JP6046815B2 - 高帯域光通信中継アーキテクチャ - Google Patents

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Description

本発明は、高帯域光通信中継アーキテクチャに関する。
世界的なインターネットの利用は、世界中の開発途上国における高成長率とともに絶えず増加している。しかしながら、赤道の近くの地域における多くの新興ビジネスセンタ(emerging business centers)は、インターネットへの接続性が良好でないというハンディを負っている。これらのセンタは、典型的には、限りある国営の高帯域ネットワークインフラストラクチャで各国に設置され、時として、非実用的にする敵対する隣国又は人を寄せ付けない地形のいずれかによって包囲され、陵上及び海底のケーブル接続が難しい場合がある。
しかしながら、これらの国々においてインターネットへの高帯域な接続性について継続的な需要がある。ほとんどの急拡大市場の多くは、赤道に近く、且つ、海底ケーブルを介して充分に接続されていない。より大きな国々のいくつかにとって、内部ネットワークインフラストラクチャは、比較的未発達である。さらに、自然災害もまた、接続を妨害する可能性があり、急激に影響を受けた地域を再接続する通信ネットワークを再構成する能力は、極めて貴重になり得る。充分にサービスを受けていない市場に加えて、大幅に増大する大規模な帯域幅の世界的な通信事業者は、サービスの質の契約を維持するバックアップ及び置き換え帯域幅のニーズがある。
静止地球軌道(GEO:Geostationary Earth Orbit)通信衛星は、本質的に非常な待ち時間を有する一方で、他の衛星通信網が限りある世界的な接続性、低帯域幅、コストのうちのいくつかの組み合わせから影響を受ける。GEO衛星は、1衛星ごとに地球のかなりの部分のカバレッジを提供するが、長距離の通信経路(〜36,000km)を有し、1経路当たり少なくとも120ミリ秒の信号待ち時間内にもたらす。さらに、マルチプルバウンスは、ルーティングを提供することが必要かもしれないし、同じ衛星の直接受信可能区域内ではない地上サイト(ground sites)間の接続は、地上接続(ground connections)を必要とするかもしれない。その上、GEO通信衛星は、現在、利用可能な帯域幅を数百MHzから数GHzまでの範囲に制限する無線周波数(RF)信号に制限される。さらに、1衛星当たり比較的高いトータルスループット(1衛星当たり3.4のGbpsに対して典型的には48Mbpsで72ビーム)を提供するために、複数のビームを使用する必要がある。
「残りの30億人」(03B:Other 3 Billion)プログラムは、無線周波数(RF)信号を使用して、同じ全般的な赤道地域に貢献することを試みている。RF利用の結果として、03Bには、帯域幅の厳しい制限がある。03Bは、8,000kmでの赤道軌道における8〜12個の衛星の中軌道(MEO:Medium Earth Orbit)コンステレーションを使用する。各衛星は、(最終的には)1チャネル当たり1.2Gbpsまでの能力をもつ10個までのRFリンクを有しうる。コンステレーションは、地上サイト当たり1.2Gbpsで70の全地上サイト、又は全84Gbpsのレートであり、衛星ネットワークは、1地域当たり1個のゲートウェイにより7地域に分割される。03Bは、また、衛星間リンクを有しないので、従って、地域の境界を介して通信するためにはマルチプルバウンスを必要とする。
イリジウム(商標)コンステレーションは、同様の市場に対処する帯域幅を単に有しない。イリジウム(商標)地球低軌道(LEO:Low Earth Orbit)コンステレーションの高度は、1衛星当たりのアクセスを制限する約780kmである。従って、66個の動作中の衛星のコンステレーションは、全世界の24時間週7日のカバレッジを提供するために使用される。LEOコンステレーション内のL周波帯の使用は、衛星電話の帯域幅を1Mbps未満に制限する。ゲートウェイリンクは、少数の選択された拠点に対して10Mbpsの帯域幅を提供する。さらに、衛星間リンクは、実質的に限りある帯域幅をもつ、RFである。
米国航空宇宙局(NASA)の火星通信衛星プログラムにおいて、2005年頃にNASAによって、時としてレーザー通信(「laser communication」)又は略して「lasercom」とも呼ばれる、空間伝搬光通信(FSO)のために、いくつかの制限的実験が行われた。しかしながら、これらの実験は、1リンク当たりの上限の約5〜10Gbpsのカバレッジ持続時間、制限的接続性、及び通常制限的帯域幅を制限したことが判明した。商用的な実行可能性が、本プログラムの結論とはならなかった。
宇宙ベースのレーザー通信ネットワークを確立するそれぞれの試みがなされた。このようなネットワークの1つは、衛星間リンク、及び他の宇宙船並びに空中プラットフォームや地上サイトに対するレーザリンクによるGEO衛星のバックボーンを中心に設計された変換型通信アーキテクチャ(TCA:Transformational Communication Architecture)であった。TCAの見積原価は非常に高かったので、存続することができなかったし、その開始時点でキャンセルされた。
宇宙でのレーザー通信における先の試みは、すべて、電気信号に変換され、その後、出力の光信号に戻すように変換される入力の光信号による、光−電気−光(O−E−O:optical to electrical to optical)アプローチを使用した。アプローチは、信号がオンボードで最大限の(3R)再増幅(re-amplification)、再成形(re-shaping)、及び再タイミング(re-timing)の再生を受けることができるという長所をもつ一方で、電子領域ではあるが、ハードウェアのサイズ、重量、特に電力は、厳しいチャレンジだった。作業の多くは、また、MEO衛星よりもさらに6倍の値に匹敵する範囲である、GEO内の衛星を使用することに集中した。
