JP6041659B2 - 近接センサー装置とドア - Google Patents

近接センサー装置とドア Download PDF

Info

Publication number
JP6041659B2
JP6041659B2 JP2012274200A JP2012274200A JP6041659B2 JP 6041659 B2 JP6041659 B2 JP 6041659B2 JP 2012274200 A JP2012274200 A JP 2012274200A JP 2012274200 A JP2012274200 A JP 2012274200A JP 6041659 B2 JP6041659 B2 JP 6041659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
induction electrode
proximity sensor
sensor device
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012274200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014118731A (ja
Inventor
雅隆 南
雅隆 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP2012274200A priority Critical patent/JP6041659B2/ja
Publication of JP2014118731A publication Critical patent/JP2014118731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6041659B2 publication Critical patent/JP6041659B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、人体の近接を静電容量の変化により検知する近接センサー装置と、この近接センサー装置を備えたドアに関する。
例えば、特許文献1には、車両用のドアに装着されたドアハンドル装置への人体の近接を検知する車両用ドアハンドル装置が記載されている。この車両用ドアハンドル装置は、ドアハンドルとアウターパネルとの間に挿入された利用者の手を静電容量の変化から検出することでロック機構の解錠と施錠を行わせる検出電極と、利用者が携帯する携帯機に認証のためのリクエスト信号を送信するアンテナを備えている。
特開2010−216176号公報
しかしながら、上述のような車両用ドアハンドル装置は、アンテナが送信するリクエスト信号を生成する回路の他に、検出電極に入力される高周波信号の生成回路(発振回路)を必要とするため、回路構成が複雑でコストが高くなるという問題がある。
そこで本発明は、従来技術が抱える上記課題を解決し得る近接センサー装置とこの近接センサー装置を備えたドアを提供しようとするものである。
上記の課題を解決するため、本発明の近接センサー装置は、
携帯機に対して認証のためのリクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記送信アンテナより送信された電波により誘導されて電界を発生する誘導電極と、前記誘導電極に近接して配置され前記誘導電極に静電結合される受信電極とを備え、前記受信電極の出力信号から、前記誘導電極または前記受信電極への人体の近接を検出することを特徴とする。
本発明の近接センサー装置は、更なる好ましい特徴として、
「前記誘導電極は、閉ループに形成されていること」、
「前記受信電極は、前記誘導電極に囲まれていること」、
「前記送信アンテナは、バーアンテナであり、
前記バーアンテナの長手方向と前記誘導電極面は略平行に配置され、
前記誘導電極は、前記バーアンテナの長手方向中央部に非配置であること」、
「前記携帯機が前記リクエスト信号を受信し、前記携帯機からのレスポンス信号をマイクロコンピュータが受信した後、
前記送信アンテナは、前記リクエスト信号の振幅値を所定期間小さくした信号を送信すること」、
を含む。
また、本発明のドアは、前記近接センサー装置を備えていることを特徴としているものである。
本発明の近接センサー装置は、リクエスト信号を送信する送信アンテナの電波を利用して誘導電極に電界を発生させ、この誘導電極と受信電極間の静電容量の変化を検知することにより人体の近接を検出する。このため、従来例のような検出電極に入力される高周波信号の生成回路(発振回路)や信号線が不要となり、コストを抑制することができる。
