具体例は、一般に無線装置の間のアドホックワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)接続を有するメッシュネットワークのルーティングテーブルを生成するための改良に関する。これらのアドホックWLAN接続は、the Institute of Electrical Engineers(IEEE)により公表されたものなどの工業規格及び/又は仕様に基づき確立されてもよい。例えば、2012年3月及び/又は当該規格の以降のバージョン(“IEEE802.11”)に公開されたIEEE802.11−2012 Standards for Information technology−Telecommunications and information exchange between systems−Local and metropolitan area networks−Specific requirements Part 11:WLAN Media Access Controller(MAC) and Physical Layer(PHY) Specificationsなどである。
いくつかの具体例では、アドホックWLAN接続を有するメッシュネットワークの1以上の無線装置は、メッシュネットワークの外部に接続を提供することが可能であってもよい。メッシュネットワークの外部の接続は、メッシュネットワークが外部ネットワーク及び/又はマネージメントオーソリティに接続し、メッシュネットワークに含まれる無線装置の1以上のネットワークアップリンク又はダウンリンクパスを提供することを可能にしてもよい。メッシュネットワークの外部の接続を提供可能なこれらの1以上の無線装置は、1以上の無線モバイル通信セルラ又は無線モバイルブロードバンド技術を利用してもよい。無線モバイルブロードバンド技術は、1以上の第3世代(3G)、第4世代(4G)又は出現する第5世代(5G)無線規格、改訂、後継及び変形を含むものであってもよい。無線モバイルブロードバンド技術の具体例は、限定することなく、the Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.16m及び802.16p規格、3rd Generation Partnership Project(3GPP) Long Term Evolution(LTE)及びLTE−Advanced(LTE−A)規格及びInternational Mobile Telecommunications Advanced(IMT−ADV)規格、それらの改訂、後継及び変形を含む何れかを含むものであってもよい。他の適した具体例は、限定することなく、Global System for Mobile Communications(GSM)/Enhanced Data Rates for GSM Evolution(EDGE)技術、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)/High Speed Packet(HSPA)技術、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX)若しくはWiMAXII技術、符号分割多重接続(CDMA)2000システム技術(CDMA2000、1xRTT、CDMA2000 EV−DO、CDMA EV−DVなど)、the European Telecommunications Standards Institute(ETSI)により規定されたようなHigh Performance Radio Metropolitan Area Network(HIPERMAN)技術、Wireless Broadband(WiBro)技術、GSM with General Packet Radio Service(GPRS)システム(GSM/GPRS)技術、High Speed Downlink Packet Access(HSDPA)技術、High Speed Orthogonal Frequency−Division Multiplexing(OFDM) Packet Access(HSOPA)技術、High−Speed Uplink Packet Access(HSUPA)システム技術、LTE/System Architecture Evolution(SAE)の3GPP Rel.8,9,10又は11などを含むものであってもよい。これらの具体例は、ここでは限定されない。
本開示において想定されるように、メッシュネットワークにおいて形成されるMANETの各無線装置は、エンドポイントして機能してもよい。エンドポイントとして、各無線装置は、メッシュネットワークの他の無線装置又は他の外部ネットワークの装置にデータ及び/又は通信をルーティングするため、これらの移動を認識する必要があるかもしれない。しかしながら、メッシュネットワークを介し通信及び/又はデータをルーティングするためのアドホックルーティングプロトコルは、これらの無線装置に高い計算、ネットワーク帯域幅又はアプリケーションメッセージ遅延の負担を与える可能性がある。メッシュネットワークに含まれる無線装置のモビリティは、当該モビリティがメッシュネットワークのトポロジーを常に変化させるため、これらの負担を増大させる。
いくつかの解決手段は、これらの負担を軽減しようとする。Better Approach to Mobile Ad Hoc Networking(B.A.T.M.A.N)及びOptimized Link State Routing Protocol(OLSR)などのテーブルドリブン(プロアクティブ)ルーティング手段は、ネットワークトラフィックニーズから独立して、ルーティングテーブルを定期的に決定し、その後にネットワーク全体に配信することによって、各無線装置にデスティネーション及びそれのルートのフレッシュリストを維持させてもよい。このような手段の主要な問題点は、それらが大量のデータを必要とし、メッシュネットワークの1以上の無線装置の間の移動又は接続失敗によるトポロジー変更に反応することが遅いかもしれないということである。
オンデマンド(リアクティブ)ルーティング手段は、2007年2月に公開されたRequest for Comments(RFC):4729,“The Dynamic Source Routing Protocol(DSR) for Mobile Ad Hoc Networks for IPv4”(“RFC 4729”)として刊行物に記載されたダイナミックMANETオンデマンドルーティングを含むものであってもよい。RFC4729について、要求されるルートは、MANETにルートリクエストパケットを流入させることによってオンデマンドに決定されてもよい。この手段の主要な問題点は、要求されるルートを検出することを試みるとき、高い遅延が生じ、これはまた過剰なネットワークトラフィックを生じさせる可能性があるということであるかもしれない。
メッシュネットワークとして形成されるMANETに含まれる無線装置がバッテリにより駆動されるとき、上記の手段の更なる問題点は、高計算負荷及び過剰なネットワークトラフィックが無線装置のバッテリを許容できないレートにおいてチャージを失わせる可能性があるということであるかもしれない。また、単独の無線装置又は無線装置のサブセットが他の無線装置にネットワークトラフィックの不均衡なパーセントをルーティングすることによって不公平に意図的でなく負荷を与えられるという点で、MANETにおいてあるレベルの“公平性”を維持することは困難であるかもしれない。これはまた、負荷が与えられた無線装置のバッテリがチャージを失うレートに対する許容できない影響を有し、負荷が与えられた無線装置の応答性を低減させうる。上記及び他のチャレンジに関して、ここに説明される具体例が必要とされる。
いくつかの具体例によると、アドホック接続を有するメッシュネットワークのルーティングテーブルを生成する技術は、第1の方法を実現することを含むものであってもよい。第1の方法は、ソフトウェアにより定義されたネットワーク(SDN)のマネージメントオーソリティにおいて遠隔測定データを受信することを含むものであってもよい。遠隔測定データは、無線装置の間の1以上のアドホックWLAN接続を有するメッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置から受信されてもよい。この第1の方法について、メッシュネットワークは、無線装置の少なくとも1つを介しマネージメントオーソリティに接続されてもよい。第1の方法はまた、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき1以上のアドホックWLAN接続を介し1以上のパスを定義するためルーティングテーブルを生成することを含むものであってもよい。第1の方法はまた、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続された第1ネットワークにデータをルーティングするのに利用するため、メッシュネットワークに接続された少なくとも1つの無線装置にルーティングテーブルを送信することを含むものであってもよい。
いくつかの具体例では、アドホック接続を有するメッシュネットワークのルーティングテーブルを生成する技術はまた、第2の方法を実現することを含むものであってもよい。第2の方法は、第1無線装置の回路において、第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立し、第2アドホックWLAN接続を介し第2無線装置に接続される少なくとも第3無線装置を有するメッシュネットワークに接続することを含むものであってもよい。第2の方法はまた、第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つを介しメッシュネットワークに接続されるSDNのマネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためアドレス情報を受信することを含むものであってもよい。第2の方法はまた、ネゴシエートされるセッションパラメータに基づきマネージメントオーソリティに遠隔測定データを送信することを含むものであってもよい。第2の方法はまた、マネージメントオーソリティにより生成されるルーティングテーブルを受信することを含むものであってもよい。この第2の方法について、ルーティングテーブルは、遠隔測定データに基づくものであってもよく、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又は第1、第2又は第3無線装置を介しメッシュネットワークに接続された第1ネットワークにデータをルーティングするため、第1無線装置により利用されてもよい。
図1は、一例となるシステム100を示す。図1に示されるように、システム100は、複数の無線装置120−1〜120−n(ただし、nは6より大きい任意の正の整数である)を含むメッシュネットワーク105に接続されるソフトウェアにより定義されたネットワーク(SDN)110を有する。図1に示されるように、SDN110は、無線装置120−2から外部リンク125−2を介しメッシュネットワーク105に直接接続してもよい。SDN110はまた、インターネットサービスプロバイダ(ISP)アクセスポイント(AP)130及び通信チャネル132を介し無線装置120−1から外部リンク125−1を介し間接的に接続してもよい。SDN110はまた、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)140及び通信チャネル142を介し無線装置120−3から外部リンク125−3を介し間接的に接続してもよい。いくつかの具体例によると、外部リンク125−1,125−2又は125−3は無線リンクであり、通信チャネル132又は142は無線及び/又は有線通信チャネルであってもよい。具体例は、ISP AP又はWWANを介しルーティングされるSDN110との直接的又は間接的な接続を有する単独の無線装置に限定されるものでない。図1に図示されないが、メッシュネットワーク105に含まれる複数の無線装置は、SDN110に直接的又は間接的に接続可能であってもよい。
いくつかの具体例では、図1に示されるように、無線装置120−1〜120−nはそれぞれ、無線信号を送受信するため、各無線装置のアレイ122−1〜122−nを別々に利用する少なくとも1つの他の無線装置との少なくとも1つのアドホック接続を有してもよい。例えば、無線装置120−1は、アレイ122−1を利用して無線装置120−5及び120−4とのアドホック接続121−1及び121−4をそれぞれ維持する。また、これらの具体例について、各無線装置は、メッシュネットワーク105のエンドポイントとして機能することが可能であり、ルーティングテーブルを用いてメッシュネットワーク105内でデータをルーティングしてもよい。上述したように、無線装置にメッシュネットワークにおいてデータをルーティングするのに利用されるルーティングテーブルを生成するタスクが割り当てられている場合、過剰な負担がタスクが割り当てられた無線装置に与えられ得る。いくつかの具体例によると、以下でより説明されるように、SDN110のマネージメントオーソリティ112などのマネージメントオーソリティは、無線装置120−1〜120−nなどの無線装置によって、これらの無線装置から受信した遠隔測定データに基づきルーティングテーブルを生成するのに利用されてもよい。これらの具体例について、マネージメントオーソリティは、相対的に大量の利用可能な計算リソースを有し、マネージメントオーソリティが受信した遠隔測定データに基づきルーティングテーブルを生成することを可能にする位置に固有のデータ又は情報によって拡張されてもよい。
いくつかの具体例によると、無線装置120−1〜120−nを一緒に接続する各種のアドホック接続は、IEEE802.11−2012を含むようIEEE規格に関連する1以上の無線通信規格に従って動作するアドホックWLAN接続であってもよい。また、無線装置120−1とISP AP130との間の外部リンク125−1はまた、IEEE802.11−201に従って動作してもよい。一方、無線装置120−3とWWAN140との間の外部リンク125−3は、LTE−Aを含む1以上の3GPP LTE規格に従って動作してもよい。また、無線装置120−2とSDN110との間の外部リンク125−2は、IEEE802.11−2012及び/又はLTE−Aに従って動作してもよい。外部リンク125−1〜125−3は、IEEE802.11−2012又はLTE−Aなどの規格に従って動作することに限定されるものでない。他の無線通信規格が想定される。
いくつかの具体例では、SDN110はまた、通信チャネル152を介し1以上のパートナー150に接続してもよい。以下でより説明されるように、パートナー150は、メッシュネットワーク105に含まれる無線装置により要求されうる1以上のサービスを提供又は拡張することが可能であってもよい。いくつかの具体例では、パートナー150は、メッシュネットワーク105に含まれる無線装置の少なくとも一部とのサービスの同意を有してもよく、又は有さなくてもよい1以上のクラウドベースサービスパートナーを有してもよい。パートナー150は、例えば、サービスを提供するコストの少なくとも一部をカバーしうる商業的価値を有しうるサービスの提供に関連する蓄積した又はビッグデータを収集する代わりにサービスを提供する場合、サービスの同意を有しなくても、又は要求しなくてもよい。