いくつかの実施形態において、本発明は、いくつかの衛星のコンステレーションを含む空間伝搬光通信システムである。各衛星は、複数の近接する衛星との光通信のためのいくつかの衛星間光学望遠鏡を含み、各衛星間光学望遠鏡は、コンステレーション内の衛星の数の変化に適応するためにその仰角を調節することができる。各衛星は、複数の地上サイトとの光通信のためのいくつかのアップ/ダウンリンク光学望遠鏡をさらに含み、ここで、各地上サイトは、2個以上の地上光学望遠鏡を有する。衛星コンステレーションが所定の地上サイトを通過するときに、所定の衛星のアップ/ダウンリンク望遠鏡の1つ以上は、所定の地上サイトのそれぞれの地上光学望遠鏡の少なくとも2個を追跡し、且つ所定の衛星に対する最も明瞭な見通し線により地上光学望遠鏡に対してデータを送信するように構成される。さらに、衛星の各々は、光信号を電気信号に変換せずに、入力及び出力する光信号を、光学的に処理して切り替えるための光学的な回路を含む。
いくつかの実施形態において、本発明は、複数の衛星のコンステレーションにおける空間伝搬光通信のための方法である。方法は、複数の近接する衛星と光学的に通信するために複数の衛星の各々内の複数の衛星間光学望遠鏡を使用することと、複数の地上サイトと光学的に通信するために複数の衛星の各々内の複数のアップ/ダウンリンク光学望遠鏡を使用することであって、各地上サイトは2個以上の地上光学望遠鏡を有することと、所定の衛星によって、所定の地上サイトのそれぞれの地上光学望遠鏡の少なくとも2個を追跡し、且つ所定の衛星に対する最も明瞭な見通し線により地上光学望遠鏡に対してデータを送信することであって、複数の衛星の各々は、光信号を電気信号に変換せずに、入力及び出力する光信号を光学的に処理して切り替えることを含む。
いくつかの実施形態において、本発明は、いくつかの衛星のコンステレーションを含む空間伝搬光通信システムである。各衛星は、複数の近接する衛星との光通信のためのいくつかの衛星間光学望遠鏡と、複数の地上サイトとの光通信のためのいくつかのアップ/ダウンリンク光学望遠鏡とを含む。複数の衛星の各々は、光信号を電気信号に変換せずに、入力及び出力する光信号を、光学的に処理して切り替えるための光学的な回路を含む。
いくつかの実施形態において、各衛星間光学望遠鏡は、二重光信号経路を提供するために円偏波又はスペクトルダイバーシティを利用してもよい。さらに、所定の衛星のアップ/ダウンリンク望遠鏡の1つ以上は、例えば光ビーコンを使用することによって、所定の地上サイトのそれぞれの地上光学望遠鏡の少なくとも2個を継続的に且つリアルタイムに追跡するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、所定の衛星の単一のアップ/ダウンリンク望遠鏡は、円偏波又はスペクトルダイバーシティを使用して所定の地上サイトのそれぞれの地上光学望遠鏡の前記少なくとも2個を追跡するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態において、各衛星間光学望遠鏡は、前記各衛星間光学望遠鏡のジッタ及び軌道の差を補償するためのビームステアリングミラーを含んでもよい。いくつかの実施形態において、各アップ/ダウンリンク光学望遠鏡は、所定の地上サイトのそれぞれの地上光学望遠鏡の前記少なくとも2個の追跡を維持する二重内部ステアリングミラーを含んでもよい。
本発明のさらに充分な理解及び多くの付帯の特徴並びにその態様は、同様の参照記号が同様の構成部品を示す添付の図面とともに検討される場合に以下の詳細な説明に対する参照によって本発明がさらに適切に理解されるにつれて、より容易に明らかになるだろう。
本発明のいくつかの実施形態による、光通信を備えた複数の衛星の好ましいMEOコンステレーションを示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による、クロスリンク及びアップ/ダウン望遠鏡を含む衛星ペイロードの好ましいレイアウト図である。 本発明のいくつかの実施形態による、衛星ペイロードを通じた光通信経路の好ましいブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による、オンボード光学ハードウェアシステムのための簡略ブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による、オンボード光学ハードウェアシステムのための好ましいブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による、オンボード光学ハードウェアシステムのための好ましいブロック図である。
本発明を、その好ましい実施形態が図示される添付の図面を参照しながら、ここで、さらに充分に説明する。しかしながら、本発明は、様々な形式で具体化されてもよく、本明細書において明記された実施形態に限定されるように解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示が完璧で且つ完結しているように提供され、当業者に対して本発明の概念を充分に伝えることになる。
いくつかの実施形態において、本発明は、世界で最も急激に成長しているビジネスセンタの多くに、インターネットに対する改善された接続性を含む、劇的に改善された通信信号のスループットを提供するための新規性を有するアプローチを提供する高帯域トランスペアレント光通信中継アーキテクチャを対象とする。空間光ハードウェアは、光通信規格の将来の発達にとらわれないように設計されているので、長期にわたって時代遅れにならない。地上ハードウェアは、さらに高い帯域幅又は規格の何らかの変化をサポートするために漸増的にアップグレードされ得る。ネットワークは、複数の冗長経路及び迅速な再構成により、高度にフレキシブルである。
いくつかの実施形態において、本発明は、MEO衛星の冗長に接続されるリングを地上サイトのネットワークに対してリンクすることができるスペースプラットホーム上に光中継のためのニーズを満足させるために、新規性を有するアプローチ(例えばMEO衛星のコンステレーション)を対象とする。MEO衛星のこのコンステレーションは、非常に透過的且つ光学フォーマット及び変調方式とは独立的にすることができ、好ましくは、信号は、他の光通信帯域に対する可能的な拡張によりC周波帯又はL周波帯スペクトル帯域内にある。通信規格を使用して、いくつかの実施形態は、近接する衛星の間で少なくとも1,600Gbpsのデータを渡す能力により、地上サイトに対する少なくとも800Gbpsのトータルスループット(各リンクの双方向をカウントする)を提供することができる。ペイロードは、能力を容易に追加するために打ち上げられた最新の衛星により、コンステレーションの増殖をサポートするように構成され、ペイロードは、任意の故障した衛星をネットワークから切り離すためにネットワークを迅速に再構成することができる。