本発明の一実施形態例に係る車両用のドアの斜視図である。 本発明の一実施形態例に係る近接センサー装置を説明するためのブロック回路図である。 本発明の一実施形態例に係る近接センサー装置の電極を示す平面図である。 本発明の一実施形態例に係る近接センサー装置における送信アンテナの信号を説明する波形図である。 本発明の一実施形態例に係る解錠制御ルーチンである。 本発明の一実施形態例に係る近接センサー装置における受信電極の出力信号を示す図である。 本発明の一実施形態例に係る施錠制御ルーチンである。 本発明の別の実施形態例に係る近接センサー装置における送信アンテナの信号を説明する波形図である。 本発明の近接センサー装置に適用できる電極の変形例(a)、(b)である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に説明する。
(実施形態例)
本発明の実施形態例を図1ないし図7を用いて説明する。
本実施形態例は、車両用のドアに関するものであり、本例のドア101は、ドアハンドル102とアウターパネル103との間に挿入された利用者の手を検出する近接センサー装置1を備え、その検出結果に基づいてロック機構の解錠と施錠を行うものである。
ドアハンドル102は、アウターパネル103の外面に取り付けられている。
このドアハンドル102は、利用者が手を触れるグリップ104と、このグリップ104の一方の端部に設けたヒンジ部105と、他方の端部に設けたアーム部106を有する。
アウターパネル103内には、ドア101の解錠と施錠を行う不図示のロック機構が設けられている。
本例の近接センサー装置1は、誘導電極11と、受信電極12と、送信部20と、送信アンテナ30と、静電容量検出手段40と、受信部50と、マイクロコンピュータ60を有する。
誘導電極11は、後述の送信アンテナ30より送信された電波により誘導されて電界を発生するものである。この誘導電極11は、図2に示すように、ドアハンドル102内に設けられており、送信アンテナ30と隙間を介して配されている。また誘導電極11は、図3に示すように、平板の絶縁体基板13の片面に渦巻状の銅箔パターンとして形成されている。この誘導電極11の両端には、送信アンテナ30の電波によって誘導されやすいように、共振用コンデンサ14が接続されており、誘導電極11は交流的に閉ループとなっている。
この誘導電極11は、本例では、縦Yが30mm、横Xが30mm、厚み0.8mmとなっている。
受信電極12は、誘導電極11に近接してドアハンドル102内に配置され誘導電極11に静電結合されており、誘導電極11とコンデンサを形成するものである。この受信電極12は、図3に示すように、外周全周を誘導電極11に囲まれて誘導電極11と同一面に配されており、誘導電極11内に銅箔のベタパターンとして形成されている。すなわち、受信電極11は、誘導電極12に対する内パターンであり、誘導電極11は、受信電極12に対する外パターンとなっている。この受信電極12は、後述の静電容量検出手段40に接続されており、受信電極12の出力信号が静電容量検出手段40に入力されている。
送信部20は、図4に示すように、後述のマイクロコンピュータ60から出力されるリクエスト信号(図4(a))で140kHz程度の搬送波(図4(b))を振幅変調しており、送信アンテナ30にこの変調波形(図4(c))を出力しているものである。この送信部20は、アウターパネル103内に設けられている。
送信アンテナ30は、前記変調波形を入力されることにより、利用者が携帯する携帯機Sに対して認証のためのリクエスト信号を車両外部に送信している。本例の送信アンテナ30は、バーアンテナにより形成されており、グリップ104の長手方向と略平行に配されている。
この送信アンテナ30は、グリップ104内に設けられると共に、誘導電極11と近接して(数mm離されて)配されている。
なお、本例では、利用者の手がドアハンドル102とアウターパネル103との間に挿入された際、人の手を感度良く検出するため、誘導電極11面と受信電極12面はグリップ104の長手方向と略平行に配置している。よって、誘導電極11面と送信アンテナ30の長手方向は、略平行に配される。
静電容量検出手段40は、受信電極12の出力信号から、誘導電極11または受信電極12への人の手(人体)の近接を検出するものである。具体的には、静電結合された誘導電極11と受信電極12に人の手が近接すると、誘導電極11と受信電極12間の静電容量が変化(減少)し、静電容量検出手段40は、この静電容量の変化を受信電極12の出力信号を用いて検出している。
本例の静電容量検出手段40は、不図示の、前段の整流回路と、後段のコンパレータを備え、アウターパネル103内に設けられている。
整流回路は、ダイオードと平滑コンデンサを有する全波整流回路である。この整流回路の入力には、受信電極12の出力が接続されており、この整流回路は、受信電極12に現れる電圧波形を直流に変換し、最大電圧値V1を出力する。
コンパレータは、最大電圧値V1と、後述の基準電圧値V2と、を比較した結果を出力するものである。このコンパレータの入力は、前記整流回路の出力に接続されており、このコンパレータの出力は、後述のマイクロコンピュータ60の入力に接続されている。