いくつかの具体例によると、無線装置120−1〜120−nは、無線機能又は装置を有する何れかの電子装置であってもよい。いくつかの具体例について、無線装置120−1〜120−nは、固定又はモバイル装置により実現されてもよい。固定装置は、一般に経時的に変化しない固定、静止、永久又は非移動位置にあるよう設計される電子装置を表す。例えば、固定装置は、有線電力線、伝送線などを含む、移動を禁止するための定着物、付属物及びハウジングに設置されてもよい。他方、モバイル装置は、経時的に様々な場所を頻繁に移動するのに十分ポータブルなものになるよう設計されている。固定装置は一般に静止しているが、ある固定装置は第1固定位置のそれらの現在の装置から切断され、第2固定位置に移動され、第2固定位置の装置に接続されてもよい。しかしながら、このような固定装置の少なくとも一時的なモビリティは依然として、第1固定位置に基づくものであってもよいルーティングテーブルを更新する必要性を要求してもよい。
図2は、システム100の一例となる第2ビューを示す。図2に示されるように、システム100の一例となる第2ビューは、マネージメントオーソリティ112が配置されるサーバ210を有するSDN100を有する。いくつかの具体例では、回路212は、メッシュネットワーク105の制御プレーンを提供するため、マネージメントオーソリティ112により利用されるサーバ210のホスト処理、記憶又は格納機能を有してもよい。制御プレーンを提供することは、受信した遠隔測定データ213に基づくメッシュネットワーク105に含まれる無線装置の間のアドホック接続を介し1以上のパスを規定するため、ルーティングテーブル215を生成することを含むものであってもよい。制御プレーンを提供することはまた、マネージメントオーソリティ112が、限定することなく、各無線装置がメッシュネットワーク105又はSDN110にアクセスするための中央認証及び検証制御、又はメッシュネットワーク105の規定されたパスを介しルーティングされるデータのウイルススキャンを含む1以上のマネージメント機能が可能であることを含むものであってもよい。いくつかの具体例によると、1以上のマネージメント機能は、メッシュネットワーク105の無線装置122−1〜122−nとマネージメントオーソリティ112との間のサービスの合意217に基づくものであってもよい。
いくつかの具体例では、図2に示されるように、システム100の一例となる第2ビューは、回路222、遠隔測定データ223、ルーティングテーブル225及びマネージメントオーソリティアドレス227を含む無線装置120−2を有する。回路222は、無線装置120−1が他の無線装置とのアドホック接続(例えば、アドホック接続121−2又は123−2など)を少なくとも確立し、マネージメントオーソリティ112と通信し、マネージメントオーソリティ112により生成されたルーティングテーブルを受信するか、又はマネージメントオーソリティ112を介しパートナー150にルーティングされるサービスを要求/受信することを可能にするためのロジック及び/又は機能を有してもよい。図2に示されないが、図1に示されるメッシュネットワーク105の他の無線装置はまた、これら他の無線装置が無線装置120−2について上述したような類似の機能を実現することを可能にするための回路、遠隔測定データ、ルーティングテーブル及びマネージメントオーソリティアドレスを有してもよい。
図3は、一例となる遠隔測定データを示す。図3に示されるように、遠隔測定データ213に含まれる一例となる遠隔測定データは、SDN110のマネージメントオーソリティ112により収集及び/又は維持されてもよい。いくつかの具体例では、図3に示されるように、遠隔測定データ213は、メッシュネットワーク105の無線装置122−1〜122−nから収集された識別子、位置情報、装置特性又は接続を有してもよい。
いくつかの具体例によると、識別子遠隔測定データはフィールド310に含まれてもよい。これらの具体例について、フィールド310は各無線装置の識別子情報を示すものであってもよい。識別子情報は、各無線装置によって提供されてもよいし、又はマネージメントオーソリティ112により割り当てられてもよい。
いくつかの具体例では、位置情報は、限定することなく、フィールド320,330,340を有してもよい。フィールド320は、GPS(Global Positioning System)座標などの各無線装置の物理的な位置情報を有してもよい。フィールド330は、各無線装置の移動レートを示す速度情報を有してもよい。フィールド340は、各無線装置の移動方向情報を有してもよい。
いくつかの具体例によると、装置特性は、限定することなく、フィールド350,360,370を有してもよい。フィールド350は、バッテリ電力やウォールソケット電力などの各無線装置の電源を示すための電力情報を有してもよい。フィールド360は、メッシュネットワーク内又は外部においてデータをルーティングするのに利用される各無線装置の処理ワークロードを示すためのルーティングワークロードを有してもよい。フィールド370は、ルーティングデータに関連する各無線装置のQoS(Quality of Service)保証を示すQoS情報を有してもよい。これらのQoS保証は、マネージメントオーソリティ112と各無線装置との間のサービスの合意217に関連付けされてもよいし、又はストリーミングビデオアプリケーションなどのこれらの無線装置により実現されるアプリケーションについて要求されるQoS保証を反映してもよい。いくつかの具体例では、マネージメントオーソリティ112は、フィールド370に示される各自のQoS保証を充足することを実現するため、メッシュネットワーク105の無線装置の間で時間を同期させることを可能にするロジック及び/又は機能を有してもよい。
いくつかの具体例では、接続はフィールド380,390に接続を有してもよい。フィールド380は、各無線装置がマネージメントオーソリティ112にどのように結合又は接続されているか示すものであってもよい。例えば、無線装置120−2は、図1に示されるような外部リンク125−2を介しマネージメントオーソリティ112に直接接続される。他の無線装置は、無線装置120−2を介し又はISP AP130又はWWAN140などの外部ネットワークを介し間接的に接続してもよい。フィールド390は、何れの無線装置がISP AP130又はWWAN140に関連するものなどの外部ネットワークに接続するか示してもよい。
具体例は、マネージメントオーソリティ112により収集される遠隔測定データについてフィールド310〜390に限定されない。同様の又は異なる遠隔測定データを含むより多くの又はより少ないフィールドがマネージメントオーソリティ112により収集及び利用され、メッシュネットワーク105の無線装置120−1〜120−nにより利用されるルーティングテーブルを生成してもよい。
図4は、一例となるルーティングテーブル400を示す。いくつかの具体例によると、図4に示されるように、ルーティングテーブル400は、メッシュネットワーク105内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワーク105に接続されるネットワークにデータをルーティングするため、無線装置120−1により利用されるメッシュネットワーク105の無線装置120−1〜120−nの間のアドホック接続を介しパスを規定してもよい。例えば、SDN110への第1外部パスは、外部リンク125−2を介しSDN110に直接ルーティングされてもよい。第2外部パスは、第1にアドホック接続123−2を介し無線装置120−6にルーティングされ、その後に第2にアドホック接続121−6を介し無線装置120−3にルーティングされ、第3に外部リンク125−3を介しWWAN140にルーティングされてもよい。第3外部パスは、第1にアドホック接続121−2を介し無線装置120−5にルーティングされ、第2にアドホック接続121−2を介し無線装置120−1にルーティングされ、第3に外部リンク125−1を介しISP AP130にルーティングされてもよい。
メッシュネットワーク105内の他の無線装置へのパスはまた、ルーティングテーブル400に示される。例えば、無線装置120−1へのパスは、第1にアドホック接続121−2を介し無線装置120−5にルーティングされ、その後に第2にアドホック接続121−1を介し無線装置120−1にルーティングされてもよい。
いくつかの具体例によると、ルーティングテーブル400は、無線装置120−1〜120−nから受信した遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき生成されてもよい。ルーティングテーブル400はまた、メッシュネットワーク105の内部又は外部にデータをルーティングするため、各無線装置により利用される各自の処理ワークロードをバランスさせることを含む公平性スキームなどの他のタイプの情報に基づき生成されてもよい。例えば、無線装置120−1は、不均衡な処理電力量を利用し、それの1つの外部リンク125−1を介しISP AP130に、また2つのアドホック接続を介し無線装置120−4,120−5にデータをルーティングしてもよい。ルーティングテーブル400は、メッシュネットワーク105に接続される3つ全ての外部リンクを通過するパスを介しデータをルーティングする実質的に等しい個数の無線装置を有することによって、無線装置120−1に対する負担をバランスさせるよう生成されてもよい。また、内部のメッシュネットワークのパスについて、同様のバランシングが、これらの内部のメッシュネットワークのパスを介しデータをルーティングするため、不均衡な処理電力量を利用する必要がある一部の無線装置を有することを回避するため実行されてもよい。
いくつかの具体例では、ルーティングテーブル400はまた、無線装置120−1〜120−nの物理的位置の物理的な地形特性を示す情報に基づき生成されてもよい。これらの具体例について、物理的な地形特性は、限定することなく、丘、山、植被、建物のタイプ及び/若しくはサイズ、橋、鉄道、トンネル又は道路を含むものであってもよい。物理的な地形特性は、各無線装置の無線信号の品質に不均一に影響を与えうる。例えば、2つの無線装置の間に大きな建物又は丘がある場合、ルーティングテーブル400は、これら2つの無線装置の間の最短距離でない建物又は丘の周囲のパスを選択してもよい。
いくつかの具体例によると、メッシュネットワーク105の一部でないエリアの他の無線装置の密度などの他の位置ベース情報は、ルーティングテーブル400における規定されたパスに影響を与えうる。例えば、高密度な無線装置を有する位置は、有意な信号干渉を生じさせうる。物理的地形の周囲のルーティングと同様に、これらの位置において有意な信号干渉を有すると予想されるエリアの周囲をルーティングするパスが規定されてもよい。
図5は、一例となる処理500を示す。いくつかの具体例では、処理500は、マネージメントオーソリティがメッシュネットワークの無線装置により利用されるルーティングテーブルを生成し、またサービスリクエストの少なくとも一部を充足するため1以上のクラウドベースのパートナーの利用を生じさせうるサービスリクエストを受信することであってもよい。これらの具体例について、図1又は2に示されるようなシステム100の要素は、処理500に関連する一例となる処理を示すのに利用されてもよい。また、図3及び4に示されるような遠隔測定データ213又はルーティングテーブル400に含まれる情報は、これらの要素の間でやりとりされてもよい。しかしながら、一例となる処理500は、図1〜4に示されるシステム100の要素、遠隔測定データ213又はルーティングテーブル400を利用した実現形態に限定されるものでない。
処理5.1から始まって(アドホック接続を確立)、無線装置120−5のロジック及び/又は機能は、メッシュネットワーク105に含まれる他の無線装置とのアドホック接続を確立してもよい。いくつかの具体例では、アドホック無線接続は、IEEE802.11−2012に従って確立されるアドホックWLAN接続を有してもよい。例えば、アドホックWLAN接続は、無線装置120−1,120−2,120−4と確立されてもよい。アドホック接続の確立は、無線装置120−5がメッシュネットワーク105をスキャンし、可能性のあるアドホックWLAN接続としてこれらの無線装置を特定し、その後に、これらの無線装置とのアドホックWLAN接続を確立する前に各無線装置及び/又はメッシュネットワーク105を認証することを有してもよい。いくつかの具体例によると、認証はセキュリティ目的のために必要とされてもよい。
処理5.2に移行して(アドレス情報を受信)、無線装置120−5のロジック及び/又は機能は、マネージメントオーソリティ112と通信するため、アドレス情報を受信してもよい。いくつかの具体例では、受信したアドレス情報は、無線装置120−5に外部リンク125−2を介しSDN110に接続される無線装置120−2を介した通信をルーティングさせうる。他の具体例では、受信したアドレス情報は、無線装置120−5にISP AP130を介し接続された無線装置120−1などの外部ネットワークを介しSDN110に接続する他の無線装置を介した通信をルーティングさせうる。
処理5.3に移行して(セッションパラメータをネゴシエート)、無線装置120−5のロジック及び/又は機能は、受信したアドレス情報を利用して、無線装置120−5との制御プレーンを確立するため、マネージメントオーソリティ112のロジック及び/又は機能とセッションパラメータをネゴシエートしてもよい。いくつかの具体例では、ネゴシエートされたセッションパラメータは、IEEE802.11−2012又はLTE−Aを含む3GPP規格に関連するものなどの工業規格を利用することに基づくものであってもよい。セッションパラメータのネゴシエートはまた、ルーティングテーブルを生成するためマネージメントオーソリティ112により利用可能な無線装置120−5から受信される遠隔測定データの頻度及びコンテンツを決定してもよい。いくつかの具体例によると、遠隔測定データのコンテンツは、遠隔測定データ213について図3に示されたものと同様の情報を有してもよい。無線装置120−5が遠隔測定データを送信する頻度は、無線装置120−1〜120−nのモビリティ特性、及び/又はメッシュネットワーク105又はマネージメントオーソリティ112に接続される他のメッシュネットワークに含まれる無線装置から遠隔測定データを受信するためマネージメントオーソリティ112に利用可能な処理パワーなどのファクタに依存してもよい。
処理5.4に移行して(検証リクエスト)、マネージメントオーソリティ112のロジック及び/又は機能は、検証リクエストを無線装置120−5に送信してもよい。いくつかの具体例では、検証リクエストは、マネージメントオーソリティ112が無線装置120−5から受信した遠隔測定データを利用して、受信した遠隔測定データに基づきルーティングテーブルを生成及び提供する前に、マネージメントオーソリティ112とのサービス合意を有するか検証することであってもよい。
処理5.5に移行して(識別情報)、無線装置120−5のロジック及び/又は機能は、検証リクエストに応答して識別情報を送信してもよい。いくつかの具体例によると、マネージメントオーソリティ112のロジック及び/又は機能は、その後、受信した識別情報が無線装置120−5により提供される識別情報を有する所与の無線装置の識別情報に一致したことに基づき無線装置120−5を認証してもよい。
処理5.6に移行して(遠隔測定データ)、無線装置120−5のロジック及び/又は機能は、その後、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づき遠隔測定データをマネージメントオーソリティ112に送信してもよい。