図1は、本発明のいくつかの実施形態による、複数の衛星102の好ましいMEOコンステレーション100を示す。図示するように、8個の衛星102(8個のボールコンステレーション)が、特に赤道軌道の周囲に、地球の帯域の連続的なカバレッジを提供するために、配置され、相互にネットワーク接続されている。8個の衛星が例として示されるが、本発明は、8個の衛星に限定されないし、例えば、4個、16個、又は他の数の衛星など、異なる数の衛星が、1衛星ごとののさらなるカバレッジ時間及び/又は冗長性の目的のために使用することができる。MEOコンステレーションの各衛星は、衛星間レーザー通信(ISL:inter-satellite lasercom)光学望遠鏡を使用して、複数の最近接するものに対して光学的に連結される(例えば、最小限の4個のボールのコンステレーション以外では4個以上、ここでは2個の近接するもののみが見える)。いくつかの実施形態において、円偏波又はスペクトルダイバーシティは、1望遠鏡ごとに二重光信号経路を提供するために用いられる。いくつかの実施形態において、円偏波は、受信信号から送信された信号を分離するために用いられる。
異なるスペクトル領域も、また、ISL光学望遠鏡ごとに4個以上の経路を可能にするために、ネットワークチャネル割り当ての複雑性に対するわずかな影響で、用いられることができる。ISL光学望遠鏡は、光通信の異なる角度がリング(コンステレーション)から追加する衛星又は除外する衛星(すなわちコンステレーション内の衛星の数の変化)に適応することを可能にする(適応する)ためにそれらの仰角を調節し、現在使われている衛星を再度位相整合することができる。
例えば、コンステレーション内に打ち上げられる新規の衛星の場合、軌道の修正及び衛星間光通信及び地上光通信(望遠鏡)を再構成するための1つ以上のコマンドが、例えば、地上サイトにおける地上望遠鏡から各衛星に送信される。
いくつかの実施形態において、各衛星は、アップ/ダウンリンク光学望遠鏡を用いて、複数の地上サイトに接続される。取り得る最小限の構成は、1つの衛星ごとの単一のアップ/ダウンリンク望遠鏡であるが、但し、複数の望遠鏡は、ネットワークの全能力を増加させ、より大きな収益源を提供するだろう。いくつかの実施形態において6個又は8個の望遠鏡が好ましいかもしれないが、ホスト衛星は、少なくとも4台のアップ/ダウンリンク望遠鏡を容易にサポートすることができる。古いものを壊す前にネットワークが新規の接続を確立すること(すなわち「メークビフォアブレーク」スキーム)を可能にして、コンステレーション内の先行する衛星からの地上接続が末端に近づいている場合は常に少なくとも1台のアップ/ダウンリンク望遠鏡が空いているように、接続はスケジューリングされる。
地上のサイトダイバーシティーは、互いに相対的に近接近する、例えば関連する地上ゲートウェイから数百キロメートル以内の複数(2個以上)の端末(地上光学望遠鏡)により、悪天候による故障停止を軽減するために用いられる。これらの地上端末/望遠鏡の2個が、通過のために予測された雲のない見通し線の確率に基づいて、地上サイトに光学的に接続される衛星の各々の通過のために選択される。これらの2個の地上端末は、衛星上の個別のアップ/ダウンリンク望遠鏡によって追跡されてもよいが、単一の望遠鏡によって双方の地上端末を同時にカバーするのに充分広い視界を備えた二重追跡システムを利用することも可能だろう。いくつかの実施形態において、二重偏波は、空間の分離が不適切な場合に2個の地上端末からの信号を区別するための1つのアプローチとして用いられる。いくつかの実施形態において、異なるスペクトルバンドは、ビーコンのために用いられることができる。
さらに、衛星コンステレーションが地上サイトを通過するとき、古いものが壊れる前に新規の接続を確立することができるように、各地上サイトは、少なくとも2個のアップ/ダウンリンク望遠鏡を有し得る。このように、衛星コンステレーションは、単一のゲートウェイ/サイトをサポートする個別の地上端末間を監視し、リアルタイムで切り換えるとともに、サイトダイバーシティーを用いることによって高度の利用可能度を有する。通過の間に、アップ/ダウンリンク望遠鏡は、光ビーコンを用いて、双方の現在の地上サイト/端末を継続的に且つリアルタイムで追跡し、最も明瞭な見通し線を備えたものに対してデータを送信する。互いに相対的に近接近する複数(例えば2個以上)の地上端末は、有線又は無線の電気通信スキーム又は光通信スキームを介して、共有のゲートウェイと直接通信する。ゲートウェイは、ローカルの高速インターネット網への複数接続を備えたキャリアホテル又は他のサイト内に設置されてもよい。
いくつかの実施形態において、地上端末の各々は、1つ以上の衛星において光学ビームを導くための望遠鏡及びアンテナ系を含む。いくつかの実施形態において、地上のジンバル式レーザー通信端末/望遠鏡は、各々の通過の間に個々の衛星を追跡する。いくつかの実施形態において、ネットワークオペレーションセンタは、衛星が地球のまわりの軌道に乗るときに古いものが切り離される前に新規の接続を行うために用いられる予備のリンクにより、所望の地上サイト間の連続的な接続性を維持するデータ経路を構成するために1つ以上の切り替えコマンドを送信する。
図1の衛星コンステレーションは、MEO軌道に関して記載されるが、GEO軌道衛星とMEO軌道衛星との組み合わせも可能であって、本発明の範囲内である。アーキテクチャに対する1個以上のGEO衛星の追加は、複数の方法で行われてもよい。簡単には、限られたアプローチではあるが、MEO中継コンステレーション用のゲートウェイは、GEO衛星用の端末とともに同一場所に配置されるだろう。このアプローチは、1つのGEO衛星から別の衛星にデータを渡すMEOコンステレーションを用いる。さらにフレキシブルなアプローチは、少なくとも1つのMEO衛星がGEO軌道内の任意の衛星と常に通信することができるようになる充分に広い動眼視野をもつ、1個以上のGEOリンク望遠鏡を各MEO衛星に対して追加することができる。拡大された範囲を与えられて、MEOリンクに接近するように設計された増幅器は、GEO間に届く3〜5Gbpsをサポートすることができるだろう。さらにハイレベルのデータレートは、増幅器からの増大された電力出力により達成することができる。ハードウェアがトランスペアレントモードで動作するので、この異なるデータレート及び範囲をサポートするための何らかの大幅な変更を加える必要はない。いくつかの実施形態において、アップリンクのためのRF通信モードを追加するか、若しくはRF通信モードに切り替えて、GEO衛星に対して等角の電子操作式アレイ(ESA:Electronically Steered Array)を用いてダウンリンクすることも、可能である。いくつかの実施形態において、RF信号が1つの衛星から他の衛星に対して通信するためにのみ用いられるので、周波数の割り当て問題は単純化され、利用される周波数は、大気圏に突入しないものとして選択されることができる。