受信部50は、図2に示すように、UHFの受信アンテナ51を介して携帯機Sからのレスポンス信号を受信するものであり、アウターパネル103内に設けられている。この受信部50の出力は、マイクロコンピュータ60に入力されている。
マイクロコンピュータ60は、送信部20に利用者が携帯する携帯機Sに対して認証のためのリクエスト信号を出力しており、アウターパネル103内に設けられている。このマイクロコンピュータ60には、静電容量検出手段40(前記コンパレータ)の出力が入力されている。
次に、ドアロック機構の解錠制御ルーチンと施錠制御ルーチンを説明する。
[解錠制御ルーチン]
解錠制御ルーチンの概要を図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、マイクロコンピュータ60は、送信部20にリクエスト信号の送信を行わせる制御信号を出力する。これに従い、送信部20は、140kHz程度のLF(low frequency)帯域の搬送波を用いてドアIDや施錠状態であること等を示す情報等が付与されたリクエスト信号を生成し、送信アンテナ30から車外に向けて送信する(S101)。
車両近傍にいた利用者の携帯する携帯機Sがリクエスト信号を受信した場合、携帯機Sはレスポンス信号を送信する。このレスポンス信号は、300MHz程度のUHF(ultra high frequency)帯域の搬送波を用いて変調している。このレスポンス信号には、携帯機Sに記憶しているユーザIDと、リクエスト信号から取得したドアIDが含まれる。この携帯機Sは、送信アンテナから数m以内にある場合にリクエスト信号を受信できるものである。
このレスポンス信号は、UHFの受信アンテナ51により受信され、マイクロコンピュータ60がこのレスポンス信号を取得する。マイクロコンピュータ60は、予め記憶しているユーザIDと、レスポンス信号から取得したドアIDを照合し、それぞれのIDが一致した場合に認証が成立する(S102〜S104)。
認証が成立した場合、マイクロコンピュータ60は、静電容量検出手段40の出力信号を入力して人の手の近接の有無を検出する(S105、S106)。
具体的には、誘導電極11または受信電極12に人の手が近接していないときは、誘導電極11と受信電極12によってコンデンサが形成されているため、図6(a)に示すように、受信電極12の出力に、振幅の高い変調波形(振幅H1)が現れる。
一方、誘導電極11または受信電極12間に人の手が近接しているときは、人の手が第3の電極として機能して、誘導電極11と受信電極12と人の手とともにコンデンサが形成される。そして、誘導電極11と人の手によるコンデンサは大地へのバイパスコンデンサとして機能することになり、図6(b)に示すように、受信電極12の出力に、振幅の低い変調波形(振幅H2)が現れる。
すなわち、誘導電極11または受信電極12に人の手が近接すると、誘導電極11と受信電極12間の静電容量が変化して、この静電容量の変化が変調波形の振幅値の変化として検出される。したがって、変調波形の振幅の変化を静電容量検出手段により検出することにより、人の手の近接の有無に対応した出力信号が得られる。
より具体的には、受信電極12に現れる最大電圧値V1と、基準電圧値V2(誘導電極11または受信電極12に人の手が近接していない場合の最大電圧値V3より低く、誘導電極11または受信電極12に人の手が近接した場合の最大電圧値V4より高い電圧値)が、前記コンパレータにそれぞれ入力されている。そして、最大電圧値V1が基準電圧値V2より低いと、前記コンパレータは例えばローレベルを出力し、マイクロコンピュータ60は、誘導電極11または受信電極12付近に人体の有ることを検出する。また、最大電圧値V1が基準電圧値V2より高いと、前記コンパレータは例えばハイレベルを出力して、マイクロコンピュータ60は、誘導電極11または受信電極12付近に人体の無いことを検出する。
そして、マイクロコンピュータ60は、ドアハンドル102とアウターパネル103との間に人の手が挿入されたことを検出すると、解錠制御信号をロック機構に出力して、ロック機構は、解錠動作を行う(S107)。
[施錠制御ルーチン]
次に、施錠制御ルーチンを図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、ドアが開閉され利用者が車外に出たかどうか判断される(S201)。そして、利用者が車外に出てドアが閉じられた場合、マイクロコンピュータ60は、送信部20にリクエスト信号の送信を行わせる制御信号を出力する。これに従い、送信部20は、140kHz程度のLF(low frequency)帯域の搬送波を用いてドアIDや解錠状態であること等を示す情報等が付与されたリクエスト信号を生成し、このリクエスト信号を送信アンテナ30から車外に向けて送信する(S202)。