処理5.7に移行して(ルーティングテーブル)、マネージメントオーソリティ112のロジック及び/又は機能は、受信又は収集した遠隔測定データに基づきルーティングテーブルを生成してもよい。いくつかの具体例では、遠隔測定データは、メッシュネットワーク105に含まれる1以上の無線装置から収集されたものであってもよい。ルーティングテーブルは、無線装置120−5と共に、メッシュネットワーク105の他の無線装置に送信されてもよい。これらの具体例について、受信したルーティングテーブルは、メッシュネットワーク105内で、又はメッシュネットワーク105に接続されるネットワークにデータをルーティングするため、無線装置120−5により利用されてもよい。いくつかの具体例によると、更新された遠隔測定データは、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づき無線装置120−5により送信されてもよく、更新されたルーティングテーブルは、更新された遠隔測定データに基づき生成され、無線装置120−5と共にメッシュネットワーク105の他の無線装置に配信されてもよい。
処理5.8に移行して(同期情報)、マネージメントオーソリティ112のロジック及び/又は機能は、無線装置120−5と共にメッシュネットワーク105の他の無線装置に同期情報を送信可能であってもよい。いくつかの具体例では、同期情報は、受信したルーティングテーブルを用いてデータをルーティングする際、QoS保証の充足を実現するため、メッシュネットワーク105に含まれる無線装置の間で時間が同期されることを可能にしてもよい。
処理5.9に移行して(マネージメント機能)、マネージメントオーソリティ112のロジック及び/又は機能は、処理5.3において確立された制御プレーンを介し無線装置120−5と共にメッシュネットワーク105の他の無線装置に1以上のマネージメント機能を提供可能であってもよい。いくつかの具体例では、1以上のマネージメント機能は、各無線装置がメッシュネットワーク105又はSDN110/マネージメントオーソリティ112にアクセスするための中央認証検証制御又はメッシュネットワーク105を介しルーティングされたデータのウイルススキャニングを含むものであってもよい。例えば、無線装置120−5と共に、メッシュネットワーク105の他の無線装置は、これらのマネージメント機能を利用して、メッシュネットワーク105に加入することを試みる更なる無線装置を認証及び検証してもよい。これら1以上のマネージメント機能は、例えば、効率的でセキュアなメッシュネットワークを維持するのに利用される必要がある他の無線装置及び無線装置120−5からマネージメントオーソリティ112へのかなりの処理パワー量をオフロードしてもよい。
処理5.10に移行して(サービスリクエスト)、無線装置120−5のロジック及び/又は機能は、サービスリクエストをマネージメントオーソリティ112に送信可能であってもよい。いくつかの具体例では、サービスリクエストは、物理的位置情報などの無線装置120−5により送信される遠隔測定データに基づくものであってもよい。これらの具体例について、サービスリクエストは、限定することなく、(バッテリ駆動される場合)無線装置120−5のバッテリを充電するための充電ステーション、無線装置120−5が所与の位置に到達するのに移動する表面ルート、又は無線装置120−5の物理位置に最も近くにある駐車場の物理的位置を特定することの1つを含むものであってもよい。
処理5.11に移行して(サービスリクエストw/遠隔測定データ)、マネージメントオーソリティ112のロジック及び/又は機能は、サービスリクエストを充足させるのに実現するため、サービスリクエストと共に関連する遠隔測定データをパートナー150に転送してもよい。
処理5.12に移行して(サービスリクエストを実現)、パートナー150は、サービスリクエストを実現してもよい。いくつかの具体例によると、パートナー150は、駐車エリアの画像を解析し、遠隔測定データに示される無線装置120−5の物理的位置の近傍の空きスポットを認識するニアリアルタイム衛星画像プロバイダを有してもよい。
処理5.13に移行して(サービスリクエストを実現)、マネージメントオーソリティ112のロジック及び/又は機能は、サービスリクエストを実現するため、パートナー150により提供された情報を転送する。
図6は、一例となる第1装置のブロック図を示す。図6に示されるように、一例となる第1装置は装置600を含む。図6に示される装置600はあるトポロジーにおいて限定数の要素を有するが、装置600は、所与の実現形態について所望されるような他のトポロジーにより多くの又はより少ない要素を有してもよいことが理解されてもよい。
装置600は、1以上のソフトウェアコンポーネント622−aを実行するよう構成される回路620を有するコンピュータにより実現される装置600を有してもよい。ここで用いられる“a”、“b”、“c”及び同様の表記は何れかの正の整数を表す変数であると意図されることに留意すべきである。従って、例えば、ある実現形態がa=7について値を設定した場合、ソフトウェアコンポーネント622−aの完全なセットは、コンポーネント622−1,622−2,622−3,622−4,622−5,622−6,622−7を有してもよい。具体例はこれに限定されるものでない。
いくつかの具体例によると、装置600は、ソフトウェアにより定義されるネットワーク(SDN)のネットワーク装置などのシステム装置において実現されてもよい。例えば、装置600は、図2に示されるサーバなどのサーバに又は一緒に配置されるSDNのマネージメントオーソリティのためのものであってもよい。
いくつかの具体例では、図6に示されるように、装置600は回路620を有する。回路620は、一般に1以上のソフトウェアコンポーネント622−aを実行するよう構成されてもよい。回路620は、限定することなく、AMD(登録商標)のAthlon(登録商標)、Duron(登録商標)及びOpteron(登録商標)プロセッサ、ARM(登録商標)のアプリケーション、埋め込み及びセキュアプロセッサ、Qualcomm(登録商標)のSnapdragon、IBM(登録商標)及びMotorola(登録商標)のDragonBall(登録商標)及びPowerPC(登録商標)プロセッサ、IBM及びSony(登録商標)のCellプロセッサ、Intel(登録商標)のCeleron(登録商標)、Core(2)Duo(登録商標)、Core i3、Core i5、Core i7、Itanium(登録商標)、Pentium(登録商標)、Xeon(登録商標)、Atom(登録商標)及びXScale(登録商標)プロセッサ並びに同様のプロセッサを含む各種市販のプロセッサの何れかとすることができる。デュアルマイクロプロセッサ、マルチコアプロセッサ及び他のマルチプロセッサアーキテクチャがまた、回路620として利用されてもよい。いくつかの具体例によると、回路620はまたASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってもよく、少なくとも一部のコンポーネント622−aはASICのハードウェア要素として実現されてもよい。
いくつかの具体例では、マネージメントオーソリティのための装置600は検証コンポーネント622−1を有してもよい。検証コンポーネント622−1は、1以上のアドホックWLAN接続を有するメッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置からのある無線装置がマネージメントエンティティとのサービスの合意を有しているか検証するため、回路620によって実行されてもよい。メッシュネットワークは、例えば、無線装置の少なくとも1つを介しマネージメントオーソリティに接続されてもよい。これらの具体例について、検証コンポーネント622−1は、無線装置から受信される遠隔測定データの頻度及びコンテンツを決定する無線装置とネゴシエートされたセッションパラメータ605に従って、検証リクエスト610に含まれる検証リクエストを無線装置に送信してもよい。検証コンポーネント622−1は、サービス合意623−aを介し無線装置とのサービス合意を維持又は検索可能であってもよい。サービス合意623−aは、検証コンポーネント622−1に維持又はアクセス可能であってもよいルックアップテーブル(LUT)などのデータ構造に配置されてもよい。
いくつかの具体例では、装置600はまた、認証コンポーネント622−2を有してもよい。認証コンポーネント622−2は、無線装置からの識別情報615の受信に応答して、マネージメントオーソリティとのサービス合意を有する所与の無線装置の識別情報に一致する無線装置の識別情報を認証するため、回路620によって実行されてもよい。認証コンポーネント622−2は、識別情報624−bを介し無線装置の識別情報を維持又は検索可能であってもよい。識別情報624−bは、無線装置の識別情報がサービス合意を有する所与の無線装置の識別情報に一致するか判断するため、認証コンポーネント622−2に維持又はアクセス可能であってもよいLUTなどのデータ構造に配置されてもよい。
いくつかの具体例によると、装置600はまた、受信コンポーネント622−3を有してもよい。受信コンポーネント622−3は、メッシュネットワークに一緒に接続される無線装置から遠隔測定データを受信するため、回路620により実行されてもよい。これらの具体例について、受信した遠隔測定データは遠隔測定データ635に含まれてもよく、検証及び認証された無線装置から受信した遠隔測定データを含むものであってもよい。
いくつかの具体例によると、装置600はまた、テーブルコンポーネント622−4を有してもよい。テーブルコンポーネント622−4は、メッシュネットワークにおいて一緒に接続された無線装置から受信した遠隔測定データに基づき、1以上のアドホックWLANを介し1以上のパスを規定するためルーティングテーブルを生成するため、回路620により実行されてもよい。これらの具体例について、遠隔測定データ625−cは、テーブルコンポーネント622−4によって維持され(LUTなどにおいて)、検証及び認証された無線装置から受信した遠隔測定データ630を有してもよい。
いくつかの具体例では、装置600はまた、送信コンポーネント622−5を有してもよい。送信コンポーネント622−5は、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため利用されるメッシュネットワークに接続された少なくとも1つの無線装置にテーブルコンポーネント622−4により生成されたルーティングテーブルを送信するため、回路620により実行されてもよい。生成されたルーティングテーブルは、ルーティングテーブル635に含まれてもよい。
いくつかの具体例では、装置600はまた、同期コンポーネント622−6を有してもよい。同期コンポーネント622−5は、各無線装置の各自のQoS保証の充足を実現するために無線装置の間の時間を同期させるため、回路620により実行されてもよい。これらの具体例について、同期情報640は、無線装置間で時間を同期させるため無線装置に送信されてもよい。
いくつかの具体例によると、装置600はまた、サービスコンポーネント622−5を有してもよい。サービスコンポーネント622−5は、メッシュネットワークの無線装置からの無線装置からサービスリクエスト645に含まれるサービスリクエストを受信するため、回路620により実行されてもよい。サービスコンポーネント622−5は、パートナーからの支援によって又は支援なく、無線装置から受信した遠隔測定データの少なくとも一部に基づき、サービスリクエストレスポンス650によりリクエストを実現することが可能であってもよい。
いくつかの具体例では、サービスコンポーネント622−7は、サービス合意626−dを介しサービスを提供するため更なるサービス合意を維持又は検索することが可能であってもよい。サービス合意626−dは、サービスコンポーネント622−7に維持又はアクセス可能であってもよいLUTなどのデータ構造に配置されてもよい。これらの具体例について、サービスコンポーネント622−7は、無線装置がサービスリクエストのサービス合意を有しているかに基づき、サービスリクエスト645に含まれるサービスリクエストを実現するか、又は実現しなくてもよい。
装置600の各種コンポーネント及び装置600を実現する装置は、各処理を連係させるため各種タイプの通信媒体によって互いに通信接続されてもよい。当該連係は、情報の一方向又は双方向のやりとりに関するものであってもよい。例えば、コンポーネントは、通信媒体を介し通信される信号の形態により情報を通信してもよい。当該情報は、各種信号線に割り当てられた信号として実現可能である。このような割当てでは、各メッセージは信号である。しかしながら、更なる実施例は、代わりにデータメッセージを利用してもよい。このようなデータメッセージは、各種接続を介し送信されてもよい。一例となる接続は、パラレルインタフェース、シリアルインタフェース及びバスインタフェースを有する。
開示されたアーキテクチャの新規な側面を実行するための一例となる方法を表すロジックフローセットがここに含まれる。説明の簡単化のため、ここに示される1以上の方法は処理系列として図示及び説明されるが、当業者は、当該方法が処理の順序により限定されるものでないことを理解するであろう。一部の処理は、これによると、異なる順序によって、及び/又はここに図示及び説明された以外の処理と同時に実行されてもよい。例えば、当業者は、ある方法が状態図などにおいて相互に関連する状態又はイベントの系列として代わりに表すことができることを理解するであろう。さらに、方法に示された処理の必ずしも全てが新規な実現形態について要求されなくてもよい。
ロジックフローは、ソフトウェア、ファームウェア及び/又はハードウェアにより実現されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの実施例では、ロジックフローは、光、磁気又は半導体ストレージなどの少なくとも1つの非一時的なコンピュータ可読媒体又はマシーン可読媒体に格納されるコンピュータにより実行可能な命令により実現されてもよい。実施例は、これに限定されるものでない。
図7は、ロジックフロー700の具体例を示す。ロジックフロー700は、装置600などのここに説明される1以上のロジック、機能又はデバイスによって実行される処理の一部又は全てを表すものであってもよい。より詳細には、ロジックフロー700は、検証コンポーネント622−1、認証コンポーネント622−2、受信コンポーネント622−3、テーブルコンポーネント622−4又は送信コンポーネント622−5により実現されてもよい。
図7に示される図示された具体例では、ロジックフロー700は、ブロック702において、SDNのマネージメントオーソリティにおいて遠隔測定データを受信してもよく、当該遠隔測定データは無線装置の間の1以上のアドホックWLAN接続を有するメッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置から受信され、メッシュネットワークは無線装置の少なくとも1つを介しマネージメントオーソリティに接続される。これらの具体例について、受信コンポーネント622−3は、遠隔測定データを送信する無線装置の検証及び認証後、遠隔測定データを受信してもよい。検証コンポーネント622−1及び認証コンポーネント622−2は、これらの無線装置をそれぞれ検証及び認証することが可能であってもよい。