いくつかの実施形態において、地球低軌道(LEO:Low Earth Orbit)衛星とMEO軌道衛星との組み合わせも、可能であり、本発明の範囲内でもある。1個以上のLEO衛星を本発明のコンステレーションに対して追加する複数の方法もある。あらゆるケースにおいて、衛星用の地上処理センタに接続されたゲートウェイに対して相対的にハイレベルのデータレートでデータを収集するLEO衛星からの一方向性データフローが焦点となる。簡単なアプローチは、互換性のあるレーザー通信伝送器をLEO衛星に追加することである。中継衛星に搭載されたアップ/ダウンリンクビームディレクタは、赤道から約20度以内にある場合、LEO衛星を追跡することができる。太陽同期衛星又は近極軌道衛星に対して、これは、軌道ごとに2個の通信ウィンドウを提供するだろう。2個の通信ウィンドウの各々は、衛星の軌道周期の約10%を表わす。接続時間は、より小さい傾斜角のLEO軌道に向かって増加するだろう。オンボードデータ記憶装置を用いるストア・ダンプ法(store-and-dump strategy)が用いられてもよい。
いくぶん複雑なアプローチは、同じ軌道面内のLEO衛星のリングを本発明のコンステレーションに追加しうる。各LEO衛星は、その最近接するものと通信する1対の衛星間リンク、及びMEOリングに対するアップリンクレーザー通信送信機を有する。LEO衛星は、軌道内のそれに先行する衛星からデータを受信し、自身のデータを追加し、その後、後続の衛星に対して結果を送信しうる。データストリームがMEOリングに接続されるLEOリング内の2個の衛星の一方に到達するとき、データは、その後、通常のMEOカバレッジゾーン内の所望のゲートウェイに対してMEO衛星まで送信されて中継される。このアプローチにより、結果的に、すべてのLEO衛星データは、1秒未満の待ち時間で地上に到達する。それは、また、LEO衛星用のオンボードデータ記憶装置の必要性を低減するか若しくは省きうる。部分的なLEOリングは有効な接続時間を増加させるために確立される、混合アプローチも、また可能である。部分的なリング内の衛星のいずれのMEO中継衛星とも接触することができる限り、すべての衛星からのデータは、1秒の何分の1以内にゲートウェイに達する。
図2は、本発明のいくつかの実施形態による、クロスリンク及びアップ/ダウン望遠鏡を含む衛星ペイロードの好ましいレイアウト図である。図示するように、衛星間光通信のための各々の衛星の外部上に対して、複数(この好ましい図には4個が示される)の衛星間(クロスリンク)望遠鏡204a〜204cがインストールされる。この例において、望遠鏡204a、204bは、衛星の右側に配置され、その右側上のその最近接する衛星の1個以上と通信する。例えば、204aは、その側上の最近接する衛星(すなわち隣り合う衛星)の方を指して通信し、204bは、その側上の次の最近接する衛星(すなわち、2つの衛星は離れる)の方を指して通信しうる。同様に、望遠鏡204c、204dは、残された側に配置し、その残された側の上のその最近接する衛星の1個以上と通信する。クロスリンク望遠鏡の各々は、近接する衛星との光通信の較正のために、及び/又は新規の衛星との新規の光通信を確立するためにコンステレーションに対して追加されている新規の衛星の場合に、選択的に操作されることができる。すなわち、衛星間光リンクは、冗長ネットワーク内のそれぞれの衛星を接続する。
いくつかの実施形態において、クロスリンク望遠鏡204a〜204dは、コンステレーション内の近接する衛星を追跡するために調節可能な仰角設定を含む。いくつかの実施形態において、2個の最近接するもの及び2個の次に最近接するものが、衛星間通信のために利用される。ビームステアリングミラーは、ホスト衛星のジッタ及びわずかな軌道差を補償するために用いられる。コンステレーション及び通信リング内に衛星を追加するか切り離すために、仰角調整は、稀少な基準で用いられる。クロスリンク望遠鏡は共有資源であるので、いくつかの方法は、クロスリンク内に信号を組み合わせて、その後、伝送の後にデータを分離するために偏波及び粗波長分離を用いるのに適切である。いくつかの実施形態において、4個以上の信号バンドルは、同一のクロスリンク望遠鏡を共有する。
その上、地上通信及びサイトダイバーシティーのための各衛星の外側部分に搭載された複数(例示の図では6個が示される)のアップ/ダウンリンク望遠鏡206a〜206gがある。いくつかの実施形態において、各アップ/ダウンリンク望遠鏡は、少なくとも世界中の地上サイト間の単一の高帯域(例えば100Gbps)の双方向接続をサポートする。同一の衛星又は接続されている衛星のいずれかの別のアップ/ダウンリンク望遠鏡は、接続の他の端部のために用いられる。1衛星当たり8個の衛星及び6個のアップ/ダウンリンク望遠鏡により、ネットワークは、24個までの高帯域双方角接続をサポートすることができる。
いくつかの実施形態において、アップ/ダウンリンク望遠鏡206a〜206gは、地上サイトを追跡し、且つ高帯域リンクを確立するために各々の衛星上にシーロスタットを備えたジンバル式望遠鏡又は望遠鏡である。いくつかの実施形態において、高密度波長分割多重方式(DWDM:Dense Wavelength Diversity Multiplexing)は、各地上サイトとの帯域幅リンクにおいて双方向100Gbps(又はそれ以上)を提供するために用いられる。偏波及び/又は波長ダイバーシティーも、また、2個のデータストリームを分離するために用いられる。サイトダイバーシティーは、見通し線内の雲による故障停止を低減するために用いられる。各望遠鏡は、ジンバル又はシーロスタットによって追跡される、中心点の半径100km以内で2個の受信地上望遠鏡上での追跡を維持する二重内部ステアリングミラーを有する。これら2個の地上望遠鏡は、各衛星は通過する前に、さらに大きなセットから選択されることができる。