車両近傍にいた利用者の携帯する携帯機Sがリクエスト信号を受信した場合、携帯機Sはレスポンス信号を送信する。このレスポンス信号は、300MHz程度のUHF(ultra high frequency)帯域の搬送波を用いてレスポンス信号を変調する。このレスポンス信号には、携帯機Sに記憶しているユーザIDと、リクエスト信号から取得したドアIDが含まれる。
このレスポンス信号は、UHFの受信アンテナ51により受信され、マイクロコンピュータ60がこのレスポンス信号を取得する。マイクロコンピュータ60は、予め記憶しているユーザIDと、レスポンス信号から取得したドアIDを照合し、それぞれのIDが一致した場合に認証が成立する(S203〜S205)。
認証が成立した場合、マイクロコンピュータ60は、静電容量検出手段40の出力信号を入力して人の手の近接の有無を、先のS105、S106と同様にして検出する(S206、S207)。
そして、マイクロコンピュータ60は、ドアハンドル102とアウターパネル103との間に人の手が挿入されたことを検出すると、施錠制御信号をロック機構に出力し、ロック機構は、施錠動作を行う(S208)。
以上のように、本例の近接センサー装置1は、利用者が携帯する携帯機Sに対して認証のためのリクエスト信号を送信する送信アンテナ30と、送信アンテナ30より送信された電波により誘導されて電界を発生する誘導電極11と、誘導電極11に近接して配置され誘導電極11に静電結合される受信電極12とを備え、受信電極12の出力信号から、誘導電極11または受信電極12への人体の近接を検出する。
このように、本例の近接センサー装置1は、リクエスト信号を送信する送信アンテナの電波を利用して誘導電極に電界を発生させ、この誘導電極と受信電極間の静電容量の変化を検知することにより人体の近接を検出する。このため、従来例のような検出電極に入力される高周波信号の生成回路(発振回路)が不要となる。
そのため、本例の近接センサー装置をドアに装着すると、ドア内の配置スペースが小さくてすみ、低コスト化ができる。
また、送信アンテナの電波を用いて誘導電極に電界を誘導していることにより、従来例のような信号線が不要となるため、送信アンテナと誘導電極を配置する設計自由度が向上して、軽量化ができる。
また、本例の誘導電極11は、閉ループに形成されていることにより、送信アンテナより送信された電波により誘導されやすくなり、検知感度を向上できる。
また、本例の受信電極12は、誘導電極11に囲まれている(すなわち、受信電極11は内パターン、誘導電極12は外パターンである)ため、受信電極12が外パターンで誘導電極11が内パターンである場合に比べて、誘導電極は、送信アンテナより送信された電波により誘導されやすくなる。
また、本例のように、送信アンテナ30がバーアンテナの場合は、図2に示されるように、バーアンテナの長手方向と誘導電極11面が略平行になるように配置し、誘導電極11がバーアンテナの長手方向中央部に配されないようにすることが好ましいものである。
すなわち、誘導電極11がバーアンテナの長手方向中央部に配されてしまうと、バーアンテナの長手方向中央部は弱い電波となるため、誘導電極11に誘導される電界が低下してしまう恐れがある。
一方、図2の例のように、誘導電極11をバーアンテナの長手方向中央部(図2中のセンターラインC上)を避けて配することにより、誘導電極11はバーアンテナの長手方向両端部にて発生する強い電波により誘導されやすくなり、検知感度を向上できる。
また、本例ではリクエスト信号の振幅値を一定にしているが、携帯機Sがリクエスト信号を受信し、携帯機Sからのレスポンス信号をマイクロコンピュータ60が受信した後は、リクエスト信号の振幅値を所定期間小さくするのが好ましい。
すなわち、本例では、利用者が携帯する携帯機Sは、ドアハンドル102に装着された送信アンテナ30から数m離れても電波を受信できるように設計され、ドアハンドル102内に設けられた誘導電極11は、送信アンテナ30から数mm離れて配置されている。このような状態にあって、誘導電極11は携帯機Sに比べ非常に近く配されて誘導されやすいため、人の手が近接した際の受信電極の出力波形の動作点が高くなって飽和しやすくなり、その結果、電界の変化率が小さくなり、検知感度が低下してしまう場合がある。
一方、携帯機Sがリクエスト信号を受信し、携帯機Sからのレスポンス信号をマイクロコンピュータ60が受信した後、リクエスト信号の振幅値を所定期間小さくした信号を送信するようにした場合には、人の手が近接した際の受信電極の出力波形の動作点が低くとれ、電界の変化率が大きくなり、検知感度を向上できる。
具体的な手段として、マイクロコンピュータ60は、利用者が携帯する携帯機Sに対して認証のためのリクエスト信号の振幅値を所定期間小さくして(図8(a)のT1、H3)出力する。そして、送信部20は、このリクエスト信号で140kHz程度の帯域の搬送波(図8(b))を振幅変調し、送信アンテナ30にこの変調波形を出力し、送信アンテナ30は、この変調波形(図8(c))を送信する。