いくつかの具体例によると、ロジックフロー700は、ブロック704において、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき、1以上のアドホックWLAN接続を介し1以上のパスを規定するためルーティングテーブルを生成してもよい。これらの具体例について、テーブルコンポーネント622−4は、ルーティングテーブルを生成してもよい。
いくつかの具体例では、ロジックフロー700は、ブロック706において、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするために利用されるルーティングテーブルを、メッシュネットワークに接続される少なくとも1つの無線装置に送信してもよい。これらの具体例について、送信コンポーネント622−5は、ルーティングテーブルを少なくとも1つの無線装置に送信してもよい。少なくとも1つの無線装置は、その後、ルーティングテーブルをメッシュネットワークの他の無線装置に配信してもよい。
図8は、記憶媒体800の実施例を示す。記憶媒体800は製造物から構成されてもよい。いくつかの具体例では、記憶媒体800は、光、磁気又は半導体ストレージなどの何れかの非一時的なコンピュータ可読媒体又はマシーン可読媒体を有してもよい。記憶媒体800は、ロジックフロー700を実現するための命令など、各種タイプのコンピュータ実行可能な命令を格納してもよい。コンピュータ可読又はマシーン可読記憶媒体の具体例は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ、着脱可能若しくは着脱不可なメモリ、消去可能若しくは消去不可なメモリ、書き換え可能若しくは書き換え不可なメモリなどを含む電子データを格納可能な何れかの有形な媒体を含むものであってもよい。コンピュータ実行可能な命令の具体例は、ソースコード、コンパイルされたコード、インタープリットされたコード、実行可能コード、スタティックコード、ダイナミックコード、オブジェクト指向コード、ビジュアルコードなどの何れか適切なタイプのコードを含むものであってもよい。具体例はこれに限定されるものでない。
図9は、一例となる第2装置のブロック図を示す。図9に示されるように、一例となる第2装置は装置900を含む。図9に示される装置900はあるトポロジーにおいて限定数の要素を有するが、装置900は所与の実現形態について所望されるような他のトポロジーにより多くの又はより少ない要素を含むものであってもよいことが理解されてもよい。
装置900は、1以上のソフトウェアコンポーネント922−aを実行するよう構成される回路を有するコンピュータにより実現される装置900を有してもよい。ここで用いられる“a”、“b”、“c”及び同様の表記は何れか正の整数を表す変数であると意図されることに留意すべきである。従って、例えば、ある実現形態がa=8の値を設定する場合、ソフトウェアコンポーネント922−aの完全なセットは、コンポーネント922−1,922−2,922−3,922−4,922−5,922−6,922−7,922−8を有してもよい。具体例はこれに限定されるものでない。
いくつかの具体例によると、装置900は、1以上の3GPP LTE仕様書又はIEEE802.11−2012規格に従って動作し、メッシュネットワークの他の無線装置、メッシュネットワークの外部のネットワーク又はマネージメントオーソリティを有するSDNに接続可能な第1無線装置(例えば、無線装置120−1〜120−nなど)において実現されてもよい。具体例はこれに限定されるものでない。
いくつかの具体例では、図9に示されるように、装置900は回路を有する。回路は、一般に1以上のソフトウェアコンポーネント922−aを実行するよう構成されてもよい。回路920は、限定することなく、装置600について上述したプロセッサを含む各種市販のプロセッサの何れかとすることができる。また、いくつかの具体例によると、回路はまたASICであってもよく、少なくとも一部のコンポーネント922−aはASICのハードウェア要素として実現されてもよい。
いくつかの具体例によると、装置900は確立コンポーネント922−1を有してもよい。確立コンポーネント922−1は、第2アドホックWLAN接続を介し第2無線装置に接続される第3無線装置を少なくとも有するメッシュネットワークに接続するため、第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立するため、回路により実行されてもよい。これらの具体例について、図9に示されるように、アドホック接続905の確立は、第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立することを含むものであってもよい。
いくつかの具体例では、装置900はまたアドレスコンポーネント922−2を有してもよい。アドレスコンポーネント922−2は、第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つを介しメッシュネットワークに接続されるSDNのマネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためにアドレス情報を受信するため、回路により実行されてもよい。これらの具体例について、アドレス情報910に含まれるアドレス情報は、確立コンポーネント922−1による第1アドホックWLAN接続の確立後、第1無線装置から送信されるリクエストメッセージに応答して、第2又は第3無線装置からアドレスコンポーネント922−2により受信されてもよい。
いくつかの具体例によると、装置900はまた検証コンポーネント922−3を有してもよい。検証コンポーネント922−3は、第1無線装置がマネージメントオーソリティとのサービス合意を有するか判断するためにマネージメントオーソリティから検証リクエストを受信するため、回路により実行されてもよい。これらの具体例について、検証リクエストは、検証リクエスト930に含まれてもよく、マネージメントオーソリティに送信される遠隔測定データの頻度及びコンテンツを決定しうるマネージメントオーソリティとネゴシエートされたセッションパラメータ915に従って受信されてもよい。
いくつかの具体例では、装置900はまた識別コンポーネント922−4を有してもよい。識別コンポーネント922−4は、マネージメントオーソリティからの検証リクエストに応答して、識別情報935を介し識別情報を送信するため、回路により実行されてもよい。これらの具体例について、識別コンポーネント922−4は、識別情報923−aにおいて識別情報を維持することが可能であってもよい。識別情報923−aは、識別コンポーネント922−4に維持又はアクセス可能なLUTなどのデータ構造に配置されてもよい。
いくつかの具体例によると、装置900はまた遠隔測定コンポーネント922−5を有してもよい。遠隔測定コンポーネント922−5は、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づき遠隔測定データをマネージメントオーソリティに送信するため、回路により実行されてもよい。これらの具体例について、遠隔測定コンポーネント922−5は、遠隔測定データ940をマネージメントオーソリティに送信するため、遠隔測定データ924−bにおける遠隔測定データを維持又はアクセス可能であってもよい。遠隔測定データ924−bは、遠隔測定コンポーネント922−5に維持又はアクセス可能なLUTなどのデータ構造に配置されてもよい。
いくつかの具体例では、装置900はまたルートコンポーネント922−6を有してもよい。ルートコンポーネント922−6は、マネージメントオーソリティにより生成されるルーティングテーブルを受信するため、回路により実行されてもよい。ルーティングテーブルは、遠隔測定コンポーネント922−5により送信される遠隔測定データに少なくとも部分的に基づくものであってもよい。ルーティングテーブルは、ルーティングテーブル945に含まれ、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又は第2若しくは第3無線装置を介しメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため第1無線装置により利用されてもよい。これらの具体例について、ルーティングコンポーネント922−6は、ルーティングテーブル925−cにおいてルーティングテーブルを維持することが可能であってもよい。ルーティングテーブル925−cは、ルーティングコンポーネント922−6に維持又はアクセス可能なLUTなどのデータ構造に配置されてもよい。
いくつかの具体例によると、装置900はまた時間コンポーネント922−7を有してもよい。時間コンポーネント922−7は、マネージメントオーソリティからの同期情報950に含まれる時間同期情報に基づき、第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つと時間を同期させるため、回路により実行されてもよい。これらの具体例について、同期された時間は、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、QoS保証を充足するよう第1無線装置により利用されてもよい。
いくつかの具体例では、装置900はまたリクエストコンポーネント922−8を有してもよい。リクエストコンポーネント922−8は、マネージメントオーソリティにより提供されるサービスに対するサービスリクエスト955に含まれるサービスリクエストを送信するため、回路により実行されてもよい。これらの具体例について、リクエストコンポーネント922−8は、遠隔測定コンポーネント922−5によりマネージメントオーソリティに送信される遠隔測定データの少なくとも一部に基づき、サービスリクエストレスポンス960においてレスポンスを受信してもよい。これらの具体例について、リクエストコンポーネント922−8は、何れのサービスがマネージメントオーソリティからリクエストされうるか判断するため、サービス合意922−8におけるサービス合意を維持又はアクセス可能であってもよい。サービス合意926−dは、リクエストコンポーネント922−8に維持又はアクセス可能なLUTなどのデータ構造に配置されてもよい。
装置900の各種コンポーネント及び装置900を実現するデバイスは、各処理を連係させるため各種タイプの通信媒体により互いに通信接続されてもよい。当該連係は、情報の一方向又は双方向のやりとりに関するものであってもよい。例えば、コンポーネントは、通信媒体を介し通信される信号の形態により情報を通信してもよい。当該情報は、各種信号線に割り当てられる信号として実現可能である。このような割当てでは、各メッセージは信号である。しかしながら、更なる実施例は代わりにデータメッセージを利用してもよい。このようなデータメッセージは、各種接続を介し送信されてもよい。一例となる接続は、パラレルインタフェース、シリアルインタフェース及びバスインタフェースを含む。
図10は、ロジックフロー1000の具体例を示す。ロジックフロー1000は、装置900などのここに説明される1以上のロジック、機能又はデバイスにより実行される処理の一部又は全てを表すものであってもよい。より詳細には、ロジックフロー1000は、確立コンポーネント922−1、アドレスコンポーネント922−2、遠隔測定コンポーネント922−5又はルートコンポーネント922−6により実現されてもよい。
図10に示される図示された具体例では、ロジックフロー1000は、ブロック1002において、第1無線装置の回路において、第2アドホックWLAN接続を介し第2無線装置に接続される第3無線装置を少なくとも有するメッシュネットワークに接続するため、第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立してもよい。これらの具体例について、確立コンポーネント922−1は第1アドホックWLAN接続を確立してもよい。
いくつかの具体例によると、ロジックフロー1000は、ブロック1004において、第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つを介しメッシュネットワークに接続されるSDNのマネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためのアドレス情報を受信してもよい。これらの具体例について、アドレスコンポーネント922−2はアドレス情報を受信してもよい。
いくつかの具体例では、ロジックフロー1000は、ブロック1006において、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づきマネージメントオーソリティに遠隔測定データを送信してもよい。これらの具体例について、遠隔測定コンポーネント922−5は、遠隔測定データをマネージメントオーソリティに送信してもよい。
いくつかの具体例によると、ロジックフロー1000は、ブロック1008において、マネージメントオーソリティにより生成されるルーティングテーブルを受信してもよく、当該ルーティングテーブルは、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又は第2若しくは第3無線装置を介しメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため、第1無線装置により利用される。これらの具体例について、ルートコンポーネント922−6はルーティングテーブルを受信してもよい。
図11は、記憶媒体1100の実施例を示す。記憶媒体1100は、製造物から構成されてもよい。いくつかの具体例では、記憶媒体1100は、光、磁気又は半導体ストレージなどの何れかの有形なコンピュータ可読媒体又はマシーン可読媒体を含むものであってもよい。記憶媒体1100は、ロジックフロー1000を実現するための命令などの各種タイプのコンピュータにより実行可能な命令を格納してもよい。コンピュータ可読又はマシーン可読記憶媒体の具体例は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ、着脱可能若しくは着脱不可なメモリ、消去可能若しくは消去不可なメモリ、書き換え可能若しくは書き換え不可なメモリなどを含む電子データを格納可能な何れかの有形な媒体を含むものであってもよい。コンピュータ実行可能な命令の具体例は、ソースコード、コンパイルされたコード、インタープリットされたコード、実行可能コード、スタティックコード、ダイナミックコード、オブジェクト指向コード、ビジュアルコードなどの何れか適切なタイプのコードを含むものであってもよい。具体例はこれに限定されるものでない。
図12は、一例となる計算プラットフォーム1200を示す。いくつかの具体例では、図12に示されるように、計算プラットフォーム1200は、処理コンポーネント1240、他のプラットフォームコンポーネント又は通信インタフェース1260を有してもよい。いくつかの具体例によると、計算プラットフォーム1200は、上述したようなSDNのサーバの一部であってもよい。