いくつかの実施形態において、アップ/ダウンリンク望遠鏡は、地上サイトを追跡するために、ジンバル上の又はシーロスタットを用いた小型の光学望遠鏡(例えば約10cm径の口径)である。複数のビームステアリングミラー及び制御ループは、各アップ/ダウンリンク望遠鏡が、地上サイトの半径100km以内で、利用可能な端末の大規模なリストから各々の通過の際に選択されてもよい、2個の端末を同時に追跡することを可能にする。いくつかの実施形態において、地上光学望遠鏡は、例えば名目上40cm径の大型であり、これらの大型望遠鏡からビームを操作するためのオプションとしてシーロスタットを省いてもよい。いくつかの実施形態において、衛星間リンクは、新規の衛星がリングに追加されるか若しくは故障した衛星をそこから取り除くときはいつでも、軌道面に沿って再度指し示すために用いられる仰角機構により、軌道内のプラットホームジッタ及びわずかな変化を補償するために高速のビームステアリングミラーを用いる、例えば約30cmの大型の望遠鏡によって確立される。最近接接続のために用いられるクロスリンク望遠鏡は、ハードウェアの残りの部分を等しく保持し、且つペイロード重量を低減するために、さらに離間した次の最近接に用いられたものより小さくてもよい。
各衛星の光オンボードハードウェア(ペイロード)は、複数の光学的前置増幅器212と、光スイッチマトリックス208、1個以上の主増幅器210と、複数の電力増幅器216と、コマンド、コントロール及びテレメトリ(CC&T:Command, Control, And Telemetry)サブシステム214と、電源218とを含む。いくつかの実施形態において、光学的前置増幅器212及び電力増幅器216は、各々の受信機において、1ビットごとに許容できる信号対ノイズ比(SNR)又はフォトンを提供するために、許容できるクロストーク及び充分なトータル増幅をもつ、一定数(例えば10)の独立した10Gbpsチャネルをサポートする。レーザポンプパワーは、他の実施形態において、帯域幅の様々な需要に応じるために1増幅器当たりのチャネル数を調節することができるように拡大縮小可能である。増幅器は、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA:Erbium-Doped Fiber Amplifier)、平面導波路(PWG:Planar Waveguide)、ラマン増幅器、半導波型高アスペクト比コア(SHARC:Semi-Guiding High Aspect Ratio Core)ファイバレーザ増幅器、又は他の技術若しくはその組み合わせであってもよい。
いくつかの実施形態において、商業規格は、民生(COTS)部品、宇宙開発機材への所望のアプローチ、及び地上のCOTS部品の直接使用の宇宙能力により、可能な程度に用いられる。いくつかの実施形態において、C周波帯又はCバンド及びLバンド光増幅器は、平面導波路(PWG)又は関連技術を用いる。いくつかの実施形態において、ペイロード用の国際電気通信連合(ITU)規格の50GHzのチャネル分離は、規格が進化し、且つそれをサポートするために商用ハードウェアが開発されるような将来において可能で簡単なアップグレードを伴って、用いられる。いくつかの実施形態において、電力インタフェース機構は、本発明の光学的なハードウェアが一定の電力制限を伴う「標準的」又は既存の衛星プラットフォームに適合することができるように、衛星の(標準的)電力バスに接続するように構成される。概して、衛星の光ハードウェアは、このようなアップグレードがすべて地上で達成することができるように、特定のインプリメンテーションの詳細に対して可能な限りトランスペアレントで且つ依存しない。
複数の衛星の各々は、光信号を電気信号に変換せずに、入力及び出力光信号を、光学的に処理して切り替えるための光学的な回路/ハードウェアを含む。オンボードハードウェアは、地上及び/又は1個以上の近接する衛星から入力される光データストリームを受信し、光学的にそれを再生し、所望の(選択された)出力経路に対してそれを方向づけるために光スイッチを用いて、その最終目的地(地上及び/又は1個以上の近接する衛星)に向けてそれを送信する。入力の光データストリームの再生は、(光学的前置増幅器212、主増幅器210、及び電力増幅器216による)光学ドメイン内のすべての再増幅を含む。すなわち、光データストリームの増幅は、各衛星ペイロード内の電気信号に対して及び透過的にデータ変調スキームに対して常に切り替えずに遂行される。オンボードハードウェアは、C周波帯、L周波帯、及び他の光学的帯域において動作し、再成形し、光データストリームを再位相整合する能力をもつ。
いくつかの実施形態において、少なくとも80個の10GHzチャネルを提供するために、約50GHzのチャネル分離は、高密度波長分割多重(DWDM:Dense Wavelength Division Multiplexing )とともに用いられる。但し、(より複雑な変調方式を用いる)さらなるチャネル及び1チャネル当たりのさらにハイレベルの帯域幅が可能であり、本発明の範囲内である。光スイッチマトリックス208は、各光入力が他の出力チャネルに対して光学的に連結されることを可能にする。いくつかの実施形態において、光スイッチマトリックス208が、チャネルの全体のバンドルを含む、各々の入力上で受信するいかなる信号でも切り替えることができる。いくつかの実施形態において、各々の個別チャネルを切り換えること可能にするために、多重分離、個別チャネルレベルでの切り替え、及び再多重化が実行される。オンボード光スイッチマトリックス208は、また、衛星コンステレーションが地上サイトを通過するときにネットワーク光学パスを確立し、更新することを可能にする。
1個以上の主レーザー210は、各衛星上の光信号のために増幅チェーンの一部として各衛星上で用いられる。いくつかの実施形態において、チャネルがすべて相互に多重伝送される場合、主増幅器は、終段電力増幅器と同じくらいの電力を必要とするかもしれない。各接続がそれ自身の増幅器チェーンを有する他の実施形態において、主増幅器は、終段電力増幅器より著しく少ない電力を要する。
