JP6036097B2 - 立体視眼鏡制御装置、表示装置および立体視眼鏡制御方法 - Google Patents

立体視眼鏡制御装置、表示装置および立体視眼鏡制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、立体視眼鏡を制御する技術に関する。
右目用画像と左目用画像を交互に表示する表示装置と、外部からの制御信号により右目用シャッターと左目用シャッターとを交互に開閉する眼鏡を用いた立体視システムが知られている。特許文献1は、立体視システムにおいて、眼鏡の動作を表示装置と同期させる技術を開示している。
特開2011−239389号公報
特許文献1の技術においては、ジッター(位相誤差)の影響により制御信号からシャッターの開閉タイミングを検出できない場合があった。
これに対し本発明は、立体視眼鏡に対し、位相誤差が低減された制御信号を生成する技術を提供する。
本発明は、パラメーターに基づいて、立体視眼鏡のシャッターの開閉タイミングを示す制御信号を生成する信号生成手段と、外部同期信号と、前記信号生成手段によって生成された制御信号との位相誤差を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された位相誤差に応じて、パラメーターを補正する補正手段とを有する立体視眼鏡制御装置を提供する。
この立体視眼鏡制御装置によれば、外部同期信号を用いて補正しない場合と比較して位相誤差が低減された制御信号を生成することができる。
好ましい態様において、前記パラメーターは、前記開閉タイミングの周期を示す第1パラメーターを含み、前記シャッターの開閉タイミングが前記外部同期信号により示されるタイミングよりも早いことを前記位相誤差が示していた場合、前記補正手段は、前記周期を長くするように前記第1パラメーターを補正してもよい。
この立体視眼鏡制御装置によれば、シャッターの開閉タイミングが外部同期信号により示されるタイミングよりも早い場合に、シャッターの開閉タイミングを補正することができる。
別の好ましい態様において、前記シャッターの開閉タイミングが前記外部同期信号により示されるタイミングよりも遅いことを前記位相誤差が示していた場合、前記補正手段は、前記周期を短くするように前記第1パラメーターを補正してもよい。
この立体視眼鏡制御装置によれば、シャッターの開閉タイミングが外部同期信号により示されるタイミングよりも遅い場合に、シャッターの開閉タイミングを補正することができる。
さらに別の好ましい態様において、前記パラメーターは、前記開閉タイミングの前記外部同期信号からのずれを示す第2パラメーターを含み、前記補正手段は、補正後における前記開閉タイミングの前記外部同期信号からのずれが前記第2パラメーターに近づくように、前記第1パラメーターを補正してもよい。
この立体視眼鏡制御装置によれば、シャッターの開閉タイミングと外部同期信号により示されるタイミングとのずれを、設定値に近づけることができる。
さらに別の好ましい態様において、この立体視眼鏡制御装置は、前記パラメーターを記憶する記憶手段を有し、前記補正手段は、前記位相誤差の一次関数を用いて第1補正量を算出する比例制御手段と、前記位相誤差の積分を用いて第2補正量を算出する積分制御手段と、前記第1補正量および前記第2補正量の和を、前記記憶手段に記憶されているパラメーターに加算する加算手段とを有してもよい。
この立体視眼鏡制御装置によれば、比例制御および積分制御された補正量を用いて、シャッターの開閉タイミングを補正することができる。
さらに別の好ましい態様において、前記補正手段は、前記位相誤差の大きさに応じて変化するフィルター係数を用いて当該位相誤差をフィルター処理するフィルター手段を有し、前記比例制御手段は、前記フィルター処理された前記位相誤差を用いて前記第1補正量を算出し、前記積分制御手段は、前記フィルター処理された前記位相誤差を用いて前記第2補正量を算出してもよい。
この立体視眼鏡制御装置によれば、フィルター処理された位相誤差を用いてシャッターの開閉タイミングを補正することができる。
さらに別の好ましい態様において、前記フィルター係数は、所定の第1範囲の前記位相誤差について、当該位相誤差が大きくなるほど最小値に近づく特性を有してもよい。
この立体視眼鏡制御装置によれば、位相誤差が大きくなるほど最小値に近づく特性を有するフィルター係数を用いてフィルター処理された位相誤差を用いてシャッターの開閉タイミングを補正することができる。
さらに別の好ましい態様において、前記フィルター係数は、前記第1範囲より位相誤差が大きい第2範囲の位相誤差について、当該位相誤差が大きくなるほど最大値に近づく特性を有してもよい。
この立体視眼鏡制御装置によれば、位相誤差が大きくなるほど最大値に近づく特性を有するフィルター係数を用いてフィルター処理された位相誤差を用いてシャッターの開閉タイミングを補正することができる。
さらに別の好ましい態様において、前記外部同期信号は、映像信号に含まれる垂直同期信号であってもよい。
この立体視眼鏡制御装置によれば、眼鏡制御信号を、映像信号に含まれる垂直同期信号と同期させることができる。
また、本発明は、パラメーターに基づいて、立体視眼鏡のシャッターの開閉タイミングを示す制御信号を生成する信号生成手段と、外部同期信号と、前記信号生成手段によって生成された制御信号との位相誤差を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された位相誤差に応じて、パラメーターを補正する補正手段と、前記外部同期信号と同期した映像信号に基づいて立体視映像を表示する表示手段とを有する表示装置を提供する。
この表示装置によれば、外部同期信号を用いて補正しない場合と比較して位相誤差が低減された制御信号を生成することができる。
さらに、本発明は、パラメーターに基づいて、立体視眼鏡のシャッターの開閉タイミングを示す制御信号を生成するステップと、外部同期信号と、前記制御信号との位相誤差を検出するステップと、前記位相誤差に応じて、パラメーターを補正するステップとを有する立体視眼鏡制御方法を提供する。
この立体視眼鏡制御方法によれば、外部同期信号を用いて補正しない場合と比較して位相誤差が低減された制御信号を生成することができる。
比較例に係る立体視システム9の構成を示す図。 垂直同期信号DYに乗るジッターを説明する図。 ジッターによる不具合を説明する図。 一実施形態に係る立体視システム1の機能構成を示す図。 立体視システム1のハードウェア構成例を示す図。 眼鏡制御信号生成部114のハードウェア構成を示す図。 DCO1142の制御に用いられるパラメーターを説明する図。 眼鏡制御手段6の実装の例を示す図。 表示装置10の動作を示すフローチャート。 4逓倍の例を示す図。 4逓倍の別の例を示す図。 逓倍数が分数となる例を示す図。 ステップS30における処理の詳細を示すフローチャート。 ステップS40における処理の詳細を示すフローチャート。 ステップS50における処理の詳細を示すフローチャート。 制御信号LGLS_Sおよび制御信号RGLS_Sを例示する図。 第1同期モードを説明する図。 第2同期モードを説明する図。 ステップS80の詳細を示すフローチャート。 ジッターの定義を説明する図。 ステップS100の詳細を示すフローチャート。 フィルター処理を説明する図。 フィルター係数Cの周波数特性を例示する図。 ステップS110の詳細を示すフローチャート。
