第2の有機圧電体層の前記接地電極層とは反対側の表面上に互いに分離して配列形成された複数の第2の信号電極層と
を有し、
前記第1の有機圧電体層と前記接地電極層と前記複数の第1の信号電極層により複数の前記第1の圧電素子部が形成され、
前記第2の有機圧電体層と前記接地電極層と前記複数の第2の信号電極層により複数の前記第2の圧電素子部が形成されていることを特徴とする超音波探触子。 - 前記第2の音響整合層は、
前記複数の第1の信号電極層の前記第1の有機圧電体層とは反対側の表面上に形成されると共に前記第1の音響整合層の上に配置された複数の第1の樹脂層と、
前記複数の第2の信号電極層の前記第2の有機圧電体層とは反対側の表面上に形成されたシート状の第2の樹脂層と
を含む請求項1に記載の超音波探触子。 - 前記第1の樹脂層の音響インピーダンスは、前記第1および第2の有機圧電体層の音響インピーダンス以上の値を有し、前記第2の樹脂層の音響インピーダンスは、前記第1および第2の有機圧電体層の音響インピーダンス以下の値を有する請求項2に記載の超音波探触子。
- 前記第1の樹脂層および前記第2の樹脂層は、それぞれ、前記第1および第2の有機圧電体層の音響インピーダンスに対して±10%の範囲内の音響インピーダンスを有する請求項3に記載の超音波探触子。
- 前記第1および第2の有機圧電体層は、フッ化ビニリデン系材料から形成される請求項1〜4のいずれか一項に記載の超音波探触子。
- 前記複数の無機圧電素子と前記複数の有機圧電素子は、互いに同一の配列ピッチで且つ音軸方向に対して互いに同じ位置に形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波探触子。
- それぞれの前記無機圧電素子は、
無機圧電体層と、
前記無機圧電体層の表面上に配置された信号電極層と、
前記無機圧電体層の裏面上に配置された接地電極層と
を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波探触子。 - それぞれの前記無機圧電素子は、前記複数の無機圧電素子の配列方向に沿って複数のサブダイスに分割されている請求項7に記載の超音波探触子。
- 前記複数の無機圧電体層は、Pb系のペロブスカイト構造酸化物から形成される請求項7または8に記載の超音波探触子。
- 前記第2の音響整合層の前記第1の音響整合層とは反対側の表面上に配置された音響レンズをさらに備えた請求項1〜9のいずれか一項に記載の超音波探触子。
- 前記複数の有機圧電素子にそれぞれ直結された複数の有機圧電素子用アンプをさらに備えた請求項1〜10のいずれか一項に記載の超音波探触子。
- 被検体に向けて照射光を照射する光照射部をさらに有し、
前記光照射部から照射光が照射されることで被検体から誘発された超音波を前記複数の有機圧電素子または前記複数の無機圧電素子で受信する請求項1〜11のいずれか一項に記載の超音波探触子。 - バッキング材の表面上に第1の導電層を介してシート状の無機圧電体層を接合し、
前記無機圧電体層の表面上に第2の導電層を介してシート状の音響整合層を接合し、
前記音響整合層の表面上にシート状の第1の樹脂層を接合すると共に前記第1の樹脂層の全面上に第3の導電層を形成し、
前記第3の導電層から前記無機圧電体層まで積層方向に所定のピッチでダイシングすることにより、複数の無機圧電素子を配列形成すると共に前記第3の導電層を前記複数の無機圧電素子と同一のピッチで分割し、
分割された溝を樹脂で充填した後、第4の導電層を挟んで互いに積層されたシート状の第1および第2の有機圧電体層のうち前記第1の有機圧電体層を前記第3の導電層の表面上に接合し、
音響レンズと接合されたシート状の第2の樹脂層の前記音響レンズとは反対側の表面上に形成された第5の導電層を前記所定のピッチでダイシングすることにより、前記第5の導電層を前記複数の無機圧電素子と同一のピッチで分割し、
前記複数の無機圧電素子の配列方向における前記第3の導電層と前記第5の導電層の位置を互いに合わせながら前記第2の樹脂層の表面上に形成されている前記第5の導電層を前記第2の有機圧電体層の表面上に接合することにより、それぞれ、前記第3の導電層と前記第1の有機圧電体層と前記第4の導電層からなる第1の圧電素子部と、前記第5の導電層と前記第2の有機圧電体層と前記第4の導電層からなる第2の圧電素子部とが積層され、前記複数の無機圧電素子と同一のピッチで配列された複数の有機圧電素子を形成する
ことを特徴とする超音波探触子の製造方法。 - 前記第3の導電層と前記第5の導電層の位置合わせは、前記複数の無機圧電素子の配列方向における双方の端部で行われる請求項13に記載の超音波探触子の製造方法。
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