図3は、本発明のいくつかの実施形態による光通信チャネル300の好ましいブロック図であり、光通信チャネル300の一部は、衛星のペイロードを通じて伝わる。図示するように、光信号は、ブロック302における地上ユーザによって生成される。生成された光信号は、地上端末光トランシーバ308に対して提供される前に、ブロック304において事前に増幅され、ブロック306において電力が増幅される。地上端末の光トランシーバ308は、選択された衛星に対して増幅された光信号を送信するために、地上端末望遠鏡の1つを用いる。送信された光信号は、衛星トランシーバ望遠鏡310によって受信され、衛星前置増幅器312及び主増幅器314によって増幅される。増幅された光信号は、その後、オンボード光スイッチ315によって所望の場所(例えば、地上端末のトランシーバ328、近接する衛星トランシーバ望遠鏡318)に対して方向づけられる。経路が選択された後、光信号は、選択された望遠鏡に関連づけられた光学的電力増幅器316によって、もう1回増幅される。
光スイッチ網は、光信号コンテンツに対して透過的で簡単なNxNクロスコネクト光スイッチ、又は各起点から複数の送信先(ターゲット)に対してデータストリームの配送を可能にする80×80のノンブロック・クロスコネクト光スイッチにより追従するデマルチプレクサを含む様々な形式にあってもよい。いくつかの実施形態において、光スイッチ網は、スイッチによって取り扱われる電力を低減するために、前置増幅器の直後に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、主増幅器及び電力増幅器は単一の高利得電力増幅器内に組み合わせられてもよい。
光信号が近接する衛星トランシーバ望遠鏡318によって受信されるとき、光信号は、光プリアンプ320及び光学的主増幅器322によって(近接する衛星トランシーバにおいて)増幅される。オンボード光学的電力増幅器326によって増幅された後、(近接する衛星の)オンボード光スイッチ324は、地上端末のトランシーバ328に対して信号をリダイレクトする。受信された光信号は、その後、さらなる処理のためにユーザ334に対して送信される前に、光学的前置増幅器330及び光学的電力増幅器332によって増幅される。いくつかの実施形態において、地上トランシーバ308、328は、2つの異なるサイトにある。図3における、「APT」(取得(Acquisition)、指示(Point)、追跡(Track))の記号表示によって示されるように、衛星トランシーバ望遠鏡310、近接する衛星トランシーバ望遠鏡318、地上のトランシーバ(望遠鏡)308、328は、それらのターゲットの望遠鏡を指し示し、追跡することができる。この光通信チャネルアーキテクチャは、時として、曲り管(bent pipe)と呼ばれる。以上に述べたように、光信号は、電気信号に変換されない。従って、あたかも光信号が、信号を受信して別の地上局又は衛星に対するその方向を変更する曲り管を通じて、単に伝わっているかのようである。
図4は、本発明のいくつかの実施形態による、オンボード光学ハードウェアシステム400のための簡略ブロック図である。この図は、光スイッチ408からの1つの送信先のみを図示するために単純化されている。図示するように、入力の光信号は光学ビームエクスパンダ414によって受信され、光学的前置増幅器412によって事前に増幅される。いくつかの実施形態において、入力信号における各入力ビットは、リンクバジェットに基づいて、〜400フォトンを含む。地上又は別の衛星上の次段における同一のレベルを達成するために、信号を約400万倍に増幅する必要がある。事前に増幅された光信号は、その後、マルチプレクサによって組み合わせられてもよい。個別チャネルのための組み合わせ信号は、その後、光学的主増幅器404によって増幅され、デマルチプレクサ406によって多重分離され、その後、それが終段電力増幅器410によって増幅された後、ビームエクスパンダ414によって選択された送信先に対して方向づけられる光学的(クロスバ)スイッチ408に供給される。いくつかの実施形態において、個別の主増幅器が各前置増幅器のために用いられるので、マルチプレクサ及びデマルチプレクサを省くことができる。光学増幅器は、非常に低ノイズになるように設計されており、その結果、フォトンショットノイズは優勢なノイズ源である。
光学増幅器は、前段からの光信号に含まれ得るあらゆるノイズを低減する1つ以上の光フィルタを含んでもよい。3個の増幅段は、低ノイズのために最適化された前置増幅器、入力電力に対する光出力効率(電気/光変換効率)のために最適化された終段電力増幅器、及び2つの要件のバランスをとる主増幅器により、最適と見なされる。いくつかの実施形態において、光学ビームエクスパンダは、各地上サイトとの帯域幅リンクにおいて双方向100Gbps(又はそれ以上)を提供するために高密度波長分割多重方式(DWDM:Dense Wavelength Diversity Multiplexing )を用いるように構成される。
いくつかの実施形態において、平面導波路(PWG)レーザーは、3つのタイプのすべての光学増幅器に用いられるが、他のオプション、例えば、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)及び半導波型高アスペクト比コア(SHARC)ファイバレーザ増幅器も用いられることができる。2007年8月9日に出願されて、共有の米国特許出願第2009/0041061号において、好ましいSHARCレーザー増幅器が開示されており、それらの全内容は、参照によって本明細書に明示的に援用される。いくつかの実施形態において、ビームエクスパンダ414は、ジンバル及び高速ステアリングミラー(FSM)による10cmアップ/ダウンビームエクスパンダである。いくつかの実施形態において、光学的前置増幅器412は、約4000倍(利得)で入力信号を増幅することができ、チャンネル入力信号当たり0.25μWからチャンネル信号当たり及び1mWで出力する。いくつかの実施形態において、光学的主増幅器404は、約250倍の利得を有し、1チャネル当たり100mWで入出力80チャネル、又は8Wトータルとして、1チャネル当たり約0.4mWの80チャネルを得ることができる。他の実施形態において、各々が前置増幅器と対にされ、N×Nの光学的なクロスバースイッチに入力され、1チャネル当たり約0.4mWの10入力チャネルを得ることができ、1チャネル当たり100mWの10チャネル、又は1Wトータルを出力することができる、複数の主増幅器がある。いくつかの実施形態において、光電力増幅器410は、約25倍の利得を有し、1チャネル当たり1Wで入出力10チャネルとして、1チャネル当たり約0.4mWの10チャネルを得ることができる。
