JP6037058B2 - データ伝送のための方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信分野に関し、特に、データ伝送のための方法および装置に関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略してLTE)プロジェクトは、移動体通信技術の第3世代(3rd-generation、略して3G)から進化したもので、3Gのエアアクセス技術を改善し、機能強化して、セルのエッジユーザのパフォーマンスを改善し、セル容量を増加させ、システム遅延を低減する。LTEアドバンスト(LTE-Advanced、略してLTE-A)は、LTEのその後の進化版であり、LTEとの完全な互換性を有する。多くの新しい技術、たとえば、中継技術、協調マルチポイント伝送、およびキャリアアグリゲーションがLTE-Aに導入され、これにより、ユーザに、ネットワークエクスペリエンスの向上を提供し、より柔軟なネットワーク構成を提供する。一般的に、LTEおよびLTE-Aは、LTE技術と総称される。
LTE技術において、ダウンリンクチャネルへの適応を高めるために、ユーザ機器は、ダウンリンクチャネルのチャネル品質インジケータ(Channel quality index、略してCQI)をフィードバックする必要があり、基地局は、ダウンリンクデータを伝送するために、ユーザ機器によってフィードバックされたCQIに従って、適切な変調符号化方式(modulation coding scheme、略してMCS)を選択する。このように、ダウンリンクチャネルの品質が完全に利用され、伝送効率が最大化され得る。
CQIを算出するときに、ユーザ機器は、基地局のダウンリンクデータの伝送モードを予め想定することを必要とし、想定された伝送方式に従ってCQIを算出し、そのCQIを基地局にフィードバックする。しかし、ダウンリンク伝送を実行するときに、基地局が別の伝送モードを使用することがあり、このことが正確なダウンリンクCQIが取得され得ないという状況を引き起こし、したがって、適切なMCSが、ダウンリンクデータを伝送すると判定され得ない。その結果、ダウンリンクチャネルの品質は、完全には利用され得ず、伝送効率が影響を受ける。
本発明の実施形態は、ダウンリンク伝送効率を改善することができる、データ伝送のための方法および装置を実現する。
第1の態様によれば、データ伝送のための方法が提供され、この方法は、
測定セット(measurement set)内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を決定するステップであって、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得される、ステップと、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット(transmission set)内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべき(to-be-transmitted)データストリームの、各サブバンド上の、信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio)SINRを決定するステップであって、伝送セットは、測定セットのサブセットである、ステップと、
伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRを組み合わせて伝送されるべきデータストリームのSINRを取得するステップと、
伝送されるべきデータストリームのSINRに従って伝送されるべきデータストリームの変調符号化方式MCSを決定し、それにより、伝送セット内の各セルは、MCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する、ステップとを含む。
第1の態様に関して、第1の態様の第1の可能な実装方式において、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するステップは、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力と、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力とに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するステップとを含む。
第1の態様に関して、第1の態様の第2の可能な実装方式において、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するステップは、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンス(signal sequence)を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスと、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスと、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスとに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するステップとを含む。
第1の態様の第1の可能な実装方式または第1の態様の第2の可能な実装方式に関して、第1の態様の第3の可能な実装方式において、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップは、
伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従ってユーザ機器によって取得されるチャネル品質インジケータCQI情報を取得するステップと、
CQI情報と測定セット内の各セルの各サブバンドに対応するアップリンクチャネル推定値とに従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップとを含む。
第1の態様の第3の可能な実装方式に関して、第1の態様の第4の可能な実装方式において、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号とサービングセルを除く別のセルの干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップを含むか、または
ユーザ機器が、閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップを含み、
測定セットμMには合計M個のセルがあり、測定セット内のセル数はm=1,2,...,Mであり、セルは、m=1のときにサービングセルであり、伝送セットμT内に合計T個のセルがあり、伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのセル特有の基準信号CRSの仮想アンテナマッピング行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値である。
第1の態様の第3の可能な実装方式に関して、第1の態様の第5の可能な実装方式において、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップを含むか、または
ユーザ機器が、TM8閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップを含むか、または
ユーザ機器が、TM9閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップを含み、
Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのCRSのVAM行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、sb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対干渉雑音比であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルのチャネル状態情報基準信号CSI-RSのVAM行列である。
第1の態様の第1の可能な実装方式または第2の可能な実装方式に関して、第1の態様の第6の可能な実装方式において、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、SINRを決定するステップは、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップであって、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力との比は一定である、ステップとを含む。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実装方式、第1の態様の第2の可能な実装方式、第1の態様の第3の可能な実装方式、第1の態様の第4の可能な実装方式、第1の態様の第5の可能な実装方式、または第1の態様の第6の可能な実装方式に関して、第1の態様の第7の可能な実装方式において、伝送されるべきデータストリームのMCSを決定するステップは、
伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームのSINRに最も近くより小さい、マッピング関係における、SINRに対応するMCSを各データストリームのSINRとして決定するステップを含む。
第2の態様によれば、データ伝送のための装置が実現され、この装置は
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を決定するように構成された第1の決定ユニットであって、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得される、第1の決定ユニットと、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、信号対干渉雑音比SINRを決定するように構成された第2の決定ユニットであって、伝送セットは、測定セットのサブセットである、第2の決定ユニットと、
伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRを組み合わせて伝送されるべきデータストリームのSINRを取得するように構成された取得ユニットと、
伝送されるべきデータストリームのSINRに従って伝送されるべきデータストリームの変調符号化方式MCSを決定し、それにより、伝送セット内の各セルは、MCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する、ように構成された第3の決定ユニットとを備える。
第2の態様に関して、第2の態様の第1の可能な実装方式において、第2の決定ユニットは、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力と、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力とに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するように特に構成される。
第2の態様に関して、第2の態様の第2の可能な実装方式において、第2の決定ユニットは、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスを決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスと、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスと、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスとに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するように特に構成される。
第2の態様の第1の可能な実装方式または第2の態様の第2の可能な実装方式に関して、第2の態様の第3の可能な実装方式において、第2の決定ユニットは、
伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従ってユーザ機器によって取得されるチャネル品質インジケータCQI情報を取得し、
CQI情報と測定セット内の各セルの各サブバンドに対応するアップリンクチャネル推定値とに従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成される。
第2の態様の第3の可能な実装方式に関して、第2の態様の第4の可能な実装方式において、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号とサービングセルを除く別のセルの干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、または
ユーザ機器が、閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成され、