1.概要
図1は、比較例に係る立体視システム9の構成を示す図である。立体視システム9は、映像信号源2と、画像処理装置90と、表示モジュール3と、立体視眼鏡4(いわゆる3D眼鏡)とを有する。映像信号源2は、映像信号Vinを出力する装置、例えば、映像再生装置、より具体的には、記録媒体(光記録媒体または磁気記録媒体など)に記録された映像を再生する装置(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)再生装置またはパーソナルコンピューター)、またはネットワークを介して配信された映像データから映像を生成する装置(例えば、ケーブルテレビサービスのセットトップボックス)である。映像信号Vinは、立体視映像(いわゆる3D映像)を示す信号であり、右目用画像および左目用画像を含む複数の画像を示す信号である。また、映像信号源2は、垂直同期信号VSYNCおよび水平同期信号HSYNCを出力する。垂直同期信号VSYNCおよび水平同期信号HSYNCは、それぞれ、垂直同期および水平同期のタイミングを示す信号である。なお、「映像」という語は、静止画および動画の双方を含む概念である。
画像処理装置90は、入力された映像信号Vinを処理し、後段の装置(表示モジュール3および立体視眼鏡4)を制御する信号を出力する装置である。画像処理装置90は、画像処理回路91と、メモリー92と、表示駆動信号生成回路93と、眼鏡制御信号生成回路94とを有する。画像処理回路91は、種々の画像処理(例えば、2D/3D変換処理、フレーム補完処理、高解像度化処理、キーストーン補正処理、または色変換処理など)を行う回路である。メモリー92は、データを記憶する記憶装置であり、上記の画像処理の際のワークメモリーまたは表示モジュール3に信号を出力する際のレート変換用のバッファーメモリーとして用いられる。表示駆動信号生成回路93は、表示モジュール3を駆動するための駆動信号(以下「表示駆動信号」という)を生成する。表示駆動信号は、映像信号Vdと、垂直同期信号DYと、水平同期信号DXとを含む。映像信号Vdは、画像処理された映像を示す信号である。垂直同期信号DYおよび水平同期信号DXは、それぞれ、垂直同期および水平同期のタイミングを示す信号である。表示駆動信号は、表示モジュール3に供給される。眼鏡制御信号生成回路94は、立体視眼鏡4を制御するための制御信号(以下「眼鏡制御信号GIR」という)を、垂直同期信号DYに基づいて生成する。眼鏡制御信号GIRは、例えば無線(より具体的にはIR通信)を介して立体視眼鏡4に送信される。
表示モジュール3は、映像信号Vd、垂直同期信号DY、および水平同期信号DXに従って映像を表示する装置、例えば液晶パネルおよびその駆動回路を含む。立体視眼鏡4は、ユーザーに右目用画像と左目用画像とを分離して提供するための装置である。立体視眼鏡4は、眼鏡制御信号を受信する受信部(例えばIR受信器)と、右目用シャッターと、左目用シャッターとを有する。立体視眼鏡4は、眼鏡制御信号GIRによって指定されるタイミングで右目用シャッターおよび左目用シャッターを開閉する。こうして、立体視眼鏡4は、表示モジュール3の駆動と同期してシャッターの開閉が制御される。しかし、垂直同期信号DYにはジッターが生じる場合がある。この場合、ジッターの影響によって、立体視眼鏡4がシャッターの開閉のタイミングを検出できないことがある。以下、この問題についてより詳しく説明する。
図2は、垂直同期信号DYに生じるジッターを説明する図である。図中横軸は時間を、縦軸は信号のレベルを、それぞれ示している。なおこの例で、外部同期信号VSYNCは通常ハイレベルであり、一旦ローレベルに下がった後でハイレベルに立ち上がったタイミングが水平同期のタイミングを示している。水平同期信号DXおよび垂直同期信号DYは通常ローレベルであり、ハイレベルに立ち上がったタイミングが同期のタイミングを示している。図2(A)の例と図2(B)の例とは、水平同期信号DXによる水平同期のタイミングが同じであるが、外部同期信号VSYNCによる垂直同期のタイミングが異なっている。その結果、図2(A)は垂直同期信号DYが相対的に早くハイレベルになる例を、図2(B)は垂直同期信号DYが相対的に遅くハイレベルになる例を、それぞれ示している。
垂直同期信号DYは、外部同期信号VSYNCがローレベルからハイレベルになった後において水平同期信号DXが最初に発振した(ハイレベルになった)タイミングで、ハイレベルになる。図2(A)と図2(B)とは、水平同期信号DXが発振するタイミングは同じで、外部同期信号VSYNCがハイレベルに立ち上がるタイミングが異なっている。この例で、水平同期信号DXは、外部同期信号VSYNCとは独立したタイミングで(すなわちフリーランで)発振している信号である。水平同期信号DXがフリーランで発振している信号であるため、外部同期信号VSYNCにより示される同期タイミングと垂直同期信号DYにより示される同期タイミングとは、最大で1水平走査期間H分のずれを持つ。すなわち、垂直同期信号DYは、最大で1水平走査期間H分のジッター(タイミングのずれ)を持つ。眼鏡制御信号生成回路94は垂直同期信号DYを用いて眼鏡制御信号GIRを生成するので、眼鏡制御信号GIRは、最大で1水平走査期間H分のジッターを持つ。
立体視眼鏡4は、眼鏡制御信号GIRに従って動作するのであるが、消費電力の観点から、信号を常時、受信するのではなく間欠的に受信している。すなわち、立体視眼鏡4は、眼鏡制御信号GIRを受信する回路(または眼鏡制御信号GIRからシャッターの開閉タイミングを検出する回路)に、所定の検出期間の間だけ電力を供給し、それ以外の期間は電力を供給しない。携帯性を高めるために立体視眼鏡4は電池で駆動されるので、立体視眼鏡4の使用可能時間を長くするには消費電力を低減する必要がある。このような理由で検出期間が設けられているが、この検出期間と上記のジッターとの関係で不具合が起こる場合がある。
図3は、ジッターによる不具合を説明する図である。図中横軸は時間を、縦軸は信号のレベルを、それぞれ示している(映像信号については、映像が右目用画像Rと左目用画像Lのいずれであるかが示されている)。検出期間については、ハイレベルの期間はタイミングの検出が行われることを、ローレベルの期間はタイミングの検出が行われないことを示している。検出期間は、立体視眼鏡4によって設定される。このとき、検出期間(の幅)がジッターより短いと、シャッターの開閉タイミングを検出できない場合がある。図3の領域Aは、制御信号によって示される開閉タイミングがジッターの影響で検出期間の外に出てしまった例を示している。信号の拡大図において、破線は理想的な(ジッターが無い)状態を、実線はジッターがある状態を示している。制御信号によって示される開閉タイミングが検出期間の外に出てしまうと、開閉タイミングを検出することができない。本実施形態は、この問題に対処するものである。
2.構成
図4は、一実施形態に係る立体視システム1の機能構成を示す図である。立体視システム1は、映像信号源2と、表示モジュール3と、立体視眼鏡4と、画像処理手段5と、眼鏡制御手段6とを有する。なお、以下の説明において、立体視システム9と共通する要素については共通の参照符号を用いる。画像処理手段5は、映像信号源2から出力される映像信号に対して映像処理を行い、表示モジュール3を制御するための信号を出力する。
眼鏡制御手段6は、外部同期信号VSYNCを用いて眼鏡制御信号を生成する。眼鏡制御信号は、フィードバック制御される。すなわち、眼鏡制御手段6は、フィードバックされた眼鏡制御信号を外部同期信号VSYNCと比較し、比較結果に応じて眼鏡制御信号を生成する。詳細には、眼鏡制御手段6は、位相誤差検出手段61と、タイミング補正手段62と、信号生成手段64と、記憶手段63と、分周手段65とを有する。位相誤差検出手段61は、外部同期信号VSYNCとフィードバックされた眼鏡制御信号との位相誤差、詳細には、垂直同期のタイミングとシャッターの開閉タイミングとのずれ、すなわちジッターを測定する。タイミング補正手段62は、測定されたジッターを用いて、シャッター開閉タイミングを補正する。具体的には、補正されたシャッター開閉タイミングを示すパラメーターを、記憶手段63に書き込む。記憶手段63は、眼鏡制御信号の生成に用いられるパラメーター、例えば、シャッターの開閉タイミングを示すパラメーターを記憶する。信号生成手段64は、記憶手段63に記憶されているパラメーターを用いて、眼鏡制制御信号を生成する。分周手段65は、眼鏡制御信号をn分周する。例えば、外部同期信号VSYNC1周期につき左右のシャッターが2回ずつ開閉される場合、シャッターの開閉の2回毎にジッターを測定するため、眼鏡制御信号は2分周される。
図5は、立体視システム1のハードウェア構成例を示す図である。この例で、立体視システム1は、表示装置10を有する。表示装置10は、画像処理手段5(画像処理装置)および眼鏡制御手段6(眼鏡制御装置)としての機能を兼ね備えた装置であり、この例ではプロジェクターである。表示装置10は、画像処理部11と、投射部12と、IR信号生成回路13と、制御部14とを有する。
画像処理部11は、入力された映像信号を処理し、後段の装置(投射部12およびIR信号生成回路13)を制御する信号を出力する。画像処理部11は、画像処理回路111と、メモリー112と、表示駆動信号生成回路113と、眼鏡制御信号生成部114と、レジスター115とを有する。画像処理回路111は、種々の画像処理(例えば、2D/3D変換処理、フレーム補完処理、高解像度化処理、キーストーン補正処理、または色変換処理など)を行う回路である。メモリー112は、データを記憶する記憶装置であり、上記の画像処理の際のワークメモリーまたは表示モジュール3に信号を出力する際のレート変換用のバッファーメモリーとして用いられる。表示駆動信号生成回路113は、表示モジュール3を駆動するための表示駆動信号を生成する。眼鏡制御信号生成部114は、外部同期信号VSYNCを用いて眼鏡制御信号を生成し、生成した眼鏡制御信号を出力する。眼鏡制御信号生成部114の詳細は後述する。レジスター115は、眼鏡制御信号の生成に係るパラメーターを記憶する装置である。さらに、レジスター115は、割り込みステータスレジスターを記憶する。割り込みステータスレジスターは、CPU141に対する割り込みの状態を示すレジスターであり、例えばその値が「0」のときは割り込みが発生していないことを、値が「1」のときは割り込みが発生したことを示す。
投射部12は、画像処理部11から出力される信号に従って映像を投射する。投射部12は、例えば、表示モジュール3(液晶パネルおよび液晶駆動回路)と、光源と、レンズと、色合成プリズムと、ダイクロイックミラーとを有する(表示モジュール3以外は図示略)。IR信号生成回路13は、眼鏡制御信号生成部114から出力された制御信号に従って、IR信号である制御信号GIRを生成し、生成した制御信号GIRを出力する。制御部14は、画像処理部11を制御する。制御部14は、CPU(Central Processing Unit)141、ROM(Read Only Memory)142、およびRAM(Random Access Memory)143を有する。ROM142は、眼鏡制御信号を生成するためのプログラムを記憶した記憶装置である。RAM143は、CPU141がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する記憶装置である。CPU141は、ROM142に記憶されているプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行する処理装置である。この例で、位相誤差検出手段61およびタイミング補正手段62(図4)の機能は、ROM142に記憶されているファームフェアにより実装される。
図6は、眼鏡制御信号生成部114のハードウェア構成を示す図である。眼鏡制御信号生成部114は、割り込み制御回路1141と、DCO(Digitally Controlled Oscillator)1142と、分周器1143とを有する。割り込み制御回路1141は、CPU141への割り込みを制御する回路である。この例で、割り込み制御回路1141は、所定の割り込み条件が満たされると、レジスター115における割り込みステータスレジスターの値を「1」に書き換えることにより、CPU141に対して割り込みを発生させる。割り込み制御回路1141からの割り込みを受けると、CPU141は、ファームウェアを実行し、位相誤差検出手段61およびタイミング補正手段62としての処理を行う。DCO1142は、レジスター115に記憶されているパラメーターに従ったタイミングで発振した信号を出力する発振器である。DCO1142から出力される信号は、立体視眼鏡4におけるシャッターの開閉を制御するための眼鏡制御信号である。
図7は、DCO1142の制御に用いられるパラメーターを説明する図である。図7は、眼鏡制御信号を示している。例えば、レジスター115には、シャッター開閉の周期Tpを表すパラメーターと、シャッターを開いている時間Toを示すパラメーターと、基準タイミングからシャッターを開くタイミングまでの時間Tsを示すパラメーターが記憶されている。なお、一の基準タイミングから次の基準タイミングまでの期間を「基準周期」という。この例で、基準タイミングは、外部同期信号VSYNCにより定められるタイミングであって、基準周期の始期(または終期)を示すタイミングである。CPU141は、所定の基準タイミングから時間Tsが経過すると、DCO1142から制御信号を出力させる。DCO1142は、ハイレベルの信号を時間Toの間、出力した後、ローレベルの信号を出力する。さらにDCO1142は、ハイレベルの信号の出力を開始してから時間Tpが経過すると、再びハイレベルの信号を出力する。以下、DCO1142は、周期Tpで、期間Toの間、ハイレベルの信号を出力し続ける。なお、これらのパラメーターは、左目および右目のそれぞれについて設定される。左目用パラメーターと右目用パラメーターとを区別するときは、添字LおよびRを用い、例えばTpLおよびTpRと表す。
なお、DCO1142が出力する眼鏡制御信号には、外部同期信号VSYNCに同期した信号と、外部同期信号VSYNCと同期していない信号とがある。前者を「外部同期眼鏡制御信号」といい、後者を「内部同期眼鏡制御信号」という。また、左目用シャッターおよび右目用シャッターを制御するための外部同期眼鏡制御信号をそれぞれ制御信号LGLS_SおよびRGLS_Sと表す。左目用シャッターおよび右目用シャッターを制御するための内部同期眼鏡制御信号をそれぞれ制御信号LGLSおよびRGLSと表す。
再び図6を参照する。分周器1143は、眼鏡制御信号(制御信号LGLS_SおよびRGLS_S)をn分周した信号を、割り込み制御回路1141に出力する。割り込み制御回路1141は、外部同期信号およびn分周された眼鏡制御信号の少なくとも一方を用いて、割り込みを発生させるか判断する。なお、外部同期信号VSYNCから基準タイミングを得るため、外部同期信号VSYNCに対して分周器を設けてもよい。
図8は、眼鏡制御手段6の実装の例を示す図である。既に説明したように、位相誤差検出手段61およびタイミング補正手段62の機能は、ファームウェアを実行しているCPU141により実装される。タイミング補正手段62は、IIR(Infinite impulse response)フィルター621と、比例制御部622と、積分部623と、積分制御部624と、加算部625と、加算部626と、書き込み部627とを有するループフィルターである。
位相誤差検出手段61は、外部同期信号VSYNCとn分周された眼鏡制御信号との位相誤差が所定の条件を満たした場合、タイミング補正手段62の機能を呼び出す。タイミング補正手段62は、いわゆるPID制御により眼鏡制御信号をフィードバック制御する。IIRフィルター621は、検出された位相誤差に対し、所定のフィルター処理を行う。比例制御部622は、フィルター処理された位相誤差に対し、比例ゲインKpを用いた比例制御を行う。積分部623は、フィルター処理された位相誤差を積分する。積分制御部624は、積分処理された位相誤差に対し、積分ゲインKiを用いた積分制御を行う。加算部625は、比例制御部622による演算結果と、積分制御部624による演算結果とを加算する。加算部625における演算結果は、眼鏡制御信号の生成に用いられるパラメーターの補正量を示している。加算部626は、レジスター115に記憶されているパラメーター(すなわち現在、眼鏡制御信号の生成に用いられているパラメーター)の値を読み出し、読み出した値に加算部625の演算結果(補正量)を加算する。加算部626における演算結果は、補正後のパラメーターの値を示している。書き込み部627は、加算部626の演算結果を、レジスター115に書き込む。
レジスター115においてパラメーターの値が書き換えられると、DCO1142は書き換えられたパラメーターに従って制御信号LGLS_SおよびRGLS_Sを生成および出力する。生成された制御信号LGLS_SおよびRGLS_Sを用いてさらにフィードバック制御が行わる。
画像処理回路111は、画像処理手段5の一例である。ファームウェアを実行しているCPU141は、位相誤差検出手段61およびタイミング補正手段62の一例である。レジスター115は、記憶手段63の一例である。DCO1142は、信号生成手段64の一例である。分周器1143は、分周手段65の一例である。
3.動作
図9は、表示装置10の動作を示すフローチャートである。図9のフローは、例えば、表示装置10の電源が投入されたことを契機として開始される。
ステップS10において、CPU141は、固定条件設定処理を行う。固定条件設定処理は、固定条件を設定する処理である。固定条件とは、映像信号源2の種別または表示モジュール3の駆動に依存しない条件である。なお、CPU141が何かを「設定する」とは、関連する処理に用いられるパラメーターの値をレジスター(レジスター115またはその他のレジスター)等の記憶手段に書き込むことをいう。固定条件設定処理は、例えば、各種の回路の起動および固定パラメーターの値をレジスターに書き込む処理を含む。固定パラメーターは、外部同期信号VSYNCの正負論理選択または同期モード選択(後述)など、映像信号源2の種別または表示モジュール3の駆動に依存しないパラメーターである。
ステップS20において、CPU141は、外部同期条件設定処理を行う。外部同期条件設定処理は、映像信号源2の種別または表示モジュール3の駆動に依存するパラメーターの値をレジスターに書き込む処理である。外部同期条件設定処理は、例えば、分周器1143における分周数nの値を書き換える処理を含む。分周数nの値は、例えば、映像信号源2が切り替えられたときに再設定される。分周数nの値は、外部同期信号の周波数と表示モジュール3(液晶パネル)の駆動周波数(詳細には、立体視眼鏡4におけるシャッターの開閉の周波数)との関係で決められる。表示モジュール3の駆動周波数に対する外部同期信号の周波数の比を逓倍数という。逓倍数には種々のバリエーションがある。
図10は、4逓倍の例を示す図である。この例で、映像信号Vinの周波数は60Hz(左右それぞれ120Hz)であり、外部同期信号VSYNCの周波数は60Hzであり、表示モジュール3の駆動周波数は240Hzである。外部同期信号1回(1周期)あたり左右のシャッターが1回ずつ開閉される。すなわちこの例では、外部同期信号1周期に相当する期間が基準周期であり、外部同期信号VSYNCがハイレベルになるタイミングが基準タイミングである(図中破線)。この例では、基準周期においてシャッターの開閉は1回行われるので、分周器1143の分周数nは1である。
図11は、4逓倍の別の例を示す図である。この例で、映像信号Vinの周波数は60Hz(左右それぞれ120Hz)であり、外部同期信号VSYNCの周波数は120Hzであり、表示モジュール3の駆動周波数は480Hzである。外部同期信号2回(2周期)あたり左右のシャッターが1回ずつ開閉される。すなわちこの例では、外部同期信号2周期に相当する期間が基準周期であり、外部同期信号VSYNCが2回毎にハイレベルになるタイミングが基準タイミングである(図中破線)。この例では、基準周期においてシャッターの開閉は1回行われるので、分周器1143の分周数nは1である。また、基準タイミングを得るために、外部同期信号VSYNCは図示しない分周器により2分周される。なお、基準タイミングは、分周器により信号を分周する以外の方法により得られてもよい。
図12は、逓倍数が分数となる例を示す図である。この例で、映像信号Vinの周波数は60Hz(左右それぞれ120Hz)であり、外部同期信号VSYNCの周波数は180Hzであり、表示モジュール3の駆動周波数は480Hzである。外部同期信号3回(3周期)あたり左右のシャッターが4回ずつ開閉される。すなわちこの例では、外部同期信号3周期に相当する期間が基準周期であり、外部同期信号VSYNCが3回毎にハイレベルになるタイミングが基準タイミングである(図中破線)。この例では、基準周期においてシャッターの開閉は4回行われるので、分周器1143の分周数nは4である。また、基準タイミングを得るために、外部同期信号VSYNCは図示しない分周器により3分周される。これは特殊な条件の例ではあるが、内容の理解を容易にするために、以下この例を用いて動作を説明する。
再び図9を参照する。ステップS30において、眼鏡制御信号生成部114は、内部同期眼鏡制御信号の出力を開始する。詳細には以下のとおりである。
図13は、ステップS30における処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS31において、表示駆動信号生成回路113は、内部同期タイミング設定処理を行う。内部同期タイミング設定処理は、外部同期信号VSYNCと垂直同期信号DYとの関係に基づいて、どの垂直同期タイミングでシャッターの開閉を行うのか(垂直同期信号DYの何回目のパルスでシャッターを開くのか、または閉じるのか)を設定する処理である。図12の例で、基準周期(外部同期信号VSYNCの3周期)内に、垂直同期タイミング(垂直同期信号DYのパルス)は8回ある。ここで、説明のため、これらのパルスに0から7までの番号を割り当て、パルスDY0〜DY7と表す。この例において、表示駆動信号生成回路113は、パルスDY0、DY2、DY4、およびDY6で左目用シャッターを開き、パルスDY1、DY3、DY5、およびDY7で右目用シャッターを開くように設定する。さらに、表示駆動信号生成回路113は、垂直同期信号DYと水平同期信号DXとの関係において、どの水平同期タイミングでシャッターの開閉を行うのかを設定する。例えば、表示駆動信号生成回路113は、走査線が1100本ある場合(すなわち垂直同期信号DY1周期あたり水平同期信号DXのパルスが1100回ある場合)、200本目の走査線(水平同期信号DXの200回目のパルス)でシャッターを開き、1000本目の走査線(水平同期信号DXの1000回目のパルス)でシャッターを閉じるように設定する。例えば、図7で説明したパラメーターについて、周期Tpは480Hzに相当する周期に、期間Toは200本目〜1000本目の走査線を選択する期間に、時間Tsは左目用シャッターを開くタイミングと右目用シャッターを開くタイミングとの差が480Hzに相当する時間に、それぞれ設定される。
ステップS32において、DCO1142は、レジスター115に記憶されているパラメーターに従って、制御信号LGLSおよび制御信号RGLSの出力を開始する。制御信号LGLSおよび制御信号RGLSの波形は、図12に示したとおりである。既に説明したように垂直同期信号DYはジッターを有しているので、制御信号LGLSおよび制御信号RGLSも、外部同期信号SYNCに対しジッターを有している。
再び図9を参照する。ステップS40において、CPU141は、ジッターを測定する。すなわち、CPU141は、外部同期信号VSYNCの周期、および制御信号LGLSおよび制御信号RGLSにより示されるシャッター開閉のタイミングを、外部同期信号VSYNCを基準として測定する。詳細には以下のとおりである。
図14は、ステップS40における処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS41において、CPU141は、眼鏡制御信号生成部114の動作を、外部同期モードに設定する。眼鏡制御信号生成部114の動作モードには、外部同期モードと内部同期モードとがある。外部同期モードは、外部同期信号VSYNCに同期した眼鏡制御信号を生成するモードである。内部同期モードは、外部同期信号VSYNCを用いずに(内部同期眼鏡制御信号のみを用いて)眼鏡制御信号を生成するモードである。具体的には、内部同期モードにおいて、割り込み制御回路1141はCPU141に対して割り込みを発生させない。一方、外部同期モードにおいて、割り込み制御回路1141はCPU141に対して割り込みを発生させる。なお、ステップS40以前は、眼鏡制御信号生成部114の動作モードは、内部同期モードに設定されている。
ステップS42において、CPU141は、基準周期、すなわち外部同期信号VSYNCのm周期分(分周数mは、例えばステップS20で設定される)の時間τを測定する。さらに、CPU141は、外部同期信号VSYNCを基準としてシャッターの開閉タイミングまでの時間、具体的には、左目用シャッターが開くまでの時間TLO、左目用シャッターが閉じるまでの時間TLC、右目用シャッターが開くまでの時間TRO、および右目用シャッターが閉じるまでの時間TRCを測定する。これらの時間は、クロック信号を用いて測定される。図12の例では、CPU141は、例えば時間τが何クロックであるかカウントする。カウント値はレジスターに記憶されており、CPU141は、1クロック毎にレジスターのカウント値に1を加算する。
ステップS43において、CPU141は、測定を終了するか判断する。測定を終了するか否かの判断は、例えば割り込みステータスレジスターを用いて行われる。具体的には、割り込みステータスレジスターの値が「1」である場合、CPU141は、測定を終了すると判断する。この例で、割り込み制御回路1141が3分周された外部同期信号VSYNCを監視しており、パルスが発生すると割り込みステータスレジスタに「1」を書き込む。割り込みステータスレジスターの値が「1」である場合、すなわち測定を終了すると判断された場合(ステップS43:YES)、CPU141は、割り込みステータスレジスターの値を「0」に書き換え、処理をステップS44に移行する。割り込みステータスレジスターの値が「0」である場合、すなわち測定を継続すると判断された場合(ステップS43:NO)、CPU141は、測定を継続する。
ステップS44において、CPU141は、レジスターから測定結果(カウント値)を読み出す。測定結果を読み出すと、CPU141は、レジスターに記憶されているカウント値をゼロに初期化する。ステップS45において、CPU141は、所定の回数、時間を測定したか判断する。所定の回数、時間を測定したと判断された場合(ステップS45:YES)、CPU141は、処理をステップS46に移行する。まだ所定の回数、時間を測定していないと判断された場合(ステップS45:NO)、CPU141は、処理をステップS42に移行する。
ステップS46において、CPU141は、時間の測定(クロックのカウント)を終了する。ステップS47において、CPU141は、読み出した測定結果に対し平滑化処理を行う。平滑化処理は、例えば複数回(所定回数)の測定の平均値を算出する処理である。こうして得られたパラメーター、すなわち時間τ、時間TLO、時間TLC、時間TRO、および時間TRCは、以下の処理において必要に応じて用いられる。
再び図9を参照する。ステップS50において、DCO1142は、外部同期眼鏡制御信号の出力を開始する。ステップS50の詳細は以下のとおりである。
図15は、ステップS50における処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS51において、CPU141は、シャッターの開閉タイミングを設定する。1回目の設定は、初期設定となる。シャッター開閉の周期Tpと開期間Toは、外部同期条件および立体視眼鏡4の仕様(例えば、明るさとクロストークのバランス)により決められる。シャッターの開閉タイミングTsは、ステップS40において測定された結果を用いて、内部同期の制御信号LGLSおよび制御信号RGLSに近いタイミングで、かつジッターが無いように決められる。
ステップS52において、DCO1142は、レジスター115に記憶されているパラメーターに従って、外部同期した制御信号LGLS_Sおよび制御信号RGLS_Sの生成を開始する、DCO1142は、生成した制御信号を出力する。なお、DCO1142自体は内部同期モードと外部同期モードとで異なる動作をするわけではなく、いずれの動作モードにおいてもレジスター115に記憶されているパラメーターに従って発振するだけである。
図16は、DCO1142から出力される制御信号LGLS_Sおよび制御信号RGLS_Sを例示する図である。この例で、DCO1142は、複数の同期モードの中から選択された一の同期モードによって、制御信号LGLS_Sおよび制御信号RGLS_Sを生成する。この複数の同期モードには、以下の第1同期モードおよび第2同期モードが含まれる。複数の同期モードのうちどの同期モードが用いられるかは、例えばユーザの選択に基づいてステップS10において設定される。なお、図16には、ステップS40で測定される各種の時間を併せて示している。
図17は、第1同期モードを説明する図である。第1同期モードにおいて、発振のタイミングは、基準タイミング毎にリセットされる。すなわち、各基準タイミングから最初に発振するまでの時間は毎回、レジスター115に記憶されている時間Tsに制御される。この例で、レジスター115は、現基準周期および次の基準周期における周期Tpを記憶する領域を有する(レジスターはダブルバッファリングされている)。以下の説明において、これらのレジスターを第1レジスターおよび第2レジスターという。最初の基準タイミング(時刻t1)において、CPU141は、DCO1142を、基準タイミングからの位相がレジスター115に記憶されている時間Tsと一致するように制御する。ここで、使用されるレジスターが第2レジスターから第1レジスターに切り替えられる。時刻t1以降は、DCO1142は、第1レジスターに記憶されている周期Tp(この例ではTp1)で発振する。1回目の発振の後、次の基準周期における発振の前までに、CPU141はジッターの補正処理を行う。ジッターの補正処理により、次の基準周期で用いられるパラメーターが、発振に使用されていないレジスター(第2レジスター)に書き込まれる。2回目の基準タイミング(時刻t2)において、DCO1142は、レジスター115に記憶されている時間Tsが経過したときに発振する。ここで、使用されるレジスターが第1レジスターから第2レジスターに切り替えられる。時刻t2以降、DCO1142は、第2レジスターに記憶されている周期Tp(この例ではTp2)で発振する。1回目の発振の後、次の基準周期における発振の前までに、CPU141はジッターの補正処理を行う。ジッターの補正処理により、次の基準周期で用いられるパラメーターが、発振に使用されていないレジスター(第1レジスター)に書き込まれる。以下、この動作が繰り返される。
図18は、第2同期モードを説明する図である。第2同期モードにおいて、発振のタイミングは、必ずしも基準タイミング毎にリセットされない。すなわち、周期が変更されない限りは、DCO112は、基準周期をまたいでも同じ周期で発振し続ける。例えば、基準タイミングt1後の最初の発振において、CPU141は、ジッターを測定する。CPU141は、ジッターの測定結果に基づいて周期Tpを変更(更新)するか判断する。周期Tpが変更されない場合、次の基準タイミングt2において、使用されるレジスター(第1レジスター)は切り替えられず、DCO112は同じ周期で発振し続ける。基準タイミングt2後の最初の発振において、CPU141は、ジッターを測定する。CPU141は、ジッターの測定結果に基づいて周期Tpを変更するか判断する。周期Tpを変更すると判断した場合、CPU141は、新たな周期(Tp2)を使用されていないレジスター(第2レジスター)に書き込む。周期が更新された場合、次の基準タイミングt3において、DCO1142は、レジスター115に記憶されている時間Tsが経過したときに発振する。ここで、使用されるレジスターが第1レジスターから第2レジスターに切り替えられる。時刻t3以降、DCO1142は、第2レジスターに記憶されている周期Tp(この例ではTp2)で発振する。
再び図9を参照する。ステップS60において、CPU141は、眼鏡制御を終了するか判断する。映像信号源2において3D表示を終了するなど、立体視眼鏡4への制御信号の送信を停止する場合、CPU141は、眼鏡制御を終了すると判断する。眼鏡制御を終了すると判断された場合(ステップS60:YES)、CPU141は、処理をステップS110に移行する。眼鏡制御を継続すると判断された場合(ステップS60:NO)、CPU141は、処理をステップS70に移行する。
ステップS70において、CPU141は、同期条件を変更するか判断する。CPU141は、例えば映像信号源2が他の装置に切り替わった場合に、同期条件を変更すると判断する。同期条件を変更すると判断された場合(ステップS70:YES)、CPU141は、処理をステップS20に移行する。同期条件を変更しないと判断された場合(ステップS70:NO)、CPU141は、処理をステップS80に移行する。
ステップS80において、CPU141は、ジッターを監視する。すなわち、CPU141は、外部同期の結果、ジッターを低減できたかどうか確認する。詳細は以下のとおりである。
図19は、ステップS80の詳細を示すフローチャートである。ステップS82において、CPU141は、ジッターの大きさを測定する。ジッターの定義は同期モードに応じて異なる。
図20は、ジッターの定義を説明する図である。図20(A)は第1同期モードにおけるジッターの定義を、図20(B)は第2同期モードにおけるジッターの定義を、それぞれ示している。第1同期モードにおいて、CPU141は、制御信号LGLS_S(または制御信号RGL_S)の周期をカウントする。周期のカウント値と設定値Tpとの差がジッターである。第2同期モードにおいて、CPU141は、n回毎の外部同期信号のパルスからの制御信号LGLS_S(または制御信号RGL_S)の位相をカウントする。位相のカウント値と設定値Tsとの差がジッターである。
再び図19を参照する。ステップS83において、CPU141は、ジッターの測定を終了するか判断する。測定を終了するか否かの判断は、例えば割り込みステータスレジスターの値を用いて行われる。この例では、割り込み制御回路1141が分周された制御信号LGLS_Sを監視しており、信号がローレベルからハイレベルになるとステータスレジスタに「1」を書き込む。ステータスレジスタの値が「0」の場合、CPU141は、ジッターの測定を継続すると判断する。ステータスレジスタの値が「1」になると、CPU141は、ジッターの測定を終了すると判断する。ジッターの測定を継続すると判断された場合(ステップS83:NO)、CPU141は、ジッターの測定を継続する。ジッターの測定を終了すると判断された場合(ステップS83:YES)、CPU141は、処理をステップS84に移行する。
ステップS84において、CPU141は、レジスターから測定結果(カウント値)を読み出す。ステップS85において、CPU141は、カウント値からジッターを算出する。ジッターの定義すなわち算出式は同期モードによって異なっている。第1同期モードにおいて、左目のジッターJLおよび右目のジッターJRは次式(1)および(2)を用いて算出される。
JL=(LGLS_Sの周期カウント値)−TpL …(1)
JR=(RGLS_Sの周期カウント値)−TpR …(2)
第2同期モードにおいて、ジッターは次式(3)および(4)を用いて算出される。
JL=TsL−(LGLS_Sの位相カウント値) …(3)
JR=TsR−(GLS_Sの位相カウント値) …(4)
再び図9を参照する。ステップS90において、CPU141は、算出されたジッターが所定のしきい値を超えているか判断する。ジッターがしきい値を超えていると判断された場合(ステップS90:YES)、CPU141は、処理をステップS40に移行する。ジッターがしきい値を超えていないと判断された場合(ステップS90:NO)、CPU141は、処理をステップS100に移行する。
ステップS100において、CPU141は、ジッターの補正処理を行う。具体的には、CPU141は、シャッター開閉の周期Tpを、ジッターのフィルター処理の結果に応じて更新する。詳細には以下のとおりである。
図21は、ステップS100の詳細を示すフローチャートである。ステップS101において、CPU141は、眼鏡制御信号GIRの出力を開始するように、IR信号生成回路13を制御する。
ステップS102において、CPU141は、算出されたジッターに対してフィルター処理を施し、補正量を算出する。詳細には以下のとおりである。
図22はフィルター処理を説明する図である。フィルター処理F[k]は、追従時の過渡応答、定常時の外部同期信号VSYNCの揺らぎ、突発的な変動などの誤差要因に応じて応答特性を切り替えるための演算である。応答特は、フィルター係数Cによって決められる。1周期前のフィルター処理の結果F[k−1]に対してフィルター係数(1−C)が、現周期のジッター(位相誤差)E[k]に対してフィルター係数Cがそれぞれ適用され、加算される。加算された結果が、現周期のフィルター処理の結果F[k]である。
フィルター処理の演算には以下の式が用いられる。なお、この演算は右目および左目に共通であるので、特に右目と左目とを区別していない。
F[k]=C・E[k]+(1−C)・F[k−1] …(5)
U[k]=Kp・F[k]+Ki・ΣF[j] …(6)
Y[k]=Y[k−1]+U[k] …(7)
ここで、各変数の意味は以下のとおりである。
E[k]:第k基準周期におけるジッター
F[k]:第k基準周期におけるIIRフィルター処理の結果
C:IIRフィルター係数
Ki:IIRフィルター後の位相誤差に対する積分ゲイン
Kp:IIRフィルター後の位相誤差に対する比例ゲイン
U[k]:第k基準周期における、位相誤差に対する補正量
Tp[k]:第k基準周期における、シャッター開閉周期
図23は、フィルター係数Cの周波数特性を例示する図である。縦軸はフィルターのゲインを、横軸は信号の周波数を示す。周波数の最大値はサンプリング周波数fs(基準周期に相当する周波数。図12の例では60Hz)である。図23には、ジッターがJ1、J2、およびJ3である3つの特性が図示されている(J1>J2>J3)。フィルター係数Cは、以下の特性を有する。なお、ジッターJ1の大きさは下記の(1)に相当し、ジッターJ3の大きさは下記の(2)に相当する。
(1)ジッターが大きいとき(例えば1水平走査期間以上)
周波数遷移状態とみなし、応答性を高めてロックアップするため、フィルター係数Cを1に近づける。
(2)ジッターが中程度のとき(例えば1水平走査期間程度)
定常状態における外部同期信号VSYNCの揺らぎであるとみなし、遮断特性を強めて応答性を抑えるため、フィルター係数Cをゼロに近づける。
(3)ジッターが小さいとき(例えば数クロック程度)
徐々に蓄積されていった誤差とみなし、応答性を高めて誤差を解消するため、フィルター係数を1に近づける。
すなわち、ジッターがゼロの状態から(2)の中程度に相当するしきい値までの範囲においては、ジッターが増加するにつれフィルター係数Cはゼロに近づく。さらに、このしきい値を超えてからは、ジッターが増加するにつてフィルター係数Cは1に近づく。なおフィルター係数Cの周波数特性は、周波数がゼロのときにC=1であり、周波数がサンプリング周波数の1/2(ナイキスト周波数)までは周波数の増加に伴ってCが減少する。
再び図21を参照する。ステップS103において、CPU141は、シャッターの開閉タイミングの設定(シャッターの開閉タイミングを決めるパラメーター)を更新する。ジッターの補正は、シャッター開閉周期Tpを補正することにより行われる。この例では、ステップS102で算出されたシャッター開閉周期Tp[k]の値が、レジスター115に書き込まれる。補正されたシャッター開閉周期Tp[k]は、シャッターの開閉タイミングが基準タイミングよりも早い場合にはTp[k−1]よりも長くなり、シャッターの開閉タイミングが基準タイミングよりも遅い場合にはTp[k−1]よりも短くなる。DCO1142は、補正されたパラメーターを用いて発振する。補正されたパラメーターを用いることにより、外部同期信号VSYNCとより同期した眼鏡制御信号が出力される。
再び図9を参照する。ステップS110において、CPU141は、終了処理を行う。詳細には以下のとおりである。
図24は、ステップS110の詳細を示すフローチャートである。ステップS111において、CPU141は、眼鏡制御信号GIRの出力を停止するようにIR信号生成回路13を制御する。ステップS112において、CPU141は、ジッターの測定を停止する。ステップS113において、CPU141は、外部同期した制御信号LGLS_SおよびRLS_Sの生成を停止する。ステップS114において、CPU141は、眼鏡制御信号生成部114の動作モードを内部同期モードに変更する。
4.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
立体視システム1の機能構成とハードウェア構成との関係は実施形態で説明したものに限定されない。例えば、実施形態においては、位相誤差検出手段61およびタイミング補正手段62がソフトウェアとして実装される例を説明したが、位相誤差検出手段61およびタイミング補正手段62の少なくとも一部はハードウェアとして実装されてもよい。すなわち、表示装置10は、位相誤差検出手段61、IIRフィルター621、比例制御部622、積分部623、積分制御部624、加算部625、加算部626、および書き込み部627の少なくとも一部に相当する回路を有してもよい。
位相誤差検出手段61がソフトウェアにより実装される場合、割り込み制御回路1141がCPU141に割り込みをかける方法は、割り込みステータスレジスターの値を書き換える方法に限定されない。CPU141が割り込みの発生を示す信号(割り込み信号)を受け付ける端子を有している場合、割り込み制御回路1141は、割り込み信号を出力することによりCPU141に割り込みをかけてもよい。
タイミング補正手段62の構成は図8で説明したものに限定されない。例えば、IIRフィルター621、比例制御部622、および積分制御部624の接続関係は、図8の例と異なっていてもよい。また、図8の例は、眼鏡制御信号をPID制御する例であるが、比例制御(比例制御部622)、積分制御(積分制御部624)、および微分制御(IIRフィルター621)のうち少なくとも1つが省略されてもよい。
実施形態においては、単一の装置である表示装置10が画像処理手段5の機能および眼鏡制御手段6の機能を兼ね備える例を説明した。しかし、画像処理手段5の機能および眼鏡制御手段6の機能は、それぞれ別個の装置により提供されてもよい。
眼鏡制御信号生成部114において用いられる外部同期信号は、入力映像信号に含まれる垂直同期信号VSYNCに限定されない。立体視システム1は、入力映像信号を用いて同期信号を生成する回路を有してもよい。眼鏡制御信号生成部114は、この回路により生成される信号を外部同期信号として用いてもよい。
実施形態においては、眼鏡制御信号生成部114の動作モードには外部同期モードと内部同期モードとがある例を説明した。しかし、眼鏡制御信号生成部114は、外部同期モードと内部同期モードとの区別なく、単一の動作モード(外部同期モード)で動作してもよい。また、DCO1142の同期モードは実施形態で説明した第1同期モードおよび第2同期モードに限定されない。これに対応して、CPU141がジッターを算出する方法も、実施形態で説明したものに限定されない。実施形態で説明した第1同期モードおよび第2同期モード以外の同期モードが用いられてもよい。また、DCO1142は、単一の同期モードのみで動作してもよい。
立体視システム1において用いられる計算式、パラメーター、および係数は実施形態で説明したものに限定されない。実施形態で説明したもの以外の計算式、パラメーター、および係数が用いられてもよい。また、実施形態で説明したフローチャートは処理の一例を示すものである。フローチャートに含まれる処理の一部が省略されてもよいし、処理の順番が入れ替えられてもよい。
眼鏡制御手段6から立体視眼鏡4に供給される眼鏡制御信号は、IR信号によるものに限定されない。眼鏡制御信号は、IR以外の無線信号であってもよい。あるいは、眼鏡制御信号は、有線により供給されてもよい。
表示装置10は、プロジェクターに限定されない。表示装置1は、テレビジョン、ビューファインダー型・モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、デジタルスチルカメラ、携帯電話機、タブレット端末、またはパーソナルコンピューターであってもよい。
1…立体視システム、2…映像信号源、3…表示モジュール、4…立体視眼鏡、5…画像処理手段、6…眼鏡制御手段、9…立体視システム、10…表示装置、11…画像処理部、12…投射部、13…IR信号生成回路、14…制御部、61…位相誤差検出手段、62…タイミング補正手段、63…記憶手段、64…信号生成手段、65…分周手段、90…画像処理装置、91…画像処理回路、92…メモリー、93…表示駆動信号生成回路、94…眼鏡制御信号生成回路、111…画像処理回路、112…メモリー、113…表示駆動信号生成回路、114…眼鏡制御信号生成部、115…レジスター、141…CPU、142…ROM、143…RAM、621…IIRフィルター、622…比例制御部、623…積分部、624…積分制御部、625…加算部、626…加算部、627…書き込み部、1141…割り込み制御回路、1142…DCO、1143…分周器

Claims (10)

  1. パラメーターに基づいて、立体視眼鏡のシャッターの開閉タイミングを示す制御信号を生成する信号生成手段と、
    外部同期信号と、前記信号生成手段によって生成された制御信号との位相誤差を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された位相誤差に応じて、前記パラメーターを補正する補正手段と
    前記パラメーターを記憶する記憶手段を有し、
    前記補正手段は、
    前記位相誤差の一次関数を用いて第1補正量を算出する比例制御手段と、
    前記位相誤差の積分を用いて第2補正量を算出する積分制御手段と、
    前記第1補正量および前記第2補正量の和を、前記記憶手段に記憶されているパラメーターに加算する加算手段と
    を有する立体視眼鏡制御装置。
  2. 前記パラメーターは、前記開閉タイミングの周期を示す第1パラメーターを含み、
    前記シャッターの開閉タイミングが前記外部同期信号により示されるタイミングよりも早いことを前記位相誤差が示していた場合、前記補正手段は、前記周期を長くするように前記第1パラメーターを補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体視眼鏡制御装置。
  3. 前記シャッターの開閉タイミングが前記外部同期信号により示されるタイミングよりも遅いことを前記位相誤差が示していた場合、前記補正手段は、前記周期を短くするように前記第1パラメーターを補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の立体視眼鏡制御装置。
  4. 前記パラメーターは、前記開閉タイミングの前記外部同期信号により示されるタイミングからのずれを示す第2パラメーターを含み、
    前記補正手段は、補正後における前記開閉タイミングの前記外部同期信号により示されるタイミングからのずれが前記第2パラメーターに近づくように、前記第1パラメーターを補正する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の立体視眼鏡制御装置。
  5. 前記位相誤差の大きさに応じて変化するフィルター係数を用いて当該位相誤差をフィルター処理するフィルター手段を有し、
    前記比例制御手段は、前記フィルター処理された前記位相誤差を用いて前記第1補正量を算出し、
    前記積分制御手段は、前記フィルター処理された前記位相誤差を用いて前記第2補正量を算出する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の立体視眼鏡制御装置。
  6. 前記フィルター係数は、所定の第1範囲の前記位相誤差について、当該位相誤差が大きくなるほど最小値に近づく特性を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の立体視眼鏡制御装置。
  7. 前記フィルター係数は、前記第1範囲より位相誤差が大きい第2範囲の位相誤差について、当該位相誤差が大きくなるほど最大値に近づく特性を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の立体視眼鏡制御装置。
  8. 前記外部同期信号は、映像信号に含まれる垂直同期信号である
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の立体視眼鏡制御装置。
  9. パラメーターに基づいて、立体視眼鏡のシャッターの開閉タイミングを示す制御信号を生成する信号生成手段と、
    外部同期信号と、前記信号生成手段によって生成された制御信号との位相誤差を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された位相誤差に応じて、前記パラメーターを補正する補正手段と
    前記外部同期信号と同期した映像信号に基づいて立体視映像を表示する表示手段と
    前記パラメーターを記憶する記憶手段を有し、
    前記補正手段は、
    前記位相誤差の一次関数を用いて第1補正量を算出する比例制御手段と、
    前記位相誤差の積分を用いて第2補正量を算出する積分制御手段と、
    前記第1補正量および前記第2補正量の和を、前記記憶手段に記憶されているパラメーターに加算する加算手段と
    を有する表示装置。
  10. パラメーターに基づいて、立体視眼鏡のシャッターの開閉タイミングを示す制御信号を生成するステップと、
    外部同期信号と、前記制御信号との位相誤差を検出するステップと、
    前記位相誤差に応じて、前記パラメーターを補正するステップと
    前記パラメーターを記憶するステップとを有し、
    前記パラメーターを補正するステップは、
    前記位相誤差の一次関数を用いて第1補正量を算出するステップと、
    前記位相誤差の積分を用いて第2補正量を算出するステップと、
    前記第1補正量および前記第2補正量の和を、前記記憶されているパラメーターに加算するステップと
    を有する立体視眼鏡制御方法。
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