また、本例のドア101は、前記近接センサー装置1を備えていることにより、従来例のような信号線を用いることなく利用者の手の近接を検出できるため、ドア内に配置された、送信アンテナと誘導電極との設計自由度が向上できるものである。
以上、本発明の実施形態例を説明したが、本発明はこれらの実施形態例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態例を適宜に変形可能である。
誘導電極11は、送信アンテナ30と隙間を介して電界を誘導されているが、電気的に絶縁された状態で送信アンテナ30と当接して電界を誘導されてもよい。
また、誘導電極11と受信電極12が静電結合され人体が近接したことを検出できれば、誘導電極11と受信電極12の形状、大きさ、配置、材質は特に限定されない。
例えば、誘導電極11は、渦巻状の銅箔パターンとして形成されているが、図9(a)に示すように、誘導電極11Aは、中抜きされた四角形状の銅箔パターン(閉ループ形状)として形成されてもいい。
また、受信電極12は、誘導電極11に囲まれているが、図9(b)に示すように、誘導電極11Bと受信電極12Bが、それぞれ、中抜きされた四角形状の銅箔パターン(閉ループ形状)として形成され、誘導電極11Bは、受信電極12Bに囲まれるように形成されてもよい。
また、閉ループ形状に比べて発生する電界が減少するが、誘導電極11は、開口端のあるC字状の形状でもよい。
以上、本例の近接センサー装置1は、車両用のドアに装着された場合について説明してきたが、住宅用のドアに装着された場合にも適用できるものである。
1 近接センサー装置
11 誘導電極
11A 誘導電極
11B 誘導電極
12 受信電極
12B 受信電極
13 絶縁体基板
14 共振用コンデンサ
20 送信部
30 送信アンテナ
40 静電容量検出手段
50 受信部
51 受信アンテナ
60 マイクロコンピュータ
101 ドア
102 ドアハンドル
103 アウターパネル
104 グリップ
105 ヒンジ部
106 アーム部
S 携帯機

Claims (6)

  1. 携帯機に対して認証のためのリクエスト信号を送信する送信アンテナと、前記送信アンテナより送信された電波により誘導されて電界を発生する誘導電極と、前記誘導電極に近接して配置され前記誘導電極に静電結合される受信電極とを備え、前記受信電極の出力信号から、前記誘導電極または前記受信電極への人体の近接を検出することを特徴とする近接センサー装置。
  2. 前記誘導電極は、閉ループに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の近接センサー装置。
  3. 前記受信電極は、前記誘導電極に囲まれていることを特徴とすることを特徴とする請求項1または2に記載の近接センサー装置。
  4. 前記送信アンテナは、バーアンテナであり、
    前記バーアンテナの長手方向と前記誘導電極面は略平行に配置され、
    前記誘導電極は、前記バーアンテナの長手方向中央部に非配置であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の近接センサー装置。
  5. 前記携帯機が前記リクエスト信号を受信し、前記携帯機からのレスポンス信号をマイクロコンピュータが受信した後、
    前記送信アンテナは、前記リクエスト信号の振幅値を所定期間小さくした信号を送信することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の近接センサー装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の近接センサー装置を備えるドア。
JP2012274200A 2012-12-17 2012-12-17 近接センサー装置とドア Expired - Fee Related JP6041659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274200A JP6041659B2 (ja) 2012-12-17 2012-12-17 近接センサー装置とドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274200A JP6041659B2 (ja) 2012-12-17 2012-12-17 近接センサー装置とドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014118731A JP2014118731A (ja) 2014-06-30