測定セットμM内に合計M個のセルがあり、測定セット内のセル数は、m=1,2,...,Mであり、セルは、m=1のときにサービングセルであり、伝送セットμT内に合計T個のセルがあり、伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのCRSの仮想アンテナマッピング行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値である。
第2の態様の第3の可能な実装方式に関して、第2の態様の第5の可能な実装方式において、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、または
ユーザ機器が、TM8閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、または
ユーザ機器が、TM9閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成され、
Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのセル特有の基準信号CRSのVAM行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、sb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルのCSI-RSのVAM行列である。
第2の態様の第1の可能な実装方式または第2の可能な実装方式に関して、第2の態様の第6の可能な実装方式において、第2の決定ユニットは、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力との比は一定である、ように特に構成される。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実装方式、第2の態様の第2の可能な実装方式、第2の態様の第3の可能な実装方式、第2の態様の第4の可能な実装方式、第2の態様の第5の可能な実装方式、または第2の態様の第6の可能な実装方式に関して、第2の態様の第7の可能な実装方式において、第3の決定ユニットは、
伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームのSINRに最も近くより小さい、マッピング関係における、SINRに対応するMCSを各データストリームのSINRとして決定するように特に構成される。
第3の態様によれば、受信機、送信機、メモリ、およびプロセッサを備えるデータ伝送のための装置が実現され、プログラムコードがメモリに記憶され、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
受信機を使用することによって測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を受信するオペレーションであって、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得される、オペレーションと、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、信号対干渉雑音比SINRを決定するオペレーションであって、伝送セットは、測定セットのサブセットである、オペレーションと、
伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRを組み合わせて伝送されるべきデータストリームのSINRを取得するオペレーションと、
伝送されるべきデータストリームのSINRに従って伝送されるべきデータストリームの変調符号化方式MCSを決定するオペレーションと、
送信機を使用することによって伝送されるべきデータストリームのMCSを伝送セット内の各セルに送信し、それにより、伝送セット内の各セルがMCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する、オペレーションとを実行する。
第3の態様に関して、第3の態様の第1の可能な実装方式において、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力と、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力とに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するオペレーションとを特に実行する。
第3の態様に関して、第3の態様の第2の可能な実装方式において、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスを決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスと、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスと、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスとに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するオペレーションとを特に実行する。
第3の態様の第1の可能な実装方式または第3の態様の第2の可能な実装方式に関して、第3の態様の第3の可能な実装方式において、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従ってユーザ機器によって取得されるチャネル品質インジケータCQI情報を取得するオペレーションと、
CQI情報と測定セット内の各セルの各サブバンドに対応するアップリンクチャネル推定値とに従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションとを特に実行する。
第3の態様の第3の可能な実装方式に関して、第3の態様の第4の可能な実装方式において、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号とサービングセルを除く別のセルの干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行するか、または
ユーザ機器が、閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行し、
測定セットμM内に合計M個のセルがあり、測定セット内のセル数は、m=1,2,...,Mであり、セルは、m=1のときにサービングセルであり、伝送セットμT内に合計T個のセルがあり、伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのセル特有の基準信号CRSの仮想アンテナマッピング行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値である。
第3の態様の第3の可能な実装方式に関して、第3の態様の第5の可能な実装方式において、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行するか、または
ユーザ機器が、TM8閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行するか、または
ユーザ機器が、TM9閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行し、
Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのCRSのVAM行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、sb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルのチャネル状態情報基準信号CSI-RSのVAM行列である。
第3の態様の第1の可能な実装方式または第2の可能な実装方式に関して、第3の態様の第6の可能な実装方式において、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションであって、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力との比は一定である、オペレーションとを特に実行する。
第3の態様、第3の態様の第1の可能な実装方式、第3の態様の第2の可能な実装方式、第3の態様の第3の可能な実装方式、第3の態様の第4の可能な実装方式、第3の態様の第5の可能な実装方式、または第3の態様の第6の可能な実装方式に関して、第3の態様の第7の可能な実装方式において、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムコードを呼び出して、
伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームのSINRに最も近くより小さい、マッピング関係における、SINRに対応するMCSを各データストリームのSINRとして決定するオペレーションを特に実行する。
本発明の実施形態において、アップリンクチャネルは、ユーザ機器によって伝送される基準信号を使用することによって検出され、チャネル推定は、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を取得するために、基準信号を使用することによって実行される。アップリンクとダウンリンクとの間の互換性があるため、ダウンリンクデータストリームのSINRは、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を使用することによって算出され、ダウンリンクデータストリームを伝送するためのMCSは、ダウンリンクデータストリームのSINRに従って算出され、ダウンリンクMCSは、より正確に算出され、これにより、ダウンリンクMCSがダウンリンクチャネル品質と一致する程度を改善し、それにより、ダウンリンクスペクトル効率を改善することができる。
本発明の実施形態における技術的ソリューションをより明確に説明するために、以下において、本発明の実施形態の説明に必要な添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明の添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているにすぎず、当業者であれば、創造的労力を費やすことなくこれらの添付図面から他の図面を導き出すことができる。
本発明の一実施形態によるデータ伝送のための方法の概略フローチャートである。 本発明の別の実施形態によるデータ伝送のための方法の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態によるデータ伝送のための装置の概略ブロック図である。 本発明の別の実施形態によるデータ伝送のための装置の概略ブロック図である。
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照しつつ本発明の実施形態の技術的解決方法について明確に、かつ完全に説明する。明らかに、説明されている実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなくむしろ一部である。創造的労力を費やすことなく本発明の実施形態に基づいて当業者が得る他のすべての実施形態は、本発明の保護の範囲内に収まるものとする。
図1は、本発明の一実施形態によるデータ伝送のための方法100の概略フローチャートである。図1に示されているように、方法100は、以下のステップを含む。
S110:ユーザ機器からユーザ機器の測定セット内の各セルへの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を決定し、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得され、基準信号は、サウンディング基準信号(Sounding Reference Signal、略してSRS)であるか、または別の基準信号であってよく、これは本発明の他の実施形態において限定されない。
S120:測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、信号対干渉雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio、略してSINR)を決定し、伝送セットは、測定セットのサブセットである、すなわち、伝送セット内のセルは必ず測定セットに属す。
S130:伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRを組み合わせて伝送されるべきデータストリームのSINRを取得する。
S140:伝送されるべきデータストリームのSINRに従って伝送されるべきデータストリームのMCSを決定し、それにより、伝送セット内の各セルがMCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する。
本発明のこの実施形態は、「アップリンクとダウンリンクとの間の互換性」という特徴を有するシステム、たとえば、マイクロ波アクセス回線のための国際相互運用(Worldwide Interoperability for Microwave Access、略して「WIMAX」)システム、またはLTE時分割二重(Time Division Duplexing、略して「TDD」)システムで使用され得る。これらのシステムにおいて、主要な特徴は、アップリンクおよびダウンリンクは、同じ周波数帯を占有し、したがって、アップリンクおよびダウンリンクチャネルが類似のものとみなされ得る点である。この特徴により、ユーザ機器は、基準信号、たとえば、SRSを送信することによってアップリンクチャネルを検出し、基地局は、基準信号を使用することによってアップリンクチャネルのチャネル推定情報を取得する。アップリンクとダウンリンクとの間の互換性があるため、ダウンリンクデータストリームのSINRは、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を使用することによって算出され、ダウンリンクデータストリームを伝送するためのMCSは、ダウンリンクデータストリームのSINRに従って算出され、それにより、伝送セット内のセルは、決定されたMCSに従ってダウンリンクデータストリームをユーザ機器に送信することができる。
具体的に言うと、ユーザ機器は、測定セット内の各セルにSRSを伝送することができ、測定セット内の各セルは、ユーザ機器によって送信されたSRSに従って測定を実行し、それにより、各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を取得することができる。次いで、測定セット内のすべてのセルは、別々に取得された各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を装置、たとえば、ユーザ機器のサービングセルに対応する基地局に送信することができる。次いで、装置は、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される各伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定することができ、伝送セットは、測定セットのサブセットである。装置は、各伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRを組み合わせて各伝送されるべきデータストリームのSINRを取得する。次いで、装置は、各伝送されるべきデータストリームのSINRに従って各伝送されるべきデータストリームのMCSを決定し、各伝送されるべきデータストリームのMSCを伝送セット内のセルに通知することができる。したがって、伝送セット内の各セルは、各伝送されるべきデータストリームのMCSに従って対応する伝送されるべきデータストリームを伝送することができる。
本発明のこの実施形態では、方法100は、ユーザ機器のサービングセルに対応する基地局、または別のセルに対応する基地局によって実行されるか、または基地局から独立した装置によって実行されるものとしてよく、これは、本発明で実装されることを必要とする機能が実装され得るのであれば本発明において限定されない。
本発明のこの実施形態では、伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームのSINRに最も近くより小さい、マッピング関係における、SINRに対応するMCSが、各データストリームのSINRとして決定され得る。
本発明のこの実施形態では、測定セット内のセルは、ユーザ機器によって伝送される基準信号を受信し、処理することができ、測定情報を互いに交換することができる。固定された割り振り方法が、測定セット内のセルに対して使用され得る、たとえは、測定セットは、ユーザ機器のサービングセルの周りのいくつかのセルを含むか、または測定セットは、ユーザ機器によってフィードバックされるセルの基準信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、略してRSRP)に従って|RSRP1-RSRPj|<Thrにより選択されるセルの特定の品質を含むことができ、RSRP1は、サービングセルのRSRPであり、RSRPjは、別のセルのRSRPであり、Thrは閾値である。Thrは、製品を実装する複雑度(たとえば、製品の関係するパラメータを算出する複雑度)に従って決定され得る。製品に対するパフォーマンス要件が高い場合、より大きい値がThrに対して設定され得る。
本発明のこの実施形態では、伝送セット内のセル同士が、ユーザ機器に対するダウンリンクデータを協調伝送し、伝送セット内のセルは、必ず測定セット内にある。協調伝送方法は多数あるが、一般的に2つの主要なカテゴリ、コヒーレント伝送と非コヒーレント伝送とに分けられる。コヒーレント伝送では、伝送セット内のセルは、伝送重みを算出するためにチャネル情報を互いに交換する必要がある。非コヒーレント伝送では、各セルが伝送重みを個別に算出するだけでよい。
本発明のこの実施形態では、S120において、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するステップは、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力と、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力とに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するステップとを含み得る。
代替的に、本発明のこの実施形態では、S120において、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するステップは、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスを決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスと、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスと、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスとに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するステップとを含み得る。
本発明のこの実施形態において、実装を簡単にするため、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力は、算出することなく直接0に設定されるものとしてよく、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を算出するかどうかは、製品を実装する複雑度(たとえば、製品の関係するパラメータを算出する複雑度)に従って決定され得るか、または測定セットのサイズに従って決定され得ることは理解されるであろう。たとえば、測定セット内のセルの量が、所定の値より大きく、測定セット内のセルの量と伝送セット内のセルの量との差が、別の所定の値よりも大きい場合に、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力は、直接0に設定されるものとしてよく、所定の値は、一般的に3に設定され、別の所定の値は、一般的に2に設定される。特に、所定の値は、実際の状況に応じて決定され得る、たとえば、製品を実装する複雑度(たとえば、製品の関係するパラメータを算出する複雑度)に従って決定され得る。
測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力が、算出される必要がある場合、適宜、以下の2つの特定の実装方法が使用されるものとしてよく、しかし、これは本発明において限定されない。
第1の実装方法において、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定する方法は、
伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従ってユーザ機器によって取得されるCQI情報を取得するステップ、すなわち、ユーザ機器によって基地局に対して推奨されるダウンリンクデータストリームおよびCQIの量を取得するステップと、
CQI情報と測定セット内の各セルの各サブバンドに対応するアップリンクチャネル推定値とに従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップとを含み得る。
本発明のこの実施形態では、ユーザ機器は、ユーザ機器によって基地局に対して推奨されるダウンリンクデータストリームおよびCQIの量を基地局にフィードバックする、すなわち、ユーザ機器は、ダウンリンクチャネルステータスに従って、基地局が使用するダウンリンクデータストリームの量を推奨することができ、各ダウンリンクデータストリームは、CQI情報に対応する。
第2の実装方法において、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、SINRを決定する方法は、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップであって、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力との比は一定である、ステップとを含み得る。
したがって、本発明のこの実施形態において、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値が決定され、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得され、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される各伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRは、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って決定され、伝送セットは、測定セットのサブセットであり、伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRが組み合わされて、これにより、伝送されるべきデータストリームのSINRを取得し、伝送されるべきデータストリームのMCSは、伝送されるべきデータストリームのSINRに従って決定され、それにより、伝送セット内の各セルがMCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する。言い換えれば、アップリンクチャネルは、ユーザ機器によって伝送される基準信号を使用することによって検出され、チャネル推定は、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を取得するために、基準信号を使用することによって実行される。アップリンクとダウンリンクとの間の互換性があるため、ダウンリンクデータストリームのSINRは、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を使用することによって算出され、ダウンリンクデータストリームを伝送するためのMCSは、ダウンリンクデータストリームのSINRに従って算出され、ダウンリンクMCSは、より正確に算出され、これにより、ダウンリンクMCSがダウンリンクチャネル品質と一致する程度を改善し、それにより、ダウンリンクスペクトル効率を改善することができる。
本発明をより明確に理解するために、以下では、図2を参照しつつ本発明の一実施形態によるデータ伝送のための方法について特に説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるデータ伝送のための方法200の概略フローチャートである。
方法200において、測定セットμMは、M個のセルを含み、測定セット内のセル数は、m=1,2,...,Mであり、セルm1=1は、ユーザ機器のサービングセルである。伝送セットμTは、T個のセルを含み(T≦M)、伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルt=1は、ユーザ機器のサービングセルである。測定セットμM内のセルmの、サブバンドsb上の、伝送アンテナの全電力は、
Figure 0006037058
であり、m=1,2,...,Mである。伝送セットuT内のセルによってターゲットユーザ機器(User Equipment、略して「UE」)に送信されるダウンリンクデータストリームの量はStxであり、ストリーム数は、stx=1,2,...,Stxである。ターゲットUEによってフィードバックされるダウンリンクデータストリームの量は、Sfbであり、ストリーム数は、sfb=1,2,...,Sfbであり、ターゲットUEが伝送ダイバーシティ方式(すなわち、ユーザ機器側で想定する、基地局によって使用される伝送方式は、伝送ダイバーシティ方式である)でCQIをフィードバックするときに、Sfb=1であり、ターゲットUEが閉ループモード(すなわち、ユーザ機器側で想定する、基地局によって使用される伝送方式は、閉ループモードである)でCQIをフィードバックするときに、Sfb≧1である。
図2に示されているように、方法200は、以下のステップを含み得る。
S201:測定セット内のセルは、ターゲットUEによって伝送されるSRSを測定して、各セルの各サブバンド(サブバンド幅)のアップリンクチャネル推定行列
Figure 0006037058
を取得し、m=1,2,...,M、およびsb=1,2,...,NSBであり、NSBは、伝送帯域幅上のSBの総量であり、SBは、1つのリソースブロック(resource block、略してRB)であり得るか、または複数のRBの組合せであり得る。
S202:測定セット内のセルによってSRSの測定を通じて取得されるアップリンクチャネル推定行列を取得し、ユーザ機器によってフィードバックされるストリームsfbのアップリンクチャネル推定行列および
Figure 0006037058
に従って、ストリームに対応する測定セットの外のsb上の干渉電力
Figure 0006037058
を算出する。
Figure 0006037058
は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と別のセルの全干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってターゲットUEによって取得され得るか、または、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってターゲットUEによって取得され得る。これらの2つ場合について、以下で詳しく説明されている。
(1)
Figure 0006037058
は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と別のセルの全干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってターゲットUEによって取得される、すなわち、セービングセルからのすべてが干渉である仮定してターゲットUEによる算出を通じて取得され、全帯域幅であり得るか、またはサブバンドであり得る、すなわち、R10/R9/R8におけるフィードバック方式と理解され得る。
ターゲットUEの異なるフィードバック方式により、
Figure 0006037058
は、以下のいくつかの場合で算出され得る。
(a)ターゲットUEが
Figure 0006037058
を伝送ダイバーシティ方式(Sfb=1)でフィードバックするときに、
Figure 0006037058
であり、
Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、すべてのセルは同じ量のアンテナを有し、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ターゲットUEによって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ターゲットUEのサービングセルのセル特有の基準信号(Cell-specific reference signals、略して「CRS」)の仮想アンテナマッピング行列であり、
Figure 0006037058
は、ターゲットUEによってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ターゲットUEによって占有されているサブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ターゲットUEによって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であると想定される。
(b)ターゲットUEが
Figure 0006037058
を閉ループモード(Sfb≧1)でフィードバックするときに、
Figure 0006037058
であり、
Figure 0006037058
は、ターゲットUEによってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、他のパラメータの意味は、(a)におけるパラメータの意味と同じである。
(2)
Figure 0006037058
は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってターゲットUEによって取得される、すなわち、サービングセルのダウンリンクパイロットに従ってのみ、また測定セットにおいて干渉がないと想定して、ターゲットUEによる算出を通じて取得され、全帯域幅であり得るか、またはサブバンドであり得る(R11におけるフィードバック方式と理解され得る)。
ターゲットUEの異なるフィードバック方式により、
Figure 0006037058
は、以下のいくつかの場合で算出され得る。
(a)ターゲットUEが
Figure 0006037058
を伝送ダイバーシティ方式(Sfb=1)でフィードバックするときに、
Figure 0006037058
であり、
Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、すべてのセルは同じ量のアンテナを有し、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ターゲットUEによって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのCRSの仮想アンテナマッピング(Virtual Antenna Mapping、略してVAM)行列であり、
Figure 0006037058
は、UEによってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、UEによってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルのチャネル状態情報基準信号(Channel State Information、略して「CSI-RS」)のVAM行列であると想定される。
(b)ターゲットUEが
Figure 0006037058
をTM8閉ループモード(Sfb≧1)でフィードバックするときに、
Figure 0006037058
であり、
Figure 0006037058
は、ターゲットUEによってサービングセルにフィードバックされるデータストリームsfbの、sb上の、PMIであり、他のパラメータの意味は、(a)におけるパラメータの意味と同じである。
(c)ターゲットUEが
Figure 0006037058
をTM9閉ループモード(Sfb≧1)でフィードバックするときに、
Figure 0006037058
であり、
Figure 0006037058
は、ターゲットUEのサービングセルのCRS-RSのVAM行列であり、一般的に
Figure 0006037058
であり、他のパラメータの意味は、(a)および(b)におけるパラメータの意味と同じである。
S203:すべての伝送されるべきデータストリームstxに対応する測定セットの外の干渉雑音電力行列
Figure 0006037058
を構築する。
以下の方法は、伝送されるべきデータストリームstxに対応する測定セットの外の干渉雑音電力
Figure 0006037058
に使用され得る。
フィードバックされたストリームの量に対応する測定セットの外の干渉雑音電力の平均が算出され、これにより、伝送されるべきデータストリームstxに対応する測定セットの外の干渉雑音電力
Figure 0006037058
取得する、すなわち、
Figure 0006037058
であり、この場合、測定セットの外の干渉雑音は、すべての伝送されるストリームについて同じである。
適宜、フィードバックされるストリームの量が、伝送されるべきストリームの量と同じである(すなわち、Stx=Sfb)であるときに、
Figure 0006037058
である、
すなわち、各ストリームの干渉雑音電力に従って
Figure 0006037058
が取得され得る。
S204:ターゲットUEの
Figure 0006037058
を算出する。
Figure 0006037058
を計算する2つの方法について、以下で説明されている。確かに、
Figure 0006037058
は、本発明のこの実施形態において限定されない、別の方法使用することによっても算出され得る。
(1)第1の方法使用することによって取得され得る
Figure 0006037058
は、
Figure 0006037058
であり、
Figure 0006037058
または
Figure 0006037058
は、本発明のこの実施形態において限定されない、実装の複雑度に従って特に決定され得るか、または
Figure 0006037058
がスケジューリングの現在の時間における重みであるかどうかに従って決定されるものとしてよく、
Figure 0006037058
が、スケジューリングの現在の時間における重みである場合、
Figure 0006037058
、またはそうでなければ
Figure 0006037058
であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ターゲットUEによって占有されているサブバンドsb上の、伝送重み行列であり、スケジューリングの前の時間において使用される重みであり得るか、またはスケジューリングの現在の時間において使用される重みであるものとしてよく、これは実装の複雑度に従って決定される。
Figure 0006037058
のstx番目の列は、
Figure 0006037058
であり、これはターゲットUEにサービングセルによって、サブバンドsb上で、伝送されるストリームstxの伝送重みのベクトルを示す。
適宜、
Figure 0006037058
はここで、S202およびS203を使用することによって取得され得るか、または
Figure 0006037058
を使用することによって取得されるものとしてよく、
Figure 0006037058
は、測定セット内の干渉電力である、すなわち、
Figure 0006037058
であり、
βは、測定セットの外の干渉と測定セット内の干渉との比を示す、干渉比係数であり、一般的に定数であってよく、この定数は、エミュレーションまたは経験値を使用することによって取得され得る。
(2)第2の方法使用することによって取得され得る
Figure 0006037058
は、
Figure 0006037058
であり、
Figure 0006037058
であり、
Figure 0006037058
は、αのstx番目の対角線要素であり、
Figure 0006037058
Figure 0006037058
Figure 0006037058
、または
Figure 0006037058
であり、Iは、対角線要素の値が1であり、他の値が0である単位行列である。他のパラメータの意味については、上記の説明を参照されたい。
適宜、
Figure 0006037058
はここで、ステップS202およびS203を使用することによって取得され得るか、または
Figure 0006037058
を使用することによって取得されるものとしてよく、
Figure 0006037058
は、測定セット内の干渉電力行列である、すなわち、
Figure 0006037058
であり、
βは、測定セットの外の干渉と測定セット内の干渉との比を示す、干渉比係数であり、一般的に定数であってよく、この定数は、エミュレーションまたは経験値を使用することによって取得され得る。
S205:ターゲットUEの占有されている帯域幅上で伝送されるべきデータストリームstxの、サブバンド上で、
Figure 0006037058
を組み合わせて、
Figure 0006037058
を取得する。組合せの方法では、SB平均方法が使用され得るか、または指数有効SINRマッピング(Exponential Effective SINR Mapping、略してEESM)組合せ方法または別の方法も使用されるものとしてよく、これは本発明のこの実施形態において限定されない。
S206:ターゲットUEの組み合わされた
Figure 0006037058
をMCSレベルLとしてマッピングする。各MCSレベルlは、1つの
Figure 0006037058
に対応し、
Figure 0006037058
を満たす最大lmaxが探索されるが、ただしL=lmaxである。
S207:伝送セット内の各セルは、スケジュールされた帯域幅で、選択されたMCSレベルLに従ってダウンリンクデータストリームstxを伝送する。
方法200におけるステップS202からS206は、ユーザ機器のサービングセルに対応する基地局によって実行され得るか、別のセルに対応する基地局によって実行され得るか、または基地局から独立した装置によって実行されるものとしてよく、これは、本発明で実装されることを必要とする機能が実装され得るのであれば本発明において限定されない。
したがって、本発明のこの実施形態において、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値が決定され、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得され、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRは、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って決定され、伝送セットは、測定セットのサブセットであり、伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRが組み合わされて、これにより、伝送されるべきデータストリームのSINRを取得し、伝送されるべきデータストリームのMCSは、伝送されるべきデータストリームのSINRに従って決定され、それにより、伝送セット内の各セルがMCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する。言い換えれば、ダウンリンクデータストリームを伝送するためのMCSが決定されるときに、アップリンクチャネルは、ユーザ機器によって伝送される基準信号を使用することによって検出され、チャネル推定は、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を取得するために、基準信号を使用することによって実行される。アップリンクとダウンリンクとの間の互換性があるため、ダウンリンクデータストリームのSINRは、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を使用することによって算出され、ダウンリンクデータストリームを伝送するためのMCSは、ダウンリンクデータストリームのSINRに従って算出され、ダウンリンクMCSは、より正確に算出され、これにより、ダウンリンクMCSがダウンリンクチャネル品質と一致する程度を改善し、それにより、ダウンリンクスペクトル効率を改善することができる。
本発明の実施形態によるデータ伝送のための方法については、図1および図2を参照しつつ上で説明されており、本発明の実施形態によるデータ伝送のための装置については、図3および図4を参照しつつ以下で説明される。
図3は、本発明の一実施形態によるデータ伝送のための装置の概略ブロック図である。図3に示されているように、装置300は、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を決定するように構成された第1の決定ユニット310であって、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得される、第1の決定ユニット310と、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するように構成された第2の決定ユニット320であって、伝送セットは、測定セットのサブセットである、第2の決定ユニット320と、
伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRを組み合わせて伝送されるべきデータストリームのSINRを取得するように構成された取得ユニット330と、
伝送されるべきデータストリームのSINRに従って伝送されるべきデータストリームのMCSを決定し、それにより、伝送セット内の各セルがMCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する、ように構成された第3の決定ユニット340とを備える。
適宜、第2の決定ユニット320は、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力と、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力とに従って伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するように特に構成される。
適宜、第2の決定ユニット320は、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスを決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスと、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスと、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスとに従って各サブバンド上の伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するように特に構成される。
適宜、第2の決定ユニット320は、
伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従ってユーザ機器によって取得されるCQI情報を取得し、
CQI情報と測定セット内の各セルの各サブバンドに対応するアップリンクチャネル推定値とに従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成される。
適宜、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号とサービングセルを除く別のセルの干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニット320は、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、または
ユーザ機器が、閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成され、
測定セットμM内に合計M個のセルがあり、測定セット内のセル数は、m=1,2,...,Mであり、セルは、m=1のときにサービングセルであり、伝送セットμT内に合計T個のセルがあり、伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのCRSの仮想アンテナマッピング行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値である。
適宜、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニット320は、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、
ユーザ機器が、TM8閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、または
ユーザ機器が、TM9閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成され、
Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、V1 CRSは、ユーザ機器のサービングセルのCRSのVAM行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、sb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルのCSI-RSのVAM行列である。
適宜、第2の決定ユニット320は、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力との比は一定である、ように特に構成される。
適宜、第3の決定ユニット340は、
伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームのSINRに最も近くより小さい、マッピング関係における、SINRに対応するMCSを各データストリームのSINRとして決定するように特に構成される。
本発明の実施形態によるデータ伝送のための装置300内のユニットの前述のおよび他のオペレーションおよび/または機能は、別々に、図1および図2における方法の対応する手順を実装するためのものであることは理解されるであろう。簡単にするため、詳細は再びここに提示されていない。
したがって、本発明のこの実施形態において、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値が決定され、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得され、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRは、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って決定され、伝送セットは、測定セットのサブセットであり、伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRが組み合わされて、これにより、伝送されるべきデータストリームのSINRを取得し、伝送されるべきデータストリームのMCSは、伝送されるべきデータストリームのSINRに従って決定され、それにより、伝送セット内の各セルがMCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する。言い換えれば、アップリンクチャネルは、ユーザ機器によって伝送される基準信号を使用することによって検出され、チャネル推定は、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を取得するために、基準信号を使用することによって実行される。アップリンクとダウンリンクとの間の互換性があるため、ダウンリンクデータストリームのSINRは、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を使用することによって算出され、ダウンリンクデータストリームを伝送するためのMCSは、ダウンリンクデータストリームのSINRに従って算出され、ダウンリンクMCSは、より正確に算出され、これにより、ダウンリンクMCSがダウンリンクチャネル品質と一致する程度を改善し、それにより、ダウンリンクスペクトル効率を改善することができる。
図4は、本発明の一実施形態によるデータ伝送のための装置400の概略ブロック図である。図4に示されているように、装置400は、受信機410、送信機420、メモリ430、ならびに受信機410、送信機420、およびメモリ430に別々に接続されているプロセッサ440を備える。確かに、装置は、アンテナなどの汎用部分と、入力/出力部分とをさらに備えることができ、これは本発明のこの実施形態において限定されない。
プログラムコードはメモリ430に記憶され、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
受信機410を使用することによって測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を受信するオペレーションであって、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得される、オペレーションと、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、信号対干渉雑音比SINRを決定するオペレーションであって、伝送セットは、測定セットのサブセットである、オペレーションと、
伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRを組み合わせて伝送されるべきデータストリームのSINRを取得するオペレーションと、
伝送されるべきデータストリームのSINRに従って伝送されるべきデータストリームの変調符号化方式MCSを決定するオペレーションと、
送信機440を使用することによって伝送されるべきデータストリームのMCSを伝送セット内の各セルに送信し、それにより、伝送セット内の各セルがMCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信するオペレーションとを実行することができる。
適宜、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力と、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力とに従って各サブバンド上の伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するオペレーションとを特に実行することができる。
適宜、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスを決定し、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
伝送セット内のセルが各サブバンド上で伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスと、測定セット内にあるが、伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスと、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスとに従って各サブバンド上の伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定するオペレーションとを特に実行することができる。
適宜、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従ってユーザ機器によって取得されるCQI情報を取得するオペレーションと、
CQI情報と測定セット内の各セルの各サブバンドに対応するアップリンクチャネル推定値とに従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションとを特に実行することができる。
適宜、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号とサービングセルを除く別のセルの干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行することができるか、または
ユーザ機器が、閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行することができ、
測定セットμM内に合計M個のセルがあり、測定セット内のセル数は、m=1,2,...,Mであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、伝送セットμT内に合計T個のセルがあり、伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのCRSの仮想アンテナマッピング行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
Figure 0006037058
は、セルmの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、セルmの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値である。
適宜、CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従ってユーザ機器によって取得され、
ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式でCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行することができるか、または
ユーザ機器が、TM8閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行することができるか、または
ユーザ機器が、TM9閉ループモードでCQI情報をフィードバックするときに、第2の決定ユニットは、
Figure 0006037058
に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するように特に構成され、
Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルの、サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器のサービングセルのCRSのVAM行列であり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、sb上の、プリコーディングベクトルであり、
Figure 0006037058
は、ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、サブバンドsb上の、
Figure 0006037058
によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
Figure 0006037058
は、サービングセルのCSI-RSのVAM行列である。
適宜、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力に従って、測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションであって、測定セット内にあるが、伝送セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力と測定セット内にないセルの各サブバンドの、伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力との比は一定である、オペレーションとを特に実行することができる。
適宜、プロセッサ440はメモリ430に記憶されているプログラムコードを呼び出して、
伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームのSINRに最も近くより小さい、マッピング関係における、SINRに対応するMCSを各データストリームのSINRとして決定するオペレーションを特に実行することができる。
本発明の実施形態によるデータ伝送のための装置300内のユニットの前述のおよび他のオペレーションおよび/または機能は、別々に、図1および図2における方法の対応する手順を実装するためのものであることは理解されるであろう。簡単にするため、詳細は再びここに提示されていない。
したがって、本発明のこの実施形態において、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値が決定され、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って測定セット内の各セルによる測定を通じて取得され、伝送セット内のセルによってユーザ機器に送信される各伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRは、測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値に従って決定され、伝送セットは、測定セットのサブセットであり、伝送されるべきデータストリームの、サブバンド上の、SINRが組み合わされて、これにより、伝送されるべきデータストリームのSINRを取得し、伝送されるべきデータストリームのMCSは、伝送されるべきデータストリームのSINRに従って決定され、それにより、伝送セット内の各セルがMCSに従って伝送されるべきデータストリームをユーザ機器に送信する。言い換えれば、アップリンクチャネルは、ユーザ機器によって伝送される基準信号を使用することによって検出され、チャネル推定は、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を取得するために、基準信号を使用することによって実行される。アップリンクとダウンリンクとの間の互換性があるため、ダウンリンクデータストリームのSINRは、アップリンクチャネルのチャネル推定情報を使用することによって算出され、ダウンリンクデータストリームを伝送するためのMCSは、ダウンリンクデータストリームのSINRに従って算出され、ダウンリンクMCSは、より正確に算出され、これにより、ダウンリンクMCSがダウンリンクチャネル品質と一致する程度を改善し、それにより、ダウンリンクスペクトル効率を改善することができる。
当業者であれば、本明細書で開示されている実施形態で説明されている例と組み合わせることで、方法ステップおよびユニットは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組合せによって実装され得ることに気づくことができる。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するために、前述の説明では、機能に従って各実施形態のステップおよび構成について説明している。これらの機能が、ハードウェアによって実行されるのか、ソフトウェアによって実行されるのかは、特定の用途および技術的解決手段の設計上の制約条件で決まる。当業者は、それぞれの特定の用途に対して説明されている機能を実装するために異なる方法を使用することができるが、その実装は、本発明の範囲を超えるものと考えられるべきでない。
本明細書で開示されている実施形態において説明されている方法またはステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアプログラム、またはこれらの組合せによって実装され得る。ソフトウェアプログラムは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的プログラム可能ROM、電気的消去可能プログラム可能ROM、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている他の形態の記憶媒体に常駐し得る。
本発明は、添付図面を参照しつつ、例示的な実施形態と組み合わせて詳細に説明されているが、本発明はそれに限定されない。本発明の精神および本質から逸脱することなく本発明の実施形態に対して当業者によってさまざまな同等の修正または置換が行われるものとしてよく、これらの修正または置換は、本発明の範囲内にあるものとする。
100 方法
200 方法
300 装置
310 第1の決定ユニット
320 第2の決定ユニット
330 取得ユニット
340 第3の決定ユニット
400 装置
410 受信機
420 送信機
430 メモリ
440 プロセッサ

Claims (24)

  1. データ伝送のための方法であって、
    測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を決定するステップであって、前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って前記測定セット内の各セルによる測定を通じて取得される、ステップと、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによって前記ユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、信号対干渉雑音比(SINR)を決定するステップであって、前記伝送セットは、前記測定セットのサブセットである、ステップと、
    前記伝送されるべきデータストリームの、前記サブバンド上の、前記SINRを組み合わせて前記伝送されるべきデータストリームのSINRを取得するステップと、
    前記伝送されるべきデータストリームの前記SINRに従って前記伝送されるべきデータストリームの変調符号化方式(MCS)を決定し、それにより、前記伝送セット内の各セルが前記MCSに従って前記伝送されるべきデータストリームを前記ユーザ機器に送信する、ステップとを含む方法。
  2. 伝送セット内のセルによって前記ユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定する前記ステップは、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
    前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの前記有効な信号電力と、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力と、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力とに従って前記伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、前記SINRを決定するステップとを含む請求項1に記載の方法。
  3. 伝送セット内のセルによって前記ユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、SINRを決定する前記ステップは、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスを決定し、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
    前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの前記有効な信号シーケンスと、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉シーケンスと、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力とに従って前記伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、前記SINRを決定するステップとを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定する前記ステップは、
    前記伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従って前記ユーザ機器によって取得されるチャネル品質インジケータ(CQI)情報を取得するステップと、
    前記CQI情報と前記測定セット内の各セルの各サブバンドに対応する前記アップリンクチャネル推定値とに従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するステップと、
    前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するステップとを含む請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と前記サービングセルを除く別のセルの干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従って前記ユーザ機器によって取得され、
    前記ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式で前記CQI情報をフィードバックするときに、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定する前記ステップは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するステップを含むか、または
    前記ユーザ機器が、閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定する前記ステップは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するステップを含み、
    測定セットμM内に合計M個のセルがあり、前記測定セット内のセル数は、m=1,2,...,Mであり、セルは、m=1のときにサービングセルであり、伝送セットμT内に合計T個のセルがあり、前記伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器の前記サービングセルのセル特有の基準信号CRSの仮想アンテナマッピング行列であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、
    Figure 0006037058
    によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
    Figure 0006037058
    は、セルmの、前記ユーザ機器によって占有されている前記サブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
    Figure 0006037058
    は、前記セルmの、前記ユーザ機器によって占有されている前記サブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記セルmの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値である請求項4に記載の方法。
  6. 前記CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と前記測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従って前記ユーザ機器によって取得され、
    前記ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式で前記CQI情報をフィードバックするときに、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定する前記ステップは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するステップを含むか、または
    前記ユーザ機器が、TM8閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定する前記ステップは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するステップを含むか、または
    前記ユーザ機器が、TM9閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定する前記ステップは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するステップを含み、
    Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器の前記サービングセルのCRSの仮想アンテナマッピングVAM行列であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、前記sb上の、プリコーディングベクトルであり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、
    Figure 0006037058
    によるマッピングを通じて取得される信号対干渉雑音比であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルのチャネル状態情報基準信号CSI-RSのVAM行列である請求項4に記載の方法。
  7. 前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定する前記ステップは、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するステップと、
    前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するステップであって、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力と前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力との比は一定である、ステップとを含む請求項2または3に記載の方法。
  8. 前記伝送されるべきデータストリームのMCSを決定する前記ステップは、
    前記伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームの前記SINRに最も近くより小さい、前記マッピング関係における、SINRに対応するMCSを各データストリームの前記SINRとして決定するステップを含む請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. データ伝送のための装置であって、
    測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を決定するように構成された第1の決定ユニットであって、前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って前記測定セット内の各セルによる測定を通じて取得される、第1の決定ユニットと、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによって前記ユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、信号対干渉雑音比(SINR)を決定するように構成された第2の決定ユニットであって、前記伝送セットは、前記測定セットのサブセットである、第2の決定ユニットと、
    前記伝送されるべきデータストリームの、前記サブバンド上の、前記SINRを組み合わせて前記伝送されるべきデータストリームのSINRを取得するように構成された取得ユニットと、
    前記伝送されるべきデータストリームの前記SINRに従って前記伝送されるべきデータストリームの変調符号化方式(MCS)を決定し、それにより、前記伝送セット内の各セルが前記MCSに従って前記伝送されるべきデータストリームを前記ユーザ機器に送信する、第3の決定ユニットとを備える装置。
  10. 前記第2の決定ユニットは、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
    前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの前記有効な信号電力と、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力と、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力とに従って前記伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、前記SINRを決定するように特に構成される請求項9に記載の装置。
  11. 前記第2の決定ユニットは、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスを決定し、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
    前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの前記有効な信号シーケンスと、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉シーケンスと、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力とに従って前記伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、前記SINRを決定するように特に構成される請求項9に記載の装置。
  12. 前記第2の決定ユニットは、
    前記伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従って前記ユーザ機器によって取得されるチャネル品質インジケータ(CQI)情報を取得し、
    前記CQI情報と前記測定セット内の各セルの各サブバンドに対応する前記アップリンクチャネル推定値とに従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、
    前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するように特に構成される請求項10または11に記載の装置。
  13. 前記CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と前記サービングセルを除く別のセルの干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従って前記ユーザ機器によって取得され、
    前記ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式で前記CQI情報をフィードバックするときに、前記第2の決定ユニットは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、または
    前記ユーザ機器が、閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記第2の決定ユニットは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するように特に構成され、
    測定セットμM内に合計M個のセルがあり、前記測定セット内のセル数は、m=1,2,...,Mであり、セルは、m=1のときにサービングセルであり、伝送セットμT内に合計T個のセルがあり、前記伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器の前記サービングセルのCRSの仮想アンテナマッピング行列であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、
    Figure 0006037058
    によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
    Figure 0006037058
    は、セルmの、前記ユーザ機器によって占有されている前記サブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
    Figure 0006037058
    は、前記セルmの、前記ユーザ機器によって占有されている前記サブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記セルmの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値である請求項12に記載の装置。
  14. 前記CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と前記測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従って前記ユーザ機器によって取得され、
    前記ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式で前記CQI情報をフィードバックするときに、前記第2の決定ユニットは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、または
    前記ユーザ機器が、TM8閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記第2の決定ユニットは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するように特に構成されるか、または
    前記ユーザ機器が、TM9閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記第2の決定ユニットは、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するように特に構成され、
    Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器の前記サービングセルのセル特有の基準信号CRSの仮想アンテナマッピングVAM行列であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、前記sb上の、プリコーディングベクトルであり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、
    Figure 0006037058
    によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルのチャネル状態情報基準信号CSI-RSのVAM行列である請求項12に記載の装置。
  15. 前記第2の決定ユニットは、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定し、
    前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定し、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力と前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力との比は一定である、ように特に構成される請求項10または11に記載の装置。
  16. 前記第3の決定ユニットは、
    前記伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームの前記SINRに最も近くより小さい、前記マッピング関係における、SINRに対応するMCSを各データストリームの前記SINRとして決定するように特に構成される請求項9から15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 受信機、送信機、メモリ、およびプロセッサを備えるデータ伝送のための装置であって、プログラムコードは前記メモリに記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、
    前記受信機を使用することによって測定セット内の各セルの各サブバンドのアップリンクチャネル推定値を受信するオペレーションであって、前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値は、ユーザ機器によって送信された基準信号に従って前記測定セット内の各セルによる測定を通じて取得される、オペレーションと、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、伝送セット内のセルによって前記ユーザ機器に送信される伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、信号対干渉雑音比SINRを決定するオペレーションであって、前記伝送セットは、前記測定セットのサブセットである、オペレーションと、
    前記伝送されるべきデータストリームの、前記サブバンド上の、前記SINRを組み合わせて前記伝送されるべきデータストリームのSINRを取得するオペレーションと、
    前記伝送されるべきデータストリームの前記SINRに従って前記伝送されるべきデータストリームの変調符号化方式MCSを決定するオペレーションと、
    前記送信機を使用することによって前記伝送されるべきデータストリームの前記MCSを前記伝送セット内の各セルに送信し、それにより、前記伝送セット内の各セルが前記MCSに従って前記伝送されるべきデータストリームを前記ユーザ機器に送信する、オペレーションとを実行する装置。
  18. 前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号電力を決定し、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定し、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
    前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの前記有効な信号電力と、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力と、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力とに従って前記伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、前記SINRを決定するオペレーションとを特に実行する請求項17に記載の装置。
  19. 前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの有効な信号シーケンスを決定し、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉シーケンスを決定し、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
    前記伝送セット内の前記セルが各サブバンド上で前記伝送されるべきデータストリームを伝送するときの前記有効な信号シーケンスと、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にはないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉シーケンスと、前記測定セット内にないセルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉シーケンスとに従って前記伝送されるべきデータストリームの、各サブバンド上の、前記SINRを決定するオペレーションとを特に実行する請求項17に記載の装置。
  20. 前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、
    前記伝送セット内の各セルによって伝送されたダウンリンクデータストリームに従って前記ユーザ機器によって取得されるチャネル品質インジケータCQI情報を取得するオペレーションと、
    前記CQI情報と前記測定セット内の各セルの各サブバンドに対応する前記アップリンクチャネル推定値とに従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームに対する、干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
    前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するオペレーションとを特に実行する請求項18または19に記載の装置。
  21. 前記CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と前記サービングセルを除く別のセルの干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従って前記ユーザ機器によって取得され、
    前記ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式で前記CQI情報をフィードバックするときに、前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行するか、または
    前記ユーザ機器が、閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行し、
    測定セットμM内に合計M個のセルがあり、前記測定セット内のセル数は、m=1,2,...,Mであり、セルは、m=1のときにサービングセルであり、伝送セットμT内に合計T個のセルがあり、前記伝送セット内のセル数は、t=t1,t2,...tTであり、セルは、t=1のときにサービングセルであり、Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器の前記サービングセルのセル特有の基準信号CRSの仮想アンテナマッピング行列であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、プリコーディングベクトルであり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、
    Figure 0006037058
    によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
    Figure 0006037058
    は、セルmの、前記ユーザ機器によって占有されている前記サブバンドsb上の、スケジューリングの前の時間において使用されている重みであり、
    Figure 0006037058
    は、前記セルmの、前記ユーザ機器によって占有されている前記サブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記セルmの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値である請求項20に記載の装置。
  22. 前記CQI情報は、サービングセルのダウンリンクパイロット信号と前記測定セットの外の干渉雑音電力とに従って算出される信号対雑音比に従って前記ユーザ機器によって取得され、
    前記ユーザ機器が、伝送ダイバーシティ方式で前記CQI情報をフィードバックするときに、前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行するか、または
    前記ユーザ機器が、TM8閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行するか、または
    前記ユーザ機器が、TM9閉ループモードで前記CQI情報をフィードバックするときに、前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、

    Figure 0006037058
    に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するオペレーションを特に実行し、
    Tnumは、基地局の伝送アンテナの量であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記ユーザ機器によって占有されているサブバンドsb上の、前の時間の伝送電力であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルの、前記サブバンドsb上の、アップリンクチャネル推定値であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器の前記サービングセルのCRSの仮想アンテナマッピングVAM行列であり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされるダウンリンクデータストリームsfbの、前記sb上の、プリコーディングベクトルであり、
    Figure 0006037058
    は、前記ユーザ機器によってフィードバックされる前記ダウンリンクデータストリームsfbの、前記サブバンドsb上の、
    Figure 0006037058
    によるマッピングを通じて取得される信号対雑音比であり、
    Figure 0006037058
    は、前記サービングセルのチャネル状態情報基準信号CSI-RSのVAM行列である請求項20に記載の装置。
  23. 前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、
    前記測定セット内の各セルの各サブバンドの前記アップリンクチャネル推定値に従って、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するオペレーションと、
    前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力に従って、前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力を決定するオペレーションであって、前記測定セット内にあるが、前記伝送セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力と前記測定セット内にない前記セルの各サブバンドの、前記伝送されるべきデータストリームに対する、前記干渉雑音電力との比は一定である、オペレーションとを特に実行する請求項18または19に記載の装置。
  24. 前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムコードを呼び出して、
    前記伝送されるべきデータストリーム内の各データストリームのSINRと、SINRとMCSとの間のマッピング関係とに従って、各データストリームの前記SINRに最も近くより小さい、前記マッピング関係における、SINRに対応するMCSを各データストリームの前記SINRとして決定するオペレーションを特に実行する請求項17から23のいずれか一項に記載の装置。
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