光学的(クロスバ)スイッチは、充分に透過的な二地点間接続又はすべての地上サイト間のさらにフレキシブルな環状結線を可能にする、異なる切り替えアプローチを実行することができる。各入力は、他の入力をブロックせずに、任意の出力に接続されることができる。いくつかの実施形態において、光スイッチは、その入力から所望の出力まで各光信号を反射するように指令されるにつれて傾く複数の小型のミラーをもつ、微小電気機械システム(MEMS:Microelectromechanical systems)技術を用いる。いくつかの実施形態において、低損失の圧電スイッチが用いられる。
図5は、本発明のいくつかの実施形態による、オンボード光学ハードウェアシステム500のための好ましいブロック図である。ここで、ビームエクスパンダ502は、最近接する衛星との衛星間通信のために用いられ、ビームエクスパンダ504は、次に最近接する衛星、下流、との衛星間通信のために用いられる。同様に、ビームエクスパンダ506は、最近接する衛星との衛星間通信のために用いられ、ビームエクスパンダ508は、次に最近接する衛星、上流、との衛星間通信のために用いられる。いくつかの実施形態において、ビームエクスパンダ502、504、506、508は、各々、FSMの多位置実装による30cmのISLビームエクスパンダである。いくつかの実施形態において、最近接接続(502、506)のために用いられるISLビームエクスパンダは、そのサイズ(すなわち15cm)の半分である。その上、4個のビームエクスパンダ510が、冗長性目的のために2個以上のオプションの付加的ビームエクスパンダ512との地上通信のために用いられる。図示するように、各ビームエクスパンダは、電力増幅器及び前置増幅器に関連づけられる。
マルチプレクサ、主増幅器、デマルチプレクサ、及び光学的クロスバースイッチ514の機能は、図4に関して記載されたものと同様である。増幅器の各々は、信号ノイズを低減する1個以上の光フィルタを含んでもよい。いくつかの実施形態において、オンボード光ハードウェアはペイロード構造及び熱サブシステム516と、ペイロード電子機器518と、ペイロードソフトウェア520とを含む。これらは、構造用支持材を提供するペイロード構造と、温度制御を提供する熱サブシステムによる、ペイロード機能である。ペイロード電子機器は、ネットワーク切り替えコマンドを受理して、光学的クロスバースイッチの構成を制御し、ペイロードソフトウェアは、コマンド文字列を解釈し、それらを適切な切り換え命令に翻訳する。図示するように、光増幅は、複数の高利得前置増幅器、1個以上の主増幅器、及び複数の電力増幅器に分散される。いくつかの実施形態において、パルスのいくつかの再成形がペイロードハードウェアに加えられてもよいが、信号がその地上の送信先に達するまで、エラー検出/訂正(EDAC:Error Detection and Correction)及びドップラー補正が延期される。
図6は、本発明のいくつかの実施形態による、オンボード光学ハードウェアシステム600のための好ましいブロック図である。これらのさらに単純化された実施形態において、チャネルバンドルから個別のチャネルを分離するマルチプレクサ又はデマルチプレクサは、存在しない。従って、処理(増幅及び切り換え)は、各々の個別チャネルではなく、各チャネルバンドル上で実行される。ビームエクスパンダ、前置増幅器、及び電力増幅器は、図5において表現され且つ図5に関して記載されたものと同様である。これらの実施形態において、衛星を通じて中継される各接続に対して個別の主増幅器がある。従って、主増幅器は、増幅器ごとに低所要電力及び低減された熱負荷により設計されることができる。光学的クロスバースイッチは、図5に示されるN×Nバージョンと同様であってもよい。
宇宙での全光中継の実施は、ペイロードのサイズ、重量、及び電力を低減する。宇宙での光スイッチは、複雑性を切り替える様々なレベルにより、充分に透過的であるか、充分にフレキシブルである世界的なネットワーク接続性を可能にする。複数の衛星間リンク望遠鏡の使用は、ネットワーク冗長性を付加する一方で、これらの望遠鏡に対して仰角調整機構を追加することは、新規の衛星が常に追加されることを可能にし、故障した衛星がネットワークから取り除かれることを可能にする。複数のアップ/ダウンリンク望遠鏡の使用は、各衛星がその移動担当地域内の複数の地上サイトをサポートすることを可能にする一方で、各望遠鏡の視界範囲内での二重の見通し線制御ループの使用は、雲の衝突を低減するためにローカルエリアのサイトダイバーシティーを追加する。すなわち、各アップ/ダウンリンク望遠鏡は、同時に2つのローカルエリアのサイトを追跡し、より明瞭な見通し線を有するどちら側でも用いられることができる。
さらに、本発明のオンボード光ハードウェアは、光学的な曲り管がいかなる規格からも独立しており、そのために、いかなる規格の変更も地上ハードウェアの変更により適合されるので、入力のビットストリームの透過的な中継を提供し、ホスト衛星の作動寿命にわたって規格の進化及び改訂に適応する。
以上に記載された本発明の図示された実施形態及び他の実施形態に対して、その広い進歩性から逸脱せずに、様々な改良が行われてもよいことは、当業者によって認識されるだろう。そのため、本発明が開示された特定の実施形態又は設備に限定されず、むしろ、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の範囲及び精神の範囲内のあらゆる変更、改造、又は改善を網羅するように意図される、ということは理解されるだろう。

Claims (27)

  1. 複数の衛星のコンステレーションを備える空間伝搬光通信システムであって、
    前記複数の衛星の各々は、
    複数の近接する衛星との光通信のための複数の衛星間光学望遠鏡であって、前記コンステレーション内の前記衛星の数の変化に適応するために各衛星間光学望遠鏡の仰角を調節することができる、前記衛星間光学望遠鏡と、
    複数の地上サイトとの光通信のための複数のアップ/ダウンリンク光学望遠鏡であって、各地上サイトが異なる場所に配置された2つ以上の地上光学望遠鏡を有する、前記複数のアップ/ダウンリンク光学望遠鏡と
    を備え、
    前記衛星コンステレーションが所定の地上サイトを通過するときに、所定の衛星の前記アップ/ダウンリンク望遠鏡の1つ以上は、通過のために予測された雲のない見通し線の確率に基づいて、前記所定の地上サイト前記地上光学望遠鏡の少なくとも2つを選択し、前記選択された少なくとも2つの地上望遠鏡それぞれを追跡し、且つ前記所定の衛星に対する最も明瞭な見通し線により、地上光学望遠鏡に対してデータを送信するように構成される空間伝搬光通信システム。
  2. 各衛星間光学望遠鏡は、二重光信号経路を提供するために円偏波又はスペクトルダイバーシティを利用する請求項1に記載のシステム。
  3. 所定の衛星の前記アップ/ダウンリンク望遠鏡の1つ以上は、前記所定の地上サイトのそれぞれの地上光学望遠鏡の少なくとも2つを継続的に且つリアルタイムに追跡するように構成される請求項1に記載のシステム。
  4. 前記所定の衛星の前記アップ/ダウンリンク望遠鏡の1つ以上は、光ビーコンを用いて、前記所定の地上サイトのそれぞれの地上光学望遠鏡の少なくとも2つを追跡するように構成される請求項1に記載のシステム。
  5. 前記所定の衛星の単一のアップ/ダウンリンク望遠鏡は、円偏波又はスペクトルダイバーシティを使用して前記所定の地上サイトのそれぞれの地上光学望遠鏡の前記少なくとも2つを追跡するように構成される請求項1に記載のシステム。
  6. 4つの衛星間光学望遠鏡が、それぞれ、各側に1つの2つの最近接する衛星と、各側に1つの次に最近接する2つの衛星との光通信のために用いられる請求項1に記載のシステム。
  7. 最近接する衛星のために用いられる各光学望遠鏡は、約15cm径の口径を含み、次に最近接する衛星のために用いられる各光学望遠鏡は、約30cm径の口径を含む請求項6に記載のシステム。
  8. 各衛星間望遠鏡は、約30cm径の口径を含む請求項1に記載のシステム。
  9. 前記複数の衛星の前記コンステレーションは、共通の中軌道(MEO)赤道軌道面内に打ち上げられる請求項1に記載のシステム。
  10. 前記複数の衛星の前記コンステレーションは、複数の中軌道(MEO)衛星と、1つ以上の静止地球軌道(GEO)衛星とを含む請求項1に記載のシステム。
  11. 前記複数のMEO衛星の各々は、少なくとも1つのMEO衛星が前記GEO衛星のいずれかと常に通信することができるように充分に大きな動眼視野をもつ1つ以上のGEOリンク望遠鏡を含む請求項10に記載のシステム。
  12. 前記複数の衛星の前記コンステレーションは、複数の中軌道(MEO)衛星と、1つ以上の地球低軌道(LEO)衛星とを含む請求項1に記載のシステム。
  13. 各衛星間光学望遠鏡は、前記各衛星間光学望遠鏡のジッタ及び軌道の差を補償するためのビームステアリングミラーを含む請求項1に記載のシステム。
  14. 各アップ/ダウンリンク光学望遠鏡は、前記所定の地上サイトのそれぞれの前記地上光学望遠鏡の少なくとも2つの追跡を維持する二重内部ステアリングミラーを含む請求項1に記載のシステム。
  15. 各アップ/ダウンリンク光学望遠鏡は、各地上サイトとの少なくとも100Gbps帯域幅での双方向リンクを提供するために、高密度波長分割多重方式(DWDM)を利用するように構成される請求項1に記載のシステム。
  16. 各アップ/ダウンリンク望遠鏡は、約10cm径の口径を含む請求項1に記載のシステム。
  17. 前記複数のアップ/ダウンリンク光学望遠鏡は、地上サイトを追跡するために各々の衛星上にシーロスタットを備えたジンバル式望遠鏡又は望遠鏡である請求項1に記載のシステム。
  18. 前記複数の衛星の各々は、出力する光信号を増幅するための1つ以上の主レーザーをさらに含む請求項1に記載のシステム。
  19. 前記複数の衛星の各々は、入力する光信号を再増幅することができる複数の増幅器チェーンを含む請求項1に記載のシステム。
  20. 前記複数の衛星の各々は、光信号を電気信号に変換せずに、入力及び出力する前記光信号を、光学的に処理して切り替えるための光学的な回路を含む空間伝搬光通信請求項1に記載のシステム。
  21. 各衛星間光学望遠鏡は、前記コンステレーション内の前記衛星の数の変化に適応するためにその仰角を調節することができる請求項20に記載のシステム。
  22. 複数の衛星のコンステレーションにおける空間伝搬光通信のための方法であって、
    前記複数の近接する衛星と光学的に通信するために前記複数の衛星の各々内の複数の衛星間光学望遠鏡を使用することと、
    複数の地上サイトと光学的に通信するために前記複数の衛星の各々内の複数のアップ/ダウンリンク光学望遠鏡を使用することであって、各地上サイトは異なる場所に配置された2つ以上の地上光学望遠鏡を有することと、
    所定の衛星によって、前記所定の衛星の通過のために予測された雲のない見通し線の確率に基づいて、所定の地上サイト地上光学望遠鏡の少なくとも2つを選択し、前記選択された少なくとも2つの地上望遠鏡のそれぞれを追跡し、且つ前記所定の衛星に対する最も明瞭な見通し線により、地上光学望遠鏡に対してデータを送信することであって、前記複数の衛星の各々は、光信号を電気信号に変換せずに、入力及び出力する前記光信号を光学的に処理して切り替えることと
    を備える方法。
  23. 各衛星間光学望遠鏡によって、二重光信号経路を提供するために、円偏波又はスペクトルダイバーシティを利用することをさらに備える請求項22に記載の方法。
  24. 所定の衛星の前記アップ/ダウンリンク望遠鏡の1つ以上によって、前記所定の地上サイトの少なくとも2つのそれぞれの地上光学望遠鏡を継続的に且つリアルタイムに追跡することをさらに備える請求項22に記載の方法。
  25. 各側に1つの2つの最近接する衛星と、各側に1つの次に最近接する2つの衛星との光通信を行うために、それぞれ、4つの衛星間光学望遠鏡を用いることをさらに備える請求項22に記載の方法。
  26. 前記複数の衛星の前記コンステレーションは、共通の中軌道(MEO)赤道軌道面内に打ち上げられる請求項22に記載の方法。
  27. 前記複数の衛星の前記コンステレーションは、複数の中軌道(MEO)衛星と、1つ以上の静止地球軌道(GEO)衛星又は地球低軌道(LEO)衛星とを含む請求項22に記載の方法。
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