いくつかの具体例によると、処理コンポーネント1240は、装置600及び/又は記憶媒体800の処理演算又はロジックを実行してもよい。処理コンポーネント1240は、各種ハードウェア要素、ソフトウェア要素又は双方の組み合わせを含むものであってもよい。ハードウェア要素の具体例は、デバイス、ロジックデバイス、コンポーネント、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、プロセッサ回路、回路要素(トランジスタ、レジスタ、キャパシタ、インダクタなど)、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、メモリユニット、ロジックゲート、レジスタ、半導体デバイス、チップ、マイクロチップ、チップセットなどを含むものであってもよい。ソフトウェア要素の具体例は、ソフトウェアコンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピュータプログラム、アプリケーションプログラム、デバイスドライバ、システムプログラム、ソフトウェア開発プログラム、マシーンプログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアコンポーネント、ルーチン、サブルーチン、ファンクション、メソッド、プロシージャ、ソフトウェアインタフェース、アプリケーションプログラムインタフェース(API)、命令セット、計算コード、コンピュータコード、コードセグメント、コンピュータコードセグメント、ワード、値、シンボル又はこれらの何れかの組み合わせを含むものであってもよい。ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を用いて具体例が実現されるかの判断は、所与の具体例について所望されるような所望の計算レート、パワーレベル、熱耐性、処理サイクルバジェット、入力データレート、出力データレート、メモリリソース、データバススピード及び他の設計若しくはパフォーマンス制約などの何れかの個数のファクタに従って変更されてもよい。
いくつかの具体例では、他のプラットフォームコンポーネント1250は、1以上のプロセッサ、マルチコアプロセッサ、コプロセッサ、メモリユニット、チップセット、コントローラ、周辺装置、インタフェース、オシレータ、タイミングデバイス、ビデオカード、オーディオカード、マルチメディア入出力(I/O)コンポーネント(デジタルディスプレイなど)、電源などの通常の計算要素を含むものであってもよい。メモリユニットの具体例は、限定することなく、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random−Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、DDRAM(Double−Data−Rate DRAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、SRAM(Static RAM)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Elecrically EPROM)、フラッシュメモリ、強誘電ポリマメモリなどのポリマメモリ、オボニックメモリ、相変化若しくは強誘電メモリ、SONOS(Silicon−Oxide−Nitride−Oxide−Silicon)メモリ、磁気若しくは光カード、RAID(Redundant Array of Independent Disk)ドライブなどのデバイスアレイ、ソリッドステートメモリデバイス(USBメモリなど)、ソリッドステートドライブ(SSD)及び情報を格納するのに適した他の何れかのタイプの記憶媒体など、1以上の高速メモリユニットの形態による各種タイプのコンピュータ可読及びマシーン可読記憶媒体を含むものであってもよい。
いくつかの具体例では、通信インタフェース1260は、通信インタフェースをサポートするためのロジック及び/又は機能を有してもよい。これらの具体例について、通信インタフェース1260は、ダイレクト又はネットワーク通信リンクを介し通信するため、各種通信プロトコル又は規格に従って動作する1以上の通信インタフェースを有してもよい。ダイレクト通信は、SMBus仕様書又はPCI Express仕様書に関するものなど1以上の工業規格(後継及び変形を含む)に記載される通信プロトコル又は規格の利用を介して行われてもよい。ネットワーク通信は、IEEEにより公表された1以上のイーサネット(登録商標)規格に記載されるものなどの通信プロトコル又は規格の利用を介して行われてもよい。例えば、このような1つのイーサネット規格は、2008年12月に公開されたIEEE802.3−2008,Carrier sense Multiple access with Collision Detection(CSMA/CD) Access Method and Physical Layer Specifications(以降、“IEEE802.3”)を含むものであってもよく、他の規格はIEEE802.11−2012を含むものであってもよい。通信プロトコルはまた、LTE−Aを含む3GPP LTE規格などの他の規格に関するものを含むものであってもよい。
計算プラットフォーム1200は、例えば、サーバ、サーバアレイ若しくはサーバファーム、ウェブサーバ、ネットワークサーバ、インターネットサーバ、分散計算システム、マイクロプロセッサシステム、プロセッサベースシステム又はこれらの組み合わせなどであってもよい計算装置の一部であってもよい。従って、ここに説明される計算プラットフォーム1200の機能及び/又は特定の構成は、適切に所望されるような計算プラットフォーム1200の各種実施例に含まれてもよく、又は省略されてもよい。
計算プラットフォーム1200のコンポーネント及び機能は、離散的回路、ASIC、ロジックゲート及び/又は単一のチップアーキテクチャの何れかの組み合わせを用いて実現されてもよい。さらに、計算プラットフォーム1200の機能は、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックアレイ及び/又はマイクロプロセッサ又は適切である場合には上記の何れかの組み合わせを用いて実現されてもよい。ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェア要素は、ここで“ロジック”又は“回路”としてまとめて又は個別に参照されてもよいことに留意されたい。
図12のブロック図に示される一例となる計算プラットフォーム1200は多数の可能性のある実現形態の1つの機能的に記述した具体例を表すことが理解されるべきである。従って、添付した図面に示されるブロック機能の分割、省略又は包含は、これらの機能を実現するためのハードウェアコンポーネント、回路、ソフトウェア及び/又は要素が必ずしも実施例において分割、省略又は包含されることを暗示するものでない。
図13は、メッシュネットワークに接続するため無線装置に利用されるデバイス1300の実施例を示す。デバイス1300は、例えば、装置900、記憶媒体1100及び/又はロジック回路1370などを実現してもよい。ロジック回路1370は、装置900について説明した処理を実行するための物理的回路を含むものであってもよい。図13に示されるように、具体例はこの構成に限定されるものでないが、デバイス1300は、無線インタフェース1310、ベースバンド回路1320及び計算プラットフォーム1330を含むものであってもよい。
デバイス1300は、完全に単一のデバイス内など、単一の計算エンティティにおける装置900、記憶媒体1100及び/又はロジック回路1370の構成及び/又は処理の一部又は全てを実現してもよい。あるいは、デバイス1300は、クライアントサーバアーキテクチャ、3層アーキテクチャ、N層アーキテクチャ、タイトに接続された又はクラスタ化されたアーキテクチャ、ピア・ツー・ピアアーキテクチャ、マスタスレーブアーキテクチャ、共有データベースアーキテクチャ及び他のタイプの分散システムなどの分散システムアーキテクチャを用いて複数の計算エンティティにわたって、装置900、記憶媒体1100及び/ロジック回路1370の構成及び/又は処理の各部分を分散してもよい。具体例はこれに限定されるものでない。
一実施例では、無線インタフェース1310は、実施例は何れか特定の無線インタフェース又は変調方式に限定されるものでないが、シングルキャリア又はマルチキャリア変調信号(例えば、CCK(Complementary Code Keying)及び/又はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル及び/又はSC−FDM(Single Carrier Frequency Division Mutiplexing)シンボルなどを含む)を送信及び/又は受信するよう構成されるコンポーネント又はコンポーネントの組み合わせを含むものであってもよい。無線インタフェース1310は、例えば、受信機1312、送信機1316及び/又は周波数シンセサイザ1314などを含むものであってもよい。無線インタフェース1310は、バイアスコントロール、水晶オシレータ及び/又は1以上のアンテナ1315−fを有してもよい。他の実施例では、所望されるような無線インタフェース1310は、外部の電圧制御オシレータ(VCO)、表面音響波フィルタ、中間周波数(IF)フィルタ及び/又はRFフィルタを利用してもよい。可能なRFインタフェースの設計の多様性のため、これの拡張的な説明は省略される。
ベースバンド回路1320は、例えば、受信信号をダウン変換するためのアナログ・デジタルコンバータ1322、受信及び/又は送信信号を処理するため、無線インタフェース1310と通信し、送信信号をアップ変換するためのデジタル・アナログコンバータ1324などを含むものであってもよい。さらに、ベースバンド回路1320は、各受信/送信信号のPHYリンクレイヤ処理のためのベースバンド又は物理レイヤ(PHY)処理回路1326を有してもよい。ベースバンド回路1320は、例えば、MAC(Medium Access Control)/データリンクレイヤ処理のための処理回路1328などを有してもよい。ベースバンド回路1320は、例えば、1以上のインタフェース1334を介しMAC処理回路1328及び/又は計算プラットフォーム1330と通信するためのメモリコントローラ1332を有してもよい。
一部の実施例では、PHY処理回路1326は、通信フレーム(サブフレームなどを含む)を構成及び/又は分解するため、バッファメモリなどの更なる回路と共にフレーム構成及び/又は検出モジュールを有してもよい。あるいは又はさらに、MAC処理回路1328は、これらの機能の特定のものについて処理を共有し、又はPHY処理回路1326から独立してこれらの処理を実行してもよい。一部の実施例では、MAC及びPHY処理は、単一の回路に統合されてもよい。
計算プラットフォーム1330は、デバイス1300の計算機能を提供してもよい。図示されるように、計算プラットフォーム1330は、処理コンポーネント1340を有してもよい。さらに又は代わりに、デバイス1300のベースバンド回路1320は、処理コンポーネント1330を用いて装置900、記憶媒体1100及びロジック回路1370の処理演算又はロジックを実行してもよい。処理コンポーネント1340(及び/又はPHY1326及び/又はMAC1328)は、各種ハードウェア要素、ソフトウェア要素又は双方の組み合わせを有してもよい。ハードウェア要素の具体例は、デバイス、ロジックデバイス、コンポーネント、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、プロセッサ回路(回路920など)、回路要素(トランジスタ、レジスタ、キャパシタ、インダクタなど)、集積回路、ASIC、PLD、DSP、FPGA、メモリユニット、ロジックゲート、レジスタ、半導体デバイス、チップ、マイクロチップ、チップセットなどを含むものであってもよい。ソフトウェア要素の具体例は、ソフトウェアコンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピュータプログラム、アプリケーションプログラム、システムプログラム、ソフトウェア開発プログラム、マシーンプログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、ルーチン、サブルーチン、ファンクション、メソッド、プロシージャ、ソフトウェアインタフェース、API、命令セット、計算コード、コンピュータコード、コードセグメント、コンピュータコードセグメント、ワード、値、シンボル又はこれらの何れかの組み合わせを含むものであってもよい。具体例がハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を用いて実現されるかの判断は、所与の具体例について所望されるように、所望の計算レート、パワーレベル、熱耐性、処理サイクルバジェット、入力データレート、出力データレート、メモリリソース、データバススピード及び他の設計又はパフォーマンス制約などの何れかの個数のファクタに従って変更されてもよい。
計算プラットフォーム1330は更に、他のプラットフォームコンポーネント1350を有してもよい。他のプラットフォームコンポーネント1350は、1以上のプロセッサ、マルチコアプロセッサ、コプロセッサ、メモリユニット、チップセット、コントローラ、周辺装置、インタフェース、オシレータ、タイミングデバイス、ビデオカード、オーディオカード、マルチメディア入出力(I/O)コンポーネント(デジタルディスプレイなど)、電源などの通常の計算要素を有する。メモリユニットの具体例は、限定することなく、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random−Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、DDRAM(Double−Data−Rate DRAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、SRAM(Static RAM)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Elecrically EPROM)、フラッシュメモリ、強誘電ポリマメモリなどのポリマメモリ、オボニックメモリ、相変化若しくは強誘電メモリ、SONOS(Silicon−Oxide−Nitride−Oxide−Silicon)メモリ、磁気若しくは光カード、RAID(Redundant Array of Independent Disk)ドライブなどのデバイスアレイ、ソリッドステートメモリデバイス(USBメモリなど)、ソリッドステートドライブ(SSD)及び情報を格納するのに適した他の何れかのタイプの記憶媒体など、1以上の高速メモリユニットの形態による各種タイプのコンピュータ可読及びマシーン可読記憶媒体を含むものであってもよい。
計算プラットフォーム1330は更に、ネットワークインタフェース1360を有してもよい。いくつかの具体例では、ネットワークインタフェース1360は、1以上の3GPP LTE又はLTE−A仕様書又は規格に記載されるようなX2、S1−MME又はS1−Uインタフェースをサポートするためのロジック及び/又は機能を有してもよい。これらの具体例について、ネットワークインタフェース1360は、eNB、MME又はSWGに配置される装置1300がバックホール、制御プレーン又はユーザプレーンチャネルを介し通信接続することを可能にしてもよい。他のいくつかの具体例では、ネットワークインタフェース1360は、1以上の3GPP LTE又はLTE−A仕様書若しくは規格及び/又はIEEE802.11−2102規格に記載される他の通信インタフェースをサポートするためのロジック及び/又は機能を有してもよい。これらの具体例について、ネットワークインタフェース1360は、無線装置と共に配置される装置900が無線通信リンクを介し1以上の他の無線装置、SDN又は外部ネットワークに通信接続することを可能にしてもよい。
デバイス1300は、例えば、ユーザ装置、コンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウルトラブックコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ネットブックコンピュータ、無線アクセスポイント又はこれらの組み合わせであってもよい。従って、ここに説明されるデバイス1300の機能及び/又は特定の構成は、適切に所望されるように、デバイス1300の各種実施例に含まれるか、又は省略されてもよい。一部の実施例では、デバイス1300は、具体例はこれに限定されるものでないが、WLAN、WMAN及び/又は他のタイプの無線ネットワークの3GPP LTE仕様書及び/又はIEEE802.11−2012規格の1以上の関連するプロトコル及び周波数に互換的となるよう構成されてもよい。
デバイス1300の実施例は、SISO(Single Input Single Output)アーキテクチャを用いて実現されてもよい。しかしながら、特定の実現形態は、ビームフォーミング若しくはSDMA(Spatial Division Multiple Access)のための適応的アンテナ技術を利用して、及び/又はMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信技術を利用して、送信及び/又は受信のため複数のアンテナ(アンテナ1315−fなど)を有してもよい。
デバイス1300のコンポーネント及び機能は、離散的回路、ASIC、ロジックゲート及び/又はシングルチップアーキテクチャの何れかの組み合わせを用いて実現されてもよい。さらに、デバイス1300の機能は、適切である場合、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックアレイ及び/若しくはマイクロプロセッサ又は上記の何れかの組み合わせを用いて実現されてもよい。ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェア要素は、“ロジック”又は“回路”としてここでまとめて又は個別に参照されてもよいことに留意されたい。
図13のブロック図に示される一例となるデバイス1300は多数の可能性のある実現形態の1つの機能的に説明した具体例を表すものであってもよいことが理解されるべきである。従って、添付した図面に示されるブロックの機能の分割、省略又は包含は、これらの機能を実現するためのハードウェアコンポーネント、回路、ソフトウェア及び/又は要素が具体例において必ずしも分割、省略又は包含される必要があると暗示していない。
いくつかの具体例は、“一具体例では”又は“具体例”という表現と共にこれらの派生語とを用いて説明されてもよい。これらの用語は、具体例に関連して説明される特定の機能、構成又は特性が少なくとも1つの具体例に含まれることを意味する。明細書の各所における“一具体例では”というフレーズの出現は、必ずしも全てが同一の具体例を参照しているとは限らない。
いくつかの具体例は、その派生語と共に“結合”、“接続”又は“結合可能”という表現を用いて説明されてもよい。これらの用語は、必ずしも互いに同義的であることを意図するとは限らない。例えば、“接続”及び/又は“結合”という用語を用いた説明は、2以上の要素が互いに直接的な物理的又は電気的接触状態にあることを示すものであってもよい。しかしながら、“結合”という用語はまた、2以上の要素が互いに直接的には接触せず、依然として互いに連係又はやりとりすることを意味してもよい。
以下の具体例は、ここに開示された技術の更なる具体例に関する。
具体例1.SDNのマネージメントオーソリティのための一例となる装置は回路を有してもよい。当該装置はまた、無線装置の間の1以上のアドホックWLAN接続を有するメッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置から遠隔測定データを受信するよう回路により実行される受信コンポーネントを有してもよい。メッシュネットワークは、無線装置の少なくとも1つを介しマネージメントオーソリティに接続されてもよい。当該装置はまた、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき1以上のアドホックWLAN接続を介した1以上のパスを規定するためのルーティングテーブルを生成するよう回路により実行されるテーブルコンポーネントを有してもよい。当該装置はまた、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため利用されるルーティングテーブルをメッシュネットワークに接続される少なくとも1つの無線装置に送信するよう回路により実行される送信コンポーネントを有してもよい。
具体例2.具体例1の装置であって、遠隔測定データは、無線装置の物理的位置、無線装置の何れが第1ネットワークに接続しているか、又はマネージメントオーソリティに接続しているかの通知、無線装置の移動情報のレート及び方向、無線装置の電源若しくはバッテリ情報、メッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため各無線装置により利用される各自の処理ワークロード、又は各無線装置の各自のQoS保証の少なくとも1つを含むものであってもよい。
具体例3.具体例2の装置であって、テーブルコンポーネントは、メッシュネットワークの内部又は外部にデータをルーティングするために無線装置のそれぞれにより利用される各自の処理ワークロードをテーブルコンポーネントがバランスさせることを含む公平性スキームに基づきルーティングテーブルを生成してもよい。
具体例4.具体例3の装置であって、各自の処理ワークロードをバランスさせることは、各無線装置がメッシュネットワークの内部又は外部にデータをルーティングするための全体的な処理ワークロードの実質的に等しい部分を共有することに基づきバランスさせることを含むものであってもよい。
具体例5.具体例2の装置であって、テーブルコンポーネントは、丘、山、植被、建物、橋、道路、鉄道又はトンネルを含む無線装置の物理的位置の物理的な地形特性を示す情報に基づきルーティングテーブルを生成してもよい。
具体例6.具体例2の装置であって、テーブルコンポーネントは、ネットワークアップリンク接続を介し第1ネットワーク又はSDNに接続される無線装置からの1以上の無線装置の物理的位置に基づきルーティングテーブルを生成してもよい。
具体例7.具体例2の装置であって、遠隔測定データは、無線装置のそれぞれの各自のQoS保証を含む。これらの具体例について、当該装置は更に、
無線装置のそれぞれの各自のQoS保証を充足することを実現するため、無線装置の間の時間を同期させるよう回路により実行される同期コンポーネントを有してもよい。
具体例8.具体例1の装置であって、受信コンポーネントは、無線装置から受信した遠隔測定データの頻度及びコンテンツを決定する1以上のネゴシエートされたセッションパラメータに従って遠隔測定データを受信してもよい。
具体例9.具体例1の装置はまた、無線装置からの無線装置が、無線装置から受信した遠隔測定データに基づきルーティングテーブルを生成する前に、マネージメントオーソリティとのサービス合意を有しているか検証するよう回路により実行される検証コンポーネントを有してもよい。当該装置はまた、マネージメントオーソリティとのサービス合意を有する所与の無線装置の識別情報に一致した無線装置の識別情報を認証するよう回路により実行される認証コンポーネントを有してもよい。本例について、テーブルコンポーネントは、サービス合意の検証と無線装置の認証とに基づき無線装置からの遠隔測定データによって又はなしにルーティングテーブルを生成してもよい。
具体例10.具体例1の装置であって、マネージメントオーソリティは、SDNのサーバに配置されてもよい。本例について、マネージメントオーソリティは、ルーティングテーブルの生成を介しメッシュネットワークの制御プレーンを提供可能であってもよい。
具体例11.具体例10の装置であって、マネージメントオーソリティはまた、各無線装置がメッシュネットワーク又はSDNにアクセスするための中央認証検証制御又はメッシュネットワークを介しルーティングされるデータのウイルススキャニングを含む1以上のマネージメント機能を介し制御プレーンを提供可能であってもよい。
具体例12.具体例1の装置はまた、無線装置からの無線装置からサービスに対するリクエストを受信し、無線装置から受信した遠隔測定データの少なくとも一部に基づきリクエストを実現するよう回路により実行されるサービスコンポーネントを有してもよい。
具体例13.具体例12の装置であって、遠隔測定データは、無線装置の物理的位置を含み、サービスは、無線装置のバッテリを充電するための充電位置、無線装置が所与の物理的位置に到達するため移動する表面ルート、又は無線装置の物理的位置の最も近くにある駐車場の物理的位置の特定を含むものであってもよい。
具体例14.具体例1の装置であって、受信コンポーネントは、メッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置から更新された遠隔測定データを受信してもよい。テーブルコンポーネントは、その後、更新された遠隔測定データに基づき更新されたルーティングテーブルを生成してもよい。送信コンポーネントは、その後、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため利用される更新されたルーティングテーブルをメッシュネットワークに接続される少なくとも1つの無線装置に送信してもよい。
具体例15.具体例1の装置であって、アドホックWLAN接続は、IEEE802.11−2012を含むIEEE802.11規格に関連する1以上の無線通信規格に従って動作するよう構成されてもよい。
具体例16.一例となる方法は、SDNのマネージメントオーソリティにおいて遠隔測定データを受信することを含むものであってもよい。遠隔測定データは、無線装置の間の1以上のアドホックWLAN接続を有するメッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置から受信されてもよい。当該方法はまた、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき1以上のアドホックWLAN接続を介した1以上のパスを規定するためのルーティングテーブルを生成することを含むものであってもよい。当該方法はまた、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため利用されるルーティングテーブルをメッシュネットワークに接続される少なくとも1つの無線装置に送信することを含むものであってもよい。
具体例17.具体例16の方法であって、遠隔測定データは、無線装置の物理的位置、無線装置の何れが第1ネットワークに接続しているか、又はマネージメントオーソリティに接続しているかの通知、無線装置の移動情報のレート及び方向、無線装置の電源若しくはバッテリ情報、メッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため各無線装置により利用される各自の処理ワークロード、又は各無線装置の各自のQoS保証の少なくとも1つを含むものであってもよい。
具体例18.具体例17の方法であって、ルーティングテーブルを生成するステップは、メッシュネットワークの内部又は外部にデータをルーティングするために無線装置のそれぞれにより利用される各自の処理ワークロードをバランスさせることを含む公平性スキームに基づくものであってもよい。
具体例19.具体例18の方法であって、各自の処理ワークロードをバランスさせることは、各無線装置がメッシュネットワークの内部又は外部にデータをルーティングするための全体的な処理ワークロードの実質的に等しい部分を共有することに基づきバランスさせることを含むものであってもよい。
具体例20.具体例17の方法であって、ルーティングテーブルは、丘、山、植被、建物、橋、道路、鉄道又はトンネルを含む無線装置の物理的位置の物理的な地形特性を示す情報に基づき生成されてもよい。
具体例21.具体例17の方法であって、ルーティングテーブルは、ネットワークアップリンク接続を介し第1ネットワーク又はSDNに接続される無線装置からの1以上の無線装置の物理的位置に基づき生成されてもよい。
具体例22.具体例17の方法であって、遠隔測定データは、無線装置のそれぞれの各自のQoS保証を含むものであってもよい。本例について、当該方法は更に、無線装置のそれぞれの各自のQoS保証を充足することを実現するため、無線装置の間の時間を同期させるステップを有してもよい。
具体例23.具体例16の方法であって、遠隔測定データは、無線装置から受信した遠隔測定データの頻度及びコンテンツを決定する1以上のネゴシエートされたセッションパラメータに従って受信されてもよい。
具体例24.具体例16の方法はまた、無線装置からの無線装置が、無線装置から受信した遠隔測定データに基づきルーティングテーブルを生成する前に、マネージメントオーソリティとのサービス合意を有しているか検証するステップを有してもよい。当該方法はまた、マネージメントオーソリティとのサービス合意を有する所与の無線装置の識別情報に一致した無線装置の識別情報を認証するステップを有してもよい。本方法はまた、サービス合意の検証と無線装置の認証とに基づき無線装置からの遠隔測定データによって又はなしにルーティングテーブルを生成するステップを有してもよい。
具体例25.具体例16の方法であって、マネージメントオーソリティは、SDNのサーバに配置されてもよい。本例について、マネージメントオーソリティは、ルーティングテーブルの生成を介しメッシュネットワークの制御プレーンを提供可能であってもよい。
具体例26.具体例25の方法であって、マネージメントオーソリティはまた、各無線装置がメッシュネットワーク又はSDNにアクセスするための中央認証検証制御又はメッシュネットワークを介しルーティングされるデータのウイルススキャニングを含む1以上のマネージメント機能を介し制御プレーンを提供可能であってもよい。
具体例27.具体例15の方法はまた、無線装置からの無線装置からサービスに対するリクエストを受信するステップを有してもよい。当該方法はまた、無線装置から受信した遠隔測定データの少なくとも一部に基づきリクエストを実現するステップを有してもよい。
具体例28.具体例27の方法であって、遠隔測定データは、無線装置の物理的位置を含み、サービスは、無線装置のバッテリを充電するための充電位置、無線装置が所与の物理的位置に到達するため移動する表面ルート、又は無線装置の物理的位置の最も近くにある駐車場の物理的位置の特定を含むものであってもよい。
具体例29.具体例16の方法はまた、メッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置から更新された遠隔測定データを受信するステップを有してもよい。当該方法はまた、更新された遠隔測定データに基づき更新されたルーティングテーブルを生成するステップを有してもよい。当該方法はまた、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため利用される更新されたルーティングテーブルをメッシュネットワークに接続される少なくとも1つの無線装置に送信するステップを有してもよい。
具体例30.具体例16の方法であって、アドホックWLAN接続は、IEEE802.11−2012を含むIEEE802.11規格に関連する1以上の無線通信規格に従って動作するよう構成されてもよい。
具体例31.少なくとも1つのマシーン可読媒体は、SDNのサーバにおけるシステム上で実行されることに応答して、システムに具体例16〜30の何れか1つによる方法を実行させる複数の命令を有する。
具体例32.装置は、具体例16〜30の何れか1つの方法を実行する手段を有する。
具体例33.少なくとも1つのマシーン可読媒体は、SDNのサーバにおけるシステム上で実行されることに応答して、システムにSDNのマネージメントオーソリティにおいて遠隔測定データを受信させる複数の命令を有する。遠隔測定データは、無線装置の間の1以上のアドホックWLAN接続を有するメッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置から受信されてもよい。メッシュネットワークは、無線装置の少なくとも1つを介しマネージメントオーソリティに接続されてもよい。当該命令はまた、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき1以上のアドホックWLAN接続を介した1以上のパスを規定するためのルーティングテーブルをシステムに生成させてもよい。当該命令はまた、システムにメッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため利用されるルーティングテーブルをメッシュネットワークに接続される少なくとも1つの無線装置に送信させてもよい。
具体例34.具体例33の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、遠隔測定データは、無線装置の物理的位置、無線装置の何れが第1ネットワークに接続しているか、又はマネージメントオーソリティに接続しているかの通知、無線装置の移動情報のレート及び方向、無線装置の電源若しくはバッテリ情報、メッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため各無線装置により利用される各自の処理ワークロード、又は各無線装置の各自のQoS保証の少なくとも1つを含むものであってもよい。
具体例35.具体例34の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、ルーティングテーブルは、メッシュネットワークの内部又は外部にデータをルーティングするために無線装置のそれぞれにより利用される各自の処理ワークロードをバランスさせることを含む公平性スキームに基づき生成されてもよい。
具体例36.具体例34の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、各自の処理ワークロードをバランスさせることは、各無線装置がメッシュネットワークの内部又は外部にデータをルーティングするための全体的な処理ワークロードの実質的に等しい部分を共有することに基づきバランスさせることを含むものであってもよい。
具体例37.具体例34の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、ルーティングテーブルは、丘、山、植被、建物、橋、道路、鉄道又はトンネルを含む無線装置の物理的位置の物理的な地形特性を示す情報に基づき生成されてもよい。
具体例38.具体例34の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、ルーティングテーブルは、ネットワークアップリンク接続を介し第1ネットワーク又はSDNに接続される無線装置からの1以上の無線装置の物理的位置に基づき生成されてもよい。
具体例39.具体例34の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、遠隔測定データは、無線装置のそれぞれの各自のQoS保証を含むものであってもよい。本例について、当該命令は更に、無線装置のそれぞれの各自のQoS保証を充足することを実現するため、無線装置の間の時間をシステムに同期させてもよい。
具体例40.具体例33の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、遠隔測定データは、無線装置から受信した遠隔測定データの頻度及びコンテンツを決定する1以上のネゴシエートされたセッションパラメータに従って受信されてもよい。
具体例41.具体例33の少なくとも1つのマシーン可読媒体はまた、無線装置からの無線装置が、無線装置から受信した遠隔測定データに基づきルーティングテーブルを生成する前に、マネージメントオーソリティとのサービス合意を有しているかシステムに検証させてもよい。当該命令はまた、マネージメントオーソリティとのサービス合意を有する所与の無線装置の識別情報に一致した無線装置の識別情報をシステムに認証させてもよい。本命令はまた、サービス合意の検証と無線装置の認証とに基づき無線装置からの遠隔測定データによって又はなしにルーティングテーブルをシステムに生成させてもよい。
具体例42.具体例33の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、マネージメントオーソリティは、SDNのサーバに配置されてもよい。本例について、マネージメントオーソリティは、ルーティングテーブルの生成を介しメッシュネットワークの制御プレーンを提供可能であってもよい。
具体例43.具体例42の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、マネージメントオーソリティはまた、各無線装置がメッシュネットワーク又はSDNにアクセスするための中央認証検証制御又はメッシュネットワークを介しルーティングされるデータのウイルススキャニングを含む1以上のマネージメント機能を介し制御プレーンを提供可能であってもよい。
具体例44.具体例33の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、当該命令はまた、無線装置からの無線装置からサービスに対するリクエストをシステムに受信させ、無線装置から受信した遠隔測定データの少なくとも一部に基づきリクエストをシステムに実現させてもよい。
具体例45.具体例44の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、遠隔測定データは、無線装置の物理的位置を含み、サービスは、無線装置のバッテリを充電するための充電位置、無線装置が所与の物理的位置に到達するため移動する表面ルート、又は無線装置の物理的位置の最も近くにある駐車場の物理的位置の特定を含むものであってもよい。
具体例46.具体例33の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、当該命令はまた、メッシュネットワークにおいて一緒に接続される無線装置から更新された遠隔測定データをシステムに受信させてもよい。当該命令はまた、更新された遠隔測定データに基づき更新されたルーティングテーブルをシステムに生成させてもよい。当該命令はまた、システムにメッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、又はメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため利用される更新されたルーティングテーブルをメッシュネットワークに接続される少なくとも1つの無線装置に送信させてもよい。
具体例47.具体例33の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、アドホックWLAN接続は、IEEE802.11−2012を含むIEEE802.11規格に関連する1以上の無線通信規格に従って動作するよう構成されてもよい。
具体例48.第1無線装置のための一例となる装置は回路を有してもよい。当該装置はまた、第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立し、第2アドホックWLAN接続を介し第2無線装置に接続される第3無線装置を少なくとも有するメッシュネットワークに接続するよう回路により実行される確立コンポーネントを有してもよい。当該装置はまた、第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つを介しメッシュネットワークに接続されるSDNのマネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためのアドレス情報を受信するよう回路により実行されるアドレスコンポーネントを有してもよい。当該装置はまた、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づきマネージメントオーソリティに遠隔測定データを送信するよう回路により実行される遠隔測定コンポーネントを有してもよい。当該装置はまた、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づきマネージメントオーソリティにより生成されるルーティングテーブルを受信するよう回路により実行されるルートコンポーネントを有してもよい。本例について、ルーティングテーブルは、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするか、又は第1、第2又は第3無線装置を介しメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため第1無線装置により利用されてもよい。
具体例49.具体例48の装置であって、ネゴシエートされたセッションパラメータは、遠隔測定データを送信する頻度及び遠隔測定データのコンテンツを含むものであってもよい。
具体例50.具体例49の装置であって、遠隔測定データのコンテンツは、第1無線装置の物理的位置、第1無線装置が第1ネットワーク又はSDNに接続しているかの通知、第1無線装置の移動情報のレート及び方向、第1無線装置の電源若しくはバッテリ情報、メッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため無線装置のそれぞれにより利用される処理ワークロード、又はメッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため第1無線装置のQoS保証の少なくとも1つを含むものであってもよい。
具体例51.具体例48の装置であって、第2無線装置は、SDNに接続されてもよい。遠隔測定コンポーネントは、遠隔測定データを第2無線装置に転送することによって遠隔測定データを送信し、第2無線装置は、第1無線装置からの遠隔測定データをマネージメントオーソリティに転送可能であってもよい。
具体例52.具体例48の装置であって、確立コンポーネントは、第2又は第3無線装置との可能性のあるアドホック接続を特定するためメッシュネットワークをスキャンし、第2無線装置、第3無線装置又はメッシュネットワークを認証し、当該認証に基づき第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立することによって、第1アドホックWLAN接続を確立してもよい。
具体例53.具体例48の装置であって、確立コンポーネントによる第1アドホックWLAN接続の確立後、第1無線装置から送信されるリクエストメッセージに応答して、アドレス情報が、第2無線装置又は第3無線装置からアドレスコンポーネントにより受信されてもよい。
具体例54.具体例48の装置はまた、マネージメントオーソリティから発信される時間同期情報に基づき第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つと時間を同期させるよう回路により実行される時間コンポーネントを有してもよい。本例について、同期した時間は、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、QoS保証を充足させるため第1無線装置により利用されてもよい。
具体例55.具体例48の装置はまた、第1無線装置がマネージメントオーソリティとサービス合意を有するか判断するため、マネージメントオーソリティから検証リクエストを受信するよう回路により実行される検証コンポーネントを有してもよい。当該装置はまた、検証リクエストに応答して、識別情報を送信するよう回路により実行される識別コンポーネントを有してもよい。当該装置はまた、第1無線装置がマネージメントオーソリティとサービス合意を有し、またサービス合意に割り当てられた所与の識別情報に一致する第1無線装置の識別情報を認証したことに基づき、ルーティングテーブルを受信するルートコンポーネントを有してもよい。
具体例56.具体例48の装置はまた、マネージメントオーソリティにより提供されるサービスに対するサービスリクエストを送信し、遠隔測定コンポーネントによりマネージメントオーソリティに送信される遠隔測定データの少なくとも一部に基づきサービスリクエストに対するレスポンスを受信するよう回路により実行されるリクエストコンポーネントを有してもよい。
具体例57.具体例56の装置であって、遠隔測定データは、第1無線装置の物理的位置を有し、マネージメントオーソリティにより提供されるサービスは、第1無線装置のバッテリを充電するための充電位置、第1無線装置が所与の物理的位置に到達するため移動する表面ルート、又は第1無線装置の位置の最も近くにある駐車場の物理的位置の特定を含むものであってもよい。
具体例58.具体例48の装置であって、遠隔測定コンポーネントは、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づき更新された遠隔測定データをマネージメントオーソリティに送信可能であってもよい。本例について、ルートコンポーネントは、更新された遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき、マネージメントオーソリティから更新されたルーティングテーブルを受信してもよい。
具体例59.具体例48の装置であって、アドホックWLAN接続は、IEEE802.11−2012を含むIEEE802.11規格に関連する1以上の無線通信規格に従って動作するよう構成されてもよい。
具体例60.一例となる方法は、第1無線装置の回路において、第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立し、第2アドホックWLAN接続を介し第2無線装置に接続される第3無線装置を少なくとも有するメッシュネットワークに接続するステップを有してもよい。当該方法はまた、第1無線装置、第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つを介しメッシュネットワークに接続されるSDNのマネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためのアドレス情報を受信するステップを有してもよい。当該方法はまた、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づきマネージメントオーソリティに遠隔測定データを送信するステップを有してもよい。当該方法はまた、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づきマネージメントオーソリティにより生成されるルーティングテーブルを受信するステップを有してもよい。本例について、ルーティングテーブルは、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするか、又は第1、第2又は第3無線装置を介しメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため第1無線装置により利用されてもよい。
具体例61.具体例60の方法であって、ネゴシエートされたセッションパラメータは、遠隔測定データを送信する頻度及び遠隔測定データのコンテンツを含むものであってもよい。
具体例62.具体例61の方法であって、遠隔測定データのコンテンツは、第1無線装置の物理的位置、第1無線装置が第1ネットワーク又はSDNに接続しているかの通知、第1無線装置の移動情報のレート及び方向、第1無線装置の電源若しくはバッテリ情報、メッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため無線装置のそれぞれにより利用される処理ワークロード、又はメッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため第1無線装置のQoS保証の少なくとも1つを含むものであってもよい。
具体例63.具体例60の方法であって、第2無線装置は、SDNに接続されてもよい。本例について、遠隔測定データを送信するステップは、遠隔測定データを第2無線装置に転送することを含み、第2無線装置は、第1無線装置からの遠隔測定データをマネージメントオーソリティに転送可能であってもよい。
具体例64.具体例60の方法であって、第1アドホックWLAN接続を確立するステップは、第2又は第3無線装置との可能性のあるアドホック接続を特定するためメッシュネットワークをスキャンし、第2無線装置、第3無線装置又はメッシュネットワークを認証し、当該認証に基づき第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立することを含むものであってもよい。
具体例65.具体例60の方法であって、第1アドホックWLAN接続の確立後、第1無線装置から送信されるリクエストメッセージに応答して、マネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためのアドレス情報が、第2無線装置又は第3無線装置から受信されてもよい。
具体例66.具体例60の方法はまた、マネージメントオーソリティから発信される時間同期情報に基づき第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つと時間を同期させるステップを有してもよい。本例について、同期した時間は、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、QoS保証を充足させるため第1無線装置により利用されてもよい。
具体例67.具体例60の方法はまた、第1無線装置がマネージメントオーソリティとサービス合意を有するか判断するため、マネージメントオーソリティから検証リクエストを受信するステップを有してもよい。当該方法はまた、検証リクエストに応答して、識別情報を送信するステップを有してもよい。当該方法はまた、第1無線装置がマネージメントオーソリティとサービス合意を有し、またサービス合意に割り当てられた所与の識別情報に一致する第1無線装置の識別情報を認証したことに基づき、ルーティングテーブルを受信するステップを有してもよい。
具体例68.具体例60の方法はまた、マネージメントオーソリティにより提供されるサービスに対するサービスリクエストを送信し、第1無線装置によりマネージメントオーソリティに送信される遠隔測定データの少なくとも一部に基づきサービスリクエストに対するレスポンスを受信するステップを有してもよい。
具体例69.具体例68の方法であって、遠隔測定データは、第1無線装置の物理的位置を有し、マネージメントオーソリティにより提供されるサービスは、第1無線装置のバッテリを充電するための充電位置、第1無線装置が所与の物理的位置に到達するため移動する表面ルート、又は第1無線装置の位置の最も近くにある駐車場の物理的位置の特定を含むものであってもよい。
具体例70.具体例60の方法はまた、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づき更新された遠隔測定データをマネージメントオーソリティに送信し、更新された遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき、マネージメントオーソリティから更新されたルーティングテーブルを受信するステップを有してもよい。
具体例71.具体例60の方法であって、アドホックWLAN接続は、IEEE802.11−2012を含むIEEE802.11規格に関連する1以上の無線通信規格に従って動作するよう構成されてもよい。
具体例72.少なくとも1つのマシーン可読媒体は、無線装置におけるシステム上で実行されることに応答して、システムに具体例60〜71の何れか1つによる方法を実行させる複数の命令を有する。
具体例74.装置は、具体例60〜71の何れか1つの方法を実行する手段を有する。
具体例73.少なくとも1つのマシーン可読媒体は、第1無線装置におけるシステムにより実行されることに応答して、システムに第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立させ、第2アドホックWLAN接続を介し第2無線装置に接続される第3無線装置を少なくとも有するメッシュネットワークに接続させる複数の命令を有してもよい。当該命令はまた、第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つを介しメッシュネットワークに接続されるソフトウェアにより定義されるネットワーク(SDN)のマネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためのアドレス情報をシステムに受信させてもよい。当該命令はまた、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づきマネージメントオーソリティに遠隔測定データをシステムに送信させてもよい。当該命令はまた、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づきマネージメントオーソリティにより生成されるルーティングテーブルをシステムに受信させてもよい。ルーティングテーブルは、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするか、又は第1、第2又は第3無線装置を介しメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため第1無線装置により利用されてもよい。
具体例75.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、ネゴシエートされたセッションパラメータは、遠隔測定データを送信する頻度及び遠隔測定データのコンテンツを含むものであってもよい。
具体例76.具体例75の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、遠隔測定データのコンテンツは、第1無線装置の物理的位置、第1無線装置が第1ネットワーク又はSDNに接続しているかの通知、第1無線装置の移動情報のレート及び方向、第1無線装置の電源若しくはバッテリ情報、メッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため無線装置のそれぞれにより利用される処理ワークロード、又はメッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため第1無線装置のQoS保証の少なくとも1つを含むものであってもよい。
具体例77.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、第2無線装置は、SDNに接続されてもよい。本例について、遠隔測定データを送信するステップは、遠隔測定データを第2無線装置に転送することを含み、第2無線装置は、第1無線装置からの遠隔測定データをマネージメントオーソリティに転送可能であってもよい。
具体例78.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、第1アドホックWLAN接続を確立するステップは、第2又は第3無線装置との可能性のあるアドホック接続を特定するためメッシュネットワークをスキャンし、第2無線装置、第3無線装置又はメッシュネットワークを認証し、当該認証に基づき第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立することを含むものであってもよい。
具体例79.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、第1アドホックWLAN接続の確立後、第1無線装置から送信されるリクエストメッセージに応答して、マネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためのアドレス情報が、第2無線装置又は第3無線装置から受信されてもよい。
具体例80.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、当該命令はまた、マネージメントオーソリティから発信される時間同期情報に基づき第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つと時間をシステムに同期させてもよい。同期した時間は、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするため、QoS保証を充足させるため第1無線装置により利用されてもよい。
具体例81.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、当該命令はまた、第1無線装置がマネージメントオーソリティとサービス合意を有するか判断するため、マネージメントオーソリティから検証リクエストをシステムに受信させてもよい。当該命令はまた、検証リクエストに応答して、識別情報をシステムに送信させてもよい。当該命令はまた、第1無線装置がマネージメントオーソリティとサービス合意を有し、またサービス合意に割り当てられた所与の識別情報に一致する第1無線装置の識別情報を認証したことに基づき、ルーティングテーブルをシステムに受信させてもよい。
具体例82.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、当該命令はまた、システムにマネージメントオーソリティにより提供されるサービスに対するサービスリクエストを送信させ、第1無線装置によりマネージメントオーソリティに送信される遠隔測定データの少なくとも一部に基づきサービスリクエストに対するレスポンスを受信させてもよい。
具体例83.具体例82の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、遠隔測定データは、第1無線装置の物理的位置を有し、マネージメントオーソリティにより提供されるサービスは、第1無線装置のバッテリを充電するための充電位置、第1無線装置が所与の物理的位置に到達するため移動する表面ルート、又は第1無線装置の位置の最も近くにある駐車場の物理的位置の特定を含むものであってもよい。
具体例84.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体はまた、システムにネゴシエートされたセッションパラメータに基づき更新された遠隔測定データをマネージメントオーソリティに送信させ、更新された遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき、マネージメントオーソリティから更新されたルーティングテーブルを受信させてもよい。
具体例85.具体例74の少なくとも1つのマシーン可読媒体であって、アドホックWLAN接続は、IEEE802.11−2012を含むIEEE802.11規格に関連する1以上の無線通信規格に従って動作するよう構成されてもよい。
具体例86.第1無線装置のための一例となる装置は、第1無線装置の回路において、第2無線装置との第1アドホックWLAN接続を確立し、第2アドホックWLAN接続を介し第2無線装置に接続される第3無線装置を少なくとも有するメッシュネットワークに接続する手段を有してもよい。当該装置はまた、第1無線装置、第2無線装置又は第3無線装置の少なくとも1つを介しメッシュネットワークに接続されるSDNのマネージメントオーソリティに遠隔測定データを通信するためのアドレス情報を受信する手段を有してもよい。当該装置はまた、ネゴシエートされたセッションパラメータに基づきマネージメントオーソリティに遠隔測定データを送信する手段を有してもよい。当該装置はまた、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づきマネージメントオーソリティにより生成されるルーティングテーブルを受信する手段を有してもよい。ルーティングテーブルは、遠隔測定データに少なくとも部分的に基づき、メッシュネットワーク内でデータをルーティングするか、又は第1、第2又は第3無線装置を介しメッシュネットワークに接続される第1ネットワークにデータをルーティングするため第1無線装置により利用されてもよい。
具体例87.具体例86の装置であって、ネゴシエートされたセッションパラメータは、遠隔測定データを送信する頻度及び遠隔測定データのコンテンツを含むものであってもよい。
具体例88.具体例87の装置であって、遠隔測定データのコンテンツは、第1無線装置の物理的位置、第1無線装置が第1ネットワーク又はSDNに接続しているかの通知、第1無線装置の移動情報のレート及び方向、第1無線装置の電源若しくはバッテリ情報、メッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため無線装置のそれぞれにより利用される処理ワークロード、又はメッシュネットワークの内部若しくは外部にデータをルーティングするため第1無線装置のQoS保証の少なくとも1つを含むものであってもよい。
開示の概要は、読者が技術開示の性質を迅速に確認することを可能にする概要を要求する37C.F.R.Section 1.72(b)に従うため提供されていることが強調される。それは、請求項の範囲又は意味を解釈又は限定するのに利用されないという理解により提出されている。さらに、上記の詳細な説明では、各種機能は開示を省略するため単一の具体例に一緒にグループ化されていることが理解できる。開示の本方法は、請求された具体例が各請求項に明示的に記載されるものより多くの機能を要求するという意図を反映するものとして解釈されるべきでない。むしろ、以下の請求項が反映するように、本発明の主題は、開示された単一の具体例の全ての機能未満にある。従って、以下の請求項は、各請求項が別の具体例として自ら成り立つことによって、詳細な説明に援用される。添付した請求項において、“含む”及び“ここで”という用語はそれぞれ、“有する”及び“ここで”という用語の平易な英語の均等として用いられる。さらに、“第1”、“第2”、“第3”などは、単なるラベルとして用いられ、それらの対象に対して数値的な要求を課すことを意図していない。
主題は構成的特徴及び/又は方法ステップに特有の言語により説明されたが、添付した請求項に規定される主題は必ずしも上述した特定の特徴又はステップに限定されるものでないことが理解されるべきである。むしろ、上述した特定の特徴及びステップは、請求項を実現する一例となる形態として開示される。