JP6040639B2 - 圧延機の制御システムおよび制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態にかかる圧延機の構成例を示す断面図である。図1に示されるように、本発明の実施形態にかかる圧延機1は、被圧延材Mのパスラインを挟んで上下に1対のワークロール2a,2bを備える構造である。上側のワークロール2aは、上方に配置されたバックアップロール3aによって下方に圧延荷重が印加される構造を有している。一方、下側のワークロール2bは、下方に配置されたバックアップロール3bによって上方に圧延荷重が印加される構造を有している。このように1対のワークロール2a,2bは、被圧延材Mをそれぞれ上下から圧延荷重を印加する構成となっている。
次に、圧延機1により圧延される被圧延材Mの端部形状について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態にかかる圧延機の制御システムの概略構成を示す模式図である。図3に示されるように、本発明の第1実施形態にかかる圧延機の制御システムは、第1の圧延機1aと、第2の圧延機1bと、制御部10とを備える。また、第1の圧延機1aおよび第2の圧延機1bの出側には、形状測定器11が設けられ、形状測定器11が第1の圧延機1aおよび第2の圧延機1bにより圧延された被圧延材Mの端部の形状を測定する。
ここで、dはワークロール2a,2b間の開度であり、Pは被圧延材Mに印加される圧延荷重であり、Kは第1の圧延機1aのミル剛性である。同様の関係式が第2の圧延機1bにおいても成り立つ。なお、一般に第1の圧延機1aのミル剛性Kと第2の圧延機1bのミル剛性K’とは異なる値であるが、装置に固有の既知定数である。したがって、圧延荷重予測手段10bは、上記式(1)に基づいて、第1の圧延機1aのワークロール2a,2b間の開度dおよび圧延荷重Pの実績から第2の圧延機1bにおける圧延荷重を予測することができる。
ΔS=α×F×V/C ・・・(2)
ここで、αは、実験により定められる定数であり、開度調節機構9の油圧シリンダ内の油柱のバネ定数、被圧延材Mの幅、および被圧延材Mの塑性定数などに依存する定数である。また、Fは、第2の圧延機1bにおける圧延荷重の予測値であり、Vは、第2の圧延機1bに被圧延材Mが噛み込まれる際の被圧延材Mの速度であり、Cは、第1の圧延機1aにより圧延された被圧延材Mの先端部のクロップ長である。
ΔS=α×F×f(ΔA/Δt) ・・・(3)
ここで、ΔA/Δtは、被圧延材Mが第2の圧延機1bのワークロール2a,2bの間に噛み込まれる幅の時間変化量であり、fは、被圧延材Mの端部形状に基づいて選択される関数である。つまり、図2に例示したように、被圧延材Mの端部形状は異なるので、これらの形状に基づいて最適な関数fが選択される。すなわち、上記式(2)では、被圧延材Mの端部における圧延荷重は、先端の噛み込み時からクロップ長の終点の圧延まで直線的に変化すると仮定しているが、上記式(3)では、この圧延荷重の変化が一般化されている。
次に、図7を参照しながら本発明の実施形態にかかる圧延機の制御方法について説明する。以下では、本発明の実施形態にかかる圧延機の制御システムの構成にかかる図面を参照しながら、本発明の実施形態にかかる圧延機の制御方法を説明するが、本発明の実施形態にかかる圧延機の制御方法の実施は、これら図面の構成により限定されるものではない。
最後に、本発明の実施形態にかかる圧延機の制御システムおよび制御方法の効果について説明する。
2a,2b ワークロール
3a,3b バックアップロール
4a,4b ワークロールチョック
5 ハウジング
6 シリンダ
7a,7b バックアップロールチョック
8 圧下シリンダ
9 開度調節機構
9a 油圧シリンダ
9b サーボ弁
9c フォースモータ
9d 開度制御部
9e 油柱高さセンサー
10 制御部
10a クロップ長取得手段
10b 圧延荷重予測手段
10c 設定速度取得手段
10d 補正量計算手段
11 形状測定器
12 設定入力手段
13 荷重計
14 開度計
Claims (4)
- 前圧延工程の圧延機の出側に設けられ、次圧延工程における被圧延材の先端の形状を測定する形状測定手段と、
前記形状測定手段による測定に基づいて前記被圧延材の先端の位置から圧延の目標幅に至る最初の位置までの長さとしてのクロップ長を取得するクロップ長取得手段と、
前記前圧延工程におけるワークロール間の開度および圧延荷重の実績を取得して、前記次圧延工程における圧延荷重を予測する圧延荷重予測手段と、
前記次圧延工程における前記被圧延材の噛み込み速度を取得する設定速度取得手段と、
前記クロップ長と前記次圧延工程における圧延荷重および前記被圧延材の噛み込み速度とに基づいて、前記次圧延工程の圧延機におけるワークロール間の開度にかかる補正量を計算する補正量計算手段と、
前記補正量に基づいて前記次圧延工程の圧延機におけるワークロール間の開度を補正する開度調節手段と、
を備え、
前記補正量は、下式のΔSとして計算されることを特徴とする圧延機の制御システム。
ΔS=α×F×V/C
ここで、Fは、前記次圧延工程の圧延機における圧延荷重の予測値であり、Vは、前記次圧延工程の圧延機に前記被圧延材が噛み込まれる際の前記被圧延材の速度であり、Cは、前記前圧延工程の圧延機により圧延された前記被圧延材の先端部のクロップ長であり、αは定数である。 - 前記前圧延工程の圧延機と前記次圧延工程の圧延機とは同一の圧延機であり、前記被圧延材が前記同一の圧延機を往復して通板されることにより前記前圧延工程と前記次圧延工程とが構成されることを特徴とする請求項1に記載の圧延機の制御システム。
- 前記開度調節手段は、油圧シリンダ内の油量を調節することにより前記次圧延工程の圧延機におけるワークロール間の開度を調整し、
前記補正量は、前記油圧シリンダ内の油量に関する補正量であること、
を特徴とする請求項1または2に記載の圧延機の制御システム。 - 少なくとも前圧延工程と次圧延工程とを有する圧延工程により被圧延材を圧延する圧延機の制御方法であって、
前記前圧延工程において圧延された前記被圧延材の先端の位置から圧延の目標幅に至る最初の位置までの長さとしてのクロップ長を取得するクロップ長取得ステップと、
前記前圧延工程におけるワークロール間の開度および圧延荷重の実績を取得して、前記次圧延工程における圧延荷重を予測する圧延荷重予測ステップと、
前記次圧延工程における前記被圧延材の噛み込み速度を取得する設定速度取得ステップと、
前記クロップ長と前記次圧延工程における圧延荷重および前記被圧延材の噛み込み速度とに基づいて、前記次圧延工程の圧延機におけるワークロール間の開度にかかる補正量を計算する補正量計算ステップと、
前記補正量に基づいて前記次圧延工程の圧延機におけるワークロール間の開度を補正する開度調節ステップと、
を含み、
前記補正量は、下式のΔSとして計算されることを特徴とする圧延機の制御方法。
ΔS=α×F×V/C
ここで、Fは、前記次圧延工程の圧延機における圧延荷重の予測値であり、Vは、前記次圧延工程の圧延機に前記被圧延材が噛み込まれる際の前記被圧延材の速度であり、Cは、前記前圧延工程の圧延機により圧延された前記被圧延材の先端部のクロップ長であり、αは定数である。
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