JP6041659B2 true JP6041659B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=51173811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012274200A Expired - Fee Related JP6041659B2 (ja) 2012-12-17 2012-12-17 近接センサー装置とドア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6041659B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106088809A (zh) * 2016-06-27 2016-11-09 无锡迪奥机械有限公司 一种可吸附静电的门把手
CN109661085A (zh) * 2018-12-29 2019-04-19 桂林凯歌信息科技有限公司 基于感应电场的动静态人体感应灯及控制方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209525A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Sumida Corporation ドアハンドル
JP2010216176A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアハンドル装置
JP5589869B2 (ja) * 2011-01-27 2014-09-17 アイシン精機株式会社 車両用ドアハンドル装置
JP5292567B2 (ja) * 2012-05-18 2013-09-18 株式会社フジクラ 人体接近検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014118731A (ja) 2014-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6734526B2 (ja) 静電容量式近接センサおよびこの静電容量式近接センサを備えるドアハンドル装置
JP7107547B2 (ja) 静電容量式近接センサおよびこの静電容量式近接センサを用いた人体検知方法
US9411993B2 (en) RFID detection system
KR102225731B1 (ko) 휴대용 액세스 디바이스로부터 차량 기능을 활성화시키기 위한 방법 및 연관된 활성화 모듈
JP4665991B2 (ja) 無線エネルギ伝送装置及び無線エネルギ伝送方法
CN108072904B (zh) 静电电容式接近传感器及门拉手装置
JP5589870B2 (ja) 車両用ドアハンドル装置
JP5271183B2 (ja) 通信装置及び通信方法
US11336332B2 (en) Contactless communication repeater remote power device for a motor vehicle door handle
JP2017031609A (ja) アンテナ駆動装置
US10689880B2 (en) Remote power supply, position sensor and wireless communication device for an extendable door handle
KR20180057650A (ko) 무선 전력 전송 시스템과 무선 통신하는 차량 시스템 간의 호환 동작을 위한 방법 및 시스템
JP6041659B2 (ja) 近接センサー装置とドア
US20150336463A1 (en) Active electromagnetic interference mitigation system and method
JP6308936B2 (ja) キーレスエントリー装置
KR20190121337A (ko) 자동차의 개방 가능 패널에의 사람 손의 존재의 검출
JP6161300B2 (ja) 人体検知装置およびこの人体検知装置を備えたキー閉じ込め解除装置
JP5755356B1 (ja) キーレスシステム及び携帯機
JP2012059220A (ja) 通信モード設定装置
JP2022075136A (ja) ドアハンドル装置
JP5485698B2 (ja) 信号送信/受信装置
JP5169759B2 (ja) 触手検出装置および車両制御システム
JP5216705B2 (ja) 受信機
US20230065436A1 (en) Authentication system, and user interface device
JP2010064716A (ja) 静電容量式接触検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6041659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees